JPH11501540A - 歯肉組織圧排装置および方法 - Google Patents

歯肉組織圧排装置および方法

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JPH11501540A JP8526944A JP52694496A JPH11501540A JP H11501540 A JPH11501540 A JP H11501540A JP 8526944 A JP8526944 A JP 8526944A JP 52694496 A JP52694496 A JP 52694496A JP H11501540 A JPH11501540 A JP H11501540A
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Abstract

(57)【要約】 歯(12)にかぶせて成形された成形可能材料(10)が、成形可能材料(10)内の歯(12)の印象(20)内に配され収れん剤を含有した第二流動可能材料(18)と共に、歯肉線での圧排と止血をもたらす。成形可能材料(10)は、シリコンで、硫酸アンモニウムアルミニウムのような収れん剤を含有して、歯(12)のモールドを形成するのが好ましい。歯(12)のモールド内に形成された印象は、これもまた収れん剤を含有する低粘性つまり初期だけ流動可能な材料(18)で充填する。モールドと流動可能材料(18)とを、歯(12)の上に配する。初期だけ流動可能な材料(18)が固体化すると好ましい。この流動可能材料(18)は、ベースと触媒を有する縮合シリコンで構成されていてもよい。このモールドにより、流動可能材料(18)への加圧が促進し、それは歯肉組織に伝わり、結果的に圧排と止血をもたらす。

Description

【発明の詳細な説明】 歯肉組織圧排装置および方法 発明の技術分野 本発明は、広くは種々の歯科処置において必要とされる歯肉組織圧排に関し、 特に歯科用クラウンやブリッジなどを作るのに必要な印象(impression)をとる ための準備として、歯の周囲の歯肉組織に収れん剤や止血剤を適用することに関 する。 発明の背景 クラウンやブリッジ処置のような多くの歯科治療において、患者の歯の印象を とる必要がある。良好な印象をとるためには、歯肉を患者の歯および歯列のまわ りから圧排させ、出血はどれほど少量であっても止めなければならない。もっと も一般的なのが、圧排コードつまりストリングを、歯肉と歯の間の領域にパッキ ングする方法である。圧排コードは通常、塩化アルミニウム、ミョウバン、エピ ネフリンなどのような収れん剤が染み込んでおり、歯と歯肉の間に押し込まれて 、すなわち詰め込まれている。圧排コードを使用することによって、化学的およ び機構的に、歯肉から流体物や血がだらだら流れないようになり、歯と周囲の歯 肉組織との間に乾燥した望ましいスペースができる。その結果、クラウンやブリ ッジの準備として、歯の縁部がすべて捕えられて、優良な印象を作ることができ る。しかし、圧排コードのパッキングは、歯科医にとって本質的に時間も手間も かかり、加えて、患者にとって極めて不快である。 上記のような圧排コードのパッキング処理の欠点をなくそうと、いくつかの方 法が開発されてきた。このなかに、コンプレッションキャップというものを用い る方法がある。このキャップは、圧排コードを歯の根元周囲に配置してから、そ の歯にかぶせるソフトキャ ップ状の器具である。患者は、そのコンプレッションキャップの上から噛んで、 ストリング(圧排コード)を歯肉と歯の間に押し込める。そのほかには、歯付近 に吹き付ける親水コロイド材を使って圧排させる方法がある。しかし、親水コロ イド材では、圧排と止血を助ける圧がまったく生じない。そして、親水コロイド 材では、望ましい圧排を行わせるための適切な硬さを達成するには、親水コロイ ド材を加熱するボイラーとコンディショナーが必要となる。このような装置は費 用がかさみ、通常、歯科治療においては珍重されるカウンタースペースや保存設 備などを要求する。また、親水コロイド材は、基本的に水からできており、水で は、止血および圧排を可能とさせる圧が生じない。ところが、優良な印象をとる ために、止血および圧排は必須である。 したがって、多くの歯科治療で要求される歯肉圧排の実用化方法において、歯 科医師にとって容易であり、患者にとってより快適であるような、改良方法を開 発することが必要となった。