JPH11508290A - 低ホルムアルデヒド発生性の架橋結合剤 - Google Patents

低ホルムアルデヒド発生性の架橋結合剤

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JPH11508290A JP9503151A JP50315197A JPH11508290A JP H11508290 A JPH11508290 A JP H11508290A JP 9503151 A JP9503151 A JP 9503151A JP 50315197 A JP50315197 A JP 50315197A JP H11508290 A JPH11508290 A JP H11508290A
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Abstract

(57)【要約】 1モルのメラミン当たり約2.6〜約4.6モルの合計ホルムアルデヒド、1モルのメラミン当たり約1.4〜約4.4モルのアルキル、1モルのメラミン当たり約1.3〜約3.4モルのNH、100%の固体分を基にして約0.5重量%より少ない遊離ホルムアルデヒド水準、および100%の固体分を基にして約6.0重量%より少ないN−メチロール水準を有することを特徴とする液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物、その製造方法、この架橋結合剤を含有する低ホルムアルデヒド発生性の硬化性組成物、並びに基質のコーテイング方法およびそのようにしてコーテイングされた基質が記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】 低ホルムアルデヒド発生性の架橋結合剤 発明の背景発明の分野 本発明は少ない遊離ホルムアルデヒドおよび少ないN−メチロール基を含有す るメラミン誘導された架橋結合剤組成物およびこれらの架橋結合剤組成物をベー スにした低ホルムアルデヒド発生性の熱硬化性コーテイング組成物に関し、これ らのコーテイング組成物は硬化すると耐性の実質的に欠陥のないフィルムを与え ることができる。本発明による低ホルムアルデヒド発生性の熱硬化性コーテイン グ組成物は、それらの最も広い概念では、少ない遊離ホルムアルデヒドおよび少 ないN−メチロール基を含有する部分的にアルコキシメチル化された高NH(高 イミノ)メラミン架橋結合剤およびそれらと反応しうる官能基を含有する多官能 性物質を含有する。先行技術の記述 最近では、重要な工業用コーテイングの多くはメラミン−ホルムアルデヒド架 橋結合された液体系を含む。アルコキシメチル化されたアミノ樹脂架橋結合剤を 部分的にまたは完全に使用するそのような液体コーテイングは例えばUS408 1426、US4101520、US4129681、US4243705、U S4276212、US4330458、US4374164、US44331 43、US4425466、US4873298、US5155201、JP− A−51125102およびGB−A−2254328を含む多数の文献に例示 されているように当技術の専門家に一般的に既知であり、これらの文献の全ては こ こに引用することによりそれが全部示している全ての目的のために本発明の内容 となる。これらのおよび他の文献はコーテイング用途のための広範囲の骨格樹脂 、触媒、添加剤並びに例えばトリス−およびテトラ−置換されたメラミン類を含 むそれらのためのアミノ樹脂架橋結合剤を開示している。本発明は液体のアミノ 樹脂架橋結合剤および特にアルコキシメチル置換されたメラミン誘導された架橋 結合剤に関する。 メラミンホルムアルデヒド樹脂に関する問題は、それらが硬化工程中にホルム アルデヒドを発生し、潜在的な健康および安全上の被害並びに環境汚染問題を引 き起こす。メラミン−ホルムアルデヒド架橋結合剤を含有する組成物の大規模使 用に伴う健康、安全および環境問題のために、より低ホルムアルデヒド発生性の コーテイングに関する要望が最近の数年間に着実に増えており、この問題の実際 的な解決法を見いだすための刺激になっている。 この問題を解決するための一つの一般的な方式は少ない遊離ホルムアルデヒド を含有するメラミン誘導された架橋結合剤の使用である。少ない遊離ホルムアル デヒド架橋結合剤の使用は一般的にある程度の助けになるが、少ない遊離ホルム アルデヒドを含有する架橋結合剤の製造は難しく且つ少ない遊離ホルムアルデヒ ドを含有する架橋結合剤の使用時でさえ発生問題が残るためこの改良は僅かなも のであった。驚くべきことに、硬化中のホルムアルデヒドの発生は出発コーテイ ング組成物中に存在する実際の遊離ホルムアルデヒド水準より多い。硬化中に放 出される過剰のホルムアルデヒドの出所は今までに完全には解明されておらず、 そしてその結果として環境中へのホルムアルデヒド放出問題がコーテイング産業 に依然として影響を与えている。 本発明により、今までのメラミンホルムアルデヒド架橋結合剤をある種の少な い遊離ホルムアルデヒド、少ないN−メチロールおよび相対的に高いNH基を含 有する液体のアルコキシメチル化されたメラミン樹脂で代用することにより既知 のメラミン−ホルムアルデヒド架橋結合系のホルムアルデヒド発生水準が減じら れることが今回驚くべきことに発見された。本発明のこれらの架橋結合剤を含有 する硬化性組成物は通常の硬化条件下で急速に硬化して許容できない高水準のホ ルムアルデヒドを発生することなく耐性フィルムを製造する。 発明の要旨 以上で示されているように、本発明は1モルのメラミン当たり約2.6〜約4. 6モルの合計ホルムアルデヒド、1モルのメラミン当たり約1.4〜約4.4モル のアルキル、1モルのメラミン当たり約1.3〜約3.4モルのNH、100%の 固体分を基にして約0.5重量%より少ない、そして好適には約0.3重量%より 少ない、遊離ホルムアルデヒド水準、および100%の固体分を基にして約6. 0重量%より少ない、好適には約0.5重量%より少ない、そしてより好適には 約4.0重量%より少ない、N−メチロール水準を有することを特徴とする液体 の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物に関する。 本発明はさらに硬化時に架橋結合剤の重量を基にして約7.5重量%より少な いホルムアルデヒドの発生を生ずる上記の本発明の架橋結合剤およびそれと反応 性である多官能性物質を含んでなる低ホルムアルデヒド発生性の硬化性組成物で ある。これらの組成物は急速硬化性であるが許容できないほど高い水準のホルム アルデヒドを生成しない。 