JPH1148804A - 車軸駆動装置 - Google Patents
車軸駆動装置Info
- Publication number
- JPH1148804A JPH1148804A JP21205197A JP21205197A JPH1148804A JP H1148804 A JPH1148804 A JP H1148804A JP 21205197 A JP21205197 A JP 21205197A JP 21205197 A JP21205197 A JP 21205197A JP H1148804 A JPH1148804 A JP H1148804A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- housing
- reservoir
- oil reservoir
- input shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の車軸駆動装置では、そのハウジング内
に溜められたオイル、並びにリザーバ内に溜められたオ
イルの冷却効率が悪く、オイルの劣化が早かったり、ハ
イドロスタティックトランスミッション(以下HST)
の耐久性に問題があった。 【解決手段】 ハウジング1・2内に第一油溜めXを形
成してHSTを収容し、該HSTの入力軸3を略垂直に
設け、該入力軸上に冷却ファン24を設け、該冷却ファ
ンの下方に、前記第一油溜め内のオイルの体積変化を調
節する第二油溜めYを設けると共に、該第一油溜めと第
二油溜めとの間でオイルを相互に流通自在に構成した。
に溜められたオイル、並びにリザーバ内に溜められたオ
イルの冷却効率が悪く、オイルの劣化が早かったり、ハ
イドロスタティックトランスミッション(以下HST)
の耐久性に問題があった。 【解決手段】 ハウジング1・2内に第一油溜めXを形
成してHSTを収容し、該HSTの入力軸3を略垂直に
設け、該入力軸上に冷却ファン24を設け、該冷却ファ
ンの下方に、前記第一油溜め内のオイルの体積変化を調
節する第二油溜めYを設けると共に、該第一油溜めと第
二油溜めとの間でオイルを相互に流通自在に構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイドロスタティ
ックトランスミッション(以下HST)を収容したハウ
ジング内のオイルの体積変化を調節するリザーバの配置
及びそのオイルの冷却構造に関する。
ックトランスミッション(以下HST)を収容したハウ
ジング内のオイルの体積変化を調節するリザーバの配置
及びそのオイルの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から車軸駆動装置は公知となってお
り、油溜まりを形成したハウジング内に、油圧ポンプと
油圧モーターとを流体接続してなるHSTとデフギア装
置と車軸とを収納すると共に、ハウジング内を、油圧ポ
ンプと油圧モータを収容する該一室と、デフギヤ装置と
歯車列を収容する第二室とに区画し、前記第一室上方に
リザーバを設けた技術が、特開平3−159822号に
よって公知となっている。
り、油溜まりを形成したハウジング内に、油圧ポンプと
油圧モーターとを流体接続してなるHSTとデフギア装
置と車軸とを収納すると共に、ハウジング内を、油圧ポ
ンプと油圧モータを収容する該一室と、デフギヤ装置と
歯車列を収容する第二室とに区画し、前記第一室上方に
リザーバを設けた技術が、特開平3−159822号に
よって公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車軸駆
動装置の構成では、リザーバはハウジングより上方に突
出した構成となってしまい、車軸駆動装置を車両に取り
付けるには上下方向に大きな空間が必要となる。また、
ハウジング内のオイルを冷却するためには、HSTの入
力軸上に冷却ファンを設けて、ハウジングの外壁面には
リブを形成して、ハウジングを介しての空冷構成となっ
ていたので、十分な冷却が得られないことがあったので
ある。
動装置の構成では、リザーバはハウジングより上方に突
出した構成となってしまい、車軸駆動装置を車両に取り
付けるには上下方向に大きな空間が必要となる。また、
ハウジング内のオイルを冷却するためには、HSTの入
力軸上に冷却ファンを設けて、ハウジングの外壁面には
リブを形成して、ハウジングを介しての空冷構成となっ
ていたので、十分な冷却が得られないことがあったので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
ための手段は、次のように構成されている。即ち、ハウ
ジング内に第一油溜めを形成してHSTを収容し、該H
STの入力軸を略垂直に設け、該入力軸上に冷却ファン
を設け、該冷却ファンの下方に、前記第一油溜め内のオ
イルの体積変化を調節する第二油溜めを設けると共に、
該第一油溜めと第二油溜めとの間でオイルを相互に流通
自在に構成し、また、前記第二油溜めの油面を第一油溜
めの油面よりも下位レベルに位置させるように構成した
ものである。
ための手段は、次のように構成されている。即ち、ハウ
ジング内に第一油溜めを形成してHSTを収容し、該H
STの入力軸を略垂直に設け、該入力軸上に冷却ファン
を設け、該冷却ファンの下方に、前記第一油溜め内のオ
イルの体積変化を調節する第二油溜めを設けると共に、
該第一油溜めと第二油溜めとの間でオイルを相互に流通
自在に構成し、また、前記第二油溜めの油面を第一油溜
めの油面よりも下位レベルに位置させるように構成した
ものである。
