JPH1149232A - 液体の保存・運搬容器 - Google Patents

液体の保存・運搬容器

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Publication number
JPH1149232A
JPH1149232A JP9210473A JP21047397A JPH1149232A JP H1149232 A JPH1149232 A JP H1149232A JP 9210473 A JP9210473 A JP 9210473A JP 21047397 A JP21047397 A JP 21047397A JP H1149232 A JPH1149232 A JP H1149232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
liquid
spout
container
ceiling surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP9210473A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamatani
章 山谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP9210473A priority Critical patent/JPH1149232A/ja
Publication of JPH1149232A publication Critical patent/JPH1149232A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厚紙製外箱10内に液体を収容する注出口6付
きプラスチックフィルム製内袋20を収納してなる液体
用バッグインボックスにおいて、運搬し易く、注出入口
6からの液体の注ぎ易い液体の保存・運搬容器を提供す
ることにある。 【解決手段】内袋20の天面に、注出口6と天面シール
部22の延長部に切り込み24aを有する突起状の把手
24とを設け、外箱10の天面上部フラップ16の略中
央に、注出口取り出し用片Bおよび把手取り出し用片A
がミシン目hによって保持されてなる液体の保存・運搬
容器1としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板紙等からなる外
箱内に、酒、醤油あるいは洗剤等の液体を収容する注出
口付きプラスチックフィルム製内袋を収納してなる複合
容器(バッグインボックスと一般的に呼ばれている)に
関するものであり、特に、内容量の大きい液体の保存・
運搬容器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種飲料や調味料や液体洗剤
などを収納する容器として、ポリプロピレン樹脂(P
P)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)ある
いはポリ塩化ビニル樹脂(PVC)などのプラスチック
容器が広く用いられている。
【0003】しかし、近年廃棄物の増加が大きな社会問
題となり、延いては資源保護の問題や省エネルギー・省
資源問題とともに地球環境問題となっている中で、プラ
スチックの使用量を減らした容器が望まれている。その
対策として、板紙や段ボール等厚紙製の外箱の内部に注
出口付きプラスチックフィルム製袋状容器を収納させた
複合容器(バッグ・イン・ボックス)が知られ、広く使
用されている。この容器は軽量であり、しかも内容物が
収納されていない場合は小さく畳めることから輸送が容
易であり、更に廃棄時にも容器を減容化することがで
き、かつ、紙とプラスチックの分別を容易にし、それぞ
れのリサイクルが図られるようにした環境調和型(エコ
ロジカル)の液体容器である。
【0004】このような複合容器(バッグ・イン・ボッ
クス)において、従来、特に液体用の大きな容量のもの
には、把手部がなく、その使用時における搬送や内容物
である液体を注出する場合は、外箱を両手で抱えて持ち
上げねばならなかった。特に液体を注出口から注出する
場合は、片手等では持ちにくく、注出口を受け容器など
の位置に不安定で合わせにくく、かつその注出状態を維
持するのが困難であった。
【0005】従来、このような液体容器、特に大容量の
容器に把手部を設け、液体を注ぎ易くしたものはなかっ
た。例えば、実開昭57−144840号公報に提案さ
れているように、把手、液体の注出口および不透液膜を
合体させて、注出口を除いてその外周辺に沿って密塞状
に接合した液体容器としたものはあったが、この容器は
小容量の容器であり、従ってこの把手の目的も、液体容
器をフック等へ引掛けて吊り下げ保持することを目的と
したものであった。
【0006】また、例えば、実開昭62−87038号
公報に提案されているように、外周部を熱融着してなる
合成樹脂製包装袋の外周の熱接着部の一部に透孔からな
る把手部を形成した把手部付き包装袋で、この把手部の
内周縁部に未接着部あるいはスダレ状切り込みを設けた
緩衝部からなる容器としたものであるが、この容器も小
容量の容器であり、注出口等がなく、把手部は単なる摘
まみ易くしたものであった。
【0007】また、内容量の大きな複合容器(バッグ・
イン・ボックス)では、例えば、実公昭56−3796
0号公報に提案されているように、外箱の一面に、ミシ
ン目によって内袋にある注出口を容易に取り出せる大き
