JPH11503209A - 硬岩を爆破する方法および装置 - Google Patents

硬岩を爆破する方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 あまり高くないエネルギの放電で点火するかなり鈍感なエネルギ発生材料を用いる硬岩爆破方法および装置を提供する。この爆破装置(10)は、絶縁チューブ(40)によって隔離された高電圧電極(44)、大地帰路電極(46)を包含する再使用可能な爆破プローブ(14)を包含する。爆破プローブ(14)の2つの電極は、かなり鈍感であるが可燃性の材料、たとえば、金属粉末と酸化剤の混合物の連続体(17)と電気接触している。この金属粉末・酸化剤燃料混合物内の金属粉末は、高電圧電極(44)に接続した大きなコンデンサ・バンク(16)から伝えられる電流を受けたときに、高電圧電極(44)と大地帰路電極との間に複数の可融性金属経路を形成する。これらの複数の融解した金属経路はヒューズと同様に作用し、充分に高い電気抵抗値を与え、コンデンサ・バンク(16)からの電気エネルギを金属粉末・酸化剤燃料混合物に伝え、金属粉末・酸化剤燃料混合物の発熱反応を開始させる熱の放散量を増大させ、周囲岩石を破砕する高圧ガスを発生させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 硬岩を爆破する方法および装置 発明の分野 本発明は、全般的には、硬岩を爆破する方法および装置に関するものであり、 一層詳しくは、密閉領域内において穏やかな高エネルギ放電で非常に鈍感な燃料 混合物に点火して急速膨張ガスを発生させ、硬岩を爆破し、硬岩の破砕、崩壊を 生じさせる方法および装置に関する。 発明の背景 硬岩採鉱は、代表的には、ドリルその他の専用機械のような機械的な装置、T NTのような化学的火薬、スパーク・ギャップを横切って高エネルギの放電を起 こして電弧からプラズマを生じさせる電気爆破法によって促進される。化学的、 電気的爆破法は岩石に穿った孔の端における密閉領域内で急速膨張ガスを発生さ せ、岩石を崩壊させる。実際のところ、電気爆破法は、TNTのような化学火薬 よりも安定しており、一般的に安全に使用できるために、一般に好まれている。 化学火薬物質は物理的な変化によって意図しない異常爆発を生じやすいのに対し て、電気装置は接続電気エネルギを介してのみ爆発を開始するものであり、そう でなければ不活性である。機械的装置の使用は硬岩採鉱で使用するには最も非効 率的で時間のかかる技術であり、爆破技術と組み合わせて用いられることが多い 。 起爆ワイヤ・スパーク・ギャップ・システムのような電気爆破法は爆発あるい は推進ガスのガス抜きを生じさせるものとして知られている。起爆ワイヤ推進シ ステムが、1991年10月1日に発行された、「Launching Projectiles with Hydrogen Gas Generated from Aluminum Fuel Powder/Water Reactions」とい う名称のLee の米国特許第5,052,272号に例示されている。このLee特許は、トリ ガ・ワイヤあるいはトリガ・フォイルにパルス電力を印加し、最終的にアルミニ ウム燃料粉末−酸化剤混合物にパルス電力を印加することによって高いエネルギ 効率でもって水素ガスを発生させる方法を開示している。アルミニウム燃料粉末 にとって好ましい酸化物は水である。 装置は誘導コイルに接続したコンデンサ・ バンクを包含する。金属ワイヤが誘導コイルと急速スイッチとに接続している。 スイッチが閉じられると、コンデンサ・バンクからの電気エネルギがインダクタ 、 スイッチならびにワイヤを通って流れる。電気放電の全エネルギはアルミニウム 燃料1グラムあたり0.50〜15キロジュールであると好ましい。放電は10 〜1000マイクロ秒持続する。 別の関連した起爆ワイヤ爆破システムが、1991年6月8日に出願された、 「Apparatus For Facilitating The Extraction of Minerals From The Ocean F loor」という名称のPadberg,Jr.の米国特許第3,583,766号に開示されている。 特に、この米国特許第3,583,766号は、鉱床の層に形成した孔に挿入され、堆積 海底内に延びるドリル・パイプを有する深海潜水調査艇を開示している。ドリル ・ヘッドがドリル・パイプの下端に設置してあり、ドリル・ヘッド上方にプラズ マ放電セクションが設けてある。付勢回路がプラズマ放電セクションを貫いて延 びる細いニッケル・ワイヤに電源からの電気エネルギを接続する。スイッチが閉 ざされると、大電流が細いニッケル・ワイヤを急激に通過してそれを爆発させ、 鋭い圧力波を伴う大きなプラズマ放電を生じさせる。プラズマ放電セクションに ある開口により、圧力波が放出され、爆発の衝撃波に類似する衝撃波を伴って急 速膨張・崩壊気泡を発生する。気泡の膨張、崩壊は鋭い圧力パルスの形の音波を 伝搬する。 また別の関連した起爆ワイヤ爆破システムがYutkinのソビエット連邦第SU3573 45Aに開示されている。これは、濡れた誘電性ばら材料(たとえば、砂)を充填し た岩石の孔に挿入することができる一対の電極および導電性ワイヤ・ストリップ を有し、付勢時に衝撃波を発生する岩石破壊装置を示している。ワイヤは電極に 接続してあり、誘電性プレートのまわりに引き回してある。この誘電性プレート は破裂作用を行えるように岩石の孔内に設置してある。 スパーク・ギャップ式あるいは非起爆式ワイヤ・システムが、1972年7月 25日に発行された、「Shock Plasma Earth Drill」という名称のO'Hareの米国 特許第3,679,007 号によって例示されている。これは、水またはオイルを採取す るために地中に深い孔を穿つためのスパーク・ギャップ・プローブを開示してい る。このプローブは外側電極から分離しており、それによって取り囲まれている 中心電極を有し、これらの電極が水中に浸漬される。コンデンサ・バンクが60 00〜30000ボルト(土壌状態に依存する)の電位まで充電され、この 電位が電極に電気エネルギを供給する。水の抵抗値に抗して電気エネルギを急速 解放して、大量の熱を発生させて爆発効果を得る。