JPH11508767A - マウス腫瘍拒絶抗原前駆体smage−3をコードする単離核酸分子 - Google Patents

マウス腫瘍拒絶抗原前駆体smage−3をコードする単離核酸分子

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JPH11508767A JP9504029A JP50402997A JPH11508767A JP H11508767 A JPH11508767 A JP H11508767A JP 9504029 A JP9504029 A JP 9504029A JP 50402997 A JP50402997 A JP 50402997A JP H11508767 A JPH11508767 A JP H11508767A
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Abstract

(57)【要約】 本発明はマウス腫瘍拒絶抗原前駆体をコードする核酸分子である、Smage−3に関する。Smage−3分子は、それが常染色体性である点において、以前に記載されたSmage核酸分子と異なるものである。

Description

【発明の詳細な説明】 マウス腫瘍拒絶抗原前駆体SMAGE−3をコードする単離核酸分子発明の分野 本発明は、マウス腫瘍拒絶抗原前駆体をコードする核酸分子に関する。本発明 の腫瘍拒絶抗原前駆体コード配列は、マウスの常染色体から単離されたマウス配 列であり、常染色体性であることは、以前に同定されたすべてのMAGE及びM AGE関連腫瘍拒絶抗原コード配列と対照的である。背景及び先行技術 哺乳類の免疫系が、外来の又は異質の物質を認識して、それらと反応するプロ セスは複雑なものである。このシステムの重要な局面は、Tリンパ球、すなわち “T細胞”応答である。この応答は、T細胞が、ヒト白血球抗原(“HLA”) 又は主要組織適合遺伝子複合体(“MHC”)と称される細胞表面分子とペプチ ドとからなる複合体を認識し、その複合体と相互作用することを必要とする。前 記ペプチドは、HLA/MHC分子も提示する細胞によってプロセシングされる より大きな分子に由来する。この事に関しては、メール(Male)他,Adv anced Immunology,(J.P.Lipincott Comp any,1987)、特に6−10章を参照のこと。T細胞とHLA/ペプチド 複合体の相互作用は制限されたものである。即ち、HLA分子とペプチドとの特 定の組み合わせに対して特異的なT細胞が必要とされる。もし、特異的なT細胞 が存在しなければ、たとえそのパートナー複合体が存在していてもT細胞応答は 起こらない。同様にT細胞が存在していても、それに特異的な複合体が存在しな ければ応答は起こらない。このメカニズムは、異物に対する免疫系の応答、自己 免疫疾患、及び細胞異常に対する応答に関与している。タンパク質が、HLA結 合ペプチドへとプロセシングされるメカニズムに関して多くの研究がなされてき た。このことについては、バリナガ(Barinaga),Science 25 7:880(1992); フリーモント(Fremont)他,Science 257:919(1992); マツムラ(Matsumura)他,Scie nce 257:927(1992); ラトロン(Latron)他,Scie nce 257:964(1992)を参照 のこと。 T細胞が細胞異常を認識するメカニズムは、ガンにも関係している。例えば、 参考文献として本出願にその両方の内容が合体される、1992年5月22日に 出願され、1992年11月26日に公表されたPCT出願PCT/US92/ 04354、及び1994年5月2日に出願された米国特許出願第08/142 ,368には、1つの遺伝子ファミリーが開示されており、それらは、プロセシ ングされてペプチドとなり、次に細胞表面に発現され、細胞溶解性Tリンパ球、 即ち以後“CTL”と称される、特異的なCTLによって腫瘍細胞の溶解を引き 起こすことができる。これら遺伝子は“腫瘍拒絶抗原前駆体”即ち“TRAP” 分子をコードするといわれ、これら分子に由来する、ペプチドは“腫瘍拒絶抗原 ”即ち“TRA”と称される。