JPH114790A - 着脱式床洗浄用補助装置及び床洗浄装置 - Google Patents

着脱式床洗浄用補助装置及び床洗浄装置

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JPH114790A
JPH114790A JP34156397A JP34156397A JPH114790A JP H114790 A JPH114790 A JP H114790A JP 34156397 A JP34156397 A JP 34156397A JP 34156397 A JP34156397 A JP 34156397A JP H114790 A JPH114790 A JP H114790A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工済のカーペットや硬質床材の洗浄に用い
て好適の着脱式床洗浄用補助装置及び床洗浄装置に関
し、洗剤や水の使用量を削減し物理的刺激に頼ることな
くカーペットの汚れを十分に取り除くことができるよう
にして、カーペットを劣化させることなく短時間で確実
にカーペット洗浄を行なえるようにする。 【解決手段】 蒸気を発生させる蒸気発生器1と、該蒸
気発生器1で発生した該蒸気を洗浄対象の床2上に供給
する蒸気供給器3とをそなえ、該蒸気供給器3を、床洗
浄機4に着脱自在に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施工済のカーペットの
洗浄や硬質床材の洗浄に用いて好適の、着脱式床洗浄用
補助装置及び床洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、床面の清掃やワックスがけにポリ
ッシャと呼ばれる回転式床磨き機(床洗浄機器)が用い
られている。このようなポリッシャは、回転ブラシ又は
回転パッドをそなえており、床面清掃の場合には、洗剤
又は洗浄液を床面に塗布してこの床面上に水を供給させ
つつブラシやパッドを回転させてブラッシングすること
により、汚れの除去を行なうようにする。
【0003】また、床の表面材としてカーペットが多用
されているが、このように床に張られたカーペットも使
用していくうちに汚れていくので、張り替え又は洗浄が
必要になる。カーペットを張り替えるには極めてコスト
がかかり、また、まだ使用できるカーペットを張り替え
るのはゴミの増加を招いたり、資源を有効利用する上で
も好ましくない。さらに、カーペットの張り替え時には
建物の機能を部分的に停止させながら行なうことにな
り、極めて大掛かりである。
【0004】このような観点からカーペットの洗浄技術
が開発されており、このカーペットの洗浄にも、上述の
ポリッシャと呼ばれる回転式床磨き機が利用されてい
る。つまり、カーペット上に洗剤及び水を塗布しポリッ
シャの回転ブラシによりカーペットをブラッシングする
ことで、洗剤の洗浄力を発揮させてカーペット内の汚れ
を取り除くようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カーペットの洗浄方法では以下のような課題がある。 洗剤を用いて洗浄すると、カーペットから洗浄後の洗
剤を除去するために水洗いを行なう必要があり、洗剤を
十分に除去するには水洗いの際に多量を水を用いること
になり、洗浄後のカーペットの水分回収および乾燥に時
間が掛かる。また、カーペットの材質によっては、過剰
に水分を供給するとカーペット自体が収縮してしまうと
いう不具合を招くことがある。
【0006】さらに、洗剤を用いて洗浄してもなかな
か落ちない汚れがあり、洗剤量を増加して洗浄を強化し
ようとすると、洗剤自体のコストが増加する上に、洗剤
を十分に除去するのに要する水の量が増大して、洗浄後
のカーペットの水分回収および乾燥に一層時間が掛かる
ようになる。また、使用する洗剤量の増加は、使用後に
排水とともに流出される洗剤の量を増加させることにな
り、河川や海の水質保護の上で課題となり、さらに、多
量の水を使うことから水資源保護の上での課題となる。
【0007】また、洗剤量を増加しないで念入りに洗
浄を行なったり、ブラッシングの力を強化したり、カー
ペットに噴射する水流を激しくする等の物理的刺激を高
めることなども考えられる。しかし、このような物理的
刺激の強化では、作業時間が大幅に増加してしまうほ
か、カーペットの劣化を招くおそれがある。また、水流
を激しくすると、どうしても多量の水を使うことになり
やすく、この場合も、水資源保護の上での課題となる。
【0008】このようなカーペットの洗浄方法では、
カーペットの洗浄からカーペットの乾燥に至る作業に時
間が掛かり、その間、カーペットを使用できないため、
実質的には、カーペットの張られた部屋の機能を部分的
に停止させながら行なうことになり、極めて大掛かりで
あり、コストも掛かる。このため、カーペットの洗浄を
頻繁に行なうわけには行かず、汚れの程度が激しくなっ
てから行なっているのが現状である。このように汚れの
程度が激しくなってからでは、汚れはなかなか落ちず、
洗浄力を強化するために、結局、洗剤量の増加やブラッ
シングや水流といった物理的刺激の強化などを行なうこ
とになって、上述の不具合を来す結果になり、一種の悪
循環を招いている。
【0009】カーペットとは異なり毛脚のない硬質床材
(例えばPタイルと称されるもの)の場合も、汚れの程
度が激しくなってからでは、汚れはなかなか落ちないと
いう不具合や、水を使用した洗浄では、硬質床材が水に
濡れることになるため、硬質床材上の水が乾く前に硬質
床材上を歩くと靴底から硬質床材側に再び汚れが付着し
てしまう上、スリップしやすく歩行に支障を来すおそれ
がある。
【0010】さらには、壁面に関しても、汚れの程度が
激しくなってからでは、汚れはなかなか落ちないという
不具合がある。
【0011】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、洗剤や水の使用量を削減し物理的刺激に頼ること
