JPH11512491A - 細分化式多段階洗浄機における洗浄液の供給方法 - Google Patents

細分化式多段階洗浄機における洗浄液の供給方法

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JPH11512491A JP9511680A JP51168097A JPH11512491A JP H11512491 A JPH11512491 A JP H11512491A JP 9511680 A JP9511680 A JP 9511680A JP 51168097 A JP51168097 A JP 51168097A JP H11512491 A JPH11512491 A JP H11512491A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は各種の洗浄装置においてパルプの洗浄を強化する方法および装置に関する。本発明のこの方法および装置はエイ・アフルストロム・コーポレーションのいわゆるドラムディスプレーサ洗浄機(Drum Displacer washer)(ドラム形の置換式洗浄機)、すなわちDD洗浄機、および幾つかの洗浄方法に対して特に良好に適用することができる。パルプの置換洗浄を実行する方法は、洗浄すべきパルプを単段階または多段階洗浄装置へ給送し、該パルプをその内部で洗浄して該パルプを装置から排出し、また洗浄液を装置へ給送し、少なくとも一つのろ過液を装置から排出することを含み、洗浄後の吸引段階、プレス段階および(または)濃化段階からのろ過液の少なくとも一部が先行する洗浄機/洗浄段階へ導かれて洗浄液として使用されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 細分化式多段階洗浄機における洗浄液の供給方法 本発明は各種の洗浄装置を使用してのパルプの洗浄を強化する方法および装置 に関する。この方法および装置はエイ・アフルストロム・コーポレーションのい わゆるドラムディスプレーサ洗浄機(Drum Displacer washer)(ドラム形の置換 洗浄機)、すなわちDD洗浄機、および幾つかの洗浄方法に対して特に良好に適 用することができる。本発明の方法および装置は他の洗浄装置に関連して適用す ることもできるので、洗浄に使用される各種の装置を本明細書で説明する。 幾つかの異なる形式の洗浄装置および洗浄方法が従来技術で知られている。デ ィフューザ、ドラム洗浄機、およびベルト洗浄機は互いに明確に相違している。 パルプは約10%の濃度で洗浄ディフューザに供給される。ドラム洗浄機および ベルト洗浄機の給送濃度は最も一般的に1〜3%である。吸引洗浄機、ウォッシ ュプレス、および加圧洗浄機すなわち大気圧より高い圧力で作動される洗浄機が 今日使用されているドラム洗浄機の例である。 従来の吸引洗浄機はバット(vat) すなわち槽内で回転されるワイヤーカバー付 きドラムを含んでなる。このドラムの外殻は穿孔を有するプレートの下側に捕集 画室を含み、各画室はその自体に備えられたチューブによってドラム端部に位置 するシャフト上のバルブ装置に連結されている。バルブからのろ過液は、ドロッ プレッグ(drop leg)または所要の吸引力を発生する遠心ポンプを経て、例えば ろ過液タンクへ導かれる。このバルブ装置によって、ドロップレッグの影響はウ ェブを形成する所望箇所に適当に与えられる。 吸引洗浄機におけるウェブの形成は以下のように行われる。すなわち、槽内で 回転するドラムの内部には、槽からパルプ懸濁液をドラム表面に吸引する大気圧 より低い圧力がドロップレッグまたは他のいずれかの吸引力発生装置によって発 生されている。その液体がドラムを通過するとき、パルプ中の繊維がドラム表面 に捕集される。ドラム内の懸濁液の濃度は約0.5〜2%で、ドラム表面に堆積 された層の濃度は約10〜12%である。ウェブ形成領域、すなわち槽内で繊維 懸濁液に浸っているドラムの周面部分は約140°の範囲である。ドラムの最大 回転速度は2〜2.5回転/分である。これより速い回転速度では、ろ過液捕集 画室およびチューブを空にする時間が無くなる。 置換洗浄では、洗浄はパルプ槽から汲み上げた洗浄液をドラム表面に噴射して 行われる。