JPH11504787A - ワイヤレス通信システムにおける過剰な時間遅延を軽減する方法および装置 - Google Patents

ワイヤレス通信システムにおける過剰な時間遅延を軽減する方法および装置

Info

Publication number
JPH11504787A
JPH11504787A JP9530926A JP53092697A JPH11504787A JP H11504787 A JPH11504787 A JP H11504787A JP 9530926 A JP9530926 A JP 9530926A JP 53092697 A JP53092697 A JP 53092697A JP H11504787 A JPH11504787 A JP H11504787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time delay
wireless communication
coverage area
mobile station
communication system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9530926A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3459423B2 (ja
Inventor
コートジン、マイケル・ディー
シェイファー、デニス・アール
クサポ、ジョン・エス
トンプソン、デニス・ジェイ
スピア、ステファン・エル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Motorola Solutions Inc
Original Assignee
Motorola Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Motorola Inc filed Critical Motorola Inc
Publication of JPH11504787A publication Critical patent/JPH11504787A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3459423B2 publication Critical patent/JP3459423B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/04Reselecting a cell layer in multi-layered cells

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ワイヤレス通信システム200,300,400,500は、通信経路の長さを可変させることにより起こる過剰な時間遅延の効果を軽減する。ある一般的な実行例においては、移行通信経路206,323,329を用いて、時間的に先行したタイミング基準信号を転送し、移行セル209,325,331における累積時間遅延を削減する。別の一般的実行例においては、タイミング基準信号を全通信経路403〜411において時間的に先行させ、特定の通信経路403〜407に時間遅延手段423〜427,503〜507を備えて、目的のカバレージ・エリア130付近のエリア421における累積時間遅延を削減する。目的のカバレージ・エリア130付近のエリア421における累積時間遅延を削減することにより、目的のカバレージ・エリア130への移動局128の通信のハンドオフを実行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ワイヤレス通信システムにおける 過剰な時間遅延を軽減する方法および装置 技術分野 本発明は、一般にワイヤレス通信システムに関し、さらに詳しくは、このよう なワイヤレス通信システムにおける過剰な時間遅延の軽減に関する。 発明の背景 ワイヤレス通信システムの動作は、当技術では周知である。一般的に述べて、 基地局は発信源(たとえば公衆交換電話網すなわちPSTN内のユーザ)から、 ワイヤレス通信システムのユーザに情報信号を伝えるために利用される。ワイヤ レス通信システムのユーザは、普通、移動局と呼ばれる。典型的なワイヤレス通 信システムにおいては、移動局は基地局によりサービスを提供されるカバレージ ・エリア内を移動する。移動局がある基地局によりサービスを受ける1つのカバ レージ・エリアから、異なる移動局によりサービスを受ける別のカバレージ・エ リアへと移動すると、第1基地局との移動局の通信は、第2移動局に「ハンドオ フ」され、通信が維持される。このマクロセル環境における1つのカバレージ・ エリアから別のカバレージ・エリアに対する移動局のハンドオフは、当技術にお いては周知である。 マイクロセルと呼ばれる、より小さな低電力のセルにおいて移動局にサービス を提供するためにも、基地局を同様に用いることができる。