JPH1148957A - 液圧ブレーキ倍力システムにおけるポンプ駆動制御装置 - Google Patents

液圧ブレーキ倍力システムにおけるポンプ駆動制御装置

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JPH1148957A
JPH1148957A JP20574497A JP20574497A JPH1148957A JP H1148957 A JPH1148957 A JP H1148957A JP 20574497 A JP20574497 A JP 20574497A JP 20574497 A JP20574497 A JP 20574497A JP H1148957 A JPH1148957 A JP H1148957A
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JP
Japan
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pressure
accumulator
pump
electronic control
control device
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JP20574497A
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English (en)
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Tomoyuki Ishii
石井伴幸
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプ駆動制御用の制御装置の異常時にも、ア
キュムレータの蓄圧および警報を確実に行う。 【解決手段】ECU13の正常時、セイフティリレー1
8がオンして第1および第2切換スイッチ20,21が
それぞれ接点aおよびcに設定される。これにより、モ
ータ9および警報装置14はECU13によりポンプ駆
動用圧力センサ11からの出力信号に基づいて制御され
る。ECU13あるいはコネクタ13aの異常時、セイ
フティリレー18がオフして第1および第2切換スイッ
チ20,21がそれぞれ接点bおよびdに設定される。
これにより、モータ9はポンプ駆動用圧力センサ11か
らの出力信号に基づいて直接駆動制御され、ECU13
の異常時にもポンプ8が駆動制御されて、アキュムレー
タ7が蓄圧される。また、警報装置14は直接作動し、
警報ランプが点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車にお
いてブレーキペダルペダルの踏力を作動液の液圧からな
る動力により倍力してブレーキ力を増大させる液圧ブレ
ーキ倍力システムの技術分野に属し、特に作動液の液圧
を発生するポンプを駆動制御するための電子制御装置の
異常時にもポンプを駆動制御可能にしたポンプ駆動制御
装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車等の車両のブレーキ倍力シ
ステムには、ブレーキペダルペダルの踏力を倍力してブ
レーキ力を増大させる液圧ブレーキ倍力装置が用いられ
た液圧ブレーキ倍力システムがある。この液圧ブレーキ
倍力システムにより、ブレーキペダルのペダル踏力のみ
では得られない大きなブレーキ力を得ることができ、ま
たペダル踏力を軽減することができる。
【0003】このような液圧ブレーキ倍力システムにお
いては、作動液の液圧を発生するためにモータによって
駆動されるポンプが用いられているとともに、発生した
液圧を蓄圧するためにアキュムレータが用いられてい
る。そして、ブレーキペダルの踏み込み時に、このアキ
ュムレータに蓄圧された液圧が液圧ブレーキ倍力装置に
導入されることにより、液圧ブレーキ倍力装置がペダル
踏力をこの踏力に応じて倍力した出力を発生し、この出
力でマスタシリンダが作動するようになっている。
【0004】ところで、このブレーキ倍力システムで
は、ブレーキ操作時には必ず所定の液圧を液圧ブレーキ
倍力装置に導入できるようにしなければならないことか
ら、アキュムレータには所定の液圧が常時蓄わえられる
ように、ポンプを駆動制御する必要がある。
【0005】このようなポンプの駆動制御を行うための
従来のポンプ駆動制御装置としては、アキュムレータの
蓄圧用の圧力スイッチにより、アキュムレータの蓄圧が
ポンプ駆動を必要とする大きさに低下したときにポンプ
を駆動してアキュムレータの蓄圧を増圧し、またアキュ
ムレータの蓄圧が低下して蓄圧用の圧力スイッチがオン
する圧力以下になってもこの蓄圧用の圧力スイッチがオ
