JPH11503564A - 自動検査機器のためのインターフェース装置 - Google Patents

自動検査機器のためのインターフェース装置

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JPH11503564A
JPH11503564A JP8529408A JP52940896A JPH11503564A JP H11503564 A JPH11503564 A JP H11503564A JP 8529408 A JP8529408 A JP 8529408A JP 52940896 A JP52940896 A JP 52940896A JP H11503564 A JPH11503564 A JP H11503564A
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スロッカム,アレグザンダー・エイチ
チュー,マイケル・エイ
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Abstract

(57)【要約】 処理装置に連結させなければならないテストヘッドを備えた検査システムのための運動継ぎ手に関する。この継ぎ手は、テストヘッドに装着された複数のモジュールにより援助される。各々のモジュールは、1つの運動表面を有しており、該表面は処理装置上の他の運動表面と対応するように設計されている。各々のモジュールは、その運動表面を繰り出したり、引っ込めたりすることができるモータを備えている。これらのモジュールは、最終的にハンドラーに対し垂直方向の動きで、テストヘッドを処理装置へ連結させることができる。また、これらのモジュールは、テストヘッドとハンドラーとの間の傾斜角度を、平面化を達成するように調整することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 自動検査機器のためのインターフェース装置 本発明は、自動検査機器に係り、より詳しくは、検査対象となる半導体デバイ スを配置する際の該デバイスと自動検査機器とのインターフェースを調整する装 置に関する。 半導体素子を製造する間、各素子は様々な工程で検査される。製造業者は、可 能な限り早期に、製造過程において欠陥素子を探査し、これを除去するという意 義のある経済的な動機を持っている。例えば、多数の半導体集積回路は、通常、 大きなシリコンウェハーの上で製作される。このウェハーはカットされ、集積回 路は分離されて型の中へ入れられる。それから、この型は、フレームへ取り付け られる。その型と、そのフレームから延びている導線とを接続するための結合ワ イヤーが取り付けられる。それから、そのフレームは、プラスチック製、或いは 他のパッケージ用材料で包まれ、最終的な生産物が製造される。 この製造プロセスは、比較的高価である。従って、ほとんどの半導体製造業者 は、ウェハーをカットする前にウェハーの上で集積回路を検査する。欠陥のある 集積回路は、マークされ、ウェハーがカットされた後で除去される。このように して、欠陥のある型をパッケージすることによるコストアップが避けられる。最 終的なチェックとして、ほとんどの製造業者は、各々の最終生産物を、出荷前に 検査する。顧客に配送されたうちの非常に高いパーセンテージの割合を占める半 導体素子が適切に機能することを保証する製造業者は、実際の生産物の対価より 高い値段を請求することができる。 半導体素子は、一般に大量に生産される。大量の素子を迅速に検査するために は、自動検査機器(いわゆる「テスター」)が用いられる。テスターは、集積回 路への応用のための入力信号を迅速に発信し、適切な応答信号が発信されたか否 かを判定することができる。テスターは、高度に自動化されているので、一連の 数百万のテストケースを数秒間のうちに直ちに実行することができる。 効率的に集積回路を検査するためには、検査されるデバイスを動かしたり、テ スターへ迅速に接続するための何らかの装置が必要とされる。ウェハーを動かす ために、「プロバー(prober)」と呼ばれる装置が用いられる。パッケージ化され た部品を動かすために、「ハンドラー(handler)」と呼ばれる装置が用いられる 。これらの装置は、テスターの出力端子と電気的に接触するように、検査素子に 正確に位置決めされる。検査中のデバイスをテストヘッドに関係して位置決めす るためのプロバー、ハンドラー及び他の装置は、総称して、「処理装置(handlin g device)」と呼ばれている。 この処理装置をテスターへ接続する工程には、いくつかの難題がある。まず第 1に、半導体回路は、多くの入力端子及び出力端子を持っていることが挙げられ る。典型的な回路では、20から100の間の入力端子及び出力端子がある。し かし、500前後の入力端子及び出力端子を持つようなより大きな回路もあり、 また1000を越える入力端子及び出力端子を備えた回路が企図されている。こ のようにテスターは、数百の信号を発信したり、受信したりしなければならない 。動作及び信号受信のために必要とされる電気的な回路は、高速処理を可能とす るために、可能な限り検査されるデバイスに接近しなければならない。 その結果として、大部分のテスターは、テストヘッドに、動作回路及び受信回 路のすべてを含むように設計される。このテストヘッドは、信号を発信すべきか 否かを決定し受信信号の値を予期した値と比較するデータ処理回路を備えた電子 キャビネットに、ケーブル束を経由して接続されている。 このテストヘッドは、動作回路及び受信回路のすべてを保持するために、直径 にして2、3フィートとすることができる。検査されるデバイスは、最終生産物 の場合では、1平方インチのオーダーであり、ウェハー上の集積回路の場合では 、さらに小さい。電気的に接触させるためには、テストヘッドからの数百という 信号を、大変小さい領域に集中させなければならない。 