【0005】また、ハウジング内にHSTを収容し、該
ハウジング内に溜めたオイルの体積変化を調節するリザ
ーバをハウジング外壁上に設置する構成であって、前記
リザーバに互いに向かい合う一側面と他側面とにそれぞ
れ第一の係止手段を設け、ハウジングに前記第一係止手
段のそれぞれに対応する第二係止手段を設け、また、前
記第一係止手段を凹状または凸状に形成し、前記第二係
止手段を、弾性変形自在な板材をU字状に形成してその
各々の両端側に前記第一係止手段に嵌合する部分を凸状
又は凹状にして構成したものである。
ハウジング内に溜めたオイルの体積変化を調節するリザ
ーバをハウジング外壁上に設置する構成であって、前記
リザーバに互いに向かい合う一側面と他側面とにそれぞ
れ第一の係止手段を設け、ハウジングに前記第一係止手
段のそれぞれに対応する第二係止手段を設け、また、前
記第一係止手段を凹状または凸状に形成し、前記第二係
止手段を、弾性変形自在な板材をU字状に形成してその
各々の両端側に前記第一係止手段に嵌合する部分を凸状
又は凹状にして構成したものである。
【0006】また、ハウジング内に第一油溜めを形成し
てHSTを収容し、前記第一油溜めのオイルをハウジン
グ外へ取り出して再びハウジング内へ戻す油移送路を構
成し、該油移送路を流れるオイルの一部を、ハウジング
外に設けた第二の油溜めに細管を介して流入自在に構成
し、また、前記HSTに動力を入力する入力軸上に冷却
ファンを設け、前記油移送路を前記冷却ファンの冷却風
エリア内に配設し、前記第二油溜めを冷却ファンの冷却
風エリア内に配設したものである。
てHSTを収容し、前記第一油溜めのオイルをハウジン
グ外へ取り出して再びハウジング内へ戻す油移送路を構
成し、該油移送路を流れるオイルの一部を、ハウジング
外に設けた第二の油溜めに細管を介して流入自在に構成
し、また、前記HSTに動力を入力する入力軸上に冷却
ファンを設け、前記油移送路を前記冷却ファンの冷却風
エリア内に配設し、前記第二油溜めを冷却ファンの冷却
風エリア内に配設したものである。
【0007】前記油移送路は、その端部にそれぞれ管継
手を備えるパイプ状部材からなり、両管継手はハウジン
グの壁面に設けた、前記第一油溜めに通じる一対の開口
をそれぞれカバーするように取り付け、一方の管継手か
ら前記油移送路に連結される細管を分岐させ、また、H
STの入力軸を前記油移送路と接続する管継手の中を通
ってハウジングの外方へ突出させ、該管継手の中に、前
記入力軸より駆動される動圧発生器を設けたものであ
る。
手を備えるパイプ状部材からなり、両管継手はハウジン
グの壁面に設けた、前記第一油溜めに通じる一対の開口
をそれぞれカバーするように取り付け、一方の管継手か
ら前記油移送路に連結される細管を分岐させ、また、H
STの入力軸を前記油移送路と接続する管継手の中を通
ってハウジングの外方へ突出させ、該管継手の中に、前
記入力軸より駆動される動圧発生器を設けたものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に実施例を説明する。図1は車
軸駆動装置の平面図、図2は図1のA−A矢視断面図、
図3は図2の第一・第二管継手部分の拡大図、図4は図
2のB−B矢視断面図、図5はリザーバタンクとその取
付部材の斜視図、図6は第一管継手の斜視図、図7は動
圧発生器の斜視図、図8は油移送路を油路板に構成した
他の実施例を示す側面断面図、図9は油路板の平面図一
部断面図である。
軸駆動装置の平面図、図2は図1のA−A矢視断面図、
図3は図2の第一・第二管継手部分の拡大図、図4は図
2のB−B矢視断面図、図5はリザーバタンクとその取
付部材の斜視図、図6は第一管継手の斜視図、図7は動
圧発生器の斜視図、図8は油移送路を油路板に構成した
他の実施例を示す側面断面図、図9は油路板の平面図一
部断面図である。
【0009】図1、図2において、車軸駆動装置の全体
的な構成について説明する。車軸駆動装置のハウジング
は上部ハウジング1と下部ハウジング2とを、水平方向
に沿う平坦な接合面で互いに接合することにより構成さ
れる。両ハウジング1・2を接合することにより、車軸
7・7とモーター軸4とが軸受部によって回転自在に支
持されている。該車軸7・7は図示しないデフギア装置
によって差動的に結合され、その両端がハウジングの左
右外側方へ突出している。
的な構成について説明する。車軸駆動装置のハウジング
は上部ハウジング1と下部ハウジング2とを、水平方向
に沿う平坦な接合面で互いに接合することにより構成さ
れる。両ハウジング1・2を接合することにより、車軸
7・7とモーター軸4とが軸受部によって回転自在に支
持されている。該車軸7・7は図示しないデフギア装置
によって差動的に結合され、その両端がハウジングの左
右外側方へ突出している。
【0010】ハウジング内部には、潤滑油及びHSTの
作動油となるオイルを充填するための第一油溜めXを形
成し、ハウジング外壁面上には後述するリザーバ25を
設置して第二油溜めYを形成している。また、ハウジン
グ内には、油圧ポンプPと油圧モータMと両者を流体的
に接合するセンタセクション5、デフギヤ装置、及び、
油圧モータMのモータ軸4よりデフギヤ装置へ動力を伝
達する動力伝達機構が収容されている。
作動油となるオイルを充填するための第一油溜めXを形
成し、ハウジング外壁面上には後述するリザーバ25を
設置して第二油溜めYを形成している。また、ハウジン
グ内には、油圧ポンプPと油圧モータMと両者を流体的
に接合するセンタセクション5、デフギヤ装置、及び、
油圧モータMのモータ軸4よりデフギヤ装置へ動力を伝
