JPH1143722A - 一方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

一方向性電磁鋼板の製造方法

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JPH1143722A
JPH1143722A JP19548897A JP19548897A JPH1143722A JP H1143722 A JPH1143722 A JP H1143722A JP 19548897 A JP19548897 A JP 19548897A JP 19548897 A JP19548897 A JP 19548897A JP H1143722 A JPH1143722 A JP H1143722A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト削減が要求される汎用の一方向性電磁
鋼板の製造において、スラブ加熱温度が普通鋼並みに低
く、かつ、磁気特性を良好に保った一方向性電磁鋼板の
有利な製造方法を提案する。 【解決手段】 脱炭焼鈍後の板の板厚1/5層域におけ
る集合組織を、下記の条件を満たすように制御する。 記 集合組織の最大ピーク方位が、Bunge のオイラー角表示
法で φ1 =90°、Φ:58 〜62°又は−58〜−62°、φ2 =45
° の範囲内に存在し、かつ、{1241}〈014〉方位の
ランダム強度比が3.0 以上。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一方向性電磁鋼
板の製造方法、なかでも磁気特性が良好な汎用の一方向
性電磁鋼板を安定して製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一方向性電磁鋼板は、主として変圧器そ
の他の電気機器の鉄心材料として使用され、磁束密度及
び鉄損値などの磁気特性に優れることが基本的に重要で
ある。そのため、厚さ100 〜300 mmのスラブを高温加熱
後に熱間圧延し、次いでこの熱延板を1回又は中間焼鈍
を挟む2回以上の冷間圧延によって最終板厚とし、脱炭
焼鈍後、焼鈍分離剤を塗布してから二次再結晶及び純化
を目的とした最終仕上げ焼鈍を行うという複雑な工程を
経て製造されている。このような一方向性電磁鋼板の磁
気特性を高めるためには、製造工程中、仕上げ焼鈍工程
での二次再結晶で、磁化容易軸である〈001〉軸が圧
延方向に揃った{110}〈001〉方位(いわゆるゴ
ス方位)の結晶粒を成長させることが重要である。
【0003】かかる{110}〈001〉方位の結晶粒
が集積するような二次再結晶を効果的に促進させるため
には、大きく分けて次の3点が重要である。一つ目は、
一次再結晶粒の成長を抑制するインヒビターと呼ばれる
分散相を、均一かつ適正なサイズに分散させること、二
つ目は、一次再結晶後の結晶粒径分布を適正に制御する
こと、三つ目は、一次再結晶集合組織の適正制御であ
る。これらの点を目標において、一方向性電磁鋼板の磁
気特性を向上させるべく研究開発が進められている。
【0004】一つ目の、一次再結晶粒の成長を抑制する
インヒビターと呼ばれる分散相を、均一かつ適正なサイ
ズに分散させることについて述べると、インヒビターは
最終仕上げ焼鈍時に、一次再結晶粒の成長を抑制する作
用を有し、これにより、最も粒成長の優位性の高い{1
10}〈001〉方位の粒だけが、他の方位の粒を蚕食
して大きく成長するのである。したがって、インヒビタ
ーの抑制力は、{110}〈001〉方位の粒のみが成
長でき、他の粒の成長は止められるような強さに制御さ
れねばならない。
【0005】かかるインヒビターとして代表的なもの
は、MnS ,MnSe,AlN 及びVNのような硫化物、セレン化
合物や窒化物等であり、鋼中への溶解度が極めて小さい
ものが用いられる。インヒビターとしての作用を発揮さ
せるために、製造工程においては、熱延前のスラブ加熱