水中で発生した爆発衝撃波が 下向き外方へ移動し、孔を作り、この孔にアース・ドリルが繰り返し落下する。 1988年5月3日に発行された、「Focused Shock Spark Discharge Drill Using Multiple Electrodes」という名称のMoney等の米国特許第4,741,405号が 地中採鉱用のスパーク・ギャップ放電ドリルを開示している。このドリルは、数 キロジュールから100キロジュール以上のエネルギ・パルスを毎秒1ないし1 0パルスあるいはそれ以上の率で岩石面に伝える。泥や水のような穿孔流体が岩 石面へのスパーク・エネルギの伝搬を助ける。 1992年4月21日に発行された、「Plasma Blasting Method」という名称 のKitzinger等の米国特許第5,106,164号が、硬質岩石採鉱の実施の際に岩石を破 砕するプラズマ爆破法を開示しており、一層詳しくは、電解液内で電極を横切る 急速かつ非常に高いエネルギの放電を利用する方法を教示している。コンデンサ ・バンクからの電気エネルギが切り換えられて岩石面にある孔内に設置した爆破 電極に500キロアンペアを供給し、電解液(好ましくは、硫酸銅を含有する) の誘電破壊を生じさせる。この電解液はベントナイトまたはゼラチンでゲル化し て充分な粘性を与え、爆破前に密閉領域から漏出することがないようにしてもよ い。爆破装置は電力損失を減らし、岩石中へ急速なエネルギ放出を行えるように 最小のインダクタンス、レジスタンスを有する。 簡単な電気スパーク・ギャップおよび起動ワイヤを使用する先に述べた電気爆 破方法は数百キロアンペアの電流を送るコンデンサ内に蓄えられた電荷から非常 に大きな放電を行うが、もっと低いエネルギ・レベルで作動する爆破方法を開発 することが望ましいであろう。加えて、従来の高電圧電気方法の大部分はコンデ ンサからのエネルギを起動コンダクタあるいはスパーク・ギャップへ伝えるのが 比較的非効率的である。エネルギの伝達が非効率的である結果、関連技術のシス テムは起動コンダクタあるいはスパーク・ギャップを駆動して所与量の爆発エネ ルギを得るのに比較的大きなキャパシタンス・バンクを必要とする。 あるいは、化学爆薬を利用する多くの爆破システムは普通の爆薬材料が敏感で あるために充分な安全対策が必要である。多くの爆薬材料は物理的衝撃、漂遊電 荷およびいくつかの環境条件(たとえば、高温)によって意図しない異常爆発を しやすい。加えて、化学爆薬材料を利用する多くの爆破技術は有害な副産物を生 じる可能性があり、周囲の岩を微粉状にすることが多い。これは或る種の用途で は望ましくない。したがって、それほど敏感でない無害な爆薬を利用し、電気爆 破システムで使用すると同様に電気起爆あるいは点火を行うのに低いエネルギで 済む岩石破壊方法を開発することが望ましいであろう。このような組合せは、起 爆性の高い装薬で与えられるよりもいくぶん穏やかな破壊プロセスである安全、 経済的で効率の良い爆破技術を与える。 また、比較的安全な化学爆破方法、電気爆破方法を機械的なドリルと組合せ、 穿孔/爆破プロセスをスピードアップし、その自動化を容易にすることも望まし い。多くの硬質岩石採鉱作業には、代表的には、穿孔作業と爆破作業が伴う。組 合せあるいは組み込みが適正であるならば、これらの作業は孔から機械的な機器 を引き抜いてから別体の爆破プローブあるいは装薬を挿入する必要性をなくす。 前述の関連技術のいくつかは穿孔プロセスと爆破プロセスを単一の機器にまとめ る試みを行っている。たとえば、O'Hareの米国特許第3,679,007号、Money等の米 国特許第4,741,405号およびPadberg Jr.の米国特許第3,583,766号を参照された い。主として多くの化学爆破技術の破壊性により、これらの関連技術システムの いずれもが化学爆破技術を機械的ドリルと組み合わせるのに失敗している。 発明の概要 本発明は、あまり高くないエネルギの放電で起爆されるかなり鈍感な燃料混合 物を使用し、密閉領域内で急速膨張ガスを発生させ、硬岩の破壊、崩壊を生じさ せる硬岩爆破方法および装置を提供することによって、上記および他の必要性と 有利に取り組んでいる。本発明は、燃料混合物内に全体的に収容されて電気エネ ルギを燃料混合物に伝える融解手段を使用する。この自蔵式融解手段は、電気エ ネルギを燃料混合物に伝えるスイッチ手段としても、引き続いての発熱性化学反 応の点火源としても作用する。さらに、この爆破装置の設計によれば、再使用可 能であり、機械的穿孔機器との組合せが容易である。 本発明の1つの特徴によれば、爆破装置は再使用可能な爆破プローブを包含し 、この爆破プローブは、絶縁チューブによって互いに隔離された高電圧電極、大 地 帰路電極を包含する同軸電極組立体の形をしている。同軸電極組立体のこれらの 電極は、金属粉末・酸化剤燃料混合物のようなかなり鈍感でしかも可燃性の物質 の連続体と電気接触している。金属粉末・酸化剤燃料混合物は同軸電極組立体に 近い環状の空隙領域内に収容されていると好ましい。高電圧電極は大電流スイッ チを介してコンデンサ・バンクに接続してある。 爆破プローブの形態は、電極の一方が爆破プローブの後端付近で絶縁チューブ の外面上に配置された導電性シースからなるようなものである。第2の電極は絶 縁チューブ内に配置してあり、絶縁チューブの末端で露出し、金属粉末・酸化剤 燃料混合物と連通する。金属粉末・酸化剤燃料混合物内の金属粒子は、コンデン サ・バンクから伝えられた電流を受ける、高電圧電極と大地帰路電極の間に複数 の可融性金属経路を形成する。これらの金属経路は、コンデンサ・バンクからの 電気エネルギを燃料混合物に伝え、金属と酸化剤との発熱反応を開始させて高圧 ガスを発生させ、周囲の岩石を破砕する熱の消散量を増大させる電気抵抗を与え るという点で融解要素とかなり似た機能を有する。 本発明の別の特徴によれば、爆破装置は普通のロック・ドリル(たとえば、回 転ハンマ・ロック・ドリル)と組み合わされる。この爆破装置は、再使用可能な 爆破プローブを包含し、この爆破プローブは、本質的に、絶縁チューブまたは絶 縁スリーブの外面の一部に配置する金属シースを形成した同軸電極組立体である 。