JPH11514957A - 捲き付け型キャリヤのパネル用ロックと物品用保持部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 瓶を包装するのに適した捲き付け型キャリヤを開示する。該底板パネルは物品保持用耳部とロック用耳部が蝶番式に付けられた内側フラップと保持用支柱型耳部が蝶番式に付けられた外側フラップとから形成されている。該ロック用耳部は該内側底板パネルフラップ内の開口部を部分的に通って伸びており、該保持用支柱型耳部に係合しており、該支柱型耳部は今度は該物品保持用耳部を支えている。該開口部から伸びている外側底板パネルフラップ内のスリットが該ロック用耳部の残りの部分を受けている。

Description

【発明の詳細な説明】 捲き付け型キャリヤのパネル用ロックと物品用保持部 発明の分野 本発明は包装された物品の外方への動きを防止する端部制止部又は保持部と組 合わされた捲き付け（ラップアラウンド）型キャリヤに関する。特に該保持部が 該キャリヤの該底板パネルフラップを相互に連結する機械的ロック部と両立出来 る種類のキャリヤに関する。 発明の背景 捲き付け型物品キャリヤは従来、部分的に或いは完全に開放された端部を有す るよう従来設計されている。いずれの場合も該キャリヤは該物品が該端部から落 下することを防止するための手段を備えねばならない。例えば、飲料缶は、一部 にはその周りに非常に強く捲き付けられる該キャリヤブランクにより印加される 張力により、そして該缶の頂部及び底部のフランジと該フランジが貫通して伸び る該キャリヤの側板パネル内の切り抜きの縁辺との係合により適所に保持される 。瓶はそれらの形状のために缶よりも端部開放型キャリヤに保持することが難し い。たとえ瓶の踵部分を受けるためにキャリヤの側板パネルに切り抜きを備えて も、それらのテーパの付いた或いは頸のある形状のため該キャリヤ捲き付け器を 缶の場合程強く掛けることが難しい。 捲き付け型キャリヤで瓶の外向きの動きを防止する好ましい手段が１９９２年 ３月１０日発行された米国特許第５、０９４、３４７号にリチャードディーシュ スター（Richard D．Schuster）の名前で開示されている。この特許は該底板パ ネルの各端部にある瓶保持部又は瓶制止部を開示しており、該瓶保持部又は瓶制 止部が隣接する端部の瓶のカーブした間を隔てられた部分の間に延在している。 該制止部は、該内側底板パネルフラップ内の開口部を通して押された時に最終形 状に折り曲げられる該外側底板パネルフラップ内の保持用耳部から形成されてい る。該制止部は該望ましい保持機能を果たすが、それらが該底板パネルフラップ を一 緒に保持している該機械的ロックと干渉しない場合のみしかそれらは使用出来な い。従ってそれらは該キャリヤ端部に隣接して位置する機械的ロックを必要とす るキャリヤでは使用出来ない。 捲き付け型キャリヤの該底板パネルが作用し損ねることは許されないので、該 底板パネルフラップを一緒に連結する該ロックシステムは包装された物品の重量 と該ロックを引き離そうとし勝ちな出荷と荷扱いの応力とで起こる力に抵抗出来 ることは必須である。この問題への１つの取り組みは第１と第２ロックを利用す ることである。該第１ロックは該フラップを一緒に連結し、一方該第２ロックは 該第１ロックが離されることを防止するために該フラップを適所に保持するよう 機能する。 好ましいロック機構が１９９５年８月２２日発行の米国特許第５、４４３、２ ０３号で、ロバート エル．サザーランド（Robert L．Sutherland）の名前で開 示されている。その構成では該第１のロックは該外側底板パネルフラップと一体 になっており、該第２のロックは該内側底板パネルフラップと一体になっており 、該外側底板パネルフラップ内の開口部を通して伸びている。各第２のロックは 折り曲げ線により基礎部分と端部部分に分離された耳部（タブ）の形をとってい る。