JPH1143047A - 正・背面枠を並立状態に折畳み自在な運搬台車 - Google Patents
正・背面枠を並立状態に折畳み自在な運搬台車Info
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- JPH1143047A JPH1143047A JP9204006A JP20400697A JPH1143047A JP H1143047 A JPH1143047 A JP H1143047A JP 9204006 A JP9204006 A JP 9204006A JP 20400697 A JP20400697 A JP 20400697A JP H1143047 A JPH1143047 A JP H1143047A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 底板を起立させることにより正・背面枠が垂
直姿勢のまま近寄る平行移動をして折畳まれ、小さな嵩
で格納することができる、正・背面枠を並立状態に折畳
み自在な運搬台車を提供する。 【解決手段】 底板5の一端部が正・背面枠2、3のい
ずれか一方の枠3の下端部と回動自在にピン9で連結さ
れ、底板5の他端部には回転体6が取付けられ、回転体
6は正・背面枠2、3の他方の枠2を構成する支柱2a
に沿って上下方向にスライド可能に連結されている。前
記底板5の回転体6を支柱2aに沿って上昇させる底板
5の起立動作に連動して正・背面枠2、3の一方が他方
の枠に近寄る移動をして折畳まれる。
直姿勢のまま近寄る平行移動をして折畳まれ、小さな嵩
で格納することができる、正・背面枠を並立状態に折畳
み自在な運搬台車を提供する。 【解決手段】 底板5の一端部が正・背面枠2、3のい
ずれか一方の枠3の下端部と回動自在にピン9で連結さ
れ、底板5の他端部には回転体6が取付けられ、回転体
6は正・背面枠2、3の他方の枠2を構成する支柱2a
に沿って上下方向にスライド可能に連結されている。前
記底板5の回転体6を支柱2aに沿って上昇させる底板
5の起立動作に連動して正・背面枠2、3の一方が他方
の枠に近寄る移動をして折畳まれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スーパーマーケ
ットや倉庫等で物品を積載し運搬することに使用される
運搬台車に係り、さらに云えば、使用時には底板が水平
にセットされ当該底板やその上方の棚板の上に物品を積
載して運搬等に供することができるが、不使用時には底
板を起立させることにより正・背面枠が垂直姿勢のまま
近寄る平行移動をして折畳まれ小さな嵩で格納すること
ができる、所謂正・背面枠を並立状態に折畳み自在な運
搬台車に関する。
ットや倉庫等で物品を積載し運搬することに使用される
運搬台車に係り、さらに云えば、使用時には底板が水平
にセットされ当該底板やその上方の棚板の上に物品を積
載して運搬等に供することができるが、不使用時には底
板を起立させることにより正・背面枠が垂直姿勢のまま
近寄る平行移動をして折畳まれ小さな嵩で格納すること
ができる、所謂正・背面枠を並立状態に折畳み自在な運
搬台車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、運搬台車を、保管の嵩が減るよう
に折畳み、嵩を小さくして格納する技術は種々開発され
公知に属する。その中で、底板を折畳む手段に関して
は、中折れ式と、起立式(跳ね上がり式)とに大別
することができる。
に折畳み、嵩を小さくして格納する技術は種々開発され
公知に属する。その中で、底板を折畳む手段に関して
は、中折れ式と、起立式(跳ね上がり式)とに大別
することができる。
【0003】の中折れ式運搬台車としては、実開昭5
3−72371号公報や特開平9−52574号公報に
記載のものが公知である。また、の起立式運搬台車と
