JPH11501602A - 成人に扱いやすい幼児抵抗型パッケージ - Google Patents

成人に扱いやすい幼児抵抗型パッケージ

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JPH11501602A
JPH11501602A JP9523719A JP52371997A JPH11501602A JP H11501602 A JPH11501602 A JP H11501602A JP 9523719 A JP9523719 A JP 9523719A JP 52371997 A JP52371997 A JP 52371997A JP H11501602 A JPH11501602 A JP H11501602A
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push
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ジョハン、ウイリー、デクラーク
ジェル、ダンカート、ブイーク
ナディー、ビラニ
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Procter and Gamble Co
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65D50/00Closures with means for discouraging unauthorised opening or removal thereof, with or without indicating means, e.g. child-proof closures
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Abstract

(57)【要約】 本発明は幼児抵抗型パッケージに関するものである。本発明による幼児抵抗型パッケージ(100)は成人が片手で簡単に開けることができる。かみ合い歯(119)とともに本発明のパッケージの幼児抵抗型の特徴を与えるプッシュタブ(123,123’)がフタ(120)上に配置されている。従って成人ユーザは片手だけで前記プッシュタブを押し下げ、同時に前記フタを回転させる2動作を実施してパッケージを開くことができる。前記フタは内側スカートを有することなく外側スカートのみを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 成人に扱いやすい幼児抵抗型パッケージ 発明の分野 本発明は、大部分の幼児による開放に対して抵抗性があるが、成人によって、 特に手の器用さが少なくともある程度損なわれた成人によって無理なく開けるこ とのできるパッケージに関するものである。 発明の背景 幼児抵抗型パッケージングは例えば潜在的に危険な液状または乾燥製品に対す る幼児の不注意なアクセスを防止する有効な概念であると考えられる。幼児抵抗 型の特徴を介在させると、成人ユーザがパッケージを開けようとするときに困難 さとフラストレーションとを増大させる。このような幼児抵抗型パッケージを開 く際の困難性の故に、多くの人、特に手の力と器用さの損なわれた老人たちは幼 児抵抗型でないパッケージを好む傾向がある。あるいは、成人が幼児抵抗型パッ ケージで危険製品を購入する場合、これらの幼児抵抗型パッケージはしばしば再 閉鎖されず、従って幼児抵抗型の特徴が無効になることがある。その結果、家庭 内で幼児の中毒の危険性が増大する。 パッケージ工業においては、一般に上述したような問題点が認められている。 またこのような問題点を解決する試みが特許文献の中に開示されている。例えば 、1990年、8月14日にソーノック(Thornock)らに発行された米国特許第 4,948,002号は、ビンと、ビンの最上部に固着されたカラーと、ビンの 終端部に固着されたフタとを含むパッケージを開示している。このカラーは好ま しくは垂直延長部を含む一対のばね状プッシュタブを含み、フタをビン上に完全 に組 み立てるときにこれらの垂直延長部がフタのスカートの内側面上のかみ合い歯に 係合する。フタを取り外すためには、対向するプッシュタブを手で押圧し、次に フタに対してねじ開けトルクを加えてプッシュタブ延長部をフタ上のかみ合い歯 から離脱させる。 前記米国特許第4,948,002号に記載されたパッケージは、成人による アクセスを著しく妨害することなく、優れた幼児抵抗性を示す。このパッケージ のフタは2つのスカート、すなわち外側スカートと内側スカートとを含む。内側 スカートは、パッケージを閉鎖するために前記フタを前記容器に対して係合させ る第1係合手段を含む。前記フタが前記容器を閉じたときに前記内側スカートが パッケージの漏れ耐性を保証する。プッシュタブは前記外側スカートおよび/ま たは内側スカートの一部をなす。しかし外側スカートと内側スカートとを有する フタの製造は単一スカート形フタの製造よりはるかに複雑であると考えられる。 実際にダブルスカート形フタを製造するためには、単一スカート形フタの製造よ りも多くの工具と、長い冷却時間を必要とし、より多量の材料を使用しなければ ならない。従って、ダブルスカート形フタの製造コストは単一スカート形フタよ りも高い。 従って本発明の目的は、製造コストを低減するために単一スカートを含み、容 器からこの幼児抵抗型フタを離脱させるためにユーザが片手のみを使用すること ができ、さらに幼児抵抗性のみならず容器との漏れ防止抵抗を保証する幼児抵抗 型フタを提供することにある。 発明の概要 本発明は容器とフタとを備えた幼児抵抗型パッケージを提供する。このパッケ ージは潜在的に危険な製品を貯蔵し分与するのに適している。前記容器は上部を 含み、前記上部は前記フタを前記容器に対して着脱自在に固着するための第1係 合手段を含む。前記上部はさらに少なくとも1つのかみ合い歯を含む。