インターフェースは、テストヘッドとウェハーとの間でテスト信号を伝送する 。このインターフェースのテストヘッド側は、デバイスインターフェースボード (device interface board)、すなわち「DIB」を含む。DIBは、検査対象 となる特別の半導体素子のためのテスターにあつらえた回路を時折含むことがあ り、これ故に、DIBは、テストヘッドから取り外すことが可能でなければなら ない。テストヘッド内のばねで負荷が加えられた接点は、DIBとテストヘッド との間で信号を伝送する。 「プローブカード(probe card)」が、インターフェースのプロバー側を形成 する。ばねで負荷が加えられた接点は、DIBとプローブカードとの間で信号を 伝送する。 プローブカードは、1つの側で多数のプローブワイヤを有している。このプロ ーブワイヤは、半導体回路上にあるテストパッドに接触するように配置される。 プローブカードが、製造されるとき、プローブワイヤの長さは、すべてのワイヤ の先端が1つの平面内にあるように調整される。 機械的なロックリング、すなわちカラーがインターフェースと一緒に設けられ ている。一般的に、インターフェースは、プロバーなどの処理装置に取り付けら れる。理想的には、この配置は、プローブワイヤの先端が、半導体ウェハーの表 面と平行な平面内にあることを確実にする。プロバーは、一般的に回転可能であ ると共に、プローブワイヤを半導体素子の接点に整列させるために、この平行平 面内で半導体ウェハーを移動させることができる。 しかしながら、商業的に入手可能なプロバーは、プローブワイヤの先端がX− Y平面の外にあるということが原因となって、半導体ウェハーを動かす能力を持 っていない。その結果として、プローブカードが半導体ウェハーに対し平行に取 り付けられることが確実に可能となるような精密な製造技術が要求される。精密 な製造技術なしにプローブワイヤの先端及び半導体ウェハーの表面を平面化する ための簡単な方法が工夫できるならば、望ましいことであろう。さらに、たとえ 精密な製造技術が用いられたとしても、テストヘッドの大きな重量によって、プ ローブカードがX−Y平面の外へ動いてしまう。プローブカードの先端がX−Y 平面の外へ動くならば、テスターは検査されるデバイスと良好な電気的接触を維 持できなくなり、検査結果の信頼性が低くなってしまうだろう。 現行のテストヘッドとプロバー間のインターフェースに関するさらなる難題は 、デバイスインターフェースボード、すなわちプローブカードを度々変える必要 があるということである。異なるデバイスインターフェースボード、すなわちプ ローブカードが、異なる型の素子を検査するのに必要とされ、或いは同じ型の素 子についての異なる検査を行うのに必要とされることが多い。ボードを変えるた め には、テストヘッドをプロバーから除去する必要がある。 テストヘッドは大きな装置であり、500ポンドを優に越える重量をもってい る。これを動かすのを容易にするために、テストヘッドは、サポートアームを介 してマニピュレータへ接続されている。このマニピュレータは、テストヘッドを より容易に動かすために、釣り合い重りとなるような他の機械装置を含んでいる 。このマニピュレータもまた、テストヘッドが動かされるとき、その本来の設計 デザイン及び製造時の公差を与えるのと同じ位置に可能な限り近い位置に戻すこ とができるように調整される。プロバーの上に設けられたガイドポートもまた、 テストヘッドを、その元の位置に戻すことを援助する。 テストヘッドが再度配置されるとき、厳密に同じ位置とならないとすれば、半 導体ウェハーをプローブカードに関して再度配置するために、プロバーを用いて 補正作業を実行しなければならない。この方式でプロバーを補正することは時間 がかかり、製造作業では、望ましくない。従って、テストヘッドと処理装置との 間の正確な結合を、再現可能とすることが非常に望まれている。 テストヘッドを動かすことに関連した第2の問題が確認されている。DIB上 の接触パッド、すなわちテストヘッドの内側のばね接点は、テストヘッドが再配 置されるときに、時折、損傷することがある。テスターのスプリングピンがDI B上の接触パッドに抗して押圧されるように、テストヘッドをインターフェース に対し最初に垂直方向に動かし、それからテストヘッドをインターフェースに平 行に動かした場合、スプリングピンは、接触パッドを引きずるだろう。このとき 、スプリングピンの上に十分な重荷がかかっているならば、接触パッド或いはス プリングピンは、損傷するだろう。従って、位置決めシステムは、テストヘッド がその最終的な位置に近づいたときは、インターフェースに対しテストヘッドを 垂直方向に動かすことのみを可能とすることが望ましい。 発明の要約 先に述べた背景に鑑み、本発明の目的は、自動検査設備のためのインターフェ ースを改善することである。 また、処理装置に関するインターフェースを、正確かつ再現可能に配置できる ようなテストヘッドと処理装置との間の機械的なインターフェースを提供するこ とも本発明の目的とする。 本発明の他の目的は、テストヘッドと処理装置との間で一定の力を提供するよ うなテストヘッドと処理装置との間の機械的なインターフェースを提供すること である。 本発明のさらなる目的は、テストヘッドを処理装置へ結合させる間、垂直方向 の動きのみが可能なこれら2体間の機械的インターフェースを提供することであ る。 また、テストヘッド上のプローブを、検査対象のデバイスに関して平面化する ことを可能とするインターフェースの配列を提供することも本発明の目的とする 。 また、複数の異なる形状のテストヘッド或いは処理装置に使用可能なインター フェースの配列を提供することも本発明の目的とする。 先に述べた目的及び他の目的は、テストヘッド及び処理装置の間に複数の機械 的接点を有するインターフェースによって達成される。いくつかの接点或いはす べての接点の位置は、テストヘッドと処理装置との間のラインに沿って調整され る。