JPH11505370A - パルス化されたレーザビームを発生するレーザ装置において優先的に使用する光学部品 - Google Patents

パルス化されたレーザビームを発生するレーザ装置において優先的に使用する光学部品

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JPH11505370A JP8534427A JP53442796A JPH11505370A JP H11505370 A JPH11505370 A JP H11505370A JP 8534427 A JP8534427 A JP 8534427A JP 53442796 A JP53442796 A JP 53442796A JP H11505370 A JPH11505370 A JP H11505370A
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Abstract

(57)【要約】 パルス化されたレーザビーム、とくにマイクロないしフェムト秒範囲におけるモード連結されたビームを発生するためにレーザ共振器内において優先的に使用する光学部品は、飽和可能に吸収を行なう少なくとも1つの層を有する飽和可能な吸収体として作用する多層に位相連結された、“エタロンのない”コーティングアンサンブルを有する。この時、コーティングアンサンブルの層系列は、入射する共振器ビームに対して追加的に群速度の負の分散(負の群遅延分散;負の群速度分散)が生じるように、構成することができる。この時、とりわけ飽和可能な吸収体として作用しかつ利用可能な本発明による光学部品において、すでに以前から周知のように、もはや分離した個々の個別的な光学要素は、最小化してサンドイッチ状に組み立てられるのではなく、コーティングアンサンブルが提供され、ここにおいてそれぞれ個々の層は、アンサンブルの残りとともに入射するビームのための位相に関する総合特性に貢献する。この構成形式及びそれにより得られる計算形式によってのみ、飽和可能に吸収する特性を有する1つ又は複数の層を、最適な、ここでは飽和可能に吸収する作用が達成できるように、もちろん位相に関する関係を考慮してこのアンサンブル内に配置することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 パルス化されたレーザビームを発生するレーザ装置において優先的に使用する 光学部品 本発明は、パルス化されたレーザビーム、とくにマイクロないしフェムト秒範 囲におけるパルス化されたビームを発生するレーザ装置において優先的に使用し かつ請求の範囲第10及び11項に記載のパルス化されたレーザの光学構成に使 用する光学部品に関する。 マイクロないしフェムト秒範囲における短いパルスは、レーザ共振器内におい てモード連結、Q回路又はモード連結されたQ回路によって発生することができ 、このことは、レーザ共振器内に挿入された飽和可能な吸収体によって行なうこ とができる。飽和可能な吸収体として、色素又は半導体が利用され、これら色素 又は半導体の吸収能力は、入射強度の増大とともに低下する。このようにして例 えばH.ウエーバー/G.ヘルツィガー、レーザーグルントラーゲン・ウント・ アンベンドゥング、フィジーク・フェルラグ・GmbH、バインハイム/ベルグ シュトラーセ、1972、第144以後に、明らかな様式及び方法で記載された ように、共振器内において振動する短いパルスのために異なった共振器モードの 連結が行なわれる。 この時、飽和可能な吸収体は、U.ケラー、“レボルチオン・イン・デア・エ ルツォイグング・ウルトラクルツァー・パルス”TRトランスファー、第23巻 、1994、第22−24頁に記載されたように、例えばいわゆる“反共振ファ ブリーペロー可飽和吸収体”として構成することができる。これら公知の飽和可 能な吸収体において半導体吸収体が利用され、この半導体吸収体は、サンドイッ チ構造によってほぼ400μmの厚さのファブリーペロー干渉計内に統合されて いた。このサンドイッチ構造は、ファブリーペロー(エタロン)と同様に2つの ミラー要素を有する。両方のミラー要素の間の中間空間は、飽和可能に吸収する 半導体材料によって満たされていた。この時、両方のミラー要素の間隔は、ファ ブリーペローの内部のビーム強度が、入射する強度よりもずっと小さいように選 定された。すなわちファブリーペローは、反共振で動作する。このサンドイッチ 構造は、とりわけヨーロッパ特許出願公開第0609015号明細書(米国特許 第5345454号明細書)及びヨーロッパ特許出願公開第0541304号明 細書(米国特許第5237577号明細書)に記載されている。 飽和可能な吸収体の別のサンドイッチ状の構造は、L.R.ブロベリー他、“ セルフ−スターティング・ソリトン・モードロックド・Ti−サファイヤ・レー ザ・ユージング・ア・シン・サチュラブル・アブソーバ”、エレクトロニクス・ レターズ、第31巻、第4号、1995、第287−288頁により公知である 。ここに記載された“サンドイッチ−吸収体”(第287頁、右欄、上から第2 段落参照)において、両方のファブリーペローミラーのうち一方だけが、反射防 止コーティングに、すなわち反射防止補償部に置き換えられ、ここでは飽和可能 に吸収する材料は、サンドイッチの両方のカバー要素の間にある。 この時、とりわけ飽和可能な吸収体として作用しかつ利用可能な本発明による 光学部品において、すでに以前から周知のように、もはや分離した個々の個別的 な光学要素は、最小化してサンドイッチ状に組み立てられるのではなく、“エタ ロンのない”コーティングアンサンブルが提供され、ここにおいてそれぞれ個々 の層は、アンサンブルの残りとともに入射するビームのための位相に関する総合 特性に貢献する。エタロンのないコーティングアンサンブルとは、局所的に判定 可能なエタロンを持たないコーティングのことである。この構成形式及びそれに より得られる計算形式によってのみ、飽和可能に吸収する特性を有する1つ又は 複数の層を、最適な、ここでは飽和可能に吸収する作用が達成できるように、も ちろん位相に関する関係を考慮してこのアンサンブル内に配置することが可能で ある。 本発明において、その総合特性がもはや個々の部分層の特性の加算としてのみ 生じるのではないコーティングが使用される。まずコーティングアンサンブル全 体が構成される。