達する動力伝達機構が収容されている。
【0011】前記第一油溜めX内に固着されたセンタセ
クション5は水平部と垂直部を有し、水平部上面にポン
プ付設面50が形成され、該ポンプ付設面50にシリン
ダブロック16が回転自在に配置されている。該シリン
ダブロック16の複数のシリンダ孔内に、付勢バネを介
してピストン12・12・・・が往復動自在に嵌合さ
れ、該ピストン12・12・・・の頭部は可動斜板11
に当接され、ポンプ軸を兼ねた入力軸3がシリンダブロ
ック16の回転軸心上に一体的に配置されて油圧ポンプ
Pを構成している。該入力軸3の上部は上部ハウジング
1の上壁より上方へ突出して、その上端に冷却ファン2
4付きの入力プーリー23を固設している。
クション5は水平部と垂直部を有し、水平部上面にポン
プ付設面50が形成され、該ポンプ付設面50にシリン
ダブロック16が回転自在に配置されている。該シリン
ダブロック16の複数のシリンダ孔内に、付勢バネを介
してピストン12・12・・・が往復動自在に嵌合さ
れ、該ピストン12・12・・・の頭部は可動斜板11
に当接され、ポンプ軸を兼ねた入力軸3がシリンダブロ
ック16の回転軸心上に一体的に配置されて油圧ポンプ
Pを構成している。該入力軸3の上部は上部ハウジング
1の上壁より上方へ突出して、その上端に冷却ファン2
4付きの入力プーリー23を固設している。
【0012】そして、前記可動斜板11のピストン接当
面をシリンダブロック16の回転軸心に対して傾動操作
することで、油圧ポンプPからの油の吐出量及び吐出方
向が変更される。上部ハウジング1の側壁にはコントロ
ール軸35が回転自在に支持され、該コントロール軸3
5の一端には前記可動斜板11側面に係合するアームを
設け、他端にはコントロールレバー36が固設されてリ
ンク等を介して車両に備えられたペダルやレバー等の変
速操作具と連結される。38はコントロールレバー36
と下部ハウジング2の間に設けたショックアブソーバで
あり、変速操作時のショックを和らげるようにしてい
る。
面をシリンダブロック16の回転軸心に対して傾動操作
することで、油圧ポンプPからの油の吐出量及び吐出方
向が変更される。上部ハウジング1の側壁にはコントロ
ール軸35が回転自在に支持され、該コントロール軸3
5の一端には前記可動斜板11側面に係合するアームを
設け、他端にはコントロールレバー36が固設されてリ
ンク等を介して車両に備えられたペダルやレバー等の変
速操作具と連結される。38はコントロールレバー36
と下部ハウジング2の間に設けたショックアブソーバで
あり、変速操作時のショックを和らげるようにしてい
る。
【0013】前記センタセクション5の垂直部側面にモ
ーター付設面が形成されて、前記油圧ポンプPと同様な
構成をしたシリンダブロックやピストンを設けて、該ピ
ストンの頭部はハウジングに固定された固定斜板に接当
し、シリンダブロックの回転軸心上にモーター軸4が一
体的に配置されて油圧モータMを構成している。該モー
ター軸4から図示しない動力伝動機構を介してデフギア
装置へ動力を伝え、左右の車軸7・7にモーター軸4の
動力を伝達している。
ーター付設面が形成されて、前記油圧ポンプPと同様な
構成をしたシリンダブロックやピストンを設けて、該ピ
ストンの頭部はハウジングに固定された固定斜板に接当
し、シリンダブロックの回転軸心上にモーター軸4が一
体的に配置されて油圧モータMを構成している。該モー
ター軸4から図示しない動力伝動機構を介してデフギア
装置へ動力を伝え、左右の車軸7・7にモーター軸4の
動力を伝達している。
【0014】次に、本発明に用いたリザーバ25を説明
する。リザーバ25は合成樹脂によって構成され、図
3、図5に示すように、直方体形状のタンクで、その中
に若干量の油を溜めるための第二油溜めYが形成され
る。リザーバ25の上面に注油口25aを設けて、該注
油口25aはブリーザ機構付のキャップ26によって閉
じられてリザーバ25内を大気に連通させている。該リ
ザーバ25の相対する2つの面、本実施例では前後両面
に、左右方向に沿う溝状または窪み状に形成した凹部状
の第一係止手段25b・25bを設けている。なお、こ
の第一係止手段25b・25bはレール状または突起状
の凸部にしてもよい。そして、リザーバ25の一側面、
本実施例では前面に、開口25cを設けて開口し、該開
口25cにシール27aを介して細管27が挿入され
て、細管27の一端はリザーバ25の内底部近傍まで延
出され、第二油溜めYの中に常時位置させることでサイ
ホンが構成される。他端は後述する第一管継手30に接
続されている。
する。リザーバ25は合成樹脂によって構成され、図
3、図5に示すように、直方体形状のタンクで、その中
に若干量の油を溜めるための第二油溜めYが形成され
る。リザーバ25の上面に注油口25aを設けて、該注
油口25aはブリーザ機構付のキャップ26によって閉
じられてリザーバ25内を大気に連通させている。該リ
ザーバ25の相対する2つの面、本実施例では前後両面
に、左右方向に沿う溝状または窪み状に形成した凹部状
の第一係止手段25b・25bを設けている。なお、こ
の第一係止手段25b・25bはレール状または突起状
の凸部にしてもよい。そして、リザーバ25の一側面、
本実施例では前面に、開口25cを設けて開口し、該開
口25cにシール27aを介して細管27が挿入され
て、細管27の一端はリザーバ25の内底部近傍まで延
出され、第二油溜めYの中に常時位置させることでサイ
ホンが構成される。他端は後述する第一管継手30に接
続されている。
【0015】前記リザーバ25をハウジングに着脱可能
