JPH11511340A - 電気掃除機用ピックアップヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、電気掃除機の吸引ホースに接続するためのハンドヘルドピックアップヘッド（１０）に関するものであり、前記電気掃除機は少量の液体を集めるためのものであり、前記ハンドヘルドピックアップヘッドは、出口（１７）のある収集容器（１２）から成り、前記出口（１７）は、出口（１７）内で受け入れられるプラグ部材（４１）を有するコネクター（２０）を介して、前記吸引ホースに接続するためのものであり、フロー制限オリフィスとして形成される空気出口開口部（４９）とは別に、効率的に同一物を閉じる。さらに、プラグ部材（４１）は、前記オリフィスに隣接する渦チャンバーおよび上記オリフィスの下方の膨張チャンバー（５３）を限定する。前記ヘッド（１０）は、吸引ダクト（３５）の下端に吸引スロット（３４）を有し、前記吸引ダクトは放出口（３６）に終わり、前記放出口は上記オリフィス（４９）の方へ向き、前記オリフィス（４９）からの間隔が開いており、さらにエアーフロー反転そらせ板（４６）を置くプラグ部材（４１）を有しており、前記エアーフロー反転そらせ板は、放出口（３６）と協働し、吸引ダクト（３５）からのエアーフローは反転し、このため、オリフィス（４９）から離れる方向に流れ、容器の壁から間隔を置いた位置で収集容器（１２）に入る。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 電気掃除機用ピックアップヘッド 技術分野 本発明は電気掃除機用ピックアップヘッド、つまり基本的に床及びフロアカバ ーに使用するため、また通常特別な清掃作業用に利用できる付属物を持った、吸 引力により操作する装置に関する。より詳細には、本発明は液体を採集するため の付属物の一部を形成し、液体用の収集容器及び付属物用の吸引源としての働き をする電気掃除機の入口に接続される吸引ホースから成るピックアップヘッドに 関係する。 背景技術 該かる液体ピックアップヘッドの１つが、ドイツ特許No．1503858に開示され ており、その中で吸引ホースは使用申の収集容器の上端に接続され、容器の内部 は一般に逆Ｊ字型の管によって吸引チャンバーと連通しており、管は吸引チャン バーへの吸引の適用によって採集される液体が管の長い方の肢に沿って上向きに 移動し、収集容器の側壁に隣接する管の短い方の肢から下向きに放出されるよう に配置されている。 該かる配置は移乗される液体小滴の効果的な分離を与えず、従ってかなりの量 の湿気が吸引ホースを通って電気掃除機内へと引っ張られ、有害な影響を与える 可能性がある。 発明の開示 発明によれば、電気掃除機と共に使用されるピックアップヘッドであって、液 体を受け入れ、集めるための収集容器を限定する中空ボディ、該容器から導き吸 引源に接続するためのコネクターと連合する出口、及び液体が採集されるべき表 面に適用されるピックアップインレットから成るピックアップヘッドが提供され 、出口の上流には、収集容器が該出口の横断面よりかなり小さな横断面を持つフ ロー制限オリフィスから成る空気出口開口部を持つことを特徴とする。 好都合なことに、空気膨張チャンバーが前記オリフィスと前記出口との間に設 けられる。 好ましくは、フロー制限オリフィスは使用申の前記容器の上端で、もしくはそ の近傍で収集容器の側壁に隣接して配置される。 発明の特に好ましい特徴によれば、フロー制限オリフィスに隣接して、フロー 制限オリフィスが設けられる側壁と向かい合った側壁に隣接する位置から、前記 オリフィスに隣接する位置へと、収集容器を横切って伸びる凹状のエアフロー指 示表面を形成する湾曲した壁を含む渦チャンバーが設けられ、またそれが前記凹 表面からのエアフローが一般に前記オリフィスから離れる方向に向けられ、前記 オリフィスに入るため方向を反転しなければならないように設けられる。 膨張チャンバーは前記湾曲した壁によって限定される部分にあってよい。 フィルターエレメントが好ましくは前記オリフィスと前記出口の間に設けられ る。 ピックアップインレットは収集チャンバーの水平の側壁間に伸びる細長いスロ ットの形態であってよく、好ましくは前記オリフィスが設けられる側壁に隣接す る位置にあり、吸引ダクトは該スロットから、前記スロットと前記オリフィスの 間の位置の収集容器内に配置される放出口まで伸びてもよい。 発明の更に好ましい特徴によれば、放出口は前記オリフィスが設けられる収集 容器の側壁に隣接して配置され、また前記オリフィスに面するように配置され、 エアフロー反転そらせ板が前記放出口と前記オリフィスの間に配置され、それに よって、前記吸引ダクトからのエアフローの方向が反転され、前記オリフィスか ら離れる方向に流れ、容器の壁から間隔を置いた位置で収集容器に入る。 