前記出願は、とりわけ、2種のマウス腫瘍拒絶抗 原前駆体コード配列、SmageI及びSmageIIを開示している。この遺伝 子ファミリーに関するさらなる情報については、トラヴァーサリ(Traver sari)他,Immunogenetics 35:145(1992); フ ァン・デア・ブルッゲン(van der Bruggen)他,Scienc e 254:1643(1991)を参照のこと。また、参考文献として本出願 にその内容全部が合体される、1991年12月12日に出願され、現在米国特 許第5,342,774号となっている米国特許出願第807,043号も参照 のこと。MAGEファミリーの腫瘍拒絶抗原前駆体がこの特許において開示され ている。 参考文献として、本出願にその開示内容が合体される、1995年4月15日 に米国特許第5,405,940号となっている米国特許出願第938,334 号には、MAGE−1遺伝子はHLA−A1分子によって提示されるノナペプチ ドへとプロセシングされる、腫瘍拒絶抗原前駆体をコードしているということが 説明されている。HLA−A1に結合するノナペプチドは、結合に関する“ルー ル”に従っており、そのルールとは、あるモチーフが満足されるというものであ る。このことについて、例えば、PCT/US93/07421; フォーク( Falk)他,Nature 351:290−296(1991); エンゲル ハルト(Engelhard),Ann Rev.Immunol. 12:18 1−207(1994); ルッパート(Ruppert)他,Cell 74: 929−9 37(1993); レチュケ(Roetzshke)他,Nature 348 :252−254(1990); ビヨルクマン(Bjorkman)他,Nat ure 329:512−518(1987); トラヴァーサリ(Traver sari)他,J.Exp.Med.176:1453−1457(1992) を参照のこと。前記参考文献は、特定のHLA分子に対する特定のペプチドの特 異性が判明すれば、ある特定のペプチドは1つのHLA分子に対して結合するが 他のHLA分子に対しては結合しないであろうと推測されるということを教示し ている。これは重要なことである。なぜなら、異なる個体は異なるHLA表現型 を有するからである。そのため、ある特定のペプチドがある特定のHLA分子に 対するパートナーであると同定されたことが、診断上、及び治療上の効果を有し ているとしても、その効果は、その特定のHLA表現型を有する固体に対してし か適切ではないのである。細胞異常は1つの特定のHLA表現型に限られたもの ではないため、また標的化療法(targeted therapy)には問題の異常細胞の表現 型に関する相当な知識が必要とされるため、この分野においてさらなる研究を行 う必要がある。 参考文献として本出願にその内容が合体される、1993年1月22日出願の 米国特許出願第008,446号には、MAGE−1発現産物がプロセシングさ れて、第2のTRAとなるという事実が開示されている。この第2のTRAはH LA−Cw*1601分子によって提示される。この開示は、1つの所定のTR APから複数のTRAが生じることができ、それぞれのTRAが、MHC分子に 対する結合のための、モチーフ・ルールを満足するということを示している。 参考文献として本出願にその内容が合体される、1992年12月22日出願 の、米国特許出願第994,928号には、いくらかの正常細胞(例えばメラノ サイト)によって作り出される分子である、チロシナーゼが腫瘍細胞内でプロセ シングされてHLA−A2分子によって提示されるペプチドを生じるということ が教示されている。 参考文献として本出願にその内容全体が合体される、1993年3月18日出 願の、米国特許出願第08/032,978号には、チロシナーゼ由来ではない 、第2のTRAがHLA−A2分子によって提示されることが教示されている。 この TRAはTRAP由来のものであるが、非−MAGE遺伝子によってコードされ ている。この開示は1つの特定のHLA分子が、異なる供与源に由来する複数の TRAを提示することができるということを示している。 