このモーションによって、プローブの先端と検査中のデバイスとの間の傾斜 角度が変化する。傾斜角度を測定し、選択的に接点を調整することによって、プ ローブの先端は、検査中のデバイスに対し、平面化される。 1つの実施例では、テストヘッドは、シャフトに取り付けられた複数対の表面 (mating surfaces)を有する。このシャフトは、傾斜角度を変えるために伸縮 可能とされている。 さらに他の実施例では、処理装置上の対の表面が、平面化を図るために伸縮可 能とされている。 さらに他の実施例では、インターフェース内の素子の動き、或いは処理装置内 の検査中のデバイスの動きにより、平面化が達成される。 好ましい実施例では、対の表面が、テストヘッドと処理装置との間の運動継ぎ 手(Kinematic coupling)を形成する。1つの実施例では、この運動継ぎ手は、 溝と相補的な湾曲された部品によって提供される。 好ましい実施例では、運動的対の表面(Kinematic mating surfaces)は、処 理装置に設けられる。運動的対の表面は、モジュールに取り付けられており、こ れらのモジュールは、テストヘッドの外部表面に容易に取り付けできる。 さらに他の実施例では、それぞれのモジュールは、運動的対の表面とテストヘ ッドとの間の距離を変えることができるモータを含んでいる。結合以前に、テス トヘッドから離れている運動的対の表面を伸長することによって、運動接触が、 処理装置から離れて保持されているテストヘッドにもたらされる。それから、運 動的対の表面は、テストヘッドのプローブとDUTとの間を電気的に接触するた めに、テストヘッドの方へ移動される。各々の運動的対の表面とテストヘッドと の間の間隔を選択的に調整することによって、プローブを検査中のデバイスに対 し平面化してもよい。 図面の簡単な説明 本発明は、次に記述した詳細な説明及び添付した以下のような図面を参照する ことによって、より良く理解できるであろう。 図1は、テストヘッドの上に運動表面を取り付けるためのモジュールの配置の 外観図であり、 図2は、図1のモジュールの詳細を示す外観図である。 実施例の説明 テストヘッドとプロバーとの間の運動継ぎ手(Kinematic coupling)が、スロ コム(Slocum)その他によって1994年9月1日に出願され、”自動検査設備 のためのインターフェース装置(Interface Apparatus For Automatic Test Equ ipment)”の題で参照可能な米国特許出願継続番号08/299、831におい て、開示されている。その特許出願によれば、テストヘッドと処理装置との間で 正確に再現可能なインターフェースが、テストヘッドと処理装置との間の運動継 ぎ手によって形成されるということが説明されている。 運動継ぎ手は、厳密に6点で接触することにより形成される。6点での接触を 確立するために好適な方法は、3つの溝に組合わされる3つのボールを用いるこ とである。各々のボールは、各々の溝の1つの側面に1点において接触する。3 つの溝は各々2つの側面を持つので、この組み合わせ配置は、6つの接点を実現 する。 ここで説明されている実施例は、上述した特許出願で述べられているように、 運動継ぎ手の利点を与える。また、それは、組み立て作業を簡単化すると共に、 高精度に組み立てられなければならない部品の点数を削減する。さらに、それは 、以下で述べるような垂直方向の継ぎ手及び自動平面化を容易にする。 運動継ぎ手の操作 運動継ぎ手は良く知られている。それは以下のような文献に記載されている。 すなわち、アレキサンダー・エッチ・スロコム(Alexander H.Slocum)、プレ ンティス・ホール(Prentice Hall)による「精密機械設計(Precision Machine Design)1992」のような参考文献、並びに、エイ・スロコム(A.Slocum) による「精密固定用の運動継ぎ手(Kinematic Coupling For Precision Fixturi ng)」のパート1、「設計パラメータの形成、概要技術(Formulation of Desig n Parameters,Precis.Eng.)」第10巻No,2、1988、エイ・スロコム( A.Slocum)及びエイ・ドメツ(A.Donmez)による「精密固定用の運動継ぎ手(ki nematic Coupling For Precision Fixturing)」のパート2、「反復可能性及び 堅さの経験的決定、概要技術(Experimental Determination of Repeatability and Stiffnes,Precis.Eng.)」第10巻No,3、1988、及びアレキサンダ ー・エッチ・スロコム(Alexander H.Slocum)による「三つの溝を有する運動 継ぎ手の設計、概要技術(Design of Three-Groove Kinematic Couplings,Preci s.Eng.)」ページ67ないし75、1992のような論文であり、これらはの全 ては参考として組み込まれている。手短にいえば、運動継ぎ手の背後にある思想 は、正確に物を配置するということであり、それは、全自由度で運動を禁止する のに必要となる最小数のポイントで接触させるということである。6つの自由度 の運動を抑制するためには、接点のうち2つ以上が同一線形順序で並んでいない ならば、6つの接点が必要とされる。 好適な実施例では、3つのボールが3つの溝に適合している。各々の溝は、2 つの表面を持ち、各々の表面は、1点のみでボールと接触する。このようにして 、3つのボールと3つの溝との組み合わせは、6自由度での運動を制限するのに 十分な運動継ぎ手を形成している。 好適な実施例では、溝は、実用上十分広く間隔をおいて配置されている。さら に、溝は、前述した文献に詳細に記述されている技術に従って、最大限の可能な 安定性を確保できるように定められている。 