本発明はさらに液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架 橋結合剤並びにアミノ基含有化合物およびエーテル化剤よりなる群から選択され る試薬を接触させる段階を含んでなる、以下でさらに詳細に記載されている本発 明の架橋結合剤の製造方法である。 本発明はさらに基質に本発明の低ホルムアルデヒド発生性の硬化性組成物を適 用しそして次にこのようにして適用されたコーテイングを熱硬化することによる 基質のコーテイング方法である。 最後に、本発明は上記のコーテイング方法により製造される架橋結合されたフ ィルムまたはコーテイングされた製品である。そのような架橋結合されたフィル ムは良好な硬度、衝撃耐性および溶媒耐性を有し、そして実質的に表面欠陥がな く、望ましい外観特性、例えば光沢、およびピンホールまたは膨れのないこと、 を有する。 本発明のこれらのおよび他の特徴および利点は当技術の専門家により下記の詳 細な記述を読むことによりさらに容易に理解されよう。 好適態様の詳細な記述メラミン架橋結合剤 本発明の新規な架橋結合剤は、上記のように、1モルのメラミン当たり約2. 6〜約4.6モルの合計ホルムアルデヒド、1モルのメラミン当たり約1.4〜約 4.4モルのアルキル、1モルのメラミン当たり約1.3〜約3.4モルのNH、 100%の固体分を基にして約0.5重量%より少ない、好適には約0.3重量% より少ない、遊離ホルムアルデヒド水準、および100%の固体分を基にして約 6.0重量%より少ない、好適には約5.0重量%より少ない、そしてより好適に は約4.0重量%より少ない、N−メチロール水準を有する。 ここで非常に高いNHの架橋結合剤と称される一つの好適な態様では、 合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比は好適には約2.6〜約3.4の範囲、 そしてより好適には約3.0〜約3.4の範囲であり、アルキル対メラミンのモル 比は約1.4〜約3.2の範囲、そしてより好適には約2.4〜約3.4の範囲であ り、そしてNH対メラミンのモル比は約1.8〜約3.4の範囲、そしてより好適 には約2.0〜約2.8の範囲である。 ここで中程度に高いNHの架橋結合剤と称される第二の好適な態様では、合計 ホルムアルデヒド対メラミンのモル比は約3.6〜約4.6の範囲、そしてより好 適には約3.8〜約4.2の範囲であり、アルキル対メラミンのモル比は約2.4 〜約4.4の範囲、そしてより好適には約2.6〜約3.8の範囲であり、そして NH対メラミンのモル比は約1.3〜約2.4の範囲、そしてより好適には約1. 4〜約1.8の範囲である。特に好適なそのような中程度に高いNHの架橋結合 剤としては、合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比が約3.8〜約4.0の範 囲であり、アルキル対メラミンのモル比が約2.6〜約3.0の範囲であり、そし てNH対メラミンのモル比が約1.4〜約1.6の範囲であるものが挙げられる。 硬化時に、本発明の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結 合剤組成物は架橋結合剤の重量を基にして約7.5重量%よりホルムアルデヒド の発生を生じ、そしてある場合には、特に以下に記載されているアミノ基含有化 合物を用いる処理およびエーテル化の両段階を含む方法により製造される場合に は、それらは架橋結合剤の重量を基にして約4.3重量%より少ないホルムアル デヒドの発生を生ずる。 本発明の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合 剤は好適には少なくとも30重量%の単量体種を含んでなり、残りは例えば単量 体状のビス−、トリス−、およびテトラ−置換されたアルコキシメチル化された メラミン誘導体、N,N'−ビス−アルコキシアルキルメラミン類、N,N',N'' −トリス−アルコキシアルキルメラミン類、およびN,N',N'',N''−テトラキ ス−アルコキシアルキルメラミン類、ジ−、トリ−およびテトラ−置換された誘 導体から誘導されるオリゴマー類、並びに関連技術の専門家により認識される他 の変種を含む生成物の複雑な混合物である。本発明における使用に好適な架橋結 合剤は好適には約40重量%〜約65重量%の単量体を含んでなる。本発明の目 的のための「重量%の単量体」という語は既知の高性能サイズ排除クロマトグラ フィー技術による部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤の分析 により測定された曲線の単量体部分の面積百分率に等しい。 本発明の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン類の各々のアルコキシ基 は独立して炭素数1〜20の線状、分枝鎖状および環式アルキル類よりなる群か ら好適に選択されるアルキル基を基にしている。特に好適なアルキル基は例えば メチル、エチル、i−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、イソ −ブチル、tert−ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、シクロヘキシルお よび2−エチル−1−ヘキシルを含む炭素数1〜8の低級アルキル類である。最 も好適なアルキル類はメチル、エチルおよびブチル基である。混合されたアルキ ル基、例えば混合されたメチルおよびブチル基、を有する架橋結合剤も好適であ る。硬化性組成物 本発明の低ホルムアルデヒド発生性の硬化性組成物は硬化時に架橋結合剤の重 量を基にして約7.5重量%より少ない、好適には約6.5重量%より少ない、そ してより好適には約4.3重量%より少ない、ホルムアルデヒド発生を生ずる低 ホルムアルデヒド発生性の組成物であると特徴づけられている。 一般的に、本発明の硬化性組成物は現存するメラミン樹脂の全てまたは一部が 本発明の架橋結合剤組成物で代用される既知のメラミン樹脂架橋結合された組成 物をベースにすることができる。一般的な記述目的のためには、これらの硬化性 組成物は(i)本発明の架橋結合剤組成物および(ii)それと反応しうる多官能 性物質を含んでなると特徴づけられている。 通常のコーテイング硬化条件下(一般的には約25℃〜約250℃の間)で本 発明の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミンと反応しうる官能基を 含有する多官能性物質は、アミノ樹脂架橋結合されたコーテイング中で広く使用 されている既知の骨格樹脂である。これらの樹脂は各々好適には独立してヒドロ キシ、カルボキシ、アミノ、アミド、カルバマト、メルカプト、およびそれに転 化しうる基よりなる群から選択される少なくとも2個の反応性官能基を含有する 。