該基礎部分は該外側底板パネルフラップの該端部に重なり合っており、該端 部部分は該外側パネルフラップのロック用開口部内へ伸びている。該第２のロッ クと該組み合わされる開口部との構造は該第２のロック用耳部が不注意で引き抜 かれことを防止するようになっており、従って該第２ロックを作動状態に維持す るのみならず、該第１ロックも作動状態に維持している。しかしながら、このロ ック用の構成は端部制止部を使用させず、それはそれらの位置が該底板パネルロ ック用耳部構造と干渉するからである。 該シュスター特許で開示された型の端部保持手段のみならず該サザーランド特 許で開示された型の機械的ロックシステムも両方使用出来る捲き付け型キャリヤ を提供することが強く望まれている。 発明の簡単な説明 本発明は複数の隣接する列の、カーブした底部部分を有する瓶の様な物品を収 容する捲き付け型物品キャリヤを含んでいる。その基本的構造は天板パネルと、 重なり合った内側及び外側底板パネルフラップから形成された底板パネルとに連 結された側板パネルの典型的な構成を備えている。該外側底板パネルフラップは 該外側底板パネルフラップの各端部縁辺に隣接する一体型で蝶番式に付けられた 保持用支柱型耳部を備えており、該保持用支柱型耳部は該外側底板パネルフラッ プから該キャリヤの内部内へ上へ折り曲げられている。該内側底板パネルフラッ プは該内側底板パネルフラップの各端部縁辺に隣接する一体型の蝶番式に付けら れた物品保持用耳部を備えている。該該物品保持用耳部は、隣接する間を隔てた 物品のカーブした底部部分と係合し、かつ、該組み合わされた保持用支柱型耳部 と係合するように、該内側底板パネルフラップから該キャリヤの内部内へ上へ折 り曲げられている。各物品保持用耳部に隣接するロック用耳部は該外側底板パネ ルフラップ内の組み合わされたロック用開口部を通して該キャリヤ内部内へ伸び ており該組み合わされた保持用支柱型耳部と係合している。 この構造により該ロック用耳部を該ロック用開口部内へ挿入することは自動的 に該蝶番式に付けられた保持用支柱型耳部を適所に押し込み、そして該保持用支 柱型耳部のピボット式の旋回移動は今度は該物品保持用耳部を隣接物品の該カー ブした底部部分間の位置内へ上へピボット式に旋回させる。これはロック用耳部 が確実に保持され、又物品保持用制止部が適所に確実に保持される結果となる。 好ましい実施例では該物品保持用耳部と該保持用支柱型耳部は共に、該底板パ ネルフラップの該端部縁辺に実質的に平行な折り曲げ線に沿ってそれらの底板パ ネルフラップに蝶番式に付けらている。更に、該保持用支柱型耳部は該ロック用 耳部の隅部が該組立体を一緒にロックする手段として通過して伸びるスロットを 備えている。 該ロック用耳部が通過して伸びている該外側底板パネルフラップ内の該ロック 用開口部は該保持用支柱型耳部の内側への折り曲げで生ずる切り抜きを少なくと も部分的に含んでいる。加えて、該ロック用開口部は好ましくは下記で更に詳し く説明するように該切り抜きから伸びるスリットを部分的に含んでいる。 好ましくは、該保持用耳部は隣接する物品の該カーブした底部部分と接触する 折り曲げ可能に連結された側部延長部を備えているのが良く、こうして結果的に 該保持用制止部は３次元形状になる。該保持用制止部は該キャリヤ内の該端部の 瓶の間を隔てた底部部分の間に快適に嵌合しそれらを外向きの動きに対し適所に 保持する。この機能に加えて、該制止部は該内側及び外側底板パネルフラップを 相互連結するのでそれらは又該底板パネルフラップを相互連結する他のいずれの ロック用手段をも強化する。 本発明の上記及び他の側面は他の利点と共に、次の好ましい実施例のより詳細 な説明から容易に明らかに成るであろう。 図面の簡単な説明 図１は本発明の該機械的ロックの特徴及び該瓶保持部の特徴と組み合わされた 捲き付け型瓶キャリヤの絵画図である。 