JPH11511669A - 履 物 - Google Patents

履 物

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JPH11511669A
JPH11511669A JP8527381A JP52738196A JPH11511669A JP H11511669 A JPH11511669 A JP H11511669A JP 8527381 A JP8527381 A JP 8527381A JP 52738196 A JP52738196 A JP 52738196A JP H11511669 A JPH11511669 A JP H11511669A
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ナイジェル ジョン ミッドルトン
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    • A43B7/06Footwear with health or hygienic arrangements ventilated
    • A43B7/08Footwear with health or hygienic arrangements ventilated with air-holes, with or without closures
    • A43B7/082Footwear with health or hygienic arrangements ventilated with air-holes, with or without closures the air being expelled to the outside

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 通気孔を有する底部(1)を含む履物であって、この底部は、内部に、実質的に不浸透性及び弾性を有する材料から成り送り孔(9)を介して履物の内部に接続される空気貯蔵部(2/3)を有し、各送り孔(9)は、その連通方向に沿って、履物の内部に向かって開口する比較的広い領域(9A)と、この比較的広い領域(9A)と空気貯蔵部(2/3)をつなぐ比較的狭い領域(9B)とを有する。底部は、空気貯蔵部(2/3)と履物外部との通気に役立つ通気部(4/5/8)を有する。装着者が歩く間に順々に起こる空気貯蔵内室(2A、2B、2C)及びこれらを相互に連結するダクト(3)の圧縮は、装着者の足によって同時に順々に起こる送り孔(9)の閉塞と相俟って、底部内における湿った空気の逆流を制限又は防止する。

Description

【発明の詳細な説明】 履物 本発明は、履物に関し、特に、通気性の良い底部を有する履物に関する。 不浸透性の材料を用いて履物を作ることには長所があるが、そのようにして作 られた履物では、履いたときに問題が生ずる。なぜなら、そのような材料は、装 着者の皮膚の自然生物学的な機能、特に、皮膚における酸素の環流と水蒸気の除 去を妨げるからである。 本発明によれば、底部が実質的に不浸透性及び弾性を有する材料からなり、こ の底部の内部に、送り孔を介して履物の内部に接続される空気貯蔵部を有し、少 なくとも1つ(好ましくは全て)の送り孔は、その連通方向に沿って、履物の内 部に向かって開口する比較的広い領域と、この比較的広い領域と空気貯蔵部とを つなぐ比較的狭い領域と、を有し、底部は、さらに、空気貯蔵部と前記履物の外 部との通気に役立つ通気部を有する、という履物を得ることができる。 ここで使用されるように、「比較的広い」という表現及び「比較的狭い」とい う表現は、特定の2つの領域を互いに比較したときに一方が他方に対して広く、 他方が狭いことをいう。また、「底部」という用語は、本文脈においては、履物 の底部の踵部をも含む。 空気貯蔵部と履物外部との通気を行う通気部には、例えば履物のつま先部分に おけるように、底部に隣接する履物の外部に向かって開口する通気孔や、空気貯 蔵部を上部表部材とその裏部材との間の領域につなぐ第一の通気孔(これも、履 物のつま先部分に設けられることが好ましい)と、この第一の通気孔から離れた ところ、好ましくは履物のほぼ最上部、に位置して当該領域から履物の外に向か って開口する第二の通気孔を含むことができる。 