JPH114418A - 画像受信装置およびmpeg2システムにおけるnitの取得方法 - Google Patents
画像受信装置およびmpeg2システムにおけるnitの取得方法Info
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- JPH114418A JPH114418A JP15646797A JP15646797A JPH114418A JP H114418 A JPH114418 A JP H114418A JP 15646797 A JP15646797 A JP 15646797A JP 15646797 A JP15646797 A JP 15646797A JP H114418 A JPH114418 A JP H114418A
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- identification information
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Abstract
(57)【要約】
【課題】MPEG2トランスポートストリームを受信する画
像受信装置において、システム制御部の処理負荷に関わ
らず、効率的でかつ早くNITを取得する。 【解決手段】取得されたNITのパケットのセクション
番号を検出して登録する(S106)。分離されたNI
Tのパケットを受けてから次のパケットの識別情報を指
示するまでの処理時間と、セクション番号が指示されて
から当該識別情報に対応するパケットを受信し分離する
までの時間との経過後、より先に到来するパケットであ
って、NITのすべてのパケットのうち検出していない
パケットの識別情報を指示する(S107〜S11
3)。
像受信装置において、システム制御部の処理負荷に関わ
らず、効率的でかつ早くNITを取得する。 【解決手段】取得されたNITのパケットのセクション
番号を検出して登録する(S106)。分離されたNI
Tのパケットを受けてから次のパケットの識別情報を指
示するまでの処理時間と、セクション番号が指示されて
から当該識別情報に対応するパケットを受信し分離する
までの時間との経過後、より先に到来するパケットであ
って、NITのすべてのパケットのうち検出していない
パケットの識別情報を指示する(S107〜S11
3)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MPEG2トランスポ
ートストリームを使用するディジタル放送システムでNI
T(Network Information Table)を伝送する場合におい
て、MPEG2トランスポートストリームを受信する画像受
信装置での効率的なNITを取得方法およびその画像受信
装置に関する。
ートストリームを使用するディジタル放送システムでNI
T(Network Information Table)を伝送する場合におい
て、MPEG2トランスポートストリームを受信する画像受
信装置での効率的なNITを取得方法およびその画像受信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ITU-T(International Telecommunicatio
n Union-Telecommunication Standardization Sector)
のオーディオビジュアル/マルチメディアに関する勧告
が制定され、MPEG2トランスポートストリームを使用し
たディジタル放送のサービスが開始されている。MPEG2
のディジタル放送に使用するデータには、映像・音声を
ディジタルに符号化したエレメンタリーストリームをパ
ケット化したPESパケットが使用されている。更に、伝
送のように通信エラーのある環境で使用する場合には、
トランスポートストリームをパケット化(以下、パケッ
ト化されたトランスポートストリームを、トランスポー
トストリームパケットという) して使用している。
n Union-Telecommunication Standardization Sector)
のオーディオビジュアル/マルチメディアに関する勧告
が制定され、MPEG2トランスポートストリームを使用し
たディジタル放送のサービスが開始されている。MPEG2
のディジタル放送に使用するデータには、映像・音声を
ディジタルに符号化したエレメンタリーストリームをパ
ケット化したPESパケットが使用されている。更に、伝
送のように通信エラーのある環境で使用する場合には、
トランスポートストリームをパケット化(以下、パケッ
ト化されたトランスポートストリームを、トランスポー
トストリームパケットという) して使用している。
【0003】ディジタル放送では、アナログ放送ならば
1チャネルに相当する周波数帯域に複数のディジタル1
チャネルに相当するPESパケットを多重して、トランス
ポートストリームとして伝送する。従って、ディジタル
1チャネルに相当するPESパケットを取得するために
は、まず取得したいPESパケットが伝送している周波数
帯域に移り、更にその周波数帯域で多重されているトラ
ンスポートストリームから目的のPESパケットを分離し
て取得する必要がある。
1チャネルに相当する周波数帯域に複数のディジタル1
チャネルに相当するPESパケットを多重して、トランス
ポートストリームとして伝送する。従って、ディジタル
1チャネルに相当するPESパケットを取得するために
は、まず取得したいPESパケットが伝送している周波数
帯域に移り、更にその周波数帯域で多重されているトラ
ンスポートストリームから目的のPESパケットを分離し
て取得する必要がある。
【0004】ディジタル放送の画像受信装置は、ディジ
タルチャネルを切り換えるために、周波数情報、チャネ
ル情報、多重しているPESパケットを分離するための情
報等を構成データに持つNIT(Network Information Tab
le)を取得する必要がある。NITは、MPEG2のシステム
において、ネットワークや伝送するデータについての情
報を提供するPSI (Program Specific Information)の
1つであり、ディジタル放送のチャネル数が増えるにつ
れて情報量が増加し、複数のセクションという単位に分
割して複数のトランスポートストリームパケットで周期
的に伝送している。このNITの情報は、周波数情報や
チャネル情報の更新にあわせて更新される。
タルチャネルを切り換えるために、周波数情報、チャネ
ル情報、多重しているPESパケットを分離するための情
報等を構成データに持つNIT(Network Information Tab
le)を取得する必要がある。NITは、MPEG2のシステム
において、ネットワークや伝送するデータについての情
報を提供するPSI (Program Specific Information)の
1つであり、ディジタル放送のチャネル数が増えるにつ
れて情報量が増加し、複数のセクションという単位に分
割して複数のトランスポートストリームパケットで周期
的に伝送している。このNITの情報は、周波数情報や
チャネル情報の更新にあわせて更新される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル放送におい
て、ディジタルチャネルの切り換えを行うためには画像
受信装置における受信PESパケットを切り換える必要が
あり、最新のNITに基づいて行う必要がある。画像受信
装置は、NITが更新されると、NITの全セクションを取得
し、最新のNITの情報に従ってPESパケットの切り換えを
行う必要がある。ディジタルチャネルの切り換え時、新
たにNITを取得する場合には早くNITの全セクションを取
得しなければ、ディジタルチャネルの切り換え反応時間
に大きく影響してしまう。
て、ディジタルチャネルの切り換えを行うためには画像
受信装置における受信PESパケットを切り換える必要が
あり、最新のNITに基づいて行う必要がある。画像受信
装置は、NITが更新されると、NITの全セクションを取得
し、最新のNITの情報に従ってPESパケットの切り換えを
行う必要がある。ディジタルチャネルの切り換え時、新
たにNITを取得する場合には早くNITの全セクションを取
得しなければ、ディジタルチャネルの切り換え反応時間
に大きく影響してしまう。
【0006】一方、NITの取得処理には、LSI化され
たICが利用されている。このICは、NITのセクシ
ョン番号の指示を受け付け後、セクション番号に対応す
るNITのセクションを取得する機能を備える。
たICが利用されている。このICは、NITのセクシ
ョン番号の指示を受け付け後、セクション番号に対応す
るNITのセクションを取得する機能を備える。
【0007】このため、セクション番号の指示が、すで
にそのセクションの伝送後である場合がある。伝送後で
あった場合には、NITの取得処理のICは、 次の周期の
セクション番号のセクションが伝送されるまで、処理を
待つことになり、結果として、NITを取得するまでに時
間がかかってしまうことになる。今後、ディジタル放送
が数百チャネルに増加すると、 NITの情報量は膨大なも
のになり、NITの取得に有する時間の問題は、ディジタ
ルチャネルの切り換え時間の反応遅延として問題となっ
てゆく可能性がある。さらに、チャネル数が増えると、
頻繁にNITの情報が更新される可能性もある。このよう
な状況下でのチャネル切り換え時には、新規にNITの取
得を必要とする可能性は十分考えられる。
にそのセクションの伝送後である場合がある。伝送後で
あった場合には、NITの取得処理のICは、 次の周期の
セクション番号のセクションが伝送されるまで、処理を
待つことになり、結果として、NITを取得するまでに時
間がかかってしまうことになる。今後、ディジタル放送
が数百チャネルに増加すると、 NITの情報量は膨大なも
のになり、NITの取得に有する時間の問題は、ディジタ
ルチャネルの切り換え時間の反応遅延として問題となっ
てゆく可能性がある。さらに、チャネル数が増えると、
頻繁にNITの情報が更新される可能性もある。このよう
な状況下でのチャネル切り換え時には、新規にNITの取
得を必要とする可能性は十分考えられる。
【0008】本発明は、より早い時間で効率的にNITを
