JPH1149438A - 線条体の巻取り装置、配線ダクト及びダクト材の介在部材 - Google Patents

線条体の巻取り装置、配線ダクト及びダクト材の介在部材

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JPH1149438A
JPH1149438A JP1714498A JP1714498A JPH1149438A JP H1149438 A JPH1149438 A JP H1149438A JP 1714498 A JP1714498 A JP 1714498A JP 1714498 A JP1714498 A JP 1714498A JP H1149438 A JPH1149438 A JP H1149438A
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winding device
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striated
groove
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JP1714498A
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Tsuyoshi Uno
強 宇野
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Nakasu Denki KK
Original Assignee
Nakasu Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線条体の余剰長部分を巻取り、線条体を緊張
状態に配置するための、或いは、長さ調整するための線
条体の巻取り装置を提供すること、及びこれを利用した
配線ダクトを提供すること。 【解決手段】 線条体11の中間部に介装されて線条体
11を巻取る線条体の巻取り装置10であって、回転軸
30の一端側に二股状の溝部34が形成され、溝部34
に線条体11の中間部を挿入して回転させることにより
により線条体11を巻取る回転体30と、回転体30を
回転可能に内装するケース20であって、巻取りの際に
ケース20の外部から引き込まれる線条体11の引き込
み口となる挿通部22が設けられたケース20と、を有
し、挿通部22が溝部34に対応した二股状に設けられ
ることにより、線条体11の溝部34への挿入/外しが
可能になること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線条体の中間部を
巻取ることにより、線条体の余長部分を収納したり、長
さ調整の行える線条体の巻取り装置、これを用いた配線
ダクト及びダクト材の介在部材に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】OA機器
或はTV、VTR等の家庭電気機器においては、複数の
機器を組み合わせて使用する場合が多い。この各機器の
組合せにおいては、各機器に付属されているコード線を
夫々他の機器のソケットに接続している。また、配電盤
或は制御盤においては、盤に配設された各機器間をリー
ド線で接続している。これらのリード線には、端部に端
子を接続しているので、その長さは接続部分の所要長さ
に対して余裕を見て長く切断している。これらコード線
或はリード線等の線条体の長さは、必要寸法よりも長め
に設定しているので、接続後に余長部分がたるみとなっ
て垂れ下がって、乱雑になり、甚だ見苦しいという問題
がある。また、コード線或はリード線等の線条体が相互
にからみあうことも多く、点検作業においても、特定箇
所に接続されているコード線或はリード線を識別するこ
とが困難となり作業が煩雑になるという問題がある。
【0003】また類似した問題であるが、屋内外に配線
する場合、ダクトを用いて配線することがあり、余裕を
見て長く切断されたコードはその余剰部分をダクト内に
納められることが多い。従って、ダクトが余剰コードで
溢れることもしばしばあり不具合を生じている。
【0004】また上記の他にも、コードに余剰が生じる
場合が様々ある。例えば、コンプレッサーなど産業用の
電気機器などを用いる際には、設置場所によっては電源
コードが余剰になり、この余剰部分を足場に放置される
こととなる。この様な電気機器の場合、その余剰量が設
置場所を変更する度に異なるので、その都度、余剰量に
応じた余剰処理を行いたい場合がある。従って、余剰コ
ードの処理機能をその電気機器に持たせたい場合があ
る。
【0005】よって、以上のこれら余剰部分の処理とし
て、これを巻取ることにより処理する手段を後述する
が、ただ巻取った後に状況が変われば巻取った余剰部分
を速やかに解く必要がある。例えば、旋盤に設けらてい
る刃物台は切削の際に進退運動をするが、この進退運動
に応じて旋盤本体から刃物台に導かれている各種のコー
ドには余剰が生じたり、余剰が無くなったりする。また
例えば、エレベータには最上部から各種コードが引き込
まれてエレベータの昇降運動に応じられる長さになって
いるが、降下時はコードが伸ばされ、上昇時は余剰が生
じて折返し状態になる。従って、エレベーター自身の昇
降スペースの他に、折返し状態となる余剰コードのため
の空きスペースの確保が必要となり、また余剰コード同
士の絡む問題もある。またエレベータが貨物用の小型な
ものであれば、このコードがコイル状になって伸び縮み
するものがある。しかし、コイルが絡まるなどする不都
合が生じている。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その主な目的はそれぞれ以下の通りである。
