JPH11506409A - 旋回巻取装置の心棒カッピングアセンブリ - Google Patents
旋回巻取装置の心棒カッピングアセンブリInfo
- Publication number
- JPH11506409A JPH11506409A JP8536813A JP53681396A JPH11506409A JP H11506409 A JPH11506409 A JP H11506409A JP 8536813 A JP8536813 A JP 8536813A JP 53681396 A JP53681396 A JP 53681396A JP H11506409 A JPH11506409 A JP H11506409A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mandrel
- cupping
- core
- axis
- assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H18/00—Winding webs
- B65H18/02—Supporting web roll
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H19/00—Changing the web roll
- B65H19/22—Changing the web roll in winding mechanisms or in connection with winding operations
- B65H19/2207—Changing the web roll in winding mechanisms or in connection with winding operations the web roll being driven by a winding mechanism of the centre or core drive type
- B65H19/2223—Turret-type with more than two roll supports
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/40—Type of handling process
- B65H2301/41—Winding, unwinding
- B65H2301/413—Supporting web roll
- B65H2301/4134—Both ends type arrangement
- B65H2301/41342—Both ends type arrangement shaft transversing the roll
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/40—Type of handling process
- B65H2301/41—Winding, unwinding
- B65H2301/413—Supporting web roll
- B65H2301/4135—Movable supporting means
- B65H2301/41356—Movable supporting means moving on path enclosing a non-circular area
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/40—Type of handling process
- B65H2301/41—Winding, unwinding
- B65H2301/413—Supporting web roll
- B65H2301/4136—Mounting arrangements not otherwise provided for
- B65H2301/41362—Mounting arrangements not otherwise provided for one of the supports for the roller axis being movable as auxiliary bearing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/40—Type of handling process
- B65H2301/41—Winding, unwinding
- B65H2301/414—Winding
- B65H2301/4148—Winding slitting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/40—Type of handling process
- B65H2301/41—Winding, unwinding
- B65H2301/417—Handling or changing web rolls
- B65H2301/418—Changing web roll
- B65H2301/4181—Core or mandrel supply
- B65H2301/41812—Core or mandrel supply by conveyor belt or chain running in closed loop
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/40—Type of handling process
- B65H2301/41—Winding, unwinding
- B65H2301/417—Handling or changing web rolls
- B65H2301/418—Changing web roll
- B65H2301/4181—Core or mandrel supply
- B65H2301/41814—Core or mandrel supply by container storing cores and feeding through wedge-shaped slot or elongated channel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2408/00—Specific machines
- B65H2408/20—Specific machines for handling web(s)
- B65H2408/23—Winding machines
- B65H2408/231—Turret winders
- B65H2408/2312—Turret winders with bedroll, i.e. very big roll used as winding roller
Landscapes
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
- Unwinding Webs (AREA)
- Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
- Winding Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
ウェブ巻取装置(90)とこの装置の操作方法とが開示されている。この装置は、旋回アセンブリ(200),巻芯搭載装置(1000),そして巻芯取り外し装置(2000)を含むことが出来る。旋回アセンブリ(200)は、中空の巻芯(302)と係合してペーパ・ウェブ(50)を巻き取る為の回転可能に駆動される心棒(300)を支持している。個々の心棒(300)は、非円形状であることが出来る心棒専用通路(320)中で駆動される。巻芯搭載装置(1000)は心棒専用通路(320)の巻芯搭載部分(322)に沿った心棒(300)の移動の間に心棒(300)に向かい巻芯(302)を運び、そして巻芯取り外し装置(2000)は心棒専用通路(320)の巻芯取り外し部分(326)に沿った心棒(300)の移動の間に、個々のウェブが巻かれた巻芯(302,51)を対応する心棒(300)から取り外す。旋回アセンブリ(200)は連続して回転することが出来、そして巻かれた巻上がり棒(51)当たりのシート枚数は旋回アセンブリ(200)が回転している間に変更することが出来る。装置(90)はまた、変形可能な巻芯係合部材(3100)を有している心棒(300)を含むことが出来る。心棒カッピングアセンブリ(400)は、個々の心棒(300)に対応している心棒カップ(454)により心棒通路(320)の心棒搭載部分(322)と心棒取り外し部分(326)との中間で心棒(300)の第2の端(312)に解除可能に係合する。心棒カップ(454)は、旋回アセンブリ中心軸(202)の回りに回転するカッピングアーム支持体(410)上に軸回転可能に支持されているカッピングアーム(450)上に支持されている。旋回アセンブリ中心軸(202)と夫々のカッピングアーム軸回転軸(451)との間の距離は、旋回アセンブリ中心軸(202)の回りのカッピングアーム(450)の位置の関数として変化する。
Description
【発明の詳細な説明】
旋回巻取装置の心棒カッピングアセンブリ
技術分野
本発明は、ティッシュ・ペーパあるはペーパ・タオルのようなウェブ材料を個
々の巻上がり棒に巻取るための装置に関係しており。より具体的には、本発明は
、個々の巻上がり棒にウェブ材料を巻取るための旋回巻取装置に関係している。
本発明の背景
旋回式巻取装置は、公知の技術である。従来の旋回式巻取装置は、旋回軸の回
りで回転させるための複数の心棒を支持する回転する旋回アセンブリを備えてい
る。心棒は、旋回軸から一定の距離を置いたところにある円形通路を往復する。
心棒は、ウェブが巻取られる中空の巻芯に係止する。一般的に、ウェブは、連続
して親ロールから巻取られ、該巻取装置は、ウェブを、巻上がり棒に支持されて
いる巻芯に巻取り、個々の比較的直径の短い巻上がり棒にする。
従来の旋回巻取装置は、心棒が旋回アセンブリの軸の回りで支持されていると
き、ウェブ材を心棒の上に巻取るために設けることができる一方で、心棒が静止
している間に、巻芯の搭載と巻上がり棒の取外しを行うために、旋回アセンブリ
の回転を、停止させたり動かしたりしてその位置を割り出す。旋回巻取装置は、
1956年11月6日発行のクウィテックその他(Kwitek et al.)に対する米国
特許第2,769,600号;1962年9月17発行のニーストランドその他
(Nystrand et al.)に対する米国特許第3,179,348号;1968年6月
12日発行のヘルマン(Herman)対する米国特許第3,552,670号、そし
て1987年8月18日発行のマックニール(McNeil)に対する米国特許第4,
687,153号に開示されている。旋回アセンブリの位置の割り出しは、ウィ
スコンシン州グリーンベイ(Green Bay)のペーパ・コンバーティング・マシン社
(Paper Converting Machine Company of Green Bay 、Wisconsin)のシリーズ1
50 、200 と250 で入手可能である。ペイパー・コンバーティング・マシン社(
Paper Converting Machine Company)の押しボタン等級変更250シリーズの巻
返し機研修マニュアルは、5本のサーボ制御軸を有するウェブ巻取システムを開
示している。これ等の軸は、奇数長巻取り、偶数長巻取り、巻芯装填コンベアと
旋回位置割り出し用である。巻上がり棒毎の枚数カウントなどの製品の変更は、
オペレータにより端末インターフェースを通して行われると述べられている。こ
のシステムは、機械的カム、カウント変更ギヤあるいは滑車とコンベア・スプロ
ケットを省いていると述べられている。
巻芯を心棒に固定するための旋回装置ロック機構を含む巻芯保持装置のための
種々の構造は、公知の技術である。1987年1月13日に発行された、ジョン
ソンその他(Johnson et al.)に対する米国特許第4,635,871号は、軸
回転する巻芯ロック突起を有する再巻取装置心棒を開示している。1977年7
月5日に発行された、ディー(Dee)に対する米国特許第4,033,521号
は、突起が、ウェブが巻かれる巻芯を掴むように圧搾空気で伸ばすことができる
ゴムあるいは他の弾性を有する伸びるスリーブを開示している。他の心棒と巻芯
保持装置の構造は、米国特許第3,459,388号、4,230,286号お
よび4,174,077号の中に示されている。
旋回アセンブリの位置の割り出しは、回転する旋回アセンブリの加速と減速の
結果として生ずる慣性力と振動の点で、好ましくない。更に、特に製品の転換作
業の中で、再巻取りが隘路となっている場合は、該再巻取りのような製品の該転
換作業を早めることが好ましい。
従って、本発明の目的は、個々の巻上がり棒への材料の連続したウェブの巻き
取りの為の装置を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、非円形状の専用通路中で心棒を運ぶ為の旋回アセ
ンブリを提供することである。
本発明のもう1つの目的は、回転する旋回アセンブリ上に支持されている心棒
の端に解除可能に係合する為の心棒カッピング(cupping)アセンブリを提供する
ことである。
本発明のもう1つの目的は、非円形状の専用通路中で運ばれる心棒の端に解除
可能に係合する心棒カッピングアセンブリを提供することである。
発明の概要
この発明は、個々の巻上がり棒への材料の連続したウェブの巻き取りの為のウ
ェブ巻取装置を備えている。この発明の幾つかの実施例においては、ウェブ巻取
装置が、ウェブ巻取旋回アセンブリ上に支持されている複数の心棒の端に解除可
能に係合する為の心棒カッピングアセンブリを備えている。心棒カッピングアセ
ンブリは、個々の心棒に対応したカッピングアームを備えている。個々のカッピ
ングアームは、心棒の端と解除可能に係合する為の心棒カップを有している。心
棒カッピングアセンブリはまた、回転するカッピングアーム支持体を備えている
。
個々の心棒は、旋回アセンブリ中心軸の回りの専用通路中の回転するカッピン
グアーム支持体上で運ばれる。個々のカッピングアームは、第1のカップがされ
た位置から第2のカップが外された位置へとカッピングアーム軸回転軸の回りに
カッピングアームの回転を提供する為に、回転するカッピングアーム支持体によ
り支持されている。カッピングアーム軸回転軸と旋回アセンブリ中心軸との間の
距離は、旋回アセンブリ中心軸の回りのカッピングアームの位置の関数として変
化する。
1つの実施例においては、回転するカッピングアーム支持体が、旋回アセンブ
リ中心軸に対して略直角に延びているとともに旋回アセンブリ中心軸の回りに回
転可能に駆動される回転する板と、複数のカッピングアーム支持体部材と、を備
えている。カッピングアーム支持体部材は、回転する板に対する動きの為に回転
する板上に支持されている。個々のカッピングアームは、カッピングアーム軸回
転軸の回りでのカッピングアーム支持体部材に対するカッピングアームの回転を
許容するよう、カッピングアーム支持体部材に軸回転可能に結合されている。個
々のカッピングアーム支持体部材は、旋回アセンブリ中心軸に対する半径方向成
分と接線方向成分とを有している通路に沿った回転する板に対する置き換えの為
に回転する板上に摺動可能に支持されることが出来る。
心棒カッピングアセンブリはさらに、カッピングアーム軸回転軸と旋回アセン
ブリ中心軸との間の距離を変化させる為の軸回転軸位置決め案内を備えていて、
ここにおいては回転するカッピングアーム支持体が軸回転軸位置決め案内に対し
て回転可能である。軸回転軸位置決め案内は静止していることが出来、そしてカ
ム面を含むことが出来る。個々のカッピングアーム支持体部材は、軸回転軸位置
決め案内心棒案内のカム面と係合する為の対応しているカム従動子を有すること
が出来る。
図面の簡単な説明
本明細書は、本発明を特定して指摘してまた明確に請求することで請求項で結
論が下されているが、添付されている図面と関連させた下記の説明から本発明が
より良く理解されるものと確信する。
図1は、本発明の旋回巻取装置、巻芯位置決め案内、とまた巻芯装填装置の斜
視図である。
図2は、本発明の旋回巻取装置の部分的外皮切断前面図である。
図3Aは、従来の再巻取アセンブリの上流に対する、心棒専用通路通路と旋回
巻取装置の心棒駆動システムの位置をを示している、本発明の側面図である。
図3Bは、図3Aの線3B−3Bに沿って切った、図3A中に示されている心
棒駆動システムの部分的前面図である。
図4は、図2の中で示されている回転して駆動される旋回アセンブリの拡大さ
れた前面図である。
図5は、図4の線5−5に沿って切った、略図である。
図6は、回転心棒支持プレートの上に摺動式に支持されている心棒の軸受支持
体の略図である。
図7は、図6の線7−7に沿って取られ、また回転心棒支持プレートに対して
伸びている心棒を示している断面図である。
図8は、回転する心棒支持プレートに対して引っ張られている心棒を示してい
る図7と同様の図である。
図9は、図2に示されているカッピングアセンブリの拡大された図である。
図10は、図9の線10−10に沿って取られ、またにカッピングアーム支持
プレートに対して伸びている回転するカッピングアームを示している側面図であ
る。
図11は、回転する回転するカッピングアーム支持プレートに対して引っ張ら
れているカッピングアームを示している図10と同様の図である。
図12は、仮想線で示されているカッピングアームの開かれた、カップが取ら
れた位置の、図10の中の線12−12に沿って切った図である。
図13は、静止カッピングアームにより設けられているカッピングアームが、
閉じられた、開かれた、開かれたまま、と閉じられたままのカム面の位置を示す
斜視図である。
図14は、分離できるプレート分円を備えている静止している心棒の、位置決
め案内の図である。
図15は、心棒専用通路に対する巻芯駆動ローラと心棒支持装置の位置を示し
ている側面図である。
図16は、図15の中の線16−16に沿って切った図である。
図17は、カッピング支援心棒支持アセンブリの前面図である。
図18は、図17の線18−18に沿って切った図である。
図19は、図17の線19−19に沿って切った図である。
図20Aは、図1の接着剤塗布アセンブリの拡大斜視図である。
図20Bは、図20A中に示されている巻芯スピニングアセンブリの側面図で
ある。
図21は、図1の巻芯搭載装置の後部斜視図である。
図22は、図1の巻芯搭載装置の断面を示している側面略図である。
図23は、図1の巻芯誘導アセンブリの部分断面を示している側面略図である
。
図24は、図1の巻芯取外し装置の前面斜視図である。
図25A,B及びCは、巻芯取外し装置によりマンドレルから剥されたウェブ
巻芯を示している上面図である。
図26は、部分的に断面を示している心棒側面略図である。
図27は、先端突起片を心棒本体に向けて移動させて、該移動により心棒の変
形可能なリングを圧迫するために、心棒の該先端突起片に係止しているところを
示しているカッピングアセンブリを示している心棒の部分的断面図である。
図28は、先端突起片を心棒本体に向けて移動させるために、カッピングアー
ムアセンブリが心棒の先端突起片が係止している状態を示している図26の心棒
の第2の端の拡大された断面略図である。
図29は、先端突起片が心棒本体から偏っている図26の心棒の第2の端の拡
大された断面略図である。
図30は、心棒の変形可能なリングの断面図である。
図31は、ウェブ巻取装置の駆動構成部品を個別に制御するためのプログラム
可能な装置の制御システムを示している略図である。
図32は、心棒の駆動モータを制御するためのプログラム可能な心棒駆動制御
システムを示している略図である。
発明の詳細な説明
図1は、本発明に従ったウェブ巻取装置90の前面を示す斜視図である。ウェ
ブ巻取装置90は、静止フレーム110を有する旋回巻取装置100、巻芯装填
