JPH11514552A - 角度のある直立横断方向隔壁を有する吸収体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 横断方向隔壁を有する使い捨て吸収体。横断方向隔壁はトップシートから立ち上がって成り、使い捨て吸収体の平面からの急な不連続性を示し、使い捨て吸収体の後部に付着した便物質が、この使い捨て吸収体の前部に移動するのを妨げる。このような妨げによって、装着者の性器が汚れるのを最小限にする。この使い捨て吸収体は、直立したバリヤーレッグカフスを有していてもよい。この横断方向隔壁はバリヤーレッグカフスを連結することができ、Ｈ形状を形成する。横断方向隔壁は、使い捨て吸収体の後部と鋭角を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 角度のある直立横断方向隔壁を有する吸収体 発明の分野 本発明は、使い捨て吸収体に関しており、より詳細には、その上に付着した便 物質の移動を最小限にする使い捨て吸収体に関する。 発明の背景 使い捨て吸収体、例えばおむつは、当技術でよく知られている。使い捨て吸収 体は、体内からの滲出物、例えばその上に付着した尿及び便物質を保持及び吸収 する。 尿付着物の吸収及び保持に関して、当技術において有意な進歩がなされている 。例えば使い捨て吸収体は、吸収性ゲル化物質の組込みにより、ほとんど漏れず 、比較的薄くすることができる。 しかしながら、当技術において、使い捨て吸収体における便物質の付着を処理 する試みはあまりなされていない。便物質は、装着者の皮膚の上に塗り付けられ 、皮膚の炎症を引起こし、汚れたおむつ又はその他の使い捨て吸収体が除去され る時、装着者を清潔にする作業を複雑にするという望ましくない傾向を有する。 このような傾向を克服するために、当技術において、便物質を装着者の皮膚か ら隔離するいくつかの試みがなされている。このような試みは一般に、便物質が （うまく行けば）付着し、保持される空隙又は穴を備えさせるものであり、従っ て便物質の位置は、この空隙又は穴の位置に限定される。このような試みの例は 、次の特許に見られる。すなわち、１９８７年５月５日にWilliamsに発行された 米国特許第４，６６２，８７７号；１９９０年１月９日にDesMaraisらに発行さ れた米国特許第４，８９２，５３６号；１９９０年１１月６日にKhanに発行され た米国特許第４，９６８，３１２号；１９９１年２月５日にFreelandに発行され た米国特許第４，９９０，１４７号；１９９１年１１月５日にHoltらに発行され た米国特許第５，０６２，８４０号である。 当技術において、肛門開口部、性器、あるいは両方の周りを取囲んで、装着者 の体のこれらの部位を隔離するためのカップを備える他の試みがなされた。これ らの試みは、装着者にとって不快なものになることがあり、このカップを正確に 配置する必要がある。 さらにもう１つの試みとして、横断方向又は長手方向に延びている弾性バリヤ ーが、おむつのトップシートの下に配置された。しかしながらこの配置には、次 のような欠点がある。すなわち、トップシートの上に付着した便物質が、バリヤ ーの上にあり、こらが依然として移動することがあり、依然として前記の問題を 引起こすことである。この配置は、おむつのトップシートに付着した便物質の移 動を妨げるのに必要な急な不連続性を与えることはまったくできない。 さらにはこのような配列は、便物質の横断方向の過剰な移動を妨げるという点 では、効果のないものでさえある。トップシートの下に配置されたバリヤーは、 長手方向に延びているバリヤーレッグカフスに接合させるのが難しい。これらの レッグカフスは、当技術でよく知られているように、おむつからの漏れを最小限 にするものである。従ってバリヤーによって横断方向の移動へと導かれる便物質 は、おむつの周辺部に運ばれ、周辺部を越え、漏れを引起こすことがある。 さらには、横断方向隔壁はトップシートの上に配置されなければならないだけ でなく、横断方向隔壁が実質的に９０°の角度でトップシートから延びている場 合、便物質が、使い捨て吸収体の後部から使い捨て吸収体の前部へと移動するの を妨げる点において効果がなくなるであろうことが発見された。従って横断方向 隔壁は、使い捨て吸収体の後部において便物質を捕捉して隔離するためのポケッ トを形成するために、予め配置されなければならない。 従って、漏れを最小限にするために、使い捨て吸収体のその他の要素、例えば バリヤーレッグカフスと共に用いることができる横断方向隔壁を有する使い捨て 吸収体を提供することが、この発明の目的である。便物質の移動を制限し、これ によって便物質と表皮との接触を減らし、介護者による手入れを最小限にする使 い捨て吸収体を提供することが、この発明のさらにもう１つの目的である。