大気圧より低い圧力がパルプ層を通してその洗浄液を吸引し、パルプ 内部の液体のほぼ全てを置換する。したがって、置換領域は約120°の範囲に わたる。吸引洗浄機の典型的な単位面積当たりの荷重は約5BDMT/m2/d であり、パルプウェブの厚さは25mm台である。漂白プラントにおける吸引洗 浄機の単位面積当たりの荷重は約8BDMT/m2/dであり、ウェブの厚さは 約30mmである。 ウォッシュプレスは、ワイヤーカバー付きか、または孔をドリル加工されたプ レート外殻を有するドラムを含んでなる。パルプは3〜4%の濃度で給送され、 塊(knots)および類似の不純物は洗浄機に至る前にパルプから除去されねばなら ない。ドラムのシェルには画室が備えられており、それらの画室からのろ過液は 端部周面に配置された室を経て排出される。また、このドラムはろ過液がドラム 内部に捕集されて端部の開口から排出されるように開放されることができる。 ウェブ形成段階の長さは約90°の範囲であり、置換段階の長さは約150° の範囲にわたる。ドラムの回転速度は約2回転/分であり、単位面積当たりの荷 重は約15〜20BDMT/m2/dである。洗浄済みウェブの濃度は35%に まで上昇する。しかしながら置換は約10〜15%の濃度で行われ、パルプウェ ブの厚さは約30〜50mmである。 大気圧より高い圧力で作動する洗浄機の例はFI特許公報第71961号およ び同第74752号に開示されている装置であり、この装置は主として回転ドラ ムおよびそのドラムを取囲む静止外殻で構成されている。ドラムは穿孔を有する シリンダを含んでおり、そのシリンダの外面には約200mmの間隔で50〜6 0mmの高さのリブが備えられている。これらのリブは穿孔を形成されたシリン ダ表面とともにいわゆるパルプ画室を形成している。シリンダ内部には、パルプ 画室の下側にろ過液画室が配置され、ろ過液画室内に洗浄液で排出されたろ過液 が捕集される。バルブ装置がシリンダドラムの端部にて実質的に直径周面位置に 配置されており、このバルブ装置を経てろ過液は排出され、さらに移送される。 この洗浄機は幾つかの、通常は3〜4の段階を含んでなる。このことは、洗浄液 が多数回にわたってパルプ洗浄に再使用されることを意味し、したがって、ろ過 液画室内に捕集されたろ過液は或る洗浄段階から他の洗浄段階へと向流状態で導 かれることを意味する。洗浄機ドラムの外部には、洗浄機外殻の一部分として洗 浄液給送室が備えられており、その洗浄液給送室から洗浄液が穿孔を有するプレ ートを通してパルプ画室内のパルプへ送られ、パルプ内部の液体を排出する。 パルプウェブの形成および洗浄は、洗浄すべきパルプを特定の給送ボックスを 経てパルプ画室へ供給することで行われる。この給送ボックスはパルプを濃化(t hicken)し、ドラムと同じ長さの軸線方向の「バー(bars)」をパルプ画室内部 に形成する。給送位置の直後に、第一洗浄領域がドラム上に備えられている。前 述した公報に記載されている装置では、5つの別々な洗浄領域が備えられている 。洗浄液の流れはこれらの洗浄領域のそれぞれに導かれ、洗浄ドラムの画室内の パルプ層の内部を通過される間に洗浄液はそのパルプ内部の液体を排出する。既 に上述したように、ろ過液は或る領域から他の領域へ向かって向流状態に導かれ る。換言すれば、(FI特許公報第74752号、図1参照)清浄な洗浄液は最 終洗浄段階へポンプ圧送され、この洗浄液で排出されるろ過液が第二洗浄段階へ 送られて洗浄液として使用される。最終段階の後、「パルプバー」は例えば加圧 空気を噴射させてドラムから取出され移送スクリュー上でさらに移送される。 4段階を備えたこの形式の加圧洗浄機における典型的な単位面積当たりの荷重 は約2.4BDMT/m2/dである。「パルプバー」の太さは約50mmで、 濃度は15〜18%にまで高まり得る。しかしながら、画室から漏出する洗浄液 によって濃度は10〜12%まで下がる。ドラムへ給送されるパルプの濃度は、 3.5〜10%の範囲内である。ドラムは約0.5〜3.0回転/分で回転され る。 上述したFI特許公報第74752号(米国特許第4919158号および同 第5116423号と同じ)および添付の図2は、FI特許公報第71961号 の基本的な方法の僅かながら改良した変形例を示しており、これによれば添付の 図1に模式的に示されている基本的な構造で得られるよりも顕著に良好な洗浄結 果を得ることができる。