時にこのインヒビターを一旦、完全に固溶させた後、そ
の後の工程で微細に析出させる方法が採られてきた。こ
のインヒビターを十分に固溶させるためのスラブ加熱温
度は1400℃程度であり、普通鋼のスラブ加熱温度に比べ
て約200 ℃も高い。こうした高温スラブ加熱には以下の
ような欠点がある。 1) 高温加熱を行うためにエネルギー原単位が高い。 2) 溶融スケールが発生しやすく、またスラブ垂れが生
じやすい。 3) スラブ表層の過脱炭が生じる。 4) 2),3)の問題点を解決するために、一方向性電磁鋼
専用の誘導加熱炉が考案されたが、エネルギーコスト増
大という問題点が残された。
【0006】上記欠点を克服すべく一方向性電磁鋼の低
温スラブ加熱化を図る研究は、これまで多くなされてき
た。スラブ加熱温度の低下は、必然的にインヒビター成
分の固溶量不足を招くために、インヒビターの抑制力の
低下を必然的に引き起こす。そこで、低温スラブ加熱に
起因する抑制力の低下を後の工程で補う技術として、途
中窒化技術が開発された。この途中窒化技術として例え
ば、特開昭57−207114号公報では脱炭焼鈍時に
窒化する技術が開示され、また、特開昭62−7052
1号公報では仕上げ焼鈍条件を特定し、仕上げ焼鈍時に
途中窒化することで低温スラブ加熱を可能にする技術が
開示された。更に、特開昭62−40315号公報では
スラブ加熱時に固溶し得ない量のAlN を含有し、途中窒
化によってインヒビターを適正状態に制御する方法が開
示された。しかし、上述のような途中窒化技術のうち、
仕上げ焼鈍に入る前に途中窒化を施す方法は新たな設備
を要し、コストが増大するという問題点があり、また、
仕上げ焼鈍中の窒化は制御が困難であるという問題点が
残っている。
【0007】次に、二つ目の、一次再結晶後の結晶粒径
分布を適正に制御することについて述べる。一次再結晶
組織の結晶粒径については、二次再結晶の駆動力の制御
という観点から研究が進められてきた。例えば、特開平
2−182866号公報では、一次再結晶粒の平均直径
が15μm 以上で、変動係数 (平均直径で規格化した粒径
分布の標準偏差) が0.6 以下の一次再結晶組織を備えて
いることが重要であることが開示された。また、特開平
4−337029号公報では、最終冷間圧延前の焼鈍過
程における鋼のN量を検出し、その結果に基づいて15〜
25μm の範囲内の一次再結晶粒を得るように一次再結晶
焼鈍の設定温度を変更する技術が開示された。更に、特
開平6−33141号公報では、脱炭焼鈍後の一次再結
晶粒の平均直径を6〜11μm 、かつ、変動係数を0.5 以
下とし、最終仕上げ焼鈍の二次再結晶開始直前までに一
次再結晶粒の平均直径を5〜30%大きくする技術が開示
された。これらの公報のように、最適な一次再結晶粒径
には諸説がある。これは、適切な二次再結晶を生じさせ
るには、粒成長の駆動力とそれを抑えるインヒビターの
抑制力とのバランスを微妙に制御することが肝心であっ
て、鋼板の化学組成、工程条件によってインヒビターの
抑制力が変化すると、最適な駆動力すなわち最適な一次
再結晶粒径も変化するということである。ただし、変動
係数は小さい方が良好であるという点はこれまでの技術
の一致した見解である。インヒビターの抑制力と粒成長
の駆動力の両方を制御する技術として、特開平4−29
7524号公報では、一次再結晶粒の平均粒径を18〜35
μm とし、熱延後二次再結晶開始までに窒化処理を施す
技術が開示されている。
【0008】次に、三つ目の、一次再結晶集合組織の適
正制御について述べる。最終仕上げ焼鈍時に{110}
〈001〉方位の粒成長の優位性をより高めるために
は、地の方位が{111}〈112〉方位に強く集積し
ていること、その中に二次再結晶の核となる先鋭性の高
い{110}〈001〉方位を存在させることが重要で
あるとされてきた。こうした考え方は、Σ9対応関係に
ある粒界は移動し易いとの説に基づくものである。Σ9
対応関係とは、厳密には、粒界を挟む両側の粒が〈11
