JPH1146202A - 集線装置 - Google Patents

集線装置

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JPH1146202A
JPH1146202A JP20275497A JP20275497A JPH1146202A JP H1146202 A JPH1146202 A JP H1146202A JP 20275497 A JP20275497 A JP 20275497A JP 20275497 A JP20275497 A JP 20275497A JP H1146202 A JPH1146202 A JP H1146202A
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JP
Japan
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twisted pair
port
signal
reception
pins
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JP20275497A
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Masaru Ukaji
大 宇梶
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Hirakawa Hewtech Corp
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Hirakawa Hewtech Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ツイストペア線を全て有効に利用し、信号の
送受信時に漏話を起こさない集線装置を提供する。 【解決手段】 マルチポートリピータ1は、ポート44
A、44B、及び中継制御回路10を有する。中継制御
回路10は、ポート制御部43A〜43D、及び中央制
御部42を有する。ポート44Aには、ツイストペアケ
ーブル2を介して分岐器56が接続される。ツイストペ
アケーブル2は、ツイストペア線2A〜2Dで構成され
る。分岐器56は、ツイストペアケーブル2を分岐し
て、それぞれをツイストペアケーブル7A、7Bに接続
している。これらのツイストペアケーブル7A、7Bに
は、それぞれMAU3A、3Bが接続されている。DT
E5A〜5Cが、MAU3A〜3Cを介してマルチポー
トリピータ1に接続される。これによって、DTE5A
〜5C間で信号の送受信が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ツイストペア線を
使用したLAN(Local Area Network)における端末装
置の接続に関し、特に、ツイストペア線を使用したLA
Nにおいて、複数のMAUを介して複数の端末装置を接
続する集線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の集線装置を使用したツイ
ストペア線LANにおける端末装置の接続方式を示す。
図5の従来のツイストペア線LANの接続方式では、4
つのパーソナル・コンピュータなどの端末装置(DT
E:Data Terminal Equipment)5が、各々MAU(Med
ia Access Unit)3を介して集線装置であるマルチポー
トリピータ20にLAN接続されている。
【0003】マルチポートリピータ20は、4つのポー
ト6を有し、各ポート6は、8ピンのモジュラージャッ
ク(図示せず)を備えている。各々のポート6には、M
AU3がツイストペアケーブル2を介して接続され、信
号の長距離転送が可能となっている。ツイストペアケー
ブル2は、4対のツイストペア線(図示せず)で構成さ
れている。IEEE802.3規格に準拠する10BA
SE−Tにより、ツイストペアケーブル2の4対のツイ
ストペア線のうち、2対が信号の送受信用に使用され、
残りの2対が未使用となっている。従って、ポート6の
8ピンのうち、4ピンが信号の送受信に使用され、残り
4ピンが未使用になっている。
【0004】また、MAU3は、DTE5と、比較的短
い長さのAUI(Access Unit Interface)ケーブル4
を介して接続され、DTE5とマルチポートリピータ2
0の間の信号の送受信の衝突を制御している。
【0005】以上のような、従来のマルチポートリピー
タ20のような集線装置を使用した、IEEE802.
