JPH1149432A - 管糸のペッグトレーへの移載方法、並びに、その装置 - Google Patents

管糸のペッグトレーへの移載方法、並びに、その装置

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JPH1149432A
JPH1149432A JP21895797A JP21895797A JPH1149432A JP H1149432 A JPH1149432 A JP H1149432A JP 21895797 A JP21895797 A JP 21895797A JP 21895797 A JP21895797 A JP 21895797A JP H1149432 A JPH1149432 A JP H1149432A
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peg
yarn
tube
holder
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JP21895797A
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English (en)
Inventor
Tatsutake Horibe
部 達 丈 堀
Jusaku Endo
藤 重 作 遠
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Publication date
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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】管糸のペッグトレーへの挿入方法、並びに、そ
のための装置の提供。 【解決手段】 搬送コンベア1上の管糸マガジン2から
水平姿勢で落下させられる個々の管糸Cをその落下姿勢
のまま受け止める管糸ホルダ体5の複数個を水平姿勢の
まま環状に配列し、この環状配列ホルダ体を間欠回転さ
せることにより、管糸落下位置に回転して来る夫々の管
糸ホルダ体5に個々の管糸Cを受け止め支持させ、各管
糸ホルダ体5が支持した管糸は、前記の環状に配列した
管糸ホルダ体5が間欠回転する間に、各管糸ホルダ体5
を逐次水平方向にシフトさせることにより、ペッグ搬送
ラインLtから受け取って一時保持しているペッグトレー
T、又は、ペッグ搬送ラインLt上のペッグトレーTに逐
次移載すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精紡工程で精紡さ
れて管糸マガジン(コップマガジンともいう)内に集積
された管糸を仕上工程のワインダーに搬送するため、前
記管糸マガジンから個々の管糸を高速で取出し、取出し
た個々の管糸を仕上工程の搬送ライン上のペッグトレー
(ペッグともいう)に高速で移載することができるよう
にした、管糸をペッグヘ高速移載するための方法、並び
に、そのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】精紡工程で形成される同一品種,番手の
管糸は、同じ管糸マガジン内に水平な姿勢で集積された
状態でストックされたり、コップマガジン用の搬送コン
ベア上においてアキュームされ、次の仕上工程へ搬送さ
れるのを待機している。
【0003】前記マガジン内の管糸は、その1本ずつが
仕上げ工程のワインダーへ向かって走行している個々の
ペッグトレーに支持させてワンダーに搬送供給される
が、管糸マガジン内に集積された多数の管糸は、個々の
管糸を順に1本ずつ、仕上工程向けの搬送コンベアに配
置されている個々のペッグトレーに移載されなければな
らないため、移載に時間を要し余り合理的な移載形態を
とることができなかった。その理由は、管糸マガジンの
構造と、そのマガジンに集積された多数の管糸を1本ず
つ取出し、仕上げ工程へ向う個々のペッグトレーに個々
の管糸を挿入するという移載形態の特殊性にあった。以
下に、この点について説明する。
【0004】まず、管糸マガジンMは、図6,図9に例
示するように無底の箱状体Bにより形成されており、精
紡された管糸Cが水平な姿勢で前記箱状体Bの底側から
上方へ向け挿入されて順次積層され、この真上に向けて