0〉軸回り38.9度の回転関係にあることをいうが、一般
には、回転角が38.9±5.0 度の範囲内はΣ9対応関係と
みなせる (Brandon の条件) 。ここに、{110}〈0
01〉方位と{111}〈112〉方位とは〈110〉
軸回り35.3℃の回転関係にあり、Σ9の対応関係とみな
せる範囲内にある。したがって、一次再結晶集合組織に
おいては、{111}〈112〉方位に強く集積した地
の中に、先鋭性の高い{110}〈001〉方位粒が散
在している状態が、{110}〈001〉方位の二次再
結晶には有利であると考えられてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上をまとめると、従
来技術において、{110}〈001〉方位に高度に集
積した二次再結晶粒を生じさせるには、(イ)強いイン
ヒビター抑制力が必要であり、そのためにはスラブ加熱
温度を1400℃程度に高くするか、途中窒化が必要であ
る、(ロ) 一次再結晶組織は、粒径のばらつきの小さい
状態、すなわち整粒状態に制御することが必要である、
(ハ)一次再結晶集合組織は、地の方位を{111}
〈112〉に強く集積させ、その中に先鋭性の高い{1
10}〈001〉が散在している状態に制御すべきであ
る、の3点が重要であると考えられてきた。しかし、前
述したように、スラブ加熱温度を高温にすると品質の面
で問題を生じる場合があり、コスト面でも不利である。
また、途中窒化法もコストや制御性の面で問題を残して
おり、製品の良好な磁気特性と製造コストの低減とを両
立させることは困難であった。そして、従来より望まし
いとされてきた一次再結晶組織では、良好な磁気特性と
コスト低減との両立問題につき解決を図るものではなか
った。
【0010】この発明が解決しようとする課題は、コス
ト削減が要求される汎用の一方向性電磁鋼板の製造にお
いて、スラブ加熱温度が普通鋼並みに低く、かつ、磁気
特性を良好に保った一方向性電磁鋼板の有利な製造方法
の開発である。特に、積極的な途中窒化を施さずに、安
定した磁気特性の一方向性電磁鋼板を製造することが目
的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の研究者らは、
鋭意研究の末、コスト削減が要求される汎用の一方向性
電磁鋼板の製造において、スラブ加熱温度が普通鋼並み
に低く、かつ、磁気特性を良好に保った一方向性電磁鋼
板を積極的な途中窒化を施さずに製造する方法を新規に
見出した。すなわち、この発明は、C:0.02〜0.07wt
%、Si:2.0 〜4.5 wt%、Mn:0.03〜2.5 wt%、Al:0.
005〜0.030 wt%及びN:0.003 〜0.010 wt%を含有す
るけい素鋼スラブを1260℃以下の温度に加熱後、熱間圧
延し、次いで熱延板焼鈍を施した後、一回又は中間焼鈍
を挟む二回以上の冷間圧延により最終板厚とし、更に、
脱炭焼鈍、次いで焼鈍分離剤を塗布してから仕上焼鈍を
施す一方向性電磁鋼板の製造方法において、脱炭焼鈍後
の板の板厚1/5層域における集合組織を、下記の条件
を満たす組織にすることを特徴とする一方向性電磁鋼板
の製造方法である。 記 集合組織の最大ピーク方位が、Bunge のオイラー角表示
法で φ1 =90°、Φ:58 〜62°又は−58〜−62°、φ2 =45
° の範囲内に存在し、かつ、{1241}〈014〉方位の
ランダム強度比が3.0 以上。また、この発明では、熱延
板焼鈍を950 ℃以下の温度で行い、冷間圧延をタンデム
圧延機で100 ℃以上で行うことにより、一層安定して磁
気特性の良好な一方向性電磁鋼板の製造が可能である。
なお、オイラー角については、「集合組織」(長嶋晋一
編著;昭和59年1月20日,丸善株式会社発行)p.7−9
に記載があり、また、Bunge のオイラー角表示法につい
ては、同書のp.35−36に記載がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に上記発明に至った実験につ