3規格に準拠する10BASE−Tスター型のツイスト
ペア線LANの接続方式において、複数のDTE5間
で、信号の送受信が行えるようになっている。
【0006】また、特開平5−227187号公報及び
特開平5−227188号公報には、ツイストペア線L
ANのカスケード接続方式が記載されている。
【0007】図6は、特開平5−227187号公報及
び特開平5−227188号公報に示されたマルチポー
トリピータ(集線装置)を使用したツイストペア線LA
Nにおける端末装置のカスケード接続方式を示す。図6
の従来の集線装置を使用したツイストペア線LANのカ
スケード接続方式では、3つのDTE5A〜5Cが、各
々MAU23を介して集線装置であるマルチポートリピ
ータ30にカスケード接続されている。
【0008】マルチポートリピータ30は、4つのポー
ト11、12、13、14及びこれらのポート11〜1
4間での信号の送受信を制御する中継制御回路10を有
している。各ポート11〜14は、中継制御回路10の
3つの入力端子及び1つの出力端子に接続されており、
8ピンのモジュラージャック(図示せず)を備えてい
る。ポート12には、3つのMAU23がツイストペア
ケーブル2を介して直列に接続され、信号の長距離転送
が可能となっている。ツイストペアケーブル2は、4対
のツイストペア線2A〜2Dで構成され、ツイストペア
線2Aがマルチポートリピータ30からDTE5A〜5
Cへの信号の送信用に使用され、ツイストペア線2Bが
DTE5Aからの信号の受信用に、ツイストペア線2C
がDTE5Bからの信号の受信用に、ツイストペア線2
DがDTE5Cからの信号の受信用に、それぞれ使用さ
れている。即ち、ツイストペアケーブル2の4対のツイ
ストペア線2A〜2Dのうち、1対のツイストペア線2
Aが信号の送信用に共用され、残りの3対のツイストペ
ア線2B〜2Dは、それぞれ個別にDTE5A〜5Cか
らの信号の受信用に使用されている。また、1対のツイ
ストペア線で、ポート12の8ピンのうちの2ピンを使
用する。
【0009】図7は、図6に示したMAU23の内部構
成を示す。MAU23は、上位のツイストペアポート3
1、下位のツイストペアポート32、AUIポート3
3、MAU制御部34、及び受信選択スイッチ35を備
えている。
【0010】上位のツイストペアポート31は、ツイス
トペアケーブル2を介して、マルチポートリピータ30
のポート12又はマルチポートリピータ30に近い側の
他のMAU23の下位のツイストペアポート32に接続
される。下位のツイストペアポート32は、ツイストペ
アケーブル2を介して、マルチポートリピータ30から
遠い側の他のMAU23の上位のツイストペアポート3
1に接続される。
【0011】AUIポート33は、AUIケーブル4を
介してDTE(図示せず)に接続されており、DTEと
の信号の送受信を行うインターフェースの役割を果た
す。MAU制御部34は、マルチポートリピータ30と
の信号の送受信のために、ツイストペアケーブル2の信
号送信用のツイストペア線2A及び受信選択スイッチ3
5に接続され、また、DTEとの信号の送受信のため
に、AUIポート33と接続されている。更に、MAU
制御部34は、DTEとマルチポートリピータ30の間
の信号の送受信を制御して、送信と受信の信号の衝突を
検出している。
【0012】受信選択スイッチ35は、MAU制御部3
4の信号出力端子とツイストペアケーブル2の受信用ツ
イストペア線2B〜2Dの何れか1つとを接続する。即
ち、受信選択スイッチ35は、DTEからの信号を、マ
ルチポートリピータ30に送信するために、その信号の
転送経路をツイストペア線2B〜2Dの中から1つ(図
7では、ツイストペア線2Bを)選んで、MAU制御部
34の信号出力端子に接続し、他の2つのツイストペア
線(2C、2D)を下位のツイストペアポート32に接
続している。
【0013】以上の様な従来のマルチポートリピータ
(集線装置)を使用したツイストペア線LANにおける
端末装置のカスケード接続方式によって、例えば、マル
チポートリピータ30のポート11に接続されているD
TE(図示せず)から受信した信号を、中継制御回路1
0が、ポート12を介してツイストペアケーブル2のツ
イストペア線2A上に転送する。各MAU23のMAU
制御部34は、ツイストペアケーブル2の信号送信用の
ツイストペア線2A上から送信されてきた信号を受信し
て、AUIポート33とAUIケーブル4を介して、そ