最後 に、便物質の長手方向への流れを妨げるために、使い捨て吸収体に表面の急な不 連続性を与えることが、この発明の目的である。 発明の簡単な概要 本発明は、使い捨て吸収体、例えばおむつを備えている。この使い捨て吸収体 は、使用中に装着者の方に向けられる外側に向いた体側表面と、体側表面と反対 側にあるコア側表面とを備えた液体透過性トップシートを有している。この使い 捨て吸収体はさらに、周辺部が少なくとも一部トップシートに接着された液体不 透過性バックシート、及びトップシートとバックシートとの中間にある吸収性コ アを備えている。 使い捨て吸収体はさらに、トップシートの体側表面に配置され、かつここから 外側に延びている横断方向隔壁を備えており、この隔壁は直立しており、使い捨 て吸収体の平面から離れて延びている。横断方向隔壁は、使い捨て吸収体を前部 と後部とに分け、前部と後部との間で急な不連続性を示している。横断方向隔壁 は、使い捨て吸収体の後部の方へ向かって、鋭角で角度が付けられている。この 鋭角は、トップシートの体側表面に対して４５〜８５°であり、好ましくはトッ プシートの体側表面に対して５５〜８０°である。使い捨て吸収体の後部に付着 した便物質は、この横断方向隔壁によって、使い捨て吸収体の前部へ長手方向に 移動するのが妨げられる。 図面の簡単な説明 図１は、本発明による使い捨て吸収体の上部平面図であり、一部切り取られ、 弾性収縮を誘発していない状態を示している。 図２は、図１の線２−２に沿うオフセット垂直断面図であり、横断方向隔壁に スペーサーが付け加えられているのが示されている。 図３は、図１の線３−３に沿う断片の瞬間的な垂直断面図であり、これもまた 、横断方向隔壁にスペーサーが付け加えられているのを示している。 図４は、横断方向隔壁の鋭角を決定するためにテストされているおむつの概略 側面図である。 図５Ａ、図５Ｂ、図５Ｃ、及び図５Ｄは、同一の開先角度（included angle） を有する３つの横断方向隔壁の概略側面図である。 発明の詳細な説明 ここで用いられている「吸収体」という用語は、体内からの滲出物を吸収して 封じ込める装置のことを言い、より特定すれば、体内から排出される様々な滲出 物を吸収して封じ込めるために装着者の体に、あるいは体の近くに配置される装 置のことを言う。「使い捨て」という用語はここでは、洗濯されたり、あるいは吸 収体として復元又は再使用されるためのものではない吸収体について記載される ために用いられる(すなわち、これらはただ１回の使用後に捨てられるものであ り、好ましくはリサイクルされるか、堆肥にされるか、あるいはまた環境に優し い方法で処分されるものである)。「一体」型吸収体とは、統合された別々の部品 から形成されて、調和した物体を形成し、従って別々のホルダーとライナーのよ うな別々に操作される部品を必要としない吸収体のことを言う。本発明の吸収体 の好ましい実施態様は、図１に示されている一体型使い捨て吸収体、すなわちお むつ２０である。ここで用いられている「おむつ」という用語は、一般に乳幼児 又は失禁者が装着者の胴体下部の周りに装着する吸収体のことを言う。しかし本 発明はまた、その他の吸収体、例えば失禁用ショーツ、失禁用下着、おむつホル ダー及びライナー、いくつかの女性用衛生衣類等にも適用しうると理解すべきで ある。 図１は、本発明のおむつ２０の広げられて非収縮状態にある（すなわち弾性誘 発収縮が引張って延ばされている）平面図である。構造のいくつかの部分が、お むつ２０の構成をより明確に示すために切り取られており、装着者に面している 、あるいは接触しているおむつ２０の部分、すなわち内側表面が見る人の方に向 けられている。図１に示されているように、おむつ２０は好ましくは、液体透過 性トップシート２４；トップシート２４と接合された液体不透過性バックシート ２６；トップシート２４とバックシート２６との間に配置された吸収性コア２８ ；弾性化バリヤーレッグカフス３２；一般に多数のものが３６として示されてい る留め具装置；及び直立横断方向隔壁３８を備えている。 おむつ２０のトップシート２４は、おむつ２０が使用されている間、装着者の 方を向いている（及び通常接触している）外側に向けられた体側表面と、この体 側表面の反対側にあるコア側表面とを有している。おむつ２０のトップシート２ ４の体側表面は、使用中に装着者の体に隣接して配置されるおむつ２０の部分を 備えている(すなわち内側表面は一般に、トップシート２４の少なくとも一部と 、トップシート２４に接合されたその他の要素の両方によって形成されている) 。おむつ２０はさらに、おむつが使用されている時に装着者の前部の方へ向けら れる 第一ウエスト部３１、長手方向に第一ウエスト部３１の反対側にある第二ウエス ト部３３、第一ウエスト部３１と第二ウエスト部３３との間に配置された股部３ ５、及びおむつ２０の外側縁部によって画定されている周辺部を有している。 