金属シースは大電流スイッチを介してコンデンサ・バンクに電気的に接続して いる。絶縁チューブはドリル・スチール上を摺動できるような寸法となっており 、このドリル・スチールは大地帰路電極として作用する。再使用可能な爆破プロ ーブは、特に、穿孔した孔内に挿入したときに所定容積の環状空隙領域を創り出 すような形態となっている。この環状空隙領域は適当な作動流体を所定量保持す るようになっている。ここで繰り返すが、好ましい作動流体は金属粉末・酸化剤 燃料混合物であり、これを孔の末端付近の環状空隙領域内でロック・ドリルのド リル・ビットの直ぐ後に配置する。爆破プローブは、環状空隙領域に燃料混合物 または他の作動流体を満たし、金属シースおよびドリル・スチールを燃料混合物 との電気接触状態に置いたときに作動可能となる。 適切に使用したとき、ロック・ドリルと組み合わせた爆破装置は、孔から穿孔 機器を引き抜いてから爆破プローブを挿入する必要性がないことによって、穿孔 /爆破作業をスピードアップするという利点がある。特に、絶縁チューブは、穿 孔作業中、ドリル・スチールの上方へ引き込まれ、孔から引き抜かれる。穿孔作 業が完了すると、爆破プローブはドリル・スチールの軸の下方へ移動させること によって孔内に挿入される。次に、爆破プローブを位置決めした後にドリル・ス チールの導管を経由して新しく穿孔した孔に金属粉末・酸化剤燃料混合物を導入 する。あるいは、別体のノズルから導入してから孔内に爆破プローブを摺動移動 させてもよい。高電圧パルスがコンデンサ・バンクから爆破プローブ上の金属シ ースに印加される。上述したように、金属粉末・酸化剤燃料混合物内の金属粒子 は、金属シースあるいは高電圧電極を経てコンデンサ・バンクから伝えられた電 流を受けたときに金属シースとドリル・スチールの間に複数の可融性金属経路を 形成する。これら複数の金属経路はヒューズとして作用し、コンデンサ・バンク からの電気エネルギを燃料混合物に伝え、金属と酸化剤との発熱反応を開始させ て孔内に高圧ガスを発生させ、周囲の岩石を破砕する熱の消散量を増大させる充 分に高い電気抵抗値を与えることができる。 本発明の重要な利点は、コンデンサ・バンクと高電圧電極の間にインダクタを 接続することによって実現される。コンデンサ・バンクからインダクタンスを通 して電荷を伝えることによって、金属粉末・酸化剤燃料混合物へ高電圧電極を経 て伝えられる電流の変化率を制御することができる。 本発明のまた別の利点は、起爆ワイヤ、起爆可能コンダクタなどのような別体 の融解要素をなくすことによって実現される。金属粉末・酸化剤燃料混合物のた めの融解手段は燃料混合物の金属粒子であり、燃料混合物内に完全に含まれる。 有利なことには、本発明の爆破装置は、関連技術システムのいくつかにおけるよ うなエネルギ発生材料を起爆あるいは点火するための別体のヒューズあるいは融 解要素を必要としない。 本発明の特別な特徴は、金属粉末・酸化剤燃料混合物を環状空隙領域に現場で 充填することを可能とする爆破装置に中央燃料充填ポートをオプションとして設 けることにある。あるいは、同軸電極組立体付近の環状空隙領域内に金属粉末・ 酸化剤燃料混合物を保持する非導電性保持スリーブまたは他の適当な手段を用い ることができる。この場合、爆破現場で爆破プローブを設置する前に金属粉末・ 酸化剤燃料混合物を予め装填すると有利である。 引き続いての爆破の良好な封じ込めを行う本発明の別の特徴は、同軸電極組立 体の寸法を選んで、金属シースの外径が爆破孔の直径よりもほんの少し小さくな るようにする。爆風の封じ込めは、圧縮時に半径方向に膨張する変形可能あるい は膨張可能な要素を利用することによってさらに改善される。この変形可能ある いは膨張可能な要素はポリウレタンまたはシリコンゴムのようなエラストマー材 料で作ることができる。こうすることによって、同軸電極組立体または爆破装置 が爆破孔内に押し込まれたときに、このエラストマー要素が岩石に対して半径方 向外方へ膨張し、高圧ガスが穿孔した孔を通して逃げるのをかなり防ぐことがで きる。 本発明は、また、それほど高くないエネルギの放電で点火するかなり鈍感な燃 料混合物を用いる硬岩爆破方法としても特徴づけられ得る。この方法は、(1) 岩石地質付近で所定量の金属粉末・酸化剤燃料混合物を一対の電極と連通させ、 この燃料混合物が充分に高い金属含有率を有し、電極間に複数の可融性金属経路 を形成するようにした段階と、(2)燃料混合物にあまり高くない電流パルスを 付与する段階と、(3)複数の可融性金属経路を融解させて燃料混合物内におい て電極間で抵抗性アーク・チャネルを形成し、充分に高い電気抵抗値を生じさせ る段階と、(4)電気抵抗値で生じた充分な量の熱を燃料混合物に放散させ、燃 料混合物の発熱反応を開始させ、密閉領域内に急速膨張ガスを発生させて硬岩の 破砕、崩壊を生じさせる段階とを包含する。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明による電気ドライバ回路、導管手段および爆破プローブを包 含する爆破装置の概略図である。 第2図は、第1図に示す電気爆破プローブおよび導管手段の断面図である。 第3図は、第1、2図に示す爆破プローブをドリル孔内に設置した状態で示す 横断面図である。 第4図は、ドリル孔に設置した爆破プローブの別の実施例を示す横断面図であ る。 第5図は、本発明によればロック・ドリルと組み合わせた爆破プローブの概略 図である。 第6図は、ロック・ドリルと組み合わせた爆破装置の部分図であり、爆破プロ ーブを引っ込めた状態で示す図である。 第7図は、ロック・ドリルと組み合わせた爆破装置の部分図であり、爆破プロ ーブをドリル孔に挿入した状態で示す図である。 第8図は、第5、6、7図に示す爆破プローブの横断面図である。 対応する参照符号は図面に示すいくつかの実施例を通じて対応する構成要素を 示す。 発明の詳細な説明 以下の説明は本発明を実施するための現在考えられる最良の形態である。この 説明は限定する意味で行うものではなく、単に発明の全体的な原理を説明する目 的で行っているものである。発明の範囲は請求の範囲によってのみ決めるべきで ある。 図面、特に第1図を参照して、ここには、本発明を具体化している硬岩爆破装 置が全体的に参照符号10で示してある。