JPH11501790A - 対数レベル検出器及び無線受信機 - Google Patents

対数レベル検出器及び無線受信機

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JPH11501790A
JPH11501790A JP9521873A JP52187397A JPH11501790A JP H11501790 A JPH11501790 A JP H11501790A JP 9521873 A JP9521873 A JP 9521873A JP 52187397 A JP52187397 A JP 52187397A JP H11501790 A JPH11501790 A JP H11501790A
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ヴォルフディートリッヒ ゲオルグ カスペルコヴィッツ
ルエイテル ヘンドリクス クレメント デ
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Abstract

(57)【要約】 整流器を有している複数の増幅段を縦続接続して成る対数レベル検出器は既知である。増幅段の出力信号はレベル検出器の出力信号を形成するように加算される。斯種のレベル検出器は集積回路として具体化する場合に温度及び製造時のばらつきに敏感である。そこで、温度及び製造プロセスのばらつきに極めて不感応である極めて正確なレベル検出器出力信号を供給する対数レベル検出器を提案する。この対数レベル検出器は、縦続接続した制限増幅器のレベル出力信号から差引いて相対的なレベル検出器出力信号を形成するようにする加重加算基準回路と、入力及び出力側における補償回路と、総合利得安定化回路とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】 対数レベル検出器及び無線受信機 本発明は、或るレベルの信号を供給する整流器を有している制限増幅段を複数 個縦続接続した回路を具え、さらにそれぞれのレベル信号から加算信号を形成す るように加算する加算手段も具えており、前記加算信号がレベル検出器入力信号 を対数的に増幅したものとなるようにする対数レベル検出器に関するものである 。 本発明はこのような対数レベル検出器を具えている無線受信機にも関するもの である。このような無線受信機は、対数レベル検出器を用いることができる放送 受信機、コードレス電話受信機、ページング受信機、セル式無線受信機又は他の いずれかの適当な受信機とすることができる。 上述した種類の対数レベル検出器は米国特許第5,338,985 号から既知である。 極めて高い利得率、例えば80dBを達成するために、斯種の対数レベル検出器 は多数縦続接続した増幅段を具えている。利得誤りは乗算的に伝播されるため、 総合利得率は各増幅段当りの相対的に小さな利得変動に対して極めて敏感である 。斯種のレベル検出器はカーラジオ又はセルラーラジオ等に用いることができる 。例えば、カーラジオにおけるレベル検出器は中間周波信号から受信信号の強度 を決定する。この場合、レベル検出器の出力信号は、ラジオをステレオ受信モー ドからモノホニック受信モードに切り替える制御や、信号のマルチパス受信の制 御や、無線器具RDS(無線−データシステム)の場合の無線チャネルの切り替 え制御等の如き様々な目的に用いられる。レベル検出器の出力信号を種々のレベ ルの検出器出力信号レベルで様々な目的に用いることからして、少なくとも1つ の目的に対するレベル検出器の出力信号値は極めて正確なものとし、且つ広い温 度範囲にわたって安定なものとすることが重要である。例えば、レベル検出器の 出力信号をステレオ/モノホニックモードの切り替え用に用いる場合、レベル検 出器の出力信号が温度変動で大きく変化するのは極めて煩いことである。このよ うに温度に応じて大きく変化するレベル検出器の出力値は、ステレオからモノホ ニック受信モードへ早めに切り替えることにより聴取者に鈍い音を聴かせたり、 さらに悪いことには、ステレオからモノホニック受信モードへの遅い切り替えに よって聴取者にかなりの雑音を聴かせることになる。