JPH11505598A - 地下液溜用改良隔壁管継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 円筒状部（３６）及び円錐状部（４０）を有する入口管継手は、その本体の回りに配置された封止装置を含んている。軸方向変位部材（４６）は、封止装置を円錐状部に沿っ付勢して、比較的広い範囲の封止力をもたらす。入口管継手は、液溜の外部に位置するシールド（６０）を含有して、入口管継手の液溜の外部に向かう変位のための出入空間を提供することができ、最初に液溜の外部から埋戻し材を除去する必要なしに封止装置の除去及び交換を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】 地下液溜用改良隔壁管継手 技術分野 本発明は、一般に地下液溜(sump)に使用される隔壁又は入口管継手(fitting) の分野に関し、さらに詳細には、増大した範囲の調節可能な封止力をもたらす入 口管継手に関する。 発明の背景 入口管継手は、液溜の出入開口と該出入開口を通って液溜に延びる配管との界 面を封止するために、地下液溜に使用されている。入口管継手は、液溜中に漏れ たガソリン等の液体の流れが周囲の地盤に入るのを防止し、かつ地下水の液溜へ の流入を防止することを意図している。 地下液溜は、液溜に入る及びそこから出る燃料導管の数に依存して、１個又は それ以上のそのような入口管継手を必要とする。出入開口が、通常、液溜の設置 位置に形成されている。当分野の及び液溜それ自体の種々の条件によって、出入 開口は、時には真円でない、即ち異形である。しかしながら、従来の入口管継手 は、比較的一定した、小さな範囲の封止力を有し、定形の一定の直径を有する出 入開口で使用した場合にしか適切に封止しない。したがって、異形の出入開口を 液溜に形成すると、あるいは直径が特定の入口管継手のサイズに特定されたもの よりわずかに大きいと、より大きな穴を形成し、かつより大きな入口管継手を利 用せねばならないか、あるいは液溜を処分せねばならないかのいずれかである。 入口管継手を最初に装着した後、封止装置は、最終的には老化して、圧縮永久 歪みを持つ。管のわずかな移動又は熱膨張及び収縮によって、封止装置の回りに 漏れが生じる。これが生じると、従来の入口管継手は、そのような入口管継手に よって提供される調節可能な封止力の欠如又は比較的小さな範囲の調節可能な封 止力のために、全体的に交換せねばならない。 使用されている幾つかの従来の入口管継手の設計がある。そのような入口管継 手の１つは、平坦部及び該平坦部に垂直に連接する管状部を有するラバーブーツ から成る。平坦部は、液溜の壁の外部に位置し、液溜にあけた複数の穴及び液溜 壁の内部に位置する圧縮リングを通って延びるボルトを含んでいる。ナットがボ ルトにかみ合って、液溜壁の外部に対して平坦部を引っ張る。管状部は、出入開 口を通って液溜中に延び、管に封止して留められる。この種の入口管継手は、平 坦部と液溜壁との間に一定範囲の調節可能な封止力を与えず、穴をあける必要性 及び必須のナットとボルトの締付けのためにかなりの設置時間を要する。さらに 、ブーツが、漏れを生じた場合、入口管継手から分離できる別個の封止装置がな いので、入口管継手全体を交換せねばならない。さらに、入口管継手の交換には 、ブーツの回収及び交換を可能とするために、液溜の外部から埋戻し材を除去す る必要がある。 現在使用されている他の従来の入口管継手は、出入開口に位置するブーツ、及 び出入開口と同心になるように、かつブーツを出入開口の縁に対して半径方向に 付勢させるように、ブーツに押し入る硬質プラスチックインサートから成る。し かしながら、硬質プラスチックインサートは、所定のサイズであるので、ブーツ 及びインサートは、全く特定のサイズの開口を必要とする。さらに、ブーツが、 漏 れを生じた場合、プラスチックインサートによって及ぼされる半径方向力を増大 する機構がないので、ブーツ全体を交換せねばならない。 