JPH1149243A - 食品保存用の容器 - Google Patents

食品保存用の容器

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JPH1149243A
JPH1149243A JP9221171A JP22117197A JPH1149243A JP H1149243 A JPH1149243 A JP H1149243A JP 9221171 A JP9221171 A JP 9221171A JP 22117197 A JP22117197 A JP 22117197A JP H1149243 A JPH1149243 A JP H1149243A
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lid
valve
food
container
cap
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Masaharu Miyake
正治 三宅
Kazuyo Miyake
一代 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器内の密封空気が含む雑菌の排除を図った
上で、雑菌の活性を低下させ、雑菌の増殖を抑えて、食
品の長期保存を可能にした容器を提供する。 【解決手段】 食品収納用の気密室Aを形成する蓋体
に、第1排気口7を蓋体外面側で閉じ勝手に閉止する第
1弁体11と、外部操作によって気密室Aを大気に開放
させる大気開放弁21とを設け、筒体8とによって気密
のポンプ室Bを形成するキャップ13に、このキャップ
13の外面側で第2排気口を閉じ勝手に閉止する第2弁
体20を設けて、キャップ13の繰り返しのスライド操
作により第1及び第2弁体11,20を互いに背反的に
開閉させて、ポンプ室Bの減圧とポンプ室Bからの排気
との繰り返しにより、食品収納用の気密室Aを減圧す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品保存用の容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】調理食品や、その他、生鮮野菜、魚肉類
などの食品の保存に際して、従来は、雑菌を含む空気に
食品を晒さないように、更には、食品が腐敗することを
遅らせるために、これらの食品を密封蓋付きの容器に収
納して、冷蔵庫や冷凍庫などに保管している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に食品を密
封して低温で保管するだけでは、それまでに食品に付着
している雑菌や、容器内の密封空気が含む雑菌の活発な
活動をやゝ抑えることはできても、雑菌の増殖を抑止す
ることは困難で、食品の長期保存を期することが出来な
いのであった。
【0004】本発明は、容器内の密封空気が含む雑菌の
排除を図った上で、更に、雑菌の活動を低下させるよう
にし、従って、雑菌の増殖を抑えることができて、食品
を長期に保存できる衛生管理面で有用な食品保存用の容
器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明による食品
保存用の容器は、シール材を介して且つ円形容器に螺着
されて食品収納用の気密室を形成する蓋体に、第1の排
気口を形成し、この第1排気口を蓋体外面側で閉止する
第1弁体を、閉弁方向の付勢力を付与させて設けると共
に、ポンプ室形成用の筒体と蓋体螺進用の操作部材と
を、蓋体の第1弁体まわりに立ち上げ連設し、かつ、外
部操作によって気密室を大気に開放させる大気開放弁
を、閉弁方向に付勢させて設けている。
【0006】更に、前記筒体とによって且つシール材を
介して気密のポンプ室を形成するキャップを、筒体の軸
線方向にスライド可能に設ける一方、このキャップに第
2の排気口を形成し、この第2排気口をキャップの外面
側で閉止する第2弁体を、閉弁方向の付勢力を付与させ
て設けて、キャップの繰り返しのスライド操作により第
