JPH1145151A - 微動調整機能付きマウス - Google Patents

微動調整機能付きマウス

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JPH1145151A
JPH1145151A JP9200061A JP20006197A JPH1145151A JP H1145151 A JPH1145151 A JP H1145151A JP 9200061 A JP9200061 A JP 9200061A JP 20006197 A JP20006197 A JP 20006197A JP H1145151 A JPH1145151 A JP H1145151A
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ball
mouse
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fine
adjustment
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JP9200061A
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Yasumasa Araki
保昌 荒木
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マウスを操作してマウスポインタの微妙な位
置決めを行うとき、腕や手首に負担がかかり、正確な位
置決めを迅速かつ容易にできなかった。 【解決手段】 本体ケース12の底面に一部が露出した
第1ボール16に接触する第2ボール18を配置する。
この第2ボール18の一部は前記本体ケース12の上面
側に露出し、親指等で容易に回転操作することができ
る。そして、前記第2ボール18を指で回転操作するこ
とによって、前記第1ボール16の微動調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示画面上に表示
されたマウスポインタの位置を移動するマウス、特にマ
ウスポインタの位置の微調整を行うことのできる微動調
整機能付きマウスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ等への入力手段
の一つにポインティングデバイスを使用する方法があ
り、前記ポインティングデバイスの代表的なものとして
マウスがある。このマウスは、底面に回転するボールの
付いた箱型の入力装置で、これを机上等の平面上で動か
すことで前記ボールが回転し、それが移動方向、移動距
離のデータとなってコンピュータ等に入力され、表示画
面上でマウスポインタが所望の位置に移動し、入力操作
や選択実行操作等を行う。このようなマウスポインタは
操作されるマウスの移動に比例して移動するようになっ
ている。すなわち、マウスポインタの移動量(距離およ
び速度)Yは、マウスの移動量(距離及びその速度)X
と定数nとの積(Y=nX)として表すことができる。
つまり、定数nを大きく設定すれば、マウスの少しの移
動によってマウスポインタを大きく移動させることが可
能で、マウスポインタの迅速な移動を行うことができ
る。また、定数nを小さく設定すれば、逆にマウスポイ
ンタの微細な移動をマウスの大きな移動によって行うこ
とが可能になる。通常、前記定数nはユーザが任意に設
定し、設定後、次に設定を変更するまでマウスは定数n
に従って反応することになる。
【0003】また、特許公報第2597585号には、
一定移動量に対するマウスの移動速度が上限値より早い
場合にはマウスポインタの移動速度を早く(最大速度)
制御し、マウスの移動速度が下限値より遅い場合にはマ
ウスポインタの移動速度を遅く(最低速度)制御する情
報処理装置が提案されている。この情報処理装置は、前
述した定数nの設定をマウスの移動速度に応じて変化さ
せることと同等の効果を奏し、マウスポインタの迅速な
移動と微細な移動とを自動で切り換えてマウスの操作性
を向上することができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記マウスの
操作は、大きな動きに適した腕または手首の動きを単独
または複合させて行うため、マウスポインタの微細な位
置調整はユーザにとって大きな負担であった。特に、画
面上で図形や表の作成のためにマウスポインタの微細な
位置調整を連続して行う必要がある場合には、腕や手首
に対する負担は増大していた。前述したように定数nを
変更する場合でも腕や手首の動きが伴うと共に、定数n
を小さくした場合にマウスの移動量が増大するためそれ
に伴う腕や手首の動きが増大し、ユーザの負担増加に繋
がるという問題がある。
【0005】さらに、定数nの変更を行う場合は、定数
nの変換処理ステップを必要として、マウスに回路の追
加や当該マウスが接続される機器側の構成が複雑になる
という問題がある。
【0006】本発明は、このような問題を解決すること
を課題としてなされたものであり、ユーザの操作負担を
増大することなく正確なマウスポインタの微細な位置調