なくカーペットをはじめとした床面や更には壁面の汚れ
を十分に取り除くことができるようにして、カーペット
等の床面や壁面を劣化させることなく短時間で確実に床
面洗浄を行なえるようにした、着脱式床洗浄用補助装置
及び床洗浄装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の着脱式床洗浄用補助装置は、蒸気を発生させ
る蒸気発生器と、該蒸気発生器で発生した該蒸気を洗浄
対象の床上に供給する蒸気供給器とをそなえ、該蒸気供
給器が、床洗浄機器に着脱自在に構成されていることを
特徴としている。
【0013】請求項2記載の本発明の着脱式床洗浄用補
助装置は、請求項1記載の装置において、該蒸気供給器
が、該床上に向けて開口を形成された容器と、該容器内
に設けられ該開口側から該蒸気を噴射する蒸気噴射口と
を有して構成されていることを特徴としている。請求項
3記載の本発明の着脱式床洗浄用補助装置は、請求項2
記載の装置において、床洗浄機器が、該床上に接触して
該床を洗浄する本体部をそなえ、該蒸気供給器の該容器
が、該本体部に着脱しうるように構成されていることを
特徴としている。
【0014】請求項4記載の本発明の着脱式床洗浄用補
助装置は、請求項3記載の装置において、該容器が、該
本体部の外周に外嵌されることで該本体部に装着される
ように構成されていることを特徴としている。請求項5
記載の本発明の着脱式床洗浄用補助装置は、請求項4記
載の装置において、該容器に、該本体部の外周に遊嵌す
る内周面がそなえられ、該内周面に該本体部の上面に当
接する係止部が形成されて、該係止部と該本体部上面と
の当接により、該容器の該本体部に対する上下相対位置
が固定されることを特徴としている。
【0015】請求項6記載の本発明の着脱式床洗浄用補
助装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の装置におい
て、該床洗浄機器が、該洗浄対象床に摺接しうるブラシ
又は布パッドを着脱自在に構成されていることを特徴と
している。請求項7記載の本発明の着脱式床洗浄用補助
装置は、請求項1記載の装置において、該床洗浄機器
が、該洗浄対象床に摺接される雑巾状部分又はブラシ部
分と、該雑巾状部分又は該ブラシ部分に結合されたハン
ドル部分とからなるモップ又はブラシにより構成されて
いることを特徴としている。
【0016】請求項8記載の本発明の着脱式床洗浄用補
助装置は、請求項1〜7のいずれかに記載の装置におい
て、該洗浄対象床にカーペットが張設され、該床洗浄機
器が洗浄液を該カーペットに供給しブラッシングを行な
うことで該カーペットを洗浄するように構成されている
ことを特徴としている。
【0017】請求項9記載の本発明の着脱式床洗浄用補
助装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の装置におい
て、該蒸気噴射口を該床に対して昇降させる昇降調整機
構がそなえられていることを特徴としている。請求項1
0記載の本発明の床洗浄装置は、蒸気を発生させる蒸気
発生器と、該蒸気発生器で発生した該蒸気を洗浄対象の
床上に供給する蒸気供給器と、該蒸気供給器を装着され
た床洗浄機器とから構成されていることを特徴としてい
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明すると、図1〜図4は本発明の第1
実施形態としての着脱式床洗浄用補助装置を示すもので
ある。図1に示すように、本装置は、水蒸気(単に、蒸
気ともいう)を発生させるためのボイラ(蒸気発生器)
1と、このボイラ1で発生した水蒸気をカーペット(洗
浄対象の床)2上に供給する蒸気供給器3と、蒸気を供
給されたカーペット2からこの蒸気供給によって遊離し
た汚れを吸収する床洗浄機器としてのポリッシャ4とを
そなえており、特に、蒸気供給器3は、ポリッシャ4に
対して着脱自在に構成されている。
【0019】なお、ボイラ1には移動させやすいように
キャスタ1A及びハンドル1Bが設けられている。蒸気
供給器3は、図1に示すように、スチームホース5を介
してボイラ1で発生した水蒸気を受けるスチームヘッド
(蒸気噴射容器)6をそなえている。このスチームヘッ
ド6は、図2〜図4に示すように、下面6Aが開口して
おり、内部に蒸気供給パイプ7をそなえている。この蒸
気供給パイプ7は、ブラケット7Aを介してスチームヘ
ッド6に取り付けられている。
【0020】また、ブラケット7Aは、昇降調整機構と
しての調整ネジ7Bで昇降させうるようになっており、
蒸気供給パイプ7の高さ位置を、この調整ネジ7Bで調
製しうるようになっている。そして、例えば段通などの
毛脚の長いカーペットの場合には、蒸気供給パイプ7を
降下させて毛脚の長いカーペットの奥まで蒸気を供給で
きるようにしたり、また、蒸気の熱に弱いカーペットの
場合には、蒸気供給パイプ7を上昇させて、カーペット
の温度上昇を抑制したりすることができるようになって
いる。
【0021】また、スチームヘッド6は、金属製又は耐
熱樹脂製の容器であって、耐熱樹脂としては、例えば耐
熱温度が140°Cで且つ耐衝撃性の高いポリカーボネ
ートを利用することができる。そして、蒸気供給パイプ
7には、スチームホース5に接続される蒸気導入口8が
スチームヘッド6の外部に露出するように設けられ、ま
た、下方、即ち、下面6Aの開口側に向けて形成された
複数の蒸気噴射口9がそなえられている。これにより、
蒸気導入口8から導入された蒸気は蒸気噴射口9からカ
ーペット2へ向けて噴射されるようになっている。
【0022】なお、調整ネジ7Bにより、ブラケット7
Aを昇降調整すると、ブラケット7Aと共に蒸気供給パ
イプ7及び蒸気噴射口9を昇降調整することができるの
で、調整ネジ7Bは、蒸気噴射口9を昇降調整する昇降
調整機構として機能する。一方、ポリッシャ4は、図1
〜図3に示すように、ポリッシャ本体部10と、この本
体部10に結合されたステー11と、ステー11の上端
に装備されたハンドル12とをそなえている。また、本
体部10には、円板状回転ブラシ13を装着された回転
