JPH11509281A - 弾性後部付き手袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 手袋（２）は、掌カバー部分と、指を収容しかつこれを覆うために前記掌カバー部分から延びる複数の指カバー部分と、手を収容する室を形成するために前記掌カバー部分と関連した後部分と、前記後部分から各指の少なくとも１つの指関節を越えてその上を延びる弾性部材（７）とを有し、前記各弾性部材は、指を曲げたとき、前記指カバー部分の伸縮を可能にするように前記指カバー部分と関連している。

Description

【発明の詳細な説明】 弾性後部付き手袋 発明の技術分野 本発明は、使用者の手に心地よくフィットするように設計され、静的及び動的 な手の位置と動きの両方を可能にするに十分曲げやすい手袋に関する。この手袋 は、ゴルフ、野球、フットボール、その他のスポーツ等の手袋として特に有用で ある。 発明の背景 多数の手袋が当該技術で現れている。その中で、次の特許は、着用者が見るこ とができる少なくとも２つの異なる材料を含んだ手の甲を有すると思われる手袋 を記載する。 米国デザイン特許第３３６，５６２号は、手の甲を経て中指及び薬指全体の後 部へ延びる１つの材料を含むスポーツ手袋用装飾的デザインを示す。異なる材料 が人差し指及び小指の後部を覆う。 米国デザイン特許第３４０，７９３号は、手の甲と小指及び薬指全体を覆う、 格子状外観をもった１つの材料を含むゴルフ手袋用装飾的デザインを示す。孔を 有する異なる材料が、親指、人差し指及び中指の後部に現れる。 米国特許第３，１２３，８３２号は、リストバンドから手袋の指部まで或いは そこから僅かに手前まで延び、かつ手袋の中間に配置された補剛材を有するボー リング用手袋を開示する。補剛材は、例えば、縫い目によって又は適当な接着剤 によって、後面に直接固着される。補剛材は、手の甲にわたって剛性又は張力を 与えて指部を堅くするだけでなく、手袋を本来的に手の上で縮する傾向があるよ うにし、かくして、心地よくフィットするように、好ましくは、２方向に伸縮が 可能な弾性材料又は可撓性材料である。 米国特許第４，７０１，９６３号は、２つの取り付けストラップをもった手袋 を開示し、その１つは、手袋の後側部分を形成する伸縮可能な材料を横切って延 びる。このストラップは手袋の後側を引っ張って、これを寄せる傾向があり、そ の結果、心地よい、確実なフィットをもたらす。また、手袋の後側に挿入され、 指部の側面で分れた部分に沿って延びるナイロンのような伸縮可能なタイプの材 料を開示する。 米国特許第５，１９５，１８８号は、特別な手袋の再調整なしに手の容易な挿 入を保ち、より多数の異なる解剖学的特徴に適合させ、締め付け力をよりよく分 布させるための締め付けストラップを含むスポーツ用手袋を開示する。指骨領域 は小さなフォークを指部の側部に含み、該フォークは、高度に伸張可能な弾性材 料、好ましくは、エラスタン（elasthane）ベースの布地で形成される。また、 フォークがレザーのような僅かな伸張性を有する材料で作られ、残りの領域は伸 張可能な弾性材料で作られる実施形態を開示する。 米国特許第５，３４５，６０９号は、１つ或いは２つ以上の中空の、流体充填 衝撃吸収セルを配置した少なくとも１つのポケットを有する保護手袋を開示する 。セルは、弾性布で作られた内パネル及び外パネルによって覆われ、該内パネル 及び外パネルは協力して、弾力のある保護セル材料用の閉じたポケットを形成す る。弾力のあるパネルは、セル材料を適所にきちっと保持し、セル材料と実質的 に同じ形状に切断され、パネルの縁は互いに重ねられ、セル材料の周りに且つそ の下にカールされる。 在来の手袋は、典型的には、指部のぴったりフィットを維持しながら、ラケッ ト、バット或いはゴルフクラブを振り回すような種々のスポーツの動きを行うほ ど、指部に十分な曲げやすさを許していない。