1及び第2弁体を互いに背反的に開閉させて、ポンプ室
の減圧とポンプ室からの排気との繰り返しにより、食品
収納用の気密室を減圧させるように構成している。
【0007】上記の構成にかゝる食品保存用の容器にお
いて、例えば、円形容器と蓋体の少なくとも一方を、容
器内部の透視が可能な合成樹脂製にして、保存すべき食
品を円形容器に収納し、この円形容器に蓋体を螺着し
て、かつ、容器内部を透視する等して食品を傷めないよ
うに、操作部材に指を掛けて蓋体を螺進させると、この
蓋体の締め込み螺進に伴って、気密室内の空気は、第1
及び第2の弁体を通して排気されるされることになる。
【0008】このようにして、先ずは蓋体の螺進位置を
調整し、気密室内の空気量を出来るだけ少なくして、こ
の気密室内の空気が含む雑菌量を激減させるのであり、
これに続いてキャップをスライド操作し、気密室内の空
気をポンプ室に排気させる減圧工程と、ポンプ室内の空
気をポンプ室外に排気させる排気工程とを繰り返し行わ
せると、気密室内の空気量は更に少なくなり、気密室内
の空気が含む雑菌の量が更に減らされることになる。
【0009】従って、気密室内の雑菌量が激減すること
に加えて、気密室内の空気量ひいては酸素量が激減する
ことで、気密室内の雑菌は活性を低下し、特に好気性の
雑菌については、これが死滅することをも期し得ること
から、雑菌の増殖が効果的に抑止されるのであって、雑
菌による食品の腐食を大幅に遅らせ得ることから、この
食品を収納した容器を冷蔵庫や冷凍庫に保管すること
で、食品の長期保存が可能となる。
【0010】保存食品の取り出しに際しては、このまま
では気密室が減圧されているので、蓋体を螺脱させるこ
とは困難であり、従って、ここで大気開放弁を外部操作
で開弁して、減圧下にある気密室を大気圧に戻すのであ
り、これによって、蓋体を楽に取り外すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の一実施の
形態にかゝる食品保存用の容器を示し、図中の1は、内
部の透視が可能な透明の合成樹脂製の円形容器で、この
円形容器1の内周面部には、雌ねじ2を形成してある。
【0012】3は蓋体で、外周縁全長には、上方に向か
ってこの蓋体3の肉厚の2〜3倍の寸法に設定された上
下寸法を備えて一体に立ち上げた筒状の周面部材4を備
えている。この周面部材4の外周面部に、環状の凹部5
と円形容器1の前記雌ねじ2に螺着される雄ねじ6とを
形成すると共に、蓋体3の中央部には、第1排気口7を
形成し、更に、この蓋体3の第1排気口7まわりには、
ポンプ室用の筒体8と、さらにこの筒体8の周りでその
周方向に所定の間隔を置いて、指を掛けて蓋体3を螺進
させるための複数個(図例ばて90度づつ位相を異なら
せて4つ)の操作部材9とを一体に立ち上げて設けてあ
る。
【0013】そして、前記蓋体3の環状凹部5に、前記
円形容器1の雌ねじ2に密着するシール材10を、例え
ば接着などの手段によって固着保持させて、前記円形容
器1に蓋体3を螺着させた状態で、円形容器1と蓋体3
との間に気密室Aを形成するようにしている。
【0014】図中の11は、第1排気口7まわりのシー
ル材12を弁座にして、第1排気口7を蓋体外面側で閉
止する第1弁体で、脚体部分11bを蓋体3の凹部aに
差し込み保持させることで、弁体部分11aに閉弁方向
の付勢力が付与されるようになっている。
【0015】具体的には、この第1弁体11は、例えば
合成樹脂製であって、図3にも示すように、弁体部分1
1aの一側部に、やゝ鋭角になるように脚体部分11b
を折り曲げ連設すると共に、脚体部分11bの連設部
に、切り込み状の脆弱部によるヒンジbを設けて成り、
ヒンジbを撓み変形させつつ、脚体部分11bを蓋体3
の凹部aに差し込み保持させ、かつ、必要に応じて接着
することで、弁体部分11aが閉弁方向の付勢力を有し
てシール材12に密着し、第1排気口7を蓋体外面側で
閉止するように構成されている。
【0016】13は前記筒体8とによって且つシール材
14,14を介して気密のポンプ室Bを形成するキャッ
プで、このキャップ13は、内周面がシール材14,1
