JPH11513048A - 薬剤分野におけるアミノチオールエステル誘導体の使用 - Google Patents

薬剤分野におけるアミノチオールエステル誘導体の使用

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JPH11513048A JP10542463A JP54246398A JPH11513048A JP H11513048 A JPH11513048 A JP H11513048A JP 10542463 A JP10542463 A JP 10542463A JP 54246398 A JP54246398 A JP 54246398A JP H11513048 A JPH11513048 A JP H11513048A
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Abstract

(57)【要約】 形質変換細胞中に存在するbcl2ジーンによる特徴であって、形質変換細胞のアポプトシスの誘発に抵抗する特徴の抑制を増大させる目的の薬剤組成物の調製用への、少なくとも1つのアミノチオールエステル誘導体の使用。薬剤組成物は特に、胸部癌、B細胞リンパ腫、白血病、神経芽腫、前立腺ガン、プロラクチノーマ、および他の下垂体アデノーマから選択される病状を、予防的または治療的に処理するためのものである。

Description

【発明の詳細な説明】 薬剤分野におけるアミノチオールエステル誘導体の使用 本発明は、形質転換細胞中のbcl2ジーンの存在によるアポプトシスの抑制 を増大させるための薬剤組成物の調製における、アミノチオールエステル誘導体 の使用に関する。 細胞死に含有される2つのタイプのメカニズムがある。まず、従来のタイ プの、壊死である。形態学的には、壊死は、ミトコンドリアの膨張および細胞質 の膨張、および核の損傷、これに次ぐ細胞破壊および自己分解によって特徴づけ られ、炎症現象を伴うものである。壊死は受動的で偶発的に起こる。組織壊死は 一般的には、細胞の物理的外傷またはたとえば化学毒によるものである。 細胞死の他の形態は、アポプトシスとして知られている[文献:Kerr, J.F.R.and Wyllie,A.H.,Br.J.Cancer,265,239(1 972)]が、壊死とは対照的に、アポプトシスは炎症現象を誘発しない。上記 文献は、アポプトシスが種々の生物学的条件下で起こり得ることを記載している 。これは、容易に観察可能な形態学的および生物化学的現象によって特徴づけら れる細胞自滅の高選択的形態である。したがって、エンドヌクレアーゼ活性と関 連してもしなくてもよいクロマチンの縮合、アポプトシス体の形成、および、エ ンドヌクレアーゼ活性による180−200ベースペアのDNAフラグメント( これらのフラグメントはアガロースゲルにおける電気泳動により観察可能である )へのデオキシリボ核酸(DNA)のフラグメントが特に観察される。 アポプトシスは、組織発達、分化、および再生に含有されるプログラムさ れた細胞死として考えられる。したがって、細胞の分化、成長、および成熟はア ポプトシスに密接に関連づけられ、細胞の分化、成長、および成熟において役割 を果たし得る物質もまた、アポプトシスの現象に関連すると考えられる。 既に、本出願人によって出願された特許出願:WO−96−20701に は、医薬品としての使用用の、メチオナールまたはマロンジアルデヒドの細胞内 レベルを増加させる種々のファクタ、メチオナール、マロンジアルデヒドから選 択された化合物が開示されており、該医薬品は、特に、プログラムされた細胞死 (アポプトシス)の現象を増大させるためのものであって、これによって、多く の疾患、特に細胞過増殖に関連した疾患、たとえばガンの場合の自己免疫疾患ま たはアレルギーを治療可能とするものである。しかしながら、培養中の細胞への 外因性メチオナールの添加は、正常な細胞と同様、形質転換細胞の成長を抑制す る。 正常細胞中ではなく形質転換細胞中において、外因性メチオナールのレベ ルを増大させる試みをするために、その代謝が研究された。 すなわち、メチオナールの代謝においては、メチルチオプロピオニルCo Aを得るために、4−メチルチオ−2−オキソブタン酸が、メチオナールを介し て、肝臓、心臓、および骨格筋細胞のミトコンドリアに存在する、分岐鎖のオキ ソ酸デヒドロゲナーゼ錯体によって、インビボで代謝可能であることが知られて いる。[文献:Wu,G.