JPH11506720A - ハロゲン及び炭素酸化物流の製造 - Google Patents

ハロゲン及び炭素酸化物流の製造

Info

Publication number
JPH11506720A
JPH11506720A JP9500999A JP50099997A JPH11506720A JP H11506720 A JPH11506720 A JP H11506720A JP 9500999 A JP9500999 A JP 9500999A JP 50099997 A JP50099997 A JP 50099997A JP H11506720 A JPH11506720 A JP H11506720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon
gas
molten metal
bath
halogenated organic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9500999A
Other languages
English (en)
Inventor
スパークス,ケビン・エイ
ジヨンストン,ジエイムズ・イー
Original Assignee
モルテン・メタル・テクノロジー・インコーポレーテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by モルテン・メタル・テクノロジー・インコーポレーテツド filed Critical モルテン・メタル・テクノロジー・インコーポレーテツド
Publication of JPH11506720A publication Critical patent/JPH11506720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62DCHEMICAL MEANS FOR EXTINGUISHING FIRES OR FOR COMBATING OR PROTECTING AGAINST HARMFUL CHEMICAL AGENTS; CHEMICAL MATERIALS FOR USE IN BREATHING APPARATUS
    • A62D3/00Processes for making harmful chemical substances harmless or less harmful, by effecting a chemical change in the substances
    • A62D3/30Processes for making harmful chemical substances harmless or less harmful, by effecting a chemical change in the substances by reacting with chemical agents
    • A62D3/32Processes for making harmful chemical substances harmless or less harmful, by effecting a chemical change in the substances by reacting with chemical agents by treatment in molten chemical reagent, e.g. salts or metals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62DCHEMICAL MEANS FOR EXTINGUISHING FIRES OR FOR COMBATING OR PROTECTING AGAINST HARMFUL CHEMICAL AGENTS; CHEMICAL MATERIALS FOR USE IN BREATHING APPARATUS
    • A62D2101/00Harmful chemical substances made harmless, or less harmful, by effecting chemical change
    • A62D2101/20Organic substances
    • A62D2101/22Organic substances containing halogen

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ハロゲン化有機廃棄物を処理して、ハロゲンガス及び炭素酸化物ガス流を製造する方法に関する。この方法は、ハロゲン対水素原子比が約1より小さいハロゲン化有機廃棄物を溶融金属浴へ供給することを含む。但し該溶融金属浴は該ハロゲンに対して不活性であり且つ原子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも低い酸化の自由エネルギーを有する。該ハロゲン化有機供給物をハロゲンガス及び原子状炭素に転化し、これによってハロゲンガスを溶融金属浴から遊離させる。酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素酸化物ガスを生成させ、これを溶融金属浴から遊離させる。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 ハロゲン及び炭素酸化物流の製造 技術分野 本発明は、ハロゲン化有機廃棄物を処理する、ハロゲン化水素ガス及び炭素酸 化物ガス流の製造に関する。 背景の技術 埋め立て及び焼却による有機廃棄物の処分は、処分空間の減少、政治的規制の 強化、及び大衆の、危険物質の環境汚染への衝撃に対する認知の増大のため、漸 次困難な問題になってきた。危険な有機廃棄物の放出は、空気及び給水を汚染し 、かくして影響を受ける人の命を短縮する。 有機廃棄物の環境への影響を最小にするために、これらの廃棄物を良好なもの に、好ましくは有用な物質に転化する方法が開発されねばならない。この必要に 呼応して、危険な有機廃棄物を適当に処理する別の方法の開発に実質的な投資が 行われた。最も有望な新しい方法の1つは、バッチ(Bach)及びナゲル(N agel)の米国特許第4574714号及び第4602574号に記述されて いる。毒性廃棄物を含む有機物質を分解するバッチ/ナゲル法は、溶融金属浴中 における有機物質の、その原子構成分への分解並びにこれらの原子構成分の、環 境的に許容しうる、水素、一酸化炭素及び/または二酸化炭素ガスを含む生成物 への再構成を含む。 しかしながら、いくつかの有害廃棄物、特に有害な有機廃棄物は、実質的な量 のハロゲン、例えば塩素を含む。高度に塩素化された有害な有機化合物はポリ塩 素化ビフェニル(PCB)及びダイオキシンを含む。 ハロゲン化有機廃棄物は、その廃棄物の有機成分の分解によって遊離するハロゲ ンが非常に反応性で、典型的には規制に当たる別の有毒化合物を形成するから、 焼却が難しい。 それゆえに、上述した問題を最小にするまたは排除するハロゲン化有機廃棄物 の処理法が必要とされている。 発明の概略 本発明は、ハロゲン化有機廃棄物を処理する、ハロゲン化水素ガス及び炭素酸 化物ガス流の製造に関する。 本発明は、ハロゲン対水素の原子比が約1より低いハロゲン化有機廃棄物を溶 融金属浴へ導入する事を含む。この溶融浴は、ハロゲンに対して不活性であり、 原子状炭素からの炭素酸化物の生成よりも大きい酸化の自由エネルギーを有する 。ハロゲン化有機廃棄物はハロゲンか水素ガスと原子状炭素に転化され、従って 溶融金属浴からハロゲン化水素ガスが放出される。また酸化剤を溶融金属浴へ導 入し、原子状炭素を酸化して、炭素酸化物を生成させ、これを溶融金属浴から放 出する。 本発明の他の具体例は、ハロゲン対水素の原子比が約1より高いハロゲン化有 機廃棄物を、ハロゲンに対して不活性であり且つ原子状炭素からの炭素酸化物の 生成よりも小さい酸化の自由エネルギーを有する溶融金属浴へ導入する事を含む 。ハロゲン化有機供給物は、原子状ハロゲン及び原子状炭素に転化され、そのハ ロゲンは溶融金属浴に溶解する。酸化剤を溶融金属浴に導入し、原子状炭素を酸 化して炭素酸化物ガスを生成させ、これを溶融金属浴から放出する。一方還元剤 を溶融金属浴に導入し、原子状ハロゲンを還元してハロゲン化水素を生成させ、 これを溶融金属浴から放出する。 本発明は多くの利点を有する。例えば、高度にハロゲン化された有機成分を含 む有害な廃棄物は、ハロゲン化有毒物質の有意な量を大気に放出する事なしに処 理できる。さらに、これらの廃棄物はハロゲンを含むために抑制を必要とするハ ロゲン含有固体、例えば灰分または塩を生成することなしに処理できる。さらに 、本発明はハロゲンガス流、例えば塩化水素または塩素ガス流を生成するという 利点を持つ。塩素ガスは多くの化学品、例えば四塩化炭素、トリクロロエチレン 、ポリ塩化ビニル、金属塩化物などの製造に対する原料として有用である。結果 として、有害なハロゲン化有機廃棄物のハロゲン成分は、有用な工業的原料とし て再循環できる。 図面の簡単な説明 図面は、本発明の方法に従い、溶融金属浴中においてハロゲン化有機廃棄物か らハロゲンガス流と炭素酸化物ガス流とを生成させるのに適当なシステムを系統 的に示す。 発明の詳細な説明 本発明の方法の特徴及び他の詳細は、今や添付する図面を参照にしてさらに詳 しく記述され、また請求の範囲において指摘されるであろう。本発明の特別な具 体例が例示であって、本発明を限定するものでないことは理解されよう。本発明 の本質的な特徴は、本発明の範囲から逸脱しないで、種々の具体例において具現 化する事ができる。すべての部及び百分率は、特に断らない限り重量によるもの とする。 本発明は、一般にハロゲン化有機廃棄物を処理して、ハロゲンガス及び炭素酸 化物ガス流、例えばそれぞれ塩素及び合成ガス(syngas)を生成する方法 に関する。本発明は、本明細書に参考文献として全体が 引用される米国特許第4574714号及び第4602574号に開示されてい るバッチ/ナゲル法の改良である。 本発明の方法を行うのに適当な装置のある具体例を図面に例示する。装置10 は、反応器12を含む。適当な反応器の例は、技術的に公知の、適当に改良され たスチール製容器、例えばK−BOP、Q−BOP、アルゴン−酸素脱炭素炉( AOD)、BOFなどを含む。他の適当な反応器は、本明細書に参考文献として 全体が引用される米国特許第5301620号に開示されている。反応器12は 、上部部分14及び下部部分16を含む。オフガスの出口18は、上部部分14 から延び、反応器12からのオフガス組成物を誘導するのに適当である。反応器 12は、耐火性のライニング、例えば酸化アルミニウム、グラファイトまたは技 術的に公知の他の適当な物質を含むことができる。 