本装置10は、導管手段13内に収容 した高電圧コンダクタ44を経て爆破プローブ14にパルス状の大電流高電圧エ ネルギを供給するドライバ回路12を包含する。爆破プローブ14は爆破しよう としている岩石地層または他の中実構造内に置くようになっている。ドライバ回 路12は電荷蓄積装置すなわちコンデンサ・バンク16と、高電圧供給源18と 、スイッチ手段20と、誘導性手段25とを包含する。 図示実施例では、コンデンサ・バンク16は839マイクロファラッドのキャ パシタンスを有する50キロジュール・コンデンサ30を1つだけ有する。しか しながら、並列に接続した複数のコンデンサも使用できる。アース線32がコン デンサ・バンク16のアース側を大地電位33に接続している。コンデンサ・バ ンク16はリード線34を経て爆破プローブ14に切り換え可能に接続したあま り高くない電荷を蓄積する手段となる。 ドライバ回路12はコンデンサ・バンク16を充電する普通の電源18も包含 する。この電源はアース線22とリード線24を経てコンデンサ・バンク16に 接続してある。コンデンサ・バンク16は、10キロボルトで作動して約40キ ロジュールを蓄積すると好ましい。コンデンサ・バンク16はスイッチ手段を介 して爆破プローブ14に接続してあり、このスイッチ手段はあまり高くない電圧 動作に適したトリガ真空ギャップ・スイッチ20からなると好ましい。本実施例 ではトリガ真空ギャップ・スイッチを用いているが、高クーロン・スパーク・ギ ャップ、イグナイトロンあるいはヘビーデューティな機械的閉鎖スイッチを含む 任意他の高クーロン・スイッチも同様に作動するであろう。 ドライバ回路12は誘導性手段も包含し、この誘導性手段は、この実施例では 、約5マイクロヘンリーの分布インダクタンスからなり、インダクタ25によっ て第1図に描画してある。この分布インダクタンスは電流を受けたときに、爆破 プローブ14に供給される電流の変化率を遅くする。この分布インダクタンス( 要素25として図示)に加えて、ドライバ回路12は非常に小さい分布レジスタ ンス(要素27として図示)と、約830マイクロファラッドのトータル・キャ パシタンスも有し、このトータル・キャパシタンスは10キロボルトで作動し、 約40キロジュールを蓄積することができる。 第2、3図を参照して、ここには、導管手段13を備えた再使用可能な爆破プ ローブ14の実施例が示してある。この爆破プローブ14は導管手段13(好ま しくは、導電性導管50)の端に取り付けてあり、そこから軸線方向に延びてお り、その結果、爆破プローブ14および導管50を岩石面に穿った孔に挿入する ことができる。爆破プローブ14は絶縁チューブ40を包含し、この絶縁チュー ブの末端43には高電圧スチール電極42が設けてある。この高電圧スチール電 極42は内部配置の高電圧コンダクタ44によってドライバ回路のコンデンサ・ バンクに接続してあり、この高電圧コンダクタは絶縁チューブ40を貫き、導管 手段13の全長にわたって延びている。高電圧コンダクタ44は0.25インチ 直径の、Kapton絶縁銅ロッドであると好ましい。絶縁チューブ40はG−10フ ァイバグラスの1.00直径のチューブである。絶縁チューブ40にはスチール 製のアダプタ・プラグ46が螺合させてあり、これは大地帰路電極として作用す る。図示実施例において、スチール製アダプタ・プラグ46は雌−雌螺合コネク タに似ており、その一端48が絶縁チューブ40の基端47を螺合状態で受け入 れる ような寸法となっており、反対端49は導電性導管50を螺合状態で受け入れる ような寸法となっている。高電圧コンダクタ44はスチール・アダプタ・プラグ 46を貫いて軸線方向に延びており、それとは絶縁されている。 導管50は、一端で爆破プローブ14のアダプタ・プラグ46と係合し、反対 端52で大地帰路ケーブル54に接続するスチール・チューブであると好ましい 。大地帰路ケーブル54は大地電位33に接続している。導管50は、いくつか のねじ部分55を有する、硬化クロム・モリブデン鋼で作った1.25インチ外 径、0.375インチ内径のチューブであると好ましい。スチール・チューブ5 0のねじ部分55は、特に、このスチール・チューブ50を爆破プローブ14ま たはドライバ回路あるいはこれら両方に接続するようになっている。高電圧コン ダクタ44はスチール・チューブ50の内部を貫いて延びており、ドライバ回路 12内のコンデンサ・バンクに通じる高電圧ケーブル56に接続している。 導管/爆破プローブ装置とドライバ回路12の間の接続を容易にするのに用い られるハードウェアは、ケーブル・ラグ57、58と、締め付けナット61、6 2と適当な絶縁プロテクタ64とを包含する。しかしながら、本発明は、電気接 続部を作る方法に限られるものではなく、任意適当な電気接続手段が考えられる 。さらに、爆破プローブ14および導管50の寸法はそれらが使用される特定の 爆破作業に適うように選ぶことができる。アダプタ・プラグ46の外径が爆破孔 の直径よりもほんの少し小さくなるように爆破プローブ14の寸法を選ぶことに よって、後の良好な爆風封じ込めを達成することができる。加えて、爆破プロー ブ14の全長は、引き続く爆破で使用される燃料混合物の量に基づいて選ぶと好 ましい。 導管50は、半径方向膨張プラグ66の形をとる爆破ブローブ14付近で爆風 を封じ込める付加的な手段も包含する。特に、導管50の外面にエラストマー膨 張プラグ66が配置してある。このエラストマー膨張プラグ66の外径は爆破孔 の直径よりやや小さいと好ましい(たとえば、外径1.75インチ)。エラスト マー膨張プラグ66は軸線方向に圧縮されたときにドリル孔の岩石面に対して半 径方向に膨張するようになっている。本実施例では、膨張プラグ66は、六角形 プッシャ・ナット68を用いて膨張プラグ66に向かって軸線方向に押される摺 動 プッシャ・スリーブ67で圧縮力を加えたときにアダプタ・プラグ46としっか りと衝合する。膨張プラグ66は、ポリウレタンまたは高デュロメータ・ゴムの ようなエラストマー材料で作ると好ましく、したがって、六角形プッシャ・ナッ ト68を螺合させてプッシャ・スリーブ67を下方へ移動させたときに岩石面に 対して半径方向外方へ膨張する。 