マイクロセル機能を 有するこのようなワイヤレス通信システムも、当技術では周知のものであり、第 1図に一般的に示される。第1図に示されるように、第1カバレージ・エリア1 03は、基地局106によりサービスを提供される。この実施例においては、通 信経路109〜116は、マイクロセル118〜125にサービスを提供するよ うに設定される。移動局128がマイクロセル118からマイクロセル125に 移動すると、移動局128に起こる時間遅延tdは、通信経路109〜116の長 さが変動することにより増大する。第1図に示されるように時間遅延tdが増大す るためには、通信経路109から始まる各通信経路は、累進的に長くなることが 必要である。 移動局128が第1カバレージ・エリア103から第2カバレージ・エリア1 30に向かって移動すると、最終マイクロセル125(通信経路116)からカ バレージ・エリア130にサービスを提供する基地局133までの総(累積)時 間遅延tdは、70マイクロ秒と考えることができる。通常の場合は、基地局10 6から移動局128への通 信は、移動局が(第1カバレージ・エリア103内の)マイクロセル125から 第2カバレージ・エリア130に移動すると基地局133に(当技術では周知の 方法で)ハンドオフされることになる。 ある種のワイヤレス通信システムでは、ハンドオフが起こる場合に、発信源/ 目的地のカバレージ・エリア間の最大タイミング差分を特定する(移動局128 に見られるように)。たとえば、CDMAワイヤレス通信システムが米国内で実 現される場合の機能/動作要件を決定する暫定規準95(IS-95)は、60マ イクロ秒の最大許容タイミング差分(発信源/目的地のカバレージ・エリア間) を指定する。IS-95に関する詳細は、TIA/EIA/IS-95,Mobile Stati on-Base Station Compatibility Standard for Dual Mode Wideband Sp read Spectrum Cellular System(1993年7月発行)を参照のこと。タイ ミング差分が60マイクロ秒の制限を超えると、移動局128は「目的の」基地 局133に固定してハンドオフを実行することができなくなる。その場合、この ような過剰な時間遅延のために、移動局128への通信をハンドオフ中に維持す ることができない。言い方を変えると、タイミング遅延がワイヤレス通信システ ムの仕様により許される値を超えると、移動局128はハンドオフ中の通信を維 持する機能を制限されることになる。その結果、移動局の通信が終了されてしま う確率が高くなる。 かくして、ワイヤレス通信システム内の過剰な時間遅延の効果を軽減して、過 剰な時間遅延が存在しても移動局に対する通信が維持されるような方法および装 置が必要である。 図面の簡単な説明 第1図は、過剰な時間遅延の問題が起こる従来技術による通信システムを一般 的に示す。 第2図は、本発明による過剰な時間遅延を軽減する好適な実施例のワイヤレス 通信システムを一般的に示す。 第3図は、本発明による過剰な時間遅延を軽減する、第2図のワイヤレス通信 システムの代替の実施例を一般的に示す。 第4図は、本発明による過剰な時間遅延を軽減する代替実施例のワイヤレス通 信システムを一般的に示す。 第5図は、本発明による過剰な時間遅延を軽減する、第4図のワイヤレス通信 システムの代替の実施例を一般的に示す。 第6図は、本発明により、基地局においてタイミング先行/遅延を実行するこ とのできる回路構成を一般的に示す。 好適な実施例の詳細説明 ワイヤレス通信システムは、通信経路の長さが変動する ことによる過剰な時間遅延の効果を軽減する。ある一般的実行例においては、時 間的に先行するタイミング基準信号を伝えるために移行通信経路を用いて、移行 セルにおける累積時間遅延を減少させる。別の実行例においては、タイミング基 準信号を全通信経路において時間的に先行させ、特定の通信経路が目的のカバレ ージ・エリア付近のエリアの累積時間遅延が小さくなるような時間遅延を含む。 目的のカバレージ・エリア付近のエリアの累積時間遅延を小さくすることにより 、目的のカバレージ・エリアに対する移動局の通信のハンドオフを実行すること ができる。 本発明により時間遅延の効果を軽減するために、ワイヤレス通信システムは、 複数の通信経路を介して移動局への通信を維持するための、第1カバレージ・エ リア内に位置する第1基地局を構築する。第1基地局は、タイミング基準信号を 利用して、複数の通信経路のうち1つからの発信源信号の通信が、残りの通信経 路からの発信源信号の通信に関して、発信源信号の時間遅延を起こすようにする 。ワイヤレス通信システムは、移動局への通信を維持するために、第2カバレー ジ内に位置する第2基地局も構築する。第2基地局もタイミング基準信号を利用 する。ワイヤレス通信システムは、発信源信号の時間遅延を調整して、移動局が 第1カバレージ・エリアから第2エリアに移動すると発信源信号の時間遅延が過 剰な時間遅延よりも小さくなるようにする手段も備える。この方法で、第1カバ レージ・ エリアから第2エリアに対する移動局のハンドオフを実行することができる。 