前記フタ は外側スカートと頂壁とを含む。前記フタはさらに少なくとも1つの弾性変形性 プッシュタブを含み、前記プッシュタブの少なくとも一部は絞り力がこの部分に 加えられたときに内側に可動である。また、前記プッシュタブは前記外側スカー トの隣接部分の外側面輪郭に全体として合致する露出面輪郭を有する。前記フタ を回転させる前にまず前記プッシュタブを押し下げ前記プッシュタブを前記かみ 合い歯から離脱させない限り、前記フタを前記容器から除去して前記パッケージ を開くことを防止するように前記かみ合い歯と前記プッシュタブとが形成されて 配置されている。また、前記フタを前記容器から離脱させるときに前記プッシュ タブの少なくとも一部が前記かみ合い歯の内側面に隣接して通過するように構成 される。前記外側スカートはさらに前記フタを前記容器に対して着脱自在に固定 するため、前記容器上部の前記第1係合手段に対応する第2係合手段を含む。 図面の簡単な説明 図1は従来の幼児抵抗型パッケージを示す分解斜視図である。 図2a乃至図2eは本発明による幼児抵抗型パッケージの各実施の形態を示す 分解斜視図、図2fおよび図2gは本発明による他の幼児抵抗型パッケージを示 す断面平面図、図2hは本発明による幼児抵抗型パッケージの正面図、図2iお よび図2jはかみ合い歯と案内傾斜面を有するプッシュタブとの部分断面図であ る。 図3aは本発明による幼児抵抗型パッケージの他の実施の形態の上部の正面図 、図3bは本発明による幼児抵抗型パッケージのさらに他の実施の形態の部分断 面図である。 図4aおよび図4bは本発明による幼児抵抗型パッケージのフタの他の実施の 形態を示す断面図である。 図5aは本発明による幼児抵抗型パッケージのフタの他の実施の形態を示す部 分断面図、図5bは図5aに示すフタの部分正面図、図5cおよび図5dは図5 aおよび図5bに示すフタの細部を示す部分側面図である。 図6aは本発明による幼児抵抗型パッケージの二重壁体を備えたプッシュタブ の斜視図、図6bおよび図6cは図6aに示すプッシュタブの断面下面図である 。 図7aおよび図7bは本発明による幼児抵抗型パッケージのフタの他の実施の 形態を示す部分分解斜視図である。 図8は本発明による幼児抵抗型パッケージのフタのさらに他の実施の形態を示 す斜視図である。 発明の詳細な説明 従来の幼児抵抗型パッケージ(10)の実施の形態を図1の分解斜視図に示す 。このパッケージ(10)は全体として米国特許第4,948,002号に記載 され、ビン(12)と、カラー(32)と、フタ(52)とを含む。前記カラー (32)は前記ビンのショルダ部(16)上に固着され、また前記フタは前記ビ ンの端部(18)に対して回転自在に着脱自在に固着される。前記ビンに対して 前記フタを回転自在に着脱自在に固着するために可能な手段は出張とねじ山との 組み合わせである。前記カラーは、その上縁(40)の上方に突出した垂直延長 部(36)を有するプッシュタブ(34)を含む。前記プッシュタブの前記垂直 延長部(36)は、前記フタ(52)の閉鎖休止位置において、前記フタの外側 スカート(60)の内側面上のかみ合い歯(62)と噛み合う。以下において、 「閉鎖休止位置」とは前記フタが前記ビンの前記端部(18)上に完全にねじ込 まれた位置である。 WO 92/07286号の第8頁第6行から第10頁第17行に記載されて いるように、前記プッシュタブ(34)に対して予荷重をかけるようにしてもよ い。これは、前記フタ(52)が前記ビン(12)の前記端部(18)上に完全 にねじ込まれたときに前記プッシュタブが前記フタの前記スカート(60)の内 側面に対して押圧力を加えることを意味する。実際にこのようにして成人による パッケージ開放の困難さを著しく増大することなく、パッケージ(10)の幼児 開放抵抗を増大することができる。 前記米国特許第4,948,002号および前記WO 92/07286号に おいては、閉鎖休止位置にあるフタ(52)を前記ビンの端部(18)からねじ 開けるために、まず前記プッシュタブ(34)を一方の手で押し下げなければな らない。次に前記プッシュタブの延長部(36)をかみ合い歯(62)から離脱 させなければならない。次にユーザは他方の手で前記フタを前記ビン(12)か らねじ開けなければならない。前記プッシュタブは前記フタのねじ開け操作中に 前記端部上に固着されたままの前記カラー(32)上に配置されているのである から、前記2つの手操作が必要となる。従って実際上、前記プッシュタブの押し 下げと前記フタのねじ開けの2操作を同時に片方の手で実施することは不可能で ある。 ビンを保持した一方の手でプッシュタブをねじりながら他方の手でフタをねじ 開ける必要のあることはユーザにとって不便であり複雑すぎると考えられる。こ れは例えば、パッケージが特にその上部において前記プッシュタブの回りに扱い にくい形を有するときに、このパッケージを強く保持するために手全体を必要と する場合である。このようなパッケージを保持する困難さはこのパッケージのサ イズおよび/または重量の増大によって増大させられる。実際にこの場合、パッ ケージ(10)の上部を保持しながら、前記米国特許第4,948,002号お よび前記WO 92/07286号に記載されたような幼児抵抗型フタのプッシ ュタブを同一の手で押し下げることはさらに困難となる。特に手の力と器用さの 衰えた年輩の成人がこのようなパッケージを取り扱おうとする場合に、このパッ ケージが手から地面に落下することが見られる。従って地面に落下するパッケー ジが破断してその内容物の一部または全部を失うことになる。 上述したような問題点を避けるため、本発明は片手だけで開放することのでき る幼児抵抗型フタを含むパッケージを提供する。以下において、これは上述した 「両手操作」に対して「片手操作」と呼ばれる。これは、容器(図2aの110 )およびフタ(図2bの120)を含む本発明によるパッケージ(100)によ って達成される。