このようになれば、患者は、低額でよりよい歯科医 術を受けられるはずである。 発明の概要 本発明は、たとえばシリコンのような、高粘稠度パテタイプで、成形可能であ り、印象に適した材料を活用することによって作られた、歯のキャスト(注型) すなわちモールド(成形型)としてのかたちを有する装置に関する。ここで、こ の材料は、任意の歯および歯列とその周囲の領域に容易に適用でき、モールドを 形成するようになっている。この成形可能材料が一成分として、適切な止血物質 や収れん剤を含んでいてもよい。また、この成形可能材料が、固体になる(set into a solid)タイプのものでもよい。 モールドが歯と歯肉領域の周囲に成形された後、このモールドを 外し、止血物質や収れん剤を含んだ低粘性流動可能材料を、モールド内に形成さ れた歯と歯肉領域の印象内に配する。モールドを、低粘性材料と共に、歯と歯肉 領域に戻す。このように患者に配したことによって、低粘性材料が流れて歯と歯 肉の間に押し込められて、歯肉組織の止血性と収れん性が共に生じる。低粘性材 料はその特質がゆえに、最初は歯と歯肉の間を流れて、それから固体になる。こ の低粘性材料が固化したとき、口道溝(sulcus)すなわち路(track)が、歯の まわりに形成される。収れん剤を含んだ低粘性材料がモールドによって圧縮され るため、止血つまり流血を止めるために必要な圧と化学反応が生じ、同時に歯肉 が望ましい圧排を行う。歯科医師は、モールドを外してすぐに、歯科用のクラウ ンやブリッジなどを作るのに要する、歯と歯肉領域のすぐれた印象を作ることが できる。 本発明の目的はしたがって、歯肉の圧排と止血を、簡単かつ都合よく行える、 製品や装置そして方法を提供することである。 本発明の他の目的は、手間や時間のかかる圧排ストリングつまりコードの使用 に頼ることなく、すき間もなく、そして薬品が染み込んだもしくは染み込んでい ない、正確で実際的な、印象を取るための領域を作ることである。 本発明の利点は、圧と収れん剤を共に活用して、圧排と止血が行われることで ある。 本発明の特徴は、モールドを、収れん剤を含有する流動可能材料と共に、使用 することである。 本発明の他の特徴は、歯とその周囲の領域のモールドを成形するために、適切 な止血物質あるいは収れん剤を有するもしくは有しない高粘稠度成形可能材料を 用いるステップと、出血が最小限の状態でもしくは全くない状態で歯肉組織の圧 排を起こすべく、圧および化学反応を生じさせるように、収れん剤を含有する低 粘性材料を圧 縮するために、そのモールドを活用するステップという、以上二つのステップか ら成る方法を提供することである。 これらと他の目的、利点および特徴は、後述のより詳しい説明と図面により、 容易に明らかとなろう。 図面の簡単な説明 第1図は、モールドを成形する際の、歯の周囲に配された高粘稠度成形可能材 料を適用するところを示した、斜視図である。 第2図は、モールドを成形するために、成形可能なコーティング材の上から患 者が噛んでいる状態を示した図である。 第3図は、患者から外した後のモールドをのぞき込んだ平面図である。 第4図は、流動可能材料で満たされた第3図のモールドの断面図である。 第5図は、第4図のモールドを、流動可能材料と共に、患者の口内に戻したと ころを示した、部分断面図である。 第6図は、流動可能材料が、望ましい圧排と止血を行うように配されていると き、患者がモールドの上から噛みおろしているところを示した、部分断面図であ る。 第7図は、歯から圧排した歯肉の図である。 好適な態様の詳細な説明 図面を参照すると、クラウンやブリッジあるいは他の捕てつ等の準備のすんだ 歯に対して、本発明を実施するための装置と方法が示されている。本発明は、患 者の歯に、クラウンやブリッジの準備に使用される印象用の準備をするために、 使用され実施されるものである。第1図は、歯あるいは歯列12のモールドを作 るための材料10を示している。歯12’は、準備がすんだ歯である。下の奥歯 四分の一部分のみが示されている。モールド材料10は、パテや高粘稠度シリコ ン材のような、成形可能材料であればよい。シリコン材は、ふたつの部分から成 る系で構成されている。一方はベース部分であり、他方は触媒部分である。これ らは、混合したとき、速やかに固化し、すなわち固体になる。固化時間は、ベー ス部分と触媒部分のそれぞれの割合を制御することによって、望ましい範囲内で 変化させることが可能である。