好適な実施例においては、調整手段は、移行通信経路を介した移動局への通信 を維持するための、第1カバレージ・エリア内に位置する移行基地局によって構 成される。移行基地局は、時間的に先行したタイミング基準信号を利用して、時 間的に先行した発信源信号を生成し、第1カバレージ・エリアに実質的に近いカ バレージ・エリアにサービスを提供する。代替の実施例においては、調整手段は 、それぞれが第1カバレージ・エリア内に位置して、それぞれが、対応する複数 の移行通信経路を介して移動局への通信を維持する複数の移行局によって構成さ れることもある。この実施例では、複数の移行局の各々が時間的に先行した異な るタイミング基準信号を利用して、時間的に先行した異なる発信源信号を生成す る。 さらに別の実施例においては、調整手段は、時間的に先行したタイミング基準 を生成するタイミング先行手段と、特定の通信経路において、対応する特定の時 間量だけ時間的に先行するタイミング基準信号を遅延させる遅延手段とによって 構成される。時間的に先行したタイミング基準信号を対応する特定の時間量だけ 遅延させることにより、移動局が第1カバレージ・エリアから第2エリアに移動 するとき、発信源信号の時間遅延は過剰な時間遅延よりも小さくなる。この実施 例においては、タイミング先行手段は、 所定量のタイミング基準のタイミング先行を提供する。さらにこの実施例におい ては、特定の通信経路の各々に関する遅延手段は、特定の通信経路の各々に対す る共通する量の遅延を与えるか、あるいは特定の通信経路の各々に対する異なる 量の遅延を提供することができる。 本発明によるワイヤレス通信システムにおいては、第1および第2カバレージ ・エリアは、マクロセル・カバレージ・エリアでも、マイクロセル・カバレージ ・エリアでも、この2つの組み合わせでもよい。好適な実施例においては、複数 の通信経路は、分配アンテナ構造に結合される複数の光ファイバ・リンクによっ て構成される。同様に好適な実施例においては、ワイヤレス通信システムは、符 号分割多重接続(CDMA: code-division multiple access)ワイヤレス通信 システムによって構成されるが、本発明により説明される方法は、本明細書に開 示される時間遅延の悪影響を受ける任意の種類の通信システムに適応することが できることを、当業者には理解頂けよう。 第2図は、本発明により過剰な時間遅延を軽減する好適な実施例のワイヤレス 通信システムを一般的に示す。好適な実施例においては、第2図のワイヤレス通 信システム200は、符号分割多重接続(CDMA)ワイヤレス通信システムで ある。第2図に示されるように、CDMAワイヤレス通信システム200は、移 動交換センター(MSC: Mobile Switching Center)139に結合される公 衆交 換電話網(PSTN: public switched telephone network)136を備える。 PSTN136およびMSC139を通じて、発信源信号は第1カバレージ・エ リア103にサービスを提供する基地局106に転送される。好適な実施例にお いては、基地局106は、マイクロセル118〜125により定義されるマイク ロセル・カバレージ・エリアにサービスを提供し、基地局は通信経路109〜1 16に結合されてこのサービスを提供する。何種類のリンクを用いてもよいが、 好適な実施例における通信経路109〜116は、分配アンテナ構造127に結 合された光ファイバ・リンクである。 第2図に図示される実施例に関しては、マイクロセル118〜125は、従来 のワイヤレス構造ではカバーすることが困難なエリア(たとえばトンネル内のセ ルラ・カバレージなど)にワイヤレス・カバレージを設けるよう整合される。第 2図に示されるように、分配アンテナ127を有する1つの基地局106を採用 することにより、トンネルをカバーするために容易に実現できてコストの安い解 決策が実現される。しかし、この構造には、上記のような(第1図を参照)タイ ミング遅延の問題がある。 ワイヤレス通信システム200は、第1図に示される設備のすべてと、さらに 、本発明による発信源信号の時間遅延を調整する手段とを備える。時間遅延調整 手段は、移動局128が第2(目的)カバレージ・エリア130に移行 するときの時間遅延を過剰な時間遅延よりも小さくするように、時間遅延を補償 する。好適な実施例においては、調整手段は移行基地局203であり、これは第 1カバレージ・エリア103(好ましくは基地局106付近)内に物理的に位置 する。移行基地局203は、移行通信経路206を介して移行マイクロセル20 9にサービスを提供する。 タイミング基準信号tdを用いて、移行マイクロセル209にサービスを提供す る移行基地局203は、一定の所定量だけタイミングを先行させる能力を有する 。第2図に示される好適な実施例においては、所定量のタイミング先行は45マ イクロ秒である。