&Yeaman,S.J.(1989)Biochem.J.25 7,281−284;Haussinger,D.,Stehle,T.&Gerok,W.(19 85)J.Biol.Chem.366,527−536;Jones,S.M.A.&Y eaman,S.J.(1986)Biochem.J.237,621−623参照]。 さらに、メチルチオ−2−オキソブタン酸は、メチオニンへ、トランスアミナー ションによってインビボで代謝可能であることも記載されている。[文献:Ogi er,G.,Chantepie,J.,Deshayes,C.,Chantegrel,B.,Charlot .,C.,Doutheau,A.&Quash,G.(1993)Biochem.Pharmacol .45,1631−1644参照]。メチオナールはまた、アルデヒドレダクタ ーゼによってメチオノールに還元、またはアルデヒドデヒドロゲナーゼによって メチルチオプロピオン酸に酸化可能である。HO基と組み合わせることによっ て、メチオナールは、β−ヒドロキシル化反応によって、マロンジアルデヒドお よびメタンチオールを生成可能である[文献:Quash,G.,Roch,A.M., Chantepie,J.,Michal,Y.,Fournet.,G.,and Dumontet,C. (1995)Biochem.J.305,1017−1025参照]。 本願においては、以下の略語を使用する: −MTOBは、4−メチルチオ−2−オキソブタン酸を示し; −MTPAは、メチルチオプロピオン酸を示し; −E1は、そのコファクタがチアミンピロホスファート(TPP)である分岐 鎖オキソ酸デヒドロゲナーゼ錯体のデカルボキシラーゼを示し; −E2は、そのコファクタがチオクチン酸(thioctic acid:TA)である分 岐鎖オキソ酸デヒドロゲナーゼ錯体のトランスアシラーゼを示し; −ALDRは、アルデヒドレダクターゼを示し; −ALDHは、アルデヒドデヒドロゲナーゼを示す。 また、MTOBからメチオニンへの変換に含有されるトランスアミナーゼ の抑制剤は、ピリドキサールおよびL−メチオニンのエステルの化合物であって 、選択的に、形質転換細胞のいくつかのタイプの成長を抑制するが、正常細胞M RC5の成長抑制はせず、インターロイキン−3の存在下で培養されたリンパ系 細胞BAF3中においてもアポプトシスを若干誘発することが記載されている。 bcl2ジーンの過剰発現によって特徴づけられる病状、特に、胸部ガン、 B細胞リンパ腫、白血病、神経芽腫、前立腺ガン、プロラクチノーマ、および他 の下垂体腺腫の場合に、bcl2ジーンの過剰発現は、アポプトシスの細胞耐性を 付与し、したがって、化学治療および抗アンドロゲンを付与する[文献:Miyas hita,T.and Reed,J.C.(1993)Blood 81,151−157; Furuya,Y.et al.(1996)Clinical Cancer Research 2,38 9−398参照]。 さらに、酵素ALDHの抑制剤、ジスルフィラム(disulfiram)(50μ m)のBAF3−bo細胞への添加は、細胞DNAの30%のフラグメンテーショ ン、典型的なアポプトシスを誘発したが、一方、BAF3−bcl2にはアポプト シスに耐性があり、該増加は5%を超えなかったことが記載されている[文献: Roch,A.−M.et al.,(1996)Biochem.J.313,973−9 81参照]。ジスルフィラムの濃度が増加すると、該生成物の本質的な毒性のた めに、フラグメンテーションのパーセンテージがより高くなる可能性があった。 本発明の目的の1つは、したがって、部分的に、または完全に、形質転換 細胞に存在するbcl2ジーンによるアポプトシスの誘発への耐性特徴を抑制する ことである。 該目的およびその他の特徴は、形質変換細胞のアポプトシスの誘発に抵抗 する特徴の抑制を増大させる目的の薬剤組成物の調製用への、少なくとも1つの 式(I)のアミノチオールエステル誘導体の使用に係る本発明によって達成され るものであって、上記特徴は、形質変換細胞中に存在するbcl2ジーンによるも のである。 本発明はまた、形質変換細胞の抗アンドロゲンまたは化学療法に抵抗する 特徴の抑制を増大させる目的の薬剤組成物の調製用への、少なくとも1つの式( I)のアミノチオールエステル誘導体の使用に係る。 特に、形質変換細胞の抗アンドロゲンまたは化学療法に抵抗する特徴が、 これらの細胞中に存在するbcl2ジーンによるものである。 