4に密接して筒体8の軸線方向にスライド可能な筒部材
13aと、これの上部開口を閉じる蓋部材13bとから
成る。
【0017】15は筒体8に対するキャップ13の固定
保持手段で、筒部材13aの下部側の内周面に雌ねじ1
6を形成する一方、この雌ねじ16を螺着するための雄
ねじ17を筒体8下部側の外周面に形成して成る。18
はキャップ13の蓋部材13bに形成された第2排気
口、19は第2排気口18まわりに設けられたシール材
である。
【0018】20はシール材19を弁座にして、第2排
気口18をキャップ13の外面側で閉止する第2弁体
で、例えば合成樹脂製であり、上記した第1弁体11と
同様に、弁体部分20aの一側部に、やゝ鋭角になるよ
うに脚体部分20bを折り曲げ連設すると共に、脚体部
分20bの連設部に、切り込み状の脆弱部によるヒンジ
cを設けて成り、ヒンジcを撓み変形させつつ、脚体部
分20bをキャップ13の凹部dに差し込み保持させ、
かつ、必要に応じて接着することで、弁体部分20aが
閉弁方向の付勢力を有してシール材19に密着し、第2
排気口18をキャップ13の外面側で閉止するように構
成されている。
【0019】21は大気開放弁で、気密室A側を大径に
するテーパー弁座22を蓋体3に形成し、この弁座22
を閉止するテーパー弁体23に弁棒24を連設して、こ
の弁棒24を蓋体3の外面に突出させ、かつ、弁棒24
の突出端部に受座25を設けると共に、この受座25と
蓋体3との間に、テーパー弁体23を閉弁方向に付勢さ
せるスプリング26を設けて、前記受座25を押圧する
外部操作によって、気密室Aを大気に開放できるように
構成されている。
【0020】上記構成の食品保存用容器において、食品
の保存に際しては、円形容器1から蓋体3を取り外し
て、円形容器1内に保存すべき食品を収納し、かつ、蓋
体3を円形容器1に螺着し、後は容器内部を透視して食
品を傷めないように、操作部材9に指を掛けて蓋体3を
螺進させて、気密室A内の空気を第1及び第2の弁体1
1,20を通して排気させるのであり、これによって、
気密室A内の空気量は極端に少なくなり、気密室A内の
空気が含む雑菌の量は激減することになる。
【0021】次に、キャップ13を回転させて、雄ねじ
16から雌ねじ15を螺脱させ、固定保持手段15によ
るキャップ13の蓋体3に対する固定を解除して、この
キャップ13を筒体8の軸線方向に繰り返しスライド操
作するのである。
【0022】このキャップ13のスライド操作に伴っ
て、キャップ13を容器上方に引き上げる工程では、図
4に示すように、ポンプ室Bが減圧されて、第1弁体1
1が開弁され、気密室A内の空気がポンプ室Bに流入す
ることになる。
【0023】一方、キャップ13を蓋体3側に押し下げ
る工程では、図5に示すように、閉弁方向に付勢されて
いる第1弁体11が閉じられて、第2弁体20が開弁さ
れ、ポンプ室B内の空気が大気に放出されることにな
る。
【0024】このようにして、気密室A内の空気をポン
プ室Bに排気させる減圧工程と、ポンプ室B内の空気を
大気に排気させる排気工程とを、キャップ13のスライ
ド操作によって繰り返し行わせるのであり、これによっ
て、気密室A内の空気量が更に少なくなることで、気密
室A内の空気が含む雑菌の量は更に少なくなる。
【0025】従って、食品を収納させた気密室A内の雑
菌量が激減することに加えて、気密室A内の空気量ひい
ては酸素量が激減することで、気密室A内の雑菌は活性
を低下し、特に好気性の雑菌については、これが死滅す
ることをも期し得ることから、雑菌の増殖が効果的に抑
止されるのであって、雑菌による食品の腐食を大幅に遅
らせ得ることから、この食品を収納した容器を冷蔵庫や
冷凍庫に保管することで、食品の長期保存が可能とな
る。
【0026】保存食品の取り出しに際しては、大気開放
弁21を外部操作で開弁させて、減圧下にある気密室A
を大気圧に戻すのであり、これによって、蓋体3を楽に
取り外すことができるのである。
【0027】尚、キャップ13による最終の排気を完了
した時点において、このキャップ13を回転させて、雌