好適な多官能性物質はヒドロキシ官能性もしくはカルボキシ官能性のアクリル 系またはポリエステル骨格樹脂であり、ヒドロキシ官能性物質が特に好ましい。 多官能性物質の説明例には、場合により例えばスチレンの如き別のビニル化合物 を同時に使用してもよい、アクリル酸またはメタクリル酸エステル類と例えばア クリル酸もしくはメタクリル酸ヒドロキシエチルの如きヒドロキシ官能性アクリ ル酸もしくはメタクリル酸エステル類との共重 合体により得られるアクリル樹脂が包含される。多官能性物質の説明用の例には 、例えばポリカルボン酸類と過剰量の多価アルコール類との反応により得られる ポリエステル樹脂も包含される。適するヒドロキシ官能性樹脂にはエポキシまた はポリウレタンプレポリマー、アルキド類なども包含される。 一般的には、そのような樹脂は懸垂または末端ヒドロキシル官能基を有してい てもよくそして好適には下記の特徴を有する:約750〜約7000の、そして より好適には約2000〜約5000の重量平均分子量(Mw)および約20〜 約10mgのKOH/gの樹脂、より好適には約25〜約60mgのKOH/g の樹脂そして特に約25〜約40mgのKOH/gの樹脂のヒドロキシル数。水 系コーテイング用途のためには、はるかに大きい分子量を有する物質が一般的に 好ましい。他の適するヒドロキシル官能性樹脂は当技術の専門家により容易にわ かるであろう。 適する多官能性ヒドロキシ基含有物質の市販例には、JONCRYLR500 アクリル樹脂(ウィスコンシン州、ラシンのS.C.ジョンソン・アンド・サン ズ)が包含される。ACRYLOIDRAT−400アクリル樹脂(ペンシルバ ニア州、フィラデルフィアのローム・アンド・ハース)、CYPLEXR153 1ポリエステル樹脂(ニュージャージー州、ウェストパターソンのサイテク・イ ンダストリーズ)、CARGILLR3000および5776ポリエステル樹脂 (ミネソタ州、ミネアポリスのカーギル)、TONERポリエステル樹脂(コネ ティカット州、ダンブリーのユニオン・カーバイド)、K−FLEXRXM−2 302およびXM−2306(コネティカット州、ニューワークのキング・イ ンダストリーズ)、CHEMPOLR11−1369樹脂(ウィスコンシン州、 ポートワシントンのクック・コンポジッツ・アンド・ポリマーズ)、JONCR YLR540アクリル系乳化重合体(ウィスコンシン州、ラシンのS.C.ジョン ソン・アンド・サンズ)、PHOPLEXRAC−1024アクリル系乳化重合 体(ペンシルバニア州、フィラデルフィアのローム・アンド・ハース)、XCR 4005水還元アクリル系樹脂(ニュージャージー州、ウェストパターソンのサ イテク・インダストリーズ)、CRYLCOATR3494固体ヒドロキシ末端 ポリエステル樹脂(ジョージア州、スマイルナのUCBケミカルズUSA)、R UCOTER101ポリエステル樹脂(ニューヨーク州、ヒックスヴィルのルコ ・ポリマー・コーポレーション)、ALFTALATRAN745ヒドロキシ官 能性ポリエステル樹脂(ヘキスト・コーポレーション)およびARAKOTER 3010カルボキシ末端ポリエステル(ニューヨーク州、アルドスレイのチバ− ガイギー・コーポレーション)が包含される。溶媒系コーテイング用には、液体 の多官能性ヒドロキシ基含有物質が好適であるが、固体の多官能性ヒドロキシ基 含有物質は固体が特定調合物中で使用される溶媒中に可溶性である時の場合には 使用してもよい。それらに転化しうる基を含む、アミノ、アミド、カルバマト、 またはメルカプト基を、適当に官能化された単量体とそれと共重合可能な共単量 体との共重合を含む既知の方法により製造してもよい。 本発明の硬化性組成物はさらに硬化触媒を含んでなっていてもよく、それらの 例も当技術の専門家に一般的に既知である。本発明で有用な硬化触媒には、例え ば、スルホン酸類、アリール、アルキル、およびアラルキル燐酸エステル類、ア リール、アルキル、およびアラルキルピロ燐 酸エステル類、カルボン酸類、スルホンイミド類、鉱酸類、ルイス酸類、有機金 属化合物およびそれらの混合物が包含される。上記の酸類の中で、スルホン酸類 が好ましい。スルホン酸類の例には、ベンゼンスルホン酸、パラ−トルエンスル ホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ジノニルナフタ レンジスルホン酸、およびそれらの混合物が包含される。アリール、アルキル、 およびアラルキル燐酸エステル類およびピロ燐酸エステル類の例には、フェニル 、パラ−トリル、メチル、エチル、ベンジル、ジフェニル、ジ−パラ−トリル、 ジ−メチル、ジ−エチル、ジ−ベンジル、フェニル−パラ−トリル、メチル−エ チル、フェニル−ベンジル燐酸エステル類およびピロ燐酸エステル類が包含され る。カルボン酸類の例には、安息香酸、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ジカ ルボン酢酸、例えばシュウ酸、弗素化された酸類、例えばトリフルオロ酢酸、な どが包含される。スルホンイミド類の例には、ジベンゼンスルホンイミド、ジ− パラ−トルエンスルホンイミド、メチル−パラ−トルエンスルホンイミド、ジメ チルスルホンイミドなどが包含される。鉱酸類の例には硝酸、硫酸、燐酸、ポリ −燐酸などが包含される。ルイス酸類の例にはハロゲン化ホウ素およびアルミニ ウムが包含される。有機金属化合物の例には有機錫化合物、例えばジ−2−エチ ルヘキソン酸ジブチル錫、ジイソオクチルマレイン酸ジブチル錫、ジ−2−エチ ルヘキソン酸ジベンジル錫、ジラウリン酸ジブチル錫、ジラウリン酸ジメチル錫 、テトラブチルジアセトキシジスタノキサン、テトラメチルジアセトキシジスタ ノキサン、テトラプロピルジアセトキシジスタノキサン、二塩化ジブチル錫など が包含される。 本発明の硬化性組成物は、随意成分として、硬化性組成物の均一な適 用および移送を助けるための媒体、例えば液体媒体、を含有していてもよい。硬 化性組成物の成分の一部または全てを液体媒体と接触させることができる。さら に、液体の媒体は硬化性組成物の成分の分散液、乳化液、逆性乳化液(invert em ulsion)、または溶液の生成を可能にするかもしれない。硬化性組成物の成分用 の溶媒である液体媒体が特に好ましい。適当なそのような溶媒には芳香族炭化水 素類、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化された炭化水素類、ケトン類、エステル類 、エーテル類、アミド類、アルコール類、水、例えばエーテルおよびエステル基 を有するもののような複数の官能基を有する化合物並びにそれらの混合物が包含 される。 