取得する画像受信装置およびその取得方法を提供するこ
とを目的とする。
取得する画像受信装置およびその取得方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、複数のチャネルごとにパケット化された
画像情報と、周期的に送信される、前記チャネルの割り
当てに関する情報を示す、パケット化された複数のネッ
トワーク情報とを受信する受信手段と、指示された、前
記ネットワーク情報のパケットの識別情報に対応するパ
ケットを、当該指示後に受信されたパケットから分離す
る分離手段と、前記分離手段により分離された前記ネッ
トワーク情報のパケットの識別情報を検出し、前記分離
手段における、識別情報が指示されてから当該識別情報
に対応するパケットを受信し分離するまでの時間経過
後、より先に前記分離手段に到来するパケットであっ
て、前記ネットワーク情報のすべてのパケットのうち検
出していないパケットの識別情報を、前記分離手段に指
示する制御手段とを有する。
決するために、複数のチャネルごとにパケット化された
画像情報と、周期的に送信される、前記チャネルの割り
当てに関する情報を示す、パケット化された複数のネッ
トワーク情報とを受信する受信手段と、指示された、前
記ネットワーク情報のパケットの識別情報に対応するパ
ケットを、当該指示後に受信されたパケットから分離す
る分離手段と、前記分離手段により分離された前記ネッ
トワーク情報のパケットの識別情報を検出し、前記分離
手段における、識別情報が指示されてから当該識別情報
に対応するパケットを受信し分離するまでの時間経過
後、より先に前記分離手段に到来するパケットであっ
て、前記ネットワーク情報のすべてのパケットのうち検
出していないパケットの識別情報を、前記分離手段に指
示する制御手段とを有する。
【0010】または、複数のチャネルごとにパケット化
された画像情報と、周期的に送信される、前記チャネル
の割り当てに関する情報を示す、パケット化された複数
のネットワーク情報とを受信する受信手段と、指示され
た、前記ネットワーク情報のパケットの識別情報に対応
するパケットを、当該指示後に受信されたパケットから
分離する分離手段と、前記分離手段により分離された前
記ネットワーク情報のパケットの識別情報を検出し、前
記分離手段により分離された前記ネットワーク情報のパ
ケットを受けてから次のパケットの識別情報を指示する
までの処理時間と、前記分離手段における、識別情報が
指示されてから当該識別情報に対応するパケットを受信
し分離するまでの時間との経過後、より先に前記分離手
段に到来するパケットであって、前記ネットワーク情報
のすべてのパケットのうち検出していないパケットの識
別情報を、前記分離手段に指示する制御手段とを有する
ようにしてもよい。
された画像情報と、周期的に送信される、前記チャネル
の割り当てに関する情報を示す、パケット化された複数
のネットワーク情報とを受信する受信手段と、指示され
た、前記ネットワーク情報のパケットの識別情報に対応
するパケットを、当該指示後に受信されたパケットから
分離する分離手段と、前記分離手段により分離された前
記ネットワーク情報のパケットの識別情報を検出し、前
記分離手段により分離された前記ネットワーク情報のパ
ケットを受けてから次のパケットの識別情報を指示する
までの処理時間と、前記分離手段における、識別情報が
指示されてから当該識別情報に対応するパケットを受信
し分離するまでの時間との経過後、より先に前記分離手
段に到来するパケットであって、前記ネットワーク情報
のすべてのパケットのうち検出していないパケットの識
別情報を、前記分離手段に指示する制御手段とを有する
ようにしてもよい。
【0011】この場合、前記識別情報が、前記ネットワ
ーク情報のパケットが伝送される順序を示す番号で示さ
れるときに、当該処理時間中に受信されるパケットの数
を、前記検出されたネットワーク情報のパケットの識別
情報の番号に加算するようにできる。
ーク情報のパケットが伝送される順序を示す番号で示さ
れるときに、当該処理時間中に受信されるパケットの数
を、前記検出されたネットワーク情報のパケットの識別
情報の番号に加算するようにできる。
【0012】また、前記チャネルの変更指示を受け付け
る受付手段をさらに有し、前記制御手段は、前記受付手
段で前記変更指示を受け付けたときに、当該チャネルに
対応するネットワーク情報のパケットのすべてを分離す
るように、当該パケットの識別情報を各々指示すること
ができる。
る受付手段をさらに有し、前記制御手段は、前記受付手
段で前記変更指示を受け付けたときに、当該チャネルに
対応するネットワーク情報のパケットのすべてを分離す
るように、当該パケットの識別情報を各々指示すること
ができる。
【0013】本発明によれば、識別情報が指示されてか
ら当該識別情報に対応するパケットを受信し分離するま
での時間が最短とすることができる。この結果、ネット
ワーク情報(NIT)の取得のための無駄な待ち時間が
減り、ネットワーク情報のパケットの取得時間を短くす
ることができる。
ら当該識別情報に対応するパケットを受信し分離するま
での時間が最短とすることができる。この結果、ネット
ワーク情報(NIT)の取得のための無駄な待ち時間が
減り、ネットワーク情報のパケットの取得時間を短くす
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0015】図2に、CATV型ディジタル放送の受信
端末のモデルである画像受信装置の概要図を示す。図2
においては、簡単化のため、チューナ入力からMPEG2デ
コード出力までのシステム制御を1つのMPEGシステ
ム制御部のみで行う場合の必要最低限度の構成のみを示
している。システム制御部を複数備える場合には、各々
機能を分散してもよい。
端末のモデルである画像受信装置の概要図を示す。図2
においては、簡単化のため、チューナ入力からMPEG2デ
コード出力までのシステム制御を1つのMPEGシステ
ム制御部のみで行う場合の必要最低限度の構成のみを示
している。システム制御部を複数備える場合には、各々
機能を分散してもよい。
【0016】図2において、チューナ201は、ディジ
タル放送の受信端末において入力した信号のうち指定さ
れた周波数を選局する。64QAM復調器202は、チ
ューナ201の出力信号を受けて、復調する。誤り訂正
部203は、64QAM復調器202が出力したデータ
のエラーを調べて可能であれば誤りを訂正する。データ
分離制御部204は、ICで構成され、誤り訂正部20
3が出力した誤り訂正を行った後のMPEG2トランスポー
トストリームから、指定を受けた情報を分離・保持・出
力する制御を行う。
タル放送の受信端末において入力した信号のうち指定さ
れた周波数を選局する。64QAM復調器202は、チ
ューナ201の出力信号を受けて、復調する。誤り訂正
部203は、64QAM復調器202が出力したデータ
のエラーを調べて可能であれば誤りを訂正する。データ
分離制御部204は、ICで構成され、誤り訂正部20
3が出力した誤り訂正を行った後のMPEG2トランスポー
トストリームから、指定を受けた情報を分離・保持・出
力する制御を行う。
【0017】データ分離制御部204の内部は、2つの
要素で構成している。1つはMPEG2トランスポートスト
リームとして伝送しているPSIを検出して分離するPSI検
出制御部241である。PSIとはトランスポートストリ
ームに多重しているエレメンタリーストリームパケット
に関する情報を記述しているデータであり、MPEG2ではP
AT( Program Association Table )、PMT( Program M
ap Table )、CAT(Conditional Access Table)が規定
されており、オプションとしてNITが含まれている。こ
れらのPSIに関して詳しい情報はITU-T WHITEブック
オーディオビジュアル/マルチメディア関連勧告書に記
載されている。PSI検出制御部241は、システム制御
部207が設定するPSI分離情報により、誤り訂正部2
03の出力するMPEG2トランスポートストリームからPSI
データを分離し、記憶装置205に分離したPSIデー
タを保持させる。さらに、PSI検出制御部241は、シ
ステム制御部207のPSI読み出し要求により、記憶装
置205に保持しているPSIデータをシステム制御部2
07に出力する。データ分離制御部204の機能のもう
1つは、多重して伝送されているトランスポートストリ
ーム中からシステム制御部207が設定するPESパケッ
トのみを分離して出力するストリーム分離部242にお
ける機能である。この分離したPESパケットがディジタ
ル放送でいう1チャネルであり、映像と音声をデジタル
化したエレメンタリーストリームである。
要素で構成している。1つはMPEG2トランスポートスト
リームとして伝送しているPSIを検出して分離するPSI検
出制御部241である。PSIとはトランスポートストリ
ームに多重しているエレメンタリーストリームパケット
に関する情報を記述しているデータであり、MPEG2ではP
AT( Program Association Table )、PMT( Program M
ap Table )、CAT(Conditional Access Table)が規定
されており、オプションとしてNITが含まれている。こ
れらのPSIに関して詳しい情報はITU-T WHITEブック
オーディオビジュアル/マルチメディア関連勧告書に記
載されている。PSI検出制御部241は、システム制御
部207が設定するPSI分離情報により、誤り訂正部2
03の出力するMPEG2トランスポートストリームからPSI
データを分離し、記憶装置205に分離したPSIデー
タを保持させる。さらに、PSI検出制御部241は、シ
ステム制御部207のPSI読み出し要求により、記憶装
置205に保持しているPSIデータをシステム制御部2
07に出力する。データ分離制御部204の機能のもう
1つは、多重して伝送されているトランスポートストリ
ーム中からシステム制御部207が設定するPESパケッ
トのみを分離して出力するストリーム分離部242にお
ける機能である。この分離したPESパケットがディジタ
ル放送でいう1チャネルであり、映像と音声をデジタル
化したエレメンタリーストリームである。