しては、実公昭52−27486号公報や実開平6−2
7559号公報に記載のものが挙げられる。前記の中
折れ式運搬台車を図13に例示した。底板aは、キャス
タ−d付きの固定床板bと移動床板cの間に、中折れ床
板eを介装した構成とされている。前記固定床板bの上
に正面枠fが取付けられ、移動床板cの上に背面枠gが
取付けらている。したがって、中折れ床板eの中央を上
向きに凸となるように折り曲げつつ移動床板cを移動さ
せることにより、背面枠g付きの移動床板cが正面枠f
付きの固定床板bへ近付いて並立状態に折畳まれる。符
号nは案内枠である。
3−72371号公報や特開平9−52574号公報に
記載のものが公知である。また、の起立式運搬台車と
しては、実公昭52−27486号公報や実開平6−2
7559号公報に記載のものが挙げられる。前記の中
折れ式運搬台車を図13に例示した。底板aは、キャス
タ−d付きの固定床板bと移動床板cの間に、中折れ床
板eを介装した構成とされている。前記固定床板bの上
に正面枠fが取付けられ、移動床板cの上に背面枠gが
取付けらている。したがって、中折れ床板eの中央を上
向きに凸となるように折り曲げつつ移動床板cを移動さ
せることにより、背面枠g付きの移動床板cが正面枠f
付きの固定床板bへ近付いて並立状態に折畳まれる。符
号nは案内枠である。
【0004】の起立式運搬台車を図14に例示した。
背面枠hの両側に側面枠j、kの一側辺が回動自在に取
付けられ、平面的に見るとコ字形に配置されている。背
面枠hの下部には図14Bに示したように取付台mが設
けられ、この取付台mに底板sの一端部が回動自在に取
付けられ、該底板sを起立させることが可能に構成され
ている。
背面枠hの両側に側面枠j、kの一側辺が回動自在に取
付けられ、平面的に見るとコ字形に配置されている。背
面枠hの下部には図14Bに示したように取付台mが設
けられ、この取付台mに底板sの一端部が回動自在に取
付けられ、該底板sを起立させることが可能に構成され
ている。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】図13に示した中折
れ式運搬台車は、底板aの中折れによる折畳み機構が硬
くてぎこちない。そのため運搬台車を折畳む際には、中
折れ床板eの中央を押し上げて折り畳む操作に相当の力
が必要であり、到底1人では折り畳めず、折り畳み作業
が大変面倒で煩わしい。その結果、せっかく折畳み機構
を備えているにもかかわらず、実際には面倒がって折畳
むことなく放置されているのが実情であり、実用的では
ない。
れ式運搬台車は、底板aの中折れによる折畳み機構が硬
くてぎこちない。そのため運搬台車を折畳む際には、中
折れ床板eの中央を押し上げて折り畳む操作に相当の力
が必要であり、到底1人では折り畳めず、折り畳み作業
が大変面倒で煩わしい。その結果、せっかく折畳み機構
を備えているにもかかわらず、実際には面倒がって折畳
むことなく放置されているのが実情であり、実用的では
ない。
【0006】また、図14に示した起立式運搬台車は、
同図の手前側に正面枠が存在しない構成である。そのた
め、正面枠が必要な構造の運搬台車の場合に、同正面枠
を底板sの折り畳みのためどのように処理するかの手段
は未だ解決されていない。したがって、本発明の目的
は、底板を畳む手段を起立式として簡便に折畳むことが
でき、しかも正・背面枠を備え、前記底板を起立させる
動作に正・背面枠の移動を連動させ、両枠が平行に接近
して並立状態に折畳むことができ、折畳みの作業性に優
れ実用的である折畳み自在な運搬台車を提供することに
ある。
同図の手前側に正面枠が存在しない構成である。そのた
め、正面枠が必要な構造の運搬台車の場合に、同正面枠
を底板sの折り畳みのためどのように処理するかの手段
は未だ解決されていない。したがって、本発明の目的
は、底板を畳む手段を起立式として簡便に折畳むことが