さらに、各送り孔は、空気貯蔵部中の空気が送り孔を通って履物内部に逆流す ることを制限するように形成されることが好ましい。そのような空気の逆流の制 限は、送り孔の比較的広い領域の内面が、頂点が比較的狭い領域の方を向いたほ ぼドーム状又は円錐状に形成され、この構造によって、空気貯蔵部からの逆圧で ドーム状又は円錐状の部分が押しつぶされて頂点において比較的狭い領域が閉ざ され、一方、前記履物の内部からの正方向の圧力で前記送り孔の前記比較的狭い 領域が開かれることにより、最も適切に実現される。 履物の底部の各送り孔は、その連通方向から見たときにほぼ円形をなし、最小 内径D min が約0.01mm〜約5mm(例えば、1mm)、最大内径D max が D min のおよそ1.5倍〜20倍(例えば、約1.5倍〜約5倍)の大きさと されることが好ましい。隣接する送り孔の中心は、互いに10mm〜100mm 離れることが好ましく、特に、ほぼ20mm離れることが好ましい。送り孔の比 較的狭い領域は、直線状をなし、長さが約3mmを超えないことが好ましく(よ り好ましくは、約0.5〜2mm)、各空気貯蔵室は、底部の上部表面から下方 に5mm(例えば、約1mm〜約4mm)を超えない位置から始まることが好ま しい。送り孔は、好ましくは、比較的広い領域から比較的狭い領域に向かってド ーム状をなすように先細りに形成される。そのため、例えば、各送り孔は、その 全長のおよそ50%までD max からD min に小さくなり、送り孔の全長の約5 0%の部分がD min となる。 履物の底部を次のように形成することが有利であるとわかる場合もある。つま り、比較的狭い領域における送り孔の壁部は、使用時に比較的閉じた状態と比較 的開いた状態の間で弾力的に拡張収縮可能であり、比較的閉じた状態では、増加 した圧力の下で送り孔の比較的広い領域に空気を蓄積できるように送り孔が十分 に閉ざされ、比較的開いた状態では、比較的広い領域に蓄積された空気が比較的 狭い領域を通って空気貯蔵部に流入することができる。すなわち、そのような配 列により、履物の快適性及び断熱性が著しく損なわれることなく、履物内部の水 分が強制的に除去される。 空気貯蔵部を上部表部材とその裏部材との間の領域に向けて開口させる第一の 通気孔と、上部表部材とその裏部材との間の領域から履物の外部に向かって開口 する第二の通気孔と、を含む通気部の場合には、英国特許第2,242,860 号の主題のような織物で裏部材を形成することが好ましい。つまり、シートを含 む織物であって、独立気泡(closed-cell)ネオプレンのような、実質的に不浸 透性のエラストマー材料からなり、複数の貫通孔を有する。シート(あるいは少 な くともその一部)の各貫通孔は、その連通方向に沿って、少なくとも1つの比較 的広い領域と少なくとも1つの比較的狭い領域とを有し、シートの第一側面(裏 部材の履物内部側の側面)に向かって開口すると共にシートの他の側面(裏部材 の、この裏部材と上部表部材との間の領域側の側面)において十分に閉塞する内 室を形成する。この内室によって、シートの第一側面から他の側面に通過しよう とする空気が、通過前に、増加する圧力の下で内室に蓄積される。そのような織 物は、STOMATEX(商標)というブランド名で、セント・アルバンス・ラバー・リ ミティッド(所在地:英国、カウンティ・ダーラム、スタンレー)から市販され ている。そのような織物からなる裏部材が使用される場合には、裏部材を通過し た空気は、その後、第二の通気孔を経由して、裏部材と上部表部材との間の領域 から排出される。このとき、履物の底部に設けられた空気貯蔵部中の空気も併せ て排出される。そのような手段は、寒い天気用の履物に特に適している。これは 、暖かく湿った排気が履物の上部材を通過するため、装着者の足が暖められるか らである。 空気貯蔵部は、履物の底部内で相互に接続された一連の内室を有することが好 ましい。最も好ましくは、履物における踵部、中間部、つま先部に設けられる。 そのような内室は、歩行動作の際、順々に圧縮される。つまり、まず、踵部の内 室が圧縮される。これは、歩行者の体重が足の踵に最初にかかるからである。次 に、体重が足の甲及び親指の付け根にかかって、中間部の内室が圧縮される。最 後に、足の親指に体重がかかって、つま先部の内室が圧縮される。この順を追っ て連続的に起こる圧縮により、空気貯蔵部中の空気が、底部を通って前方に向か い履物の通気孔へと押し出される。