JPH11511040A - 尿道内圧カテーテル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 身体内腔、及び特に尿道括約筋及び類似の弁の衰弱を測定するための装置及び方法が開示されている。本発明の一実施例によれば、中空の縦溝付遠位端を備えたカテーテルを内腔に挿入することができる。次に、カテーテルの中空の縦溝付遠位端を拡張形状に伸展させる。拡張形状にあるカテーテルを引き抜いたときの抵抗を測定することで内腔の衰弱の指標を得る。本発明の一態様においては、カテーテルを尿道括約筋を通して膀胱内に挿入し、尿道括約筋の衰弱を測定する。本発明のもう一つの態様によれば、尿道括約筋及び類似の弁等の身体内腔の衰弱を測定するための装置は、一列の翼を有する中空の縦溝付遠位端を備えたカテーテルと、該翼を拡張形状に放射方向に伸展させる伸展手段とから構成することができる。次に、カテーテルを拡張形状のまま引き抜くと抵抗を受けるが、この抵抗を、身体内腔、例えば尿道括約筋及び類似の弁等の衰弱の指標として測定することができる。本発明の更に別の実施例によれば、身体内腔の衰弱を測定するシステムを、カテーテルと、カテーテルの中空の縦溝付遠位端を第一形状から第二の拡張形状へと伸展させる手段と、拡張形状のカテーテルを引き抜いたときに受ける抵抗を、身体内腔、例えば尿道括約筋及び類似の弁等の衰弱の指標として測定する手段とから構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 尿道内圧カテーテル発明の背景 本発明の分野は、身体内腔の衰弱の診断的測定、及び特に、尿道括約筋及び類 似の弁の内因性の衰弱を測定する診断方法及び装置に関するものである。 米国内の人口の少なくとも１０％、そしておそらくは私設療養院の居住者の３ ０％もが何らかの程度の尿失禁に悩んでいると試算されている。尿失禁の原因の 一つは、尿道括約筋の内因性の衰弱である。 尿道括約筋の活動を測定するためには様々な装置及び方法が用いられてきた。 このような装置はしばしば複雑なものであり、典型的には電極を使用したり、カ テーテル中の流体にかかる圧力を測定することを含む。例えば、クラット他によ る米国特許第４，０６３，５４８号は、カテーテルに取り付けたバルーンを膀胱 内に挿入し、このバルーン内に流体を充填して膀胱に圧力をかけ、次に電極によ り括約筋の活動を測定することを述べている。ブラッドレー他らによる米国特許 第４，１９１，１９６号は、電極及び導体を装備した流体充填済のカテーテルを 尿道内に挿入し、カテーテルを尿道から引き抜いたときに尿道の活動から得られ る電気信号、及び、カテーテル内の流体圧力の変化から得られる電気信号を表に することを述べている。 従って、身体内腔の衰弱、及び特に尿道括約筋及び類似の弁の衰弱を測定する 、簡単な診断方法及び装置が求められている。発明の概要 身体内腔の衰弱を測定、及び特に尿道括約筋及び類似の弁の内因性の衰弱を測 定するための方法及び装置を開示する。本発明は、身体内腔からカテーテルの伸 展可能な遠位端を引き抜くことに対する抵抗を測定することが、内腔の衰弱を診 断する簡単な検査になるという認識に基づくものである。 本発明の一実施例においては、中空の縦溝付遠位端を備えたカテーテルを内腔 に挿入することができる。カテーテルの中空の縦溝付遠位端は、拡張形状まで伸 展させることができる。拡張形状の状態のカテーテルを引き抜いたときの抵抗を 測定して、内腔の衰弱の指標とすることができる。本発明の一態様によれば、カ テーテルは尿道括約筋を通じて膀胱内に挿入され、拡張形状の状態のカテーテル を引き抜くことで尿道括約筋の衰弱を測定することができる。 ある実施例では、後退ケーブルがカテーテル内に配置され、このケーブルの遠 位端のプランジャが、カテーテルの中空の縦溝付遠位端を過ぎて延びるよう、膀 胱又はその他の身体内腔内にカテーテルと同時に挿入される診断方法が開示され ている。