でき、しかも正・背面枠を備え、前記底板を起立させる
動作に正・背面枠の移動を連動させ、両枠が平行に接近
して並立状態に折畳むことができ、折畳みの作業性に優
れ実用的である折畳み自在な運搬台車を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、請求項1に記載した発明に係
る正・背面を並立状態に折畳み自在な運搬台車は、独立
に構成された正面枠2及び背面枠3と、正・背面枠2、
3の間に取付けられた底板5と、前記正・背面枠2、3
の間をつなぐ側面方向の支持手段と、正・背面枠2、3
それぞれの下部に取付けられたキャスター1…とから成
る折畳み自在な運搬台車において、底板5の一端部は正
・背面枠2、3のいずれか一方の枠3の下端部と回動自
在にピン9で連結され、該底板5の他端部には回転体6
が取付けられ、前記回転体6は正・背面枠2、3の他方
の枠2を構成する支柱2aに沿って上下方向にスライド
可能に連結されており、前記底板5の回転体6を支柱2
aに沿って上昇させる底板5の起立動作に連動して正・
背面枠2、3の一方が他方の枠に近寄る移動をして折畳
まれることを特徴とする。
決するための手段として、請求項1に記載した発明に係
る正・背面を並立状態に折畳み自在な運搬台車は、独立
に構成された正面枠2及び背面枠3と、正・背面枠2、
3の間に取付けられた底板5と、前記正・背面枠2、3
の間をつなぐ側面方向の支持手段と、正・背面枠2、3
それぞれの下部に取付けられたキャスター1…とから成
る折畳み自在な運搬台車において、底板5の一端部は正
・背面枠2、3のいずれか一方の枠3の下端部と回動自
在にピン9で連結され、該底板5の他端部には回転体6
が取付けられ、前記回転体6は正・背面枠2、3の他方
の枠2を構成する支柱2aに沿って上下方向にスライド
可能に連結されており、前記底板5の回転体6を支柱2
aに沿って上昇させる底板5の起立動作に連動して正・
背面枠2、3の一方が他方の枠に近寄る移動をして折畳
まれることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した底板5の一端部をピン9で連結した枠3の下部で
あって底板5よりも下方の位置に案内枠7が水平方向に
突設されていることを特徴とする。請求項3に記載した
発明は、請求項1又は2に記載した底板5の一端部が正
・背面枠2、3のいずれか一方の枠3と回動自在にピン
9で連結されていると共に、同端部と同枠とは底板5が
水平方向と一定の角度θをなす傾斜姿勢に中立点を有す
るバネ機構21によっても連結されていることを特徴と
する。
載した底板5の一端部をピン9で連結した枠3の下部で
あって底板5よりも下方の位置に案内枠7が水平方向に
突設されていることを特徴とする。請求項3に記載した
発明は、請求項1又は2に記載した底板5の一端部が正
・背面枠2、3のいずれか一方の枠3と回動自在にピン
9で連結されていると共に、同端部と同枠とは底板5が
水平方向と一定の角度θをなす傾斜姿勢に中立点を有す
るバネ機構21によっても連結されていることを特徴と
する。
【0009】請求項4に記載した発明は、請求項1に記
載した底板5の他端部に取付けられた回転体6が、正・
背面枠2、3の他方の枠2を構成する溝形材から成る支
柱2aの中空部内に位置し、又は角材から成る支柱2の
平行な2側面を両外側から挟む配置とされ、それぞれ支
柱2aに沿って上下方向にスライド可能に構成されてい
ることを特徴とする。
載した底板5の他端部に取付けられた回転体6が、正・
背面枠2、3の他方の枠2を構成する溝形材から成る支
柱2aの中空部内に位置し、又は角材から成る支柱2の
平行な2側面を両外側から挟む配置とされ、それぞれ支
柱2aに沿って上下方向にスライド可能に構成されてい
ることを特徴とする。
【0010】請求項5に記載した発明は、請求項1に記
載した正・背面枠2、3が底板5の起立動作と連動して