ねじ15を雄ねじ16に螺着し、これら雌雄のねじ1
5,16による固定保持手段15によって、キャップ1
3を筒体8に固定保持させれば、キャップ13が不用意
にスライドすることが防止されるのであるが、上記の固
定保持手段15を省略してもよいのである。
【0028】また、最終排気の完了時点で、第2弁体2
0を無理に開弁させて、ポンプ室Bを大気圧にすると、
第1弁体11には、それ自体に付与される機械的な閉弁
方向の付勢力に、圧力差による加圧の閉弁力が付与され
ることから、この第1弁体11による第1排気口7の閉
止力を高くすることができる。
【0029】図6には、食品保存用容器の別の実施の形
態を示している。この食品保存用の容器は、蓋体3の上
方を覆う外蓋27を、円形容器1に対して取り外し可能
に設けて、蓋体3ならびに蓋体3に付属させた各種の構
成部材が汚れないように、更には、塵や雑菌などの侵入
を防ぐように考慮した点に特徴がある。
【0030】かゝる構成の食品保存用容器において、固
定保持手段15によってキャップ13を筒体8に固定保
持させた状態で、外蓋27内面を第2弁体20に当接さ
せないように、円形容器1の外周面部に環状の凹溝eを
形成する一方、この環状凹溝eに係止する小さな突起f
の複数個(1個であってもよい。)を、外蓋27の内周
面部に形成して、円形容器1に被せた外蓋27を固定保
持させるようにしている。
【0031】また、図示しないが、前記円形容器1の外
周面部に設けられた環状の凹溝eは、上下方向に所定の
間隔を開けて複数段設け、以て前記外蓋27の円形容器
1に対する嵌合深さを大小調節できる構成を採用でき
る。これは、円形容器1に収容される食品が、少ない場
合に、蓋体3を円形容器1の奥深くにねじ込むので、上
方が大きく開き、その状態で図6に示されるこの外蓋2
7の位置では、嵩高くなることを防止するためである。
つまり、前記キャップ13の上面が円形容器1の上縁高
さレベルよりも更に下に位置する場合には、この外蓋2
7の上壁内面が円形容器1の上縁に接当するまで深く嵌
合させることができ(図6中想像線参照)、嵩低い状態
の食品保存用容器が得られる。つまり、キャップ13の
位置に応じて最も理想的な嵩を得ることができる点で便
利である。
【0032】しかし、外蓋27を円形容器1に固定保持
させる必要性はなく、外蓋27を単に円形容器1に被せ
るようにしてもよいのであり、密に嵌合させるようにし
てもよいのである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかゝる食
品保存用の容器を用いれば、保存すべき食品を収納する
気密室内の雑菌量を激減させ得ることに加えて、その気
密室内の空気量ひいては酸素量が激減することで、雑菌
の増殖が効果的に抑止されるようになり、雑菌による食
品の腐食を大幅に遅らせ得ることから、この食品を収納
した容器を冷蔵庫や冷凍庫に保管することで、これまで
になく、食品を長期にわたって保存することが可能にな
った。
【0034】また、前記キャップが筒体に固定保持され
る固定手段が設けられているから、このキャップ並びに
筒体が一体となって、蓋体の摘みとして有効に機能し、
使い勝手の良い食品保存用の容器を提供できる。
【0035】更に、容器内の透視が可能な構造にするこ
とによって、殊に食品の保存に際し、円形容器内に保存
すべき食品を収納し、かつ、蓋体を円形容器に螺着する
に当たっては、容器内の収容食品を不用意に傷めてしま
ったりするのをうまく防止できる上に、収容後は内容食
品の種類や収容量等も外部から直に、しかも容易に把握
できる利点がある。
【0036】前記蓋体外面に設けられた複数個の蓋体回
転操作用の操作部材は、この蓋体の容器に対する螺合離
脱の操作を容易にし、併せて蓋体の強度を高める機能を
果たし、殊に減圧容器には有効な手段である。
【0037】更に、蓋体に設けられたこの容器の気密室
を大気に開放する大気解放弁は、宗よ食品を取り出す時
などの蓋体の離脱作用時には、いち早く気密室を大気圧
に戻し、蓋体の螺子が大気圧によって容器の螺子溝に押
圧されてその回転が重くなる恐れもなく、大変有効に作