ボール及び溝のそれぞれの対は、その対が運動継ぎ手を形成するのに必要な接 触を提供するので、運動接触部(Kinematic contact)と呼ばれている。溝の各 々の側面は、それが1点における接触を提供するので、運動表面(Kinematic su rface)と呼ばれている。ボールは、それが1点のみで運動表面と接触するので 、運動的対の表面(Kinematic mating surfaces)と呼ばれている。運動継ぎ手 を満足いくように操作するためには、運動表面として必ずしも溝を用いる必要は ない。他の形状、例えばゴシックアークなどを同様に用いることができる。また 、運動的対の表面として必ずしもボールを使用する必要はない。他の形状、例え ばコーンの先端などが、1点において表面に接触するように構成することができ る。同様に、各々の運動接触部において、必ずしも2つの運動表面を有する必要 はない。他の適切な運動接触部の例は、次の通りである。すなわち、1つの平面 に対し押圧されている1つのボール(1接触部当たり1つの運動表面)、4面体 に対し押圧されている1つのボール(1接触部当たり3つの運動表面)或いは3 つのボールに対し押圧されている1つのボール(1接触部当たり3つの運動表面 )などがある。様々な型の接触部を、合計して6つの運動表面がある限り、1つ の継ぎ手において用いることができる。 モジュール構造 図1は、テストヘッド及び任意設計の処理装置に容易に取り付けられるるモジ ュールとして組み立てられた運動表面の実施例を示している。テストヘッドの支 持体502が示されている。これを明瞭に示すために、テストヘッドの電子回路 及びカバーは図示されていない。 支持体502の外部表面には、3つの取付ブロック512が示されている。各 々の取付ブロック512は、モジュール510を取り付けるための場所を提供す る。 各々のモジュール510は、球状表面580を含んでいる。各々の球状表面5 80は、処理装置の表面546に設置された溝582と嵌合するように配置され ている。球状表面580と溝582の組み合わせは、上述した運動接触部を形成 する。 モジュール510は、その下端部においてL字形ブラケット516を備えてい る。このL字形ブラケット516は、取付ブロック512の下に滑り込まされ、 モジュール510の下部を取付ブロック512に保持する。モジュール510の 上縁は、ねじ514によって取付ブロック512へ固定され、これによってモジ ュール510をしっかりと位置決めする。 ねじ514は、スロット520を通り抜ける。ねじ514を緩めると、モジュ ール510を、取付ブロック512に対して横方向にスライドさせることができ る。このようにして、モジュール510は、様々な位置に取り付けられた溝付き ブロック582を持つ様々なハンドラーと結合できるように適応的に位置決めす ることができる。 図1は、スペーサー518が、モジュール510と取付ブロック512との間 に配置されていることを示している。スペーサー518は、取付ブロック512 に対するモジュール510の位置を調整する他の方法を提供する。しかしながら 、運動継ぎ手が、連結を形成する運動表面の位置の厳密さに係わらず、再現性の ある安定なインターフェースを形成するように用いられるということを認識すべ きである。 テストヘッド502と処理装置546との間の接触は運動的であるので、溝付 きブロック582及びモジュール510はいずれも高精度に位置決めする必要は ない。3つの溝付きブロック582及び3つの球状表面580は、再現可能な運 動接触部を形成している。 仮に、溝582及びモジュール510の位置決めが、テストヘッドのプローブ カードを処理装置内の検査中のデバイスに対してX−Y平面上で回転させること に帰着するならば、処理装置の通常の較正手順は、この回転を補償するだろう。 仮に、溝582及びモジュール510の位置決めが、プローブワイヤの先端を処 理装置の検査中のデバイスの平面に対して斜めに傾けることに帰着するならば、 以下で述べるような「自動平面化(autoplanarization)」手順は、この斜めの 傾きを補償するだろう。しかしながら、1度、補償手順が実行されたならば、テ ストヘッドは動かされ、同じ位置に戻るだろう。 図1の実施例では、球状表面580は、それを通して延設されたT字形柱58 4を有している。溝付きブロック582には、T字形柱584と嵌合するための スロット586が設けられている。スロット586にT字形柱584を挿入する ために、T字形柱584は、スロット586の方向と平行となるように回転され る。T字形状柱は、スロット586に一旦挿入されると、スロット586の方向 と垂直となるように回転され、これにより、表面546へモジュール510が固 定される。それから、モジュール510はT字形状柱584に上方向の力を働か せ、上述したような運動接触部を実現する。T字形状柱584の回転は、例えば 柱に取り付けられたレバーを動かすことにより、手動で行うことができる。或い はその代わりに、モータ、ソレノイド又は類似の装置などで回転を自動化するこ ともできる。 溝付きブロック582は、処理装置の上部表面を示す表面546に固定されて いる。利便性のために、溝付きブロック582は、スロット587を介して取り 付けられており、これによって、溝付きブロック582を様々なサイズのテスト ヘッドに適合するように調整可能となっている。 図2では、モジュール510のより詳細な構造が示されている。プレート60 8がモジュール510のための支持体を形成している。プレート622がプレー ト608に対して垂直に取り付けられている。 モータ610がプレート622に取り付けられている。ベルト車614がモー タ610のシャフト(図示せず)に取り付けられている。ドライブベルト616 がシャフトの回転をベルト車618へ伝達させる。 ベルト車618は、親ねじ620に取り付けられている。親ねじ620は、プ レート622に設けられたベアリングに取り付けられている。このベアリングは 自在に回転可能であるが、その軸線に沿っては動かない。 