近寄る移動をして折畳まれた状態を一時的に拘束する、
拘束、解除が自在な拘束手段25が設けられていること
を特徴とする。請求項6に記載した発明は、請求項1に
記載した正・背面枠2、3の間をつなぐ側面方向の支持
手段は、正面枠2及び背面枠3それぞれの上端部中央に
連結されたリンクメンバ26、27の内端部同士を中折
れ自在にピン30で連結した中折れ機構により構成され
ていることを特徴とする。
載した正・背面枠2、3が底板5の起立動作と連動して
近寄る移動をして折畳まれた状態を一時的に拘束する、
拘束、解除が自在な拘束手段25が設けられていること
を特徴とする。請求項6に記載した発明は、請求項1に
記載した正・背面枠2、3の間をつなぐ側面方向の支持
手段は、正面枠2及び背面枠3それぞれの上端部中央に
連結されたリンクメンバ26、27の内端部同士を中折
れ自在にピン30で連結した中折れ機構により構成され
ていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、スーパーマーケットや
倉庫等で物品を積載して運搬することに使用される運搬
台車として好適に実施される。この運搬台車は、基本的
には図1に示したように、進行方向の前後に独立の構造
で配置された正面枠2及び背面枠3と、この正・背面枠
2、3の間に取付けられた底板5(図4参照)と、前記
正・背面枠2、3の間を側面方向につなぐ支持手段とし
て一側を背面枠3へ回動可能に取付けられた側面枠4
と、正・背面枠2、3それぞれの下端部に取付けられた
キャスター1…とで構成されている。キャスター1はス
トッパー40付きである(図12)。但し、側面方向の
支持手段である前記側面枠4は、正・背面枠3の両側面
に2個設けて実施すること、あるいは側面枠4の代わり
に、図3A・図4Aに示した掛け留め用のステー14と
して実施すること、又は図10に示したリンクメンバ2
6、27の中折れ機構として実施する形態も採用可能で
ある。
倉庫等で物品を積載して運搬することに使用される運搬
台車として好適に実施される。この運搬台車は、基本的
には図1に示したように、進行方向の前後に独立の構造
で配置された正面枠2及び背面枠3と、この正・背面枠
2、3の間に取付けられた底板5(図4参照)と、前記
正・背面枠2、3の間を側面方向につなぐ支持手段とし
て一側を背面枠3へ回動可能に取付けられた側面枠4
と、正・背面枠2、3それぞれの下端部に取付けられた
キャスター1…とで構成されている。キャスター1はス
トッパー40付きである(図12)。但し、側面方向の
支持手段である前記側面枠4は、正・背面枠3の両側面
に2個設けて実施すること、あるいは側面枠4の代わり
に、図3A・図4Aに示した掛け留め用のステー14と
して実施すること、又は図10に示したリンクメンバ2
6、27の中折れ機構として実施する形態も採用可能で
ある。
【0012】前記底板5の一端部の左右両端は、背面枠
3の下端部に各々ピン9により回動自在に連結されてい
る(図4参照)。更に具体的な構造を図7に詳示したよ
うに、底板5と背面枠3とは、一端部を底板5へボルト
止めした略L字形のヒンジ金具20の他端を同枠の支柱
3aの下部へピン9で連結すると共に、同枠3の下部と
底板5の端部とは各々へ両端をボルト止めした板バネ2
1によっても連結されている。この板バネ21は、底板
5の起伏動作のアシストと、底板自重の重力作用による
底板5の不用意な転倒の事故を未然に防ぐバネ機構とし
て設置されている。即ち、この板バネ21は、底板5が
図7に示した水平なセット位置(使用位置)から上方へ
例えば20〜30゜程度の角度θの傾斜姿勢(図8Aを
参照)に中立点を有し、自重の重力作用のみではこの中
立点で力が平衡して底板5が静止するように働く。従っ
て、図8Aの中立点から底板5を図7の水平姿勢にセッ
トするときは、前記中立点の位置から作業員が板バネ2