積層された管糸Cの列が箱状体Bの長さ方向(マガジン
の進行方向)で複数列、例えば8列形成されると共に、
各列の積層された管糸Cは、最下位の管糸Cの両端が、
前記箱状体Bの底部側の内壁にバネにより突出させられ
た爪Lによって支持されることにより、マガジンMの底
として機能し、最下位の管糸Cの上方に積層された管糸
群をマガジンMの内部で下から支持するように構成され
ている。
【0005】このため、この管糸マガジンMから管糸C
を1本ずつ取出すには、図9,図10に例示するように、
前記爪Lの作用を、マガジンコンベアLc上の上に固定配
列した舟底型のカム山Cmの作用により解除して、各列の
管糸Cが自然落下可能な状態を作らなければならないこ
と、及び、図6に例示するように、自然落下可能な状態
になった管糸Cの列の中から最前列の管糸Cを、取出し
手段Pにより下から1本ずつ選別して取出し、搬送体Rc
に送り出す必要があるため、管糸マガジンMが管糸Cの
列に対応した間欠送りしかできないこと、並びに、取出
し手段Pから落下する管糸Cを1本ずつ受け取り、受け
取った管糸Cを待機位置のペッグトレーTに挿入して支
持させるため、受け取った位置からペッグトレーTへの
移載位置まで往復運動する管糸搬送体Rcの運動タイミン
グトとペッグトレーTをその搬送コンベアVの上の待機
位置(移載位置)にストッパSによって停止させる位置
決め停止とのタイミングとを同期させなければならない
ことなどにより、管糸マガジンM内の管糸Cの1本を仕
上げ工程へのペッグトレーTに移載するのに3秒近くの
時間を要しているのが現状である。
【0006】図7,図8は、取出し手段Pを切出しロー
タPrとし、このロータPrが回転することにより管糸マガ
ジンの搬送ライン上に設けられた管糸落下口Moからマガ
ジン内の管糸を1本ずつ取出して反転シュートScに投入
し、このシュートSc内で投入された管糸Cの姿勢をこの
シュートScの形状によって垂直にして、真下で待機して
いるペッグトレーTの支持杆に前記管糸Cを立設支持さ
せるようにしたものであるが、この方式は反転シュート
Scによって管糸Cの姿勢を水平から垂直に変更制御して
いるため、制御ミスが生じるとストッパSによって搬送
コンベアV上で停止させられているペッグトレーTへの
移載ミスが多く生じるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来技
術の問題点に鑑み、管糸マガジン内で管糸を下から支持
している爪の解除機構を、管糸マガジンの間欠送り機構
と兼用する構成とし、この機構の送り速度を高めること
によって管糸マガジンから管糸の取出しを円滑化する一
方、速いタイミングで取出される管糸をそのタイミング
に同期して受取り、搬送ライン上で休止しているペッグ
トレーに受取った管糸を迅速かつ正確に供給して支持さ
せることができるようにした管糸のペッグトレーへの挿
入方法、並びに、そのための装置を提供することを課題
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明方法の構成は、搬送コンベ
ア上の管糸マガジンから水平姿勢で落下させられる個々
の管糸をその落下姿勢のまま受け止める管糸ホルダ体の
複数個を水平姿勢のまま環状に配列し、この環状配列ホ
ルダ体を間欠回転させることにより、管糸落下位置に回
転して来る夫々の管糸ホルダ体に個々の管糸を受け止め
支持させ、各管糸ホルダ体が支持した管糸は、前記の環
状に配列した管糸ホルダ体が間欠回転する間に、各管糸
ホルダ体を逐次水平方向にシフトさせることにより、ペ
ッグ搬送ラインから受け取って一時保持しているペッグ
トレー、又は、ペッグ搬送ライン上のペッグトレーに逐
次移載することを特徴とするものである。
【0009】また、上記方法を実施するための本発明装
置の構成は、多数の管糸を水平姿勢で積層集積した管糸
マガジンの搬送コンベア上に、前記マガジン内の爪の持
上げ機能を付与した搬送面を前記コンベアの搬送面より
上位に有するコンベアであって前記マガジンを管糸1本
当りのピッチにおいて間欠送りする爪外し機構を兼用し
た間欠コンベアを配置すると共に、この間欠コンベアの
先端の直前に前記管糸1本分の管糸落下口を形成する一
方、前記落下口の略真下に、落下する管糸を水平姿勢の
まま受け止めて保持すると共に、受け止めた管糸を水平
姿勢のまま管糸の長手方向にシフトさせる機能を具備し