おむつ２０は、おむつ２０を左半分と右半分とに分け、立っている装着者を左 半身と右半身とに分ける長手方向中心線Ｌ−Ｌを有する。おむつ２０はさらに、 おむつ２０を前部と後部とに分ける、長手方向中心線Ｌ−Ｌに直交する横断方向 中心線Ｔ−Ｔを備えている。横断方向中心線Ｔ−Ｔは、おむつシャシーの前部長 手方向末端部と後部長手方向末端部との間の真中にある。互いに垂直な長手方向 中心線Ｌ−Ｌ及び横断方向中心線Ｔ−Ｔに直交して、Ｚ方向軸があり、これはお むつ２０の平面から外側に延びている。 おむつ２０の要素は、横断方向に向けられており、従ってこのような要素が、 横断方向中心線Ｔ−Ｔと±４５°又はそれ以下の角度を形成する場合、「横断方 向にある」と考えられる。同様に１つの要素は、長手方向に向けられており、従 ってこのような要素が長手方向中心線Ｌ−Ｌと±４５°又はそれ以下の角度を形 成する場合、「長手方向にある」と考えられる。 図１は、おむつ２０の好ましい実施態様を示しており、ここにおいて、トップ シート２４及びバックシート２６は、吸収性コア２８よりも長さ及び幅が一般に 大きい。トップシート２４及びバックシート２６は、吸収性コア２８の縁部を越 えて延びており、これによっておむつ２０の周辺部が形成される。トップシート ２４、バックシート２６、及び吸収性コア２８は、様々なよく知られた形状に組 立てられてもよいが、好ましいおむつ形状は一般に、１９７５年１月１４日にKe nneth B.Buellに発行された、発明の名称が「使い捨ておむつ用の収縮可能サイド 部分(Contractable Side Portions for Disposable Diaper)」という米国特許第 ３，８６０，００３号に記載されており、この特許は、参照してここに組込まれ る。 吸収性コア２８は、一般に圧縮可能であり、形に沿いやすく、装着者の皮膚に 刺激を与えず、液体、例えば尿及びその他のいくつかの体内からの滲出物を吸収 及び保持しうるあらゆる吸収手段であってよい。図１に示されているように、吸 収性コア２８は、衣服側表面、体側表面、サイド縁部、及びウエスト縁部を有し ている。吸収性コア２８は、非常に様々なサイズ及び形状（例えば長方形、砂時 計形、「Ｔ」形状、非対称等）において、使い捨ておむつ及びその他の吸収体に通 常用いられている非常に様々な液体吸収性材料から製造することができる。この ような材料は、例えば一般にエアフェルトと呼ばれる微粉砕木材パルプである。 その他の適切な吸収性材料の例には、クレープセルロースワッディング；コフォ ームを含むメルトブローンポリマー；化学的剛化、変性、あるいは架橋セルロー ス繊維；ティシューラップ及びティシューラミネートを含むティシュー；吸収性 フォーム；吸収性スポンジ；超吸収性ポリマー；吸収性ゲル化材料；或いはあら ゆる同等の材料又は材料の組合わせを含んでいる。吸収性コアの形状及び構成は また、様々であってもよい(例えば吸収性コアは、様々なキャリパーゾーン、親 水性勾配、超吸収性勾配、あるいは比較的低い平均密度及び比較的低い平均坪量 の受入れゾーン;あるいは１つ又はそれ以上の層又は構造を有していてもよい)。 しかしながら吸収性コア２８の総吸収能力は、おむつ２０の設計負荷及び意図さ れた用途と相容れるものである方がよい。さらには吸収性コア２８のサイズ及び 吸収能力は、乳幼児から大人までの幅広い装着者に合わせるために、様々なもの であってもよい。吸収性コア２８として用いられる吸収構造の例は、次の特許に 記載されている。すなわち、１９８６年９月９日にWeismanらに発行された、発 明の名称が「高密度吸収構造(High-Density Absorbent Structures)」という米 国特許第４，６１０，６７８号；１９８７年６月１６日にWeismanらに発行され た、発明の名称が「二重層コアを備えた吸収体(Absorbent Articles With Dual- Layered Cores)」という米国特許第４，６７３，４０２号；１９８９年１２月１ ９日にAngstadtに発行された、発明の名称が「ダスチング層を有する吸収性コア (Absorbent Cores Having A Dusting Layer)」という米国特許第４，８８８，２ ３１号；及び１９８９年５月３０日にＡｌｅｍａｎｙらに発行された、発明の名 称が「比較的低密度及び比較的低坪量の受入れゾーンを有する高密度吸収性部材 (High Density Absorbent Members Having Lower Density and Lower Basis Wei gh Acquisition Zones)」という米国特許第４，８３４，７３５号である。