JPH1144680A - オーブン冷却装置 - Google Patents

オーブン冷却装置

Info

Publication number
JPH1144680A
JPH1144680A JP21812697A JP21812697A JPH1144680A JP H1144680 A JPH1144680 A JP H1144680A JP 21812697 A JP21812697 A JP 21812697A JP 21812697 A JP21812697 A JP 21812697A JP H1144680 A JPH1144680 A JP H1144680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
oven
cooling
flow
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21812697A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Otsuki
聡 大槻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP21812697A priority Critical patent/JPH1144680A/ja
Publication of JPH1144680A publication Critical patent/JPH1144680A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度の変動を低減し、温調精度の向上を図っ
たオーブン冷却装置をを提供する。 【解決手段】 流量調整手段11を介して流量可変に連
続供給される冷却用ガスを、冷却媒体13中を経由させ
て所定の温度まで冷却した後、分離カラム2を収納した
オーブン1内に導入して内部を冷却すると共に、そのオ
ーブン1内に設けたヒータ3により、冷却温度の微調整
をおこなうように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばガスクロマト
グラフ分析に用いられるオーブンの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスクロマトグラフ分析に用いられる分
離カラムはオーブン内に収納され、ヒータによる加熱
と、冷却装置による冷却とがおこなわれ、その冷却媒体
として、従来より、液体CO2 または液体N2 が用いら
れている。
【0003】例えば図3に示すように、オーブンaは断
熱材を挟持した板部材によって方形箱状に形成され、そ
の内部空間bに輪形状に巻回された分離カラムcが吊持
され、冷媒導入管dから冷却媒体を内部に導入して加熱
後の分離カラムcを急速冷却できるように構成される。
なお、符号eは検出器である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その冷却媒体
の供給量の調節は冷媒導入管dに設けた電磁弁(図示省
略)のオン・オフによっておこなわれていたため、温度
の変動が過大となる難点があった。つまり、オン・オフ
制御による電磁弁の開閉では、供給量の微調整ができ
ず、連続的な調整が不可能であり、また、オーブンa内
で相変化(蒸発)を伴うため、相間における熱量授受の
速度、度合が大き過ぎ、温調精度に難点があった。
【0005】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
温度の変動を低減し、温調精度の向上を図ったオーブン
冷却装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、流量調整手段を介して流量可変に連続供給される冷
却用ガスを、冷却媒体中を経由させて所定の温度まで冷
却した後、分離カラムを収納したオーブン内に導入して
内部を冷却すると共に、そのオーブン内に設けたヒータ
により、冷却温度の微調整をおこなうようにしたことを
特徴としている。
【0007】冷却媒体中を経由させて所定の温度に冷却
した冷却用ガスを、流量調整手段を操作することによっ
て、オーブン内に流量可変に連続供給することができ、
供給量の微調整が可能となり、また、ヒータによる加熱
と併せて温調精度の向上を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明のオーブン冷却装置
の一実施形態を示す全体構成図で、符号1はオーブン、
2はそのオーブン1内に巻回状態で支持される分離カラ
ム、3はヒータ、4はそのヒータ3の温度を調整するた
めの温調器、5は撹拌翼、6はその撹拌翼駆動用のモー
タ、7はオーブン1内の温度を検出するための温度セン
サ、8は冷却用ガスの供給ライン、9はその冷却用ガス
の流量を調整するためのコントロールバルブ、10はそ
のコントロールバルブ9の開度を調整するための流量調
整器で、この流量調整器10とコントロールバルブ9で
流量調整手段11を構成している。12は液体N2 等の
冷却媒体13を貯留した容器(デュワーびん)である。
なお、9のコントロールバルブはピエゾバルブ等であっ
てもよい。
【0009】上述の温度センサ7からの温度検出信号は
マイクロコンピュータよりなる温調制御部14に入力さ
れ、温調制御部14から温調器4、モータ6、流量調整
器10へ制御信号が送出され、オーブン1内の加熱温調
と冷却温調がおこなわれる。その加熱温調は、分離カラ
ム2内のサンプルガス中の特定成分を分離するためにお
こなわれ、撹拌翼5を回転させつつヒータ3による加熱
がおこなわれ、その特定成分が充分に分離放出されるよ
うタイミングを計り、次回の測定のために、冷却温調が
開始される。なお、温度センサ7から直接温調器4に接
続させてもよい。
【0010】その冷却温調では、供給ライン8に導入さ
れた例えばN2 ガス(またはCO2ガス)よりなる冷却
用ガスがコントロールバルブ9によって流量を可変に調
整されて連続的に供給され、容器12内で冷却された
後、オーブン1内に導入される。そのコントロールバル
ブ9の弁開度は、予め設定・記憶されている制御プログ
ラムに従って温調制御部14から送出される制御信号を
受けた流量調整器10から出力される制御出力により決
定される。なお、上述のコントロールバルブ9に代えて
手動による設定でもよい。また、バルブは常に一定の開
放率として温調はヒータのみで実施してもよい。
【0011】一方、オーブン1内の温度を均一化するた
めに撹拌器5が回転されると共に、温調制御部14から
の制御信号を受けた温調器4が出力する制御出力により
ヒータ3が作動し、温度の微調整がおこなわれ、冷却さ
れたN2 ガスによる冷却と相まって、オーブン1内では
効率よく変動の少ない高精度な冷却温調がおこなわれ
る。
【0012】より具体的には、図2に示すように、冷却
されたN2 ガスの供給ライン8が蓋体15の導入口16
と連通するように接続されており、冷却温調時には、蓋
体15は若干開かれ本体との間にすき間gが形成され、
導入口16からオーブン1の内部空間19内に比較的多
量に供給された冷却N2 ガスは、撹拌翼5によって内部
で撹拌され隅々までゆき渡り、分離カラム2を含めたオ
ーブン1の全体を効率よく冷却した後、蓋体15と本体
との間のすき間gから冷却後のN2 ガスが外部に放出さ
れる。そして、オーブン1内の温度が所定温度(例えば
−50°C)以下になると、ヒータ3を作動させて、冷
却N2 ガスによる冷却とヒータ3による加熱とを温調制
御部14からの指令によって制御することにより、冷却
温度の微調整を精度よくおこなうことができる。
【0013】このような冷却温調では、冷却N2 ガスの
流量を可変に調整しつつ連続的にオーブン1内に投入す
るため、また、オーブン1内で相変化を伴わないため、
温調過程が安定し、急激な温度の変動がなく、温調精度
が著しく向上する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオーブン
冷却装置によれば、オーブン1内に、冷却ガスを流量可
変に連続的に供給するようにしたので、供給量の微調整
が可能となり、温度の急激な変動が防がれ、温調過程を
安定化させることができ、また、ヒータによる加熱を加
味して冷却温度の微調整をもおこなうので、温調精度が
著しく向上し、分析測定の信頼性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーブン冷却装置の一実施形態を示す
全体構成図である。
【図2】同冷却温調の過程を説明するための模式図であ
る。
【図3】従来のオーブンの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…オーブン、2…分離カラム、3…ヒータ、11…流
量調整手段、13…冷却媒体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量調整手段を介して流量可変に連続供
    給される冷却用ガスを、冷却媒体中を経由させて所定の
    温度まで冷却した後、分離カラムを収納したオーブン内
    に導入して内部を冷却すると共に、そのオーブン内に設
    けたヒータにより、冷却温度の微調整をおこなうように
    したことを特徴とするオーブン冷却装置。
JP21812697A 1997-07-28 1997-07-28 オーブン冷却装置 Pending JPH1144680A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21812697A JPH1144680A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 オーブン冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21812697A JPH1144680A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 オーブン冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1144680A true JPH1144680A (ja) 1999-02-16