このために特に、絶対的な レベル信号を極めて正確に処理し得るディジタル信号処理手段を有している無線 受信機では、レベル信号そのものが極めて正確で、しかも温度で大きく変化しな いことが極めて重要である。対数レベル検出器をシリコン技法で作製する場合、 その製造プロセスによるばらつきが対数レベル検出器の総合精度を決定する重要 な要因となる。既知の検出器は上述したような精度要件を満たしていない。 本発明の目的は、レベル検出器の少なくとも所定の入力信号範囲に対してレベ ル検出器の出力信号が広い温度範囲にわたって極めて正確となる上述した種類の 対数レベル検出器を提供することにある。本発明の他の目的は、安価で、簡単で 、しかも丈夫な対数レベル検出器を提供することにある。 このために、本発明による対数レベル検出器は、該対数レベル検出器がさらに 、相対的に低い入力信号値を表わす第1基準レベル信号を形成するための第1基 準制限増幅段及び相対的に高い入力信号値を表わす第2基準レベル信号を形成す るための第2基準制限増幅段と、前記第1及び第2基準レベル信号から加重加算 基準信号を形成する加重加算手段と、前記加算信号から前記加重加算基準信号を 差引いて、レベル検出器出力信号を形成するように減算する減算手段とを具えて いることを特徴とする。本発明は、絶対的なレベル検出器出力信号の代りに、相 対的なレベル検出器出力信号を形成すると、この出力信号が或る所定範囲にわた って広い温度変動に感応しなくなり、これは入力信号の或る範囲内にある基準信 号を用いると、入力信号値の相対的に大きな変動に対してレベル検出器の出力信 号が変動しなくなるからであると言う識見に基づいて成したものである。実際に は或る所定の入力範囲内の絶対加算信号を温度及びプロセスのばらつきに対して 十分に補償する所定の加重基準信号を形成する。好ましくは第1基準信号をゼロ 信号レベルとし、第2基準信号をレベル検出器の最大出力レベルとする。 本発明による対数レベル検出器の好適例では、加重加算手段が可調整の加重係 数を有するようにする。このようにすることにより、温度及びプロセスのばらつ きに不感応とする入力範囲を調整することができる。 本発明による対数レベル検出器の他の好適例では、前記減算手段を前記検出器 の出力電圧スウィングに反比例する利得率を有する減算補償増幅段とする。この ことからして、実際には利得率が絶対温度にほぼ反比例する。このようにするこ とにより、本発明による補償動作はさらに向上する。これは、レベル検出器出力 信号の温度により変化する電圧スウィングが補償され、即ち補償されるスウィン グが温度変動に無関係となると言う識見に基づいている。 本発明による対数レベル検出器の他の好適例では、前記レベル検出器が入力側 に、該検出器の出力電圧に比例する利得率を有する補償増幅入力段を具えるよう にする。このことは、実情では利得率が絶対温度に比例することを意味する。こ れにより、本発明による補償動作はさらに向上する。これは、レベル検出器の入 /出力特性におけるレベル検出器出力信号が相対的に大きな入力信号の変動に対 して実質上感応しなくなる部分の温度シフトが補償され、即ちこのような特性が 温度変化に良好に整合し、前記特性が同じ相対位置にまでシフトすると言う識見 に基づいている。このことからして、定利得では温度による特性のシフトを温度 の上昇に伴って出力電圧の増大スウィングに結びつけるようにすべきである。 対数レベル検出器を入力信号の大きな範囲にわたって正確に作動させ、しかも 余計なコストを少なくするためには、前記対数レベル検出器が、前記制限増幅段 及び基準制限増幅段の共通利得率を調整するための利得調整手段を具え、該利得 調整手段が、利得調整レベル信号を供給する整流器を有している別の制限増幅段 と該増幅段に正帰還される減衰段とを縦続接続した回路及び前記加重加算手段の 出力を前記利得調整レベル信号と比較して、前記共通の利得率を表わす出力信号 を発生する比較手段を具えるようにする。このようにすることにより、絶対レベ ル信号を発生する制限増幅段における誤りが補償され、即ち総合増幅率が温度及 び製造プロセスのばらつき無関係となる。このような極めて一定の増幅率によっ てレベル検出器はかなり正確なものとなる。