【0007】請求項1及び3記載の発明の目的は、線条
体の余剰長部分を巻取り、線条体を緊張状態に配置する
ための、或いは、長さ調整するための線条体の巻取り装
置を提供することである。
【0008】また請求項4記載の発明の目的は、巻取り
の際に、巻取る線条体の片方同士が互いに絡むことがな
く、これにより巻取った線条体を解く時には容易に解け
る巻取り装置を提供することである。
【0009】また請求項5記載の発明の目的は、巻取り
を解く際に、手で直接線状態を引いて解くのではなく、
ローラーを用いることにより容易に解くことのできる巻
取り装置を提供することである。
【0010】また請求項6記載の発明の目的は、電気機
器に設けられている既存のコード引き出し口を利用して
取付けることのできる巻取り装置を提供し、これにより
電気機器自身に余剰コードの処理機能を持たせ、電気機
器のコードの長さ調整が容易にすることである。
【0011】また請求項7記載の発明の目的は、線条体
の中間部から片方のみ巻取ることができ、その際に他の
片方が巻取り/その解きの邪魔となることを防止するこ
とであり、具体的には巻取り装置から引き出される「他
の片方」が、巻取り/その解きの際に回転体と共に回っ
てもケースの挿通部など各所に引っかかる等せぬよう安
定した姿勢を保持させることのできる巻取り装置を提供
することにある。
【0012】また請求項8記載の発明の目的は、ダクト
内の余剰コードの整理が容易配線ダクトを提供すること
である。
【0013】また請求項9記載の発明の目的は、本体と
蓋とを有するダクト材を配設する場面を想定したもので
あり、ダクト材の本体の長さをその蓋より多少短くして
おくことにより、巻取り装置を配線ダクトの途中に介在
させることを実現すべく、蓋側に填めてダクトの一部を
成すことのできる巻取り装置を有した介在部材を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、以下の手段を用いた。まず請求項1記載の発明につ
いてであるが、この発明は「両端が連結されている線条
体」に用いられることと「ラチェット」を備えたこと等
を除けば、請求項3と同じなので請求項3の手段を説明
する。請求項3では、線条体の中間部に介装されてこの
線条体を巻取る線条体の巻取り装置であって、回転軸の
一端側に二股状の溝部が形成され、この溝部に線条体の
中間部を挿入して回転させることによりにより前記線条
体を巻取る線条体の巻取り装置を提供する。また、この
巻取り装置は上記溝部を有する回転体と、この回転体を
回転可能に内装するケースとを有するが、線条体の中間
部を巻取る関係上、巻取りの際にこのケースの外部から
引き込まれる線条体の引き込み口となる挿通部が前記溝
部に対応した二股状に設けられており、これにより、線
条体の溝部への挿入/外しが可能になっている。従っ
て、線条体の端部が某所に接続されていた場合、或い
は、端部が接続されていない場合であっても線条体自体
が大変に長く、端部から通すことができないよう場合で
あっても適用できる。
【0015】請求項2の発明は、前記ケースに回動可能
に取付板を取着したところに特徴を有する。
【0016】請求項4記載の発明は、線条体を巻取る
際、中間部からの片方づつが回転体の別々の部位に区分
けして巻取られる様にした。具体的には、回転体の外周
に前記回転体を軸方向に2分する仕切り板を鍔状に周設
し、この仕切り板に切り込みを設けておく。そして、切
り込みに線条体を通し、切り込みを境にした線条体の片
方づつを、回転体の2分された各々側に振り分けること
により、この片方づつが仕切板の両側に区分けして巻取
られるようにした。このような区分をけせずに巻取る場
合であれば、片方の上にもう片方が巻取られ、解くとき
に解けない場合があるが、請求項4によれば区分けして
巻取れるので容易に解ける。
【0017】請求項5記載の発明は、回転体から巻取り
を解くために線条体を引くことのできるローラーが線条
体の片方づつに対応して2組設けられ、且つ、この2組
のローラーを同時回転させる回転駆動部が設けられ、こ
の回転駆動部の駆動により前記2組のローラーが均等な
引き出し量を伴って回転するようにした。本願の巻取り
装置は、線条体の中間部を巻取るため各片側の2本を巻
取ることになる。よって解く時も2本を同時に解くこと
となるが、その際、2本は解いてゆく長さが当然に揃っ
ていなければならず、請求項5によればこれを容易に実
現する。
【0018】請求項6記載の発明は、電気機器への取付
部が設けられた線条体の巻取り装置であって、取付部
が、電気機器のコードの引き出し口に設けられるブッシ
ュ部材を兼ねて設けたものである。電気機器にはその筺
体にコード引き出し口を設けてあるが一般であるが、こ
の引き出し口はゴム製、金属製のブッシュ材を取付け、
コードを保護するようになっている。請求項6はこの既
存の引き出し口を巻取り装置の取付に活用するものであ
る。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項3記載の巻
取り装置にあって、その溝部の二股状内側に係止部を有
したものである。これは、線条体の中間部から片側のみ
を巻き取り、他方の片側を巻き取らないような場合を想
定したものである。つまり、線条体を巻取るときに、そ
の中間部を係止部に係止させ、線条体の片方は請求項3
と同様に回転体に巻取るものの、他の片方だけは係止部
から回転体の軸方向に引き出され、しかも自由端として
おくことにより巻取られることなく回転体と共に回転す
る巻取り方を想定したものである。即ち、係止部は、前
記自由端の軸方向向きを保持し得る様に設けられたこと
