JPH115077A - 汚染地盤浄化システム - Google Patents

汚染地盤浄化システム

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JPH115077A
JPH115077A JP9175313A JP17531397A JPH115077A JP H115077 A JPH115077 A JP H115077A JP 9175313 A JP9175313 A JP 9175313A JP 17531397 A JP17531397 A JP 17531397A JP H115077 A JPH115077 A JP H115077A
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water
permeable pipe
pipe
permeable
water level
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JP9175313A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kubo
博 久保
Takeshi Kawachi
武 川地
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イオン性汚染物質を効率よく汚染地盤から回収
する。 【解決手段】本発明の汚染地盤浄化システムは、陰イオ
ン汚染物質を含む地盤1内に透水管2a、2bを埋設
し、透水管2aの内部には電極3aを、透水管2bの内
部には電極3bを挿入配置し、これらの電極3a、3b
をそれぞれ直流電源4のマイナス側、プラス側に接続し
てある。透水管2a内には給水管5を配置するとともに
該給水管を開閉弁11a及び給水ポンプ6を介して水槽
7に接続してある。一方、透水管2b内には排水管8を
配置するとともに該排水管を開閉弁11bを介して排水
ポンプ9に接続してある。透水管2a、2bには、液面
計12a、12bをそれぞれ配設してあり、制御部13
は、液面計12aの計測データに応じて給水ポンプ6及
び開閉弁11aを駆動制御するとともに、液面計12b
の計測データに応じて排水ポンプ9及び開閉弁11bを
駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロム、砒素、シ
アンといった陰イオン汚染物質や鉛、カドミウム、銅な
どの陽イオン汚染物質で汚染された地盤を浄化するシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】工場廃水、工場廃棄物、鉱山廃水などに
よって汚染された土壌には、カドミウム、鉛、銅、亜
鉛、砒素、セレン、ニッケル、クロム等の汚染物質が含
まれていることがあり、このような土壌をそのまま放置
すると、汚染物質が地下水や生物サイクルを介して環境
に拡散する危険性がある。
【0003】そのため、汚染された土壌は、これを掘削
除去して所定の処理を施し、しかる後に管理型あるいは
遮断型の処分地に廃棄処分する一方、掘削された孔内に
は通常の土を客土して原状復帰するのが一般的である。
【0004】ところが、このような方法では、掘削の際
に汚染土を攪乱して二次汚染のおそれがあるとともに、
汚染土を大量に搬出、運搬しなければならないという問
題や、既存建築物の近接部や直下では掘削除去自体が困
難になるという問題が生じる。そのため、最近では、通
電によってイオン性の汚染物質を回収する方法が提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、通電による方
法は、汚染地盤に予め埋設された電極間に直流電圧を印
加してイオン性の汚染物質を各電極に移動させ、次い
で、該電極に集まった水を吸い上げることによって、汚
染物質を汚染地盤から回収しようとするものであるが、
本出願人が研究を重ねた結果、ただ単に地盤に散水して
通電を行うといった単純な方法では、汚染地盤からイオ
ン性汚染物質を効率よく回収することは困難であり、イ
オン性汚染物質の性状に応じて水位を設定したりpHを
管理したりといった工夫が必要があることがわかってき
た。
【0006】しかしながら、通電によって汚染地盤を浄
化する場合、通電期間がかなり長期に及ぶことがあり、
その間、水位設定やpH管理のために作業員やオペレー
タを現地に常駐させたり頻繁に現地に出向いたりしなけ