ハロゲン化有機廃棄物入り口導管20は、ハロゲン化有機廃棄物入り口22を 含み、反応器12の下部部分16から延びる。導管24は、ハロゲン化有機廃棄 物源26及びハロゲン化有機廃棄物入り口導管20の間に延びる。ポンプ28は 、ハロゲン化有機廃棄物を、ハロゲン化有機廃棄物源26からハロゲン化有機廃 棄物入り口導管を通して、反応器12に含まれる溶融金属中に導入するために、 導管24に配置されている。 羽口30は、反応器12の下部部分16に配置される。羽口30は、別の酸化 剤を酸化剤入り口34で導入するための酸化剤導管32を含む。導管36は酸化 剤導管32及び酸化剤源38の間に延びる。羽口30の外側の導管40は、酸化 剤入り口34において、酸化剤導管32の周囲に同心円的に配置されている。導 管42は、適当なシュラウド(shroud)ガスを、外側導管40及び酸化剤 導管32間に延びる同心円的 開口を通して、シュラウドガス源44から酸化剤入り口へ供給するために、外側 導管40及びシュラウドガス源44間に延びる。 しかしながら、1つ以上のハロゲン化有機廃棄物の導管または1つ以上の酸化 物の導管、或いはその組み合わせの導管が、ハロゲン化有機廃棄物及び酸化剤の 反応器12への導入のために、反応器12の下部部分に配置できることは、理解 すべきである。ハロゲン化有機廃棄物導管及び酸化剤導管は、廃棄物及び酸化剤 を同時に導入するために、別々の導入に対して同心円的であってよく、或いは互 いに離れた反応器12中の位置にあってもよい。適当なハロゲン化有機廃棄物は 、随時入り口46から反応器12へ導入してもよく、またはハロゲン化有機廃棄 物源26から導管47を通して反応器12へ供給してもよく、或いはその両方で あってもよい。他の手段、例えば注入ランス(lance)(図示してない)も 、ハロゲン化有機廃棄物を反応器12の溶融金属中へ導入するために使用できる 。 底部の噴流口48は下部部分16から延び、溶融金属を反応器12から取り出 すのに適当である。 誘電コイル50は、反応器12中の溶融金属浴56を加熱するために、下部部 分16に配置される。ここに、反応器12は他の適当な手段により、例えばオキ シヒユエル(oxyfuel)バーナー、電気アークなどで加熱してもよい。 トルニオン(trunion)52は、反応器12の操作のために反応器12 に配置される。シール54は、オフガス出口18及び口46の間に配置され、シ ール54を壊すことなくトルニオン52の回りに反応器を部分的に回転させるの に適当である。 溶融金属浴56は反応器12内にある。溶融金属浴56は反応器12を適当な 金属で部分的に満たすことにより形成される。ついで金属を、誘導コイルの活性 化によりまたは図示してないが他の適当な手段により適当な温度まで加熱する。 適当な金属は、システムの運転条件以下での融点を有するものである。一般に反 応器12中の溶融金属浴56の粘度は、反応器12の運転条件において約10セ ンチポイズ以下である。溶融金属浴56は1つより多い金属を含むことができる 。例えば溶融金属浴56は混和しうる金属、例えばニッケル及び銅の溶液を含む 。 溶融金属浴56は、塩素または他のハロゲンと反応して塩を生成してはならず 、装置10中の溶融金属浴56における温度、圧力、及び成分のモル濃度を含む 運転条件でハロゲンに対して不活性であると考えられる。1つの具体例において 、溶融金属浴56は、システム10の運転条件下に、原子状炭素の一酸化炭素へ のそれよりも大きい酸化の自由エネルギーを有する金属を含む。また溶融金属浴 中の溶融金属は、溶融金属がハロゲン化有機廃棄物のハロゲンの存在下に認め得 るだけの塩を形成しないような条件下にある。これらの金属は金、ニッケル、銅 、及びコバルトを含むことができる。またいくつかの場合、例えば銅の溶融浴を 使用する場合、少量の第2の金属または無機物、例えば硫黄を浴に添加して、過 剰な酸素の存在下におけるダイオキシンの生成を防止する。 さらに溶融金属浴56は、かなりの炭素溶解性を有して、ハロゲンガスを発生 させつつ、炭素を浴中に溶解及び蓄積させることができる。溶融金属浴中の溶解 した炭素の蓄積は、あったとしても少量しか炭素を含まないハロゲン含有ガス流 を発生せしめる。即ち、約0.003重量%以上の炭素溶解性を有する金属は好 適であり、約1重量%以上の炭素溶 解性を有するものは特に好適である。1つよりも多い金属を使用する場合、金属 の少なくとも1つは上述した炭素溶解性を有するべきである。好適な金属は浴の 運転条件下に、所望のハロゲン生成物の生成の自由エネルギーよりも大きいその 金属ハロゲン化物の生成の自由エネルギーを有する。 随時溶融金属浴56はガラス質のまたはスラグの層62を含む。溶融金属浴5 6上に位置するガラス質層62は、溶融金属浴56と実質的に混和しない。ガラ ス質層62は、溶融金属浴56よりも低い熱伝導性を有する事ができる。これに よって、溶融金属浴56からの輻射熱損失は、ガラス質層の存在しない溶融金属 浴56からの輻射熱損失に比べてかなり減じることができる。 典型的には、ガラス質層62は、システムの運転条件下に、原子状炭素の一酸 化炭素への酸化に対するものよりも低い酸化の自由エネルギーを有する金属酸化 物を少なくとも1つ含む。適当な金属酸化物の例は酸化カルシウム(CaO)で ある。 システム10の適当な運転条件は、少なくとも部分的にハロゲン化有機廃棄物 を分解によってハロゲン、炭素及び他の原子状構成分に転化するのに十分な温度 を含む。一般に1300〜1700℃の範囲の温度が適当である。 本発明の方法での処理には、広範なハロゲン化有機廃棄物が適当である。適当 なハロゲン化有機廃棄物の例はダイオキシン、PCBなどを含むハロゲン含有炭 素質組成物である。ここに、ハロゲン化有機廃棄物は無機化合物も包含すること を理解すべきである。炭素及び少なくとも1つのハロゲンのほかに、ハロゲン化 有機廃棄物は他の原子構成分、例え ば水素、金属、窒素、硫黄、酸素などを含んでいてよい。1つの具体例において 、元素状ハロゲンガスに富んだ、例えば塩素ガス(Cl2)に富んだガスを高収 率で製造するために好適なハロゲン化有機廃棄物は、比較的高度にハロゲン化さ れた炭素質廃棄物、例えばテトラクロロエタン、ヘキサクロロエタン、ヘキサク ロロベンゼンなどを含む。これらの化合物は約1よりも大きいハロゲン対水素原 子比を有する。 本方法は、ハロゲン化有機廃棄物を、ハロゲン化有機廃棄物源26からポンプ 28により導管24を通過させ、ハロゲン化有機廃棄物導管20から溶融金属浴 56へ導入することを含む。1つの具体例において、ハロゲン化有機廃棄物は、 液体に溶解してまたは懸濁して有機廃棄物成分を含む流体である。他の具体例で は、ハロゲン化有機廃棄物成分の固体粒子を不活性なガス、例えばアルゴンに懸 濁せしめる。 溶融金属浴56に向かうハロゲン化有機廃棄物はその原子状構成分に解離され る。水素がハロゲン化有機廃棄物中に存在するならば、ハロゲン化水素ガスが生 成する。ハロゲン対水素比が約1よりも大きいハロゲン化有機廃棄物を用いるこ とにより、ハロゲンガスの生成が可能である。しかしながら、ハロゲン化水素は 、オフガス流を例えば水で洗浄することによりオフガス流から回収できる。 解離した廃棄物からの炭素は、溶融金属浴を浸炭しうる。ここに「浸炭」とは 、別に添加される酸化剤による酸化のために溶融金属からの炭素の実質的な損失 なしに、溶融金属浴中の炭素の量を増加させて、溶融金属浴中に炭素を含有させ ることを意味する。炭素は金属に溶解することができる。1つの具体例において 、元素状炭素は、金属と錯体を形成する。ついで原子状ハロゲンを元素ハロゲン に転化させる。例えば原子 状塩素(Cl)は塩素ガス(Cl2)に転化されよう。 溶融金属は、金属に溶解する炭素が約1重量%またはそれ以上であるならば、 高炭素溶解性を有すると考えられる。低炭素溶解性は、約0.5重量%またはそ れ以下の濃度であると考えられる。好ましくは炭素濃度は、約0.5%、さらに 好ましくは0.1%、最も好ましくは0.05%である。ある具体例において、 溶融金属浴は、約0.01〜0,02%の範囲の炭素濃度を有するニッケルを含 む。その様な炭素低濃度での運転の利点は、ハロゲン、例えば塩素が耐火性材料 例えば酸化アルミニウムと反応しうるから、ハロゲンの存在下における耐火性ラ イニングの消耗を最小にすることを含む。金属中の高い炭素濃度は、炭素飽和点 またはその付近での炭素量と考えられる。 ハロゲンガスは、拡散またはバブリングにより溶融金属浴56中を移動し、溶 融金属浴56の上に蓄積する。ハロゲンの少なくとも一部は、溶融金属浴の上部 で、オフガス出口18に近い反応器部分に移動して、ハロゲンに富むガス流を形 成する。ここに使用するようなハロゲンに富むガス流とは、ガス流中に含まれる ハロゲンガスのモル画分が、有機廃棄物の同時の、組み合さった分解及び酸化を 伴うバッチ/ナゲルの米国特許第4574714号及び第4602574号に開 示される典型的な方法で一般的に生成されるものよりも高いガス流を意味する。 元素ハロゲンのモル画分は、ガス流中に含まれる元素ハロゲンのモル数の、ガス 流中に含まれる元素ハロゲンのモル数及び炭素酸化物ガスのモル数の合計に対す る比である。生成した元素ハロゲンは、適当な方法、例えばスクラバーまたは膜 での分離により回収できる。 溶融金属浴56に溶解した炭素の濃度は、好ましくは溶融金属浴56 の温度における炭素の飽和点以下の量に制限される。例えば溶融金属浴56がニ ッケルの場合、炭素の飽和点は、1400℃で約2.2〜1800℃で約2.5 重量%の範囲にある。同様に銅の場合、炭素の飽和点は、1400℃で約0.0 01〜1800℃で約0.005重量%の範囲にある。 高炭素溶解性の溶融金属、例えばニッケル、コバルト及びタングステンの場合 、反応器は好ましくは炭素の低濃度で運転できる。低炭素溶解性の溶融金属、例 えば銅及びジルコニウムの場合、反応器は好ましくは炭素の高濃度で運転するこ とができる。 溶融金属に含まれる炭素が、溶融金属が炭素で飽和されたために不溶になった ならば、炭素の不溶性部分はハロゲンに富むガス流に随伴し、オフガス出口18 を通って溶融金属から除去されるようになる。これが起こる場合、技術的には公 知のような適当な装置を用いて、随伴された炭素ダストをハロゲンガス流から分 離する。適当な装置の例はサイクロン分離器またはバグハウス(baghous e)・フィルターを含む。 酸化剤を溶融金属浴56に向かわせて、溶融金属浴56中に溶解した炭素と反 応させ、炭素酸化物ガスを生成せしめる。適当な酸化剤の例は酸素ガス(O2) 、空気などである。ある具体例において、酸化剤は酸化剤入り口導管32を通し て溶融金属浴56中に導入される。酸化剤入り口導管32は、ハロゲンガスを逃 げさせ且つ溶融金属浴56に炭素を溶解させるために廃棄物入り口導管20から 十分離れて反応器12内に位置し、ついで廃棄物からの炭素の酸化剤との反応を 行わせる。