を特徴としている。この様の構成を持たない場合、軸方
向に引き出した線条体の「他の片方」はケース側の挿通
部への引っかかりを起こして巻取り/解きに不具合を生
じ、或いは、挿通部に巻き込まれて(巻取らない予定
が)巻取られてしまうことがあり、その点、請求項7に
よればその様なこともない。なお、「他の片方」は巻取
られることなく回転体と共に自由端として(結果的に)
回転する事となるが、これは回転させることを目的とし
た訳ではなく、例えば電気機器から出たコードのプラグ
側がここで云う「他の片方」の例であり、コンセントに
差す前に長さ調整しておき、その後コンセントに差す様
な用いられ方を想定例としている。
【0020】請求項8記載の発明は、本体と蓋とを有す
る配線ダクトであって、請求項3〜7のいずれかに記載
の線条体の巻取り装置をダクトの内方位置に着脱自在に
装着した配線ダクトである。これにより、従来であれば
ダクト内に乱雑に納められていた余剰コードが整理さ
れ、コードが絡まるような事もない。
【0021】請求項9記載の発明は、U管の輪切り状に
形成され、本体と蓋とを有する配線ダクトの前記蓋に、
前記U管の上部開口を填めることのできる嵌合ケースの
内方に、請求項3〜7のいずれかに記載の線条体の巻取
り装置を着脱自在に装着して成る配線ダクトの介在部材
である。U管に配線ダクトの本体を用い、これを輪切り
にして嵌合ケースとしたものが好適であるがこれに限ら
ない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願各発明の実施例を順次
説明する。
【0023】(第1の実施例)先ず請求項1及び2記載
の発明の実施例を示す。図1及び図2において、巻取り
装置10は、線条体11が挿通されるケース20と、ケ
ース20に回転可能に装着された回転体30と、回転体
30とケース20との間に設けられたラチェット40と
から構成されている。
【0024】ケース20は、有底円筒状をなしており、
一方の端面部20a(図1に示す右側)は開口してお
り、他方の端面部20bには嵌合孔21が形成されてい
る。このケース20の側面部には、中心を通り対称の位
置に第1の挿通部22が形成されており、この第1の挿
通部22の一端は一方の端面部20aに開口している。
また、他方の端面部20bには、第1の挿通部22と嵌
合孔21とを連通する第2の挿通部23が形成されてい
る。
【0025】回転体30は円筒状をなしており、一方の
端面部(図1に示す右側)にはケース20の端面部20
aに当接する円盤部31が形成されており、他方の端面
部30bには2個の弾性脚32が突設されている。
【0026】この回転体30は、端面部20aからケー
ス20に挿入されると、2個の弾性脚32が弾性変形し
てその爪部33が嵌合孔21の側面に抜け止め状態に係
止する。そして、回転体30はケース20に対して回転
可能に装着され、円盤部31がケース20の端面部20
aに当接している。尚、弾性脚32を弾性変形させて爪
部33の係止を解除すれば、回転体30はケース20か
ら取外すことができる。
【0027】回転体30の外周部には、第1の挿通部2
2に対向する2箇所に第1の溝部34が形成され、その
端部は他方の端面部30bに開放している。また、回転
体30には、一方の第1の溝部34の側方にこれに連通
する第2の溝部35が形成されている。
【0028】ラチェット40は、周知の構成であって、
ケース20の端面部20aに形成された多数の鋸歯状の
爪部41と、回転体30の円盤部31に取付けられ爪部
41に係止する係止レバー42とから構成されている。
そして、係止レバー42が爪部41に係止した状態にお
いて、回転体30の矢印A方向への回転を許容し反A方
向への回転を阻止している。また、係止レバー42が移
動されて爪部41に対する係止状態が解除されると回転
体30は何れの方向へも回転できる。
【0029】取付板50は、ヒンジ51を介してケース
20の端面部20bに回動可能に取着されている。図4
に鎖線で示す取付板50が端面部20bに当接する取付
位置においては、側面に突設された係合突部52がケー
ス20の係止凹部53に係止される。この取付板50
は、取付孔54に挿入されたねじ(図示せず)により所
望の固定位置60に固定されるようになっている。尚、
取付板50は必ずしも必要なものではなく、必要に応じ
て設ければよいものである。
【0030】尚、後述する線条材11を巻取る作業は、
取付板50が固定位置に取付けられた状態において、図
4に二点鎖線で示す取付位置で行ってもよく、または、
実線で示すようにその姿勢を90度回転させた状態で行
ってもよい。さらに、予め取付板50を取付けていない
状態で線条材11を巻取る作業を行い、その後に取付板
50を適宜の位置に固定するようにしたもよい。
【0031】つぎに上記構成の作用について説明する。
図1〜図3において、先ず、ケース20から回転体30
を外した状態で、線条材11を端部20a側からケース
20を横切るように挿通部22に挿入する。つぎに、回
転体30をケース20に挿入し、線条材11を第1の溝
部34に挿入する(図3に二点鎖線で示す)。線条材1
1は両側からケース20及び回転体30で挟着される。
そして、回転体30の弾性脚32の爪部33を、嵌合孔
21の側面に抜け止め状態に係止する。
【0032】そこで、回転体30を矢印A方向に回転さ
せると、線条体11は、2個の第1の溝部34から折返
されて順次回転体30の外周部に巻回される。即ち、回
転体30を1回転させると、回転体30の周長の2倍の
線条体11が吸収される。そして、回転体30の巻回に
応じてラチェット40が作動するので、線条体11はテ
ンションがかかった緊張状態に配設される。この巻取り