このコーティングアンサンブルの存在の後に初めて、アンサン ブルの特性を(フィルタ計算と同様に計算により)決めることができる。 本発明は、多数の層からなるコーティングアンサンブルを利用し、その際、こ こではすでに1つの層の除去又は変更だけのために、総合層特性が変化すること がある。前記のサンドイッチ構造とは相違して、ここでは例えばM.ボーン及び E.ボルフ、プリンシプルズ・オブ・オプティクス、パーガモン・プレス、19 75、第55−70頁における理論的な説明から明らかなように、層全体相互の マトリクス状の連結が行なわれる。層の物理的データの変更(アンサンブルにお ける場所、屈折率、光学的な層厚さ)は、層全体の特性に影響を及ぼす。 この時、周知のサンドイッチ状の構造に対して、本発明においてコーティング アンサンブルの適当な決定によって、光学部品に、この時にちょうど最適な共振 器のために必要なような特性を与えることができる。光学的な層の厚さ及び/又 は層材料及びアンサンブルにおける場所の選択によって、その特性が達成され、 所望のように、したがって最適に調節可能である。光学的な特性が考慮できるだ けでなく;とりわけ層の抵抗、周波数に関する正確な反射特性における要求、及 びとくに後に説明するように吸収材料の最適な場所、したがってその最適な効果 も選択することができる。 コーティングアンサンブルの構成の際に、周知のサンドイッチ構造に対してわ ずかな数の層が生じるので、このコーティングは、価格的に望ましいばかりでな く、使用すべき光学的層厚さ及びその屈折率において一層大きな公差を利用して 製造することができる。層構成及びその材料における多数の組合わせ可能性を可 能にする優れた“設計の自由度”は、とくに有利とわかった。 次に本発明による光学部品の例及びその有利な使用を、図面により詳細に説明 する。本発明のその他の利点は、次の説明文から明らかである。ここでは: 図1は、例えば飽和可能な吸収体として作用するコーティングアンサンブルの 、面に対して垂直な方向における断面を示し、 図2は、その全反射に対する計算過程を示すために任意のコーティングアンサ ンブルの特性インピーダンスの概略的な表示を示し、 図3は、自由空間において0.6ないし1.0μmの波長を有するビームに対 する垂直ビーム入射の際の図1に示したコーティングアンサンブルの反射特性を 示し、その際、吸収を行なう層は、同じ全アンサンブル厚さの際に、表面の近く において20nmかつ通常位置に対して一度20nmさらにここから離れており 、 図4は、810nm、820nm、830nm及び850nm(自由空間)の 波長に対するコーティングアンサンブル[個々の誘電体層の位置は、図1により 記入されている]内の正規化された強度特性を示し、その際、実線の曲線は、図 5に示された装置におけるモード連結されたレーザの830nmの平均周波数の 波長を示しており、 図5は、パルス化されたレーザの光学的構成の図を示し、 図6は、飽和可能な吸収体の他に負の群速度分散を達成することができる図1 に示されたコーティングアンサンブルに対する変形を示し、 図7は、共振器ミラーとして図6に示された部品を有するモード連結されたレ ーザの光学的構成の図を示し、 図8aないし8eは、種々の構成のコーティングアンサンブルを示し、その際 、それぞれ図部分αは、全アンサンブルの厚さ(μmにおけるz)に関する任意 のユニットにおける強度特性(I)を示し、図部分βは、コーティングアンサン ブルの一部に関する強度特性を示し、かつ図部分Γは、ミクロン[μm]におけ る横軸上に示された波長に関するコーティングアンサンブルの反射を示し、 図9は、図1と同様であるが金属層を有するコーティングアンサンブルを示し 、 図10は、III−V族半導体材料及びふっ化物を含む層を示し、このことは 、ここでは1.4μmの中心波長におけるミラーを表わし、 図11は、活性媒体及び共振器端部ミラーが1つの構成部分を形成するレーザ 共振器の変形を示し、 図12は、共振器内における活性媒体が転向ミラーとして構成されたレーザ共 振器の別の変形を示し、かつ 図13は、小型化したレーザ共振器を有する別の変形を示す。 図1は、反射器及び同時に飽和可能な吸収体として作用するコーティングアン サンブル1の層構成を断面で示している。飽和可能に吸収する材料として、ここ では例えば半導体、すなわちガリウムひ素が利用されるので、コーティング過程 の間の支障ない成長(ほぼ400℃における低温MBE成長)を維持するために 、残りの層のためにも、構造構成においてガリウムひ素と同類の半導体材料が利 用されている。 通常GaAs及びAlGaAs層を含む構造を、ほぼ600℃の通常のMBE 温度で成長させる。しかし飽和可能な吸収体を含む層は、それより低い温度で、 すなわち200℃と600℃の間の温度で成長させると有利である。すなわちこ れによりレーザパルスによって発生される電荷キャリヤの再結合時間に影響を及 ぼすことができ、かつこの時これら再結合時間は、調節可能に数100fsと数 ナノ秒との間にある。この再結合時間は、例えばL.R.ブロベリ他、“デザイ ン・アンド・オペレーション・オブ・アンチレゾナント・ファブリー−ペロー・ サチュラブル・セミコンダクタ・アブソーバーズ・フォー・モード−ロックド・ ソリッド−ステート・レーザ”、ジャーナル・オブ・ジ・オプティカル・ソサイ エティー・オブ・アメリカ・B、第12巻、1995、第311−322頁に説 明されているように、レーザの必要な特性に合わされる。すなわちここに例とし て説明されたコーティングアンサンブル 1及び42において、後に述べる層6及び39だけが、400℃の温度で成長さ せられている。 コーティング表面(空気3に対する境界層)から出発して、コーティングアン サンブル1は、5nmの厚さのガリウムひ素層−カバー層4(GaAs)、それ から40nmの厚さのアルミニウムひ素層5(AlAs)、飽和可能に吸収作用 する材料として20nmの厚さのガリウムひ素層6(GaAs)、70nmの厚 さのアルミニウムひ素層7、10nmの厚さのガリウムひ素層9、及びそれから なるべくアルミニウムドーピングした59.4nmの厚さのガリウムひ素層11 (Al15%Ga85%As)と69.2nmの厚さのアルミニウムひ素層13 とからなる25の二重層を有する。全コーティングアンサンブル1は、ガリウム ひ素基板15上に取付けられている。 