JPH11513525A - 多数のケーブルのためのシールド接地を有する電気コネクタ用ストレインリリーフ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数のケーブル（２６）を圧着して成端し、相補型コネクタ（１０）と嵌合可能とされるケーブルコネクタ（２０）。ケーブルコネクタ（２０）は、ハウジング（３２）、及び一対のカバー（６６、６８）と一対のインサート（７０、７２）とを有するバックシェル副組立体（６２）を有し、シールドされた信号ケーブルのフェルールに成端される編組線部の同時成端のための接地組立体（１２０）を含み得る。接地組立体（１２０）は２列のケーブル（２６）のフェルール（５８）間に押圧されるコモニング接続用ストリップ（１２２）を含み、更にハウジング（３２）の接地端子（１２８）へと延びる導体（１２４）を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 多数のケーブルのためのシールド接地を有する電気コネクタ用ストレインリリ ーフ 本発明は電気コネクタ分野に関連し、特にケーブル用のストレインリリーフに 関する。 複数の電気ケーブルを成端し、検査装置の如き電気装置の入力／出力ポートに おける相補的コネクタに嵌合可能とされる電気コネクタが知られている。そのよ うなケーブルコネクタの各々はストレインリリーフを提供し、ケーブルを介して コネクタに加わる応力がコネクタハウジングに加わるようにして、ケーブルの導 体の端子への成端を保護するが、コネクタハウジングのストレインリリーフ部に より様々な圧着機構が電気コネクタに使用されることができ、そのストレインリ リーフ部は通常コネクタのケーブル導出口でケーブルの絶縁被覆を押圧する。そ のようなコネクタの一つとして個別導体ワイヤを有するシールドケーブルを使用 するものが米国特許第５，５０５，６３７号公報に開示されるが、それにおいて は、一対の導電性外側シェルがハウジング及びその前側シールド部材の周囲に固 定され、協働してストレインリリーフを構成し、導電性シェルはケーブルのシー ルド編組線に接地接続される。 シールドされた信号線が装置の電子回路に接続されることができる配置におい ては、通常同軸ケーブルが使用され、装置の別々のパネル切り欠きに装着される それぞれの単一のケーブル電気コネクタによって個別の電気接続がそれぞれ提供 される。そのようなシールドされた複数の信号線のための単一のコネクタを提供 することが望まれる。米国特許第５，１９０，４７３号公報には多列のコネクタ が開示され、それにおいては個別の同軸ワイヤの外部導体は接地面 にコモニング接続され、信号導体は、個別のハウジング部材内部に固定可能とさ れて接地面のための接地端子を含む端子に成端され、その後絶縁材料がそれらの 周囲にモールド成形されて完全なコネクタを構成する。 コネクタ嵌合面で接地端子と複数のケーブルのシールド編組線との接地接続を 実現し、このときシールドケーブルが保護された信号パスを提供するのに使用さ れるコネクタのためのストレインリリーフを提供することが望まれる。 更に一つもしくは多数のシールドケーブルの取り外し及び交換を可能にして分 解可能とし、その後再組立可能なコネクタにおけるストレインリリーフを更に提 供することが望まれる。 本発明のコネクタは絶縁コネクタハウジングの後端に固定可能なバックシェル 副組立体を使用するが、その副組立体は一対の対向カバーと、及び成端された端 から後方に延びる非同軸又は同軸のケーブルの周囲に置かれ対向カバー間に固定 可能とされる一対の対向インサートによって形成される。バックシェルカバーは 合わされてその前端にハウジング受容キャビティを形成し、ケーブルのコネクタ への組立を容易にするためにハウジングの後端に最初に固定手段なしで固定され るための少なくともカバーの一部分を含み、その後カバーはセルフタッピングね じの如き手段で相互に固定される。好ましくは、少なくとも一つのカバーは別体 の固定手段なしでハウジングに固定されるよう構成され、よってコネクタへのケ ーブルの組立の際にハウジングを所定位置に保持する。 