球状表面580は、シャフト626に取り付けられている。シャフト626は 、細長い再循環ベアリング624により支持されており、このベアリングはニュ ーヨーク州ポートワシントンのトムソンインダストリー(Thomson Industries o f Port Washington,NY)により販売されているピローブロックとして知られてい るものである。ベアリング624は、シャフト626を、従って球状表面580 を、シャフト626の長手方向に沿って横方向に動かすことを可能とする。 シャフト626は、少なくとも貫通する内部表面(図示せず)に空洞部分を有 している。親ねじ620は、この貫通された内部表面とかみ合う。親ねじ620 の回転により、シャフト626は、その長手方向に駆動される。後述するように 、この動きは、テストヘッドを処理装置へ結合するのを容易にする。 シャフト626及び球状表面580の位置を示すために、位置エンコーダを、 モータ610又は親ねじ620に取り付けてもよい。この位置エンコーダは、球 状表面580を、既知の位置に戻すために用いられる。 T字形状柱584は、シャフト626、親ねじ620及びプレート622を貫 通してリニアアクチュエータ612まで延設されている。リニアアクチュエエー タ612は、上述したようにエアーシリンダで構成することができる。アクチュ エータが作動するとき、一定の力でT字形状柱584が牽引され、これによって 、テストヘッドと処理装置との再現可能な結合に必要となる力が提供される。 モータ610及びアクチュエータ612のための制御回路は、明確に示されて いない。しかしながら、テストヘッドはコンピュータ制御装置を含む検査システ ムの部分をなしている。好適な実施例では、検査システムにおけるコンピュータ 制御装置は、これらのデバイスを制御するようにプログラムされている。垂直方向の結合及び自動平面化 従来のインターフェースを用いても、テストヘッドは、処理装置に取り付けら れているインターフェースと接触することにより処理装置と結合される。テスト ヘッドのスプリングピンは、デバイスインターフェースボードの接触パッドと接 触して押圧される。そのようなインターフェースを用いた場合、テストヘッドが 最終的に垂直の動きで、結合が完了することが望ましい。この垂直方向の動きは 、テストヘッドがインターフェースに対して垂直方向に動かされるということを 意味している。この垂直方向の動きによって、スプリングピンが接触パッドを横 切り、スプリングピンと接触パッドのいずれかに損傷を与えることが回避される 。 処理装置へのテストヘッドの結合の前に、親ねじ620が回転され、よってシ ャフト626が延びる。そのとき、球状表面580が溝付きブロック582(図 1)と接触し、回転したT字形状柱584によって、ロック位置に固定される。 その後、リニアアクチュエータ612が作動し、球状表面580と溝付きブロッ ク5 82との間で予備荷重力を発生させる。 シャフト626は、それらが延長された位置において、テストヘッドを表面5 46から離れた位置に保持する支柱として作用する。テストヘッド上のスプリン グピンが、インターフェース接触パッドに損傷を与えるおそれは無い。この配置 では、テストヘッドは、表面546と平行に動くことは無いと考えられる。 それから、親ねじ620は、シャフト626を収縮させるように回転される。 シャフト626が収縮されるにつれ、テストヘッドのスプリングは、インターフ ェースとの接触に至る。純粋に垂直方向の動きを確保するために、すべてのシャ フト626は、同じ収縮量で同時に収縮される。テストヘッドとインターフェー スとの接触をもたらすような動きは表面546の垂直方向に制限され、このよう にしてスプリングピンが表面をこすることにより引き起こされる接触パッドへの ダメージは避けられる。 その代わりとなるインターフェースは、処理装置に装着されるというよりも、 テストヘッドに装着されて使用される。そのようなインターフェースでは、係止 リングなどの装着用具を、インターフェースをテストヘッドに保持するために用 いることができる。インターフェースをテストヘッドに装着することにより、テ ストヘッドのスプリングピンとDIB上の接触パッドとの間の接触をもたらす。 このようにして、そのようなインターフェースとの垂直方向の結合の必要性は、 より少なくなる。しかし、インターフェースは、プローブカードを含んでおり、 プロバー上に取り付けられていないので、プローブワイヤの先端が、検査中のデ バイスの表面に対して確実に平面化されている必要がある。図2のモジュールは 、この平面化を可能とするものである。 必ずしもすべての親ねじ620を同時に調整する必要はない。また、各々の親 ねじ620を同じ総量だけ調整する必要もない。各々の親ねじ620に異なる調 整を適用することによって、プローブカード528を、表面546に対して傾斜 させることができる。プローブカード528は、プローブカード上のプローブ先 端(図示せず)が、表面546の下方でチャックに保持されているDUTと同一 平面上になるまで傾斜させられる。 プローブの先端をDUTと同一平面とすることは重要であり、このことは「平 面化(planarization)」と称されることがある。DUTを検査するためには、 すべてのプローブ先端がDUT面と接触していなければならず、これによって、 平面化が要求される。 図1のメカニズムを、平面化のために使用することが可能である。それは、複 数のチャック、或いはDUT及びプローブカード先端を測定するメカニズムと連 結させて使用されることが望ましい。この測定は、様々な方法でなされ得る。1 つの方法は、位置測定システムをハンドリングシステムに組み込むことである。 例えば、画像プロセッサに接続されたビデオカメラを用いてもよい。このビデオ カメラは、チャック或いはDUTと平面をなし、て処理装置内に取り付けられ、 プローブ先端に向けられている。