工程において線条体11が捻れることはない。尚、係止
レバー42を移動してラチェット40を解除すれば、回
転体30は反A方向に回動可能となり、線条体11は解
かれて巻戻される。
【0033】図5及び図6は、この巻取り装置10を制
御盤に適用した実施例を示すものである。図5に示す制
御盤の機器Bと機器Cとの間に接続された線条材として
のリード線11A、11Bは、余長があって垂れ下がっ
た状態(図示せず)にある。そこで、これらリード線1
1A、11Bの中間部分にそれぞれ巻取り装置10A、
10Bを介装して、前述の巻取り工程を実施する。これ
により、リード線11A、11Bの余長部分は巻取り装
置10A、10B内に吸収されて、リード線11A、1
1Bテンションがかかった緊張状態に整然と配列され
る。従って、保守、点検が極めて簡単にできるという効
果を奏するものである。
【0034】図6は、巻取り装置10Cが予め取付けら
れた状態にあり、機器Bとの間の距離Dが決定されてい
る状態の場合に適用されるものである。この場合、線条
体としてのリード線11Cは、ケース20の第1の挿通
部22と第2の挿通部23を通過してその端部はケース
20の中心部から引き出される。そして、ケース20と
リード線11Cの端部の長さをD寸法に合わせる。この
場合、リード線11Cの捻れを防止するためその端部1
1dは機器Bに接続しない自由端とすることが好まし
い。
【0035】つぎに、回転体30を挿入して、リード線
11Cを第1の溝部34を経て第2の溝部35にに挿入
する。これは、リード線11Cの位置が図示左右方向に
移動させないためである。そして、回転体30の弾性脚
32の爪部33を、嵌合孔21の側面に抜け止め状態に
係止する。
【0036】そこで、回転体30を矢印A方向に回転さ
せると、リード線11Cは、第2の溝部35から折返さ
れて順次回転体30の外周部に巻回される。即ち、回転
体30を1回転させると、回転体30の周長だけリード
線11Cが吸収される。そして、回転体30の巻回に応
じてラチェット40が作動するので、リード線11Cは
テンションがかかった緊張状態に配設される。この巻取
り工程が完了したら端部11dを機器Bに接続すれば、
リード線11Cが機器B、C間に整然と配列される。
【0037】言い換えれば、線条体の片方のみが回転体
としての回転体の軸直角に引き出されて券回され、他の
片方が回転体内方から軸方向に引き出されて券回される
ことなく回転体と共に自由端として回転する巻取り方を
するのである。
【0038】上記第1の実施例においては、次の効果を
奏するものである。1,制御盤或は配電盤等において、
両端が固定位置に接続された線条体11例えばリード線
11に余長部分があり、たるみが発生している場合であ
っても、その中間部に介装されて余長部分を吸収してこ
の線条体11を緊張状態に配列するので、多数の線条体
11が整然と配列され、点検、保守が著しく容易にな
る。2,この巻取り装置10を使用すれば、長めの線条
体11を整然と配列させることができるので、線条体1
1の切断長さを厳密に決定しなくてもよく、作業が簡単
になる。
【0039】尚、線条体としては、上記したリード線1
1にのみ限定されるものではなく、例えば、柵用のロー
プの中間に介装してたるみを吸収してもよく、また、洗
濯物を乾燥させるためのロープに適用してもよい。或い
は、チューブなどでもよく、この場合は、回転体の径を
大きなものとして、チューブが折れないようにすればよ
い。
【0040】(第2の実施例)図7は、本発明の第2の
実施例を示すもので、第1の実施例との相違は、回転体
30を長手方向に分割する複数個例えば2個のリブ30
aを突設したものである。この第2の実施例によれば、
各区域に応じて複数本例えば3本の線条体11E、11
F、11Gを臨ませれば、線条体11E、11F、11
Gを別個に巻取ることができるという効果を奏するもの
である。
【0041】(第3の実施例)図8及び図9は、本発明
の第3の実施例を示すもので、第1の実施例との相違
は、回転体30をケース20に一体に構成したものであ
る。即ち、回転体30と一体に軸受部36を設け、これ
を嵌合部25に嵌合させるとともに端部を外方に突出さ
せている。そして、この軸受部36の端部にボス37を
固定して、回転体30をケース20に対して回転可能に
且つ一体に構成している。また、ボス37にはハンドル
38を設けている。尚、線条体11は、ケース20の第
1の挿通部22と第1の溝部34が一致した状態で挿入
すればよい。また、巻取り工程においては、ケース20
にカバー39を取付ける。この第3の実施例において
も、第1の実施例と同様の効果を奏するものである。
【0042】(第4の実施例)図10〜図12は、請求
項3及び請求項7記載の線条体の巻取り装置110の実
施例を示すもので、第3の実施例と同様に回転体130
をケース120に一体に構成したものである。回転体1
30は一端側Xに二股状の溝部134が形成され、他端
側Yが基端として円盤状の嵌合部131に軸支されてい
る。また回転体には、この回転体130を回転させるた
めの部位として回転駆動板132が嵌合部131を挟ん
で設けられ、この回転駆動板132を回して回転体13
0を回転されるようになっている。回転駆動板132に
はボルト状に螺合された摘み133を有し、ネジ締めに
より摘み133が嵌合部131に締め付けられて、回転
駆動板ほ回転できないようにし、結果、回転体130の
回転を固定規制するストッパーの働きをするようになっ
ている。ケース120は円筒形を成し、ケースの一方の
開口120yは嵌合部131の嵌合が可能な形状に形成
され、この開口120yから回転体130を差し込むと
共に嵌合部131を嵌合させることにより、一体に構成