さの取り出し口を設け、使用時にはミシン目を破断して
注出口を取り出した後、破断した片を再度注出口の支持
のため差し込んで係合するものとしたものであるが、こ
の容器には、特に把手は施されていず、使用時における
搬送や液体の注出には不安定で注出し難いものであっ
た。
【0008】また、同じく内容量の大きな複合容器(バ
ッグ・イン・ボックス)では、例えば、実公昭56−4
2202号公報に提案されているように、運搬用箱体
と、この箱体の内部から外部にその側壁を貫通して設け
られた少なくとも1個の運搬用手掛孔と、この運搬用手
掛孔の下部に連続して内袋の注出口が係合される係合部
を有する取り出し口とからなるものとしたものである。
すなわち外箱の側面に少なくとも1個の手掛孔が設けら
れているものであって、搬送等には有用であるが、この
手掛孔では液体の注出には不安定で注出し難いものであ
った。
【0009】このように、従来のバッグ・イン・ボック
ス、特に液体用で大容量のものにおいては、有用な把手
部がなく、使用時の運搬や内容物である液体を注ぐ場合
は、外箱を両手で抱え持ち上げねばならなかった。特
に、液体を注出口から注ぐ場合、持ちにくく、注出口を
受け部等の位置に合わせるのに不安定で合わせにくく、
かつその注出状態を維持するのが困難であるという問題
があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解決するものであり、その課題とすると
ころは、厚紙製外箱内に液体を収容する注出口付きプラ
スチックフィルム製内袋を収納してなる液体の保存・運
搬用複合容器において、運搬し易く、注出口から液体を
注ぐのにより安定して注ぎ易い液体の保存・運搬容器を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて、上記の
課題を達成するために、厚紙製外箱内に液体を収容する
プラスチックフィルム製内袋を収納してなる液体の保存
・運搬用複合容器(バック・イン・ボックス)におい
て、その内袋の天面に、注出口と突起状の把手とを設
け、前記外箱天面には、前記内袋の注出口と突起状の把
手とを外部に取り出すための注出口用孔及び把手取り出
し用孔を設けたことを特徴とする液体の保存・運搬容器
としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を事例の
図面にて説明する。本発明の液体の保存・運搬容器は、
例えば、図1(a)に示すように、内袋(20)の天面
に、注出口(6)と天面シール部(22)の延長部に切
り込み(24a)を有する突起状の把手(24)とを設
けた内袋(20)を、図1(b)に示す外箱(10)に
収納するもので、その外箱(10)の天面にある天面上
部フラップ(16)にミシン目(h)によって把手取り
出し用片(A)と注出入口取り出し用片(B)を内袋
(20)の注出口(6)と把手(24)に相当する位置
に設け、それぞれの片を保持することを特徴としたもの
である。
【0013】この外箱(10)において、さらに詳しく
は、例えば、図2に示すように、折り目線を介して糊し
ろ片(11)、後面板(12)、右側面板(13)、正
面板(14)および左側面板(15)の順に連接し、そ
の後面板(12)の上下端に折り目線を介して注出口及
び把手取り出し用孔(C)を施した天面下部フラップ
(17)と底面フラップ(18)を、右側面板(13)
の上下端に折り目線を介して注出口取り出し用片(B)
を有する天面上部フラップ(16)と底面フラップ(1
8)を、正面板(14)の上下端に折り目線を介して注
出口及び把手取り出し用孔(C)を施した天面下部フラ
ップ(17)と底面フラップ(18)を、左側面板(1
5)の上下端に折り目線を介して把手取り出し用片
(A)を有する天面上部フラップ(16)と底面フラッ
プ(18)が連接してなるブランク(2)を、図3に示
すように製函してなるもので、上記天面上部フラップ
(16)を開放すると、天面下部フラップ(17)の略
中央に前記の注出口及び把手取り出し用孔(C)が現れ
る。
【0014】上記事例の外箱ブランク(2)は、段ボー
ル製のもので比較的大きい容量の一般的なものである
が、比較的小さな外箱(10)では天面が1枚の蓋板か
らなる場合は、注出口及び把手取り出し用孔(C)は不
必要となり、天面上部フラップ(16)の形態も異なっ
てくるものであって、このブランク(2)の形態を特に
限定するものではなく、天面に把手取り出し用片(A)
および注出口取り出し用片(B)がミシン目(h)によ
って保持されている形態であればよい。
【0015】上記で得られた液体の保存・運搬容器の使
用に際し、図1(c)に示すように、把手取り出し用片
(A)および注出口取り出し用片(B)をミシン目
(h)に応じて破り取り、注出口(6)用の注出口孔と
把手(24)用の把手取り出し用孔を形成し、その形成
されたそれぞれの孔より内袋(20)の天面に設けられ
た把手(24)と注出口(6)を引出し、把手(24)
の切り込み(24a)に手を掛け、簡単に、かつ片手で
持ち運びができるようにすることができるものである。
【0016】さらに、図1(d)に示すように、内容物
である液体の注出に際し、注出口(6)の栓をとり、片
手で内袋(20)の天面に設けられた把手(24)を持
ち、もう一方の手で容器の底等を持って傾けながら安定
して容易に液体の注出を行うことができるものである。
【0017】このように、外箱(10)の天面に施した
把手取り出し用片(A)および注出口取り出し用片
(B)の破り取られたそれぞれの孔から把手(24)お
よび注出口(6)を取り出すので、特に突起状の把手
(24)の幅は、図1(a)に示すように、把手取り出
し用片(A)の幅より小さい値であるほうが好ましい
が、プラスチックフィルム製であるので大きくても構わ
ない。また、突起上の把手(24)の幅は、内袋(2
0)の天面シール部(22)の幅より可なり小さい値で
あることが望ましい。これは、天面シール部(22)の
延長として天面シール部(22)と同じ幅の突起状把手
(24)でも不可能ではないが、この場合の把手取り出
し用片(A)は天面上部フラップ(16)の幅一杯に設
ける必要があり、そのために外箱(10)自体が外部の
力等に弱いものとなるためである。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、天面に、注出口と切り込み
を有する突起状の把手とを設けたプラスチックフィルム
製内袋を厚紙製外箱に収納するもの(バック・イン・ボ
ックス)で、その厚紙製外箱の天面にミシン目によって
把手取り出し用片と注出口取り出し用片を内袋の注出口
と把手に相当する位置に設けてなるので、この液体の保
存・運搬容器の使用に際し、把手取り出し用片および注
出口取り出し用片をミシン目に応じて破り取り、内袋の
天面に設けられた把手と注出口を引出し、その把手の切
り込みに手を掛け、簡単に片手で持ち運びができる効果
があるる。
【0019】さらにまた、内容物である液体の注出に際
し、注出口の栓をとり、片手で把手を持ち、もう一方の
手で容器の底等を持って傾けながら安定して容易に液体
の注出を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を説明する斜視図であ
り、(a)は、内袋の一実施の形態を示す斜視図であ
る。(b)は、外箱の一実施の形態を示す斜視図であ
る。(c)は、内袋を外箱に収納した一実施の形態を示
す斜視図である。(d)は、注出状態の一実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す外箱のブランクの
展開図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す外箱で、その天面
上部フラップの開放状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥液体の保存・運搬容器 2‥‥ブランク 6‥‥注出口 10‥‥外箱 11‥‥糊しろ 12‥‥後面板 13‥‥右側面板 14‥‥正面板 15‥‥左側面板 16‥‥天面上部フラップ 17‥‥天面下部フラップ 18‥‥底面フラップ 20‥‥内袋 22‥‥天面シール部 24‥‥把手 24a‥‥切り込み A‥‥把手取り出し用片 B‥‥注出口取り出し用片 C‥‥注出口及び把手取り出し用孔 h‥‥ミシン目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚紙製外箱内に液体を収容するプラスチッ
    クフィルム製内袋を収納してなる液体の保存・運搬用複
    合容器において、該内袋の天面に、注出口と突起状の把
    手とを設け、前記外箱天面には、前記内袋の注出口と突
    起状の把手とを外部に取り出す注出口用孔及び把手取り
    出し用孔を設けたことを特徴とする液体の保存・運搬容
    器。
JP9210473A 1997-08-05 1997-08-05 液体の保存・運搬容器 Pending JPH1149232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9210473A JPH1149232A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 液体の保存・運搬容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP9210473A JPH1149232A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 液体の保存・運搬容器

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Publication Number Publication Date
JPH1149232A true JPH1149232A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16589932

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9210473A Pending JPH1149232A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 液体の保存・運搬容器

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JP (1) JPH1149232A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113891842A (zh) * 2019-05-31 2022-01-04 陶氏环球技术有限责任公司 具有系绳的柔性容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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