撮像された画像は、すべてのプローブ先端が同 一面の焦点にあるか否かを決定するために、処理される。カメラの焦点を調整す ることによって、各々のプローブ先端とカメラとの間の相対距離を決定すること が可能となる。この情報は、プローブ先端及びDUTを平面化するためにプロー ブカードが傾斜されなければならない傾斜量を表す値に変換され得る。 その代わりとなる方法は、プローブカードを、少なくとも3つのセンサーを含 む装置とすることであり、これらのセンサーは、プローブカードが取り付けられ たときにプローブ先端と平面をなすように取り付けられる。それから、テストヘ ッドは、センサーが、チャックに保持されたDUT或いは平面化のためにチャッ クに保持された他のフラット面と接触するまで、下方に下げられる。これらのセ ンサーは、接触センサーで簡単に構成することができる。接触センサーが用いら れるとき、各々のセンサーが接触するまでの相対時間が計測される。最初に接触 したセンサーが表面により近いと判断できる。この情報は、センサーとDUTと の間の傾斜角を推定するのに用いられる。 代替として、センサーは、力センサーでもよい。この方法では、テストヘッド は、すべてのセンサーがDUT、すなわちチャックで保持された平面と接触する まで下げられる。それから、各々のセンサーにかかっている相対的な力が測定さ れる。より大きい力がかかっているセンサーは、DUTに対して傾けられた面の 1つの部分の上にある。相対的な力もまた、センサーとDUTとの間の傾斜角を 推定するのに用いることができる。 さらに別の代替案として、プローブの先端それ自身を接触センサーの形態とし て機能させることができるということを記すべきである。各々のプローブ先端は 、プローブの電気信号を入力しこれを測定するために設計されたテスター内部の 電気回路へ接続されている。プローブ先端における電気信号は、それがDUTへ 接触したとき、変化するだろう。この変化は、テスター内部の電気回路によって 測定され、これにより、各々のプローブがDUT或いは他の面と接触した時点を 決定することができる。 どの型のセンサーが用いられたかに係わらず、これらのセンサーはフィードバ ックループの1部分を形成する。センサーからの情報は、テスターに接続されて いるコンピュータワークステーション(図示なし)へ供給される。コンピュータ ワークステーションは、平面度を改善するために各々のモータ610に与える命 令を演算する。モータが調整された後、適切な平面度が達成されるまで、測定及 び調整が繰り返される。 位置情報が処理装置の機器から引き出されたところで、テスターを制御するコ ンピュータワークステーションと処理装置との間のインターフェースが必要とな ってくる。コンピュータ間、或いはコンピュータ制御システムの間では、そのよ うなインターフェースは、よく知られている。このインターフェースは、コンピ ュータワークステーションから、平面度の測定を指示している処理装置へ与えら れる命令を変換することが最小限必要である。それから、傾斜角度の測定値が、 インターフェースを介してコンピュータワークステーションへ供給されなければ ならない。コンピュータワークステーション及び処理装置の両方のインターフェ ースとして使用できる限り、任意のインターフェースを使用することができる。 本発明の特徴である自動平面化の1つの簡単な使用方法は、プローブワイヤを 検査中のデバイスに対して平面化することである。この型の自動平面化は、テス ターを据え付ける毎に一度実行するようにしてもよい。例えば、プローブカード が取り付けられ、変えられたときはいつでも、自動平面化を繰り返すようにして もよい。また、各々の生産工程の始めに、それを繰り返すようにしてもよい。 また、生産工程の間で検査の信頼性を確実にするために生産工程中に周期的に 自動平面化のルーチンを任意に実行するようにしてもよい。そのような平面化の 周期的なチェックは、テスターが使用されていないときはいつでも実行すること ができる。 さらに、自動平面化の他の使用方法は、接触機構における摩耗量を特定するこ とである。例えば、プローブワイヤが接触機構として使用されるとき、その先端 は、検査中のデバイスが保持されている面から離れ、度を越えて動くことがある 。検査中において、半導体デバイスは、プローブの先端へ繰り返し押圧される。 このように接触が繰り返されると、ワイヤは僅かに曲げられ、或いは擦り減って くることさえあり得る。また、自動平面化のために必要とされる調整量は、調整 毎に探知される。自動平面化のために必要とされる調整量の変化は、部品が擦り 減ってきており、交換する必要があることを示している。 調整の度合いは、シャフト626(図2)の回りに取り付けられた位置エンコ ーダによって測定することができる。接触機構が擦り減ってくるにつれて、シャ フト626をよりいっそう繰り出すことが必要となってくる。シャフト626の 繰り出しがさらに大きくなると、位置エンコーダの読み取り位置が増大すること になる。これによって、位置エンコーダの出力変化をモニターすることができる 。その出力値が、プローブカードやその他の接触機構を取り付けたときのその値 から、予め定められた量だけ変化したとき、接触機構を取り替えるべきである。 本発明の要旨を逸脱することなく、様々な変更及び代替を行うことにより、よ り望ましい実施例として開示することができる。例えば、図2は、空気アクチュ ーエータでも運動接触部へ予備荷重力を供給する手段として使用できることを示 している。また、予備荷重力を供給する他の任意の手段を用いることもできる。 ボール及び溝が運動接触部として示されている。このボール及び溝の配置は、 相互に入れ替えることができる。例えば、球状表面580は、プロバー上に取り 付けることができ、溝582はテストヘッド上に取り付けることができる。また 、運動接触部は、ボールと溝とに限定される必要はない。運動継ぎ手を形成する 任意の運動接触部を用いることができる。 さらに、プローブワイヤを備えたプローブカードが記述された。