コーティングアンサンブル1の反射の計算は、ヘルマン.A.ハウス、ウエイ ブズ・アンド・フィールズ・イン・オプトエレクトロニクスズ、1984、プレ ンティス−ホール・インク.エングルウッド・クリフズ、ニュー・ジャージー・ 07632、ISBN 0−13−946053−5、第31−46頁にしたが って、図2に使用された記号を使用して、電気特性インピーダンスへの整合の理 論と同様に行なわれる。 層Zxの特性インピーダンスは、屈折率(1の相対磁気透磁率における相対誘 電率の平方根、このことは、ここでは通常与えられている。)により割られた真 空の特性インピーダンスZo(空気のものに近い)である。真空の特性インピー ダンスZoは、ほぼ376.7Ωである。 電気的波動理論によれば、この時、特性インピーダンスの変換のために次の式 が明らかである: Z’=Zm[Zs/Zm+jtan(2πdm/wm)]/[1+j(Zs /Zm)・tan(2πdm/wm)] “j”は、複素書式における虚数部を示し、 Zsは、基板の特性インピーダンスであり、ここではガリウムひ素の ものであり、 Z’は、特性インピーダンスZm及び幅dmを有する中間片により基板の特性 インピーダンスZsから切離された波がこれを“見るようになる”ような変換さ れた特性インピーダンスであり; wmは、特性インピーダンスZmを有する、すなわち当該の屈折率nm・wm =wo/nmを有する層の材料における考慮されるビーム周波数の波長であり、 その際、woは、自由空間におけるビームの波長である。 厚さdm−1を有する別のインピーダンス波片Zm−1が前に接続された場合 、この時に波がこれを“見るようになる”ような特性インピーダンスZ’’に対 して、この時、意味的に次の式が成り立つ: Z’’=Zm−1[Z’/Zm−1+jtan(2πdm−1/wm−1) ]/ [1+j(Z’/Zm1)・tan(2πdm−1/wm−1)] 全コーティングアンサンブル1の反射Rは、この時次のように与えられ: R=[(1−Zm−x/Z*x’)/(1+Zm−x/Z*x’)]*2 その際、Z*x’は、層表面に対して変換された特性インピーダンスであり、 かつZm−xは、一番上の層に境を接する媒体の、したがってここでは空気の特 性インピーダンスである。前記のコーティングアンサンブル1の反射特性は、図 3に示されている。この時、理念は、コーティングアンサンブル1の構造に基づ く波長依存性を、所定の波長範囲に対して吸収を行なう材料によって与えられる 吸収によって補償することにある。このことは、吸収層6の適正な場所の選択に よって達成することができる。この考えをはっきりさせるために、吸収層6の位 置におけるアンサンブル1の反射率は、図1に示した位置に対して一方において 20nmだけ外方へ、(粗い破線)、かつ一方において20nmだけ内方 へ(細かい破線)ずらして示されている。実線は、モード連結されたレーザのも のによる830nmの中心周波数の波長である。 コーティングにおける面の垂線に対して平行な強度特性は、前記の反射率と同 様に電界強度から計算され、その際、ここでもそれぞれの内側境界面における部 分波の反射の位相関係は、例えばヘルマン.A.ハウスによる前記の刊行物に説 明されたように、位相に関して重畳しなければならない。 830nm、840nm及び850nmの自由空間における種々の波長に対す る図1に示されたコーティングアンサンブル1内の強度の経過は、図4に示され ている。波長表示は、常に自由空間におけるものに関する。 とくにサブピコ秒範囲における短いモード連結されたパルスの発生は、光学部 品の図5aに示された装置によって可能である。装置は、ヒートシンク17上に 配置されかつ飽和可能な吸収体を有するレーザ共振器ミラーとして作用するコー ティングアンサンブル19を有し、このコーティングアンサンブルは、前記のコ ーティングアンサンブル1にしたがって840nmのところに最大反射を有し、 かつ1−2%の飽和可能な吸収体を有するほぼ100%ミラーとして作用する。 出力結合ミラーとして作用する別の共振器ミラー20は、98%の反射を有し、 かつ専門家のコーティングを有し、このコーティングについては、ここではそれ 以上立入らない。活性媒体として、5mmの厚さ及び3%のクロム含有量を有す るCr:LiSAF−結晶23[クロムドーピングされたリチウム−ストロンチ ウムアルミニウムふっ化物−結晶]が使われる。活性媒体は、両側からアプライ ド・オプトロニクス社のタイプAOC−670−400のそれぞれ1つのレーザ ダイオード21a及び21bによって、400mWの出力を有する670nmの 波長において光学的にポンピングされる。ポンピングビーム経路は、実線の共振 器ビーム経路18と区別するために、図5aに破線で示されている。ダイオード 21a及び2 1bのビームは、結像システム22a又は22bによって活性媒体23内に入射 される。共振器内におけるビーム経路は、それぞれ1つの凹面反射面を有する3 つのミラー24a、24b及び24c(表面曲率半径は、図5aにおける“上側 の”両方の反射面において10cm、かつ下側のものにおいて20cmである) によって形成され、かつ転向される。59cmの間隔を置いて互いに離された両 方のプリズム25a及び25bは、レーザ共振器において群速度の負の分散を形 成するために使われる。群速度のこの負の分散は、前記の短いパルスを発生する ために必要である。 図1に示されたコーティングアンサンブルに対する変形は、図6に示されてい る。二重層系列33及び34、及び基板35の材料も、図1におけるものと同一 である。この時、層33上に10nmの厚さのGaAs層38があり、これにア ルミニウムひ素(AlAs)からなる130nmの厚さの中間層37が続き、そ れからアルミニウムドーピングした飽和可能に吸収するガリウムひ素層39が続 く。層39は、なるべくA16%Ga94%Asからなり、かつとくにほぼ40 0℃におけるいわゆる“低温MBE方法”によって製造される。カバー層41と して、55nmの厚さのアルミニウム−ガリウムひ素層Al65%Ga35%A sが使われる。このアンサンブル42の反射は、840nmの波長において不飽 和でほぼ98%にある。 ドーピングの選択により、ガリウムひ素層は、ここに当たるビーム波長に依存 して、飽和可能に吸収を行なう層から吸収を行なわないものへ調節することがで きる。