このようなシリコン材は、公知であり、種々の製 造業者から入手できる。たとえば、ペントロン(Pentron)によるコンクエスト (Conquest)、ジーシー(G.C)によるエクサフレックス(Exaflex)、ケル(Ke rr)社によるエクストルード(Extrude)、スリーエム(3M)によるインプレス エンドエキスプレス(Impress and Express)、その他がある。シリコン材が好 ましいのであるが、ほかに、ポリエーテル、ポリサルファイドあるいは他の成形 可能材料のような材料も用いることができる。縮合シリコンが付加シリコンより も好ましいのは、縮合シリコンはその固化時間を、液体触媒を用いて歯科医師が 容易に調整でき、さらに、縮合シリコンはゴム手袋に影響を受けないからである 。縮合シリコンはまた、安価でもある。一方、付加シリコンはゴム手袋で汚染さ れることがあり、そうすると固化しなくなる。混合後、モールド材料10は、歯 12と12および歯肉14の周囲に配される。 本発明のひとつの態様によると、高粘稠度シリコン材は、適切な収れん剤を5 から25重量パーセント含んでいることで、歯肉組織の圧排と止血の促進ぶりが 強化される。0.5パーセントほどの少量でも幾分の治療効果はあるが、好まし い量は5から25重量パーセントである。高粘稠度シリコン材と混合させる収れ ん剤および/または止血剤は公知のいずれのものでもよいが、たとえば、硫酸カ リウムアルミニウムすなわち硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウムすな わちミョウバン、硫酸第二鉄、硫酸アンモニウムアル ミニウム、塩化第二鉄、塩化アルミニウム、塩化ナトリウム、エピレナミン、ネ ガトール(negatol)、タンニン酸、塩化亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛やそ の他公知の収れん剤および/または止血剤である。ネガトールは、メタクレゾー ルスルホン酸とホルムアルデヒドの縮合化合物である。50重量パーセントもの 硫酸アルミニウムすなわちミョウバンを用いても、シリコンの特性に悪影響はな かった。さらに、硫酸アルミニウムは充填剤としても機能する。歯肉組織や歯肉 の圧排をひきおこさせるような物質であれば、どのような化学物質であってもか まわない。 第2図は、下の歯12、12’および歯肉14の周囲に配されたモールド材料 10を示したもので、患者が、前方に1から2ミリメートルのすき間を開けて、 上歯16で軽く噛みおろしたときに、固化されるようになっている。成形材料1 0が固化するまで、最低1分間、この状態を維持する。標準的な印象トレイを用 いた、他の方法を行ってもよい。モールド材料がのったトレイを歯の上に配し、 最低1分間、モールド材料10が固化するまで維持する。モールド材料10が固 化したら、口内からはずし、異物を洗い流して、乾かす。このようにして、下歯 12と12’のモールドが形成される。 第3図は、患者の口から外した、固化したモールド材料10を示したものであ る。下歯12と12’の印象20が、モールド材料10内に形成される。印象2 0は、歯12、12’および歯肉14の形状を詳細になぞっている。モールド材 料10の反対側も、図示されてはいないが、上歯16のそれぞれについて歯全体 ではないが歯の一部に対する印象を含んでいることであろう。 第4図は、モールド材料10の、下歯12、12’の印象20を示した図であ るが、ここで印象20は、流動可能で注射可能、つまり低粘性材料18が層とな って、充填している。また、この低粘性材料18は、適切な収れん剤および/ま たは止血剤を有して、圧排 を引き起こせるようになっている。第4図には、上歯16の一部に対する印象2 2も示されている。流動可能材料18は、前記したものと同様に、5から25重 量パーセントの収れん剤および/または止血剤と共に、形成される。前述したよ うに、0.5パーセントほどの少量でも治療効果がある。さらに、50重量パー セントもの硫酸アンモニウムアルミニウムを低粘稠度の縮合シリコンに加えても 、材料固化にはいかなる影響も与えない。流動可能材料は、初期に流動可能であ るということだけが必要で、歯と歯肉付近もしくは歯と歯肉の間に流れたあと固 体になるというのでよい。というよりも、初期流動可能材料が固化するのが好ま しい。したがって流動可能材料は、モールド材料に関して上述したシリコン材の いずれでもよく、あるいは、そのモールド材料に代替できる他の材料でもよい。 