用し、この離脱作用を効率良く行える。
【0038】また、前記第1及び第2の弁体は、弁体部
分がそれ自体に機械的な閉弁方向の付勢力が付与され
て、前記シール材に密着し、第1及び第2の排気口を蓋
体外面側で閉止することができ、簡便に構造でありなが
ら、的確なシール作用が働く。殊に、最終排気の完了時
点で、第2弁体を無理に開弁させて、ポンプ室を大気圧
にすると、第1弁体には、それ自体に付与される機械的
な閉弁方向の付勢力に、圧力差による加圧の閉弁力が付
与されることから、この第1弁体による第1排気口の閉
止力を高くすることができ、減圧作用を効果的に維持で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】食品保存用容器の縦断側面図である。
【図2】食品保存用容器の平面図である。
【図3】第1弁体の構造図である。
【図4】減圧工程の説明図である。
【図5】排気工程の説明図である。
【符号の説明】
1…円形容器、3…蓋体、7…第1排気口、8…筒体、
9…操作部材、10,14…シール材、11…第1弁
体、13…キャップ、15…固定保持手段、18…第2
排気口、20…第2弁体、21…大気開放弁、A…気密
室、B…ポンプ室。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上記の構成にかゝる食品保存用の容器にお
いて、例えば、円形容器と蓋体の少なくとも一方を、容
器内部の透視が可能な合成樹脂製にして、保存すべき食
品を円形容器に収納し、この円形容器に蓋体を螺着し
て、かつ、容器内部を透視する等して食品を傷めないよ
うに、操作部材に指を掛けて蓋体を螺進させると、この
蓋体の締め込み螺進に伴って、気密室内の空気は、第1
及び第2の弁体を通して排気されることになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また、図示しないが、前記円形容器1の外
周面部に設けられた環状の凹溝eは、上下方向に所定の
間隔を開けて複数段設け、以て前記外蓋27の円形容器
1に対する嵌合深さを大小調節できる構成を採用でき
る、これは、円形容器1に収容される食品が、少ない場
合に、蓋体3を円形容器1の奥深くにねじ込むので、上
方が大きく開き、その状態で図6に示されるこの外蓋2
7の位置では、嵩高くなるので、これを防止するためで
ある。つまり、前記キャップ13の上面が円形容器1の
上縁高さレベルよりも更に下に位置する場合には、この
外蓋27の上壁内面が円形容器1の上縁に接当するまで
深く嵌合させることができ(図6中想像線参照)、嵩低
い状態の食品保存容器が得られる。つまり、キャップ1
3の位置に応じて最も理想的な嵩を得ることができる点
で便利である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】更に、蓋体に設けられたこの容器の気密室
を大気に開放する大気開放弁は、食品を取り出す時など
の蓋体の離脱作用時には、いち早く気密室を大気圧に戻
し、蓋体の螺子が大気圧によって容器の螺子溝に押圧さ
れてその回転が重くなる恐れもなく、大変有効に作用
し、この離脱作用を効率良く行える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、前記第1及び第2の弁体は、弁体部
分がそれ自体に機械的な閉弁方向の付勢力が付与され
て、前記シール材に密着し、第1及び第2の排気口を蓋
体外面側で閉止することができ、簡便構造でありなが
ら、的確なシール作用が働く。殊に、最終排気の完了時
点で、第2弁体を無理に開弁させて、ポンプ室を大気圧
にすると、第1弁体には、それ自体に付与される機械的
な閉弁方向の付勢力に、圧力差による加圧の閉弁力が付
与されることから、この第1弁体による第1排気口の閉
止力を高くすることができ、減圧作用を効果的に維持で
きる。
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】食品保存用容器の縦断側面図である。
【図2】食品保存用容器の平面図である。