整を容易に行うことのできる微動調整機能付きマウスを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の構成は、外部平面上を接触移動さ
せることで表示画面上のマウスポインタを任意の位置に
移動するマウスであって、本体ケースと、前記本体ケー
ス底面に露出配置され本体ケースの外部平面に対する相
対移動によって回転しマウスポインタの移動を行う転動
体と、前記本体ケース上面側に露出配置され、前記転動
体のマウスポインタ移動量を微動調整する調整部と、を
含むことを特徴とする。
【0008】ここで、前記調整部は本体ケースの上面
側、好ましくはマウスを手のひらで把持した時に親指の
届く位置に配置され、回転操作または揺動操作によって
マウスポインタ移動量の微動調整を行う。
【0009】この構成によれば、腕や手首を動かすこと
なく、微妙な動作が可能な指先で調整部を操作しマウス
ポインタを微動調整することができるので、ユーザの操
作負担を軽減することができる。
【0010】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記マウスにおいて、前記調整部は、前記
転動体を微動回転させる第2転動体であることを特徴と
する。
【0011】この構成によれば、指先で容易に回転操作
できる第2転動体により外部平面に接触している転動体
を回転させることができるので、シンプルな構成により
マウスポインタの微動調整を行うことができる。
【0012】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記マウスにおいて、前記第2転動体を前
記転動体に対して非接触保持する保持部を有し、当該保
持部は、微動調整時のみ前記第2転動体の前記転動体に
対する接触を許容することを特徴とする。
【0013】ここで、前記保持部は、第2転動体の周囲
の一部または全体を支持する。そして、保持部が例えば
弾性を有する部材で形成される場合は、第2転動体を操
作する時に親指等で押下することにより前記転動体と接
触させ第2転動体の回転を転動体に伝達する。また、保
持部が例えば非弾性部材で形成される場合には、マウス
側面等に配置された連動スイッチ等によってリンク機構
等を動かして第2転動体の位置を変更し、第2転動体の
操作時のみ前記転動体と接触させるようにする。
【0014】この構成によれば、マウスポインタの微動
調整時、つまり、第2転動体の使用時のみ当該第2転動
体と前記転動体とが接触するので、マウスポインタの非
微動調整時には、第2転動体による抵抗が転動体に付加
されない。その結果、通常使用時、転動体の回転を容易
かつスムーズに行うことができる。
【0015】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記マウスにおいて、さらに、前記転動体
と第2転動体の間に第3転動体を有し、第2転動体の回
転方向と転動体の回転方向を一致させることを特徴とす
る。
【0016】この構成によれば、マウスの移動によるマ
ウスポインタの移動方向と、指で第2転動体を操作する
ことによる微動調整方向とが一致して、マウスの操作性
が向上する。
【0017】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記マウスにおいて、前記第2転動体は転
動体より小径で形成されていることを特徴とする。
【0018】この構成によれば、第2転動体の回転量に
対して、転動体の回転量を小さくすることができるの
で、第2転動体をある程度ラフに操作しても転動体の微
動調整を高精度で行うことができる。
【0019】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記マウスにおいて、さらに、前記転動体
の回転量に基づくマウスポインタ移動量と、前記調整部
の操作に基づくマウスポインタ微調整量とを合成する合
成部を有することを特徴とする。
【0020】ここで、前記転動体及び調整部は非接触で
あり、転動体の回転量や調整部の調整量がそれぞれ検出
手段により検出され合成される。
【0021】この構成によれば、転動体及び調整部は互
いに干渉することなくスムーズに動作することが可能で
あると共に、指先でマウスポインタの微動調整を容易に
行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。
【0023】実施形態1.図1(a),(b)には、実
施形態1の微動調整機能付きマウス10(以下、微調マ
ウス10という)の側面図及び上面図が示されている。
この微調マウス10は、従来のマウスと同様に、本体ケ
ース12を外部平面である机上等で移動させることによ
って、当該微調マウス10が接続された機器の表示画面
上に表示されるマウスポインタを所望の方向に移動する
ものである。
【0024】図1(a),(b)に示すように、前記本
体ケース12の上面側にスイッチボタン14が配置され
ている。このスイッチボタン14を操作することで、メ
ニュー選択操作やメニュー実行操作を行う。実施形態1
の場合、2つのスイッチボタン14を配置した場合を示