れぞれDTE5A〜5Cのアドレスされた1つに入力す
る。
【0014】また、例えば、DTE5Aからの信号は、
AUIケーブル4及びAUIポート33を介して、MA
U制御部34に転送される。MAU制御部34は、受信
選択スイッチ35によって選択されているツイストペア
線2Bを介して、DTE5Aからの信号をマルチポート
リピータ30に転送する。同様にして、DTE5Bから
の信号は、ツイストペア線2Cを介して、マルチポート
リピータ30に転送され、DTE5Cからの信号は、ツ
イストペア線2Dを介して、マルチポートリピータ30
に転送される。
【0015】以上のようにして、特開平5−22718
7号公報及び特開平5−227188号公報に示したよ
うな従来のマルチポートリピータ30を使用したツイス
トペア線LANにおける端末装置のカスケード接続方式
によって、複数の端末装置(DTE)間で信号の送受信
が行われている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示したような、従来の集線装置を使用したツイストペア
線LANによる端末装置(DTE)の接続方式において
は、各DTEごとに、集線装置とMAUの比較的距離の
長い間を、4対のツイストペア線で構成されているツイ
ストペアケーブルで接続する必要があり、このうち2対
のツイストペア線は全く使用されておらず、無駄になっ
ているという問題があった。
【0017】また、図6及び図7に示したような、従来
の集線装置を使用したツイストペア線LANによる端末
装置の接続方式においては、MAUに、下位のツイスト
ペアポートを設ける必要があるため、例えば、IEEE
802.3規格に準拠する10BASE−Tに基づく汎
用のMAUをそのまま使用することができず、設備など
にコストがかかるという問題があった。
【0018】従って、本発明の目的は、汎用の装置に殆
ど変更を加えずに、ツイストペアケーブルのツイストペ
ア線を全て有効に利用し、使用するツイストペアケーブ
ルの対数を半分に削減することができる集線装置を提供
することである。
【0019】また、本発明の他の目的は、ツイストペア
線LANの構築を、安価に、少ない工数で行うことがで
きる集線装置を提供することである。
【0020】更に、本発明の他の目的は、信号の送受信
時に漏話を起こさずにツイストペアケーブルのツイスト
ペア線を全て有効に利用することができる集線装置を提
供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上に述べた
目的を実現するため、送受信信号の衝突を検出する検出
部を有したMAU(Media Access Unit)を介して複数
の端末装置に接続され、複数の端末装置の間で信号の送
受信を行わせる集線装置において、MAUを介して複数
の端末装置に接続されるコネクタを有し、コネクタは、
複数の信号送受信用の端子を有し、複数の信号送受信用
の端子の全てが、複数の端末装置間で信号の送受信を行
うために使用されることを特徴とする集線装置を提供す
る。
【0022】また、本発明は、以上に述べた目的を実現
するため、送受信信号の衝突を検出する検出部を有した
MAUを介して複数の端末装置に接続され、複数の端末
装置の間で信号の送受信を行わせる集線装置において、
MAUを介して複数の端末装置に接続されるコネクタを
有し、コネクタは、信号の送受信用に8つのピンを有
し、8つのピンのうち4つのピンを、信号の送受信用に
配線して第1のポートとし、他の残りの4つのピンを、
信号の送受信用に配線して第2のポートとしたことを特
徴とする集線装置を提供する。
【0023】更に、本発明は、以上に述べた目的を実現
するため、送受信信号の衝突を検出する検出部を有した
MAUを介して複数の端末装置に接続され、複数の端末
装置の間で信号の送受信を行わせる集線装置において、
MAUを介して複数の端末装置に接続されるコネクタを
有し、コネクタは、信号の送受信用に8つのピンを有
し、8つのピンのうち、第1及び第2のピンの対を信号
の受信用にし、第3及び第6のピンの対を信号の送信用
にして第1のポートとし、第7及び第8のピンの対を信
号の受信用にし、第4及び第5のピンの対を信号の送信
用にして第2のポートとしたことを特徴とする集線装置
を提供する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
集線装置の実施の形態を説明する。