に固定するための取付部材29は、鋼板や合成樹脂板等
からなる折曲可能で弾性を有する板材を「U」字状に曲
げて形成され、該取付部材29の前後側板間の幅は前記
リザーバ25の幅に略一致させて上方から嵌合できるよ
うにし、前後側板の上部には、前記第一係止手段25b
・25bの形状に合致する凸状または凹状の第二係止手
段29a・29aを設けて、前記第一係止手段25b・
25bを弾性的に嵌合できるようにしている。
に固定するための取付部材29は、鋼板や合成樹脂板等
からなる折曲可能で弾性を有する板材を「U」字状に曲
げて形成され、該取付部材29の前後側板間の幅は前記
リザーバ25の幅に略一致させて上方から嵌合できるよ
うにし、前後側板の上部には、前記第一係止手段25b
・25bの形状に合致する凸状または凹状の第二係止手
段29a・29aを設けて、前記第一係止手段25b・
25bを弾性的に嵌合できるようにしている。
【0016】そして、前側の側板の上端には上方に開放
する切欠29bが設けられ、該切欠29bに前記リザー
バ25の開口25cのボス部を嵌合時に位置させて、左
右方向への抜け止めとしている。また、取付部材29の
中央底板部にはボルト孔29c・29cを開口し、ハウ
ジングの車軸収容部分の上壁面にボルト32・32によ
って固定できるようにしている。図1、図2に示すよう
に、ハウジングのデフギヤ装置を収納した形状拡大領域
1aはハウジングの主要部から上下及び後方に突出して
いるので、その突出部分の側方に取付部材29を固定し
て、側面視で前記形状拡大領域1aとリザーバ25とを
オーバラップさせ、更に、その前方のHSTが収納され
る部分の幅内に納まるように配設している。そして、リ
ザーバ25の上端は前記冷却ファン24よりも低く、リ
ザーバ25は該冷却ファン24からの冷却風が当たるよ
うに冷却風エリア内に配置されている。
する切欠29bが設けられ、該切欠29bに前記リザー
バ25の開口25cのボス部を嵌合時に位置させて、左
右方向への抜け止めとしている。また、取付部材29の
中央底板部にはボルト孔29c・29cを開口し、ハウ
ジングの車軸収容部分の上壁面にボルト32・32によ
って固定できるようにしている。図1、図2に示すよう
に、ハウジングのデフギヤ装置を収納した形状拡大領域
1aはハウジングの主要部から上下及び後方に突出して
いるので、その突出部分の側方に取付部材29を固定し
て、側面視で前記形状拡大領域1aとリザーバ25とを
オーバラップさせ、更に、その前方のHSTが収納され
る部分の幅内に納まるように配設している。そして、リ
ザーバ25の上端は前記冷却ファン24よりも低く、リ
ザーバ25は該冷却ファン24からの冷却風が当たるよ
うに冷却風エリア内に配置されている。
【0017】そして、前記第一管継手30は図3、図
4、図6に示すように、その内部にL字状の油路30a
を有して、その下面に開口した油路30aの一端を上部
ハウジング1の上面の開口1bに挿入してハウジング内
の第一油溜めXと連通し、その側面に開口した油路30
aの他端は冷却パイプ33と接続している。そして、図
6に示すように第一管継手30の側面には固定部30b
及び油路30aに連通する孔30cを設け、固定部30
bはボルトによって上部ハウジング1に螺装固定し、孔
30cには前記細管27を挿入して、リザーバ25の第
二油溜めYに細管27を介して第一油溜めXを連通して
いる。
4、図6に示すように、その内部にL字状の油路30a
を有して、その下面に開口した油路30aの一端を上部
ハウジング1の上面の開口1bに挿入してハウジング内
の第一油溜めXと連通し、その側面に開口した油路30
aの他端は冷却パイプ33と接続している。そして、図
6に示すように第一管継手30の側面には固定部30b
及び油路30aに連通する孔30cを設け、固定部30
bはボルトによって上部ハウジング1に螺装固定し、孔
30cには前記細管27を挿入して、リザーバ25の第
二油溜めYに細管27を介して第一油溜めXを連通して
いる。
【0018】前記冷却パイプ33は熱伝動率の高い金属
パイプ等で構成して、冷却ファン24の冷却風エリア内
に配置されるように、冷却ファン24下方で前記入力軸
3を周回するように延設して、冷却パイプ33の他端に
第二管継手31を設けて、前記第一管継手30と冷却パ
イプ33と第二管継手31によって油移送路を形成して
いる。
パイプ等で構成して、冷却ファン24の冷却風エリア内
に配置されるように、冷却ファン24下方で前記入力軸
3を周回するように延設して、冷却パイプ33の他端に
第二管継手31を設けて、前記第一管継手30と冷却パ
イプ33と第二管継手31によって油移送路を形成して
いる。
【0019】前記第二管継手31は図3、図4に示すよ
うに、その中央に前記入力軸3を挿入できる大きさの貫
通孔31aを有し:該第二管継手31の側面には前記貫
通孔31aと連通する油路31bを開口させて前記冷却
パイプ33を接続する。また、第二管継手31の固定部
31cをボルト34・34にて上部ハウジング1の上面
に螺装固定し、第二管継手31の下面に形成した小径部
分31dが、前記入力軸3を支持するハウジングの開口
1cに差し込まれている。そして、前記貫通孔31aの
上部と入力軸3の間にはシール37を介装し、上部ハウ
ジング1の上部の開口1cと入力軸3の間にはベアリン
グ39を介装して軸受支持し、ベアリング39上部の入
力軸3には動圧発生器40を取り付けている。該動圧発
生器40は図7に示すように、パイプ状のベース40a
の外周に螺旋状のスクリュー40bを設けて構成され、