酸化剤の遠方注入は、ハロゲン化有機廃棄物及び酸化剤を、溶融金属 浴56へ同時に導入する間、はっきりしたハロゲンに富む及び炭素酸化物に富む ガス流を生成せしめる。 ここで使用する「炭素酸化物に富むガス流」とは、ガス流中に含まれる炭素酸 化物ガスの、ガス流中のハロゲン及び炭素酸化物の全量に基づくモル画分が、バ ッチ/ナゲルの米国特許第4574714号及び第4602574号に開示され る典型的な方法で一般的に生成されるものより高いガス流を意味する。炭素酸化 物ガス流のモル画分は、ガス流中に含まれる炭素酸化物ガスのモル数の、ガス流 中に含まれるハロゲンのモル数及び炭素酸化物ガスのモル数の合計に対する比で ある。 ほかに、ハロゲン化有機廃棄物及び酸化剤は、反応器12内の同一の位置でま たは近い位置で、但し添加時を交互に変えて溶融金属浴56に供給して、はっき りしたハロゲンに富む及び炭素酸化物に富むガス流を得てもよい。この添加時の 交互の間隔は、ハロゲン化有機廃棄物の導入後の炭素の溶解及び溶融金属浴56 からのハロゲンガスの散逸、続く酸化剤の導入後の炭素酸化物ガスの溶融金属浴 からの散逸をもたらすのに十分な間隔である。廃棄物及び酸化剤の離れたまたは 交互の導入中、ハロゲン化有機廃棄物は酸化剤を含んでいても良いことを理解す べきである。さらにハロゲン化有機廃棄物及び酸化剤は、溶融金属浴56へ連続 的に及び一緒に導入できることも理解すべきである。 一酸化炭素と二酸化炭素の炭素酸化物ガス組成物比は、多くの技術により調整 できる。1つのその様な技術は溶融金属浴56を作るために使用した金属または 金属混合物の選択に関わる。例えば溶融鉄は一酸化炭素を生成させる傾向があり 、一方溶融銅は二酸化炭素の量を増大させ、溶融金属浴56から遊離させる傾向 がある。 随時溶融金属浴56中において混和しない溶融金属の組み合わせも使 用しうる。例えば1993年1月5日付のJ.ナゲルの米国特許第517730 4号は、混和しない金属の溶融浴における炭素質廃棄物からの二酸化炭素の生成 を増加させる方法及びシステムを開示している。この米国特許第5177304 号の教示は、全体が本明細書に参考文献として引用される。ここに教示されてい るように、二酸化炭素は、第1が原子状炭素の一酸化炭素への酸化よりも大きい 酸化の自由エネルギーを有し、そして第2が一酸化炭素の酸化による二酸化炭素 の生成よりも大きい酸化の自由エネルギーを有する、2つの混和しない金属を含 む溶融金属浴から増大した量で製造することができる。 ここに記述される本発明は、上述した具体例に限定されはしない。例えば別の 具体例は、ハロゲン化有機廃棄物を、酸化剤を別に添加しないで及びハロゲン化 有機廃棄物を分解するのに十分な条件下に溶融金属中に導入して、溶融金属を浸 炭し、ハロゲンに富むガス流を生成せしめることを含む。ついでこの浸炭した金 属を固化させる。後になって、この浸炭した金属を溶融し、ついで別の酸化剤を 添加して、浸炭した溶融金属に含まれる炭素を酸化し、炭素酸化物に富むガス流 を生成させても良い。 今や、次の例示によって本発明を記述しよう。 例示 I ハロゲン化有機化合物クロロメタンを、図面に示すようなシステムに供給した 。溶融金属浴56は、溶解した炭素1%を含むニッケル金属であり、温度140 0℃であった。同時に酸化剤例えば酸素ガスを溶融金属に供給した。ハロゲン化 有機組成物は解離し、一酸化炭素ガス、水素ガス、及び塩化水素ガスになった。 一酸化炭素は、二酸化炭素及び酸化 ニッケルの酸化の自由エネルギーが炭素の一酸化炭素への酸化の自由エネルギー よりも大きかったから、金属の金属酸化物または二酸化炭素よりも優先的に生成 した。一酸化炭素、水素ガス、及び塩化水素ガスを、オフガス出口に通して溶融 金属から分離し、これを分離手段、例えば圧力スウイング吸収に供して、一酸化 炭素及び水素ガスを別の流れとして得た。塩化水素は例えば適当な塩化水素吸収 装置においてガス流から水で回収した。 例示 II 塩素及び炭素を含むハロゲン化有機組成物、例えばヘキサクロロベンゼンを、 図面に示したような適当なシステムに供給した。溶融金属浴56の金属は120 0℃の金を含んだ。ハロゲン化組成物を、溶融金属中において、塩素及び炭素を 含むその原子状構成分に分解した。塩素が生成し、それを塩素ガスに富む流れと して、オフガス出口18を通し、反応器10から取り出した。溶融金属浴56は 同時に浸炭された。 塩素ガスを除去した後、酸化剤酸素ガスをシステム中の浸炭された溶融金属に 添加した。炭素と酸化剤の反応は、炭素の酸化の自由エネルギーが溶融金属の温 度において金のそれより低かったから、溶融金属中の金の酸化より優先的に進行 した。炭素は、二酸化炭素及び金の酸化の自由エネルギーが炭素の酸化による一 酸化炭素の生成の自由エネルギーよりも大きかったから、酸化金または二酸化炭 素よりも一酸化炭素を優先的に生成した。炭素が溶融金属浴56から除去される まで、酸素ガスを添加した。一酸化炭素を、オフガス出口を通して溶融金属から 十分に分離し、ついで図示してないが一酸化炭素補集タンクへ送り、または大気 中へ放出させた。 例示 III ハロゲン化ダイオキシンを、約1600℃の温度でニッケル浴中に供給した。 ニッケル浴の炭素濃度は約0.01%であり、一方実質的な酸素、即ち約0.5 %の酸素が浴に溶解した。ハロゲン化有機組成物が解離し、一酸化炭素、二酸化 炭素、水素ガス、塩化水素及び水蒸気に変化した。溶融浴に溶解した酸素を、C O2を一緒に浴屁供給することにより維持した。塩化水素及び水蒸気を水でのス クラバーでガスから回収し、一酸化炭素及び水素を化学合成の供給原料として使 用した。ほかに一酸化炭素及び水素ガスを、化学品製造会社で燃料として使用し た。二酸化炭素は浴に再循環した。 例示 IV ポリ塩素化ビフェニル(PCB)を、約1600℃の溶融コバルト浴に供給し た。最初溶融浴の炭素含量は、約0.1%より僅かに高く、PCB廃棄物を、共 反応物なしに供給した。この結果、炭素が浴に蓄積し、一方水素ガス及び塩化水 素ガスが浴内で生成し、ガス流として流出した。炭素の溶解が飽和に近付くにつ れて、廃棄物の注入を停止し、酸素ガスの注入を始めた。酸素ガスは、溶解した 炭素と反応して一酸化炭素を生成し、これがガス流として存在した。浴中に蓄積 した炭素が約0.1%より僅かに大きい値まで減少するにつれて、酸素ガスの注 入を停止し、PCBの注入を再開した。これは運転サイクルを確立し、これを繰 り返した。流れを実質的に異なるタンクへ誘導することにより、生成物の一酸化 炭素を水素ガス及び塩化水素流から分離した。水素ガスを、膜分離により塩化水 素から分離し、これによって全生成物ガス流を分離した。 例示 V ヘキサフルオロエタン廃棄物を、溶融亜鉛浴に、約1000℃の温度及び25 バールの圧力で注入した。弗素は金属浴に溶解して、弗素を保有する金属相を形 成した。酸素を金属浴に共流的に注入して一酸化炭素を生成させた。 弗素が亜鉛中で溶解限界に達するにつれて、廃棄物の注入及び酸素の注入を止 め、水素ガスを還元剤として注入して、溶解した弗素を金属亜鉛に対して還元し 、ガス相に存在するフッ化水素を生成させた。弗素が溶融金属浴からほとんど減 少するにつれて、水素ガスの注入を止め、廃棄物及び酸素ガスの注入を再開した 。これは工程サイクルを確立した。ついで、このサイクルを連続的に繰り返した 。 等価物 同業者は、僅かにすぎない慣例的実験により、本明細書で特に記述した本発明 の特別な具体例に対する多くの等価物を認識しまたは確認できるであろう。その 様な等価物は特許請求の範囲に包含されるものとする。
【手続補正書】特許法第184条の4第4項 【提出日】1996年12月19日 【補正内容】 請求の範囲 1、a)ハロゲン対水素原子比が約1より小さいハロゲン化有機廃棄物を溶融 金属浴へ供給し、但し該溶融金属浴が該ハロゲンに対して不活性であり且つ原子 状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも大きい酸化の自由エネルギーを有し 、該ハロゲン化有機供給物をハロゲン化水素ガス及び原子状炭素に転化し、これ によって該ハロゲン化水素ガスを溶融金属浴から遊離させ、そして b)酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素 酸化物ガスを生成させ、これを溶融金属浴から遊離させ、これによってハロゲン 化有機廃棄物を処理してハロゲン化水素と炭素生成物ガス流を製造する段階を含 んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素ガス及び炭素酸化 物ガスを製造する方法。 2、酸化剤の溶融金属浴への注入を、ハロゲン化有機供給物のそれと別に行い 、これによってハロゲン化水素に富むガス流を生成させ、そして別に炭素酸化物 に富むガス流を生成させる、請求の範囲1の方法。 3、ハロゲン化有機供給物及び酸化剤を溶融金属浴に交互に供給する、請求の 範囲2の方法。 4、酸化剤を、ハロゲン化有機供給物の場所から離れた位置で溶融金属浴に供 給し、そしてはっきりした炭素酸化物ガス及びハロゲン化水素ガス流を同時に生 成させる、請求の範囲1の方法。 5、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが塩素を含む、請求の範囲1の方法 。 6、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが弗素、臭素及びよう素からなる群 から選択される、請求の範囲1の方法。 7、炭素酸化物ガス流が一酸化炭素を含む、請求の範囲1の方法。 8、炭素酸化物ガス流が二酸化炭素を含む、請求の範囲1の方法。 9、ハロゲン化水素が塩化水素を含む、請求の範囲1の方法。 10、ハロゲン化水素が弗化水素、臭化水素及びよう化水素からなる群から選 択される、請求の範囲1の方法。 11、ハロゲン化水素流がさらに塩素ガス、弗素ガス、臭素ガス及びよう素ガ スからなる群から選択されるハロゲンガスを含む、請求の範囲1の方法。 12、ハロゲン化水素ガスがさらに水素ガスを含む、請求の範囲1の方法。 13、酸化剤が酸素ガスを含む、請求の範囲1の方法。 14、酸化剤が二酸化炭素または水を含む、請求の範囲1の方法。 15、溶融浴が金、ニッケル、銅及びコバルトからなる群から選択される溶融 金属を含む、請求の範囲1の方法。 16、原子状炭素が溶融金属に可溶である、請求の範囲1の方法。 17、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.5%である、請求の範囲16の方法。 18、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.1%である、請求の範囲16の方法。 