JPH11501548A - 拭き取り材料分配装置の装填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 該装置のハウジングは後壁（２ａ）と直交した両側壁（２ｂ，２ｃ）を有するとともに、これら各側壁は曲がり溝孔（２ｇ，２０ｃ）と、該曲がり溝孔の後端に位置してカム形状とされた少なくとも一つの突出部（９，２１）とを有している。対向した各側壁（２ｂ，２ｃ）に相対して、弾性変形可能な所定形状の小プレート（１１）がヒンジ取り付けされており、これら各小プレートは引き込み可能なピン（１２）を備える。これらピンは、ハウジングの前記側壁に対向配置され、前記曲がり溝孔内に係合して突出し、あるいは該曲がり溝孔から退去するものとなっている。この動作は、前記小プレートの弾性変形と共働してなされるもので、該小プレートの下部は、この小プレートが特定のリール装着段階に応じて動いた際に、前記側壁に形成された突出部（９）と共働するようになっている。小プレートは操作の最後には初期位置に復帰する。ピン（１２）の径はコアの径よりもかなり小さいものである。この装填装置は拭き取りペーパーを供給する何れのタイプの供給装置にも適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】 拭き取り材料分配装置の装填装置 本発明は、特に使用者の手を拭くのに用いられるセルロース詰め物(ccllulosc wadding)、ちりめん加工されたペーパータオル(crcpcd paper towels)、及び同 様な材料から成るタオル、並びにトイレットペーパ、及び紙ナプキン等を分配す るため装置に関する。 当業者間では、多くの製造者、製作者、及び特に本発明者により手拭きペーパ ーのための分配装置が提供されていることが知られている。これらの装置は、紙 を折り畳んだ状態あるいは折り畳まない状態で自動的に切断する手段を備えてい るものもあれば備えていないものもある。 一般に、各装置はハウジングを備えおり、該ハウジングは、その上部に拭き取 り材料のリールを収納している。このリールは、ユーザが該ペーパーのストリッ プ（帯）の端部を手で引っ張ることによって巻き出されるよう回転可能に取り付 けられており、かつ、駆動ドラムと一体とされた下部切断装置によってペーパー が一回分の長さに切断されて分配されるようにガイドされている。 上記の拭き取り材料より成るリールは通常中空のコアに巻かれている。このコ アは前記ハウジングの両側部フランジに形成された端部小孔又は同様な形状をし た部分内に取り付けられている。それら両フランジは充分な可撓性を有しており 、前記リールを取り付けたり、リールが全て消費された際にコアを取り外したり できるように、押し広げられるようになっている。かかる取り付け構造は、本出 願人により出願された多くの特許、例えば仏国特許No.93/04082,No.93/14609,No .94/04399,No.94/06907,及びNo.94/05698等の明細書に開示されている。これら の特許で開示されている装置は上述した装填システムを説明しているものである が、その際に、紙を折り畳んだ状態で分配するかあるいは折り畳まない状態で分 配するかは限定していない。 上記装置では、拭き取り材料のリールは、材料のストリップを切断する装置を 備えた下部ドラムに直接は取り付けられていない。ここでの切断装置は、例えば 本出願人による土記仏国特許に記載されている如きものである。 ペーパーのストリップが巻き出される際の移動及び保持が確実になされるよう 、前記ドラムに弾性的に接触している圧力部材が用いられている。 他の装置では、拭き取り材料のリールが徐々に巻き出される際に、該リールを 垂直方向に対してガイドしかつ重力により落下できるようにするスライダ形状の 部材を構成するコンセプトも知られている。この場合、リールの両側端には、前 記スライダと係合するピンを備えたキャップが設けられている。 上述したタイプの装置では、拭き取り材料のリールを位置決めするのに、オペ レータが手で前記側方フランジを押し広げてそれら端部部材内にコアを挿入する か、リールから突出するスタッド又はピンによってリールを前記ガイドスライダ に位置決めしなければならないことが分かっている。 