部材14と、この回転部材14を回転駆動するモータ部
15と、これらの回転部材14及びモータ部11を覆う
カバー16及びケース17と、洗浄液を貯蔵するタンク
18と、タンク18から円板状回転ブラシ13側へ洗浄
液を供給するホース19とをそなえている。
【0023】なお、ステー11は、ケース17に図示し
ないジョイント機構を介して枢着されており、本体部1
0に対して一定の前後角度や左右角度範囲で自由な角度
をとれるようになっている。したがって、ハンドル12
を通じて、円板状回転ブラシ13がカーペット2上面に
沿ってに常に水平状態に載せながら本体部10を移動さ
せることができるようになっている。
【0024】また、ハンドル12には、モータコントロ
ールボックス20及びブラシ回転制御スイッチ20Aが
装備されており、スイッチ20Aを操作するとモータコ
ントロールボックス20を通じてモータ部11のモータ
の回転状態が制御されるようになっている。ところで、
ポリッシャ本体部10を構成するカバー16の外表面1
6Aは、やや上向きに構成されるが、蒸気供給器3のス
チームヘッド(蒸気噴射容器)6には、このようなカバ
ー16の外表面16Aとほぼ整合しうるようなやや下向
きの内周面21が設けられている。これにより、スチー
ムヘッド(容器)6がポリッシャ本体部10に対して着
脱自在に構成されている。
【0025】すなわち、ポリッシャ本体部10のカバー
16の上方からスチームヘッド6を被せて本体部10の
外周、即ち、カバー16の外表面16Aに、スチームヘ
ッド6の内周面21を外嵌して整合させるようにするこ
とで、スチームヘッド6をポリッシャ本体部10に取り
付けることができるようになっている。特に、スチーム
ヘッド6の内周面21の上部には、鍔状の係止面(係止
部)21Aが形成されており、この係止面21Aがポリ
ッシャ本体部10のカバー16の上面に当接して、スチ
ームヘッド(容器)6をポリッシャ本体部10に対して
所定高さに設置しうるようになっている。このように、
スチームヘッド(容器)6がポリッシャ本体部10に対
して所定の上下位置にセットされるので、調整ネジ7B
によって確実に蒸気供給パイプ7の高さ位置を行なえる
ことになる。
【0026】もちろん、スチームヘッド6を上方へ持ち
上げれば、スチームヘッド6の内周面21がカバー16
の外表面16Aから離隔してスチームヘッド6をポリッ
シャ本体部10から容易に取り外すこともできる。特
に、既存のポリッシャ4の本体部10に備えられるカバ
ー16の外表面16Aは、種々の形状や大きさがある
が、本着脱式床洗浄用補助装置のスチームヘッド6の内
周面21や鍔状の係止面21Aは、下方に拡径するテー
パ局面状に形成されており、複数の形状又は大きさのカ
バー外表面16Aに外嵌しうるようになっている。もち
ろん、各カバー外表面16Aの形状に一定の精度で適合
するように内周面21の形状を設定してもよい。
【0027】なお、回転部材14は、円板状回転ブラシ
13を着脱自在に構成されており、円板状回転ブラシ1
3に代えて円板状のヤーンパッド(布製パッド)を装着
することもできる。ところで、ボイラ1からスチームヘ
ッド6への蒸気供給路即ちスチームホース5には、スチ
ームトラップ(蒸気分離手段)22が介装されており、
ボイラ1で発生した水蒸気をこのスチームトラップ22
内に一旦収容しここで高温に加熱され且つ加圧された水
蒸気のみを取り出して、スチームヘッド6へ送給するよ
うになっている。
【0028】スチームトラップ22は、密封された容器
であり、図3に示すように、その上部に、ボイラ1から
導かれたスチームホース5Aを接続する第1ニップル2
2Aと、スチームヘッド6へのスチームホース5を接続
する第2ニップル22Bと、水蒸気の液化した水を排出
するためのホース23を接続する第3ニップル22Cと
をそなえている。第1ニップル22Aには、コック24
が設けられており、ボイラ1からの水蒸気を供給したり
遮断したり又供給量を調整したりすることができる。
【0029】このうち、第3ニップル22Cは下端をス
チームトラップ22の容器内の底部まで延長されてお
り、水蒸気が液化してスチームトラップ22の容器内の
底部に溜まった水をスチームトラップ22内の蒸気圧で
第3ニップル22Cから外部へ排出して、ホース23の
他端に設けられた水回収容器(図示略)に収容するよう
になっている。
【0030】また、第2ニップル22Bは、スチームト
ラップ22内の上部空間に開口しており、スチームトラ
ップ22内の上部空間に満たされた高温の水蒸気のみを
スチームヘッド6へ送給しうるようになっている。な
お、水蒸気によって、カーペット2の温度を60〜10
0°C程度に温めることが望ましく、このような温度域
ではカーペット2の汚れを十分に分解・遊離させること
ができる。
【0031】本発明の第1実施形態としての着脱式床洗
浄用補助装置は、上述のように構成されているので、床
の洗浄にあたっては、まず、ポリッシャ4の本体部10
のカバー16上方からスチームヘッド6を被せ、スチー
ムヘッド6の内周面21がカバー16の外表面16Aに
整合するようにして、スチームヘッド6をポリッシャ本
体部10に取り付ける。
【0032】そして、ボイラ1を作動させ水蒸気を発生
させて、この発生した水蒸気をスチームホース5A,ス
チームトラップ22,スチームホース5を介して、スチ
ームヘッド6へ送給する。このとき、スチームトラップ
22では、ボイラ1で発生した水蒸気を一旦内部に収容
しここで高温に加熱され且つ加圧された水蒸気のみを取
り出して、スチームヘッド6へ送給する。
【0033】そして、十分に高温の水蒸気が、スチーム
ホース5を通じてスチームヘッド6の蒸気導入口8から
蒸気供給パイプ7へ送給され、この蒸気供給パイプ7に
形成された複数の蒸気噴射口9からカーペット2へ向け
て噴射される。これにより、カーペット2の温度を60
°C程度よりも高い温度域(60〜90°C程度)まで
温めながら、ハンドル12及びブラシ回転制御スイッチ
20Aを操作しながらポリッシャ4を作動させる。そし