19、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.05%である、請求の範囲16の方法 。 20、該溶融金属浴がグラファイトの耐火性ライニングを含む、請求の範囲1 の方法。 21、原子状塩素が溶融金属に溶解する、請求の範囲1の方法。 22、ハロゲン化有機供給物がクロロエタンを含む、請求の範囲1の方法。 23、ハロゲン化有機供給物がクロロベンゼンを含む、請求の範囲1の方法。 24、ハロゲン化有機供給物がダイオキシンを含む、請求の範囲1の方法。 25、ハロゲン化有機供給物がポリ塩素化ビフェニルを含む、請求の範囲1の 方法。 26、溶融浴が、原子状炭素の、一酸化炭素への酸化よりも大きい酸化の自由 エネルギーを有する第1の金属、及び一酸化炭素の、二酸化炭素への酸化よりも 大きい酸化の自由エネルギーを有する第2の金属を含んでなる、請求の範囲1の 方法。 27、溶融金属浴の金属が一酸化炭素の、二酸化炭素への酸化よりも大きい酸 化の自由エネルギーを有する、請求の範囲1の方法。 28、a)ハロゲン対水素原子比が約1より小さいハロゲン化有機廃棄物を溶 融ニッケル浴へ供給し、但し該溶融ニッケル浴がニッケル溶融浴の条件下に該ハ ロゲンに対して不活性であり且つ原子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれより も大きい酸化の自由エネルギーを有し、該ハロゲン化有機供給物をハロゲン化水 素ガス及び原子状炭素に転化し、これによってニッケル溶融浴中の炭素を低濃度 に維持しつつ該ハロゲン化水素ガスを溶融ニッケル浴から遊離させ、そして b)酸化剤を溶融ニッケル浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、 炭素酸化物ガスを生成させ、これを溶融ニッケル浴から遊離させる、 ことを含んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素ガス及び 炭素酸化物ガスを製造する方法。 29、a)ハロゲン対水素原子比が約1より小さいハロゲン化有機廃 棄物を溶融ニッケル浴へ供給し、但し該溶融ニッケル浴がニッケル溶融浴の条件 下に該ハロゲンに対して不活性であり且つ原子状炭素からの炭素酸化物の生成の それよりも大きい酸化の自由エネルギーを有し、該ハロゲン化有機供給物をハロ ゲン化水素ガス及び原子状炭素に転化し、これによってニッケル溶融浴中の炭素 を低濃度に維持しつつ該ハロゲン化水素ガスを溶融ニッケル浴から遊離させ、そ して b)酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素 酸化物ガスを生成させ、これを溶融ニッケル浴から遊離させる、 ことを含んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素ガス及び 炭素酸化物ガスを製造する方法。 30、a)ハロゲン対水素原子比が約1より小さいハロゲン化有機廃棄物を溶 融銅浴へ供給し、但し該溶融銅浴が溶融銅浴の条件下に該ハロゲンに対して不活 性であり且つ原子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも大きい酸化の自由 エネルギーを有し、該ハロゲン化有機供給物をハロゲン化水素ガス及び原子状炭 素に転化し、これによって銅浴中の炭素を高濃度に維持しつつ該ハロゲン化水素 ガスを溶融銅浴から遊離させ、そして b)酸化剤を溶融銅浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素酸 化物ガスを生成させ、これを溶融銅浴から遊離させる、 ことを含んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素ガス及び 炭素酸化物ガスを製造する方法。 31、溶融銅浴がさらにニッケルを含む、請求の範囲29の方法。 32、ニッケルが銅−ニッケル浴の約1重量%である、請求の範囲30の方法 。 33、a)ハロゲン対水素原子比が約1より大きいハロゲン化有機廃 棄物を溶融金属浴へ供給し、但し該溶融金属浴が該ハロゲンに対して不活性であ り且つ原子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも低い酸化の自由エネルギ ーを有し、該ハロゲン化有機供給物をハロゲンガス及び原子状炭素に転化し、こ れによって該ハロゲンガスを溶融金属浴から遊離させ、そして b)酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素 酸化物ガスを生成させ、これを溶融金属浴から遊離させ、これによってハロゲン 化有機廃棄物を処理してハロゲン化水素及び炭素酸化物ガス流を製造する段階を 含んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素ガス及び炭素酸 化物ガスを製造する方法。 34、酸化剤の溶融金属浴への注入を、ハロゲン化有機供給物のそれと別に行 い、これによってハロゲンに富むガス流を生成させ、そして別に炭素酸化物に富 むガス流を生成させる、請求の範囲35の方法。 35、ハロゲン化有機供給物及び酸化剤を溶融金属浴に交互に供給する、請求 の範囲33の方法。 36、酸化物を、ハロゲン化有機供給物の場所から離れた位置で溶融金属浴に 供給し、そしてはっきりした炭素酸化物ガス及びハロゲン化水素ガス流を同時に 生成させる、請求の範囲33の方法。 37、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが塩素を含む、請求の範囲33の 方法。 38、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが弗素、臭素及びよう素からなる 群から選択される、請求の範囲33の方法。 39、炭素酸化物ガス流が一酸化炭素を含む、請求の範囲33の方法。 40、炭素酸化物ガス流が二酸化炭素を含む、請求の範囲33の方法。 41、ハロゲンガスが塩素ガス、弗素ガス、臭素ガス及びよう素ガス からなる群から選択される、請求の範囲33の方法。 42、酸化剤が酸素ガスを含む、請求の範囲33の方法。 43、酸化剤が二酸化炭素または水を含む、請求の範囲33の方法。 44、溶融浴が金、ニッケル、銅及びコバルトからなる群から選択される溶融 金属を含む、請求の範囲33の方法。 45、原子状炭素が溶融金属に溶解する、請求の範囲33の方法。 46、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.5%である、請求の範囲45の方法。 47、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.1%である、請求の範囲45の方法。 48、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.05%である、請求の範囲45の方法 。 49、該溶融金属浴がグラファイトの耐火性ライニングを含む、請求の範囲3 3の方法。 50、原子状塩素が溶融金属に溶解する、請求の範囲33の方法。 51、ハロゲン化有機供給物がテトラクロロエタンを含む、請求の範囲33の 方法。 52、ハロゲン化有機供給物がヘキサクロロベンゼンを含む、請求の範囲33 の方法。 53、ハロゲン化有機供給物がダイオキシンを含む、請求の範囲33の方法。 54、ハロゲン化有機供給物がポリ塩素化ビフェニルを含む、請求の範囲33 の方法。 55、溶融浴が、原子状炭素の、一酸化炭素への酸化よりも大きい酸化の自由 エネルギーを有する第1の金属、及び一酸化炭素の、二酸化炭 素への酸化よりも大きい酸化の自由エネルギーを有する第2の金属を含んでなる 、請求の範囲33の方法。 56、溶融金属浴の金属が一酸化炭素の、二酸化炭素への酸化よりも大きい酸 化の自由エネルギーを有する、請求の範囲33の方法。 57、a)ハロゲン対水素原子比が約1より大きいハロゲン化有機廃棄物を溶 融金属浴へ供給し、但し該溶融金属浴が該ハロゲンに対して不活性であり且つ原 子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも大きい酸化の自由エネルギーを有 し、該ハロゲン化有機供給物を原子状ハロゲン及び原子状炭素に転化し、これに よって該ハロゲンを溶融金属浴に溶解させ、そして b)酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素 酸化物ガスを生成させ、これを溶融金属浴から遊離させる、 c)還元剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状ハロゲンを還元して、 ハロゲン化水素を生成させ、これを溶融金属浴から遊離させ、これによってハロ ゲン化有機廃棄物を処理してハロゲン化水素及び炭素酸化物ガス流を製造する段 階を含んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素ガス及び炭 素酸化物ガス流を製造する方法。 58、還元剤が水素ガスである、請求の範囲57の方法。 59、溶融金属浴が亜鉛を含む、請求の範囲57の方法。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年6月3日 【補正内容】 本発明の方法による溶融金属浴中においてハロゲン化有機廃棄物・・・・・・ 発明の詳細な説明 本発明の方法の特徴及び他の詳細は、今や添付する図面を参照にしてさらに詳 しく記述され、また請求の範囲において指摘されるであろう。本発明の特別な具 体例が例示であって、本発明を限定するものでないことは理解されよう。すべて の部及び百分率は、特に断らない限り重量によるものとする。 本発明は、一般にハロゲン化有機廃棄物を処理して、ハロゲンガス及び炭素酸 化物ガス流、例えばそれぞれ塩素及び合成ガス(syngas)を生成する方法 に関する。本発明は、本明細書に参考文献として全体が引用される米国特許第4 574714号及び第4602574号に開示されているバッチ/ナゲル法の改 良である。 本発明の方法を行うのに適当な装置のある具体例を図面に例示する。装置10 は、反応器12を含む。適当な反応器の例は、技術的に公知の、適当に改良され たスチール製容器、例えばK−BOP、Q−BOP、アルゴン−酸素脱炭素炉( AOD)、BOFなどを含む。