される。ケース120の他方の開口120xは、差し込
んだ回転体130の先端(一端側X)の軸受け形状を成
し、これにより、ケース120は回転体130を回転可
能に内装することとなる。またケース120の他方の開
口120xは、二股状に設けられた挿通部122が溝部
134に対応した配置で設けられ、線条体としてのコー
ド111の溝部134への挿入/外しが可能になってい
る。
【0043】溝部134の二股状内側には、弾性のある
長板135が嵌合部131に取り付けられて回転体13
0先端位置まで延ばされており、長板135の先端がコ
ード111を押さえやすいよう凹状に形成された係止部
135aを成している。
【0044】この巻取り装置110の使用方法である
が、コード111を係止部135aに係止させつつ溝部
134へ挿入し、その際、係止をさせたコード111の
片方111aのみが回転体の軸直角に引き出されて巻取
られ、他の片方111bが前記係止部135aから軸方
向に引き出されて巻取られることなく回転体130と共
に自由端として回転する巻取り方をするものである。例
えば、コードのプラグ側をコンセントに挿さない状態に
しておき、これを他の片方111bとしておくのであ
る。そして、コードの片方111aのみを巻取り、適当
な長さに調整された後に自由端側のコンセントをプラグ
に挿すのである。これは、巻取り装置を事前にプラグ側
に寄せておき、このプラグと巻取り装置との位置関係を
保ったまま余剰部分を処理したい場合に有効である。
【0045】この様な巻取り方によれば、係止部135
aが自由端となるコードの軸方向向きを保持するので、
ケース120の挿通部122の端部へ引っかかったり、
この引っかかりより巻取り/解きに不具合が生じ、或い
は、挿通部に巻き込まれて(巻取らない予定のプラグ側
のコードが)巻取られてしまうこともない。なお、本実
施例の巻取り装置においては、係止部135aを利用せ
ず、第1の実施例と同様にコードを挿入する用い方でも
勿論よい。
【0046】(第5の実施例)図13〜図15は、請求
項6記載の線条体の巻取り装置110の実施例を(請求
項3、請求項4の説明も兼ねて)示すもので、第4の実
施例と同様に回転体130をケース120に一体に構成
したものである。
【0047】ケース120は四角の箱状を成し、ケース
120の底部121には管123が貫通状態で固着され
ている。この管123は、ケース120の外側に突き出
た部分の外周にネジが切られおり、このネジ切り部分
が、図13に示す様に電気機器の筺体200に設けられ
たコードの引き出し口201に挿し、筺体200の反対
側からナットNで取付ることのできる取付部124とな
っている。取付部124は管でできているので、管内に
コードを通すことによりブッシュ部材を兼ねさせること
とができ、よってコード111を筺体200の内外へ通
すことができる。その為、管のケース120内側に突き
出た部分125には切り欠き125aを設け、コードの
通し口にしている。また、この内側への突き出た部分1
25は、回転体130の1方の軸受けを成している。
【0048】回転体130は、一端側Xがケース120
に軸支されると共に二股状の溝部134が形成され、溝
部134がケース120の外方に臨んでいる。また回転
体130の他端側Yは前述した「内側への突き出た部分
125」により軸支され、これらにより回転体130は
ケース120に対して回転可能に内装されている。また
回転体130は、回転体130の外周に前記回転体を軸
方向に2分する仕切り板135を周設し、仕切り板13
5には仕切り板135の外縁から軸方向に向けた切り込
み135aが設けられている。
【0049】以上の構成でなる巻取り装置110の使用
方法を説明する。この実施例は、電気機器の筺体200
にコードの引き出し口が設けられており、これにコード
保護のためのブッシュ材が填められているところへ、こ
のブッシュ材の代わりに本実施例の巻取り装置を取り付
けるものである。まず、筺体に設けられている既存の引
き出し口201から、既設のブッシュ材を取り外してお
く(図示せず)。次ぎに、この引き出し口201に巻取
り装置110の取付部124を挿入し、その裏面からナ
ットNで締めて電気機器への巻取り装置110の取付け
を終わる。次ぎに、コード111を取付部の管内に通
し、図14に示す様にする。その際、コード111の余
剰部分を巻取り装置の近くに手繰り寄せておく。次ぎ
に、この余剰部分を、ケース120を横切るように挿通
部122と溝部134に挿通する。その際、コード11
1を仕切り板135の切り込み135aを通し、コード
111の片方づつ111a、111bを仕切り板で2分
された回転体130の各々側に振り分けておく(図1
4)。この状態で回転体130をいずれかの方向に回転
させることにより、コード111の片方づつが仕切板の
両側に区分けして巻取られる。なお、巻取り装置110
を筺体200の内側と外側の何れに取り付けるかは自在
である。
【0050】(第6の実施例)図16〜図19は、請求
項5記載の線条体の巻取り装置110の実施例を示すも
のである。
【0051】この実施例も、四角い箱状のケース120
に挿通部122の設けられていること、内装された回転
体130の一端側に二股状の溝部134が形成され、挿
通部122が溝部134に対応した配置となって、線条
体としてのコード111の溝部134への挿入/外しが
可能になること、回転体130を回転させる部位(ハン
ドル132’)のあることなどは、第5〜6の実施例と
同様である。
【0052】ただ、回転体130から巻取りを解くため
にコード111を引くことのできるローラー140、1
40’;140、140’が、回転体同様にケースに内