図2aに示すように、本発明による容器(110)は中空体( 111)を含む。前記中空体は底壁(図示せず)、側壁(114)および上部( 115)を含む。好ましいオプションとして、前記容器はさらにハンドルを含む ことができる。 好ましくは、前記容器(図2aの110)は熱可塑性材料からなる。この種の 材料は従来技術において広く記述されており、塩化ビニルベース樹脂、オレフィ ンから誘導されたポリマーおよびコポリマー、アクリルポリマーおよびコポリマ ー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタラー ト、ポリエチレンテレフタラートグリコールおよびその混合物を含む。このよう な容器はこれらの材料の単層または多層押出成形物からなることができる。また この容器はリサイクル熱可塑性材料を含むことができる。この場合に使用するの に好ましい熱可塑性材料はポリエチレンである。この中空体の形状は円筒形とす ることができ、容器の支承面に平行な面におけるその断面は正方形または長方形 、卵形または円形である。前記支承面は、前記容器がその底壁を下にして直立す る面である。 前記上部(115)は前記底壁の反対側に配置される。前記上部は少なくとも 1つのかみ合い歯(119)を含む。前記上部はショルダ部(116)と首部( 117)とを含み、前記首部が開口(112)をなす。好ましいオプションとし て、前記上部は前記容器に取り付けられた遷移部品とすることができる。前記 上部はさらに前記フタを前記容器に対して着脱自在に固着するための第1係合手 段(118)を含む。好ましくは、前記第1係合手段は前記ショルダ部上にまた は前記首部上に配置される。好ましくは前記第1係合手段は前記上部の外側面に 配置された出張とねじ山との組み合わせを含む。他の好ましい第1係合手段は、 同様に前記上部の外側面に配置されたリブおよび/またはグルーブを含むスナッ ピング機構である。 前記首部は例えば図3bに示すような縮小分与開口(151)を画成するスパ ウト(150)を含む。図3bは前記開口(112)上に取り付けられる。前記 スパウトはチャンネル(152)と取付け手段とを含む。前記チャンネルは前記 容器の内部を前記縮小分与開口に接続する。前記スパウトは好ましくは前記首部 の内側面または外側面上に固着することができる。前記スパウトと前記首部との 間の前記取付け手段はねじ込み機構またはスナッピング機構によって達成するこ とができる。前記スパウトが前記首部の外側面に固着される場合、このスパウト はさらにねじ込み機構またはスナッピング機構としての前記第1係合手段を含む 。また、前記スパウトはさらにかみ合い歯(119)を含むことができる。 前記ショルダ部(図2aの116)は前記容器の一体的部分とすることができ る。また前記ショルダは、前記スパウト(113)のように、前記開口(112 )の回りに前記容器に対して追加的に取り付けられた遷移部品とすることができ る。好ましくは前記少なくとも1つのかみ合い歯(119)は前記ショルダ部上 に配置される。好ましくは、前記かみ合い歯は傾斜面(119a)と放射方向壁 面(119b)とを含む。好ましくは、前記ショルダ部は少なくとも一対の相互 に対向するかみ合い歯を含む。 好ましいオプションとして、前記ショルダ部はさらに包囲壁体(図2cの13 0)を含む。好ましくは前記包囲壁体(130)は前記開口(112)に対して 同心的に配置される。前記かみ合い歯(119)は前記包囲壁体から離間された 別個の部品(図2c)とすることができ、または前記包囲壁体の内側面または外 側面の一部(図2dおよび図2e)とすることができる。好ましいオプションと して、前記包囲壁体はその厚さ方向の切断部分によって中断されることができる (図2h)。前記切断部分のサイズは、前記プッシュタブ(123)を前記フタ の外部から完全に進入させまたは少なくとも部分的に前記プッシュタブ(123 )を収容するように設定する。この場合、前記包囲壁体の前記切断部分は図2f に示すようにかみ合い歯として作用する。実際に前記プッシュタブ(123)は まず前記首部と前記包囲壁体との間に入るように前記首部に向かって内側に傾斜 しなければならない。この場合、前記プッシュタブは図2hに示すように前記フ タの前記スカート(122)の底縁(128)を越えて延在する。 本発明の他の本質的な特徴は前記フタ(120)である。前記フタは外側スカ ート(122)と、頂壁(129)と、少なくとも1つの弾性変形プッシュタブ (123)とを含む。前記外側スカートは、前記フタを前記容器に対して着脱自 在に固着するため、前記容器の上部(115)の前記第1係合手段(118)の 補形をなす第2係合手段(118a)をその少なくとも1つの表面上に含む。好 ましくは、前記第2係合手段は、前記容器上部上の前記第1係合手段に対応する 出張とねじ山との組み合わせ、またはスナッピング機構である。 好ましくは、前記第2係合手段(118a)は、前記フタが直立姿勢にあると き、例えば図2aおよび図2dに示すように前記プッシュタブ(123)の上方 に配置され、また例えば図2bおよび図2eに示すようにプッシュタブの下方に 配置される。以下においてフタの直立姿勢とは、フタの頂壁(129)がフタの 他の部分に対して最高位置を示すフタの姿勢を言う。これに対応して、前記容器 が直立姿勢にあるとき、前記容器の前記第1係合手段(118)は例えば図2a および図2dに示すように前記かみ合い歯の上方にあり、または図2bおよび図 2eに示すように下方にある。前記フタと前記容器の間の第1および第2係合手 段はパッケージの十分な漏れ防止閉鎖をなすように構成されている。 好ましいオプションとして、前記フタはさらに前記スパウトの前記縮小分与開 口(151)を閉鎖するプラグ(図3bの154)を含む。実際に、このプラグ は図3bに示すように前記スパウトの前記縮小開口の中に嵌合している。プラグ (154)は前記チャンネル(152)の中に少なくとも部分的に進入している 。