他の適当な反応器は米国特許第5301620号 に開示され、その教示は・・・・ 請求の範囲 1、a)ハロゲン対水素原子比が約1より小さいハロゲン化有機供給物を溶融 金属浴へ供給し、但し該溶融金属浴が該ハロゲンに対して不活性であり且つ原子 状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも低い酸化の自由エネルギーを有し、 該ハロゲン化有機供給物をハロゲン化水素ガス及び原子状炭素に転化し、これに よって該ハロゲン化水素ガスを溶融金属浴から遊離させ、そして b)酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して炭素酸 化物ガスを生成させ、これを溶融金属浴から遊離させ、これによってハロゲン化 有機供給物を処理してハロゲン化水素及び炭素酸化物ガス流を製造する、 ことを含んでなる、ハロゲン化有機供給物の処理によりハロゲン化水素ガス及び 炭素酸化物ガスを製造する方法。 2、酸化剤の溶融金属浴への注入を、ハロゲン化有機供給物のそれと別に行い 、これによってハロゲン化水素に富むガス流を生成させ、そして別に炭素酸化物 に富むガス流を生成させる、請求の範囲1の方法。 3、ハロゲン化有機供給物及び酸化剤を溶融金属浴に交互に供給する、請求の 範囲2の方法。 4、酸化剤を、ハロゲン化有機供給物の場所から離れた位置で溶融金属浴に供 給し、そしてはっきりした炭素酸化物ガス及びハロゲン化水素ガス流を同時に生 成させる、請求の範囲1の方法。 5、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが塩素を含む、請求の範囲1の方法 。 6、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが弗素、臭素及びよう素か らなる群から選択される、請求の範囲1の方法。 7、炭素酸化物ガス流が一酸化炭素を含む、請求の範囲1の方法。 8、炭素酸化物ガス流が二酸化炭素を含む、請求の範囲1の方法。 9、ハロゲン化水素が塩化水素を含む、請求の範囲1の方法。 10、ハロゲン化水素が弗化水素、臭化水素及びよう化水素からなる群から選 択される、請求の範囲1の方法。 11、ハロゲン化水素流がさらに塩素ガス、弗素ガス、臭素ガス及びよう素ガ スからなる群から選択されるハロゲンガスを含む、請求の範囲1の方法。 12、ハロゲン化水素ガスがさらに水素ガスを含む、請求の範囲1の方法。 13、酸化剤が酸素ガスを含む、請求の範囲1の方法。 14、酸化剤が二酸化炭素または水を含む、請求の範囲1の方法。 15、溶融浴が金、ニッケル、銅及びコバルトからなる群から選択される溶融 金属を含む、請求の範囲1の方法。 16、原子状炭素が溶融金属に溶解する、請求の範囲1の方法。 17、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.5%である、請求の範囲16の方法。 18、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.1%である、請求の範囲16の方法。 19、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.05%である、請求の範囲16の方法 。 20、該溶融金属浴がグラファイトの耐火性ライニングを含む、請求の範囲1 の方法。 21、ハロゲン化有機供給物の塩素が溶融金属浴の溶融金属に可溶である、請 求の範囲1の方法。 22、ハロゲン化有機供給物がクロロエタンを含む、請求の範囲1の方法。 23、ハロゲン化有機供給物がクロロベンゼンを含む、請求の範囲1の方法。 24、ハロゲン化有機供給物がダイオキシンを含む、請求の範囲1の方法。 25、ハロゲン化有機供給物がポリ塩素化ビフェニルを含む、請求の範囲1の 方法。 26、溶融金属浴が、原子状炭素の、一酸化炭素への酸化よりも大きい酸化の 自由エネルギーを有する第1の金属、及び一酸化炭素の、二酸化炭素への酸化よ りも大きい酸化の自由エネルギーを有する第2の金属を含んでなる、請求の範囲 1の方法。 27、溶融金属浴の金属が一酸化炭素の、二酸化炭素への酸化よりも大きい酸 化の自由エネルギーを有する、請求の範囲1の方法。 28、溶融金属がニッケルであり、そして該ハロゲン化水素ガスを、ニッケル 金属浴中の炭素を低濃度に維持しつつ溶融ニッケル浴から遊離させる、請求の範 囲15の方法。 29、溶融金属がニッケルであり、そして該ハロゲン化水素ガスを、ニッケル 金属浴中の炭素を高濃度に維持しつつ溶融ニッケル浴から遊離させる、請求の範 囲15の方法。 30、a)ハロゲン対水素原子比が約1より大きいハロゲン化有機供給物を溶 融金属浴へ供給し、但し該溶融金属浴が該ハロゲンに対して不 活性であり且つ原子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも高い酸化の自由 エネルギーを有し、該ハロゲン化有機供給物をハロゲンガス及び原子状炭素に転 化し、これによって該ハロゲンガスを溶融金属浴から遊離させ、そして b)酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素 酸化物ガスを生成させ、これを溶融金属浴から遊離させ、ハロゲン化有機供給物 を処理してハロゲンガス及び炭素酸化物ガス流を製造する、 ことを含んでなる、ハロゲン化有機供給物の処理によりハロゲンガス及び炭素酸 化物ガスを製造する方法。 31、酸化剤の溶融金属浴への注入を、ハロゲン化有機供給物のそれと別に行 い、これによってハロゲンに富むガス流を生成させ、そして別に炭素酸化物に富 むガス流を生成させる、請求の範囲30の方法。 32、ハロゲン化有機供給物及び酸化剤を溶融金属浴に交互に供給する、請求 の範囲30の方法。 33、酸化物を、ハロゲン化有機供給物の場所から離れた位置で溶融金属浴に 供給し、そしてはっきりした炭素酸化物ガス及びハロゲン化水素ガス流を同時に 生成させる、請求の範囲30の方法。 34、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが塩素を含む、請求の範囲30の 方法。 35、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが弗素、臭素及びよう素からなる 群から選択される、請求の範囲30の方法。 36、炭素酸化物ガス流が一酸化炭素を含む、請求の範囲30の方法。 37、炭素酸化物ガス流が二酸化炭素を含む、請求の範囲30の方法。 38、ハロゲンガスが塩素ガス、弗素ガス、臭素ガス及びよう素ガスからなる 群から選択される、請求の範囲30の方法。 39、酸化剤が酸素ガスを含む、請求の範囲30の方法。 40、酸化剤が二酸化炭素または水を含む、請求の範囲30の方法。 41、溶融浴が金、ニッケル、銅及びコバルトからなる群から選択される溶融 金属を含む、請求の範囲30の方法。 42、原子状炭素が溶融金属に溶解する、請求の範囲30の方法。 43、溶融金属浴中の原子状炭素濃度が約0.5%である、請求の範囲30の 方法。 44、溶融金属浴中の原子状炭素濃度が約0.1%である、請求の範囲30の 方法。 45、溶融金属浴中の原子状炭素濃度が約0.05%である、請求の範囲30 の方法。 46、該溶融金属浴がグラファイトの耐火性ライニングを含む、請求の範囲3 0の方法。 47、ハロゲン化有機供給物の塩素が溶融金属浴の溶融金属に可溶である、、 請求の範囲30の方法。 48、ハロゲン化有機供給物がテトラクロロエタンを含む、請求の範囲30の 方法。 49、ハロゲン化有機供給物がヘキサクロロベンゼンを含む、請求の範囲30 の方法。 50、ハロゲン化有機供給物がダイオキシンを含む、請求の範囲30の方法。 51、ハロゲン化有機供給物がポリ塩素化ビフェニルを含む、請求の 範囲30の方法。 52、溶融金属浴が、原子状炭素の、一酸化炭素への酸化よりも大きい酸化の 自由エネルギーを有する第1の金属、及び一酸化炭素の、二酸化炭素への酸化よ りも大きい酸化の自由エネルギーを有する第2の金属を含んでなる、請求の範囲 30の方法。 53、溶融金属浴の金属が一酸化炭素の、二酸化炭素への酸化よりも大きい酸 化の自由エネルギーを有する、請求の範囲30の方法。 54、a)ハロゲン対水素原子比が約1より大きいハロゲン化有機供給物を溶 融金属浴へ供給し、但し該溶融金属浴が該ハロゲンに対して不活性であり且つ原 子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも高い酸化の自由エネルギーを有し 、該ハロゲン化有機供給物を原子状ハロゲン及び原子状炭素に転化し、これによ って該ハロゲンを溶融金属浴に溶解させ、そして b)酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素 酸化物ガスを生成させ、これを溶融金属浴から遊離させる、 c)還元剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状ハロゲンを還元して、 ハロゲン化水素を生成させ、これを溶融金属浴から遊離させ、これによってハロ ゲン化有機供給物を処理することによりハロゲン化水素及び炭素酸化物ガス流を 製造することを含んでなる、ハロゲン化水素流及び炭素酸化物ガス流システムを 製造するためのハロゲン化有機供給物の処理法。 55、還元剤が水素ガスである、請求の範囲57の方法。 56、溶融金属浴が亜鉛を含む、請求の範囲57の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、a)ハロゲン対水素原子比が約1より小さいハロゲン化有機廃棄物を溶融 金属浴へ供給し、但し該溶融金属浴が該ハロゲンに対して不活性であり且つ原子 状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも低い酸化の自由エネルギーを有し、 該ハロゲン化有機供給物をハロゲン化水素ガス及び原子状炭素に転化し、これに よって該ハロゲン化水素ガスを溶融金属浴から遊離させ、そして b)酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素 酸化物ガスを生成させ、これを溶融金属浴から遊離させる、 ことを含んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素ガス及び 炭素酸化物ガスを製造する方法。 2、酸化剤の溶融金属浴への注入を、ハロゲン化有機供給物のそれと別に行い 、これによってハロゲン化水素に富むガス流を生成させ、そして別に炭素酸化物 に富むガス流を生成させる、請求の範囲1の方法。 3、ハロゲン化有機供給物及び酸化剤を溶融金属浴に交互に供給する、請求の 範囲2の方法。 4、酸化剤を、ハロゲン化有機供給物の場所から離れた位置で溶融金属浴に供 給し、そしてはっきりした炭素酸化物ガス及びハロゲン化水素ガス流を同時に生 成させる、請求の範囲1の方法。 