シールドされた信号線において、ケーブルは絶縁内側信号導体の周囲に接地シ ールドを有する同軸型とされ、絶縁内側信号導体に対して端子がその端に固定さ れ、ケーブルはその外側被覆の端部をストリップ処理し、接地される信号導体の 端から後方へと延びる接地シールドを長さ方向に露出し、好ましくは導電性のバ ンド又はフェルールが各ケーブルの露出された接地シールドの周囲に固定され、 バックシェル副組立体はケーブル接地シールドの同時成端（ギャン グ成端）を提供する。接地組立体はインサートと協働してカバー内に固定可能と され、ハウジング内の選択位置に固定されるための接地端子へと延びる導体長さ を含み、更に導電性フェルールにおいてケーブル通路を横切るコモニング接続用 ストリップを含む。バックシェル副組立体が全てのケーブルの外側被覆を十分押 圧するようにして組み付けられてストレインリリーフを画定するとき、コモニン グ接続用ストリップは導電性フェルールの間に圧着されてその各々を好ましくは 押圧するようにして確実に係合し、これによりケーブルのシールドを接地端子に 対して接地接続させる。 本発明の目的は、多導体ケーブル電気コネクタのためのストレインリリーフを 提供することであり、それは一本又は複数本のケーブルの除去及び交換を可能に して更に再組立可能とされる。 更なる目的は、低背にして最小の断面を有するストレインリリーフを提供する ことである。 更に他の目的は、組立時に全てのケーブルの接地シールドへの接地接続を行い 、コネクタの嵌合面で接地端子への接地回路を画定する接地手段を有するストレ インリリーフを提供することであり、その接地手段はコネクタの分解及び再組立 を可能にする。 更なる目的は、シールドされた複数の信号線の装置への高電圧低電流の信号伝 送のための電気接続を切欠において可能にする部品の組を提供することにあり、 これによりケーブルのシールド編組線及びケーブルのストレインリリーフの同時 成端が提供され、全ての部品は修理及びサービスのために分解及び再組立が可能 になる。 本発明の実施形態が添付図面を参照して以下に例示される。 図１は、嵌合面で嵌合可能な一対のコネクタの斜視図であり、その一つが複数 のケーブルを成端するように示される。 図２は、図１の嵌合可能なコネクタの縦断面図である。 図３及び図４は、図１及び図２のケーブルコネクタのバックシェルの平面方向 の内面及び断面を示す図である。 図５は、ケーブルコネクタのバックシェルカバー及びインサートの縦方向の分 解縦断面図である。 図６は、図２及び図５のインサートの斜視図であり、本発明の接地組立体がそ れから分解された状態を示す図である。 図７は、図１の線７−７に沿うケーブルコネクタの断面図である。 図１及び図２は複数の電気端子１２を有するパネル取付型コネクタ１０、及び 複数の電気端子２２を有するケーブルコネクタ２０を有し、両コネクタは嵌合面 で嵌合可能とされ、ラッチ１４、２４によって相互にラッチ係合される。コネク タ１０は絶縁材料からなり、電気装置のパネル１６の切り欠きに取り付けられ、 パネルの対向列にラッチが係合される。ケーブルコネクタ２０は複数の電気ケー ブル２６の端部に取り付けられ、その信号導体２８は誘電体ハウジング３２の各 通路３０内に配置される端子２２に成端される。 端子１２は、図示されるように、コネクタ１０のプラグ部３８の個別の大きな 通路部３６内に配置されてコネクタの先端４０の内側に位置するピン接触部３４ を有し、端子２２は、図示されるように、個別の突部４４内に配置されてハウジ ング３２のリセプタクル部４８内で突部の先端４６の内側に位置するソケット接 触部４２を有するが、各係合端子対の周囲に誘電体材料を提供する配置は、サー ビス使用の際に嵌合されたコネクタの回路を通して高電圧低電流信号が通過する ときの電圧リーク又はコロナ放電に対する有効な保護を提供する。更に拡開され た突出開口部５０は端子１２の各ピン接触部３４の基部の周囲のフランジ部５２ を受容し、電圧リークが発生し得るパスを長くすることにより改良された電圧リ ーク保護を提供する。 ケーブル２６は、図示されるように、絶縁信号導体２８を包囲する接地シール ド編組線５４を有する同軸ケーブルであり、外側被覆５６を周囲に有する。ケー ブルは外側被覆５６の端部をストリップ処理して、編組線５４を長さに渡って露 出させるように準備され、その後、フェルール５８がそれに圧着されるが、その フェルールは例えば米国ペンシルベニア州ハリスバーグのＡＭＰ社より販売され る「ＴＥＲＭＡＳＨＩＥＬＤ」フェルールとされ、そのフェルールは、圧着を容 易にするために編組線の下側に内側支持面を提供する。