図面の簡単な説明 発明のこれらの特徴及び他の特徴について、実施例を以て図面を参照して説明 する。 図１は吸引ホースに接続するためのピックアップヘッドの特殊な態様を通した 縦断面図である。 図２は図１の矢印ＩＩの方向から見た一部断面の、吸引ホースに接続された場 合のピックアップヘッドを示す。 図３は図１の線ＩＩＩ−ＩＩＩ上の横断面図を示す。 発明の詳細な説明 添付図面は一般的に従来の電気掃除機の付属物として使用されるハンドヘルド 吸引ピックアップヘッドを示している。吸引ヘッド１０は比較的少量の、例えば 典型的に２００ｃｃ前後のクリーニング液を採集するためのものであり、一部分 に集中したひどい汚れを取り除くために、カーペットもしくは他のフロアカバー の一部分に適用できる。図示した態様では、吸引ヘッドには該かるクリーニング 液を送るための手段が設けられておらず、それはユーザーによって手で付けるよ うになっている。しかしながら、クリーニングヘッドは、図示したように、ヘッ ド自体に形成されるか設けられる適当な貯水容器から、あるいは適当な供給パイ プによって別の貯水槽から、適当な種類の液体配送手段を含むように修正され得 ることが認識されるであろう。もちろん、ヘッドはこぼれた少量の液体を採集す るためにも利用できる。 図示したように、吸引ヘッド１０は一般に下部壁１３と境を接する液体収集容 器１２を限定する中空ボディー１１、前壁１４、後壁１５及び水平側壁１６を含 む。その上端では、中空ボディー１２が管状の出口１７を限定し、それを通って 容器１２に集められる液体が空にされ、使用時には吸引が行われる。 この目的のために、管状出口１７は出口１７内で密接摩擦適合する管状の栓２ １、及びフレキシブル吸引ホースのエンドフィッティング６０を受け入れるため に適合されるソケット２２から成る接合部材２０を受け入れる。 接合部材２０上に形成されるかまたは設けられるフレキシブルタング２６が、 吸引ヘッドの管状出口１７の壁上に形成される内部縦スロット１８の中に入るよ うに配置され、タングのオフセット部分２６ａが、スロット１８の最も内側の端 で図示されるように管状出口１７の壁の中に形成される対応するアパーチャ１９ の中に入るように適合される。 ソケット２２はソケット２２の壁土台２７から放射状に内向きに突き出し、ソ ケットの内端で更に放射状に突き出す内向きの延長部分２４で終了する、複数の 縦に伸びる周囲に間隔を置いて配置されたリブ２３と共に内部に形成される円筒 形の側壁２７から成る。リブ２３の内向きに表示された面間の直径の間隔は、ホ ースのエンドフィッティングをしっかりした摩擦適合で受け入れるようになって おり、延長部分２４はエンドストップとして作用し、それによって環状のギャッ プ２５がホースエンドフィッティングとソケット２２の内端の間に存在する。こ れにより、吸引ヘッド１０に適用される吸引を弱めるエアブリード通路を提供す るため、リブ２３間に限定される軸状の通路に沿って空気が引き込まれるように する。 図示したように、リブ２３はソケット２２の側壁の端を越えて外向きに突き出 してもよく、２３ａで示すように面取りされてもよく、それによってユーザーは 掌に管状出口１７とソケット２２のアッセンブリーを掴み、軸状の通路を遮断し て空気の流れる量を調節することができ、それによって吸引ヘッドに適用される 吸引力を変化させることができる。 空気が流れやすくすることで、吸引ヘッドを通る空気の流れを減少させる働き をし、それによって液体収集容器１２の中身を吸引ホースに引き込む傾向にあり がちな過度の乱流を防止する助けをする。 吸引ヘッドの下部壁１３には液体ピックアップインレット３０が形成され、そ れは下向きに突き出す周辺リブ３２と境界を接する横に伸びる細長い吸引チャン バー３１と、図１において最も良く示されるように、周辺リブの下端によって限 定されるように吸引チャンバーの口に対して斜めに配置される上部壁３３から成 る。上部壁３３には、それを通して吸引がチャンバー３１に対して行われる縦に 伸びるスロット３４が形成される。吸引スロット３４は液体収集容器１２の前壁 １４の内面に設けられる吸引ダクト３５内に向かって開く。ダクト３５は管状出 口１７の近傍の位置で、しかしそこから間隔を開けて、放水口３６の内部で終了 する一般に平行面を有する部分に導く上向きに集まる入口部分を含む。放水口３ ６は管状出口１７に向けられる。 ピックアップインレット３０を通して採集される液体が、吸引ホースを通して 適用される吸引によって引き起こされるエアフローから分離され、容器１２に集 められることを保証するため、発明に従って空気／液体分離フィッティング４０ が提供される。 