第3図でより明瞭にわかるように、爆破プローブ14の後端59は、絶縁チュ ーブ40の外面に螺合したアダプタ・プラグ46を有し、孔の直径よりもやや小 さい外径を有する。爆破プローブ14の前部60は絶縁チューブ40の外径に等 しい外径を有する。爆破プローブ14の直径が不均一であるため、環状空隙領域 70が爆破プローブ14の前部60付近に形成される。この環状空隙領域70は 金属粉末・酸化剤燃料混合物72であると好ましい爆破用流体のために設けてあ る。金属粉末・酸化剤燃料混合物72がこの環状空隙領域70内に存在するとき 、爆破プローブ14の2つの電極(末端にある高電圧電極42と後端にあるアダ プタ・プラグ46)は導電性燃料混合物72の連続体と電気的に接触する。金属 粉末・酸化剤燃料混合物内の金属粒子は、大きなコンデンサ・バンクから導かれ た電流を受けたときに高電圧電極42と大地帰路電極46との間に複数の可融性 金属経路を形成する。これらの複数の金属経路はヒューズとして作用し、コンデ ンサ・バンクからの電気エネルギを金属粉末・酸化剤燃料混合物に伝えて金属粉 末・酸化剤燃料混合物の発熱反応を開始させ、周囲岩石を破砕する高圧ガスを発 生する熱の発散量を増大させることのできる高い電気抵抗値を与える。 好ましい燃料混合物72は酸化剤と組み合わせた金属あるいは金属水素化物か らなる。一層詳しく言えば、推薬はゲル化剤を含んでいてアルミニウムが沈殿す るのを防ぐ水内に浮遊させた粒子形態のアルミニウムである。たとえば、50% の水、約5ミクロンの平均粒径を有する50%のアルミニウム粉末、少量(たと えば、1%)のKnoxゼラチンのようなゲル化剤からなる混合物が本爆破装置で用 いるに適した燃料混合物である。あるいは、限定するつもりはないが、チタン、 ジルコニウムあるいはマグネシウム単独もしくはアルミニウムとの組合せを含む 他の金属粉末(水と発熱反応して急速膨張ガスを発生するものである)も本発明 による許容燃料混合物となる。 好ましいアルミニウム粉末・酸化剤燃料混合物は約700℃から1200℃の 範囲で点火される。これは燃料混合物内で充分に高い電気抵抗値を発生させるこ とによって達成される。高い抵抗値は、充分に高い含有量の金属粒子が存在し、 燃料混合物の金属粒子が高電圧電極と大地帰路電極との間に複数の金属チェイン あるいは経路を形成する場合に、外部ヒューズの必要なしに燃料混合物内で創り 出すことができる。次に燃料混合物にあまり高くない電流パルスが伝えられると 、チェインあるいは経路が融解して抵抗性アーク・チャネルを形成し、これが金 属と酸化物の発熱反応を開始させるに充分に熱の放散量を増大させる。 有利なことには、本爆破装置は爆破を開始させるのにあまり大きくない量の電 気エネルギだけでよく、数ミリ秒の期間にわたってそれでよい。したがって、金 属粉末・酸化剤燃料混合物の化学反応によるエネルギの解放が、高エネルギ爆薬 の異常燃焼というよりもむしろ推薬の制御された燃焼プロセスにいくぶん類似す る爆破を行うことになる。前記のシーケンスを開始させるのに必要な好ましい量 の電気エネルギは、引き続いての金属・酸化剤化学反応によって解放されるエネ ルギのほんの約5%と15%の間であると好ましく、最も好ましくは、その5% と10%の間である。たとえば、アルミニウム粉末と酸化剤の燃料混合物を使用 する場合、本爆破装置は、アルミニウム粉末1グラムあたり約0.7〜2.1キロ ジュールの電気エネルギが必要なだけである。環状空隙領域が長さ10センチメ ートルで、約40立方センチメートルのアルミニウム粉末・水燃料混合物を入れ ている場合、約10キロボルトで作動し、ほんの40キロジュールのコンデンサ ・エネルギによって燃料点火、岩石破壊に成功した。 次に第4図を参照して、ここには、爆破プローブ14の別の実施例が示してあ る。この再使用可能な爆破プローブ14は、本質的に、同軸電極として作用し、 絶縁チューブ40内に配置した中央配置高電圧電極42を包含する。絶縁チュー ブ40は開口した基端47と、爆破プローブ14の前部60付近の開口末端43 とを有する。この中央配置の高電圧電極42は絶縁チューブ40の末端43を越 えて延びており、絶縁チューブ40が衝合するレッジまたは肩部75を提供する フランジ端74を有する。好ましくは、このフランジ端74の外径は爆破プロー ブ14を挿入する孔の直径よりもちょっと小さい。 大地帰路電極は金属シース46の形をとっており、これは爆破プローブ14の 後部59付近で絶縁チューブの外面上に配置してある。爆破プローブ14の後部 59は、金属シース46の外面と孔内の岩石面との間にほんの小さな間隙が残る 程度の寸法とする。爆破プローブの前部60は後部59よりも小さい直径を有し 、爆破を行うのに適した燃料混合物72を保持するのに適した環状空隙領域70 を形成する。爆破プローブ14の前部60は、孔の直径と中央配置の電極42の 外径との中間の直径を有すると好ましい。爆破プローブ14の前部60は、この 爆破プローブ14を穿孔した孔に挿入したときに所定体積の環状空隙領域70を 創り出す所定の長さを有する。 大地帰路電極46、高電圧電極42は、共に、環状空隙領域70と連通した状 態に保持され、その結果、環状空隙領域70に導電性燃料混合物72を充填した ときに、回路が完成する。この実施例では、中央配置の高電圧電極42のフラン ジ端74は環状空隙領域70内に入れた導電性燃料混合物72と連通した状態に 留まる。図示実施例の付加的な特徴は、爆破装置10の中央燃料充填ポート80 により、環状空隙領域70に金属粉末・酸化剤燃料混合物72を現場で充填でき るということである。中央燃料充填ポート80のために、中央配置の電極42は 、燃料混合物72を爆破部位に移送することと、大電流パルスを与えて爆破動作 を開始させることの二重の機能を果たすに充分な直径でなければならない。 環状空隙領域の現場充填が不可能な場合には、適当な体積の燃料混合物を孔に 挿入してから、本爆破装置を挿入する。ここでも、爆破部位に爆破プローブを設 置するまえに金属粉末・酸化剤燃料混合物を予め装填するのが有利である場合、 爆破プローブ付近の環状空隙領域に金属粉末・酸化剤燃料混合物を保持する非導 電性保持スリーブまたは他の適当な手段を当業者であれば設計することができる と考える。 