これらの装置では、オペレータは、特にリールを両フランジ間に位置決めする ために、リールを前記端部部材間に試しに設置し、位置を極めて正確に調節しな ければならない。操作は常にうまく行くとは限らない。該アッセンブリの適正な 強度を確保すべく端部部材の径はコア径とほぼ一致している。 さらに、拭き取り材料リールを変えるためには、使用されているリールは完全 に巻き出されなければならない。拭き取り材料が無駄になるからである。 本出願人による調査によれば、ほぼ使い切った拭き取り材料リールは、供給で きるペーパーのストリップが多少残っている場合でも、いわゆるスペアリールと 称される新しいリールと自動的に交換されるために除去される可能性があること が観察されている。この例では、旋回レバーアームシステムあるいは接続ロッド システム等を使用した複雑な機構が用いられており、装置を構成するにあたって 高価なものとなっている。他方、この構成により、例えば仏国特許No.83/19815 及びNo.76/28387明細書に記載されている如く、最初のリールの拭き取り材料は 全て供給され、同時に、使用される次のリールの巻き出しが開始されるようにな る。この場合において、使い切って拭き取り材料の残っていない空のコアは装置 の底部より取り除かれ、オペレータは、再装填すべくそれを取り除くことができ る。 ほとんどのものが本出願人により改良されてきた従来技術に鑑み、本発明の目 的は、材料を供給するための装置の拭き取り材料リールの装填を改良して簡単に し、装置のその他の特徴、特にその切断装置、紙のストリップを駆動させるドラ ム、及び該装置が備え得るその他の特徴に拘わらず、材料を折り畳まれた状態又 は折り畳まれていない状態で供給できるようにすることである。 本発明の第二の目的は、特別な取り扱いや拭き取り材料のリールを装置及びそ の支持手段に対して心合わせすることなく特に早い介入を可能とし、それと同時 に、使用中の拭き取り材料リールが完全には使用し尽くされていない時にもリー ル交換を可能とする、拭き取り材料リールを装着するための装置を提供すること である。また、第一のリールが使い尽くされた時点で第二のリールの巻き出しが 開始されるようにすることも可能である。 本発明の第三の目的は、製造の簡単な装填装置を提供することであり、該装置 を該装置のハウジング製造工程と統合させることにより、アッセンブリ全体を非 常に低コストで製造できるようにする。 本発明の他の目的は、いわゆるツインローラ分配装置の操作を可能とする装填 装置を提供することである。 本発明の別の目的は、手拭きの如きあらゆる拭き取り紙を供給するための分配 装置、トイレットペーパー分配装置、及び折畳みペーパータオル又は非折畳みペ ーパータオルを供給する分配装置、の各タイプの装置に使用することのできる装 填装置を提供することである。 これら及びその他の目的は以下の説明により明らかとなる。 本発明に係る拭き取り材料の分配装置は、ハウジング内に、拭き取り材料のリ ールを少なくとも一つ収納する収納部と、切断装置を備えるあるいは備えないド ラム等の下部機構と、前記ドラムに押し付けられる押圧部材とを備え、前記ドラ ムと該押圧部材との間に、前記拭き取り材料のリールから巻き出された材料のス トリップが通される形式のものである。 本発明の第一の態様では、本装置は、前記ハウジングが後壁と直交した両側壁 を有するとともに、これら各側壁は曲がり溝孔と、該曲がり溝孔の後端に位置し てカム形状とされた少なくとも一つの突出部とを有している。各側壁に相対して 、弾性変形可能な所定形状の小プレートがヒンジ取り付けされており、これら各 小プレートは前記ハウジングの前記側壁に対向配置された引き込み可能なピンを 備え、該ピンは前記曲がり溝孔内に係合し、小プレートの弾性変形によって該曲 がり溝孔から突出、あるいは同曲がり溝孔から退去するよう配置されている。小 プレートの下部は、対向した前記側壁に形成された前記突出部と共働して前記リ ールの装着段階に応じて動くことが可能とされている。前記ピンは、前記拭き取 り材料のリールのコアが該ピンに対向して押し込まれ次いで該ピンが材料リール を支持している該コアを自由に懸架する手段を構成するまで、拭き取り材料リー ルの規制ストッパ手段を構成する。