フィッティング４０は接合部材２０の管状栓２１内に受け入れられる申空プラ グ４１から成り、プラグは端壁４３によって最も内側の端で閉じられ、その外側 の端でフィルターエレメント４４を受け入れる円筒形の壁を持つ。 一対のアーム４５がフィッティングの片側で端壁４３から離れるように伸び、 自由な端で、対応する半円形の端壁４８を備えた半円筒形壁４７から成るそらせ 板４６を支える。そらせ板４６の軸の長さは放出口３６の輻に対応し、吸引ダク ト３５の部分を効果的に限定し、その中でエアフローの方向が反転して、吸引チ ャンバー３０からその中に移乗される空気と液体の流れが、側壁１４、１５、１ ６から間隔を置いて配置される全般的な中央位置で収集容器１２の中に送られる ようになる。 このエアフローの鋭い反転がエアフロー内に移乗されるほとんどの液体の分離 を保証する。エアストリームが管状出口１７に向かって流れることができるよう にするため、エアフローの方向への更なる反転が必要となる。 しかしながら、発明によれば、収集容器１２の内部と、接合部材２０に取り付 けられるホース間の連通は、円筒形壁４２に隣接する位置で、またアーム４５間 でのプラグの端壁４３内に形成されるフロー制限オリフィス４９によるものであ る。 オリフィス４９は吸引ヘッドを通るエアフローを制限し、その小さな寸法は、 アーム４５とそらせ板４６によって供給されるシールディングと共に、エアフロ ーの中に今もなお移乗される液体小滴に対する重要な障害を作り出し、その大部 分は曲がりくねった空気通路を効果的に限定する様々な表面との接触によって効 率的に除去されるであろう。 発明の更なる特徴によれば、この効果はオリフィス４９に直に隣接する渦チャ ンバー５０の設置により高められる。渦チャンバー５０は収集容器１２の内部に 向けられる凹表面を供給する湾曲した壁５１により、またアーム４５と整列し、 端壁４３からプラグの内部に伸びる側壁５２によりプラグ４１内に限定される。 湾曲した壁５１はオリフィス４９に直に隣接する位置から中空プラグ４１の内側 に伸び、オリフィス４９が設けられる壁と向かい合ったその側面上のプラグの円 筒形の壁４２で終了する。 こうして限定される渦チャンバー５０は、オリフィス４９に向かうエアフロー の方向の第３の反転を提供し、更に移乗される液体小滴の分離を助ける渦を作り 出す。湾曲した壁５１の凹面からのエアフローはオリフィス４９から離れるよう に方向付けられ、エアフローが収集容器１２から出る前に第４の方向反転が要求 され、再び移乗された残りの液体小滴の分離を助ける。 中空プラグ４１の内部は、一部分円筒形壁４２と境界を接し、湾曲した壁５１ はこの時点でエアフローの速度を実質的に減少させるようにする膨張チャンバー ５３として作用し、これは移乗された小滴の更なる分離を提供し、フィルターエ レメント４４は、エアフローが吸引ヘッドから吸引ホースへと通過する前に、残 りの小滴を保持する働きをする。フィルターエレメントは材料の単繊維が網目状 になった形態が好ましく、それは水分小滴に対する機械的障壁を提供する一方、 エアフローが止まると、集められた水分がエレメントからしたたり落ちるように する。 収集容器１２の前壁１４には、１４ａで示すように、中央の親指用凹所が形成 され、ユーザーが吸引ヘッドを掴み易くしてもよく、またオリフィス４９への／ からの縦方向の摺動運動のために、凹所内に可動式親指片が設けられてもよく、 ユーザーが吸引ヘッドを開放すると、収集容器から吸引ホースへの液体の漏出を 防止するため、オリフィス４９が自動的に閉じられるように、親指片はスプリン グバイアスに対してオリフィスから離れるように動かされる時に、オリフィス４ ９を閉じるために適合される下向きの延長部分を持つ。 使用後、収集容器を空にするために必要なことはフィッティング４０と共に、 接合部材２０を取り除き、出口１７を通して容器の申身をあけることだけである 。フィッティング４０は接合部材２０から取り外し、フィルターエレメント４４ が洗浄または交換され得るようにする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｈ Ｕ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＧ ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 リケット，ピーター デイビッド イギリス国，バークシャイア エスエル４ ５ビーピー，ウィンザー，ベックスレイ ストリート 39 【要約の続き】 し、吸引ダクト（３５）からのエアーフローは反転し、 このため、オリフィス（４９）から離れる方向に流れ、 容器の壁から間隔を置いた位置で収集容器（１２）に入 る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．