5、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが塩素を含む、請求の範囲1の方法 。 6、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが弗素、臭素及びよう素からなる群 から選択される、請求の範囲1の方法。 7、炭素酸化物ガス流が一酸化炭素を含む、請求の範囲1の方法。 8、炭素酸化物ガス流が二酸化炭素を含む、請求の範囲1の方法。 9、ハロゲン化水素が塩化水素を含む、請求の範囲1の方法。 10、ハロゲン化水素が弗化水素、臭化水素及びよう化水素からなる群から選 択される、請求の範囲1の方法。 11、ハロゲン化水素流がさらに塩素ガス、弗素ガス、臭素ガス及びよう素ガ スからなる群から選択されるハロゲンガスを含む、請求の範囲1の方法。 12、ハロゲン化水素ガスがさらに水素ガスを含む、請求の範囲1の方法。 13、酸化剤が酸素ガスを含む、請求の範囲1の方法。 14、酸化剤が二酸化炭素または水を含む、請求の範囲1の方法。 15、溶融浴が金、ニッケル、銅及びコバルトからなる群から選択される溶融 金属を含む、請求の範囲1の方法。 16、原子状炭素が溶融金属に可溶である、請求の範囲1の方法。 17、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.5%である、請求の範囲16の方法。 18、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.1%である、請求の範囲16の方法。 19、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.05%である、請求の範囲16の方法 。 20、該溶融金属浴がグラファイトの耐火性ライニングを含む、請求の範囲1 の方法。 21、原子状塩素が溶融金属に溶解する、請求の範囲1の方法。 22、ハロゲン化有機供給物がクロロエタンを含む、請求の範囲1の 方法。 23、ハロゲン化有機供給物がクロロベンゼンを含む、請求の範囲1の方法。 24、ハロゲン化有機供給物がダイオキシンを含む、請求の範囲1の方法。 25、ハロゲン化有機供給物がポリ塩素化ビフェニルを含む、請求の範囲1の 方法。 26、溶融浴が、原子状炭素の、一酸化炭素への酸化よりも大きい酸化の自由 エネルギーを有する第1の金属、及び一酸化炭素の、二酸化炭素への酸化よりも 大きい酸化の自由エネルギーを有する第2の金属を含んでなる、請求の範囲1の 方法。 27、溶融金属浴の金属が一酸化炭素の、二酸化炭素への酸化よりも大きい酸 化の自由エネルギーを有する、請求の範囲1の方法。 28、a)ハロゲン対水素原子比が約1より小さいハロゲン化有機廃棄物を溶 融ニッケル浴へ供給し、但し該溶融ニッケル浴がニッケル溶融浴の条件下に該ハ ロゲンに対して不活性であり且つ原子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれより も大きい酸化の自由エネルギーを有し、該ハロゲン化有機供給物をハロゲン化水 素ガス及び原子状炭素に転化し、これによってニッケル溶融浴中の炭素を低濃度 に維持しつつ該ハロゲン化水素ガスを溶融ニッケル浴から遊離させ、そして b)酸化剤を溶融ニッケル浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、 炭素酸化物ガスを生成させ、これを溶融ニッケル浴から遊離させる、 ことを含んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素 ガス及び炭素酸化物ガスを製造する方法。 29、a)ハロゲン対水素原子比が約1より小さいハロゲン化有機廃棄物を溶 融ニッケル浴へ供給し、但し該溶融ニッケル浴がニッケル溶融浴の条件下に該ハ ロゲンに対して不活性であり且つ原子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれより も大きい酸化の自由エネルギーを有し、該ハロゲン化有機供給物をハロゲン化水 素ガス及び原子状炭素に転化し、これによってニッケル溶融浴中の炭素を低濃度 に維持しつつ該ハロゲン化水素ガスを溶融ニッケル浴から遊離させ、そして b)酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素 酸化物ガスを生成させ、これを溶融ニッケル浴から遊離させる、 ことを含んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素ガス及び 炭素酸化物ガスを製造する方法。 30、a)ハロゲン対水素原子比が約1より小さいハロゲン化有機廃棄物を溶 融銅浴へ供給し、但し該溶融銅浴が溶融銅浴の条件下に該ハロゲンに対して不活 性であり且つ原子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも大きい酸化の自由 エネルギーを有し、該ハロゲン化有機供給物をハロゲン化水素ガス及び原子状炭 素に転化し、これによって銅浴中の炭素を高濃度に維持しつつ該ハロゲン化水素 ガスを溶融銅浴から遊離させ、そして b)酸化剤を溶融銅浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素酸 化物ガスを生成させ、これを溶融銅浴から遊離させる、 ことを含んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素ガス及び 炭素酸化物ガスを製造する方法。 31、溶融銅浴がさらにニッケルを含む、請求の範囲29の方法。 32、ニッケルが銅−ニッケル浴の約1重量%である、請求の範囲30の方法 。 33、a)ハロゲン対水素原子比が約1より大きいハロゲン化有機廃棄物を溶 融金属浴へ供給し、但し該溶融金属浴が該ハロゲンに対して不活性であり且つ原 子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも低い酸化の自由エネルギーを有し 、該ハロゲン化有機供給物をハロゲンガス及び原子状炭素に転化し、これによっ て該ハロゲンガスを溶融金属浴から遊離させ、そして b)酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素 酸化物ガスを生成させ、これを溶融金属浴から遊離させる、 ことを含んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素ガス及び 炭素酸化物ガスを製造する方法。 34、酸化剤の溶融金属浴への注入を、ハロゲン化有機供給物のそれと別に行 い、これによってハロゲンに富むガス流を生成させ、そして別に炭素酸化物に富 むガス流を生成させる、請求の範囲35の方法。 35、ハロゲン化有機供給物及び酸化剤を溶融金属浴に交互に供給する、請求 の範囲33の方法。 36、酸化物を、ハロゲン化有機供給物の場所から離れた位置で溶融金属浴に 供給し、そしてはっきりした炭素酸化物ガス及びハロゲン化水素ガス流を同時に 生成させる、請求の範囲33の方法。 37、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが塩素を含む、請求の範囲33の 方法。 38、ハロゲン化炭化水素供給物のハロゲンが弗素、臭素及びよう素からなる 群から選択される、請求の範囲33の方法。 39、炭素酸化物ガス流が一酸化炭素を含む、請求の範囲33の方法。 40、炭素酸化物ガス流が二酸化炭素を含む、請求の範囲33の方法。 41、ハロゲンガスが塩素ガス、弗素ガス、臭素ガス及びよう素ガスからなる 群から選択される、請求の範囲33の方法。 42、酸化剤が酸素ガスを含む、請求の範囲33の方法。 43、酸化剤が二酸化炭素または水を含む、請求の範囲33の方法。 44、溶融浴が金、ニッケル、銅及びコバルトからなる群から選択される溶融 金属を含む、請求の範囲33の方法。 45、原子状炭素が溶融金属に溶解する、請求の範囲33の方法。 46、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.5%である、請求の範囲45の方法。 47、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.1%である、請求の範囲45の方法。 48、溶融金属浴中の炭素濃度が約0.05%である、請求の範囲45の方法 。 49、該溶融金属浴がグラファイトの耐火性ライニングを含む、請求の範囲3 3の方法。 50、原子状塩素が溶融金属に溶解する、請求の範囲33の方法。 51、ハロゲン化有機供給物がテトラクロロエタンを含む、請求の範囲33の 方法。 52、ハロゲン化有機供給物がヘキサクロロベンゼンを含む、請求の範囲33 の方法。 53、ハロゲン化有機供給物がダイオキシンを含む、請求の範囲33の方法。 54、ハロゲン化有機供給物がポリ塩素化ビフェニルを含む、請求の範囲33 の方法。 55、溶融浴が、原子状炭素の、一酸化炭素への酸化よりも大きい酸化の自由 エネルギーを有する第1の金属、及び一酸化炭素の、二酸化炭素への酸化よりも 大きい酸化の自由エネルギーを有する第2の金属を含んでなる、請求の範囲33 の方法。 56、溶融金属浴の金属が一酸化炭素の、二酸化炭素への酸化よりも大きい酸 化の自由エネルギーを有する、請求の範囲33の方法。 57、a)ハロゲン対水素原子比が約1より大きいハロゲン化有機廃棄物を溶 融金属浴へ供給し、但し該溶融金属浴が該ハロゲンに対して不活性であり且つ原 子状炭素からの炭素酸化物の生成のそれよりも低い酸化の自由エネルギーを有し 、該ハロゲン化有機供給物を原子状ハロゲン及び原子状炭素に転化し、これによ って該ハロゲンを溶融金属浴に溶解させ、そして b)酸化剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状炭素を酸化して、炭素 酸化物ガスを生成させ、これを溶融金属浴から遊離させる、 c)還元剤を溶融金属浴に供給し、これによって原子状ハロゲンを還元して、 ハロゲン化水素を生成させ、これを溶融金属浴から遊離させる、 ことを含んでなる、ハロゲン化有機廃棄物の処理によりハロゲン化水素ガス及び 炭素酸化物ガス流を製造する方法。 58、還元剤が水素ガスである、請求の範囲57の方法。 59、溶融金属浴が亜鉛を含む、請求の範囲57の方法。
JP9500999A 1995-06-07 1996-06-03 ハロゲン及び炭素酸化物流の製造 Pending JPH11506720A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/478,439 US5695732A (en) 1995-06-07 1995-06-07 Method for treating a halogenated organic waste to produce halogen gas and carbon oxide gas streams