このようにしてガリウム割合をアルミニウムのものに置き換えかつひ素割 合を一定にした0ないし6%のアルミニウムのドーピングの際、吸収限界は、8 70nmから830nmにシフトする。15%のアルミニウム含有量の場合、吸 収限界は、すでに800nmにある。この時、層構成は、レーザ共振器において ビーム波の群速度の負の分散が生じるように選定された。さらに当該の層の良好 な成長、 及び大きなビーム強度における大きな抗性を得ることに注意する。 R.スツィペクス他、“チープド・マルチレイヤー・コーティング・フォー・ ブロードバンド・ディスパージョン・コントロール・イン・フェムトセカンド・ レーザ”、オプティック・レターズ、第19巻、第3号、1994、第201− 203頁に記載されたように、例えばSiO2及びTiO2の別の材料組成も選 択することができることは明らかである。しかしR.スツィペクス他によって記 載されたコーティングアンサンブルは、群速度の負の分散だけしか発生しない。 とくにここにおける図1に示されたように、この層構成は、この時、なお第1に 発明に値する知識に基づいて、飽和可能に吸収する層があらかじめ決められた位 置においてコーティングアンサンブルに統合されるように、変更しなければなら ない。本発明による知識によれば、当該の層は目的として統合することができる ので、位相速度の負の分散が達成できるだけでなく、追加的に飽和可能な吸収の 特性を最適に統合することができる。そのため個々の層は、位相関係を変更する ことなく、層構成に関する強度の図4に示された経過と同様に、飽和可能な吸収 を有するものに置き換えるだけでよい。 R.スツィペクス他の刊行物に記載されたコーティング構成に対する変形は、 C.フォンテイン他、“ジェネラライゼイション・オブ・ブラッグ・レフレクタ ・ジオメトリー:アプリケーションズ・トゥー・(Ga、Al)As−(Ca、 Sr)F2・レフレクターズ”、J.Appl.Phys.68、(10)、1 990、第5366−5368頁に説明されている。この時、本発明によれば、 ここに説明された層系列に、前記の説明と同様に、飽和可能に吸収する1つ又は 複数の層を統合することができる。このような構成によれば、10fs以下のパ ルス幅が達成できる。 図7は、モードロックされたレーザの共振器装置を示しており、その際、一方 のレーザ共振器ミラー43は、840nmにおける最大反射の ために前記のコーティングアンサンブル42によってコーティングされており、 かつほぼ100%−ミラーとして構成されている。出力結合ミラーとして作用す る他方の共振器ミラー45は、99%の反射を有し、かつ専門家のコーティング を有し、このコーティングについてここではこれ以上立入らない。活性媒体とし て、2mmの厚さを有するCr:LiSAF−結晶47[クロムドーピングした リチウム−ストロンチウムアルミニウムふっ化物−結晶LiSrAlF6]が使 われるので、ブルースター角における光経路は、結晶内かつ3%のクロム含有量 において2mmである。活性媒体は、アプライド・オプトロニクス社のタイプA OC−670−400のレーザダイオード49により、400mWの出力を有す る670nmの波長で光学的にポンピングされる。ポンピングビーム経路は、図 7において実線の共振器ビーム経路48から区別するために破線で示されている 。ダイオード49のビームは、結像システム51によって活性媒体47に入射す る。実際のポンピング過程のために、400mWのうちこの時なおほぼ300m Wが利用される。共振器内におけるビーム経過は、それぞれ1つの凹面反射面を 有する2つのミラー50a及び50b(表面曲率半径は10cmである)によっ て形成され、かつ転向される。共振器ミラー43の間隔は、“転向ミラー50a ”から27cmであり、かつ転向ミラー50bからの出力結合ミラー45の間隔 は、70cmである。 300mWのポンピング出力の際、160fsのレーザパルスにおいて25m Wの平均レーザ出力が達成された。ここにおいて選ばれたレーザ共振器装置にお いて、一方において丈夫な構成、及びいわゆる“カーレンズモデルロッキング” を使用した際の調節と比較して微妙でない調節が目立っている。この装置におい て、きわめて困難に調節すべきプリズム対25a及び25bも省略することがで きる。 共振器ミラーとして作用するコーティングアンサンブル19又は43の代わり に、ミラー20、45、24a、24b、24c、50a及び 50bの1つ又は複数の表面は、同様であるがこの時に反射しないアンサンブル コーティングを有することもできる。 前記のコーティングアンサンブルを反射器として構成する代わりに、これらコ ーティングアンサンブルは、反射防止器として構成することもでき、かつこの時 、直接例えば活性媒体の一方又は両方の側面に、又はプリズム25a及び/又は 25bの1つ又は複数の面に、及びレーザ共振器内のそのビーム経路内における ここには図示しないその他の光学部品に取付けてもよい。 コーティングアンサンブル1又は42における1つだけの飽和可能に吸収する 層6又は39の代わりに、複数のこれら層が存在してもよいことは明らかである 。これら層は、アンサンブル内のビーム強度に関して類似の位置(図4参照)に あるだけでよい。 前記のガリウム、ひ素及びアルミニウムを含む半導体材料の他に、例えばイン ジウム、りん、ふっ化物(CaF2、BaF2、・・・)をベースにしたものの ようなその他の半導体材料を使用してもよいことは明らかである。 図8aないし8eは、図1及び6のものに対する変形として、種々のコーティ ングアンサンブルの例を示している。個々の層の幅は、それぞれの部分図α及び βにおける“方形曲線”から明らかである。それぞれの層を区別するために、そ の屈折率nが指定されている。n 3.5の屈折率を有するGaAsからなる層 53とn 2.95の屈折率を有するAlAsからなる層55とが、交互に存在 する。図8aないし8eのコーティングアンサンブルは、一番上の3つの層にお いて互いに相違している。“上”とは、露出したコーティング端部−空気への移 行部−を表わす。一番下の部分図Γは、それぞれ入射するビームのミクロン(μ m)における波長λに関する当該のコーティングアンサンブル全体の反射Rの経 過を示している。 図8aにおいて一番上の層56は、1.064μm(自由空間波長) に関する半波長の光学的層厚さを有するGaAs層であり、この層は、n 3. 