増大した範囲の調節可能な封止力をもたらし、かつそれを使用する出入開口の 大きさ及び形状に融通性を持たせて、入口管継手全体を交換することなく、比較 的安価な封止装置の交換を可能とし、かつ液溜の外部から埋戻し材を除去する必 要なしに交換することができる入口管継手が望まれているのは、明らかである。 発明の概要 本発明の目的は、広い範囲の調節可能な封止力をもたらす入口管継手を提供す ることにある。 本発明の他の目的は、比較的広い範囲の直径の出入開口を封止することができ る入口管継手を提供することにある。 本発明の他の目的は、異形の出入開口を効果的に封止することができ、かつ漏 れ始めた出入開口を再封止するために、後で調節することができる入口管継手を 提供することにある。 本発明のなお他の目的は、液溜の外部から埋戻し材を除去する必要なしに、入 口管継手又は入口管継手の封止装置の交換を可能とするシールドと組合せた入口 管継手を提供することにある。 本発明のなお他の目的は、入口管継手全体よりは比較的安価な封止装置の交換 を可能とする入口管継手を提供することにある。 本発明のなお他の目的は、入口管継手の端部の脱締付け及び再締付けを必要と することなく、封止装置の容易な交換を可能とすることにある。 本発明のこれら及び他の目的は、その第一の部分が第一の半径を 有し、その第二の部分が第一の半径より大きい第二の半径を有する外面を持つ本 体を有する入口管継手で達成される。入口管継手の外面の転移部分は、第一の部 分と第二の部分との間に位置し、第一の部分より大きな半径及び第二の部分より 小さな半径を有している。封止装置が、本体の回りを囲って位置し、本体と液溜 の出入開口との封止界面を提供している。ナット等の軸方向変位部材が、本体の 回りに位置し、封止装置を本体の外面に沿って付勢している。封止装置が、転移 部分に対して軸方向に移動されると、封止装置は、出入開口の縁に対して外側で 半径方向に付勢される。転移部分を形成する本体の外面は、第二の部分に向かう 方向に増大する半径を有している。したがって、転移部分を出入開口に対して調 節して、比較的広範な直径の出入開口に対して封止することができる。さらに、 転移部分を出入開口に対して軸方向に調節して、調節可能な範囲の封止力を提供 することができる。 本発明の一実施態様によれば、封止装置は、入口管継手本体の回りに位置し、 出入開口を形成する液溜壁の縁を密に収容する環状溝を含んでいる。ワッシャー の内面の第一の円周部分は、転移部分の外形に一致するが、ワッシャーの内面の 第二の円周部分は、外面の第一の部分に一致する。 本発明の他の実施態様によれば、第一の端部及び第二の端部を要するシールド が、液溜壁の外部に位置して設けられている。シールドは、第一及び第二の端部 の中間に、内部出入空間を形成する。出入空間は、配管の軸方向部分の回りに配 置され、入口管継手の対応する直径方向寸法より大きな直径方向寸法を有してい る。出入空間は、入口管継手の一部の出入空間への変位を可能とするのに十分な 軸方向寸法を有している。シールドの第一の端部は、出入り開口に 外接し、また、シールドと壁との間の出入空間に埋戻し材が流れ込むのを防止す るように、壁に接近している。シールドの第二の端部は、シールドと配管との間 の出入空間に埋戻し材が流れ込むのを防止するように、配管に外接している。シ ールドは、配管とシールドとの間の相対的軸方向変位を選択的に防止し、かつシ ールドの壁に対する位置を確保するように、配管に取り外し自在に固定されてい る。 本発明のなお他の目的は、本発明を実施するために想到される最高の形態の一 つである、単に例として挙げる本発明の好ましい実施態様を示しかつ説明する以 下の説明から、当業者に明らかに成るだろう。理解されるように、本発明は、本 発明から逸脱することなく種々の明白な態様全てが可能である。したがって、図 面及び説明は、限定するものではなく、事実上例示と考えられる。 図面の簡単な説明 明細書に組み入れられ、その一部を形成する添付図面は、本発明の幾つかの態 様を示し、また、説明と共に本発明の原理を説明するために役に立つ。