前記小プレートの一端には弾性復帰手段が取 り付けられており、これにより小プレートは制限的に変位できかつその初期位置 に復帰できるようになっている。ピンの径は前記コアの径よりも極めて小さく設 定されている。 以下、本発明について添付の図面を参照した例を以て説明する。 − 図１は、拭き取り材料のリールの装填装置を備えた分配装置の側面図で、 本出願による特許の一つに開示されている如きドラム及び切断装置の特徴を備え た該装置の一例を示したもの； − 図２は、拭き取り材料のリールを分配装置内にに装填する装置の分解斜視 図； − 図３は、拭き取り材料のリールが取り付け位置にある状態を示した図１の ３−３線に沿った矢視図； − 図４は、拭き取り材料のリールの装填又は除去を示した図１の３−３線に 沿った断面図； − 図５は、上記装置内への拭き取り材料のリールの取付け方法を示した側面 図； − 図６は、何等かの必要性があった場合に、完全には使い切ってはいない拭 き取り材料のリールを抜き出せるように構成された装置の側面図； − 図７は、拭き取り材料のリールを装置の頂部から装填できかつ折り畳んだ 状態でのペーパーの供給を可能とする支持フレームを有した他の実施形態による 装填装置を備えた分配装置の側面図； − 図８は、図７の８−８線に沿った断面図； − 図９は、ツインローラ供給装置に適用した、図７に示した如き装填装置を 非作動状態で示した概略図； − 図１０は、図９に示した装置の上面図で、スペアリールの保持・格納機構 を示したもの； − 図１１は、使用済みの拭き取り材料リールをスペアリールと交換するため の検出方法を示した装填装置の概略図； − 図１２は、図１１に示した装置の平面図で、スペアリールを固定するため の機構の格納状態を概略的に示したものである。 本発明がより容易に理解されるよう、以下、添付図面を参照して本発明を詳細 に説明する。 この拭き取り材料リール装填装置は、材料、特に手拭き用ペーパー、トイレッ トペーパー、又は、折り畳まれているかあるいは折り畳まれていないペーパータ オル等のペーパーを分配するための自動又は非自動の如何なる装置にも応用でき る。 該拭き取り材料リール装填装置は、ドラムや組込み形又は非組込み形切断装置 の特別な特徴、あるいは予め設定された長さのペーパーのストリップを扱いかつ 供給するのに必要なその他の種々の特徴に関わりなく、拭き取りペーパー材料を 供給する如何なるタイプの装置にも適合する。図１は一例による完成された供給 装置を概略的に示したものである。該装置は、本発明をより容易に理解できるよ う、特に、本出願人が先の特許においてした改良に基づいた全機構を含んだもの となっている。 分配装置は全体として符号１で示す。該装置は平行六面体形のハウジング２を 備える後壁２ａ、該後壁と直角となる二つの側壁２ｂ，２ｃを備えている。これ ら側壁は、拭き取り材料のリールＢ及び下部機構、特にドラム３を位置決めする ための領域を形成している。ドラム３は切断装置４及び押圧部材５を備えている 。押圧部材は前記ドラムに押し付けられており、これら押圧部材とドラムとの間 において、前記拭き取り材料のリールから巻き出されたストリップが下記の如く 処置される。押圧装置は所定形状のタブ２ｄにより所定位置に保持されている。 これらタブ２ｄは前記ハウジングと共に型成形されるか又は別個成形されたもの で、これにより押圧部材がドラムに押し付けられるようになっている。駆動機構 ６によって前記ドラムが回転されかつモニターされる。この駆動機構６は、本出 願人による先の特許に記載した如きタイプのものである。 前記ハウジングは底壁２ｅを備えている。底壁には開口２ｆが形成されており 、これにより、所定長さに切断された材料ストリップの周知方法による移送・排 出が可能となっている。このハウジングはヒンジ結合されたカバー７を有してい る。カバー７は、閉じることができ、また例えば周知のロック手段８によって該 装置の上部に跳ね上がることができる。 本発明による拭き取り材料リール装填装置は、該コイル（リール）を図２ない し図６に示す如く装置に水平方向に装填することもできるし、あるいは他の実施 形態では、図１及び図９に示す如く該材料リールを装置頂部から装填することも できる。