参考文献として本出願にその内容が合体される、1993年6月17日出願の 、米国特許出願第08/079,110号には、関連のない腫瘍拒絶抗原前駆体 である、いわゆる“BAGE”前駆体が記載されている。BAGE前駆体は、M AGEファミリーとは関連していない。 参考文献として、本出願にその両方の内容が合体される、米国特許出願第08 /096,039号と第08/250,162号には、非関連TRAP前駆体G AGEも開示されている。 以上で引用した研究論文、特許、及び特許出願において述べられている研究は 、主にMAGEファミリーの遺伝子、そしてそれらと関連のないBAGE、GA GE、及びDAGE遺伝子に関するものであり、細胞によって発現されるさらに 別の異なる腫瘍拒絶抗原前駆体が存在することを示している。 先に示したように、PCT出願PCT/US92/04354及び1994年 5月2日出願の米国特許出願第08/142,368号には、マウス配列である Smage−IとSmage−IIが開示されている。これらの配列は、マウスX 染色体から単離されており、このこと(X染色体起源であること)は、MAGE ファミリーの腫瘍拒絶抗原前駆体に典型的な特徴である。 今回、第3のマウス腫瘍拒絶抗原前駆体コード配列が単離され、クローニング された。以後、Smage−3と称されるこの配列はマウス常染色体から単離さ れた。この配列は、ヒトMAGEコード配列にハイブリダイズする。このため、 この配列は、例えば、ヒトMAGE腫瘍拒絶抗原前駆体の発現、そしてサンプル 又は患者における腫瘍の存在を判定するのに有用な診断試薬として有用性がある 。 本発明は、以下の開示において、さらに詳細に説明される。図面の簡単な説明 図1は、Smage−3が常染色体起源であることを証明する、サザンブロッ ト実験の結果を示している。 好適実施例の詳細説明例1 最初の実験では、ヒトMAGE−1腫瘍拒絶抗原前駆体遺伝子に基づくプロー ブを使用して、マウスゲノム中に共通点のある配列が見られるかどうか判定した 。 1111塩基対からなるPCR断片をプローブとして使用した。このプローブ はMAGE−1をテンプレートとし、以下のプライマーを用いた標準的PCRを 行うことによって調製された。用いたセンスプライマーは、5’−AGTCCT CAGGGAGCCTCC−3'(配列番号1)であり、アンチセンスプライマ ーは、5'−TATCCCAATTCACAAAA−3(配列番号2)であった 。PCR増幅を2回連続して行った(30サイクル:94℃1分、45℃2分、 72℃3分)。1ngのプラスミドDNA(pTZ19Rにクローニングされた MAGE−1の2.4kbBamHI断片を有する)をファーストラウンドPC Rの基質として用いた。セカンドラウンドでは、ファーストラウンドで得られた 産物100nlのうち1nlを用いた。(この結果得られた)断片を低融点アガロ ースゲルから精製し、そしてランダムプライマー伸長法を用いたα−32PdCT P(3000Ci/mole)の取り込みにより標識した。 前記プローブを次にゲノミックサザンブロット実験に使用した。その際、参考 文献として、本出願にその内容が合体されるラークウィン(Lurquin)他 ,Cell 58:293−303(1989)によって教示されているプロト コールを使用した。前記プローブを、マウスDBA/2腎臓細胞から得たゲノム DNAにハイブリダイズさせた。洗浄条件は、2xSSC、0.1%SDS、6 5℃であった。 この実験により、いくつかの弱いバンドが示された。これは、実際に、マウス ゲノム中にヒトMAGE配列に関連した配列が存在することを示唆している。例2 この実施例では、マウス配列に関するより明確な情報を調べたところ、それら の情報が得られた。DBA/2腎臓細胞のゲノムDNAをエンドヌクレアーゼ Sau3Aによって部分的に切断し、参考文献として本出願にその内容が合体さ れるデ・プレーン(DePlean)他,Proc.Natl.Acad.Sc i.USA 85:2274−2278(1988)に従って、コスミドベクタ ーc2RBにクローニングした。次に、このライブラリーを例1のサザンブロッ ト法において用いたものと同じプローブを用いてスクリーニングした。1.7k bのEcoRI断片がヒトプローブとハイブリダイズすることが判った。3.4 kbと4.5kbの2つのEcoRI断片も見つかった。 