本発明の低ホルムアルデヒド発生性の硬化性組成物は種々の量の上記の文献に より例示されているコーテイング技術の専門家に既知である他の一般的な添加剤 を含んでいてもよい。これらの中には、例えば充填剤、酸化防止剤、紫外線安定 剤、顔料、例えば、TiO2顔料、流動性調節剤、可塑剤、型抜き剤、腐食抑制 剤などが包含される。 本発明に従う成分の相対的な量は一般的に厳密ではない。硬化後に耐性の実質 的に表面欠陥のない仕上げを与えうる硬化性組成物を生ずるいずれの成分割合で 使用してもよい。一般的には、多官能性物質対架橋結合剤の比は約99:1〜約 0.5:1の範囲である。存在する場合の硬化触媒の重量%は一般的に骨格樹脂 および架橋結合剤の合計重量を基にして約0.01〜約3.0重量%である。 好適には、架橋結合剤の使用量は典型的には約3〜約50重量%の範囲、そし てより好適には約10〜約30重量%の範囲、の結合剤であり、それは本発明の 目的のためには架橋結合剤および多官能性物質(骨格樹 脂)の合計重量である。逆に、好適な多官能性物質の使用量は典型的には結合剤 の約70〜約97重量%の範囲、そしてより好適には約80〜約85重量%の範 囲、である。製造方法 本発明の架橋結合剤の製造方法は液体の部分的にアルコキシメチル化されたメ ラミン樹脂並びにアミノ基含有化合物およびエーテル化剤よりなる群から選択さ れる試薬を接触させる段階を含んでなる。この接触は約0.5重量%より少ない 遊離ホルムアルデヒドおよび約6.0重量%より少ないN−メチロール基を含有 する本発明の架橋結合剤を製造するのに十分な温度においてそして長さにわたり 実施され、ここで両方の数値は100%固体分を基にしている。好適には、N− メチロール基水準は約5.0重量%より少なくそしてより好適には約4.0重量% より少ない。 典型的には、出発物質は1モルのメラミン当たり2.6〜4.6モルの合計ホル ムアルデヒド、1モルのメラミン当たり1.4〜4.4モルのアルキル、1モルの メラミン当たり1.3〜3.4モルのNH並びに相対的に高いN−メチロール水準 (例えば100%固体分を基にして6.0重量%より高い)および/または遊離 ホルムアルデヒド水準(例えば100%固体分を基にして0.5重量%より高い )を有する液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン誘導体であり、そ してそれらには例えばCYMELR322架橋結合剤、CYMELR323架橋結 合剤、CYMELR324架橋結合剤、CYMELR325架橋結合剤、CYME LR327架橋結合剤、CYMELR350架橋結合剤、CYMELR370架橋 結合剤、CYMELR373架橋結合剤、CYMELR380架橋結合剤、CYM ELR385架橋結合剤、およびCYMELR1158 架橋結合剤が包含され、それらの全てはニュージャージー州、ウエストパターソ ンのサイテク・インダストリーズ・インコーポレーテッドの製品である。オリゴ マー化の簡単な記述およびその程度(1分子当たりのトリアジン単位の平均数) を以下に示す。メトキシメチルメラミン類 CYMELR322 高いメチル/イミノ含有量、中程度のオリゴマ ー化(1.75) CYMELR323 高いメチル/イミノ含有量、中程度のオリゴマ ー化(1.8) CYMELR325 高いメチル/イミノ含有量、比較的高い程度の オリゴマー化(2.3) CYMELR327 高いメチル/イミノ含有量、中程度のオリゴマ ー化(1.75) CYMELR350 高いメチル/イミノ含有量、中程度のオリゴマ ー化(1.55) CYMELR370 高いメチル/イミノ含有量、比較的高い程度の オリゴマー化(2.5) CYMELR373 高いメチル/イミノ含有量、比較的高い程度の オリゴマー化(2.0) CYMELR380 高いメチル/イミノ含有量、比較的高い程度の オリゴマー化(2.5) CYMELR385 高いメチル/イミノ含有量、比較的高い程度の オリゴマー化(1.67)ブトキシメチルメラミン類 CYMELR1158 n−ブトキシ、高いメチル/イミノ含有量、 比較的高い程度のオリゴマー化(2.7)混合されたアルコキシメチルメラミン類 CYMELR385 メトキシ/n−ブトキシ、高いメチル/イミノ 含有量、比較的高い程度のオリゴマー化(2.3) 市販されていない他の適する液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミ ン誘導体は所望する割合のメラミン、ホルムアルデヒド、およびアルコールから 、例えば上記のUS4101520、US4433143およびUS44254 66に記載されたもの並びにそれらの既知の変法の如き既知の工程を使用して容 易に製造できる。例えば、メラミンを出発物質として使用してエーテル化剤との 反応により部分的にアルコキシメチル化された誘導体を製造してもよく、それを さらに(例えば、複数の段階で)エーテル化剤および/またはアミノ基含有化合 物と反応させることができる。一つの好適な方法は、実際には、以下の実施例で 示されているようなメラミンの三重エーテル化である。 本発明の方法の実施においては、出発物質(相対的に高い水準のN−メチロー ル基および変動する水準の遊離ホルムアルデヒドを含有する)並びにアミノ基含 有化合物およびエーテル化剤よりなる群から選択される試薬を約25℃〜約12 0℃の範囲の温度においてそして約10分間〜約10時間の範囲の期間にわたり 好適に接触させて、100%固体分を基にして約0.5重量%より少ない遊離ホ ルムアルデヒドおよび100%固体分を基にして約6.0重量%より少ないN− 置換されたメチロール基を含有する液体の部分的にアルコキシメチル化されたメ ラミン架 橋結合剤を製造する。所望するなら、この工程を繰り返して遊離ホルムアルデヒ ドおよびN−置換されたメチロール基水準をさらに減じてもよい。 上記のアミノ基を含有する化合物は好適にはアミン類、アミノトリアジン類、 アミド類、スルホンアミド類、燐アミド類、ウレア類、カルバメート類、アンモ ニアおよびそれらの混合物よりなる群から選択される。遊離ホルムアルデヒドお よびN−置換されたメチロール基水準の減少において有効なアミン類には、アン モニア、並びに第一級および/または第二級アミン基を含有する化合物が包含さ れる。複数のアミン類を含有する混合物を使用してもよい。アミノ基含有化合物 は一官能性であってもよくまたはそれは多官能性であってもよくそしてそれは単 量体状または重合体状であってよい。樹脂中に相対的に不溶性である多官能性の 重合体状アミノ基含有化合物が好ましい。 エーテル化剤は好適にはアルコールおよび酸触媒を含んでなる。上記のアルキ ル類に対応するアルコール類であり、好適なものは炭素数1〜8のアルコール類 、そして特にメタノールである。