1の作用力よりも強い力で押し下げることになる。逆に
そうした板バネ21の作用力(反発力)が、底板5の折
畳み当初には同底板5が跳ね上がる形のアシスト力とし
て働くことをも意味する。底板5を図8Bのように垂直
方向の姿勢に折畳みを完成するときにも、前記中立点の
位置から板バネ21を引き伸ばすことにもなり、やはり
反発力(復元力)が作用する。
3の下端部に各々ピン9により回動自在に連結されてい
る(図4参照)。更に具体的な構造を図7に詳示したよ
うに、底板5と背面枠3とは、一端部を底板5へボルト
止めした略L字形のヒンジ金具20の他端を同枠の支柱
3aの下部へピン9で連結すると共に、同枠3の下部と
底板5の端部とは各々へ両端をボルト止めした板バネ2
1によっても連結されている。この板バネ21は、底板
5の起伏動作のアシストと、底板自重の重力作用による
底板5の不用意な転倒の事故を未然に防ぐバネ機構とし
て設置されている。即ち、この板バネ21は、底板5が
図7に示した水平なセット位置(使用位置)から上方へ
例えば20〜30゜程度の角度θの傾斜姿勢(図8Aを
参照)に中立点を有し、自重の重力作用のみではこの中
立点で力が平衡して底板5が静止するように働く。従っ
て、図8Aの中立点から底板5を図7の水平姿勢にセッ
トするときは、前記中立点の位置から作業員が板バネ2
1の作用力よりも強い力で押し下げることになる。逆に
そうした板バネ21の作用力(反発力)が、底板5の折
畳み当初には同底板5が跳ね上がる形のアシスト力とし
て働くことをも意味する。底板5を図8Bのように垂直
方向の姿勢に折畳みを完成するときにも、前記中立点の
位置から板バネ21を引き伸ばすことにもなり、やはり
反発力(復元力)が作用する。
【0013】バネ機構は、上述したような作用を奏する
かぎり、板バネ21に限らず、ピン9の軸部に巻回して
設置されるねじりコイルバネ、あるいはプラスチックや
ゴム等の弾性部材を使用することもできる。一方、底板
5の他端部の左右両端にはガイドローラ、ベアリングロ
ーラ等の回転体6が取付けられ、この回転体6が正面枠
2を構成する左右のC形鋼状の支柱2aの中空部(溝)
内に位置し、同支柱2aに沿って上下方向へスライド可
能に構成されている(図2A、B及び図4参照)。但
し、支柱2aと回転体6の関係は、図9に例示したよう
に角パイプ材を使用した支柱2aの平行な2側面を両外
側から2個(又は複数)の回転体6、6で挟む配置と
し、同支柱2aに沿って上下方向へスライド可能に構成
し実施することもできる。また、底板5と正面枠2との
連動関係及び折畳み動作をより円滑にする手段として、
底板5を図3Aのように水平にセットした使用状態にお
けるピン9と回転体6の中心点間の距離の1/2に相当
する長さのメンバ(ステー)22を用意し、図7に示し
たように、同メンバ22の一端をピン23で正面枠2の
下部と連結し、他端は底板5の側面中央とピン24によ
りそれぞれ回動自在に連結してリンク機構を構成してい
る。
かぎり、板バネ21に限らず、ピン9の軸部に巻回して
設置されるねじりコイルバネ、あるいはプラスチックや
ゴム等の弾性部材を使用することもできる。一方、底板
5の他端部の左右両端にはガイドローラ、ベアリングロ
ーラ等の回転体6が取付けられ、この回転体6が正面枠
2を構成する左右のC形鋼状の支柱2aの中空部(溝)
内に位置し、同支柱2aに沿って上下方向へスライド可
能に構成されている(図2A、B及び図4参照)。但
し、支柱2aと回転体6の関係は、図9に例示したよう
に角パイプ材を使用した支柱2aの平行な2側面を両外
側から2個(又は複数)の回転体6、6で挟む配置と
し、同支柱2aに沿って上下方向へスライド可能に構成
し実施することもできる。また、底板5と正面枠2との
連動関係及び折畳み動作をより円滑にする手段として、
底板5を図3Aのように水平にセットした使用状態にお
けるピン9と回転体6の中心点間の距離の1/2に相当