図２は図１のキャリヤを形成するブランクの平面図である。 図３は図２の楕円３内の部分の拡大平面図である。 図４は図２の楕円４内の部分の拡大平面図である。 図５は該底板パネル形成の第１段階を提示するため、明確化の目的で瓶を取り 除いた状態でのキャリヤ底板部分の絵画図である。 図６は図５と類似するが、底板パネル形成の直ぐ次の段階での該底板パネルフ ラップを示す絵画図である。 図７は第２の雌型ロック用開口部に挿入される位置にある該２つの異なる第２ の雄型ロック用耳部を図解する部分絵画図である。 図８は図７の８−８線に沿ってとられた拡大横断面図である。 図９は図７と類似するが、最終完全挿入位置にある該第２の雄型ロック用耳部 を図解する部分絵画図である。 図１０は図９の１０−１０線に沿ってとられた拡大横断面図である。 図１１は直立された保持用制止部の部分絵画図である。 図１２は図１１の該保持用制止部の平面図である。 図１３は図１２の１３−１３線に沿ってとられた縦断面図である。 図１４は２本の瓶の間に位置する該保持用制止部を示すキャリヤの部分拡大端 面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 図１を参照すると、捲き付け型キャリヤ１０は各３本２列で配列された６本の 飲料瓶Ｂの包装と関連して図解されている。該キャリヤは、下端部で底板パネル １５に又上端部で傾斜した肩部パネル１４に連結された側板パネル１２を具備し ており、なお該肩部パネルは今度は天板パネル１６に連結されている。本発明の 目的には該肩部パネルは該側板パネルの部分と考えるべきである。該天板パネル 及び該肩部パネルの隣接部分の中の瓶頚部用開口部１８により該瓶の該頸部は該 天板パネルを通して延在することが出来る。該キャリヤを持ち上げるためのハン ドル用開口部を提供する指孔２０が該天板パネル内に備えられている。該キャリ ヤが静置されている時は折り曲げ可能な耳部２２が該指孔を被っている。該側板 パネルは該瓶の外側底部部分を受けるための踵部切り抜き２４を備えており、又 底板パネル１５は重なり合う内側及び外側底板パネルフラップ２６及び２８から 成っている。更に、該端部の瓶Ｂの該外側の間を隔てられたカーブした部分の間 に該底板パネル１５から瓶保持部又は制止部３０が延在しており、その詳細を下 記で説明する。 該キャリヤを形成するブランク３２を図２に示すが、該図では図１で使用され たと同じ参照数字は同じ要素を示している。該ブランクは形状が長方形であり、 該ブランクを切り出すウエブ（web）内で該ブランクの効率良いレイアウトをも たらすために直線状縁辺を備えている。該ブランクの中央には天板パネル部１６ が位置しているが、該天板パネル部は折り曲げ線３４で肩部パネル部１４に連結 されている。該肩部パネル部１４は今度は折り曲げ線３６により側板パネル部１ ２に連結されている。該踵部切り抜き２４により中断される折り曲げ線３８は該 側板パネル部１２を該底板パネルフラップ２６及び２８に連結している。 該外側底板パネルフラップ２８は折り曲げ線４２で該フラップ２８の該主要部 に連結されているロック用パネル部４０を含んでいる。第１ロック用耳部（タブ ）４６を形成する間を隔てたスリット４４が各踵部切り抜き２４と相対しつつ、 該折り曲げ線４２を中断している。第２の雌型ロック用開口部を形成するスリッ トが各第１ロック用耳部と相対しつつ、該ロック用パネル部４０内に位置してい る。 図３で最も良く示されるように、該中央に位置するスリット４８は小さい保持用 耳部５０を形成する外側へ伸びる円弧型部分を含んでいる。折り曲げ線５２は該 スリット４８から外側へ隔てられており、又該折り曲げ線５２と該スリット４８ の該端部は該スリット４８を僅かに越えて伸びる横断スリット５４により連結さ れている。この構成は保持用耳部５６を形成しており、米国特許第５、４４３、 ２０３号で開示された第２の雌型ロック用開口部構造と同様である。 