【0025】図1は、本発明の集線装置を使用したツイ
ストペア線LANによる端末装置を示す。図1の本発明
の集線装置を使用したツイストペア線LANによる端末
装置では、3つのDTE(Data Terminal Equipment)
5A〜5Cが、各々MAU3A〜3Cを介して集線装置
であるマルチポートリピータ1に接続されている。
【0026】マルチポートリピータ1は、8ピン・モジ
ュラージャックのMDI(Media Dependence Interfac
e)コネクタを備える2つのポート44A、44B、及
びこれらのポート44A、44B間での信号の送受信を
制御する中継制御回路10を有している。中継制御回路
10は、ポート44A、44Bとの信号の入出力を行う
4つのポート制御部43A〜43D、及びポート制御部
43A〜43Dを制御して信号の送受信を行う中央制御
部42を有する。ポート44Aは、ポート制御部43
A、43Bの2つの入力端子及び2つの出力端子に接続
され、ポート44Bは、ポート制御部43C、43Dの
2つの入力端子及び2つの出力端子に接続されている。
ここで、1つの(入力又は出力)端子は、2対ピンで構
成されている。
【0027】ポート44Aには、ツイストペアケーブル
2を介して分岐器56が接続されている。ツイストペア
ケーブル2は、4対のツイストペア線2A〜2Dで構成
され、マルチポートリピータ1からの信号送信用のツイ
ストペア線2Aとマルチポートリピータ1への信号受信
用のツイストペア線2Bが、一組の信号送受信用の線と
なり、同様に、信号送信用のツイストペア線2Cと信号
受信用のツイストペア線2Dが、他の一組の信号送受信
用の線と成っている。
【0028】分岐器56は、ツイストペアケーブル2
を、一組のツイストペア線2A、2Bと、他の一組のツ
イストペア線2C、2Dとに分岐して、それぞれをツイ
ストペアケーブル7A、7Bに接続している。これら2
つのツイストペアケーブル7A、7Bには、それぞれM
AU(Media Access Unit)3A、3Bが接続されてい
る。分岐器56とMAU3A、3Bの間の距離は、LA
Nの構成上、比較的短い。
【0029】MAU3Aは、ツイストペアポート31、
AUIポート33、及びMAU制御部34を備えた汎用
のものである。MAU3Aのツイストペアポート31
は、分岐器56からのツイストペアケーブル7Aに接続
されており、MAU制御部34は、ツイストペアポート
31及びAUIポート33に接続されている。また、A
UIポート33は、AUIケーブル4を介してDTE5
Aに接続されており、DTE5Aとの信号の送受信を行
うインターフェースの役割を果たしている。MAU制御
部34は、DTE5Aとマルチポートリピータ1の間の
信号の送受信を制御して、送信と受信の信号の衝突を検
出している。
【0030】同様にして、MAU3B及びDTE5B
は、MAU3A及びDTE5Aと同様の構成で、分岐器
56及びツイストペアケーブル2のツイストペア線2
C、2Dを介してマルチポートリピータ1に接続されて
いる。また、DTE5C及びMAU3Cは、従来(図
5)と同じ方式で、マルチポートリピータ1に接続され
ている。
【0031】以上のような構成で、例えば、DTE5C
から送信された信号は、MAU3C及びツイストペアケ
ーブル2の受信用の1対のツイストペア線を介してマル
チポートリピータ1に受信される。マルチポートリピー
タ1の中央制御部42は、ポート44Bの入力端子を介
してポート制御部43Cで、DTE5Cからの信号を受
信し、ポート制御部43A及びポート制御部43Bから
それぞれポート44Aの2つの出力端子を介して、ツイ
ストペアケーブル2の送信用のツイストペア線2A及び
ツイストペア線2Cに、その信号を送信する。マルチポ
ートリピータ1から送信された信号は、1対のツイスト
ペアケーブル2のツイストペア線2A及びツイストペア
線2Cを通して分岐器56に入力され、分岐器56内で
2つの別経路(ツイストペアケーブル7A、7B)に分
岐される。分岐器56によってそれぞれツイストペアケ
ーブル7A、7Bに分岐された信号は、それぞれMAU
3A及びMAU3Bを介して、DTE5A及びDTE5
Bのアドレスされた1つに送信される。
【0032】以上、DTE5CからDTE5A及びDT
E5Bへの信号の送受信について説明したが、DTE5
A又はDTE5Bから他のDTE5A〜5Cへの信号の
送受信についても同様に行われる。
【0033】
【実施例】ここで、本発明のマルチポートリピータ1の