正帰還は前記別の制限増幅器と減衰 器との縦続回路を所定の減衰値で双安定状態にする。前記比較器は前記縦続回路 が双安定となる傾向を検出し、この比較器の内部状態は、利得調整信号が増大す る場合に単安定状態から双安定状態に変化し、フリップフロップに似た動作をす る。これにより、制限段の利得は正確に制御される。これは、極めて正確な総合 利得は、容易に温度に無関係とすることのできる減衰段の特性に基づくだけで調 整することができると言う識見に基づいている。 本発明による対数レベル検出器の他の好適例では、前記減衰段を、減衰率が前 記共通利得率の逆数となる抵抗回路網とする。これにより、総合利得は制限増幅 段の数の累乗に対する減衰率の逆数となる。 以下本発明を添附図面を参照して実施例につき説明するに、ここに 図1は本発明による無線受信機を図式的に示し、 図2は従来の対数レベル検出器の入/出力特性を示し、 図3は本発明による対数レベル検出器のブロック図を示し、 図4は本発明による対数レベル検出器に用いる制限増幅段を示し、 図5は本発明による対数レベル検出器における制限増幅段に用いるバンドギャ ップ基準回路を示し、 図6は本発明による対数レベル検出器に用いる補償回路を示し、 図7は本発明による対数レベル検出器の入力側に使用すべき第1補償回路用の 第1電流発生器を示し、 図8は本発明による対数レベル検出器の出力側に使用するべき第2補償回路用 の第2電流発生器を示し、 図9は本発明による対数レベル検出器の総合利得を安定化するための機能安定 器を示し、 図10は本発明による機能安定器に用いる制限増幅段を示し、 図11は本発明による機能安定器に用いる減衰段を示す。 図面中、同様な部分を示すものには同じ参照番号を用いている。 図1は本発明による無線受信機1を図式的に示したものであり、これは入力側 がアンテナ3に結合され、出力側が無線周波信号RFを中間周波信号IFにミキ シングダウンするミクサ4に結合される受信機フロントエンド段2を有する受信 機ブランチを具えている。ミクサ4及びフロントエンド2は無線受信機1に必要 なチャネルを選択させる。無線受信機1はミクサ4に結合される可制御の局部発 振器5も具えている。IF信号は、この信号をベースバンド信号に復調するため に受信機内の別の段(図示せず)に供給される。放送用受信機又はコードレスか 、セル式の電話受信機では、このベースバンド信号を処理し、増幅してからスピ ーカへと供給する。ページング受信機では、ベースバンド信号からメッセージを 検出する。他のアプリケーションはデータ処理等を必要とする。IF信号は本発 明による対数レベル検出器6にも供給される。レベル検出器6の出力側はアナロ グ−ディジタル変換器7に結合されており、この変換器はディジタル信号プロセ ッサ8にサンプルを供給する。ディジタルプロセッサ8は様々な制御目的のため にサンプル化レベル信号を供給する。例えばステレオ放送受信機では、このサン プル化レベル信号を用いて、受信機のステレオ受信モードからモノホニック受信 モードへの切り替えを制御したり、マルチパス制御及びミューティング制御の如 き他の目的にも用いたりする。このような制御には、本発明によるように受信信 号の強度を極めて正確に検出する必要がある。斯様な制御では、受信される種々 の信号強度を様々な制御目的に用いる。コードレス電話又はセル式電話の場合に は、受信機に送信機を拡張させて、送信機フロントエンド段10に結合されるミ クサ9を有している送信ブランチを含むトランシーバを形成するようにする。こ の場合には、受信機フロントエンド段2及び送信機フロントエンド段10を送受 切替器11等に結合させる。斯種のトランシーバでは、送信機の出力電力を正確 に制御するために受信信号の強度を正確に測定する必要がある。 図2は前記米国特許第5,338,985 号に記載されているような従来の対数レベル 検出器の入/出力特性を示している。これは従来のレベル検出器の出力電圧U0 を検出器の入力電圧Uiの関数として示したものである。第1の特性CC1及び 第2の特性CC2は異なる温度に対するものであり、第1の特性CC1は低温、 例えば−40°の場合を示し、特性CC2は高温、例えば+85°の場合を示し ている。温度ドリフトのために、温度の違いによって特性が異なる。