添付図面 において、 図１は、本発明の一実施態様に従う入口管継手を示す燃料ディスペンサー系の 概略断面図であり； 図２は、本発明の他の実施態様に従う入口管継手及びシールドの断面図であり ； 図３は、本発明の他の実施態様に従う入口管継手の側面図であり； 及び 図４は、図３の線４−４についての断面図である。 同一の数字は、全図面にわたって同一の要素を示す添付図面にそ の一例を示す本発明の好ましい実施態様を詳細に説明する。 好ましい実施態様の詳細な説明 図面を説明するに、図１は、燃料ディスペンサー系の概略図を示す。燃料ディ スペンサー２０及び２２は、燃料導管２４と連通しており、順に、燃料導管は、 地下燃料タンク２６と連通している。要求に際し、燃料が、地下燃料タンク２６ から燃料導管２４を通って燃料ディスペンサー２０及び２２に流れる。液溜２８ 及び３０等の液溜が、燃料導管２４に管継手を設けるのに必要である各位置を囲 っている。液溜２８は、管継手２９又はディスペンサー２０から漏れうる燃料を 捕らえて、そのような燃料が埋戻し材６８に侵入するのを防止する。 入口管継手３２が、液溜２８の壁の各出入開口に位置している。入口管継手３ ２は、導管２４と液溜２８との間にシールを形成する。シールド６０が、液溜２ ８の外部に位置し、埋戻し材６８が、入口管継手３２の領域で液溜２８の外部を 囲むのを防止している。シールド６０によって設けられた出入空間が、以下によ り詳細に説明するように、液溜２８の外側の入口管継手３２の軸方向移動、及び 埋戻し材６８を除去することなく、入口管継手３２に関連する封止装置の交換を 可能としている。同様の入口管継手３２が、液溜３０及び出入口３１に設けられ 、それぞれの出入開口を封止している。 図２は、本発明の一実施態様に従う入口管継手３２を示す。本体３４は、第一 の部分３６、第二の部分４０及び転移部分３８を含んでいる。第一の部分３６は 、第二の部分４０の第二の半径４１より小さい第一の半径３７を有している。転 移部分３８は、第一の部分３６及び第二の部分４０の間に延び、第一の半径３７ より大きく、 第二の半径４１より小さな転移部半径３９を有している。図２に示す入口管継手 ３２の実施態様によれば、第一の部分３６は、一般に円筒状の外面を形成し、そ して、転移部分３８及び第二の部分４０は、一般に第一の部分３６と連接する円 錐形部分を形成する。 封止装置４４が、本体３４の回りを囲んで位置し、本体３４と壁４５との封止 界面を提供している。封止装置４４は、液体が液溜２８から流出して埋戻し材６ ８に侵入するのを防止している。封止装置４４は、エラストマー又はその目的に 適した当業界で公知の他の組成物から成りうる。本体３４は、硬質であり、金属 又は熱可塑性樹脂から成りうる。好ましい実施態様において、本体３４は、熱硬 化性材料から成る。入口管継手３２は、本体３４のおねじ部とかみ合わせること ができるナット４６等の軸方向変位部材も含んでいる。ナット４６は、本体３４ と同じ材料から成りうる。ナット４６を回転させると、ナット４６は、表面３５ に沿って第二の部分４０の方に進む。ナット４６の前進によって、封止装置４４ が、転移部分３８に対して付勢され、順に半径方向外側及び壁４５に対して付勢 される。図２に示すように、壁４５によって形成される出入開口が、図２に示す ものより大きい場合、封止装置４４と共に開口を十分に封止するために、入口管 継手３２は、液溜２８の内部の方にわずかに変位させることだけを必要とする。 したがって、本発明の入口管継手は、単一の管継手によって、広い範囲の直径の 出入開口を封止することを可能とする。ナット４６を表面３５に沿って前進させ ると、封止装置４４が、転移部分３８によって半径方向外側にますます付勢され 、広い範囲の封止力をもたらす。したがって、封止装置４４が、装着後に漏れ始 めても、ナット４６を表面３５に沿って軸方向にさらに前進させて、出入開口を 再封止するだけでよく、封止装置 ４４を交換する必要を潜在的に排除する。 