JPH1144225A - 車輌のモータ制御装置 - Google Patents

車輌のモータ制御装置

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Publication number
JPH1144225A
JPH1144225A JP20133797A JP20133797A JPH1144225A JP H1144225 A JPH1144225 A JP H1144225A JP 20133797 A JP20133797 A JP 20133797A JP 20133797 A JP20133797 A JP 20133797A JP H1144225 A JPH1144225 A JP H1144225A
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JP
Japan
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motor
value
target value
mode
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP20133797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsumoto
浩幸 松本
Toshiaki Hata
利明 畑
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH1144225A publication Critical patent/JPH1144225A/ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 目標値付近でモータ電流が断続することによ
り、モータが振動したり、あるいは正逆転を繰り返すよ
うなことを確実に防止する。 【解決手段】 現在値が目標値に到達したとき、ドライ
バ13よりモータ5の現在値を維持させるために、所定
周期毎に保持信号を出力し、この保持信号に基づきモー
タ5を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌の運転状態に
対応して目標値を求め、この目標値に制御用モータを追
従制御する車輌のモータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来車輌のエンジンでは、回転速度や負
荷変動が大きいためエンジンの運転状態を検出して種々
の制御弁を開閉制御し、エンジンの最適な制御が行われ
ていることは知られている。たとえば排気管の下流開放
側に排気制御弁を設け、エンジンの高速域では排気弁を
全開として、排気系の動的効率を最大限に利用して出力
増大を図る一方、エンジンの中速度域でこの動的効果が
逆に作用してトルク谷が発生するのを、制御弁を1/2
程度まで閉じることによって防止するものがある(特公
平7−78370号公報)。また複数の吸気管に制御弁
を設け、この制御弁を内燃機関の速度によって開閉さ
せ、実質的に吸気管長を変えるものも種々提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら制御弁をモータ
により目標開度に追従制御する場合には、図6に示すよ
うに、モータが正逆転を繰り返し続ける状態が発生す
る。図に示すように目標開度θ0を含む目標ゾーンAに
現在開度θが入ってモータ電流が切れると、ワイヤなど
伝動系の張力によりモータが引っ張られて僅かに逆転
し、目標ゾーンAから外れると再びモータ電流が流れる
という動作を繰り返す事態が発生し、伝達系の張力が大
きい場合や、制御弁に装備されるスプリング等の補助駆
動力が大きい場合に上記のような事態が発生し易くな
る。
【0004】このような状態でモータを断続あるいは正
逆転し続けることは、モータに大きな起動電流を繰り返
し流すことを意味し、モータ温度が過度に上昇してモー
タ寿命を低下させると共に、最適なモータ制御を行なう
ことができないという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、車輌の運転状況に対応して
変化する目標値を追従するようにモータを追従制御する
際に、目標値付近でモータ電流が断続することにより、
モータが振動したり、あるいは正逆転を繰り返すような
ことを確実に防止して、目標値に対する制御精度を向上
させ、最適なモータ制御を可能とする車輌のモータ制御
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る車輌のモータ制御装置は、車輌の運転状態に応じて変
化するエンジンの目標値に追従するモータを制御するも
のであり、エンジンの運転状態を検出する手段と、運転
状態に対応した目標値を求める目標値演算手段と、モー
タの現在値を求める現在値検出手段と、目標値と現在値
との差に基づいてモータ制御信号を出力すると共に、現
在値が目標値に到達したとき、モータの現在値を維持さ
せるために外部からの引っ張り力に反発する保持信号を
出力する制御手段と、モータ制御信号に基づきモータを
駆動するドライバとを備えたものである。
【0007】この発明の請求項2に係る車輌のモータ制
御装置は、保持信号が一定周期のパルス出力でモータを