上記の酸触媒を含む広範囲の酸類、そして好適 には強鉱酸類、をエーテル化反応で使用できる。 この方法はさらに反応中に生成した不溶性物質の濾過を必要とするかもしれず および/またはそれは未反応の例えばメタノールの如き揮発性アルコールを含む 揮発分のストリッピングを必要とするかもしれない。 アミノ基含有化合物との接触またはエーテル化剤との接触のいずれかが遊離ホ ルムアルデヒドおよびN−置換されたメチロール基を非常に低い水準に減じるの にそれ自身で十分であるが、二つの方式を組み合わせ ることにより非常に低い遊離ホルムアルデヒドおよびN−置換されたメチロール 基水準が容易に得られる。例えば、アミノ基含有化合物を最初に接触させそして その後にエーテル化剤を接触させる時には、約0.3重量%より少ない遊離ホル ムアルデヒドおよび約4.0重量%より少ないN−置換されたメチロール基を含 有する架橋結合剤が一般的に得られる。コーテイング方法 本発明のコーテイング方法は架橋結合剤の重量を基にして約7.5重量%より 少ないホルムアルデヒドの発生を生ずる。この方法は一般的には、 (a)基質上に上記の硬化性組成物を適用し、そしてその後に (b)このようにして適用された組成物を熱−硬化させる ことを含んでなる。 本発明のコーテイング方法の実施においては、例えば溶媒の如き液体媒体を含 有する硬化性組成物を有利に使用できる。接触は浸漬、噴霧、パジング、はけ塗 り、フローコーテイング、電子コーテイングまたは静電噴霧により実施できる。 典型的には、溶媒を部分的に蒸発させて基質上に均一なコーテイングを製造する 。その後、組成物をさらに熱の適用により約25℃〜約300℃の範囲の温度に おいてそして好適には約80℃〜約220℃の範囲の温度において好適には約5 分間〜約30分間の範囲の期間にわたり完全に硬化させて完全に硬化したコーテ イング、フィルムまたは本発明に従い製造される目的物を得てもよい。硬化性組成物の使用 本発明の熱硬化した組成物は例えば自動車のコーティングを含むオリ ジナル装置製造(OEM)、工業用の維持コーテイングを含む一般的な工業用コ ーテイング、建築用コーテイング、コイルコーテイング、缶コーテイング、木材 コーテイング、および低温硬化自動車仕上げコーテイングの如き一般的なコーテ イング分野においてコーテイングとして使用できる。それらは電線、装置、自動 車部品、家具、配管、機械などのためのコーテイングとして有用である。適当な 表面には、金属、例えば鋼およびアルミニウム、プラスチック、木材、およびガ ラスが包含される。本発明の低ホルムアルデヒド発生性の組成物は自動車部品を 仕上げるためおよび例えば木材の如き感熱性基質をコーテイングするための使用 にも良く適する。 本発明の架橋結合剤は不織物質用の結合剤として、パーマネントプレス布用の 布処理剤として、紙中の澱粉のゲル化用コーテイング不溶化剤として、および製 紙中の乾燥強化剤として使用することもできる。コーティングの他に、それらを 含有する硬化性組成物は接着剤、装飾積層板および架橋結合された成型品の中で 使用してもよい。 以下の実施例は本発明のある種の好適な態様を説明しようとするものでありそ して本発明をいずれかの方法に限定しようとするものではない。以下の実施例に おいて、全ての量は重量部として表示されている。 実施例1 A部:三重メチル化(エーテル化)によるメラミンからの本発明の架橋結合剤の 合成 メラミン(1モル)をホルムアルデヒド(4.4モル)と8.0より高いpHで 75−80℃において5分間にわたり反応させた。メタノール(320g)10 モル)を75〜64℃の間に30分間にわたりゆっく り加え、そして次に最初のメチル化を64−65℃およびpH=6.0において 20分間にわたり行った。416gのメタノールを次に加え、そして第2回のメ チル化を48℃およびpH5.1において70分間で行った。サンプルを取り出 した。核磁気共鳴分光法(NMR)によると、取り出したサンプルの単量体含有 量は55重量%でありそしてOCH3/CH2比は0.67であった。引き続き、 別の416gのメタノールを加え、そして第3回のメチル化を48℃およびpH =4.2において60分間にわたり行って、表1に挙げられている性質を有する 樹脂を与えた。 B部:CYMELR325樹脂の再−メチル化による本発明の架橋結合剤の合成 : 382gのCYMELR325樹脂から溶媒を除去することにより得られた樹 脂を554gのメタノールと混合した。48gの濃硝酸を用いてpHを2.3に 調節し、そして反応温度は31℃であった。15分後に、9.5のpHを有する 苛性溶液(20%、120g)を用いて反応を停止させた。生じた樹脂の性質は 表1に示されている。 実施例2 A部:硝酸アンモニウム(アンモニア源)を用いるCYMELR327の処理に よる本発明の架橋結合剤の合成 10mlの水中の硝酸アンモニウム(10g)をゆっくりCYMELR327 樹脂(100g)に50℃およびpH=9.1において加えた。添加中に苛性溶 液(20%、27g)を用いてpHを保った。溶液をこれらの条件下で6時間保 ち、そしてpHを10.0〜10.5の間に保ちながら揮発分を減圧下で除去した 。イソブタノールの添加後に、不溶性物質を濾過した。改質された樹脂の性質は 表2に示されている。 B.水性アンモニアを用いるCYMELR327の処理による本発明の架橋結合 剤の合成 CYMELR327(100g)および水性アンモニア(17g)の30重量 %溶液を混合しそして50℃に加熱し、そして次に濃HNO3(3.2g)を用い てpHを9.1に調節した。溶液をこれらの条件下に6時間保ち、pHを10.0 〜10.5に保ちながら揮発分を減圧下で除去し、次にイソブタノールの添加後 に不溶性物質を濾過した。改質され た樹脂の性質は表2に示されている。 実施例3 イオン交換樹脂を用いるCYMELR327の処理による本発明の架橋結合剤の 合成 A部:A−305イオン交換樹脂を用いる: CYMELR327樹脂(20g)をA−305イオン交換樹脂ビーズ(40 ml)とpH=9において還流メタノール(80ml)中で2.5時間にわたり 反応させた(A−305はニュージャージー州、バーミ ンガムのシブロン・ケミカルズ・インコーポレーテッドの製品であり、そしてエ ポキシドおよびポリアミンから製造できる)。混合物を周囲温度に冷却し、ビー ズを濾過し、メタノールを蒸発させそしてイソブタノールを加えた。成型された 樹脂の性質は表3に示されている。 B部:XR−374イオン交換樹脂を用いる: CYMELR327樹脂(20g)をXR−374イオン交換樹脂ビーズ(4 0ml)とpH=8.4において還流メタノール(80ml)中で5時間にわた り反応させた(XR−374はニュージャージー州、バーミンガムのシブロン・ ケミカルズの製品であり、そしてジビニルベンゼンおよびN,N'−ジメチル−3 −アミノプロピルアクリルアミドから製造できる)。