同じ装填装置を用いた変形例によるツインローラ型の装置の使用につい ては後述する。 次に図１ないし図６を参照して、材料リールを装置前面より装填する第一の実 施形態について説明する。 該装置において、前記ハウジングの側壁２ｂないし２ｃにはそれぞれ、曲がり 溝孔２ｇがほぼ水平面内で延びて形成されている。前記側壁の外面２ｂ１〜２ｃ １でこれら溝孔より低い位置には少なくとも一つの突出部９が存在している。こ れら突出部９はカム形状を有しており、ハウジングの後壁２ａと曲がり溝孔との 間に位置している。この突出部９の形状は、曲がり溝孔２ｇの後端から延在する 緩やかなスロープ９ａ状のもので、このスロープがカムとして機能するものとな っている。これについては後述する。 別の突出部１０も備えていれば好都合である。該突出部は各側壁にスロープ１ ０ａを形成しており、該スロープは曲がり溝孔の反対側の前記第一の突出部と対 称的に配置されている。これら両突出部９，１０は各側壁２ｂ，２ｃの同一外方 端に位置しており、好ましくは最も長い直線端と同じ側に位置している。 側壁２ｂ，２ｃに対して回動する小形のプレート１１が設けられている。より 詳しくは、このプレートは前記各曲がり溝孔２ｇ及び突出部９，１０と共働する もので、ハウジングの各側壁の外部に別々に取り付けられている。この小プレー トはピン１２のための固定支持体である。ピン１２は拭き取り材料のリールＢの コアＭの位置決め、保持、及び懸架するもので、前記小プレートはハウジングの 各側壁の外面に対向して設けられている。ピン１２は、このために設けられた前 記曲がり溝孔２ｇ内に自由に適合しており、該溝孔から、側壁２ｂ，２ｃ間の面 内に突出している。三角振り子状に形成されたこの小プレート１１は、その上部 １１ａが、前記各側壁に形成された開口２ｈ内に配置・挿入された接続シャフト １３にヒンジ結合されることにより取り付けられている。 加えて、小プレート１１にはヒール（踵）部１１ｂが形成されており、該ヒー ル部には軸１４が取り付けられている。該軸１４はピン１２と反対方向外方に突 出しており、復帰手段１５の一端１５ａが取り付けられそれを支持している。復 帰手段１５の他端１５ｂは、ハウジングの各側壁の下部後方に設けられた突出部 １６に取り付けられている。内方に突出する前記ピン１２は、前記溝孔から所定 寸法、好ましくは該溝孔の厚み分だけ突出している。都合のよいことに、振り子 状に形成された前記小プレート１１は、その取付け手法及び構成材料によってあ る程度の弾性変形が可能となっている。小プレートの前記ヒール部１１ｂは下方 に突出して、ハウジングの側壁から外方に突出した前記突出部９，１０が延在し ている面より下方に、かつ両突出部９，１０の間に位置している。 次に、図１ないし図６を参照して上記装置の作用について説明する。 拭き取り材料のリールが装填されていない状態では、振り子形状とされた二つ の前記小プレート１１は重力によって安定位置にあり、ピン１２は前記各曲がり 溝孔内にあり、各小プレートのヒール部１１ｂは両突出部９，１０間にある。ピ ン１２は、内方に僅かに突出し、規制ストッパ領域を構成している。ピン１２の 径は拭き取り材料のリールのコアＭの径よりもかなり小さいものである。拭き取 り材料のリールを装置内に装填する際には、リールの外側部分Ｂ１が振り子状小 プレートに形成された各ピン１２の後部に当たるようにリールを前方から入れる 。リールを矢印Ｆの方向に押し込むと両方の小プレートは後方に押し込まれる（ 図５）。この動きの間に、各小プレートのヒール部が前記突出部９の傾斜部９ａ に押し当てられ、これにより小プレートは弾性変形して相対する側壁から離れる ように広げられる。小プレートの上部はヒンジピン１３により接続されたままで ある。この小プレートの弾性変形はその下部、特に内方を向いたピン１２におい て最大となる。ピンは引っ込んで、該ピンを収納する曲がり溝孔内の退去位置に 位置するが、あるいは対応したリールの側壁に軽く接触する。この操作は該装置 の両側において同時になされるものであり、拭き取り材料のリールが難無く装着 されることが分かる。この際、リールの両側面は各ピン１２のためのあと振れ防 止(backrcst)として機能する。