【0018】記憶装置205は、PSI検出制御部241
が分離したPSIデータの一時的な保持に使用する。記憶
装置205の保持するデータは、PSI検出制御部241
からのみアクセス可能であり、それ以外からのアクセス
はPSI検出制御部241を介して行うことで可能であ
る。 MPEG2デコーダ206は、ストリーム分離部242
が出力するエレメンタリーストリーム(映像・音声のPE
Sパケット)をデコードする。 システム制御部207
は、受信端末の各構成部を制御する。信号線208は、
システム制御部207がデータ分離制御部204内のPS
I検出制御部241およびストリーム分離部242に対
して制御を行うための信号線であり、分離するストリー
ムの情報を設定するための制御信号と、PSI検出制御
部241を介して記憶装置205からデータを取得する
ために必要なアクセス制御信号およびデータ信号とをま
とめたものである。信号線209は、PSI検出制御部2
41が、分離の指定を受けたPSIを分離したことをシス
テム制御部207に知らせるための信号線である。この
信号線209を介しての信号により、システム制御部2
07は、分離指定したPSIをPSI検出制御部241が分離
したことを知る。信号線210は、システム制御部20
7がチューナ201の周波数などを切り換えるための制
御信号を出力したり、チューナの状態をアクセスしたり
するための制御信号およびデータ信号をまとめたもので
ある。信号線211は、システム制御部207が64Q
AM復調器202の動作を制御するための制御信号およ
びデータ信号をまとめたものである。リモートコントロ
ーラ(以下、リモコンという)212は、視聴者などの
ディジタル放送のチャネル変更などの操作指示を受け付
ける。このリモコン212の出力は、システム制御部2
07によって受信され処理される。信号線213は、MP
EG2デコーダにデコード条件などを設定したり、デコー
ド状況を読み出すための制御信号およびデータ信号をま
とめたものである。
が分離したPSIデータの一時的な保持に使用する。記憶
装置205の保持するデータは、PSI検出制御部241
からのみアクセス可能であり、それ以外からのアクセス
はPSI検出制御部241を介して行うことで可能であ
る。 MPEG2デコーダ206は、ストリーム分離部242
が出力するエレメンタリーストリーム(映像・音声のPE
Sパケット)をデコードする。 システム制御部207
は、受信端末の各構成部を制御する。信号線208は、
システム制御部207がデータ分離制御部204内のPS
I検出制御部241およびストリーム分離部242に対
して制御を行うための信号線であり、分離するストリー
ムの情報を設定するための制御信号と、PSI検出制御
部241を介して記憶装置205からデータを取得する
ために必要なアクセス制御信号およびデータ信号とをま
とめたものである。信号線209は、PSI検出制御部2
41が、分離の指定を受けたPSIを分離したことをシス
テム制御部207に知らせるための信号線である。この
信号線209を介しての信号により、システム制御部2
07は、分離指定したPSIをPSI検出制御部241が分離
したことを知る。信号線210は、システム制御部20
7がチューナ201の周波数などを切り換えるための制
御信号を出力したり、チューナの状態をアクセスしたり
するための制御信号およびデータ信号をまとめたもので
ある。信号線211は、システム制御部207が64Q
AM復調器202の動作を制御するための制御信号およ
びデータ信号をまとめたものである。リモートコントロ
ーラ(以下、リモコンという)212は、視聴者などの
ディジタル放送のチャネル変更などの操作指示を受け付
ける。このリモコン212の出力は、システム制御部2
07によって受信され処理される。信号線213は、MP
EG2デコーダにデコード条件などを設定したり、デコー
ド状況を読み出すための制御信号およびデータ信号をま
とめたものである。
【0019】次に、第1の実施の形態を、図3に示すフ
ローチャートを参照して説明する。図3は、 システム
制御部207がセクション番号順にNITを取得するアル
ゴリズムを実行する場合のフローチャート図を示してい
る。以下の説明において、MPEG2トランスポートストリ
ームには複数のセクションに分割されたNITが周期的に
伝送しており、セクション構成データとしてはセクショ
ン番号と分割しているセクションの最終セクション番号
とが規定されているものとする。
ローチャートを参照して説明する。図3は、 システム
制御部207がセクション番号順にNITを取得するアル
ゴリズムを実行する場合のフローチャート図を示してい
る。以下の説明において、MPEG2トランスポートストリ
ームには複数のセクションに分割されたNITが周期的に
伝送しており、セクション構成データとしてはセクショ
ン番号と分割しているセクションの最終セクション番号
とが規定されているものとする。
【0020】本実施の形態においては、 NITのセクショ
ン番号を指示されてから、PSI検出制御部241で分
離を開始するまでのPSI検出制御部241における処
理時間A分を考慮し、 NITをPSI検出制御部241に
より分離させるために、対応するセクション番号がPS
I検出制御部241で受信されるときより、少なくとも
その処理時間A前にNITのセクション番号をPSI検出
制御部241に指示する。この場合、その処理時間A
は、一定でありあらかじめ求めることができ、また、セ
クション番号に対応するNITの取得から、次のセクショ
ンのNITを受信するまでの時間Bは一定であるので、
図3に示すフローチャートの処理においては、セクショ
ン番号に対応するNITの取得後、(B−A)時間内に、
つぎのセクション番号を設定指示することができるよう
に、システム制御部207の処理時間を規定しておく。
例えば、システム制御部207の処理時間が遅く、セク
ション番号に対応するNITの取得後、(B−A)時間内
に、つぎのセクション番号を設定指示することができな
い場合には、システム制御部207のCPU速度をより
高速なものにして、処理時間を早くさせることにより対
応することができる。
ン番号を指示されてから、PSI検出制御部241で分
離を開始するまでのPSI検出制御部241における処
理時間A分を考慮し、 NITをPSI検出制御部241に
より分離させるために、対応するセクション番号がPS
I検出制御部241で受信されるときより、少なくとも
その処理時間A前にNITのセクション番号をPSI検出
制御部241に指示する。この場合、その処理時間A
は、一定でありあらかじめ求めることができ、また、セ
クション番号に対応するNITの取得から、次のセクショ
ンのNITを受信するまでの時間Bは一定であるので、
図3に示すフローチャートの処理においては、セクショ
ン番号に対応するNITの取得後、(B−A)時間内に、
つぎのセクション番号を設定指示することができるよう
に、システム制御部207の処理時間を規定しておく。
例えば、システム制御部207の処理時間が遅く、セク
ション番号に対応するNITの取得後、(B−A)時間内
に、つぎのセクション番号を設定指示することができな
い場合には、システム制御部207のCPU速度をより
高速なものにして、処理時間を早くさせることにより対
応することができる。
【0021】図3において、システム制御部207は、
NITの取得したいセクション番号を示す変数NSを0に
し、セクション番号NSを含む、分離指示をするための
セクション分離情報をPSI検出制御部241に設定す
る(処理301)。つぎに、指定したセクション番号の
データが分離できたか否かをチェックし(処理30
2)、分離できていなければ分離できるまで待ち、分離
できたことを確認した後処理303を行う。 PSI検
出制御部241が、セクションデータを一時的に保持し
ている記憶装置から、分離したセクションデータをシス
テム制御部が作業するための記憶装置領域に転送するこ
とにより、 システム制御部207はセクションデータ
を取得する(処理303)。 PSI検出制御部241
がセクションの転送を終えた時点が、システム制御部2
07にとってセクションを取得した時点となる。
NITの取得したいセクション番号を示す変数NSを0に
し、セクション番号NSを含む、分離指示をするための
セクション分離情報をPSI検出制御部241に設定す
る(処理301)。つぎに、指定したセクション番号の
データが分離できたか否かをチェックし(処理30
2)、分離できていなければ分離できるまで待ち、分離
できたことを確認した後処理303を行う。 PSI検
出制御部241が、セクションデータを一時的に保持し
ている記憶装置から、分離したセクションデータをシス
テム制御部が作業するための記憶装置領域に転送するこ
とにより、 システム制御部207はセクションデータ
を取得する(処理303)。 PSI検出制御部241
がセクションの転送を終えた時点が、システム制御部2
07にとってセクションを取得した時点となる。
【0022】システム制御部207は、取得したセクシ
ョンから最終セクション番号もしくは全セクション数を
取得済みか否かを確認する(処理304)。取得してい
なければ、最終セクション番号もしくは全セクション番
号を取得する(処理305)。通常はシステム制御部が
取得したセクションデータに含まれている最終セクショ
ン番号から全セクション数を知ることができる。
ョンから最終セクション番号もしくは全セクション数を
取得済みか否かを確認する(処理304)。取得してい
なければ、最終セクション番号もしくは全セクション番
号を取得する(処理305)。通常はシステム制御部が
取得したセクションデータに含まれている最終セクショ
ン番号から全セクション数を知ることができる。
【0023】つぎに、処理303で取得したセクション
が最終セクションであるか否かをチェックする(処理3
06)。取得したセクションの番号が最終セクション番
号であれば分割されている全セクションを取得した事に
なりNIT取得を終了する。最終セクションでなければ、
処理303で取得したセクションのセクション番号に1
を加算した値を変数NSに代入する(処理307)。こ
の変数NSの値が、システム制御部がPSI検出制御部
241に設定するセクション番号であり、このフローに
おいては、加算値は1であるからセクション番号0から
