JPH1147284A - 点電極素子を用いた弱電気麻酔 - Google Patents

点電極素子を用いた弱電気麻酔

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JPH1147284A
JPH1147284A JP23760497A JP23760497A JPH1147284A JP H1147284 A JPH1147284 A JP H1147284A JP 23760497 A JP23760497 A JP 23760497A JP 23760497 A JP23760497 A JP 23760497A JP H1147284 A JPH1147284 A JP H1147284A
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JP
Japan
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pain
human body
treatment
electrodes
point electrode
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JP23760497A
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Shinichi Higano
真一 日向野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は低周波治療器の導子として使用
し、物理的作用を受けた人体の新鮮な外力を除く軟部組
織損傷、あるいは運動器の疲労性炎症によって起こる人
体局所の疼痛を弱電気麻酔によって消退、軽減を図る。 【解決手段】 この発明は人体局所の疼痛発生部に対
し、局所表面を傷つけずに弱電気麻酔を起こすための必
要条件である、人体皮膚面への導電接触面積が0.8m
以内の多数の電極を+極側と−極側に分け、その間
に疼痛発生部を挟むように布状の柔らかい絶縁性シート
上に、各疼痛部に対応して配置し固定した点電極素子を
人体に密着させて位置させる。この点電極素子に2HZ
前後の周波数で20分以上の導電を行うと、+極と−極
間に弱電気麻酔が起こり、人体の軟部組織損傷や運動器
の疲労性炎症によって起こる疼痛の著明な消退、軽減を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用】 この発明は人体の慢性化した軟部組
織損傷、あるいは運動器の疲労性炎症によって起こる疼
痛に対し、低周波治療器の導子として人体局所に弱電気
麻酔を起こし、疼痛の消退、軽減を図るための電極材
と、この電極を布状の柔らかい絶縁性素材上に配置し固
定したことに関する。
【0002】
【従来の技術】 電気緊張によって起こる麻酔を電気麻
酔という。神経細胞膜に興奮をおこさない閾下の電気刺
激を与えると陽極の近くに過分極、陰極の近くに脱分極
が起こる。これを陽極電気緊張、陰極電気緊張といい、
強い電気緊張電流では伝導が断たれる陽極の興奮性低下
効果を電気麻酔という。従来医療分野に電気麻酔が適用
される方法として、脳における麻酔発生部に頭部より電
気刺激を与え、内因性疼痛抑制物質の産生増加による麻
酔状態を起こす全身麻酔。または皮下組織に刺入した針
に導電して麻酔を起こす針麻酔がある。針麻酔の発生機
序は電気刺激が脊髄後角を通過する際、中枢への伝導が
制御されるGate control−theory
(関門制御説)が考えられる。しかし人体の皮膚面上か
ら皮膚を傷つけずに、しかも軟部組織損傷や運動器の疲
労性炎症などの局所に電気刺激(導電)を与え、安定し
た弱電気麻酔を起こす方法は存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 点電極素子を不特定
多数の人々に接触させる場合、衛生上、肝炎、エイズ等
の重篤な感染症を予防するために人体の皮膚面を傷つけ