いて述べ、併せてこの発明の実施の態様を詳細に説明す
る。従来技術では、前述の(イ)のように、インヒビタ
ーの抑制力が非常に強い条件下では、一次再結晶組織を
整粒化し(前述の(ロ))、一次再結晶集合組織を{1
11}〈112〉に強く集積させること(前述の
(ハ))が有効であるとの報告が多数なされている。し
かし、発明者らは、インヒビターが弱い条件下では、
(ロ)(ハ)が必ずしも有効ではないのではないかとい
う着想のもとに鋭意研究を重ねた。
【0013】(実験1)表1に示すa〜dの成分組成に
なる220 mm厚の鋼スラブ各10本を1200℃の温度に加熱
後、熱間圧延して2.5 mmの熱延コイルとした。これらの
コイルに60秒間の熱延板焼鈍を施し、酸洗した後、タン
デム圧延機で0.34mmの厚みに冷間圧延した。その後、脱
脂処理を行い、湿水素雰囲気中で120 秒間の脱炭焼鈍を
施した後、焼鈍分離剤を塗布して最終仕上げ焼鈍を施し
た。
【0014】
【表1】
【0015】かかる製造工程を施す際、熱延焼鈍温度を
700 ℃〜1150℃、冷間圧延温度を常温〜350 ℃、脱炭焼
鈍温度750 ℃〜900 ℃の範囲で種々に変化させた。脱炭
焼鈍後、試料の一部を採取し、組織観察と集合組織の測
定とを行った。また、最終仕上げ焼鈍後は未反応の焼鈍
分離剤を除去し、コロイダルシリカを含有するリン酸マ
グネシウムを主成分とする絶縁コーテイングを塗布し80
0 ℃で焼き付けて製品とした。各製品から、圧延方向に
沿ってエプスタインサイズの試験片を切り出し、磁束密
度B8 を測定した。
【0016】脱炭焼鈍後の集合組織は、試料の表面から
板厚方向に1/5厚だけ化学研磨した位置で、X線極点
図により測定した。また、極点図の測定データから3次
元集合組織を計算により求めた。集合組織の解析にあた
っては、{110}〈001〉方位,{111}〈11
2〉方位及び{100}〈011〉方位を含むTD方向
(板幅方向)回りの回転系列(Bunge 表示のオイラー角
でφ1 =90°、φ2 =45°) にまず着目した。着目した
理由は、どの試料においても、φ1 =90°、φ 2 =45°
上に極大値が存在するからである。
【0017】図1に例として、鋼スラブとしてaを用
い、熱延板焼鈍温度が850 ℃、冷間圧延温度が150 ℃、
脱炭焼鈍温度が825 ℃の場合の集合組織について、φ1
=90°、φ2 =45°でΦが変化したときのランダム強度
比を示した。なおΦ≧0°とΦ≦0°では対称になるの
で、ここでは0≦Φ≦90°の範囲を図示した。図1の場
合、極大値を与えるΦは60.1°である。この値は{11
1}〈112〉( Φ=54.7°) よりは5°以上大きく、
{110}〈001〉と〈110〉軸回り29.9°の回転
関係であることから、{110}〈001〉とΣ9対応
関係にある範囲から外れている。しかし、その製品はB
8 にして1.88T の比較的良好な磁性を示した。そこで、
実験した全ての試料について、脱炭焼鈍後の集合組織の
φ1 =90°、φ2 =45°上で極大を与える|Φ|の値
と、製品の磁束密度B8 との関係を調査し、図2に示し
た。図2から、{110}〈001〉とΣ9対応関係の
範囲であるΦ:46.1〜 56.1 °に極大値が存在した場合
は全て、製品の磁束密度はB8 にして1.7 T 以下で劣っ
ているという、従来知見から予測される結果とは異なる
結果が得られた。また、極大を与える|Φ|の値は大き
すぎても製品の磁性不良をもたらす。良好な磁性を得る
には、極大を与える|Φ|の値が、58°以上62°以下で
あることが必要条件であることがわかった。
【0018】しかし、極大を与える|Φ|の値が、58°
以上62°以下であっても、製品の磁束密度が1.8 以下に
なる場合もある。その原因を解明するために、集合組織
解析の2つ目の着目点として、副方位の強度を調査し
た。脱炭焼鈍後の集合組織において、二番目に強い強度
をもつ方位は、{1241}〈014〉近傍の方位であっ