回転(回転起動のみでモータ自体は動かない)させるも
のである。
【0008】この発明の請求項3に係る車輌のモータ制
御装置は、保持信号の周期をモータの回転角度により変
更するものである。
【0009】この発明の請求項4に係る車輌のモータ制
御装置は、保持信号の周期をエンジンの回転数により変
更するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施形態を図に基づ
いて説明する。図1はこの発明による車輌のモータ制御
装置のシステム全体を示す構成図、図2は同じく機能ブ
ロック構成図である。エンジン1は2サイクルエンジン
であり、排気ポート2に排気バルブ3が設置されてい
る。排気バルブ3はワイヤケーブル4によりモータ5に
接続され、モータ5がワイヤケーブル4を巻き取ること
により排気バルブ3は開き、巻き戻すことにより排気バ
ルブ3は閉じる動作をするようになっている。スプリン
グ6は排気バルブ3の閉、あるいは開動作を補助するた
めのものである。このモータ5には現在値検出手段とし
てポテンショメータ7が装備され、現在のモータの回転
角度を検出する。運転状態検出手段として、クランク軸
8には回転センサ9が装備され、エンジン回転数を検出
する。又、スロットルバルブ(図示せず)にはスロット
ルセンサ10が装備され、スロットル開度を検出する。
【0011】コントロールユニット11には、CPU1
2、モータドライバ13等の各種機能が備わっている。
更にCPU12には、目標値演算手段14、制御手段1
5、タイマー計測手段16等の各種機能が備わってお
り、これら目標値演算手段14、制御手段15、タイマ
ー計測手段16により演算された結果に基づき、モータ
ドライバ13にモータ制御信号を出力する。目標値演算
手段14は、目標マップからエンジン回転数、スロット
ル開度に対応するデータを検索し、排気バルブの目標値
を演算する。更に、モータドライバ13はCPU12か
らの制御信号をうけ、モータ5への駆動電流を制御す
る。
【0012】次に図3の制御フローチャートに基づき本
発明の動作について説明する。本発明では、以下に述べ
る一連の動作をタイマー計測手段16によって所定時間
(例えば5msec)毎に繰り返し行なっている。まず
CPU12は、エンジン回転数、スロットル開度等の情
報を運転状態検出手段である回転センサ9、スロットル
センサ10により検出し、得た情報を用いて目標値演算
手段14により目標値、および目標値を中心値として所
定の幅を持たせた目標ゾーンを算出する。次に現在値検
出手段であるポテンショメータ7によりモータ5の現在
値を検出する。次に目標ゾーンと現在値とを比較し、制
御モードを駆動モード、ブレーキモード、保持モードの
中から選択する。
【0013】即ち、現在値が目標ゾーン外にある場合
は、駆動モードとなりドライバ13に駆動信号を出力す
る。現在値が目標ゾーン内で制御モードが駆動モードで
ある場合は、今回はじめて目標ゾーン内に入ったことを
意味するので、ブレーキモードに更新する。ブレーキモ
ードは目標ゾーンに入ってから一定時間とし、ドライバ
13に停止信号を出力する。現在値が目標ゾーン内で駆
動モード中ではなく、しかもブレーキモード終了後の場
合は、保持モードとなる。保持モードは、微小電流をモ
ータ5に与えるための保持信号をドライバ12に出力す
るものであり、所定周期毎に開方向(あるいは閉方向)
側の保持信号を出力するのである。この保持信号の駆動
方向は、内部情報として設定された方向であり、モータ
5に加わる外部からの引っ張り力に反発する方向であ
る。
【0014】即ち、排気バルブ3が開いている状態の場
合、モータ5はスプリング6の力によって巻き戻されよ
うとし、このため常にモータ5に力がかかるようワイヤ
ケーブル4を巻く側にモータ5を所定周期毎に通電さ
せ、定位置にモータ5を停止させるものであり、モータ
5が動き出さない最適な信号を周期的に出力するもので
ある。そしてこの保持信号出力は一定周期のパルス出力
でモータを回転(回転起動のみでモータ5自体は動かな
い)させるものである。即ち、外力によって閉方向に回
転させられようとしているモータ5に保持用の信号(パ
ルス)をかけることにより回転力を相殺させ、その場に
保持させるのである。この保持モードの微小電流によ
り、モータ5は外部からの引っ張り力による逆転を防止
し、目標ゾーン内に保持(停止)させることができる。
【0015】上記実施形態では、排気ポート2に設けら
れた排気バルブ用モータ5の駆動制御を行なうことによ
り、エンジンの高速域でバルブを開き、中速域で閉じ
て、中速域でのトルク谷の発生を防止するものである。
しかし吸気管長の制御を行う制御弁用モータなど、他の
モータの制御に本発明を適用しても同様の効果は得られ
る。また以上の説明においては、エンジン運転状態検出
手段として回転センサ9及びスロットルセンサ10によ
りエンジン回転数及びスロットル開度を検出した場合を
示したが、吸気管負圧並びに温度等の他の情報を基に運
転状態を検出してもよい。
【0016】上記のようにして、エンジン運転状態から
求めた目標値に制御用モータを追従制御すれば、目標値
に達した後、目標値から外れることがなくなり、目標値
付近での細かい断続運転やハンチングによる正逆転運転
が発生しないため、制御精度が向上する。