【図3】第1弁体の構造図である。
【図4】減圧工程の説明図である。
【図5】排気工程の説明図である。
【図6】食品保存用容器の別の実施の形態の縦断側面図
である。
【符号の説明】 1…円形容器、3…蓋体、7…第1排気口、8…筒体、
9…操作部材、10,14…シール材、11…第1弁
体、13…キャップ、15…固定保持手段、18…第2
排気口、20…第2弁体、21…大気開放弁、A…気密
室、B…ポンプ室。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール材を介して且つ円形容器に螺着さ
    れて食品収納用の気密室を形成する蓋体に、第1の排気
    口を形成し、この第1排気口を蓋体外面側で閉止する第
    1弁体を、閉弁方向の付勢力を付与させて設けると共
    に、ポンプ室形成用の筒体と蓋体螺進用の操作部材と
    を、蓋体の第1弁体まわりに立ち上げ連設し、かつ、外
    部操作によって気密室を大気に開放させる大気開放弁
    を、閉弁方向に付勢させて設け、更に、前記筒体とによ
    って且つシール材を介して気密のポンプ室を形成するキ
    ャップを、筒体の軸線方向にスライド可能に設ける一
    方、このキャップに第2の排気口を形成し、この第2排
    気口をキャップの外面側で閉止する第2弁体を、閉弁方
    向の付勢力を付与させて設けて、キャップの繰り返しの
    スライド操作により第1及び第2弁体を互いに背反的に
    開閉させて、ポンプ室の減圧とポンプ室からの排気との
    繰り返しにより、食品収納用の気密室を減圧させるよう
    に構成してあることを特徴とする食品保存用の容器。
  2. 【請求項2】 前記キャップを筒体に固定保持させる固
    定保持手段を設けてある請求項1記載の食品保存用の容
    器。
  3. 【請求項3】 円形容器と蓋体の少なくとも一方を、容
    器内部の透視が可能な合成樹脂製としてある請求項1記
    載の食品保存用の容器。
  4. 【請求項4】 前記蓋体外面には前記筒体周りに周方向
    所定の間隔をおいて複数個の蓋体回転操作用の操作部材
    が設けられている請求項1記載の食品保存用の容器。
  5. 【請求項5】 前記蓋体には容器の気密室を大気に開放
    する大気解放弁を備えている請求項1記載の食品保存用
    の容器。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の弁体は、弁体部分の
    一側部に、やゝ鋭角になるように脚体部分を折り曲げ連
    設すると共に、脚体部分連設部に、切り込み状の脆弱部
    によるヒンジを設けて成り、ヒンジを撓み変形させつ
    つ、脚体部分を蓋体の凹部に差し込み保持させること
    で、弁体部分が閉弁方向の付勢力を有してシール材に密
    着し、第1及び第2の排気口を蓋体外面側で閉止するよ
    うに構成されている請求項1記載の食品保存用の容器。
JP9221171A 1997-08-01 1997-08-01 食品保存用の容器 Ceased JPH1149243A (ja)

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JP9221171A JPH1149243A (ja) 1997-08-01 1997-08-01 食品保存用の容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007139332A1 (en) * 2006-05-29 2007-12-06 Man Hyun Kwon Vacuum container to preserve food
KR100878107B1 (ko) 2008-07-23 2009-01-14 서월식 식품 보관용기
KR100991304B1 (ko) 2010-08-02 2010-11-01 구정오 진공용기용 진공펌프

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