該ベース40aが入力軸3上に固定されるのである。こ
のスクリュー40bは、それが回転することにより、第
二管継手31内に存在するオイルを紙面矢印方向、即
ち、第一油溜めX方向に移動させることができる。
うに、その中央に前記入力軸3を挿入できる大きさの貫
通孔31aを有し:該第二管継手31の側面には前記貫
通孔31aと連通する油路31bを開口させて前記冷却
パイプ33を接続する。また、第二管継手31の固定部
31cをボルト34・34にて上部ハウジング1の上面
に螺装固定し、第二管継手31の下面に形成した小径部
分31dが、前記入力軸3を支持するハウジングの開口
1cに差し込まれている。そして、前記貫通孔31aの
上部と入力軸3の間にはシール37を介装し、上部ハウ
ジング1の上部の開口1cと入力軸3の間にはベアリン
グ39を介装して軸受支持し、ベアリング39上部の入
力軸3には動圧発生器40を取り付けている。該動圧発
生器40は図7に示すように、パイプ状のベース40a
の外周に螺旋状のスクリュー40bを設けて構成され、
該ベース40aが入力軸3上に固定されるのである。こ
のスクリュー40bは、それが回転することにより、第
二管継手31内に存在するオイルを紙面矢印方向、即
ち、第一油溜めX方向に移動させることができる。
【0020】また、前記油移送路は油路板によっても構
成できる。即ち、図8、図9に示すように、冷却ファン
24下方の冷却風エリア内における上部ハウジング1上
面に、下油路板41と上油路板42とを重ねてボルト3
4・34・・・によって固定し、該下油路板41と上油
路板42の外周部には、前記第一管継手30の代わりと
なる接合部41aを下油路板41の下面に設けて、ハウ
ジングの前記開口1bにジョイントパイプ43を介して
接続し、また、その上部の上油路板42の側端に、リザ
ーバ25の細管27と連通するための接続部42aを形
成している。
成できる。即ち、図8、図9に示すように、冷却ファン
24下方の冷却風エリア内における上部ハウジング1上
面に、下油路板41と上油路板42とを重ねてボルト3
4・34・・・によって固定し、該下油路板41と上油
路板42の外周部には、前記第一管継手30の代わりと
なる接合部41aを下油路板41の下面に設けて、ハウ
ジングの前記開口1bにジョイントパイプ43を介して
接続し、また、その上部の上油路板42の側端に、リザ
ーバ25の細管27と連通するための接続部42aを形
成している。
【0021】そして、前記下油路板41と上油路板42
の接合部分において、接続部41a・42aから螺旋状
に入力軸3に向かって油路41b・42bが形成され、
該油路42b・42bの末端位置には、入力軸3と開口
1cの間をカバーする前記第二管継手31の代わりとな
る接続部41c・42cが形成されている。また、上油
路板42の上面には放熱性を高めるためにフィン42d
・42d・・・が形成されている。そして、接続部41
c内に位置する入力軸3上には羽根車45が固定されて
動圧発生器40’を構成している。
の接合部分において、接続部41a・42aから螺旋状
に入力軸3に向かって油路41b・42bが形成され、
該油路42b・42bの末端位置には、入力軸3と開口
1cの間をカバーする前記第二管継手31の代わりとな
る接続部41c・42cが形成されている。また、上油
路板42の上面には放熱性を高めるためにフィン42d
・42d・・・が形成されている。そして、接続部41
c内に位置する入力軸3上には羽根車45が固定されて
動圧発生器40’を構成している。
【0022】このような構成において、ハウジング内に
形成した第一油溜めX内に潤滑油と作動油を兼用するオ
イルが略隙間なく充填されている。そして、入力プーリ
ー23に動力が伝達されて、入力軸3が回転されると、
冷却ファン24が回転されて、冷却風がリザーバ25、
冷却パイプ33及びハウジングに当たり、その中に収容
されたオイル及びハウジング自体を冷却する。そして、
入力軸3の回転によって該入力軸3上に設けた動圧発生
器40が駆動されて、冷却パイプ33内には常にオイル
が満たされ、そのオイルは第二管継手31から入力軸3
方向へ送油されて、冷やされたオイルを第一油溜めX内
に送り、第一油溜めX内のオイルを冷却し、冷却パイプ
33内が負圧となった分は開口1b、第一管継手30よ
り第一油溜めX内のオイルを吸引して、入力軸3が駆動
されているときにはオイルを油移送路に吸引して循環さ
せて強制冷却する。
形成した第一油溜めX内に潤滑油と作動油を兼用するオ
イルが略隙間なく充填されている。そして、入力プーリ
ー23に動力が伝達されて、入力軸3が回転されると、
冷却ファン24が回転されて、冷却風がリザーバ25、
冷却パイプ33及びハウジングに当たり、その中に収容
されたオイル及びハウジング自体を冷却する。そして、
入力軸3の回転によって該入力軸3上に設けた動圧発生
器40が駆動されて、冷却パイプ33内には常にオイル
が満たされ、そのオイルは第二管継手31から入力軸3
方向へ送油されて、冷やされたオイルを第一油溜めX内
に送り、第一油溜めX内のオイルを冷却し、冷却パイプ
33内が負圧となった分は開口1b、第一管継手30よ
り第一油溜めX内のオイルを吸引して、入力軸3が駆動
されているときにはオイルを油移送路に吸引して循環さ
せて強制冷却する。
【0023】リザーバ25内に形成した第二油溜めYに
もオイルが注入される。この第二油溜めY内のオイルの
油面L0は第一油溜めの油面よりも下位レベルとして、
第一油溜めX内のオイルの温度がHSTの作動や伝動機
構の駆動によって上昇して体積が増加したときには、第