好ましくは、フェルール ５８の圧着は圧着工具を使用して行われ、その圧着面はフェルールが非円形とな るような変形を最小にするために円筒形状とされる。信号導体２８の絶縁部６０ は、フェルールによって成端される編組線を超えて前方に延びるように示される 。 図２乃至図６を参照すると、バックシェル副組立体６２は後方のハウジング端 ６４で誘電体ハウジング３２に固定され、好ましくは弾性を有する誘電体材料か ら成る一対の対向インサート７０、７２を収容する一対の対向カバー６６、６８ を有し、それらはハウジング３２内の端子２２から後方に延びるケーブル２６の 一部を包囲する。副組立体６２はハウジング３２に対して、例えば後側ハウジン グ端６４を内部に受容するために、インサート７０、７２の前方にハウジング受 容キャビティ７６を構成する前側副組立体端７４を提供することによって固定可 能とされる。カバー６６、６８は後側ハウジング端６４に対して好ましくは後側 ハウジング端６４のアンダーカットリブ７８の手段により固定されるが、それは カバー６６、６８の内面８４に沿う一対のリブ８２の間に位置するスロット８０ 内にスナップ係合又は締まり嵌めされ、カバーの前端８６から内側に離間される 。 各インサート７０、７２は、好ましくは図示されるラッチ構造又は他の手段と して締まり嵌めにより、固定手段なしで各カバー６６、６８内に固定される。 前側インサート端９２におけるインサート取付フランジ８８、９０はカバー６６ 、６８の側壁９８、１００内の対応スロット９４、９６に受容され、突出エンボ ス１０２はスロット９４、９６内に設けられ、取付フランジ８８、９０の側面に 沿う対応共有キャビティ１０４内に置かれ、対応カバー内にインサートをラッチ 係合する。ドーム型突出エンボス１０２によるラッチ構造は、接地組立体へのア クセスのため等の必要な場合に、その後にカバーからインサートを除去するのを 可能にする。カバーは好ましくはケーブル、インサート、及び後側ハウジング端 ６４の周囲に、ボルト又はねじ、特にセルフタッピング型のねじ１０６（図７参 照）等によって互いに固定されるが、好ましくは、その後の分解もできるように される。 各インサートは前側インサート端９２においてケーブル近接面１１２から共に 延びる突起１０８、１１０を含み、その突起は同時に両者間に湾曲したケーブル 受容溝１１４を画定するとともに、その自由端に湾曲したケーブル係合面１１６ も画定する。インサートは突起および溝が千鳥配列されるように、即ち突起と溝 とが対向するようにして使用される。ケーブルの周囲に組み立てる際には、各ケ ーブル２６はインサート７０又は７２の各溝１１４内に置かれ、他のインサート ７２又は７０の突起１０８、１１０のケーブル係合面１１６に係合される。好ま しくは、インサートは溝及び突起が対称中心から位置ずれされた同一形状とされ 、よってインサートが雌雄同形とされても良い。 図６を参照すれば、接地組立体１２０は、ＡＭＰ社によって販売される「ＴＥ ＲＭＩＦＯＩＬ」相互接続端子１２６等によって電気的に相互接続されるコモニ ング接続用ストリップ１２２、及び所定長さの導体ワイヤ１２４を含み、接地端 子１２８が導体ワイヤ１２４の前端に成端され、それは好ましくは端子２２と同 一形状寸法とされ、同様にハウジング３２内に収容される。コモニング接続用ス トリップ１２２は好ましくはシールドケーブルの製造に通常使用さ れる型のある長さの編組線の如き柔らかい導体であり、ケーブル２６（図２参照 ）の編組線５４の周囲に圧着される「ＴＥＲＭＡＳＨＩＥＬＤ」フェルールの軸 方向の長さに略等しい幅を有する。 再度主に図７によれば、接地組立体１２０は、端子１２６がインサート７２の 外向き面１３２に沿うポケット１３０内に締まり嵌め嵌合されて置かれるように して、ケーブルコネクタ２０内に組み付け可能であり、ポケット１３０は突起１ ０８、１１０のすぐ後側の広幅とされた内側及び外側溝部１３４、１３５の前部 に軸方向に同じ位置となるよう設けられる。コモニング接続用ストリップ１２２ はポケット１３０からインサートの側壁１３８の好ましくは湾曲した凹部１３６ に沿って延びるよう置かれ、その後インサート７２及び接地組立体１２０は下側 カバー６８の側壁９８の内面８４に沿って配置され、コモニング接続用ストリッ プ１２２はカバー６８の側壁９８に沿って延びるようにされる。