混合物を周囲温度に冷却し 、ビーズを濾過し、メタノールを蒸発させそしてイソブタノールを加えた。成型 された樹脂の性質は表3に示されている。 実施例4 A部:XR−374イオン交換樹脂を用いるCYMELR327の処理およびそ の後のメタノールを用いるエーテル化による本発明の架橋結合 剤の合成 200gのCYMELR327樹脂から溶媒を除去することにより得られた樹 脂をXR−374イオン交換樹脂ビーズ(200ml)とpH=8.0において 還流メタノール(278ml)中で2時間にわたり反応させた。混合物を周囲温 度に冷却し、次にビーズを濾過した。pHを濃硝酸を用いて2.5に下げた。1 5分後に、苛性を用いてpHを9.5に高め、メタノールを減圧下で除去し、イ ソブタノールを加えそして不溶性物質を濾過した。改質された樹脂の性質は表4 に示されている。 B.メタノールを用いるCYMELR327の再エーテル化による本発明の架橋 結合剤の合成 200gのCYMELR327樹脂から溶媒を除去することにより得られた樹 脂のメタノール(278ml)中溶液のpHを濃硝酸を用いて室温で2.5に下 げた。15分後に、苛性を用いてpHを9.5に高め、メタノールを減圧下で除 去し、イソブタノールを加えそして不溶性物質を濾過した。改質された樹脂の性 質は表4に示されている。 実施例5 CYMELR322の再メチル化による本発明の架橋結合剤の合成 296gのCYMELR322樹脂から溶媒を除去することにより得られた樹 脂のメタノール(832g)中溶液のpHを濃硝酸(17.8ml)を用いて3. 77に調節した。反応を35℃に50分間保ちそして苛性(25%、35ml) を用いてpHを9.5に調節した。メタノールを次に減圧下で除去し、イソプロ パノール(20g)を加えそして不溶性物質を濾過した。改質されていないおよ び改質された樹脂の性質を表5にまとめる。 実施例6 硬化応答およびホルムアルデヒド発生:水系適用 調合物: JoncrylR540/実施例2の架橋結合剤 重量比:70/30 固体分:45重量% SurfynolR104:合計樹脂固体分に対する1.6重量%(TRS) メトキシプロパノール:TRSに対する8.5重量% ワイヤーケーター(wire cater):#52 基質:B1000 CRS 溶媒フラッシュ:15分間 硬化:30分間 HCHO発生:150℃/30分間、ガラス上、湿った空気、15分間のフラッ シュ JoncrylR540樹脂(S.C.ジョンソン%サンズ);SurfynolR 104界面活性剤(エアー・プロダクツ); B−1000パネル(アドバンスト・コーティング・テクノロジー)。 %HCHO放出(%)(硬化したフィルムを基にした放出されたHCHO重量%) 2.9 1.9 1.7 %HCHO放出(架橋結合剤を基にした放出されたHCHO重量%) 9.7 6.3 5.7 実施例7 硬化応答およびホルムアルデヒド発生:溶媒系適用 調合物: AcryloidRAT400/実施例2の架橋結合剤 重量比:70/30 固体分:66% n−BuOH:TRSに対する20% 溶媒:TRSに対する11.4%キシレン 硬化:30分間 ケーター:125および150℃/30分間の硬化に対する#34および100 ℃/30分間の硬化に対する#52 AcryloidRAT−400アクリル系樹脂(ペンシルバニア州、フィラデ ルフィア、ローム・アンド・ハース・カンパニイ) %HCHO放出(%)(硬化したフィルムを基にした放出されたHCHOの重量%) 2.29 1.31 1.49 %HCHO放出(架橋結合剤を基にした放出されたHCHO重量%) 7.6 4.4 5.0 実施例8 硬化応答およびホルムアルデヒド発生研究:水系適用 調合物: JoncrylR540/実施例1の架橋結合剤 重量比:70/30 固体分:45重量% SurfynolR104:TRSに対する1.6重量% メトキシプロパノール:TRSに対する3.8重量% ケーター:#52 基質:B1000 CRS フラッシュ:15分間 硬化:30分間 HCHO発生:150℃/30分間、ガラス上、湿った空気、15分間のフラッ シュ %HCHO放出(%)(硬化したフィルムを基にした放出されたHCHOの重量%) 3.0 1.8 1.8 %HCHO放出(架橋結合剤を基にした放出されたHCHO重量%) 10.0 6.0 6.0 実施例9 硬化応答およびホルムアルデヒド発生: 調合物: ACRYLOIDRAT400/実施例1の架橋結合剤 重量比:70/30 固体分:66% n−BuOH:TRSに対する20% 溶媒:TRSに対する11.4%のキシレン ケーター:125および150℃/20分間にわたる#34および100℃/3 0分−#52 硬化:30分間 %HCHO放出(%)(硬化したフィルムを基にした放出されたHCHOの重量%) 2.62% 1.72% 1.00% %HCHO放出(架橋結合剤を基にした放出されたHCHO重量%) 8.7 5.7 3.3 実施例10 硬化応答およびホルムアルデヒド発生研究:水系適用 調合物: JoncrylR540/実施例5の架橋結合剤 重量比:71.7/28.5 触媒:TRSを基にして2.0重量%のCycatR4045硬化触媒 共溶媒:TRSに対する8.4重量%のメトキシプロパノール固体分: SurfynolR104:TRSに対する1.5重量% 固体分:43重量%のTRS 保持時間:10分間 ケーター:#52 基質:B100 CRS 硬化:20分間 HCHO発生:150℃/30分間、湿った空気 %HCHO放出(%)(硬化したフィルムを基にした放出されたHCHOの重量%) 2.23 1.21 %HCHO放出(架橋結合剤を基にした放出されたHCHO重量%) 7.8 4.3 実施例11 硬化応答およびホルムアルデヒド発生:水系適用 調合物: AcryloidRAT400/実施例4の架橋結合剤 重量比:70/30 固体分:66% n−BuOH:TRSに対する15重量% 触媒なし 硬化:30分間 %HCHO放出(%)(硬化したフィルムを基にした放出されたHCHOの重量%) 2.94 1.74 %HCHO放出(架橋結合剤を基にした放出されたHCHO重量%) 9.8 5.8 本発明をある種の好適な態様に関して記載してきたが、添付されている請求の 範囲により定義されている本発明の範囲から逸脱しないその改変および変更を当 技術の専門家により行えることは明らかである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月26日 【補正内容】 請求の範囲 1.1モルのメラミン当たり約2.6〜約4.6モルの合計ホルムアルデヒド、1 モルのメラミン当たり約1.4〜約4.4モルのメチル、1モルのメラミン当たり 約1.3〜約3.4モルのNH、100%の固体分を基にして約0.5重量%より 少ない遊離ホルムアルデヒド水準、100%の固体分を基にして約6.0重量% より少ないN−メチロール水準、および少なくとも約30重量%の単量体種を有 することを特徴とする液体の部分的にメトキシメチル化されたメラミン架橋結合 剤組成物。 