こうして、ケーブルの遠位端にあるプランジャをカテーテルの中空の端 部内に引き戻すことで後退ケーブルを作動させることができる。プランジャがカ テーテル内に引き込まれるときに、カテーテルの遠位単に配置された複数の翼が 拡張形状に押し拡げられることとなろう。ケーブルの作動は、カテーテルの近位 単に配置された押しネジにより所定の程度に制限することができる。この押しネ ジは、カテーテルの中空の縦溝付遠位端の翼の伸展の様々な程度に応じて、様々 なケーブル作動程度に設定することができる（例えば少なくとも約４フレンチ） 。カテーテルの引抜きに対する抵抗は手で測定しても抵抗モニタを用いて測定し てもよい。カテーテルの引抜きは、カテーテルをカテーテル引抜き装置に接続す ることで所定速度に設定することができる。カテーテルは取り外して廃棄しても よい。あるいは、挿入前に、カテーテルを使い捨ての樹脂製被いで被うこともで きる。カテーテルの引き抜き後、この樹脂製の被いをカテーテルから取り除いて 廃棄し、カテーテルは再利用前に滅菌処理することができる。 本発明の別の態様では、尿道括約筋及び類似の弁等の身体内腔の衰弱を測定す るための装置は、一列の翼を有する中空の縦溝付遠位端を備えたカテーテルと、 前記翼を放射方向に伸展させて拡張形状にするための伸展手段とから構成するこ とができる。拡張形状でのカテーテルを引き抜くと抵抗を受けるが、この抵抗を 、 尿道括約筋及び類似の弁等の身体内腔の衰弱の指標として測定することができる 。 伸展手段は、カテーテルの中空の縦溝付遠位端を過ぎて延びるプランジャ遠位 端を備えた、カテーテル内に配置される後退ケーブルから構成することができる 。この伸展手段には更に、後退ケーブルのプランジャ遠位端がカテーテルの中空 の遠位端に引き込まれると、このカテーテルの中空端部の翼が伸展されて第二拡 張形状になるようにケーブルを作動させる手段を含めることができる。伸展手段 には更に、ケーブルの作動の程度を制限し、ひいてはカテーテルの翼の伸展を所 定の程度に制限するための押しネジを含めることができる。プランジャ遠位端は 、身体内腔、例えば膀胱内への挿入が容易となるような形状とすることができる 。カテーテルの引抜きに対する抵抗は、手又は抵抗モニタにより客観的に測定す ることができる。加えて、カテーテルの引抜きの速度は、カテーテルをカテーテ ル引抜き装置に接続することで予め設定しておくことができる。カテーテルは使 い捨てであってもよい。あるいは、カテーテルを滅菌処理可能な材料から構成す ることもでき、また更に、被いとなる使い捨ての樹脂製被いを含めることもでき る。 本発明の更に別の態様では、身体内腔の衰弱を測定するためのシステムは、カ テーテルと、カテーテルの中空の縦溝付遠位端を第一形状から第二の拡張形状へ と伸展させる手段と、拡張形状のカテーテルを引き抜いたときの抵抗を、身体内 腔、例えば尿道括約筋及び類似の弁等の衰弱の指標として測定する手段とから構 成することができる。このシステムには、カテーテルの中空の縦溝付遠位端を過 ぎて延びるプランジャ遠位端を備えた後退ケーブルと、カテーテルの中空端部に 配置された複数の翼が伸展するよう、ケーブルのプランジャ遠位端をカテーテル の遠位端内に引き込むための作動手段とを含めることができる。カテーテルの近 位単に配置した押しネジにより、後退ケーブルの作動を所定の程度に制限するこ とができる。プランジャ遠位端は、例えば膀胱など、身体内腔への挿入が用意と なるような形状とすることができる。カテーテルの中空の縦溝付遠位端には、閉 じると第一形状となり、放射方向に伸展すると第二拡張形状となるよう放射方向 に配置された一列の翼を含めることができる。本システムには更に、カテーテル を所定速度で引き抜くためのカテーテル引抜き手段を含めることができる。カテ ーテルは使い捨てとしてもよい。あるいは、カテーテルを滅菌処理可能な材料か ら構成しても、更に被いとなる使い捨ての樹脂製被いを含めてもよい。