た管糸ホルダ体の複数個を環状に配列して管糸ホルダタ
レットとして配置し、該管糸ホルダタレットを間欠的に
回転させ、かつ、その回転中に前記ホルダ体を管糸の長
手方向にシフトさせることにより、保持している管糸
を、ペッグ搬送ラインから移載されて前記管糸ホルダタ
レットに一時保持されるペッグトレー、又は、前記ペッ
グ搬送ライン上のペッグトレーに挿入して移載するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明方法を実施するための
本発明装置について、図に拠り説明する。図1は本発明
装置全体の構成の概要を示す斜視図、図2は本発明装置
の要部の側断面図、図3は図2の装置の平面図、図4は
図2の装置の正断面図、図5はペッグトレー搬送ライン
におけるペッグトレー待機部の側面図、図6は従来装置
の一例の概要を示す斜視図、図7は従来装置の他の例の
概要を示す斜視図、図8は図7の従来装置の要部の断面
図、図9は従来装置における管糸マガジンとその爪外し
機構の概要を示す側断面図である。
【0011】図1〜図5に示す本発明の実施例におい
て、1は、管糸マガジン2の搬送コンベアで、図1にお
いてはこのコンベア1は右方へ管糸マガジン2を載せて
移動している。そして、このマガジン搬送用コンベア1
は、フレーム1aに支持された自転する複数のロール1bに
より形成されている。なお、図2,3では前記コンベア
1は図の左方へ進行する。
【0012】3は、上記コンベア1の適宜位置におい
て、ロール1bを取除き、そのロール1bに代えフレーム1a
の内側にローラ1cを設けると共に、当該コンベア1の搬
送面より上方へ突出した適宜長さの搬送面を有するよう
に形成して配置した搬送面が大略舟底形をなるベルトコ
ンベアで、このコンベア3は、管糸マガジン2の箱内に
集積された多数の管糸Cをマガジンの底部側において支
持している爪(図示せず)の作用を解除すると共に、こ
の管糸マガジン2を間欠送りするためのものである。前
記の爪解除兼マガジン間欠搬送用のコンベア3は、ここ
では、駆動ローラ3a,テンショナ付従動ローラ3b,ピン
チローラ3c,舟底形成用のガイド板3d,前記各ローラ内
に掛回されたベルト3e,前記ローラ3aを駆動するモータ
3f、並びに、その伝導系を主体に形成されている。
【0013】4は、管糸マガジン2の搬送コンベア1に
おいて、上記コンベア3の送り方向先端の直前に形成し
た管糸Cの落下供給口で、管糸1本がこの口4を悠に貫
挿できる大きさ(左右幅,前後幅)に形成され、かつ、
周囲に垂直向きのガイド板4aを具備して形成されてい
る。
【0014】図3,図4において、5は、上記落下供給
口4の真下において、前記コンベア1と平行な向きの2
枚の円板状のタレット板6a,6bに挾まれて環状に配置さ
れた8個の管糸ホルダ体で、これにより管糸ホルダタレ
ットに形成されている。各管糸ホルダ体5は、管糸Cの
頭部と底部を夫々に嵌入させて支持するピロー部材5a,
5bを前後に設けたホルダプレート5cと、このプレート5c
の裏面に設けられたスライドブロック5dとから成り、各
ブロック5dが前記タレット板6a,6bの間に架設された8
本のガイドバー6cにそれぞれスライド自在に支持案内さ
れることにより管糸ホルダタレットに形成され、各管糸
ホルダ体5がタレット板6a,6bに支持され前記バー6cに
沿って摺動可能にマウントされている。
【0015】本発明では、マウントされた8個の管糸ホ
ルダ体5を、管糸ホルダタレットが間欠回転している間
にタレット板6a,6bの間で規則的にスライド運動させる
ため、前記タレット板6a,6bの中心には、タレット板6
a,6bを貫通させて設けた芯杆8に円柱体の外面に凹溝7
aを形成した溝カム7を回転不能に固定して設け、前記
溝7aに、各スライドブロック5dの下面に突出させて設け
フォロアローラ5eが遊嵌させられている。
【0016】管糸ホルダ体5の溝カム7による2枚のタ
レット板6a,6bの間での規則的スライド運動は、前記タ
レット板6a,6bが図2において時計回り方向に回転する
とき、12時から3時の間にカム溝7aに沿って前記ホルダ
体5がタレット板6bの側にガイドバー6c上をスライドさ
せられ、3時の地点でカムハイト位置に位置付けられた
あと、3時から6時の間のタレット板6a,6bの回転でタ
レット板6aの側に戻りスライドさせられ、6時から12時