45マイクロ秒という値は、説明のためだけに選定されたもの で、実際のシステム実行例において必要とされるタイミング先行量は、システム 内の実際の通信経路109〜116に起こる時間遅延量に依存することになる。 先行/遅延タイミング基準信号を生成するために用いられる方法は、当技術で は周知である。このような方法の1つを第6図に示すが、ここでは基地局203 に位置するクロック発生回路構成に対する調整が行われる。第6図に示されるよ うに、GPS(またはLORAN)などの何らかの外部的な時間および周波数基 準を用いて、タイミング基準信号tdを生成する。これは、通常、システム内の全 セルがIS-95規準の規定に従い時間的に同期して送信するよう同期することが できるように設けられる。GPS受信機603 は、タイミング基準信号tdを受信し、この信号は次に時間同期手段609および 周波数ロック手段606に提供される。これから、時間同期信号607と周波数 ロック信号608とが、時間カウンタ612に送られ、これらは時間同期信号6 07により設定され、周波数ロック信号608によって時間設定がなされる。カ ウンタ先行/遅延手段615は、タイミング先行/遅延量を制御して、先行/遅 延情報を時間カウンタ612に送る。たとえば、△tだけ先行された基準タイミ ング信号を生成しようとする場合は、時間カウンタ612はGPS外部基準に時 間的に同期された後で、(カウンタ先行/遅延手段615の指示に従い)数量△ tだけ先行するよう調整される。調整された時間カウンタ612の出力は、時間 的に先行したタイミング基準信号tdとなる。 第2図からわかるように、本発明によるタイミング先行がないと、マイクロセ ル・カバレージ・エリア125からカバレージ・エリア130への時間差分(△ td)は70マイクロ秒となり、これはIS-95により許容される量を超過する。 この場合、カバレージ・エリア125からカバレージ・エリア130への、移動 局128の通信ハンドオフを実行することはできない。時間的に先行したタイミ ング基準信号tdが移行マイクロセル209において用いられると、マイクロセル 125から移行マイクロセル209への時間遅延は35ミリ秒だけ減少する。時 間遅延が45マイクロ秒減ることはない。これは、移行通信経路206が移行通 信経 路116よりも長いので、移行通信経路206により10マイクロ秒の追加の時 間遅延が加算されると推定されるためである。その結果、時間遅延の正味の減少 分は35マイクロ秒となる。移行マイクロセル209と第2カバレージ・エリア 130との間の時間遅延tdはこれで35マイクロ秒となるので、タイミング差分 △tdがIS-95により許容される範囲(60マイクロ秒)内になるために、移動 局128は両基地局203,133に固定することができる。そのため、移行マ イクロセル209から第2カバレージ・エリア130への移動局128のハンド オフを、第1図の従来技術によるワイヤレス通信システム100に起こるような 呼損失の問題を起こさずに行うことができる。第2図に示されるように移行基地 局を用いることにより、本発明によるワイヤレス通信システムにおける過剰な時 間遅延を軽減する。 第3図は、これも、本発明により過剰な時間遅延を軽減する第2図のワイヤレ ス通信システムの代替実施例を一般的に示す。第3図には、第1図と同様に、第 1および第2カバレージ・エリア(それぞれ103,130)にサービスを提供 する基地局106,133が図示される。しかし、マイクロセル312〜318 にサービスを提供する通信経路303〜309は、第3図の通信経路303〜3 09が20マイクロ秒の遅延をワイヤレス通信システム300内に導入する点に おいて第1図の通信経路109〜116と は異なる。その結果、マイクロセル312からマイクロセル318へと移行する 間に移動局128が経験する総時間遅延は120マイクロ秒となる。60マイク ロ秒がIS-95において許容される最大の時間差分であるので、この時間遅延を 第2図に示される単独の移行基地局により軽減することはできない。 そのため、第3図は、本発明により複数の移行基地局321,327を構築す る。第2図と同様に通信経路303〜309,323,329は、分配アンテナ 構造333に結合される光ファイバ・リンクである。第3図から明らかなように 、通信経路323は60マイクロ秒だけ先行したタイミング基準信号tdを有する ので、マイクロセル318から移行マイクロセル325への時間遅延は40マイ クロ秒だけ減る(ここでも、移行通信経路323が通信経路309に関して20 マイクロ秒に時間遅延を導入することを前提とする)。しかし、80マイクロ秒 の時間遅延はIS-95に関しては過剰な時間遅延であることは言うまでもない。 この過剰な時間遅延をさらに軽減するために、第2移行通信経路329が120 マイクロ秒だけ先行されたタイミング基準信号tdを有して、最終的に40マイク ロ秒の時間遅延の減少を生成する。40マイクロ秒はIS-95により許容される 60マイクロ秒の時間差分(△td)よりも小さいので、移動局128は両基地局 327,133に固定することができ、本発明により移行マイクロセル331か ら第2(目 的)カバレージ・エリア130にハンドオフを成功させることができる。 