これにより 、受信される無線周波信号の電界強度の検出が不正確となる。特性CC1及びC C2は、温度の影響によって、低温での検出器の出力電圧スウィングSW1の方 が高温での電圧スウィングSW2よりも小さくなり、双方の特性が入力電圧範囲 SHにわたってシフトし、しかも異なる勾配SL1及びSL2を有し、高温での 勾配SL2の方が低温での勾配SL1よりも急峻となることを示している。この ような温度による検出器の特性変動が不正確な検出をまねいている。なお、入力 電圧は対数スケールで示し、出力電圧は線形スケールにて示してある。このよう に、従来の検出器では、温度変動が所定の入力電圧に対してレベル検出器の出力 電圧にかなり影響を及ぼしている。本発明は所定範囲の検出器入力信号にて、又 は全入力信号範囲にわたって検出器を極めて正確なものとする手段を提供するこ とにある。図2から明らかなように、2つの特性は入力電圧が低い所及び高い所 で平坦となる。低入力電圧での平坦な特性は、検出器段が整流器を具えているか らである。初期入力電圧は、検出器をその感度レベルを越えた所から動作させる ために必要とされる。高い入力電圧での平坦な特性は制限段が飽和してしまうか らである。本発明による対数レベル検出器には斯かる入/出力特性を用いる。 図3は本発明による対数レベル検出器6のブロック図を示し、この対数レベル 検出器は縦続接続した複数の制限増幅段20,21及び22を具えており、これ らの増幅段はそれぞれのレベル信号L1,L2及びL3を供給し、これらのレベ ル信号は加算信号SLEを形成するように結合抵抗23,24及び25によって 加算される。実際の例では、増幅段の数は例えば8個とすることができる。本発 明による対数レベル検出器6はさらに、検出器の比較的低い入力信号値を表わす 第1基準レベル信号RL1を形成するための第1基準制限増幅段26と、検出器 の比較的高い入力信号を表わす第2基準レベル信号RL2を形成するための第2 基準制限増幅器27も具えている。基準レベル信号RL1及びRL2は、加重加 算基準信号WLEを形成するように結合抵抗28及び29によって加算される。 加算信号SL及び加重加算基準信号WLEは、レベル検出器の出力信号U0を形 成するように減算器30の各入力端子に供給される。これにより、或る所定の比 較的狭い範囲の検出器入力信号に対して温度補償される絶対レベルと言うよりも むしろ相対レベルの検出器出力信号が形成される。基準電圧を加重する加重係数 aは、レベル検出器出力信号U0の最大精度が、ディジタル信号プロセッサ8に よって発生すべき所望制御電圧付近の所定の入力信号範囲にて達成されるように 選定し、且つ調整することができる。図3では、この加重を抵抗28に対する加 重係数として抵抗値a・Rで、また抵抗29に対する加重係数として抵抗値(a −1)Rで図式的に示してある。基準値RL1及びRL2は、対数レベル検出器 6の入/出力特性の平坦領域内の値、好ましくはゼロ入力電圧及び最大入力電圧 にそれぞれ選定する。この後者の例は、図3に示すように基準制限増幅器26の 入力端子及び出力端子を交差結合させると共に基準レベル増幅器27の入力端子 及び出力端子を直接結合させることにより達成される。対数レベル検出器6を改 善するために、減算器30は検出器の出力電圧スウィングに反比例する利得率を 有する減算補償増幅段とする。このことは、実情では利得率が絶対温度にほぼ反 比例することを意味している。これにより、スウィングSW1とSW2との間の 電圧スウィングの変動が補償される。対数レベル検出器6をさらに改善するため に、レベル検出器6は入力側に検出器の出力電圧スウィングに比例する利得率を 有している補償増幅入力段31を具えている。このことは、実情では利得率が絶 対温度にほぼ比例することを意味している。これにより、レベル検出器の温度変 動での入/出力特性のシフトSHが補償される。本発明による対数レベル検出器 6が、温度及び製造プロセスでのばらつきによる縦続接続の制限増幅段の総合利 得における変動に対して、検出器の全入力電圧範囲にわたて極めて正確に作動す るようにするために、この対数レベル検出器はそれぞれの制限増幅段の共通利得 に基づいて共通の利得率を調整する利得調整手段を具えている。