しているが、必要に応じて1個や3個、それ以上配置す
る形態をとってよい。
【0025】また、本体ケース12の内部には、当該本
体ケース12の移動方向を図示しない位置検出センサに
伝達する転動体としての第1ボール16が回転自在に保
持されている。この第1ボール16は、前記本体ケース
12の底面から表面の一部を露出している。従って、本
体ケース12を手のひら等で把持して机上等で摺動移動
させることによって、前記第1ボール16を回転させる
ことができる。また、前述した位置検出センサは、通
常、円筒状の回転自在なシャフトで構成され、X方向用
とY方向用との2種類が準備される。そして、各シャフ
トの側面が外部平面と平行な面上で90°ずれた位置で
前記第1ボール16と接触し、第1ボール16の回転を
X方向とY方向と分けてシャフトの回転量として検出す
る。その結果、両シャフトの回転量に基づいてX−Y平
面上の任意の一点を特定することができる。なお、前記
第1ボール16は外部平面上を回転中にスリップが生じ
ないように金属等の所定重量を有する材料の周囲にゴム
材等をコーティングして滑り止め処理を施したものが使
用され、常に、外部平面と点接触しつつスムーズに回転
できる構成を有している。
【0026】本実施形態の特徴的事項は、前記本体ケー
ス12の表面側に前記第1ボール16によるマウスポイ
ンタの移動量の微動調整を行う調整部としての第2ボー
ル18を有しているところである。
【0027】図1(a),(b)に示すように、第2転
動体である第2ボール18は、本体ケース12の内部上
面側に収納され、前記第1ボール16と点接触すると共
に、一部を本体ケース12の上面から露出している。こ
の露出部18aは、例えば第2ボール18の上部1/4
程度である。また、第2ボール18の露出位置は、図2
に示すように、本体ケース12を手のひら等で把持した
時に親指20が届く位置、すなわち、本体ケース12の
把持し直しを必要としなくても親指20が第2ボール1
8の露出部18aに接触できる位置であることが望まし
い。親指で回転することのできる第2ボール18が第1
ボール16に接触し、当該第2ボール18の回転を伝達
することによって、第1ボール16の微動調整を行うこ
とができる。なお、本実施形態では、右手で微調マウス
10を操作することを前提に説明しているが、左手操作
用とする場合、第2ボール18を本体ケース12の右側
に配置するようにすればよい。
【0028】また、前記第2ボール18の直径は、第1
ボール16の直径より小さく設定されている。本実施形
態の場合、第2ボール18の回転量がそのまま第1ボー
ル16の微動調整量に反映されるため、第2ボール18
の直径を第1ボール16の直径より小さく設定すること
によって、第2ボール18の回転量に対する第1ボール
16の回転量を減少することが可能で、微動調整を容易
に行うことができる。また、前記第2ボール18は微妙
な動作が可能な指を使って直接行うためより精度のよい
微動調整を行うことができる。
【0029】実際に、微調マウス10の操作により図示
しない表示画面上でマウスポインタを移動させる場合、
まず、本体ケース12を把持した手の親指20を第2ボ
ール18に触れない位置に置き、通常のマウス操作と同
様に所望の目標位置付近までマウスポインタを誘導す
る。その後、親指20を第2ボール18の露出部18a
に添え、第2ボール18を回転して、本体ケース12を
移動することなく第1ボール16を微動回転させて、マ
ウスポインタの微妙な位置調節を行い所望の目標位置に
移動する。
【0030】このように、マウスポインタを所望する目
標位置に向かって長い距離を大雑把に移動させる場合、
腕や手首の動きを用い第1ボールを早く大量に回転させ
て行い、目標位置付近で微妙な位置調整を行う場合に、
指先(実施形態1の場合親指)で第2ボール18を回転
させるため、大きな動きに適した腕や手首に対する負担
を軽減しつつ、細かい作業に適した指による微動調整を
容易に行うことができる。
【0031】実施形態2.図3(a),(b)には、第
1ボール16と第2ボール18との接触部の構成の一例
が示されている。図1、図2に示した例では、第1ボー
ル16と第2ボール18とは、常時接触しているため、
本体ケース12を移動して第1ボール16を回転させる
場合に、第2ボール18も共回りするため、第1ボール
16の回転に抵抗が生じる。また、本体ケース12の上
面側に露出する第2ボール18に不用意に指等が触れた
場合も第1ボール16に対する抵抗が増大する。
【0032】そこで、図3(a)に示すように、第2ボ
ール18の非使用時には、第2ボール18と第1ボール
16とを離反保持する保持部を設けることが好ましい。
この例では、前記第2ボール18の周囲の一部を支持す
る複数の弾性部材、例えば板バネ22が複数(本実施形
態では3個の板バネを配置している)が配置されてい
る。なお、前記板バネ22は、第2ボール18の自由回
転を維持するために、例えば樹脂等で形成し、そのエッ
ジ処理等も施し、第2ボール18との摺動抵抗が最小限
になるように構成されていることが好ましい。
【0033】通常、本体ケース12を移動して第1ボー
ル16の回転を行う場合には、前述したように親指20