本発明の入口管継手３２によってもたらされる広い範囲の調節可能な封止力は 、比較的広い範囲の直径の出入開口に対し、単一の大きさの入口管継手を使用す ることを可能とする。入口管継手３２は、異形の出入開口も受け入れることがで きる。単一のナットを使用して、燃料導管２４と壁４５との間の封止力を調節し ているので、装着は、比較的速い。 ワッシャー４８を封止装置４４とナット４６の間に位置させて、摩擦を低減す ることができる。ワッシャー４８は、高密度ポリエチレン又は他の比較的低摩擦 の材料から成りうる。 封止装置４４は、表面３５の第一の部分３６の外形に一致する第一の部分４７ のような第一の内面を含むことができる。封止装置４４は、また、表面３５の転 移部分３８の外形に一致する第二の部分４９のような第二の内面も含むことがで きる。封止装置４４は、必要とは限らないが、壁４５の縁を密に収容し、また、 壁４５の縁を取り囲んで封止装置４４と壁４５との封止接触面積を増大するため の環状溝４３を含んでいるのが好ましい。 クランプ５０は、本体３４の端部５３の外周に対し、ブーツ５２の一端を封止 的に付勢し、また、ブーツ５４は、燃料導管２４に対し、ブーツ５２の他端を封 止的に付勢して、燃料が燃料導管２４と本体３４の内面との空間に侵入するのを 防止する。 図３及び４は、本発明の他の実施態様に従う入口管継手３２を示す。図４に示 すように、ナット１４６を支持する領域の本体１３４の外面の直径は、図３に示 す入口管継手より、本体１３４の端部５３について、大きな直径を有している。 対応して、それぞれが本体１３４の回りを囲んで位置する封止装置１４４、ワッ シャー１４８、及び ナット１４６の内径は、増大される。そのような内径の増大は、クランプ５０、 ブーツ５２又はクランプ５４を除去する必要なしに、本体１３４からナット１４ ６を除去することを可能とさせる。このことは、クランプ５０と端部５３との間 に既存のシールを妨げる必要なしに、封止装置１４４の迅速な除去及び交換を容 易にする。 入口管継手３２は、転移部分３８及び封止装置４４を壁４５によって形成され る出入開口に挿入し、そして、表面３５と壁４５との間に十分な封止力が達成さ れるまで、ナット４６を表面３５に沿って前進させることによって、液溜２８に 装着される。時間がたって、封止装置４４に漏れが生じた場合は、ナット４６を さらに回転させて第二の部分４０の方に前進させて、封止力を増大させて出入開 口を再封止すればよい。封止装置４４が、完全に役に立たなくなり、交換する必 要が生じた場合は、燃料導管２４を液溜２８中のその管継手から分離し、ナット ４６を液溜２８の内部に対して逆の方向に回転させて封止装置４４の圧力を軽減 し、かつワッシャー４８と共にクランプ５０、ブーツ５２上、及び燃料導管２４ の長さに沿ってすべらせて、除去する。本体３４を埋戻し材６８の方向に液溜２ ８の外部の方に付勢して、封止装置４４の半径方向の力を軽減することができる 。本体３４を出入空間６２中に十分に引き入れた後、封止装置４４を同様にクラ ンプ５０、ブーツ５２上、及び燃料導管２４の長さに沿ってすべらせて、除去す ることができる。 次に、新しい封止装置４４を燃料導管２４上に置き、すべらせて本体３４に戻 し、ワッシャー４８及びナット４６を同様に戻す。かくして、封止装置４４が完 全に役に立たなくなった場合でさえ、新しい入口管継手３２よりは、むしろ比較 的安価な封止装置を交換することによって、修繕することができる。さらに、封 止装置４４の 交換は、比較的迅速な工程である。 図２は、本発明の他の実施態様に従うシールド６０を示す。シールド６０は、 第一の端部６４及び第一の端部６４から離間した第二の端部６６を含んでいる。 シールド６０は、第一の端部６４と第二の端部６６の中間にあり、燃料導管２４ の軸方向長さの回りに配置される出入空間６２を形成する。出入空間６２は、本 体３４の端部５５の対応する直径方向寸法より大きな直径方向寸法を有している 。出入空間６２は、端部５５のシールド６０の出入空間６２への軸方向変位を可 能とするのに十分な軸方向寸法も有している。