ない導電方法が必要である。また人体局所の軟部組織損
傷や運動器の疲労性炎症に導電して弱電気麻酔を起こす
ためには、人体への導電面積、すなわち電極材と人体皮
膚面との接触面積、導電時の電極数、周波数、導電時
間、疾患による電気麻酔効果の適否など解決しなければ
ならない重要な問題がある。さらには形態的に異なる人
体各部と疼痛発生部の部位の違いにより、多数の電極を
いかに容易に配置して疼痛発生部に導電できるかが問題
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】 人体に安定した局所の
弱電気麻酔を起こすためには、電極端子の皮膚面との接
触面積は極小でなければならず、最大でも0.8mm
以内の接触面積の導電による電気刺激を神経繊維に与え
なければ電気緊張(電気麻酔)は起こらない。接触面積
の0.8mm以上の広い体積導電では、疼痛発生部の
組織内に存在する全ての神経繊維に電気緊張を起こすた
めに必要な集中した電流の強さ、Na、Kの細胞内
外への移動が見られず電気緊張は起こらない。
【0005】 人体の疼痛発生部に分布する神経繊維の
起始と経過を電極で挟むことは非常に難しく、神経の起
始と経過を人体肢位での中枢と末梢におきかえて、疼痛
部を挟むように多数の電極を中枢側に+極、末梢側に−
極をとる。さらに神経繊維により強い電気緊張を起こす
ためには、電極を多数密にとった電極間の狭い導電を行
うとよい。
【0006】 導電時の周波数は2HZ前後がよく神経
繊維に安定した過分極、脱分極を形成し強い電気緊張が
起こる。治験例から導電後5分くらいでピリピリした導
電感が消失するのは、導電部に電気緊張が起こり始めて
いると考えられ、導電時間は20分位で充分な電気緊張
が起こる。点電極素子を用いても周波数の高い導電では
両極において過分極、脱分極を急速に形成するがNaの
不活性過程や神経繊維の疲労などを伴い、時間の経過と
ともに過分極、脱分極は小さくなって行き、電気緊張も
弱くなって行くと考えられる。
【0007】 形態的に異なる人体各部位に密着できる
布状の柔らかい絶縁性素材上に、多数の電極を2の倍数
の集合に分けて固定し、この2つの電極の集合を1組と
して人体の疼痛発生部を人体肢位での中枢と末梢におき
かえて、2つの集合電極間に疼痛発生部を挟み電極を皮
膚面に密着させて固定する。
【0008】 この発明は布状の柔らかい絶縁性シート
上に半球状の絶縁性基材を固定し、その絶縁性基材の中
心に円柱状の電極材を埋め込み、絶縁性基材の頂点に僅
かに突出させて人体への導電部とする。絶縁性シートの
下面では円柱状の電極材をそれぞれ集合した電極ごとに
接続し、2本の導電材を1組として幾組かの導電材を絶
縁性素材から外に伸ばし低周波治療器の導子としたもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】 この発明は人体各部の慢性化し
た軟部組織損傷、あるいは運動器の疲労性炎症によって
起こる疼痛発生部を、多数の+極側、−極側を1組とし
た電極間で挟めるように直径10mm、高さ5mmの半
球状の絶縁性基材を布状の柔らかい絶縁性シート上に数
cmの間隔をあけ並列して2の倍数の集合に固定し、そ
の絶縁性基材の中心に安定した電気麻酔を起こす取り扱
い易い太さの直径0.3mmの円柱状の電極材を埋め込
み位置させる。そしてこの電極材を絶縁性基材の頂点に
0.1mm突出させ、絶縁性シートの下面にも出して各
列ごとに電極材を導電材に接続する。この電極の外側の
2列を+極側、−極側の1組として絶縁性シート外に伸
ばした2本の導電材をプラグに固定し導子として低周波
治療器に接続し導電する。同様に次の内側の2列の電極
をも+極側、−極側の電極とした2本の導電材をプラグ
に固定し導子として低周波治療器に接続し導電する。
【0010】
【実施例】 以下、図面を参照しこの発明の1実施例に
よって説明する。この発明はたて12cm、横20c
m、厚さ0.5mmの合成レザー等の布状の柔らかい絶
縁性シート5上に、たてに上から3cmで横に左右外側
から3cm、6cmの部位に直径10mm、高さ5mm
の半球状の絶縁性基材4をたてに1列6個で4列の合計
24個固定する。その絶縁性基材4の中心に直径0.3
mmの円柱状の銅等の電極材2を埋め込み位置させる。
この電極材2は絶縁性基材4の頂点に0.1mm突出さ
せ、布状の柔らかい絶縁性シート5の底面にも出した電
極材2を各列ごとに導電材6に接続し、絶縁性シート5
上に多数の点電極素子1を固定した2組の集合した電極
からなる導子を製作した。
【0011】 絶縁性シート5上の外側の2列を+極
側、−極側とした点電極素子間でつくる形状を、この両
外側の電極列を左右のたてとする長方形と考え、人体局
所の疼痛発生部を中心に放散痛部をも含めた部分を、こ
の長方形内に取り込むように導子を固定する。すなわち
外側2列の点電極素子1間に疼痛自覚部を人体肢位での
中枢側と末梢側間で挟むように、絶縁性シート5上の点
電極素子1の電極端子3を局所の皮膚面に当てマジック
バント等で固定する。1つの電極端子3の皮膚面との接
触面積が0.07mmの電流密度の大きな集中した電
気刺激を2HZで20分間導電することにより、この長
方形内に弱電気麻酔を起こし疼痛の消退、軽減が図れ
る。内側の2列の点電極素子1間も同様に長方形と考
え、疼痛発生部を中心に放散痛部をも含めた部分がこの
長方形内に取り込めることの可能な疾患を固定し導電す
る。
【0012】 広い布状の柔らかい絶縁性シート5上に
は人体局所の疼痛発生部を中心に放散痛部を含めた部分
に、2列の電極1間で作る長方形の中に取り込めるよう
に多数の点電極素子1を各列ごとに配置し固定すること
ができ、+極側、−極側の点電極素子1を1組とした2
組の導電が可能である。かつ絶縁性シート5が布状の柔
らかく自由に変形できる素材のため、絶縁性シート5上
の電極端子3を人体各部位にマジックバンド等で容易に
密着し固定することができる。
【0013】 この点電極素子1は絶縁性基材4の頂点
に電極材2が0.1mmの突出のため、この電極端子3
で皮膚面を圧迫、可動しても皮膚面を損傷することな
く、皮膚面との導電接触面積が0.07mmの電流密
度の大きな集中した電気を人体に安全に導電することが
できる。もちろん創傷や皮下に埋没している金属上に電
極端子3を密着し導電してはいけない。
【0014】 上記に製作した導子を67才の男性の疲
労性筋炎に治験した。低周波治療器GFP−51、使用
電源DC9V、消費電流535MA を使用し、周波数
2HZで20分間の導電を行った。ゴルフの練習をして
いて治験3週間前より左上腕3頭筋中央からやや外側部
に圧痛、上腕の内旋、屈曲に疼痛が出現した。患部の神
経分布を知ることは困難なため、外側の2列の点電極素
子1を1組の導子として患部を挟むように上腕3頭筋の
起始側に+極の点電極素子1列を横に、停止側に−極の
点電極素子1列を横に密着し固定して導電を行った。導
電後、圧痛、上腕の運動痛ほぼ消退する。翌日わずかな
疼痛の残存がみられたため患部に前日同様の導電を行い
疼痛はほぼ消退する。
【0015】
【発明の効果】 上記の説明と治験例から明らかなよう
に、この発明は絶縁性基材上に0.1mm突出させて、
人体皮膚との導電接触面積が0.8mm以内の電極材
を使用した点電極素子の形状。およびこの電極の布状の
柔らかい絶縁性シート上への配置法、2HZ前後の特定
周波数、20分以上の導電時間が人体局所の慢性化した
軟部組織損傷、運動器の疲労性炎症による疼痛発生部に
弱電気麻酔を起こして疼痛の消退、軽減を図ることがで
きる。今日まで上記疾患に対する疼痛の消退、軽減を図
るための局所麻酔の適用は、針麻酔や鎮痛鎮静剤の注射
での人体の皮膚面損傷による感染症の危険性、吸飲や経
口投与による薬物の副作用の危険性を伴っていた。しか
し電気麻酔による上記疾患に対する適用は、これらの危
険性を全く顧みることなく人体に安全に施療でき、疼痛
の消退、軽減を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の点電極素子と絶縁性シートを一体化
した平面図である。
【図2】 本発明の点電極素子と絶縁性シートを一体化
した下面図である。
【図3】 本発明の点電極素子と絶縁性シートを一体化
したたての縦断図面である。
【符号の説明】
1 点電極素子 2 電極材 3 電極端子 4 絶縁性基材 5 絶縁性シート 6 導電材 7 プラグ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用】 この発明は人体の慢性化した軟部組
織損傷、あるいは運動器の疲労性炎症によって起こる疼
痛に対し、低周波治療器の導子として人体局所に弱電気
麻酔を起こし、疼痛の消退、軽減を図るための電極材
と、この電極を布状の柔らかい絶縁性素材上に配置し固
定したことに関する。
【0002】
【従来の技術】 電気緊張によって起こる麻酔を電気麻
酔という。神経細胞膜に興奮をおこさない閾下の電気刺
激を与えると陽極の近くに過分極、陰極の近くに脱分極
が起こる。これを陽極電気緊張、陰極電気緊張といい、
強い電気緊張電流では伝導が断たれる陽極の興奮性低下
効果を電気麻酔という。従来医療分野に電気麻酔が適用
される方法として、脳における麻酔発生部に頭部より電
気刺激を与え、内因性疼痛抑制物質の産生増加による麻
酔状態を起こす全身麻酔。または皮下組織に刺入した針
に導電して麻酔を起こす針麻酔がある。針麻酔の発生機
序は電気刺激が脊髄後角を通過する際、中枢への伝導が
制御されるGate control−theory
(関門制御説)が考えられる。しかし人体の皮膚面上か
ら皮膚を傷つけずに、しかも軟部組織損傷や運動器の疲
労性炎症などの局所に電気刺激(導電)を与え、安定し
た弱電気麻酔を起こす方法は存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 点電極素子を不特定
多数の人々に接触させる場合、衛生上、肝炎、エイズ等
の重篤な感染症を予防するために人体の皮膚面を傷つけ
ない導電方法が必要である。また人体局所の軟部組織損
傷や運動器の疲労性炎症に導電して弱電気麻酔を起こす
ためには、人体への導電面積、すなわち電極材と人体皮
膚面との接触面積、導電時の電極数、周波数、導電時
間、疾患による電気麻酔効果の適否など解決しなければ
ならない重要な問題がある。さらには形態的に異なる人
体各部と疼痛発生部の部位の違いにより、多数の電極を
いかに容易に配置して疼痛発生部に導電できるかが問題
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】 人体に安定した局所の
弱電気麻酔を起こすためには、電極端子の皮膚面との接
触面積は極小でなければならず、最大でも0.8mm
以内の接触面積の導電による電気刺激を神経繊維に与え
なければ電気緊張(電気麻酔)は起こらない。接触面積
の0.8mm以上の広い体積導電では、疼痛発生部の
組織内に存在する全ての神経繊維に電気緊張を起こすた
めに必要な集中した電流の強さ、Na、Kの細胞内
外への移動が見られず電気緊張は起こらない。
【0005】 人体の疼痛発生部に分布する神経繊維の
起始と経過を電極で挟むことは非常に難しく、神経の起
始と経過を人体肢位での中枢と末梢におきかえて、疼痛
部を挟むように多数の電極を申枢側に+極、末梢側に−
極をとる。さらに神経繊維により強い電気緊張を起こす
ためには、電極を多数密にとった電極間の狭い導電を行
うとよい。
【0006】 導電時の周波数は2HZ前後がよく神経
繊維に安定した過分極、脱分極を形成し強い電気緊張が
起こる。治験例から導電後5分くらいでピリピリした導
電感が消失するのは、導電部に電気緊張が起こり始めて
いると考えられ、導電時間は20分位で充分な電気緊張
が起こる。点電極素子を用いても周波数の高い導電では
両極において過分極、脱分極を急速に形成するがNa
の不活性過程や神経繊維の疲労などを伴い、時間の経過
とともに過分極、脱分極は小さくなって行き、電気緊張
も弱くなって行くと考えられる。
【0007】 形態的に異なる人体各部位に密着できる
布状の柔らかい絶縁性素材上に、多数の電極を2の倍数
の集合に分けて固定し、この2つの電極の集合を1組と
して人体の疼痛発生部を人体肢位での中枢と末梢におき
かえて、2つの集合電極間に疼痛発生部を挟み電極を皮
膚面に密着させて固定する。
【0008】 この発明は布状の柔らかい絶縁性シート
上に半球状の絶縁性基材を固定し、その絶縁性基材の中
心に円柱状の電極材を埋め込み、絶縁性基材の頂点に僅
かに突出させて人体への導電部とする。絶縁性シートの
下面では円柱状の電極材をそれぞれ集合した電極ごとに
接続し、2本の導電材を1組として幾組かの導電材を絶
縁性素材から外に伸ばし低周波治療器の導子としたもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】 この発明は人体各部の慢性化し
た軟部組織損傷、あるいは運動器の疲労性炎症によって
起こる疼痛発生部を、多数の+極側、−極側を1組とし
た電極間で挟めるように直径10mm、高さ5mmの半
球状の絶縁性基材を布状の柔らかい絶縁性シート上に数
cmの間隔をあけ並列して2の倍数の集合に固定し、そ
の絶縁性基材の中心に安定した電気麻酔を起こす取り扱
い易い太さの直径0.3mmの円柱状の電極材を埋め込
み位置させる。そしてこの需極材を絶縁性基材の頂点に
0.1mm突出させ、絶縁性シートの下面にも出して各
列ごとに電極材を導電材に接続する。この電極の外側の
2列を+極側、−極側の1組として絶縁性シート外に伸
ばした2本の導電材をプラグに固定し導子として低周波
治療器に接続し導電する。同様に次の内側の2列の電極
をも+極側、−極側の電極とした2本の導電材をプラグ
に固定し導子として低周波治療器に接続し導電する。
【0010】
【実施例】 以下、図面を参照しこの発明の1実施例に
よって説明する。この発明はたて12cm、横20c
m、厚さ0.5mmの合成レザー等の布状の柔らかい絶
縁性シート5上に、たてに上から3cmで横に左右外側
から3cm、6cm部位に直径10mm、高さ5mmの
半球状の絶縁性基材4をたてに1列6個で4列の合計2
4個固定する。その絶縁性基材4の中心に直径0.3m
mの円柱状の銅等の電極材2を埋め込み位置させる。こ
の電極材2は絶縁性基材4の頂点に0.1mm突出さ
せ、布状の柔らかい絶縁性シート5の底面にも出した電
極材2を各列ごとに導電材6に接続し、絶縁性シート5
上に多数の点電極素子1を固定した2組の集合した電極
からなる導子を製作した。
【0011】 絶縁性シート5上の外側の2列を+極
側、−極側とした点電極素子間でつくる形状を、この両
外側の電極列を左右のたてとする長方形と考え、人体局
所の疼痛発生部を中心に放散痛部をも含めた部分を、こ
の長方形内に取り込むように導子を固定する。すなわち
外側2列の点電極素子1間に疼痛自覚部を人体肢位での
中枢側と末梢側間で挟むように、絶縁性シート5上の点
電極素子1の電極端子3を局所の皮膚面に当てマジック
バント等で固定する。1つの電極端子3の皮膚面との接
触面積が0.07mmの電流密度の大きな集中した電
気刺激を2HZで20分間導電することにより、この長
方形内に弱電気麻酔を起こし疼痛の消退、軽減が図れ
る。内側の2列の点電極素子1間も同様に長方形と考
え、疼痛発生部を中心に放散痛部をも含めた部分がこの
長方形内に取り込めることの可能な疾患を固定し導電す
る。
【0012】 広い布状の柔らかい絶縁性シート5上に
は人体局所の疼痛発生部を中心に放散痛部を含めた部分
に、2列の電極1間で作る長方形の中に取り込めるよう
に多数の点電極素子1を各列ごとに配置し固定すること
ができ、+極側、−極側の点電極素子1を1組とした2
組の導電が可能である。かつ絶縁性シート5が布状の柔
らかく自由に変形できる素材のため、絶縁性シート5上
の電極端子3を人体各部位にマジックバンド等で容易に
密着し固定することができる。
【0013】 この点電極素子1は絶縁性基材4の頂点
に電極材2が0.1mmの突出のため、この電極端子3
で皮膚面を圧迫、可動しても皮膚面を損傷することな
く、皮膚面との導電接触面積が0.07mmの電流密
度の大きな集中した電気を人体に安全に導電することが
できる。もちろん創傷や皮下に埋没している金属上に電
極端子3を密着し導電してはいけない。
【0014】 上記に製作した導子を四肢・頚肩・腰背
部に過去3ケ月以上持続する疼痛を有する成人患者に治
験した。但し、本臨床試験の趣旨および内容に同意した
者を対象とした。 1)使用機器 市販の医療用パルス電気治療器(ノイロ医科工業社製、
ノイロメータNA−FA)、及び、日向野が考案した皮
膚接触面積0.07mmの点電極を施療に使用した。
点電極は、半球状のゴム製ボタン(直径10mm、高さ
5mm)に先端部がゴム面より0.1mmだけ突出する
ように直径0.3mmの銅線を埋設している。この点電
極を2個ずつの対とし、絶縁性合成皮革に4〜6対の電
極を配置、接着した装着具を、電極が皮膚に密着するよ
うな形状を工夫して頚部や四肢などの施療部位毎に作成
した。図4 2)方法 疼痛部に分布する神経繊維束を挟むように対電極を皮膚
に接着固定し、被検者がピリピリとした通電感を自覚で
きる程度の周波数2Hzの電流(通常、15mA前後)
を通電した。1回の治療時間(通電時間)は20分間と
し、仰臥位で施療した。途中で被検者が不快感を生じた
場合は、その時点で通電を終了するものとした。治療中
に入眠(安眠)した場合は、呼び掛け等の覚醒刺激を加
えず、十分な観察を行いつつ所定時間の治療を継続し
た。治療回数は1日に1回を限度とし、各治療は可及的
連日に行い、治療間隔が2日を超えないように、計3回
実施した。但し、各治療後に被検者が以降の治療を希望
しない場合には、その時点で試験終了とした。本治療の
疼痛緩和効果、および治療に伴う不快感の有無を評価す
るために、以下の項目を測定した。 各治療前後、および治療終了1週間後の自覚的疼痛度
(疼痛度は、表1に示す評価基準をもとに被検者に申告
させた) 各治療前後の血圧および脈拍数 施療中の入眠有無 治療中断例における脱落理由 成績 本研究の趣旨を説明し、文書による参加同意が得られた
被検者数は23名(男性7名、女性16名)で、平均年
齢は65.0±19.4歳(21歳から96歳)であっ
た。表2 この内、2名が初回の治療後に、1名が2回
の治療後に脱落し、残り20名が全3回の治療を受け
た。脱落理由は「血圧測定を嫌って」が1名で、他の2
名については理由を追跡できなかった。 1)疼痛改善度 治療開始前の自覚的疼痛度の申告は、3度が13例と最
も多く、ついで2度が6例、4度が4例であり、。疼痛
度が1度および5度の症例はなかった。また、疼痛部位
別の例数は、頚部が7例、上肢(肩、肘、手指)が6
例、下肢(膝、下腿)が6例、腰背部が4例であった。
施療部位、各治療前後の自覚的疼痛度、各治療による疼
痛改善値([治療前疼痛度]と[治療後疼痛度]との
差)、および1週間後の疼痛改善値([初回治療前疼痛
度]との[治療1週後の疼痛度]の差)を一覧表として
表2にまとめた。また、各治療前後の疼痛度の変化(治
療効果)を図5に示した。疼痛度は各治療後に軽減し、
さらに[初回治療前]>[二回治療前]>[三回治療
前]>[治療一週後]と治療回数を経る毎に疼痛度が低
減して行き、その効果は施療一週後にも持続していた。
符号付順位和による検定(Wilcoxon matc
hedpairs signed−rank tes
t)では、各治療後及び一週後の疼痛度は、0.01%
以下の危険率をもって有意な軽減と判定された。施療部
位別(頚部・上肢・下肢・腰背部)に疼痛度の変化を検
討した場合、図6に示すように、一定のパターンで経過
し、施療部位による特徴は認められなかった。 2)血圧と脈拍の変化 治療前の収縮期血圧が150mmHgを越え、高血圧症
が疑われる被検者が3名いた。これらの症例では、各治
療後に12〜33mmHgの収縮期血圧上昇が認められ
たが、血圧上昇に伴う自覚症状は見られなかった。その
他の被検者では一定した変化傾向は認められず、図7に
示すように、各治療前後の血圧値に有意差は見られなか
った。また、脈拍数は治療後にやや減少する傾向が窺わ
れたが、平均値の検定(paired t−test)
では、治療前後の脈拍数に有意差は認められなかった。
図83)入眠の有無 23名の被検者の内、13名が治療中に入眠し、延べ6
4回の治療で28回に入眠現象が見られた。初回治療時
には35%の被検者が入眠したが、二回目には48%、
三回目には50%と入眠する頻度が増加した。入眠の有
無と疼痛改善値との関係には、図9に示すように一定の
傾向が見られず、疼痛への治療効果が見られなかった症
例(改善値=0)でも入眠する者があり、入眠の頻度が
治療による疼痛軽減症例(改善値≧1)において高いわ
けでもなかった。 考察 従来の低周波治療器による電気刺激療法は、感電極と不
感電極からなる体積導電により他動的筋収縮を誘発さ
せ、これによる筋緊張の緩和、軟部組織の血行改善、脱
神経筋の萎縮遅延を効能とするものであるが、疼痛の軽
減効果(筋緊張性疼痛の緩和や血行改善に伴う消炎鎮
痛)については、実際には充分な臨床効果が得られない
ことが多い。一方、電気麻酔療法は広範な体積導電を用
いず、皮下刺入した針電極の通電により末梢神経を麻酔
するものであるが、疼痛軽減効果には優れるものの、実
施手技の煩雑さに加え、電極刺入による組織侵襲と感染
事故の危険性に難点があると思われた。そこで、針電極
のように刺入する必要のない容易な電気麻酔治療を考案
するため、皮膚接触面積を極小とした日向野の点電極を
用い、その臨床効果について検討することにした。今回
の臨床試験では、例数が23例と少なく、疼痛度・疼痛
部位や男女差に偏りが大きい等の問題があり、予備的研
究の域をでないが、本療法が有望な疼痛緩和作用を有す
ることを示すことができた。 1回の施療により疼痛度
は概ね1ランク軽減し、次回施療時までに疼痛度はある
程度増悪するが、必ずしも元のランクに戻ってしまう訳
ではなく、1クール3回の治療経過を追うと疼痛度はs
tepwiseに軽減していく傾向が見られた。また、
1週間のインターバルによる自然軽快を排除する目的で
「3ヶ月以上持続せる慢性痛患者」を対象としたが、3
回目の治療後1週間を経過しても同様の傾向を示したこ
とは、本療法が単なる一時的な麻酔効果だけではなく、
病態を改善し治癒を促進する何らかの作用も併せ持つ可
能性を示唆している。しかし、一方では、疼痛度変化が
施療部位の違いに関わらず同じパターンを取ることは、
背景疾患(原因疾患の病態)には関係なく疼痛を軽減
し、病態を改善することを意味するのであろうか。その
意味で、あらためて慢性痛の背景疾患毎に治療効果を分
析し、本法がどのような病態に適する治療法であるのか
を検討すると共に、placebo効果の関与について
も評価する必要があろう。施療中、被検者は通電による
ピリピリ感を知覚し、これが心理的ストレスとなり得る
かを検討するために施療中の入眠の有無、および治療前
後の血圧と脈拍数を調べたが、むしろ、施療中に眠りつ
く被検者が予想以上に多く、施療中に不快感を訴える者
もなかった。入眠の有無と疼痛改善値の間には関連を見
出し難く、施療中の入眠は心理的な静穏ないし安楽感を
示すものと考えられ、二回目以降の治療で入眠現象を生
じる頻度が初回治療時より高くなるのは、当初、被検者
が抱いていた治療への不安が施療体験により解消される
ためと思われる。また、血圧と脈拍数においても治療前
後の平均値に有意差がないと判定された。したがって、
多くの場合、本療法が被検者に不快感を与えるものでは
ないと言えよう。しかしながら、治療前の収縮期血圧が
150mmHgを越え、高血圧症が疑われる被検者で
は、施療後に収縮期血圧の上昇する傾向が見られ、19
0mmHgを越える者も認められた。現時点では、この
ような血圧上昇の機序を含めて、因果関係の真偽は明ら
かではないが、高血圧症患者の施療に当たっては血圧の
変化に注意を払う必要がある、と思われた。 まとめ 四肢、頚部あるいは腰背部の慢性痛を有す患者23例
に、新たに考案した点電極を用い、1クール3回の弱電
気麻酔を施行した。各治療後、及び1クール終了後一週
間の疼痛度は有意に軽減し、本法が極めて有用な治療法
であることが示唆された。また、本療法の治療効果はい
ずれの施療部位にも同様に有効と考えられた。血圧と脈
拍には施療前後で有意な変化が見られず、施療中に不快
感を訴える被検者もなかった。
【0015】
【表1】 自覚的疼痛度の評価基準 5度:内服薬や坐薬などの鎮痛剤による治療が必要だ 4度:鎮痛剤を内服するほどではないが、外用薬を常用
している 3度:痛みが気になるが、医薬品がなくとも我慢できる 2度:痛みではないが、重い・怠い感覚がある 1度:ほぼ、症状はない
【0016】
【表2】
【0017】
【発明の効果】 上記の説明の治験例から明らかなよう
に、この発明は絶縁性基材上に0.1mm突出させて、
人体皮膚との導電接触面積が0.8mm以内の電極材
を使用した点電極素子の形状。およびこの電極の布状の
柔らかい絶縁性シート上への配置法、2Hz前後の特定
周波数、20分以上の導電時間が人体局所の慢性化した
軟部組織損傷、運動器の疲労性炎症による疼痛発生部に
弱電気麻酔を起こして疼痛の消退、軽減を図ることがで
きる。今日まで上記疾患に対する疼痛の消退、軽減を図
るための局所麻酔の適応は針麻酔や鎮痛鎮静剤の注射で
の人体の皮膚面損傷による感染症の危険性、吸飲や経口
投与による薬物の副作用の危険性を伴っていた。しか
し、電気麻酔による上記疾患に対する適応は、これらの
危険性を顧みることなく人体に安全に施療でき、疼痛の
消退、軽減を図ることが可能である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の点電極素子と絶縁性シートを一体化
した平面図である。
【図2】 本発明の点電極素子と絶縁性シートを一体化
した下面図である。
【図3】 本発明の点電極素子と絶縁性ートを一体化し
たたての縦断図面である。
【図4】 本臨床試験に用いた2種類の導子の装着部の
説明である。
【図5】 治療前後の疼痛度変化の説明図である。
【図6】 施療部位別の疼痛度変化の説明図である。
【図7】 収縮期血圧の変化の説明図である。
【図8】 脈拍の変化の説明図である。
【図9】 疼痛改善値と入眠有無の説明図である。
【符号の説明】 1 点電極素子 2 電極材 3 電極端子 4 絶縁性基材 5 絶縁性ート 6 導電材 7 プラグ
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極材の人体との導電接触面積が0.8
    mm以内の太さの電極材を人体局所の表面に密着さ
    せ、この表面を損傷することなく安全に導電でき、かつ
    弱電気麻酔を起こすことのできる導電面積を特徴とする
    電極材を絶縁性基材の中に埋め込んだ点電極素子。
  2. 【請求項2】 「請求項1」の点電極素子を布状の柔ら
    かい絶縁性シート上に多数固定し、+極側、−極側とし
    て2つの電極の集合に分け、人体局所に密着させた多数
    の+極側と−極側の電極間に導電し、弱電気麻酔を起こ
    すことができることを特徴とする多数の点電極素子を固
    定した布状の柔らかい絶縁性素材。
JP23760497A 1997-07-30 1997-07-30 点電極素子を用いた弱電気麻酔 Pending JPH1147284A (ja)

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US10238866B2 (en) 2014-07-29 2019-03-26 L'oreal Iontophoresis device with multi-electrode end piece

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