次に第5〜8図を参照して、ここには、普通のロック・ドリルと爆破装置を組 み合わせた本発明の実施例が示してある。第5図でわかるように、爆破装置10 はドライバ回路12と、回転ハンマ・ロック・ドリル15と組み合わせた再使用 可能な爆破プローブ14とを包含する。この再使用可能な爆破プローブ14は、 本質的に、絶縁チューブ40または絶縁スリーブの外面の一部に配置する金属シ ース46を形成した同軸電極組立体である。金属シース46は大電流スイッチ2 0を経てドライバ回路12のコンデンサ・バンク16に電気的に接続してある。 絶縁チューブ40は、穿孔位置(第6図参照)と爆破位置(第7図)との間でド リル・スチール42上を摺動できる寸法となっており、ドリル・スチール42は 大地帰路電極として作用する。 先に述べた実施例と同様に、ドライバ回路12はコンデンサ・バンク16を充 電する普通の電源18を包含する。このコンデンサ・バンクは、スイッチ手段を 経て爆破プローブ14に接続したただ1つの50キロジュールのコンデンサ30 からなる。スイッチ手段は、コンデンサ・バンク16から爆破プローブ14への 電流を制御するトリガ真空ギャップ・スイッチ20を包含すると好ましい。ドラ イバ回路12は誘導性手段も包含し、この誘導性手段は分布インダクタンスから なり、第5図においてインダクタ25で表してある。この分布インダクタンスは 電流を受け取ると、爆破プローブ14に供給される電流の変化率を遅くする。ド ライバ回路の他の構成要素は先に説明したので、ここでは繰り返さない。 第6図でわかるように、爆破プローブ14は、穿孔作業中は、ドリル・スチー ル42の上方へ引っ込められ、孔から引き抜かれている。穿孔作業が完了すると 、爆破プローブ14が、第7図でわかるように、ドリル・スチール42の軸に沿 って下方へ摺動させることによって孔内に挿入される。油圧シリンダまたは空気 シリンダ19を用いて爆破プローブ14を所定位置へ駆動することができる。次 に、爆破プローブ14を位置決めした後に、金属粉末・酸化剤燃料混合物をドリ ル・スチール42の導管80を経て新しく穿孔した孔に導入する。あるいは、燃 料混合物を別のノズルから導入してから爆破プローブを孔内へ摺動させてもよい 。 次に第8図を参照して、再使用可能な爆破プローブ14の寸法、形態は、特に 、穿孔した孔内に挿入したときに所定体積の環状空隙領域70を創り出すように なっている。爆破プローブ14の後部59は絶縁チューブ40の外面に設置する 金属シース46を有し、したがって、孔の直径よりもやや小さいと好ましい外径 を有する。爆破プローブ14の前部60は後部59よりもいくぶん小さい外径を 有し、爆破プローブ14の前部60付近に環状空隙領域70を創り出す。この環 状空隙領域70は、適当な体積の適当な作動流体(好ましくは、金属粉末・酸化 剤 燃料混合物72、最も好ましくは、アルミニウム粉末と、アルミニウム粉末が沈 殿するのを防ぐゲル化剤を含んだ水との混合物)を保持するようになっている。 この燃料混合物72は、環状空隙領域70内において、孔の底付近で、ロック・ ドリルのドリル・ビットの直ぐ後に配置される。この環状空隙領域70を燃料混 合物72でほぼ満たし、金属シース46、ドリル・スチール42を燃料混合物と の接触状態に置いたときに爆破プローブ14は活性状態となる。 充分に前方へ押したとき、爆破プローブ14はロック・ビットの背面を押圧す ることになる。引き続いての爆破の良好な封じ込めを行うために、絶縁チューブ 40または少なくともその後部81を、ポリウレタンあるいはシリコーンゴムの ようなエラストマー材料で作ると好ましい。この場合、孔内に押し込むか圧縮し たときに、この材料が穿孔した孔内の岩石面に向かって半径方向に変形あるいは 膨張またはこの両方を行ってシールする。加えて、爆破プローブ14の後端59 にある金属シース46が1つまたはそれ以上の長手方向の切り込みを有し、半径 方向膨張に対応するようにしてもよい。 電流パルスをドライバ回路から爆破プローブの金属シースに印加すると、金属 粉末・酸化剤燃料混合物内の金属粒子が融解して金属シースとドリル・スチール の間に抵抗性アーク・チャネルを形成する。電極に伝えられる電圧が上昇するに つれて、抵抗性アーク・チャネルは電気抵抗値を増大し、熱の放散量を増大させ 、これが究極的に金属と酸化剤の発熱反応を開始させ、孔内に高圧ガスを発生さ せ、周囲の岩石を破砕する。次に、爆破プローブをドリル・スチール上方へ引っ 込め、穿孔作業を再開することができる。 したがって、明らかなように、本発明はあまり高くないエネルギの放電で点火 するかなり鈍感な金属粉末・酸化剤燃料混合物を用いる安全で安価な硬岩爆破方 法および装置を提供する。さらに、爆破技術とそれに組み合わせたハードウェア によって、容易に普通のロック・ドリルと組み合わせることもできる。 本発明およびその利点は前記の説明から理解できたであろうし、発明の精神、 範囲から逸脱することなく種々の修正、変更をなし得、上記の材料上の利点およ び形態のすべてがほんの例示であることは明らかであろう。たとえば、普通のロ ック・ドリルと組み合わせた上記の爆破装置は金属粉末・酸化剤燃料混合物と共 に同軸電極組立体を用いて爆破を実行すると好ましいが、不活性、揮発性を問わ ず他の作動流体をほぼ上述したような摺動可能な同軸電極組立体と一緒に使用す ることもできる。 そのため、発明の範囲を図示し、先に説明した特定の具体例に限定するつもり はない。むしろ、本発明の範囲は添付の請求の範囲およびその均等物によって決 定されると考える。