初期流動可能材料としては、ビニルポリシロキサンが好ましい。 第5図は、流動可能材料18と共にモールド材料10を、患者の口内に戻し、 下歯12と12’にかぶせた図である。流動可能材料18は、歯12、12’お よび歯肉14の周囲に流れ始める。流動可能材料18は、容易に配置できる程度 の硬さをもっていればよく、わずかな圧がかかったときに歯12、12’および 歯肉14のまわりに流れることができる程度にじゅうぶん薄くなければならない 。 第6図は、流動可能材料18が、歯12、12’および歯肉14の間に、確実 に押し込められるように、患者がモールド材料10にわずかな圧をかけている状 態を示したものである。モールド材料10がダムのように作用して、流動可能材 料18が歯肉線に沿って圧をかけるようになり、溝(sulcus、groove、またはtr ough)が形成される。収れん剤に伴う圧で、歯肉組織14に止血性と圧排性が生 じる。ある態様では、流動可能材料が固化し、外しやすくなるばかりでなく止血 および圧排も容易になる。初期流動可能材料18が固 化するのにじゅうぶんな所定時間が経過したあと、好ましくはおよそ5分経過後 、成形可能(moldable)材料10全体が、最初は流動可能であったがその時点で は固化した材料18と共に、外される。外してから、歯科医師は引き続いて、標 準的な材料と公知の印象技法とを用いて、歯12と12’の印象を取ることがで きる。 第7図は、本発明による、準備のすんだ歯12’の周囲に形成された溝24を 示している。 本発明を用いた方法を以下に述べる。歯は従来の方法でブリッジやクラウンの 準備がなされている。歯12’の準備がすんだあと、シリコン材と触媒を使って 、第1モールド材料をつくる。液体触媒を添加するまえに、第1モールド材料を クロスハッチされた第1モールド材料とガラス板の上で混合すると、触媒の適切 な効果が確実に得られてよい。モールド材料は、短時間ではあるが、用いられる 触媒の量に応じた時間混合される。第1モールド材料は、使い捨てプラスチック トレイにおいて処置してもよいし、長いシリンダー内で形成してもよく、それか ら、患者の歯の周囲に手で配する。第1モールド材料が固化したあと、おおよそ 1から2分だが、第1モールド材料を外し、洗って乾かす。収れん剤および/ま たは止血剤を含有した、第2初期流動可能材料を、触媒と混合して、固化した第 1モールド材料内に形成された歯の印象内に配する。固化した第1モールド材料 と第2初期流動可能材料を、もし使うのであれば使い捨てトレイのなかで、歯の 上にかぶせる。そして患者は、噛むようにまたはトレイを押えているように指示 される。およそ5分後、初期流動可能材料は、固化し、圧排が完成する。固化し たモールド材料および、初期には流動可能であったがその時点では固化した材料 を取り除いて、捨てる。このとき、準備のすんだ歯の周囲の歯肉が圧排され、印 象を取る段階となる。これによって、標準的な技法を用いて、ブリッジやクラウ ンを作ることができる。 もとのモールドを作るのに用いられた成形可能材料10は、第2の流動可能な すなわち低粘性材料18が歯12、12’および歯肉14に対する収れん剤の主 たる源となるため、収れん剤を含有する必要のないことがわかるであろう。モー ルド材料10に収れん剤を含むということは、流動可能なすなわち低粘性材料1 8における収れん剤の必要性ほど、厳密なものではない。しかし、成形可能材料 10内に収れん剤を含有すると、圧排性と止血性を提供するうえでの付加的な手 助けとして機能する。必要に応じて、成形可能材料10と流動可能材料18との 違いをはっきりさせるために、成形可能材料10を、流動可能材料18と異なる 色のもので作ってもよい。たとえば、成形可能材料10が青で、初期流動可能材 料が紫といったようにする。 ここで述べてきた圧排装置および方法は比較的容易で便利であり歯肉組織の確 実な圧排をおこし、続いて行われる印象処置では、歯の縁部が全て捕えられるよ うになる。さらにこれまで述べてきた本発明によれば、従来の圧排処置で患者が 被ることの多かった外傷および不快感を減少させることができた。 本発明は、歯科医師にとって、大きな効果と向上した簡便性を提供するもので ある。加えて、本発明は患者にとっても、すぐれた快適さを提供するものである 。したがって本発明は、歯科医術を大幅に向上させる。 