6の屈折率を有するInGaAsからなる吸収部分層57を含んでいる。自由空 間波長とは、自由空間(真空)における波長である。しかし当該の層において存 在する屈折率にしたがって、波長の値は相応して変化する。吸収部分層57の位 置は、この層が共振器波の強度経過の最大値のとことにあるように選定されてい る。この位置、及びコーティングアンサンブルにおけるレーザ共振器波の正規化 された強度経過59a全体は、図8aの部分図αによって示されている。上側コ ーティング部分層に対してコーティング厚さ寸法に関して拡大された表示は、図 8aの部分図βによって示されている。ここでは部分図αと同様に強度経過は、 59bによって示されている。 図8aと同様なコーティングアンサンブルは、図8bによって示されているが 、その際、ここでは一番上の層60は、1.064μmに関して1/4波長の光 学的層厚さを有するGaAs層である。吸収を行なう層61は、ここでは同様に この層60内にあるが、すでに下降する強度62a又は62bの場所にある。 これとは別のコーティング変形は、図8cに示されている。ここでは吸収を行 なう層63は、同様に一番上の層64内に埋め込まれている。前記のコーティン グアンサンブルとは相違して、ここでは一番上の層64は、AlAsからなる小 さな屈折率、すなわちn 2.95を有する層である。光学的層厚さは、1.0 64μmに関する半波長に相当する。吸収を行なう層63は、ほぼ強度最大値の 1つ、ここでは絶対的な強度最大値65のところに配置されている。 コーティングアンサンブルの別の変形は、図8d及び8eに示されている。前 記のものと相違して、この時、吸収を行なう層68又は70は、もはや一番上の 層ではなく、それより深いところにある、ここでは例えば上から3番目の層67 又は69内に埋め込まれている。図8dにおいて吸収を行なう層68は、ほぼ相 対的な強度最大値の場所にある。これ に反して図8eにおいて、吸収を行なう層70は、相対的な強度最大値の後の降 下する部分にある。 図8aないし8eは、コーティングアンサンブル内における飽和可能な吸収体 の最適な位置をどのようにして見付けることができるかの方法を示している。吸 収体の位置を注意深く選択した際、所望の波長範囲に関する所望の広帯域性が達 成できる。図示した例において、50nmの範囲が達成されている。さらにコー ティングアンサンブルにおける実効的な、すなわち“外部から見た”飽和強度は 、例えば図8dが示すように、例えば吸収体を一層深く理め込んだとき、高める ことができる。 図9は、図示しないレーザ共振器内において10−fs−範囲[fs フェム ト秒(1fs=10*−15秒)]におけるパルス幅を有するパルス化されたレ ーザビームを発生するために、前記の構成と同様に飽和可能な吸収体を有する広 帯域コーティングアンサンブルを示している。活性レーザ材料として、2mmの 厚さを有する(図示しない)Ti:サファイヤーレーザ−結晶が利用される。共 振器ミラーは、10cmの相互間隔に配置されており、それにより後に説明する 吸収を行なう層におけるレーザビーム直径は、36μmである。(図示しない) 出力結合ミラー(両方の共振器ミラーのうちの一方)は、レーザ共振器から3% のレーザ強度を出力結合する。前記の図示しないレーザ共振器に使用する図9b 及び9cに示されたコーティングアンサンブルは、図1、4及び図8aないし8 eのコーティングアンサンブルとは相違して、金属層、ここでは銀層を有する。 しかし例えば金層のようなその他の金属層が存在してもよい。 通常のコーティング方法とは相違して、ここでは基本的にすでに周知のものと は異なった新しい製造方法が使用されている。すなわちこの方法において、後に 説明するように、一番下にあるべき金属層が最後のものとして製造される。すな わち層の取付けは、反転された順序で行なわれる。 図9bに示されたコーティングアンサンブルの製造のため、図9aに暗示的に 示されたように、まずGaAs基板71上に、x=0.65を有する300nm の厚さのAlxGa1−xAs層72が取付けられる。それからこの層72上に 40nmの厚さのGaAs層73が取付けられる。この時、x=0.65を有す るAlxGa1−xAs層72からなる20nmの厚さの別の層74が続く。こ の層74上に、低温法(400°C)において15nmの厚さのGaAs吸収層 75が取付けられ、それから70nmの厚さのAlAs層76、及び3nmの厚 さのGaAs層77が続き、このGaAs層は、後で層76の酸化を防ぐように する。それから層77上に5μmの厚さの銀層78が来る。 このコーティング方法の後に、コーティングされた基板71は、ほぼ5mm× 5mmの大きさの片に分割される。それからこれら片は、十分な熱放出を維持す るために、2成分エポキシド接着剤79によってシリコン基板80上に接着され る。片は、次の処理ステップにおいて80℃で8時間にわたって、500gの表 面重量において負荷をかけて熱処理される。次にGaAs基板71は、100μ mにラッピングされ、かつ過酸化水素中に[NH4OH:H2O2(1:25) ]溶解されたアンモニアによって毎分ほぼ6μmの室温におけるエッチング速度 で層72までエッチングされる。続いて層72は、ふっ化水素酸により層73ま で取り除かれる。層73は、層71と同様に、過酸化水素中に[NH4OH:H 2O2(1:200)]溶解された一層低い濃度のアンモニアによってエッチン グ除去される。良好な均一なエッチングのために、5mm×5mmの大きさの片 は動かさなければならない。角及び銀の層を保護するために、エッチング過程の 間に、ワックス塗装が利用される。ワックス保護層は、後にトリクロエチレンに よって取り除くことができる。エッチングによって、コーティングアンサンブル の製造のために必要な層であるが、光学的に利用できない層は、取り除かれるよ うになる。この時、一番上の層は、層74である。 図9cに示されたコーティングアンサンブルは、図9bにおけるものと同様に 製造されている。層83、84、85及び86は、図9bのコーティングアンサ ンブルの層78、77、76及び75に相当する。しかし図9bのものとは相違 して、ここには82nmの厚さのAlGaAs層87が存在し、この層上に、保 護層90を有する反射防止コーティング89がある。図9b及び9cにおいて、 それぞれ強度の局所的な経過は、参照符号91a又は91bによって記入されて いる。 