JPH114701A - シューズ、スノーボードブーツ及びサイクリングシューズ - Google Patents
シューズ、スノーボードブーツ及びサイクリングシューズInfo
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- JPH114701A JPH114701A JP10115188A JP11518898A JPH114701A JP H114701 A JPH114701 A JP H114701A JP 10115188 A JP10115188 A JP 10115188A JP 11518898 A JP11518898 A JP 11518898A JP H114701 A JPH114701 A JP H114701A
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- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
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- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B5/00—Footwear for sporting purposes
- A43B5/14—Shoes for cyclists
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- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B13/00—Soles; Sole-and-heel integral units
- A43B13/02—Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
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- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B5/00—Footwear for sporting purposes
- A43B5/04—Ski or like boots
- A43B5/0401—Snowboard boots
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B5/00—Footwear for sporting purposes
- A43B5/04—Ski or like boots
- A43B5/0401—Snowboard boots
- A43B5/0403—Adaptations for soles or accessories with soles for snowboard bindings
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- A43B5/00—Footwear for sporting purposes
- A43B5/04—Ski or like boots
- A43B5/0415—Accessories
- A43B5/0417—Accessories for soles or associated with soles of ski boots; for ski bindings
- A43B5/0421—Accessories for soles or associated with soles of ski boots; for ski bindings located underneath the sole
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スノーボードブーツの上部分とソール及びソ
ールプレートとの接合硬度を向上させる。 【解決手段】 スノーボードブーツ用ソール３は、ナイ
ロン硬化ガラス繊維材料で形成される。このスノーボー
ドブーツは、このソール３とブーツの上部分１との間
に、樹脂材料で形成された中間ソール部材５５を有す
る。上部分１は革状材料で形成される。第１接着剤６５
は中間ソール部材５５に上部分１を接着する。第２接着
剤７０はソール３に中間ソール部材５５を接着する。第
１、第２接着剤６５，７０は異なる特性と効果を有す
る。例えば、第１接着剤６５は革材料と樹脂材料の間で
良好な接着特性を呈する。第２接着剤７０はナイロン強
化ガラス繊維材料と樹脂系材料の間で良好な接着特性を
呈する。
ールプレートとの接合硬度を向上させる。 【解決手段】 スノーボードブーツ用ソール３は、ナイ
ロン硬化ガラス繊維材料で形成される。このスノーボー
ドブーツは、このソール３とブーツの上部分１との間
に、樹脂材料で形成された中間ソール部材５５を有す
る。上部分１は革状材料で形成される。第１接着剤６５
は中間ソール部材５５に上部分１を接着する。第２接着
剤７０はソール３に中間ソール部材５５を接着する。第
１、第２接着剤６５，７０は異なる特性と効果を有す
る。例えば、第１接着剤６５は革材料と樹脂材料の間で
良好な接着特性を呈する。第２接着剤７０はナイロン強
化ガラス繊維材料と樹脂系材料の間で良好な接着特性を
呈する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スノーボードブー
ツ及びサイクリングシューズに関し、特に、ソールに固
定された止め具でスノーボードに固定するタイプのスノ
ーボードブーツと、ソールに固定された止め具で自転車
ペダルに固定するサイクリングシューズとに関する。
ツ及びサイクリングシューズに関し、特に、ソールに固
定された止め具でスノーボードに固定するタイプのスノ
ーボードブーツと、ソールに固定された止め具で自転車
ペダルに固定するサイクリングシューズとに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、スノーボードは非常に人気のある
スポーツとなってきている。スノーボードには、元々、
ブーツを確実にスノーボードに固定するために、ブーツ
を締め付けるためのストラップ、留め金及びハーネス
（装着帯）が付けられていた。このような構成には大き
な問題がある。スノーボードは、両方のブーツ（及びそ
の中に入る足）がスノーボードの片面に固定されるもの
である。このような拘束状態では、動いていないとき
に、スノーボードを操るのは非常に困難である。スノー
ボーダーが時々転ぶことは常である。そして、状況によ
っては、スノーボードからブーツを外さずに立ち上がる
のが困難な場合がある。また、両方のブーツをスノーボ
ードに取り付けることが、事情によっては難しい作業と
なることがある。
スポーツとなってきている。スノーボードには、元々、
ブーツを確実にスノーボードに固定するために、ブーツ
を締め付けるためのストラップ、留め金及びハーネス
（装着帯）が付けられていた。このような構成には大き
な問題がある。スノーボードは、両方のブーツ（及びそ
の中に入る足）がスノーボードの片面に固定されるもの
である。このような拘束状態では、動いていないとき
に、スノーボードを操るのは非常に困難である。スノー
ボーダーが時々転ぶことは常である。そして、状況によ
っては、スノーボードからブーツを外さずに立ち上がる
のが困難な場合がある。また、両方のブーツをスノーボ
ードに取り付けることが、事情によっては難しい作業と
なることがある。
【０００３】スノーボードにおける最近の技術革新は、
ストラップやハーネスを使用せずに、スノーボードの表
面にブーツを固定するための機構及び対応するブーツの
開発に関するものである。このようなブーツ及び機構
は、例えば、CLICKER （商品名）という名称で販売され
ており、それは、スノーボードの片面に強固に固定され
た一対の機構と、特殊構造のブーツとからなる。各機構
の特徴は、前止め具と後止め具とを有することである。
後止め具は解除器具に支持されている。またブーツは、
前及び後の係合部からなり、前係合部は前止め具に係合
し、後係合部は後止め具に係合するように構成されてい
る。そして、解除器具によって、機構からブーツをすば
やく解除させると共に、機構にブーツをすばやく装着す
ることができる。よって、スノーボードにブーツをすば
やく固定することができる。
ストラップやハーネスを使用せずに、スノーボードの表
面にブーツを固定するための機構及び対応するブーツの
開発に関するものである。このようなブーツ及び機構
は、例えば、CLICKER （商品名）という名称で販売され
ており、それは、スノーボードの片面に強固に固定され
た一対の機構と、特殊構造のブーツとからなる。各機構
の特徴は、前止め具と後止め具とを有することである。
後止め具は解除器具に支持されている。またブーツは、
前及び後の係合部からなり、前係合部は前止め具に係合
し、後係合部は後止め具に係合するように構成されてい
る。そして、解除器具によって、機構からブーツをすば
やく解除させると共に、機構にブーツをすばやく装着す
ることができる。よって、スノーボードにブーツをすば
やく固定することができる。
【０００４】前述のように、初期のスノーボードにおい
ては、ストラップ、留め金及びハーネスを用いて、ブー
ツをスノーボードに保持していた。従って、ストラッ
プ、留め金及びハーネスには十分な強度が必要であっ
た。新しいCLICKER （商品名）の構成では、前及び後の
係合部がブーツのソール部分に形成されているので、ス
トラップのようなブーツを係合するためのものがない。
従って、使用者をスノーボードにしっかりと固定するた
めにブーツ自体が十分な強度を有している必要があり、
これによりブーツを通してスノーボーダーの動きが的確
にスノーボードに伝わるようになる。最近では、ブーツ
の上部分をブーツのソール部分に固定する接着剤がブー
ツの耐用寿命の確保に十分でないことが検討されてい
る。通常、ブーツの上部分は、革または革状材料で形成
されており、ブーツのソールは、硬化樹脂またはゴム状
材料で形成されている。ブーツの上部分とブーツのソー
ルの接合に用いられる現在の接着剤は、 所望の強度を与
えるけれども、理想的なものとは言えない。たとえば、
樹脂またはゴム状材料の接合に対して良好な接着剤で
は、革または革状材料を良好に接合できない。一方、革
または革状材料の接合に良好な接着剤では、樹脂または
ゴム状材料を良好に接合できない。つまり、前述のスノ
ーボードブーツにおいては、最適な接着剤が効果的に使
用されていないことになる。
ては、ストラップ、留め金及びハーネスを用いて、ブー
ツをスノーボードに保持していた。従って、ストラッ
プ、留め金及びハーネスには十分な強度が必要であっ
た。新しいCLICKER （商品名）の構成では、前及び後の
係合部がブーツのソール部分に形成されているので、ス
トラップのようなブーツを係合するためのものがない。
従って、使用者をスノーボードにしっかりと固定するた
めにブーツ自体が十分な強度を有している必要があり、
これによりブーツを通してスノーボーダーの動きが的確
にスノーボードに伝わるようになる。最近では、ブーツ
の上部分をブーツのソール部分に固定する接着剤がブー
ツの耐用寿命の確保に十分でないことが検討されてい
る。通常、ブーツの上部分は、革または革状材料で形成
されており、ブーツのソールは、硬化樹脂またはゴム状
材料で形成されている。ブーツの上部分とブーツのソー
ルの接合に用いられる現在の接着剤は、 所望の強度を与
えるけれども、理想的なものとは言えない。たとえば、
樹脂またはゴム状材料の接合に対して良好な接着剤で
は、革または革状材料を良好に接合できない。一方、革
または革状材料の接合に良好な接着剤では、樹脂または
ゴム状材料を良好に接合できない。つまり、前述のスノ
ーボードブーツにおいては、最適な接着剤が効果的に使
用されていないことになる。
【０００５】最近、サイクリスト、特にレーシングサイ
クリストは、シューズを係合するための手段を有する自
転車ペダルを用いて、ライディング技術を向上させてい
る。このような係合手段によって、サイクリストは、足
のダウンストロークとアップストロークの両方を前進運
動に使用でき、動力伝達における効率を向上させること
ができる。このような係合手段の１つは、両ペダルに形
成された、サイクリストの靴先を挿入するカップ状のケ
ージを含んでいる。また、他の係合手段は、Nagano他に
付与された米国特許第5,125,173 号に開示されているよ
うな、サイクリングシューズのソールに取り付けられ
て、対応するペダル上のクリート係合機構に係合するク
リートを含む。
クリストは、シューズを係合するための手段を有する自
転車ペダルを用いて、ライディング技術を向上させてい
る。このような係合手段によって、サイクリストは、足
のダウンストロークとアップストロークの両方を前進運
動に使用でき、動力伝達における効率を向上させること
ができる。このような係合手段の１つは、両ペダルに形
成された、サイクリストの靴先を挿入するカップ状のケ
ージを含んでいる。また、他の係合手段は、Nagano他に
付与された米国特許第5,125,173 号に開示されているよ
うな、サイクリングシューズのソールに取り付けられ
て、対応するペダル上のクリート係合機構に係合するク
リートを含む。
【０００６】米国特許第5,125,173 号に開示されている
タイプのサイクリングシューズは、サイクリストのアッ
プストロークで発生する力に耐えるに十分な強度がなけ
ればならない。通常、このようなサイクリングシューズ
は、革または革状材料で形成された上部分と、硬化樹脂
またはゴム状材料で形成されたソールとを有する。前述
のスノーボードブーツと同様に、シューズのソールにシ
ューズの上部分を接合するのに用いられる最近の接着剤
は所望の強度を与えるが、理想的なものではない。樹脂
またはゴム状材料に対する接合が良好な接着剤では、革
または革状材料を良好に接合できない。また、革または
革状材料に対する接合が良好な接着剤では、樹脂または
ゴム状材料を良好に接合できない。つまり、前記サイク
リングシューズにおいては、最適な接着剤が効果的に使
用されていないことになる。
タイプのサイクリングシューズは、サイクリストのアッ
プストロークで発生する力に耐えるに十分な強度がなけ
ればならない。通常、このようなサイクリングシューズ
は、革または革状材料で形成された上部分と、硬化樹脂
またはゴム状材料で形成されたソールとを有する。前述
のスノーボードブーツと同様に、シューズのソールにシ
ューズの上部分を接合するのに用いられる最近の接着剤
は所望の強度を与えるが、理想的なものではない。樹脂
またはゴム状材料に対する接合が良好な接着剤では、革
または革状材料を良好に接合できない。また、革または
革状材料に対する接合が良好な接着剤では、樹脂または
ゴム状材料を良好に接合できない。つまり、前記サイク
リングシューズにおいては、最適な接着剤が効果的に使
用されていないことになる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、接合
し合う材料に最適な接着剤を用いてシューズを構成する
ことにある。
し合う材料に最適な接着剤を用いてシューズを構成する
ことにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シュー
ズは、所定の材料で形成されたソールを有する。ソール
プレートは、ソールの上部の内部に設けられ、止め具に
固定されている。止め具は、ソールの長手方向に延び
て、ソールの底部から外方に延びる係合部を有してい
る。中間部はソール及びソールプレートに接合されてい
る。上部分は中間部に接合している。中間部と上部分と
は革材料と樹脂系材料との組み合わせに対して強い接着
特性を発揮する第１接着剤によって接着されている。ま
た、中間部とソール及びソールプレートとは樹脂系材料
とソール形成材料との組み合わせに対して強い接着特性
を発揮する第２接着剤によって接着されている。
ズは、所定の材料で形成されたソールを有する。ソール
プレートは、ソールの上部の内部に設けられ、止め具に
固定されている。止め具は、ソールの長手方向に延び
て、ソールの底部から外方に延びる係合部を有してい
る。中間部はソール及びソールプレートに接合されてい
る。上部分は中間部に接合している。中間部と上部分と
は革材料と樹脂系材料との組み合わせに対して強い接着
特性を発揮する第１接着剤によって接着されている。ま
た、中間部とソール及びソールプレートとは樹脂系材料
とソール形成材料との組み合わせに対して強い接着特性
を発揮する第２接着剤によって接着されている。
【０００９】好ましくは前記第１接着剤はポリウレタン
系接着剤である。好ましくは前記中間部は硬化樹脂材料
で形成される。好ましくは前記中間部は酢酸ビニルエチ
レン共重合体で形成される。好ましくは前記止め具はス
ノーボードの装着機構に接続するように構成される。
系接着剤である。好ましくは前記中間部は硬化樹脂材料
で形成される。好ましくは前記中間部は酢酸ビニルエチ
レン共重合体で形成される。好ましくは前記止め具はス
ノーボードの装着機構に接続するように構成される。
【００１０】好ましくは前記ソールと上部分とはスノー
ボードブーツを構成する。好ましくは前記ソール形成材
料はナイロン強化ガラス繊維材料である。好ましくは前
記止め具は自転車ペダルの装着機構に連結するように構
成される。好ましくは前記ソールと上部分とはサイクリ
ングシューズを構成する。
ボードブーツを構成する。好ましくは前記ソール形成材
料はナイロン強化ガラス繊維材料である。好ましくは前
記止め具は自転車ペダルの装着機構に連結するように構
成される。好ましくは前記ソールと上部分とはサイクリ
ングシューズを構成する。
【００１１】好ましくは前記ソール形成材料はゴム材料
である。好ましくは前記第１接着剤は酢酸ビニルエチレ
ン共重合体と革状材料との間で強い接着特性を発揮す
る。好ましくは前記第１接着剤は酢酸ビニルエチレン共
重合体と織物材料との間で強い接着特性を発揮する。
である。好ましくは前記第１接着剤は酢酸ビニルエチレ
ン共重合体と革状材料との間で強い接着特性を発揮す
る。好ましくは前記第１接着剤は酢酸ビニルエチレン共
重合体と織物材料との間で強い接着特性を発揮する。
【００１２】好ましくは前記上部分は革状材料で形成さ
れる。好ましくは前記上部分は織物材料で形成される。
本発明の他の形態によれば、スノーボードブーツは、所
定の材料で形成されたソールと、止め具と、ソールの上
部の内部に設けられたソールプレートとを有する。ソー
ルプレートは止め具に固定されており、止め具は、ソー
ルの長手方向に延び、ソールの底部から外方に延びる係
合部を有し、かつスノーボードの装着機構に連結するよ
うに構成されている。中間部はソール及びソールプレー
トに接合されている。上部分は中間部に接合している。
中間部と上部分とは革材料と樹脂系材料との組み合わせ
に対して強い接着特性を発揮する第１接着剤によって接
着されている。また、中間部とソール及びソールプレー
トとは樹脂系材料とソール形成材料との組み合わせに対
して強い接着特性を発揮する第２接着剤によって接着さ
れている。
れる。好ましくは前記上部分は織物材料で形成される。
本発明の他の形態によれば、スノーボードブーツは、所
定の材料で形成されたソールと、止め具と、ソールの上
部の内部に設けられたソールプレートとを有する。ソー
ルプレートは止め具に固定されており、止め具は、ソー
ルの長手方向に延び、ソールの底部から外方に延びる係
合部を有し、かつスノーボードの装着機構に連結するよ
うに構成されている。中間部はソール及びソールプレー
トに接合されている。上部分は中間部に接合している。
中間部と上部分とは革材料と樹脂系材料との組み合わせ
に対して強い接着特性を発揮する第１接着剤によって接
着されている。また、中間部とソール及びソールプレー
トとは樹脂系材料とソール形成材料との組み合わせに対
して強い接着特性を発揮する第２接着剤によって接着さ
れている。
【００１３】好ましくは、前記中間部は酢酸ビニルエチ
レン共重合体で形成される。好ましくはソール形成材料
はナイロン強化ガラス繊維材料である。好ましくは上部
分は革状材料で形成される。本発明のさらに他の形態に
よれば、サイクリングシューズは、所定の材料で形成さ
れたソールと、装着手段と、ソールの上部に設けられた
ソールプレートとを有する。ソールプレートは装着手段
に固定されており、装着手段は自転車ペダルの装着部に
連結されるように構成されている。中間部はソールとソ
ールプレートに接合されている。上部分は中間部に接合
されている。中間部と上部分とは革材料と樹脂系材料と
の組み合わせに対して強い接着特性を発揮する第１接着
剤によって接着されている。また、中間部とソール及び
ソールプレートとは樹脂系材料とソール形成材料との組
み合わせに対して強い接着特性を発揮する第２接着剤に
よって接着されている。
レン共重合体で形成される。好ましくはソール形成材料
はナイロン強化ガラス繊維材料である。好ましくは上部
分は革状材料で形成される。本発明のさらに他の形態に
よれば、サイクリングシューズは、所定の材料で形成さ
れたソールと、装着手段と、ソールの上部に設けられた
ソールプレートとを有する。ソールプレートは装着手段
に固定されており、装着手段は自転車ペダルの装着部に
連結されるように構成されている。中間部はソールとソ
ールプレートに接合されている。上部分は中間部に接合
されている。中間部と上部分とは革材料と樹脂系材料と
の組み合わせに対して強い接着特性を発揮する第１接着
剤によって接着されている。また、中間部とソール及び
ソールプレートとは樹脂系材料とソール形成材料との組
み合わせに対して強い接着特性を発揮する第２接着剤に
よって接着されている。
【００１４】好ましくは中間部は酢酸ビニルエチレン共
重合体で形成される。本発明のさらなる目的、特徴、形
態、及び効果は、添付の図面と併せて、以下の詳細な説
明からさらに明らとなる。なお、図中の参照番号等は、
対応する部分を示している。
重合体で形成される。本発明のさらなる目的、特徴、形
態、及び効果は、添付の図面と併せて、以下の詳細な説
明からさらに明らとなる。なお、図中の参照番号等は、
対応する部分を示している。
【００１５】
【発明の実施の形態】図１及び図２に本発明の一実施形
態に係るブーツを示す。このブーツは、靴ひも２を締め
て足を固定する上部分１を有する。なお、靴ひも２だけ
を示しているが、革ひもや留め金による器具を採用して
もよい。また、このブーツはソール３を有する。ソール
３は、ゴムで形成された弾性アウトソール４と、一般的
に硬質プラスチック材料で形成される板状ソール５と、
上に反った先端６と、先端６と非接触部９との間に位置
して弾性アウトソール４内に形成された滑り止め部７
と、弾性アウトソール４に形成されたヒール８とを有す
る。このようなブーツは、ソール３が平坦な地面に置か
れたときに地面と接触する底接触面を、滑り止め部７の
先端の表面とヒール８の表面とで形成する。
態に係るブーツを示す。このブーツは、靴ひも２を締め
て足を固定する上部分１を有する。なお、靴ひも２だけ
を示しているが、革ひもや留め金による器具を採用して
もよい。また、このブーツはソール３を有する。ソール
３は、ゴムで形成された弾性アウトソール４と、一般的
に硬質プラスチック材料で形成される板状ソール５と、
上に反った先端６と、先端６と非接触部９との間に位置
して弾性アウトソール４内に形成された滑り止め部７
と、弾性アウトソール４に形成されたヒール８とを有す
る。このようなブーツは、ソール３が平坦な地面に置か
れたときに地面と接触する底接触面を、滑り止め部７の
先端の表面とヒール８の表面とで形成する。
【００１６】弾性アウトソール４は窪み１０を有する。
窪み１０は、底接触面に設けられており、ソール３の非
接触部９よりもさらにブーツの後ろにあるポイントＰ１
から先端６の少し後にあるポイントＰ２まで延びる長さ
を有する。これによって、ブーツの前部と後部の間に、
止め具（後述）を装着するための長い窪みを形成してい
る。
窪み１０は、底接触面に設けられており、ソール３の非
接触部９よりもさらにブーツの後ろにあるポイントＰ１
から先端６の少し後にあるポイントＰ２まで延びる長さ
を有する。これによって、ブーツの前部と後部の間に、
止め具（後述）を装着するための長い窪みを形成してい
る。
【００１７】スノーボードブーツには、窪み１０と窪み
１０の延長である先端６との間に位置する凹部１１が形
成されている。ソール３の底接触面が平坦な地面に接触
すると、窪み１０と凹部１１の側部は地面に接触する。
通常、先端６は、その上に反った形状ゆえに地面に接触
しない。その結果、図３に示すように、ブーツの正面に
向かって開口する構造を有したスペース１２ができる。
１０の延長である先端６との間に位置する凹部１１が形
成されている。ソール３の底接触面が平坦な地面に接触
すると、窪み１０と凹部１１の側部は地面に接触する。
通常、先端６は、その上に反った形状ゆえに地面に接触
しない。その結果、図３に示すように、ブーツの正面に
向かって開口する構造を有したスペース１２ができる。
【００１８】図４に示すように、スノーボードブーツ
は、窪み１０に装着された止め具２０を有する。図５に
示すように、スノーボードブーツは、バインディング機
構３０によってスノーボード１３に装着される。止め具
２０とバインディング機構３０とによって、スノーボー
ドブーツのスノーボード１３への装着が可能となる。ス
ノーボードブーツをバインディング機構３０に装着する
ことによって、公知の方法で、スノーボード１３の操作
または舵とりのためにスノーボードブーツを用いること
ができる。図６に示すように、バインディング機構３０
はスノーボード１３に装着される。止め具２０及びバイ
ンディング機構３０については、１９９５年１２月２７
日に出願された係属中の米国特許出願第08/579,648号に
さらに詳しく述べられている。１９９５年１２月２７日
に出願された米国特許出願第08/579,648の開示内容はこ
こに、参照として包含される。
は、窪み１０に装着された止め具２０を有する。図５に
示すように、スノーボードブーツは、バインディング機
構３０によってスノーボード１３に装着される。止め具
２０とバインディング機構３０とによって、スノーボー
ドブーツのスノーボード１３への装着が可能となる。ス
ノーボードブーツをバインディング機構３０に装着する
ことによって、公知の方法で、スノーボード１３の操作
または舵とりのためにスノーボードブーツを用いること
ができる。図６に示すように、バインディング機構３０
はスノーボード１３に装着される。止め具２０及びバイ
ンディング機構３０については、１９９５年１２月２７
日に出願された係属中の米国特許出願第08/579,648号に
さらに詳しく述べられている。１９９５年１２月２７日
に出願された米国特許出願第08/579,648の開示内容はこ
こに、参照として包含される。
【００１９】止め具２０は金属板材料で形成される。図
４及び図５に示すように、止め具２０は、前係合部２１
と、後係合部２７と、止め具の前後の端部に設けられた
ノッチホール２４とを有する。止め具２０は、止め具ね
じ２２、２３、２６によってソール３に固定される。止
め具２０と窪み１０は、スノーボードのバインディング
機構３０の前面に向かって、ブーツのソール３を滑らせ
て、スノーボード１３にブーツが装着可能なように構成
されている。バインディング機構３０の前止め具３１
は、スペース１２と凹部１１を通って、止め具２０の前
係合部２１に係合する。そして、バインディング機構３
０の後止め具３２は後係合部２７に係合する。後止め具
３２は、バインディング機構３０に回動可能に設けられ
ており、バネ３７は、後止め具３２を後係合部２７に押
圧する。ロック解除レバー３３は、後止め具３２に連結
されており、旋回により、バインディング機構３０と後
係合部２７との係合を解除する。
４及び図５に示すように、止め具２０は、前係合部２１
と、後係合部２７と、止め具の前後の端部に設けられた
ノッチホール２４とを有する。止め具２０は、止め具ね
じ２２、２３、２６によってソール３に固定される。止
め具２０と窪み１０は、スノーボードのバインディング
機構３０の前面に向かって、ブーツのソール３を滑らせ
て、スノーボード１３にブーツが装着可能なように構成
されている。バインディング機構３０の前止め具３１
は、スペース１２と凹部１１を通って、止め具２０の前
係合部２１に係合する。そして、バインディング機構３
０の後止め具３２は後係合部２７に係合する。後止め具
３２は、バインディング機構３０に回動可能に設けられ
ており、バネ３７は、後止め具３２を後係合部２７に押
圧する。ロック解除レバー３３は、後止め具３２に連結
されており、旋回により、バインディング機構３０と後
係合部２７との係合を解除する。
【００２０】スノーボードブーツのソール３がバインデ
ィング機構３０に連結されているので、スノーボードブ
ーツの上部分は、スノーボーダーの動きを調整するため
に、高い強度と、ある程度の柔軟性が必要である。従っ
て、本発明の一実施形態によるスノーボードブーツは、
図７及び図９に示すように構成されている。以下にその
構成を述べる。
ィング機構３０に連結されているので、スノーボードブ
ーツの上部分は、スノーボーダーの動きを調整するため
に、高い強度と、ある程度の柔軟性が必要である。従っ
て、本発明の一実施形態によるスノーボードブーツは、
図７及び図９に示すように構成されている。以下にその
構成を述べる。
【００２１】図７に示すように、スノーボードブーツの
上部分１は革材料５０で形成されている。革材料５０は
本革または人工の革状材料等でもよい。革材料５０は、
ある程度の柔軟性を有するのが好ましいが、スノーボー
ダーが求める程度でよい。一般的に、スノーボードブー
ツは、比較的強固な上部分１が必要である。革状材料
は、通常、ある程度の柔軟性を持たせて丈夫に形成でき
るので、理想的である。
上部分１は革材料５０で形成されている。革材料５０は
本革または人工の革状材料等でもよい。革材料５０は、
ある程度の柔軟性を有するのが好ましいが、スノーボー
ダーが求める程度でよい。一般的に、スノーボードブー
ツは、比較的強固な上部分１が必要である。革状材料
は、通常、ある程度の柔軟性を持たせて丈夫に形成でき
るので、理想的である。
【００２２】ソール３は、ブーツのソールを形成するの
に好適な材料で形成される。例えば、ソール３はナイロ
ン強化ガラス繊維材料で形成されるのが好ましい。革材
料５０は、ソール３の中空部３a まで延びて、ソール３
の上端部３ｂに接触する。上端部３ｂと革材料５０との
間には、これらを互いに接合させるために、適当な接着
剤が塗布されている。上述したように、ソール３はソー
ルプレート５を有する。図５に示すように、ソールプレ
ート５は、ソール３に止め具２０を装着するために使用
され、止め具２０を貫通する止め具ねじ２２、２３によ
って、止め具２０を締めて固定するようになっている。
通常、ソールプレート５は剛性プラスチック、硬化樹
脂、または重合体材料で形成される。ソールプレート５
は、ソール３の中空部３a の内部表面の一部を覆ってい
る。図７に示すように、中間ソール部材５５は、ソール
３の中空部３a に設けられており、ソールプレート５と
中空部３a 表面の他の部分とを覆っている。
に好適な材料で形成される。例えば、ソール３はナイロ
ン強化ガラス繊維材料で形成されるのが好ましい。革材
料５０は、ソール３の中空部３a まで延びて、ソール３
の上端部３ｂに接触する。上端部３ｂと革材料５０との
間には、これらを互いに接合させるために、適当な接着
剤が塗布されている。上述したように、ソール３はソー
ルプレート５を有する。図５に示すように、ソールプレ
ート５は、ソール３に止め具２０を装着するために使用
され、止め具２０を貫通する止め具ねじ２２、２３によ
って、止め具２０を締めて固定するようになっている。
通常、ソールプレート５は剛性プラスチック、硬化樹
脂、または重合体材料で形成される。ソールプレート５
は、ソール３の中空部３a の内部表面の一部を覆ってい
る。図７に示すように、中間ソール部材５５は、ソール
３の中空部３a に設けられており、ソールプレート５と
中空部３a 表面の他の部分とを覆っている。
【００２３】中間ソール部材５５は硬化樹脂材料で形成
され、一般的に強固であるが、ソールプレート５よりも
さらに柔軟性がある。中間ソール部材５５はソール３と
異なる特性を有する。つまり、中間ソール部材５５はさ
らに柔軟性がなければならない。中間ソール部材５５
は、酢酸ビニル樹脂エチレン共重合体（ＥＶＡ）等の重
合体材料で形成されるのが好ましい。しかし、他の好適
な材料も使用することができる。
され、一般的に強固であるが、ソールプレート５よりも
さらに柔軟性がある。中間ソール部材５５はソール３と
異なる特性を有する。つまり、中間ソール部材５５はさ
らに柔軟性がなければならない。中間ソール部材５５
は、酢酸ビニル樹脂エチレン共重合体（ＥＶＡ）等の重
合体材料で形成されるのが好ましい。しかし、他の好適
な材料も使用することができる。
【００２４】図９に示すように、第１接着剤６５は、中
間ソール部材５５に革材料５０を接合させるために使用
される。第２接着剤７０は、ソール３及びソールプレー
ト５に中間ソール部材５５を接合させるために使用され
る。第１接着剤６５としては、例えば、大韓民国、釜山
のDONGSUNG Chemical 社製の製品（BOND ACE5100A ）を
使用することができる。第１接着剤６５はポリウレタン
系接着剤である。このような接着剤は、両方がプラスチ
ックである場合、または、樹脂系材料と革または革状材
料との組み合わせで使用する際に、良好な接着性を発揮
するので有効である。よって、第１接着剤６５は、革材
料５０と中間ソール部材５５との間で良好な接着特性を
呈する。
間ソール部材５５に革材料５０を接合させるために使用
される。第２接着剤７０は、ソール３及びソールプレー
ト５に中間ソール部材５５を接合させるために使用され
る。第１接着剤６５としては、例えば、大韓民国、釜山
のDONGSUNG Chemical 社製の製品（BOND ACE5100A ）を
使用することができる。第１接着剤６５はポリウレタン
系接着剤である。このような接着剤は、両方がプラスチ
ックである場合、または、樹脂系材料と革または革状材
料との組み合わせで使用する際に、良好な接着性を発揮
するので有効である。よって、第１接着剤６５は、革材
料５０と中間ソール部材５５との間で良好な接着特性を
呈する。
【００２５】第２接着剤７０としては、ナイロン強化ガ
ラス繊維材料と樹脂系材料の間で良好な接着性を発揮す
る種々の接着剤が使用できる。第２接着剤７０として、
例えば、上述した大韓民国、釜山のDONGSUNG Chemical
社製の製品BOND ACE８２５０を使用するのが好ましい。
第２接着剤として、これ以外の接着剤を使用してもよい
が、その接着性はここに述べる所望の強度を呈するもの
とする。
ラス繊維材料と樹脂系材料の間で良好な接着性を発揮す
る種々の接着剤が使用できる。第２接着剤７０として、
例えば、上述した大韓民国、釜山のDONGSUNG Chemical
社製の製品BOND ACE８２５０を使用するのが好ましい。
第２接着剤として、これ以外の接着剤を使用してもよい
が、その接着性はここに述べる所望の強度を呈するもの
とする。
【００２６】中間ソール部材５５は、様々な接着剤を使
用して、他の材料と容易に接合できるものである。革状
材料に良好な接着性を示す接着剤が、必ずしもナイロン
強化ガラス繊維材料に使用したときに良好な接着性を示
すとは限らない。同様に、ナイロン強化ガラス繊維材料
に良好な接着性を示す接着剤が、必ずしも革状材料に使
用したときに良好な接着性を示すとは限らない。しかし
ながら、中間ソール部材５５は、上記両タイプの接着剤
が良好な接着性を発揮できるものである。
用して、他の材料と容易に接合できるものである。革状
材料に良好な接着性を示す接着剤が、必ずしもナイロン
強化ガラス繊維材料に使用したときに良好な接着性を示
すとは限らない。同様に、ナイロン強化ガラス繊維材料
に良好な接着性を示す接着剤が、必ずしも革状材料に使
用したときに良好な接着性を示すとは限らない。しかし
ながら、中間ソール部材５５は、上記両タイプの接着剤
が良好な接着性を発揮できるものである。
【００２７】中間ソール部材５５は、スノーボードブー
ツをスノーボードに装着している間に発生する様々な力
に耐える高い強度をスノーボードに付与する接着剤の使
用を可能にして、本発明のスノーボードブーツの構造強
さを高める働きをする。また、中間ソール部材５５は、
湿気の移動を防止する防水壁の役目もする。図８に示す
本発明の他の実施形態では、スノーボードブーツの上部
分１は、革材料５０で形成され、その底部に形成された
開口５０ｂを有する。革材料５０は、開口５０ｂを係合
させる係合部５０a を有する。パッド６０はソール３の
中空部３a に設けられており、係合部５０a 及び中間ソ
ール部材５５の露出部を覆っている。この実施形態は、
開口５０ｂを除いて、特に、上述した方法で第１、第２
接着剤を使用する点で、図７に示す実施の形態とほぼ同
様である。パッド６０は、構造部材としてよりも、快適
さのために設けられているので、種々の接着剤を使用し
て、革材料５０の係合部５０a に接合させることができ
る。
ツをスノーボードに装着している間に発生する様々な力
に耐える高い強度をスノーボードに付与する接着剤の使
用を可能にして、本発明のスノーボードブーツの構造強
さを高める働きをする。また、中間ソール部材５５は、
湿気の移動を防止する防水壁の役目もする。図８に示す
本発明の他の実施形態では、スノーボードブーツの上部
分１は、革材料５０で形成され、その底部に形成された
開口５０ｂを有する。革材料５０は、開口５０ｂを係合
させる係合部５０a を有する。パッド６０はソール３の
中空部３a に設けられており、係合部５０a 及び中間ソ
ール部材５５の露出部を覆っている。この実施形態は、
開口５０ｂを除いて、特に、上述した方法で第１、第２
接着剤を使用する点で、図７に示す実施の形態とほぼ同
様である。パッド６０は、構造部材としてよりも、快適
さのために設けられているので、種々の接着剤を使用し
て、革材料５０の係合部５０a に接合させることができ
る。
【００２８】本発明のさらに他の実施形態によれば、図
１０に示すサイクリングシューズ１００は、上述のスノ
ーボードブーツについて説明した方法と同様に構成され
る。サイクリングシューズ１００は、ソール１０５等の
様々なソールを有してもよい。例えば、ソール１０５
は、Nagano他に付与された米国特許第5,125,173 号 (同
一譲り受け人：Shimano Inc.）において詳細に記載され
ているタイプのものでもよい。米国特許第5,125,173 号
は参考として、ここに包含される。
１０に示すサイクリングシューズ１００は、上述のスノ
ーボードブーツについて説明した方法と同様に構成され
る。サイクリングシューズ１００は、ソール１０５等の
様々なソールを有してもよい。例えば、ソール１０５
は、Nagano他に付与された米国特許第5,125,173 号 (同
一譲り受け人：Shimano Inc.）において詳細に記載され
ているタイプのものでもよい。米国特許第5,125,173 号
は参考として、ここに包含される。
【００２９】サイクリングシューズ１００は、ソール１
０５と上部分１１０とを有する。上部分１１０は、革状
材料または織物材料で形成されるか、あるいは両者の組
み合わせでもよいし、種々の天然材料や合成材料で形成
することもできる。ソール１０５は、ゴムまたはゴム状
材料で形成されたトレッド部１２０と、硬質樹脂、樹脂
状材料、またはナイロンガラス繊維材料で形成された中
間ソール１２５と、中間ソール部材１３０とを有する。
中間ソール部材１３０は、スノーボードブーツに関して
説明した中間ソール部材５５と同様である。中間ソール
部材１３０は、特に、酢酸ビニルエチレン共重合体（Ｅ
ＶＡ）等の重合体材料で形成される。もちろん他の好適
な材料を使用してもよい。
０５と上部分１１０とを有する。上部分１１０は、革状
材料または織物材料で形成されるか、あるいは両者の組
み合わせでもよいし、種々の天然材料や合成材料で形成
することもできる。ソール１０５は、ゴムまたはゴム状
材料で形成されたトレッド部１２０と、硬質樹脂、樹脂
状材料、またはナイロンガラス繊維材料で形成された中
間ソール１２５と、中間ソール部材１３０とを有する。
中間ソール部材１３０は、スノーボードブーツに関して
説明した中間ソール部材５５と同様である。中間ソール
部材１３０は、特に、酢酸ビニルエチレン共重合体（Ｅ
ＶＡ）等の重合体材料で形成される。もちろん他の好適
な材料を使用してもよい。
【００３０】中間ソール１２５はボルト１１６によって
クリート１１５を支持する。クリート１１５は、米国特
許第5,125,173 号に詳細に記載されているような、自転
車ペダル（図示せず）のクリート係合機構（図示せず）
に係合するように構成されている。中間ソール１２５
は、好適な接着剤でトレッド部１２０に接合されてい
る。第１接着剤６５は、スノーボードブーツについて説
明した方法と同様にして、中間ソール部材１３０に上部
分１１０を結合させるのに使用される。第２接着剤７０
は、中間ソール１２５に中間ソール部材１３０を結合さ
せるのに使用される。第１接着剤６５として、前述した
ように、大韓民国、釜山のDONGSUNG Chemical 社製のBO
ND ACE5100A を使用してもよい。BOND ACE5100A はポリ
ウレタン系接着剤である。このような接着剤は、両方が
プラスチックである場合、または、樹脂系材料と革また
は革状材料との組み合わせで使用する際に良好な接着性
を発揮するので有効である。よって、第１接着剤６５
は、上部分１１０と中間ソール部材１３０の間で良好な
接着特性を呈する。
クリート１１５を支持する。クリート１１５は、米国特
許第5,125,173 号に詳細に記載されているような、自転
車ペダル（図示せず）のクリート係合機構（図示せず）
に係合するように構成されている。中間ソール１２５
は、好適な接着剤でトレッド部１２０に接合されてい
る。第１接着剤６５は、スノーボードブーツについて説
明した方法と同様にして、中間ソール部材１３０に上部
分１１０を結合させるのに使用される。第２接着剤７０
は、中間ソール１２５に中間ソール部材１３０を結合さ
せるのに使用される。第１接着剤６５として、前述した
ように、大韓民国、釜山のDONGSUNG Chemical 社製のBO
ND ACE5100A を使用してもよい。BOND ACE5100A はポリ
ウレタン系接着剤である。このような接着剤は、両方が
プラスチックである場合、または、樹脂系材料と革また
は革状材料との組み合わせで使用する際に良好な接着性
を発揮するので有効である。よって、第１接着剤６５
は、上部分１１０と中間ソール部材１３０の間で良好な
接着特性を呈する。
【００３１】第２接着剤７０としては、前述したよう
に、ナイロン強化ガラス繊維材料や樹脂系材料のよう
に、シューズ用ソールの形成によく使用される材料に対
して、良好な接着特性を発揮する種々の接着剤を使用す
ることができる。第２接着剤７０として、例えば、上述
した大韓民国、釜山のDONGSUNG Chemical 社製のBOND A
CE８２５０を使用するのが好ましい。第２接着剤とし
て、これ以外の接着剤を使用してもよいが、その接着特
性は、ここに述べる所望の強度を呈するものとする。
に、ナイロン強化ガラス繊維材料や樹脂系材料のよう
に、シューズ用ソールの形成によく使用される材料に対
して、良好な接着特性を発揮する種々の接着剤を使用す
ることができる。第２接着剤７０として、例えば、上述
した大韓民国、釜山のDONGSUNG Chemical 社製のBOND A
CE８２５０を使用するのが好ましい。第２接着剤とし
て、これ以外の接着剤を使用してもよいが、その接着特
性は、ここに述べる所望の強度を呈するものとする。
【００３２】本発明は、その精神及び範囲から逸脱する
ことなく、種々の変更が可能である。また、前述の本発
明の実施形態は例示にすぎず、添付の特許請求の範囲及
びその均等範囲によって示す本発明を限定するものでは
ない。
ことなく、種々の変更が可能である。また、前述の本発
明の実施形態は例示にすぎず、添付の特許請求の範囲及
びその均等範囲によって示す本発明を限定するものでは
ない。
【００３３】
【発明の効果】以上のように本発明では、シューズの上
部分とソール及びソールプレートとを接合する際に、両
者の間に中間部を設け、中間部と上部分とはそれらの接
合に適した第１接着剤で接着し、中間部とソール及びソ
ールプレートとはそれらの接合に適した第２接着剤で接
着するので、所望の接着強度を得ることができる。
部分とソール及びソールプレートとを接合する際に、両
者の間に中間部を設け、中間部と上部分とはそれらの接
合に適した第１接着剤で接着し、中間部とソール及びソ
ールプレートとはそれらの接合に適した第２接着剤で接
着するので、所望の接着強度を得ることができる。
【図１】本発明の一実施形態によるスノーボードブーツ
の側面図。
の側面図。
【図２】図１に示すスノーボードブーツの底面図。
【図３】図１に示すスノーボードブーツのソールの正面
図。
図。
【図４】止め具を説明するための、図１に示すスノーボ
ードブーツのソールの斜視図。
ードブーツのソールの斜視図。
【図５】スノーボード締め具への止め具の装着を説明す
るための、図１から図４に示すスノーボードブーツのソ
ールの部分側面断面図。
るための、図１から図４に示すスノーボードブーツのソ
ールの部分側面断面図。
【図６】本発明に係るスノーボードブーツに用いられる
スノーボード締め具を示す斜視図。
スノーボード締め具を示す斜視図。
【図７】ソールにブーツの上部分を取り付ける方法を説
明するためのスノーボードブーツの断面図。
明するためのスノーボードブーツの断面図。
【図８】ソールにブーツの上部分を取り付ける他の方法
を説明するためのスノーボードブーツの断面図。
を説明するためのスノーボードブーツの断面図。
【図９】ソールにブーツの上部分を取り付ける方法を更
に詳しく説明するための図７に示す実施形態のブーツの
一部を拡大して示す断面図。
に詳しく説明するための図７に示す実施形態のブーツの
一部を拡大して示す断面図。
【図１０】本発明の一実施形態に係るサイクリングシュ
ーズの斜視図。
ーズの斜視図。
【図１１】シューズのソールへのシューズ上部分の装着
を説明するための図１０のサイクリングシューズの一部
を拡大して示す断面図。
を説明するための図１０のサイクリングシューズの一部
を拡大して示す断面図。
１ 上部分 ３ ソール ５ 板状ソール ２０ 止め具 ２１ 前係合部 ２７ 後係合部 ３０ バインディング機構 ５５ 中間ソール部材 ６５ 第１接着剤 ７０ 第２接着剤 １００ サイクリングシューズ １０５ ソール １１０ 上部分 １３０ 中間ソール部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１０年８月１７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１５
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１５】
【発明の実施の形態】図１及び図２に本発明の一実施形
態に係るブーツを示す。このブーツは、靴ひも２を締め
て足を固定する上部分１を有する。なお、靴ひも２だけ
を示しているが、革ひもや留め金による器具を採用して
もよい。また、このブーツはソール３を有する。ソール
３は、ゴムで形成された弾性アウトソール４と、一般的
に硬質プラスチック材料で形成されるソールプレート５
と、上に反った先端６と、先端６と非接触部９との間に
位置して弾性アウトソール４内に形成された滑り止め部
７と、弾性アウトソール４に形成されたヒール８とを有
する。このようなブーツは、ソール３が平坦な地面に置
かれたときに地面と接触する底接触面を、滑り止め部７
の先端の表面とヒール８の表面とで形成する。
態に係るブーツを示す。このブーツは、靴ひも２を締め
て足を固定する上部分１を有する。なお、靴ひも２だけ
を示しているが、革ひもや留め金による器具を採用して
もよい。また、このブーツはソール３を有する。ソール
３は、ゴムで形成された弾性アウトソール４と、一般的
に硬質プラスチック材料で形成されるソールプレート５
と、上に反った先端６と、先端６と非接触部９との間に
位置して弾性アウトソール４内に形成された滑り止め部
７と、弾性アウトソール４に形成されたヒール８とを有
する。このようなブーツは、ソール３が平坦な地面に置
かれたときに地面と接触する底接触面を、滑り止め部７
の先端の表面とヒール８の表面とで形成する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ３２Ｂ 17/04 Ｂ３２Ｂ 27/34 27/28 １０１ Ａ４３Ｂ 10/00 １０１Ｃ 27/34
Claims (20)
- 【請求項１】所定の材料で形成されたソールと、 前記ソールの長手方向に延びて前記ソールの底部に設け
られ、前記ソールの底部から外方に延びる係合部を有す
る止め具と、 前記ソールの上部の内部に設けられ、前記止め具に固定
されたソールプレートと、 前記ソール及びソールプレートに接合された中間部と、 前記中間部に接合された上部分とを備え、 前記中間部と上部分とは革材料と樹脂系材料との組み合
わせに対して強い接着特性を発揮する第１接着剤によっ
て接着され、 前記中間部とソール及びソールプレートとは樹脂系材料
と前記ソール形成材料との組み合わせに対して強い接着
特性を発揮する第２接着剤によって接着されている、シ
ューズ。 - 【請求項２】前記第１接着剤はポリウレタン系接着剤で
ある請求項１記載のシューズ。 - 【請求項３】前記中間部は硬化樹脂材料で形成される請
求項１又は２記載のシューズ。 - 【請求項４】前記中間部は酢酸ビニルエチレン共重合体
で形成される請求項１又は２記載のシューズ。 - 【請求項５】前記止め具はスノーボードの装着機構に連
結するように構成される請求項１から４のいずれかに記
載のシューズ。 - 【請求項６】前記ソールと上部分とはスノーボードブー
ツを構成する請求項５記載のシューズ。 - 【請求項７】前記ソール形成材料はナイロン強化ガラス
繊維材料である請求項６記載のシューズ。 - 【請求項８】前記止め具は自転車ペダルの装着機構に連
結するように構成される請求項１記載のシューズ。 - 【請求項９】前記ソールと上部分はサイクリングシュー
ズを構成する請求項８記載のシューズ。 - 【請求項１０】前記ソール形成材料はゴム材料である請
求項９記載のシューズ。 - 【請求項１１】前記第１接着剤は酢酸ビニルエチレン共
重合体と革状材料との間で強い接着特性を発揮する請求
項１記載のシューズ。 - 【請求項１２】前記第１接着剤は酢酸ビニルエチレン共
重合体と織物材料との間で強い接着特性を発揮する請求
項１記載のシューズ。 - 【請求項１３】前記上部分は革状材料で形成される請求
項１記載のシューズ。 - 【請求項１４】前記上部分は織物材料で形成される請求
項１記載のシューズ。 - 【請求項１５】所定の材料で形成されたソールと、 前記ソールの長手方向に延びて前記ソールの底部に設け
られ、前記ソールの底部から外方に延びる係合部を有
し、かつスノーボードの装着機構に連結するように構成
された止め具と、 前記ソールの上部の内部に設けられ、前記止め具に固定
されたソールプレートと、 前記ソール及びソールプレートに接合された中間部と、 前記中間部に接合された上部分とを備え、 前記中間部と上部分とは革材料と樹脂系材料との組み合
わせに対して強い接着特性を発揮する第１接着剤によっ
て接着され、 前記中間部とソール及びソールプレートとは樹脂系材料
と前記ソール形成材料との組み合わせに対して強い接着
特性を発揮する第２接着剤によって接着されている、ス
ノーボードブーツ。 - 【請求項１６】前記中間部は酢酸ビニルエチレン共重合
体で形成される請求項１５記載のスノーボードブーツ。 - 【請求項１７】前記ソール形成材料はナイロン強化ガラ
ス繊維材料である請求項１５又は１６記載のスノーボー
ドブーツ。 - 【請求項１８】前記上部分は革状材料で形成される請求
項１５から１７のいずれかに記載のスノーボードブー
ツ。 - 【請求項１９】所定の材料で形成されたソールと、 自転車ペダルの装着部に連結するように構成された装着
手段と、 前記ソールの上部の内部に設けられ、前記装着手段に固
定されたソールプレートと、 前記ソール及びソールプレートに接合された中間部と、 前記中間部に接合された上部分とを備え、 前記中間部と上部分とは革材料と樹脂系材料との組み合
わせに対して強い接着特性を発揮する第１接着剤によっ
て接着され、 前記中間部とソール及びソールプレートとは樹脂系材料
と前記ソール形成材料との組み合わせに対して強い接着
特性を発揮する第２接着剤によって接着されている、サ
イクリングシューズ。 - 【請求項２０】前記中間部は酢酸ビニルエチレン共重合
体で形成される請求項１９記載のサイクリングシュー
ズ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/874,352 US5845421A (en) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | Snowboard shoes and cycle shoes having an intermediate sole layer |
| US08/874352 | 1997-06-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH114701A true JPH114701A (ja) | 1999-01-12 |
| JP2874867B2 JP2874867B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=25363560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10115188A Expired - Fee Related JP2874867B2 (ja) | 1997-06-13 | 1998-04-24 | シューズ、スノーボードブーツ及びサイクリングシューズ |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5845421A (ja) |
| EP (1) | EP0884004B1 (ja) |
| JP (1) | JP2874867B2 (ja) |
| KR (1) | KR100267192B1 (ja) |
| CN (1) | CN1108120C (ja) |
| DE (1) | DE69822555T2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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