アミノチオールエステル誘導体は、以下の式(I): (式中、R1、R2、およびR3は、独立に、飽和または不飽和で、直鎖または 分岐のC1−C6炭化水素基を示す) を有する。 1から6の炭素原子を含有する飽和直鎖炭化水素基としては、特に、メチ ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、およびヘキシル基が挙げられる。 1から6の炭素原子を含有する飽和分岐炭化水素基としては、特に、2− メチルブチル、2−メチルペンチル、イソプロピル、およびtert−ブチル基が挙 げられる。 1から6の炭素原子を含有する不飽和炭化水素基としては、特に、アリル 基が挙げられる。 好ましくは、R1、R2、およびR3は、独立に、C1−C3アルキル基を示 す。 好ましくは、R1およびR2は、メチル基を示し、R3は、メチル、エチル 、およびプロピル基から選択される基を示す。 より優位には、R1、R2、およびR3がメチル基を示す。 より優位には、アンモニウム形態、好ましくは有機アンモニウム形態、さ らには、アンモニウムホルマートまたはアセタート形態のアミン基を有する式( I)の化合物が使用される。アンモニウム形態であれば、式(I)の化合物は水溶 性であるという優位点があり、従って、容易に使用可能なものである。 これらの化合物は、(1)ジアルキルプロパルギルアミン誘導体(ここで 、アミン官能基は保護されている)(これらの化合物は、特許出願:EP−0, 133,407に記載されている)を非常に強い塩基と反応させて、プロパルギ ル基のカルバニオンを形成し、(2)該カルバニオンを次いで、カーボンオキシ スルファイド(carbon oxysulphide)と反応させ、次いで(3)アルキル化反 応が(2)で得られた生成物のイオウにおいて行われ、最後に、(4)アミンが 脱保護される。それ自体知られた種々の手段が、アンモニウム形態の式(I)の 化合物を得るのに使用される。このように、アンモニウムホルマートまたはアセ タート形態で式(I)の化合物を得るためには、ステップ(4)で得られた化合 物が、ギ酸または酢酸と、それぞれ反応するものである。 本発明の他の特徴、目的、および優位点は、以下の詳細な開示からより明 確になるであろう。ただし、本発明は、例示した実施例に限定されるものではな い。 図1は、6時間、種々の化合物を用いて培養されたBAF−bcl2細胞に おいて得られたDNAフラグメントのパーセンテージの、種々の化合物:4−ア ミノ−4−メチル−2−ペンチ−1−ナール(4−amino−4−methyl−2−pen tyn−1−al)(□で表示)、S−メチル4−アミノ−4−メチルペント−2− インチオアート(S−methyl 4−amino−4−methylpent−2−ynethioate) (■で表示)、および、(種々の濃度の)S−メチル4−アミノ−4−メチルペ ント−2−インチオアートと200μMのメチオナールとの混合物(●で表示) の濃度(μM単位)の関数を示す。 図2は、6時間、種々の化合物を用いて培養されたBAF−b0細胞にお いて得られたDNAフラグメントのパーセンテージの、種々の化合物の濃度(μ M単位)の関数を示す。該化合物とは、4−アミノ−4−メチル−2−ペンチ− 1 −ナール(□で表示)、S−メチル4−アミノ−4−メチルペント−2−インチ オアート(■で表示)、および、(種々の濃度の)S−メチル4−アミノ−4− メチルペント−2−インチオアートと200μMのメチオナールとの混合物(● で表示)の濃度(μM単位)の関数を示す。 図3は、6日間、S−メチル4−アミノ−4−メチルペント−2−インチ オアート(■で表示)で培養されたLNCaP細胞において得られたDNAフラ グメントのパーセンテージの、該化合物の濃度(μM単位)の関数を示す。 酵素、ALDHの活性を抑制する式(I)のこれらの化合物は、”自殺” タイプ(酵素、ALDHとの非可逆性共有結合)であり、毒性がなく、形質転換 された(ガン性の)細胞の成長を抑制し、正常な細胞の成長を抑制しないという 優位点を有する。 bcl2ジーンの過剰発現によって特徴づけられる病状は、特に、胸部癌、 B細胞リンパ腫、白血病、神経芽腫、前立腺ガン、プロラクチノーマ、および他 の下垂体アデノーマである。 本発明による薬剤組成物は、生理学的に許容される媒体を含有する。 本発明による組成物の投与は、腸内、非経口、局所、または眼ルートで可 能である。好ましくは、全身投与用(注射または注入用)に適した形態に収容さ れる。 