US08/478,439 1995-06-07
PCT/US1996/008381 WO1996040374A1 (en) 1995-06-07 1996-06-03 Production of halogen and carbon oxide streams

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11506720A true JPH11506720A (ja) 1999-06-15

Family

ID=23899941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9500999A Pending JPH11506720A (ja) 1995-06-07 1996-06-03 ハロゲン及び炭素酸化物流の製造

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5695732A (ja)
EP (1) EP0843579A1 (ja)
JP (1) JPH11506720A (ja)
AU (1) AU5968596A (ja)
TW (1) TW350019B (ja)
WO (1) WO1996040374A1 (ja)
ZA (1) ZA964418B (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5769924A (en) * 1996-08-14 1998-06-23 Eckert; C. Edward Method of treating aluminum with chlorine produced from chlorocarbon compounds
WO2002100563A1 (fr) * 2001-06-08 2002-12-19 Hiroshi Suzuki Procede et appareil permettant la decomposition d'une matiere contenant des substances organiques
US20070253807A1 (en) 2006-04-28 2007-11-01 Cooper Paul V Gas-transfer foot
US20050013715A1 (en) 2003-07-14 2005-01-20 Cooper Paul V. System for releasing gas into molten metal
US7470392B2 (en) 2003-07-14 2008-12-30 Cooper Paul V Molten metal pump components
US7402276B2 (en) 2003-07-14 2008-07-22 Cooper Paul V Pump with rotating inlet
US7731891B2 (en) 2002-07-12 2010-06-08 Cooper Paul V Couplings for molten metal devices
US7906068B2 (en) 2003-07-14 2011-03-15 Cooper Paul V Support post system for molten metal pump
US8337746B2 (en) 2007-06-21 2012-12-25 Cooper Paul V Transferring molten metal from one structure to another
US8613884B2 (en) 2007-06-21 2013-12-24 Paul V. Cooper Launder transfer insert and system
US9410744B2 (en) 2010-05-12 2016-08-09 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Vessel transfer insert and system
US9643247B2 (en) 2007-06-21 2017-05-09 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Molten metal transfer and degassing system
US9409232B2 (en) 2007-06-21 2016-08-09 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Molten metal transfer vessel and method of construction
US9205490B2 (en) 2007-06-21 2015-12-08 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Transfer well system and method for making same
US9156087B2 (en) 2007-06-21 2015-10-13 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Molten metal transfer system and rotor
US8366993B2 (en) 2007-06-21 2013-02-05 Cooper Paul V System and method for degassing molten metal
AU2010213320B2 (en) * 2009-02-11 2015-07-09 Tiger Ecoremediation And Energy Inc. Process for the conversion of organic material to methane rich fuel gas
US10428821B2 (en) 2009-08-07 2019-10-01 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Quick submergence molten metal pump
US8449814B2 (en) 2009-08-07 2013-05-28 Paul V. Cooper Systems and methods for melting scrap metal
US8444911B2 (en) 2009-08-07 2013-05-21 Paul V. Cooper Shaft and post tensioning device
US8535603B2 (en) 2009-08-07 2013-09-17 Paul V. Cooper Rotary degasser and rotor therefor
US8524146B2 (en) 2009-08-07 2013-09-03 Paul V. Cooper Rotary degassers and components therefor
US8714914B2 (en) 2009-09-08 2014-05-06 Paul V. Cooper Molten metal pump filter
US9108244B2 (en) 2009-09-09 2015-08-18 Paul V. Cooper Immersion heater for molten metal
US8309049B2 (en) * 2009-10-19 2012-11-13 Battelle Energy Alliance, Llc Molten metal reactor and method of forming hydrogen, carbon monoxide and carbon dioxide using the molten alkaline metal reactor
US8128902B2 (en) * 2011-04-12 2012-03-06 Midwest Refrigerants, Llc Method for the synthesis of anhydrous hydrogen halide and anhydrous carbon dioxide
US8834830B2 (en) 2012-09-07 2014-09-16 Midwest Inorganics LLC Method for the preparation of anhydrous hydrogen halides, inorganic substances and/or inorganic hydrides by using as reactants inorganic halides and reducing agents
US9903383B2 (en) 2013-03-13 2018-02-27 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Molten metal rotor with hardened top
US9011761B2 (en) 2013-03-14 2015-04-21 Paul V. Cooper Ladle with transfer conduit
US10052688B2 (en) 2013-03-15 2018-08-21 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Transfer pump launder system
US10138892B2 (en) 2014-07-02 2018-11-27 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Rotor and rotor shaft for molten metal
US10947980B2 (en) 2015-02-02 2021-03-16 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Molten metal rotor with hardened blade tips
US10267314B2 (en) 2016-01-13 2019-04-23 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Tensioned support shaft and other molten metal devices
US11149747B2 (en) 2017-11-17 2021-10-19 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Tensioned support post and other molten metal devices