取得を始めると最終セクション番号までを番号順に取得
する事になる。処理307で加算した変数NSの値を、
取得したいセクション番号としてPSI検出制御部24
1にセクション分離情報を設定する(処理308)。
が最終セクションであるか否かをチェックする(処理3
06)。取得したセクションの番号が最終セクション番
号であれば分割されている全セクションを取得した事に
なりNIT取得を終了する。最終セクションでなければ、
処理303で取得したセクションのセクション番号に1
を加算した値を変数NSに代入する(処理307)。こ
の変数NSの値が、システム制御部がPSI検出制御部
241に設定するセクション番号であり、このフローに
おいては、加算値は1であるからセクション番号0から
取得を始めると最終セクション番号までを番号順に取得
する事になる。処理307で加算した変数NSの値を、
取得したいセクション番号としてPSI検出制御部24
1にセクション分離情報を設定する(処理308)。
【0024】次に、図3に示す処理と、NITの取得処理
とのタイミングについて図4を参照して説明する。図4
に、システム制御部207が図3に示すフローチャート
に示すNITセクションの取得処理のタイミングと、PSI検
出制御部241が入力するMPEG2トランスポートストリ
ームのNITセクション伝送のタイミングとの関係を示
す。
とのタイミングについて図4を参照して説明する。図4
に、システム制御部207が図3に示すフローチャート
に示すNITセクションの取得処理のタイミングと、PSI検
出制御部241が入力するMPEG2トランスポートストリ
ームのNITセクション伝送のタイミングとの関係を示
す。
【0025】図4(a)は、PSI検出制御部241が受信す
るMPEG2トランスポートストリームであり、簡単化のた
めにNITセクションデータのみを、その内部にセクショ
ン番号を記載したボックス(401〜408)により示
している。図4(b)は、システム制御部207の制御処
理タイミングを、図4(a)に示すセクションデータの入
力時間と照らし合わせて示しており、簡単化のためにセ
クション処理に関する処理だけを示している。
るMPEG2トランスポートストリームであり、簡単化のた
めにNITセクションデータのみを、その内部にセクショ
ン番号を記載したボックス(401〜408)により示
している。図4(b)は、システム制御部207の制御処
理タイミングを、図4(a)に示すセクションデータの入
力時間と照らし合わせて示しており、簡単化のためにセ
クション処理に関する処理だけを示している。
【0026】ボックス401から408は、PSI検出制
御部241が入力するMPEG2トランスポートストリーム
内のNITセクションデータを示し、ボックス内部の0か
ら4までの数字はセクション番号を示している。409
および411は、システム制御部207がPSI検出制御
部241に対してセクション分離情報を設定するタイミ
ングをそれぞれ示している。この設定をした時点から、
PSI検出制御部241における処理時間Aの経過後に、
指定したPSIの分離が可能となる。410および412
はPSI検出制御部241が設定情報に基づいてPSIを分離
できたことをシステム制御部207に知らせる信号タイ
ミングを示している。
御部241が入力するMPEG2トランスポートストリーム
内のNITセクションデータを示し、ボックス内部の0か
ら4までの数字はセクション番号を示している。409
および411は、システム制御部207がPSI検出制御
部241に対してセクション分離情報を設定するタイミ
ングをそれぞれ示している。この設定をした時点から、
PSI検出制御部241における処理時間Aの経過後に、
指定したPSIの分離が可能となる。410および412
はPSI検出制御部241が設定情報に基づいてPSIを分離
できたことをシステム制御部207に知らせる信号タイ
ミングを示している。
【0027】また、図4に示すNITの取得を、NITサイク
ルとして示した場合を、図5を参照して説明する。図5
(a)は、PSI検出制御部241が入力するMPEG2トランス
ポートストリーム内のNITセクションの伝送サイクルを
示したものである。簡単化のためセクション番号を記載
したセクションを示すボックスのみを示している。さら
に、セクション番号0からセクション番号4までのNIT
全セクションの伝送間隔をNITサイクルとして示してい
る。図5(b)は、システム制御部207が取得するNITセ
クションデータを示したものであり、図5(a)に示す各N
ITサイクルのどのセクションを取得したかを矢印で示し
ている。
ルとして示した場合を、図5を参照して説明する。図5
(a)は、PSI検出制御部241が入力するMPEG2トランス
ポートストリーム内のNITセクションの伝送サイクルを
示したものである。簡単化のためセクション番号を記載
したセクションを示すボックスのみを示している。さら
に、セクション番号0からセクション番号4までのNIT
全セクションの伝送間隔をNITサイクルとして示してい
る。図5(b)は、システム制御部207が取得するNITセ
クションデータを示したものであり、図5(a)に示す各N
ITサイクルのどのセクションを取得したかを矢印で示し
ている。
【0028】図4および図5に示すように、図3に示す
処理によれば、NITセクションの番号0から順に最終セ
クションまでを取得してゆくことが可能となる。また、
対応するセクション番号がPSI検出制御部241で受
信されるときより、少なくともその処理時間A前にNIT
のセクション番号をPSI検出制御部241に指示する
ことができる。これにより、NITの1サイクル中にす
べてのNITを取得することができる。
処理によれば、NITセクションの番号0から順に最終セ
クションまでを取得してゆくことが可能となる。また、
対応するセクション番号がPSI検出制御部241で受
信されるときより、少なくともその処理時間A前にNIT
のセクション番号をPSI検出制御部241に指示する
ことができる。これにより、NITの1サイクル中にす
べてのNITを取得することができる。
【0029】つぎに、NITをセクション番号順に取得す
る動作を図2、図3、図4および図5を参照し詳細に説
明する。
る動作を図2、図3、図4および図5を参照し詳細に説
明する。
【0030】図2に示す画像受信装置において、図3に
示すフローチャートのアルゴリズムにしたがって、NIT
セクションを取得する動作について説明する。この説明
において、実際にはシステム制御部207は、チューナ
201、64QAM復調器202やMPEG2デコード206の制
御も行うが、簡単化のためNITセクション取得に関する
処理についてのみ説明する。取得するNITセクション
は、セクション番号0からセクション番号4まで周期的
にMPEG2トランスポートストリームとして伝送してい
る、図2に示す画像受信装置において、リモコン212
の操作によりMPEG2トランスポートストリーム中のエレ
メンタリーストリームの切り換えに相当するボタンが選
択指示されたとする。システム制御部207は、リモコ
ン212からの指示を受けて、エレメンタリーストリー
ムの切り換えに対し、新規にNITを取得する必要がある
と決定し、図3に示すフローチャートの処理を実行す
る。
示すフローチャートのアルゴリズムにしたがって、NIT
セクションを取得する動作について説明する。この説明
において、実際にはシステム制御部207は、チューナ
201、64QAM復調器202やMPEG2デコード206の制
御も行うが、簡単化のためNITセクション取得に関する
処理についてのみ説明する。取得するNITセクション
は、セクション番号0からセクション番号4まで周期的
にMPEG2トランスポートストリームとして伝送してい
る、図2に示す画像受信装置において、リモコン212
の操作によりMPEG2トランスポートストリーム中のエレ
メンタリーストリームの切り換えに相当するボタンが選
択指示されたとする。システム制御部207は、リモコ
ン212からの指示を受けて、エレメンタリーストリー
ムの切り換えに対し、新規にNITを取得する必要がある
と決定し、図3に示すフローチャートの処理を実行す
る。
【0031】図3に示す処理301において、システム
制御部207は、図4に示すタイミング409の時に、
PSI検出制御部241にセクション番号0のデータを分
離するための情報を設定し、処理302に移る。PSI検
出制御部241は、図4に示すセクション402を入力
するとセクション番号0のデータを分離して記憶装置2
05に保持させ、信号209を使ってタイミング410
の時にシステム制御部207にセクション番号0のデー
タを分離したことを知らせる。処理302において、シ
ステム制御部207はタイミング410を受けてPSI検
出制御部241が指定したセクションを分離したことを
知り、処理302から処理303に移る。処理303に
おいて、システム制御部207は信号208を使用して
PSI検出制御部241が分離して記憶装置205に保持
しているセクション番号0のデータの読み出しを指示す
る。この指示を受けて、PSI検出制御部241は記憶装
置205のセクション番号0のデータを読み出し、シス
テム制御部207に出力する。この出力を受けて、シス
テム制御部207は内部にセクション番号0のデータを
保持する。
制御部207は、図4に示すタイミング409の時に、
PSI検出制御部241にセクション番号0のデータを分
離するための情報を設定し、処理302に移る。PSI検
出制御部241は、図4に示すセクション402を入力
するとセクション番号0のデータを分離して記憶装置2
05に保持させ、信号209を使ってタイミング410
の時にシステム制御部207にセクション番号0のデー
タを分離したことを知らせる。処理302において、シ
ステム制御部207はタイミング410を受けてPSI検
出制御部241が指定したセクションを分離したことを
知り、処理302から処理303に移る。処理303に
おいて、システム制御部207は信号208を使用して
PSI検出制御部241が分離して記憶装置205に保持
しているセクション番号0のデータの読み出しを指示す
る。この指示を受けて、PSI検出制御部241は記憶装
置205のセクション番号0のデータを読み出し、シス