内部の具体的な構成について、1つの実施例を示して、
従来のマルチポートリピータ20と比較して説明する。
本発明のマルチポートリピータ1と従来のマルチポート
リピータ20を簡単に比較するために、図1で示した4
つのポート制御部43A〜43Dのうち、ポート制御部
43A及びポート制御部43Bを説明する。
【0034】<本発明の実施例>図2は、図1で示した
本発明のマルチポートリピータ1の構成の一部を示す。
マルチポートリピータ1は、中央制御部42、ポート制
御部43A、43B、及びポート44Aを備えている。
ポート44Aは、8つのピンを有し、それぞれ2ピンが
1つの対となって、ツイストペアケーブル2のツイスト
ペア線2A〜2D(図1)に接続されている。即ち、信
号送信用のツイストペア線2Aは、第3及び第6のピン
に接続され、信号受信用のツイストペア線2Bは、第1
及び第2のピンに接続され、別経路となる信号送信用の
ツイストペア線2Cは、第4及び第5のピンに接続さ
れ、信号受信用のツイストペア線2Dは、第7及び第8
のピンに接続されている。
【0035】ポート制御部43Aは、信号送信用のライ
ンドライバ65、ラインドライバ65に接続され高周波
帯域の周波数をカットして信号の波形を整形する送信側
ローパスフィルタ62、信号受信用のラインレシーバ6
6、ラインレシーバ66に接続され高周波帯域の周波数
をカットして信号の波形を整形する受信側ローパスフィ
ルタ68、及びポート44Aの送信及び受信用の1組の
ピン(送信用第3及び第6ピン、受信用第1及び第2ピ
ン)に接続されている信号線64Aと送信側ローパスフ
ィルタ67及び受信側ローパスフィルタ68との間で信
号の受渡を行うパルストランス69を備えている。ま
た、ポート制御部43Bは、ポート制御部43Aと同様
の構成で、ポート制御部43Bに接続されている信号線
64Bは、ポート44Aの送信及び受信用の1組のピン
(送信用第4及び第5ピン、受信用第7及び第8ピン)
に接続されている。
【0036】この様な構成で、例えば、図1のDTE5
Aから送信されポート44Aの第1の系統(A系統)の
受信対(第1及び第2のピン)で受信された信号は、信
号線64Aを介して、ポート制御部43Aのパルストラ
ンス69に送られる。この信号は、パルストランス69
から、受信側ローパスフィルタ68に送出され、受信側
ローパスフィルタ68でノイズを除去するために高周波
帯域の周波数がカットされて、信号の波形が整えられ
る。受信側ローパスフィルタ68で整形された信号は、
ラインレシーバ66に受信されて、中央制御部42を介
して、第2の系統(B系統)のポート制御部43Bに送
出される。ポート制御部43Bのラインドライバ65
は、中央制御部42からの信号を受信して、送信側ロー
パスフィルタ67に送出する。送信側ローパスフィルタ
67では、信号のノイズを除去するために高周波帯域の
周波数がカットされて、信号の波形が整えられる。送信
側ローパスフィルタ67で整形された信号は、パルスト
ランス69及び信号線64Bを介して、ポート44Aの
第2の系統(B系統)の送信対(第4及び第5のピン)
に送出される。ポート44Aに送出された信号は、送信
対(第4及び第5のピン)にツイストペアケーブル2、
分岐器56、MAU3Bなどを介して接続されているD
TE5B(図1)へ送信される。この様にして、本発明
のマルチポートリピータ1の1つのポート44Aを使用
して、2つのDTE5A、5B間で、信号の送受信が行
われる。
【0037】図3は、ツイストペアケーブル2の断面を
示す。図3に示すように、白色の絶縁体を被覆された導
線と、緑、橙、青及び茶色の絶縁体を被覆されたそれぞ
れの導線とが1つの対になって、1本のツイストペア線
を形成する。図3では、橙と白の対が、図1に示した信
号送信用のツイストペア線2A、緑と白の対が、図1に
示した信号受信用のツイストペア線2Bを形成し、ツイ
ストペア線2A及びツイストペア線2Bで、第1の系統
(A系統)の信号送受信線を成し、ポート44Aを介し
てマルチポートリピータ1のポート制御部43Aに接続
される。また、青と白の対が、図1に示した信号送信用
のツイストペア線2C、茶と白の対が、図1に示した信
号受信用のツイストペア線2Dを形成し、ツイストペア
線2C及びツイストペア線2Dで、第2の系統(B系
統)の信号送受信線を成し、ポート44Aを介してマル
チポートリピータ1のポート制御部43Bに接続され
る。
【0038】図2に示したように、信号送受信用にアサ