内室は、空気流通路によって相互に連結され る。この空気流通路は、内室よりも細いが、空気貯蔵部と履物の内部とをつなぐ ための送り孔の狭い領域よりは広い。この送り孔は、各内室の最上部と、履物の 内側における底部の上面とを連結する。 順々に起こる内室及び空気流通路の圧縮は、装着者の足によって同時に順々に 起こる送り孔の閉塞及び送り孔の特殊な形状と相俟って、底部内の湿気を含んだ 空気の逆流を制限ないし防止する。 履物の底部は、履物底部の形成に従来から使用される弾性のある材料を用いて 適当に(例えば、型を用いたり、あるいはまた、プレスしたりして)形成される 。履物の上部材(つまり、より適切には、その外部)は、履物の上部材の形成に 従来から使用される材料によって適当に形成される。したがって、本発明にかか る履物は、従来の履物と同様の感触及び履きやすさを有する。 以下においてより詳細に説明するように、底部内の送り孔及び空気貯蔵部を経 由し、かつ、裏部材を経由することにより、使用に際して装着者の足は「呼吸」 することができる。そのため、装着者の皮膚の自然生物学的な機能の阻害は、最 低限となる。 本発明のより良い理解のため、また、本発明がどのようにして効果を生ずるか を示すため、一例を取ってこれを図示する。なお、この例は、本発明を何ら限定 するものではない。 図1は、ブーツの底部におけるブーツ内部側の表面及び底部の一面を示す透視 図である。 図2は、図1におけるII−II線断面図である。 図3は、底部を示す横断面図である。 図4は、底部を示す縦断面図である。 図5は、ブーツの底部の一部及び上部材の一部を示す断側面図である。 図6は、図1から図5までに示したブーツに類似するブーツの断側面図であり 、足に装着された状態で示されている。 図7A、図7B、図7Cは、一歩歩くときの連続する複数の動作における図6 に示されたブーツの様子を示す図である。 まず、図1から図5までを参照しつつ説明する。底部1は、例えば天然ゴムや 合成ゴムのような、実質的に不浸透性及び弾性を有する材料で形成される。この 底部1の内部には、通気部のダクト3によって相互に連結される複数の(図示さ れた形態においては5つ)独立した空気貯蔵内室2からなる空気貯蔵部が形成さ れる。ダクト3は、底部の前部に最も近い空気貯蔵内室2から通気部の第一の通 気孔4まで連続する。この配置が、空気貯蔵内室2とブーツの外部との通気に役 立つ。 図示された形態においては、第一の通気孔4は、ブーツの上部表部材6とその 裏部材7の間の領域5に向かって開口する。本形態において、通気部は、上部表 部材6の最上部に位置する第二の通気孔8によって完成する。この第二の通気孔 8は、第一の通気孔4から離れた位置にあり、領域5からブーツの外部に向かっ て開口する。次に述べるように、図示されたブーツは、寒い天気の下での使用に 備えて、断熱処理が施されたものである。他の用途に使用される図示しない別な ブーツ又は靴においては、ダクト3と、例えばブーツや靴のつま先部分において 底部に近接しブーツ又は靴の外部に向かって開口する一組の通気孔と、で通気部 が形成される。 各空気貯蔵内室2は、送り孔9を介してブーツの内部に向かって開口する。各 送り孔9は、ブーツの内部に向かって開口する比較的広い領域9Aと、空気貯蔵 内室2に向かって開口する比較的狭い領域9Bと、を有する。各送り孔9は、そ の連通方向から見たときにほぼ円形をなし、最小内径D min が約0.01mm 〜約5mm(例えば、約1mm)、最大内径D max がD min のおよそ1.5倍〜 20倍(例えば、約1.5倍から5倍)の大きさであることが好ましい。近接す る送り孔の中心は、相互に約10mm〜100mm離れることが好ましく、特に 、20mm離れることが好ましい。送り孔の比較的狭い領域は、直線状をなし、 長さが約3mm(より適切には、約0.5mm〜2mm)を超えないことが好ま しい。また、各空気貯蔵内室2は、底部1の上部表面から下方に約5mm(例え ば、約1mm〜約4mm)を超えない位置から始まることが好ましい。送り孔は 、比較的広い領域9Aから比較的狭い領域9Bに向かって先細りになるドーム状 に形成される。そのため、例えば、各送り孔は、この送り孔の全長のおよそ50 %までD max からD min へと小さくなり、送り孔の全長のおよそ50%の部分 がDmin となる。 