装置1000、そして巻芯取外し装置2000を備えている。図2は、旋回巻取
装置100の部分的な前面図である。図3は、図2の線3−3に沿った旋回巻取
装置100の部分的な側面図であり、旋回巻取装置100の上流の従来のウェブ
再巻取装置アセンブリを示している。
巻芯装填と、巻取りと取外しの説明
図1,図2そして図3A/Bを参照すると、旋回巻取装置100は複数の心棒
300を支持している。心棒300は心棒302に係合し、これにより紙ウェブ
が巻かれる。心棒300は、心棒専用通路320中で旋回アセンブリ中心軸20
2の回りに駆動される。各心棒300は、旋回アセンブリ中心軸202に対して
略平行な心棒軸314に沿い第1の心棒端310から第2の心棒端312に向か
い伸びている。心棒300は、回転可能に駆動されている旋回アセンブリ200
により第1の端310において支持されている。心棒300は、心棒カッピング
アセンブリ400により第2の端312において解放可能に支持されている。旋
回巻取装置100は、好ましくは少なくとも3本の心棒300を支持し、より好
ましくは少なくとも6本の心棒300を支持し、そして一実施例において旋回巻
取装置100は10本の心棒300を支持している。少なくとも10本の心棒3
00を支持している旋回巻取装置100は、より早い角速度で間欠的に回転され
ている指標旋回巻取装置と比較して増大された単位時間当たりの処理量を提供し
ている間に、振動と慣性力を減らすよう比較的低い角速度で回転される回転可能
に駆動される旋回アセンブリ200を有することができる。
図3A中に示されている如く、心棒専用通路320は非円形であることができ
、そして巻芯搭載部分322,ウェブ巻取部分324,そして巻芯取外し部分3
26を含むことができる。巻芯搭載部分322及び巻芯取外し部分326は各々
、略直線状の部分を備えることができる。“略直線状の部分”の語句により、心
棒専用通路320の部分が心棒専用通路上に2点を含むことを意味していて、こ
こにおいては、2点間の直線距離が少なくとも10インチであり、そして2点間
に引かれた直線からの2点間を伸びている心棒専用通路の最大通常偏差が略10
%を超えず、そして一つの実施例においては、5%を超えることがない。2点間
を伸びる心棒専用通路の部分の最大通常偏差は:2点間に仮想線を構成し;仮想
直線から2点間の心棒専用通路の部分へと仮想直線に対して直角に測定された時
の最大距離を決定し;そして2点間の直線距離(10インチ)により最大距離を
除する;ことにより計算される。
本発明の一つの実施例においては、巻芯装填部分322及び巻芯取外し部分3
26は夫々、5.0%を超えない最大通常偏差を有している直線部分を備えるこ
とができる。一例として、巻芯装填部分322は略0.15〜0.25%の最大
通常偏差を有している直線部分を備えることが出来、そして巻芯取外し部分は略
0.5〜5.0%の最大通常偏差を有している直線部分を備えることが出来る。
このような最大偏差を伴った直線部分は、巻芯装填中において巻芯が移動中の心
棒に対して正確かつ容易に直線状に配置されることを許容し、そしてウェブ材料
が巻芯の一つに巻かれない場合には移動中の心棒からの空の巻芯の取り外しを許
容する。これとは対照的に、約10インチの半径をともなった円形状の心棒専用
通路を有している従来の指標旋回装置の為に、円形状の心棒専用通路の10イン
チの長さの直線弦からの円形状の心棒専用通路の通常偏差は約13.4%である
。
心棒300の第2の端312は、巻芯装填部分322に沿った心棒カッピング
アセンブリ400により全く係止されていない、即ち全く支持されていないる。
巻芯装填装置1000は、巻芯装填部分322に沿った心棒300の運動の間に
心棒300への少なくとも途中まで巻芯302を搬送するための1個あるいはそ
れ以上の巻芯装填構成部品を備えている。巻芯装填部分322の両側側に配置さ
れている一組の回転可能に駆動された巻芯駆動ローラ505は、巻芯を巻芯装填
装置1000から受入れるよう協働し、心棒300への巻芯302の駆動を完了
する。図1中に示されている如く、心棒300上への1つの巻芯302の装填は
、前に隣接した心棒上へのもう1つの巻芯の装填が完了する前に、第2の心棒端
312において開始される。従って、従来の旋回アセンブリの指標開始及び終了
に対応した遅れと慣性力は除去された。
一旦巻芯の装填が特定の心棒300上において完了すると、巻芯装填部分32
2からウェブ巻取部分324へと心棒が移動したときに心棒カッピングアセンブ
リ400が心棒300の第2の端312に係合し、これによって心棒300の第
2の端に対する支持が提供される。心棒300上に搭載された巻芯302は、心
棒専用通路320のウェブ巻取部分324へと運ばれる。巻芯及びこれに対応し
ている心棒が心棒専用通路に沿って運ばれるとき、心棒専用通路320とウェブ
巻取部分324との中間で、接着剤塗布装置800によりウェブ固定接着剤を巻
芯302に塗布することができる。
巻芯302が心棒専用通路320のウェブ巻取部分324に沿い運ばれるとき
、ウェブ50は旋回巻取装置100の上流に配置された従来の再巻取アセンブリ
60により巻芯302に向かわせられる。再巻取アセンブリ60は図3中に示さ
れていて、ウェブ50を鑽孔(perforator)ロール54,ウェブスリッタ台ロー
ル56,そして切断ロール58及び台ロール59に向かい運ぱんする為の供給ロ
ーラ52を備えている。
鑽孔ロール54は、ウェブ50の幅に沿って伸びる鑽孔の線を提供している。
鑽孔の隣接した線は、鑽孔において相互につながっている個々のシートを提供す
るために、ウェブ50の長さに沿った所定の距離離間されている。個々のシート
の長さは鑽孔の隣接した線の間の距離である。
切断ロール58及び台ロール59は、1本の巻芯302上のウェブ巻取が完了
したときに、上がり棒巻取サイクルの終わりにおいてウェブ50を切断する。台
ロール59はまた、心棒専用通路320に沿って前進している次の巻芯302へ
のウェブ50の自由端の移転を提供する。供給ロール52,鑽孔ロール54,ウ
ェブスリッタ台ロール56,そして切断ロール58及び台ロール59を含んでい
るこのような再巻取装置60は当該技術分野において良く知られている。台ロー
ル59は、当該技術分野において知られている如く、半径方向の外側に伸びてい
る垣根及びピンと、そして半径方向に移動可能なブーティ(booties)を有してい
る複数の半径方向に移動可能な部材を有することができる。当該技術分野におい
て知られている如く、切断ロールは、半径方向の外側に伸びている刃とクッショ
ンを有していることができる。1987年8月18日にマックニール(McNeil)
に対して発行された米国特許第4,687,153号は、ウェブ転送を行なって
いる間における台ロール及び切断ロールの動作を概略的に開示する目的のために
ここに引用されていて、上記米国特許の記載内容は本明細書の記載の中に組み込
まれる。ロール52,54,56,58そして59を含んでいる適切な再巻取装
置アセンブリ60はフレーム61上に支持されることができ、ウイスコンシン州
グリーンベイ(Green Bay)のペーパ・コンバーティング・マシン・カンパニ(Pape
r Converting Machine Company)によりシリーズ150再巻取装置システムとし
て製造されている。
台ロールは、半径方向に移動可能な部材を動作させるための切断ソレノイドを
備えることが出来る。このソレノイドは、巻き上がり棒巻取りサイクルの終わり
においてウェブを切断するよう半径方向に移動可能な部材を作動させ、この結果
としてウェブを新たな空の巻芯上への巻取の為に移動させることが出来る。台ロ
ール及び切断ロールによりウェブが切断される長さの間隔を変更する為にソレノ
イド動作タイミングを変化させることができる。従って、巻き上がり棒毎のシー
ト枚数の変更が望まれるのであれば、巻き上がり棒上に巻かれた材料の長さを変
更するためにソレノイド動作タイミングを変化させることができる。
心棒駆動装置330は、ウェブ巻取部分324に沿った心棒及び巻芯の移動の
間に心棒軸314の回りの心棒300及びこれに対応している巻芯302の回転
を創出する。心棒駆動装置330はこれによって、巻芯302(ウェブが巻かれ
た芯)の回りに巻かれたウェブ材料の巻き上がり棒51を形成する為に、心棒3
00上に支持されている巻芯302上へのウェブ50の巻取を行う。巻き上がり
棒51上の外表面の一部がウェブが摩擦により心棒上に押されるよう回転してい
る巻取ドラムに接触している表面巻取りとは反対に、心棒駆動装置330は巻芯
302上にペーパウェブ50の中央巻取を提供する(即ち、心棒300をその軸
314の回りに回転させる駆動装置と連結させることにより、ウェブが巻芯上に
引っ張られる)。
中央巻取心棒駆動装置330は、一組の心棒駆動モータ332A及び332B
,一組の心棒駆動ベルト334A及び334B,そして遊び車336A及び33
6Bを備えることができる。図3A/B及び図4を参照すると、第1及び第2の
心棒駆動モータ32A及び332Bは遊び車336A及び336Bの回りで第1
及び第2の駆動ベルト334A及び334Bをそれぞれ駆動する。第1及び第2
の駆動ベルト334A及び334Bは1つおきの心棒300にトルクを伝達する
。図3A中においては、モータ332A,ベルト334A,そして滑車336A
がモータ332B,ベルト334B,そして滑車336Bの前にある。
図3A/Bにおいては、台ロール59からウェブを受け取る直前に巻芯302
を支持している心棒300A(“偶数”心棒)は心棒駆動ベルト334Aにより
駆動され、また巻取りが殆ど終っている巻芯302Bを支持している隣接した心
棒300B(“奇数”心棒)は心棒駆動ベルト334Bにより駆動される。心棒
300は、心棒の対応している巻芯へのウェブ50の最初の移転の直前及び上記
移転の間に、その軸314の回りで比較的早く駆動される。心棒駆動装置330
により与えられる心棒の回転速度は、心棒の巻芯上に巻かれたウェブの直径が増
えるに従って遅くなる。従って、隣接する心棒300A及び300Bは1つおき
の駆動ベルト334A及び334Bにより駆動され、その結果として1つの心棒
の回転速度を隣接する心棒の回転速度と独立して制御することが出来る。心棒駆
動モータ332A及び332Bは、旋回アセンブリ200の角位置の関数として
心棒300の所望の回転速度を提供する心棒巻取り速度スケジュールに従って制
御されることができる。従って、巻き上がり棒の巻き取りの間における自身の軸
の回りの心棒の回転速度は、旋回アセンブリ200上の心棒300の角位置と同
期される。従来の再巻取装置において心棒速度スケジュールにより心棒の回転速
度を制御することは知られている。
図2中に示されている如く、個々の心棒300は歯付き心棒駆動滑車338及
び滑らかな表面の自由に回転する遊び車339を有しており、双方とも心棒の第
1の端310の付近に配置されている。駆動滑車338の位置及び遊び車339
の位置は、全ての他の心棒300毎に交替し、その結果として1つおきの心棒3
00は心棒駆動ベルト334A及び334Bによりそれぞれ駆動される。例えば
、心棒駆動ベルト334Aが心棒300A上の心棒駆動滑車338と係合したと
き、心棒駆動ベルト334Bは同じ心棒300A上の遊び車339の滑らかな面
上に乗っていて、その結果として駆動モータ332Aのみが自身の軸314の回
りの心棒300Aの回転を提供する。同様に、心棒駆動ベルト334Bが隣接し
た心棒300B上の心棒駆動滑車338に係合したとき、心棒駆動ベルト334
Aは同じ心棒300B上の遊び車339の滑らかな面に乗っていて、その結果と
して駆動モータ332Bのみが自身の軸314の回りの心棒300Bの回転を提
供する。従って、心棒300上の各駆動滑車はトルクを心棒300に伝達するた
めにベルト334A/334Bの一方に係合し、また遊び車339はベルト33
4A/334Bの他方に係合するが、駆動ベルトからのトルクを心棒に伝達しな
い。
ウェブ巻芯は心棒専用通路320に沿って心棒専用通路320の巻芯取外し部
分26に運ばれる。ウェブ巻取り部分324と巻芯取外部分326との間で、心
棒カッピングアセンブリ400の一部は心棒300からの巻上がり棒51の取り
外しを許容する為に心棒300の第2の端312から係合解除する。巻芯取外し
装置2000は、滑車2012の回りで連続して駆動されている無端コンベアベ
ルト2010のような駆動されている巻芯取外し構成部品を備えている。コンベ
アベルト2010は、コンベアベルト2010で離間されている複数の受板20
14を運ぶ。受板2014は、心棒が巻芯取外部分326に沿って運動した時、
心棒300上に支持されている巻上がり棒51の端に係合する。
心棒が心棒専用通路の巻芯取外部分326の略直線状部分に沿って運ばれた時
、心棒軸314に対して略並行な第1の速度成分と巻芯取外部326の直線部分
に対して略並行な第2の速度成分とを伴って受板2014が個々の巻上がり棒5
1に係合するように、受板付きコンベアベルト2010は心棒軸314に対して
角度付けされることが出来る。巻芯取外装置2000は以下により詳しく説明さ
れる。一旦巻上がり棒51が心棒300から取り外されると、もう1つの巻芯3
02を受け入れるために、心棒300は心棒専用通路に沿って巻芯装填部分32
2へと運ばれる。
巻芯装填,巻取り,及び取り外しが概略的に記載されていて、巻取装置90の
個々の要素及びこれらの機能はこれから詳細に記載される。
旋回巻取装置:心棒支持体
図1〜図4を参照すると、回転可能に駆動される旋回アセンブリ200は、旋
回アセンブリ中心軸202の回りの回転のために、静止しているフレーム110
上に支持されている。フレーム110は、旋回アセンブリ200を再巻取装置ア
センブリ60により引き起こされた振動から引き離すために、再巻取装置アセン
ブリフレーム61から分離されていることが好ましい。回転可能に駆動された旋
回アセンブリ200は心棒300の第1の端310に隣接する個々の心棒300
を支持している。各心棒300は、自身の心棒軸314の回りの心棒300の独
立した回転のために、回転可能に駆動された旋回アセンブリ200上に支持され
、また各心棒は回転可能に駆動された旋回アセンブリ上で心棒専用通路320に
沿って運ばれる。好ましくは、心棒専用通路320の少なくとも一部分が非円形
状であり、また心棒軸314と旋回アセンブリ中心軸202との間の距離は心棒
専用通路320に沿った心棒300の位置の関数として変化する。
図2と図4を参照すると、旋回巻取装置静止フレーム110は、直立している
フレーム端132及び134の間に伸びている水平延出静止支持部120を備え
ている。回転可能に駆動された旋回アセンブリ200は、直立しているフレーム
端132に隣接している支持部120上で軸受221により回転可能に支持され
ている旋回ハブ220を備えている。アセンブリの複数の部分が、図2及び図4
において、明確化の為に切り欠かれて示されている。フレーム110上に設置さ
れた旋回ハブ駆動サーボモータ222は、旋回ハブ220を旋回アセンブリ中心
軸202の回りで回転可能に駆動するために、ベルトまたはチェイン224及び
シーブ(sheeve)またはスプロケット226を介してトルクを旋回ハブに送る。
サーボモータ222は、位置基準に対して旋回アセンブリ200の回転位置を調
整するために制御される。位置基準は、自身の回転軸の回りの台ロール59の角
位置の関数及び台ロール59の回転数の累積の関数であることができる。特に、
下記にさらに詳しく記載されている如く、旋回アセンブリ200の位置は巻上が
り棒巻取サイクルの範囲内において台ロール59の位置に対して調整することが
出来る。
一つの実施例においては、旋回ハブ220をノンストップの指標無し方法で連
続的に駆動させることができ、この結果として旋回アセンブリ200は連続して
回転する。「連続して回転する」ことにより、旋回アセンブリ200は自身の軸
202の回りで多数の全回転を停止することなく行うことを意味する。旋回ハブ
220は略一定の角速度で駆動されることができ、その結果として旋回アセンブ
リ200は略一定の角速度で回転する。「略一定の角速度で駆動される」ことに
より、旋回アセンブリ200は連続的に回転するよう駆動され、また旋回アセン
ブリ200の回転速度は基準線値から5%以内、そして好ましくは約1%以内、
である意味する。旋回アセンブリ200は10本の心棒300を支持することが
でき、そして旋回ハブ220は毎分約20〜40本の巻上がり棒51の間の巻取
りのために約2〜4RPMの間の基準線角速度で駆動されることができる。例え
ば、約0.04RPM以下で変化する旋回アセンブリの角速度を伴って、旋回ハ
ブ220は毎分約40本の巻上がり棒の巻き取りのために約4RPMの基準線角
速度で駆動されることができる。
図2,4,5,6,7及び8を参照すると、回転心棒支持体は旋回ハブ220
から伸びている。図示の実施例中においては、回転心棒支持体は、軸202の回
りのハブによる回転のためにハブに堅固に連結されている第1及び第2の回転心
棒支持プレート230を備えている。回転心棒支持プレート230は、軸202
に沿って相互に離間されている。各回転心棒支持プレート230は、これらの中
を伸びている複数の細長い細長孔232(図5)を有することができる。各細長
孔232は、軸202に対して半径方向と接線方向の構成部品を有している通路
に沿い伸びている。複数の横材234(図4と図6〜図8)は回転心棒支持プレ
ート230の中間を伸びているとともに回転心棒支持プレート230に強固に連
結されている。
第1及び第2の回転心棒支持プレート230は、第1及び第2の静止心棒誘導
プレート142及び144の中間に配置されていて。第1及び第2の心棒誘導プ
レート142及び144は、フレーム端132あるいは支持体120の如きフレ
ーム110の一部に連結されるか、あるいはその代わりにフレーム110から独
立して支持されることもできる。図示されている実施例においては、心棒誘導プ
レート142はフレーム端132により支持されることができ、また第2の心棒
誘導プレート144は支持体120により支持されることができる。
第1の心棒誘導プレート142はカム面溝143の如き第1のカム面を備えて
おり、また第2の心棒誘導プレート144はカム面溝145の如き第2のカム面
を備えている。第1及び第2のカム面溝143及び145は、第1及び第2の誘
導プレート142及び144の対向して対面している表面上に配置されており、
軸202に沿って相互に離間されている。溝143及び145の各々は、旋回ア
センブリ中心軸202の回りに専用通路を規定している。カム面溝143及び1
45は、必要ではないが、互いに鏡像であることができる。図示された実施例に
おいては、カム面は溝143及び145であるが、外部カム面の如き他のカム面
を使用することができると理解されるべきである。
心棒誘導プレート142及び144は、心棒が回転心棒支持プレート230上
で支持されているとき、心棒専用通路320に沿った心棒300の位置決めのた
めに心棒誘導として作用する。各心棒300は、心棒軸受支持体アセンブリ35
0上における自身の心棒軸314の回りの回転のために支持されている。心棒軸
受支持体アセンブリ350は、心棒摺動プレート356に堅固に連結された第1
の軸受ハウジング352及び第2の軸受ハウジング354を備えることができる
。各心棒摺動プレート356は、軸202に対する接線成分と軸202に対する
半径成分とを有している通路に沿った横材234に対する移動のために横材23
4上に摺動可能に支持されている。図7と図8は、心棒軸314から旋回アセン
ブリ中心軸202までの距離を変化させるために、横材234に対する心棒摺動
プレート356の移動を示している。一つの実施例においては、心棒摺動プレー
トは、市販の線状軸受摺動部材358とレール359との複数のアセンブリによ
り、横材234上に摺動可能に支持されることができる。従って、各心棒300