図2の実施例では、各洗浄段階は二つの領域に分割され 、各々の段階から濃度の異なる二つの洗浄ろ過液が得られるようになされている 。これらのろ過液は図示されたように向流方向に再循環される。これらの図は、 いわゆる吸引ろ過液、すなわち最終洗浄段階とパルプ排出部との間の位置から抜 取られたろ過液が、最終洗浄段階の後方洗浄領域からの洗浄ろ過液とともに最終 段階の一つ前の洗浄段階における後方洗浄領域へ送られて洗浄液として使用され る状態を示している。 少なくとも洗浄液の給送またはろ過液の処理のいずれか一方、または両方が同 時に欠点を示すということが上述装置の全てにおける典型である。これらの欠点 は、数ある中でも洗浄結果が悪いという結果をもたらす。洗浄機が適当とされる 洗浄結果に達し得ないと見出されたならば、その結果として当然ながら一層多数 の段階を備えた洗浄機か、別の形式の洗浄機を備えねばならなくなる。また清浄 洗浄液の消費量を増大してこの問題を解決することも必要となるが、これは蒸発 プラントにおける蒸気の要求量を増大し、廃水処理装置の容量が増大されねばな らず、環境に対する負荷も一部増大する。 本発明の目的は上述した問題を解決し、また多くの異なる形式の各々の洗浄機 および洗浄方法によって得られる最適な洗浄結果に非常に近い洗浄結果を達成す ることのできるそれらの洗浄機に適用可能な装置を提供することである。 この方法および装置の特徴は請求の範囲の欄に開示されている。 本発明による方法および装置は、添付図面を参照して例を挙げて詳細に以下に 説明される。図面において、 図1は先行技術の多段階洗浄機の作動原理を模式的に示し、 図2は他の先行技術の多段階洗浄機の作動原理を模式的に示し、 図3は本発明の好ましい実施例を示し、 図4は本発明の他の好ましい実施例を示し、 図5は吸引ろ過液の従来の処理方法を示し、 図6は吸引ろ過液を使用した本発明の好ましい実施例による方法を示し、 図7は先行技術のウォッシュプレス装置を示し、 図8はウォッシュプレス装置に適用した本発明の第三の好ましい実施例を示し 、 図9は先行技術の洗浄モデルを示し、 図10は本発明の第四の好ましい実施例による洗浄モデルを示し、 図11は繊維マットの長さの関数としてろ過液の濃度分布を示し、 図12は本発明の第五の好ましい実施例による洗浄モデルを示し、 図13は本発明の第六の好ましい実施例による洗浄モデルを示し、 図14は本発明の第七の好ましい実施例による洗浄モデルを示し、 図15は本発明による吸引ろ過液およびろ過液の再循環がパルプ純度に及ぼす 影響を示し、 図16は本発明によるろ過液の再循環がパルプ純度に及ぼす影響を示す。 図1に模式的に示された作動原理は、例としてエイ・アフルストロム・コーポ レーションによるFI特許第71961号のいわゆるドラムディスプレーサ洗浄 機(DD洗浄機)に対して適用された。図1はパルプMinが装置の穿孔付き移動 ワイヤー10に供給された状態を示している。このワイヤーは円筒形の洗浄ドラ ム、または例えば平面状の表面を有するベルト洗浄機とされ得る。ワイヤー10 はバッフル12を備えている。ワイヤー表面10の反対側に静止している洗浄液 給送室14が備えられ、その洗浄液給送室14の底部16はバッフル12および ワイヤー表面10とともにパルプ洗浄画室18を形成している。ワイヤー表面1 0の下側には、多数のろ過液画室20が備えられ、洗浄液によってパルプから排 出されたろ過液を捕集するようになされている。記載した特許はまたろ過液がろ 過液画室20からドラム端部に配置されたバルブ装置を経てさらに移送される状 態を一層厳密に説明している。これらの図は装置に4つの洗浄段階(ステージ) I〜IVのあることを示している。また対応する洗浄液給送室14I,14II, 14III,14IVおよびろ過液画室20I,20II,20III,20IVもある。清 浄な洗浄液WIはパルプが最も清浄な状態にある第四の洗浄段階IVへ送られる のがこの装置の作動の典型である。第四の洗浄段階からのろ過液FIVは第三の洗 浄段階IIIに送られて洗浄液として使用され、このように次々と送られて最終 的に第一の洗浄段階Iからのろ過液FIが廃水処理装置例えば蒸発プラントへ送 られ、および(または)(and/orを意味する)ブロータワーにおける希釈 液として使用されるようになされる。