図9bに示されたコーティングアンサンブルは、(図示しない)レーザ共振器 に内において、小さなQにより反共振で動作する。それにより波長に依存した拡 大された反射変化及び拡大された群速度の分散によって引起こされるきわめて短 いパルス幅制限(きわめて短い−パルス−幅制限)が回避される[例えばL.R .ブローベリ、u.ケラー、T.H.チウ、J.Opt.Soc.Am.B12 、311(1995)参照]。コーティングアンサンブルの反射は、800nm において94%より大きい。反射特性は、700nmと1200nmとの間の範 囲においてわずかな波長依存性を示すだけである。 反共振で動作する代わりに、図9cに示されたコーティングアンサンブルによ って共振でも動作することができる。 III−V族半導体及びふっ化物層を有するコーティングアンサンブルに対す る例は、1.4μmのレーザ波長について図10に示されている。ここではBa F2からなるそれぞれ220nm厚さの3つの層94aないし94cは、前後に (サンドイッチ状に)それぞれ10nmの厚さのCaF2層93aないし93c を備えている。これら“サンドイッチ”の間に、それぞれ1つのGaAs1/4 波層97aないし97c(100nmの層厚さ)が配置されている。GaAs基 板96上に、コーティングプロセスにおいてGaAsからなる層95が取付けら れている。層95は、後続の層のための良好な保持及び成長を可能にするためだ けに使われる。 CaF2とBaF2との間の屈折率の相違はわずかであるが、BaF2は、大 きな弾性係数を有し、このことは、冷却過程の間のコーティング内における割れ 目の形成を大幅に減少する。このコーティングアンサンブル上又はその中にも、 飽和可能な吸収体を有する層を統合することができる。一層短い波長に対して、 なるべくGaAsの代わりに、AlGaAsが使用され;GaAsは、900n mより下において吸収を示す。 GaAs/AlAs又はAlGaAs/AlAsからなる層を有する前記のコ ーティングアンサンブルは、Ti−サファイヤーレーザに対してCaF2及びB aF2を有するものとは相違して、その帯域幅を完全に利用できるようにするた め、いくらか小さすぎる帯域幅を有する。それにしたがって広帯域Ti−サファ イヤーレーザに対して、CaF2及びBaF2を有するコーティングアンサンブ ルに頼る。金属層を有する前記のコーティングアンサンブルに対して、ここでは 利点は、層のエピタキシャル相互成長にある。 半導体材料として、例えばGaAs,AlGaAs,InGaAs、GaIn P,GaInAsP等が、かつふっ化物として、CaF2、BaF2、SrF2 、・・・が利用できる。 図5及び7に示された共振器構造の他に、なお別のものも利用できる。図11 に示された共振器は、レーザ結晶99を有し、このレーザ結晶のレーザ波長に対 して反射性の一方の端部100を通してポンピングされる。レーザ結晶99によ って発生された共振器波101は、転向ミラー102、103及び104を介し て転向される。レーザ結晶99は、ポンピング光ビーム98によって光学的にポ ンピングされる。前記のコーティングアンサンブルの1つを有する飽和可能な吸 収体は、共振器端部ミラー105として配置されている。レーザビームは、転向 ミラー103において出力結合される。 図12によるレーザ共振器は、同様に前記のコーティングアンサンブ ルの1つにおける飽和可能な吸収体を有する。コーティングアンサンブル107 は、共振器端部ミラー内に統合されている。さらに共振器は、端部ミラー112 、及び4つの転向ミラー108ないし111を有し、その際、要素110は、同 時に活性媒体(レーザ結晶)、及びその中にあるミラーである。レーザエネルギ ーは、端部ミラー112を介して一部出力結合される。レーザ結晶110の光学 的なポンピングは、ポンピング光ビーム114を介して行なわれる。 すでに前に述べた共振器と同様の短いパルスを発生する小型化されたレーザ共 振器は、図13に示されている。取付け板片113上に、前記の構成による飽和 可能な吸収体を有するコーティングアンサンブル115は、共振器端部ミラーと して取付けられている。直接このコーティングアンサンブル115上に、レーザ 結晶117が載せられている。(しかし結晶は、116で示された位置にコーテ ィングアンサンブルを備えていてもよい。)レーザ結晶117のほぼ200μm の厚さプラスコーティングアンサンブル内へのビームの“侵入深さ”は、共振器 の長さを決めている。直接アンサンブル115に対向するレーザ結晶117の側 に、出力結合すべきレーザビーム121のため及びポンピング光ビーム122の 入力結合のために相応するコーティングを有する出力結合ミラー119が配置さ れている。レーザビーム121及びポンピング光ビーム122は、相応してコー ティングされたビームスプリッタ123を通して互いに分離される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年7月4日 【補正内容】 請求の範囲 1、まず部品の表面に取付けるべきコーティングアンサンブル(1;42;5 3,55,56,57;53,55,60,61;53,55,63,64;5 3,55,67,68;53,55,60,70;115)の構成が決められ、 このコーティングアンサンブル内において、第1及び第2の層(11,13;3 3,34;53,55;73,74)、及びレーザビームに対して飽和可能に吸 収を行なう材料を含む少なくとも1つの第3の層(6,39,57,61,63 ,68,70,75)からなるこのコーティングアンサンブルがまとめられ、表 面にあるアンサンブル(1;42;53,55,56,57;53,55,60 ,61;53,55,63,64;53,55,67,68;53,55,60 ,70;115)による所定の反射率、及びそれぞれ第3の層において入射すべ きレーザビームに対する所定の正規化されたビーム強度値が得られるように、第 1及び第2の、及び飽和可能に吸収を行なう材料を含む1つ又は複数の第3の層 の層厚さ及び場所が、計算により決められ、その際、それぞれのビーム強度値が 、レーザ共振器(20,23,24a,24b,25a,25b;43,45. 