空気貯蔵内室2、ダクト3、送り孔9は、当該技術分野における当業者にとっ て周知であるように、伝統的なモールディング・プロセスや、プレス・プロセス によって、底部1に形成される。 裏部材7によって、断熱が図られる。この裏部材7は、先に言及した英国特許 第2,242,860号の主題を形成する織物のいずれかによって構成される。 英国特許第2,242,860号には、主題を形成する織物及びその断熱性につ いての完全な明細が含まれるため、ここではそれらについての詳細な説明を省略 する。ただ、その織物は、実質的に不浸透性の材料からなり貫通孔7Bを有する シート7Aを含む。シート7A(あるいは、少なくともその一部)の各貫通孔は 、少なくとも1つの比較的広い領域と、少なくとも1つの比較的狭い領域とを、 その連通方向に沿って有し、シートの第一の側面(シート7におけるブーツの内 部側の側面)に向かって開口すると共にシートの他の側面(ブーツにおける裏部 材7と上部表部材6との間の領域5側の側面)に向かって十分に閉塞する内室が 形成される。これにより、第一の側面から他の側面に(ブーツの内側から外側に 向かって)通過しようとする空気が、シートの他の側面に(裏部材7と上部表部 材6との間の領域5に向かって)通過する前に、増加する圧力の下で内室に蓄積 される。これには、STOMATEX(商標)という名称で市販されている独立気泡ネオ プレン製の織物を利用することが好ましい。このSTOMATEX(商標)は、英国、カ ウンティ・ダーラム、スタンレーに所在するセント・アルバンス・ラバー・リミ ティッドの製品である。 裏部材7は、図4の10で示される底部1に接続される部分と、足首開口部の 周囲を除き、ブーツ本体に接続されていない。 使用時に、GB−2,242,860に詳細に説明されている方法で、装着者 の足から発生する湿気を含んだ空気は、絶えず裏部材7を通り抜けて領域5へと 移動する。ここから、通気孔8を通ってブーツ外に排気される。 更に、装着者の足裏から発生した湿気を含む空気は、送り孔9、空気貯蔵内室 2、ダクト3、通気孔4を通って、領域5に入り、通気孔8を通って領域5から 排出される。このようにして、装着者の足に「呼吸」させることが可能となる。 次に、図6、図7A、7B、7Cを参照しつつ説明する。これらの図において 、ブーツは、線画で表された空気貯蔵内室2を有し、この空気貯蔵内室2は、後 部もしくは踵部の空気貯蔵内室2Aと、中間部もしくは甲部の空気貯蔵内室2B と、前部もしくはつま先部の空気貯蔵内室2Cとして配される。しかし、実際は 、図1から図5に示すようなブーツになる。ブーツを履いている足11が地面か ら離れているときには(図6)、全空気貯蔵内室2A、2B、2Cと、全ダクト 3は十分に開いている。この状態で、湿った空気は、(a)拡散により、ブーツ 内の 飽和蒸気から送り孔9における未飽和の広い領域9Aへと傾斜するポジティブな 蒸気圧、(b)ブーツ内部の温度の高い領域から空気貯蔵内室2の温度の低い領 域へ向かう温度対流、(c)底部が圧縮されたときに対流を空気貯蔵内室2へと 押し出す広い領域9A内に自然に集まった飽和蒸気、によって、送り孔9を通過 し空気貯蔵内室2に入る。 図7A〜7Cに示すように、湿った空気の通気孔4への通過は、通常の歩行の 動作によって促進される。一歩歩く毎に、まず足の踵(図7A)、次いでその他 の部分が順に地面に接していく(図7B及び7C)。一旦足のつま先が地面に着 くと(図7C)、今度は、踵が上がり、足全体が地面から離れる(図6)。その 後、これら一連のプロセスが繰り返される。このようにして圧力が加えられるこ とから、送り孔9の広い領域9A中の空気は、最初に内室2に流れ込む。同時に 、送り孔に接触する足によって広い領域9Aが塞がれ、ブーツ内への空気の逆流 が防止される。更に、踵からつま先へ順に足を地面につく動作によって、後部も しくは踵部の空気貯蔵内室2Aの圧縮がまず起こり(図7A)、これによって空 気貯蔵内室2内の空気が押し出されて、ダクト3を通って中間部もしくは甲部の 空気貯蔵内室2Bに流入する(図7B)。踵からつま先へ底部を踏んでダクトと 空気貯蔵内室を順に圧縮する動作(図7C)を繰り返すことによって、最終的に 、空気貯蔵内室2A、2B、2C、ダクト3内から、上部表部材6と裏部材7と の間の領域5へと、湿った空気がほぼ全て移動する。