本発明について、種々の態様を示し説明したが、本発明の精神と範囲から離れ ることなく種々の変形や変更が可能である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年10月2日 【補正内容】 請求の範囲 1.歯科医術で利用される、印象を取る前に、歯と歯肉組織の間にスペースを つくるための、歯肉組織圧排装置において: 型で成形可能なキャスティング材料で形成された、歯とその周囲の領域の ネガティブ印象を形成するキャスト;および 前記キャストのネガティブ印象内に配置された、固化およびび注射可能な 材料でできた層を含み、斯くして、該注射可能な材料でできた層はアストリンゼ ンを含んでおり、前記キャストがダム状のものを形成し、それによって、前記注 射可能な材料が歯肉線に圧をかけるようになっている 前記組織圧排装置。 2.前記注射可能な層がおよそ0.5から50重量パーセントの収れん剤を含 有する 請求の範囲第1項記載の組織圧排装置。 3.前記注射可能な層がおよそ5から25重量パーセントの収れん剤を含有し ている 請求の範囲第1項記載の組織圧排装置。 4.収れん剤が、硫酸カリウムアルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸第二鉄 、硫酸アンモニウムアルミニウム、塩化第二鉄、塩化アルミニウム、塩化ナトリ ウム、エピレナミン、ネガトール、タンニン酸、塩化亜鉛、フェノールスルホン 酸亜鉛の少なくとも一つから成る群より選ばれた請求の範囲第2項記載の組織圧 排装置。 5.組織圧排を行う方法において: 印象をとるための準備がされた歯とその周囲の領域のネガティブ印象を有 するモールドを作り; そのようにして形成されたモールドを歯から外し; ネガティブ印象を、収れん剤を含有する注射可能なコーティング材の層で 充填し; そのモールドと注射可能なコーティング材の層を、印象の準備のすんだ歯 の上に配置し; 前記注射可能なコーティング材が圧を受けて固化できるように、前記モー ルドと注射可能なコーティング材の層に圧をかけ、それによって、収れん剤とか けられた圧が、いかなる出血も防ぎ、歯の周囲の組織を圧排させる ことを含む、前記組織圧排を行う方法。 6.前記モールドを形成するのに、高粘稠度パテタイプのシリコン材を活用す る請求の範囲第5項記載の方法。 7.前記シリコン材内に収れん剤を含有させる、請求の範囲第6項記載の方法 。 8.前記注射可能な層に含有された収れん剤が、硫酸カリウムアルミニウム、 硫酸アルミニウム、硫酸第二鉄、硫酸アンモニウムアルミニウム、塩化第二鉄、 塩化アルミニウム、塩化ナトリウム、エピレナミン、ネガトール、タンニン酸、 塩化亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛の少なくとも一つから成る群より選ばれた 請求の範囲第5項記載の方法。 9.およそ0.5から50重量パーセントの前記収れん剤を、前記注射可能な 層に含有させる 請求の範囲第8項記載の方法。 10.注射可能な層のシリコン材の粘度が、モールド材料のそれより小さい請 求の範囲第5項記載の方法。 11.歯科材料において: 成形可能でその形状を維持できる成形可能材料;および 前記成形可能材料に混合される収れん剤 を含むことを特徴とする前記材料。 12.前記収れん剤が、前記成形可能材料に対して、0.5重量パーセントよ り多い 請求の範囲第11項記載の歯科材料。 13.前記収れん剤が、前記成形可能材料に対して、5から25重量パーセン トである 請求の範囲第11項記載の歯科材料。 14.歯科材料において: 歯と歯肉のあいだを流動できる流動可能材料;および 前記流動可能材料に混合される収れん剤 を含むことを特徴とする前記材料。 15.前記収れん剤が、前記流動可能材料に対して、0 .5重量パーセント より多い 請求の範囲第14項記載の歯科材料。 16.前記収れん剤が、前記流動可能材料に対して、5から25重量パーセン トである 請求の範囲第14項記載の歯科材料。 17.前記流動可能材料が初期だけ流動可能でそのあと固体になる 請求の範囲第14項記載の歯科材料。 18.前記収れん剤が、硫酸カリウムアルミニウムすなわち硫酸アルミニウム カリウム、硫酸アルミニウムすなわちミョウバン、硫酸第二鉄、硫酸アンモニウ ムアルミニウム、塩化第二鉄、塩化アルミニウム、塩化ナトリウム、エピレナミ ン、ネガトール、タンニン酸、塩化亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛から成る群 より選ばれた 請求の範囲第14項記載の歯科材料。 