上述から理解されるように、この装置は 通常の4基の1段階洗浄機と置き換えることができる。 図2は同じ洗浄機のさらに改良した変形例を模式的に示している。この洗浄機 は例えば米国特許第4919158号および同第5116423号にさらに厳密 に記載されている。これらの図が示すように、洗浄機は同様に4つの洗浄段階I 〜IVを含むが、各洗浄段階は内部を二つの領域に分割され、異なる濃度のろ過 液をそれらの領域から抜出せるようになされている。したがって、清浄な洗浄液 WIは第四の洗浄段階IVへ送られて、パルプからろ過液を排出するようになす。 記載した形式の置換洗浄ではパルプ内部の液体濃度が比較的一定の比率で給送パ ルプMinから排出パルプMoutへと減少し、また第四段階のろ過液画室20IVが 二つの部分20IV1,20IV2に分割されるという理由から、二つの部分20IV1 ,20IV2は異なる濃度のろ過液FIV1,FIV2を捕集する。これらのろ過液FIV1 ,FIV2は向流状態、すなわち第三の洗浄段階IIIへ向かって導かれ、最も清 浄なろ過液すなわちろ過液FIV2が第四段階の後方領域から第三段階IIIの後 方領域の洗浄液給送室14III2へ導かれて洗浄液として使用される。同様に、こ れよりは汚れているろ過液すなわち第四段階の前方領域からのろ過液FIV1は第 三段階の前方領域の洗浄液給送室14III1へ導かれて、洗浄液として使用される 。このようにしてこの方法が洗浄装置の端部まで続けられて、図1の構造で作ら れるよりも約15〜30%も清浄なパルプが作られる。 一般に、この種のいわゆる細分化式多段階洗浄機の作動原理は、一つの洗浄段 階または幾つかの洗浄段階から幾つかのろ過液を受入れてそのろ過液を先行する 洗浄段階または同じ順番を有する領域へ給送して、洗浄液として使用するように させることであるといえる。したがって、各段階が二つの領域に分割された洗浄 機を説明したとしても、段階を例えば三つの領域に分割し、三つの異なるろ過液 を受入れるようにすることを阻むものではない。勿論、別々の段階を異なる方法 で領域に分割することも可能である。換言すれば、例えば2以上の濃度の異なる 洗浄液の供給される一つの洗浄段階から、唯一のろ過液を抜出すことが可能であ る。いわゆるDD洗浄機においては、この第一洗浄段階がしばしばこの形式であ る。したがって、幾つかの場合では、第一段階からのろ過液はパルプの希釈およ び(または)化学薬品の回収のために移送される部分として抜出される。 図2はまた記載した特許において説明されているように、最終洗浄段階IVと 排出パルプMOUTとの間から得るいわゆる吸引ろ過液FTが第四段階IVから得た 清浄なろ過液とともに洗浄液給送室14III2へ導かれて、第三段階IIIの後方 領域における洗浄液として使用されるようになされる状態を示している。 さらに、記載した特許によれば、第一洗浄段階Iからのろ過液はFIとして組 合わされ、例えば蒸発プラントまたは他の何らかのろ過液処理装置へ導かれる。 上述した米国特許は、パルプMinを給送するときにさらに他のろ過液を得ること ができることをさらに説明している。このろ過液は洗浄段階のろ過液FIとは別 に装置から排出される。 しかしながらこの方法をさらに厳密に見たとき、FI特許第74752号また は米国特許第4919158号および同第5116423号は一層効率的である 。この実施例では第四洗浄段階IVである最終洗浄段階と排出パルプMoutの箇 所との間でいわゆる吸引ろ過液FTがパルプから分離され、これが洗浄液として 使用され、符号27が付された上述特許が参照される。この吸引ろ過液FTは所 要として最終ろ過液画室から、また多分濃化されるパルプから得られる。したが って吸引過液F1の成分は洗浄機に供給された液体W1に非常に似ている。 まず第一に、説明した種類の吸引ろ過液FTの流れがあるならば、最終洗浄段 階へ向かって流れる洗浄液は他の洗浄段階へ向かう洗浄液よりも少量であるとい うことに留意しなければならない。第二に、吸引ろ過液FTは最終洗浄段階の一 つ前の洗浄段階から流出するパルプよりも清浄であり、洗浄工程から、すなわち 洗浄機から排出されたパルプよりは僅かに汚れているだけである。