本発明は、デ バイスをプローブで調べる方法か否かに係わらず、適用可能である。例えば、本 発明は、伝導性の部材であるブレードなどをウェハーを調べるために用いたとし ても、同様の効果を奏することができる。 また、図2において、球状表面580を繰り出したり引っ込ませたりするため に、親ねじが用いられたが、横方向の動きを供給できるものであれば任意の装置 を用いることができる。例えば、ソレノイドを用いてもよい。このソレノイドは 、連結の前にシャフト626を繰り出すように用いられてもよい。この場合、テ ストヘッドがプローブカードの上方に一旦配置されると、ソレノイドは、シャフ ト626を引き込ませるのに用いられる。テストヘッドをゆっくりと確実に下げ るために、減衰シリンダー(Damping cylinder)を用いてもよい。 親ねじの代わりに例えばソレノイドのような器具を用いることにより、連結を 最終的に行う工程において、処理装置を対するテストヘッドの垂直方向のみの動 きをさらに正確に行うことができる。シャフト上の横方向の動きを与えるための そのような器具には、平面化のために必要とされる球状表面580の高さを容易 には調整できないものがある。しかし、本発明のいくつかの進んだ利点を達成す るためには、継ぎ手が平面化のために形成される必要はない。 図2は、運動接触部が、その接触部を繰り出したり引っ込めたりするための機 構と連結されて用いられることを示している。テストヘッドを上部表面546に 対し垂直方向にのみ動かすことの利点は、使用される接触部の種類によらず、達 成され得る。平面化のための接触表面の配置を独立に調整可能にすることの利点 も、運動接触部を使用することなく達成され得る。しかしながら、運動継ぎ手は 、その配置に係わらず安定な連結を提供できるという利点がある。 図1は、各々の運動接触部が、テストヘッドに容易に再配置可能なモジュール として構成されていることを示している。このことは、テストヘッドを様々な型 の処理装置へ連結すること、言い換えれば処理装置を様々な型のテストヘッドへ 連結することを簡単化にする。そのモジュールは、テストヘッドの外部表面に取 り付けられるので、その取り付けは非常に簡単である。現存するテストヘッドは 、モジュールで改装される。このモジュールは、テストヘッド内部の電子部品と 干渉するあそれはない。しかしながら、接触部は、テストヘッドヘ容易に組み込 まれ、或いはこの柔軟性が要求されない場合には、別の方法で取り付けられる。 これらの図に示されているように、継ぎ手は、2つの面を各々備えた複数の接 触部によりなされている。各々の接触部における1つの面の位置は、平面化のた めのみならず垂直方向の連結を達成するために調整可能とされている。平面化の みを提供するためには、すべての接触部が調整可能な表面を持つ必要はない。 調整可能な接触表面がテストヘッドに取り付けられることも必ずしも必要では ない。調整可能な接触部を、処理装置に取り付けてもよい。このような取り付け 配置は、処理装置中のチャックに対するプローブの傾斜角度を測定するための装 置が処理装置に設けられているとき、より好適となる。 接触表面の位置を制御するための制御信号が、テスターに接続されたコンピュ ータワークステーションにより発信されることは既に述べた。この制御信号を他 の方法で発信してもよい。例えば、それらの制御信号を、処理装置を制御するコ ンピュータの1つにより生成してもよい。代わりに、制御装置は、システムと分 離しているコンピュータ装置や、或いはその目的のためにシステムに加えられた コントローラにより発信されてもよい。 本発明は、テストヘッドをプロバーへインターフェースで連結したときに図示 されたものであったということも記すべきである。本発明は、パッケージされた IC部品のためのハンドラーとのインターフェースとしても使用可能である。ハ ンドラーと共に使用した場合、プローブカードを用いる必要はない。伝統的には 、ハンドラーは、デバイスインターフェースボードへ取り付けられたソケットへ パッケージ部品を差し込むためのものである。ハンドラーは、プロバーが水平方 向に適応されるのに対し、一般的に垂直方向に適応される。本発明のインターフ ェースは、あらゆる方向で有効である。 さらには、平面化が、検査中のデバイスに対してテストヘッドを動かすことに より達成されたものであることも記すべきである。必ずしもテストヘッド全体を 動かす必要はない。例えば、インターフェースそのものを平面化のために動かし てもよい。それ以外では、インターフェースの幾つかの部分のみを動かすように してもよい。この場合、アクチュエータは、テストヘッド全体の代わりにこれら の部分を動かすように取り付けられる。継続番号08/299,831の米国特 許出願は、プローブカードとテストヘッドとの間の運動継ぎ手を示している。ア クチュエータは、この継ぎ手の運動表面を、平面化を達成するべく、選択的に延 ばしたり縮めたりするために用いられる。 さらには、プローブカードと検査中のデバイスとの間の相対的な傾斜角度を、 テストヘッド上の部品を傾けることにより変える必要もない。同様の結果が、処 理装置内で検査中のデバイスを傾けることにより達成され得る。そのような実施 例では、アクチュエータは、処理装置に備えられる。 従って、本発明は、添付された請求項の思想及び範囲によってのみ限定される べきであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レビー,デービッド・エイチ アメリカ合衆国マサチューセッツ州02140, ケンブリッジ,ブレイク・ストリート 16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.