第4図は、本発明により過剰な時間遅延を軽減する代替実施例のワイヤレス通 信システムを一般的に示す。第2図と同様に、通信経路403〜411は、分配 アンテナ構造430に結合される光ファイバ・リンクである。第4図を参照して 、ワイヤレス通信システム400は第1図に示されるカバレージ・エリア(それ ぞれ)103,130にサービスを提供する基地局106,133を備え、リン ク間の時間遅延の増加分は10マイクロ秒である。この実施例においては第4図 の調整手段は、時間的に先行したタイミング基準信号tdを生成するタイミング先 行手段(基地局106内に位置する)を備える。基地局106内のタイミング先 行手段は、第6図に関して上記に説明されたタイミング先行手段と機能的に同等 である。 調整手段は、さらに遅延手段423〜427を備え、これは特定の通信リンク 403〜407において時間的に先行されたタイミング基準信号tdを遅延させる 。この実施例においては、特定の通信リンク403〜407において生成される 時間遅延は、対応する特定の量であり、(PSTN136およびMSC139を 介する)発信源信号の時間遅延は、移動局128に関してIS-95により許容さ れる過剰な時間遅延より小さくなる。ここでも、便宜上、60マイクロ秒を超え る時間遅延は、移動局が第1カバレージ・エリア1 03から第2カバレージ・エリア130にハンドオフされた場合に、移動局が通 信を維持する機能を制限する。 第4図に示されるように、基地局106内のタイミング先行手段は、タイミン グ基準信号tdの所定量のタイミング先行を提供する。この実施例では、タイミン グ基準信号tdの所定量のタイミング先行は45マイクロ秒である。第4図からわ かるように、通信経路403〜407は、遅延手段423〜427を備え、これ らの手段は特定の経路403〜407の各々に対して共通する所定量である45 マイクロ秒の遅延を与える。通信経路403〜411の各々は45マイクロ秒だ け時間的に先行したタイミング基準信号tdを有するので、遅延手段(それぞれ) 423〜427をその中に有する通信経路403〜407は、第2図に示される マイクロセル118〜122に関するタイミング遅延と同様のタイミング遅延を マイクロセル413〜417に有することになる。しかし、通信経路408はそ の中に遅延手段をもたないが、マイクロセル418において見られる50マイク ロ秒の遅延を導入する。その結果、(移動局128に見られる)マイクロセル4 18における最終的な時間遅延は5マイクロ秒(50マイクロ秒の時間遅延プラ ス45マイクロ秒の時間先行)となる。通信経路409〜411についても同様 の分析が当てはまる。そのため、移動局128が最終マイクロセル421から第 2カバレージ・エリア130に移動すると、時間遅延の差分(△td)は35マイ クロ秒となり、IS-95により許容される時間差分内に充分に入る。かくして、 第4図に示されるワイヤレス通信システム400は、本発明により過剰な時間遅 延を軽減する。 第5図は、本発明により過剰な時間遅延を軽減する第4図のワイヤレス通信シ ステムの代替実施例を一般的に示す。図からわかるように、ワイヤレス通信シス テム500の実行例は、第4図のワイヤレス通信システム400と同様であるが 、特定の通信経路403〜407の各々に関する遅延手段503〜507が異な る量の遅延を特定の通信経路403〜407の各々に提供する点が相違する。こ の実行例の最終的な結果は、マイクロセル413〜417に見られるタイミング 基準信号tdに時間遅延が起こらないということである。移動局128がマイクロ セル418(および後続のマイクロセル419〜421)に到達すると、時間遅 延は第4図に示されるように増大する。第4図に見られるように、移動局128 が最終のマイクロセル421から第2カバレージ・エリア130に移動すると、 時間遅延の差(△td)は35マイクロ秒となり、IS-95により許容される時間 差分内に充分に入る。そのため、第5図に示されるワイヤレス通信システム50 0は、本発明により過剰な時間遅延を軽減する。 当業者には理解頂けようが、本発明により過剰な時間遅延の軽減を実行する多 くの異なる代替実施例が存在する。たとえば、第2図ないし第5図に示されるマ イクロセルを、 第2カバレージ・エリア130内まで容易に拡張することもできる。この場合は 、マイクロセルの配列を両基地局106,133から実行して、本発明により過 剰な時間遅延を軽減することができる。事実、本発明は広義において、別個の局 を用いて過剰差分タイミングの領域間でタイミングを移行させたり、タイミング 先行/遅延手段を組み合わせて用いて第1カバレージ・エリアから第2カバレー ジ・エリアへの過剰な時間遅延を軽減する任意の実行例を網羅する。 本発明は、特定の実施例に関して図示および説明されたが、本発明の精神およ び範囲から逸脱することなく、形式および詳細において種々の変更が可能である ことは当業者には理解頂けよう。対応構造,材料,作用および全手段または段階 の等価物と、以下の請求項の機能要素とは、他の被請求要素と組み合わせて機能 を実行する任意の構造,材料または作用を明示的に請求されるものとして包含す るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クサポ、ジョン・エス アメリカ合衆国イリノイ州グレンビュー、 バンテージ・レーン3508 (72)発明者 トンプソン、デニス・ジェイ アメリカ合衆国イリノイ州ジェネバ、アレ ン・ドライブ 1815 (72)発明者 スピア、ステファン・エル アメリカ合衆国イリノイ州スコーキー、ウ ィリアムズ バーグ・テラス25