19.歯科用具において: 成形可能でその形状を維持できる成形可能材料;および 歯肉組織の圧排を引き起こす物質を含有する流動可能材料 を含むことを特徴とする前記歯科用具。 20.前記成形可能材料が歯肉組織の圧排を引き起こす物質を含有する 請求の範囲第19項記載の歯科用具。 21.前記流動可能材料が初期だけ流動可能でそのあと固体になる 請求の範囲第19項記載の歯科用具。 22.前記流動可能材料がシリコンである 請求の範囲第21項記載の歯科用具。 23.シリコンがベースと触媒の二つの部分から成るシリコンである 請求の範囲第22項記載の歯科用具。 24.シリコンが縮合シリコンである 請求の範囲第23項記載の歯科用具。 25.前記成形可能材料がひとつの色を有し;そして 前記流動可能材料が別の色である 請求の範囲第19項記載の歯科用具。 26.歯肉組織を圧排する方法において: 患者の歯と歯肉のモールドを形成し; そのモールドを外し; そのモールド内に、圧排を引き起こす物質を含有する流動可能材料を配 置し;そして そのモールドを患者の歯と歯肉の上に再配置する ことを含む前記方法。 27.患者のブリッジやクラウン準備に必要な印象をとる準備で使われる歯肉 組織圧排装置において: 第一シリコン材; 前記第一シリコン材と混合して所定時間の経過後にその第一シリコン材 を固化させ、第一シリコン材と共に、固化後 に患者の歯の少なくとも一つのモールドを形成する、第一触媒; 初期に流動可能で、初期は前記第一シリコン材より低粘性で、歯肉と接 触するように配されたときに歯肉を圧排する化学物質を含有する、第二シリコン 材;および 第二シリコン材と混合して所定の時間が経過後に、その第二シリコン材 を固化させ、第二シリコン材と共に、混合後にモールド内に配されるようになっ た第二触媒を含み、 それによって、第二触媒に混合された第二シリコン材を含有するこのモ ールドが、第二シリコン材が固化する以前に、患者の口内に配置され、そして、 流動可能な第二シリコン材が流動状態にあって、第二シリコン材が患者の歯と歯 肉組織の周囲に流れ、患者の歯肉組織の圧排を引き起こし、溝を形成せしめる ことを特徴とする前記装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.歯科医術で利用される、印象を取る前に、歯と歯肉組織の間にスペースを つくるための、歯肉組織圧排装置において: キャスティング材料のようなパテで形成された、歯とその周囲の領域のネ ガティブ印象を形成するキャスト;および 前記キャストのネガティブ印象内に配置された、固化およびび注射可能な 材料でできた層を含み、前記キャストがダム状のものを形成し、それによって、 前記注射可能な材料が歯肉線に圧をかけるようになっている 前記組織圧排装置。 2.前記注射可能な層がおよそ0.5から50重量パーセントの収れん剤を含 有する 請求の範囲第1項記載の組織圧排装置。 3.前記注射可能な層がおよそ5から25重量パーセントの収れん剤を含有し ている 請求の範囲第1項記載の組織圧排装置。 4.収れん剤が、硫酸カリウムアルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸第二鉄 、硫酸アンモニウムアルミニウム、塩化第二鉄、塩化アルミニウム、塩化ナトリ ウム、エピレナミン、ネガトール、タンニン酸、塩化亜鉛、フェノールスルホン 酸亜鉛の少なくとも一つから成る群より選ばれた請求の範囲第2項記載の組織圧 排装置。 5.組織圧排を行う方法において: 印象をとるための準備がされた歯とその周囲の領域のネガティブ印象を有 するモールドを作り; そのようにして形成されたモールドを歯から外し; ネガティブ印象を、収れん剤を含有する注射可能なコーティング材の層で 充填し; そのモールドと注射可能なコーティング材の層を、印象の準 備のすんだ歯の上に配置し; 前記注射可能なコーティング材が圧を受けて固化できるように、前記モー ルドと注射可能なコーティング材の層に圧をかけ、それによって、収れん剤とか けられた圧が、いかなる出血も防ぎ、歯の周囲の組織を圧排させる ことを含む、前記組織圧排を行う方法。 6.前記モールドを形成するのに、高粘稠度パテタイプのシリコン材を活用す る請求の範囲第5項記載の方法。 7.前記シリコン材内に収れん剤を含有させる、請求の範囲第6項記載の方法 。 8.