テム制御部207に出力する。この出力を受けて、シス
テム制御部207は内部にセクション番号0のデータを
保持する。
【0032】処理304において、システム制御部20
7は、取得したデータのセクション番号が0であること
から、最終セクション番号または全セクション番号を取
得していないことを知り、処理305に移る。処理30
5において、システム制御部207は、取得したセクシ
ョン番号0の構成データから、最終セクション番号が4
であることと、NITが全部で5セクションに分割してい
ることとを知る。処理306において、取得したセクシ
ョン番号が0番であるから、最終セクション番号ではな
いため処理307に移る。
7は、取得したデータのセクション番号が0であること
から、最終セクション番号または全セクション番号を取
得していないことを知り、処理305に移る。処理30
5において、システム制御部207は、取得したセクシ
ョン番号0の構成データから、最終セクション番号が4
であることと、NITが全部で5セクションに分割してい
ることとを知る。処理306において、取得したセクシ
ョン番号が0番であるから、最終セクション番号ではな
いため処理307に移る。
【0033】処理307において、システム制御部20
7は、取得したセクション番号の0に1を加算した値を
変数NSに代入し保持する。この結果、変数NSの保持する
値は1になる。処理308において、システム制御部2
07は、処理301の時と同様にPSI検出制御部241
に変数NSの保持する値1を使用して、セクション番号1
のデータを分離するセクション分離情報を設定する。こ
の設定タイミングは、図4に示すタイミング411の時
であり、セクション番号0に対応するNITの取得後、
(B−A)時間内に、つぎのセクション番号を設定指示
することができるように、システム制御部207の処理
時間を規定しておく。PSI検出制御部241は、指示を
受けてから、セクション403が入力されると、セクシ
ョン番号1を分離し記憶装置205に保持する。以降、
システム制御部207は、処理302から処理308ま
でを繰り返し行うことで、セクションデータを取得して
ゆき、処理306においてセクション番号4のデータを
取得済みであった時に、NITの全セクションの取得を終
了する。
7は、取得したセクション番号の0に1を加算した値を
変数NSに代入し保持する。この結果、変数NSの保持する
値は1になる。処理308において、システム制御部2
07は、処理301の時と同様にPSI検出制御部241
に変数NSの保持する値1を使用して、セクション番号1
のデータを分離するセクション分離情報を設定する。こ
の設定タイミングは、図4に示すタイミング411の時
であり、セクション番号0に対応するNITの取得後、
(B−A)時間内に、つぎのセクション番号を設定指示
することができるように、システム制御部207の処理
時間を規定しておく。PSI検出制御部241は、指示を
受けてから、セクション403が入力されると、セクシ
ョン番号1を分離し記憶装置205に保持する。以降、
システム制御部207は、処理302から処理308ま
でを繰り返し行うことで、セクションデータを取得して
ゆき、処理306においてセクション番号4のデータを
取得済みであった時に、NITの全セクションの取得を終
了する。
【0034】以上説明してきたように、第1の実施の形
態によれば、図2に示す画像受信装置において、図3に
示すフローチャートに示すアルゴリズムにしたがって、
図4に示すタイミングで処理を行うと、NITの全セクシ
ョンを取得するに、図5に示すNIT1サイクルで取得す
ることができる。
態によれば、図2に示す画像受信装置において、図3に
示すフローチャートに示すアルゴリズムにしたがって、
図4に示すタイミングで処理を行うと、NITの全セクシ
ョンを取得するに、図5に示すNIT1サイクルで取得す
ることができる。
【0035】次に、第2の実施の形態を説明する。第2
の実施の形態において、システム構成は、第1の実施の
形態と同様に、図2に示す構成をとり、図2に示すシス
テム制御部207のCPU速度をより高速なものにする
ことができないときに、CPU速度が遅い場合にも、より
早くNITを取得する場合についての実施の形態を説明
する。本実施の形態におけるアルゴリズムを図1に示
す。
の実施の形態において、システム構成は、第1の実施の
形態と同様に、図2に示す構成をとり、図2に示すシス
テム制御部207のCPU速度をより高速なものにする
ことができないときに、CPU速度が遅い場合にも、より
早くNITを取得する場合についての実施の形態を説明
する。本実施の形態におけるアルゴリズムを図1に示
す。
【0036】本実施の形態において、図1に示すフロー
チャートの処理を行うシステム制御部は、PSI検出制
御部241へのセクション分離情報の設定を行うことに
より、効率的でかつより早くNITの全セクションを取得
する。
チャートの処理を行うシステム制御部は、PSI検出制
御部241へのセクション分離情報の設定を行うことに
より、効率的でかつより早くNITの全セクションを取得
する。
【0037】図1において、図2に示すシステム制御部
207は、MPEG2トランスポートストリームからセクシ
ョンを分離指示するためのセクション分離情報をPSI
検出制御部241に設定する(処理101)。本実施の
形態においては、セクション番号に関係なくNITのセク
ションを分離する情報を設定している。PSI検出制御
部241は、この設定によりセクション番号に関係なく
入力するセクションを分離することができる。つぎに、
システム制御部207は、PSI検出制御部241がセ
クションの分離ができたかどうかチェックする(処理1
02)。セクションが分離できていなければ分離ができ
るまで待ち、分離できた時点で処理103に移る。 P
SI検出制御部241が、セクションデータを一時的に
保持している記憶装置から、分離したセクションデータ
をシステム制御部が作業するための記憶装置領域に転送
することにより、 システム制御部207はセクション
データを取得する(処理103)。このセクションの転
送を終えた時が、システム制御部にとってセクションを
取得した時点となる。
207は、MPEG2トランスポートストリームからセクシ
ョンを分離指示するためのセクション分離情報をPSI
検出制御部241に設定する(処理101)。本実施の
形態においては、セクション番号に関係なくNITのセク
ションを分離する情報を設定している。PSI検出制御
部241は、この設定によりセクション番号に関係なく
入力するセクションを分離することができる。つぎに、
システム制御部207は、PSI検出制御部241がセ
クションの分離ができたかどうかチェックする(処理1
02)。セクションが分離できていなければ分離ができ
るまで待ち、分離できた時点で処理103に移る。 P
SI検出制御部241が、セクションデータを一時的に
保持している記憶装置から、分離したセクションデータ
をシステム制御部が作業するための記憶装置領域に転送
することにより、 システム制御部207はセクション
データを取得する(処理103)。このセクションの転
送を終えた時が、システム制御部にとってセクションを
取得した時点となる。
【0038】システム制御部207は、取得したセクシ
ョンから最終セクション番号もしくは全セクション数を
取得済みか確認する(処理104)。取得していなけれ
ば、最終セクション番号もしくは全セクション番号を取
得する(処理105)。通常はシステム制御部が取得し
たセクションデータに含まれている最終セクション番号
から全セクション数を知ることができる。
ョンから最終セクション番号もしくは全セクション数を
取得済みか確認する(処理104)。取得していなけれ
ば、最終セクション番号もしくは全セクション番号を取
得する(処理105)。通常はシステム制御部が取得し
たセクションデータに含まれている最終セクション番号
から全セクション数を知ることができる。
【0039】つぎに、処理103で取得したセクション
のセクション番号を取得済みセクション番号としてシス
テム制御部207が持つ、図8に示すような、データベ
ースに登録する(処理106)。つぎに、システム制御
部207は、図8に示すデータベースを検索する事によ
り、全てのセクションを取得したことを確認する(処理
107)。データベースを検索し、未取得セクションが
なければNIT全セクションの取得を終了し、未取得セク
ション番号が存在すれば処理108に移る。未取得のセ
クションがある場合には、処理103で取得したセクシ
ョンのセクション番号にあらかじめ定めた値Xを加算し
た値を、 NITの取得したいセクション番号を示す変数N
Sに代入し保持する(処理108)。この値Xは、シス
テム制御部207がPSI検出制御部241に分離する
セクション番号の値を設定してから、セクション分離ま
での待ち時間が最短となるように決定する。この値が定
数であるか、動的に変更可能な変数であるかはシステム
制御部207の処理時間により決まる。例えば、図9に
示すように、NITのセクションの伝送間隔が100ms
で、システム制御部207のセクションデータ取得から
次の取得セクションの分離情報の設定指示までの時間が
250msで、 NITのセクション番号を指示されてからP
SI検出制御部241で分離を開始するまでのPSI検
出制御部241における処理時間Aが40msである場合
には,Xの値は3に決定しておくことができる。このよ
うに、システム制御部の処理速度を変更することができ
ない場合には、その処理速度を考慮して、システム制御
部207のセクションデータ取得から次の取得セクショ
ンの分離情報の設定指示までの時間と、NITのセクショ
ン番号を指示されてから、 PSI検出制御部241で
分離を開始するまでのPSI検出制御部241における
処理時間Aとを加算した時間の経過後に、受信している
であろうセクションの番号を指示することにより、取得
による待ち時間を最小にすることができる。
のセクション番号を取得済みセクション番号としてシス
テム制御部207が持つ、図8に示すような、データベ
ースに登録する(処理106)。つぎに、システム制御
部207は、図8に示すデータベースを検索する事によ
り、全てのセクションを取得したことを確認する(処理