た。そこで、{1241}〈014〉方位のランダム強度
比と製品の磁束密度の関係を調査した。図3には、φ1
=90°、φ2 =45°上で極大を与える|Φ|の値が、58
°以上62°以下であった試料に関して、{1241}〈0
14〉方位のランダム強度比と製品の磁束密度B8 の関
係を示した。{1241}〈014〉方位のランダム強度
比が3.0 以上の場合に製品のB8 は1.85T 以上となっ
た。ただし、{1241}〈014〉方位のランダム強度
比が8.6と極端に高かった試料は、B8 が1.8 T 以下と
なった。この試料のみ、脱炭焼鈍板における{1241}
〈014〉方位は、φ1 =90°、φ2 =45°上での極大
方位を超えて、最大のピークになっていた。このことか
ら、製品の磁束密度を向上させるには副方位{1241}
〈014〉方位の強度を高めることが大切であるが、最
大ピークになるほどに強度が大きくなることは有害であ
ることがわかった。
【0019】以上の実験結果から、スラブ加熱温度が低
く、インヒビターの抑制力が弱い条件下では、最終仕上
げ焼鈍時にΣ9対応粒界が移動し易いという現象は確認
できなかった。しかも、 ・図2でΦ=60°前後で製品の磁性が良好であったこ
と、 ・{1241}〈014〉方位と{110}〈001〉方
位との角度差が約30°であり、この方位の適度な増加が
製品の磁性向上に有効であること、から、スラブ加熱温
度が低い条件下では、仕上げ焼鈍時の粒成長において、
Σ9対応粒界が特に移動しやすいわけではなく、30°前
後の角度差をもつ粒界が移動しやすいと考えられる。
【0020】次に、脱炭焼鈍板の{1241}〈014〉
方位の強度が二次再結晶に及ぼす影響について考察す
る。{1241}〈014〉方位も、φ1 =90°、|Φ|
=60°、φ2 =45°方位も、{110}〈001〉方位
から30°の角度差である。したがって、仕上げ焼鈍時の
粒成長において、30°前後の角度差をもつ粒界が移動し
易いという点のみからは、脱炭焼鈍板の地がφ1 =90
°、|Φ|=60°、φ2 =45°方位であることも、{12
41}〈014〉方位であることも{110}〈00
1〉の成長に関しては同等である。しかし、実験結果か
らは、φ1 =90°、|Φ|=60°、φ2 =45°方位が強
いだけでは良好な二次再結晶は生じず、{1241}〈0
14〉方位もある程度強くないといけない。この理由を
解明すべく、脱炭焼鈍板の断面組織観察を行った。この
断面組織観察には、電子線後方散乱図形、以下EBSP
(Electron Back Scattering diffraction Patteen) を
用いた。EBSPでは、0.1 μm 以下の空間分解能で結
晶方位が測定できる。また、一点の測定に1秒程度しか
要しない。更に、結晶粒径よりも十分小さいピッチで二
次元試料面上を自動測定し、結晶方位が変化するところ
を粒界とみなし、測定した領域をマッピングすることが
できる。そしてマッピングした領域について、粒径分
布、平均粒径など解析可能である。ここでは、粒径分布
を求める目的でEBSPを利用した。
【0021】図4に脱炭焼鈍板の{1241}〈014〉
方位のランダム強度比と粒径の変動係数との関係を示
す。ここでは、図3同様、φ1 =90°、φ2 =45°上で
極大を与える|Φ|の値が、58°以上62°以下であった
試料について調査した。図4より、{1241}〈01
4〉方位の増加に伴い、変動係数が大きくなって、非整
粒になっていくが、{1241}〈014〉方位が最大ピ
ークになるまで増加すると再び粒径がそろってくること
がわかる。そして、製品の磁束密度が高くなるのは変動
係数が大きい条件下であるという、従来知見とは異なる
結果が得られた。
【0022】以上から、{1241}〈014〉方位の適
度な増加は、粒径を不均一にし、良好な二次再結晶につ
ながることがわかった。脱炭焼鈍板の粒径が不均一であ
ることは、スラブ加熱温度が高い場合や、途中窒化を施
す場合、すなわち、インヒビターの抑制力が強い場合に