したがって上 述した特許の構造では、本当に清浄な吸引ろ過液FTが不必要なほど上流位置で 得るようになされている。 図3に示されるように、洗浄工程は吸引ろ過液FTを最終洗浄段階IVの第一 領域の洗浄液給送室14IV1へ供給し、FI特許および米国特許に記載されてい るように最終洗浄段階の前の洗浄段階IIIの最終領域へ供給することはしない ことによって一層効率的となされ得る。しかしながら図は最終洗浄段階IVの最 終領域からろ過液FIV2の一部が抜出され、濃化段階からの吸引ろ過液FTと組合 わされて、この混合液が最終洗浄段階IVの第一領域へ供給される状態を示し ている。図はまた破線で、清浄な洗浄液W1が最終洗浄段階IVの最終領域の洗 浄液給送室14IV1に対して供給されるだけでなく、最終洗浄段階IVの第一領 域の洗浄液給送室14IV1に対して供給される洗浄液の一部をなすことができる ことを示している。上述したように吸引ろ過液FTの循環を構成することによっ て、最終洗浄段階IVに給送される量の洗浄液および吸引ろ過液FTが余剰の洗 浄に使用される。 吸引ろ過液FTの循環の他の方法は、図4に示すように、吸引ろ過液FTを清浄 な洗浄液W1と組合わせて最終洗浄段階IVの両方の洗浄液給送室14IV1,14IV2 に給送することである。 最終洗浄段階IVに続いてさらなる洗浄段階が備えられ、吸引ろ過液FTはこ の余剰洗浄段階から得られることが理解できよう。 実施した試験は、本発明による吸引洗浄液の新しい循環方法が、洗浄機で行わ れる洗浄段階の数に応じて5〜35%だけパルプ純度が高められることを示した 。当然ながらこの純度が増大すればするほど洗浄機に備えられる洗浄段階を少な くできる。通常の2段階洗浄機では、洗浄結果は15〜35%ほど改善される。 図5および図6は単段階洗浄機の液体循環における吸引ろ過液の循環の作用を 示している。図中の数字は、1トンのパルプ(ADT;濃度90%、すなわち1 トンのパルプが900kgの繊維と100kgの液体を含んでなる)を使用した 場合の立方メートルで表される液体の流量を示している。したがって、パルプ1 トン当たり9.1立方メートルの液体を含む、すなわち濃度約9%のパルプが洗 浄工程に導入される。ウェブの形成時に2.5トンの液体が除去され、洗浄工程 における濃度は約13.5%となる。これから、1.5立方メートルの吸引ろ過 液が吸引段階でさらに除去され、したがってパルプの排出時濃度は約17.6% となる。図5は吸引ろ過液がウェブ形成で得られるろ過液と洗浄段階の固有のろ 過液と組合わされ、ろ過液のさらなる処理または他の何らかの使用のために装置 から除去されるようになされるこれまでの単段階洗浄機を示している。 図6は吸引ろ過液が洗浄段階の開始箇所へ向けて導かれる場合を示している。 したがって、1トンのパルプ当たり1.5立方メートルを超える洗浄液が供給工 程に供給される。この量によれば、洗浄液の量は洗浄結果に比較的直接に比例し 、 この種の場合は洗浄結果は約ろ過液画室20%ほど改善されると言える。 図7はウォッシュプレスを使用した先行技術のパルプ洗浄構造を模式的に示し ている。図の構造によれば、パルプは例えば蒸解装置または蒸解装置のブロータ ンクから希釈段階30へ送られ、約4%の濃度にまで希釈される。希釈された後 、パルプは濃化段階32へ送られ、そこでパルプが約ワイヤー表面10〜15% の濃度に濃化される。得られた中間的な濃度のパルプは置換段階34へ供給され 、ここには洗浄液が供給されている。パルプはさらに濃化段階38へ送られ、こ こで液体がパルプから除去されて濃度が30〜40%まで高められる。これは、 洗浄により得られる、また先の、および後の濃化段階で得られるろ過液FW,FT 1 ,FT2が濃度差に関係なく組合わされるようなこれまでのウォッシュプレス構 造の典型である。このようにして得られたろ過液Fの部分F1がパルプの希釈の ために希釈段階30で使用され、他の部分F2は化学薬品の回収または何らかの 他の使用または処理のために送られる。 図8は本発明によるウォッシュプレスを示しており、図5の構造と比較して最 も重要な相違はこのウォッシュプレスが2つの洗浄段階を含んでいることである 。図8に用いた符号は図5に用いたものと同じである。第二の洗浄段階は符号3 8で示されており、そのろ過液はFW2で示されている。