図２を参照すると、該内側底板パネルフラップ２６は各踵部切り抜き２４と相 対して位置する間を隔てた第２の雄型ロック用耳部を含んでいる。図４で最も良 く示すように、該中央に位置する第２のロック用耳部５８は折り曲げ線６０によ り該内側底板パネルフラップに連結されている。該耳部５８の主要部はスリット ６２で形成されるが、その端部は折り曲げ線６４で連結されている。該折り曲げ 線６４は円弧スリット６６により中断され、耳部６８を形成する。該第２のロッ ク用耳部５８は該折り曲げ線６４の外部へ伸びるスリット７２により形成される 部分７０を含んでいる。該スリット７２の直線状の横の部分７４は第１の雌型ロ ック用縁辺を形成するが該縁辺は下記で説明するような機能を有する。この構成 は米国特許第５、４４３、２０３号で開示する第２のロック用耳部構造と同様で ある。 なお図２と図４の双方を参照すると、該端部の第２のロック用耳部７６は該中 央のロック用耳部５８とは異なることが分かる。該ロック用耳部７６の内側部分 はロック用耳部５８の構造と幾分類似しており、折り曲げ線６０に対応する折り 曲げ線７８、スリット６２、７２に対応するスリット８０、８２、スリット部７ ４に対応する直線状スリット部分８４と折り曲げ線６４に対応しそれにより端部 部分８７を形成する中間折り曲げ線８６を有している。しかしながら、該ロック 用耳部７６の該外側部分は異なっている。スリット８８は折り曲げ線７８の外側 端部及びスリット８４と連結しており、スリット９０、９２と折り曲げ線９４と 共に保持用耳部３０を形成する。該折り曲げ線９４は該ブランクの端部縁辺に実 質的に平行であり、該スリット９０と９２はそれぞれ該折り曲げ線７８と該スリ ット８４の延長になっている。好ましくは、下記で更に説明するように該第２の ロック用耳部７６の該端部部分８７を伸ばすために該スリット９２は該スリット ９０より短い方が良い。該保持用耳部を３個の部分、主要部９８と２個の側方部 に分けるために該折り曲げ線９４の該端部から伸び折り曲げ線８６に向かって収 束する２本の円弧状折り曲げ線９６が該保持用耳部３０には含まれている。 戻って図２、図３を参照すると、該端部の第２のロック用開口部の構造は該中 央の第２のロック用開口部とは異なることが分かる。該ロック用開口部構造の該 内側部分は該中央のロック用開口部のそれと同様であり、それは折り曲げ線１０ ２が折り曲げ線５２に対応し、端部スリット１０４がスリット５４に対応しそし てスリット１０６がスリット４８に対応していることで言えることである。しか しながら、折り曲げ線１０２とスリット１０６は円弧状スリット１０８で連結さ れており、該円弧状スリットは耳部１０７を形成するために該スリット１０６を 越えて実質的な距離だけ連続している。スリット１１０は該スリット１０８の該 端部から該ブランクの最も近い端部縁辺の方向に発散しており、そして折り曲げ 線１１２は該スリット１１０の外側端部と連結している。下記で説明するように 該折り曲げ線１１２と該スリット１０８及び１１０で囲まれた範囲は該保持用耳 部のために支柱型耳部１１４を形成する。加えて、各支柱型耳部は該スリット１ ０６と整合された内部スリット１１６を含んでいる。 捲き付け型包装品を形成するには、該瓶の該頚部が該天板パネル部内の該瓶頚 部用開口部１８を通して上方へ伸びるよう、ブランクが包装される瓶グループ上 に降下される。次いで該ブランクは該側板パネル折り曲げ線に沿って折り曲げら れそして該底板パネルフラップが重なり合うように従来の仕方で該瓶の周りに強 く引っ張られる。次いで、明確化のために該瓶を省略した図５に示すように、該 ロック用パネル部４０と該第２のロック用耳部５８及び７６は折り戻され、その 後該ロック用パネル部は下方の図６に示す該最終位置へ折られる。