【手続補正書】 【提出日】1998年8月10日 【補正内容】 請求の範囲 1.電気エネルギを蓄える容量性手段(16)を備えた固体を爆破するための爆破装 置(10)であって、 高電圧電極(42,44)と、大地帰路電極(46)と、これらの電極の一つを上記容 量性手段に切り換え可能に接続する手段とを有する爆破プローブ(14)と、 上記高電圧電極及び大地帰路電極に関係するように設けられた導電性金属粒 子と酸化剤を含む燃料混合物(72)と、を有し、 上記燃料混合物内の上記粒子が高電圧電極(42)と大地帰路電極(46)の間に複 数の可融性金属経路を形成し、これらの可融性金属経路が、高電圧電極を経て容 量性手段(16)から伝えられる電流に対して、燃料混合物(72)の発熱反応を開始さ せる熱の放散が生じるのに充分な電気抵抗値を有し、爆破を達成する所定の領域 内で高圧ガスを発生させることを特徴とする爆破装置。 2.さらに、上記容量性手段(16)に接続され、この容量性手段から伝えられる電 荷を受け取り且つ電極(42,44)を経て混合物(72)に伝えられる電流の変化率を制 御する誘導性手段(25)を有する請求項1記載の爆破装置。 3.爆破プローブが、前端と後端を有し、さらに、絶縁チューブを有し、 爆破プローブの後端付近で絶縁チューブの外面上に配置された金属シースが 、上記大地帰路電極(46)を形成し、 上記高電圧電極が、絶縁チューブ(40)内に配置された部分(44)と燃料混合物 (72)と関係するように絶縁チューブの末端(43)を越えて延びている部分(42)を有 する請求項1又は請求項2記載の爆破装置。 4.絶縁チューブ(40)は、絶縁チューブの外面及び金属シースの末端に環状空隙 領域を形成して所望の体積の燃料混合物(72)を受け入れるように、金属シース(4 6)の直径よりも充分に小さな直径を有する請求項1乃至3の何れか1項記載の爆 破装置。 5.さらに、絶縁チューブから供給することにより環状空隙領域に燃料混合物を 現場で充填するための導管手段(80)を有する請求項4記載の爆破装置。 6.さらに、環状空隙領域内に予め充填された体積の燃料混合物を保持するため の非導電性スリーブを有する請求項4記載の爆破装置。 7.上記燃料混合物は、ゲル化剤によって水中に浮遊させられた約5ミクロン以 下の平均粒径のアルミニウム粒子を含む請求項1乃至6の何れか1項記載の爆破 装置。 8.上記燃料混合物は、約50%の水、約50%のアルミニウム粒子、及び、こ のアルミニウム粒子を浮遊させておくのに充分な少量のゲル化剤を含む請求項7 記載の爆破装置。 9.さらに、高圧ガスがドリル孔の開口端部から逃げるのを実質的に防止して、 これにより所定領域に爆風を封じ込めるために、ドリル孔の基端領域から爆破プ ローブをシール隔離するように設けられたエラストマー膨張可能要素を有する請 求項1乃至8の何れか1項記載の爆破装置。 10.高電圧電極(42)の一部分を形成するドリル・スチールの細長い部分を備えた ロック・ドリル(15)を有し、 絶縁チューブ(40)は、第1穿孔位置と第2爆破位置と間で細長いドリル・ス チールに沿って摺動するように設けられ、 第1穿孔位置と第2爆破位置と間で絶縁チューブ(40)を選択的に移動させる ための手段が設けられ、 さらに、高電圧電極又は大地帰路電極の一方が、絶縁チューブの外面上に配 置された金属シースを有し、この金属シースが容量性手段に切り換え可能に接続 されている請求項1乃至9の何れか1項記載の爆破装置。 11.爆破装置を用いて硬岩を爆破する方法であって、 (a)導電性金属粒子と酸化剤を含む所定体積の燃料混合物(72)を電極(42,46) に関係するように爆破すべき岩石地層付近に設置する段階であって、この燃料混 合物が電極間に複数の抵抗性可融性金属経路を形成する粒子含有量を有する上記 段階と、 (b)上記体積の燃料混合物にそれほど高くないエネルギの放電を加える段階 であって、上記体積の燃料混合物が電極間の燃料混合物内で上記経路に沿って電 流を生じさせ、上記体積の燃料混合物の電気抵抗により、燃料混合物の成分の発 熱反応を開始させるのに充分な量の熱の放散が生じ、それにより、硬岩の 破砕、崩壊を生じさせる膨張ガスを急速に発生させる上記段階と、 を有することを特徴とする方法。 12.上記体積の燃料混合物にそれほど高くないエネルギの放電を加える段階が、 さらに、所定量の電気エネルギを伝える段階を有し、この所定量の電気エネルギ が、引き続いての発熱反応によって放出されるエネルギの約5%から15%の間 である請求項11記載の方法。 13.上記体積の燃料混合物にそれほど高くないエネルギの放電を加える段階が、 さらに、所定量の電気エネルギを電流の変化率を小さくするインダクタを介して コンデンサ・バンクから伝える段階を有し、この所定量の電気エネルギが引き続 いての発熱反応によって放出されるエネルギの約10%以下である請求項11記載 の方法。 14.燃料混合物が、酸化剤のゲル中に浮遊させられたアルミニウム粒子を含む請 求項11記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 プロンコ スティーヴン ジー イー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92126 サンディエゴ ポート ロイアル ドライヴ 7920

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.固体を爆破するための爆破装置であって、 電気エネルギを蓄える容量性手段と、 絶縁チューブによって隔離された高電圧電極、大地帰路電極を包含し、高電 圧電極が容量性手段に切り換え可能に接続してある爆破プローブと、 充分に高い含有量の金属粒子を有する金属粉末・酸化剤燃料混合物であり、 高電圧電極および大地帰路電極と連通している金属粉末・酸化剤燃料混合物と、 を有し、 金属粉末・酸化剤燃料混合物内の金属粉末が、高電圧電極を経て容量性手段 から伝えられる電流を受けたときに、高電圧電極と大地帰路電極の間に1つまた はそれ以上の可融性金属経路を形成し、この可融性金属経路が充分に高い電気抵 抗値を与え、容量性手段からの電気エネルギを金属粉末・酸化剤燃料混合物に伝 え、金属粉末・酸化剤燃料混合物の発熱反応を開始させるに充分に熱の放散量を 増大させ、所定の領域内で高圧ガスを発生させ、爆破を達成することができるこ とを特徴とする爆破装置。 2.さらに、容量性手段に接続してあり、この容量性手段から伝えられる電荷を 受け取り、電極を経て金属粉末・酸化剤燃料混合物に伝えられる電流の変化率を 制御する誘導性手段を包含することを特徴とする請求項1記載の爆破装置。 3.