は、旋回アセンブリ中心軸202に対して半径方向成分と接線成分とを有してい
る通路に沿った、回転心棒支持プレートに対する移動のために、回転心棒支持プ
レート230上に支持されている。適切な摺動部材358とそれに合致したレー
ル359はニューヨーク州ポートワシントン(Port Washington)のトムソン・
インコーポレーテッド(Thomson Incorporated)により製造されているアキュグ
ライデ・キャリッジ(ACCUGLIDE CARRIAGES)である。
各心棒摺動プレート356は、第1及び第2の筒状カム従動子360及び36
2を有している。第1及び第2のカム従動子360及び362は、第1及び第2
の回転心棒支持プレート230中の溝232を介してカム面溝143及び145
のそれぞれ係合している。心棒軸受支持体アセンブリ350が回転心棒支持プレ
ート230上で軸202の回りに支持されたとき、カム従動子360及び362
は心棒誘導プレート上の溝143及び145に従い、これによって心棒専用通路
320に沿って心棒300の位置決めがされる。
サーボモータ222は、回転駆動される旋回アセンブリ200を中心軸202
の回りに略一定の角速度で連続的に駆動することができる。従って、回転心棒支
持プレート230は、心棒専用通路320の回りの心棒300の連続的な運動を
提供する。専用通路の回りの心棒300の直線速度は、軸202からの心棒軸3
14の距離が増大するにつれて増大する。適切なサーボモータ222は、オハイ
オ州クリーブランド(Cleveland)のリライアンス・エレクトリック・カンパニ(R
eliance Electric Company)により製造されている4馬力のモデルHR2000
サーボモータである。
第1及び第2のカム面溝143及び145の形状は、心棒専用通路320を変
えるために変更することができる。一つの実施例においては、第1及び第2のカ
ム面溝143及び145は、心棒専用通路320が交換可能な部分を備えるよう
に、互換性のある交換可能な部分を備えることができる。図5を参照すると、カ
ム面溝143及び145は、非円形部分を備えている通路に沿って軸202を取
り囲むことができる。一つの実施例においては、心棒誘導プレート142及び1
44の各々は、互いにボルト止めされた複数のプレート部分を備えることができ
る。各プレート部分は、完全なカム従動子面溝143(あるいは145)の部分
を有することができる。図14を参照すると、心棒誘導プレート142は、カム
面溝部分143Aを有している第1のプレート部分142Aと、そしてカム面溝
部分143Bを有している第2のプレート部分142Bと、を備えることができ
る。1つのプレート部分のボルト止めを解除してカム面溝の異なる形状の部分を
有している異なったプレート部分を挿入すると、特定の形状を有している心棒専
用通路320の一つの部分を異なった形状を有しているもう一つの部分により取
り替えることができる。
このような交換可能なプレート部分は、異なった直径及び/またはシート枚数
有している巻上がり棒51のときに遭遇する問題を除去することができる。所定
の心棒専用通路の為に、巻上がり棒51の直径の変化は、1つの巻芯上の巻き取
りが完了したときにウェブが台ロール表面を離れる接線の位置の対応する変化を
生じさせる。小さな直径の巻上がり棒を巻取るために大きな直径の巻上がり棒の
為に適用されていた心棒通路が使用された場合、次の巻芯への適切なウェブの移
転を行うための所望の接線位置よりも台ロール上においてより高い接線点におい
てウェブが台ロールを離れることになる。台ロール接線点に対するウェブのこの
ような変位は、ウェブが前の巻芯に巻かれている時にウェブに対して次に入って
来た巻芯が“衝突”出来ることになり、また次に入って来た巻芯に対するウェブ
の早すぎる移転が生じることが出来ることになる。
円形状心棒通路を有している従来の技術の巻取装置は、小さな直径の巻上がり
棒が巻かれているときのこのような早期移転を防ぐために、空気噴射システムあ
るいは機械的な抑制装置を有することができる。空気噴射システム及び抑制装置
は、次に入って来る巻芯が台ロールに接近したときに台ロール接線点に対してウ
ェブを変位させるために、ウェブを台ロールと前の巻芯の中間で間欠的に振れさ
せる。本発明は、ウェブを振れさせる代わりに、心棒専用通路の部分を交換する
ことで(そしてこれにより心棒通路を変更して)、異なる直径の巻上がり棒の巻
き取りを行うことができるという利点を提供する。2個あるいはそれ以上の相互
にボルト止めされたプレート部分を備えている心棒誘導プレート142及び14
4を提供することにより、ウェブ巻取部分の如き心棒専用通路の部分を、1つの
プレート部分のボルト止めを解除しカム面の異なった形状の部分を有している異
なったプレート部分を挿入することにより、変化させることができる。
図示した例によれば、表1Aは図14中に示されているカム面溝部分143A
の為の座標を表示しており、表1Bは比較的大きな直径の巻き上げ棒の巻き取り
において使用するのに適しているカム面溝部分143Bの為の座標を表示してお
り、そして表1Cは、比較的小さな直径の巻き上げ棒の巻き取りのときに部分1
43Bを取り替える為に適しているカム面溝部分の為の座標を表示している。座
標は中心軸202から計測されている。適切なカム溝部分は、表1A〜C中に表
示されている座標に限定されず、いかなる所望の心棒通路320を決定するため
には必要に応じてカム溝部分を変更できることを理解すべきである。表2Aは、
表1A及び1B中の座標により記載されているカム溝部分143A及び143B
に対応している心棒通路320の座標を表示している。表1Cが表1Bと入れ替
わったときの心棒通路320の座標の変化が、表2B中に表示されている。
旋回巻取装置、心棒カッピングアセンブリ
回転している旋回アセンブリ200により心棒が旋回アセンブリ中心軸202
の回りに駆動されたとき、心棒カッピングアセンブリ400は、巻芯装填部分3
22と心棒専用通路320の巻芯取外し部分320の中間の心棒300の第2の
端312に解除可能に係合する。図2及び図9〜図12を参照すると、心棒カッ
ピングアセンブリ400は、回転するカッピングアーム支持体410上に支持さ
れている複数のカッピングアーム450を備えている。カッピングアーム450
の夫々は、心棒300の第2の端312に解除可能に係合するための心棒カッピ
ングアセンブリ452を有している。心棒カップアセンブリ452は、軸受45
6上に心棒カップ454を回転可能に支持している。心棒カップ454は、心棒
300の第2の端312に解除可能に係合しており、自身の軸314の回りの心
棒の回転のために心棒300を支持している。
カッピングアーム450の夫々は、心棒カップ454が心棒300に係合する
第1のカッピングされた位置から心棒カップ454が心棒300から係合解除さ
れた第2のカッピングされない位置へとカッピングアーム450が軸回転の為の
軸451の回りで回転することを許容するために、回転するカッピングアーム支
持体410上に軸回転可能に支持されている。第1のカッピングされた位置と第
2のカッピングされない位置は、図9中に示されている。各々のカッピングアー
ム450は、軸202の回りのカッピングアーム450の位置の関数としてカッ
ピングアーム回転軸451と旋回アセンブリ中心軸202との間の距離が変化す
る旋回アセンブリ中心軸202の回りの通路中の回転するカッピングアーム支持
体により支持されている。従って、各カッピングアーム及び対応している心棒カ
ップ454は、心棒が回転する旋回アセンブリ200により心棒専用通路320
の回りを運ばれたとき、その個々の心棒300の第2の端312を追跡すること
ができる。
回転するカッピングアーム支持体410は、直立したフレーム端134に隣接
している支持体120上に軸受221により回転可能に支持されているカッピン
グアーム支持体ハブ420を備えている。アセンブリの多数の部分が図2と図9
において明確化の為に切り欠かかれて示されている。有立したフレーム端134
上に、あるいは直立したフレーム端134に隣接して設けられているサーボモー
タ422は、旋回アセンブリ中心軸202の回りにハブ420を回転可能に駆動
する為にベルトあるいはチェイン424及び滑車あるいはスプロケット426を
介してハブ420にトルクを伝達する。サーボモータ422は、自身の回転軸の
回りの台ロール59の角位置の関数及び台ロール59の累積回転数の関数である
基準に対して、回転するカッピングアーム支持体410の回転位置を調整するた
めに制御される。特に、巻上がり棒巻取サイクルの範囲内において台ロール59
の位置に対し支持体410の位置を調整することが出来、これによってカッピン
グアーム支持体410の回転を旋回アセンブリ200の回転と同期させる。サー
ボモータ222及び422の各々にはブレーキが設けられている。ブレーキは、
巻取装置90が回転していないとき、旋回アセンブリ200とカッピングアーム
支持体410との相対的な回転を防止し、これにより心棒300の捻れを防止す
る。
回転するカッピングアーム支持体410は更に、ハブ420に強固に連結され
ているとともに旋回アセンブリ中心軸202に対して直角に伸びている回転する
カッピングアーム支持体プレート430を備えている。回転プレート430は、
ハブ420上で軸202の回りに回転可能に駆動される。複数のカッピングアー
ム支持体部材460が、回転プレート430に対する移動のために、回転プレー
ト上に支持されている。個々のカッピングアーム450は、回転軸451の回り
のカッピングアーム450の回転を許容するように、カッピングアーム支持体部
材460に軸回転可能に連結されている。
図10と図11を参照すると、個々のカッピングアーム支持体部材460は、
旋回アセンブリ中心軸202に対する半径成分と接線成分とを有している通路に
沿って回転プレート430に対し移動するために、回転プレート430にボルト
止めされているブラケット432の如きプレート430の一部上に摺動可能に支
持されている。一つの実施例においては、摺動するカッピングアーム支持体部材
460が、市販の直線状軸受摺動子358とレール359との複数の組み合わせ
により、ブラケット432上で滑動可能に支持されることができる。摺動子35
8とレール359は、ブラケット432および支持体部材460の夫々に(例え
ばボルト止めによって)固定されることができ、その結果、ブラケット432に
固定されている摺動子358は支持体部材460に固定されているレール359
とに摺動して係合し、そして支持体部材460に固定されている摺動子358は
ブラケット432に固定されているレール359に摺動して係合する。
心棒カッピングアセンブリ400は更に、カッピングアーム回転軸451の位
置決めのために回転軸位置決め案内を備えている。回転軸位置決め案内は、軸2
02の回りのカッピングアーム450の位置の関数として、各回転軸451と軸
202の間の距離を変えるために、カッピングアーム回転軸451の位置決めを
する。図2と図9〜図12中に示されている実施例においては、回転軸位置決め
案内が、静止回転軸位置決め案内プレート442を備えている。回転軸位置決め
案内プレート442は、軸202に対して略直角に伸びており、そして軸202
に沿って回転カッピングアーム支持プレート430に隣接した位置に配置されて
いる。位置決めプレート442を、回転カッピングアーム支持プレート430が
位置決めプレート442に対して回転するよう、支持体120に堅固に連結させ
ることができる。
位置決めプレート442は、回転する支持プレート430に対面している表面
444を有している。カム面溝443のようなカム面が、回転支持プレート43
0に対面するように、表面444中に設けられている。個々の摺動するカッピン
グアーム支持部材460は、カム面溝443に係合する対応しているカム従動子
462を有している。カム従動子462は回転プレート430が軸202の回り
に支持体部材460を運んだとき溝443に従い、そしてこれにより軸202に
対するカッピング回転軸451の位置決めをする。溝443は溝143と145
の形状に関連して形作られることができ、この結果として、回転する心棒支持体
200により心棒が心棒専用通路320の回りに運ばれたとき、各カッピングア
ーム及び対応した巻芯カップ454が自身の個々の心棒300の第2の端312
を追跡できる。1つの実施例においては、溝443は、心棒端312がカップを
されている心棒専用通路の部分に沿った心棒案内プレート144中の溝145の
形状と実質的に同じ形状を有することができる。溝443は、心棒端312がカ
ップを外されている心棒専用通路の部分に沿った円弧形状(または、他の適切な
形状)を有することが出来る。図示によれば、表3A及び表3Bは共に、表1A
及び表1B中に表示されている座標を有しているカム従動子溝143A及び14
3Bと共に使用するのに適切な溝443の為の座標を表示している。同様に、表
3A及び表3Cは共に、表1A及び表1C中に表示されている座標を有している
カム従動子溝143A及び143Bと共に使用するのに適切な溝443の為の座
標を表示している。
各カッピングアーム450は、カッピングアーム上に支持されていてカッピン
グアーム回転軸451の回りで軸回転可能である複数のカム従動子を備ている。
カッピングアーム上に支持されているカム従動子は、カッピングされた位置とカ
ップされない位置の間にカッピングアーム450の回転を創出させるために、静
止カム面に係合する。図9〜図12を参照すると、各カッピングアーム450は
第1のカッピングアーム延長部453及び第2のカッピングアーム延長部455
を備えている。カッピングアーム延長部453及び455は、カッピングアーム
回転軸451のにおける自身の基端から自身の末端へと相互に略直角に伸びてい
る。カッピングアーム450は、回転軸451の場所における支持部材460に
対する取り付けのためにUリンク構造を有している。カッピングアーム延長部4
53及び455は回転軸451の回りを剛体として回転する。心棒カップ454
は、延長部453の末端において支持されている。少なくとも1つのカム従動子
が延長部453上に支持されており、また少なくとも1つのカム従動子が延長部
455上に支持されている。
図10〜図12中に示されている実施例においては、一組の筒状カム従動子4
74A及び474Bが、回転軸451と心棒カップ454との中間の延長部45
3上に支持されている。カム従動子474A及び474Bは延長部453と共に
、回転軸451の回りで軸回転が可能である。カム従動子474A,474Bは
、互いに並行な軸475A及び475Bの回りの回転のために延長部453上に
支持されている。軸475A及び475Bは、心棒カップがカップの閉じられた
位置(図9中の上方のカッピングアーム)にあるとき、回転するカッピングアー
ム支持プレート430に対して心棒のカップが、カップが開いた位置(図9中の
下方のカッピングアーム)にあるとき、カッピングアーム支持体部材460が摺
動する方向に対して並行である。軸475A及び475Bは、心棒カップがカッ
プ閉じ位置にあるとき、軸202に対して平行である。
心棒カッピングアセンブリ400は更に、カム従動表面を有している複数のカ
ム従動部材を備えている。個々のカム従動表面はカム従動子474A,474B
,そして476の少なくとも1つにより係合可能であって、カップ閉じ位置とカ
ップ開放位置との間でカッピングアーム回転軸451の回りのカッピングアーム
450の回転を創出するとともに、カッピングアーム450をカップ閉じ位置と
カップ開放位置とに保持する。図13は、4つのカッピングアーム450A〜D
を示している斜視図である。カッピングアーム450Aはカップ閉じ位置からカ
ップ開放位置へと回転されている状態で示されており;カッピングアーム450
Bはカップ閉じ位置であり;カッピングアーム450Cはカップ閉じ位置からカ
ップ開放位置へと回転されている状態で示されており;そして、カッピングアー
ム450Dはカップ開放位置で示されている。図13は、個々のカッピングアー
ム支持体部材460上のカム従動子462が位置決めプレート442中の溝44
3を従動した時にカッピングアーム450の回転を創出するカム従動部材を示し
ている。回転支持プレート430は、明確化の為に図13から除かれている。
図9及び図13を参照すると、心棒カッピングアセンブリ400は、開放カム
表面483を有している開放カム部材482と、保持開放カム表面485(図9
)を有している保持開放カム部材486と、そして保持閉鎖カム表面489(図
9)を有している保持閉鎖カム部材488と、を備えることが出来る。カム表面
485及び489は、軸202に対して直角に延出している略平坦で、平行な表
面であることが出来る。カム表面483及び487は、略3次元のカム表面であ
る。カム部材482,484,486,そして488は好ましくは静止していて
、フレーム110を含んでいるがフレーム110に限定されないいかなる剛性基
礎体上に(図示されていない支持)支持されることが出来る。
回転プレート430が、軸202の回りでカッピングアーム450を支持する
と、カム従動子474Aは、巻芯取外し部分326に先立つ3次元で開いている
カムの表面に係止し、該係止によりカッピングアーム450を、カップが開いた
位置に回転させて、巻芯取外し装置200でウェブ巻芯を心棒300から取り外
すことができる。回転されるカッピングアーム450(例えば、図13中のカッ
ピングアーム450D)の上のカム従動子476は、そこで、巻芯装填装置10
00により、部分322に沿って、空の巻芯302を心棒300に装填できるよ
うになるまで、カッピングアームを該カップが開けられた位置を維持するために
、カム面485に係止する。ウェブ巻取部分324の上流で、カッピングアーム
(例えば図13の中の450A)の上のカム従動子474Aは、カッピングアー
ム450をカップが間位置からカップが閉まった位置に回転させるために閉じる
カム面487に係止する。カッピングアーム(例えば図13の中の450B)の
上のカム従動子474Aと474Bは、そこで、ウェブを巻取っている間、カッ
プを開けた位置に保つために、カム面489に係止する。
図9と13の中で示されているカム従動子とカム表面の配設は、カッピングア
ーム450を、カッピングアーム回転軸451の半径方向の位置が軸202に対
して移動したとき、カップが閉まった位置とカップが開いた位置に回転させるこ
とができるという利点を提供する。PCMCのシリーズ150の旋回巻取装置の
ためのPCMCマニュアル番号01−012−ST003の1頁とPCMCマニ
ュアル番号01−013−ST011の3頁に示されているような、心棒をカッ
ピングしたりカップを開けたりするための典型的な樽型カムの配設は、心棒のカ
ップを開けたり閉めたりするためにリンク・システムを必要とし、旋回軸20か
らの距離が可変である回転軸を有するカッピングアームを備えていない。
巻芯駆動ローラアセンブリ及び心棒支援アセンブリ
図1と図15〜図19に関して、本発明に従ったウェブ巻取装置は、巻芯駆動
装置500,心棒装填支援アセンブリ600,そして心棒カッピング支援アセン
ブリ700と、を備える。巻芯駆動装置500は、巻芯302を心棒300に押
し込む位置にある。心棒支援アセンブリ600と700は、巻芯の装填と心棒の
カップを閉める間に、カップが外された心棒300を支持体また該心棒を正しい
位置に置く位置にある。
旋回が静止している間に、巻芯を心棒に押し込むための単独の巻芯駆動ローラ
を有する旋回巻取装置は、公知の技術である。該配設は、巻芯を静止している心
棒に押し込むために、心棒と単独の駆動ローラの間に摘みを有している。本発明
の駆動装置500は、一組の巻芯駆動ローラ505を備える。巻芯駆動ローラ5
05は、一般的に、分節322の直線の部分に沿った心棒専用通路320の巻芯