導体ワイヤ１２ ４の端に固定される相互接続端子１２６の一部は、インサート７２の貫通溝１４ ０を貫通して、前側インサート端９２の前へと延び、接地端子１２８を有する導 体ワイヤ１２４は側壁１００に沿って前方へと向けられる。ハウジング３２はそ の後インサート７２の前方の所定位置に、ハウジング３２の下側面及び近接する 側壁部に沿ってアンダーカットリブ７８によって固定され、それはカバー６８の リブ８２間のスロット８０内に側方に向けて入れられ、その中にカバーの内面８ ４及び側壁９８、１００に沿って内部に滑り嵌めするようにして保持され、その 後導体ワイヤ１２４の接地端子１２８は、ハウジング３２の対応した通路内にカ バー側壁１００近くの列を成す通路の端に挿入される。ハウジング３２及びカバ ー６８の固定された関係は、その位置と向きの決定を可能にし、ケーブルの取り 回しの際に安定して保持され、ケーブルコネクタの組立を非常に容易化できる。 ケーブル２６の処理された端は、その後インサート７２の溝１１４内に配置 され、ケーブルの列の一つを画定し、端子２２はハウジング３２の通路３０内に 挿入され、フェルールに成端される編組線部は、広幅とされる溝部１３４、１３ ５の前側部分に位置し、コモニング接続用ストリップ１２２の軸方向の位置と同 じ位置に置かれる。好ましくは、低背の径方向に延びるフランジ１４２が広幅と される溝部１３４、１３５の底面に沿って提供されても良く、これにより編組線 への圧着によってわずかに外側に向けて突出する各フェルール５８の折り目を収 容できる。コモニング接続用ストリップ１２２はその後フェルールに成端される 編組線部の上側に位置し、インサート７２の対向側壁１４４へと延び、その端部 を凹部１５０内に配置させる。 他のケーブルはその後ケーブルの第１列の上側に位置して第２列を画定し、絶 縁信号導体部がインサート７２の突起１０８、１１０の上側に置かれ、フェルー ルに成端される部分がコモニング接続用ストリップ１２２に近接配置される。他 のインサート７０はその後慎重にケーブルの第２列の上に置かれ、そのケーブル が溝１１４に沿って適当に配線され、その突起１０８、１１０は第１列のケーブ ル２６の対応する絶縁信号導体部に当接する。他のカバー６６は、そのリブ８２ がハウジング３２の上側面及び近接する側壁部に沿うアンダーカットリブ７８上 にスナップ係合されるよう所定位置に置かれる。 その後固定手段１０６が、各カバー６６、６８のカバー６６、６８、及び位置 合わせされて対向されるカバー６６、６８の各々の埋頭孔１４６及びめくら孔１ ４８に挿入されるようにして適用される。カバー６６、６８は好ましくは固定手 段１０６が完全に挿入されるときに大きな圧着力が対向インサート７０、７２に 生じ、ケーブル２６のフェルール成端編組線部をコモニング接続用ストリップ１ ２２に対して強固に押圧し、両者間の確実な接地接続を行わしめ、更にケーブル ストレインリリーフ構造を画定する。コモニング接続用ストリップ１２２は端か ら端までフェルール５８の係合面に一致するようにうねるように 延び、接地接続を保証するためのフェルール面との最大の係合を実現するために 重要なコモニング接続用ストリップの弾性を提供する。 インサート７０、７２は、ケーブルが細長いコモニング接続用ストリップに対 して押圧され互いに圧縮されるときに、圧着力により互いに曲げられることもあ り得る。カバーはバックシェル副組立体の後側端でインサートに近接して相補的 に曲げられるよう作られるか、又はインサートの外側面の中央部がカバーの内面 ８４の近接部からわずかに離れるようにされ、カバーはダイキャスト又はインパ クト押し出し成形金属の如き剛性を有する材料から製造され得る。広幅とされた 内側溝部１３４は広幅とされた外側溝部１３５に対してわずかに上側に位置する が、これによりそりを補償し、全てがそりを生じた中で共に位置合わせされ、共 に位置合わせされた被覆ケーブル部を支持する。内側又は中央の突起１１０は、 更に外側の突起１０８に対してわずかに上側に位置することにより極度に反った インサート形状を収容し、よってその自由端のケーブル係合面１１６はインサー トの反りに共に位置合わせされ、更に中央の突起１１０のケーブル係合面１１６ に位置合わせされる。