これ らの特許の各々は、参照してここに組込まれる。 バックシート２６は、吸収性コア２８の衣服側表面に隣接して配置され、好ま しくは接着手段(図示されていない)、例えば当技術でよく知られているものによ ってこれに接着されている。例えばバックシート２６は、均一連続接着剤層、パ ターン接着剤層、あるいは一列の別々の接着剤線、螺旋、又はスポットによって 、吸収性コア２８に固定されてもよい。満足すべきものであることが分かってい る接着剤は、ミネソタ州セントポール（St.Paul,Minnesota）のエイチ・ビー・ フラー社（H.B.Fuller Company）によって製造され、ＨＬ−１２５８として販売 されているものである。接着手段は好ましくは、例えば１９８６年３月４日にMi netolaらに発行された、発明の名称が「使い捨て排泄物封じ込め衣類(Disposabl e Waste-Containment Garment)」という米国特許第４，５７３，９８６号に開示 されているような接着剤フィラメントのオープンパターンネットワーク、より好 ましくは次の特許に示されている装置及び方法によって例証されているような、 渦巻き状に螺旋パターンにされたいくつかの接着剤フィラメント線を備えるもの である。これらの特許とは、１９７５年１０月７日にSprague,Jr.に発行された 米国特許第３，９１１，１７３号；１９７８年１１月２２日にZieckerらに発行 された米国特許第４，７８５，９９６号；及び１９８９年６月２７日にWerenicz に発行された米国特許第４，８４２，６６６号である。これらの特許の各々は、 参照してここに組込まれる。あるいはまた接着手段は、熱接着、圧力接着、超音 波接着、動的機械的接着、あるいは当技術で知られているその他のあらゆる適切 な接着手段、又はこれらの接着手段の組合わせを備えていてもよい。 バックシート２６は、液体（例えば尿）不透過性であり、好ましくは薄いプラ スチックフィルムから製造される。但し、その他の柔軟性液体不透過性材料も用 いることができる。ここで用いられている「柔軟性」という用語は、柔軟であり 、人体の一般的形状及び輪郭に沿いやすい材料のことを言う。バックシート２６ は、吸収性コア２８に吸収されて封じ込められた滲出物が、おむつ２０と接触す る物、例えばベッドシーツ及び下着を濡らすのを防ぐ。従ってバックシート２６ は、織布又は不織布材料、ポリマーフィルム、例えばポリエチレン又はポリブロ ピレンの熱可塑性フィルム、あるいは複合材、例えばフィルム被覆不織布材料を 備えていてもよい。好ましくはバックシートは、厚さが約０．０１２ｍｍ（０． ５ミル）〜約０．０５１ｍｍ（２．０ミル）の熱可塑性フィルムである。バック シートと して特に好ましい材料は、インディアナ州テール・オート（Terre Haute,IN）の トレデガー・インダストリーズ社（Tredegar Industries,Inc.）によって製造さ れている、ＲＲ８２２０ブローンフィルム及びＲＲ５４７５キャストフィルムを 含んでいる。バックシート２６は、より布様の外見を生じるように、好ましくは エンボス及び／又はマット仕上げされている。さらにはバックシート２６は、蒸 気を吸収性コア２８から逃がすことができる（通気性がある）一方で、滲出物が バックシート２６を通過するのを防ぐ。トップシート２４は、吸収性コア２８の 体側表面に隣接して配置され、好ましくは当技術でよく知られているもののよう な接着手段（図示されていない）によって、少なくとも一部周辺部でこれと接合 され、バックシート２６と接合される。適切な接着手段は、バックシート２６を 吸収性コア２８に接合させることに関して記載されているものである。ここで用 いられている「接合された」という用語は、要素をもう一方の要素に直接付着さ せて、要素がもう一方の要素に直接固定される形状、及びこれ自体がもう一方の 要素に付着されている１つ又は複数の中間部材に要素を付着させて、要素が間接 的にもう一方の要素に固定される形状をも包含する。本発明の好ましい実施態様 において、トップシート２４及びバックシート２６は、おむつ周辺部において互 いに直接接合され、その接合の結果として、適切な接着手段（図示されていない ）によって吸収性コア２８にも間接的に接着されている。 トップシート２４は柔軟で感触が柔らかく、装着者の皮膚に刺激を与えない。 さらにはトップシートは、液体透過性であり、液体（例えば尿）がその厚さを容 易に透過するようにしている。適切なトップシートは、広い範囲の材料から製造 することができる。例えば多孔質フォーム；網状化フォーム；開口プラスチック フィルム；あるいは天然繊維(例えば木材繊維又は綿繊維)、合成繊維(例えばポ リエステル、ポリエチレン、又はポリプロピレン繊維)、あるいは天然繊維と合 成繊維との組合わせの織布又は不織布ウエブから製造することができる。