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.複数の通信経路を介して移動局に発信源信号を通信するワイヤレス通信シ ステムであって、前記移動局は前記発信源信号の過剰な時間遅延が存在する場合 に通信を維持する機能が制約され、前記ワイヤレス通信システムは: 第1カバレージ・エリア内に位置して前記移動局に応答する第1基地局であっ て、前記第1基地局がタイミング基準信号を利用し、前記複数の通信経路のうち 1つの通信経路からの前記発信源信号の通信に、前記複数の通信経路のうち別の 通信経路からの前記発信源信号の通信に関して、前記発信源信号の時間遅延が起 こる第1基地局; 第2カバレージ・エリア内に位置して、前記移動局に応答し、前記タイミング 基準信号を利用する第2基地局;および 前記発信源信号の前記時間遅延を調整して、前記移動局が前記第1カバレージ ・エリアから前記第2カバレージ・エリアに移動するときに、前記発信源信号の 前記時間遅延が前記過剰な時間遅延よりも、小さくなるようにする調整手段; によって構成されることを特徴とするワイヤレス通信システム。 2.前記調整手段が前記第1カバレージ・エリア内に位置して、前記移動局に 移行通信経路を介して応答し、時間 的に先行した前記タイミング基準信号を利用して時間的に先行した前記発信源信 号を生成する移行基地局によってさらに構成される請求項1記載のワイヤレス通 信システム。 3.前記移行基地局によりサービスを提供されるカバレージ・エリアが実質的 に前記第2カバレージ・エリア付近にある請求項2記載のワイヤレス通信システ ム。 4.前記調整手段が、それぞれが前記第1カバレージ・エリア内に位置して、 対応する複数の移行通信経路を介して前記移動局にそれぞれが応答し、時間的に 先行した異なる前記タイミング基準信号をそれぞれが利用して時間的に先行した 異なる前記発信源信号を生成する複数の移動局によってさらに構成される請求項 1記載のワイヤレス通信システム。 5.前記調整手段が: 時間的に先行した前記タイミング基準信号を生成するタイミング先行手段;お よび 特定の通信経路において、前記時間的に先行したタイミング基準信号を、対応 する特定時間量だけ遅延させて、前記移動局が前記第1カバレージ・エリアから 前記第2カバレージ・エリアに移動するときに、前記発信源信号の前記時間遅延 が前記過剰な時間遅延より小さくなるようにする遅延手段; によってさらに構成される請求項1記載のワイヤレス通信システム。 6.前記タイミング先行手段が所定量の前記タイミング基準信号のタイミング 先行を提供する請求項5記載のワイヤレス通信システム。 7.各特定通信経路の前記遅延手段が共通量の遅延を前記特定の通信経路の各 々に、あるいは異なる量の遅延を各特定通信経路に提供する請求項5記載のワイ ヤレス通信システム。 8.通信経路がアンテナに結合される1つの光ファイバ・リンクまたは分配ア ンテナ構造に結合される複数の光ファイバ・リンクのいずれかによって構成され る請求項1記載のワイヤレス通信システム。 9.前記ワイヤレス通信システムが符号分割多重接続(CDMA)ワイヤレス 通信システムによって構成される請求項1記載のワイヤレス通信システム。 10.発信源信号を移動局に伝えるワイヤレス通信システムにおいて通信をハ ンドオフする方法であって、前記移動局は前記発信源信号の過剰な時間遅延が存 在する場合にハンドオフ中の前記通信を維持する能力が制限される場合の方法で あって: 第1カバレージ・エリア内の第1基地局を介して、複数の通信経路を介して前 記移動局への通信を開設する段階であって、前記第1基地局がタイミング基準信 号を利用して前記複数の通信経路のうち1つの通信経路からの前記発信源信号の 前記通信に、前記複数の通信経路のうち別の通信 経路からの前記発信源信号の通信に関して前記発信源信号の時間遅延が起こるよ うにする段階; 第2カバレージ・エリア内の第2基地局を介して、前記移動局への通信を開設 し、前記タイミング基準信号を利用する段階;および 前記発信源信号の前記時間遅延を調整して、前記移動局の通信が前記第1カバ レージ・エリアから前記第2カバレージ・エリアにハンドオフされるときに、前 記発信源信号の前記時間遅延が前記過剰な時間遅延よりも小さくなるようにする 段階; によって構成されることを特徴とする方法。