図面の簡単な説明 図１は、カテーテルと、カテーテルの中空の縦溝付遠位端に配置された、放射 方向に配された一列の翼と、前記一列の翼を第二拡張形状に伸展させるための伸 展手段とから構成される、本発明の装置を示す。 図２Ａ乃至２Ｂは、後退ケーブルのプランジャ遠位端が引き込まれるとカテー テルの中空の縦溝付遠位端に配置された一列の翼が伸展して第一形状から拡張第 二形状へとなるよう、カテーテル内部に配置された後退ケーブルを作動させるた めの作動手段を示す。図２Ａ乃至２Ｂはまた、この作動の程度を制限するための 押しネジを示す。 図３Ａ乃至３Ｄは、第一形状から三つの様々な拡張第二形状へと伸展させたと きのカテーテルの中空の縦溝付遠位端の翼の拡大正面図である。図３Ｅ乃至３Ｈ は、第一形状から三つの様々な拡張第二形状へと伸展させたときのこれらの翼の 対応する拡大側面図である。 図４Ａは、カテーテルを身体内腔からケーブルにより所定速度で引き抜くため の引抜き手段を示す。図４Ｂは、カテーテルを身体内腔から引き抜いたときの抵 抗を、内腔衰弱の指標として測定するための抵抗モニタを示す。 図５は、本装置の外側を被う使い捨ての樹脂製被いを含む、本発明による滅菌 処理可能な装置を示す。 図６は、尿道括約筋の衰弱を測定するための装置を示す。 図７は、中空の縦溝付遠位端を備えたカテーテルと、前記カテーテルの中空の 縦溝付遠位端を第一形状から第二拡張形状へと伸展させる手段と、拡張第二形状 のカテーテルを引き抜いた時の抵抗を身体内腔の衰弱の指標として測定する手段 とから構成される、身体内腔の衰弱を測定するためのシステムを示す。詳細な説明 本発明の装置及び方法により、身体内腔、及び特に尿道括約筋及び類似の弁の 衰弱を簡単かつ正確に診断検査することができる。本発明の一態様においては、 装置１０は、図１に示すように、放射方向に配置された一列の翼１６を含む、中 空の縦溝付遠位端１４を備えたカテーテル１２から構成することができる。装置 １０には更に、一列の翼１６を第一形状から第二拡張形状へと伸展させる手段２ ０を含めることができ、こうして次にカテーテル１２を身体内腔から引き抜いた ときに受ける抵抗を内腔の衰弱の指標として測定することができる。伸展手段２ ０には、カテーテル１２の近位端１８内に配置されかつこれを過ぎて延びる後退 ケーブル２２を含めることができる。この伸展手段２０には更に、カテーテル１ ２の中空の縦溝付遠位端１４を過ぎて延びるプランジャ遠位端２４を含めること ができる。プランジャ遠位端２４は身体内腔内への挿入が容易であるような形状 としてよい。 図２Ａ乃至２Ｂは、装置１０には更に、後退ケーブル２２のプランジャ遠位端 ２４が引き込まれると、カテーテル１２の中空の縦溝付遠位端１４の一列の翼１ ６が第一形状２８から拡張された第二形状３０へと伸展されるよう、後退ケーブ ル２２を作動させるための手段２６を含めることができることを示す。本装置に は、作動手段２６が後退ケーブル２２を作動させられるよう、カテーテルの近位 端１８を開放させるネジ３２を含めることができる。本装置には更に、後退ケー ブル２２の作動の程度を所定の程度に制限するために、カテーテル１２の近位端 １８に配置された押しネジ又はロックナット３４を含めてもよい。 図３Ａ乃至３Ｄは、第一形状２８から三つの異なる拡張第二形状３０に伸展さ せたときの、カテーテル１２の中空の縦溝付遠位端１４の翼１６の拡大正面図を 示す。図３Ｅ乃至３Ｈは、第一形状２８から三つの異なる拡張第二形状３０へ伸 展させたときの、カテーテル１２の中空の縦溝付端部１４の翼１６の対応する拡 大側面図を示す。図３Ｄ及び３Ｈは、約３０フレンチの翼１６の最大伸展状態を 示す。 図４Ａに示すように、本発明の装置１０には、カテーテル１２をケーブル３７ により身体内腔から所定速度で引き抜くための引抜き手段３６を含めてもよい。 図４Ｂは、本発明による装置１２に更に、身体内腔からカテーテル１２を引き抜 くときに受ける抵抗を、例えばケーブル３９の張力を測定するなどして、身体内 腔の衰弱の指標として測定する抵抗モニタ３８を含めることができることを示す 。 