107)。データベースを検索し、未取得セクションが
なければNIT全セクションの取得を終了し、未取得セク
ション番号が存在すれば処理108に移る。未取得のセ
クションがある場合には、処理103で取得したセクシ
ョンのセクション番号にあらかじめ定めた値Xを加算し
た値を、 NITの取得したいセクション番号を示す変数N
Sに代入し保持する(処理108)。この値Xは、シス
テム制御部207がPSI検出制御部241に分離する
セクション番号の値を設定してから、セクション分離ま
での待ち時間が最短となるように決定する。この値が定
数であるか、動的に変更可能な変数であるかはシステム
制御部207の処理時間により決まる。例えば、図9に
示すように、NITのセクションの伝送間隔が100ms
で、システム制御部207のセクションデータ取得から
次の取得セクションの分離情報の設定指示までの時間が
250msで、 NITのセクション番号を指示されてからP
SI検出制御部241で分離を開始するまでのPSI検
出制御部241における処理時間Aが40msである場合
には,Xの値は3に決定しておくことができる。このよ
うに、システム制御部の処理速度を変更することができ
ない場合には、その処理速度を考慮して、システム制御
部207のセクションデータ取得から次の取得セクショ
ンの分離情報の設定指示までの時間と、NITのセクショ
ン番号を指示されてから、 PSI検出制御部241で
分離を開始するまでのPSI検出制御部241における
処理時間Aとを加算した時間の経過後に、受信している
であろうセクションの番号を指示することにより、取得
による待ち時間を最小にすることができる。
【0040】つぎに、処理108で保持した変数NSの
値が処理105で取得した最終セクション番号の値を超
えていないかチェックし(処理109)、超えていれば
処理110に移り、超えていなければ処理111に移
る。変数NSの値が、処理105で取得した最終セクシ
ョン番号より超えている場合には、値を補正して変数N
Sに代入しなおす(処理110)。 NITセクション番号
は最終セクション番号に達するとセクション番号0に戻
って増加してゆく周期性をもって伝送される。従って、
変数NSが最終セクション番号より超過した分をセクシ
ョン番号0から割り振る。例えば、全セクション数が5
(最終セクション番号が4) のとき、処理103で取
得したセクション番号が2であり、Xを3とした場合に
は、処理108において変数NSの値は5となり、この
場合、最終セクション番号を超えているので、処理11
0において、NSの値を0に補正する。
値が処理105で取得した最終セクション番号の値を超
えていないかチェックし(処理109)、超えていれば
処理110に移り、超えていなければ処理111に移
る。変数NSの値が、処理105で取得した最終セクシ
ョン番号より超えている場合には、値を補正して変数N
Sに代入しなおす(処理110)。 NITセクション番号
は最終セクション番号に達するとセクション番号0に戻
って増加してゆく周期性をもって伝送される。従って、
変数NSが最終セクション番号より超過した分をセクシ
ョン番号0から割り振る。例えば、全セクション数が5
(最終セクション番号が4) のとき、処理103で取
得したセクション番号が2であり、Xを3とした場合に
は、処理108において変数NSの値は5となり、この
場合、最終セクション番号を超えているので、処理11
0において、NSの値を0に補正する。
【0041】つぎに、変数NSに保持している値が、処
理106でデータベースに登録した取得済みセクション
番号に登録されているかチェックする(処理111)。
変数NSの保持する値がすでに取得済みとして登録され
ている場合には、処理112に移り、未取得として登録
されている場合には処理113に移る。処理108また
は処理110で得られた変数NSの保持するセクション
番号の値がすでに取得済みと登録されていた場合には、
変数NSが保持する値以降で、セクション番号の周期性
を考慮に入れて、最初に現れる未取得セクション番号を
システム制御部のデータベースから検索し、変数NSに
代入する(処理112)。 この値が次にシステム制御
部が取得可能な最も早いタイミングで現れる取得可能な
セクション番号となる。つぎに、求めた変数NSの値
を、セクション分離情報に付加して、PSI検出制御部
241に設定する(処理113)。以降、全てのセクシ
ョンを取得するまで処理を続ける。
理106でデータベースに登録した取得済みセクション
番号に登録されているかチェックする(処理111)。
変数NSの保持する値がすでに取得済みとして登録され
ている場合には、処理112に移り、未取得として登録
されている場合には処理113に移る。処理108また
は処理110で得られた変数NSの保持するセクション
番号の値がすでに取得済みと登録されていた場合には、
変数NSが保持する値以降で、セクション番号の周期性
を考慮に入れて、最初に現れる未取得セクション番号を
システム制御部のデータベースから検索し、変数NSに
代入する(処理112)。 この値が次にシステム制御
部が取得可能な最も早いタイミングで現れる取得可能な
セクション番号となる。つぎに、求めた変数NSの値
を、セクション分離情報に付加して、PSI検出制御部
241に設定する(処理113)。以降、全てのセクシ
ョンを取得するまで処理を続ける。
【0042】次に、図1に示す処理と、NITの取得処理
とのタイミングについて図6を参照して説明する。 図
6に、システム制御部207が図1に示すフローチャー
トに示すNITセクションの取得処理のタイミングと、PSI
検出制御部241が入力するMPEG2トランスポートスト
リームのNITセクション伝送のタイミングとの関係を示
す。
とのタイミングについて図6を参照して説明する。 図
6に、システム制御部207が図1に示すフローチャー
トに示すNITセクションの取得処理のタイミングと、PSI
検出制御部241が入力するMPEG2トランスポートスト
リームのNITセクション伝送のタイミングとの関係を示
す。
【0043】図6(a)は、PSI検出制御部241が受信す
るMPEG2トランスポートストリームであり、簡単化のた
めにNITセクションデータのみを、その内部にセクショ
ン番号を記載したボックス(601〜607)により示
している。図6(b)は、システム制御部207の制御処
理タイミングを、図6(a)に示すのセクションデータの
入力時間と照らし合わせて示しており、簡単化のために
セクション処理に関する処理だけを示している。
るMPEG2トランスポートストリームであり、簡単化のた
めにNITセクションデータのみを、その内部にセクショ
ン番号を記載したボックス(601〜607)により示
している。図6(b)は、システム制御部207の制御処
理タイミングを、図6(a)に示すのセクションデータの
入力時間と照らし合わせて示しており、簡単化のために
セクション処理に関する処理だけを示している。
【0044】ボックス601から607は、PSI検出制
御部241が入力するMPEG2トランスポートストリーム
のNITセクションデータを示し、ボックス内部の0から
4までの数字はセクション番号を示している。608、
610、612および614は、システム制御部207
がPSI検出制御部241に対してセクション分離情報を
設定するタイミングをそれぞれ示している。この設定を
した時点からPSI検出制御部241における処理時間A
の経過後に、指定したPSIの分離が可能となる。また、
609、611および613は、PSI検出制御部241
が設定情報に基づいてPSIを分離できたことをシステム
制御部207に知らせる信号タイミングを示している。
御部241が入力するMPEG2トランスポートストリーム
のNITセクションデータを示し、ボックス内部の0から
4までの数字はセクション番号を示している。608、
610、612および614は、システム制御部207
がPSI検出制御部241に対してセクション分離情報を
設定するタイミングをそれぞれ示している。この設定を
した時点からPSI検出制御部241における処理時間A
の経過後に、指定したPSIの分離が可能となる。また、
609、611および613は、PSI検出制御部241
が設定情報に基づいてPSIを分離できたことをシステム
制御部207に知らせる信号タイミングを示している。
【0045】また、図6に示すNITの取得を、NITサイク
ルとして示した場合を、図7を参照して説明する。図7
(a)は、PSI検出制御部241が入力するMPEG2トランス
ポートストリーム内のNITセクションの伝送サイクルを
示したものである。簡単化のためセクション番号を記載
したセクションを示すボックスのみを図している。さら
に、セクション番号0からセクション番号4までのNIT
全セクションの伝送間隔をNITサイクルとして示してい
る。図7(b)は、システム制御部207が取得するNITセ
クションデータを示したものであり、図7(a)に示す各N
ITサイクルのどのセクションを取得したかを矢印で示し
ている。
ルとして示した場合を、図7を参照して説明する。図7
(a)は、PSI検出制御部241が入力するMPEG2トランス
ポートストリーム内のNITセクションの伝送サイクルを
示したものである。簡単化のためセクション番号を記載
したセクションを示すボックスのみを図している。さら
に、セクション番号0からセクション番号4までのNIT
全セクションの伝送間隔をNITサイクルとして示してい
る。図7(b)は、システム制御部207が取得するNITセ
クションデータを示したものであり、図7(a)に示す各N
ITサイクルのどのセクションを取得したかを矢印で示し
ている。
【0046】図6および図7に示すように、図1に示す
フローチャートにおいて、図6に示すタイミングで処理
を行うと、図7に示すだけのNITサイクルで、NITの全セ
クションを取得することができる。
フローチャートにおいて、図6に示すタイミングで処理
を行うと、図7に示すだけのNITサイクルで、NITの全セ
クションを取得することができる。
【0047】つぎに、第2の実施の形態を、図1、図
2、図6および図7を参照し、 NITを取得する動作と全セ
クションの取得にかかる時間について詳細に説明する。
2、図6および図7を参照し、 NITを取得する動作と全セ