引き続いての一連の実験において、前記1.7kb断片をそのままプローブと して用い、今度は、ベクターλFIXII(Stratageneから購入したも の)にクローニングされた、NIH/3T3細胞由来のマウスライブラリーにつ いてプロービングした。ハイブリダイゼーション条件は、洗浄がより激しい条件 、即ち、0.2xSSC、0.1%SDS、65℃、であるという点が異なって いた。 3つのクローンが見出され、それらはそれぞれ、4.5kbEcoRI断片を 有するものであった。 次にこれらの断片を標準方法を用いてシークエンシングした。Smage−3 と称する、NIH/3T3由来のこの配列の一部を配列番号3に示す。Smag e−3と、MAGE−1のエキソン3との配列を比較したところ、このマウス配 列のホモロガスな領域と、MAGE−1エキソン3との間で57%のアイデンテ ィティーが示された。配列番号3に示す部分は、前述の4.5kb断片の位置4 72から始まる配列に相当する。 前記配列の分析により、Smage−3は、プロセス型偽遺伝子であることが 示唆される。Smage−3は、イントロンがなく、3’ポリ(A)尾部を有し 、そして、それぞれ10ヌクレオチドからなる逆方向反復配列にはさまれている ようである。例3 すべてのMAGE遺伝子がX染色体上に位置するということが以前に確かめら れている。従って、Smage−3もX染色体上に位置するかどうか決定するこ とは、興味深いことであった。 体細胞雑種VI−6は、マウス/チャイニーズハムスター雑種細胞であり、こ れはマウスX染色体とマウス染色体16を有する。コックス(Cox)他,An n.N.Y.Acad.Sci. 450:169−177(1985)を参照 のこと。前述のサザンブロット法により、前述の1.7kbEcoRI断片を用 いて、VI−6染色体DNA及び“クローン8”由来の染色体DNAについてプ ロービングした。“クローン8”は、その唯一のマウス染色体として、マウスX 染色体を有する雑種である。ヘルマン(Herman)他,Genomics 10:961−970(1991)を参照のこと。マウスX染色体の中心に近い半 分(proximal half)のみを有するクローン“E11”、及びBALB/c染色体 DNAについてもブロッティングを行った。 後ろの図1は、Smage−3配列は常染色体性である、即ちそれは性染色体 中にみられない、ということを示している。これは、2種の以前に同定されたマ ウス遺伝子であるSmage−1及びSmage−2と異なっている。これら2 種は、ブーン(Boon)他,PCT出願PCT/US92/04354に記載 されているように、X染色体上に位置するものである。従って、Smage−3 は、常染色体の腫瘍拒絶抗原前駆体の初めての例である。例4 次に、Smage遺伝子の発現を判定するために一連の組織についてノザンブ ロット分析を行った。 トータルRNAを、デイヴィス(Davis)他,Basic Method In Molecular Biology(Elsevier,N.Y., pp.130−146(1986))の標準的なグアニジンイソチオシアネート法 を用いて抽出した。ポリ(A)+RNAをオリゴdTセルロースカラムで精製し 、次に前述のデイヴィス(Davis)に従って、ノザン分析を行った。Sma ge−3の発現はみられなかったが、より感度の高いRT−PCRではそうでは ないということが判明した。 RT−PCRにおいて、テストされる各細胞タイプについて2ugのトータル RNAを、50mMTris−HCl(pH8.3)、40mMKCl、6mM MgCl2、1mMジチオトレイトール、0.1mg/mlBSA、0.5mM の各dNTP、2μMオリゴ(dT)12−18、20ユニットのRNAsin 、そして200ユニットのMMLV逆転写酵素を含む、20ulの容量中、42 ℃で40分間インキュベートした。得られたcDNAのうち10分の1をいくつ かのプライマーを用いて32サイクル(94℃、1分;58℃、2分;72℃、 3分)増幅した。プライマーは、既知のSmage配列に対する特異性について 選択した。 