する長さのメンバ(ステー)22を用意し、図7に示し
たように、同メンバ22の一端をピン23で正面枠2の
下部と連結し、他端は底板5の側面中央とピン24によ
りそれぞれ回動自在に連結してリンク機構を構成してい
る。
【0014】したがって、当該運搬台車を折畳むとき
は、底板5のセット状態を解除すると、上記板バネ21
のアシスト力で底板5の前端(回転体6の部位)が図8
Aの中立点まで自動的に跳ね上がる。よって、中立点か
らは作業員の手で底板5の前端を起すことにより、この
底板5の回動に伴われて連動する正面枠2が背面枠3の
方へ垂直姿勢のまま近付く平行移動をして、最終的には
図3Bに示したように正・背面枠2と3が接近して並立
する状態にまで折畳むことができる。
は、底板5のセット状態を解除すると、上記板バネ21
のアシスト力で底板5の前端(回転体6の部位)が図8
Aの中立点まで自動的に跳ね上がる。よって、中立点か
らは作業員の手で底板5の前端を起すことにより、この
底板5の回動に伴われて連動する正面枠2が背面枠3の
方へ垂直姿勢のまま近付く平行移動をして、最終的には
図3Bに示したように正・背面枠2と3が接近して並立
する状態にまで折畳むことができる。
【0015】即ち、底板5の前端側を上方へ起立させる
と、同底板5の前端部に位置する回転体6が、図3Aに
示したように、支柱2aに沿って上方へスライド移動し
つつ、同図中に1/4円弧で示した軌跡Pを描いて背面
枠3の方へ近付いていく(点線で示した底板5’及び回
転体6’を参照)。必然的に、前記回転体6及びメンバ
22を介して底板5と連結され一種のリンク機構を構成
している正面枠2も、同図中に点線2’で示したように
垂直姿勢のまま背面枠3の方へ平行移動して近付いてい
く。正面枠2と背面枠3が干渉する限度まで接近する
と、底板5は図3Bに示したように略垂直な姿勢まで折
畳まれ、正面枠2は垂直姿勢を維持して背面枠3の近傍
位置で止まり並立する。この折畳み状態は、例えば図1
1Bに示したように一端を背面枠3へピン連結した掛金
25の他端の切欠き25aを正面枠2の留金36へ掛け
止める拘束手段で一時的に拘束する。かくして、正・背
面枠2、3を並立状態に折畳まれた運搬台車は、嵩が小
さくなり、図5、図6に示したように、他の同様に折畳
まれた運搬台車と縦列方向に入れ子式に整列して格納す
ることができる。
と、同底板5の前端部に位置する回転体6が、図3Aに
示したように、支柱2aに沿って上方へスライド移動し
つつ、同図中に1/4円弧で示した軌跡Pを描いて背面
枠3の方へ近付いていく(点線で示した底板5’及び回
転体6’を参照)。必然的に、前記回転体6及びメンバ
22を介して底板5と連結され一種のリンク機構を構成
している正面枠2も、同図中に点線2’で示したように
垂直姿勢のまま背面枠3の方へ平行移動して近付いてい
く。正面枠2と背面枠3が干渉する限度まで接近する
と、底板5は図3Bに示したように略垂直な姿勢まで折
畳まれ、正面枠2は垂直姿勢を維持して背面枠3の近傍
位置で止まり並立する。この折畳み状態は、例えば図1
1Bに示したように一端を背面枠3へピン連結した掛金
25の他端の切欠き25aを正面枠2の留金36へ掛け
止める拘束手段で一時的に拘束する。かくして、正・背
面枠2、3を並立状態に折畳まれた運搬台車は、嵩が小
さくなり、図5、図6に示したように、他の同様に折畳
まれた運搬台車と縦列方向に入れ子式に整列して格納す
ることができる。
【0016】その場合、請求項2に記載したの発明のよ
うに、前記背面枠3の下部であって底板5よりも下方の
位置に、平面方向に見た形状が前進方向に幅狭となる台
形状の案内枠7を水平方向に十分に長く(最大を使用状
態の正・背面枠のスパンと同程度とする。)突設し、更
に該案内枠7の先端下部にもキャスター1を取付けてい
る(図1、図3A)ので、図5、図6のように折畳んだ