この工程中該 第１のロック用耳部４６は、該第２のロック用耳部が折り戻された時該スリット ７４及び８４により形成される該切り抜きの該縁辺と係合し、そして最終位置で は該内側底板パネルフラップ２６の下に配置される。 次いで図７及び図８に示すように、該中央の第２のロック用耳部５８は該折り 曲げ線６０の周りに前方へピボット式に旋回され、そしてその外側部分７０は、 該外側部分７０の該端部を該耳部５０に隣接する該第２の雌型ロック用開口部の 該保持用耳部５６上に位置するために該折り曲げ線６４の周りに折り曲げられる 。これは該耳部６８を該スリット６６から分離させ、該耳部６８と同じ形状の切 り抜き又は保持用開口部１１８を形成する。次いで該第２のロック用耳部は該キ ャリヤの内部に向かって押し出され、その作動の間該耳部５６は、該中央の第２ のロック用耳部が該耳部５６と図３の該スリット４８により形成された該縁辺の 間に創生された空間内へ角度的に入らせるのに必要なだけその折り曲げ線５２の 周りに自由にピボット的に旋回する。該横のスリット５４は該ロック用パネル片 ４０の隣接部分が該第２のロック用耳部の引き続く下方への通過をさせるよう僅 かに撓ませる。 該中央の第２のロック用耳部の引き続く動きの結果、該耳部は図９と図１０に 示すように該第２のロック用開口部内へ完全に挿入される。該第２のロック用耳 部５８の該第２のロック用開口部を通過する動きの間に該外側部分７０は該保持 用耳部５０に接触し摺動通過する。該第２のロック用耳部部分７０と該保持用耳 部５０との間の相対運動が該保持用耳部５０に相対する該第２のロック用耳部の 該保持用切り抜き１１８をもたらすと、該耳部５０は容易に該保持用切り抜き内 へ移動する。米国特許第５、４４３、２０３号に説明したロック構造と同様に、 該保持用耳部５０は該第２のロック用耳部が該第２のロック用開口部から押し出 されるのを防止し、そして同時に該保持用フラップ５６は該ロック用耳部部分７ ０が横に動くのを防止し、それにより該保持用耳部を該凹部１１８内に維持する 。 戻って図７を参照すると、該中央の第２のロック用耳部５８が該折り曲げ線６ ０の周りにピボット状に旋回され、該外側ロック用耳部部分７０が該折り曲げ線 ６４の周りに折り曲げられると、又該端部の第２のロック用耳部７６もそれらの 折り曲げ線７８の周りにピボット式に旋回され、それらの端部部分８７も組み合 わされた第２のロック用開口部の該スリット１０６の上に位置される。該中央の 第２のロック用耳部５８の該端部フラップ部分７０は該底板パネルフラップを通 してその最終位置へ押される時、該第２のロック用耳部７６の該端部フラップ部 分８７は図９に示すそれらの完全に挿入された位置まで移動させられる。該ロッ ク用耳部７６がそれらの最終位置まで移動すると、該端部フラップ部分８７の該 端部は該スリット１０６を通過して移動し、その過程で図３に示す該耳部１０７ を折り曲げる。これが起こる時に、該耳部１０７は、該フラップ５６のように、 自由にピボット式に旋回し、該フラップ端部部分８７を僅かな角度で入らせる。 入った後、該耳部１０７の該折り曲げ線１０２は該フラップ１０７の該端部が該 フラップ部分８７に対し偏倚（バイアス）されるようにするが、それは該フラッ プ部分８７が確実に位置し続けるのを助ける。 該フラップ部分８７が該キャリヤの内部内へ移動されると、該フラップ部分８ ７の該端部は該保持用支柱型耳部１１４を該折り曲げ線１１２の周りに該キャリ ヤの内部の方へピボット式に旋回させる。該フラップ部分８７の該端部は図７に 示すように支柱型耳部１１４の該スリット１１６上に位置するが、又それらは該 スリット１１６の内端と該カーブしたスリット１０８の間で該支柱型耳部１１４ の充実部部分と係合し、それにより該支柱型耳部１１４を該キャリヤの内部へ押 し入れる。特に戻って図５及び図６を参照することにより評価されるように、該 支柱型耳部１１４はこの工程の初めで該保持用制止部耳部に重なる。