本発明による装置１０は使い捨てでもよい。あるいは、図５は、本発明による 装置１０を滅菌処理することができ、更に、装置の外側を被う、使い捨ての樹脂 製の被い５２を本装置に含めることができることを示す。 本発明の別の態様によれば、装置１０は、図６に示されるように尿道４４の括 約筋４２の衰弱を測定することができる。図６は、引き込まれてカテーテル１２ の中空の縦溝付遠位端１４の翼１６を拡張第二形状３０に伸展させた状態の後退 ケーブル２２のプランジャ遠位端２４を示す。図６は更に、後退ケーブル２２の プランジャ遠位端２４をカテーテル１２の中空の縦溝付遠位端１４の翼１６内に 引き込むために、装置１０においてカテーテル１２の近位端に、カテーテルを開 放させるネジ３２を作動手段２６のために設けることができることを示す。更に 図６は、押しネジ又はロックナット３４等の制限手段を装置１０に含めて、後退 ケーブル２２の作動の程度を制限させてもよいことを示す。加えて図６は、装置 １０に、カテーテル１２を尿道４４からケーブル３７を介して所定速度で引き抜 くための引抜き装置３６、及び、膀胱４０からのカテーテル１２の引抜きに対す る抵抗をケーブル３９を介して尿道括約筋４２の衰弱の指標として測定するため の抵抗モニタ３８を含めてもよいことを示す。 本発明の更に別の態様によれば、身体内腔の衰弱を測定するシステム６０には 、図７に示すように、中空の縦溝付遠位端１４を備えたカテーテル１２、前記カ テーテルの中空の縦溝付遠位端１４を第一形状から第二拡張形状へと伸展させる 手段２０、及び、拡張形状でのカテーテルの引抜きに対する抵抗を身体内腔の衰 弱の指標として測定する手段３８を含めることができる。図７は、このシステム の伸展手段２０に、カテーテル１２内に配置され、カテーテル１２の近位端を過 ぎて延びる後退ケーブル２２、及び、カテーテルの中空の縦溝付遠位端１４を過 ぎて延びる後退ケーブルのプランジャ遠位端２４を含めることができることを示 す。図７は、後退ケーブル２２のプランジャ遠位端２４が引き込まれて、カテー テル１２の中空の縦溝付遠位端１４の放射方向に配置された翼１６が拡張第二形 状３０に伸展された状態を示す。図７は更に、後退ケーブル２２のプランジャ遠 位端２４をカテーテル１２の中空の縦溝付遠位端１４の翼１６内に引き込む作動 手段２６のためにカテーテルを開放させるべく、このシステムにおいてカテーテ ル１２の近位端１８にネジ３２を設けることができることを示す。図７は更に、 後退ケーブル２２の作動の程度を制限するための押しネジ又はロックナット３４ をシステム６０に含めることができることを示す。加えて図７は、装置１０に、 身体内腔からケーブル３７を介して所定速度でカテーテル１２を引き抜くための 引抜き装置３６を更に含めることができることを示す。 要約すると、本発明は、身体内腔からカテーテルの伸展可能な遠位端を引き抜 いたときの抵抗を測定することが、内腔の衰弱を診断する簡単かつ正確な検査に なるという認識から得られたものである。更に、本発明の装置及び方法は、身体 内腔、及び特に尿道括約筋及び類似の弁の衰弱を測定する従来の技術に比べて優 れた点を有する。従来の技術には、電極の使用及び／又はカテーテル内の流体に 加わる圧力の測定を行うことが含まれることがある。対照的に、本発明の装置及 び方法は、拡張形状に伸展したカテーテルの中空の縦溝付遠位端を引き抜いたと きの抵抗を測定することを含む。このように、本発明の装置及び方法は簡単かつ 正確であり、内腔の衰弱を測定するために電極／又は流体充填済のカテーテルを 使用することにまつわる複雑さやぎこちなさのないものとなっている。 上記の説明は本発明のごくいくつかの実施例を述べたものに過ぎないことが理 解されよう。つまり、本説明は例示として提供されるものであり、限定的な意味 で提供されるものではない。本発明を以下の請求の範囲に基づき更にその特徴を 述べることとする。 請求の範囲は：