は有害であると、これまで報告されてきたが、この発明
のように、インヒビター抑制力が弱い場合には、組織の
不均一性がインヒビション効果を補う働きをするのでは
ないかと考えられる。
【0023】以上の実験から、この発明においては、脱
炭焼鈍後の板の板厚1/5層で測定した集合組織が、下
記の条件を満たすように制御することとするのである。 記 集合組織の最大ピーク方位が、Bunge のオイラー角表示
で φ1 =90°、Φ:58 〜62°又は−58〜−62°、φ2 =45
° の範囲内に存在し、かつ、{1241}〈014〉方位の
ランダム強度比が3.0 以上。
【0024】なお、集合組織を板厚1/5層で評価する
理由は、最終仕上げ焼鈍時に{110}〈001〉方位
の二次再結晶が板厚1/5層付近を起点に発生しやす
く、二次再結晶前のこの部分の集合組織が特に重要であ
るからである。上記のように、脱炭焼鈍板の集合組織を
制御することが必要なのであるが、そのためには、以下
に示す条件に従う必要がある。
【0025】(成分について) C:0.02wt%以上、0.07wt%以下;Cは、組織を改善
し、二次再結晶を安定化させるために必要な成分で、そ
のために0.02wt%以上が必要である。しかし、0.07wt%
を超えると冷延時の破断が増加すること、また、脱炭焼
鈍後の組織が均一になり過ぎて、この発明には適さない
ことから、0.07wt%以下とする。
【0026】Si:2.0 wt%以上、4.5 wt%以下;Siは電
気抵抗を増加させ鉄損を低減させるために必須の成分で
あり、このためには2.0 wt%以上含有させることが必要
であるが、4.5 wt%を超えると加工性が劣化し、製造や
製品の加工が極めて困難になるので、2.0 wt%以上4.5
wt%以下の範囲とする。
【0027】Mn:0.03wt%以上、2.5 wt%以下;MnもSi
と同じく電気抵抗を高める成分であり、また製造時の熱
間加工性を向上させるので必要な成分である。この目的
のためには、0.03wt%以上の含有が必要であるが、2.5
wt%を超えて含有した場合、γ変態を誘起して磁気特性
が劣化するので、0.03wt%以上、2.5 wt%以下の範囲と
する。
【0028】Al:0.005 wt%以上、0.030 wt%以下;Al
はインヒビター成分として、0.005 wt%以上、0.030 wt
%以下で含有させることが必要である。すなわち、Alは
Nと結びついてAlN としてインヒビターの役割を果た
し、特にAlN をスラブ加熱時に固溶させ、熱延板焼鈍の
昇温過程で微細析出させることにより、一次再結晶粒の
成長抑制効果が高まる。しかし、Alの含有量が0.005 wt
%未満の場合、熱延板焼鈍の昇温過程において析出する
AlN の量が不足し、逆に0.030 wt%を超える場合も、12
60℃以下でのスラブ加熱の際にAlN の固溶が困難となる
ために熱延板焼鈍の昇温過程において微細に析出するAl
Nの量が不足する。したがって、インヒビターとしての
効果を有効に発揮させるために、Alの含有量は0.005 wt
%以上、0.030 wt%以下とする。
【0029】N:0.0030wt%以上、0.0100wt%以下;N
はAlN を形成し、Alと共にインヒビターとして機能する
ので0.0030wt%以上含有させることが必要である。しか
しながら、0.0100wt%を超えて含有すると鋼中でガス化
し、フクレなどの欠陥をもたらすので、0.0030wt%以
上、0.0100wt%以下の範囲にしなければならない。
【0030】その他のインヒビター;Sb, Nb, Sn, Cr,
Se, S等を必要に応じて添加し、インヒビターとして機
能させることもできる。特にSbもしくはSnは、熱間圧延
において微細な析出物を形成し、次工程の熱延板焼鈍の
昇温過程におけるAlN の析出核を増加させる作用を有す
るので有効である。かかる作用を得るためにはこれらの
成分を0.001 wt%以上添加することが必要であるが、0.