クションの取得にかかる時間について詳細に説明する。
【0048】図2に示す画像受信装置において、図3に
示すフローチャートのアルゴリズムにしたがって、NIT
セクションを取得する動作について説明する。
示すフローチャートのアルゴリズムにしたがって、NIT
セクションを取得する動作について説明する。
【0049】図2に示す画像受信装置において、リモコ
ン212の操作によりMPEG2トランスポートストリーム
中のエレメンタリーストリームの切り換えに相当するボ
タンが選択されたとする。システム制御部207は、リ
モコン212からの指示を受けて、エレメンタリースト
リームの切り換えに対し、新規にNITを取得する必要で
あると決定し、図1に示すフローチャートの処理を実行
する。
ン212の操作によりMPEG2トランスポートストリーム
中のエレメンタリーストリームの切り換えに相当するボ
タンが選択されたとする。システム制御部207は、リ
モコン212からの指示を受けて、エレメンタリースト
リームの切り換えに対し、新規にNITを取得する必要で
あると決定し、図1に示すフローチャートの処理を実行
する。
【0050】図1に示す処理101において、システム
制御部207は図6に示すタイミング608の時、PSI
検出制御部241にセクション番号に関係なくセクショ
ンを分離するための情報を設定し、処理102に移行す
る。PSI検出制御部241は、タイミング608の時、
すでにセクション601のセクション番号0のデータを
入力しているため、このセクションを分離できない。こ
のため、PSI検出制御部241は、次に入力したセクシ
ョン602のセクション番号1のデータを分離し、記憶
装置205に保持させ、信号209を使ってタイミング
609の時に、システム制御部207にセクション番号
1のデータを分離したことを知らせる。処理202にお
いて、システム制御部207はタイミング609を受け
てPSI検出制御部241がセクション番号1を分離した
ことを知り、処理102から処理103に移行する。処
理103において、システム制御部207は信号208
を使用してPSI検出制御部241が分離して記憶装置2
05に保持しているセクション番号1のデータの読み出
しを指示する。この指示を受けて、PSI検出制御部24
1は記憶装置205のセクション番号1のデータを読み
出し、システム制御部207に出力する。この出力を受
けて、システム制御部207は内部にセクション番号1
のデータを保持する。
制御部207は図6に示すタイミング608の時、PSI
検出制御部241にセクション番号に関係なくセクショ
ンを分離するための情報を設定し、処理102に移行す
る。PSI検出制御部241は、タイミング608の時、
すでにセクション601のセクション番号0のデータを
入力しているため、このセクションを分離できない。こ
のため、PSI検出制御部241は、次に入力したセクシ
ョン602のセクション番号1のデータを分離し、記憶
装置205に保持させ、信号209を使ってタイミング
609の時に、システム制御部207にセクション番号
1のデータを分離したことを知らせる。処理202にお
いて、システム制御部207はタイミング609を受け
てPSI検出制御部241がセクション番号1を分離した
ことを知り、処理102から処理103に移行する。処
理103において、システム制御部207は信号208
を使用してPSI検出制御部241が分離して記憶装置2
05に保持しているセクション番号1のデータの読み出
しを指示する。この指示を受けて、PSI検出制御部24
1は記憶装置205のセクション番号1のデータを読み
出し、システム制御部207に出力する。この出力を受
けて、システム制御部207は内部にセクション番号1
のデータを保持する。
【0051】処理104において、システム制御部20
7は、新規なNITを取得し始めたところであるので、最
終セクション番号または全セクション数を取得していな
いため、処理105に移る。処理105において、シス
テム制御部207は、取得したセクション番号1の構成
データから、最終セクション番号が4であることと、NI
Tが全部で5セクションに分割していることとを知る。
処理106において、システム制御部207は取得した
セクションのセクション番号1をシステム制御部207
内の記憶領域に用意した、取得済みセクション番号を登
録するデータベースに登録する。処理107において、
システム制御部207は、取得済みセクション番号が登
録されているデータベースを検索して、未取得セクショ
ン番号を見つけることにより、全セクションを取得して
いないと判断して、処理108に移る。
7は、新規なNITを取得し始めたところであるので、最
終セクション番号または全セクション数を取得していな
いため、処理105に移る。処理105において、シス
テム制御部207は、取得したセクション番号1の構成
データから、最終セクション番号が4であることと、NI
Tが全部で5セクションに分割していることとを知る。
処理106において、システム制御部207は取得した
セクションのセクション番号1をシステム制御部207
内の記憶領域に用意した、取得済みセクション番号を登
録するデータベースに登録する。処理107において、
システム制御部207は、取得済みセクション番号が登
録されているデータベースを検索して、未取得セクショ
ン番号を見つけることにより、全セクションを取得して
いないと判断して、処理108に移る。
【0052】処理108において、システム制御部20
7は、取得したセクションのセクション番号1にあらか
じめ定めた値Xを2として加算し、変数NSに3の値を
代入して保持する。ここで、値Xは、システム制御部2
07の処理速度およびPSI検出制御部241の処理速度
とNITセクションの伝送間隔との関係から2に決定して
いる。この値は、効率的でかつ高速にNITセクションを
取得するために、最適な次取得セクション番号になるよ
うに設定する。
7は、取得したセクションのセクション番号1にあらか
じめ定めた値Xを2として加算し、変数NSに3の値を
代入して保持する。ここで、値Xは、システム制御部2
07の処理速度およびPSI検出制御部241の処理速度
とNITセクションの伝送間隔との関係から2に決定して
いる。この値は、効率的でかつ高速にNITセクションを
取得するために、最適な次取得セクション番号になるよ
うに設定する。
【0053】処理109において、処理108で保持し
た変数NSの値3が最終セクション番号である4の値を超
えるかチェックし、超えていないため処理111に移
る。処理111において、システム制御部207は、内
部の記憶領域に用意した取得済みセクション番号を登録
するデータベース領域を検索して、セクション番号3が
未取得であることを確認して処理113に移る。処理1
13において、システム制御部207は図6に示すタイ
ミング610の時、PSI検出制御部241にセクション
番号3のデータを分離するための情報を設定し、処理1
02に移る。
た変数NSの値3が最終セクション番号である4の値を超
えるかチェックし、超えていないため処理111に移
る。処理111において、システム制御部207は、内
部の記憶領域に用意した取得済みセクション番号を登録
するデータベース領域を検索して、セクション番号3が
未取得であることを確認して処理113に移る。処理1
13において、システム制御部207は図6に示すタイ
ミング610の時、PSI検出制御部241にセクション
番号3のデータを分離するための情報を設定し、処理1
02に移る。
【0054】以後、システム制御部207は、処理10
2から処理113までを繰り返し行うことで、セクショ
ンデータを取得してゆき、処理107においてNITの全
セクションを取得したと判断したら、NIT取得を終了す
る。NITの全セクションを取得したことは、システム制
御部207内部のデータベースに未取得のセクションが
無くなったときに判断することができる。
2から処理113までを繰り返し行うことで、セクショ
ンデータを取得してゆき、処理107においてNITの全
セクションを取得したと判断したら、NIT取得を終了す
る。NITの全セクションを取得したことは、システム制
御部207内部のデータベースに未取得のセクションが
無くなったときに判断することができる。
【0055】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、図1に示すフローチャートのアルゴリズムを用
いてMPEG2トランスポートストリームからNITのセクショ
ンを分離すると、CPU速度を変更しない場合にも、最
短の時間でNIT全セクションを取得することが可能とな
る。 図7に示すように、NITサイクル1ではセクション
番号1とセクション番号3のデータが取得でき、NITサ
イクル2ではセクション番号0とセクション番号2とセ
クション番号4が取得できる。よって、NITの全セクシ
ョンを取得するのにNITサイクルにして2サイクルで取得
することができる。
よれば、図1に示すフローチャートのアルゴリズムを用
いてMPEG2トランスポートストリームからNITのセクショ
ンを分離すると、CPU速度を変更しない場合にも、最
短の時間でNIT全セクションを取得することが可能とな
る。 図7に示すように、NITサイクル1ではセクション
番号1とセクション番号3のデータが取得でき、NITサ
イクル2ではセクション番号0とセクション番号2とセ
クション番号4が取得できる。よって、NITの全セクシ
ョンを取得するのにNITサイクルにして2サイクルで取得
することができる。
【0056】また、第1の実施の形態においては、NI
Tのセクション番号を0から順に取得する場合を例にし
たが、セクション番号を指定せずに、取得指示のみを行
って、指示されたときに受信しているセクションを取得
することができる場合には、取得したセクションから順
番に取得していき、最終セクションまで取得してその後
セクション番号0番から順に取得していきすべてのセク
ションを取得するようにしてもよい。
Tのセクション番号を0から順に取得する場合を例にし
たが、セクション番号を指定せずに、取得指示のみを行
って、指示されたときに受信しているセクションを取得
することができる場合には、取得したセクションから順
番に取得していき、最終セクションまで取得してその後