装填分節322の反対側に配設されている。巻芯駆動ローラの一方の一本のロー
ラ505Aは、心棒専用通路320の外側に配設されており、他方の巻芯駆動ロ
ーラー505Bは、心棒専用通路320の中にあるので、心棒300は、巻芯駆
動ローラー505Aと505Bの間で支持される。巻芯駆動ローラー505は、
巻芯装填装置1000で、巻芯を、少なくとも部分的に心棒300に押し込むこ
とに協力する。巻芯駆動ローラー505は心棒300への巻芯302の押し込み
を完了する。
巻芯駆動ローラー505は、並行軸の回りの回転のために支持され、またベル
トと滑車の配設を経由して回転できるようにサーボモータで駆動される。巻芯駆
動ローラ505Aと連動するサーボモータ510は、フレーム延長部515によ
り支持される。巻芯駆動ローラー505Bと連動するサーボモータ511は(図
17の中で示されている)、支点120の延長部515により支持される。巻芯
駆動ローラー505は、心棒軸314及び心棒通路320の巻芯装填分節322
に対して傾斜している軸の回りの回転のために支持されることができる。図16
と図17に関して、巻芯駆動ローラー505は、巻芯302を一般的に心棒軸に
並行の速度成分及び巻芯装填分節322の少なくとも一部に対して大略的に並行
な速度成分で駆動するために、傾斜させられている。例えば、図15と図16に
示されている如く、巻芯駆動ローラー505Aは、心棒軸314及び巻芯搭載分
節322に対して傾斜させられている軸615の回りで回転のために支持されて
いる。従って、巻芯駆動ローラー505を、巻芯装填分節322に沿った心棒の
運動の間、巻芯302を心棒300に押し込むようにすることができる。
図15と図16に関して、心棒支援アセンブリ600は、心棒専用通路320
の外側で支持され、また第1と第2の心棒端310と312の間にあるカップが
外された心棒300を支持する位置になっている。心棒支援アセンブリ600は
、図1の中に示されていない。心棒支援アセンブリ600は、心棒専用通路32
0の巻芯装填分節322の少なくとも一部に沿ってカップが外された心棒300
を支持するための位置にある回転して駆動される心棒支持体610を備える。心
棒支持体610は、心棒300を安定させ、カップが外された心棒300の振動
を減少させる。これによって心棒支持体610は、心棒300を巻芯装填装置1
000から心棒の第2の端312中に押し込まれている巻芯302と直線状に揃
える。
心棒支持体610は、心棒軸314と巻芯装填分節322に対して傾斜させら
れている軸615の回りの回転のために支持されている。心棒支持体610は、
一般的に螺旋状の心棒支持面620を備える。心棒支持面620は、軸615に
対して並行して測定された可変ピッチ、とまた軸615に対して垂直で計測され
た可変半径を有する。螺旋状支持面620のピッチと半径は、心棒専用通路に沿
った心棒を支持するために変化する。一つの実施例の中で、螺旋状支持面620
の半径が減少したとき、ピッチを増加させることができる。従来の割り出し旋回
アセンブリ中で使用されている従来の心棒支持体は、巻芯装填の間静止している
心棒を支持する。支持面620の可変ピッチと半径で、支持面620を非直線通
路に沿った運動する心棒300に接触させまた支持させることができる。
心棒支持体610は、軸615の回りの回転のために支持されているので、心
棒支持体610を巻芯駆動ローラー505Aを駆動するのに使用されているモー
タと同じモータで押し出すことができる。図16の中で、心棒支持体610は、
回転可能に巻芯駆動ローラー505Aを駆動するサーボモータ510により、駆
動伝達装置630により回転可能に駆動される。モーター510により駆動され
るシャフト530はローラ505Aに連結されまた該ローラを経由して伸びてい
る。心棒支持体610はシャフト530により駆動されないように、シャフト5
30上にベアリング540で回転可能に支持されている。シャフト530は、心
棒支持体610を経由して駆動伝達装置630に伸びている。駆動伝達装置63
0は、ベルト631を経由して滑車632より駆動される滑車634と、そして
ベルト633を経由して滑車636により駆動される滑車638と,を備える。
滑車632,634,636,そして638は、心棒支持体610の回転速度を
巻芯駆動ローラー505Aの速度の約半分に減らすために選択される。
サーボモータ510は、台ロール59の回転軸の回りの該ロールの角位置の関
数である基準に関して心棒支持体610の回転位置を調整するよう制御される。
特に、支持体610の回転位置の角度を、巻上がり棒の巻取サイクルの範囲内の
台ロール59の位置に関連して調整することができるので、該方法で、支持体1
60の回転位置を旋回アセンブリ200の回転位置と同期させることができる。
図17〜図19に関して、心棒カッピング支援アセンブリ700は、心棒専用
通路320の内側で支持され、カップが外された心棒300を支持する位置にあ
り、心棒のカップが閉められるとき、心棒の端312を心棒カップ454と直線
状に揃える。心棒カッピング支援アセンブリ700は、回転可能に駆動される心
棒支持体710を備える。回転可能に駆動される心棒支持体710は、心棒の第
1と第2の端310と312の中間の、カップが外された心棒300を支持する
位置にある。心棒支持体710は、心棒専用通路320の巻芯装填分節322と
ウェブ巻取分節324との間の心棒専用通路の少なくとも一つの部分に沿って心
棒300を支持する。回転できるように駆動される心棒支持体710を、サーボ
モーター711で駆動させることができる。図17〜図19の中で示されている
如く、心棒支持体710とサーボモーター711とを備える心棒カッピング支援
アセンブリ700を水平に伸びている静止支持体120で支持させることができ
る。
回転可能に駆動される心棒支持体710は、可変半径と可変ピッチを有してい
る略螺旋状の心棒支持面720を有している。心棒支持面720は、心棒300
に係止し、そして心棒カップ454による係止のために位置させる。回転可能に
駆動される心棒支持体710は、継手ピンで連結されている第1の端732及び
第2の端734を有する軸回転アーム730の上に回転可能に支持される。心棒
支持体710は、アーム730の第1の端732に隣接する水平軸715の回り
の回転のために支持されている。軸回転アーム730は、軸725から間隔が置
かれた静止水平軸717の回りの回転のために、該アームの第2の端734のと
ころで軸回転可能に支持される。軸715の位置は、軸回転アーム730が軸7
17の回りで軸回転すると、弧状に運動する。軸回転アーム730は、第1と第
2の端732と734との間にある軸回転アームの表面から伸びているカム従節
731を含んでいる。
偏芯カム面溝741を有する回転するカム・プレート740は、静止水平軸7
42の回りで回転可能に駆動される。カム従節731は、回転するカム・プレー
ト740の中のカム面溝741に係止し、該動作で、定期的にアーム730を軸
717の回りで軸回転させる。軸717の回りのアーム730の軸回転と支持体
710の回転で、支持体710の心棒支持面720を回転させて、心棒が、心棒
専用通路320 の予め設定された部分に沿って支持されているとき、定期的に心棒
300に係止する。心棒支持面720はこれにより、心棒300の支持されてい
ない第2の端312をカップを閉めるために位置させる。
心棒支持体710の回転とカム・プレート740の回転は、サーボモータ71
1により創出される。サーボモータ711は、シャフト755により滑車756
に接続されている滑車754の回りにベルト752を駆動する。滑車756はさ
らに、蛇行ベルト757を滑車762,764と空転滑車766の回りで駆動す
る。滑車762の回転はカム・プレート740を連続的に回転させる。滑車76
4の回転は、心棒支持体710を軸715の回りで回転させる。
図中に示されている回転しているカム・プレート740がカム面溝を有してい
る一方で、別の実施例中では回転するカム・プレート740はアーム730の回
転を創出する為の外側カム面を有することができる。図示されている実施例中に
おいて、サーボモータ711はカム・プレート740の回転を創出し、これによ
り軸717の回りの心棒支持体710の定期的な軸回転を創出する。サーボモー
タ711は、台ロール59の回転軸の回りの該ロールの角位置の関数であるとと
もに台ロール59の累積回転数の関数である基準に関連して心棒支持体710の回
転と心棒支持体710の定期的な軸回転を調整するよう制御される。特に、心棒
支持体710の軸回転と心棒支持体710の回転とを、巻上がり棒の巻取サイク
ルの範囲内で台ロール59の位置に関連して調整することができる。心棒支持体
710回転位置と心棒支持体710の軸回転の位置は、これにより旋回アセンブ
リ200の回転と同期させることができる。代案として、サーボモータ222あ
るいは422を、タイミング・チェーンあるいは適切な歯車の配設により、カム
・プレート740の回転の駆動に利用できる。
示されている実施例の中で、蛇行ベルト757は、カム・プレート740の回
転とまた心棒支持体710の回転の双方を該支持体の軸715の回りで駆動する
。更にもう一つの実施例の中で、蛇行ベルト757は、2本の別々の蛇行ベルト
と代えることができる。例えば第1のベルトはカム・プレート740の回転を創
出することができ、また第2のベルトは心棒支持体710の回転を該支持体の軸
715の回りに創出することができる。第2のベルトを滑車の配設を経由して第
1のベルトで駆動させることが出来るし、または別個の滑車の配設を経由して各
ベルトをサーボモータ722で回転させることが出来る。
巻芯接着剤塗布装置
一旦心棒カップ454が心棒300に係止すると、心棒は心棒専用通路に沿っ
てウェブ巻取分節324に向けて運ばれる。巻芯装填分節322とウェブ巻取分
節324の間で、接着剤塗布装置800が接着剤を、移動する心棒300の上に
支持されている巻芯302に塗布する。接着剤塗布装置800は、糊ノズルラッ
ク820の上に支持されている複数の糊塗布ノズル810を備える。各ノズルは
液体接着剤の加圧された供給源(図示されていない)に、供給導管812を経由
して連結されている。糊ノズルはボール型逆止弁の先端孔を有しており、該先端
孔が巻芯302の表面のような表面に圧着されると該先端孔から溢れた接着液を
放出する。
糊ノズルラック820は、一組の支持体アーム825の端で軸回転可能に支持
されている。支持体アーム825はフレーム横材133から伸びている。横材1
33は直立フレーム部材132と134の間に水平に伸びている。糊ノズルラッ
ク820は、アクチュエータアセンブリ840により、軸828の回りで軸回転
する。軸828は、旋回アセンブリ中心軸202に並行である。糊ノズルラック
820は筒状カム従節を支持するアーム830を有している。
糊ノズルラックを軸回転させるためのアクチュエータアセンブリ840は、双
方とも横材133で支持させることができる連続して回転するディスク842と
サーボモータ822を備える。アーム830の上に支持されているカム従節は、
アクチュエータアセンブリ840の連続して回転するディスク842の中に設け
られている偏芯カム従節の表面の溝844に係止する。ディスク842は、連続
してサーボモータにより回転させられる。アクチュエータアセンブリ840は、
心棒300が心棒専用通路320に沿って動くとき、糊ノズル810が各心棒3
00の動きを追跡するように、糊ノズルラック820に軸828の回りの定期的
な軸回転を与える。従って、専用通路320に沿った心棒300の運動を停止す
ることなく糊を心棒300の上で支持されている巻芯302に塗布することがで
きる。
各心棒300は、ノズルが巻芯302と係止されているとき、巻芯旋回アセン
ブリ860により軸314の回りで回転させられ、該回転で接着剤を巻芯302
の回りに万遍無く塗布する。巻芯旋回アセンブリ860は、2本の心棒旋回ベル
ト834Aと834Bの連続運動を与えるサーボモーター862を備える。図4
,図20A及び図20Bに関して、巻芯旋回アセンブリ860をフレーム横材1
33の延長部133Aの上に支持させることができる。サーボモーター862は
、滑車865と867の回りで連続的にベルト864を駆動する。滑車867は
滑車836Aと836Bを駆動する一方で、滑車868Aと868Bの回りでそ
れぞれベルト834Aと834Bを駆動する。ベルト834Aと834Bは心棒
駆動滑車338に係止し、心棒300が糊ノズル810の下にある心棒専用通路
320に沿って移動するとき心棒300を旋回させる。従って、各心棒300と
それに対応している巻芯302は、心棒専用通路320に沿って移動し、また巻
芯302が糊ノズル810に係止したとき心棒の軸314の回りを回転する。
サーボモータ822は、台ロール59の自身の回転軸の回りの角位置の関数及
び台ロール59の回転数の累積の関数である基準に関して糊ノズル・ラック82
0の定期的な軸回転を調整するよう制御される。特に、糊ノズル・ラック820
の軸回転位置は、巻上がり棒の巻取サイクルの範囲内で台ロール59の位置に関
連して調整できる。糊ノズル・ラック820の定期的な軸回転はそれによって旋
回アセンブリ200の回転と同期させることができる。糊ノズル・ラック820
の軸回転は、個々の心棒が糊ノズル810の下を通過したときに糊ノズル・ラッ
ク820が軸828の回りで軸回転するように、旋回アセンブリ200の回転と
同期させられる。糊ノズル810は、それにより心棒専用通路320の部分に沿
った各心棒の動きを追跡する。代案として、回転するカム・プレート844を、
タイミング・チェーン又は他の適切な歯車の配設を経由して、サーボモータ22
2あるいは422の何れか1つにより間接的に駆動させることができる。
更に別の実施例においては、心棒専用通路の内側に配置されている回転する彫
りがあるロールにより糊を運動している巻芯に塗布することができる。彫りがあ
るロールを、該ロールの表面を定期的に糊の容器に漬けるように、該ロールの軸
の回りで回転させることができ、彫りがあるロールの表面の糊の厚みを制御する
ために調整刃を使用することができる。彫りがあるロールの回転軸を軸202に
概略並行にすることができる。心棒専用通路320に、巻芯装填分節とウェブ巻
取分節の間で円形の弧の分節を設けることができる。心棒300が対応している
巻芯302を彫りのあるロールの糊が塗布された弧状部分と回転接触するよう支
持するように、心棒専用通路の円形の弧を彫りがあるロールの表面と同心とする
ことができる。糊が塗布された巻芯302は、そこで彫りのあるロールの表面か
ら心棒専用通路のウェブ巻取分節324に運ばれる。代案として、オフセットの
彫られた配設も行うことができる。オフセット彫り配設は、少なくとも部分的に
糊の容器に漬けられる第1の取り込みロールと、糊を第1の取り込みロールから
巻芯302に移すための1本あるいはそれ以上の転送ロールと、を含むことがで
きる。
巻芯装填装置
巻芯302を運動中の心棒300に搬送するための巻芯装填装置1000は、
図1と図21〜図23に示されている。巻芯装填装置は、巻芯ホッパー1010
,巻芯装填回転ラック1100,そして旋回巻取装置100と巻芯装填回転ラッ
クとの中間に配設されている巻芯誘導アセンブリ1500を備える。図21は、
巻芯装填装置1000の後部の斜視図である。図21は、また巻芯取外し装置2
000の部分を示している。図22は、部分的に切り欠かれて示されていて旋回
アセンブリ中心軸202に対して並行に見た巻芯装填装置1000の端を示して
いる。図23は、部分的に切り欠かれて示されている巻芯誘導アセンブリ150
0の端を示している。
図1と図21〜23に関して、巻芯装填回転ラック1100は静止フレーム1
110を備える。静止フレームは、垂直に直立しているフレームの端1132及
び1134と、フレームの端1132と1134との間に水平に伸びているフレ
ーム横断支柱1136とを備えている。代案として、巻芯装填回転ラック110
0は一端において片持ち方法で支持されることができる。
図示されている実施例の中において、無端ベルト1200はフレームの端11
34に隣接する複数の滑車1212の回りで駆動される。同様に無端ベルト12
10はサーボモータ1222により関連する滑車の回りで駆動される。複数の支
持ロッド1230は、軸回転で巻芯トレイをベルト1200と1240に取り付
けられている突起1232に接続する。代案としての実施例においては、支持ロ
ッド1230はベルト1200及び1210に取り付けられている突起1232
の間で並行な横木の形態で伸ばすことができ、また各巻芯トレイ1240は支持
ロッド1230の1つから吊り下げることができる。巻芯トレイ1240は無端
ベルト1200と1210との間に伸びており、無端ベルト1200と1210
により巻芯トレイ専用通路の中で運ばれる。サーボモータ1222は、自身の回
転軸の回りの台ロール59の角位置の関数及び台ロール59の回転数の累積の関数で
ある基準に関して巻芯トレイの運動を調整するように制御される。特に、巻芯ト
レイの位置は、巻上がり棒の巻取サイクルの範囲内において台ロール59の位置
に関連して調整され、これにより巻芯トレイの移動が旋回アセンブリ200の回
転と同期する。
巻芯ホッパ1010は巻芯回転トレイ1100の上方に垂直に支持されており
、巻芯302の供給を保持する。ホッパ1010中の巻芯302は、巻芯トレイ
専用通路上方に位置している複数の回転している溝付きホイール1020に向か
い重力で供給される。サーボモータ1222により回転駆動されることができる
溝付きホイール1020は、巻芯302を各巻芯トレイ1240に分配するため
に溝付きホイール1020の代わりに使用される巻芯トレイ1240に分配する
。代案として、巻芯を摘み上げそして巻芯を各巻芯トレイに置くために、溝付き
ホイールの代わりに突起付きベルトを使用することができる。巻芯トレイ支持面
1250(図22)は、巻芯トレイが溝付きホイール1020の下を通過したと
きに巻芯を溝付きホイール1020から受け入れるよう、巻芯トレイを配置する
。巻芯トレイ1240の中に支持されている巻芯302は、巻芯トレイ専用通路
1240の回りで運ばれる。
図22を参照すると、トレイ1240中で巻芯302は、心棒専用通路320
の巻芯搭載分節322に対して直線状に配置されているトレイ専用通路1240
の少なくとも一部に沿って運ばれる。巻芯搭載コンベア1300は、巻芯搭載分
節322に対して直線状に配置されているトレイ専用通路1241の部分に隣接
して配置されている。巻芯搭載コンベア1300は、サーボモータ1322によ
り滑車1312の回りで駆動される無端ベルト1310を備える。無端ベルト1
310は、トレイ1240の中に保持されている巻芯302と係合するための複
数の受板エレメント1314を有している。受板エレメント1314はトレイ1
240中に保持されている巻芯302と係合して巻芯302をトレイ1240の
外側の出口の少なくとも部分で巻芯302を押圧し、巻芯302を心棒300と
少なくとも部分的に係合させる。受板エレメント1314は、巻芯302を完全
にトレイ1240の外に押し出して心棒300上に向かわせる必要はなく、巻芯
302が巻芯駆動ローラ505により係合されることで十分である。
無端ベルト1310は、心棒軸に対して略並行な速度成分と心棒専用通路32
0の巻芯装填分節322の少なくとも部分に対して略並行な速度成分とを伴って
受板エレメント1314が巻芯トレイ1240中に保持されている巻芯302と
係合するよう傾斜されている。図示されている実施例においては、巻芯トレイ1
240は巻芯302を垂直に運び、そして巻芯装填コンベア1300の受板エレ
メント1314は速度の垂直速度と速度の水平成分とを伴って巻芯と係合する。
サーボモータ1322は、台ロール59の自身の軸の回りの角位置の関数及び台
ロール59の回転数の累積の関数である基準に関して受板エレメント1314の