テストヘッド、コンピュータコントローラ、及び表面を有する処理装置を備 えた型の検査システムにおいて、 改善されたインターフェースは、 a) テストヘッドに設けられた複数の第1接触面 b) 処理装置に設けられた複数の第2接触面であって、各々の第2接触面は、 第1接触面の少なくとも対応する一つの面と接触するように配置され、これによ って、テストヘッドが処理装置と連結されるときに運動接触部を形成する第2接 触面及び c) コンピュータコントローラに応答して、第2接触面とこれに対応する第1 接触面との間の接触点を、複数の第2接触面の少なくとも一部に対し前記表面に 垂直な方向で調整する調整手段 を含む検査システム。 2.複数の接触点を調整する前記調整手段が、各々の接触点を独立に調整する手 段を含む請求項1の検査システム。 3.前記調整手段が、各々の接触点の位置を、ある範囲にわたって連続的に変化 可能な位置の一つに調整する手段を含む請求項2の検査システム。 4.前記調整手段が、 a) 第1接触面及び第2接触面のいずれかに装着されたシャフトであって、 ある軸線に沿って配置されたシャフト 及び b) 前記軸線に沿って前記シャフトを駆動するために前記シャフトに連結さ れたモータを含む請求項1の検査システム。 5.前記調整手段は、複数の同様のモジュールを含み、各々のモジュールは、第 1接触面の1つを各々備え、かつ各々のモジュールはテストヘッドの外部表面に 装着されている請求項1の検査システム。 6.前記モジュールの各々が、調整可能なようにテストヘッドに装着されている 請求項5の検査システム。 7.第1接触面及びこれに対応する第2接触面が、テストヘッドと処理装置との 間の運動継ぎ手を形成している請求項1の検査システム。 8.各々が接触面を備えたテストヘッドと処理装置とを有する型の検査システム を操作する方法であって、前記方法は、テストヘッドを処理装置へ連結させるた めの方法であり、 a) 処理装置又はテスターの接触面を、前記接触面が接触したときの処理装置 とテストヘッドとの間の距離を増大させるように繰り出すステップ、 b) 処理装置の接触面とテストヘッドの接触面とが接触するように、テストヘ ッド及び処理装置を整列させるステップ、 c) 繰り出された接触面を、テストヘッドと処理装置との間の距離を減少させ るように引込めるステップ、 からなる方法。 9.テストヘッドの接触面及び処理装置の接触面がテストヘッドと処理装置との 間の運動継ぎ手を形成する請求項8の方法。 10.接触面を繰り出す前記ステップは、テストヘッドの接触面を、前記接触面 とテストヘッドとの間の距離が増大するように繰り出すステップからなる請求項 8の方法。 11.a) テストヘッドのプローブにより規定される平面と、処理装置により 保持された検査中のデバイスの表面により規定される平面との間の傾斜角度を測 定するステップ、及び b) 前記傾斜角度が減少するように、選択された接触面を繰り出したり、引込 めたりするステップ、 をさらに有する請求項8の方法。 12.運動継ぎ手を形成する前記ステップは、運動継ぎ手における各々の運動接 触部に、予備負荷力を印加するステップを含む請求項9の方法。 13.運動継ぎ手を形成するために用いられるモジュールであって、 a) 運動表面、 b) 前記運動表面に装着されたシャフトであって、ある1つの軸線を有する前 記シャフト、 c) 前記シャフトを保持すると共に、前記軸線に沿った前記シャフトの運動を 可能にする支持体、及び d) 前記シャフトを前記軸線に沿って駆動する手段、 を備えるモジュール。 14.前記運動表面は、球状表面からなる請求項13のモジュール。 15.前記シャフト及び前記運動表面は、そこを貫通する穴が形成され、かつ、 a) 前記運動表面及び前記シャフトの穴を通して延設された柱、及び b) 前記柱に力を供給する手段 を、さらに備える請求項13のモジュール。 16.前記モジュールをテストヘッドに調整可能なように取り付けるための手段 をさらに備える請求項15のモジュール。 17.テストヘッド、コンピュータコントローラ、及び表面を有する処理装置を 備えた型の検査システムにおいて、 改善されたインターフェースは、 a) テストヘッドに設けられた複数の第1接触面、 b) 処理装置に設けられた複数の第2接触面であって、各々の第2接触面は、 テストヘッドが処理装置と連結されるときに、第1接触面の少なくとも対応する 一つの面と接触するように配置される第2接触面、及び c) コンピュータコントローラに応答して、第2接触面とこれに対応する第1 接触面との間の接触点を、複数の第2接触面の少なくとも一部に対し前記表面に 垂直な方向で調整する調整手段、 を備える検査システム。 18.複数の接触点を調整する前記調整手段が、各々の接触点を独立に調整する 手段を含む請求項17の検査システム。 19.テストヘッド及び処理装置を有する検査システムを、テストヘッドがハン ドリングシステムに対して平面化するように操作する方法であって、前記方法は 、 a) テストヘッドに設けられた複数の接触表面を、処理装置に設けられた複数 の接触表面に係合させるステップ、 b) テストヘッドとハンドラーとの間の傾斜角度を測定するステップ、 及び c) 選択された接触表面を動かすことによって、前記傾斜角度を調整するステ ップ、 を含む方法。 20.テスター内部の電気回路と、処理装置により一平面内に保持された検査中 のデバイスとが接触するようになっている接触機構を有するテスターを操作する 方法であって、前記方法は、 a) 接触機構と検査中のデバイスがなす前記平面との間の距離を測定するステ ップ、 b) 接触機構の少なくとも1点と検査中のデバイスの前記平面との間の距離を 、前記接触機構が検査中のデバイスの前記平面に至るように調整するステップ、 c) 基準位置に対する前記距離の調整量を示す値を格納するステップ、 d) 前記距離の調整ステップ及び調整量と後の調整量とを比較するステップを 繰り返すステップ、及び e) 後になされた調整量が、予め定められた量まで増大したとき、接触機構が 摩耗していることを警告するステップ、 を備える方法。
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