US11471938B2 (en) 2019-05-17 2022-10-18 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Smart molten metal pump
US11873845B2 (en) 2021-05-28 2024-01-16 Molten Metal Equipment Innovations, Llc Molten metal transfer device

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3445192A (en) * 1963-03-25 1969-05-20 Hooker Chemical Corp Apparatus for production and recovery of hydrogen halides
DE2261795C3 (de) * 1972-12-16 1975-05-28 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur Herstellung von Chlorwasserstoff durch thermische Spaltung organischer chlorenthaltender Stoffe
BE817313A (fr) * 1974-07-05 1974-11-04 Procede de desoxydation du cuivre et de ses alliages.
JPS5573835A (en) * 1978-11-21 1980-06-03 Fuji Electric Co Ltd Metal recovering method
US4246255A (en) * 1979-04-02 1981-01-20 Rockwell International Corporation Disposal of PCB
US4337368A (en) * 1980-04-21 1982-06-29 The Franklin Institute Reagent and method for decomposing halogenated organic compounds
US4469661A (en) * 1982-04-06 1984-09-04 Shultz Clifford G Destruction of polychlorinated biphenyls and other hazardous halogenated hydrocarbons
US4497782A (en) * 1982-10-28 1985-02-05 S. Garry Howell Method for destroying toxic organic chemical products
US4447262A (en) * 1983-05-16 1984-05-08 Rockwell International Corporation Destruction of halogen-containing materials
US4552667A (en) * 1984-06-25 1985-11-12 Shultz Clifford G Destruction of organic hazardous wastes
US4574714A (en) * 1984-11-08 1986-03-11 United States Steel Corporation Destruction of toxic chemicals
US4602574A (en) * 1984-11-08 1986-07-29 United States Steel Corporation Destruction of toxic organic chemicals
EP0371201A1 (de) * 1988-12-01 1990-06-06 Ruhrkohle Aktiengesellschaft Verfahren zur Hydrierung von Organochlorverbindungen und Neutralisation des anfallenden Chlorwasserstoffs sowie Neutralisationsmittel für aus Organochlorverbindungen anfallenden Clorwasserstoff
SE467483B (sv) * 1989-11-24 1992-07-27 Ips Interproject Service Ab Foerfarande foer destruktion av halogenhaltiga substanser
US5084264A (en) * 1989-12-12 1992-01-28 Battelle Memorial Institute Process for oxidation of hydrogen halides to elemental halogens
US5177304A (en) * 1990-07-24 1993-01-05 Molten Metal Technology, Inc. Method and system for forming carbon dioxide from carbon-containing materials in a molten bath of immiscible metals
ATE153245T1 (de) * 1991-07-29 1997-06-15 Molten Metal Tech Inc Verfahren zur oxidation in einem schmelzbad
US5191154A (en) * 1991-07-29 1993-03-02 Molten Metal Technology, Inc. Method and system for controlling chemical reaction in a molten bath
GB9216666D0 (en) * 1992-08-06 1992-09-23 Electricity Ass Tech A process for the destruction of halocarbons
US5435982A (en) * 1993-03-31 1995-07-25 Molten Metal Technology, Inc. Method for dissociating waste in a packed bed reactor
US5301620A (en) * 1993-04-01 1994-04-12 Molten Metal Technology, Inc. Reactor and method for disassociating waste
US5537940A (en) * 1993-06-08 1996-07-23 Molten Metal Technology, Inc. Method for treating organic waste

Also Published As

Publication number Publication date
US5695732A (en) 1997-12-09
AU5968596A (en) 1996-12-30
ZA964418B (en) 1996-12-09
TW350019B (en) 1999-01-11
WO1996040374A1 (en) 1996-12-19
EP0843579A1 (en) 1998-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11506720A (ja) ハロゲン及び炭素酸化物流の製造
US5537940A (en) Method for treating organic waste
US5640709A (en) Method and apparatus for producing a product in a regenerator furnace from impure waste containing a non-gasifiable impurity
US5435982A (en) Method for dissociating waste in a packed bed reactor
AU663882B2 (en) Method and system for oxidation in a molten bath
US5298233A (en) Method and system for oxidizing hydrogen- and carbon-containing feed in a molten bath of immiscible metals
JPH11500060A (ja) 塩素含有化合物から解離された塩素の捕捉方法
US5395405A (en) Method for producing hydrocarbon gas from waste
EP0813438B1 (en) Feed processing employing dispersed molten droplets
US5776420A (en) Apparatus for treating a gas formed from a waste in a molten metal bath
US5585532A (en) Method for treating a gas formed from a waste in a molten metal bath
JP2001516321A (ja) 金属ハロゲン化物材料からのハロゲン化生物の製造法
JPS59210210A (ja) ハロゲン含有物質の分解方法
JPH10506981A (ja) 都市廃棄物その他廃棄物の処理
US6074623A (en) Process for thermal destruction of spent potliners
AU667118B2 (en) Method for treating organic waste
AU668736B2 (en) Method and appartus for treating organic waste
RU2200601C2 (ru) Способ утилизации галогенированных и негалогенированных отходов
JPH08290147A (ja) 含塩素プラスチック廃材の処理方法
JP2000026924A (ja) 廃棄物中の非鉄金属類の分離・除去方法
JPH04224638A (ja) 有機物スクラップの溶鉄製造用熱源としての利用方法
JPH1072614A (ja) 塩素含有屑鉄の予熱方法