このようにして、前記容器が前記フタによって閉鎖されたとき、このプラグが 漏れ防止性をさらに改良する。 前記フタの他の本質的な特徴は前記プッシュタブ(123)である。前記プッ シュタブは前記かみ合い歯(119)と噛み合う前記フタの一部である。前記プ ッシュタブは前記外側スカート(122)の一部をなしまたは前記スカートに取 り付けられる。前記プッシュタブは、前記外側スカートの隣接部分の外側面輪郭 に全体として合致する露出外側面輪郭を有する。これは、前記外側スカートが把 持されたときに前記プッシュタブの不注意な押し下げの可能性を減少させる。前 記プッシュタブは前記外側スカート上の任意箇所に、例えば図2a、図2b、図 2cおよび図2dに示したようにフタの頂壁から異なる距離に配置することがで きる。 図2aに示す本発明の実施の形態においては、前記プッシュタブは前記外側ス カートの一部をなし、従ってこのプッシュタブは少なくとも一対の平行溝穴(1 24,124’)によって画成される。このようにして、前記プッシュタブは前 記溝穴に対して垂直に引かれた線(125)に沿って前記スカートに固着されて いる。従って前記プッシュタブは前記スカートに対して片持ちされている。図2 b、図2c、図2d、図2eおよび図2hのプッシュタブについても同一の原理 が使用される。他の構造の可能性を図3aに示す。この場合、前記プッシュタブ は前記外側スカートの一部をなし、3本の溝穴(124,124’,124”) によって画成され、前記外側スカートに対して遷移部分(124a)によって連 接されている。 好ましいオプションとして、例えば図4aおよび図4bに示すように、前記ス カートと前記プッシュタブとの間にばね(126)が配置される。この場合、前 記ばねは可撓性弾性アーム(128)からなる。好ましくはこのばねはその一端 において前記スカート(122)に固着されまたはその一部をなし、前記アーム の他端において前記プッシュタブに固着されまたは当接する。この場合、前記外 側スカート(122)はその厚さにわたる切断溝穴を含む。前記切断溝穴は前記 プッシュタブと実質的に同一のサイズを有し、前記プッシュタブをスカート外部 から完全に進入させてこのプッシュタブを完全に収容する。 本発明による前記ばね(126)は特定の形状に限定されない。実際に前記ば ねは、例えば図4aおよび図4bに示すように数種類の異なる形状とすることが できる。これらの図4aおよび図4bは、プッシュタブ(123)、前記ばね( 126)および前記外側スカート(122)を示す本発明によるフタの横断面図 である。前記ばねは少なくとも1つの可撓性弾性アーム(128)を含み、この アームは前記外側スカートの内側面上に固着されまたはその一部をなす。好まし い他の実施の形態として、前記可撓性弾性アームは前記頂壁(129)の内側面 に対して前記ばねを連接する遷移部分を介して、この内側面に固着されまたは内 側面の一部をなすことができる。 図5aは予荷重をかけられたプッシュタブ(123’)を有する幼児抵抗型フ タの一例を示す断面図である。実際に第1製造工程において、前記可撓性弾性ア ーム(128)は図5aに示すように前記外側スカート(122)に対して実質 的に垂直に製造される。実際に、前記外側スカートは線(図5bの224)に沿 ってヒンジ連接されたプッシュタブ(123’)を含む。さらに前記プッシュタ ブおよび/または前記外側スカートは少なくとも一対の側面ウィング(図5bの 225)を含む。このような予荷重を受けるプッシュタブを有するフタの製造後 に、前記プッシュタブは前記外側スカートの下方まで押し下げられ、図5bに示 すように前記側面ウィングによって前記スカートの中にロックされる。実際に前 記側面ウィングは前記プッシュタブが図5aの初期姿勢まで跳ね返ることを防止 する。すなわち、前記プッシュタブを前記外側スカートの中に保持する。このよ うにして予荷重をかけられたプッシュタブが与えられる。前記側面ウィングが前 記外側スカート上に配置されている場合、前記側面ウィングは前記プッシュタブ の外側面上にある。逆に前記側面ウィングが前記プッシュタブ上に配置されてい る場合、前記側面ウィングは前記外側スカートの内側面を押圧する。前記外側ス カートの隣接部分の外側面輪郭に対してよく合致するように、前記プッシュタブ および/または前記外側スカートは前記側面ウィングに対応する凹部(図5cの 227)を含むことができる。実際に前記側面ウィングがこの凹部227の中に 着座することができる(図5d)。これによっても、同様にしてばね(126) に予荷重をかけることができる。 前記プッシュタブの予荷重は製造公差ドリフトが特定限度を超えた場合でも前 記かみ合い歯(119)との確実なロックを保証すると考えられる。前記プッシ ュタブの予荷重が存在しない場合、製造公差ドリフトが前記プッシュタブの必要 行程量を低減させて、前記プッシュタブの小程度の押し下げによっても前記フタ の離脱を生じる可能性がある。さらに、手の力と器用さの傷害を有する成人も前 記プッシュタブの予荷重が彼らにとってさらに開放を困難にしたと感じないこと を発見した。実際に、予荷重のレベルは、前記プッシュタブを前記かみ合い歯か ら解除して前記フタを離脱させるのに必要な力全体を顕著に増大するほどに大き くはない。従って成人も、所望量の内容物を排出した後に、前記フタを前記パッ ケージに対して部分的に固定したまま、またはパッケージから完全に離れたまま 放置することなく、前記フタを再び前記パッケージに対して嵌合する気になる。 これに反して、前記プッシュタブ(123’)および/またはばね(126) に予荷重を与える場合、出願人は幼児抵抗が増進されることを発見した。このよ うな幼児抵抗の増進を生じる詳細な現象は完全に理解されていないが、前記プッ シュタブおよび/またはばねの予荷重は幼児の加える押し下げ作用に対して一定 の初期抵抗を与える。