腸内ルート経由の場合には、該組成物、特に薬剤組成物は、錠剤、ゼラチ ンカプセル剤、糖衣錠剤、シロップ剤、懸濁液剤、溶液剤、粉末剤、顆粒剤、エ マルション剤、制御放出可能な、脂質またはポリマーミクロ球体またはナノ球体 または小胞体の形態であってもよい。非経口ルート経由の場合には、組成物は、 注射または注入用溶液又は懸濁液の形態であってもよい。 本発明による式(I)の化合物は一般的には、1日、1〜3回の投薬で体 重あたり、約0.001mg/kgから100mg/kg投与される。 局所ルートの場合には、本発明による薬剤組成物は、特に、皮膚および粘 膜の治療用であり、軟膏、クリーム、ミルク、膏薬、粉末、注入パッド、溶液、 ゲル、スプレー、ローションまたは懸濁液の形態であってもよい。また、制御放 出が可能な、ポリマーパッチ、ヒドロゲル、または、脂質またはポリマーミクロ 球体またはナノ球体または小胞体の形態であってもよい。該局所ルート用組成物 は、無水形態であっても、水性形態であってもよい。 眼用ルート経由の場合には、主に洗眼形態である。 式(I)の化合物は、組成物の全重量に対して、一般的には0.0001 重量%から10重量%までの間、好ましくは、0.01重量%から1重量%まで の間の濃度で、局所または眼用ルートで使用される。 上記組成物は無論、さらに、不活性な、または、薬力学的に活性な添加剤 、またはこれらの添加剤の混合物、特に、メチオナール、数多くの抗新生物性剤 (antineoplastic agents)、たとえば、デキサメタソーン、シクロホスファミ ド、シスプラチン、エトポシド、およびBCNU(N,N−ビス(2−クロロエ チル)−N−ニトロソウレア)(これらはアポプトシスを誘発可能でもある)を 含有してもよい。 また、本発明の主題は、上記式(I)の少なくとも1つの化合物と、メチ オナールおよび抗新生物性剤とから選択される少なくとも1つの化合物とを、生 理学的に許容されるキャリア中に含有することを特徴とする薬剤組成物である。 該組成物はしたがって、特に、細胞過増殖に関連した症状、たとえばガン 、自己免疫病、またはアレルギーを、予防的または治療的に処理するためのもの である。 薬剤組成物は好ましくは、上記式(I)の化合物を少なくとも1つと、メ チオナールを含有するものである。 好ましくは、抗新生物性剤は、アポプトシスを誘発可能であり、上記のも のから選択可能である。 本発明による組成物は、少なくとも1つの上記式(I)の化合物と、メチ オナールおよび抗新生物性剤から選択されたすくなくとも1つの化合物とを含有 するキットの形態のものであってもよく、該キット中の化合物は別個にパッケー ジされているものである。 無論、当業者は、本発明に本質的に備わる優位な特性を、予想される添加 によって悪影響を受けないように、または実質的に受けないように、本発明によ る組成物に添加すべき添加剤を注意深く選択するものであろう。 本発明を例解するために、いくつかの実施例を挙げるが、本発明はこれら に限定されるものではない。 実施例1 S−メチル4−アミノ−4−メチルペント−2−インチオアートの調製方法 16mlのn−ブチルリチウムのヘキサン中の1.5M溶液を、−70℃で 、5分間かけて、4.51g(20mM)のN,N−(1,2−ビス(ジメチル シリル)エタン)−1,1−ジメチルプロパルギルアミン(特許出願EP−0, 133,407に記載)の100mlのテトラヒドロフラン中の溶液に添加する。 反応媒体を30分かけて室温に戻し、さらに該温度(18℃)で1時間撹拌する 。再度−70℃に戻して、カニュレチューブを用いて、予め濃縮したカーボンオ キシスルファイド(carbon oxysulphide)を9ml添加する。−70℃で1時間 、次いで+3℃で30分間撹拌後、1.31ml(21mM)のヨウ化メチルを添 加し、撹拌を該温度で2時間続ける。400mlのエーテルで希釈後、該混合物を 飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥するまで濃縮 する。アミンは、上記特許出願EP−0,133,407に記載されているよう にシリカゲルでブロックされない。このようにして、2g(63%)のアミンが 単離される。 実施例2 S−メチル4−アミノ−4−メチルペンチン−2−チオナートの調製方法 2mlのエーテルに0℃で溶解させた2.7mMのギ酸を、無水エーテル中 、実施例1で得られたアミン、418mg(2.7mM)に添加する。