好まし くはトップシート２４は、装着者の皮膚を、吸収性コア２８に封じ込められた液 体から隔離するために、疎水性材料からできている。トップシート２４を製造す るために用いることができるいくつかの製造技術がある。例えばトップシート２ ４は、スパンボンド、カード、ウエットレイ、メルトブローン、ハイドロエンタ ン グル繊維、前記の組合わせ等の不織布ウエブであってもよい。好ましいトップシ ートは、当業者によく知られている手段によって、カード又は熱接着されている 。好ましいトップシートは、ステープル長さのポリプロピレン繊維のウエブを備 えている。例えばこれは、マサチューセッツ州ウオルポール（Walpole,Massachu setts）のベラテック社インターナショナル・ペーパー・カンパニー部（Veratec ,Inc.,a Division of International Paper Company）によって名称Ｐ−８とし て製造されている。 おむつ２０は好ましくはさらに、液体及びその他の体内からの滲出物の改良さ れた封じ込めを与えるために、弾性化バリヤーレッグカフス３２を備えている。 各弾性化バリヤーレッグカフス３２は、体内からの滲出物がおむつ２０の脚部か ら漏れるのを減らすために、いくつかの異なる実施態様を備えていてもよい。１ ９９０年３月２０日にＡｚｉｚらに発行された、発明の名称が「弾性化フラップ を有する使い捨て吸収体(Disposable Absorbent Article Having Elasticized F laps)」という米国特許第４，９０９，８０３号は、おむつ２０の脚部の封じ込 めを改良するための「立ち上った」弾性化フラップ（バリヤーレッグカフス３２ ）を有する使い捨ておむつ２０について記載している。１９８７年９月２２日に Lawsonに発行された、発明の名称が「二重カフスを有する吸収体（Absorbent Ar ticle Having Dual Cuffs)」という米国特許第４，６９５，２７８号は、ガスケ ットカフスとバリヤーカフス３２の両方を含んでいる二重カフスを有する使い捨 ておむつ２０について記載している。これらの特許のどちらも、バリヤーレッグ カフス３２の適切な構成例を示すことを目的として、参照してここに組込まれる 。 バリヤーレッグカフス３２間の横断方向距離にまたがって、直立横断方向隔壁 ３８がある。横断方向隔壁３８は、トップシート２４の体側表面に配置され、そ こから外側に延びており、トップシート２４の体側表面において急な不連続性を 示す。図示されているように、好ましくは横断方向隔壁３８は、一般に真っ直ぐ であり、直線であり、横断方向のものであり、好ましくはおむつ２０の横断方向 中心線Ｔ−Ｔに平行である。所望であれば、横断方向パターン３８は、おむつ２ ０の横断方向中心線Ｔ−Ｔと一致していてもよい。 横断方向隔壁３８は、おむつ２０の後部に付着した便物質の、おむつ２０の前 部の方への移動を妨げる。好ましくは直立隔壁３８は、バリヤーレッグカフス３ ２を連結し、Ｈ形状を形成する。この配置は非常に好ましいがその理由は、これ が、横断方向隔壁の縁部の周りでの便物質の浸透を防ぎ、便物質をおむつ２０の 後部に封じ込めるからである。 図２を参照すると、横断方向隔壁３８は、次のような近位縁部を有している。 すなわち、好ましくはトップシート２４、詳しくはその体側表面に、例えばＢａ ｌｌらに発行された、共に譲渡された米国特許第４，８５４，９８４号に開示さ れている（この特許は、参照してここに組込まれる）ような接着剤によって、自 己接着（autogeneous bonding）によって、あるいは当技術でよく知られている その他の接着手段によって接着されている縁部である。横断方向隔壁３８は、ベ クトル成分をＺ方向に有するトップシート２４の平面から外側に遠位縁部まで延 びている。 横断方向隔壁３８は直立しており、おむつ２０が装着されている間、便物質の 長手方向の移動を妨げるために、急な不連続性を示すのに十分な効果的高さＨま で、トップシート２４の平面の上に上がっていることが重要である。トップシー ト２４が、ひだ、しわ、波状起伏、あるいは平面性からのその他のずれを有する 場合、その効果的高さＨを決定する時に、横断方向隔壁３８の位置において、こ れらを考慮に入れるべきであると認識すべきである。あるいはまた、トップシー ト２４における平面性からのこれらのずれは、トップシート２４の上の隔壁３８ の遠位縁部の効果的高さＨを減少させ、便物質の流れを十分には妨げないことも ありうる。 ここで用いられている「効果的高さ」とは、横断方向隔壁３８の近位縁部から 、横断方向隔壁３８の遠位縁部までのＺ方向の距離である。