電気掃除機と共に使用され、液体を受け入れ、集めるための収集容器（１ ２）を限定する中空ボディ（１１）、該容器から導き吸引源に接続するためのコ ネクター（２０）と連合する出口（１７）、及び液体が採集されるべき表面に適 用されるピックアップインレット（３０）から成るピックアップヘッド（１０） であって、出口（１７）の上流には、収集容器（１２）が該出口（１７）の横断 面よりかなり小さな横断面を持つフロー制限オリフィス（４９）から成る空気出 口開口部を持つことを特徴とするピックアップヘッド（１０）。 ２．空気膨張チャンバー（５３）が前記オリフィス（４９）と前記出口（１７ ）との間に設けられる請求項１に記載のピックアップヘッド。 ３．フロー制限オリフィス（４９）は使用中の前記容器の上端で、もしくはそ の近傍で収集容器（１２）の側壁（１４）に隣接して配置される請求項２に記載 のピックアップヘッド。 ４．フロー制限オリフィス（４９）に隣接して、フロー制限オリフィス（４９ ）が設けられる側壁（１４）と向かい合った側壁（１５）に隣接する位置から、 前記オリフィスに隣接する位置へと、収集容器を横切って伸びる凹状のエアフロ ー指示表面を形成する湾曲した壁（５１）を含む渦チャンバー（５２）が設けら れ、またそれが前記凹表面からのエアフローが一般に前記オリフィス（４９）か ら離れる方向に向けられ、前記オリフィスに入るため方向を反転しなければなら ないように設けられる請求項３に記載のピックアップヘッド。 ５．前記空気膨張チャンバー（５３）が前記湾曲した壁（５１）によって限定 される部分にある請求項４に記載のピックアップヘッド。 ６．コネクター（２０）が、出口（１７）内で適合するプラグ部材（４１）、 フロー制限オリフィス（４９）、渦チャンバー（５２）、及び前記プラブ部材（ ４１）の中に形成される膨張チャンバー（５３）を含む、請求項４に記載のピッ クアップヘッド。 ７．フィルターエレメント（４４）が前記オリフィス（４９）と前記出口（１ ７）の間に設けられる請求項１に記載のピックアップヘッド。 ８．前記ピックアップインレット（３０）は前記オリフィス（４９）が設けら れる側壁（１４）に隣接する位置に配置される、請求項３から６のいずれかに記 載のピックアップヘッド。 ９．吸引ダクト（３５）はピックアップインレット（３０）から、前記スロッ ト（３４）と前記オリフィス（４９）の間の位置で収集容器（１２）内に配置さ れる放出口（３６）まで伸びる請求項８に記載のピックアップヘッド。 １０．前記放出口（３６）は前記オリフィス（４９）が設けられる収集容器（ １２）の側壁（１４）に隣接して配置され、また前記オリフィスに面するように 配置され、エアフロー反転そらせ板（４６）が前記放出口（３６）と前記オリフ ィス（４９）の間に配置され、それによって、前記吸引ダクト（３５）からのエ アフローの方向が反転され、前記オリフィス（４９）から離れる方向に流れ、容 器の壁（１４、１５、１６）から間隔を置いた位置で収集容器（１２）に入るこ とを特徴とする、請求項９に記載のピックアップヘッド。 １１．エアフロー反転そらせ板（４６）が更に前記プラグ部材（４１）によっ て支えられる、請求項６から１０に記載のピックアップヘッド。 １２．ピックアップインレット（３０）が収集チャンバー（１２）の水平の側 壁（１６）間に伸びる細長いスロット（３４）の形状である、前記請求項のいず れかに記載のピックアップヘッド。 １３．前記コネクター（２０）が吸引ホースのエンドフィッティング（６０） を受け入れるためのソケット（２２）から成り、その内部にエアブリード通路を 提供するエアギャップ（２５）を供給するように形成される請求項１に記載のピ ックアップヘッド。 １４．前記ソケット（２２）には前記吸引ホースエンドフィッティング（６０ ）を受け取り、配置するために集合的に適合される、複数の縦に伸びる周囲に間 隔を置いて配置された内部リブ（２３）が形成され、エアギャップ（２５）は前 記エンドフィッティング（６０）の回りの環状ギャッブから成ることを特徴とす る請求項１３に記載のピックアップヘッド。 １５．前記リブ（２３）には前記ホースカードフィッティング（６０）のため のエンドストップとしての働きをする、内向きに突き出す延長部分（２４）が形 成される請求項１４に記載のピックアップヘッド。 １６．前記リブ（２３）は前記ソケット（２２）を越えて軸状に伸び、面取り された端（２３ａ）が形成され、それによって、ユーザーはエアブリード通路を 抜粋して量を調節するような方法で、ソケットを掴むことによりエアブリードを 調節することができることを特徴とする請求項１４に記載のピックアップヘッド 。 １７．実質的に添付図面に関連して前述し、添付図面に示したようなピックア ップヘッド。