5’−GAGCTTGATCCACGAGTTC−3’(配列番号4); 5’−AGGAGACCTGTCCTAGGC−3’ (配列番号5); これらの配列はSmage−IとSmage−IIに対するセンス及びアンチセン ス配列に対応する。PCRは、10mMTris−HCl(pH8.3)、50m MKCl、1.5mMMgCl2、0.2mMの各dNTP、50ピコモル(p moles)の各プライマー、そして2.5ユニットのTaqDNAを含む10 0ulの全容量で行った。ゲル電気泳動及びニトロセルロースペーパーへのブロ ッティングの後、増幅産物を識別するために、Smage−IとSmage−II に対して特異的な標識されたプローブ、即ち; 5’−GTCTGCCAGCTCTTTT−3’(配列番号6) 又は、Smage−3に対して特異的な標識されたプローブ、即ち 5’−GCCTGTCAGCTCTTCT−3’(配列番号7) を使用した。Smage−3の発現がみられた唯一の正常組織は精巣であり、脳 、心臓、腎臓、卵巣、精子、肺、脾臓、胸線、血液単核細胞、骨髄、大腸、胃、 肝臓及び膵臓はすべてSmage−3発現に関して陰性であった。ライジッヒ細 胞ラインTM3、及びセルトリ細胞ライン7M4は陰性であると判明した。さら なる実験では、胚幹細胞及び10−18日齢の全マウス胚についてRT−PCR によってテストした。Smage3発現は、胚幹細胞ラインE14ES、及び1 1−15日齢の胚において見られた。3種のSmage遺伝子のうちSmage −3メッセンジャー(message)のみが11−15日齢胚において見られた。 前述の開示は、以後Smage−3と称するマウス腫瘍拒絶抗原前駆体をコー ドする単離核酸分子について述べている。この配列は以前に公表されたヒトMA GE配列、及び参考文献として本出願にその内容が合体される1995年3月1 4日出 願の、第08/403,388号に記載されている配列に対して約50%のホモ ロジーを示す。従って、Smage−3は、MAGE TRAPSの発現を判定 するためのハイブリダイゼーションアッセイに利用可能である。Smage−3 は、例えば先に引用した、参考文献として本出願にその内容が合体されるラーク ウィン(Lurquin)他,Cell 58:293−303(1989)に 記載されている条件下でこれらの配列とハイブリダイズするであろう。例として 、50ul/cm2の3.5xSSC、1xデンハルト溶液、25mMリン酸ナ トリウムバッファ−(pH7)、0.5%SDS、2mMEDTA及び、3x106 cpm/mlのAmersham Multiprime labellin g kitを用いて、放射性同位元素標識されたプローブ(α−32PdCTP、 2−3000Ci/mmol)中にて行われるアッセイが挙げられる。このアッ セイを65℃で18時間行い、その後、例えば先に例1において示したような、 65℃、2xSSC、1%SDSでの低いストリンジェンシーの洗浄が行われる 。Smage−3配列はMAGE−4とMAGE−10に最も近いホモロジーを 示し、これらの両方(MAGE−4とMAGE−10)は腫瘍において発現する ことが判っている。例えば、参考文献として本出願にその内容が合体される、1 994年11月30日出願の米国特許出願第08/346,774号及び、同様 に参考文献として本出願にその内容が合体される、デ・プレーン(DePlae n)他,Immnuogenetics 40:360−369(1994)、特 にMAGE−4については表2、そしてMAGE−10については367ページ の最初のコラムを参照のこと。 ここで使用する“核酸分子”という語は先に論じた特性を有するすべての種類 のDNAとRNAのことを指す。ゲノムDNA及び相補的DNA、即ち“cDN A”は、両方とも特定のタンパク質をコードするものであり、またSmage− 3コード配列の単離に関する、前記諸例が示すように、この開示は、当業者にこ れらの両方をどのように確保したらよいかを教示するものである。 Smage−3タンパク質をコードする全ての単離核酸分子が本発明に包含さ れる。ここで使用されたように、これは、5x106cpm/mlでの65℃、 18時間のハイブリダイゼーション、それに続く4回の65℃、20分間のそれ ぞれ 2xSSC、0.5%SDS及び1xデンハルト溶液を用いた洗浄、さらにそれ に続く0.2xSSC、1%SDSでの2回の洗浄(各洗浄は20分間)、そして 最後に、68℃、1%SDS、様々な濃度のSSCでの2回の各20分間の洗浄 、のような条件を指す。