Family

ID=16715051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21812697A Pending JPH1144680A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 オーブン冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1144680A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018207258A1 (ja) * 2017-05-09 2018-11-15 株式会社島津製作所 ガスクロマトグラフ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018207258A1 (ja) * 2017-05-09 2018-11-15 株式会社島津製作所 ガスクロマトグラフ
JPWO2018207258A1 (ja) * 2017-05-09 2019-12-26 株式会社島津製作所 ガスクロマトグラフ
CN110621994A (zh) * 2017-05-09 2019-12-27 株式会社岛津制作所 气相色谱仪
CN110621994B (zh) * 2017-05-09 2023-03-10 株式会社岛津制作所 气相色谱仪

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4518700A (en) Method and apparatus for regulating the temperature of an analytical instrument reactor
JPS5993877A (ja) 真空蒸発装置用エフユ−ジヨン蒸発装置
US8668380B2 (en) Method for operating a calorimeter
US20140302485A1 (en) Integrated Temperature Control of Laboratory Instrument
US5830262A (en) Gas chromatograph oven with improved regulation of the air temperature
NO173227B (no) Framgangsmaate og anordning for temperaturregulering
US5013159A (en) Thermal analysis apparatus
JPH1144680A (ja) オーブン冷却装置
JP2009525847A (ja) 生化学計器における反応温度を制御する方法および装置
US4511399A (en) Control method for large scale batch reduction of zirconium tetrachloride
US4356834A (en) Vapor feed regulator
JPS61210955A (ja) 被分析サンプルトラツプの冷却温度調節法及び装置
EP0057596A2 (en) Apparatus for measuring melting point and boiling point of a sample
JPS62148855A (ja) 超臨界流体クロマトグラフイ−装置
JP2001300204A (ja) 回分式晶析装置における温度制御方法
JPH1048191A (ja) ガスクロマトグラフ
JPS63188757A (ja) 恒温槽
JP2843307B2 (ja) オゾン濃縮装置及びオゾン濃縮方法
JPH06236201A (ja) プロセスの制御方法
JPS5914182B2 (ja) 熱試験装置
JPH0330059B2 (ja)
JP2530107Y2 (ja) クロマトグラフ用恒温槽
JP2001337058A (ja) 熱伝導度検出器
JPH11248607A (ja) 湿度発生制御装置
JP2614026B2 (ja) 気化ガス供給装置