インされたポート44Aのピンの配置は、A系統とB系
統の送信対と受信対が、各々離れた位置に配置され、ま
た、各々の送信対どうしは、第4ピンと第6ピンとで交
差するように配置される。更に、図3に示したように、
A系統の受信対(ツイストペア線2B)とB系統の送信
対(ツイストペア線2C)が、隣り合わないように(最
も離れた位置になるように)、対角の位置に配置され
る。この様な送受信対の配置によって、信号の送受信時
に、電界及び磁界の影響によって発生する漏話を効果的
に防止することができるようになった。
【0039】<比較例>図4は、図5で示した従来のマ
ルチポートリピータ20の構成の一部を示す。マルチポ
ートリピータ20は、中央制御部42、ポート制御部4
3A、43B、及びポート44A、44Bを備えてい
る。ポート44Aは、8つのピンを有し、それぞれ2ピ
ンが1つの対となって、ツイストペアケーブル2の2対
のツイストペア線2A、2B(図3)に接続されてい
る。即ち、信号送信用のツイストペア線2Aは、第3及
び第6のピンに接続され、信号受信用のツイストペア線
2Bは、第1及び第2のピンに接続されている。また、
ポート44Bも、8つのピンを有し、それぞれ2ピンが
1つの対となって、ポート44Aに接続されているツイ
ストペアケーブル2とは異なる別のツイストペアケーブ
ル2の2対のツイストペア線2A、2B(図3)に接続
されている。即ち、ポート44Aに接続されているツイ
ストペアケーブル2とは別のツイストペアケーブル2の
信号送信用のツイストペア線2Aは、ポート44Aと同
様に、ポート44Bの第3及び第6のピンに接続され、
信号受信用のツイストペア線2Bは、第1及び第2のピ
ンに接続されている。
【0040】ポート制御部43Aは、信号送信用のライ
ンドライバ65、ラインドライバ65に接続され高周波
帯域の周波数をカットして信号の波形を整形する送信側
ローパスフィルタ67、信号受信用のラインレシーバ6
6、ラインレシーバ66に接続され高周波帯域の周波数
をカットして信号の波形を整形する受信側ローパスフィ
ルタ68、及びポート44Aの送信及び受信用の1組の
ピン(送信用第3及び第6ピン、受信用第1及び第2ピ
ン)に接続されている信号線64Aと送信側ローパスフ
ィルタ67及び受信側ローパスフィルタ68との間で信
号の受渡を行うパルストランス69を備えている。ま
た、ポート制御部43Bは、ポート制御部43Aと同様
の構成となっている。
【0041】上述のように、図2と図4を比較すると、
従来のマルチポートリピータ20では、2つのDTE5
を接続する場合、2つのポート44A、44Bが必要で
あり、それぞれのポートにツイストペアケーブル2が接
続されて、それぞれのツイストペアケーブル2内の4対
のツイストペア線のうち2対が未使用であるのに対し
て、本発明のマルチポートリピータ1によると、2つの
DTE5を接続する場合、1つのポート44A及び1本
のツイストペアケーブル2によって、2つのDTE5
A、5Bの接続が可能であり、ツイストペアケーブル2
内の4対のツイストペア線2A〜2Dは、全て使用され
る。
【0042】従って、従来のマルチポートリピータ20
では、図5に示すように、4つのDTE5を接続した場
合、合計4本のツイストペアケーブル2が必要となり、
それぞれのツイストペアケーブル2では、2対のツイス
トペア線が未使用となっていた。これに対して、本発明
のマルチポートリピータ1では、例えば、4つのDTE
5を接続する場合、マルチポートリピータ1と2つの分
岐器56との間では、2本のツイストペアケーブル2で
接続が可能となる。
【0043】また、本発明のマルチポートリピータ1で
は、ポート部分の接続を変更し、分岐器56を追加する
だけでよいので、MAU3などに特別な変更を加える必
要が無く、既存のMAU3を使用できる。
【0044】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の集積装置であ
るマルチポートリピータによれば、ポートに備えられて
いる8ピンの全てを使用することにしたので、ポートに
接続されたツイストペアケーブルの4対のツイストペア
線の全てを有効に使用でき、使用するツイストペアケー
ブルを半分に削減することができるようになった。
【0045】また、分岐器によって、ツイストペアケー
ブルを2つの経路に分岐してMAUを介してDTEを接
続することにしたので、汎用の集積装置のポートや、例