最後のSSCの濃度は0.5xSSC以下にすべきであ り、より好ましくは、それは0.2xSSCであり、最も好ましくは、それは0 .1xSSCである。 同様に、mRNAにようなRNA分子も確保することができる。また、当業者 であればコード配列を入手すれば、mRNAを単離又は合成することが可能であ る。 Smage−3をコードするものではない“アンチセンスDNA”又はmRN Aのような相補的配列も、例えばコード配列のプロービングにおいて、及びその (Smage−3の)発現の阻害方法において有用である。 Smage−3分子をコード又は発現する核酸配列でトランスフェクションさ れた細胞ラインの、生物学的に純粋な培養物を製作することが可能であるという ことも、又明らかであろう。そのような培養物は、例えば腫瘍拒絶抗原の供与源 として、又は治療法において、利用可能である。本発明のこの側面を以下にる論 じる。 Smage−3コード配列でトランスフェクションした細胞を、さらに他のコ ード配列でトランスフェクションすることも可能である。他のコード配列の例に は、インターロイキン(例えば、IL−2又はIL−4)などのサイントカイン 遺伝子、又は主要組織適合遺伝子複合体(MHC)即ちヒト白血球抗原(HLA )分子が含まれる。サイトカイン遺伝子でのトランスフェクションは、それら( サイントカイン)の発現が、インヴィヴォでその細胞の生物学的に純粋な培養物 の治療効力を高めると期待されるため、価値のあるものである。ガン状態を治療 するために患者にインターロイキントランスフェクタントを投与するという治療 法は、当業者にとって周知のものである。特に好適な実施態様において、細胞は 、(i)Smage−3分子、(ii)HLA/MHC分子、及び(iii)サ イトカインのそれぞれをコードする配列でトランスフェクションされる。そのよ うなシステムは例えば有用である可能性のある治療薬をスクリーニングするのに 利用できる。 MHC/HLAコード配列でのトランスフェクションが望ましい。というのは 、Smage−3由来のある一定のTRAは、選択的に、又は特別に、特定の MHC/HLA分子によってのみ提示されるであろうからである。従って、受容 細胞が既に、TRAの提示に関連したMHC/HLA分子を発現している場合に は、さらなるトランスフェクションは不要であろう。ただし、さらなるトランス フォーメーションは抗原の過剰発現を引き起こすのに利用可能であろう。一方、 受容細胞が通常、関連するMHC/HLA分子を発現しない場合には、第2の配 列によるトランスフェクションを行うことが望ましい。もちろん、1つの追加の 配列によるトランスフェクションは、他の配列によるさらなるトランスフェクシ ョンを排除するものではないということが理解されるべきである。 ここで細胞ラインの記述に関して使用した“生物学的に純粋な”という用語は 、単にそれらが本質的に他の細胞を含まないということを意味するものである。 厳密にいえば、“細胞ライン”とは定義によれば“生物学的に純粋な”もののこ とを指すが、この詳しい説明によって、このことが完全に理解されるであろう。 細胞のトランスフェクションには適当なベクターの使用が必要である。従って 、本発明は、問題のSmage−3TRAPのコード配列が、プロモーターに操 作可能にリンクされた発現ベクターを含む。プロモーターは、当業者に周知の強 力なプロモーター、又はディファレンシャルプロモーター (differential promo ter)、即ち特定の細胞タイプ中でのみ機能するプロモーターとすることができる 。また、発現ベクターは、ワクシニアウイルス又はBCGのような、ウイルスの 又は細菌のゲノムの全部又は一部を含んでいてもよい。そのようなベクターは特 にワクチンの調製において有用である。 発現ベクターは、そこにSmage−3配列が含まれている限り、いくつかの コード配列を組み込んでいてもよい。前述のサイトカイン及び/又はHLA遺伝 子を、TRAP配列とともに1つのベクターに含ませてもよい。