前記注射可能な層に含有された収れん剤が、硫酸カリウムアルミニウム、 硫酸アルミニウム、硫酸第二鉄、硫酸アンモニウムアルミニウム、塩化第二鉄、 塩化アルミニウム、塩化ナトリウム、エピレナミン、ネガトール、タンニン酸、 塩化亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛の少なくとも一つから成る群より選ばれた 請求の範囲第5項記載の方法。 9.およそ0.5から50重量パーセントの前記収れん剤を、前記注射可能な 層に含有させる 請求の範囲第8項記載の方法。 10.注射可能な層のシリコン材の粘度が、モールド材料のそれより小さい請 求の範囲第5項記載の方法。 11.歯科材料において: 成形可能でその形状を維持できる成形可能材料;および 前記成形可能材料に混合される収れん剤 を含むことを特徴とする前記材料。 12.前記収れん剤が、前記成形可能材料に対して、0.5重量パーセントよ り多い 請求の範囲第11項記載の歯科材料。 13.前記収れん剤が、前記成形可能材料に対して、5から25重量パーセン トである 請求の範囲第11項記載の歯科材料。 14.歯科材料において: 歯と歯肉のあいだを流動できる流動可能材料;および 前記流動可能材料に混合される収れん剤 を含むことを特徴とする前記材料。 15.前記収れん剤が、前記流動可能材料に対して、0.5重量パーセントよ り多い 請求の範囲第14項記載の歯科材料。 16.前記収れん剤が、前記流動可能材料に対して、5から25重量パーセン トである 請求の範囲第14項記載の歯科材料。 17.前記流動可能材料が初期だけ流動可能でそのあと固体になる 請求の範囲第14項記載の歯科材料。 18.前記収れん剤が、硫酸カリウムアルミニウムすなわち硫酸アルミニウム カリウム、硫酸アルミニウムすなわちミョウバン、硫酸第二鉄、硫酸アンモニウ ムアルミニウム、塩化第二鉄、塩化アルミニウム、塩化ナトリウム、エピレナミ ン、ネガトール、タンニン酸、塩化亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛から成る群 より選ばれた 請求の範囲第14項記載の歯科材料。 19.歯科用具において: 成形可能でその形状を維持できる成形可能材料;および 歯肉組織の圧排を引き起こす物質を含有する流動可能材料 を含むことを特徴とする前記歯科用具。 20.前記成形可能材料が歯肉組織の圧排を引き起こす物質を含 有する 請求の範囲第19項記載の歯科用具。 21.前記流動可能材料が初期だけ流動可能でそのあと固体になる 請求の範囲第19項記載の歯科用具。 22.前記流動可能材料がシリコンである 請求の範囲第21項記載の歯科用具。 23.シリコンがベースと触媒の二つの部分から成るシリコンである 請求の範囲第22項記載の歯科用具。 24.シリコンが縮合シリコンである 請求の範囲第23項記載の歯科用具。 25.前記成形可能材料がひとつの色を有し;そして 前記流動可能材料が別の色である 請求の範囲第19項記載の歯科用具。 26.歯肉組織を圧排する方法において: 患者の歯と歯肉のモールドを形成し; そのモールドを外し; そのモールド内に、圧排を引き起こす物質を含有する流動可能材料を配 置し;そして そのモールドを患者の歯と歯肉の上に再配置する ことを含む前記方法。 27.患者のブリッジやクラウン準備に必要な印象をとる準備で使われる歯肉 組織圧排装置において: 第一シリコン材; 前記第一シリコン材と混合して所定時間の経過後にその第一シリコン材 を固化させ、第一シリコン材と共に、固化後に患者の歯の少なくとも一つのモー ルドを形成する、第一 触媒; 初期に流動可能で、初期は前記第一シリコン材より低粘性で、歯肉と接 触するように配されたときに歯肉を圧排する化学物質を含有する、第二シリコン 材;および 第二シリコン材と混合して所定の時間が経過後に、その第二シリコン材 を固化させ、第二シリコン材と共に、混合後にモールド内に配されるようになっ た第二触媒を含み、 それによって、第二触媒に混合された第二シリコン材を含有するこのモ ールドが、第二シリコン材が固化する以前に、患者の口内に配置され、そして、 流動可能な第二シリコン材が流動状態にあって、第二シリコン材が患者の歯と歯 肉組織の周囲に流れ、患者の歯肉組織の圧排を引き起こし、溝を形成せしめる ことを特徴とする前記装置。
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