セクション番号0番から順に取得していきすべてのセク
ションを取得するようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
より早い時間で効率的にNITを取得することができる。
より早い時間で効率的にNITを取得することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態のフローチャート図
である。
である。
【図2】ディジタル放送を受信する画像受信装置概要図
である。
である。
【図3】NITをセクション番号順に取得するアルゴリズ
ムを示すフローチャート図である。
ムを示すフローチャート図である。
【図4】 NITをセクション番号順に取得する際の入力セ
クションと処理タイミングを示す説明図である。
クションと処理タイミングを示す説明図である。
【図5】NITをセクション番号順に取得する際のNIT伝送
サイクルとシステムの取得セクションの関係を示す説明
図。
サイクルとシステムの取得セクションの関係を示す説明
図。
【図6】第2の実施の形態における入力セクションと処
理タイミングを示す説明図である。
理タイミングを示す説明図である。
【図7】第2の実施の形態におけるNITを取得する際のN
IT伝送サイクルとシステムの取得セクションの関係を示
す説明図。
IT伝送サイクルとシステムの取得セクションの関係を示
す説明図。
【図8】第2の実施の形態におけるデータベースの内容
を示す説明図。
を示す説明図。
【図9】第2の実施の形態におけるXを説明するための
説明図。
説明図。
101…セクションの取得設定処理、102…セクショ
ン取得判定処理、106…取得済みセクション番号の登
録処理、108…次取得セクション番号に計算処理、1
09…次セクション番号の適正判定処理、110…次取
得セクション番号の取得登録状況の検索処理、112…
未取得セクション番号からの次セクション番号の検索処
理、204…データ分離制御部、207…システム制御
部、241…PSI検出制御部、242…ストリーム分離
部。
ン取得判定処理、106…取得済みセクション番号の登
録処理、108…次取得セクション番号に計算処理、1
09…次セクション番号の適正判定処理、110…次取
得セクション番号の取得登録状況の検索処理、112…
未取得セクション番号からの次セクション番号の検索処
理、204…データ分離制御部、207…システム制御
部、241…PSI検出制御部、242…ストリーム分離
部。
フロントページの続き (72)発明者 西田 正巳 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 山下 智史 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 田中 大幹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 高橋 輝之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内
Claims (5)
- 【請求項1】複数のチャネルごとにパケット化された画
像情報と、周期的に送信される、前記チャネルの割り当
てに関する情報を示す、パケット化された複数のネット
ワーク情報とを受信する受信手段と、 指示された、前記ネットワーク情報のパケットの識別情
報に対応するパケットを、当該指示後に受信されたパケ
ットから分離する分離手段と、前記分離手段により分離
された前記ネットワーク情報のパケットの識別情報を検
出し、前記分離手段における、識別情報が指示されてか
ら当該識別情報に対応するパケットを受信し分離するま
での時間経過後、より先に前記分離手段に到来するパケ
ットであって、前記ネットワーク情報のすべてのパケッ
トのうち検出していないパケットの識別情報を、前記分
離手段に指示する制御手段とを有することを特徴とする
画像受信装置。 - 【請求項2】複数のチャネルごとにパケット化された画
像情報と、周期的に送信される、前記チャネルの割り当
てに関する情報を示す、パケット化された複数のネット
ワーク情報とを受信する受信手段と、 指示された、前記ネットワーク情報のパケットの識別情
報に対応するパケットを、当該指示後に受信されたパケ
ットから分離する分離手段と、前記分離手段により分離
された前記ネットワーク情報のパケットの識別情報を検
出し、前記分離手段により分離された前記ネットワーク
情報のパケットを受けてから次のパケットの識別情報を
指示するまでの処理時間と、前記分離手段における、識
別情報が指示されてから当該識別情報に対応するパケッ
トを受信し分離するまでの時間との経過後、より先に前
記分離手段に到来するパケットであって、前記ネットワ
ーク情報のすべてのパケットのうち検出していないパケ
ットの識別情報を、前記分離手段に指示する制御手段と
を有することを特徴とする画像受信装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の画像受信装置において、
前記識別情報が、前記ネットワーク情報のパケットが伝
送される順序を示す番号で示されるときに、 前記制御手段は、前記識別情報を指示するために、前記
処理時間と前記との間に受信されるパケットの数を、前
記検出されたネットワーク情報のパケットの識別情報の
番号に加算することを特徴とする画像受信装置。 - 【請求項4】請求項1または2に記載の画像受信装置に
おいて、前記チャネルの変更指示を受け付ける受付手段
をさらに有し、前記制御手段は、前記受付手段で前記変
更指示を受け付けたときに、当該チャネルに対応するネ
ットワーク情報のパケットのすべてを分離するように、
当該パケットの識別情報を各々指示することを特徴とす
る画像受信装置。 - 【請求項5】複数のチャネルごとにパケット化された画
像情報と、周期的に送信される、前記チャネルの割り当
てに関する情報を示す、パケット化された複数のNIT
(Network Information Table)とを受信し、 指示された、前記NITのパケットの識別情報に対応す
るパケットを、当該指示後に受信されたパケットから分
離し、前記分離された前記NITのパケットの識別情報
を検出し、前記分離された前記ネットワーク情報のパケ
ットを受けてから次のパケットの識別情報を指示するま
での処理時間と、識別情報が指示されてから当該識別情
報に対応するパケットを受信し分離するまでの時間との
経過後、より先に到来するパケットであって、前記ネッ
トワーク情報のすべてのパケットのうち検出していない
パケットの識別情報を指示することを特徴とするMPEG2
システムにおけるNITの取得方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15646797A JPH114418A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 画像受信装置およびmpeg2システムにおけるnitの取得方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15646797A JPH114418A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 画像受信装置およびmpeg2システムにおけるnitの取得方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH114418A true JPH114418A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15628393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15646797A Pending JPH114418A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 画像受信装置およびmpeg2システムにおけるnitの取得方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH114418A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2153791A1 (es) * | 1999-07-20 | 2001-03-01 | Promax Electroncia S A | Procedimiento para la identificacion y extraccion de la informacion de canales dvb y dispositivo identificador de canales dvb. |
JP2009239336A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-15 | Toshiba Corp | 受信装置 |
JP2009284502A (ja) * | 2009-07-10 | 2009-12-03 | Hitachi Ltd | デジタル放送受信装置 |
-
1997
- 1997-06-13 JP JP15646797A patent/JPH114418A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2153791A1 (es) * | 1999-07-20 | 2001-03-01 | Promax Electroncia S A | Procedimiento para la identificacion y extraccion de la informacion de canales dvb y dispositivo identificador de canales dvb. |
JP2009239336A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-15 | Toshiba Corp | 受信装置 |
JP2009284502A (ja) * | 2009-07-10 | 2009-12-03 | Hitachi Ltd | デジタル放送受信装置 |
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