ンしない場合に、警報用の圧力スイッチにより異常に低
下したことを検出して警報するとともに、ポンプを駆動
してアキュムレータの蓄圧を行うようにした蓄圧装置
が、特開平3−213701号公報により提案されてい
る。この蓄圧装置によれば、蓄圧用の圧力スイッチの異
常時にも、警報用の圧力スイッチによりアキュムレータ
に確実に蓄圧することができるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この公報の
蓄圧装置においては、ポンプ駆動制御のための制御装置
が設けられており、この制御装置はアキュムレータの蓄
圧用の圧力スイッチあるいは警報用の圧力スイッチから
の出力信号に基づいて、ポンプを駆動制御し、あるいは
警報装置を作動制御するようになっている。
【0007】ところが、この制御装置が異常になると、
ポンプ駆動制御や警報制御を確実にに行うことができな
い場合が生じるおそれが考えられる。せっかく、蓄圧用
の圧力スイッチの異常時に、警報用の圧力スイッチによ
りアキュムレータの蓄圧が可能になったとしても、この
ように制御装置が異常になってしまうと、ポンプ駆動制
御や警報制御の確実性が損なわれてしまう。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、ポンプ駆動制御用の制御
装置の異常時にも、アキュムレータの蓄圧および警報を
確実に行うことのできる液圧ブレーキ倍力システムにお
けるポンプ駆動制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、液圧を蓄わえるアキュムレー
タと、このアキュムレータに蓄圧するポンプと、前記ポ
ンプを駆動するモータと、前記アキュムレータの液圧を
検出して出力する第1圧力検出手段と、前記第1圧力検
出手段の出力信号に基づいて前記モータを駆動制御する
電子制御装置とを備え、前記アキュムレータの液圧によ
り、ブレーキ操作部材の操作を倍力してブレーキ力を発
生させる液圧ブレーキ倍力システムにおいて、前記アキ
ュムレータの液圧を検出して出力する第2圧力検出手段
またはブレーキ操作を検出して出力するブレーキ操作検
出手段と、前記電子制御装置と前記モータとの間に介設
され、前記電子制御装置の正常時に前記モータをこの電
子制御装置に接続するとともに、前記電子制御装置の異
常時に前記モータを前記第2圧力検出手段または前記ブ
レーキ操作検出手段に接続するリレー手段とからなるこ
とを特徴としている。
【0010】また請求項2の発明は、更に前記電子制御
装置によって制御され、この電子制御装置の異常時に警
報を発する警報装置を備え、前記リレー手段が電子制御
装置と前記する警報装置との間にも介設されているとと
もに、このリレー手段は前記電子制御装置の正常時に前
記警報装置をこの電子制御装置に接続するとともに、前
記電子制御装置の異常時に前記警報装置を作動させるこ
とを特徴としている。
【0011】更に請求項3の発明は、前記第1圧力検出
手段が前記第2圧力検出手段として兼用されていること
を特徴としている。更に請求項4の発明は、前記リレー
手段が前記電子制御装置内に設けられており、更に前記
電子制御装置内に、前記リレー手段と、前記第1圧力検
出手段または前記第2圧力検出手段または前記ブレーキ
操作検出手段とに接続する切換回路が設けられているこ
とを特徴としている。
【0012】
【作用】このように構成された請求項1の発明において
は、リレー手段により、電子制御装置の正常時にはモー
タがこの電子制御装置に接続され、従来の液圧ブレーキ
倍力システムにおけるポンプ駆動装置と同様に、電子制
御装置により、第1圧力検出手段が検出したアキュムレ
ータの蓄圧に基づいてモータが駆動制御され、また電子
制御装置の異常時にはモータが第2圧力検出手段または
ブレーキ操作検出手段に接続され、第2圧力検出手段が
検出したアキュムレータの蓄圧またはブレーキ操作検出
手段が検出したブレーキ操作に基づいてモータが駆動制
御されるようになる。したがって、電子制御装置の異常
時あるいはそのコネクタの異常時にも、アキュムレータ
は確実に蓄圧されるようになる。
【0013】また、請求項2の発明においては、請求項
1の作用に加えて、更にリレー手段により、電子制御装
置の正常時には警報装置がこの電子制御装置に接続さ
れ、従来の液圧ブレーキ倍力システムにおけるポンプ駆
動装置と同様に、電子制御装置により、第1圧力検出手
段が検出したアキュムレータの蓄圧に基づいて警報装置
が作動制御され、また電子制御装置の異常時には警報装
置が直接作動されるようになる。したがって、電子制御
装置の異常あるいはそのコネクタの異常が確実に知るこ
とができるようになる。
【0014】更に、請求項3の発明においては、特に第