リールコアを挿入すると各小プレートは、これら 小プレートのピン１２の位置に拘わらずもはや広がることはできず、該小プレー トの弾性により初期位置に復帰してコア内に入り込む。この小プレートを復帰さ せるのは引張りバネ１５である。拭き取り材料のリールはこの状態では、リール コア内に一部挿入された上記双方のピン１２にぶら下がった状態とされる。これ により、リールコアをピン１２に対して特別調節することなく柔軟な迅速なる取 付けが可能となる。 逆に、拭き取り材料のリールを何らかの理由により取り外す場合には上記と逆 の操作を行うもので、その際の様子を図６に示す。小プレートは、コアの内底部 に対するピンの支持動作を介して矢印Ｆ２で示す前方に引っ張られ、前記両突出 部１０によって広げられる。 この本発明の好ましい実施形態、特に図１に示した実施形態では、使用中のリ ールが完全に使い尽くされていなくとも新しい材料リールを装填することができ る。一方、本発明に係るこの装填装置によれば、上述した取付け状態にある新規 のリールによって使い尽くされたリールに押圧力を付加することにより使い尽く されたリールの排出も容易となる。このように排出された使用済みリールは、収 納部Ｒの形態とされた該装置のハウジングの後方下部内に収められる。 この最後の状態によれば、排出リールの材料ストリップの残り部分の供給と新 規リールの巻き出しとを重ねた状態で同時に行うことが可能である。従って、第 一のリールを使い切るまでは二倍の厚さのペーパーストリップが供給されること となる。開口１７が都合よくハウジングの底部に形成されており、紙の無くなっ た空のコアは、第一のリールが完全に使用された後保持して取り除くことができ る。 本発明の優位点は極めて明らかであるが、特に該装置の操作及びその作用の簡 潔さを強調しておく。 本発明の範囲を逸脱しなければ、例えば図７に示す如く、拭き取り材料のリー ルを装置の頂部より装填するよう構成することも可能である。この場合、ハウジ ング２０の側壁２０ａ，２０ｂには、上述した如きものと同様な曲がり溝孔２０ ｃが形成されている。ただし、これら溝孔は、ほぼ垂直面内に位置しており、前 記実施形態で説明した突出部９，１０と同等な二つの突出部２１，２２が設けら れている。小プレート２３がヒンジ結合により設けられている。ただし本実施形 態では、この小プレートは前記実施形態のものとは異なっており、短脚２３ａと 長脚２３ｂとから成るＬ字状を形成している。短脚２３ａはほぼ水平位置にあり 、前記曲がり溝孔内に収納可能なピン２４を供えている。長脚２３ｂには復帰手 段２５の一端２５ａが取り付けられている。復帰手段の他端２５ｂは、ハウジン グの側壁に固定された突出部２６に取り付けられている。このＬ形小プレートの 角部２３は、側壁に取り付けられた軸２７によって該装置の頂部にヒンジ接続さ れている。この拭き取り材料のリールの位置決めは先の実施形態と同様に行われ る。 該装置の変形例では、ペーパーを折り畳んだ状態で供給するために、ヒンジ結 合された支持フレーム２８を、仏国特許No.94/04399号明細書に記載されている 実施形態の如く装置の側壁に導くようにしている。該支持フレームは、本出願人 による上述した先の出願に記載してある如く、引き込み可能で、該装置のカバー に形成された所定形状のリブ２９と共働する。 図９ないし図１２に示す如く、本発明はまた、材料の二つのローラ又はリール Ｂ１，Ｂ２を備えた供給装置に適用することもできる。この場合、一方のロール Ｂ２はスペアとされる。この構成において、装置には図７に示したものと同じ条 件でリールは頂部より装填される。ペーパーを折り畳んだ状態で分配する回動支 持フレームは設けられていない。この実施形態では、ペーパーは折り畳まれてい ない状態で提供される。 図９ないし図１２の略図を参照すると、スペアロールＢ２は退去可能な規制ス トッパ３０上に載置され該装置の頂部に位置する。制限ストッパ３０は、接続ロ ッド３１によって、ハウジングの一方の側壁に固定された支持体３２に対するよ うにヒンジ結合されている。ハウジング２０の側壁には大きい開口２０ｄが形成 されており、前記制限ストッパの位置決め及び回動を可能とし、制限ストッパが 離脱できるようになっている。