ればならず、概して手間のかかる浄化工法であるという
問題を生じていた。
【0007】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、長期間にわたって手間をかけることなくしか
も効率よくイオン性汚染物質を回収可能な汚染地盤浄化
システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の汚染地盤浄化システムは請求項1に記載し
たように、イオン性汚染物質を含む地盤内に埋設された
透水管と、該透水管若しくはその近傍に配置された電極
に接続された直流電源と、前記透水管内に給水を行う給
水手段と、前記透水管内から排水を行う排水手段と、前
記透水管内に配設された水位計測手段と、前記給水手段
及び前記排水手段を駆動制御する制御手段とからなり、
該制御手段は、前記水位計測手段からの計測データに応
じて前記給水手段及び前記排水手段を駆動制御するよう
になっているものである。
【0009】また、本発明の汚染地盤浄化システムは、
前記制御手段を、前記透水管のうち、陽極側の透水管の
水位が所定の上限水位を上回ったとき該透水管内が排水
されるように前記排水手段を駆動制御するとともに、前
記透水管のうち、陰極側の透水管の水位が前記上限水位
よりも高い位置に設定された下限水位を下回ったとき該
透水管内に給水されるように前記給水手段を駆動制御す
るように構成したものである。
【0010】また、本発明の汚染地盤浄化システムは、
前記制御手段を、前記透水管のうち、陰極側の透水管の
水位が所定の上限水位を上回ったとき該透水管内が排水
されるように前記排水手段を駆動制御するとともに、前
記透水管のうち、陽極側の透水管の水位が前記上限水位
よりも高い位置に設定された下限水位を下回ったとき該
透水管内に給水されるように前記給水手段を駆動制御す
るように構成したものである。
【0011】また、本発明の汚染地盤浄化システムは、
前記透水管のうち、陰極側の透水管内若しくはその近傍
に酸性溶液を供給する供給手段を備えたものである。
【0012】また、本発明の汚染地盤浄化システムは、
前記透水管内若しくはその近傍にpHを計測するpH計
測手段を設置し、前記制御手段を、前記pH計測手段か
らの計測データに応じて前記供給手段を駆動制御するよ
うに構成したものである。
【0013】また、本発明の汚染地盤浄化システムは、
前記透水管を前記地盤内に多数埋設し、該透水管のそれ
ぞれに前記給水手段の給水管若しくは前記排水手段の排
水管とその開閉弁とを設置し、該開閉弁が前記透水管ご
とに個別に駆動制御されるように前記制御手段を構成し
たものである。
【0014】本発明の汚染地盤浄化システムにおいて
は、直流電源を作動させて地盤内に通電を行うととも
に、給水手段による透水管への給水並びに排水手段によ
る透水管からの排水を適宜行うことによって、地盤内の
イオン性汚染物質を回収するが、給排水を行うにあたっ
ては、透水管内に配置された水位計測手段からの計測デ
ータに応じて給水手段及び排水手段を制御手段で駆動制
御する。
【0015】このようにすると、透水管内の水位は、天
候の変化や乾燥蒸発等に起因する通電期間中の水位変動
があっても、所望の設定水位に自動的に維持される。
【0016】イオン性汚染物質としては、クロム、砒
素、シアンなどの陰イオン汚染物質と、鉛、カドミウ
ム、銅などの陽イオン汚染物質とが対象となる。
【0017】透水管としては、円筒形状の多孔管が一般
的ではあるが、その構造や形状は任意であり、要は、地
盤内に設けた孔を崩壊させることなく該孔内に給水を行
ったり該孔内から排水を行うことができればよい。
【0018】直流電源は、導電性の透水管に接続しても
よいし、透水管の近傍、特に透水管内部に配置された電
極に接続してもよく、前者の場合には、透水管は電極を
兼ねることとなり、後者の場合には、透水管内部に挿入
された電極が専用の電極となる。
【0019】水位計測手段は、水位を計測することがで
きるものであればどのような原理のものでもよく、水面
に浮かべたフロートの上下動から液位を計測するフロー
ト式液面計、超音波の反射を利用した超音波水位計など
を用いることができる。
【0020】制御手段は、水位計測手段からの計測デー
タに応じて給水手段及び排水手段を駆動制御できるもの
であればどのようなものでもよいが、例えばパーソナル
コンピュータで構成することができる。
【0021】給水手段や排水手段を駆動制御するにあた
っては、主としてポンプやそれらの配管に設置された開