指部に或る程度の曲げやすさを有 する多くの手袋は、薄い材料の使用によって、しばしば短期間で摩耗するのが不 利である。本発明は、これらの不利に打ち勝つ新しい手袋構造を提供する。 発明の概要 本発明は手袋に関し、該手袋は、掌カバー部分と、指を収容し且つこれを覆う ために掌カバー部分から延びる複数の指カバー部分と、手を収容する室を形成す るために掌カバー部分と関連した後部分と、前記後部分から各指の少なくとも１ つの指関節を越えてその上を延びる弾性部材とを有し、各弾性部材は、指を曲げ たとき、指カバー部分の伸縮を可能にするように指カバー部分と関連している。 本発明の好ましい実施形態では、各弾性部材は、各指の２つの指関節を越えて延 びる長さを有する。他の好ましい実施形態では、各弾性部材は、指の幅よりも小 さい幅を有する。 手袋に使用される材料は本発明の重要な部分である。１つの実施形態では、掌 カバー部分及び指カバー部分は、各々、不織材料で作られる。好ましい実施形態 では、不織材料はスエード、レザー又は合成材料である。他の好ましい実施形態 （PITTARDS DIGITAL LEATHER）のようなパターン付きレザーである。１つの実 施形態では、各指カバー部分の不織材料は、手袋の通気性を高めるための複数の 孔を含む。好ましい実施形態では、後部分は弾性材料で作られる。他の好ましい 実施形態では、後部分の弾性材料及び弾性部材は、各々、メッシュである。更に 他の好ましい実施形態では、後部部分の弾性材料及び弾性部材は、各々、２方向 に伸縮可能な材料である。 本発明の他の実施形態では、手袋は、親指カバー部分と、親指を曲げたときに 親指カバー部分の伸縮を可能にするように前記親指カバー部分と関連した弾性部 材を更に含む、。本発明の種々の部分の材料は、種々の組み合わせで結合され、 又は形成される。１つの実施形態では、掌カバー部分及び指カバー部分は材料の 単一ピースで作られる。他の実施形態では、後部分及び弾性部材は伸縮可能な材 料の単一ピースで作られる。更に他の実施形態では、後部分は手の挿入を容易に するスリットを含む。他の実施形態では、後部分は、手の挿入後にスリットを閉 じるクロージャー部材を含む。他の実施形態では、クロージャー部材は不織材料 で作られ、そこに印を含む。 種々の選択的な性能及び快適さを高める材料が本発明に含まれても良い。１つ の実施形態では、弾性部材はサテンの裏張りを含む。他の実施形態では、弾性部 材は追加の快適さのための温度制御材料を含む。更に他の実施形態では、弾性材 料は防水膜を含む。他の実施形態では、弾性材料は汗を吸収するための灯芯材料 を含む。 手袋のその他の好ましい特徴は次のとおりである。１つの実施形態では、指カ バー部分は隣接した指カバー部分間に開放領域を含む。他の実施形態では、掌カ バー部分は親指カバー部分を囲む。更に他の実施形態では、手袋は、掌カバー部 分と関連した伸縮可能なリストバンドを更に含む。 図面の簡単な説明 図１は、１つのタイプのレザー材料を示す、本発明による手袋の第１の実施形 態の正面図である。 図２は、図１の左側面図である。 図３は、図１の右側面図である。 図４は、図１の背面図である。 図５は、図１の平面図である。 図６は、図１の底面図である。 図７は、異なるレザー材料を使用する、他の実施形態の正面図である。 図８は、図７の左側面図である。 図９は、図７の右側面図である。 図１０は、図７の背面図である。 図１１は、図７の平面図である。 図１２は、図７の底面図である。 発明の詳細な説明 本発明は、快適な仕方で使用者の手の周りに心地よく、しかもぴったりフィッ トする手袋を提供するのに有利である。手の動きの静的性質及び動的性質と構造 及び材料とのバランスは、より耐久性がありしかも弾力性のあるフィットを保証 する。本発明の手袋は、効果的に皮膚に密着して、効果は実質的にその寿命期間 中存在する。