横断方向隔壁３８は 好ましくは、少なくとも１インチ、より好ましくは１．２〜２．０インチ、最も 好ましくは１．６〜１．８インチのトップシート２４の体側表面の上の効果的高 さＨを有する。横断方向隔壁３８の効果的高さＨが、前記範囲内にあることが重 要である。横断方向隔壁３８の効果的高さＨが小さすぎる場合、便物質は横断方 向隔壁３８の上部の上において動き、装着者の性器に塗り付けられることになる 。 逆に横断方向隔壁３８の効果的高さＨが大きすぎる場合、横断方向隔壁３８は嵩 張り、装着者には不快になるであろう。使用中、横断方向隔壁３８の遠位縁部は 好ましくは、装着者の肛門開口部と性器との間に配置される。従って隔壁は、装 着中この位置に合わせるように、トップシート２４上に配置される。 図３に示されているように、横断方向隔壁３８は好ましくはトップシート２４ の平面と直交せず、その代り、これと角度が付けられた関係に配置され、従って 直立横断方向隔壁３８の遠位縁部は、おむつ２０の後部及び後部ウエスト縁部３ ３の方へ向けられる。この配置は、便物質の圧力が、横断方向隔壁３８を装着者 の体に対してシールするのに役立ち、横断方向隔壁３８における便物質の漏れを 最小限にする。この配置はさらに、横断方向隔壁３８を装着者の体との接触状態 に維持するのに必要な垂直力を最小限にする。 横断方向隔壁３８は、２つの向かい合った面、すなわち前方に面した表面及び 後方に面した表面を有する。後方に面した表面は、トップシートの体側表面と鋭 角Ｚを形成する。この鋭角Ｚは好ましくは４５〜８５°、より好ましくは５５〜 ８０°、最も好ましくは６５〜７５°である。 鋭角Ｚが前記範囲内にあることが重要である。鋭角Ｚが小さすぎる場合、横断 方向隔壁３８は、便物質に対して効果的なバリヤーを示さないであろう。さらに は便物質は、横断方向隔壁３８の前方に面した表面上に付着し、さらには装着者 の性器に塗り付けられることがある。あるいはまた、横断方向隔壁３８の角度が 大きすぎる場合、特に装着者がおむつ２０の上に座る場合、ポケットは形成され ないであろう。従って鋭角Ｚは、後方へ潰れ、これによって便物質をおむつ２０ の後部に封じ込めるために、前記範囲内になければならない。 図４を参照すると、横断方向隔壁３８の鋭角Ｚは、次のように決定される。使 い捨て吸収体が、通常のテープを用いて９０°フレーム５０に接着される。おむ つ２０の前部、すなわち第一ウエスト部３１は、フレーム上で垂直方向に向けら れ、一方、後部、すなわち第二ウエスト部３３は水平に維持される。おむつ２０ の横断方向中心線Ｔ−Ｔは、フレーム５０の頂点に配置される。 横断方向隔壁３８の近位縁部から遠位縁部まで、トップシート２４の平面に平 行に測定される突き出た距離Ａは、実験室用ルーラーを用いて測定される。同様 に横断方向隔壁３８の効果的高さＨも測定される。効果的高さＨ及び突き出た距 離Ａは、各々、フレーム５０の垂直壁及び水平壁に平行に測定される。横断方向 隔壁３８の鋭角Ｚは、逆正接（arctan）（Ｈ／Ａ）によって求められる。すべて の測定は、横断方向隔壁３８の長手方向中心線Ｌ−Ｌに合わせて行なわれる。測 定を行なう場合、横断方向隔壁３８は、特にバリヤーレッグカフス３２によって 規定されている（dictated）ような場合は、その自然の形状を形成するようにさ れる。 図５Ａ、５Ｂ、５Ｃ、及び５Ｄを参照すると、横断方向隔壁３８が真っ直ぐで なく、しわ又は不規則性を有する場合、これらは、突き出た距離Ａ及び効果的高 さＨを測定する上で考慮されない。横断方向隔壁３８の近位縁部と遠位縁部との 間の突き出た三角形の距離のみが考慮される。横断方向隔壁３８の遠位縁部がフ レーム５０の水平部分と接触するのに十分なほど、横断方向隔壁３８の突き出た 距離Ａが大きい場合、横断方向隔壁３８は、フレーム５０の垂直壁において上方 に移動し、ついには横断方向隔壁３８は、フレーム５０の水平壁を取り払う(cle ar)。しかしながらこれは異常な状況と認識されるべきであり、測定は通常、横 断方向中心線Ｔ−Ｔを、フレーム５０の頂点に配置して行なわれる。 横断方向隔壁３８は、水透過性材料からできていてもよいが、好ましくは液体 不透過性材料からできている。液体不透過性材料は、流れる傾向のある便物質が 、装着者の性器に達するのを妨げる(あるいはその量を最小限にする)。不織布材 料、例えばバリヤーレッグカフス３２を形成するために通常用いられている材料 は、横断方向隔壁３８に特に適しているものであることが分かった。横断方向隔 壁３８に適したその他の材料には、フォーム、成形フィルム等が含まれる。横断 方向隔壁３８に適した液体不透過性材料、特に液体不透過性不織布材料は、マサ チューセッツ州ウオルポールのベラテック社から、１平方メートルあたり少なく とも２０グラムの坪量を有する疎水性Ｐ−８材料として入手することができる。 