30wt%を超えると製品のベンド特性など機械的特性が劣
化するので、その含有量は0.001 wt%以上、0.3 wt%以
下とするのが好ましい。
【0031】(熱間圧延)以上の成分に調整されたスラブ
は、通常の方法に従い、スラブ加熱に供された後、熱間
圧延により熱間コイルとされる。スラブ加熱温度は1260
℃以下とする。スラブ加熱温度が低いことは、エネルギ
ーコスト低減のために特に好ましいだけでなく、AlN 等
のインヒビター成分の析出状態に適度な不均一性を生じ
させ、脱炭焼鈍後の粒径分布の不均一性を助長するとい
う点で好ましい。なお、近年、スラブ加熱を行わず、連
続鋳造後、直接熱間圧延を行う方法が開示されている
が、この方法は、スラブ加熱温度を低くとれるので、こ
の発明においても好適に実施し得る。
【0032】(熱延板焼鈍)熱延板焼鈍は950 ℃以下で行
うことが好ましい。熱延板焼鈍の目的は、熱延板の組織
を均一化することとインヒビターの微細析出を促すこと
にあるので、一般には1000℃以上の高温で行われるが、
この発明では組織の均一化は必要なく、むしろ有害であ
るため、極めて低温で行うこととする。もっとも、イン
ヒビターを微細析出させることは必要であるから、熱延
板焼鈍を省略したり、800 ℃未満で行うことは好ましく
ない。
【0033】(冷間圧延)冷間圧延はタンデム圧延機で
100 ℃以上の温度で行うことが好ましい。タンデム圧延
は歪速度が大きく、パス間時間が短いので、かかるタン
デム圧延機で100℃以上の温度で温間圧延を施すと、不
均一変形が促進される。圧延時の不均一変形は、脱炭焼
鈍時の一次再結晶粒の成長の不均一性を助長する。脱炭
焼鈍板の粒径の不均一性は{1241}〈014〉方位の
適度な増加に対応し、製品の磁気特性向上に結びつくの
で好ましい。
【0034】(最終仕上げ焼鈍、コーティング)冷間圧
延後、脱炭焼鈍を常法に従い施した後、焼鈍分離剤を塗
布し、最終仕上げ焼鈍を施す。最終仕上げ焼鈍後は、必
要に応じて絶縁コーティングを塗布焼き付け、更に平坦
化焼鈍を施し、製品とする。
【0035】
【実施例】
〔実施例1〕表1に示すe、fの成分組成になる200 mm
厚の鋼スラブ各9本を1150℃の温度に加熱後、熱間圧延
して2.4 mmの熱延コイルとした。これらのコイルは、60
秒間の熱延板焼鈍を施し、酸洗した後、タンデム圧延機
で0.34mmの厚みに冷間圧延した。この際、表2に示すよ
うに熱延板焼鈍温度を850 ℃、940 ℃、1030℃の3通
り、冷間圧延温度を60℃、120 ℃、200 ℃の3通りに変
化させた。その後、脱脂処理を行い、830 ℃で120 秒間
の脱炭焼鈍を施した後、焼鈍分離剤を塗布して最終仕上
げ焼鈍を施した。脱炭焼鈍後、試料の一部を採取し、板
厚1/5層の集合組織の測定を行った。集合組織は、X
線極点図により測定し、測定データから3次元集合組織
を計算により求めた。
【0036】最終仕上げ焼鈍後、未反応の焼鈍分離剤を
除去し、コロイダリシリカを含有するリン酸マグネシウ
ムを主成分とする絶縁コーティングを塗布し、800 ℃で
焼き付け製品とした。各製品から、圧延方向に沿ってエ
プスタインサイズの試験片を切り出し、磁束密度B8
17/50 (磁束密度1.7 T における鉄損)を測定した。
表2に、脱炭焼鈍板の集合組織と製品の磁気特性を示
す。集合組織については、φ1 =90°、φ2 =45°上で
極大を与える|Φ|の値と、{1241}〈014〉方位
のランダム強度比を示した。なお、{1241}〈01
4〉方位が最大ピークとなった試料は、備考欄に※印を
付与した。他の試料はφ1 =90°、φ2 =45°上に最大
ピークが存在した。表2に示されるように、脱炭焼鈍板
の集合組織の最大ピークが、Bunge のオイラー角表示で
φ1 =90°、Φ:58〜62°又は−58〜−62°、φ2 =45
°の範囲内に存在し、かつ{1241}〈014〉方位の
ランダム強度比が3.0 以上である場合に、製品の磁気特
性が良好となった。また、脱炭焼鈍板の集合組織を上記
のごとく制御するためには、熱延板焼鈍を950 ℃以下の
温度で行い、冷間圧延をタンデム圧延機で100 ℃以上の
温度で行う条件を遵守することが極めて有効であること
がわかる。
【0037】
【表2】
【0038】〔実施例2〕表1に示すg、hの成分組成
になる250 mm厚の鋼スラブ各9本を1220℃の温度に加熱
後、熱間圧延して2.7 mmの熱延コイルとした。これらの
コイルは、60秒間の熱延板焼鈍を施し、酸洗した後、80