インサートが反ったときの、広幅とされた溝部１３４、１ ３５及びケーブル係合面１１６の同軸位置合わせにより、ケーブル及び対応ケー ブルの絶縁信号導体部をハウジング３２の２列の通路３０に位置合わせして支持 し、信号導体上の端子２２の位置合わせをずらす傾向を最小にする。更に固定手 段１０６はセルフタッピングねじでも良く、それは各孔１４６への十分な挿入を 可能にし、カバー６６、６８のめくら孔１４８にねじ込まれてそのような圧着を 可能にする。しかしながら、バックシェル副組立体６２の好ましい圧着を実現す るに等しい他の固定手段が選択され得る。 固定手段１０６はバックシェル副組立体６２から除去可能とされ、それは修繕 及びサービスのためにケーブルコネクタ２０の分解及び再組立を可能にする。 もしくはケーブルコネクタ２０は空気部分を置き換えるようにポッティング材料 で満たし、接地組立体１２０とケーブルのシールド編組線との間の接地接続の環 境防水が提供されても良い。対応対を成す特定のパネル取付側及びケーブル側の コネクタは、必要ならば嵌合面にキー手段を備えても良く、これにより対を成す コネクタの物理的コード化を行い、特定のコネクタと他の対を成すコネクタとの 嵌合を防止できる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＣＮ，ＪＰ，ＫＲ，Ｓ Ｇ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．複数の電気ケーブル（２６）を成端する型の電気コネクタ（２０）にして、 前記ケーブル（２６）の信号導体（２８）に成端される各端子（２２）をそれぞ れ受容するための複数の通路（３０）を含むハウジング（３２）、及び該ハウジ ング（３２）に固定可能とされ、少なくともその一部を包囲して前記ハウジング 通路（３０）内の前記端子（２２）の後方に延びる前記ケーブル（２６）の端部 を包囲すべく互いに固定されるバックシェル組立体（６２）を有し、前記バック シェル組立体（６２）の一部は前記カバー（６６、６８）が互いに固定されると きに前記ケーブル（２６）を圧着するよう構成される電気コネクタ（２０）にお いて、 対を成す前記対向カバー（６６、６８）の前端（８６）は前記ハウジング（３ ２）の後端（６４）の周囲に固定可能とされ、前記カバー（６６、６８）の少な くとも一方はその前記前端に前記ハウジング後端（６４）の相補部分と協働する 部分を有し、前記カバー（６６、６８）の一方に別体の固定手段なしに前記ハウ ジング（３２）を固定可能とし、前記カバー（６６、６８）の一方に対して所定 位置に前記ハウジングを保持し、これにより成端された前記ケーブル端を前記コ ネクタに組み付け可能にすることを特徴とする電気コネクタ（２０）。 ２．前記カバー（６６、６８）の各々はその内面（８４）に、離間されて横方向 に延び、その前端（８６）から内側に離間される一対のリブ（８２）を含み、前 記ハウジング後端（６４）は前記内側カバー面（８４）に対応し前記カバーの横 方向に延びる前記リブ（８２）の間に適当に係合され確実に保持される寸法とさ れ、対向外面に沿って横方向に延びるリブ（７８）を含むことを特徴とする請求 項１のケーブルコネクタ（２０）。 ３．前記ハウジング（３２）及び前記カバー（６６、６８）の一方に、横方向に 延びる少なくとも一つの前記リブ（７８、８２）は前記ハウジング（３２）の前 記外面に近接するとともに前記カバー（６６、６８）の一方の前記内面（８４） に近接し、その両方の側壁部（９８、１００）に沿ってそれぞれ延び、これによ り前記ハウジング（３２）は組立の際に前記一つのカバー（６６、６８）に対し て所定位置に固定可能とされることを特徴とする請求項２のケーブルコネクタ（ ２０）。 ４．前記ハウジング（３２）及び前記カバー（６６、６８）の両方に、横方向に 延びる両方の前記リブ（７８、８２）は、その両方の側壁に沿って置かれ、前記 ハウジング（３２）の前記外面に近接するとともに前記カバー（６６、６８）の 内面（８４）に近接してそれぞれ延び、これにより前記ハウジングは組立の際に 前記カバーのいずれか一つに対して所定位置に固定可能とされ、前記カバー（６ ６、６８）が雌雄同形とされることを特徴とする請求項３のケーブルコネクタ。 ５．２列に配置された複数のシールド型電気ケーブル（２６）を成端する型の電 気コネクタ（２０）であり、前記ケーブル（２６）の信号導体（２８）に成端さ れる各端子（２２）をそれぞれ受容するための複数の通路（３０）を含むハウジ ング（３２）、及び該ハウジング（３２）に固定可能とされ、少なくともその一 部を包囲して前記ハウジング通路（３０）内の前記端子（２２）の後方に延びる 前記ケーブル（２６）の端部を包囲すべく互いに固定されるバックシェル組立体 （６２）を有し、 接地組立体（１２０）が前記ハウジング（３２）の前記通路（３０）内に挿 入可能とされる接地端子（１２８）に電気的に接続される細長の導電性コモニン グ接続用ストリップ（１２２）を含み、該細長のコモニング接続用ストリップ（ １２２）は前記バックシェル組立体（６２）に対して横方向に延び、前記ケーブ ル（２６）の各々のシールド（５４）に対してクリンプされる導電性フェルール （５８）に対して押圧される前記２列のシールド型ケーブル（２６）の間に置か れ、これにより前記ケーブルの各々の前記シールド（５４）と前記接地端子（１ ２８）との間の接地回路を実現することを特徴とする電気コネクタ（２０）。 ６．前記細長のコモニング接続用ストリップ（１２２）はコネクタ組立を完成す るときに前記導電性フェルール（５８）の近接面に一致されるための弾性を有す ることを特徴とする請求項５の電気コネクタ（２０）。 ７．前記接地組立体（１２０）は前記接地端子（１２８）へと延びる細長導体（ １２４）を含み、更に前記細長導体（１２４）及び前記細長コモニング接続用ス トリップ（１２２）を相互接続する端子（１２６）を更に含む請求項６の電気コ ネクタ（２０）。 ８．前記バックシェル副組立体（６２）は前記ハウジング（３２）から内面（８ ４）に沿って後方に延びる前記カバー（６６、６８）間に固定可能とされる一対 のインサート（７０、７２）を更に含み、前記インサート（７０、７２）の各々 は前記ケーブル（２６）の各列に対応し、それぞれのケーブル（２６）を保持し て位置合わせするための溝（１１４）を含み、前記インサート（７０、７２）は 前記カバー（６６、６８）が互いに固定されるときに前記ケーブル（２６）に圧 着係合されるよう構成されることを特徴とする請求項５の電気コネク タ（２０）。 ９．前記インサート（７０、７２）と対応する前記カバー（６６、６８）との間 に前記相互接続端子（１２６）を収容するためのポケット（１３０）が画定され 、該ポケット（１３０）は前記相互接続端子（１２６）を締まり嵌め嵌合させる よう受容する寸法形状とされることを特徴とする請求項８の電気コネクタ（２０ ）。 １０．前記インサート（７０、７２）の各々の前記溝（１１４）の前部はコネク タの組立の間に他の前記インサート（７２、７０）に向けて延びる突起（１０８ 、１１０）間に画定され、前記インサートの各々の前記溝（１１４）及び前記突 起（１０８、１１０）は他の前記インサートから横方向にずれて、前記インサー トの各々の各前記突起（１０８、１１０）が他の前記インサートの前側の前記溝 部（１１４）に対向され、前記突起（１０８、１１０）の各々はケーブル係合面 （１１６）に終端し、他の前記インサートの前側対向溝部に受容される前記ケー ブル（２６）の絶縁信号導体部の一部に係合するように構成されることを特徴と する請求項８の電気コネクタ（２０）。 １１．前記インサート（７０、７２）の各々の中央の前記突起（１１０）は他の 前記突起（１０８）に対してわずかに上側に置かれ、他の前記インサート（７２ 、７０）に向けて前記他の突起（１０８）よりも更に突出するよう構成されるこ とを特徴とする請求項１０の電気コネクタ（２０）。 １２．前記細長のコモニング接続用ストリップ（１２２）は弾性を有し、少なく ともわずかに押圧力を有し、前記カバー（６６、６８）及び前記インサート （７０、７２）はコネクタ組立が完了したときに前記ケーブル（２６）の各側壁 の中央での曲げ変形を可能にする形状、寸法とされ、前記細長コモニング接続用 ストリップ（１２２）を前記ケーブル（２６）の前記シールド（５４）へ成端さ れた全ての前記導電性フェルール（５８）に対して押圧し、接地接続を保証する ことを特徴とする請求項１１の電気コネクタ（２０）。