は第2ボール18に触れられていないので、当該第2ボ
ール18は、板バネ22の復元力により図3(a)にお
いて、実線で示す状態に保持され、第1ボール16に対
して非接触状態が維持される。一方、第1ボール16の
回転によりマウスポインタを所望の目標位置付近まで移
動した後、第2ボール18による微動調整を行う場合、
まず、親指20によって第2ボール18を板バネ22の
復元力に逆らって押下する。その結果、図3(a)にお
いて、破線で示すように第2ボール18が下降して、第
1ボール16に接触し、第2ボール18の回転を第1ボ
ール16に伝達することが可能になり、第2ボールの操
作により第1ボール16の微動調整を行うことができ
る。
【0034】このように、マウスポインタの微動調整
時、つまり、第2ボール18の使用時のみ当該第2ボー
ル18と前記第1ボール16とが接触するので、マウス
ポインタの非微動調整時には、第2ボール18による抵
抗が第1ボール16に付加されない。その結果、通常使
用時、第1ボール16の回転を容易かつスムーズに行う
ことができる。
【0035】なお、図3の例では、保持部として複数の
板バネ22によって第2ボール18を支持する構成を説
明したが、保持部の形態は任意であり、第2ボール18
の自由回転を許容しつつ、無圧状態で前記第1ボール1
6に対して離反支持できる条件を満たす構成であれば、
他の形態のものでも同様の効果を得ることができる。例
えば、ドーナツ型の開口から第2ボール18の下部側1
/3程度を突出させることのできる板バネでもよい。こ
の場合、保持部の強度の向上を行うことができる。ま
た、前述した条件を満たす弾性部材であれば、クッショ
ン材等でも同様の効果を得ることができる。
【0036】また、前記保持部として、非弾性部材を使
用することもできる。この場合も、弾性部材を使用する
時と同様に、板状やドーナツ状の支持部材によって第2
ボール18の自由回転を維持しつつ、第2ボール18と
第1ボール16とを離反するように、第2ボール18の
周囲の一部または全体を保持する。そして、第2ボール
18を保持する支持部材をリンク機構等の機械的構造を
利用して変位させることによって、第2ボール18と第
1ボール16との接触、非接触状態を実現する。この場
合、図4に示すように、本体ケース12の側面等に一部
の指を動かすことによって操作できる操作スイッチ24
を設け、前記リンク機構を操作するようにすればよい。
このように、保持部材として、非弾性部材を使用するこ
とによって、保持部の強度をさらに向上することができ
る。なお、図4の例では、操作スイッチ24は、第2ボ
ール18を操作する親指で操作可能な位置に配置してい
るが、他の指や手のひらで操作できる位置に配置しても
同様の効果を得ることができる。また、前述したように
左手で微調マウス10を操作する場合、操作スイッチ2
4の配置は適宜選択される。
【0037】なお、第2ボール18の保持部を設けた場
合、第2ボール18の非使用時は第1ボール16と非接
触になるので、第2ボール18を右手操作位置と左手操
作位置の両方に配置することも可能で、ユーザーが利用
時に利用する側の第2ボール18を第1ボール16に接
触させることができるので、製品としての汎用性を向上
することができる。
【0038】実施形態3.上述した例においては、第1
ボール16と第2ボール18とは、逆方向に回転する。
その結果、本体ケース12を移動させてマウスポインタ
を移動する場合と、第2ボール18を操作してマウスポ
インタの微動調整を行う場合とで、当該マウスポインタ
が逆方向に移動し、ユーザの感覚に反し違和感を感じる
ことがある。このため、図5に示すように、第1ボール
16と第2ボール18との間に第3転動体として第3ボ
ール26を介在させれば、第2ボール18の回転方向と
第1ボール16の回転方向を一致させることが可能にな
り、ユーザの違和感を解消することができる。なお、第
3ボール26も第1ボール16や第2ボール18と滑ら
ないように表面にゴム材等をコーティングすることが好
ましい。また、前述したように保持部を設ける場合は、
第3ボール26を第2ボール18と共に第1ボールに対
して離反動作させることが好ましい。
【0039】なお、前述した実施形態では、前記第1ボ
ール16は外部平面に点接触しているため、第2ボール
18からの回転が伝達された場合に、容易に回転するこ
とができるが、図4で説明したリンク機構を第1ボール
16用にも設け、第1ボール16を第2ボール18に向
けて持ち上げ、外部平面との接触を開放すれば、微動調
整時の第1ボール16の回転をさらにスムーズに行うこ
とができる。
【0040】実施形態4.上述した実施形態では、第1
ボール16に第2ボール18が直接接触して微動調整を
行う構成を説明したが、第1ボール16と第2ボール1
8とが非接触のままでも微動調整を行うことができる。
【0041】図6に示すように、本体ケース12の底面
に配置された第1ボール16の回転は、X方向用とY方
向用の2種類の位置検出センサ28x,28Yによって検
出され移動検出部30にて、X−Y平面上の位置が認識
される。同様に、本体ケース12の上面側に配置された