一管継手30から細管27を介してリザーバ25内へそ
の増加分が入って調整されるようにしている。逆に、油
温が低下して体積が減少すると第二油溜めYから、細管
27、第一管継手30を介して第一油溜めX内に戻され
る。
もオイルが注入される。この第二油溜めY内のオイルの
油面L0は第一油溜めの油面よりも下位レベルとして、
第一油溜めX内のオイルの温度がHSTの作動や伝動機
構の駆動によって上昇して体積が増加したときには、第
一管継手30から細管27を介してリザーバ25内へそ
の増加分が入って調整されるようにしている。逆に、油
温が低下して体積が減少すると第二油溜めYから、細管
27、第一管継手30を介して第一油溜めX内に戻され
る。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、ハウジング内に第
一油溜めを形成してHSTを収容し、該HSTの入力軸
を略垂直に設け、該入力軸上に冷却ファンを設け、該冷
却ファンの下方に前記第一油溜め内のオイルの体積変化
を調節する第二油溜めを設けたので、第一油溜めと第二
油溜めとを同時に冷却ファンによって強制的に冷却で
き、冷却効率を向上でき、オイル及びHSTの寿命を長
くすることができる。
ような効果を奏するのである。即ち、ハウジング内に第
一油溜めを形成してHSTを収容し、該HSTの入力軸
を略垂直に設け、該入力軸上に冷却ファンを設け、該冷
却ファンの下方に前記第一油溜め内のオイルの体積変化
を調節する第二油溜めを設けたので、第一油溜めと第二
油溜めとを同時に冷却ファンによって強制的に冷却で
き、冷却効率を向上でき、オイル及びHSTの寿命を長
くすることができる。
【0025】また、前記第二油溜めの油面を第一油溜め
の油面よりも下位レベルに位置させるように構成したの
で、リザーバをハウジングの外壁のどの場所にも設置で
き、これにより車軸駆動装置全体がコンパクトにでき
る。
の油面よりも下位レベルに位置させるように構成したの
で、リザーバをハウジングの外壁のどの場所にも設置で
き、これにより車軸駆動装置全体がコンパクトにでき
る。
【0026】また、ハウジング内にHSTを収容し、該
ハウジング内に溜めたオイルの体積変化を調節するリザ
ーバをハウジング外壁上に設置する構成であって、前記
リザーバに互いに向かい合う一側面と他側面に第一の係
止手段の一対を設け、ハウジングに前記第一係止手段の
それぞれに対応する第二係止手段を設けたので、リザー
バを簡単に、かつ、しっかり保持できるようになり、組
立も簡単に行える。
ハウジング内に溜めたオイルの体積変化を調節するリザ
ーバをハウジング外壁上に設置する構成であって、前記
リザーバに互いに向かい合う一側面と他側面に第一の係
止手段の一対を設け、ハウジングに前記第一係止手段の
それぞれに対応する第二係止手段を設けたので、リザー
バを簡単に、かつ、しっかり保持できるようになり、組
立も簡単に行える。
【0027】また、前記第一係止手段を凹状または凸状
に形成し、前記第二係止手段を弾性変形自在な板材をU
字状に形成して、前記第一係止手段に嵌合する部分を凸
状又は凹状に構成したので、リザーバの取り付け・取り
外しがワンタッチで行え、係止手段の製造が容易に行え
コスト低減化が図れる。
に形成し、前記第二係止手段を弾性変形自在な板材をU
字状に形成して、前記第一係止手段に嵌合する部分を凸
状又は凹状に構成したので、リザーバの取り付け・取り
外しがワンタッチで行え、係止手段の製造が容易に行え
コスト低減化が図れる。
【0028】また、ハウジング内に第一油溜めを形成し
てHSTを収容し、前記第一油溜めのオイルをハウジン
グ外へ取り出して再びハウジング内へ戻す油移送路を構
成し、該油移送路を流れるオイルの一部を細管を介して
第二の油溜めに流入自在に構成する。これにより、第一
油溜めのオイルを冷却しつつ、その油量変化に伴う体積
変化の調整を簡単に行うことができる。また、前記HS
Tに動力を入力する入力軸上に冷却ファンを設け、前記
油移送路を前記冷却ファンの冷却風エリア内に配設し、
また、前記第二油溜めを冷却ファンの冷却風エリア内に
配設したので、冷却ファンによって、油移送路を流れる
ときにオイルが効率よく冷却され、第二油溜めも同時に
冷却できる。
てHSTを収容し、前記第一油溜めのオイルをハウジン
グ外へ取り出して再びハウジング内へ戻す油移送路を構
成し、該油移送路を流れるオイルの一部を細管を介して
第二の油溜めに流入自在に構成する。これにより、第一
油溜めのオイルを冷却しつつ、その油量変化に伴う体積
変化の調整を簡単に行うことができる。また、前記HS
Tに動力を入力する入力軸上に冷却ファンを設け、前記
油移送路を前記冷却ファンの冷却風エリア内に配設し、
また、前記第二油溜めを冷却ファンの冷却風エリア内に
配設したので、冷却ファンによって、油移送路を流れる
ときにオイルが効率よく冷却され、第二油溜めも同時に
冷却できる。
【0029】また、前記油移送路は、その端部にそれぞ
れ管継手を備えるパイプ状部材からなり、両管継手はハ
ウジングの壁面に設けた、前記第一油溜めに通じる一対
の開口をそれぞれカバーするように取り付け、一方の管
継手に前記細管を分岐して設けたので、油移送路は管継
手と管継手との間で任意に屈曲した形状とすることがで
き、油移送路の表面積を増加させることができてオイル
の冷却効率が向上する。そのうえ、第一油溜めに第二油
溜めを簡単な構成で連通させることができる。
れ管継手を備えるパイプ状部材からなり、両管継手はハ
ウジングの壁面に設けた、前記第一油溜めに通じる一対
の開口をそれぞれカバーするように取り付け、一方の管