該混合物を 5分間撹拌し、次いで室温にして、乾燥するまで濃縮する。無水エーテル中に取 り込み、固体を分散させ、上澄み液を除去し、生成物を真空乾燥させると、41 5mg(77%)の所望のアミンホルマートが単離される。 実施例3 BAF3−b0およびBAF3−bcl2細胞でのアポプトシス誘発における種 々の 化合物の効果 使用した細胞は、成長するにはインターロイキン−3(IL−3)を必要 とし、IL3なしで16時間内に(細胞の80%より多くが)アポプトシスとな る、マウス白血球細胞ラインBAF3に相当する[文献:Collins,M.K.L .,Marvel,J.,Malde,P.& Lopez-Rivas,A.(1992)J.E xp.Med.176,1043−1051参照]。 BAF3−bcl2細胞は、bcl2ジーンで形質転換されたBAF3細胞に相 当し、BAF3−b0細胞は、bcl2ジーンで形質転換されていないBAF3細胞 に相当する。上記特定したように、BAF3−b0細胞は、IL3がないと16 時間以内に(細胞の80%より多くが)アポプトシスとなる。一方、BAF3− bcl2細胞は、bcl2ジーンで形質転換されたものであり、IL3なしでもアポプ トシスの徴候は見られない。 IL3の存在下で培養された、BAF3−b0細胞またはBAF3−bcl2 細胞は、文献:Wright,S.et al.(1992)J.of Cell.Biochem. 48,344−355に記載の方法を採用して、2.5X105細胞/mlを0. 5μCi[3H]チミジンで、37℃で40時間インキュベートすることによっ て、ラベル化する。培地を2回洗浄後、2.5X106細胞をテストすべき種々 の化合物の存在下、培養する。6時間インキュベートした後、これらの細胞を4 00gで5分間、遠心分離して回収し、3回、PBSバッファーで洗浄する。ペ レットに回収された細胞は、2mlの0.1%Triton X−100、20mMのE DTA、5mMのTris pH8中で濯ぎ、30,000gで4℃で30分間、遠心 分離する。上澄み液を回収し、ペレットを0.3mlの0.5NのNaOHに溶解 する。培地(1ml)の、上澄み液(0.3ml)の、および溶解ペレット(0.1 ml)のアリコートを、シンチレーションカウンターでアッセイする。DNAフラ グメントのパーセンテージを、以下の方法で計算する。 結果を図1および2に記載する。 4−アミノ−4−メチル−2−ペンチン−2−ナールを比較として用いる 。4−アミノ−4−メチル−2−ペンチン−2−ナール(□で表示)はまた、A LDHの抑制剤であるが、本発明に使用した式(I)の化合物に相当しないもの である。該製造方法は、特許出願:EP−0,133,407に記載されている 。 S−メチル4−アミノ−4−メチルペント−2−インチオアート(S−M ethyl 4−amino−4−methylpent−2−ynthioate)は、実施例1に記載の方 法にしたがって得られた化合物である。 これらの結果は明らかに、S−メチル4−アミノ−4−メチルペント−2 −インチオアートの存在、好ましくはメチオナールとの組み合わせによって、B AF3−bcl2細胞中のbcl2ジーンによるアポプトシスの抑制が増大可能となる 。メチオナール−S−メチル−4−アミノ−4−メチルペント−2−インチオア ートの組み合わせは特に、アポプトシスの抑制増大に相乗性を示し、実際、20 0μm単独、メチオナールは活性を示さない(DNAフラグメント0%)もので ある。 実施例4 LNCaP細胞中のアポプトシスの誘発におけるS−メチル4−アミノ−4 −メチルペント−2−インチオアートの効果 使用した細胞は、前立腺ガン細胞系LNCaP(ATCC CRL 17 40)に相当する。LNCaP細胞は、RPMI1640媒体(GIBCO社か ら販売)および7.5%ウシ胎児血清を含有する媒体中で培養する。これらは、 文献:Wright,S.et al.,(1992)J.of Cell.Biochem.,48 ,344−355に記載された方法を採用して、37℃で5日間、0.5μCi [3H]チミジンを用いて2.5X105細胞/mlをインキュベートすることによ って、ラベル化される。PBSバッファーで2回洗浄後、2.5X106細胞は 、適当な投与量で、RPMI1640媒体、7.5%ウシ胎児血清およびS−メ チル4−アミノ−4−メチルペント−2−インチオアートを含有する新鮮な媒体 中で、再インキュベートする。