この利得調整手 段は別の制限増幅段32と、この増幅段32に正帰還される減衰段33とを縦続 接続したものを具えている。完全な平衡をとるために、前記別の制限増幅段32 には負荷としてさらに別の制限増幅段34を結合させる。制限増幅段32は抵抗 36を介してアナログ比較器35の入力端子へ供給すべきレベル信号STLを供 給する。比較器35の他方の入力端子には加重加算基準信号WLEが供給される 。正帰還をかけるため、利得が増えると、縦続接続の増幅器32と減衰器35は 双安定状態となり、即ちループ利得がほぼ1となる傾向にある。比較器35は、 このような縦続回路が双安定状態となる傾向を検出すると共に制御電圧を減らす 制御回路として作動する。これにより総合利得制御が安定化し、総合利得率が実 質的には減衰器33だけで決定される。総合利得率は減衰器33の減衰率の逆数 となる。このような減衰器は、温度変動に対して極めて安定なものとすることが でき、しかも検出器6の他の構成部分と同じチップ上に集積化する抵抗回路網と することができる。比較器35の出力側は検出器6そのものの制限増幅段20, 21及び22と、利得安定器の別の制限増幅器32及び34と、基準制限増幅段 26及び27とに結合させる。 図4は本発明による対数レベル検出器6に用いる制限増幅段20を示す。制限 増幅段21及び22も同様な構成とする。制限増幅段20は、それぞれのエミッ タが可調整電流源42に結合された作動対のバイポーラトランジスタ40及び4 1を具えている。この差動対の出力側はトランジスタ43及び44と電流源45 とによって形成した全波整流器に結合させる。さらに増幅段は抵抗46,47, 48及び49と、基準電圧源50と、入力側における結合コンデンサ51及び5 2とを具えている。増幅段20は入力及び出力電圧Uin及びUoutをそれぞれ有 する。電流源42及び45は所謂バンドギャップ基準回路であり、これらの出力 電流値は絶対温度に比例する。 図5は本発明による対数レベル検出器6における制限増幅段20に用いるバン ドギャップ基準回路45を示す。このバンドギャップ基準回路は検出器6におけ る多数の差動対のテイル電流を調整する基準となるものである。バンドギャップ 基準回路45はカスコードの差動トランジスタ対60及び61と、62及び63 とを具えており、トランジスタ62は電流ミラー構成に接続し、トランジスタ6 1の出力はトランジスタ60の入力に結合させ、抵抗64をトランジスタ61と 63との間の主電流通路に結合させる。カスコードのテイルにはトランジスタ6 5と抵抗66を含む電流ミラーを設け、この電流ミラーの電流を出力トランジス タ67に反映させ、出力トランジスタ67のエミッタを抵抗68を介して電圧レ ールに結合させる。出力電流Ibgは抵抗64の抵抗値と、トランジスタ60及び 61のエミッタの面積比との関数となる。さらに、電流Ibgは絶対温度に比例し 、これはバンドギャップ基準回路の周知の特性である。バンドギャップ基準回路 45が正しく始動するために、これはトランジスタ60のベースに結合される始 動回路160を具えている。この始動回路160は給電レール間に直列に結合さ れる抵抗161と、トランジスタ162と、トランジスタ163と、トランジス タ164とを具えており、トランジスタ162、163及び164の各ベースは 、それらの各コレクタに接続する。トランジスタ162のベースはトランジスタ 164のベースに結合させ、トランジスタ164のエミッタはトランジスタ60 のベースに結合させる。トランジスタ164のベースとコレクタは互いに接続す る。 図6は本発明による対数レベル検出器6にて、補償増幅入力段31として用い るか、又はレベル検出器6の出力側における減算補償増幅段30として使用する 補償回路70を示す。この補償回路70はテイル電流源73を有する差動対のト ランジスタ71,72と、電圧レールMに結合させた出力抵抗74及び75とを 具えている。さらに、入力及び出力電圧Uci及びUcoも示してある。 図7は本発明による対数レベル検出器6の入力側に使用すべき第1補償回路3 1に対する第1電流発生器80を示し、この電流発生器80はテイル電流源73 を形成する。電流Ibgは図5に示したようなバンドギャップ基準回路45によっ て発生される。