閉弁の開閉操作が制御の対象となるが、流量調整弁を設
置してこれを制御し、給水速度や排水速度を変化させる
ようにしてもよい。
【0022】給排水は、連続して行ってもよいし、一定
の期間をおいて間欠的に行ってもよい。
【0023】水位の設定の仕方としては、透水係数等を
含めた地盤の土質性状、電極間距離、地盤に含まれてい
るイオン性汚染物質の性質等に応じて、該汚染物質の回
収が最も効率よく行われるように行えばよいが、ここ
で、前記透水管のうち、陽極側の透水管の水位が所定の
上限水位を上回ったとき該透水管内が排水されるように
前記排水手段を駆動制御するとともに、前記透水管のう
ち、陰極側の透水管の水位が前記上限水位よりも高い位
置に設定された下限水位を下回ったとき該透水管内に給
水されるように前記給水手段を駆動制御するように構成
した場合には、陰極側透水管の水位が、陽極側透水管の
水位よりも所定の水位差だけ高いレベルで維持される。
そして、かかる水位差は、電気浸透によって土中水を陰
極に流そうとする圧力を相殺することとなる。そのた
め、陰イオン汚染物質は、電気浸透による土中水の流れ
に妨げられることなく、電気泳動によって陽極側に移動
する。
【0024】これとは逆に、前記透水管のうち、陰極側
の透水管の水位が所定の上限水位を上回ったとき該透水
管内が排水されるように前記排水手段を駆動制御すると
ともに、前記透水管のうち、陽極側の透水管の水位が前
記上限水位よりも高い位置に設定された下限水位を下回
ったとき該透水管内に給水されるように前記給水手段を
駆動制御するように構成した場合には、陽極側透水管の
水位が、陰極側透水管の水位よりも所定の水位差だけ高
いレベルで維持される。そして、かかる水位差は、電気
浸透による土中水の流れ及び電気泳動による力と相乗す
る形となり、陽イオン汚染物質は、効率よく陰極側に移
動する。
【0025】なお、通電中は、電気分解によって陰極側
がアルカリ性となるが、酸性溶液を陰極側の透水管若し
くはその近傍に供給するようにすれば、陽イオン汚染物
質が陰極近傍で水酸化物を形成して沈殿し、その結果、
陰極側からの回収が不能となるといった事態を回避する
ことができる。
【0026】ここで、酸性溶液を供給するにあたり、前
記透水管内若しくはその近傍にpHを計測するpH計測
手段を設置し、前記制御手段を、前記pH計測手段から
の計測データに応じて前記供給手段を駆動制御するよう
に構成すれば、酸性溶液の供給が自動化され、イオン性
汚染物質を効率よく回収可能なpH状態が、長期にわた
って維持される。
【0027】透水管の配置に関しては、少なくとも2本
の透水管、すなわち給水を行うための透水管と排水を行
うための透水管とを所定の間隔で地盤内に埋設すれば足
りるが、多数の透水管を埋設する場合において、該透水
管のそれぞれに前記給水手段の給水管若しくは前記排水
手段の排水管とその開閉弁とを設置し、該開閉弁が前記
透水管ごとに個別に駆動制御されるように前記制御手段
を構成したならば、土質性状やイオン性汚染物質の分布
状況あるいは水分の蒸発状況が場所によって異なり、そ
のために透水管ごとに給排水速度が異なるような場合で
あっても、各透水管内の水位は、所望の水位に個別に維
持される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る汚染地盤浄化
システムの実施の形態について、添付図面を参照して説
明する。
【0029】(第1実施形態)図1は、本実施形態に係
る汚染地盤浄化システムを示した全体図である。同図で
わかるように、本実施形態に係る汚染地盤浄化システム
は、イオン性汚染物質としての陰イオン汚染物質を含む
地盤1内に透水管2a、2bを埋設するとともに、透水
管2aの内部には電極3aを、透水管2bの内部には電
極3bを挿入配置し、これらの電極3a、3bを電極3
aが陰極、電極3bが陽極となるように、それぞれ直流
電源4のマイナス側、プラス側に接続してある。
【0030】なお、電極3aでは還元反応が生じるので
例えば鉄筋棒で構成することができるが、電極3bでは
酸化反応が生じるので不活性の導電体、例えば炭素棒で
構成するのがよい。
【0031】ここで、陰イオンとは、クロム、砒素、セ
レン、シアンなどを指し、それぞれCrO4 2-、Cr2O7 2-、A
sO4 3-、AsO3 3-、SeO4 2-、SeO3 2-、CN-等の形で地盤1内
に含まれている。
【0032】透水管2a、2bは、多数の孔を設けた直