6時間のインキュベート後、これらの細胞は、4 00gで、5分間、遠心分離す ることによって回収し、PBSバッファーで3回洗浄する。ペレットに回収され た細胞を、2mlの0.1%トリトンX−100、20mMのEDTA、5mMのト リスpH8で溶解し、30,000g、4℃で30分間、遠心分離する。上澄液を 回収し、ペレットを0.5NのNaOH、0.3mlに溶解する。培地(1ml)の 、上澄液(0.3ml)の、および、溶解されたペレット(0.1ml)のアリコ ートを、シンチレーションカウンタでアッセイする。DNAフラグメントのパー センテージは以下の方法で計算される。 得られた結果を図3に示す。 これらの結果は、S−メチル4−アミノ−4−メチルペント−2−インチ オアートの存在によって、LNCaP細胞におけるbcl2ジーンによるアポプトシ スの抑制が増大可能であることを明らかに示すものである。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 形質変換細胞中に存在するbcl2ジーンによる特徴であって、形質 変換細胞のアポプトシスの誘発に抵抗する特徴の抑制を増大させる目的の薬剤組 成物の調製用への、少なくとも1つの以下の式(I): (式中、R1、R2、およびR3は、独立に、飽和または不飽和で、直鎖または 分岐のC1−C6炭化水素基を示す) のアミノチオールエステル誘導体の使用。 2. 形質変換細胞の抗アンドロゲンまたは化学療法に抵抗する特徴の抑 制を増大させる目的の薬剤組成物の調製用への、少なくとも1つの以下の式(I ): (式中、R1、R2、およびR3は、独立に、飽和または不飽和で、直鎖または 分岐のC1−C6炭化水素基を示す) のアミノチオールエステル誘導体の使用。 3. 形質変換細胞の抗アンドロゲンまたは化学療法に抵抗する特徴が、 これらの細胞中に存在するbcl2ジーンによるものであることを特徴とする請求 項2に記載の使用。 4. アミノチオールエステル誘導体が、式(I)においてR1、R2、お よびR3が独立に、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、 2メチルブチル、2−メチルペンチル、イソプロピル、tert−ブチル、およびア リル基から選択される基を示すことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか 1項に記載の使用。 5. R1、R2、およびR3が独立に、C1−C3アルキル基を示すことを 特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の使用。 6. R1、R2、およびR3がメチル基を示すことを特徴とする、請求項 1ないし5のいずれか1項に記載の使用。 7. 式(I)の化合物が、アンモニウム形態、好ましくは有機アンモニ ウム形態、さらには、ホルマートまたはアセタート形態のアミン基を有すること を特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の使用。 8. 薬剤組成物が、胸部癌、B細胞リンパ腫、白血病、神経芽腫、前立 腺ガン、プロラクチノーマ、および他の下垂体アデノーマから選択される病状を 治療するためのものであることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項 に記載の使用。 9. 少なくとも1つの、請求項1ないし7のいずれか1項に定義した式 (I)の化合物と、メチオナールおよび抗新生物性剤から選択される少なくとも 1つの化合物とを含有することを特徴とする薬剤組成物。 10. メチオナールおよび少なくとも1つの請求項1ないし6のいずれ か1項に定義した式(I)の化合物を含有することを特徴とする、請求項9に記 載の薬剤組成物。 11. キットの形態で存在し、該キット中の化合物が別個にパッケージ されていることを特徴とする、請求項9または10に記載の組成物。 12. 細胞過増殖、特にガン、自己免疫病、またはアレルギーに関連し た病状を、予防的または治療的に処理するための、請求項9ないし11のいずれ か1項に記載の薬剤組成物。 13. 胸部癌、B細胞リンパ腫、白血病、神経芽腫、前立腺ガン、プロ ラクチノーマ、および他の下垂体アデノーマから選択される病状を、予防的また は治療的に処理するためのものである、請求項12に記載の薬剤組成物。
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