継手に前記細管を分岐して設けたので、油移送路は管継
手と管継手との間で任意に屈曲した形状とすることがで
き、油移送路の表面積を増加させることができてオイル
の冷却効率が向上する。そのうえ、第一油溜めに第二油
溜めを簡単な構成で連通させることができる。
【0030】また、ハウジング内に第一油溜めを形成し
てHSTを収容し、前記第一油溜めのオイルをハウジン
グ外へ取り出して再びハウジング内へ戻す油移送路を構
成し、HSTの入力軸を、前記油移送路と接続する管継
手の中を通ってハウジングの外方へ突出させ、該管継手
の中に、前記入力軸より駆動される動圧発生器を設けた
ので、動圧発生器を駆動するための駆動構成を別途設け
る必要がなく、それを収容するためのケースも必要な
く、コンパクトな構成のオイル移送のための駆動源を得
ることができたのである。そして、この動圧発生器によ
って第一油溜めのオイルを強制的に吸い上げて循環させ
ることができて、そのオイルを効率良く冷却することが
できたのである。
てHSTを収容し、前記第一油溜めのオイルをハウジン
グ外へ取り出して再びハウジング内へ戻す油移送路を構
成し、HSTの入力軸を、前記油移送路と接続する管継
手の中を通ってハウジングの外方へ突出させ、該管継手
の中に、前記入力軸より駆動される動圧発生器を設けた
ので、動圧発生器を駆動するための駆動構成を別途設け
る必要がなく、それを収容するためのケースも必要な
く、コンパクトな構成のオイル移送のための駆動源を得
ることができたのである。そして、この動圧発生器によ
って第一油溜めのオイルを強制的に吸い上げて循環させ
ることができて、そのオイルを効率良く冷却することが
できたのである。
【図1】車軸駆動装置の平面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図2の第一・第二管継手部分の拡大図である。
【図4】図2のB−B矢視断面図である。
【図5】リザーバとその取付部材の斜視図である。
【図6】第一管継手の斜視図である。
【図7】動圧発生器の斜視図である。
【図8】油移送路を油路板に構成した他の実施例を示す
側面断面図である。
側面断面図である。
【図9】油路板の平面図一部断面図である。
1 上部ハウジング 2 下部ハウジング 3 入力軸 24 冷却ファン 25 リザーバ 25b 第一係止手段 27 細管 29 取付部材 29a 第二係止手段 30 第一管継手 31 第二管継手 33 冷却パイプ 40・40’ 動圧発生器
Claims (9)
- 【請求項1】 ハウジング内に第一油溜めを形成してハ
イドロスタティックトランスミッション(以下HST)
を収容し、該HSTの入力軸を略垂直に設け、該入力軸
上に冷却ファンを設け、該冷却ファンの下方に、前記第
一油溜め内のオイルの体積変化を調節する第二油溜めを
設けると共に、該第一油溜めと第二油溜めとの間でオイ
ルを相互に流通自在に構成したことを特徴とする車軸駆
動装置。 - 【請求項2】 前記第二油溜めの油面を第一油溜めの油
面よりも下位レベルに位置させるように構成したことを
特徴とする請求項1記載の車軸駆動装置。 - 【請求項3】 ハウジング内にHSTを収容し、該ハウ
ジング内に溜めたオイルの体積変化を調節するリザーバ
をハウジング外壁上に設置する構成であって、前記リザ
ーバに互いに向かい合う一側面と他側面とにそれぞれ第
一の係止手段を設け、ハウジングに前記第一係止手段の
それぞれに対応する第二係止手段を設けたことを特徴と
する車軸駆動装置。 - 【請求項4】 前記第一係止手段を凹状または凸状に形
成し、前記第二係止手段を、弾性変形自在な板材をU字
状に形成して、その各々の両端側に前記第一係止手段に
嵌合する部分を凸状又は凹状にして構成したことを特徴
とする請求項3記載の車軸駆動装置。 - 【請求項5】 ハウジング内に第一油溜めを形成してH
STを収容し、前記第一油溜めのオイルをハウジング外
へ取り出して再びハウジング内へ戻す油移送路を構成
し、該油移送路を流れるオイルの一部を、ハウジング外
に設けた第二の油溜めに細管を介して流入自在に構成し
たことを特徴とする車軸駆動装置。 - 【請求項6】 前記HSTに動力を入力する入力軸上に
冷却ファンを設け、前記油移送路を前記冷却ファンの冷
却風エリア内に配設したことを特徴とする請求項5記載
の車軸駆動装置。 - 【請求項7】 前記第二油溜めを冷却ファンの冷却風エ
リア内に配設したことを特徴とする請求項6記載の車軸
駆動装置。 - 【請求項8】 前記油移送路は、その端部にそれぞれ管
継手を備えるパイプ状部材からなり、両管継手はハウジ
ングの壁面に設けた、前記第一油溜めに通じる一対の開
口をそれぞれカバーするように取り付け、一方の管継手
に前記細管を分岐して設けたことを特徴とする請求項5
記載の車軸駆動装置。 - 【請求項9】 ハウジング内に第一油溜めを形成してH
STを収容し、前記第一油溜めのオイルをハウジング外
へ取り出して再びハウジング内へ戻す油移送路を構成
し、HSTの入力軸を、前記油移送路と接続する管継手
の中を通ってハウジングの外方へ突出させ、該管継手の
中に、前記入力軸より駆動される動圧発生器を設けたこ
とを特徴とする車軸駆動装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21205197A JPH1148804A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 車軸駆動装置 |
US09/129,957 US6073443A (en) | 1997-08-06 | 1998-08-06 | Axle driving apparatus |
US09/443,735 US6233929B1 (en) | 1997-08-06 | 1999-12-01 | Axle driving apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21205197A JPH1148804A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 車軸駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1148804A true JPH1148804A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16616060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21205197A Pending JPH1148804A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 車軸駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1148804A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003079203A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-18 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 移動農機 |
US7677038B2 (en) | 1999-10-18 | 2010-03-16 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Pump unit |
US7788919B2 (en) | 1999-10-18 | 2010-09-07 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Pump unit |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP21205197A patent/JPH1148804A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7677038B2 (en) | 1999-10-18 | 2010-03-16 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Pump unit |
US7788919B2 (en) | 1999-10-18 | 2010-09-07 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Pump unit |
JP2003079203A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-18 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 移動農機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6073443A (en) | Axle driving apparatus | |
US6487856B1 (en) | Tandem pump unit | |
US5622051A (en) | Axle driving apparatus with cooling tubing | |
US5335496A (en) | Axle driving apparatus | |
TWI383900B (zh) | 電動二輪機車 | |
US7409829B2 (en) | Pump unit | |
US5794443A (en) | Axle driving apparatus | |
US9238497B2 (en) | Electric motorcycle | |
CN111817499A (zh) | 驱动装置 | |
US7677038B2 (en) | Pump unit | |
JP2001146951A (ja) | 2連ポンプユニット | |
JPH1148804A (ja) | 車軸駆動装置 | |
US6913038B2 (en) | Pump for exerting pressure on fluid and fluid tank unit having the same | |
US12077044B2 (en) | Vehicle | |
JP3987609B2 (ja) | 車軸駆動装置 | |
JPH11101334A (ja) | 車軸駆動装置のオイル冷却構造 | |
JP7317788B2 (ja) | 冷却構造 | |
JPH055318Y2 (ja) | ||
EP0819897B1 (en) | Viscous heater | |
JPH055317Y2 (ja) | ||
JP2001116108A (ja) | 2連ポンプユニット | |
JPH07103317A (ja) | 油液冷却装置 | |
JPH10196761A (ja) | 油圧式無段変速装置の冷却構造 | |
JP2999633B2 (ja) | 車軸駆動装置 | |
JP2005163951A (ja) | ミッション装置および建設機械 |