さらに、前記退去可能な規制ストッパと接続され た前記接続ロッドの一端はアーム３３と共働するものとなっている。このアーム ３３はヒンジ結合された回動軸３４に、復帰バネ３５に対向して取り付けられて いる。アームの端部にはテストプレート３６が設けられている。テストプレート は、使用中の材料リールＢ１の後方下部に当たっている。このリールＢ１が徐々 に巻き出されると、該リールの外側の巻きに当接していたこのテストプレートが そのアーム及び前記復帰バネに抗して回動する。リールがほぼ使い切られると、 引き込み可能な前記制限ストッパ３０が離れる方に移動して、スペアリールＢ２ を支持・保持しなくなる。よって、スペアリールは重力により落下し、上述した 条件の下、小プレート２３に設けられた前記ピン２４を駆動させる。これにより 、スペアリールは先のリールと入れ替わる。第一のリールＢ１はハウジングの底 部に排出される。スペアリールの位置決めは、ペーパーのストリップが装置の前 方に垂れ下がるようになされることに留意されたい。従って、スペアリールが下 方に移動すると、垂れ下がったペーパーストリップは、自動的に、前記押圧部材 と該ペーパーストリップを分配するドラムとの間に送られる。 以上、本発明の効果は明白であるが、特に、その簡潔さ、及び実施形態として 種々の変形が可能であることを強調しておく。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，Ｊ Ｐ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ， ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，Ｓ Ｅ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ハウジング内に、拭き取り材料のリール（Ｂ）を少なくとも一つ収納す る収納部と、切断装置を備えるあるいは備えないドラム（３）等の下部機構と、 前記ドラムに押し付けられる押圧部材（５）とを備え、前記ドラムと該押圧部材 との間に、前記拭き取り材料のリールから巻き出された材料のストリップが通さ れる形式の拭き取り材料分配装置のための装填装置において、 前記ハウジングは後壁（２ａ）と直交した両側壁（２ｂ，２ｃ；２０ａ，２０ ｂ）を有するとともに、これら各側壁は曲がり溝孔（２ｇ，２０ｃ）と、該曲が り溝孔の後端に位置してカム形状とされた少なくとも一つの突出部（９，２１） とを有し、 前記各側壁（２ｂ，２ｃ；２０ａ，２０ｂ）に相対して、弾性変形可能な所定 形状の小プレート（１１，２３）がヒンジ取り付けされており、これら各小プレ ートは前記ハウジングの前記側壁に対向配置された引き込み可能なピン（１２， ２４）を備え、該ピンは前記曲がり溝孔内に係合するとともに、前記小プレート の弾性変形によって該曲がり溝孔から突出、あるいは同曲がり溝孔から退去する よう配置されており、前記小プレートの下部は、対向した前記側壁に形成された 前記突出部（９，２１）と共働して前記リールの装着段階に応じて動くことが可 能であり、前記ピンは、前記拭き取り材料のリールのコアが該ピンに対向して押 し込まれ次いで該ピンが材料リールを支持している該コアを自由に懸架する手段 を構成するまで、拭き取り材料リールの規制ストッパ手段を構成しており、 前記小プレート（１１，２３）の一端には弾性復帰手段（１５，２５）が取り 付けられており、これにより小プレートは制限的に変位できかつその初期位置に 復帰できるようになっており、さらに、 前記ピン（１２，２４）の径は前記コアの径よりも極めて小さく設定されてい る、 ことを特徴とする装填装置。 ２． 請求項１記載の装填装置において、前記各突出部（９，２１）は対応し た前記曲がり溝孔（２ｇ，２０ｃ）の後端から徐々に傾斜してカムとして機能す るスロープ（９ａ，２１ａ）を有し、該突出部はヒンジ取り付けされた前記小プ レートの下端と共働し、これにより、押し離された場合あるいは前記材料リール の着脱の際には弾性変形して広がって前記ピン（１２，２４）を前記曲がり溝孔 内に引き込むことができ、前記ピンは、前記リールの装着又は離脱の際に該リー ルの側面を通過して弾性によって前記コア内に入り込み、コアが該ピンに対向し た際に該コアを懸架するよう構成されて成る装填装置。 ３． 請求項２記載の装填装置において、前記各小プレート（１１，２３）に はさらに所定形状の第二の突出部（１０，２２）が設けられて成り、該第二の突 出部は、前記突出部（９，２１）と同様に傾斜部（１０ａ，２２ａ）を形成して いるとともに、前記曲がり溝孔（２ｇ，２０ｃ）に対し前記突出部（９，２１） と対向して配置されており、これにより前記小プレートに前記同様の変形効果及 び前記ピンの退去動作を生じせしめて、前記材料のリールの取り出し及び撤去が 可能とされていることを特徴とする装填装置。 ４． 請求項１ないし３の何れかに記載の装填装置において、所定形状の各小 プレート（１１）が、前記コアを位置決め、保持、及び懸架するためのピン（１ ２）を支持しており、該小プレートは振り子を形成して上部（１１ａ）が、前記 ハウジングの対向した側壁に固定された接続手段（１３）に回動自在にヒンジ取 り付けられ、 該小プレートの下部にはヒール部（１１ｂ）が形成されており、該ヒール部は 、前記ピン（１２）とは反対方向となる外方に突出した軸（１４）を有するとと もに、弾性復帰手段（１５）を取り付けるのに用いられており、該弾性復帰手段 の他端は前記側壁の下部に固定された手段に接続されており、該小プレート（１ １）は前記傾斜部（９，１０）と共働し、 さらに、前記曲がり溝孔（２ｇ）はほぼ水平面内に形成されている、 ことを特徴とする装填装置。 ５． 請求項１ないし３の何れかに記載の装填装置において、所定形状の各小 プレート（２３）が前記コアを位置決め、保持、及び懸架するためのピン（２４ ）を支持しており、該小プレートはほぼ水平位置に置かれた短脚（２３ａ）を持 ったＬ字形に形成され、前記短脚は、前記曲がり溝孔（２０ｃ）に収容された引 き込み可能なピン（２４）を支持しているとともに、該装填装置の所要の動きに 応じて突出部（２１，２２）と共働し、 長脚（２３ｂ）によって、該小プレートの前記弾性復帰手段（２５）の前記ハ ウジングの前記側壁に対する取り付けが可能とされており、該小プレートはその 角部において、対応する側壁にヒンジ取り付けされており、 さらに、前記曲がり溝孔（２０ｃ）がほぼ垂直面内に形成されている、 ことを特徴とする装填装置。 ６． 請求項１ないし５の何れかに記載の装填装置を備えて成る拭き取り材料 分配装置であって、底部に、材料が使い尽くされたリールを受け入れるための収 納部（Ｒ）が固定され、前記押圧部材と前記ドラムとの間に通される該リールの 残余ストリップが、新規のリールから供給される材料の開始部分と共に切断され ることを特徴とする材料分配装置。 ７． 請求項６記載の材料分配装置において、該装置の壁部にヒンジ取り付け された引込可能な支持フレーム（２８）を備え、該支持フレームは、該装置のカ バーに形成された所定形状とされたリブ（２９）と共働して、ペーパーを折り畳 んだ状態あるいは折り畳まない状態で供給することを特徴とする材料分配装置。 ８． 請求項６記載の材料分配装置において、さらに、二個の材料ローラ又は 材料リール（Ｂ１，Ｂ２）を配設できるようにした機構を備え、使用中の一方の ローラ又はリールは前記装填装置により保持され、予備のローラ又はリールは引 き込み可能な手段により上方に支持されていることを特徴とする材料分配装置。 ９． 請求項８記載の材料分配装置において、前記予備リール（Ｂ２）は、接 続ロッド（３１）によってヒンジ取り付けされかつ前記ハウジング（２０）の壁 部の一つに接続された固定支持体（３２）に対して引き込み可能とされた規制ス トッパ（３０）上に載置され、一つの大きな開口（２０ｄ）によって該規制スト ッパの位置決め、及び退去するための回動が可能とされており、 前記接続ロッドは、復帰バネに抗してヒンジ軸（３４）に回動自在に取り付け られたアーム（３３）と共働し、該アームの一端は使用中の材料リール（Ｂ１） の後方下部に押圧されるテスト手段（３６）を有し、該テスト手段により、前記 材料リール（Ｂ１）の径が検出されて前記予備ロールが解除され、該装置の前記 底部に排出された前記使用中のロールと交換されることを特徴とする材料分配装 置。