47,50a,50b;100,99,102,103,104,105;10 7,108,109,110,111,112;115,117,119)内に 短いパルスを発生する飽和可能に吸収する所望の作用を引起こすように選定され ており、かつこの計算にしたがって部品の表面上に、所定の構成に相当するコー ティングアンサンブル(1;42;53,55,56,57;53,55,60 ,61;53,55,63,64;53,55,67,68;53,55,60 ,70;115)が取付けられる、なるべくレーザ共振器内において短いレーザ パルスを発生するために使用可能な、レーザビームに対して所定の反射率を有す る光学部品を製造する方法。 2、コーティングアンサンブルが、部品をレーザビームに対する光学 的補償として反射防止にし又はなるべく全反射にするように、コーティングアン サンブル(1;42;53,55,56,57;53,55,60,61;53 ,55,63,64;53,55,67,68;53,55,60,70;11 5)の反斜率があらかじめ与えられ、それによりこの時、部品が、例えば共振器 ミラーとして使用できることを特徴とする、請求項1記載の方法。 3、少なくとも1つの第3の層(6,39;57;61;63;68;70) が、コーティングアンサンブルにおける1つ又は複数の場所に配置されており、 この又はこれらの場所に、共振器ビームの少なくとも1つの周波数部分範囲にお いて大きな吸収変化を得るために、計算により大きなビーム強度勾配が生じるこ とを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。 4、コーティングアンサンブル(1;42;53,55,56,57;53, 55,60,61;53,55,63,64;53,55,67,68;53, 55,60,70;115)の層のための材料として、半導体材料が選択され、 これら半導体材料が、なるべくひ素、とくに金属又は特定の構成において少なく とも1つのふっ化物を、主要化合物パートナとして含み、かつそれぞれ第3の層 のための材料として、なるべく同様に半導体材料が設けられ、とくにガリウムひ 素、ガリウムアルミニウムひ素又はガリウムインジウムひ素が設けられることを 特徴とする、請求項1ないし3の1つに記載の方法。 5、入射するレーザビームに対して群速度の負の分散(負の群遅延分散;負の 群速度分散)が生じるように、コーティングアンサンブルの層系列が設けられる ことを特徴とする、請求項1ないし4の1つに記載の方法。 6、コーティングアンサンブル(1;42;53,55,56,57;53, 55,60,61;53,55,63,64;53,55,67,68;53, 55,60,70;115)の層の少なくとも一部に 、材料としてパーセント割合のアルミニウムを含む半導体材料が設けられ、その 際、飽和可能な吸収のために設けられた1つ又は複数の層内に、モードロックさ れた極端に短いパルスを発生するために必要な負の群速度分散とともに飽和可能 な吸収が発生できるように、共振器ビームの予期すべき中心周波数に相応してア ルミニウム割合が設けられることを特徴とする、請求項5記載の方法。 7、所定の波長のパルス化されたレーザビーム、とくにマイクロないしフェム ト秒範囲におけるパルス化されたビームを発生するためにレーザ共振器(20, 23,24a,24b,25a,25b;43,45,47,50a,50b; 100,99,102,103,104,105;107,108,109,1 10,111,112;115,117,119)内において優先的に使用する 、請求項1ないし6の1つに記載の方法にしたがって製造される光学部品におい て、 第1及び第2の光学的な層及び少なくとも1つの第3の層を有する部品の表面 に取付けられた光学的コーティングアンサンブル(1;42;53,55,56 ,57;53,55,60,61;53,55,63,64;53,55,67 ,68;53,55,60,70;115)が設けられており、その際、隣接す る第1及び第2の層(11,13;33,34;53,55;73,74)が、 異なった光学的屈折率を有し、かつそれぞれの第3の層(6,39,57,61 ,63,68,70,75)が、このレーザビームに対して飽和可能に吸収を行 なう材料を有し、かつその表面に取付けられかつ1つ又は複数の第3の層(6, 39,57,61,63,68,70,75)を含むコーティングアンサンブル (1;42;53,55,56,57;53,55,60,61;53,55, 63,64;53,55,67,68;53,55,60,70;115)を有 する部品が、所定の反斜率を有し、かつレーザビームのために飽和可能な吸収体 として使用可能であり、その際、1つ又は複数の第3の層(6,39,57,6 1,63,68,70,7 5)が、アンサンブルにおいて入射すべきレーザビームの所定の正規化された強 度を有する1つ又は複数の場所に配置されていることを特徴とする、請求項1な いし6の1つに記載の方法にしたがって製造される光学部品。 8、所定の波長を有するレーザビームが反射できないように、又はなるべくこ のレーザビームが完全に反射できるように、コーティングアンサンブル(1;4 2;53,55,56,57;53,55,60,61;53,55,63,6 4;53,55,67,68;53,55,60,70;115)が構成されて おり、それにより部品が、共振器ミラーとして利用できることを特徴とする、請 求項7記載の光学部品。 9、少なくとも1つの第3の層が、コーティングアンサンブル内の1つ又は複 数の場所に配置されており、この又はこれら場所において、レーザ共振器におけ るこのレーザビームの少なくとも1つの周波数部分範囲において大きな吸収変化 を得るために、所定の波長を有する入射可能なレーザビームの大きなビーム強度 勾配が生じることを特徴とする、請求項7又は8記載の光学部品。 10、コーティングアンサンブル(1;42;53,55,56,57;53 ,55,60,61;53,55,63,64;53,55,67,68;53 ,55,60,70;115)の層が、大体において半導体材料からなり、この 半導体材料がなるべくひ素、とくに金属又は特別の構成において少なくとも1つ のふっ化物を主要化合物パートナとして含み、かつそれぞれの第3の層が、なる べく同様に半導体材料であり、とくにガリウムひ素、ガリウムアルミニウムひ素 又はガリウムインジウムひ素であることを特徴とする、請求項7ないし9の1つ に記載の光学部品。 