て、カーペット2へ、洗剤と水とを適当に混合した洗浄
液を供給しつつポリッシャ本体部10の円板状回転ブラ
シ13を回転駆動して、カーペット2をブラッシングす
る。
【0034】このようにして、カーペット2を高温の水
蒸気により例えば60°C以上の高温に温めることで、
繊維内又は繊維間に付着した汚れが繊維から分解・遊離
する。そして、洗浄液を供給しながら回転ブラシ13で
カーペット2をブラッシングすることで、洗剤の浄化作
用が効率的に行なわれ、汚れがカーペット2の繊維から
分解・遊離して、ブラシ13自体又はブラッシングによ
りカーペット2上に泡立った泡の方へ移動して、カーペ
ット2が浄化されていく。
【0035】なお、スチームヘッド6をゆっくりと移動
させると、単位面積当たりの高温水蒸気の供給量が増加
しカーペット2の温度をより上昇させることができ、ス
チームヘッド6の移動速度を速めると、単位面積当たり
の高温水蒸気の供給量が減少してカーペット2の温度上
昇度合を低下させることができる。スチームヘッド6は
ポリッシャ4の本体部10と一体に移動するので、ポリ
ッシャ4の移動速度を調整することで、カーペット2へ
の高温水蒸気の供給量を調整してカーペット2の温度や
蒸気供給量を制御することができる。
【0036】そこで、ハンドル12を持ちながらポリッ
シャ4の本体部10を移動させつつ洗浄を行なう際に、
カーペット2の汚れに応じた移動速度とすれば効率よく
洗浄を行なえる。つまり、カーペット2の汚れが激しけ
れば、移動速度を遅くして、スチームヘッド6によりカ
ーペット2の汚れた部分を十分に加熱及び加湿しながら
汚れを遊離させてブラシ13によるブラッシングを行な
うのである。
【0037】このような工程を終えたら、仕上げとし
て、回転部材14に装着された円板状回転ブラシ13を
円板状ヤーンパッドに代えて、このヤーンパッドを回動
させながら、カーペット2に付着した水分や洗剤を拭き
取る。これにより、カーペット2内の水分や洗剤と共に
カーペット2の繊維から遊離した汚れもヤーンパッド側
に回収されていく。
【0038】もちろん、このようにヤーンパッドによる
拭き取り作業を行なっても、カーペット2には水分が残
留するが、このようにカーペット2に残留した水分も水
蒸気により高温になっているので、カーペット2に残留
した水分は、自然乾燥によっても速やかに蒸発し、カー
ペット2の乾燥が完了する。このように、高温の水蒸気
を供給しながらカーペットの洗浄を行なうので、以下の
ような効果や利点を得ることができる。
【0039】高温の水蒸気をカーペット2の繊維に供
給すると、カーペット2の繊維から汚れが分解・遊離し
たり又は分解・遊離し易くなり、これにより、洗剤の使
用量やカーペットから洗剤を除去するための水の使用量
を大幅に削減しながら、十分にカーペットの洗浄を行な
うことができる。 これにより、洗剤使用や水使用にかかるコストを削減
することができ、また、洗浄後のカーペットの水分回収
および乾燥に掛かる時間を大幅に短縮することができ
る。さらに、使用後に排水とともに流出される洗剤の量
を減少させることになり、河川や海の水質保護を促進す
ることができ、また、水資源保護も図ることができる。
そして、カーペットへの水分供給が少ないので、過剰な
水分供給に起因したカーペット自体の収縮も回避するこ
とができる。
【0040】また、ブラッシングの力を強化したり、
カーペットに噴射する水流を激しくする等の物理的刺激
を高めることなくカーペットの洗浄を行なうことができ
るので、作業時間を大幅に短縮することができ、また、
カーペットの劣化を防ぐこともできる。 カーペットの洗浄からカーペットの乾燥に至る作業時
間を大幅に短縮できることから、カーペットの張られた
部屋の機能を停止させなくてはならない時間を大幅に削
減することができ、手軽にカーペットの洗浄を行なうこ
とができる。このため、カーペットがひどく汚れてしま
う前に、即ち、軽い汚れのうちに、カーペットの洗浄を
軽い負担で行なうことができる。
【0041】すなわち、軽い汚れのうちにカーペットの
洗浄を行なうことで、汚れ落ちもよくなって、低コスト
でより完全にカーペットのクリーニング管理を行なうこ
とができるようになる。この結果、常時、汚れのない又
は汚れの少ない状態でカーペットを使用できるようにな
る。特に、本着脱式床洗浄用補助装置では、既存のポリ
ッシャ(床洗浄機器)4の本体部10に蒸気供給器3の
スチームヘッド(容器)6を外嵌して高温水蒸気を供給
するだけで、カーペット2の繊維に高温の水蒸気を供給
しながらポリッシャ(床洗浄機器)4によるブラッシン
グを行なえるので、既存の機材を使用しながら低コスト
で、上述の各効果〜を得ることができるのである。
【0042】また、本着脱式床洗浄用補助装置のスチー
ムヘッド6の内周面21や鍔状の係止面21Aは、下方
に拡径するテーパ局面状に形成されており、複数の形状
又は大きさのカバー外表面16Aに外嵌して所定高さに
設置しうるようになっているので、カバー外表面16A
の異なる各種ポリッシャ4に装着して使用することがで
き、汎用性が高い利点もある。
【0043】また、昇降調整機構としての調整ネジ7B
で蒸気供給パイプ7の高さ位置を調製して蒸気噴射口9
の床面に対する接近度合いを調整しうるので、カーペッ
ト内に深く蒸気供給したければ蒸気供給パイプ7を降下
させ、また、カーペット内に深く蒸気供給したくなけれ
ば蒸気供給パイプ7を上昇させればよい。例えば蒸気の
熱に弱いカーペットの場合には、蒸気供給パイプ7を上
昇させればこのようなカーペットを適当に保護しながら
洗浄することもできる。
【0044】なお、カーペットを十分に加熱するので、
殺菌効果があり、カーペット内に付着したダニ等の害虫
の退治や、ゴキブリ繁殖の防止,雑菌類の除去やカビ防
止等も可能になる利点がある。また、ヤーンパッドによ
る拭き取り作業時には、ポリッシャ4の本体部10から
スチームヘッド6を取り外すが、この拭き取り作業時に
もスチームヘッド6を装着したままとして、蒸気噴射口
9からカーペット2へ高温の水蒸気を噴射しながらヤー