位置を調整するよう制御される。特に、受板エレメント1314の位置は、巻上
がり棒の巻取サイクルの範囲内において台ロール59の位置に関連して調整する
ことができる。受板エレメント1314の運動は、それよって巻芯トレイ124
0の位置と同期させることができるし、また旋回アセンブリ200の回転位置と
同期させることができる。
巻芯装填回転トレイ1100と旋回巻取装置100との中間に配設されている
巻芯誘導アセンブリ1500は、複数の巻芯位置決め案内1510を備える。巻
芯位置決め案内は、巻芯装填コンベア1300により巻芯302が巻芯トレイ1
240から駆動された時に、心棒300の第2の端312に関して巻芯302を
配置する。巻芯位置決め案内1510は、滑車1514の回りで駆動される無端
ベルトコンベア1512の上に支持されている。ベルトコンベア1512は、軸
と連結構造(図示されていない)を介して、サーボモータ1222により駆動さ
れる。巻芯位置決め案内1510はそれによって巻芯トレイ1240との見当合
わせを維持できる。巻芯位置決め案内1510はベルトコンベア1512の中間
を平行な横桟の形態で伸びており、コンベア1512により巻芯誘導専用通路1
541の回りを運ばれる。
巻芯誘導専用通路1541の少なくとも一部分は、トレイ専用通路1241の
一部及び心棒専用通路3620の巻芯装填分節322の一部と直線状にされてい
る。各巻芯位置決め案内1510は、巻芯装填回転体1100に隣接する巻芯位
置決め案内1510の第1の端から旋回巻取装置100に隣接する巻芯位置決め
案内1510の第2の端に向かい伸びている巻芯誘導溝1550を備える。巻芯
誘導溝1550は、巻芯位置決め案内1510の第1の端から巻芯位置決め案内
1510の第2の端に向かい伸びていくにつれて狭くなる。巻芯誘導溝1550
の収束は、心棒300の第2の端312に対して巻芯302の中心合わせをする
のに役立つ。図1中において巻芯誘導溝1550は、巻芯搭載回転体に隣接する
巻芯位置決め案内1510の第1の端で、巻芯トレイ1240から押し込まれた
巻芯302の幾つかの不整合を受け入れるために、朝顔型に広がっている。
巻芯取外し装置
図1,図24及び図25A〜Cは、巻上がり棒51をカップが開いた心棒30
0から取り外すための巻芯取外し装置2000を示している。巻芯取外し装置2
000は、無端コンベアベルト2010とフレーム2002上に支持されている
サーボモータ2022とを備える。コンベアベルト2010は、巻芯取外し分節
326に隣接する心棒専用通路の下で垂直に配置されている。無端コンベアベル
ト2010は、駆動ベルト2034及びサーボモータ2022により滑車201
2の回りで連続して駆動される。コンベアベルト2010は、コンベアベルト2
010上で等間隔に離間されている複数の受板2014を運ぶ(図24中の2個
の受板2014)。受板2014は、心棒が巻芯取外し分節326に沿って移動
するとき、心棒300上に支持されている巻上がり棒51に係合する。
サーボモータ2022は、台ロール59の自身の回転軸の回りの角位置の関数
と台ロール59の回転数の累積の関数である基準に関連して受板2014の位置
を調整するよう制御される。特に、受板2014の位置は台ロール59の位置に
関して巻上がり棒の巻取サイクルの範囲内で調整されることができる。従って、
受板2014の運動を旋回アセンブリ200の回転と同期させることができる。
心棒300が心棒専用通路の巻芯取外し分節326の直線部分に沿って運ばれ
るとき、受板付きコンベアベルト2010は心棒軸314に関してある角度で曲
げられている。巻芯取外し分節326に沿った所定の心棒速度と所定のコンベア
受板速度Vの為に、コンベア2010と心棒軸314の間の狭角Aは、心棒30
0から巻上がり棒を押し出すために心棒軸314に対して略並行である第1の速
度成分V1と巻芯取外し分節326の直線部分に対して略並行である第2の速度
成分V2とを伴って受板2014が各巻上がり棒51に係合するよう選択される
。一つの実施例においては、狭角Aを約4〜7度とすることができる。
図25A〜C中に示されている如く、ベルト2010の中心線を伴ってAに等
しい狭角を形成する巻上がり棒係止面を有するように受板2014はコンベアベ
ルト2010に関して曲げられている。受板2014の曲げられている巻上がり
棒の係止面は心棒軸314に対して略垂直であってこれにより巻上がり棒51の
端とまともに係合することができる。一旦巻上がり棒51が心棒300から滑り
落ちると、もう1つの巻芯302を受け入れるために心棒300は心棒専用通路
に沿って巻芯装填分節322に向かい運ばれる。幾つかの例では、心棒から空の
巻芯302をはぎ取ることが望まれる。例えば、旋回巻取装置の運転開始の間に
空の巻芯302を心棒からはぎ取ることが、即ちもしもウェブ材料が特定の巻芯
302上に巻かれないのであれば、望まれている。従って、ウェブが巻かれた巻
芯が心棒から押されたときに心棒に摺動して係合する為に、受板2014の夫々
は変形可能なゴム端2015を有することができる。従って、受板2014は巻
芯302と心棒300上に巻かれたウェブとの双方に接触し、そして空の巻芯(
即ち、ウェブが全く巻かれていない巻芯)を心棒からはぎ取る能力を有している
。
巻き上がり棒廃棄装置
図21は、巻き上がり棒51を巻芯取外し装置2000から受け入れるために
巻芯取外し装置2000の下流に位置された巻き上がり棒廃棄装置4000を示
している。一組の駆動ローラ2098Aと2098Bは心棒300から離れてい
る巻き上がり棒51に係合し、巻き上がり棒51を巻き上がり棒廃棄装置400
0に向かい進ませる。巻き上がり棒廃棄装置4000は、サーボモータ4022
とフレーム4010上に支持されている選択的に回転可能な廃棄エレメント40
30とを含んでいる。回転可能な廃棄エレメント4030は巻き上がり棒係止ア
ーム4035Aの第1の組と反対側に伸びている巻き上がり棒係止アーム403
5Bの第2の組(3本のアーム4035Aと3本のアーム4035Bが図21中
で示されている)を支持している。
通常の運転中、巻き上がり棒廃棄装置4000により受け取られた巻き上がり
棒51は連続して駆動されているローラー4050により、保管場所あるいは他
の適切な保管受け入れ場所の如き第1の受け入れ場所に運ばれる。ローラ405
0は、受板2014の表面速度よりも所定のパーセントだけ高い表面速度を有す
るよう歯車列あるいは滑車の配列を介してサーボモータ2022により駆動され
ることができる。ローラ4050はこれによって巻き上がり棒51に係合するこ
とが出来、そして巻き上がり棒51を受板2014により推進される巻き上がり
棒51の速度より早い速度で運ぶことができる。
幾つかの例においては、1本あるいはそれ以上の巻き上がり棒51を廃棄場所
あるいはリサイクル場所の如き第2の廃棄場所に向かわせることが好ましい。例
えば、1本あるいはそれ以上の不良な巻き上がり棒51をウェブ巻取装置90の運
転開始の間に創出することが出来、さもなければ装置90の運転中に何時でも不
良な巻き上がり棒51を検出するために巻き上がり棒不良検知装置を使用するこ
とができる。エレメント4030を略180度刻みで断続的に回転させるために
サーボモータ4022を手動あるいは自動で制御できる。エレメント4022が
180度回転される度に、係合アーム4035Aあるいは4035Bの組の一つ
はローラ4050上に支持されている巻き上がり棒51に係合する。巻き上がり
棒51はローラ4050から持ち上げられ、廃棄場所に向かわせられる。エレメ
ント4030の断続的な回転の終わりにおいて、アーム4035A及び4035
Bの他の組は次の不良巻き上がり棒51に係合する為の位置にある。
心棒の説明
図26は、本発明に従った心棒300の部分的な断面図である。心棒300は
心棒の長手方向軸に沿って第1の端310から第2の端312へと伸びている。
各心棒は、心棒本体3000,心棒300に支持されている変形可能な巻芯係合
部材3100,そして心棒の第2の端312に設けられている心棒鼻先片320
0を備えている。心棒本体3000は、鋼鉄チューブ3010,鋼鉄端片304
0,そして鋼鉄チューブ3010と鋼鉄端片3040との中間に伸びている非金
属の複合チューブ3030を含むことができる。
巻芯係合部材3100の少なくとも一部は、巻芯302が巻芯装填装置100
0により心棒300上に配置された後に中空の巻芯302の内面と係合するため
に第1の形状から第2の形状への変形が可能である。心棒鼻先片3200は心棒
300上に摺動可能に支持されることができ、また変形可能な巻芯係合部材31
00を第1の形状から第2の形状へと変形させるために、心棒本体3000に対
して移動可能である。心棒鼻先片は心棒カップ454によって心棒本体3000
に対して移動可能である。
変形可能な巻芯係合部材3100は、鋼鉄の端片3040上で半径方向に支持
されている1つあるいはそれ以上の弾力的に変形可能なポリマーリング3110
(図30)を備えることができる。“弾力的に変形可能”とは、部材3100が
負荷の下で第1の形状から第2の形状に変形し、負荷の除外により部材3100
が実質的に第1の形状に戻ることを意味している。リング3110を圧縮するた
めに心棒鼻先片は端片3040に対して移動させることができ、これによって、
巻芯302の内直径に係合するようリング3100を半径方向の外側に弾性的に
曲げさせることができる。図27は、変形可能な心棒係合部材3100の変形を
示している。図28と図29は、鋼鉄の端片3040に対する鼻先片3200の
動きを示している鼻先片3200の拡大図である。
心棒300 の構成部品の詳細に関して、心棒軸314の回りに鋼鉄チューブ30
10を回転可能に支持するためのベアリング352A及び352Bを第1及び第
2のベアリングハウジング352及び354が有している。心棒駆動滑車338
と遊び車339は、ベアリングハウジング352と354の中間の鋼鉄チューブ
3010上に配置されている。心棒駆動滑車338は鋼鉄チューブ3010に固
定されていて、また遊び車339は、遊び車339が鋼鉄チューブ3010に対
して自由な車輪であるように、遊び車ベアリング339Aによりベアリングハウ
ジング352の延長上に回転可能に支持されることができる。
鋼鉄チューブ3010は、心棒300上へと駆動されている巻芯302の端と
係合するための肩3020を備えている。肩3020は、図26で示されている
如く、円錐台形状にされていることが好ましく、心棒本体3000に対する巻芯
302の回転を阻止するために粗い表面を有することができる。円錐台形状の肩
3020の表面は、軸方向と半径方向に伸びている複数のスプライン溝3022
により粗くすることができる。スプライン溝3022は肩の周面の回りに等間隔
に離間させることができる。スプライン溝は、図26中において左から右に向か
い軸方向に伸びた時に先細りとすることができ、また各スプライン溝3022は
自身の長さに沿った如何なる所定の場所でも、肩3020に取り付けられた比較
的幅広の基礎と巻芯の端に係合するための比較的狭い頂点とを伴った略3角形状
の横断面を有していることが出来る。
鋼鉄チューブ3010は、肩3020から伸びている減少された直径の端30
12(図26)を有している。複合心棒チューブ3030は第1の端3032か
ら第2の端3034へと伸びている。第1の端3032は鋼鉄チューブ3010
の減少された直径の端3012の上方を伸びている。複合心棒チューブ3030
の第1の端3032は、例えば接着剤による接着により、減少された直径の端3
012に連結されている。複合心棒チューブ3030は炭素複合構造を備えるこ
とができる。図26と図30に関して、複合心棒チューブ3030の第2の端3
034は鋼鉄の端片3040に接続されている。端片3040は第1の端304
2と第2の端3044とを有している。端片3040の第1の端3042は複合
心棒チューブ3030の内側に適合し、複合心棒チューブ3030の第2の端3
034に結合されている。
変形可能な巻芯係合部材3100は、肩3020と鼻先片3200の中間の心
棒軸314に沿って離間されている。変形可能な巻芯係合部材3100は、端片
3040の一部の外径より大きな内径を有している環状リングを備えていること
ができ、また端片3040上で半径方向に支持されることができる。図30中に
示されている如く、変形可能な巻芯係合部材3100は端片3040上の肩30
41と鼻先片3200上の肩3205との間で軸方向に伸びることができる。
部材3100は巻芯と半径方向に係合するために実質的に周方向に連続した面
を有することが好ましい。適切な連続した面はリング形状の部材3100により
設けることができる。巻芯と半径方向に係合するための実質的に周方向に連続し
ている面は、巻芯を心棒に押圧している力が集中されずに分散されるという利点
を提供する。従来の巻芯固定突起により創出されていた集中された力は、巻芯の
裂けあるいは穴開けを生じさせることが出来る。“実質的に周方向に連続してい
る”ことにより、部材3100のその表面は、巻芯の周囲の少なくとも約51%
のあたり,より好ましくは少なくとも略75%のあたり,そして最も好ましくは
少なくとも約90%のあたりで巻芯の内表面に係合することを意味している。
変形可能な巻芯係合部材3100は、40デュロメータ(durometer)“A”ウ
レタンで形成された2本の弾力的に変形可能なリング3110A及び3110B
と、比較的硬い60デュロメータ(durometer)“D”ウレタンで形成された3本
のリング3130,3140,そして3150と、を備えることができる。リン
グ3110Aと3110Bの各々は、巻芯との係合のための破壊されない周方向
に連続している面3112を有している。リング3130と3140は、肩30
41と3205とにそれぞれ係合する為のZ形状断面を有することが出来る。リ
ング3150は、略T形状断面を有することができる。リング3110Aはリン
グ3130と3150の間を伸びておりリング3130と3150に連結されて
いる。リング3110Bはリング3150と3140の間に伸びておりリング3
150と3140に連結されている。
鼻先片3200は、端片3040に対する鼻先片3200の軸方向移動を許容
するよう、ブッシング3300上に摺動可能に支持されている。適切なブッシン
グ3300は、レンプコート(LEMPCOAT)15 被覆を伴ったレンプコリー(LE
MPCOLOY)ベース材料を備える。これらのブッシングは、オハイオ州クリーブラ
ンド(Cleveland)のレンプコ・インダストリ(LEMPCO industries)により製造
されている。突出部3200が軸314に沿って端片3040に向かい移動させ
られた時には、変形可能な巻芯係合部材3100が肩3041と3205の
間で圧縮され、図30中に仮想線で示されている如くリング3110Aと311
0Bとが半径方向の外側に曲げられている。
端片3040に対する鼻先片3200の軸方向運動は、図28及び図29中に
示されている如く、捩子山付き固定部材3060により制限されている。固定部
材3060は、頭3062と捩子山付きシャンク3064とを有している。捩子
山付きシャンク3064は鼻先片3200中の軸方向に伸びている孔3245を
介して伸びており、端片3040の第2の端3044中に設けられている捩子山
付き孔3045中にねじ込まれている。頭3062は孔3245の直径と比較し
て拡大されていて、それにより端片3040に対する鼻先片3200の軸方向移
動が制限されている。心棒本体から心棒鼻先片を偏位させるために、コイルばね
3070が端片3040の端3044と鼻先片3200との中間に配置されてい
る。
一旦巻芯が心棒300上に搭載されると、心棒カッピングアセンブリがリング
3110Aと3110Bを圧縮するための動作力を創出する。図28中に示され
ている如く、心棒カップ454は鼻先片3200に係合し、これによってばね3
070を圧縮するとともに心棒軸314に沿って軸方向に鼻先片を端3044に
向かい摺動させる。端片3040に対する鼻先片3200のこのような動きは、
リング3110Aと3110Bとを圧縮し、心棒上の巻芯に係合するための略凸
状面3112を有するようにこれらを半径方向の外側に変形させる。一旦、巻芯
上のウェブの巻き取りが完了し心棒カップ454が引き込まれると、ばね307
0は鼻先片3200を端片3040から遠ざかるよう軸方向に付勢し、これによ
ってリング3110Aと3110Bとはこれらの当初の略円筒状の変形以前の形
状に戻される。巻芯は次に、巻芯はぎ取り装置により心棒から取り除かれること
ができる。
心棒300はまた、心棒本体3000に対する軸314の回りの心棒鼻先片3
200の回転を抑制する為の回転防止部材を備えている。回転防止部材は、設定
ねじ3800を備えていることができる。設定ねじ3800は、端片3040の
端3044中の捩子山付き孔3045に対して直角であるとともに交差している
捩子山付き孔中にねじ込まれる。設定ねじ3800は捩子山付き固定部材306
0が端片3040から緩み出すことを防止するよう捩子山付き固定部材3060
に当接する。設定ねじ3800は端片3040から伸びていて、鼻先片3200
中の軸方向に伸びている細長孔3850中に受け入れられている。端片3040
に対する鼻先片3200の軸方向の摺動は細長い細長孔3850により達成され
ていて、また端片3040に対する鼻先片3200の回転は細長孔3850の両
側に対する設定ねじ3800の係合により防止されている。
代案として、変形可能な巻芯係合部材3100は、圧縮されたときに、例えば
弾力的な曲がりにより半径方向の外側に弾力的に変形する金属構成部品を備える
ことができる。例えば、変形可能な巻芯係合部材3100は、周方向に離間され
て軸方向に伸びている細長孔を有している1本あるいはそれ以上の金属リングを
備えることができる。隣接した細長孔の夫々の対の中間のリングの周方向に離間
している部分は、心棒の第2の端のカップが閉じられている間における摺動する
鼻先片の動きによりリングが圧縮された時に、半径方向の外側に変形する。
サーボモータ制御システム
ウェブ巻取装置90は多数の独立して駆動される構成部品の位置を共通の位置基
準に対して調整するための制御システムを備えていることができ、これによって
構成部品の一つの位置を1個あるいはそれ以上の他の構成部品の位置と同期させ
ることが出来る。“独立して駆動される”ことは、多数の構成部品の位置が機械
的な歯車列,機械的な滑車配列,機械的なリンクの繋がり,そして他の機械的な
手段による如く機械的に連結されていないことを意味している。一つの実施例に
おいては、独立して駆動される構成部品の各々の位置は、電子的な歯車比あるい
は電子的なカムの如き1個あるいはそれ以上の他の構成部品に対して電子的に調
整することができる。
一つの実施例においては、独立して駆動される構成部品の位置は、台ロール5
9の自身の回転軸の回りの角位置の関数と台ロール59の累積された回転数の関
数である共通の基準に対して調整される。特に、独立して駆動される構成部品の
位置は、巻上がり棒巻取サイクルの範囲内において、台ロール59の位置に対し
て、調整することができる。
台ロール59の各回転は、巻上がり棒巻取サイクルの分数に対応する。巻き上
げ棒巻取サイクルは360度刻みで決めることができる。例えば、各ウェブ巻取
巻上がり棒51上に64の11・1/4インチのシートがあり、そして台ロール
の円周が45インチである場合には、4枚のシートが台ロールの回転毎に巻取ら
れ、1つの巻上がり棒サイクルが台ロールの16回転毎に行われる(1本の巻上
がり棒51が巻取られる)。従って、台ロール59の各回転は、360度巻上が
り棒巻取サイクルの22.5度に対応する。
独立して駆動される構成部品は:モータ222(例えば4HPのサーボモータ
)により駆動される旋回アセンブリ200;モータ422(例えば4HPのサー