従って該支 柱型耳部１１４の内側へのピボット式旋回は該保持用制止部耳部３０をそれらの 折り曲げ線９４の周りに内側へピボット式に旋回させる。該保持用制止部耳部３ ０が該キャリヤの該内部内へ移動すると、該保持用側部延長部１００は該隣接瓶 に接触し、カムとして作動する該瓶は該延長部を内側へ折り曲げ、該保持用制止 部を３次元のピラミッド型にする。該保持用制止部３０、該保持用支柱型耳部１ １４及び該端部ロック用耳部部分８７の最終の状態を図１１−図１３に示してい る。該端部のロック用耳部部分８７の長い上部縁辺により形成される該外側隅部 １２０が該保持用支柱型耳部１１４内の該スリット１１６を貫通し、そのため該 端部部分８７の該上部縁辺が該支柱型フラップ１１４用の支持部として作用する ことに注意されるべきである。該保持用耳部３０は該支柱型フラップ１１４によ り支持されているのでそれは確実に支えられる。更に、該隅部部分１２０は該保 持用耳部３０と接触するので、該第２のロック用耳部の該端部部分８７は該キャ リヤの内部からの抜けが防止される。加えて、図１４に示すように、該保持用側 部延長部１００の該瓶Ｂの側部に対する圧迫も又該保持用制止部を適所に保持す る作用をする。 前に述べたように、該スリット９２は該スリット９０より短い。これは該外側 耳部部分８７の縁を形成する該スリット８８の該外側縁部に角を作らせる結果と なり、それにより、該隅部１２０を形成する。 本発明が品物保持用制止部と該第２のロック用耳部の偶然の抜けを防止するよ う設計された第２のロックと両者の使用を認めていることは今や明らかである。 該端部の第２のロック用耳部の挿入は該保持用制止部を直立させ、そして同時に 該保持用支柱型耳部を適所に移動させる。この協力関係が該端部の第２のロック 用耳部を適所に保持する。又該端部の第２のロック用耳部に対する該端部の第２ のロック用開口部の該耳部１０７の該作用が役に立っている。該キャリヤの組立 は簡単であり、そして中間の折り曲げ線と結合した第２のロック用耳部の使用と 組み合わされた従来の組立作業を越えるような特別の過程は要しない。 該キャリヤのロック機構を該天板パネルの瓶頸部用開口部を通して延在する首 長型瓶と使用するキャリヤと関連して説明したが、本発明が首の短い瓶、缶又は 他の種類の品物を捲き付けるキャリヤと関連して使用することも出来ることは明 らかである。 本発明が該好ましい実施例に関連して説明された全ての特定詳細事項には限定 されず、本発明の全体的基本機能や概念を変えないような該好ましい実施例の或 面の変更が、添付した請求項で定義する本発明の精神や範囲を離れずに実施可能 であることは明らかである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．複数の隣接する列のカーブした底部部分を有する物品を収容する捲き付け 型物品キャリヤに於いて、該捲き付け型物品キャリヤが 天板パネルと、 該天板パネルに連結された相対する側板パネルと、 該側板パネルの１つにその側部縁辺で連結された内側底板パネルフラップ と該他の側板パネルにその側部縁辺で連結された外側底板パネルフラップとを備 える底板パネルを具備しており、各底板パネルフラップは側板パネルに連結され た該縁辺と相対する１つの自由縁辺と２つの端部縁辺とを有しており、 該外側底板パネルフラップは該外側底板パネルフラップの各端部縁辺に隣 接してそれに蝶番式に取付けられた一体型の保持用支柱型耳部を備えており、該 保持用支柱型耳部は該外側底板パネルフラップから該キャリヤ内部へ上に折り曲 げられており、 該内側底板パネルフラップは該内側底板パネルフラップの各端部縁辺に隣 接してそれに蝶番式に取付けられた一体型の物品保持用耳部を備えており、該物 品保持用耳部は、隣接する間を隔てた物品のカーブした底部部分と係合し、そし て該組み合わされた保持用支柱型耳部と係合するように、該内側底板パネルフラ ップから該キャリヤ内部へ上に折り曲げられており、 該内側底板パネルフラップは各物品保持用耳部に隣接するロック用耳部を 備えており、各ロック用耳部は該外側底板パネルフラップ内の組み合わされたロ ック用開口部を通して該キャリヤの内部へ伸びており、組合わされた保持用支柱 型耳部と係合していることを特徴とする 捲き付け型物品キャリヤ。 ２．請求項１記載の捲き付け型キャリヤに於いて、各保持用支柱型耳部は中に スロットを有しており、各ロック用耳部は組み合わされた保持用支柱型耳部内の 該スロットを通して伸びる隅部部分を有することを特徴とする捲き付け型キャリ ヤ。 ３．請求項２記載の捲き付け型キャリヤに於いて、各物品保持用耳部は組み合 わされたロック用耳部の該隅部部分と接触する上部縁辺を有することを特徴とす る捲き付け型キャリヤ。 ４．請求項１記載の捲き付け型キャリヤに於いて、該物品保持用耳部は該内側 底板パネルフラップの該端部縁辺に実質的に平行な折り曲げ線に沿って該内側底 板パネルフラップに蝶番式に取付けられていることを特徴とする捲き付け型キャ リヤ。 ５．請求項４記載の捲き付け型キャリヤに於いて、各物品保持用耳部は折り曲 げ線に沿ってその相対する側に連結された側部延長部を備えており、該側部延長 部は隣接する物品のカーブした底部部分と接触していることを特徴とする捲き付 け型キャリヤ。 ６．請求項５記載の捲き付け型キャリヤに於いて、該側部延長部を該保持用耳 部に連結している該折り曲げ線はカーブしており、該内側底板パネルフラップか ら相互に向かって収束していることを特徴とする捲き付け型キャリヤ。 ７．請求項１記載の捲き付け型キャリヤに於いて、各ロック用耳部は該内側パ ネルフラップの該自由縁辺から間を隔てられた折り曲げ線によって該内側底板パ ネルフラップに連結されており、各ロック用耳部は該ロック用耳部を基礎部分と 端部部分に分ける中間折り曲げ線を備えており、該ロック用耳部の該基礎部分は 該外側底板パネルフラップと実質的に平行にその下に伸びており、そして該ロッ ク用耳部の該端部部分は該外側底板パネルフラップ内の組み合わされたロック用 開口部を通して伸びていることを特徴とする捲き付け型キャリヤ。 ８．請求項７記載の捲き付け型キャリヤに於いて、該外側底板パネルフラップ 内の該ロック用開口部は該保持用支柱型耳部の内側への折り曲げで生ずる切り抜 きを少なくとも部分的には具備していることを特徴とする捲き付け型キャリヤ。 ９．請求項８記載の捲き付け型キャリヤに於いて、該外側底板パネルフラップ 内の該ロック用開口部は該保持用支柱型耳部の内側への折り曲げで生ずる該切り 抜きから伸びるスリットを部分的に具備していることを特徴とする捲き 付け型キャリヤ。 １０．請求項９記載の捲き付け型キャリヤに於いて、該保持用支柱型耳部の該内 側への折り曲げで生ずる該切り抜きから伸びる該スリットは第２のロック用開口 部耳部の外側縁辺を画定することを特徴とする捲き付け型キャリヤ。 １１．請求項１記載の捲き付け型キャリヤに於いて、該ロック用耳部は第２のロ ック用耳部であり、該外側底板パネルフラップは該内側底板パネルフラップ内の 第１のロック用開口部と係合する少なくとも１つの第１のロック用耳部を含んで いることを特徴とする捲き付け型キャリヤ。 １２．複数の隣接する列のカーブした底部部分を有する物品を包装するための捲 き付け型キャリヤを形成するためのブランクに於いて、該ブランクは 中央に位置する天板パネル部と、 折り曲げ線により該天板パネル部の相対する側に連結された側板パネル部 とを有する概ね長方形のシートを具備しており、該天板パネル部と該側板パネル 部は該ブランクの相対する縁辺に対応する端部縁辺を有しており、 該シートは更に第１の折り曲げ線に沿って該側板パネル部の１つに連結さ れた内側底板パネルフラップと第２の折り曲げ線に沿って該他の側板パネル部に 連結された外側底板パネルフラップとを有しており、各底板パネルフラップは該 