この利点は、以下に説明する唯一のデザイン、及び構造材料の組み 合わせによるものであり、これは、１つの手袋で今まで達成されなかった望まし い快適さ、フィット、及び耐摩耗性を提供する。 本発明の心地よく快適なフィットは、実質的に手の甲全体に亘る強い弾性材料 の使用によってもたらされる。フック、ループタイプのクロージャーと組み合わ せるとき、この構成は、最初の使用時にもっと順応するフィットをもたらし、又 この構成により、掌部の材料が拡張するとき手袋を調整することが可能である。 広範囲にわたる着用試験により、掌部は決して緩まないことが示された。この同 じ概念が、親指及びその他の指の後部に拡げられた。 本発明はまた、指部分に沿って、好ましくは、第１指関節を越えてその上を、 最も好ましくは、指関節の上を指の実質的に長さ全体に沿って延びる半島状形態 の弾性材料を有する。指部分に沿って延びる材料は、手袋の指部のぴったりフィ ット、特に指関節部での、そして広範囲にわたる着用後の従来技術における特定 の問題を提供する。種々の競技者、特にゴルファーは、手袋内での指の緩みを極 端に嫌う。本発明は、着用者が指を曲げて、弾性材料を指関節の上で伸縮させる ことを可能にすることによって、実質的に指全体に亘ってぴったりした指部のフ ィットをもたらし、手の調節を可能にしながら、好ましくは実質的に手袋の寿命 全体に持続するフィットをもたらす。この結果、手袋はかさばらず又は扱いやす くなり、しかも物を握ったとき、よりよい“感触”を得る。同様に、種々の指の 太さに順応することができる。 使用されるエラストマー材料、或いは弾性材料は、好ましくは、１方向伸縮材 料、更に好ましくは、２方向伸縮材料である。弾性材料を、種々の方向に伸縮を 行うように手袋に配置しても良いけれども、着用者の手の甲を横切って少なくと も親指から小指方向の伸縮を与えるのが好ましい。指部では、各指関節を横切っ て伸縮する１方向材料もまた適当な手袋のフィットをもたらすけれども、１方向 弾性材料が、指を曲げたとき、指関節の上を指部の長さ方向に伸縮することが望 ましい。弾性材料は、好ましくは、手袋内の競技者の手の発汗及びあり得る過熱 を減少させるために通気を行う。材料は、好ましくは、高められた心地よいフィ ットをもたらすメッシュであり、更に好ましくは、伸縮メッシュである。最も好 ましい実施形態は、ナイロンとポリエステルの一定の２方向伸縮組合わせを有す る伸縮メッシュＧ６^TMを使用し、該メッシュは 46 N．Montello Street，Brock ton，MA のアボンテープ（Avon Tape）社から入手できる。 Ｇ６^TM伸縮メッシュは、約６６％のポリアミドと約３４％のゴムを含み、約３ ４０．０ｇ／ｍ²（±５％）の密度を有する。５０℃で洗濯後の寸法安定性は、 約５％長さ及び約１０％幅である。約５Ｋｇでのダイナモメーターインストロン 試験機に対する伸びは、長さ（±１０％）で約１７０％、幅（±１０％）で約１ ５０％である。手による伸びは、長さ（±１０％）で約１７５％、幅（±１０％ ）で約１４５％である。Ｇ６は、実質的に着用品位を落とさない積極的な伸縮特 性を有する。 他の実施形態では、弾性材料は、サテンで裏張りした２層の１方向伸縮材料Ｇ ８^TMであり、これもアボンテープ社から入手できる。この滑らかな材料は、手に 対する手袋の滑らかさを高めるけれども、着用特性はもっと悪く、最も好ましい 実施形態に比べて掌部及び指部でより緩みを感じる。 高められたフィットを与えるための指部に沿った本発明の弾性材料の使用によ り、従来技術で可能であったものよりも堅く、耐摩耗性のある材料の使用が手袋 の残部を構成することを可能にする。特定の材料を個々に選択しても良いけれど も、好ましくは、不織材料が手袋の甲並びに前部に使用される。 １つの好ましい実施形態では、優れた“感触”を依然として備えながら、優れ た耐摩耗性を備えるレザーが使用される。弾性メッシュは、優れた耐摩耗性の品 質をもつ幾分堅いレザーの使用を可能にする。他の実施形態では、当業者に良く 知られた、レザーの品質と同様の特性を備える合成材料が使用される。他の実施 形態では、使用されるレザーは、平滑な肌の連続パターンと不連続な粗い領域を もった表面の外観を備えるように修正されている。この修正は、一定の条件下、 改善した握り特性をもたらし、水のような液体の表面からの除去を容易にする。 この効果を達成する数多くの手段が当業者に知られている。そのような製品は、 Sherbone Road，Yeovil，Somerset BA21 5BA，Great Britain のピターズ（P ittards）社から入手できる。その他の適した不織材料は、模造（人工）レザー 、鹿レザー、雌鹿レザー、牛レザー、ナイロン、ナイロンアクリル、ネオプレン 、テリークロス等を含む。 加えて、本発明の手袋は、顕著なデザイン −− 手の骨格パターンを有する。 指部分に沿って延びるエラストマー材料は、好ましくは、着用者の手の骨の上に 位置するように形づくられる。 図１は、本発明による手袋の第１の実施形態の正面図である。この実施形態の 不織材料は、この左手の手袋２に示すように、１つのタイプのレザー材料１であ る。不織材料は、掌部分及び各指の部分を覆う。単一ピースとして図示されてい るけれども、手袋の指部を別ピースとして作り、それらを着用者の掌を覆う部分 に縫い付け或いは別の方法で接合しても良い。手袋の前の指部は、好ましくは、 着用者の手の通気性を可能にする複数の孔３を含み、これにより、発汗及び過熱 を減少させる。図示していないけれども、手袋は、隣接した指カバー部分間にあ る指カバー部分のいずれか、或いは指カバー部分のすべてに、即ち任意の２つの 所定の指部間のノッチに、開放領域を含んでも良い。この開放領域は、フィット 、可撓性及び通気性を助ける。 図２及び図３は、随意の孔３をもった不織前材料１を示す手袋２の側面図であ る。手袋の後側には、弾性材料７が見える。図２では、手袋の親指部分５に沿っ て延びる弾性材料７も見ることができる。指部は、この実施形態の弾性材料の格 子状の性質を明瞭に指示する。メッシュ間の開口は着用者の手の通気性を可能に し、これにより、発汗及び過熱を減少させる。競技者が手袋を着用している間、 メッシュは拡張して、ぴったりフィットを与える。そのようなメッシュの拡張は 、典型的には、着用者がフック、ループファスナーを使用して手袋の甲をしっか り留めたとき、或いは着用者が指を曲げたときにおこる。このメッシュの拡張に より、孔の大きさを拡張させる過程で手袋の通気性を高める。図３において、フ ック、ループタイプのクロージャー９用のタブは、“Bone by Titleist”のよう な文字或いは或るイニシャル文字のような文字を有する選択的なロゴ 10 を含ん でも良い。図３は、実質的に手の甲全体に亘って延び、かつ指部分の実質的にす べてに沿って延びる弾性材料７を更に示す。 図４は、弾性材料７が実質的に手の甲全体に亘って延び、かつ指部分の実質的 にすべてに沿って延びる手袋の甲を図示する。弾性材料は、指部の幅よりも小さ いだけでなく、手の甲の幅よりも小さい幅を有する。これは、指カバー部分と組 み合わせて、挿入すべき手のための手キャビティーを作る。かくして、手と指を 挿入したとき、手袋は心地よくフィットする。手袋への着用者の手の挿入を簡単 にするためのスリットが手袋の掌部分又は後部分に存在しても良い。このスリッ トを横切って、選択的な文字 10 又は印をつけたフック、ループタイプのクロー ジャー９が、好ましくは、手袋をしっかりと留めるために追加されて、いったん 手にはめた手袋の滑りを防止する。手袋の甲の非弾性材料は、好ましくは、不織 材料 12である。