シールド６０は、いかなる適切な 硬質材料から成りうる。 第一の端部６４は、壁４５によって形成される出入り開口に外接し、また、埋 戻し材６８が出入空間６２に侵入するのを防止するように、壁４５に十分接近し ている。端部６４と壁４５との間の距離は、埋戻し材６８の直径に依存して変わ りうる。端部６４と壁４５との間の距離は、埋戻し材６８が出入空間６２に侵入 するのを防止するために、埋戻し材６８の直径より短いのが好ましい。 第二の端部６６は、埋戻し材６８が燃料導管２４とシールド６０との間の出入 空間６２に侵入するのを防止するように、燃料導管２４に外接している。シール ド６０は、燃料導管２４とシールド６０との間の相対的軸方向変位を選択的に防 止し、かつ壁４５に対する第一の端部６４の位置を確保するように、燃料導管２ ４に取り外し自在に固定されている。クランプ７０が、燃料導管２４に対して第 一の端部６６を半径方向に付勢して、シールド６０と燃料導管２４との間の相対 的軸方向変位を防止している。 出入空間６２は、本体３４の端部５５の出入空間６２への十分な変位を可能と して、封止装置４４を本体３４から除去することがで きるのに十分な軸方向寸法を有するべきである。 本発明の好ましい実施態様の上記説明は、例示及び説明のために与えたもので ある。その説明は、余すところのないものであったり、あるいは本発明を開示し た正確な形態に限定するものではない。明確な改変又は変化が上記教示に照らし て可能である。実施態様は、本発明の原理及びその実際の適用を最もよく例示し て、当業者が本発明を種々の実施態様で及び想到される実用に適するように、種 々改変して最高に利用できるように選択及び説明した。本発明の範囲は、ここに 添付した請求の範囲によって限定するものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 壁の開口を封止するための管継手であって、 その少なくとも一部が前記開口に位置するように適合される、外面を有する本 体； 第一の半径を有する前記外面の第一の部分、及び第一の半径より大きい第二の 半径を有する前記外面の第二の部分； 前記第一の部分と第二の部分との間に位置し、第一の部分より大きな半径及び 第二の部分より小さな半径を有する転移部分； 前記本体の回りを囲って位置し、本体と前記開口との封止界面を提供する封止 装置；及び 前記本体の回りに位置し、前記封止装置を前記本体の外面に沿って軸方向に付 勢する軸方向変位部材 とから成ることを特徴とする前記管継手。 ２． 前記封止装置が、前記開口を形成する壁の縁を密に収容するのに効果の ある環状溝を有している請求項１記載の管継手。 ３． 前記本体が、さらにおねじ部を有し、及び前記軸方向変位部材が、前記 おねじ部とかみ合いするナットを含み、前記ナットを回転させることによって、 ナットが前記外面に沿って前進する請求項１記載の管継手。 ４． 前記外面の回りを囲んで、かつ前記ナット及び封止装置の間で軸方向に 位置するワッシャーをさらに含んでいる請求項３記載の管継手。 ５． 前記転位部分及び第二の部分が、前記外面に円錐台の形状を与える請求 項１記載の管継手。 ６． 前記ワッシャーの内面の円周部分が、前記転移部分の外形に一致する請 求項１記載の管継手。 ７． 前記本体が、液溜の内端部、前記液溜内端部の回りを囲んで位置するブ ーツ、前記ブーツの回りを囲んで位置し、前記ブーツを前記液溜内端部に対して 封止的に付勢するクランプ、及び前記軸方向変位部材及び前記クランプに外接す る円の直径より大きな内径を有する前記封止装置とをさらに含んでいる請求項１ 記載の管継手。 ８． 