底板パネルフラップを組み合わせ側板パネル部に連結する該折り曲げ線に相対す る自由縁辺と該ブランクの相対する縁辺に対応する端部縁辺とを有しており、 該外側底板パネルフラップは該外側底板パネルフラップの各端部縁辺に隣 接してそれに蝶番式に付けされた一体型の保持用支柱型耳部を備えており、 該内側底板パネルフラップは該内側底板パネルフラップの各端部縁辺に隣 接してそれに蝶番式に付けされた一体型の物品保持用耳部を備えており、そして 該内側底板パネルフラップは各物品保持用耳部に隣接するロック用耳部を 備えており、 該ロック用耳部、物品保持用耳部及び保持用支柱型耳部は、該ブランクか ら形成されたキャリヤに於いて、各ロック用耳部が、組み合わされた保持用 支柱型耳部の該折り曲げにより創生される該外側底板パネルフラップ内の組み合 わされたロック用開口部を通して伸び、該組み合わされた保持用支柱型耳部と係 合し、一方該組み合わされた保持用支柱型耳部が組み合わされ折り曲げられた物 品保持用耳部と係合するように、配置されていることを特徴とする 捲き付け型キャリヤ形成用ブランク。 １３．請求項１２記載の捲き付け型キャリヤ用ブランクに於いて、各保持用支柱 型耳部は内部にスロットを備えており、各ロック用耳部は該ブランクから形成さ れるキャリヤ内の組み合わされる保持用支柱型耳部の該スロットを通して伸びる ように配置された部分を有していることを特徴とする捲き付け型キャリヤ用ブラ ンク。 １４．請求項１２記載の捲き付け型キャリヤ用ブランクに於いて、該物品保持用 耳部が該内側底板パネルフラップの該端部縁辺に実質的に平行な折り曲げ線に沿 って該内側底板パネルフラップに蝶番式に取付けられていることを特徴とする捲 き付け型キャリヤ用ブランク。 １５．請求項１４記載の捲き付け型キャリヤ用ブランクに於いて、各保持用耳部 が該保持用耳部の相対する側に折り曲げ線に沿って連結された側部延長部を備え ることを特徴とする捲き付け型キャリヤ用ブランク。 １６．請求項１５記載の捲き付け型キャリヤ用ブランクに於いて、該側部延長部 を該保持用耳部に連結する該折り曲げ線はカーブしており、該内側底板パネルフ ラップの隣接する端部縁辺から離れて相互に向かって収束することを特徴とする 捲き付け型キャリヤ用ブランク。 １７．請求項１２記載の捲き付け型キャリヤ用ブランクに於いて、各ロック用耳 部は該内側底板パネルフラップの該自由縁辺から間を隔てられた折り曲げ線によ って該内側底板パネルフラップに連結されており、各ロック用耳部は該ロック用 耳部を基礎部分と端部部分に分ける中間折り曲げ線を備えており、該ロック用耳 部の該基礎部分は該ブランクから形成されるキャリヤ内の該外側底板パネルフラ ップに実質的に平行にその下に伸びるように配置されており、該ロック用耳部の 該端部部分はこの様なキャリヤの該外側底板パネルフ ラップ内の組み合わされるロック用開口部を通して伸びていることを特徴とする 捲き付け型キャリヤ用ブランク。 １８．請求項１７記載の捲き付け型キャリヤ用ブランクに於いて、該外側底板パ ネルフラップは各保持用支柱型耳部から該外側底板パネルフラップの隣接する端 部縁辺から離れる方向に伸びるスリットを備えることを特徴とする捲き付け型キ ャリヤ用ブランク。 １９．請求項１８記載の捲き付け型キャリヤ用ブランクに於いて、各保持用支柱 型耳部は該保持用支柱型耳部から伸びるスリットと間を隔てられ、かつ整合され ているスリットを備えていることを特徴とする捲き付け型キャリヤ用ブランク。 ２０．請求項１８記載の捲き付け型キャリヤ用ブランクに於いて、各保持用支柱 型耳部から伸びている該スリットは第２のロック用開口部耳部の縁辺を画定して おり、前記第２のロック用開口部耳部は該外側底板パネルフラップの該自由縁辺 に隣接する折り曲げ線により該外側底板パネルフラップに連結されていることを 特徴とする捲き付け型キャリヤ用ブランク。