1圧力検出手段が第2圧力検出手段として兼用されるこ
とにより、圧力検出手段の数が少なくなって部品点数が
削減され、コストが低減するようになる。
【0015】更に、請求項4の発明においては、リレー
手段が電子制御装置内に設けられるので、ポンプ駆動制
御装置が全体としてコンパクトになるとともに、配線が
スマートになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明に係るポンプ駆
動制御装置の実施の形態の第1例が適用される液圧ブレ
ーキ倍力システムを示す図、また、図2はこの第1例の
ポンプ駆動制御装置を示す図である。
【0017】図1に示すように、液圧ブレーキ倍力シス
テム1は、ブレーキペダル2、このブレーキペダル2に
よって作動されてペダル踏力を倍力して出力する液圧ブ
レーキ倍力装置であるクローズドセンタ型ハイドロリッ
クブレーキブースタ(以下、単にブースタともいう)
3、このブースタ3の出力によって作動されブレーキ液
圧を発生するタンデム型のマスタシリンダ4、このマス
タシリンダ4からのブレーキ液圧で作動して各車輪に対
するブレーキ力を発生するホイールシリンダ5、作動液
を貯えるリザーバ6、液圧を蓄えるアキュムレータ7、
リザーバ6から作動液を吸い込んでアキュムレータ7側
に吐出してこのアキュムレータ7に蓄圧するポンプ8、
このポンプ8を駆動するモータ9、アキュムレータ7の
蓄圧がポンプ8側に漏出するのを阻止するチェックバル
ブ10、ポンプ8の駆動を制御するためにアキュムレー
タ7の蓄圧を検出するポンプ駆動用圧力センサ11、ブ
レーキペダル2の踏込を検出するブレーキスイッチ1
2、ブレーキスイッチ12からのブレーキ操作検出信号
が入力されるとともに、これら信号に基づいてモータ9
を駆動制御する電子制御装置(ECU)13、およびポ
ンプ8、モータ9、あるいはポンプ駆動用圧力センサ1
1の異常が検出されたとき、警報を発する警報装置14
から構成されている。液圧ブレーキ倍力システム1のこ
れらの構成部品は、いずれも従来周知慣用のものである
ので、それらの詳細な説明は省略する。
【0018】このように構成された液圧ブレーキ倍力シ
ステム1においては、従来の一般的な液圧ブレーキ倍力
システムと同様に、アキュムレータ7の蓄圧が、ポンプ
駆動用圧力センサ11のオン圧まで低下すると、ポンプ
駆動用圧力センサ11がオンし、ECU13によってモ
ータ9が駆動され、このモータ9の駆動によりポンプ1
0が駆動されて、リザーバ6の作動液がアキュムレータ
7側に送られ、このアキュムレータ7に液圧が蓄えられ
る。アキュムレータ7の蓄圧がポンプ駆動用圧力センサ
11のオフ圧になると、ポンプ駆動用圧力センサ11が
オフとなり、ECU13によってモータ9、すなわちポ
ンプ8が停止される。これにより、アキュムレータ7が
所定圧に蓄圧される。
【0019】この状態で、ブレーキペダル2が踏み込ま
れると、アキュムレータ7の液圧が通路15を介してブ
ースタ3の作動室に導入されて、ブースタ3がペダル踏
力を倍力して出力し、この出力によりマスタシリンダ4
が作動し、ブレーキ圧を発生する。このマスタシリンダ
4のブレーキ圧が各ホイールシリンダ5に供給されて、
各ホイールシリンダ5が各車輪にブレーキをかける。
【0020】ブレーキペダル2が解放されると、ブース
タ3の作動室に導入された作動液が通路16を介してリ
ザーバ6に排出されるので、ブースタ3、マスタシリン
ダ4、および各ホイールシリンダ5が非作動となり、各
車輪のブレーキが解除される。
【0021】更に、アキュムレータ7、ポンプ8、モー
タ9、およびポンプ駆動用圧力センサ11等が異常にな
ると、ECU13は警報ランプ等の警報装置14に警報
信号を送出し、警報装置14は警報を発して、運転者に
何らかの異常があることを知らせる。
【0022】なお、17は、アキュムレータ7の蓄圧が
リリーフ圧以上になったときこの蓄圧をリザーバ6に逃
してアキュムレータ7、ポンプ8、モータ9等の負荷を
軽減するリリーフ弁である。
【0023】更に、図2に示すようにECU13とモー
タ9および警報ランプからなる警報装置14との間には
セイフティリレー18が介設されている。このセイフテ
ィリレー18はECU13が正常時にはオンし、またE
CU13が異常時にはオフするように設定されており、
その構成はECUと電源との間に接続されてECU13
の正常時に通電されて付勢されるリレーコイル19と、
このリレーコイル19の付勢時にはECU13に接続さ
れている接点aに接続してモータ9とECU13とを接
続し、またリレーコイル19の非付勢時にはポンプ駆動
用圧力センサ11に接続されている接点bに切換接続し
てモータ9とポンプ駆動用圧力センサ11とを接続する
第1切換スイッチ20と、リレーコイル19の付勢時に
はECU13に接続されている接点cに接続して警報装
置14とECU13とを接続し、またリレーコイル19
の非付勢時には接地されている接点dに切換接続して警
報装置14を作動する第2切換スイッチ21とからなっ
ている。なお、ポンプ駆動用圧力センサ11、リレーコ
イル19、接点a、および接点cは、それぞれECU1
3のコネクタ13aに接続されている。その場合、EC
U13のこれらのコネクタ13aが正常時にもセイフテ
ィリレー18がオンし、またコネクタ13aの少なくと
も1つが異常時にはセイフティリレー18がオフするよ
うになっている。
【0024】このように構成されている第1例のポンプ
駆動制御装置においては、ECU13が正常時にはセイ
フティリレー18がオンし、すなわちリレーコイル19
が通電されて付勢されるので、第1および第2切換スイ
ッチ20,21がそれぞれ接点aおよびcに設定され
る。これにより、モータ9および警報装置14はECU
13に接続されるので、前述と同様にモータ9および警
報装置14は、ECU13によりポンプ駆動用圧力セン
サ11からの出力信号に基づいて制御されるようにな
る。
【0025】また、ECU13あるいはそのコネクタ1
3aの少なくとも1つが異常時にはセイフティリレー1
8がオフし、すなわちリレーコイル19が通電されなく
なって付勢されないので、第1および第2切換スイッチ
20,21がそれぞれ接点bおよびdに設定される。そ
の結果、モータ9はポンプ駆動用圧力センサ11に直接
接続されるので、モータ9はポンプ駆動用圧力センサ1
1からの出力信号に基づいて直接駆動制御されるように
なる。これにより、ECU13の異常時にも、ポンプ駆
動用圧力センサ11からの出力信号に基づいてポンプ8
が駆動制御されて、アキュムレータ7が蓄圧されるよう
になる。
【0026】一方、警報装置14は接地されるので直接
作動して、警報ランプが点灯するようになる。これによ
り、ECU13が異常であることが運転者に知らされる
ようになる。
【0027】このように、この第1例のポンプ駆動制御
装置によれば、ECU13の異常時あるいはそのコネク
タ13aの異常時にも、アキュムレータ7を確実に蓄圧
することができるとともに、ECU13およびコネクタ
13aの各異常を確実に知ることができる。
【0028】また、ECU13の異常時あるいはそのコ
ネクタ13aの異常時に、モータ9を駆動制御するため
にアキュムレータ7の蓄圧を検出する圧力センサを、E
CU13の正常時あるいはそのコネクタ13aの正常時
に、モータ9を駆動制御するためにアキュムレータ7の
蓄圧を検出する従来からのポンプ駆動用圧力センサ11
で兼用しているので、圧力センサの数が少なくなって部
品点数が削減し、コストが低減する。
【0029】図3は、本発明の実施の形態の第2例を示
す図である。図2に示す第1例では、ECU13の正常
時でのポンプ駆動制御のためにアキュムレータ7の蓄圧
を検出するポンプ駆動用圧力センサ11がECU13の
異常時でのポンプ駆動制御のためにアキュムレータ7の
蓄圧を検出する圧力センサを兼ねるようにしているが、
この第2例では、図3に示すようにECU13の異常時
でのポンプ駆動制御のためにアキュムレータ7の蓄圧を
検出する圧力センサ(または圧力スイッチ)22が、ポ
ンプ駆動用圧力センサ11とは別に設けられている。こ
の第2例のポンプ駆動制御装置の他の構成は第1例と同
じである。
【0030】また、この第2例の作用は、ECU13の
異常時に圧力センサ(または圧力スイッチ)22からの
出力信号で、モータ9が直接駆動制御されることが異な
るだけで、他は第1例と同じであり、更にこの第2例の
効果も第1例と同じである。
【0031】なお、図3に二点鎖線で示すように圧力セ
ンサ(または圧力スイッチ)22に代えて、ブレーキス
イッチ12からの出力信号で、モータ9を直接駆動制御
するようにすることもできるし、圧力センサ(または圧
力スイッチ)22とブレーキスイッチ12とを併設し
て、これらのセンサ22およびスイッチ12のいずれの
出力信号でモータ9を直接駆動制御することもできる。
【0032】図4は、本発明の実施の形態の第3例を示
す図である。前述の各例のポンプ駆動制御装置では、い
ずれもセイフティリレー18をECU13の外に設ける
ようにしているが、この第3例のポンプ駆動制御装置で
は、セイフティリレー18がECU13内に設けられて
いる。また、ECU13内には、リレーコイル19に接
続された、セイフティリレー18を駆動するためのリレ
ー駆動回路23と、接点aに接続された、モータ9を駆
動するための第1モータ駆動回路24と、接点cに接続
された、警報装置14を作動するためのランプ駆動回路
25と、ポンプ駆動用圧力センサ11からの出力信号お
よびECU13あるいはそのコネクタ13aの異常に基
づいてこれらの各駆動回路23,24,25を制御するマ
イコン26と、マイコン26の暴走時にセイフティリレ
ー18をオフにする暴走監視回路27とが設けられてい
る。なお、図示しないが、前述の各例においても、これ
らの回路23,24,25,27およびマイコン26が設
けられ、かつセイフティリレー18との接続関係がこの
第3例と同じになっている。
【0033】更にこの第3例では、ECU13内に第2
モータ駆動回路28が設けられており、この第2モータ
駆動回路28はセイフティリレー18の接点bとポンプ
駆動用圧力センサ11とに接続されており、これにより
ポンプ駆動用圧力センサ11の出力信号でモータ9を直
接駆動制御するための切換回路29が構成されている。
【0034】このように構成された第3例のポンプ駆動
制御装置においては、ECU13の正常時には前述の各
例と同様にモータ9および警報装置14がECU13に
より制御される。また、ECU13の異常時には、前述
の各例と同様にセイフティリレー18がオフにされて第
1および第2切換スイッチ20,21がそれぞれ接点b
およびd側に切り換えられる。このとき、この第3例で
は、モータ9はポンプ駆動用圧力センサ11の出力信号
に基づいてECU13内の切換回路29を介して駆動制
御されるようになる。一方、警報装置14は前述の各例
とまったく同様にして作動される。
【0035】このように、この第3例のポンプ駆動制御
装置によれば、ECU13の異常時にも、アキュムレー
タ7を確実に蓄圧することができるとともに、ECU1
3の異常を確実に知ることができる。なお、この第3例
では、ECU13のコネクタ13aの異常時には、モー
タ9および警報装置14は作動されない。
【0036】またこの第3例では、セイフティリレー1
8がECU13内に設けられているので、全体としてコ
ンパクトになるとともに、配線がスマートになる。この
第3例の他の作用効果は、前述の第1例と同じである。
【0037】図5は、本発明の実施の形態の第4例を示
す図である。図4に示す第3例に対し、図5に示すよう
にこの第4例では、図3に示す第2例と同様にECU1
3の異常時でのポンプ駆動制御のためにアキュムレータ
7の蓄圧を検出する圧力センサ(または圧力スイッチ)
22が、ポンプ駆動用圧力センサ11とは別に設けら
れ、かつ第2モータ駆動回路28に接続されている。
【0038】この第4例のポンプ駆動制御装置の他の構
成は第3例と同じである。
【0039】また、この第4例の作用は、第2例と同様
にECU13の異常時に圧力センサ(または圧力スイッ
チ)22からの出力信号で、モータ9が直接駆動制御さ
れることが異なるだけで、他は第3例と同じであり、更
にこの第5例の効果も第3例と同じである。
【0040】なお、第2例と同様にこの第4例でも、図
5に二点鎖線で示すように圧力センサ(または圧力スイ
ッチ)22に代えて、ブレーキスイッチ12からの出力
信号で、モータ9を直接駆動制御するようにすることも
できるし、圧力センサ(または圧力スイッチ)22とブ
レーキスイッチ12とを併設して、これらのセンサ22
およびスイッチ12のいずれの出力信号でモータ9を直
接駆動制御することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のポンプ駆動制御装置によれば、リレー手段により、電
子制御装置の異常時には第2圧力検出手段が検出したア
キュムレータの蓄圧またはブレーキ操作検出手段が検出
したブレーキ操作に基づいてモータを駆動制御している
ので、電子制御装置の異常時あるいはそのコネクタの異
常時にも、アキュムレータを確実に蓄圧することができ
る。
【0042】また、請求項2の発明によれば、更にリレ
ー手段により、電子制御装置の異常時に警報装置を直接
作動するようにしているので、電子制御装置の異常ある
いはそのコネクタの異常を確実に知ることができる。
【0043】更に、請求項3の発明によれば、第2圧力
検出手段を第1圧力検出手段と兼用しているので、部品
点数を削減でき、コストを低減できる。
【0044】更に、請求項4の発明によれば、リレー手
段を電子制御装置内に設けているので、ポンプ駆動制御
装置を全体としてコンパクトにできるとともに、配線を
スマートにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るポンプ駆動制御装置の実施の形
態の第1例が適用される液圧ブレーキ倍力システムを示
す図である。
【図2】 第1例のポンプ駆動制御装置を模式的に示す
図である。
【図3】 本発明の実施の形態の第2例のポンプ駆動制
御装置を模式的に示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態の第3例のポンプ駆動制
御装置を模式的に示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態の第4例のポンプ駆動制
御装置を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1…液圧ブレーキ倍力システム、2…ブレーキペダル、
3…クローズドセンタ型ハイドロリックブレーキブース
タ、4…マスタシリンダ、5…ホイールシリンダ、6…
リザーバ、7…アキュムレータ、8…ポンプ、9…モー
タ、11…ポンプ駆動用圧力センサ、12…ブレーキス
イッチ、13…電子制御装置(ECU)、14…警報装
置、18…セイフティリレー、19…リレーコイル、2
0…第1切換スイッチ、21…第2切換スイッチ、22
…圧力センサ(または圧力スイッチ)、23…リレー駆
動回路、24…第1モータ駆動回路、25…ランプ駆動
回路、26…マイコン、27…暴走監視回路、28…第
2モータ駆動回路、29…切換回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧を蓄わえるアキュムレータと、この
    アキュムレータに蓄圧するポンプと、前記ポンプを駆動
    するモータと、前記アキュムレータの液圧を検出して出
    力する第1圧力検出手段と、前記第1圧力検出手段の出
    力信号に基づいて前記モータを駆動制御する電子制御装
    置とを備え、前記アキュムレータの液圧により、ブレー
    キ操作部材の操作を倍力してブレーキ力を発生させる液
    圧ブレーキ倍力システムにおいて、 前記アキュムレータの液圧を検出して出力する第2圧力
    検出手段またはブレーキ操作を検出して出力するブレー
    キ操作検出手段と、前記電子制御装置と前記モータとの
    間に介設され、前記電子制御装置の正常時に前記モータ
    をこの電子制御装置に接続するとともに、前記電子制御
    装置の異常時に前記モータを前記第2圧力検出手段また
    は前記ブレーキ操作検出手段に接続するリレー手段とか
    らなることを特徴とする液圧ブレーキ倍力システムにお
    けるポンプ駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 更に前記電子制御装置によって制御さ
    れ、この電子制御装置の異常時に警報を発する警報装置
    を備え、前記リレー手段が電子制御装置と前記する警報
    装置との間にも介設されているとともに、このリレー手
    段は前記電子制御装置の正常時に前記警報装置をこの電
    子制御装置に接続するとともに、前記電子制御装置の異
    常時に前記警報装置を作動させることを特徴とする請求
    項1記載の液圧ブレーキ倍力システムにおけるポンプ駆
    動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1圧力検出手段は前記第2圧力検
    出手段として兼用されていることを特徴とする請求項1
    または2記載の液圧ブレーキ倍力システムにおけるポン
    プ駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記リレー手段が前記電子制御装置内に
    設けられており、更に前記電子制御装置内に、前記リレ
    ー手段と、前記第1圧力検出手段または前記第2圧力検
    出手段または前記ブレーキ操作検出手段とに接続する切
    換回路が設けられていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1記載の液圧ブレーキ倍力システムにお
    けるポンプ駆動制御装置。
JP20574497A 1997-07-31 1997-07-31 液圧ブレーキ倍力システムにおけるポンプ駆動制御装置 Pending JPH1148957A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011189901A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Toyota Motor Corp ブレーキ制御装置

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JP2011189901A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Toyota Motor Corp ブレーキ制御装置

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