11、コーティングアンサンブル(1;42;53,55,56,57;53 ,55,60,61;53,55,63,64;53,55,67,68;53 ,55,60,70;115)の層の少なくとも一部 に、材料としてパーセント割合のアルミニウムを含む半導体材料を有し、その際 、1つ又は複数の第3の層内において、極端に短いモードロックされたパルスを 発生できるようにするために、所定のレーザビームに対して必要な負の群速度分 散とともに飽和可能な吸収が生じるように、共振器ビームの予期すべき中心周波 数に相応してアルミニウム割合があらかじめ与えられることを特徴とする、請求 項7ないし9の1つに記載の光学部品。 12、レーザ共振器(20,23,24a,24b,25a,25b;43, 45,47,50a,50b;100,99,102,103,104,105 ;107,108,109,110,111,112;115,117,119 )内における少なくとも1つの光学部品が、請求項7ないし11の1つにしたが って構成されていることを特徴とする、短いパルスを発生するレーザ。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 こでは飽和可能に吸収する作用が達成できるように、も ちろん位相に関する関係を考慮してこのアンサンブル内 に配置することが可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、パルス化されたレーザビーム、とくにマイクロないしフェムト秒範囲にお けるパルス化されたビームを発生するレーザ共振器(20,23,24a,24 b,25a,25b;43,45,47,50a,50b;100,99,10 2,103,104,105;107,108,109,110,111,11 2;115,117,119)内において優先的に使用する光学部品において、 飽和可能に吸収を行なう少なくとも1つの層(6,39)を有する飽和可能な吸 収体として作用する多層に位相連結されたコーティングアンサンブル(1;42 ;53,55,56,57;53,55,60,61;53,55,63,64 ;53,55,67,68;53,55,60,70;115)が設けられてい ることを特徴とする、パルス化されたレーザビーム、とくにマイクロないしフェ ムト秒範囲におけるパルス化されたビームを発生するレーザ共振器内において優 先的に使用する光学部品。 2、コーティングアンサンブル(1;42;53,55,56,57;53, 55,60,61;53,55,63,64;53,55,67,68;53, 55,60,70;115)が、補償コーティングとして共振器ビーム経路内に ある少なくとも1つの部品上に構成されていることを特徴とする、請求項1記載 の光学部品。 3、コーティングアンサンブル(1;42;53,55,56,57;53, 55,60,61;53,55,63,64;53,55,67,68;53, 55,60,70;115)が、少なくとも1つの共振器ミラー(19,20; 43,45;105,107;115)のコーティングであることを特徴とする 、請求項1又は2記載の光学部品。 4、大体において1つの吸収を行なう材料 を含む少なくとも1つの層(6,39;57;61;63;68;70)が、層 系列の1つ又は複数の場所に配置されており、この又はこれらの場所において、 共振器ビームの少なくとも1つの周波数部分範囲における大きなビーム強度変化 及び大きな吸収変化が生じることを特徴とする、請求項1ないし3の1つに記載 の光学部品。 5、コーティングアンサンブル(1;42;53,55,56,57;53, 55,60,61;53,55,63,64;53,55,67,68;53, 55,60,70;115)が、共振器波の周波数にわたって所定の反射又は透 過特性を有するように、層系列、層系列の材料及び層系列の光学的な層厚さが選 定されていることを特徴とする、請求項4記載の光学部品。 6、飽和可能な吸収のための層材料(6,39;57;61;63;68;7 0)が、半導体材料、とくに大体においてガリウムひ素、ガリウムアルミニウム ひ素又はガリウムインジウムひ素であることを特徴とする、請求項1ないし5の 1つに記載の光学部品。 7、コーティングアンサンブル(1;42;53,55,56,57;53, 55,60,61;53,55,63,64;53,55,67,68;53, 55,60,70;115)の材料が、大体において異なった半導体材料からな り、かつなるべくひ素、とくに金属又は特別の構成において少なくとも1つのふ っ化物を主要化合物パートナとして含んでいることを特徴とする、請求項1ない し6の1つに記載の光学部品。 8、入射する共振器ビームに対して群速度の負の分散(負の群遅延分散;負の 群速度分散)が生じるように、コーティングアンサンブルの層系列が構成されて いることを特徴とする、請求項1ないし7の1つに記載の光学部品。 9、コーティングアンサンブル(1;42;53,55,56,57;53, 55,60,61;53,55,63,64;53,55,67,68;53, 55,60,70;115)の層の少なくとも一部に、所定のパーセント割合の アルミニウムが添加されており、その際、飽和可能な吸収のために設けられた層 内において、極端に短いモードロッ クされたパルスを発生するために必要な負の群速度分散とともに飽和可能な吸収 が生じるように、共振器ビームの中心周波数に相応してアルミニウム割合が設定 されることを特徴とする、請求項7及び8記載の光学部品。 10、レーザ共振器(20,23,24a,24b,25a.25b;43, 45,47,50a.50b;100,99,102,103,104,105 ;107,108,109,110,111,112;115,117,119 )内における少なくとも1つの光学部品が、請求項1にしたがって構成されてい ることを特徴とする、短いパルスを発生するレーザ。 11、レーザ共振器(20,23,24a,24b,25a,25b;43, 45,47,50a,50b;100,99,102,103,104,105 ;107,108,109,110,111,112;115,117,119 )内における少なくとも1つの光学部品が、請求項8にしたがって構成されてい ることを特徴とする、短いパルスを発生するレーザ。
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