電流発生器80は絶対温度の2乗に比例する電流Ibgを発生する 。これにより補償増幅段31の利得率は絶対温度に比例する。電流発生器80は 電流源Ibgに直列のカスコードのトランジスタ81及び82を具えておりこれら 両トランジスタは電流源として切り替えられる。電流源Ibgはエミッタリードに 定電流源83を有しているトランジスタ82へ反映される。出力トランジスタ8 4はトランジスタ82のエミッタと定電流源83との接続点に結合されている。 これにより、電流Ibgは絶対温度の2乗に比例する。 図8は本発明による対数レベル検出器6の出力側に使用すべき第2補償回路3 0に対する第2電流発生器90を示し、この電流発生器90はテイル電流源73 を形成する。電流Ibgは図5に示したようなバンドギャップ基準回路45によっ て発生される。電流発生器90は一定の電流Iigを発生する。これにより、補償 段31の利得率は絶対温度に反比例する。電流発生器90は、電流ミラーとして構 成されると共にエミッタリードに抵抗91を有しているトランジスタ90のコレク タリードにバンドギャップ基準電流源Ibgを具えている。抵抗91は、セ氏の温 度当りトランジスタ90のエミッターベース接合と同じ電圧変動(逆方向でも) を呈するようなものを選定する。トランジスタ90のベースは差動対92及び9 3の第1入力端子に結合させ、差動対のエミッタは互いに接続して、抵抗94を 介して正の給電レールM1に結合させる。トランジスタ92のコレクタは電流源 構成に接続したトランジスタ95を経て負の給電レールM2に結合させ、トラン ジスタ93のコレクタはトランジスタ96を経て負の給電レールM2に接続し、 トランジスタ96のベースはトランジス95のベースに接続する。トランジスタ 93のベースは、抵抗97を介して正の給電レールM1に結合させ、さらにトラ ンジスタ98のエミッタにも結合させ、トランジスタ98のベースはトランジス タ96のコレクタに接続する。トランジスタ98のコレクタ電流Icは、トラン ジスタ99と100とによって形成される電流ミラーにより出力電流Iigを形成 すべく反映させる。 図9は本発明による対数レベル検出器6の総合利得を安定化する機能安定器を 示し、これは制限増幅器32及び34と、減衰器33と、比較器35と、段32 及び34並びに段20,21,22,26及び27も適当に制御する電流ミラー 構成とを具えている。斯かる電流ミラー構成は電流源構成に接続したトランジス タ110を具えており、このトランジスタは比較器35からの電流をトランジス タ111,112及び113へと反映する。トランジスタ111は段34に結合 させ、トランジスタ112は段32へ結合させ、トランジスタ113は段20へ 結合させる。電流ミラー構成における他のトランジスタ(詳細には図示せず)は トランジスタ113と同様に段21,22,26及び27に結合させる。電流ミ ラー構成は抵抗114,115,116及び117も具えている。比較器35は アナログ比較器であり、エミッタを互いに接続したトランジスタ118及び11 9を具えている。これらのトランジスタ118及び119のエミッタと正の給電 レールM1との間には電流源120を結合させる。 図10は本発明による機能安定器に用いる制限増幅段32を示す。この段32 の負荷である制限増幅段34も段32と同じように構成する。制限増幅段の入力 及び出力電圧をUli及びUloとして示してあり、トランジスタ111又は112 のコレクタへの接続用の接続端子130及び制限増幅段32のみに対する抵抗3 6への接続用の接続端子131も図示してある。制限増幅段32は差動対のトラ ンジスタ132及び133を具えており、この差動対の入力端子には電圧Uliが 供給され、出力端子134及び135には電圧Uloが得られる。トランジスタ1 36及び137により形成され、出力端子134及び135に結合される全波整 流器はトランジスタ対136及び137の結合させたエミッタに或るレベルの電 圧を供給し、このレベル電圧は出力端子131にて利用される。トランジスタ1 36及び137のエミッタと負の給電レールM2との間には電流源138を結合 させる。トランジスタ136及び137のベースは、それぞれ抵抗139及び1 40を介して正の給電レールM2に結合させる。 