装されており、且つ、コード111の片方づつに対応し
て2組設けられている点が大きく相違する。この2組の
ローラー140、140’;140、140’は、ケー
ス120を横切って挿入されたコード111沿いであっ
て、回転体の対極位置に1組づつ設けられている。また
1組に2本のローラー140、140’が設けられ、何
れのローラー140、140’;140、140’も同
径、且つ回転体の軸心と平行な軸になっている(図1
7)。この巻取り装置110には、回転体130と同軸
に回動するレバー141が設けられ回動の軸心を挟んだ
対極位置に、各組のローラーの一方が可動ローラー14
0、140として軸支されている。また各組の残る他方
が固定ローラー140’、140’としてケースに軸支
されている。つまり可動ローラー140と固定ローラー
140’で1組となっている。そして、レバー141を
いずれか一方に操作し、図示しないストッパーで操作し
た位置に止めることにより、各組が共にコード111を
挟んだり、放したりするように成っている(図18、図
19)。また可動ローラー140、140の基端側には
同形の歯車142、142が各々設けられており、回転
体130と同軸に設けられた駆動用歯車143に歯合し
ている。この駆動用歯車143を所定方向に回転させる
と可動ローラー140、140が回転させられて、回転
体130からコード111を引くこととができ、巻取り
を解く様になっている(図19)。その際、各ローラー
が互いに同径であり、歯車142、142も同径である
ため、2組のローラーはその引き出し量が等しくなり良
好に解くことができる。また、この様なローラーがない
場合であれば、コードの片方づつを両手で引いて解く方
法が最も一般的であったが、両手でコードを引くと巻取
り装置自体を支え持つことができず、その点、この発明
によれば、片手で巻取り装置を持ち、もう一方の片手で
駆動用歯車143を駆動させることにより、容易に解く
ことができる。なお、上記例は手動によりローラーを駆
動しているが、これに限らずモーター駆動などによって
もよい。また、ローラーでコードを挟む時は手動による
レバー操作によったが、周知の自動制御など、どの様な
方法でコードの挿入/放ちを実現しても特にかまわな
い。また2組のローラーの回転を歯車により実現した
が、歯車以外のどの様な方法であってもよい。
【0053】(第7の実施例)図20〜図24は、請求
項8記載の配線ダクト150の実施例を示すものであ
り、請求項3及び4記載の巻取り装置110の実施例も
兼ねている。
【0054】この配線ダクト150は、U管状の本体1
51とこれにフタする蓋152とを有する配線ダクトで
あって(図20)、請求項3〜7のいずれかに記載の線
条体の巻取り装置110をダクトの内方位置に着脱自在
に装着したものである。本体151の底部151aに
は、断面コ字状で上方に開放した装着部153が長さ方
向に所定個数設けられている。この装着部は合成樹脂で
成り、巻取り装置の大きさに対応した間隔で2つの壁部
154、154が本体の幅方向に立設され、一方の壁部
は上辺が装着部の内方に屈曲させて、巻取り装置の外れ
止め154aにしてある。また壁部154の各々には、
上辺から切り込み155が設けられており、巻取り装置
から引き出されているコード111を通すようになって
いる。巻取り装置110はこの装着部153の上方から
入れて装着するようになっている。
【0055】巻取り装置110は、図22に示す様に挿
通部122を有したケース120と、このケース120
に内装された回転体130とから成っている。回転体1
30はケース120を軸受けにして回転可能になってお
り、回転軸の一端側に二股状の溝部134が形成され、
挿通部122と対応する位置に内装されている。また回
転体130の外周には回転体130を軸方向に2分する
仕切り板135を周設し、仕切り板の外縁からは軸心に
向かう切り込み135aが設けられて、請求項4記載の
巻取り装置になっている。
【0056】次ぎに、この配線ダクト150の使用方法
を説明するまず、配線ダクト内に仮配線されたコードか
ら余剰部分を手繰り寄せておき、この余剰部分を、図2
2に示す様にケース120を横切るように挿通部122
と溝部134に挿通する。その際、コード111を仕切
り板135の切り込み135aを通し、第5の実施例で
した説明と同様であるが、コード111の片方づつを仕
切り板135で2分された回転体130の各々側に振り
分けておく(図14参照)。この状態で回転体130を
いずれかの方向に回転させることにより、コード111
の片方づつが仕切り板135の両側に区分けして巻取ら
れる(図23)。巻取りが終わり、余剰部分が無くなっ
たら、コード111を本体の中にしまいながら、コード
と共に巻取り装置110を装着部153に装着する(図
24)。
【0057】(第8の実施例)図25〜図26は、請求
項9記載のダクト材の介在部材160の実施例を示すも
のである。
【0058】この発明の介在部材は、ダクト内の余剰コ
ードの整理をする点において請求項8の発明と共通す
る。違いは、請求項8の要件に適合した専用の配線ダク
トを用いなくとも、既存のダクトに用いることにより、
同様の効果が得られることである。この実施例では、本
体と蓋とを有する既存のダクト材において、その本体を
U管に見立て、これを輪切り状に形成した嵌合ケースを
用いており、この嵌合ケースの内方に、請求項3〜7の
いずれかに記載の線条体の巻取り装置110を着脱自在
に装着できる装着部153が設けられている。この装着
部153は第7の実施例で用いた装着部と全く同じ構成
である。また、巻取り装置110も第7の実施例と同じ
である。従って、余剰部分を巻取り装置110で巻取り
(図25)、巻取ったら巻取り装置110を装着部15
3に装着する。一方、既存のダクト250は、本体25
1の一端を切り取っておき、これに蓋252をフタして
おくが、本体251を切り取った分、蓋252が突き出
ることとなる。この蓋252の部分に、巻取りが終わっ
た巻取り装置110を装着した介在部材160を宛って
填めることにより、介在部材160はダクト250の一
部となって収まり、余剰部分も整理される。なお、嵌合
ケースは本体を輪切りしたものに限らず、蓋に填めるこ
とのできるものであればどの様なものでもよい。また填
める際に、既存のダクト材は本体を切り取るに限らず、
単に蓋をズラし、介在部材を填める余地を突き出して確
保さえすればよい。
【0059】
【発明の効果】請求項1及び3記載の発明は、線条体の
余長部分を吸収して該線条体を整然と配列させることが
でき、或いは、長さ調整するという効果を奏するもので
ある。
【0060】請求項2記載の発明は、ケースに回動可能
に取付板を取着したので、巻取り装置を適宜の位置に固
定できるという効果を奏するものである。
【0061】請求項4記載の発明は、巻取りの際に、巻
取る線条体の片方同士が互いに絡むことがなく、これに
より巻取った線条体を解く時には容易にほどくという効
果を奏するものである。
【0062】請求項5記載の発明は、巻取りを解く際に
は容易に解くことができ、例えば手動で解くなら片手操
作で行うことができ、モーター駆動などの自動で解くこ
とも容易になるという効果を奏するものである。
【0063】請求項6記載の発明は、電気機器に設けら
れている既存のコード引き出し口を活用して巻取り装置
を取付けることができ、これにより既存の電気機器自身
に余剰コードの処理機能を持たせ、電気機器のコードの
長さ調整が容易にすることができるという効果を奏する
ものである。
【0064】請求項7記載の発明は、線条体の中間部か
ら片方のみ巻取ることができ、その際に他の片方が巻取
り/その解きの邪魔となることを防止することができ
る。具体的には巻取り装置から引き出される「もう片方
の巻取られない側の線条体」が、回転体と共に回っても
各所に引っかかる等せぬよう安定した姿勢を保持させる
ことのできるという効果を奏するものである。
【0065】請求項8及び9記載の発明は、ダクトの中
の余剰コードの整理が容易になるという効果を奏するも
のである。特に、請求項9においては、既存のダクトに
用いて前記効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この図は、本発明の第1の実施例の分解斜視
図である。
【図2】 この図は、線条体を巻取った状態を示す縦断
正面図である。
【図3】 この図は、図2においてIII−III線に沿って
見た図である。
【図4】 この図は、第1の実施例を取付けた状態を示
す正面図である。
【図5】 この図は、制御盤に適用した例を示す正面図
である。
【図6】 この図は、異なる形態で線条体を巻取った状
態を示す縦断正面図である。
【図7】 この図は、本発明の第2の実施例の縦断正面
図である。
【図8】 この図は、本発明の第3の実施例の縦断正面
図である。
【図9】 この図は、本発明の第3の実施例の側面図で
ある。
【図10】 この図は、本発明の第4の実施例の使用状
態を示す斜視図である。
【図11】 この図は、図10で示した巻取り装置の分
解斜視図である。
【図12】 この図は、図10で示した巻取り装置の回
転体のみを示し、回転体の係止部にコードを係止させた
様子の説明図である。
【図13】 この図は、本発明の第5の実施例の説明図
であり、巻取り装置110を電気機器の筺体200に既
設されている引き出し口201に取り付ける様子を示し
ている。
【図14】 この図は、図13で示した巻取り装置の使
用方法の説明図であり、コード111の余剰部分を仕切
り板135の切り欠きを通し、コード111の片方づつ
111a、111bを仕切り板で2分された回転体13
0の各々側に振り分ける様子を示している。
【図15】 この図は、図13で示した説明の内容の切
り欠き斜視図である。
【図16】 この図は、本発明の第6の実施例の説明図
であり、固定ローラ140’、140’は両端がケース
120に軸支され、可動ローラ140、140は片端の
みがレバー141に軸支され、なお図示されていない
が、ケース120には、レバー141の矢印に示した操
作につれて動く可動ローラの動きを容認するスリットが
透設されることにより、コード111を挟んだり、放し
たりするようになっている。
【図17】 この図は、図16で示した巻取り装置から
ケース120とレバー141を取り除き、回転体とロー
ラーとコードとの位置関係を説明する図である。
【図18】 この図は、図16で示した巻取り装置にお
いて、レバー操作した際のローラーとコードとの係わり
方を説明する図である。
【図19】 この図も、図16で示した巻取り装置にお
いて、レバー操作した際のローラーとコードとの係わり
方を説明する図である。
【図20】 この図は、本発明の第7の実施例の説明図
である。
【図21】 この図は、図20で示した配線ダクトの本
体に巻取り装置(図中、破線で略示してある)を装着し
た様子の説明図である。
【図22】 この図は、図20中に示した巻取り装置に
コードを挿入する様子をの説明図であるが、特に図20
に記載した巻取り装置と上下を逆にして挿入する様子を
示している。
【図23】 この図は、図22に示す操作を経てコード
を巻き取る様子と、巻取った後に巻取り装置を装着部に
装着する様子の説明図である。
【図24】 この図は、巻取り装置を装着部に装着した
配線ダクトの切り欠き斜視図である。なお、回転体はこ
れに巻き付いているコードを省略して表してある。
【図25】 この図は、本発明の第8の実施例の説明図
である。
【図26】 この図は、図25に示した介在部材を既存
のダクト材の蓋に填める様子の説明図である。
【符号の説明】
10 巻取り装置 11 線条体 20 ケース 22 第1の挿通部 23 第2の挿通部 30 回転体 34 第1の溝部 35 第2の溝部 40 ラチェット 41 爪部 42 係止レバー 50 取付板 110 巻取り装置 111 線条体 120 ケース 122 挿通部 130 回転体 134 溝部 140 配線ダクト 150 介在部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が連結されている線条体の中間部に
    介装されて該線条体のたるみを巻取る線条体の巻取り装
    置であって、 少なくとも周縁部の2箇所に端面に開口して線条体が挿
    通される挿通部を有するケースと、 このケースに回転可能に装着されケースの挿通部に対応
    する溝部を有する回転体と、 この回転体と前記ケースとの間に設けられ該回転体の一
    方向への回転を許容し他方向への回転を阻止するラチェ
    ットとを備え、 前記ケースを横切って前記挿通部に挿入された線条体の
    中間部を前記回転体の溝部に挿入し、該回転体を一方向
    へ回転させることにより前記線条体を前記回転体の外周
    部に巻付けるようにしたことを特徴とする線条体の巻取
    り装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースは、回動可能に取着された取
    付板を備えていることを特徴とする請求項1記載の線条
    体の巻取り装置。
  3. 【請求項3】 線条体の中間部に介装されてこの線条体
    を巻取る線条体の巻取り装置であって、 回転軸の一端側に二股状の溝部が形成され、この溝部に
    線条体の中間部を挿入して回転させることによりにより
    前記線条体を巻取る回転体と、 この回転体を回転可能に内装するケースであって、巻取
    りの際にこのケースの外部から引き込まれる線条体の引
    き込み口となる挿通部が設けられたケースと、を有し、 前記挿通部が前記溝部に対応した二股状に設けられるこ
    とにより、線条体の前記溝部への挿入/外しが可能にな
    ることを特徴とした線条体の巻取り装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体の外周に前記回転体を軸方向
    に2分する仕切り板を周設し、回転体の2分された各々
    側に、前記仕切り板に設けられた切り込みを通した線条
    体の片方づつを振り分けることにより、この片方づつが
    前記仕切板の両側に区分けして巻取られることを特徴と
    した請求項3記載の線条体の巻取り装置。
  5. 【請求項5】 回転体から巻取りを解くために線条体を
    引くことのできるローラーが線条体の片方づつに対応し
    て2組設けられ、且つ、この2組のローラーを同時回転
    させる回転駆動部が設けられ、この回転駆動部の駆動に
    より前記2組のローラーが均等な引き出し量を伴って回
    転することを特徴とする請求項3又は4記載の線条体の
    巻取り装置。
  6. 【請求項6】 電気機器への取付部が設けられた請求項
    3〜5のいずれかに記載の線条体の巻取り装置であっ
    て、 前記取付部が、前記電気機器のコードの引き出し口に設
    けられるブッシュ部材を兼ねて設けられたことを特徴と
    した線条体の巻取り装置。
  7. 【請求項7】 前記溝部の二股状内側に係止部を有し、
    前記溝部へ線条体を挿入する際には前記係止部に係止さ
    せて挿入する請求項3記載の線条体の巻取り装置であっ
    て、 前記係止をさせた線条体の片方のみが回転体に巻取ら
    れ、他の片方が前記係止部から回転体の軸方向に引き出
    されて巻取られることなく回転体と共に自由端として回
    転する巻取り方をする場合に、 前記係止部が、前記自由端の軸方向向きを保持し得る様
    に設けられたことを特徴とした線条体の巻取り装置。
  8. 【請求項8】 本体と蓋とを有する配線ダクトであっ
    て、請求項3〜7のいずれかに記載の線条体の巻取り装
    置をダクトの内方位置に着脱自在に装着したことを特徴
    とする配線ダクト。
  9. 【請求項9】 U管の輪切り状に形成され、本体と蓋と
    を有するダクト材の前記蓋に、前記U管の上部開口を填
    めることのできる嵌合ケース、の内方に、 請求項3〜7のいずれかに記載の線条体の巻取り装置を
    着脱自在に装着して成ることを特徴とするダクト材の介
    在部材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037659A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーザ装置
WO2015092899A1 (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 堺ディスプレイプロダクト株式会社 照明装置及び表示装置
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KR20210007416A (ko) * 2019-07-11 2021-01-20 정용기 플렉시블 전선관 회수장치

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