【0017】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、保持信号は所定周期としているが、モータ5の回転
角度により、保持信号出力周期を変更することもでき
る。即ち、ワイヤケーブル4をモータ5が巻き取り、又
は巻き戻すことによって、排気バルブ3が開いたり、閉
じたりするが、ワイヤケーブル4にはスプリング6が備
えられているため、排気バルブ3が開くほどモータ5の
巻く力は大きく、反対に閉じる時は小さな力で済むこと
となり、モータ5の回転角度とモータ5を巻き戻す力と
の関係は図4に示されるような関係となる。そこでモー
タの回転角度が大きいときは周期を小さくして、一定時
間に多くのパルスを発生させると共に、回転角度が小さ
いときは周期を大きくして、一定時間に少数のパルスを
発生させるようにする。
【0018】実施の形態3.上記実施の形態2では、モ
ータの回転角度により、保持信号出力周期を変更する場
合について述べたが、エンジン回転数により保持信号出
力周期を変更することもできる。即ち、図5に示すよう
にエンジン回転数によってバルブ開度が決まっており、
このため上記実施の形態2で説明したようにバルブ開度
によりモータ5にかかる力が異なるため、エンジン回転
数が大きいときは周期を小さくして、一定時間に多くの
パルスを発生させると共に、エンジン回転数が小さいと
きは周期を大きくして、一定時間に少数のパルスを発生
させるようにする。
【0019】
【発明の効果】この発明の請求項1,2に係る車輌のモ
ータ制御装置によれば、車輌の運転状態に応じて変化す
るエンジンの目標値に追従するモータを制御するもので
あり、エンジンの運転状態を検出する手段と、運転状態
に対応した目標値を求める目標値演算手段と、モータの
現在値を求める現在値検出手段と、目標値と現在値との
差に基づいてモータ制御信号を出力すると共に、現在値
が目標値に到達したとき、モータの現在値を維持させる
ために外部からの引っ張り力に反発する保持信号を出力
する制御手段と、モータ制御信号に基づきモータを駆動
するドライバとを備えたので、目標値に達した後、目標
値から外れることがなくなり、目標値付近での細かい断
続運転やハンチングによる正逆転運転が発生しないた
め、制御精度を向上させることができる。
【0020】この発明の請求項3に係る車輌のモータ制
御装置によれば、保持信号の周期をモータの回転角度に
より変更させたので、モータの回転角度に応じた制御が
可能となる。
【0021】この発明の請求項4に係る車輌のモータ制
御装置によれば、保持信号の周期をエンジンの回転数に
より変更させたので、エンジンの回転数に応じた制御が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による車輌のモータ
制御装置のシステム全体を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による車輌のモータ
制御装置の機能ブロック構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による車輌のモータ
制御装置の制御フローチャートである。
【図4】 モータの回転角度とモータを巻き戻す力との
関係を示すグラフである。
【図5】 エンジンの回転数とバルブ開度との関係を示
すグラフである。
【図6】 従来のモータの振動およびハンチング状態を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 エンジン、5 モータ、7 ポテンショメータ、9
回転センサ、10スロットルセンサ、13 ドライ
バ、14 目標値演算手段、15 制御手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の運転状態に応じて変化するエンジ
    ンの目標値に追従するモータを制御するための車輌のモ
    ータ制御装置であって、上記エンジンの運転状態を検出
    する手段と、運転状態に対応した目標値を求める目標値
    演算手段と、上記モータの現在値を求める現在値検出手
    段と、上記目標値と上記現在値との差にもとづいてモー
    タ制御信号を出力すると共に、上記現在値が上記目標値
    に到達したとき、上記モータの現在値を維持させるため
    に外部からの引っ張り力に反発する保持信号を出力する
    制御手段と、上記モータ制御信号に基づき上記モータを
    駆動するドライバとを備えたことを特徴とする車輌のモ
    ータ制御装置。
  2. 【請求項2】 保持信号は一定周期のパルス出力でモー
    タを回転(回転起動のみでモータ自体は動かない)させ
    るものであることを特徴とする請求項1記載の車輌のモ
    ータ制御装置。
  3. 【請求項3】 保持信号の周期をモータの回転角度によ
    り変更することを特徴とする請求項2記載の車輌のモー
    タ制御装置。
  4. 【請求項4】 保持信号の周期をエンジンの回転数によ
    り変更することを特徴とする請求項2記載の車輌のモー
    タ制御装置。
JP20133797A 1997-07-28 1997-07-28 車輌のモータ制御装置 Pending JPH1144225A (ja)

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