径20〜30cm程度のストレーナ管で構成してある。
これらの透水管2a、2bは、図2の配置図に示すよう
に所定の汚染物質除去範囲にわたって多数埋設するよう
にし、例えば1.5〜2m間隔で格子状に配列しておく
のがよい。
【0033】図1でわかるように、透水管2a内には給
水管5を配置するとともに該給水管を開閉弁11a及び
給水ポンプ6を介して水槽7に接続してあり、該開閉弁
を操作することによって、透水管2a内への給水を随時
行うことができるようになっている。すなわち、これら
給水管5、給水ポンプ6、水槽7及び開閉弁11aは透
水管2aへの給水手段として作用する。ここで、開閉弁
11aは、例えば電磁弁で構成することができる。
【0034】一方、透水管2b内には排水管8を配置す
るとともに該排水管を開閉弁11bを介して排水ポンプ
9に接続してあり、開閉弁11bを操作することによっ
て、透水管2b内からの排水を随時行うことができるよ
うになっている。すなわち、これら排水管8、排水ポン
プ9及び開閉弁11bは透水管2bからの排水手段とし
て作用する。また、排水ポンプ9にはその先に排水処理
タンク10を接続してあり、汚染地盤1からの回収水か
ら重金属を分離除去するようになっている。
【0035】排水処理タンク10は、電気分解作用で酸
性となっている陽極からの回収水をそのまま処理可能な
イオン交換樹脂で構成しておくのがよい。なお、陰イオ
ンが除去された後の処理水については、廃棄若しくは河
川に放流するか、給水用に再循環させる。また、給水用
に再循環させる場合、酸性状態をそのまま維持した方が
陰極側での溶解度が高くなるので、陰イオンの分離除去
には都合がよい。
【0036】また、透水管2a、2bには、水位計測手
段としての液面計12a、12bをそれぞれ配設してあ
り、かかる液面計12a、12bの計測データは制御手
段としての制御部13に伝送されるようになっている。
【0037】なお、図1には便宜上、一組の透水管2
a、2bだけが示されているが、実際には図2のように
多数の透水管2a、2bが地盤1に交互に埋設されてお
り、それらの透水管2aのそれぞれに給水管5、開閉弁
11a及び液面計12aが設置されているとともに、透
水管2bのそれぞれに排水管8、開閉弁11b及び液面
計12bが設置されている。
【0038】制御部13は、例えばパーソナルコンピュ
ータで構成することが可能であり、液面計12aの計測
データに応じて給水ポンプ6及び開閉弁11aを駆動制
御することにより、透水管2a内の下限水位を該透水管
ごとに所望のレベルに維持することができるとともに、
液面計12bの計測データに応じて排水ポンプ9及び開
閉弁11bを駆動制御することにより、透水管2b内の
上限水位を該透水管ごとに所望のレベルに維持すること
ができるようになっている。
【0039】本実施形態の汚染地盤浄化システムにおい
ては、まず、図2のように陰イオンを除去しようとする
範囲にわたって透水管2a、2bを地盤1内に埋設する
とともに、かかる範囲を取り囲むようにして遮水壁21
を構築する。遮水壁21は、除去範囲内の水位が下がる
ことが無いよう、不透水層22まで到達させておく。
【0040】次に、直流電源4を作動させて地盤1内に
通電を行うとともに、給水手段による透水管2aへの給
水並びに排水手段による透水管2bからの排水を適宜行
うことによって、地盤1内の陰イオンを回収する。直流
電源4は、電流値、地温などを監視しながら最適な電
圧、例えば60V程度に調整する。
【0041】ここで、給排水を行うにあたっては、陽極
側の透水管2bの水位が所定の上限水位を上回ったとき
該透水管内が排水されるように、排水ポンプ9及び開閉
弁11bを制御部13にて駆動制御するとともに、陰極
側の透水管2aの水位が前記上限水位よりも高い位置に
設定された下限水位を下回ったとき該透水管内に給水さ
れるように給水ポンプ6及び開閉弁11aを制御部13
にて駆動制御する。
【0042】このようにすると、図3(a)に示すよう
に、陰極側透水管2aの水位が、陽極側透水管2bの水
位よりも水位差Δhだけ高いレベルで維持される。そし
て、かかる水位差Δhは、同図(b)に示すように、電気
浸透によって土中水を陰極に流そうとする圧力を相殺す
ることとなり、陰イオンは、電気浸透による土中水の流
れに妨げられることなく、電気泳動によって陽極側に移
動する。なお、Δhについては、電極間距離や地盤の透
水係数等を考慮して適宜定める。
【0043】このように陰イオンを陽極側に移動させた