ンパッドによる拭き取り作業を行なうようにしてもよ
い。
【0045】この場合、ヤーンパッドが蒸しタオル状に
なって、高温の水蒸気によりカーペット2の更なる洗浄
作用とカーペット2の繊維の温度を更に上昇させること
ができるので、拭き取り作業後にカーペット2に残留し
た水分がより速やかに蒸発しうるようになり、また、ヤ
ーンパッドによるカーペット2からの残留洗剤を拭き取
りもより効率よく行なえて、カーペット2の洗剤残留量
を大幅に削減することができ、カーペットをより清浄な
状態にすることができる。
【0046】また、この場合、供給された水蒸気がカー
ペット2に摺接するヤーンパッドとの間に保持され、カ
ーペット2の繊維内での水蒸気の保持が促進されて、カ
ーペット2の繊維を確実に高温・多湿状態にすることが
できるため、洗剤の作用に頼らない水蒸気自体によるカ
ーペットの洗浄効果も極めて高いものになる。さらに
は、スチームヘッド6から水蒸気ではなく温風を噴射で
きるようにして、蒸気噴射口9からカーペット2へ高温
の温風を噴射しながらヤーンパッドによる拭き取り作業
を行なうようにしてもよい。この場合、高温の温風によ
りカーペット2の乾燥が促進される。カーペット洗浄を
完了させる(即ち、カーペットを使用状態まで乾燥させ
る)までに要する時間を一層大幅に短縮することができ
る利点がある。
【0047】また、ヤーンパッドは、スチームヘッド6
から取り外して裏返して装着し汚れていない面を使用で
きるようにしたり、汚れたヤーンパッドや回転ブラシ1
3を洗浄したきれいなもの等と取り替えたりすることが
できるので、カーペット2の汚れを確実に拭き取ること
ができる。また、コック24を通じて適宜水蒸気の供給
状態を調整しながら行なうことができ、カーペット2の
状態に応じて適切な水蒸気供給によって、効率よく洗浄
を行なうことができる。
【0048】さらに、ポリッシャ(床洗浄機器)4にヤ
ーンパッドを装着して、このヤーンパッドには洗剤等を
供給せずにヤーンパッドによるカーペットの拭き取りの
みを行なうようにして、洗剤に頼らずに高温水蒸気のみ
の洗浄作用(汚れの分解・遊離作用)によってカーペッ
トを洗浄するようにしてもよい。ところで、上述の実施
形態では、一般的に施工されたカーペットの洗浄を説明
したが、本着脱式床洗浄用補助装置は、一般施工された
カーペットに限らず種々の床(洗浄対象床)を洗浄する
ことができる。
【0049】つまり、近年、オフィスビル等に広く使用
されているアクセスフロアーと称されるタイルカーペッ
トの床面は、下部に配線等が施されている関係上、クリ
ーニングに水の使用が嫌われており、油性汚れ除去のた
めのドライパウダー方式を採用する以外に洗浄方法がな
かったが、上述のように、蒸気供給器3のスチームヘッ
ド6をポリッシャ4の本体部10に外嵌し、ポリッシャ
4にヤーンパッドを装着して、スチームヘッド6からタ
イルカーペット上に高温の水蒸気を供給しつつヤーンパ
ッドによるカーペット表面の拭き取りを行なうようにし
ても、タイルカーペットのクリーニングを十分に行なう
ことができる。
【0050】この場合、ドライパウダーの使用しないた
め、残留パウダーによるトラブルがなく、また、高温の
水蒸気によりタイルカーペットが殺菌されて、ダニ,ゴ
キブリの等の害虫類の駆除や発生防止、さらに、カビの
発生防止も行なわれるため、衛生面の効果も大きいもの
がある。また、例えば厨房やトイレ等に広く使用されて
いる硬質床材(例えば樹脂性タイル)等の床(洗浄対象
床)についても、フエルトパッキンと耐熱ブラシを使用
することで十分に洗浄することができる。
【0051】また、ボイラ1から蒸気ではなく、90°
C以上の高温水(湯)も床面上に供給することができる
ので、ポリッシャ4に耐熱ブラシを装着して、このよう
な高温水を蒸気供給器3から吐出しながらポリッシャ4
を作動させて床面を耐熱ブラシでブラッシングすること
で、硬質床(カーペット以外の床)についても、本着脱
式床洗浄用補助装置を利用した洗浄を広く行なうことが
できる。
【0052】このような高温水蒸気や高温水を使用した
床洗浄は、薬品を使用せずに行なうことができるので、
薬品を含んだ排水を排出することがなく、したがって、
水質汚濁や環境破壊につながるような処理をすることな
く、床洗浄を行なうことができる。なお、回転ブラシ1
3やヤーンパッドの駆動は、回転式に限定されず、往復
動式のものでもよい。
【0053】また、スチームヘッド6の内周面21の上
部に設ける係止部は、鍔状の係止面21Aに限定され
ず、単なる突起等でもよい。次に、第2実施形態につい
て図5,図6を参照して説明する。図5に示すように、
本実施形態では、床洗浄機器としてポリッシャではなく
モップが用いられている。
【0054】モップ34は、ステー部(ハンドル部分)
34Aと、このステー部34Aの先端に固設されたモッ
プ本体34Bと、このモップ本体34Bに装着されたモ
ップ布(雑巾状部分)34Cとをそなえて構成されてい
る。そして、本着脱式床洗浄補助装置は、第1実施形態
と同様のポータブル型のボイラ(蒸気発生器)31と、
このボイラ31で発生した水蒸気をカーペット(洗浄対
象の床)32上に供給する蒸気供給器33とをそなえ、
蒸気供給器33は、床面床清掃用のモップ34に着脱自
在に構成されている。
【0055】なお、第1実施形態と同様に、ボイラ31
には移動させやすいようにキャスタ31A等が設けられ
ている。また、図示しないが、ボイラ31には、スチー
ムトラップ(蒸気分離手段)42を介してスチームホー
ス35が接続されており、スチームトラップ42は、第
1実施形態のスチームトラップ22と同様に構成される
で説明を省略する。
【0056】蒸気供給器33は、図5に示すように、T
字状の蒸気供給パイプ36をそなえており、この蒸気供
給パイプ36が、モップ34に着脱機構40を介して装
着されるようになっている。蒸気供給パイプ36は、図
5,図6に示すように、スチームホース35の接続され
る通路部37と蒸気噴射口39を有する供給部(蒸気吐
出ノズル)38とからなり、供給部38は両端部を閉鎖