第2ボール18にもX方向とY方向の回転を検出する2
種類の位置検出センサ32x,32Yを設け、移動検出部
34にて微動調整用の移動量を認識する。そして、前記
移動検出部30からの第1ボール16の移動量と移動検
出部34からの第2ボール18の移動量とを合成部36
で合成して、微調マウス10の全体の移動制御量とす
る。このように、各回転量をそれぞれ検出すれば、第1
ボール16及び第2ボール18は互いの接触抵抗を受け
ることなくスムーズに回転することが可能であると共
に、指先でマウスポインタの微動調整を容易に行うこと
ができる。なお、この時、従来技術で述べた定数nを第
1ボール16に対しては大きく設定し、第2ボール18
に対しては小さく設定する必要がある。また、移動検出
部30,34及び合成部を微調マウス10が接続される
側の機器に配置して、微調マウス10からは、位置検出
センサ28x,28Y,32x,32Yの信号のみ出力する
ようにしても同様の効果を得ることができる。
【0042】また、図6の例において、第2ボール18
の代わりに揺動自在なスティックを用いて第1ボール1
6の微動調整を行っても同様の効果を得ることができ
る。
【0043】なお、各実施形態においては、第2ボール
18を親指で操作する例を説明したが、微妙な操作を行
うことができれば、他の指でも同様の効果を得ることが
できる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、腕や手首を動かすこと
なく微妙な動作が可能な指先で調整部を操作可能なの
で、マウスポインタの微動調整を容易かつ迅速に行うこ
とができると共に、ユーザの操作負担を軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る微動調整機能付きマ
ウスの構成を説明する説明図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る微動調整機能付きマ
ウスの使用状態を説明する説明図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る微動調整機能付きマ
ウスの第2ボールの支持状態形態を説明する説明図であ
る。
【図4】 本発明の実施形態に係る微動調整機能付きマ
ウスの第2ボールの他の支持状態形態を説明する説明図
である。
【図5】 本発明の実施形態に係る微動調整機能付きマ
ウスに第3ボールを使用する例を説明する説明図であ
る。
【図6】 本発明の実施形態に係る微動調整機能付きマ
ウスの第1ボールと第2ボールとを独立動作させる例を
説明する説明図である。
【符号の説明】
10 微動調整機能付きマウス(微調マウス)、12
本体ケース、14 スイッチボタン、16 第1ボー
ル、18 第2ボール、18a 露出部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部平面上を接触移動させることで表示
    画面上のマウスポインタを任意の位置に移動するマウス
    であって、 本体ケースと、 前記本体ケース底面に露出配置され本体ケースの外部平
    面に対する相対移動によって回転しマウスポインタの移
    動を行う転動体と、 前記本体ケース上面側に露出配置され、前記転動体のマ
    ウスポインタ移動量を微動調整する調整部と、 を含むことを特徴とする微動調整機能付きマウス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマウスにおいて、 前記調整部は、前記転動体を微動回転させる第2転動体
    であることを特徴とする微動調整機能付きマウス。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のマウスにおいて、 前記第2転動体を前記転動体に対して非接触保持する保
    持部を有し、 当該保持部は、微動調整時のみ前記第2転動体の前記転
    動体に対する接触を許容することを特徴とする微動調整
    機能付きマウス。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載のマウスに
    おいて、 さらに、 前記転動体と第2転動体の間に第3転動体を有し、第2
    転動体の回転方向と転動体の回転方向を一致させること
    を特徴とする微動調整機能付きマウス。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4のいずれかに記載
    のマウスにおいて、 前記第2転動体は転動体より小径で形成されていること
    を特徴とする微動調整機能付きマウス。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のマウスにおいて、 さらに、 前記転動体の回転量に基づくマウスポインタ移動量と、
    前記調整部の操作に基づくマウスポインタ微調整量とを
    合成する合成部を有することを特徴とする微動調整機能
    付きマウス。
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