このことは、幼児が前記フタ(120)に対して離脱力を 加えながら、さらに前記プッシュタブを押し下げることを断念させる。このよう にして前記フタが開放メカニズムを理解していない人によって不注意に開放され る可能性が大幅に低減される。予荷重プッシュタブの他の利点は、前記プッシュ タブおよび/またはばねがポリプロピレン等の特定材料で製造される場合に前記 プッシュタブの弾性がよく保存されることにある。 本発明による前記パッケージ(100)は以下のようにして開閉される。第1 および第2係合手段としてねじ山を有する図2aに示す最も簡単な実施の形態に おいて、前記プッシュタブ(123)の厚さは外側スカート(122)の厚さよ り大きくなっている。パッケージを閉鎖するためにフタを容器上にねじ込むとき 、外側スカートの内側面がかみ合い歯の外側面の回りを通過する。しかしスカー トよりも大きな厚さを有するプッシュタブはかみ合い歯の回りを通過するために 曲がらなければならない。この場合、プッシュタブの曲げは案内傾斜面(131 )によって支援される。案内面(131)は、プッシュタブの外側面と内側面の 中間において、フタを閉鎖位置にねじ込むときに最初にかみ合い歯と接触するよ うにプッシュタブの部分に配置された傾斜面である。案内傾斜面(131)に沿 った方向は、図2iの断面図に示すように傾斜面(119a)の方向に対して実 質的に平行とすることができる。さもなければ、図2jに示すように傾斜面(1 19a)と外側面(119c)との交差縁としての縁(119e)の尖端を案内 面(131)に向けることができる。案内面(131)が図2iのように構成さ れている場合、前記フタが閉鎖方向に回転されているときには常に、プッシュタ ブは容器または前記首部(117)に向かって内側に曲げられる。これに反して 、 案内傾斜面(131)が図2jに示すように構成されている場合、前記フタが閉 鎖方向に回転されているときには常に、プッシュタブはかみ合い歯の外側面(1 19c)の前を通って外側に曲げられる。 図2f、図2gおよび図3aは前記フタが前記容器上に完全にねじ込まれた場 合の前記プッシュタブの状態を示す。前記かみ合い歯の前記放射方向面(119 b)は、まず前記プッシュタブを内側に押し下げない限り、前記プッシュタブが 逆方向に回転することを防止する。実際に、前記フタが前記ショルダ部(116 )上に完全に組み立てられた後に前記フタを前記容器からねじ開けるためには、 前記プッシュタブを矢印(200)に示すように内側に押し下げてこのプッシュ タブを前記かみ合い歯から離脱させなければならない。前記プッシュタブは、そ の厚さが前記放射方向面(119b)の内側縁(119d)を越えるまで前記プ ッシュタブを押し下げなければならない。そこで、前記フタを開放方向に回転さ せて前記フタを前記容器からねじ開けることができる。このようにして前記フタ を前記容器から離脱させるときに、前記プッシュタブの少なくとも一部がかみ合 い歯の内側面に隣接して通過する。前記フタが前記容器の前記ショルダ部上の2 つのかみ合い歯とそれぞれ相互作用する2つのプッシュタブを含む場合、前記フ タを前記容器からねじ開けるためには、両方のプッシュタブを同時に押し下げな ければならない。相互に対向する2つのプッシュタブを含むフタは、前記フタを 前記容器から離脱させようとする幼児に対する抵抗を増大させるが、成人、特に 手の力と器用さの失われた成人によるフタの離脱の困難性を増大しないことを出 願人は発見した。 前記容器からの前記フタの離脱には片手操作のみが必要とされる。実際に、片 手で前記フタ(120)を把持し、同時にその手の1つまたは2つの指をもって 前記プッシュタブを押し下げ、次に前記フタを回転させて前記パッケージを開く ことができる。このような片手操作は、前記プッシュタブが前記フタそのものの 上に配置されていることによって可能となる。従って、他方の手は前記容器を保 持するためにのみ使用され、開放操作に介入する必要はない。取り扱いにくい形 状の故に保持しにくく、特に大サイズおよび/または大重量を有するパッケージ も本発明による幼児抵抗型フタを備えれば、手の力と器用さについて傷害のある 老人もこれらのパッケージを容易に保持して開放できることを発見した。従って 、これらのパッケージが手から落下するリスクは大幅に低減される。 前記プッシュタブ(123)を押し下げるのに必要な絞り力は、幼児が簡単に 押し下げることが困難な程度に大であり、また成人、特に手の力と器用さの傷害 を有する成人が容易に押し下げることができる程度に小であることが好ましい。 前記プッシュタブ(123)の好ましい絞り力は約2.2N(0.5ポンド)乃 至約22.2N(5ポンド)の範囲内にある。さらに前記プッシュタブは好まし くは前記フタ(120)の外側スカート(122)の外側面と実質的に同一レベ ルである。従って、前記フタをその外側スカートの回りに把持しても、前記プッ シュタブを前記かみ合い歯(119)から不注意に離脱させる可能性は少ない。 むしろユーザは開放プロセスを開始するためにプッシュタブを絞ることを意識的 に決意しなければならない。これは、幼児がフタを開けようとして片手で前記外 側スカート(122)の外側面全体を絞るだけでフタを開ける可能性を低減させ る。 図2c、図2d、図2eおよび図2hは包囲壁体(130)を含む本発明によ る前記パッケージの実施の形態を示す。図2cにおいて、前記かみ合い歯(11 9)は前記包囲壁体(130)から離間された別個の部分である。この場合にも プッシュタブ(123)は外側スカート(122)よりも厚い厚さを有する。従 ってプッシュタブは図2aの場合のように、かみ合い歯(119)の回りを通過 するために曲げられなければならない。この場合にも、プッシュタブの曲げは案 内傾斜面によって、好ましくは図2iに示す案内傾斜面(131)によって支援 される。従って、プッシュタブの外側面がかみ合い歯(119)の傾斜面(11 9a)に沿って、その外側面(119c)の背後を通過するようにプッシュタブ が曲げられる。