最も好ましい実施形態では、この材料 12はレザーである。他の ような所望の物理的特質を維持しながら、手袋に興味を引く外観を与える。 図５及び図６は、本発明による手袋の上面図及び底面図を示す。手袋の指部分 の実質的にすべてに沿って延びる弾性材料７を、図５でもっと容易に見ることが でき、前記弾性材料７は指先で不織材料 12 によって境界付けられている。後部 及び指部の弾性材料がワンピースのものであることが好ましいにもかかわらず、 所望ならば、別々の材料を後部及び指部に対して使用いても良い。これらの材料 は、縫い付ける等によって不織材料に一体に接合される。親指部の弾性材料５は 、典型的には、親指の骨の上に位置する、手袋の甲の弾性材料に取付けられてい ない別の材料ピースであることが、図６から明瞭に見られる。 手袋の種々の部分は縫い目等によって、互いに適当に固着される。 うな特定のパターン付きの皮を使用する他の実施形態の同様の図面である。図７ は手袋２の正面を示す。図８及び図９は手袋２の側面図である。図１０は手袋２ の背面図である。図１１及び図１２は手袋２の平面図及び底面図である。 親指部用の弾性材料５の異なる実施形態を、材料６として図８及び図１２に示 す。親指部の弾性材料のこの実施形態は親指部の付け根部１５まで延びる。材料 ６のかかる幅広い付け根部は、上述した所望の品質を犠牲にすることなしに、手 袋２のより簡単な、よりコスト効率のある構造を可能にする。 図示していないけれども、追加の有益な機能を与える手袋の甲の材料としてい くつかの実施形態が存在する。１つの実施形態では、寒い天候での使用中、着用 者を暖かくしておくのを助けるために羊毛その他の保温材料を手袋の甲に加えて も良い。他の実施形態では、雨天条件下での使用する手袋への漏れを防止するた めに、縫い目シールを、手袋の防水膜と関連して、或いはそれの代わりに設けて も良い。更に他の実施形態では、発汗を防止するため汗を手から引き離す灯芯材 料を手袋に含ませる。他の実施形態では、セラミックのような相変化型式の或い はその他の温度制御型式の材料を、極端な温度環境において快適さを与えるのに 使用しても良い。加えて、手にはめた手袋を手首で心地よくフィットさせるため に、弾性バンドを手袋の掌カバー部分或いは甲カバー部分若しくはその両方に加 えても良い。 本発明の他の側面はそのような手袋を準備する方法である。弾性材料が手の甲 に亘って延び、かつ半島状形状をなして第１指関節を越えてその上を指の後部に 沿って延びるように、弾性材料を希望した形状に形成する。材料のうちのどの材 料形成も、当業者によって知られた任意の方法による、例えば、切断、引き裂き 等によるものである。この弾性材料は、好ましくは、手の骨の上張りのように見 える。典型的には、不織材料が弾性材料を補足するように形成され、かくして、 実質的に手袋の甲全体を完成する。不織材料と弾性材料は、シーム、縫い目、接 着等のような取り付け手段によって結合されるのが良い。 手袋の前部を同様の仕方で準備する。好ましい実施形態では、不織材料の単一 ピースが手袋の前部全体を形成する。不織材料は、もちろん手袋の形状に一致す るように形成されなければならない。１つの実施形態では、親指部の後部及び前 部は、手袋の後側及び前側の残部と一緒に材料の１つの連続ピースを形成し、か くして追加の取り付け手段の必要性を除去する。しかしながら、好ましい実施形 態では、親指部の後部と前部は、上述した如き取り付け手段によって、互いに又 手袋の後側と前側にそれぞれ接続される。上の実施形態のいずれにおいても、弾 性材料のピースは、依然として、親指部分の一部であるとして理解されなければ ならない。 その他の種々の実施形態を以下に説明する。選択的な実施形態では、弾性材料 単独の通気性から高められた、着用者の手の通気性を可能にする孔を不織材料の 種々の部分に作っても良い。