図11は本発明による機能安定器に用いる減衰段33を示す。この減衰段33 は制限増幅段32の出力電圧Uloが供給される入力端子150及び151と、減 衰段を制限増幅段32の入力端子へ結合する出力端子152及び153とを有し ている。減衰段33は入力端子150と151との間に直列に接続した抵抗15 4,155及び156を具ている。減衰段の出力端子152及び153は、抵抗 154と155との接続点157及び抵抗155と156との接続点158にそ れぞれ結合させる。抵抗154,155及び156の抵抗値は、減衰段33の減 衰率の逆数が制限増幅段の所望利得率に等しくなるように選定する。 本発明による対数レベル検出器の好適例では、全ての回路を同じ集積回路上に 集積化する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.或るレベルの信号を供給する整流器を有している制限増幅段を複数個縦続接 続した回路を具え、さらにそれぞれのレベル信号から加算信号を形成するように 加算する加算手段も具えており、前記加算信号がレベル検出器入力信号を対数的 に増幅したものとなるようにする対数レベル検出器において、該対数レベル検出 器がさらに、相対的に低い入力信号値を表わす第1基準レベル信号を形成するた めの第1基準制限増幅段及び相対的に高い入力信号値を表わす第2基準レベル信 号を形成するための第2基準制限増幅段と、前記第1及び第2基準レベル信号か ら加重加算基準信号を形成する加重加算手段と、前記加算信号から前記加重加算 基準信号を差引いて、レベル検出器出力信号を形成するように減算する減算手段 とを具えていることを特徴とする対数レベル検出器。 2.前記加重加算手段が可調整の加重係数を有することを特徴とする請求の範囲 1に記載の対数レベル検出器。 3.前記減算手段を前記検出器の出力電圧スウィングに反比例する利得率を有す る減算補償増幅段とすることを特徴とする請求の範囲1又は2に記載の対数レベ ル検出器。 4.前記レベル検出器が入力側に、該検出器の出力電圧に比例する利得率を有す る補償増幅入力段を具えていることを特徴とする請求の範囲1,2又は3に記載 の対数レベル検出器。 5.前記対数レベル検出器が、前記制限増幅段及び基準制限増幅段の共通利得率 を調整するための利得調整手段を具え、該利得調整手段が、利得調整レベル信号 を供給する整流器を有している別の制限増幅段と該増幅段に正帰還される減衰段 とを縦続接続した回路及び前記加重加算手段の出力を前記利得調整レベル信号と 比較して、前記共通の利得率を表わす出力信号を発生する比較手段を具えている ことを特徴とする請求の範囲1,2,3又は4に記載の対数レベル検出器。 6.前記減衰段を、減衰率が前記共通利得率の逆数となる抵抗回路網とすること を特徴とする請求の範囲5に記載の対数レベル検出器。 7.フロントエンド段及び無線周波信号を中間周波信号にミキシングダウンする ミキシング段を具え、さらに或るレベルの信号を供給する整流器を有している制 限増幅段を複数個縦続接続した回路を具え、さらにそれぞれのレベル信号から加 算信号を形成するように加算する加算手段も具えており、前記加算信号がレベル 検出器入力信号を対数的に増幅したものとなるようにする対数レベル検出器を具 えている無線受信機において、前記対数レベル検出器がさらに、相対的に低い入 力信号値を表わす第1基準レベル信号を形成するための第1基準制限増幅段及び 相対的に高い入力信号値を表わす第2基準レベル信号を形成するための第2基準 制限増幅段と、前記第1及び第2基準レベル信号から加重加算基準信号を形成す る加重加算手段と、前記加算信号から前記加重加算基準信号を差引いて、レベル 検出器出力信号を形成するように減算する減算手段とを具えていることを特徴と する無線受信機。 8.モノホニック及びステレオ無線信号を受信するように配置した請求の範囲7 に記載の無線受信機において、前記レベル検出器出力信号がステレオ受信モード からモノホニック受信モードへの受信機の切り替えを制御するようにしたことを 特徴とする無線受信機。
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