2つの洗浄段階34,3 6が連結されると、装置から得たろ過液は向流方向に移送され、装置の最終濃化 段階38から得た比較的清浄なろ過液FT2が第一洗浄段階34における洗浄液と して使用される。外部供給源からの清浄な洗浄液W1は第二洗浄段階36だけに 送られる。 ここで、図8ならびに図9および図10に関連して記載した希釈、濃化および 置換段階はいずれも一つの同じ装置で実行されるか、または互いに全く離されて 配置された別々の装置で実行されることもできるということに留意すべきである 。特に、作動箇所の間隔距離はこの方法がこの工程を実行する際に決定的に重要 なものではない。換言すれば、図9および図10は例として先行技術の洗浄機の 連結状態およびそれにおいてなされた改良を示している。したがって図9におけ るように、希釈段階からの給送パルプMinはこのためにろ過液FTWによって例え ばブロータンク40で低濃度となるように希釈され、これは例えばエイ・アフル ス トロム・コーポレーションのDD洗浄機における洗浄空間内部に「パルプバー」 を形成する濃化段階から得たろ過液、および洗浄段階44からのろ過液と混合さ れ得る。しかしながら、上述した濃化段階のろ過液の濃度は、パルプに残存する 液体の濃度すなわちこれまで注意を払わなかった希釈に使用した液体の濃度と同 じである。しかしながら、FI特許第74752号、および米国特許第4919 158号および同第5116423号は上述のろ過液を別に得ることのできるこ とを示している。しかしながらこれらのろ過液のさらなる使用または処理は記載 されていない。 図10は上述した工程を改良する本発明の好ましい実施例を示している。図9 の構造は、洗浄段階洗浄液FWおよび濃化段階42からのろ過液FTの一部が希釈 段階40に使用されるように変更された。濃化段階42からのろ過液の残りは化 学薬品の回収のために導かれる。この種の構造は洗浄結果を10〜15%ほど改 善することが見出されている。勿論、希釈の全てを十分であるならば洗浄段階の ろ過液で実行することができる。換言すれば、濃化段階および洗浄段階の両方か らの先行のろ過液は互いに混合され、その後にこの組合わされたろ過液の一部が 希釈に用いられる。本発明の方法によれば、濃化段階からのろ過液量だけが希釈 段階へ送られ、これは置換段階からのろ過液には及ばない。上述した方法が実行 されると、希釈に用いられるろ過液の濃度は先行技術の構造の場合に用いられる ろ過液の濃度よりも低くなる。 上述した方法は、マットの長さすなわち洗浄段階の長さの関数として図11に 模式的に示されたろ過液の典型的な濃度分布に合わせることでさらに高い効率と なされる。この図は洗浄段階の終端に近づくほどろ過液の濃度が低くなるすなわ ちろ過液が清浄になることを明確に示している。このことは、ろ過液が洗浄段階 の終端から送られてその同じ洗浄段階の開始箇所においても使用できることを示 している。 図12、図13および図14は単段階洗浄機に関連して、洗浄段階の終端から の排出ろ過液の5〜15%がその洗浄段階の開始箇所へ送られる状態を示してい る。実際に、洗浄段階の開始箇所へ一層多量のろ過液を、すなわちろ過液の大部 分を送ることができる。当然ながら、循環されるろ過液を一層少量にする、すな わち幾つかの異なる濃度のろ過液を抜出し、それらを勿論ながら最も濃度の高い 箇所から洗浄段階の開始箇所における異なる位置に再循環させることもできる。 図15は図5、図6、図12、図13、図14に示された単段階洗浄機の比較 を示している。水平方向の目盛りは材料から溶解された固体材料、すなわち化学 薬品および繊維の比率を示しており、これらは基本的にパルプから除去されるべ きものであるが、装置により除去できなかったものである。したがって、図の目 盛りは10〜13%の「ごみ」が依然として残存している範囲を示している。垂 直軸線は洗浄損失の変化の割合を示している。本明細書で洗浄損失とは、洗浄後 にパルプ内部の得た中に残存する溶解された乾燥固体および化学薬品の量を意味 する。本発明はこれらの洗浄損失を減少させることを目的とする。図15の初期 状態は図5に示された連結状態にあり、これにより吸引ろ過液は別のろ過液によ って装置から除去され、装置へ戻されない。したがってこの記述子は水平方向の 目盛軸線である(目盛りの真のゼロ点に注意)。