ならば、排水ポンプ9及び開閉弁11bを駆動して透水
管2b内に溜まった水を排水し、排水処理タンク10に
て陰イオンを分離除去した後、pH処理して下水に放流
するか、上述したようにそのまま給水用として再循環さ
せる。
【0044】以上説明したように、本実施形態に係る汚
染地盤浄化システムによれば、透水管2a、2bに液面
計12a、12bを設置し、かかる液面計の計測データ
にしたがって給水手段である開閉弁11aや給水ポンプ
6を駆動制御するとともに、排水手段である開閉弁11
bや排水ポンプ9を駆動制御するようにしたので、透水
管2a、2b内の水位を、地盤の土質性状や電極間距離
に応じて、しかも作業員や作業時間を必要とすることな
く所望のレベルに設定することができるとともに、長期
間にわたって通電を行う際、天候の変化や蒸発等が原因
で設定水位が変動するような場合であっても、現地に作
業員やオペレータを常駐させることなく、透水管2a、
2b内の水位を設計水位に維持して陰イオン汚染物質を
確実に回収することが可能となる。
【0045】特に、透水管2a、2bごとに液面計12
a、12b及び開閉弁11a、11bを設置するように
したので、土質性状や水分の蒸発状況が場所によって異
なり、そのために透水管ごとに給排水速度が異なるよう
な場合であっても、各透水管内の水位を所望の水位に個
別に維持することが可能となる。
【0046】また、本実施形態の汚染地盤浄化システム
によれば、陽極側の透水管2bの水位が所定の上限水位
を上回ったとき該透水管内が排水されるように、排水ポ
ンプ9及び開閉弁11bを制御部13にて駆動制御する
とともに、陰極側の透水管2aの水位が前記上限水位よ
りも高い位置に設定された下限水位を下回ったとき該透
水管内に給水されるように給水ポンプ6及び開閉弁11
aを制御部13にて駆動制御するようにしたので、陰極
側透水管2aの水位は、陽極側透水管2bの水位よりも
水位差Δhだけ高いレベルで維持される。
【0047】したがって、電気浸透によって土中水を陰
極に流そうとする圧力は、水位差Δhで相殺されること
となり、かくして、陰イオンを電気浸透による圧力に妨
げられることなく、電気泳動によってスムーズに陽極側
に移動させることができる。
【0048】本実施形態では、電極3a、3bを透水管
2a、2bとは別体としたが、透水管2a、2bを導電
性材料で形成して電極を兼ねるようにしてもよい。ま
た、透水管2a、2bをストレーナ管で構成したが、こ
れに代えて、例えばネット状の樹脂パイプで構成しても
よい。
【0049】また、本実施形態では、給排水操作を制御
する弁として開閉弁を使用したが、これに代えて流量調
整弁を設置し、給水速度や排水速度を変化させるように
してもよい。
【0050】また、本実施形態では、酸性環境のまま水
処理を行う方法として、イオン交換樹脂を用いた方法を
採用したが、かかる方法に代えて、例えば砒素やセレン
を鉄化合物に吸着させて除去を図る方法や、六価クロム
を還元物で三価クロムに還元し、石灰などを加えて水酸
化物として沈殿させて除去を図る方法を採用してもよ
い。
【0051】また、本実施形態では、排水された水を酸
性環境のまま水処理するようにしたが、必ずしも酸性の
ままで処理する必要はなく、いったんアルカリ性にして
から陰イオン汚染物の分離除去水処理を行うようにして
もよいし、かかる場合、処理水を給水用にリサイクルし
なくてもよい。
【0052】(第2実施形態)次に、第2実施形態につ
いて説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の部
品等については同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0053】図4は、第2実施形態に係る汚染地盤浄化
システムを示した全体図である。同図でわかるように、
本実施形態に係る汚染地盤浄化システムは、イオン性汚
染物質としての陽イオン汚染物質を含む地盤1内に透水
管2a、2bを埋設するとともに、透水管2aの内部に
は電極3aを、透水管2bの内部には電極3bを挿入配
置し、これらの電極3a、3bを電極3aが陽極、電極
3bが陰極となるように、それぞれ直流電源4のプラス
側、マイナス側に接続してある。
【0054】ここで、陽イオンとは、鉛、カドミウム、
銅などなどを指す。また、透水管2a、2bについて
も、第1実施形態と同様、所定の汚染物質除去範囲にわ
たって多数埋設しておく。なお、電極3bでは還元反応