これを内側湾曲と言う。プッシュタブの曲げスペースが大になる のでこの内側湾曲が好ましい。実際に、かみ合い歯(119)の外側面(119 c)の前面のスペースは包囲壁体(130)の内側面までの距離によって制限さ れる。図2aの実施の形態の場合と同様に、フタが閉鎖位置に向かって回転させ られるときに前記プッシュタブが曲げられるが、その間に外側スカート(122 )は前記包囲壁体(130)とかみ合い歯(119)の前記外側面(119c) との間を通過する。前記パッケージを開くためには、図2aについて述べたよう に、前記プッシュタブの厚さが前記かみ合い歯(119)の前記内側縁(119 d)を越えるまで前記プッシュタブが押し下げられなければならない。 図2dおよび図2eにおける前記かみ合い歯(119)は前記包囲壁体(13 0)の一部をなす。この場合、プッシュタブ(123)は下向き延長部(127 )を有する。図2dにおいて前記下向き延長部(127)は前記外側スカート( 122)の下縁(128)を越えて突出し、また前記プッシュタブ(123)の 内側面に配置されている。前記フタ(120)が前記容器上にねじ込まれるとき 、前記下向き延長部が前記かみ合い歯(119)の前記傾斜面(119a)によ って傾斜させられ、このときに前記プッシュタブ(123)と前記外側スカート (122)の他の部分は前記包囲壁体(130)の上側面(129)の上方にと どまる。前記パッケージを開くためには、前記下向き延長部の厚さが前記かみ合 い歯(119)の内側縁(119d)を越えるまで前記プッシュタブ(123) を押し下げることによって前記下向き延長部を内側に押圧しなければならない。 図2eの実施の形態についても同一原理が適用される。図2gはさらに2つの対 向かみ合い歯(119、119’)を含む図2dおよび図2eの実施の形態を示 す。この追加の対向かみ合い歯(119’)は前記フタ(120)がその閉鎖位 置にあるときに前記プッシュタブ(123)の運動を制限する。この閉鎖位置に おける運動の制限はさらに幼児がこのフタ(120)を開こうとする意欲を失わ せることを発見した。 本発明による幼児抵抗型フタ(300)の他の好ましい実施の形態を図6aに 示す。図6bに示すように、前記プッシュタブ(323)は外側壁体(310) と内側壁体(312)とを含む。前記内側壁体は前記外側壁体に連接されている 。好ましいオプションとして、前記内側壁体は前記外側壁体に対して連接部(図 6bの314)によって連接されている。前記外側壁体と前記内側壁体とによっ てチャンネル(315)が画成される。前記フタが前記容器上にねじ込まれると き、前記プッシュタブの前記内側壁体のみが前記かみ合い歯(119)によって 曲げられロックされる(図6c)。前記かみ合い歯は前記内側壁体と前記外側壁 体との間の前記チャンネル(315)を通る。 上述したように、前記内側壁体(314)が、従って前記プッシュタブ(32 3)がこのプッシュタブに対して作用することなく逆回転方向に回転することを 前記かみ合い歯(119)の前記放射方向面(119b)が阻止する。実際に前 記フタ(300)が前記ショルダ部(116)上に完全に組み立てられたときに 前記フタ(300)を前記容器からねじ開けるためには、前記内側壁体(312 )が前記かみ合い歯から離脱するように前記プッシュタブを前記分与開口(11 8)に向かって内側に押し下げなければならない。前記内側壁体(312)の厚 さが前記かみ合い歯の前記放射方向面(119b)の縁(119d)を越えるま で、前記プッシュタブを押し下げなければならない。そこで前記フタを開放方向 に回転させて前記フタを前記容器からねじ開けることができる。 好ましいオプションとして、前記内側壁体(312)はさらにその内側面の両 端に側壁(図6cの316)を含むことができる。前記側壁(316)は前記内 側壁体(312)に対して平行であって、前記フタがその閉鎖位置にあるときに 前記かみ合い歯と前記首部(117)との間に、前記首部(117)に向かって 前記内側壁体(312)の少し後方に配置される。前記側壁(316)は、前記 フタをねじ開けるときに前記プッシュタブの前記内側壁体(312)が前記かみ 合い歯の前記傾斜面(119a)上を通るように保証する。このようにして、前 記かみ合い歯(119)は前記チャンネル(315)を通過させられる。この構 造は特に前記ショルダ部(図2aの116)が包囲壁体(図2bの130)を有 しない場合に有効である。さもなければ、前記プッシュタブの前記内側壁体(3 12)が前記フタの幼児抵抗性を回避して、まず前記プッシュタブを曲げること なく前記かみ合い歯の外側面(119c)上を通ることになる。 第1および第2係合手段としてスナッピング機構を備えた本発明によるフタ( 310)の例を図7aおよび図7bに示す。図7aは外側スカート(322)と 、前記第2係合手段(118a)と、前記プッシュタブ(323)とを含むフタ を示す。また前記プッシュタブは出張(327)を含む。前記出張(327)は 本発明によるパッケージの幼児抵抗性フタをなすために前記かみ合い歯(319 )と相互作用するばねの延長部である。好ましいオプションとして、前記出張( 327)は前記プッシュタブに対して、図6cに示す連接部(314)と類似の 連接部によって連接することができる。前記かみ合い歯は上述したように前記容 器の上部(115)上に配置される。より詳細には、前記出張(327)は、前 記プッシュタブを押し下げるまでは、前記フタが対応の容器から引き離されない ように前記かみ合い歯(319)と相互作用する。実際に、前記プッシュタブを 押し下げた場合にのみ、前記出張が前記かみ合い歯から離脱されて、前記フタを 前記容器から引き離すことができる。 好ましい実施の形態において、前記出張と前記かみ合い歯は図7aと図7bに 示すように製造される。前記出張は平坦な上側面(329)を有する横方向延長 部(328)を含む。