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 伸展させる手段と、拡張形状のカテーテルを引き抜いた ときに受ける抵抗を、身体内腔、例えば尿道括約筋及び 類似の弁等の衰弱の指標として測定する手段とから構成 することができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 身体内腔の衰弱を測定する方法であって、 前記身体内腔にカテーテルを挿入するステップと、 前記カテーテルの中空の縦溝付遠位端を拡張形状に伸展させるステップと、 前記拡張形状にある前記カテーテルの引抜きに対する抵抗を、前記身体内腔の 衰弱の指標として測定するステップと を含む方法。 ２． 前記カテーテルを前記身体内腔に挿入する前記ステップが、後退ケーブル を、前記後退ケーブルのプランジャ遠位端が前記カテーテルの前記中空の縦溝付 遠位端を過ぎて延びるよう、前記カテーテル内から同時に前記身体内腔に挿入す るステップを更に含む、請求項１に記載の方法。 ３． 前記カテーテルの前記中空の縦溝付遠位端を伸展させる前記ステップが、 前記後退ケーブルの前記プランジャ遠位端が引き込まれると前記カテーテルの前 記中空の縦溝付遠位端に配置された複数の翼が伸展するよう、前記後退ケーブル を作動させるステップを更に含む、請求項２に記載の方法。 ４． 前記後退ケーブルを作動させる前記ステップが、前記後退ケーブルを所定 の程度まで作動させるステップを更に含む、請求項３に記載の方法。 ５． 前記カテーテルの前記中空の縦溝付遠位端を伸展させるステップが、前記 カテーテルの前記中空の縦溝付遠位端の直径を少なくとも約４フレンチまで増加 させるステップを更に含む、請求項１に記載の方法。 ６． 抵抗を測定する前記ステップが、抵抗モニタを用いて抵抗を測定するステ ップを更に含む、請求項１に記載の方法。 ７． 抵抗を測定する前記ステップが、前記カテーテルを所定の速度で引き抜く ステップを更に含む、請求項１に記載の方法。 ８． 前記カテーテルを前記身体内腔に挿入する前に、前記カテーテルの外側を 使い捨ての樹脂製被いで被うステップと、 前記カテーテルの引抜きに次いで前記樹脂製の被いを前記カテーテルから取り 外すステップと、 将来の利用に先立ってカテーテルを滅菌処理するステップと を更に含む、請求項１に記載の方法。 ９． 尿道括約筋の衰弱を測定する方法であって、 前記尿道括約筋を通って膀胱内へカテーテルを挿入するステップと、 前記カテーテルの中空の縦溝付遠位端を拡張形状に伸展させるステップと、 拡張形状にある前記カテーテルの引抜きに対する抵抗を、尿道括約筋の衰弱の 指標として測定するステップと を含む方法。 １０． 前記膀胱内に前記カテーテルを挿入する前記ステップが、後退ケーブル を、前記後退ケーブルのプランジャ遠位端が前記カテーテルの前記中空の縦溝付 遠位端を過ぎて延びるよう、前記カテーテル内から同時に前記膀胱内に挿入する ステップを更に含む、請求項９に記載の方法。 １１． 前記カテーテルの前記中空の縦溝付遠位端を伸展させる前記ステップが 、前記後退ケーブルの前記プランジャ遠位端が引き込まれると前記カテーテルの 前記中空の縦溝付遠位端に配置された複数の翼が伸展するよう、前記後退ケーブ ルを作動させるステップを更に含む、請求項１０に記載の方法。 １２． 前記後退ケーブルを作動させる前記ステップが、前記後退ケーブルを所 定の程度まで作動させるステップを更に含む、請求項１１に記載の方法。 １３． 前記カテーテルの前記中空の縦溝付遠位端を伸展させる前記ステップが 、前記カテーテルの前記中空の縦溝付遠位端の直径を少なくとも約４フレンチま で増加させるステップを更に含む、請求項９に記載の方法。 １４． 抵抗を測定する前記ステップが、抵抗モニタを用いて抵抗を測定するス テップを更に含む、請求項９に記載の方法。 １５． 抵抗を測定する前記ステップが、前記カテーテルを所定の速度で引き抜 くステップを更に含む、請求項９に記載の方法。 １６． 前記カテーテルを前記膀胱内に挿入する前に、前記カテーテルの外側を 使い捨ての樹脂製被いで被うステップと、 前記カテーテルの引抜きに次いで前記樹脂製の被いを前記カテーテルから取り 外すステップと、 将来の利用に先立って前記カテーテルを滅菌処理するステップと を更に含む、請求項９に記載の方法。 １７． 身体内腔の衰弱を測定する装置であって、 カテーテルと、 放射方向に配置された一列の翼を備えた、前記カテーテルの中空の縦溝付遠位 端であって、前記一列の翼は、閉じた状態では第一形状であり、放射方向に伸展 させると第二拡張形状となるものである、中空の縦溝付遠位端と、 前記中空の縦溝付遠位端の前記一列の翼を第二拡張形状に伸展させる手段であ って、前記伸展の結果、次いで前記中空の縦溝付遠位端を第二拡張形状で引き抜 くと抵抗を受けるが、前記抵抗は前記身体内腔の衰弱の指標として測定できるも のである、手段と を含む装置。 １８． 前記カテーテルの前記中空の縦溝付遠位端の前記一列の翼を伸展させる 前記手段が、 前記カテーテル内部に配置された後退ケーブルと、 前記カテーテルの前記中空の縦溝付遠位端を過ぎて延びる、前記後退ケーブル のプランジャ遠位端と を更に含む、請求項１７に記載の装置。 １９． 前記後退ケーブルの前記プランジャ遠位端が引き込まれると、前記カテ ーテルの前記中空の縦溝付遠位端の前記翼が伸展して第二拡張形状となるよう、 前記後退ケーブルを作動させる手段 を更に含む、請求項１８に記載の装置。 ２０． 前記後退ケーブルの前記作動の程度を所定の程度に制限するための、前 記カテーテルの近位端に配置された制限手段 を更に含む、請求項１９に記載の装置。 ２１． 前記後退ケーブルの前記プランジャ遠位端が、前記身体内腔への挿入が 容易となる形状を更に含む、請求項１８に記載の装置。 ２２． 前記カテーテルの前記引抜きの抵抗を測定する抵抗モニタ を更に含む、請求項１７に記載の装置。 ２３． 前記カテーテルを所定の速度で引き抜くための引抜き手段 を更に含む、請求項１７に記載の装置。 ２４． 前記装置が使い捨てである、請求項１７に記載の装置。 ２５． 前記装置の外側を被う使い捨ての樹脂製被いと、滅菌処理可能なカテー テルと を更に含む、請求項１７に記載の装置。 ２６． 身体内腔の衰弱を測定するシステムであって、 カテーテルと、 前記カテーテルの中空遠位端を第一形状から第二拡張形状へと伸展させる手段 と、 前記拡大形状にある前記カテーテルの引抜きに対する抵抗を、前記身体内腔の 衰弱の指標として測定する手段と を含むシステム。 ２７． 前記カテーテルの前記中空の縦溝付遠位端を伸展させる前記手段が、 前記カテーテル内部に配置された後退ケーブルと、 前記カテーテルの前記中空の縦溝付遠位端を過ぎて延びる、前記後退ケーブル のプランジャ遠位端と を更に含む、請求項２６に記載のシステム。 ２８． 前記後退ケーブルの前記プランジャ遠位端が引き込まれると、前記カテ ーテルの前記中空の縦溝付遠位端に配置された複数の翼が伸展して第二拡張形状 となるよう、前記後退ケーブルを作動させる手段 を更に含む、請求項２７に記載のシステム。 ２９． 前記後退ケーブルの前記作動の程度を所定の程度に制限するための、前 記カテーテルの近位端に配置された制限手段 を更に含む、請求項２８に記載のシステム。 ３０． 前記後退ケーブルの前記プランジャ遠位端が、前記身体内腔への挿入が 容易となる形状を更に含む、請求項２７に記載のシステム。 ３１． 前記カテーテルの前記中空の縦溝付遠位端が、放射方向に配置された一 列の翼であって、前記一列の翼は、閉じた状態では第一形状であり、放射方向に 伸展させると第二拡張形状となるものである、一列の翼を更に含む、請求項２６ に記載のシステム。 ３２． 前記カテーテルを所定の速度で引き抜くための手段を更に含む、請求項 ２６に記載のシステム。 ３３． 滅菌処理可能なカテーテルと、 前記カテーテルの外側を被う使い捨ての樹脂製被いと を更に含む、請求項２６に記載のシステム。