このプロセスの間、湿った 「勢いの弱い」空気の履物内への逆流を一層制限するため、送り孔9の構造によ り、空気貯蔵内室2A、2B、2C内のいかなる空気圧に対しても、送り孔の比 較的狭い領域9Bの収縮が起こる。 一歩歩く毎に、踵が地面から再び上がり始めると、後部の空気貯蔵内室2は、 弾力的な反発によって元の形状及び体積に戻る。 この空気貯蔵内室が拡張する際、湿った空気がさらにブーツ内から引き込まれ 、他の空気貯蔵内室2B、2Cが元の形状・体積に戻る際にこれらの空気貯蔵内 室2B、2Cに流入し、次のステップで押し出される。そして、このプロセスは 、通常の歩行が続く間中継続する。そこには、ブーツからの過剰な水蒸気の排出 を強制するポンピング動作がある。 なお、ダクト3は、空気貯蔵内室2と同様に、足によって下向きの圧力が加え られると潰れ、それにより、空気貯蔵内室から空気貯蔵内室への逆流が防止され る。 上述の構成は、硬い底部を有する寒い天気用のブーツの全てのタイプに適用す ることができる。底部の材料として選択される材料は、空気貯蔵内室に要求され る圧縮及び拡張を実現できるものである。 断熱性は損なわれないが、実際には、排出された温かい蒸気で満たされた空気 が上部表部材6と裏部材7との間を登ると、熱交換が起こる。 上述のように、寒い天気での使用を予定していない履物においては、裏部材7 を省略し、通気孔4に代えて外部への通気孔を設けることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.底部が実質的に不浸透性及び弾性を有する材料からなる履物であって、前記 底部は、内部に、送り孔を介して履物の内部に接続される空気貯蔵部を有し、少 なくとも1つの前記送り孔は、その連通方向に沿って、前記履物の内部に向かっ て開口する比較的広い領域と、この比較的広い領域と空気貯蔵部とをつなぐ比較 的狭い領域と、を有し、前記底部は、さらに、前記空気貯蔵部と前記履物の外部 との通気に役立つ通気部を有することを特徴とする履物。 2.請求の範囲第1項に記載の履物であって、各前記送り孔が前記比較的広い領 域と前記比較的狭い領域とを有することを特徴とする履物。 3.請求の範囲第1項又は第2項に記載の履物であって、前記履物の外部と前記 空気貯蔵部との通気を行う前記通気部は、前記底部に近接して前記履物の外部に 開口する通気孔を含むことを特徴とする履物。 4.請求の範囲第3項に記載の履物であって、前記通気孔は、前記履物のつま先 領域において外部に開口することを特徴とする履物。 5.請求の範囲第1項又は請求の範囲第2項に記載の履物であって、前記空気貯 蔵部と前記履物の外部との通気を行う前記通気部は、前記履物の上部表部材及び 裏部材との間にある領域と前記空気貯蔵部とをつなぐ第一の通気孔と、前記第一 の通気孔から離れて位置し前記領域から前記履物の外部に向かって開口する第二 の通気孔と、を含むことを特徴とする履物。 6.請求の範囲第5項に記載の履物であって、前記第一の通気孔は、前記履物の つま先領域に形成されることを特徴とする履物。 7.請求の範囲第5項又は第6項に記載の履物であって、前記第二の通気孔は、 前記履物のほぼ最上部において前記履物の外部に向かって開口することを特徴と する履物。 8.本項に先行する請求の範囲のいずれか1つの項に記載の履物であって、前記 送り孔は、前記空気貯蔵部内の空気がこの送り孔を通って前記履物の内部へ逆流 することを制限することを特徴とする履物。 9.請求の範囲第8項に記載の履物であって、空気の逆流を制限するため、前記 送り孔の比較的広い領域の内面は、頂点が前記比較的狭い領域の方を向いたほぼ ドーム状又は円錐状に形成され、この構造によって前記空気貯蔵部からの逆圧で ドーム状又は円錐状の部分が押しつぶされて前記頂点において前記比較的狭い領 域が閉ざされ、一方、前記履物の内部からの正方向の圧力で前記送り孔の前記比 較的狭い領域が開くことを特徴とする履物。 10.本項に先行する請求の範囲のいずれか1つの項に記載の履物であって、前 記送り孔は、好ましくはその連通方向から見たときに円形をなし、最小内径D m in が約0.01mm〜約5mmであり、最大内径D max がD min のおよそ1 .5〜20倍の大きさであることを特徴とする履物。 11.請求の範囲第9項に記載の履物であって、前記最小内径D min は約1m mであり、前記最大内径D max はD min の約1.5〜約5倍の大きさであるこ とを特徴とする履物。 