前記延長部(328)は円筒形を有することができるが、 好ましくは前記延長部は前記容器上の前記フタのスナッピングを容易にするため 半円筒形を有する。さらに、前記かみ合い歯はその上部から上方に延在する屋根 部(330)を含む。前記フタが前記容器上の閉鎖位置にあるときに前記出張が 前記屋根部(330)の下方に配置されるように、前記屋根部と前記出張が相互 作用する。従ってこの位置において、前記フタは前記容器から容易に引き離され ない。実際に前記フタを上昇運動によって引き離そうとする場合には、前記出張 の前記上側面が前記屋根部の下側面と干渉する。このようにして前記フタのそれ 以上の上昇運動が防止される。 前記容器を開く唯一の方法は、まず前記プッシュタブ(323)を内側に押す ことにある。その結果、前記出張(327)も前記屋根部(330)から離間す るように曲げられる。前記出張が前記屋根部に対してもはや垂直に整列されなく なるやいなや、前記フタを容易に引き離すことができる。出願人は、この構造が 本発明による前記フタに幼児抵抗性を与えることを発見した。前記フタが前記容 器上にスナッピングされたときに、前記出張が前記屋根部の一方の側面に入る。 従って、前記ばねが前記容器に向かって内側に曲げられ、または前記容器から外 側に引き離される。前記出張が前記屋根部を通過したとき、前記ばねが非湾曲状 態に戻り、そこで前記出張は前記屋根部の下に配置される。 本発明の他の好ましい実施の形態を図7bに示す。この場合、少なくとも一方 の出張(327)が前記プッシュタブ(323)の外側面の下部に配置されてい る。前記出張(327)はアーチ(340)の間にロックされる。このアーチは 2本の柱(342)によって限定された屋根(341)を含む。この場合にも、 前記フタが前記容器上の閉鎖位置にあるとき、前記柱の間において前記屋根の下 にある。この場合、前記容器を開くためには、上述したのと同一の操作原理が適 用される。前記容器の閉鎖のために前記フタを前記容器上に押し下げるとき、前 記ばねが前記容器に向かって内側に曲げられて、前記出張が前記屋根の下にスナ ッピング係合する。 上述した本発明による幼児抵抗型パッケージのフタの他の可能な実施の形態を 図8に示す。前記フタ(400)はハウジング(410)と嵌合部品(420) とを含む。前記ハウジングは前記外側スカートと、前記スカートの内側面上の前 記第2係合手段と、前記2つのプッシュタブ(423)に対応して前記ハウジン グの厚さにわたって切り出された切り出し部(405)とを含む。前記嵌合部品 (420)が前記2つのプッシュタブを含む。前記嵌合部品が前記ハウジングの 中に挿入されてフタ(400)を完成し、このフタが本発明による容器上に装着 される。好ましくは、前記ハウジングは上方孔(407)を有し、また前記嵌合 部品は前記上方孔の中に少なくとも部分的に挿通されるハット(421)を含む 。この場合に、前記嵌合部品が前記容器のフタをなす。 上述した各特徴は本発明による幼児抵抗型パッケージを構成するために他のい ずれかの特徴と様々に組み合わせることができる。米国特許第4,048,00 2号に記載されたフタは外側スカートと内側スカートとを有する。これに対して 、上述した本発明による全てのフタは内側スカートを有することなく外側スカー トのみを有する。内側スカートを有しない本発明の幼児抵抗型フタはその製造工 程を簡易化する。実際に単一スカート形フタと比較してダブルスカート形フタの 成形のためには、より多数の工具と、より長い時間と、より多量の材料が必要で ある。従ってダブルスカート形フタの製造コストは単一スカート形フタと比較し て高い。 好ましくは、前記フタ(120)は熱可塑性材料で製造される。このような熱 可塑性材料は従来技術において広く記述され、塩化ビニルベース樹脂、オレフィ ンから誘導されたポリマーおよびコポリマー、アクリルポリマーおよびコポリマ ー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタラー ト、ポリエチレンテレフタラートグリコールおよびその混合物を含む。前記フタ はこれらの材料の単層または多層押出成形物からなることができる。またこの容 器はリサイクル熱可塑性材料を含むことができる。この場合に使用するのに好ま しい熱可塑性材料はポリプロピレンである。前記プッシュタブ(123)または 前記ばね(126)等の前記フタの各部分は前記外側スカート(122)または 頂壁(129)と異なる熱可塑性材料で製造することができる。異なる熱可塑性 材料の各部を同時に共噴射することができる。実際に前記フタの他の部分と異な る形状(図5乃至図7)または異なる材料のプッシュタブまたはばねはその可撓 性を変動させることができる。すなわち、前記プッシュタブに加えられる力を変 動させることができる。 好ましいオプションとして、本発明による前記パッケージ(100)はさらに 抜き荷防止システムを含むことができる。この抜き荷防止システムによれば、ユ ーザが製品を満たされた本発明のパッケージを購買するときに、そのパッケージ が購入前に誰かほかの人によって開けられていないことをチェックすることがで きる。この抜き荷防止システムは破断スパー(140)またはプルアウト・リン グ(145)によって得られる。前記破断スパーは前記フタ(120)を前記シ ョルダ部(116)に固着する。前記パッケージが最初に開けられるときに、こ の固着箇所が容易に破断される。前記プルアウト・カバーは前記開口(112) または縮小開口(151)を覆うカバーである。従ってパッケージ内容物へのア クセスはこの開口のカバーを除去した後にのみ達成される。好ましいオプション として、前記プルアウト・カバーはこのカバーから延在するリングを含む。この リングは前記開口から前記カバーを容易に除去させる。実際にユーザはこのリン グの中に指を通してカバーを引き破ればよい。 本発明の前記パッケージ(100)は潜在的危険製品の貯蔵と分与に適してい る。潜在的危険製品とは、意識して正確な用量で使用されない場合に幼児および 成人の健康を害する可能性のある製品である。例えば薬剤および洗剤がこの種の 製品である。これらの製品は固体、タブレット状、粒状、粉末状、半固体、ペー ストまたは液状とすることができる。好ましくは本発明による前記パッケージは 硬面クリーナまたは便器クリーナ等の液状製品を収容する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ナディー、ビラニ ベルギー国ベー―1823、ストロムベーク― ベベル、ニーベラーン、119