が生じるので例えば鉄筋棒で構成することができるが、
電極3aでは酸化反応が生じるので不活性の導電体、例
えば炭素棒で構成するのがよい。
【0055】透水管2a内には、第1実施形態と同様、
給水管5を配置するとともに該給水管を給水ポンプ6を
介して水槽7に接続してあり、給水管5に設置された開
閉弁11aを操作することによって、透水管2a内への
給水を随時行うことができるようになっている。すなわ
ち、これら給水管5、給水ポンプ6、水槽7及び開閉弁
11aは透水管2aへの給水手段として作用する。
【0056】また、透水管2b内には、やはり第1実施
形態と同様、排水管8を配置するとともに該排水管を排
水ポンプ9に接続してあり、排水管8に設置された開閉
弁11bを操作することによって、透水管2b内からの
排水を随時行うことができるようになっている。すなわ
ち、これら排水管8、排水ポンプ9及び開閉弁11bは
透水管2bからの排水手段として作用する。なお、排水
ポンプ9にはその先に排水処理タンク36を接続してあ
り、汚染地盤1からの回収水から重金属を分離除去する
ようになっている。
【0057】また、透水管2a、2bには、水位計測手
段としての液面計12a、12bをそれぞれ配設してあ
り、かかる液面計12a、12bの計測データは制御手
段としての制御部13に伝送されるようになっている。
【0058】制御部13は、例えばパーソナルコンピュ
ータで構成することが可能であり、液面計12aの計測
データに応じて給水ポンプ6及び開閉弁11aを駆動制
御するとともに、液面計12bの計測データに応じて排
水ポンプ9及び開閉弁11bを駆動制御するようになっ
ている。
【0059】ここで、第1実施形態とは異なり、陰極側
の透水管2bの各近傍には、多数の孔が形成された中空
の供給管31を埋設してあり、該供給管は、開閉弁35
及び供給ポンプ32を介して酸性溶液が貯留された酸性
溶液タンク33に接続してある。そして、これら供給管
31、開閉弁35、供給ポンプ32及び酸性溶液タンク
33は、透水管2b近傍に酸性溶液を供給する供給手段
として機能する。
【0060】ここで、酸性溶液としては、たとえばpH
1〜2若しくはもっと高濃度の塩酸、硫酸等が使用可能
である。
【0061】また、透水管2b近傍には、pHを計測す
るpH計測手段としてのpH計測器34を設置してあ
り、pH計測器34の計測データに応じて供給ポンプ3
2及び開閉弁35を駆動制御するようになっている。
【0062】本実施形態の汚染地盤浄化システムにおい
ては、まず、第1実施形態と同様、図2のように陽イオ
ンを除去しようとする範囲にわたって透水管2a、2b
を地盤1内に埋設するとともに、かかる範囲を取り囲む
ようにして遮水壁21を構築する。
【0063】次に、第1実施形態と同様、直流電源4を
作動させて地盤1内に通電を行うとともに、給水手段に
よる透水管2aへの給水並びに排水手段による透水管2
bからの排水を適宜行うことによって、地盤1内の陽イ
オンを回収するが、給排水を行うにあたっては、陰極側
の透水管2bの水位が所定の上限水位を上回ったとき該
透水管内が排水されるように、排水ポンプ9及び開閉弁
11bを制御部13にて駆動制御するとともに、陽極側
の透水管2aの水位が前記上限水位よりも高い位置に設
定された下限水位を下回ったとき該透水管内に給水され
るように給水ポンプ6及び開閉弁11aを制御部13に
て駆動制御する。
【0064】このようにすると、図5(a)に示すよう
に、陽極側透水管2aの水位が、陰極側透水管2bの水
位よりも水位差Δhだけ高いレベルで維持される。そし
て、かかる水位差Δhは、同図(b)に示すように、電気
浸透によって土中水を陰極に流そうとする圧力及び電気
泳動による圧力と相まって、陽イオンをスムーズに陰極
側に移動させる。
【0065】また、このような給排水操作とは別に、p
H計測器34の計測値が一定のアルカリ度を検出したな
らば、供給ポンプ32及び開閉弁35を制御部13にて
駆動制御し、陰極側透水管2b近傍に酸性溶液を供給す
る。
【0066】このようにすると、陽イオンは、アルカリ
環境下で水酸化物となって沈殿することなく、土中水に
溶解したままの状態で陰極側に接近し、透水管2bの内
部に到達することができる。
【0067】このように陽イオンを陰極側透水管2bに
集めたならば、排水ポンプ9及び開閉弁11bを駆動し
て透水管2b内に溜まった水を排水し、排水処理タンク
36にて陽イオンを分離除去した後、pH処理して下水
に放流するか、若しくは給水用に再循環させる。