までの間は、タレット板6a,6bが回転してもカム溝7aに
よって変位させられることなく、2枚のタレット板6a,
6bの中立位置(中間位置)に保持されて、タレット板6
a,6bと一緒に回転する。
【0017】管糸ホルダ体5の上記のタレット板6a,6b
との一体回転とその間におけるスライド運動の間におい
て、各ホルダ体5が管糸Cの落下供給口4の真下(12時
の位置)に位置したとき、管糸マガジン2から1本の管
糸Cが当該1個のホルダ体5に受け止められ、この管糸
Cをピロー部材5a,5bに保持したホルダ体5が3時の位
置にタレット板6a,6bの回転によって移動するとき、そ
の間において前記保持した管糸Cを、前記ホルダ体5と
同期して間欠的に移動されて来るペッグトレーTに移載
するので、次にこの点について説明する。
【0018】ペッグトレーTの搬送ラインLtは、図1に
例示したように、タレット板6a,6bに環状に8個配置さ
れた管糸ホルダ体5の外側面(タレット板6bの側)に沿
って配置されている。そして、前記タレット板6bと平行
な姿勢でこの板6bに支杆9bを介して結合されたトレー保
持プレート9が前記搬送ラインLtに近接して平行な垂直
面内に位置付けられ、かつ、そのプレート9の外周上に
8個のトレー保持部9aが等間隔で形成されている。前記
各保持部9aの保持プレート9の上での設定位置は、前記
の各管糸ホルダ体5の設定位置と同位相である。この構
成によって、図5に示した搬送ラインLtを図の左から右
方へ搬送されているペッグトレーTは、そのラインLtの
線上に位置した9時の位置のトレー保持部9aに乗り移
り、タレット板6a,6bと一体に間欠回転するこのプレー
ト9に保持される。トレーTの保持プレート9は、支杆
9bを介してタレット板6bに、それと平行な姿勢で取付け
られているので、前記保持部9aに乗り移ったペッグトレ
ーTは、その管糸支持杆Tpが管糸ホルダ体5のピロー部
材5bの側を向いて、保持されることになる。なお、図
4,図5において、9cは保持プレート9に保持される前
記トレーTをその底面側から押えてを支持するトレー押
えプレートであり、コンベアフレーム1aに固定されてい
る。
【0019】搬送ラインLtから保持プレート9の保持部
9aに9時の位置で乗り移って当該プレート9に保持され
た空のペッグトレーTはこの保持プレート9が管糸ホル
ダタレットと一体に12時側に向って間欠回転して移動し
て行く。そして、前記トレーTが12時の位置に来たと
き、このトレーTを保持した保持部9aと同相(同位置)
にある管糸ホルダ体5に管糸Cが落下して保持される。
前記トレーTを保持した保持部9aと管糸Cを保持した管
糸ホルダ体5が更に一体になって間欠回転し3時の位置
に移動するまでの間に、前記管糸ホルダ体5に保持され
ている管糸Cは、当該ホルダ体5が溝カム7の作用を受
けたスライド運動をすることにより、前記トレーTの支
持杆Tpに挿入され、当該トレーTに管糸Cの移載を行う
のである。
【0020】管糸ホルダタレットの間欠回転により、3
時の位置までの間に管糸Cを移載したペッグトレーT
は、その保持部9aが3時の位置に達したとき、搬送ライ
ンLtを形成するベルトの搬送力を図5の右方向に向けて
受けるため、前記保持部9aから搬送ラインLtに再度乗り
移ってワインダー側へ搬送されることになる。
【0021】本発明では、上記のペッグトレーTの搬送
ラインLtからその保持プレート9の保持部9aへの乗り移
りと、前記プレート9と一体に回転する管糸ホルダタレ
ットの管糸ホルダ体5へ落下して来る管糸Cの保持によ
る移載と、前記ホルダ体5に保持した管糸Cを、前記タ
レットの回転中に保持プレート9に保持されたペッグト
レーTの支持杆Tpに挿入する移載とを、ペッグトレーT
の保持プレート9と一体の管糸ホルダタレットの一連の
間欠回転運動の中で、ほぼ連続的に行うようにしたの
で、管糸マガジンに大量に収容された各管糸Cを迅速か
つ正確に各ペッグトレーTに移載して次工程のワインダ
ーへ送ることが可能になる。
【0022】上記実施例では、管糸ホルダタレットのタ
レット板6bと一体にペッグトレーTの保持プレート9を
設け、このプレート9のトレー保持部9aにペッグトレー
Tを移載させて一時保持し、この状態で管糸ホルダタレ
ットを保持プレート9が一体回転している間に、管糸ホ