爆破プローブが、さらに、爆破プローブの後端付近で絶縁チューブの外面上 に配置してあり、電極の一方を形成する金属シースを包含し、他方の電極が絶縁 チューブ内に配置してあり、絶縁チューブの末端を越えて突出していて金属粉末 ・酸化剤燃料混合物と連通することを特徴とする請求項1記載の爆破装置。 4.絶縁チューブが、さらに、その外面のところに環状空隙領域を構成しており 、この環状空隙領域が金属粉末・酸化剤燃料混合物を受け入れるようになってい ることを特徴とする請求項3記載の爆破装置。 5.さらに、金属粉末・酸化剤燃料混合物を環状空隙領域に充填する手段を包含 することを特徴とする請求項4記載の爆破装置。 6.さらに、環状空隙領域内に金属粉末・酸化剤燃料混合物を保持する非導電性 スリーブを包含することを特徴とする請求項4記載の爆破装置。 7.前記金属粉末・酸化剤燃料混合物が水中にゲル化剤によって浮遊させられた アルミニウム粒子を包含することを特徴とする請求項1記載の爆破装置。 8.前記金属粉末・酸化剤燃料混合物が50%の水、50%のアルミニウム粉末 、少量のゲル化剤とからなることを特徴とする請求項7記載の爆破装置。 9.さらに、所定領域に爆風を封じ込める手段を包含することを特徴とする請求 項1記載の爆破装置。 10.所定領域に爆風を封じ込める手段を包含することを特徴とする請求項9記載 の爆破装置。 11.硬岩爆破方法であって、 (a)所定体積の燃料混合物を岩石地層付近で一対の電極と連通して設置し、 この燃料混合物が充分に高い金属含有量を有し、電極間に複数の可融性金属経路 を形成するようにした段階と、 (b)燃料混合物にそれほど高くないエネルギの放電を加える段階と、 (c)複数の金属経路を融解させて燃料混合物内で電極間に抵抗性アーク・チ ャネルを形成し、それによって、充分に高い電気抵抗値を生じさせる段階と、 (d)抵抗性アークからの充分な量の熱を燃料混合物に放散させ、燃料混合物 の発熱反応を開始させて急速膨張ガスを発生させ、硬岩の破砕、崩壊を生じさせ る段階と、 を有することを特徴とする方法。 12.燃料混合物にそれほど高くないエネルギの放電を加える段階が、さらに、所 定量の電気エネルギを燃料混合物に伝える段階を包含し、この所定量の電気エネ ルギが、引き続いての発熱反応によって放出されるエネルギの約5%から15% の間であることを特徴とする請求項11記載の方法。 13.燃料混合物にそれほど高くないエネルギの放電を加える段階が、さらに、所 定量の電気エネルギを燃料混合物に伝える段階を包含し、この所定量の電気エネ ルギが引き続いての発熱反応によって放出されるエネルギの約10%であること を特徴とする請求項11記載の方法。 14.燃料混合物が、所定温度で発熱反応して急速膨張ガスを発生する金属粉末・ 酸化剤燃料混合物を包含することを特徴とする請求項13記載の方法。 15.燃料混合物が、水中にゲル化剤によって浮遊させられた金属粒子を包含し、 この金属粒子が水と発熱反応して急速膨張ガスを発生することを特徴とする請求 項13記載の方法。 16.金属粉末・酸化剤燃料混合物が、水とアルミニウム粉末を少量のゲル化剤と 混ぜた嵌合物を包含することを特徴とする請求項14記載の方法。 17.ロック・ドリルと組み合わせた爆破装置であって、 電気エネルギを蓄える容量性手段と、 第1位置と第2位置との間でロック・ドリルの細長いドリル・スチールを摺 動するようになっている絶縁チューブであり、第1位置が絶縁チューブからの干 渉なしに穿孔作業を進行させ得る穿孔位置であり、第2位置が爆破位置である絶 縁チューブと、 絶縁チューブの外面上に配置してあり、容量性手段に切り換え可能に接続し てある金属シースと、を有し、 ドリル・スチールがさらに大地電位に接続してあり、絶縁チューブ、金属シ ースおよびドリル・スチールが、容量性手段からの電気エネルギを金属シースお よびドリル・スチールと連通して設置された所定の作動流体へ伝えるに適した同 軸電極組立体を形成することを特徴とする爆破装置。 18.さらに、穿孔位置と爆破位置との間で絶縁チューブを選択的に移動させる手 段を包含することを特徴とする請求項17記載の爆破装置。 19.絶縁チューブが、爆破位置に配置されたときに、さらに、絶縁チューブの外 面のところに環状空隙領域を構成し、この環状空隙領域が作動流体を受け入れる ようになっていることを特徴とする請求項17記載の爆破装置。 20.さらに、環状空隙領域に作動流体を充填する手段を包含することを特徴とす る請求項19記載の爆破装置。 21.作動流体が充分に高い含有量の金属粒子を有する金属粉末・酸化剤燃料混合 物であり、この金属粉末・酸化剤燃料混合物が金属シース、ドリル・スチールと 連通して設置され、 それによって、金属粉末・酸化剤燃料混合物内の金属粒子が、容量性手段か ら伝えられた電流を受けたときに、金属シースとドリル・スチールとの間に1つ またはそれ以上の可融性金属経路を形成し、これらの可融性金属経路が充分に高 い電気抵抗値を与え、容量性手段からの電気エネルギを金属粉末・酸化剤燃料混 合物に伝え、金属粉末・酸化剤燃料混合物の発熱反応を開始させるに充分に熱の 放散量を増大させ、所定領域内に高圧ガスを発生させ、爆破を達成することがで きることを特徴とする請求項20記載の爆破装置。 22.前記金属粉末・酸化剤燃料混合物が水中にゲル化剤によって浮遊させられた アルミニウム粉末からなることを特徴とする請求項21記載の爆破装置。 23.前記金属粉末・酸化剤燃料混合物が、50%の水、50%のアルミニウム粉 末、少量のゲル化剤の混合物を包含することを特徴とする請求項22記載の爆破装 置。 24.さらに、容量性手段に接続してあって容量性手段から伝えられた電荷を受け 取り、金属粉末・酸化剤燃料混合物に伝えられる電流の変化率を制御する誘導性 手段を包含することを特徴とする請求項21記載の爆破装置。 25.さらに、引き続く爆破を所定領域に封じ込める手段を包含することを特徴と する請求項21記載の爆破装置。 26.引き続く爆破を所定領域に封じ込める手段が、絶縁チューブに取り付けたエ ラストマー要素を包含し、このエラストマー要素が爆破位置で絶縁チューブをシ ール隔離し、高圧ガスがドリル孔を経て逃げるのをほぼ防ぐようになっているこ とを特徴とする請求項25記載の爆破装置。
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