えばIEEE802.3規格に準拠する10BASE−
Tのような汎用のMAUをそのまま使用することがで
き、設備の変更が発生せず、ツイストペア線LANの構
築を、安価に、少ない工数で行うことができるようにな
った。
【0046】更に、本発明の集積装置によれば、ポート
のピン配置とツイストペアケーブルのツイストペア線の
配置において、一方の受信対と、他方の送信対の距離を
離すこととしたので、信号の送受信時の漏話を防止する
ことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集線装置を使用したツイストペア線L
ANによる端末装置の接続方式を示す図である。
【図2】図1で示した本発明のマルチポートリピータの
構成の一部を示す図である。
【図3】ツイストペアケーブルの断面を示す図である。
【図4】図5で示される従来のマルチポートリピータの
構成の一部を示す図である。
【図5】従来の集線装置を使用したツイストペア線LA
Nにおける端末装置の接続方式を示す図である。
【図6】従来のマルチポートリピータを使用したツイス
トペア線LANにおける端末装置のカスケード接続方式
を示す図である。
【図7】図6に示したMAUの内部構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、20、30 マルチポートリピータ 2 ツイストペアケーブル 2A、2B、2C、2D ツイストペア線 3、3A、3B、3C、23 MAU 4 AUIケーブル 5、5A、5B、5C DTE 6、11、12、13、14、44A、44B ポート 7A、7B ツイストペアケーブル 10 中継制御回路 31 上位のツイストペアポート 32 下位のツイストペアポート 33 AUIポート 34 MAU制御部 35 受信選択スイッチ 42 中央制御部 43A、43B ポート制御部 56 分岐器 64A、64B 信号線 65 ラインドライバ 66 ラインレシーバ 67 送信側ローパスフィルタ 68 受信側ローパスフィルタ 69 パルストランス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送受信信号の衝突を検出する検出部を有し
    たMAU(Media Access Unit)を介して複数の端末装
    置に接続され、前記複数の端末装置の間で信号の送受信
    を行わせる集線装置において、 前記MAUを介して前記複数の端末装置に接続されるコ
    ネクタを有し、 前記コネクタは、複数の信号送受信用の端子を有し、前
    記複数の信号送受信用の端子の全てが、前記複数の端末
    装置間で信号の送受信を行うために使用されることを特
    徴とする集線装置。
  2. 【請求項2】送受信信号の衝突を検出する検出部を有し
    たMAU(Media Access Unit)を介して複数の端末装
    置に接続され、前記複数の端末装置の間で信号の送受信
    を行わせる集線装置において、 前記MAUを介して前記複数の端末装置に接続されるコ
    ネクタを有し、 前記コネクタは、信号の送受信用に8つのピンを有し、
    前記8つのピンのうち4つのピンを、信号の送受信用に
    配線して第1のポートとし、他の残りの4つのピンを、
    信号の送受信用に配線して第2のポートとしたことを特
    徴とする集線装置。
  3. 【請求項3】送受信信号の衝突を検出する検出部を有し
    たMAU(Media Access Unit)を介して複数の端末装
    置に接続され、前記複数の端末装置の間で信号の送受信
    を行わせる集線装置において、 前記MAUを介して前記複数の端末装置に接続されるコ
    ネクタを有し、 前記コネクタは、信号の送受信用に番号順に配置された
    第1より第8の8つのピンを有し、前記8つのピンのう
    ち、第1及び第2のピンの対を信号の受信用にし、第3
    及び第6のピンの対を信号の送信用にして第1のポート
    とし、第7及び第8のピンの対を信号の受信用にし、第
    4及び第5のピンの対を信号の送信用にして第2のポー
    トとしたことを特徴とする集線装置。
JP20275497A 1997-07-29 1997-07-29 集線装置 Pending JPH1146202A (ja)

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