0%曲線は図6に示された連結 状態の影響、すなわち吸引ろ過液の全てが洗浄段階の開始箇所へ戻されるが、置 換洗浄段階自体のろ過液は使用されずに残される構造の影響を示している。5% 曲線は図12に示された連結状態の影響、すなわち排水洗浄ろ過液の5%が吸引 ろ過液とともに洗浄段階の開始箇所へ再循環される構造の影響を示している。同 様に、10%曲線および15%曲線は図13および図14に詳細構造の影響を示 している。この図は、通常の洗浄段階(図5)から排出されるパルプが化学薬品 および溶解された乾燥固体の11%を含んでいるならば、この洗浄損失は吸引ろ 過液を洗浄段階の開始箇所へ再循環させることで約21%ほど減少される。この ことは、洗浄損失が8.7%に低下されることを意味する。同様に、上述した吸 引ろ過液および置換洗浄ろ過液の10%が洗浄段階の開始箇所へ再循環されるな らば、洗浄損失は約30.5%ほど減少され、すなわち洗浄損失は約7.6%に 低下されることを意味する。したがって、洗浄損失は8.69から7.645へ 低下し、これは約12%を意味する。 図16は同様に一組の曲線を示しており、その初期状態は吸引ろ過液の再循環 が既に使用されているものである。この一組の曲線を使用して、先の図の第一の 例による状況をチェックできる。これにおいては洗浄損失は8.7%であり、さ らに洗浄段階の終端から得たろ過液の10%を洗浄開始箇所へ再循環させること で洗浄損失を7.8%にさらに低下された。水平目盛で8.7%を選び、10% 曲線の位置まで下ろすことで、既に上述で計算したように、洗浄損失は約12% まで減少されることが見られる。 上述したように置換ろ過液の一部を再循環させることはいずれかの方法により 洗浄段階の終端にそれ自体のろ過液画室を必要とする。これを行う好ましい方法 は、可動シール部材を使用して実際のろ過液画室の一部を分離し、分離すべき置 換ろ過液の体積がそのシール部材を移動させることで変更できるようにすること である。したがって、再循環されるろ過液の体積は、例えば洗浄機の運転状態に 応じて制御されることができる。 上述から理解されるように、先行技術の方法および装置に比較して、本発明は 木材処理工業における洗浄工程を顕著に、一層経済的且つ環境に対して一層優し くする方法を提供する。しかしながら、上述で説明した実施例は本発明の適用に 関する僅かながらの好ましい代替例であって、いかなる場合も本発明の保護され る範囲を上述の記載および添付の請求の範囲の欄に記載された一つに限定するこ とを意図するものでないことを念頭におかねばならない。したがって、単段階洗 浄機の一つの例が説明されたが、多段階洗浄機の作動は同様装置によって一層効 率的になされることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.洗浄すべきパルプを単段階または多段階洗浄装置へ給送し、該パルプをそ の内部で洗浄して該パルプを装置から排出し、また洗浄液を装置へ給送し、少な くとも一つのろ過液を装置から排出することを含んでいるパルプの置換洗浄を行 う方法であって、洗浄後の吸引段階、プレス段階および(または)濃化段階から のろ過液の少なくとも一部が先行する洗浄機/洗浄段階へ導かれて洗浄液として 使用されることを特徴とする方法。 2.請求項1に記載された方法であって、細分化する多段階洗浄機において吸 引段階、プレス段階、および(または)洗浄後の濃化段階からのろ過液の少なく とも一部が先行する洗浄機/洗浄段階の第一領域へ導かれて洗浄液として使用さ れることを特徴とする方法。 3.請求項1に記載された方法であって、上述のろ過液の少なくとも一部が、 清浄な洗浄液と組合わされて先行する洗浄機/洗浄段階の第一領域へ導かれて洗 浄液として使用されることを特徴とする方法。 4.請求項1に記載された方法であって、上述のろ過液の少なくとも一部が、 先行する洗浄機/洗浄段階の第二/最終領域から得たろ過液の一部と組合わされ て、先行する洗浄機/洗浄段階の第一洗浄領域へ導かれて洗浄液として使用され ることを特徴とする方法。 5.請求項1に記載された方法であって、洗浄段階が少なくとも単段階であり 、少なくとも二つの別々のろ過液が各段階から得られるように細分化することを 特徴とする方法。 6.