12.請求の範囲第10項又は第11項に記載の履物であって、前記送り孔は、 前記比較的広い領域から前記比較的狭い領域に向かって先細りになるドーム状に 形成され、前記送り孔の全長のおよそ50%までD max からD min へ徐々に小 さくなり、なおかつ前記送り孔の全長のおよそ50%の部分がD min であるこ とを特徴とする履物。 13.本項に先行する請求の範囲のいずれか1つの項に記載の履物であって、前 記比較的狭い領域の壁部は、使用時に比較的閉塞した状態と比較的開いた状態と の間で弾力的に拡張及び収縮可能であり、前記比較的閉塞した状態においては、 増加した圧力の下で前記送り孔の前記比較的広い領域に空気を蓄積できるように 前記送り孔が十分に閉ざされ、前記比較的開いた状態においては、前記比較的広 い領域に蓄積された前記空気が前記比較的狭い領域を通って前記空気貯蔵部へと 移動可能であることを特徴とする履物。 14.本項に先行する請求の範囲のいずれか1つの項に記載の履物であって、近 接する送り孔の中心は、互いに約10mm〜約100mm離れていることを特徴 とする履物。 15.請求の範囲第14項に記載の履物であって、前記中心は、互いにおよそ2 0mm離れていることを特徴とする履物。 16.本項に先行する請求の範囲のいずれか1つの項に記載の履物であって、前 記比較的狭い領域は、直線状をなし、長さ約3mm以下であることを特徴とする 履物。 17.請求の範囲第16項に記載の履物であって、前記比較的狭い領域は、長さ 約3mmであることを特徴とする履物。 18.請求の範囲第5項、又は、第5項に直接的又は間接的に従属する第6項か ら第17項までのいずれか1つに記載の履物であって、前記裏部材は、シートを 含む織物であり、このシートは、実質的に不浸透性及び弾性を有する材料から成 り、複数の貫通孔を備え、前記シートの少なくとも一部における各貫通孔は、連 通方向に沿って、少なくとも1つの比較的広い領域と少なくとも1つの比較的狭 い領域を有し、前記シートの第一側面(前記裏部材の前記履物内部側の側面)に 向かって開口すると共に前記シートの他の側面(前記裏部材の、この裏部材と前 記履物の前記上部表部材との間の領域側の側面)において十分に閉塞する内室を 形成し、この内室によって、前記シートにおける前記第一の側面から前記他の側 面へ通過しようとする空気が、前記他の側面に通過する前に、前記内室に溜まる ことを特徴とする履物。 19.請求の範囲第18項に記載の履物であって、前記実質的に不浸透性及び弾 性を有する材料は、独立気泡ネオプレンであることを特徴とする履物。 20.本項に先行する請求の範囲のいずれか1つの項に記載の履物であって、前 記空気貯蔵部は、前記履物の前記底部内の相互に接続された一連の内室を含み、 歩行動作中に順々に圧縮されることを特徴とする履物。 21.実質的に不浸透性で弾力を有する材料から成る履物であって、前記底部は 、送り孔を介して履物の内部につながる空気貯蔵部を内部に備え、前記空気貯蔵 部は、前記底部内にあって歩行動作中に順々に圧縮されるよう設けられ相互に接 続された一連の内室を含み、前記底部は、さらに、前記空気貯蔵部と前記履物の 外部との通気に役立つ通気部を有することを特徴とする履物。 22.請求の範囲第20項又は第21項に記載の履物であって、前記相互に接続 された内室は、前記履物の踵部、中間部、つま先部に設けられ、歩行動作におい ては、歩行者の体重が足の踵に最初にかかって前記踵部の前記内室がまず圧縮さ れ、次に前記歩行者の体重が前記足の甲及び親指の付け根にかかって前記中間部 の内室が圧縮され、最後に前記歩行者の体重が親指にかかって前記つま先部の内 室が圧縮されることを特徴とする履物。 23.請求の範囲第20項に記載の履物であって、前記内室は、この内室より細 いが前記空気貯蔵部を履物の内部とつなぐための前記送り孔の前記狭い領域より は広い空気流通路によって、相互に接続されることを特徴とする履物。 24.請求の範囲第20項から第23項までのいずれか1つに記載の履物であっ て、前記送り孔は、前記履物の内部において、前記内室の最上部と前記底部の上 面とを連結することを特徴とする履物。 25.実質的に、図1から図5、又は図6、図7A,7B,7Cを参照しながら 先に説明した通りの履物。
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