され、通路部37はこの供給部38の中間部上方に接続
されている。また、蒸気噴射口39は、供給部38の下
面側に複数設けられており、ボイラ31からの蒸気は、
スチームホース35から蒸気供給パイプ36に送られ、
通路部37から供給部38を経て蒸気噴射口39から床
32上に噴射されるようになっている。
【0057】着脱機構40は、モップ34のステー部3
4Aに複数(ここでは2つ)固設された取付ブラケット
40Aと、各取付ブラケット40Aから突出した係止部
40Bとをそなえ、係止部40Bには、蒸気供給パイプ
36を係止させ固定しうるようになっている。なお、支
持剛性や支持強度に問題がなければ、1本のみの取付ブ
ラケット40Aで着脱機構40を構成してもよい。
【0058】また、着脱機構40における蒸気供給パイ
プ36の固定手段として、ここではボルト・ナット40
Cが用いられており、蒸気供給パイプ36は、ボルト・
ナット40Cによるねじ止めで固定される。なお、この
固定手段は、ねじ止めに限らず、ピン止めや嵌合固定等
の他の手段であってもよい。このような着脱機構40を
通じて蒸気供給器33をモップ34に取り付けること
で、蒸気供給パイプ36の供給部38が、モップ34の
本体34Bに近接して本体34Bとほぼ平行になるよう
に設定されている。
【0059】また、蒸気供給パイプ36には、レバー4
1Aを通じて蒸気の供給状態を調整しうるバルブ41が
そなえられ、モップ34のステー部34Aを持ちながら
レバー42を容易に操作しうるようになっており、レバ
ー41Aの操作により、蒸気供給の停止や、蒸気供給量
を増減調整を行なうことができるようになっている。こ
のバルブ41の操作は、レバー式に限らずダイヤル式や
ボタン式等の他の方式のものでもよい。
【0060】本発明の第2実施形態としての着脱式床洗
浄補助装置は、上述のように構成されているので、床清
掃時に、本着脱式床洗浄補助装置をモップ34に取り付
けて蒸気供給パイプ36から蒸気を噴射しながらモップ
34で汚れを拭き取ることで、蒸気熱により床の汚れの
分離分解能力が大幅に向上するとともに、吐出蒸気圧の
作用で床(カーペット)32内の汚れが表面上に浮き上
がるようになり、こうして浮き上がった汚れがモップ布
34Cに吸着されることで、効率良く床(カーペット)
32の洗浄を行なうことができる。
【0061】なお、蒸気温度や蒸気圧にもよるが、蒸気
噴射口39を床32から例えば数センチメートル程度上
方に位置させて清掃を行なうことで、モップ32の使用
性を損なうことなく、蒸気熱や蒸気圧を床に作用させる
ことができる。また、モップ34のモップ布34Cは、
使用時全長45〜60センチメートル程度のものを使用
することで、効率良く床洗浄を行なうことができる。
【0062】つまり、モップ布34Cは、多数のモップ
糸を集合させて中間部でモップ本体34Bに固定させた
ものであり、使用時に全長45〜60センチメートル程
度のモップ布34Cの場合、モップ糸の全長は、この倍
の90〜120センチメートル程度となる。このような
モップ布(モップ糸)34Cは、片面を使用したら折り
返して汚れていない綺麗な糸面を使用するようにして再
使用ができ、効率良く床洗浄を行なうことができる。
【0063】また、このようなモップ布34Cは、例え
ばメッシュの袋に入れて洗濯機で洗うこともでき脱水す
ることもできるので、このようにして、モップ布34C
が汚れたらこれを適宜洗浄して、効率良く且つ経済的に
床洗浄を行なうことができるのである。また、このよう
な蒸気供給を行ないながらのモップによる床洗浄は、カ
ーペット類に限らず例えばPタイル等の硬質床面など種
々の床面を効率良く洗浄することができる。
【0064】例えば大理石床面に関しては、水拭き洗浄
を行なうと汚水の浸透による黒ずみが生じてしまうが、
本蒸気洗浄では、このような大理石床面内への汚水の浸
透はなく、むしろ大理石床面内に浸透している汚れを表
面に浮かせてこれをモップで拭き上げることで床面を内
部から洗浄することができ、美観の維持を容易に行なう
ことができる。
【0065】また、第1実施形態と同様に、蒸気を直接
床面に吐出させることで床面内に棲息している微生物や
雑菌等を減少させることができ、清掃(洗浄)による衛
生効果は極めて大きいものになり、蒸気供給式モップに
よる洗浄を1日数回程度継続して行なうことで、床面を
衛生的な環境に維持することが可能になる。また、本実
施形態では、モップ34の手元のレバー42を通じて、
モップ34を使用しながら蒸気供給の停止・開始や蒸気
供給量の増減調整を容易に行なうことができ、使い勝手
がよい利点もある。また、モップによる清掃(洗浄)で
は機械音も発生しないので静かに作業が行なえる利点も
ある。
【0066】さらに、蒸気を吐出させても、吐出量が過
剰でないかぎり床面を濡らすことはないので、清掃作業
中の歩行に障害が生じることやなく、作業者の靴底の汚
れが床面に付着することもない。もちろん、床面を濡ら
さないことは、作業者のみならず、作業時や作業後にお
ける床面上の一般歩行者にとっても、歩行に障害が生じ
ることがなく、特に、濡れると滑りやすい硬質床材の場
合に、スリップ事故のおそれを回避しうるようになる。
【0067】なお、着脱機構40は、モップ34に対す
る蒸気供給パイプ36の位置を調整可能なものにしても
よい。また、本実施形態において、モップ34に代え
て、例えばデッキブラシ等のハンドル部分をそなえたブ
ラシを用いて、このブラシに蒸気供給器33を装着する
ようにしてもよい。
【0068】また、モップあるいはブラシのハンドル部
分は、第2実施形態のように長尺のものには限らず、例
えばハンドブラシ状の短いものでもよい。この場合、ハ
ンドル部分と、雑巾状部分又はブラシ部分とが接近する
ので、ハンドル部分を過剰に加熱したり又はハンドル部
分に向けて蒸気が噴射しないように蒸気供給器を配設す
れば、良好な作業性が確保される。
【0069】また、この場合、第2実施形態のように雑
巾状部分又はブラシ部分の一側にこれと平行に蒸気供給
器33の蒸気噴射口39を配置してもよいが、蒸気噴射