所望であれば、ファイバーウエブ社(Fiberweb Corporation)からエクリプス(Ecl ipse)という名称で入手しうるような、ポリプロピレン又はポリエチレン製の高 い坪量のスパン／メルトブローン／スパン層ウエブを用いることができよう。あ るいはまた、ベラテック社のエバースパン（Everspun）不織布材料を用いてもよ い。 所望であれば、小さい離散スタイロフォームビーズを、水不透過性ケーシング に配置して、横断方向隔壁３８を形成してもよい。この配列は、装着者、特に女 性装着者の脚の間の溝の形に合う隔壁を提供し、横断方向隔壁をこのような溝に フィットさせる。装着者の体の溝（これは一般に、臀部溝部の延長である）に横 断方向隔壁３８をこのようにフィットさせることによって、横断方向隔壁３８を 越えるような流れの通路を最小限にする。この通路は、便物質がこれを通ってお むつ２０の前部に運ばれることがあるものである。離散スタイロフォームビーズ を有する横断方向隔壁３８は、１９９４年４月２６日にFreelandに発行された、 共に譲渡された米国特許第５，３０６，２６６号の教示に従って製造することが できる。この特許の開示は、参照してここに組込まれる。 所望であれば、横断方向の収縮を与えるために、横断方向直線弾性ストランド が、横断方向隔壁３８の遠位縁部に付けられてもよい。場合によっては、装着者 の快適性を増すために、フォームキャップ（図示されていない）が、横断方向隔 壁３８の遠位縁部に付けられてもよい。このフォームキャップは、図示されてい るように横断方向に弾性的伸長性があってもよい。 所望であれば、その効果的高さＨを局部的に増すために、スペーサー３９が横 断方向隔壁３８の遠位縁部に付け加えられてもよい。スペーサー３９は、１９９ ４年１１月３０日にDreierらの名前で出願された、共に譲渡された米国特許出願 番号第０８／３４７，０２６号で、かつ発行バッチ番号第Ｖ３１号に従って、製 造されて、横断方向隔壁３８上に配置されてもよい。この特許の開示は、参照し てここに組込まれる。 その他の変形例及び配置も実行可能であり、特許請求されている発明の範囲内 にあることは当業者には明白であろう。例えば横断方向隔壁３８は、必ずしも直 線である必要はなく、曲線であってもよい。一般に曲線の横断方向隔壁３８が選 ばれる場合、おむつ２０の後部３３の方へ凹状である方がよい。弾性ストランド は、横断方向隔壁３８に垂直方向に付けられるか、あるいは扇形配置の場合、横 断方向隔壁３８の近位縁部の中心から外側に放射状に付けられてもよい。横断方 向隔壁３８は、おむつ２０の交換と交換との間に、負荷が重くなった場合、おむ つ２０の後部からおむつ２０の前部に便物質が流れるようにするため、バリヤー レッグカフス３２と並置された小さい隙間を有していてもよい。このような隙間 は、便物質がおむつ２０の周辺部を越えるのを防ぐための安全弁を提供する。こ のような変形例はすべて、添付クレームの範囲内にある。 おむつ２０は好ましくは、ウエスト部３１又は３３のうちの１つ、好ましくは 第二ウエスト部３３（これは一般に留め具装置３６を有している）を、装着者の 背中の下に配置し、おむつ２０の残りの部分を装着者の脚の間に引張って、もう １つのウエスト部３１、好ましくは第一ウエスト部３１が、装着者の前部に配置 されるようにすることによって装着される。ついで留め具装置のテープタブが剥 離部分から剥離される。ついでおむつを装着させる人は、タブ部分を掴んでいる 間に弾性化サイドパネルを装着者の周りに巻き付ける。弾性化サイドパネルは一 般に、装着者のサイズ及び形状に合わせるために、この操作の間延ばされ、引張 られる。留め具装置３６が、サイド閉鎖を行なうために、おむつ２０の外側表面 に固定される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ (72)発明者 リッチホルト、ジョン・ジョーゼフ アメリカ合衆国、オハイオ州 45030、ハ リソン、ホッピング・コート 101