【0068】以上説明したように、本実施形態に係る汚
染地盤浄化システムによれば、透水管2a、2bに液面
計12a、12bを設置し、かかる液面計の計測データ
にしたがって給水手段である開閉弁11aや給水ポンプ
6を駆動制御するとともに、排水手段である開閉弁11
bや排水ポンプ9を駆動制御するようにしたので、透水
管2a、2b内の水位を、地盤の土質性状や電極間距離
に応じて、しかも作業員や作業時間を必要とすることな
く所望のレベルに設定することができるとともに、長期
間にわたって通電を行う際、天候の変化や蒸発等が原因
で設定水位が変動するような場合であっても、現地に作
業員やオペレータを常駐させることなく、透水管2a、
2b内の水位を設計水位に維持して陰イオン汚染物質を
確実に回収することが可能となる。
【0069】特に、透水管2a、2bごとに液面計12
a、12b及び開閉弁11a、11bを設置するように
したので、土質性状や水分の蒸発状況が場所によって異
なり、そのために透水管ごとに給排水速度が異なるよう
な場合であっても、各透水管内の水位を所望の水位に個
別に維持することが可能となる。
【0070】また、本実施形態の汚染地盤浄化システム
によれば、陰極側の透水管2bの水位が所定の上限水位
を上回ったとき該透水管内が排水されるように、排水ポ
ンプ9及び開閉弁11bを制御部13にて駆動制御する
とともに、陽極側の透水管2aの水位が前記上限水位よ
りも高い位置に設定された下限水位を下回ったとき該透
水管内に給水されるように給水ポンプ6及び開閉弁11
aを制御部13にて駆動制御するようにしたので、陽極
側透水管2aの水位は、陰極側透水管2bの水位よりも
水位差Δhだけ高いレベルで維持される。
【0071】したがって、陽イオンは、電気浸透による
圧力及び電気泳動による圧力に加えて、このような水位
差による圧力により、スムーズに陽極側に移動させるこ
とができる。
【0072】また、本実施形態に係る汚染地盤浄化シス
テムによれば、酸性溶液を陰極側の透水管2bの近傍に
供給するようにしたので、陽イオンが陰極近傍で水酸化
物を形成して沈殿し、その結果、陰極側からの回収が不
能となるといった事態を回避することができる。
【0073】また、本実施形態に係る汚染地盤浄化シス
テムによれば、陰極側透水管2bの近傍にpH計測器3
4を設置し、該pH計測器からの計測データに応じて供
給ポンプ32及び開閉弁35を駆動制御するようにした
ので、酸性溶液の供給が自動化され、陽イオンを効率よ
く回収可能なpH状態を長期にわたって簡単かつ確実に
維持することが可能となる。
【0074】本実施形態では、酸性溶液を供給する供給
管を陰極側透水管2bの近傍に埋設するようにしたが、
これに代えて該透水管内に挿入配置するようにしてもよ
い。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る本発
明の汚染地盤浄化システムによれば、透水管内の水位
を、地盤の土質性状や電極間距離に応じて、しかも作業
員や作業時間を必要とすることなく所望のレベルに設定
することができるとともに、長期間にわたって通電を行
う際、天候の変化や蒸発等が原因で設定水位が変動する
ような場合であっても、現地に作業員やオペレータを常
駐させることなく、透水管内の水位を設計水位に維持し
てイオン性汚染物質を確実に回収することが可能とな
る。
【0076】また、請求項2に係る本発明の汚染地盤浄
化システムによれば、請求項1の効果に加えて、陰極側
透水管の水位が、陽極側透水管の水位よりも一定の水位
差だけ高く維持されるので、電気浸透によって土中水を
陰極に流そうとする圧力は、かかる水位差で相殺される
こととなり、かくして、陰イオンを電気浸透による圧力
に妨げられることなく、電気泳動によってスムーズに陽
極側に移動させることができるという効果も奏する。
【0077】また、請求項3に係る本発明の汚染地盤浄
化システムによれば、請求項1の効果に加えて、陽極側
透水管の水位が、陰極側透水管の水位よりも一定の水位
差だけ高く維持されるので、陽イオン汚染物質は、電気
浸透による圧力及び電気泳動による圧力と相まって、陽
イオンをスムーズに陰極側に移動させることができると
いう効果も奏する。
【0078】また、請求項4に係る本発明の汚染地盤浄
化システムによれば、請求項3の効果に加えて、陽イオ
ンが陰極近傍で水酸化物を形成して沈殿し、その結果、
陰極側からの回収が不能となるといった事態を回避する