口39の配置(即ち、蒸気供給パイプ36の配置)は、
これに限らず、雑巾状部分又はブラシ部分の周縁部分に
設定してもよく、雑巾状部分又はブラシ部分の内部に空
間を確保できれば雑巾状部分又はブラシ部分の内部のこ
の空間部に蒸気噴射口39(蒸気供給パイプ36)を配
置してもよい。
【0070】また、各実施形態では、蒸気供給器3,3
3を着脱式にしているが、ポリッシャ4又はモップ34
又はブラシ等の清掃機(清掃具)本体に、蒸気供給器を
固定したもの(即ち、本発明にかかる床洗浄装置)とし
てもよい。また、本着脱式床洗浄用補助装置及び本床洗
浄装置は、カーペットの染色の前処理や後処理として使
用してもよい。
【0071】なお、上述の各実施形態では、本着脱式床
洗浄用補助装置及び本床洗浄装置を床面洗浄に用いてい
るが、本着脱式床洗浄用補助装置及び本床洗浄装置は、
壁面洗浄に使用することも可能であり、蒸気洗浄によ
り、床面洗浄と同様な効果を得ることができる。また、
蒸気として洗浄に利用する液体は、水に限定されるもの
でなく、洗浄力のある液体であれば蒸気として利用しう
るものである。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の着脱式床洗浄用補助装置によれば、既存の床洗浄
機器(例えばポリッシャ)を使用し、この床洗浄機器に
本装置を取り付けるだけで、蒸気を利用した床洗浄によ
り、洗剤や水の使用量を削減しながら又は洗剤を用いず
に少ない量の水分を利用しながら、十分な洗浄性能が得
られるようになり、洗浄後のカーペットの水分回収作業
や乾燥作業を容易なものにして、コスト削減や作業時間
の大幅短縮といった効果を得ることができる。
【0073】これにより、手軽にカーペット等の床の洗
浄を行なうことができ、カーペット等がひどく汚れてし
まう前に、即ち、軽い汚れのうちに、カーペット等の洗
浄を軽い負担で行なうことができる。この結果、常時、
汚れのない又は汚れの少ない状態でカーペット等を使用
できるようになる。さらに、使用後洗剤の排水中への廃
棄量を減少させることができ、河川や海の水質保護を促
進することができ、また、水資源の保護も図ることがで
きる利点がある。
【0074】また、カーペットへの水分供給が少ないの
で、過剰な水分供給に起因したカーペット自体の収縮も
回避することができる上に、カーペットに噴射する水流
を激しくする等の物理的刺激を高めることなくカーペッ
トの洗浄を行なうことができるので、作業時間を大幅に
短縮することができ、カーペットの劣化を防ぐこともで
きる。
【0075】また、カーペット以外の硬質床材等の床面
や更には壁面に本装置を使用することで、カーペットへ
の使用時と同様に、低コストで短時間にしかも確実に洗
浄を行なうことができる。もちろん、使用後洗剤の排水
中への廃棄量を減少させることができるため、河川や海
の水質保護を促進することができる利点や、床面や壁面
への水分供給が少ないので、過剰な水分供給に起因した
床面や壁面の劣化を防ぐことかできる利点及び床面や壁
面の使用制限を回避することができる利点等もある。
【0076】請求項2記載の本発明の着脱式床洗浄用補
助装置によれば、蒸気噴射口からの蒸気を容器内に保持
しながら、カーペットへの蒸気供給を確実に行なうこと
ができ、蒸気洗浄効果を容易且つ確実に得ることができ
る。請求項3記載の本発明の着脱式床洗浄用補助装置に
よれば、蒸気供給器の容器を、床洗浄機器に着脱しうる
ので、必要に応じて、本補助装置を床洗浄機器に取り付
けることができ、既存の床洗浄機器を利用しながら容易
に本装置による蒸気洗浄効果を得ることができる。
【0077】請求項4記載の本発明の着脱式床洗浄用補
助装置によれば、該容器の該本体部への装着を容易に行
なうことができる。請求項5記載の本発明の着脱式床洗
浄用補助装置によれば、該容器の該本体部に対する上下
相対位置を容易且つ確実に固定することができる。請求
項6記載の本発明の着脱式床洗浄用補助装置によれば、
該床洗浄機器に適宜ブラシ又は布パッドを装着すること
で、蒸気洗浄とブラシ又は布パッドによる洗浄との相乗
効果を得ることができる。
【0078】請求項7記載の本発明の着脱式床洗浄用補
助装置によれば、床洗浄機器としてモップ又はブラシを
用いることで、極めて簡便に蒸気を利用した床洗浄を行
なうことができ、床洗浄作業の自由度が増大する。請求
項8記載の本発明の着脱式床洗浄用補助装置によれば、
洗浄液を利用して蒸気洗浄効果をより一層高めることが
できる。
【0079】請求項9記載の本発明の着脱式床洗浄用補
助装置によれば、蒸気供給状態を容易に調整することが
でき、蒸気洗浄効果を高めたり、カーペットを保護しな
がら蒸気洗浄効果を得たりすることができる。請求項1
0記載の本発明の床洗浄装置によれば、簡素な構成によ
り、蒸気を利用した床洗浄を行なうことができ、洗剤を
削減したり更には洗剤を用いずに少ない量の水分によ
り、十分な洗浄性能が得られるようになる上に、洗浄後
のカーペットの水分回収作業や乾燥作業が容易なものな
り、コスト削減や作業時間の大幅短縮を実現しうる。
【0080】さらに、使用後洗剤の排水中への廃棄量を
減少させることができ、河川や海の水質保護を促進する
ことができ、また、水資源の保護も図ることができる利
点があり、これにより、手軽にカーペット等の床の洗浄
を行なうことができ、カーペット等がひどく汚れてしま
う前に、即ち、軽い汚れのうちに、カーペット等の洗浄
を軽い負担で行なうことができ、常時、汚れのない又は
汚れの少ない状態でカーペット等を使用できるようにな
る。
【0081】また、カーペットへの水分供給が少ないの
で、カーペット自体の収縮も回避することができる上
に、カーペットに噴射する水流を激しくする等の物理的
刺激を高めることなくカーペットの洗浄を行なうことが
できるので、作業時間を大幅に短縮することができ、カ
ーペットの劣化を防ぐこともできる。また、カーペット
以外の硬質床材等の床面や更には壁面に本装置を使用す
ることで、カーペットの場合と同様、低コストで短時間