2.合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比が約2.6〜約3.4の範囲であり 、メチル対メラミンのモル比が約1.4〜約3.2の範囲であり、そしてNH対メ ラミンのモル比が約1.8〜約3.4の範囲であることを特徴とする、請求の範囲 第1項記載の液体の部分的にメトキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物 。 3.合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比が約3.0〜約3.4の範囲であり 、メチル対メラミンのモル比が約2.4〜約2.8の範囲であり、そしてNH対メ ラミンのモル比が約2.0〜約2.8の範囲であることを特徴とする、請求の範囲 第2項記載の液体の部分的にメトキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物 。 4.合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比が約3.6〜約4.6の範囲であり 、メチル対メラミンのモル比が約2.4〜約4.4の範囲であり、そしてNH対メ ラミンのモル比が約1.3〜約2.4の範囲であることを特徴とする、請求の範囲 第1項記載の液体の部分的にメトキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物 。 5.合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比が約3.8〜約4.2の範 囲であり、メチル対メラミンのモル比が約2.6〜約3.8の範囲であり、そして NH対メラミンのモル比が約1.4〜約1.8の範囲であることを特徴とする、請 求の範囲第4項記載の液体の部分的にメトキシメチル化されたメラミン架橋結合 剤組成物。 6.合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比が約3.8〜約4.0の範囲であり 、メチル対メラミンのモル比が約2.6〜約3.0の範囲であり、そしてNH対メ ラミンのモル比が約1.4〜約1.6の範囲であることを特徴とする、請求の範囲 第5項記載の液体の部分的にメトキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物 。 7.N−メチロール水準が約5.0重量%より少ないことを特徴とする、請求の 範囲第1−6項のいずれかに記載の液体の部分的にメトキシメチル化されたメラ ミン架橋結合剤組成物。 8.N−メチロール水準が約4.0重量%より少ないことを特徴とする、請求の 範囲第7項記載の液体の部分的にメトキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組 成物。 9.遊離ホルムアルデヒド水準が約0.3重量%より少ないことを特徴とする、 請求の範囲第1−6項のいずれかに記載の液体の部分的にメトキシメチル化され たメラミン架橋結合剤組成物。 10.約40重量%〜約65重量%の単量体種を含んでなる、請求の範囲第1− 6項のいずれかに記載の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋 結合剤組成物。 11.100%の固体分を基にして0.5重量%より多い遊離ホルムアルデヒド を有する液体の部分的にメトキシメチル化されたメラミン架橋結合剤並びにアン モニア(またはアンモニア源)よりなる群から選択さ れる試薬、並びに(b)メタノールおよび酸触媒を、100%の固体分を基にし て0.5重量%より少ない遊離ホルムアルデヒドおよび100%の固体分を基に して6.0重量%より少ないN−置換されたメチロール基を含有する液体の部分 的にメトキシメチル化されたメラミン架橋結合剤を製造するのに十分な温度にお いてそして十分な長さの時間にわたり接触させる段階を含んでなる、100%の 固体分を基にして0.5重量%より少ない遊離ホルムアルデヒドおよび100% の固体分を基にして6.0重量%より少ないN−置換されたメチロール基を有す る液体の部分的にメトキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物の製造方法 。 12.(i)液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成 物、および(ii)それと反応性である多官能性物質を含んでなる硬化性組成物で あって、成分(i)が請求の範囲第1−6項のいずれかに記載の液体の部分的に アルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物を含んでなり、そして硬化 性組成物が硬化時に架橋結合剤組成物の重量を基にして7.5重量%より少ない ホルムアルデヒドの発生を生ずることを特徴とする硬化性組成物。 13.基質上に請求の範囲第12項記載の硬化性組成物を適用しそしてその後に 該硬化性組成物を熱−硬化させる段階を含んでなる基質のコーテイング方法。 14.請求の範囲第13項記載の方法により製造される架橋結合されたフィルム またはコーテイングされた製品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 161/28 C09D 161/28 161/32 161/32 201/00 201/00 (72)発明者 リーズ,ロバート・ジー アメリカ合衆国コネチカツト州06902スタ ンフオード・ウツドリツジサウス110 (72)発明者 リン,ロン−タング・ウイルソン アメリカ合衆国コネチカツト州06801ベセ ル・フオールズレイン3 (72)発明者 スジタ,ジエノ・ジー ハンガリー・エイチ−1031ブダペスト・ビ ジモルナル ユー2アイアイ−9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.1モルのメラミン当たり約2.6〜約4.6モルの合計ホルムアルデヒド、1 モルのメラミン当たり約1.4〜約4.4モルのアルキル、1モルのメラミン当た り約1.3〜約3.4モルのNH、100%の固体分を基にして約0.5重量%よ り少ない遊離ホルムアルデヒド水準、および100%の固体分を基にして約6. 0重量%より少ないN−メチロール水準を有することを特徴とする液体の部分的 にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物。 2.合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比が約2.6〜約3.4の範囲であり 、アルキル対メラミンのモル比が約1.4〜約3.2の範囲であり、そしてNH対 メラミンのモル比が約1.8〜約3.4の範囲であることを特徴とする、請求の範 囲第1項記載の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組 成物。 3.合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比が約3.0〜約3.4の範囲であり 、アルキル対メラミンのモル比が約2.4〜約2.8の範囲であり、そしてNH対 メラミンのモル比が約2.0〜約2.8の範囲であることを特徴とする、請求の範 囲第2項記載の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組 成物。 4.合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比が約3.6〜約4.6の範囲であり 、アルキル対メラミンのモル比が約2.4〜約4.4の範囲であり、そしてNH対 メラミンのモル比が約1.3〜約2.4の範囲であることを特徴とする、請求の範 囲第1項記載の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組 成物。 5.合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比が約3.8〜約4.2の範 囲であり、アルキル対メラミンのモル比が約2.6〜約3.8の範囲であり、そし てNH対メラミンのモル比が約1.4〜約1.8の範囲であることを特徴とする、 請求の範囲第4項記載の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋 結合剤組成物。 6.合計ホルムアルデヒド対メラミンのモル比が約3.8〜約4.0の範囲であり 、アルキル対メラミンのモル比が約2.6〜約3.0の範囲であり、そしてNH対 メラミンのモル比が約1.4〜約1.6の範囲であることを特徴とする、請求の範 囲第5項記載の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組 成物。 7.N−メチロール水準が約5.0重量%より少ないことを特徴とする、請求の 範囲第1項記載の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤 組成物。 8.N−メチロール水準が約4.0重量%より少ないことを特徴とする、請求の 範囲第7項記載の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤 組成物。 9.遊離ホルムアルデヒド水準が約0.3重量%より少ないことを特徴とする、 請求の範囲第1項記載の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋 結合剤組成物。 10.少なくとも約30重量%の単量体種を含んでなる、請求の範囲第1項記載 の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物。 11.約40重量%〜約65重量%の単量体種を含んでなる、請求の範囲第10 項記載の液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物。 12.部分的にアルコキシメチル化されたメラミンのアルコキシ基が独立して炭 素数1〜20の線状、分枝鎖状および環式アルキル類よりなる群から選択される アルキル基をベースにしていることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の液体 の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物。 13.部分的にアルコキシメチル化されたメラミンのアルコキシ基が独立して炭 素数1〜8の低級アルキル類よりなる群から選択されるアルキル基をベースにし ていることを特徴とする、請求の範囲第12項記載の液体の部分的にアルコキシ メチル化されたメラミン架橋結合剤。 14.部分的にアルコキシメチル化されたメラミンのアルコキシ基が独立してメ チル、エチル、ブチルおよびそれらの混合物から選択されるアルキル基をベース にしていることを特徴とする、請求の範囲第13項記載の液体の部分的にアルコ キシメチル化されたメラミン架橋結合剤。 15.液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤並びにアミ ノ基含有化合物およびエーテル化剤よりなる群から選択される試薬を接触させる 段階を含んでなり、この接触を100%の固体分を基にして約0.5重量%より 少ない遊離ホルムアルデヒドおよび100%の固体分を基にして約6.0重量% より少ないN−置換されたメチロール基を含有する液体の部分的にアルコキシメ チル化されたメラミン架橋結合剤を製造するのに十分な温度においてそして十分 な長さの時間にわたり行う、100%の固体分を基にして0.5重量%より少な い遊離ホルムアルデヒドおよび100%の固体分を基にして6.0重量%より少 ないN−置換されたメチロール基を有することを特徴とする液体の部分的にアル コキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物の製造方法。 16.(i)液体の部分的にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成 物、および(ii)それと反応性である多官能性物質を含んでなる硬化性組成物で あって、成分(i)が請求の範囲第1−14項のいずれかに記載の液体の部分的 にアルコキシメチル化されたメラミン架橋結合剤組成物を含んでなり、そして硬 化性組成物が硬化時に架橋結合剤組成物の重量を基にして7.5重量%より少な いホルムアルデヒドの発生を生ずることを特徴とする硬化性組成物。 17.基質上に請求の範囲第16項記載の硬化性組成物を適用しそしてその後に 該硬化性組成物を熱−硬化させる段階を含んでなる基質のコーテイング方法。 18.請求の範囲第17項記載の方法により製造される架橋結合されたフィルム またはコーテイングされた製品。
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