JP53092697A 1996-02-29 1996-12-13 ワイヤレス通信システムにおける過剰な時間遅延を軽減する方法および装置 Expired - Fee Related JP3459423B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/609,076 US5819181A (en) 1996-02-29 1996-02-29 Apparatus and method for mitigating excess time delay in a wireless communication system
US08/609,076 1996-02-29
PCT/US1996/019986 WO1997032446A1 (en) 1996-02-29 1996-12-13 Apparatus and method for mitigating excess time delay in a wireless communication system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11504787A true JPH11504787A (ja) 1999-04-27
JP3459423B2 JP3459423B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=24439262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53092697A Expired - Fee Related JP3459423B2 (ja) 1996-02-29 1996-12-13 ワイヤレス通信システムにおける過剰な時間遅延を軽減する方法および装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5819181A (ja)
EP (1) EP0824843B1 (ja)
JP (1) JP3459423B2 (ja)
KR (1) KR100294172B1 (ja)
CN (1) CN1087581C (ja)
BR (1) BR9604987A (ja)
CA (1) CA2217574C (ja)
DE (1) DE69636386T2 (ja)
WO (1) WO1997032446A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3471454B2 (ja) * 1994-06-20 2003-12-02 株式会社東芝 移動通信システム
US6259687B1 (en) * 1997-10-31 2001-07-10 Interdigital Technology Corporation Communication station with multiple antennas
KR100351425B1 (ko) * 2000-01-26 2002-09-05 주식회사 하이닉스반도체 기지국 통화 반경 확장용 클럭 발생 장치
CN100359956C (zh) * 2003-02-09 2008-01-02 中兴通讯股份有限公司 无线通信系统中实现同步与测距的方法及其实施装置
US7336646B2 (en) * 2004-10-26 2008-02-26 Nokia Corporation System and method for synchronizing a transport stream in a single frequency network
CN101884243B (zh) * 2007-11-21 2013-04-17 朗讯科技公司 Cdma基站和用在其中的信号处理方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4696052A (en) * 1985-12-31 1987-09-22 Motorola Inc. Simulcast transmitter apparatus having automatic synchronization capability
US5293423A (en) * 1989-09-12 1994-03-08 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Synchronizing method in a mobile radio system
US5038403A (en) * 1990-01-08 1991-08-06 Motorola, Inc. Simulcast system with minimal delay dispersion and optimal power contouring
FR2657211A1 (fr) * 1990-01-18 1991-07-19 Cit Alcatel Procede de transfert de communication dans un reseau de radiotelephonie.