ルダ体5が保持した管糸Cを当該ホルダ体5のシフト運
動によって前記トレーTに挿入して移載する形態を採っ
たが、本発明では上記保持プレート9に代えて、次の態
様を採ることができるので、以下にこの点について説明
する。
【0023】即ち、上記のトレー保持プレート9におい
て或る一つの保持部9aに着目すると、管糸ホルダ体5に
12時の位置で受け止められた管糸Cは、そのホルダ体5
が3時の位置まで回転する間に前記ホルダ体5のシフト
運動によって、前記回転に同動して12時から3時の位置
まで回転する前記保持部9aに保持されたペッグトレーT
に挿入されて移載されているので、本発明の別の実施形
態では、図示しないが、ペッグ搬送ラインLtを、前記保
持プレート9における一つの保持部9aの12時から3時ま
での移動軌跡に沿ってレイアウトすると共に、この部分
に搬送されて来たペッグトレーTが、そのトレーと同動
すべき管糸ホルダ体5の間欠回転に同期して前記レイア
ウト部分を走行するように形成すればよい。
【0024】この場合における搬送ラインLt上の一つの
トレーTの移動と一つの管糸ホルダ体5の回転の同期
は、例えば、管糸ホルダ体5におけるピロー部材5bの側
に、トレーのストッパ兼アキュームレータとして作用す
るピン,爪などによるシンクロ部材を立て、このシンク
ロ部材の作用によって管糸ホルダ体5の12時から3時ま
での回転に、その回転軌跡上にレイアウトしたペッグ搬
送ラインLtの上を走行してくるトレーTの走行を同期さ
せればよい。本発明において、管糸ホルダ体とペッグト
レーを同期させる方式は、上記説明のものに限られず、
任意に設計実施できるものである。
【0025】
【発明の効果】上述のように、本発明装置では、管糸マ
ガジンから管糸を1個ずつ落下供給すると共に、そのマ
ガジンを間欠送りする機構を、マガジン搬送コンベア上
に形成したマガジン内の爪外し機構を兼用する舟底型に
盛上った搬送面を有するベルトコンベアにより形成し
て、前記マガジンの間欠送りの円滑化,静粛化を同時に
達成するようにする一方、間欠的といえども殆んど連続
的に落下供給される個々の管糸を正確かつ迅速に受け止
めて搬送ラインの途中で保持したペッグトレーに正確か
つ迅速に移載する機構を、2枚のタレット板の間に水平
姿勢で環状に多数架設されて所定サイクルで間欠回転し
つつ前記タレット板の間をスライドするようにした複数
の管糸ホルダ体による管糸ホルダタレットにより形成し
たので、間欠的であってもほぼ連続的に管糸マガジンか
ら水平姿勢で供給される多数の管糸をそのままの姿勢で
1本ずつ円滑かつ迅速,正確にペッグトレーに移載する
ことができるという、従来の移載方式やそのための機構
からでは得られない効果を奏する。
【0026】また、移載すべき管糸とその管糸を移載さ
れて支持するペッグトレーとを、同期運動する一体構造
の管糸ホルダタレットとトレー保持プレートによって、
対応関係を持たせて保持し、前記タレットと保持プレー
トの一体回転中に管糸をペッグトレーに移載させるの
で、凡そ移載ミスが生じることはなく、従って、移載速
度を大巾に高速化、具体的には従来方式の少なくとも4
倍以上にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置全体の構成の概要を示す斜視図。
【図2】本発明装置の要部の側断面図。
【図3】図2の装置の平面図。
【図4】図2の装置の正断面図。
【図5】ペッグトレー搬送ラインにおけるペッグトレー
待機部の側面図。
【図6】従来装置の一例の概要を示す斜視図。
【図7】従来装置の他の例の概要を示す斜視図。
【図8】図7の従来装置の要部の断面図。
【図9】従来装置における管糸マガジンとその爪外し機
構の概要を示す側断面図。
【符号の説明】
1 搬送用コンベア 1a フレーム 1b ロール 1c ローラ 2 管糸マガジン 3 間欠搬送用コンベア 3a 駆動ローラ 3b テンショナ付従動ローラ 3c ピンチローラ 3d ガイド板 3e ベルト 3f 駆動モータ 4 落下供給口 5 管糸ホルダ体 5a,5b ピロー部 5c プレート 5d スライドブロック 5e フォロアローラ 6a,6b タレット板 6c ガイドバー 7 溝カム 9 トレー保持プレート 9a トレー保持部 9b 支杆 9c トレー押えプレート C 管糸 T ペッグトレー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置全体の構成の概要を示す斜視図。