これが望ましく ない場合は、それぞれのコード配列が、プロモーターに操作可能にリンクしてい る、2つ又はそれ以上の別々のベクターを用いた発現システムを提供することが できる。この場合においても、プロモーターは強力なプロモーター又はディファ レンシャルプロモーターとすることができる。共トランスフェクション(co-tra nsfection)は周知の技術であり、この分野の当業者はこの技術を利用すること ができると考えられる。ベクターをMAGE−XpTRAPではなく、TRA分 子を直接コードするように 構築してもよい。このことによって翻訳後プロセシングが不要となる。 前述の議論は、プロセシングされて腫瘍拒絶抗原(“TRA”)となる。“腫 瘍拒絶抗原前駆体”(“TRAP”)をコードする配列について、明らかにする ものである。おそらく、それらの最も注目すべき側面は様々なガン状態を治療す るためのワクチンとしての側面であろう。TRAが腫瘍細胞上に提示されると、 その後、免疫応答が発生し、前記(腫瘍)細胞が除去されるということを示す証 拠がある。当該分野における、この証拠は、様々なTRAを細胞に投与した際、 CTL応答が高まり、提示細胞が除去されるということを示すものである。これ は、ワクチンの特徴的な作用であり、従ってプロセシングされてTRAとなるT RAP、及びTRAそのものは、単独で、又は薬学的に適当な組成物中で、ワク チンとして使用することができる。同様に、提示細胞も、同じ要領で、単独で、 又は、処方成分と組み合わせて、即ち医薬組成物とすることによって使用するこ とができる。ワクチンとして使用可能な他の物質には、TRA分子を細胞表面に 提示する単離細胞、及び、TRAPフラグメント、特に失活した形態(etiolated form)の突然変異させたウイルス(mutated viruses)、そして形質転換細菌が含 まれる。ここで使用した“フラグメント”という語は、TRAよりも小さいが、 前述したような、ワクチンに要求される特性を有するペプチドのことを指す。さ らに別のワクチンは、TRAとHLA分子との複合体を包むものであるか、又は 、それ単独からなるものである。ここに記載したタイプのワクチンは予防のため に、即ち、患者に、ガン状態の開始を妨げるのに十分な量を投与することによっ て使用することができる。 免疫応答の発生は、T細胞関連のものであっても、B細胞関連のものであって も、提示された腫瘍拒絶抗原の効果の特徴である。B細胞応答に関しては、これ はとりわけTRAに対する抗体の生成、即ちTRAに特異的に結合する抗体の生 成を含む。さらに、免疫原性となるのに十分なサイズのTRAP分子、及びそれ らに特異的に結合する抗体も本発明の一部をなす。これらの抗体はポリクローナ ルのものでもモノクローナルのものでもよく、後者は周知の調製方法のいずれに よっても調製することができるので、ここでその調製方法を繰り返す必要はない 。例えば、mAbは、Balb/Cマウスなどの動物モデルを使用することによ り、又は試験管内で、EBV形質転換体(EBV transformant)などを使用するこ とにより、調製すること ができる。さらに、抗血清は、いくらかの細胞がTRAを提示している、ガン状 態をわずらう患者から分離することができる。また、そのような抗体は、TRA とHLA/MHC分子との間の相互作用によって規定されるエピトープに対して も生成させることができる。 前述の開示を要約すると、“腫瘍拒絶抗原の提示と認識”と称されるシステム には、多数の側面が存在するということが示されている。これらの事象を認識す ることは、診断上、重要である。例えば、当該TRAに対する、特異的なCTL クローン又は抗体が存在すれば、患者からのサンプル中の前記CTL、抗体のT RAに対する結合、又は、患者サンプルに接触している抗−TRA CTLの活 性をモニターすることにより、ガン状態(この語に関しては後に説明する)を診 断又はモニターすることが可能となる。同様に、TRAPに対する核酸分子の発 現は、増幅(例えば、“ポリメラーゼ連鎖反応”)、アンチセンスハイブリダイゼ ーション、プローブ技術等によってモニターすることができる。体液(例えば、 血液、血清、及びその他の浸出液)、組織、及び腫瘍を含む様々な患者のサンプ ルをそのようにアッセイすることができる。 