℃の温度で1.6 mmの厚みまでの第1回目のタンデム圧延
機による冷間圧延を施し、950 ℃の温度で中間焼鈍を施
した後、酸洗し、0.22mmの厚みまでの第2回目のタンデ
ム圧延機による冷間圧延を施した。この際、表3に示す
ように熱延板焼鈍温度を800 ℃、900 ℃、1000℃の3通
り、2回目の冷間圧延温度を80℃、150 ℃、250 ℃の3
通りに変化させた。その後、脱脂処理を行い、850 ℃で
120 秒間の脱炭焼鈍を施した後、焼鈍分離剤を塗布して
最終仕上げ焼鈍を施した。脱炭焼鈍後、試料の一部を採
取し、板厚1/5層の集合組織の測定を行った。集合組
織は、X線極点図により測定し、測定データから3次元
集合組織を計算により求めた。
【0039】最終仕上げ焼鈍後、未反応の焼鈍分離剤を
除去し、コロイダリシリカを含有するリン酸マグネシウ
ムを主成分とする絶縁コーティングを塗布し、800 ℃で
焼き付けて製品とした。各製品から、圧延方向に沿って
エプスタインサイズの試験片を切り出し、磁束密度B8
とW17/50 (磁束密度1.7 T における鉄損)を測定し
た。
【0040】表3に、脱炭焼鈍後の集合組織と製品の磁
気特性を示す。集合組織については、φ1 =90°、φ2
=45°上で極大を与える|Φ|の値と、{1241}〈0
14〉方位のランダム強度比を示した。なお、{124
1}〈014〉方位が最大ピークとなった試料は、備考
欄に※印を付与した。他の試料はφ1 =90°、φ2 =45
°上に最大ピークが存在した。表3に示されるように、
脱炭焼鈍板の集合組織の最大ピークが、Bunge のオイラ
ー角表示でφ1 =90°、Φ:58〜62°又は−68〜−62
°、φ2 =45°の範囲内に存在し、かつ{1241}〈0
14〉方位のランダム強度比が3.0 以上である場合に、
製品の磁気特性が良好となった。また、脱炭焼鈍板の集
合組織を上記のごとく制御するためには、熱延板焼鈍を
950 ℃以下の温度で行い、冷間圧延をタンデム圧延機で
100 ℃以上の温度で行う条件を遵守することが極めて有
効であることがわかる。
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】この発明により、磁気特性を良好に保っ
た汎用一方向性電磁鋼板を安定して製造することが可能
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱炭焼鈍版の集合組織のφ1 =90°、φ2 =45
°断面においてΦが変化したときのランダム強度比を示
す図である。
【図2】φ1 =90°、φ2 =45°断面上で極大を与える
|Φ|の値と、製品の磁束密度B8 との関係を示す図で
ある。
【図3】{1241}〈014〉方位のランダム強度比と
製品の磁束密度B8 の関係を示す図である。
【図4】脱炭焼鈍板の{1241}〈014〉方位のラン
ダム強度比と粒径の変動係数との関係を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.02〜0.07wt%、Si:2.0 〜4.5 wt
    %、Mn:0.03〜2.5wt%、Al:0.005 〜0.030 wt%及び
    N:0.003 〜0.010 wt%を含有するけい素鋼スラブを12
    60℃以下の温度に加熱後、熱間圧延し、次いで熱延板焼
    鈍を施した後、一回又は中間焼鈍を挟む二回以上の冷間
    圧延により最終板厚とし、更に、脱炭焼鈍、次いで焼鈍
    分離剤を塗布してから仕上焼鈍を施す一方向性電磁鋼板
    の製造方法において、 脱炭焼鈍後の板の板厚1/5層域における集合組織を、
    下記の条件を満たす組織にすることを特徴とする一方向
    性電磁鋼板の製造方法。 記 集合組織の最大ピーク方位が、Bunge のオイラー角表示
    法で φ1 =90°、Φ:58 〜62°又は−58〜−62°、φ2 =45
    ° の範囲内に存在し、かつ、 {1241}〈014〉方位のランダム強度比が3.0 以
    上。
  2. 【請求項2】 熱延板焼鈍を950 ℃以下の温度で行い、
    冷間圧延をタンデム圧延機で100 ℃以上の温度で行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の一方向性電磁鋼板の製造
    方法。
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