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 容器(110)とフタ(120)とを備え、前記容器は上部(115) を含み、前記上部は前記フタを前記容器に対して着脱自在に固着するための第1 係合手段(118)を含み、前記上部はさらに少なくとも1つのかみ合い歯(1 19)を含み、前記フタは外側スカート(122)と頂壁(129)とを含み、 前記フタはさらに少なくとも1つの弾性変形性プッシュタブ(123)を含み、 前記プッシュタブの少なくとも一部は絞り力がこの部分に加えられたときに内側 に可動であり、前記プッシュタブは前記外側スカートの隣接部分の外側面輪郭に 全体として合致する露出面輪郭を有し、前記フタが前記容器から離脱される前に まず前記プッシュタブを押し下げ前記プッシュタブを前記かみ合い歯から離脱さ せない限り、前記フタを前記容器から除去して前記パッケージを開くことを防止 するように前記かみ合い歯と前記プッシュタブとが形成されて配置され、前記フ タを前記容器から離脱させるときに前記プッシュタブの少なくとも一部が前記か み合い歯の内側面に隣接して通過するように構成された幼児抵抗型パッケージ( 100)において、前記外側スカート(122)はさらに前記フタを前記容器に 対して着脱自在に固定するため、前記容器上部の前記第1係合手段に対応する第 2係合手段(118a)を含むことを特徴とする幼児抵抗型パッケージ。 2. 前記上部(115)は首部(117)とショルダ部(116)とを含み 、前記首部は開口(112)を含み、前記ショルダ部は少なくとも前記かみ合い 歯(119)を含むことを特徴とする請求項1記載のパッケージ。 3. 前記ショルダ部(116)はさらに包囲壁体(130)を含み、前記か み合い歯(119)は前記包囲壁体の内側面と前記首部(117)との間に配置 されることを特徴とする請求項2記載のパッケージ。 4. 前記ショルダ部(116)はさらに包囲壁体(130)を含み、前記包 囲壁体(130)はさらにその内側面上に少なくとも1つかみ合い歯を含むこと を特徴とする請求項3記載のパッケージ。 5. 前記プッシュタブは案内傾斜面(131)または下向き延長部(127 )を含むことを特徴とする請求項4に記載のパッケージ。 6. 前記ショルダ部(116)はさらに包囲壁体(130)を含み、前記包 囲壁体(130)はその厚さにわたる少なくとも1つの切り出し部を含み、前記 切り出し部はプッシュタブ(123)を完全に収容するサイズを有することを特 徴とする請求項2記載のパッケージ。 7. 前記ショルダ部(116)は前記容器に固着された遷移部品であること を特徴とする請求項2乃至6のいずれか記載のパッケージ。 8. 前記かみ合い歯(119)は傾斜面(119a)と放射方向面(119 b)とを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載のパッケージ。 9. 前記プッシュタブ(123)は前記フタ(120)の前記外側スカート (122)の前記内側面に対してばね(126)によって連接されていることを 特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載のパッケージ。 10. 前記ばね(326)は出張(327)を含み、前記かみ合い歯は屋根 部(330)を含むことを特徴とする請求項9記載のパッケージ。 11. 前記プッシュタブ(323)は内側壁体(312)と外側壁体(31 0)とを含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか記載のパッケージ。 12. 前記内側壁体(312)は側壁(316)を含み、前記フタがその閉 鎖位置にあるときに、この側壁(316)は前記首部(117)に向かって前記 内側壁体(312)の少し後方に、前記かみ合い歯と前記首部(117)との間 に配置されることを特徴とする請求項11記載のパッケージ。 13. 前記プッシュタブ(123’)は予荷重をかけられていることを特徴 とする請求項1乃至12のいずれか記載のパッケージ。 14. 前記プッシュタブ(123’)および/または前記外側スカート(1 22)は側面ウィング(225)を含み、このウィングが前記プッシュタブを前 記外側スカートの中に保持することを特徴とする請求項13記載のパッケージ。 15. 前記フタは2つの相互に対向するプッシュタブを含むことを特徴とす る請求項1乃至14のいずれか記載のパッケージ。 16. 前記フタ(400)はハウジング(410)と嵌合部品(420)と を含み、前記ハウジングは前記外側スカートと、2つのプッシュタブ(423) の位置に対応して前記ハウジングの厚さにわたって切り出された切り出し部とを 含み、前記嵌合部品は前記ハウジングの中に挿入され、前記嵌合部品はさらに前 記2つのプッシュタブを含むことを特徴とする請求項15記載のパッケージ。 17. 前記ハウジング(410)は上方孔(407)を含み、前記嵌合部品 (420)は少なくとも部分的に前記孔の中に挿通され、前記嵌合部品は前記容 器のフタをなすことを特徴とする請求項16記載のパッケージ。
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