ことができるという別の効果も奏する。
【0079】また、請求項5に係る本発明の汚染地盤浄
化システムによれば、請求項4の効果に加えて、酸性溶
液の供給が自動化され、陽イオンを効率よく回収可能な
pH状態を長期にわたって簡単かつ確実に維持すること
が可能となるという効果も奏する。
【0080】また、請求項6に係る本発明の汚染地盤浄
化システムによれば、請求項1の効果に加えて、土質性
状や水分の蒸発状況が場所によって異なり、そのために
透水管ごとに給排水速度が異なるような場合であって
も、各透水管内の水位を所望の水位に個別に維持するこ
とが可能となるという効果も奏する。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る汚染地盤浄化システムの全
体システム図。
【図2】透水管の配置状況を示した全体斜視図。
【図3】第1実施形態に係る汚染地盤浄化システムの作
用を示した図。
【図4】第2実施形態に係る汚染地盤浄化システムの全
体システム図。
【図5】第2実施形態に係る汚染地盤浄化システムの作
用を示した図。
【符号の説明】
1 地盤 2a、2b 透水管 3a、3b 電極 4 直流電源 5 給水管(給水手段) 6 給水ポンプ(給水手段) 7 水槽(給水手段) 8 排水管(排水手段) 9 排水ポンプ(排水手段) 11a 開閉弁(給水手段) 11b 開閉弁(排水手段) 12a、12b 液面計(水位計測手段) 13 制御部(制御手段) 31 供給管(供給手段) 32 供給ポンプ(供給手段) 33 酸性溶液タンク(供給手
段) 34 pH計測器(pH計測手
段) 35 開閉弁(供給手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン性汚染物質を含む地盤内に埋設さ
    れた透水管と、該透水管若しくはその近傍に配置された
    電極に接続された直流電源と、前記透水管内に給水を行
    う給水手段と、前記透水管内から排水を行う排水手段
    と、前記透水管内に配設された水位計測手段と、前記給
    水手段及び前記排水手段を駆動制御する制御手段とから
    なり、該制御手段は、前記水位計測手段からの計測デー
    タに応じて前記給水手段及び前記排水手段を駆動制御す
    るようになっていることを特徴とする汚染地盤浄化シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記透水管のうち、陽
    極側の透水管の水位が所定の上限水位を上回ったとき該
    透水管内が排水されるように前記排水手段を駆動制御す
    るとともに、前記透水管のうち、陰極側の透水管の水位
    が前記上限水位よりも高い位置に設定された下限水位を
    下回ったとき該透水管内に給水されるように前記給水手
    段を駆動制御する請求項1記載の汚染地盤浄化システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記透水管のうち、陰
    極側の透水管の水位が所定の上限水位を上回ったとき該
    透水管内が排水されるように前記排水手段を駆動制御す
    るとともに、前記透水管のうち、陽極側の透水管の水位
    が前記上限水位よりも高い位置に設定された下限水位を
    下回ったとき該透水管内に給水されるように前記給水手
    段を駆動制御する請求項1記載の汚染地盤浄化システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記透水管のうち、陰極側の透水管内若
    しくはその近傍に酸性溶液を供給する供給手段を備えた
    請求項3記載の汚染地盤浄化システム。
  5. 【請求項5】 前記透水管内若しくはその近傍にpHを
    計測するpH計測手段を設置し、前記制御手段は、前記
    pH計測手段からの計測データに応じて前記供給手段を
    駆動制御するようになっている請求項4記載の汚染浄化
    システム。
  6. 【請求項6】 前記透水管を前記地盤内に多数埋設し、
    該透水管のそれぞれに前記給水手段の給水管若しくは前
    記排水手段の排水管とその開閉弁とを設置し、該開閉弁
    が前記透水管ごとに個別に駆動制御されるように前記制
    御手段を構成した請求項1記載の汚染地盤浄化システ
    ム。
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