ボモータ)により駆動される回転する心棒カッピングアーム支持体410;ロー
ラ505A及び2HPのサーボモータ510により駆動される心棒支持体610
(ローラ505Aと心棒支持体610は機械的に連結されている);モータ71
1(例えば2HPのサーボモータ)により駆動される心棒カップ支持体710;
モータ822(例えば2HPのサーボモータ)により駆動される糊ノズル・ラッ
ク・操作アセンブリ840;2HPのサーボモータにより駆動される巻芯回転部
材1100及び巻芯誘導アセンブリ1500(巻芯回転部材の回転と巻芯誘導ア
センブリは機械的に連結されている);モータ1322(例えば2HPのサーボ
モータ)により駆動される巻芯装填コンベア1300;そしてモータ2022(
例えば4HPのサーボモータ)により駆動される巻芯取外しコンベア2010;
を含むことができる。巻芯駆動ローラ505B/モータ511及び巻芯糊回転飛
ばしアセンブリ860/モータ862の如き他の構成部品は、独立して駆動され
ることができるが、台ロール59と同期させることを要求しない。独立して駆動
される構成部品とこれらに対応した駆動モータは、図31中においてプログラム
可能な制御システム5000を伴って概略的に示されている。
台ロール59は、連動している近接スイッチを有している。近接スイッチは、
所定の台ロール角位置において台ロール59の回転毎に一旦接触される。プログ
ラム可能なシステム5000は、巻上がり棒51の最後の巻き取りの終了以来に
台ロール59が為した回転(台ロール近接スイッチが接触された回数)を計算し
保存する。構成部品の基準位置を決定するために、独立して駆動される構成部品
の各々はまた近接スイッチを有することができる。
巻上がり棒巻取サイクルの範囲内における台ロールの位置のような共通基準に
対する独立して駆動される構成部品の位置の調整は、閉ループ方式において達成
することができる。巻上がり棒巻取サイクルの範囲内における台ロールの位置に
対する独立して駆動される構成部品の位置の調整は:巻上がり棒巻取サイクルの
範囲内における台ロールの回転位置を決定する工程と;巻上がり棒巻取サイクル
の範囲内における台ロールの回転位置に対する構成部品の実際の位置を決定する
工程と;巻上がり棒巻取サイクルの範囲内における台ロールの回転位置に対する
構成部品の所望の位置を計算する工程と;巻上がり棒巻取サイクルの範囲内にお
ける台ロールの回転位置に対する構成部品の実際の位置及び所望の位置からの構
成部品の位置の誤りを計算する工程と;そして構成部品の計算された位置の誤り
を減少させる工程と;を含むことが出来る。
一つの実施例においては、ウェブ巻取装置90の運転開始において、各構成部
品の位置の誤りを一旦計算することができる。運転開始において台ロール近接ス
イッチにより接触が初めに行われたとき、プログラム可能な制御システム500
0のランダムアクセスメモリ中に保存されている情報を基礎として、巻上がり棒
巻取サイクルに対する台ロールの位置を計算することができる。更に、運転開始
において台ロールに対応している近接スイッチが最初に接触を行ったとき、巻上
がり棒巻取サイクルの範囲内における台ロールの回転位置に対する各構成部品の
実際の位置は、構成部品を駆動しているモータに対応しているエンコーダの如き
適切な変換器により決定される。巻上がり棒巻取サイクルの範囲内における台ロ
ールの回転位置に対する構成部品の所望の位置は、プログラム可能な制御システ
ム5000のランダムアクセスメモリ中に保存されている各構成部品の為の電子
的な歯車比を使用して計算することができる。
巻取装置90の運転開始において台ロール近接スイッチが最初に接触を行った
とき、最後の巻上がり棒巻取サイクルの完了以来の台ロールの回転数の累計,巻
上がり棒毎のシートの枚数の勘定,シート長さ,そして台ロールの円周を、プロ
グラム可能な制御システム5000のランダムアクセスメモリから読むことがで
きる。例えば、巻取装置90停止したとき(例えば、保守のための停止)、台ロ
ールは巻上がり棒巻取サイクル中へと7回の回転を完了していると仮定する。巻
取装置90の運転再開により台ロール近接スイッチが最初に接触を行ったとき、
台ロールは最後の巻上がり棒巻取サイクルが終って以来の8番目の回転を完了す
る。従って、その瞬間の台ロールは巻上がり棒巻取サイクルの180度(半分)
位置にある。何故ならば、所定のシートの枚数の勘定,シーの長さ,そして台ロ
ールの円周の為に、台ロールの各回転は64枚のシートの巻上がり棒の4シートに
対応しており、また1つの完全な巻上がり棒を巻き取る為に台ロールの16回転
が要求されている。
運転開始において台ロール近接スイッチにより接触が初めて行われたとき、巻
上がり棒巻取サイクル中における台ロールの位置に対する独立して駆動される構
成部品の個々の所望の位置は、構成部品の為の電子的な歯車比と巻取サイクル中
における台ロールの位置とを基礎にして計算される。巻上がり棒巻取サイクルに
対する個々の独立して駆動される構成部品の計算された所望の位置は次に、例え
ば構成部品を駆動しているモータに対応しているエンコーダの如き変換器によっ
て測定された構成部品の実際の位置と比較出来る。巻上がり棒巻取サイクル中の
台ロール位置に対する構成部品の計算された所望の位置は、構成部品の位置の誤
りを創出するために、巻上がり棒巻取サイクル中における台ロールの位置に対す
る構成部品の実際の位置と比較される。構成部品を駆動しているモータは次に、
構成部品の位置の誤りを零にするために、モータ制御装置でモータの速度を調整
することにより調整できる。
例えば、運転開始において台ロールに対応している近接スイッチが最初に接触
を行ったとき、巻上がり棒巻取サイクル中の台ロールの位置に対する回転してい
る旋回アセンブリ200の所望の角位置を、現在の巻き上げ棒巻取サイクルの間
に行われた台ロールの回転数,シートの枚数の勘定,シート長さ,台ロールの円
周,そして旋回アセンブリ200の為に保存されている電子的な歯車比を基礎と
して計算することができる。旋回アセンブリ200の実際の角位置は、適切な変
換器を使用して計測される。図31を参照すると、適切な変換器はサーボモータ
222に対応されているエンコーダ5222である。巻上がり棒巻取サイクルの
範囲内における台ロールの位置に対する旋回アセンブリ200の実際の位置とそ
の所望の位置との間の差は次に、例えばモータ制御装置5030Bでモータ22
2の速度を制御する為に使用され、これによって旋回アセンブリ200の位置の
誤りを零に向かわせる。
心棒カッピングアーム支持体410の位置は同様の方法で制御することが出来
、その結果として支持体410の回転は旋回アセンブリ200の回転と同期され
る。心棒カッピングアセンブリ400を駆動しているモータ422に対応してい
るエンコーダ5422は、巻上がり棒巻取サイクルにおいて台ロールの位置に対
する支持体410の実際の位置を計測する為に使用することができる。支持体4
10の位置の誤りを零に向かわせるために、サーボモータ422の速度は、例え
ばモータ制御装置5030Aで変化させることができる。巻上がり棒巻取サイク
ルの範囲内における台ロール59の位置の如き共通基準に対して旋回アセンブリ2
00と支持体410との双方の角位置を調整することにより、心棒カッピング支
持体410の回転は旋回アセンブリ200の回転と同期され、そして心棒300
のねじれが防止される。または、巻上がり棒巻取サイクルの範囲内における台ロ
ールの位置以外の基準に対し、独立して駆動される構成部品の位置を調整するこ
とができる。
特定の構成部品を駆動しているモータの速度を制御することにより、独立して
駆動される構成部品の位置の誤りを零に減少させることができる。一つの実施例
においては、駆動モータの速度を増大させることにより、あるいは駆動モータの
速度を減少させることにより、構成部品を台ロールとより早く同期させることが
できるかどうかを決定する為に、位置の誤りの値が使用される。位置の誤りの値
がプラス(構成部品の実際の位置が構成部品の所望の位置の“前”である)であ
る場合は、駆動モータの速度が減少される。位置の誤りの値がマイナス(構成部
品の実際の位置が構成部品の所望の位置の“後ろ”)である場合は、駆動モータ
の速度が増大される。一つの実施例においては、運転開始において台ロール近接
スイッチが最初に接触されたとき、位置の誤りが各構成部品の為に計算され、そ
して巻上がり棒巻取サイクルの残りの部分において位置の誤りを零に向かわせる
ために対応する駆動モータの速度における線状の変化が決定される。
通常は、巻上がり棒巻取サイクル角度における構成部品の位置は巻上がり棒巻
取サイクル角度における台ロールの位置に対応していなければならない(例えば
、巻上がり棒巻取サイクル角度における台ロールの位置が零の時、巻上がり棒巻
取サイクル角度における構成部品の位置は零でなければならない)。例えば、台
ロール近接スイッチが巻取サイクルの初めにおいて接触を行ったとき(零巻取サ
イクル角度)、モータ222と旋回アセンブリ200は、エンコーダ5222に
より計測測された時の旋回アセンブリ200の実際の位置が零巻取サイクル角度
の計算された所望の位置に対応しているような角位置にいなくてはならない。し
かしながら、旋回アセンブリ200を駆動しているベルト224が滑った場合、
あるはモータ222の軸が旋回アセンブリ200に対して移動すべき場合は、エ
ンコーダはもはや旋回アセンブリ200の正しい実際の位置を創出しない。
1つの実施例においては、プログラム可能な制御システムが、特定の構成部品
の為の補正(offset)を提供することを操作者に許容するようプログラムするこ
とができる。補正は、巻上がり棒巻取サイクル角度の略1/10刻みでプログラ
ム可能な制御システムのランダムアクセスメモリ中に入力できる。従って、構成
部品の実際の位置が補正により修正された構成部品の所望の計算された位置に合
致したとき、構成部品は巻上がり棒巻取サイクル中において台ロールの位置に対
して調整されたと考えられる。このような補正能力は、機械的な調整を行うこと
ができるまで、巻取装置90の連続した運転を許容する。
一つの実施例において、独立して駆動される構成部品の位置の調整のための適
切なプログラム可能な制御システム5000は、オハイオ州クリーブランド(Cle
veland)のリアライアンス・エレクトリック・カンパニ(Reliance Electric Com
pany)により製造されているオートマックス(AUTOMAX)・プログラム可能な駆
動システムの如きプログラム可能なランダムアクセスメモリを有しているプログ
ラム可能な電子駆動制御システムを備えている。オートマックス(AUTOMAX)・
プログラム可能な駆動システムは以下のマニュアルを利用して操作できるが、以
下のマニュアルの記載内容はこれらマニュアルをここに引用することにより本願
の明細書の記載に組み込まれる。オートマックス・システム・オペレーション・
マニュアル・バージョン(AUTOMAX System Operation Manual Version)3.0
J2−3005;オートマックス・プログラミング・リファレンス・マニュア
ル(AUTOMAX Programmirmg Reference Manual)J−3686;そしてオートマ
ックス・ハードウエア・リファレンス・マニュアル(AUTOMAX Hardware Referen
ce Manual)J−3656,3658。しかしながら、本発明の他の実施例にお
いては、エマーソン・エレクトロニック・カンパニ(Emerson Electronic Compa
ny),ギディングス・アンド・ルイス(Giddings and Lewis),そしてゼネラル
・エレクトリック・カンパニ(Gneral Electric Company)から入手できる如き
他の制御システムも使用できると理解すべきである。
図31を参照すると、オートマックス(AUTOMAX)・プログラム可能な駆動制
御システムは、1個あるいはそれ以上の電源5010,共通メモリ・モジュール
5012,2個のモデル(Model)7010マイクロプロセッサ5014,
通信網接続モジュール5016,複数の二重軸プログラム可能カード5018(
各々の軸は、独立して駆動される構成部品の一つを駆動しているモータに対応し
ている),リゾルバ(resolver)入力モジュール5020,一般入力/出力カー
ド5022,そしてVACデジタル出力カード5024を含んでいる。オートマ
ックス(AUTOMAX)システムはまた、複数のモデルHR2000モータ制御装置
5030A−Kを含む。各モータ制御装置は、特定の駆動モータに対応している
。例えばモータ制御装置5030Bは、旋回アセンブリ200の回転を駆動する
サーボモータ222に対応している。
共通メモリ・モジュール5012は、複数のマルチプル・マイクロプロセッサ
間のインターフェースを提供する。2個のモデル(Model)7010マイクロプロ
セッサは、独立して駆動される構成部品を制御するソフトウエア・プログラムを
実行する。通信網接続モジュール5016は、操作者インターフェースとプログ
ラム可能な制御システム5000の他の構成部品との間、そしてプログラム可能
な制御システム5000と以下に説明されるプログラム可能な心棒駆動制御シス
テム6000との間、で制御と状態データをの転送する。二重軸プログラム可能
カード5018は、独立して駆動される構成部品の各々の個別制御を行う。台ロ
ール近接スイッチからの信号は、二重軸プログラム可能カード5018の夫々に
結線で送られる。リゾルバ入力モジュール5020は、リゾルバ5200と54
00(以下で説明)の角移動をデジタル・データに変換する。一般入力/出力カ
ード5022は、制御システム5000の異なった構成部品間のデータ交換のた
めの通路を提供する。VACデジタル出力カード5024は、モータ222と4
22に対応しているブレーキ5224と5424に対して、夫々出力を提供する
。
一つの実施例において心棒駆動モータ332Aと332Bは、図32に概略的
に示されているプログラム可能な心棒駆動制御システム6000により制御され
る。モータ332Aと332Bは、30HP,460V直流モータであることが
できる。プログラム可能な心棒駆動制御システム6000は、電源6010,ラ
ンダムアクセスメモリを有している共通メモリ・モジュール6012,2個の中
央処理装置6014,プログラム可能な心棒制御システム6000とプログラム
可能な制御システム5000との間の通信を創出するための通信網連絡カード6
016,リゾルバ入力カード6020A〜6020D,そしてシリアル二重ポー
ト(Serial Dual Port)カード6022A及び6022Bを含んでいるオートマ
ックス(AUTOMAX)システムを含むことが出来る。プログラム可能な心棒駆動制御
システム6000はまた、電流フィードバック6032と速度制御装置6034
入力を夫々が有している直流モータ制御装置6030A及び6030Bを含むこ
とができる。リゾルバ入力カード6020A及び6020Bは、心棒駆動モータ
332A及び332Bの回転位置に関連している信号を夫々提供するリゾルバ6
200A及び6200Bからの入力を受け入れる。リゾルバ入力カード6020
Cは、回転している旋回アセンブリ200の角位置に関連している信号を提供す
るリゾルバ6200Cからの入力を受け入れる。一つの実施例においては、図3
1中のリゾルバ6200Cとリゾルバ5200を一つ及び同じにすることができ
る。リゾルバ入力カード6200Dは、台ロール59の角位置に関連する信号を
提供するリゾルバ6020Dからの入力を受け入れる。
キーボード及び表示スクリーンを含むことができる操作者インターフェース(
図示されていない)は、プログラム可能な駆動制御システム5000へデータを
入力する為に使用することができるし、またプログラム可能な駆動制御システム
5000からのデータを表示する為に使用することができる。適切な操作者イン
ターフェースは、ミシガン州サリン(Saline)のキシコム・コーポレーション(
Xycom Corporation)により製造されているキシコム(XYCOM)シリーズ8000の
工業用ワークステーションである。キシコム(XYCOM)シリーズ8000ワークス
テーションを使用するための適切な操作者インターフェース・ソフトウェアは、
オハイオ州ミルフォード(Milford)のコンピュータ・テクノロジー・コーポレ
ーション(Computer Technology Corporation)から入手できるインターアクト・
ソフトウェア(Interact Software)である。独立して駆動される構成部品は、
操作者により別々に、あるいは一緒に、前方または後方に進ませることができる
。更に、操作者はキーボードを介して、前に説明された如き所望の修正をタイプ
することができる。各駆動モータに対応している位置,速度,そして電流を監視
するための能力は、二重軸プログラム可能カード5018中に組み込まれ(結線
され)ている。各駆動モータに対応している位置,速度,そして電流は計測され
、そして対応している位置,速度,そして電流の限界とそれぞれ比較される。プ
ログラム可能な駆動制御システム5000は、位置,速度,あるいは電流の限
界の何れかが越えられたときに全ての駆動モータの運転を停止する。
図2においては、回転可能に駆動された旋回アセンブリ200及び回転してい
るカッピングアーム支持プレート430が別個のサーボモータ222及び422
のそれぞれにより回転可能に駆動されている。モータ222及び422は略一定
の角速度で旋回アセンブリ200及び回転しているカッピングアーム支持プレー
ト430を中心軸202の回りに連続して回転させることができる。旋回アセン
ブリ200の角位置とカッピングアーム支持プレート430の角位置は、図31
において概略的に示されている、位置リゾルバ5200及び5400によってそ
れぞれ監視されている。プログラム可能な駆動システム5000は、位置リゾル
バ5200及び5400により測定された如き支持プレート430の角位置に対
して旋回アセンブリ200の角位置が所定の角度よりも大きく変化した場合は、
全ての駆動モーターの運転を停止する。
別の実施例においては、回転可能に駆動されている旋回アセンブリ200及び
カッピングアーム支持プレート430は、共通のハブ上に設置することが出来、
単一の駆動モータにより駆動されることが出来る。このような配置は、連結して
いるハブが十分に大きくなく、そして十分な剛性に作られていないと、回転して
いる旋回アセンブリとカッピングアーム支持アセンブリとを相互に連結している
共通ハブのねじれが心棒の端に対する心棒カップの振動または位置振れが生じる
欠点を有している。本発明のウェブ巻取装置は、共通の基準によって旋回アセン
ブリ200及び心棒カッピングアーム450の位置の調整を維持するよう制御さ
れている別個の駆動モータにより、独立して支持されている回転している旋回ア
センブリ200及び回転しているカッピングアーム支持プレート430を駆動し
、これによって旋回アセンブリ200とカッピングアーム支持プレート430の
回転を機械的に遮断している。
説明された実施例中では、旋回アセンブリ200の回転を台ロール59の回転
から機械的に遮断する為に、台ロール59を駆動しているモータは旋回アセンブ
リ200を駆動しているモータから分離されていて、これによって旋回アセンブ
リ200は上流の巻取装置により引き起こされた振動から遮断される。回転して
いる旋回アセンブリ200を台ロール59から分離して駆動することはまた台ロ
ール59の回転に対する旋回アセンブリ200の回転の比率を、機械的な歯車列
を変えることよりもむしろ電子的に変えられることを許容する。
各巻芯上に巻かれているウェブの長さを変え、そしてそれによって、各巻芯上
に巻かれているウェブの鑽孔シートの数を変える為に、台ロールの回転に対する
旋回アセンブリの回転の比率を変えることを利用することができる。例えば、台
ロールの回転に対する旋回アセンブリの回転の比率が大きくされると所定の長さ
のより少ない枚数のシートが各巻芯上に巻かれ、該比率が減少されるとより多く
の枚数のシートが各巻芯の上に巻かれる。旋回アセンブリ200が回転されてい
る間に台ロールの回転速度の比率に対する旋回アセンブリの回転速度の比率を変
更することにより、旋回アセンブリ200が回転している間に、巻上がり棒毎の
シートの枚数を変更することができる。
本発明に従った一実施例中では、2つあるいはそれ以上の心棒巻取速度スケジ
ュール、即ち心棒速度カーブを、プログラム可能な制御システム5000にアク
セス可能なランダムアクセスメモリ中に保存することができる。例えば、2つあ
るいはそれ以上の心棒速度カーブを、プログラム可能な心棒駆動制御システム6
000の共通のメモリ6012中に保存することができる。ランダムアクセスメ
モリ中に保存されている心棒速度カーブの夫々は、異なった寸法の巻上がり棒(
巻上がり棒毎のシートの異なった枚数)に対応することができる。各心棒速度カ
ーブは、巻上がり棒毎の特定のシート枚数の為の旋回アセンブリ200の角位置
の関数として心棒巻取速度を提供することができる。切断ソレノイドの動作のタ
イミングを変更することにより巻上がり棒毎の所望のシート枚数の関数としてウ
ェブを切断することができる。
一実施例においては、旋回アセンブリ200が回転している間に巻上がり棒毎
のシート枚数を以下のようにして変更することができる:
1)少なくとも2つの心棒速度カーブを、プログラム可能な制御システム
5000にアクセスすることが出来るランダム・アクセス・メモリの如きアドレ
ス可能なメモリ中に保存し;
2)操作者インターフェースを経由して巻上がり棒毎のシート枚数の所望
の変更を提供し;
3)巻上がり棒毎のシート枚数の所望の変更に基づいて、メモリから心棒
速度カーブを選択し;
4)巻上がり棒毎のシート枚数における所望の変更の関数として、台ロー
ル59の回転速度に対する旋回アセンブリ200の回転速度及び心棒カッピング
アセンブリ400の回転速度の比率における所望の変更を計算し;
5)巻上がり棒毎のシート枚数における所望の関数として、台ロール59
の回転速度に対し;モータ510により駆動される巻芯駆動ローラ505A及び
心棒支持体610の速度の比率における所望の変更と;モータ711により駆動
される心棒支持体710の速度の比率における所望の変更と;モーター822に
より駆動される糊ノズル・ラック・操作アセンブリ840の速度の比率における
所望の変更と;モーター1222により駆動される巻芯回転体1100及び巻芯
誘導アセンブリ1500の速度の比率における所望の変更と;モーター1322
により駆動される巻芯搭載コンベア1300の速度の比率における所望の変更と
;そして、モーター2022により駆動される巻芯取外し装置2000の速度の
比率における所望の変更と;を計算し;
6)台ロール59の回転速度に対する旋回アセンブリ200及び心棒カッ
ピングアセンブリ400の回転速度の比率を変更するために、台ロール59に対
する旋回アセンブリ200及び心棒カッピングアセンブリ400の電子的な歯車
比を変更し;
7)台ロール59に対する下記の構成部品の速度を変更する為に、台ロー
ル59に対する:モータ510により駆動される巻芯駆動ローラー505A及び
心棒支持体610と;モーター711により駆動される心棒支持体710と;モ
ータ822により駆動される糊ノズル・ラック・操作・アセンブリ840と;モ
ーター1222により駆動される巻芯回転体1100及び巻芯誘導アセンブリ1
500と;モーター1322により駆動される巻芯搭載コンベア1300と;そ
して、台ロール59の回転速度に対してモータ2022により駆動される巻芯取
外し装置2000;の電子的な歯車比率を変更し;そして、
8)例えば切断ソレノイドの動作タイミングを変更することにより、巻上
がり棒毎のシート枚数における所望の変更の関数としてウェブを切断する。
巻上がり棒毎のシート枚数が変更される度に:巻上がり棒毎のシート枚数にお
ける所望の変更に基づいて最新の巻上がり棒巻取サイクルを決定し;最新の巻上
がり棒巻取サイクルの範囲内における台ロールの回転位置を決定し;最新の巻上
がり棒巻取サイクルの範囲内における台ロールの回転位置に対する構成部品の実
際の位置を決定し;最新の巻上がり棒巻取サイクルの範囲内における台ロールの
回転位置に対する構成部品の所望の位置を計算し;最新の巻上がり棒巻取サイク
ルの範囲内における台ロールの回転位置に対する、構成部品の実際の位置及び所
望の位置からの構成部品の為の位置の誤りを計算し;そして、構成部品の計算さ
れた位置の誤りを減少する;ことにより、巻上がり棒巻取サイクルの範囲内にお
ける台ロールの位置に対して、独立して駆動される構成部品の位置を再調整する
ことができる。
本発明の特定の実施例が図示され記載されていた間に、本発明の主旨と権利範
囲から逸脱することなく種々の変更及び変化を行うことができる。例えば、旋回
アセンブリ中心軸は図中において水平に伸びて示されているが、旋回アセンブリ
軸202及び心棒は、垂直を含むがこれに限定されない他の方向に向かわせられ
ることができると解釈される。添付されている特許請求の範囲においては、全て
のこのような変更と意図する使用を包含することを意図している。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,
DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I
S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR
,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,
MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S
D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT
,UA,UG,UZ,VN
(72)発明者 ジョンソン、ジェイムズ・ロバート
アメリカ合衆国、インディアナ州 47025、
ローレンスバーグ、19322 ステイト・ロ
ード 1
【要約の続き】
(90)はまた、変形可能な巻芯係合部材(3100)
を有している心棒(300)を含むことが出来る。心棒
カッピングアセンブリ(400)は、個々の心棒(30
0)に対応している心棒カップ(454)により心棒通
路(320)の心棒搭載部分(322)と心棒取り外し
部分(326)との中間で心棒(300)の第2の端
(312)に解除可能に係合する。心棒カップ(45
4)は、旋回アセンブリ中心軸(202)の回りに回転
するカッピングアーム支持体(410)上に軸回転可能
に支持されているカッピングアーム(450)上に支持
されている。旋回アセンブリ中心軸(202)と夫々の
カッピングアーム軸回転軸(451)との間の距離は、
旋回アセンブリ中心軸(202)の回りのカッピングア
ーム(450)の位置の関数として変化する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.旋回アセンブリ中心軸に対して平行に延びているとともに旋回アセンブ リ中心軸の回りにおいて心棒専用通路中で駆動される複数の心棒を備えているウ ェブ巻取旋回アセンブリ上で支持されている複数の心棒の端に解除可能に係合す る為の心棒カッピングアセンブリは: 個々の心棒に対応しており、心棒の端と解除可能に係合する為の心棒カ ップを有しているカッピングアームと;そして、 個々のカッピングアームが、回転するカッピングアーム支持体上で旋回 アセンブリ中心軸の回りの通路中で運ばれ、 個々のカッピングアームが、第1のカッピングされた位置から第2のカ ッピングが外された位置へとカッピングアーム軸回転軸の回りでの回転するカッ ピングアーム支持体に対するカッピングアームの回転を許容するよう、回転する カッピングアーム支持体により支持されていて、そしてカッピングアーム軸回転 軸と旋回アセンブリ中心軸との間の距離が旋回アセンブリ中心軸の回りのカッピ ングアームの位置の関数として変化する、 回転するカッピングアーム支持体と; を備えている。 2.請求項1の心棒カッピングアセンブリにおいては、 回転するカッピングアーム支持体が: 旋回アセンブリ中心軸に対して略直角に延びているとともに旋回アセン ブリ中心軸の回りで回転可能に駆動される回転する板と;そして、 回転する板に対する動きの為に回転する板上に支持されていて、カッピ ングアーム軸回転軸の回りでのカッピングアーム支持体部材に対するカッピング アームの回転を許容するよう個々のカッピングアームが軸回転可能に結合されて いる、複数のカッピングアーム支持体部材と; を備えていて、 ここにおいて個々のカッピングアーム支持体部材は好ましくは、旋回ア センブリ中心軸に対する半径方向成分を有している通路に沿った回転する板に対 する置き換えの為に回転する板上に摺動可能に支持されていて;そして、 ここにおいて個々のカッピングアーム支持体部材は好ましくは、旋回ア センブリ中心軸に対する接線方向成分を有している通路に沿った回転する板に対 する置き換えの為に回転する板上に摺動可能に支持されている。 3.請求項1または2の心棒カッピングアセンブリはさらに、カッピングア ーム軸回転軸と旋回アセンブリ中心軸との間の距離を変化させる為の軸回転軸位 置決め案内を備えていて; ここにおいては回転するカッピングアームが軸回転軸位置決め案内に対 して回転可能であり; ここにおいては軸回転軸位置決め案内が好ましくは、静止しており; ここにおいては軸回転軸位置決め案内が好ましくは、旋回アセンブリ中 心軸に対する軸回転軸の位置決めの為のカム表面を有していて;そして、 ここにおいては個々のカッピングアーム支持体部材が好ましくは、軸回 転軸位置決め案内のカム面との係合の為の対応しているカム従動子を有している 。 4.請求項1,2,または3の心棒カッピングアセンブリはさらに: 個々のカッピングアーム上に支持されていてカッピングアーム軸回転軸 の回りに回転可能な少なくとも1つのカム従動子と;そして、 カッピングアーム軸回転軸の回りでのカッピングアームの回転を提供す る為に、カッピングアーム上に支持されたカム従動子により係合可能な少なくと も1つのカム表面と; を備えている。 5.請求項1,2,3,または4の心棒カッピングアセンブリにおいては: 個々のカッピングアームが、カッピングアーム上に支持されていてカッ ピングアーム軸回転軸の回りに軸回転可能な少なくとも2つのカム従動子を備え ていて; 心棒カッピングアセンブリが好ましくは、少なくとも2つの静止したカ ム面を備えていて; 1つのカム面が好ましくは、第1のカッピングされた位置にカッピング アームを保持する為に、カッピングアーム上に支持されたカム従動子の1つによ り係合可能であり;そして、 他のカム面が好ましくは、第2のカッピングが外された位置にカッピン グアームを保持する為に、カッピングアーム上に支持されたカム従動子の他の1 つにより係合可能である。 6.旋回アセンブリ中心軸に対して平行に延びているとともに旋回アセンブ リ中心軸の回りにおいて心棒専用通路中で駆動される複数の心棒を備えていて、 ウェブ巻取旋回センブリ上に支持されている複数の心棒の端に解除可能に係合す る為の心棒カッピングアセンブリは: 個々の心棒に対応しており、心棒の端と解除可能に係合する為の心棒カ ップを夫々が有しているカッピングアームと;そして、 個々のカッピングアームが、回転するカッピングアーム支持体上で旋回 アセンブリ中心軸の回りの通路中で運ばれ、 個々のカッピングアームが、心棒カップが心棒の端に係合する第1のカ ッピングされた位置から第2のカッピングが外された位置へとカッピングアーム 軸回転軸の回りでの回転するカッピングアーム支持体に対するカッピングアーム の回転を許容するよう、回転するカッピングアーム支持体により支持されている 、 回転するカッピングアーム支持体と; 個々のカッピングアーム上に支持されていてカッピングアーム軸回転軸 の回りで軸回転可能な少なくとも1つのカム従動子と;そして、 カッピングアーム軸回転軸の回りカッピングアームの回転を提供する為 に、カッピングアーム上に支持されたカム従動子により係合可能な少なくとも1 つの静止したカム面と; を備えている。 7.請求項6の心棒カッピングアセンブリにおいては: 個々のカッピングアームが、カッピングアーム上に支持されていてカッ ピングアーム軸回転軸の回りで軸回転可能な少なくとも2つのカム従動子を備え ていて; 心棒カッピングアセンブリは好ましくは、少なくとも2つの静止したカ ム面を備えていて; 1つのカム面が好ましくは、第1のカッピングされた位置にカッピング アームを保持する為に、カッピングアーム上に支持されたカム従動子の1つによ り係合可能であり;そして、 他のカム面が好ましくは、第2のカッピングが外された位置にカッピン グアームを保持する為に、カッピングアーム上に支持されたカム従動子の他の1 つにより係合可能である。 8.心棒専用通路中で駆動される複数の心棒を備えているウェブ巻取旋回セ ンブリ上に支持されている複数の心棒の端に解除可能に係合する為の心棒カッピ ングアセンブリは: 個々の心棒に対応しており、心棒の端と解除可能に係合する為の心棒カ ップを夫々が有しているカッピングアームと; 回転する板と、回転する板に対する移動の為に回転する板上に支持され た複数のカッピングアーム支持体部材と、をを備えている回転可能に駆動される 回転するカッピングアーム支持体と; を備えていて、 ここにおいては、個々のカッピングアームが、カッピングアーム軸回転 軸の回りでのカッピングアーム支持体部材に対するカッピングアームの回転を許 容する為に、カッピングアーム支持体部材に軸回転可能に結合されている。 9.請求項8の心棒カッピングアセンブリにおいては、心棒専用通路が非円 形状である。 10.請求項8または9の心棒カッピングアセンブリは、個々のカッピングア ームの軸回転軸を位置決めする為の軸回転軸位置決め案内をさらに備えていて; ここにおいては軸回転軸位置決め案内が好ましくは、静止しており; ここにおいては軸回転軸位置決め案内が好ましくは、個々のカッピング アームの軸回転軸を位置決めする為のカム面を有していて;そして、 ここにおいてはカッピングアーム支持体部材が好ましくは、軸回転軸位 置決め案内のカム面と係合する為の対応したカム従動子を備えている。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/460,016 | 1995-06-02 | ||
US08/460,016 US5667162A (en) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | Turret winder mandrel cupping assembly |
PCT/US1996/008879 WO1996038366A1 (en) | 1995-06-02 | 1996-05-22 | Turret winder mandrel cupping assembly |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11506409A true JPH11506409A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=23827083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8536813A Withdrawn JPH11506409A (ja) | 1995-06-02 | 1996-05-22 | 旋回巻取装置の心棒カッピングアセンブリ |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5667162A (ja) |
EP (1) | EP0832035B1 (ja) |
JP (1) | JPH11506409A (ja) |
KR (1) | KR100302037B1 (ja) |
CN (1) | CN1071277C (ja) |
AT (1) | ATE195108T1 (ja) |
AU (1) | AU6253696A (ja) |
BR (1) | BR9609422A (ja) |
CA (1) | CA2222903C (ja) |
DE (1) | DE69609610T2 (ja) |
ES (1) | ES2149487T3 (ja) |
MX (1) | MX9709404A (ja) |
WO (1) | WO1996038366A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017518241A (ja) * | 2014-05-22 | 2017-07-06 | フューチュラ エス ピー エー | ペーパーログの製造のための管状コアへの接着剤の塗布方法及び装置 |
Families Citing this family (32)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5690297A (en) * | 1995-06-02 | 1997-11-25 | The Procter & Gamble Company | Turret assembly |
US6308909B1 (en) | 1999-02-09 | 2001-10-30 | The Procter & Gamble Company | Web rewinder chop-off and transfer assembly |
FI990366A (fi) * | 1999-02-22 | 2000-08-23 | Balbir Singh Gill | Paperirullien kelausyksikkö |
US7392961B2 (en) * | 2005-08-31 | 2008-07-01 | The Procter & Gamble Company | Hybrid winder |
US7455260B2 (en) * | 2005-08-31 | 2008-11-25 | The Procter & Gamble Company | Process for winding a web material |
US7546970B2 (en) * | 2005-11-04 | 2009-06-16 | The Procter & Gamble Company | Process for winding a web material |
US8800908B2 (en) * | 2005-11-04 | 2014-08-12 | The Procter & Gamble Company | Rewind system |
US7559503B2 (en) * | 2006-03-17 | 2009-07-14 | The Procter & Gamble Company | Apparatus for rewinding web materials |
US8459586B2 (en) * | 2006-03-17 | 2013-06-11 | The Procter & Gamble Company | Process for rewinding a web material |
US7815160B2 (en) * | 2006-04-04 | 2010-10-19 | A & P Technology | Composite mandrel |
US8162251B2 (en) | 2009-07-24 | 2012-04-24 | The Procter & Gamble Company | Hybrid winder |