診断の特定の方法は、結核の診断のために一般に行われている、標準的な“ツ ベルクリン検査”の適応を利用することである。この標準的皮膚検査では、安定 な形態の“精製ツベルクリンタンパク質”即ち“PPD”が診断補助物として投 与される。同様に、本発明によるTPAは、そのような皮膚テストにおいて診断 補助物として又はモニター法において利用することができる。 ここで使用される“ガン状態”という用語は、ガンの発生に始まって、最終的 な臨床症状に帰結する全ての生理現象を包含する。腫瘍は最初から(“ab initio )”目に見える腫瘍として発生するものではない;そうではなく、1つの正常細 胞から悪性腫瘍となるトランスフォーメーションに関連して、様々な事象が起こ り、その後、腫瘍、転移ガン等のバイオマスの成長発達が起こる。それに加えて 、鎮静(remission)も“ガン状態”の一部と考えられる。というのは、腫瘍が自 発的に消失することは滅多にないからである。本発明の診断的側面は、1つの細 胞の悪性腫瘍への最初のトランスフォーメーションに始まり、それに次ぐ腫瘍の 発達及び転移、そして鎮静を含む発ガン現象に関与する全ての事象を含む。それ ら全てがここに包含される。 “患者”という語が使用される場合、この用語はガン状態をわずらう可能性の ある全ての種を包含する。これはヒト及び家畜、種畜などのヒト以外のものも含 む。 本発明には治療的側面もある。効果のある量のTRAP及びTRAをワクチン として投与することの有効性は既に前述している。同様に、インヴィトロで特異 的CTLを開発し、そしてそれらを患者に投与することか可能である。問題のT RAを提示する細胞に特異的に結合する抗体を投与することが可能であり、それ ら抗体はポリクローナルのものでもモノクローナルのものでもよい。これら抗体 を、メトトレキサート、放射性ヨウ素標識化合物、リシン等の毒素、その他の細 胞静止剤又は細胞溶解剤などを含むが、これらに限定されるものではない、特効 性のある抗腫瘍薬と結合させてもよい。従って、CTLの使用によるガン細胞の 除去に関する適用法と同様に“標的化(targeted)”抗体療法も本発明に含まれる 。 ここに使用した用語及び表現は、限定のための用語としてではなく、記載のた めの用語として用いたものであり、これらの用語及び表現の使用において、記載 及び図示された特徴構成又はそれらの一部の、いかなる均等物をも排除する意図 はなく、本発明の枠内において様々な改変が可能であることが認識されるべきで ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // A61K 39/00 C12N 5/00 B (72)発明者 デ・プレーン,エティエンヌ ベルギー国 ビー−1200 ブリュッセル アベニュー・ヒポクラート 74 ユーシー エル 7459 (72)発明者 ブーン−ファラー,ティエリー ベルギー国 ビー−1200 ブリュッセル アベニュー・ヒポクラート 74 ユーシー エル 7459

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.Smage−3腫瘍拒絶抗原前駆体をコードするか、または、Smage− 3腫瘍拒絶抗原前駆体をコードする単離核酸分子に相補的な、単離核酸分子。 2.配列番号3のヌクレオチド配列からなる単離核酸分子。 3.プロモーターに操作可能にリンクした請求項2の単離核酸分子を有する発現 ベクター。 4.請求項2の単離核酸分子でトランスフェクションされた真核細胞ライン。 5.請求項2の単離核酸分子で形質転換された原核細胞株。 6.サンプル中のMAGE遺伝子の発現を判定する方法であって、前記サンプルを、 MAGEコード配列に対する配列番号3のハイブリダイゼーションに好適な条件下で 、配列番号3と接触させ、そして前記サンプル中のMAGEコード配列の存在を判定 するためにハイブリダイゼーションを測定することからなる方法。
JP9504029A 1995-06-29 1996-06-18 マウス腫瘍拒絶抗原前駆体smage−3をコードする単離核酸分子 Pending JPH11508767A (ja)

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