容器の壁を貫通する配管用の出入開口を封止するための入口管継手であ って、 その少なくとも一部が容器の出入開口に位置するように適合される外面を有す る本体； 第一の半径を有する前記外面の第一の部分、及び第一の半径より大きい第二の 半径を有する前記外面の第二の部分； 前記第一の部分と第二の部分との間に位置し、第一の部分より大きな半径及び 第二の部分より小さな半径を有する転移部分； 前記外面の一部の回りを囲って配置され、前記本体と前記出入開口との封止界 面を提供する封止装置；及び 前記本体に対し軸方向に移動可能であり、前記封止装置を前記第二の部分の方 に前記外面に沿って軸方向に付勢する軸方向変位部材であって、前記封止装置の 前記転位部分に沿う軸方向移動が、前記本体と出入開口との間の封止力を変える のに効果的である前記軸方 向変位部材 とから成ることを特徴とする前記管継手。 ９． 前記封止装置が、前記出入開口の縁を密に収容するのに効果のある環状 溝を有している請求項８記載の入口管継手。 １０． 前記本体が、さらにおねじ部を有し、及び前記軸方向変位部材が、前 記おねじ部とかみ合いするナットを含み、前記ナットを回転させることによって 、ナットが前記外面に沿って前進する請求項８記載の管継手。 １１． 前記外面の回りを囲んで、かつ前記ナット及び封止装置の間で軸方向 に位置するワッシャーをさらに含んでいる請求項１０記載の管継手。 １２． 前記転位部分及び第二の部分が、前記外面に円錐台の形状を与える請 求項８記載の管継手。 １３． 前記ワッシャーの内面の円周部分が、前記転移部分の外形に一致する 請求項８記載の管継手。 １４． 前記本体が、液溜の内端部、前記液溜内端部の回りを囲んで位置する ブーツ、前記ブーツの回りを囲んで位置し、前記ブーツを前記液溜内端部に対し て封止的に付勢するクランプ、及び前記軸方向変位部材及び前記クランプに外接 する円の直径より大きな内径を有する前記封止装置とをさらに含んでいる請求項 ８記載の管継 手。 １５． 出入開口を有する壁を有する地下容器と前記出入開口を封止し、かつ 壁を貫通する配管を収容するために出入開口内に配置された入口管継手との組合 せにおいて、前記配管の一部の回りの前記壁及び前記入口管継手の一端に対して 外部の出入空間を提供する構造が、 第一の端部及び前記第一の端部から離間した第二の端部を有するシールドであ って、前記第一及び第二の端部の中間に内部出入空間を形成し、該出入空間が、 配管の軸方向部分の回りに配置され、前記入口管継手の対応する直径方向寸法よ り大きな直径方向寸法及び前記入口管継手の一部の前記出入空間への変位を可能 とするのに十分な軸方向寸法を有している前記シールド から成り； 前記シールドの第一の端部は、前記出入開口に外接し、また前記シールドと壁 との間及び前記出入空間に埋戻し材が流れ込むのを防止するように壁に接近して おり、そして前記シールドの第二の端部は、前記シールドと配管との間及び前記 出入空間に埋戻し材が流れ込むのを防止するように配管に外接しており； 前記シールドは、前記配管とシールドとの間の相対的軸方向変位を選択的に防 止し、かつ前記シールドの壁に対する位置を確保するように前記配管に取り外し 自在に固定されている ことを特徴とする前記構造。 １６． 前記シールドを前記配管に取り外し自在に固定するために前記シール ドの第二の端部の回りを囲んで位置するクランプをさ らに含んでいる請求項１５記載の構造。 １７． 前記出入空間を形成するシールドの内面が、第一の開口から第二の開 口に及ぶ複数の段を有しており、各連続段によって形成される空間の断面積が、 前記第二の開口に向かう方向に減少している請求項１５記載の構造。 １８． 容器の壁を貫通する配管用の出入開口を封止するための入口管継手で あって、 配管を収容する貫通穴を有し、その外面が、互いに隣接する円筒状部と円錐状 部を有する本体； 前記本体の回りを囲って配置され、前記本体と前記開口との封止界面を提供す る封止装置；及び 前記円筒状部に対し軸方向に移動可能であり、前記封止装置を前記本体に沿っ て軸方向に付勢する軸方向変位部材であって、前記封止装置の前記円錐状部に沿 う軸方向移動が、前記本体と出入開口との間の封止力を変えるのに効果的である 前記軸方向変位部材とから成ることを特徴とする前記管継手。 １９． 前記円筒状部に形状的に一致する前記封止装置の第一の内部及び前記 円錐状部に形状的に一致する前記封止装置の第二の内部をさらに含んでいる請求 項１８記載の入口管継手。