IL100213A (en) * 1990-12-07 1995-03-30 Qualcomm Inc Mikrata Kedma phone system and its antenna distribution system
US5355515A (en) * 1991-06-12 1994-10-11 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Method and apparatus for estimating initial time alignment in a cellular communications network
RU2107992C1 (ru) * 1992-09-23 1998-03-27 Сименс АГ Способ переключения мобильных абонентов в мобильной радиосети
US5530915A (en) * 1993-02-26 1996-06-25 Motorola, Inc. Method for determining and utilizing simulcast transmit times by master transceiver
AU677079B2 (en) * 1993-06-14 1997-04-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Time alignment of transmission in a down-link of a CDMA system

Also Published As

Publication number Publication date
BR9604987A (pt) 1999-05-25
EP0824843A1 (en) 1998-02-25
US5819181A (en) 1998-10-06
CN1087581C (zh) 2002-07-10
KR19990008139A (ko) 1999-01-25
EP0824843A4 (en) 2000-08-09
CA2217574C (en) 2001-06-19
CA2217574A1 (en) 1997-09-04
WO1997032446A1 (en) 1997-09-04
CN1183203A (zh) 1998-05-27
EP0824843B1 (en) 2006-07-26
DE69636386D1 (de) 2006-09-07
KR100294172B1 (ko) 2001-08-07
JP3459423B2 (ja) 2003-10-20
DE69636386T2 (de) 2006-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3154493B2 (ja) セルラー遠隔通信システムのソフトハンドオフ方法
JP4558503B2 (ja) 移動通信システムにおけるハンドオーバー方法
AU662241B2 (en) Method of transmitting timing advance data in GSM network
US5790528A (en) Semi-hard handoff in a cellular telecommunications systems
US7454210B2 (en) Control of radio communication network having plural radio network controllers including an anchor controller
JP3251292B2 (ja) セルラー遠隔通信システムの交換機間ソフトハンドオフ方法
KR100414411B1 (ko) 셀룰러 전화 시스템
JP4283867B2 (ja) ハンドオーバ方法及びセルラー通信システム
KR20020035114A (ko) 주파수 분할 이중과 시 분할 이중 통신 시스템들 사이의소프트 핸드오프를 수행하기위한 시스템 및 방법
KR20020087409A (ko) 시스템간 기지국 핸드오버
JPH0622364A (ja) 無線接続のハンドオーバー手順
JPH11504787A (ja) ワイヤレス通信システムにおける過剰な時間遅延を軽減する方法および装置
JP2005521347A (ja) ハンドオーバー時のフレーム・タイミング制御
KR100782236B1 (ko) 역방향 링크 동기식 전송방식에서의 핸드오버 방법
KR100619359B1 (ko) 비동기 이동통신 시스템에서의 핸드오프 방법
EP1025737B1 (en) Diversity reception in a mobile communication system
RU2224372C2 (ru) Асимметричное управление мощностью прямого канала в сети связи мдкр
KR100379461B1 (ko) 주파수간 핸드 오프를 위한 전력 제어 방법
CA2614570C (en) Method and system for controlling radio communications network and radio network controller
WO2000026687A1 (en) Remote unit location in a communication system

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees