JPH1146602A - ビン入り果実およびビン入り果実の製造方法 - Google Patents
ビン入り果実およびビン入り果実の製造方法Info
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- JPH1146602A JPH1146602A JP22075097A JP22075097A JPH1146602A JP H1146602 A JPH1146602 A JP H1146602A JP 22075097 A JP22075097 A JP 22075097A JP 22075097 A JP22075097 A JP 22075097A JP H1146602 A JPH1146602 A JP H1146602A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ビンの中にその口部より大きな果実が入ってい
るビン入り果実およびビン入り果実の製造方法に関し、
ニガウリなどの果実を、食用としてだけでなく、更に別
の角度から付加価値を高めることで、果実の需要拡大を
図ることを目的とする。 【解決手段】胴部に比べて口部の小さいビンに、該口部
に入るサイズの果実をビン内に挿入して、該ビン内で果
実を成長させ、該果実が少なくともビンの口部より大き
くなった状態で該果実を収穫した後、前記ビンに酒類そ
の他の液体を入れ、口部を密閉することによって、ビン
入り果実とする。
るビン入り果実およびビン入り果実の製造方法に関し、
ニガウリなどの果実を、食用としてだけでなく、更に別
の角度から付加価値を高めることで、果実の需要拡大を
図ることを目的とする。 【解決手段】胴部に比べて口部の小さいビンに、該口部
に入るサイズの果実をビン内に挿入して、該ビン内で果
実を成長させ、該果実が少なくともビンの口部より大き
くなった状態で該果実を収穫した後、前記ビンに酒類そ
の他の液体を入れ、口部を密閉することによって、ビン
入り果実とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビン入り果実およびビ
ン入り果実の製造方法に関する。さらに詳しくは、ビン
の中にその口部より大きな果実が入っているビン入り果
実およびビン入り果実の製造方法に関する。
ン入り果実の製造方法に関する。さらに詳しくは、ビン
の中にその口部より大きな果実が入っているビン入り果
実およびビン入り果実の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ニガウリ
(ツルレイシ、沖縄方言名・ゴーヤー)は、未熟の若い
果実をスライスして、豆腐などと混ぜ、ゴーヤーチャン
プルーと呼ばれる炒めものにして食されることが多い。
(ツルレイシ、沖縄方言名・ゴーヤー)は、未熟の若い
果実をスライスして、豆腐などと混ぜ、ゴーヤーチャン
プルーと呼ばれる炒めものにして食されることが多い。
【0003】一方、最近ニガウリの栄養価や薬効が見直
され、各種の使い方が改良開発されているが、いずれも
食用に限られている。
され、各種の使い方が改良開発されているが、いずれも
食用に限られている。
【0004】沖縄県内の産業活性化のために、各種の新
製品開発が行なわれているが、本発明の発明者は、この
ような問題に着目し、ニガウリなどの果実を、食用とし
てだけでなく、更に別の角度から付加価値を高めること
で、果実の需要拡大を図ることを目的とする。
製品開発が行なわれているが、本発明の発明者は、この
ような問題に着目し、ニガウリなどの果実を、食用とし
てだけでなく、更に別の角度から付加価値を高めること
で、果実の需要拡大を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項1は、胴部に
比べて口部の小さいビンに、該口部に入るサイズの果実
をビン内に挿入して、該ビン内で果実を成長させ、該果
実が少なくともビンの口部より大きくなった状態で該果
実を収穫することを特徴とするビン入り果実の製造方法
である。
のような手段によって解決される。請求項1は、胴部に
比べて口部の小さいビンに、該口部に入るサイズの果実
をビン内に挿入して、該ビン内で果実を成長させ、該果
実が少なくともビンの口部より大きくなった状態で該果
実を収穫することを特徴とするビン入り果実の製造方法
である。
【0006】このように、ビンの中に、該ビンの口部よ
り大きな果実が入っていると、どのようにして挿入した
のか、と疑問を持たせることで、人目を引くことがで
き、また置物と同様に飾っておくことで、鑑賞用として
も価値があり、購買意欲の増進につながる。初めから大
きな果実を、口部の小さなビンに入れることは不可能で
あるが、小さな稚果実の間にビンに挿入して、ビン内で
成長させれば容易に可能であり、所期の目的を達成でき
る。
り大きな果実が入っていると、どのようにして挿入した
のか、と疑問を持たせることで、人目を引くことがで
き、また置物と同様に飾っておくことで、鑑賞用として
も価値があり、購買意欲の増進につながる。初めから大
きな果実を、口部の小さなビンに入れることは不可能で
あるが、小さな稚果実の間にビンに挿入して、ビン内で
成長させれば容易に可能であり、所期の目的を達成でき
る。
【0007】請求項2は、請求項1記載の果実を収穫し
た後、前記ビンに酒類その他の液体を入れ、口部を密閉
することを特徴とするビン入り果実の製造方法である。
他の液体としては、例えば酢や砂糖水、ぶどう酒などが
挙げられるが、これらに限定されない。
た後、前記ビンに酒類その他の液体を入れ、口部を密閉
することを特徴とするビン入り果実の製造方法である。
他の液体としては、例えば酢や砂糖水、ぶどう酒などが
挙げられるが、これらに限定されない。
【0008】このように、ビンの中で成長させた後、果
実を収穫するとともに、酒類や酢、砂糖水などの液体を
入れて、その中に果実を漬け込むと、液体のレンズ作用
と相まって内部の果実がより美しく引き立って見え、か
つ果実の成分が液体中に抽出されることで、液体の飲用
としての価値が高まる。
実を収穫するとともに、酒類や酢、砂糖水などの液体を
入れて、その中に果実を漬け込むと、液体のレンズ作用
と相まって内部の果実がより美しく引き立って見え、か
つ果実の成分が液体中に抽出されることで、液体の飲用
としての価値が高まる。
【0009】請求項3は、請求項1または請求項2に記
載の果実を収穫した後、加熱処理することを特徴とする
ビン入り果実の製造方法である。
載の果実を収穫した後、加熱処理することを特徴とする
ビン入り果実の製造方法である。
【0010】このように、ビンの中で成長させ、かつ収
穫した後、蒸すなどの加熱処理を行なうと、果実本来の
色がより鮮烈となり、果実の新鮮な色を長期間維持で
き、鑑賞用としての価値がより高まる。
穫した後、蒸すなどの加熱処理を行なうと、果実本来の
色がより鮮烈となり、果実の新鮮な色を長期間維持で
き、鑑賞用としての価値がより高まる。
【0011】請求項4は、請求項1、請求項2または請
求項3に記載の果実としてニガウリを用いる。ニガウリ
は、外部に無数のイボイボがあり、かつ淡緑色ないし濃
緑色をしていて、鑑賞にも向いている。また、酒に浸け
た場合は、両者の成分が混ざり合って、特別の味や香り
がする。したがって、ビンの内部で成長させる果実とし
て、ニガウリを用いると、付加価値がより高まり、需要
がさらに高まる。
求項3に記載の果実としてニガウリを用いる。ニガウリ
は、外部に無数のイボイボがあり、かつ淡緑色ないし濃
緑色をしていて、鑑賞にも向いている。また、酒に浸け
た場合は、両者の成分が混ざり合って、特別の味や香り
がする。したがって、ビンの内部で成長させる果実とし
て、ニガウリを用いると、付加価値がより高まり、需要
がさらに高まる。
【0012】請求項5は、胴部に比べて口部の小さいビ
ンに、該口部に入るサイズの果実をビン内に挿入し、ビ
ン内で成長させてなるビン入り果実である。このよう
に、口部より大きな果実がビンに入っていることで、好
奇心を刺激することが可能で、その結果、鑑賞用として
も適しているので、購買意欲が増し、需要増加につなが
る。
ンに、該口部に入るサイズの果実をビン内に挿入し、ビ
ン内で成長させてなるビン入り果実である。このよう
に、口部より大きな果実がビンに入っていることで、好
奇心を刺激することが可能で、その結果、鑑賞用として
も適しているので、購買意欲が増し、需要増加につなが
る。
【0013】請求項6は、請求項5に記載のビンに酒類
その他の液体が入っているビン入り果実である。このよ
うに、果実のみでなく、酒類や酢、砂糖水などの液体を
入れておくと、果実の保存性が向上し、また該液体を飲
用すると、果実と液体との成分が混合することで、飲用
としての価値も高まる。また、ビンを動かすと、口部よ
り大きな果実が液体中で浮遊するので、鑑賞用に適す
る。
その他の液体が入っているビン入り果実である。このよ
うに、果実のみでなく、酒類や酢、砂糖水などの液体を
入れておくと、果実の保存性が向上し、また該液体を飲
用すると、果実と液体との成分が混合することで、飲用
としての価値も高まる。また、ビンを動かすと、口部よ
り大きな果実が液体中で浮遊するので、鑑賞用に適す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明によるビン入り果実お
よびビン入り果実の製造方法が実際上どのように具体化
されるか実施形態を説明する。図1は本発明によるビン
入り果実の一実施形態を示す部分断面側面図である。
よびビン入り果実の製造方法が実際上どのように具体化
されるか実施形態を説明する。図1は本発明によるビン
入り果実の一実施形態を示す部分断面側面図である。
【0015】1はガラスや合成樹脂などからなるビンで
あり、透明体が適しているが、必ずしも透明体に限定さ
れない。ビン1の中には、植物の果実2が入っており、
しかも必要に応じて酒類や酢、砂糖水などのような液体
3を入れてある。
あり、透明体が適しているが、必ずしも透明体に限定さ
れない。ビン1の中には、植物の果実2が入っており、
しかも必要に応じて酒類や酢、砂糖水などのような液体
3を入れてある。
【0016】4はビン1の口部、5はキャップである
が、口部4の内径dはビン1の胴部の内径Dに比べて十
分小さい。そして、果実2の太さは、ビン1の胴部より
多少小さめで、口部4の内径より十分に大きいことが望
ましい。つまり、果実2を、そのままでは、到底口部4
からは挿入できない程度のサイズが望ましい。
が、口部4の内径dはビン1の胴部の内径Dに比べて十
分小さい。そして、果実2の太さは、ビン1の胴部より
多少小さめで、口部4の内径より十分に大きいことが望
ましい。つまり、果実2を、そのままでは、到底口部4
からは挿入できない程度のサイズが望ましい。
【0017】前記の果実2は、図示のように、成長した
状態では、口部4から挿入できないが、口部4から挿入
できる程度の未成長の稚果実の状態において、口部4か
らビン1中に挿入し、ビン1の内部で成長させる。
状態では、口部4から挿入できないが、口部4から挿入
できる程度の未成長の稚果実の状態において、口部4か
らビン1中に挿入し、ビン1の内部で成長させる。
【0018】図2はこのようにビン1内で成長させるこ
とによって、ビン1の口部より大きな果実2を内蔵する
方法を示す実施形態であり、果実の成長の順に示してあ
る。
とによって、ビン1の口部より大きな果実2を内蔵する
方法を示す実施形態であり、果実の成長の順に示してあ
る。
【0019】6は例えばニガウリなどの蔓であり、竹や
金属パイプ、合成樹脂パイプ7などを縦横に編んで棚を
作り、その上に蔓6を這わせ、かつ支持している。な
お、竹などを三角状に組んで、水平の棚の代用とするこ
ともある。
金属パイプ、合成樹脂パイプ7などを縦横に編んで棚を
作り、その上に蔓6を這わせ、かつ支持している。な
お、竹などを三角状に組んで、水平の棚の代用とするこ
ともある。
【0020】ビン1は、その口部4の回りに紐を巻い
て、前記の棚または別に作った棚7などに、紐8で吊り
下げてある。そして、(1)のように、その口部4に十
分入る程度の未成長において、稚果実2aを口部4から
ビン1中に挿入してある。
て、前記の棚または別に作った棚7などに、紐8で吊り
下げてある。そして、(1)のように、その口部4に十
分入る程度の未成長において、稚果実2aを口部4から
ビン1中に挿入してある。
【0021】このような状態で、例えば1週間程度成長
させると、(2)に2bで示すように、口部4の内径よ
り十分に大きくなるが、さらに1週間程度成長させる
と、(3)のように、ビン1の胴部より幾分小さい程度
まで成長する。
させると、(2)に2bで示すように、口部4の内径よ
り十分に大きくなるが、さらに1週間程度成長させる
と、(3)のように、ビン1の胴部より幾分小さい程度
まで成長する。
【0022】このように、果実が十分に成長した時点
で、果実2を蔓6から切り離し、収穫する。果実2が、
ビン1の胴部の内壁に接する程度まで成長させることも
できるが、果実2がビン1内で自由に移動できるように
したい場合は、ビン1の胴部の内径より多少小さめの程
度まで成長した時点で収穫する。
で、果実2を蔓6から切り離し、収穫する。果実2が、
ビン1の胴部の内壁に接する程度まで成長させることも
できるが、果実2がビン1内で自由に移動できるように
したい場合は、ビン1の胴部の内径より多少小さめの程
度まで成長した時点で収穫する。
【0023】果実2を、蔓6への付け根の位置で切り離
して、収穫すると、果実2がビン1の中に入った状態と
なり、また果実2のサイズは、ビン1の口部4の内径よ
り十分に大きいので、果実2がビン1から脱出すること
はできない。
して、収穫すると、果実2がビン1の中に入った状態と
なり、また果実2のサイズは、ビン1の口部4の内径よ
り十分に大きいので、果実2がビン1から脱出すること
はできない。
【0024】このように、果実2がビン1の中に入って
いる状態で、ビン1内に水などを入れて、ビン1の内部
並びに果実2を十分に洗浄する。図2の(1)(2)の
ように、稚果実をビン1の中に入れた状態で成長させる
が、該ビン1の内部は外気より高温となるため、害虫な
どの棲息に適しない。そのため、殺虫剤などを使用する
必要がなくなるので、無農薬栽培も可能となる。したが
ってまた、前記の洗浄も比較的簡単で足りる。
いる状態で、ビン1内に水などを入れて、ビン1の内部
並びに果実2を十分に洗浄する。図2の(1)(2)の
ように、稚果実をビン1の中に入れた状態で成長させる
が、該ビン1の内部は外気より高温となるため、害虫な
どの棲息に適しない。そのため、殺虫剤などを使用する
必要がなくなるので、無農薬栽培も可能となる。したが
ってまた、前記の洗浄も比較的簡単で足りる。
【0025】このようにして洗浄した後、ビン1の中に
酒類その他の液体3を入れてから、図1のように、口部
4をキャップ5で密閉すると、びん入り果実が完成す
る。
酒類その他の液体3を入れてから、図1のように、口部
4をキャップ5で密閉すると、びん入り果実が完成す
る。
【0026】液体3として、泡盛などを用いると、ニガ
ウリの泡盛漬けとなり、長期間の間に、ニガウリの成分
が泡盛の中に抽出され、独特の味と香りを楽しむことが
できる。
ウリの泡盛漬けとなり、長期間の間に、ニガウリの成分
が泡盛の中に抽出され、独特の味と香りを楽しむことが
できる。
【0027】このように、ビン1の口部4から入る程度
の未成長の状態で、果実2をビン1に入れて、ビンの中
で成長させるので、口部より十分大きな果実2をビン内
に内蔵することも容易に可能である。この方法を知らな
い限り、見る人に好奇心を与えることができ、置物や土
産品などとしての商品価値が高まる。
の未成長の状態で、果実2をビン1に入れて、ビンの中
で成長させるので、口部より十分大きな果実2をビン内
に内蔵することも容易に可能である。この方法を知らな
い限り、見る人に好奇心を与えることができ、置物や土
産品などとしての商品価値が高まる。
【0028】ビンの中に内蔵する果実2としては、ニガ
ウリを例示したが、キュウリやヘチマなども利用でき
る。ウリ科の長い果実が適しているが、例えばトマトな
どのような、他の果実でも差し支えない。
ウリを例示したが、キュウリやヘチマなども利用でき
る。ウリ科の長い果実が適しているが、例えばトマトな
どのような、他の果実でも差し支えない。
【0029】また、ビンに入れる液体も、酒類として
は、焼酎や清酒、洋酒など、各種の酒類を利用できる。
また、例えば酢や砂糖水なども利用できる。したがっ
て、中に入れる果実に応じて、果実と相性の良い任意の
液体を利用できる。
は、焼酎や清酒、洋酒など、各種の酒類を利用できる。
また、例えば酢や砂糖水なども利用できる。したがっ
て、中に入れる果実に応じて、果実と相性の良い任意の
液体を利用できる。
【0030】果実の自然な美しい色を鑑賞したいような
場合は、収穫した後、例えば蒸し器などの中に入れて、
ビンの中に蒸気を供給し、果実を蒸すなどの加熱処理を
行なう。ビンに湯を入れるなどの手法も可能である。加
熱処理の時間は、通常は数分間で足りる。このように、
加熱処理を行なうと、発酵が抑制され、果実の自然な色
を維持できる。
場合は、収穫した後、例えば蒸し器などの中に入れて、
ビンの中に蒸気を供給し、果実を蒸すなどの加熱処理を
行なう。ビンに湯を入れるなどの手法も可能である。加
熱処理の時間は、通常は数分間で足りる。このように、
加熱処理を行なうと、発酵が抑制され、果実の自然な色
を維持できる。
【0031】このほか、ビンの中に果実が入っている状
態で煮ることもできる。この場合は、例えば果実入りの
スープなどが可能となる。
態で煮ることもできる。この場合は、例えば果実入りの
スープなどが可能となる。
【0032】ヘチマを利用する場合は、化粧用のヘチマ
水も実現できる。この場合は、ビンに入れる液体3とし
て、生のヘチマを絞って得たヘチマ水を用いると、ビン
の中に、生のヘチマとヘチマ水が入っているため、消費
者は、生のヘチマを鑑賞しながら、ヘチマ水を利用して
身体の手入れを行なえるので、ヘチマ水の効き目が倍増
した気分にひたれる。
水も実現できる。この場合は、ビンに入れる液体3とし
て、生のヘチマを絞って得たヘチマ水を用いると、ビン
の中に、生のヘチマとヘチマ水が入っているため、消費
者は、生のヘチマを鑑賞しながら、ヘチマ水を利用して
身体の手入れを行なえるので、ヘチマ水の効き目が倍増
した気分にひたれる。
【0033】ビンに入れる果実としては、野菜類の果実
を例示したが、果物などにも適用できる。また、ビン
は、ガラス製でも合成樹脂製でもよく、またペットボト
ルなどでもよい。すなわち、胴部より口部の内径の小さ
な容器であればよく、材料の如何を問わないが、透明体
ないし半透明体が好ましい。
を例示したが、果物などにも適用できる。また、ビン
は、ガラス製でも合成樹脂製でもよく、またペットボト
ルなどでもよい。すなわち、胴部より口部の内径の小さ
な容器であればよく、材料の如何を問わないが、透明体
ないし半透明体が好ましい。
【0034】なお、ビンの内部の果実や液体が、常温保
存に適しない場合は、冷蔵庫などに入れて保管すること
は言うまでもない。また、ビンに液体を入れないで、窒
素ガスなどの不活性ガスを入れることも可能である。
存に適しない場合は、冷蔵庫などに入れて保管すること
は言うまでもない。また、ビンに液体を入れないで、窒
素ガスなどの不活性ガスを入れることも可能である。
【0035】
【発明の効果】請求項1のように、ビンの中に、該ビン
の口部より大きな果実が入っていると、どのようにして
挿入したのか、と疑問を持たせることで、人目を引くこ
とができ、また置物と同様に飾っておくことで、鑑賞用
としても価値があり、購買意欲の増進につながる。
の口部より大きな果実が入っていると、どのようにして
挿入したのか、と疑問を持たせることで、人目を引くこ
とができ、また置物と同様に飾っておくことで、鑑賞用
としても価値があり、購買意欲の増進につながる。
【0036】初めから大きな果実を、口部の小さなビン
に入れることは不可能であるが、小さな稚果実の間にビ
ンに挿入して、ビン内で成長させれば容易に可能であ
り、所期の目的を達成できる。
に入れることは不可能であるが、小さな稚果実の間にビ
ンに挿入して、ビン内で成長させれば容易に可能であ
り、所期の目的を達成できる。
【0037】請求項2のように、ビンの中で成長させた
後、果実を収穫するとともに、酒類や酢、砂糖水などの
液体を入れて、その中に果実を漬け込むと、液体のレン
ズ作用と相まって内部の果実がより美しく引き立って見
え、かつ果実の成分が液体中に抽出されることで、液体
の飲用としての価値が高まる。
後、果実を収穫するとともに、酒類や酢、砂糖水などの
液体を入れて、その中に果実を漬け込むと、液体のレン
ズ作用と相まって内部の果実がより美しく引き立って見
え、かつ果実の成分が液体中に抽出されることで、液体
の飲用としての価値が高まる。
【0038】請求項3のように、果実がビンの中で成長
させ、かつ収穫した後、蒸すなどの加熱処理を行なう
と、果実本来の色がより鮮烈となり、果実の新鮮な色を
長期間維持でき、鑑賞用としての価値がより高まる。
させ、かつ収穫した後、蒸すなどの加熱処理を行なう
と、果実本来の色がより鮮烈となり、果実の新鮮な色を
長期間維持でき、鑑賞用としての価値がより高まる。
【0039】ニガウリは、外部に無数のイボイボがあ
り、かつ淡緑色ないし濃緑色をしていて、鑑賞にも向い
ているので、請求項4のように、ニガウリをビンに入れ
ると、鑑賞効果がより高まる。また、酒などの液体に浸
けると、両者の成分が混ざり合って、特別の味や香りが
する。したがって、ビンの内部で成長させる果実とし
て、ニガウリを用いると、付加価値がより高まり、需要
がさらに高まる。
り、かつ淡緑色ないし濃緑色をしていて、鑑賞にも向い
ているので、請求項4のように、ニガウリをビンに入れ
ると、鑑賞効果がより高まる。また、酒などの液体に浸
けると、両者の成分が混ざり合って、特別の味や香りが
する。したがって、ビンの内部で成長させる果実とし
て、ニガウリを用いると、付加価値がより高まり、需要
がさらに高まる。
【0040】請求項5のように、口部より大きな果実が
ビンに入っていることで、好奇心を刺激でき、その結
果、鑑賞用としても適しているので、購買意欲が増し、
需要増加につながる。
ビンに入っていることで、好奇心を刺激でき、その結
果、鑑賞用としても適しているので、購買意欲が増し、
需要増加につながる。
【0041】ビンの中に、その口部より大きな果実が入
っているだけでも、人目を引く効果を奏するが、請求項
6のように、果実に加えて、酒類や酢、砂糖水などの液
体を入れておくと、果実が液体に浮いて揺動するので、
鑑賞用として価値がより高まり、また果実の保存性が向
上し、また該液体を飲用すると、果実と液体との成分が
混合することで、飲用としての価値も高まる。また、ビ
ンを動かすと、口部より大きな果実が液体中で浮遊する
ので、鑑賞用に適する。
っているだけでも、人目を引く効果を奏するが、請求項
6のように、果実に加えて、酒類や酢、砂糖水などの液
体を入れておくと、果実が液体に浮いて揺動するので、
鑑賞用として価値がより高まり、また果実の保存性が向
上し、また該液体を飲用すると、果実と液体との成分が
混合することで、飲用としての価値も高まる。また、ビ
ンを動かすと、口部より大きな果実が液体中で浮遊する
ので、鑑賞用に適する。
【図1】 本発明によるビン入り果実の一実施形態を示
す部分断面側面図である。
す部分断面側面図である。
【図2】 ビン中にその胴部より大きな果実を内蔵する
方法を示す実施形態である。
方法を示す実施形態である。
1 ビン 2 果実 2a 稚果実 2b 中間成長した果実 3 液体 4 ビンの口部 5 キャップ 6 ニガウリなどの蔓 7 棚 8 紐
Claims (6)
- 【請求項1】 胴部に比べて口部の小さいビンに、該口
部に入るサイズの果実をビン内に挿入して、該ビン内で
果実を成長させ、該果実が少なくともビンの口部より大
きくなった状態で該果実を収穫することを特徴とするビ
ン入り果実の製造方法。 - 【請求項2】 前記の果実を収穫した後、前記ビンに酒
類その他の液体を入れ、口部を密閉することを特徴とす
る請求項1記載のビン入り果実の製造方法。 - 【請求項3】 前記の果実を収穫した後、加熱処理する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のビン
入り果実の製造方法。 - 【請求項4】 前記の果実がニガウリであることを特徴
とする請求項1から請求項3中のいずれかの項に記載の
ビン入り果実の製造方法。 - 【請求項5】 胴部に比べて口部の小さいビンに、該口
部に入るサイズの未成長の果実を挿入し、口部内径より
大きくなるまでビン内で成長させてなるビン入り果実。 - 【請求項6】 前記のビンに酒類その他の液体が入って
いることを特徴とする請求項5に記載のビン入り果実。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22075097A JPH1146602A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | ビン入り果実およびビン入り果実の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22075097A JPH1146602A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | ビン入り果実およびビン入り果実の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1146602A true JPH1146602A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16755960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22075097A Pending JPH1146602A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | ビン入り果実およびビン入り果実の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1146602A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102994351A (zh) * | 2012-12-25 | 2013-03-27 | 徐州天禾食品有限公司 | 一种苦瓜酒的制备方法 |
CN103122302A (zh) * | 2013-03-19 | 2013-05-29 | 中国农业大学 | 一种配制梨酒的制作方法 |
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CN109076937A (zh) * | 2018-07-07 | 2018-12-25 | 富川凯邦农资经营部 | 一种苦瓜无土栽培方法 |
CN115399201A (zh) * | 2021-05-27 | 2022-11-29 | 叶剑涛 | 一种药酒用的苦瓜植物防污染种植方法 |
-
1997
- 1997-08-01 JP JP22075097A patent/JPH1146602A/ja active Pending
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