他の実施形態では、不織材料の単一ピースが手袋の 前部全体を形成し、手袋の後側の不織材料まで包み、かくして取り付け手段の必 要性を除去する。好ましい実施形態では、弾性バンド材料を手首部での手袋の不 織材料の内側に取付けて、手首での心地よくフィットするのを容易にする。 本発明を、その原理を例示するためにある特定の実施形態に関して説明したけれ ども、本発明のその他の異なる実施形態は、本技術に基づく当業者にたやすく思 い浮かぶであろう。従って、本発明を、請求の範囲の精神及び範囲によって包含 されるすべてのこれらの実施形態だけにのみ限られるべきである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スン ドン キュー 大韓民国 ヨン―イン クン キョン キ ドー マー ピョン リー ヨン―イン 722―７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．掌カバー部分と、 指を収容し、かつこれを覆うように前記掌カバー部分から延びる複数の指カバ ー部分と、 手を収容する室を形成するために前記掌カバー部分と関連した後部分と、 前記後部分から各指の少なくとも１つの指関節を越えてその上を延びる弾性部 材とを有し、前記各弾性部材は、指を曲げたとき、前記指カバー部分の伸縮を可 能にするように前記指カバー部分と関連している、手袋。 ２．前記各弾性部材は、前記各指部の２つの指関節部を越えて延びる長さを有す る、請求の範囲第１項に記載の手袋。 ３．前記各弾性部材は、前記指部の幅よりも小さい幅を有する、請求の範囲第１ 項に記載の手袋。 ４．前記掌カバー部分及び前記指カバー部分は、各々、不織材料で作られる、請 求の範囲第１項に記載の手袋。 ５．前記不織材料はスエード、レザー又は合成材料である、請求の範囲第４項に 記載の手袋。 ６．前記不織レザー材料はパターン付きレザーからなる、請求の範囲第５項に記 載の手袋。 ７．前記指カバー部分の不織材料は、前記手袋の通気性を高めるための複数の孔 を含む、請求の範囲第４項に記載の手袋。 ８．前記後部分は弾性材料で作られる、請求の範囲第１項に記載の手袋。 ９．前記後部分の弾性材料及び前記弾性部材は、各々、メッシュからなる、請求 の範囲第８項に記載の手袋。 10．前記後部分の弾性材料及び前記弾性部材は、各々、２方向に伸縮可能な材料 からなる、請求の範囲第８項に記載の手袋。 11．親指カバー部分と、親指を曲げたときに前記親指カバー部分の伸縮を可能に するように前記親指カバー部分と関連した弾性部材とを更に有する、請求の範囲 第１項に記載の手袋。 12．前記掌カバー部分及び前記指カバー部分は材料の単一ピースで作られる、請 求の範囲第１項に記載の手袋。 13．前記後部分及び前記弾性材料は伸縮可能な材料の単一ピースで作られる、請 求の範囲第１項に記載の手袋。 14．前記後部分は手の挿入を容易にするスリットを含む、請求の範囲第１項に記 載の手袋。 15．前記後部分は、手の挿入後、前記スリットを閉じるクロージャー部材を含む 、請求の範囲第１項に記載の手袋。 16．前記クロージャー部材は不織材料で作られ、かつ印を含む、請求の範囲第１ ５項に記載の手袋。 17．前記弾性材料はサテンの裏張りを含む、請求の範囲第８項に記載の手袋。 18．前記弾性材料は追加の快適さのための温度制御材料を含む、請求の範囲第８ 項に記載の手袋。 19．前記弾性材料は防水膜を含む、請求の範囲第８項に記載の手袋。 20．前記弾性材料は汗を吸収するための灯芯材料を含む、請求の範囲第８項に記 載の手袋。 21．前記指カバー部分は隣接した指カバー部分間に開放領域を含む、請求の範囲 第１項に記載の手袋。 22．前記掌カバー部分は前記親指カバー部分を囲む、請求の範囲第１１項に記載 の手袋。 23．前記掌カバー部分と関連した伸縮可能なリストバンドを更に有する、請求の 範囲第１項に記載の手袋。