請求項1に記載された方法であって、洗浄段階が少なくとも単段階であり 、少なくとも二つの別々の洗浄液が各段階に供給されるように、また少なくとも 二つの別々のろ過液が各段階から得られるように細分化することを特徴とする方 法。 7.請求項1に記載された方法であって、最終の二つの領域または多数領域の 洗浄段階に続くプレス段階または吸引段階から得られたろ過液が最終洗浄段階の 洗浄液自体を使用した領域より先行の領域で使用され、また洗浄液自体が最終洗 浄段階の終端すなわち最終領域で使用されることを特徴とする方法。 8.請求項1に記載された方法であって、少なくとも一つの洗浄段階、および 一つまたは幾つかの領域を含んでなる洗浄段階に続くプレート段階または吸引段 階から得られたろ過液が最終洗浄段階の第一領域で使用されることを特徴とする 方法。 9.請求項1に記載された方法であって、少なくとも一つの洗浄段階、および 一つまたは幾つかの領域を含んでなる洗浄段階に続くプレート段階または吸引段 階から得られたろ過液が最終洗浄段階の第一領域で使用され、洗浄液自体が最終 洗浄段階の終端で使用されることを特徴とする方法。 10.請求項1に記載された方法であって、洗浄装置が少なくとも一つの希釈段 階と、少なくとも一つの置換段階と、少なくとも一つの濃化段階とをこの順序で 含んでなることを特徴とする方法。 11.請求項10に記載された方法であって、洗浄装置が少なくとも一つの希釈 段階と、少なくとも一つの濃化段階と、少なくとも一つの置換段階と、少なくと も一つの濃化段階とをこの順序で含んでなることを特徴とする方法。 12.請求項10または請求項11に記載された方法であって、少なくとも一つ の置換段階に続く少なくとも一つの濃化段階からのろ過液が最終洗浄段階の開始 箇所へ供給される洗浄液の少なくとも一部として使用されることを特徴とする方 法。 13.請求項10、請求項11または請求項12のいずれか一項に記載された方 法であって、少なくとも一つの置換段階に続く少なくとも一つの濃化段階からの ろ過液が最終洗浄段階の開始箇所へ供給される洗浄液の少なくとも一部として使 用されることを特徴とする方法。 14.請求項1に記載された方法であって、洗浄装置が少なくとも一つの希釈段 階と、第一の濃化段階と、少なくとも二つの洗浄段階と、第二の濃化段階とをこ の順序で含んでなることを特徴とする方法。 15.請求項14に記載された方法であって、一つまたは幾つかの前記洗浄段階 から得られた少なくとも一つのろ過液の一部がパルプを希釈するために前記希釈 段階で使用されることを特徴とする方法。 16.請求項14に記載された方法であって、前記第二の濃化段階からのろ過液 が第一の洗浄段階へ供給される洗浄液の少なくとも一部として使用されることを 特徴とする方法。 17.請求項1に記載された方法であって、洗浄装置が希釈段階と、濃化段階と 、少なくとも一つの洗浄段階とを含み、これにより前記洗浄段階からのろ過液の 少なくとも一部がパルプを希釈するために前記希釈段階で使用されることを特徴 とする方法。 18.請求項1に記載された方法であって、洗浄装置の唯一のまたは最終の洗浄 段階からのろ過液の一部が前記段階の開始箇所へ戻されて洗浄液として使用され ることを特徴とする方法。 19.第一面および第二面を有し、洗浄すべきパルプウェブが前記第一面上に形 成されるワイヤー(10)と、ろ過液を受取るための手段(20)および前記第 二面に対して与えられるいわゆる吸引ろ過液を受入れる手段と、第一ワイヤー面 およびウェブとワイヤーの同じ側に配置され、ウェブの反対側のろ過液を受取る 手段(20)と向かい合わされているウェブ上に洗浄液を供給する手段(14) とを含むパルプの置換洗浄装置であって、いわゆる吸引ろ過液の少なくとも一部 がパルプの洗浄のために使用されるように導かれることを特徴とするパルプの置 換洗浄装置。 20.請求項19に記載された装置であって、最終洗浄段階からのろ過液の一部 が同じ洗浄段階で洗浄液として使用されるようになされることを特徴とする装置 。 21.請求項19に記載された装置であって、ろ過液を受取る前記手段(20) が洗浄液として使用されるために分離されるろ過液の体積を制御するための可動 シールを含んでなることを特徴とする装置。
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