にしかも確実に洗浄を行なうことができる利点や、使用
後洗剤の排水中への廃棄量を減少させることができるた
め、河川や海の水質保護を促進することができる利点
や、床面や壁面への水分供給が少ないので、過剰な水分
供給に起因した床面や壁面の劣化を防ぐことかできる利
点及び床面や壁面の使用制限を回避することができる利
点等がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての着脱式床洗浄補
助装置の使用状態(取付状態)を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態としての着脱式床洗浄補
助装置の取付前の状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態としての着脱式床洗浄補
助装置の構成を示す模式的な断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態としての着脱式床洗浄補
助装置の要部下面図である。
【図5】本発明の第2実施形態としての着脱式床洗浄補
助装置の使用状態(取付状態)を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態としての着脱式床洗浄補
助装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 ボイラ(蒸気発生器) 1A キャスタ 1B ハンドル 2 カーペット(洗浄対象の床) 3 蒸気供給器 4 床洗浄機器としてのポリッシャ 5 スチームホース 5A スチームホース 6 スチームヘッド(蒸気噴射容器) 6A スチームヘッドの下面 7 蒸気供給パイプ 7A ブラケット 7B 昇降調整機構としての調整ネジ 8 蒸気導入口 9 蒸気噴射口 10 ポリッシャ本体部 11 ステー 12 ハンドル 13 円板状回転ブラシ 14 回転部材 15 モータ部 16 カバー 17 ケース 18 タンク 19 ホース 20 モータコントロールボックス 20A ブラシ回転制御スイッチ 16A カバー16の外表面 21 スチームヘッド(蒸気噴射容器)6の内周面 21A 鍔状の係止面(係止部) 22 スチームトラップ(蒸気分離手段) 22A 第1ニップル 22B 第2ニップル 22C 第3ニップル 23 ホース 31 ボイラ(蒸気発生器) 31A キャスタ 32 カーペット(洗浄対象の床) 33 蒸気供給器 34 床洗浄機器としてのモップ 34A ステー部(ハンドル部分) 34B モップ本体 34C モップ布(雑巾状部分) 35 スチームホース 36 蒸気供給パイプ 37 通路部 38 供給部(蒸気吐出ノズル) 39 蒸気噴射口 40 着脱機構 40A 取付ブラケット 40B 係止部 40C 固定手段としてのボルト・ナット 41 バルブ 41A レバー 42 スチームトラップ(蒸気分離手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気を発生させる蒸気発生器と、 該蒸気発生器で発生した該蒸気を洗浄対象の床上に供給
    する蒸気供給器とをそなえ、 該蒸気供給器が、床洗浄機器に着脱自在に構成されてい
    ることを特徴とする、着脱式床洗浄用補助装置。
  2. 【請求項2】 該蒸気供給器が、該床上に向けて開口を
    形成された容器と、該容器内に設けられ該開口側から該
    蒸気を噴射する蒸気噴射口とを有して構成されているこ
    とを特徴とする、請求項1記載の着脱式床洗浄用補助装
    置。
  3. 【請求項3】 該床洗浄機器が、該床上に接触して該床
    を洗浄する本体部をそなえ、該蒸気供給器の該容器が、
    該本体部に着脱しうるように構成されていることを特徴
    とする、請求項2記載の着脱式床洗浄用補助装置。
  4. 【請求項4】 該容器が、該本体部の外周に外嵌される
    ことで該本体部に装着されるように構成されていること
    を特徴とする、請求項3記載の着脱式床洗浄用補助装
    置。
  5. 【請求項5】 該容器に、該本体部の外周に遊嵌する内
    周面がそなえられ、該内周面に該本体部の上面に当接す
    る係止部が形成されて、該係止部と該本体部上面との当
    接により、該容器の該本体部に対する上下相対位置が固
    定されることを特徴とする、請求項4記載の着脱式床洗
    浄用補助装置。
  6. 【請求項6】 該床洗浄機器が、該洗浄対象床に摺接し
    うるブラシ又は布パッドを着脱自在に構成されているこ
    とを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の着脱
    式床洗浄用補助装置。
  7. 【請求項7】 該床洗浄機器が、該洗浄対象床に摺接さ
    れる雑巾状部分又はブラシ部分と、該雑巾状部分又は該
    ブラシ部分に結合されたハンドル部分とからなるモップ
    又はブラシにより構成されていることを特徴とする、請
    求項1記載の着脱式床洗浄用補助装置。
  8. 【請求項8】 該洗浄対象床にカーペットが張設され、
    該床洗浄機器が洗浄液を該カーペットに供給しブラッシ
    ングを行なうことで該カーペットを洗浄するように構成
    されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか
    に記載の着脱式床洗浄用補助装置。
  9. 【請求項9】 該蒸気噴射口を該床に対して昇降させる
    昇降調整機構がそなえられていることを特徴とする、請
    求項1〜8のいずれかに記載の着脱式床洗浄用補助装
    置。
  10. 【請求項10】 蒸気を発生させる蒸気発生器と、 該蒸気発生器で発生した該蒸気を洗浄対象の床上に供給
    する蒸気供給器と、 該蒸気供給器を装着された床洗浄機器とから構成されて
    いることを特徴とする、床洗浄装置。
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