【図2】本発明装置の要部の側断面図。
【図3】図2の装置の平面図。
【図4】図2の装置の正断面図。
【図5】ペッグトレー搬送ラインにおけるペッグトレー
待機部の側面図。
【図6】従来装置の一例の概要を示す斜視図。
【図7】従来装置の他の例の概要を示す斜視図。
【図8】図7の従来装置の要部の断面図。
【図9】従来装置における管糸マガジンとその爪外し機
構の概要を示す側断面図。
【図10】図9の従来装置のマガジンコンベアにおける
舟底型のカム山の斜視図。
【符号の説明】 1 搬送用コンベア 1a フレーム 1b ロール 1c ローラ 2 管糸マガジン 3 間欠搬送用コンベア 3a 駆動ローラ 3b テンショナ付従動ローラ 3c ピンチローラ 3d ガイド板 3e ベルト 3f 駆動モータ 4 落下供給口 5 管糸ホルダ体 5a,5b ピロー部 5c プレート 5d スライドブロック 5e フォロアローフ 6a,6b タレット板 6c ガイドバー 7 溝カム 9 トレー保持プレート 9a トレー保持部 9b 支杆 9c トレー押えプレート C 管糸 T ペッグトレー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送コンベア上の管糸マガジンから水平
    姿勢で落下させられる個々の管糸をその落下姿勢のまま
    受け止める管糸ホルダ体の複数個を水平姿勢のまま環状
    に配列し、この環状配列ホルダ体を間欠回転させること
    により、管糸落下位置に回転して来る夫々の管糸ホルダ
    体に個々の管糸を受け止め支持させ、各管糸ホルダ体が
    支持した管糸は、前記の環状に配列した管糸ホルダ体が
    間欠回転する間に、各管糸ホルダ体を逐次水平方向にシ
    フトさせることにより、ペッグ搬送ラインから受け取っ
    て一時保持しているペッグトレー、又は、ペッグ搬送ラ
    イン上のペッグトレーに逐次移載することを特徴とする
    管糸のペッグトレーへの移載方法。
  2. 【請求項2】 多数の管糸を水平姿勢で積層集積した管
    糸マガジンの搬送コンベア上に、前記マガジン内の爪の
    持上げ機能を付与した搬送面を前記コンベアの搬送面よ
    り上位に有するコンベアであって前記マガジンを管糸1
    本当りのピッチにおいて間欠送りする爪外し機構を兼用
    した間欠コンベアを配置すると共に、この間欠コンベア
    の先端の直前に前記管糸1本分の管糸落下口を形成する
    一方、前記落下口の略真下に、落下する管糸を水平姿勢
    のまま受け止めて保持すると共に、受け止めた管糸を水
    平姿勢のまま管糸の長手方向にシフトさせる機能を具備
    した管糸ホルダ体の複数個を環状に配列して管糸ホルダ
    タレットとして配置し、該管糸ホルダタレットを間欠的
    に回転させ、かつ、その回転中に前記ホルダ体を管糸の
    長手方向にシフトさせることにより、保持している管糸
    を、ペッグ搬送ラインから移載されて前記管糸ホルダタ
    レットに一時保持されるペッグトレー、又は、前記ペッ
    グ搬送ライン上のペッグトレーに挿入して移載するよう
    にしたことを特徴とする管糸のペッグトレーへの移載装
    置。
  3. 【請求項3】 管糸ホルダタレットにおいて、管糸ホル
    ダ体がシフトする側に、搬送ライン上のペッグトレーを
    移載して一時保持するトレー保持プレートを設けた請求
    項2の管糸のペッグトレーへの移載装置。
  4. 【請求項4】 ペッグ搬送ラインを、落下する管糸を受
    け止めて保持する管糸ホルダ体がその受け止め位置から
    回転してシフトされるシフト終端位置までの間の回転軌
    跡に沿って形成した請求項2の管糸のペッグトレーへの
    移載装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004345799A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Murata Mach Ltd 巻取ボビン用ストッカー装置

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