US8157200B2 (en) * | 2009-07-24 | 2012-04-17 | The Procter & Gamble Company | Process for winding a web material |
BR112012030445A2 (pt) | 2010-06-18 | 2019-09-24 | Procter & Gamble | estruturas fibrosas em rolos de alta densidade |
CH705226A2 (de) * | 2011-07-05 | 2013-01-15 | Swiss Winding Inventing Ag | Wickler. |
US8794562B2 (en) * | 2011-10-13 | 2014-08-05 | The Procter & Gamble Company | Mandrel cupping assembly |
US8783598B2 (en) * | 2011-10-13 | 2014-07-22 | The Procter & Gamble Company | Web rewinding apparatus |
US8783599B2 (en) * | 2011-10-13 | 2014-07-22 | The Procter & Gamble Company | Process for rewinding a web material |
US8973858B2 (en) * | 2012-04-18 | 2015-03-10 | The Procter & Gamble Company | Web rewinding apparatus |
US8915462B2 (en) * | 2012-04-18 | 2014-12-23 | The Procter & Gamble Company | Mandrel cupping assembly |
US9027870B2 (en) | 2012-08-07 | 2015-05-12 | The Procter & Gamble Company | Web rewinding apparatus |
US9045303B2 (en) * | 2012-08-07 | 2015-06-02 | The Procter & Gamble Company | Mandrel cupping assembly |
US8910897B2 (en) | 2012-08-07 | 2014-12-16 | The Procter & Gamble Company | Web rewinding apparatus |
US8915461B2 (en) * | 2012-08-07 | 2014-12-23 | The Procter & Gamble Company | Mandrel cupping assembly |
US8925853B2 (en) * | 2012-08-27 | 2015-01-06 | The Procter & Gamble Company | Mandrel cupping assembly |
US8919687B2 (en) * | 2012-08-27 | 2014-12-30 | The Procter & Gamble Company | Mandrel cupping assembly |
CN105081723B (zh) * | 2015-09-09 | 2017-09-26 | 上海和科设备制造有限公司 | 扁管排出机构 |
CN107748109B (zh) * | 2017-09-07 | 2020-08-04 | 浙江大学宁波理工学院 | 一种海缆弯曲疲劳特性测试机及测试方法 |
CA3060180A1 (en) | 2018-10-26 | 2020-04-26 | The Procter & Gamble Company | Sanitary tissue product rolls |
CA3060185A1 (en) | 2018-10-26 | 2020-04-26 | The Procter & Gamble Company | Sanitary tissue product rolls |
US11447916B2 (en) | 2018-10-26 | 2022-09-20 | The Procter & Gamble Company | Paper towel rolls |
CN112692069B (zh) * | 2020-12-30 | 2022-09-16 | 浙江传播者金属装饰材料有限公司 | 一种带有芯棒锁定装置的轧机结构 |
CN114636298B (zh) * | 2022-05-19 | 2022-08-12 | 南通华凯新材料科技有限公司 | 一种用于离型膜生产的连续烘干装置 |
Family Cites Families (38)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1819406A (en) * | 1927-10-03 | 1931-08-18 | William H Cannard | Roll winding machine |
US2082031A (en) * | 1929-06-21 | 1937-06-01 | Schultz Engineering Corp | Core for automatic rewinding machines |
US2385692A (en) * | 1942-04-07 | 1945-09-25 | Scott Paper Co | Continuous winding machine |
US2686015A (en) * | 1948-08-04 | 1954-08-10 | Horace D Stevens | Apparatus for continuous windup |
US2769600A (en) * | 1952-07-16 | 1956-11-06 | Paper Converting Machine Co | Web winding machine |
US3148843A (en) * | 1959-10-09 | 1964-09-15 | Fmc Corp | Breaker bar for web rewinding machine |
US3116890A (en) * | 1961-08-01 | 1964-01-07 | Paper Converting Machine Co | Web winding apparatus |
US3161363A (en) * | 1961-12-21 | 1964-12-15 | Press & Co Maschinenfabrik | Winding machine |
US3179348A (en) * | 1962-09-17 | 1965-04-20 | Paper Converting Machine Co | Web-winding apparatus and method |
ES301444A1 (es) * | 1964-03-17 | 1964-11-16 | Fmc Corp | Aparato de manejo de mideos |
DE1474243B1 (de) * | 1964-12-24 | 1969-12-18 | Goebel Gmbh Maschf | Maschine zum ununterbrochenen Aufwickeln einer laengsgeschnittenen Bahn |
US3459388A (en) * | 1967-02-20 | 1969-08-05 | Paper Converting Machine Co | Mandrel for high-speed reeling |
DE1786250C2 (de) * | 1967-09-08 | 1983-02-10 | Hiroshi Iyomishima Ehime Kataoka | Vorrichtung zur kontinuierlichen Herstellung kleiner, für den Verbrauch bestimmter Wickelrollen von auf einen Wickelkern aufgewickelten dünnen, bandförmigen Materialien |
US3472462A (en) * | 1967-11-02 | 1969-10-14 | Dusenbery Co John | Turret winder for tape |
US3552670A (en) * | 1968-06-12 | 1971-01-05 | Scott Paper Co | Web winding apparatus |
US3547365A (en) * | 1968-06-19 | 1970-12-15 | Harris Intertype Corp | Turret rewinder |
AT286094B (de) * | 1968-08-09 | 1970-11-25 | Hobema Maschf Hermann | Papierrollen-Wickelmaschine mit mehreren Wickelwellen |
US3697010A (en) * | 1971-01-20 | 1972-10-10 | Paper Converting Machine Co | Web winder with improved transfer |
US3733035A (en) * | 1971-03-10 | 1973-05-15 | C Schott | Winder |
US3791602A (en) * | 1972-03-13 | 1974-02-12 | Kimberly Clark Co | Roll rewinder transfer apparatus and method |
US3791603A (en) * | 1972-09-18 | 1974-02-12 | Kimberly Clark Co | Method and apparatus for improved web transfer |
BE795742A (fr) * | 1972-10-12 | 1973-06-18 | Paper Converting Machine Co | Machine et procede de bobinage |
US3930620A (en) * | 1974-04-18 | 1976-01-06 | Compensating Tension Controls Inc. | Turret rewinder |
GB1502847A (en) * | 1975-11-07 | 1978-03-01 | Dee A | Winding machines |
US4230286A (en) * | 1978-07-03 | 1980-10-28 | Paper Converting Machine Company | Core holder for reeling |
US4174077A (en) * | 1978-07-03 | 1979-11-13 | Paper Converting Machine Company | Core holder for reeling |
US4208019A (en) * | 1978-08-10 | 1980-06-17 | John Dusenbery Co., Inc. | Turret winder for pressure-sensitive tape |
US4191341A (en) * | 1979-04-03 | 1980-03-04 | Gottlieb Looser | Winding apparatus and method |
US4266735A (en) * | 1980-02-08 | 1981-05-12 | Magna-Graphics Corporation | Mandrel supports for automatic web rewinder |
US4327876A (en) * | 1980-10-02 | 1982-05-04 | William T. Kuhn | Continuous center-winding apparatus and method |
US4344584A (en) * | 1981-03-04 | 1982-08-17 | American Can Company | Apparatus for winding webs |
US4516742A (en) * | 1983-05-05 | 1985-05-14 | Industrial Engraving And Manufacturing Corp. | Turret arrangement for continuous web rewinder |
US4687153A (en) * | 1985-06-18 | 1987-08-18 | The Procter & Gamble Company | Adjustable sheet length/adjustable sheet count paper rewinder |
US4635871A (en) * | 1985-09-17 | 1987-01-13 | Paper Converting Machine Company | Mandrel locking mechanism |
DE3903270C2 (de) * | 1989-02-03 | 1995-03-23 | Windmoeller & Hoelscher | Vorrichtung zum lagerichtigen Aufschieben mehrerer Wickelhülsen auf spreizbare Wellen |
JPH0612896A (ja) * | 1992-04-28 | 1994-01-21 | Nec Corp | 半導体記憶装置 |
IT1262540B (it) * | 1993-10-15 | 1996-07-02 | Perini Fabio Spa | Ribobinatrice per la produzione di rotoli di materiale nastriforme con un dispositivo per la temporanea accelerazione di uno dei rulli avvolgitori. |
SE501857C2 (sv) * | 1993-11-26 | 1995-06-06 | Moelnlycke Ab | Expanderbar axel samt dess användning för upplindning av banformigt material, såsom pappersbanor |
-
1995
- 1995-06-02 US US08/460,016 patent/US5667162A/en not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-05-22 KR KR1019970708719A patent/KR100302037B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-05-22 AT AT96921281T patent/ATE195108T1/de not_active IP Right Cessation
- 1996-05-22 AU AU62536/96A patent/AU6253696A/en not_active Abandoned
- 1996-05-22 ES ES96921281T patent/ES2149487T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-22 EP EP96921281A patent/EP0832035B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-22 CA CA002222903A patent/CA2222903C/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-05-22 DE DE69609610T patent/DE69609610T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-22 CN CN96195483A patent/CN1071277C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1996-05-22 WO PCT/US1996/008879 patent/WO1996038366A1/en active IP Right Grant
- 1996-05-22 BR BR9609422A patent/BR9609422A/pt not_active IP Right Cessation
- 1996-05-22 JP JP8536813A patent/JPH11506409A/ja not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-12-02 MX MX9709404A patent/MX9709404A/es unknown
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017518241A (ja) * | 2014-05-22 | 2017-07-06 | フューチュラ エス ピー エー | ペーパーログの製造のための管状コアへの接着剤の塗布方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR19990022240A (ko) | 1999-03-25 |
BR9609422A (pt) | 1999-05-25 |
CN1071277C (zh) | 2001-09-19 |
CA2222903C (en) | 2001-12-18 |
DE69609610D1 (de) | 2000-09-07 |
MX9709404A (es) | 1998-07-31 |
AU6253696A (en) | 1996-12-18 |
EP0832035A1 (en) | 1998-04-01 |
DE69609610T2 (de) | 2001-04-12 |
EP0832035B1 (en) | 2000-08-02 |
CA2222903A1 (en) | 1996-12-05 |
CN1190943A (zh) | 1998-08-19 |
KR100302037B1 (ko) | 2001-12-12 |
US5667162A (en) | 1997-09-16 |
WO1996038366A1 (en) | 1996-12-05 |
ES2149487T3 (es) | 2000-11-01 |
ATE195108T1 (de) | 2000-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11506084A (ja) | 旋回アセンブリ | |
JPH11506409A (ja) | 旋回巻取装置の心棒カッピングアセンブリ | |
JPH11506085A (ja) | 旋回巻取装置の心棒支持装置 | |
JPH11506087A (ja) | 異なったシート枚数で巻上がり棒を巻き取る方法 | |
JPH11506088A (ja) | 旋回巻取装置制御方法 | |
JP3330954B2 (ja) | ウェブ巻取装置 | |
JPH11506089A (ja) | 旋回巻取装置の心棒 | |
MXPA97009373A (en) | Method for devaning pieces with different accounts of lam |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040113 |