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 長手方向中心線、及びこれに直交する横断方向中心線を有する使い捨て 吸収体であって、 前記使い捨て吸収体は、 外側に向けられた体側表面及び、これと反対側にあるコア側表面を有する液体 透過性トップシートと、 前記トップシートに少なくとも一部、周辺が接着されている液体不透過性バッ クシートと、 前記トップシートと前記バックシートとの中間にある吸収性コアと、 前記トップシートの前記体側表面上に配置され、そこから外側に延びて成る隔 壁と、 を具備し、 前記隔壁は、前記横断方向中心線に実質的に平行な方向に向けられて、横断 方向隔壁になるものであり、前記横断方向隔壁は、前記使い捨て吸収体を前部と 後部とに分離し、これによって前記使い捨て吸収体の前記後部に付着した便物質 が、前記使い捨て吸収体の前記前部まで移動するのを妨げられ、 前記横断方向隔壁は、前方に面した表面と後方に面した表面とを有して成り、 これによって前記横断方向隔壁の前記後方に面した表面は、前記トップシートの 前記体側表面と鋭角を形成し、前記鋭角が４５°〜８５°であることを特徴とす る使い捨て吸収体。 ２． 長手方向中心線、及びこれに直交する横断方向中心線を有する使い捨て 吸収体であって、 前記使い捨て吸収体は、 外側に向けられた体側表面及び、これと反対側にあるコア側表面を有する液体 透過性トップシートと、 前記トップシートに少なくとも一部、周辺が接着されている液体不透過性バッ クシートと、 前記トップシートと前記バックシートとの中間にある吸収性コアと、 前記トッブシートの平面から直立して成り、横断方向に間隔をあけて配置され ている２つの長手方向に向けられたバリヤーレッグカフスと、 前記トップシートの前記体側表面上に配置され、そこから外側に延びている２ つの長手方向に向けられた前記バリヤーレッグカフスを連結している隔壁と、 を具備し、 前記隔壁は、前記横断方向中心線に実質的に平行な方向に向けられて、横断 方向隔壁になるものであり、前記横断方向隔壁は前記使い捨て吸収体を、前部と 後部とに分け、これによって前記使い捨て吸収体の前記後部に付着した便物質が 、前記使い捨て吸収体の前記前部まで移動するのが妨げられ、 前記横断方向隔壁は、前方に面した表面と後方に面した表面とを有しており、 これによって前記横断方向隔壁の前記後方に面した表面は、前記トップシートの 前記体側表面と鋭角を形成し、前記鋭角が４５°〜８５°であることを特徴とす る使い捨て吸収体。 ３． 前記鋭角は５５°〜８０°であり、好ましくは前記鋭角は６５°〜７５ °であることを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載の使い捨て吸収体。 ４． 前記横断方向隔壁は、少なくとも１インチの効果的高さを有しており、 好ましくは前記横断方向隔壁は、３．１〜５．１センチメートルの効果的高さを 有して成り、より好ましくは前記横断方向隔壁は４．１〜４．６センチメートル の効果的高さを有していることを特徴とする、請求項１、請求項２及び請求項３ に記載の使い捨て吸収体。 ５． 前記横断方向隔壁は、前記トップシートの前記体側表面に接合され、こ れがここから外側に遠位縁部まで延びており、前記横断方向隔壁がさらに、前記 横断方向隔壁の前記遠位縁部上に少なくとも１つのスペーサーを備え、これによ って前記スペーサーが、前記スペーサーの位置において、前記横断方向隔壁の効 果的高さを増すことを特徴とする、請求項１、請求項２、請求項３、及び請求項 ４に記載の使い捨て吸収体。 ６． 前記横断方向隔壁は、前記横断方向に弾性的伸長性があることを特徴と する、請求項１、請求項２、請求項３、請求項４、及び請求項５に記載の使い捨 て吸収体。 ７． 前記横断方向隔壁は、液体不透過性であることを特徴とする、請求項１ 、請求項２、請求項３、請求項４、請求項５及び請求項６に記載の使い捨て吸収 体。 ８． 長手方向中心線、及びこれに直交する横断方向中心線を有する使い捨て 吸収体であって、 前記使い捨て吸収体は、 外側に向けられた体側表面及び、これと反対側にあるコア側表面を有する液体 透過性トップシートと、 前記トップシートに少なくとも一部、周辺が接合されている液体不透過性バッ クシートと、 前記トップシートと前記バックシートとの中間にある吸収性コアと、 前記トップシートの平面から直立しており、横断方向に間隔をあけて配置され ている２つの長手方向に向けられたバリヤーレッグカフスと、 前記トップシートの前記体側表面上に配置され、そこから外側に延びている２ つの長手方向に向けられた前記バリヤーレッグカフスを連結して成る液体不透過 性隔壁と、 を具備し、 前記液体不透過性隔壁は、前記横断方向中心線に実質的に平行な方向に向け られて、横断方向隔壁になるものであり、前記横断方向隔壁は前記使い捨て吸収 体を、前部と後部とに分け、これによって前記使い捨て吸収体の前記後部に付着 した便物質が、前記使い捨て吸収体の前記前部まで移動するのが妨げられ、 前記横断方向隔壁は、前方に面した表面と後方に面した表面とを有して成り、 これによって前記横断方向隔壁の前記後方に面した表面は、前記トップシートの 前記体側表面と鋭角を形成し、前記鋭角が５５°〜８０°であり、前記横断方向 隔壁は、好ましくは、３．１〜５．１センチメートルの効果的高さを有し、前記 鋭角が６５〜７５°であることを特徴とする使い捨て吸収体。