複数の運搬台車を縦列方向に入れ子式に整列する格納動
作を案内枠7が安定状態にガイドし、位置ずれを防ぎ、
運搬台車を順次きちんと整列した状態に格納することを
容易ならしめ、格納した縦列状態を拘束して安定に維持
することができる。
うに、前記背面枠3の下部であって底板5よりも下方の
位置に、平面方向に見た形状が前進方向に幅狭となる台
形状の案内枠7を水平方向に十分に長く(最大を使用状
態の正・背面枠のスパンと同程度とする。)突設し、更
に該案内枠7の先端下部にもキャスター1を取付けてい
る(図1、図3A)ので、図5、図6のように折畳んだ
複数の運搬台車を縦列方向に入れ子式に整列する格納動
作を案内枠7が安定状態にガイドし、位置ずれを防ぎ、
運搬台車を順次きちんと整列した状態に格納することを
容易ならしめ、格納した縦列状態を拘束して安定に維持
することができる。
【0017】なお、上記のように畳んだ運搬台車を再び
展開して使用状態に戻すには、折畳みとは逆の手順を行
えばよい。先ず拘束手段の掛金25を留金36から外
し、背面枠3に接近して並立する正面枠2を引き離すよ
うに手前に引いてやる。すると、正面枠2はキャスター
1の転がりと共に垂直姿勢のまま軽く平行移動する。と
同時に、回転体6を介して正面枠2と連結された底板5
は正面枠2の移動に連動し円弧軌跡Pに従って水平方向
へと転回し倒れていく(図3A参照)。底板5を水平な
セット位置に倒した後は、側面方向の支持手段である側
面枠4とステー14を正面枠2へ取付けることにより、
がっちりとした組み立て状態(使用状態=図3A)とな
る。必要に応じて棚板8を設置するなどして使用する。
展開して使用状態に戻すには、折畳みとは逆の手順を行
えばよい。先ず拘束手段の掛金25を留金36から外
し、背面枠3に接近して並立する正面枠2を引き離すよ
うに手前に引いてやる。すると、正面枠2はキャスター
1の転がりと共に垂直姿勢のまま軽く平行移動する。と
同時に、回転体6を介して正面枠2と連結された底板5
は正面枠2の移動に連動し円弧軌跡Pに従って水平方向
へと転回し倒れていく(図3A参照)。底板5を水平な
セット位置に倒した後は、側面方向の支持手段である側
面枠4とステー14を正面枠2へ取付けることにより、
がっちりとした組み立て状態(使用状態=図3A)とな
る。必要に応じて棚板8を設置するなどして使用する。
【0018】なお、底板5の上記セット位置(使用位
置)を確定する手段として、カバンの留金などに多用さ
れているトグルリンク式のセット金具35を図12のよ
うに用意して使用するのが好ましい。底板5の上面端部
にフック31を設け、これに引掛けた引張り材32をレ
バー33で強く引き止める構成である。また、正・背面
枠の間をつなぐ側面方向の支持手段としては、上述した
側面枠4が台車の折畳み手順を面倒にし、折畳み状態に
じゃまな存在となること、及びステー14はこれを外し
た際に台車とは別々の存在になって見失い易いことをそ
れぞれ考慮すると、図10及び図11に示した中折れ機
構のつなぎ材で実施するのが好ましい。これは正面枠2
の上端部中央へヒンジ28で一端を回動自在に連結され
たリンクメンバ26、及び背面枠3の上端部中央へヒン
ジ29で一端を回動自在に連結したリンクメンバ27そ
れぞれの内端部同士をピン30により中折れ自在に連結
した構成とされている。図10のように水平に展開した
台車使用時には2個のリンクメンバ26と27が一直線
状となってピン30のデッドポイントを形成し、正・背
面枠2、3の支持手段として機能する。この直線状態を
一時的に拘束する手段を設けるとより好都合である。台
車の折畳み時には、図11Aのように中央のピン30が
若干下がる程度の中折れに誘導しておくと、後は底板5
の起立動作に追従して中折れ動作が進み、最終的には図
11Bに示した状態にまで正・背面枠2、3の折畳みを
可能ならしめる。
置)を確定する手段として、カバンの留金などに多用さ
れているトグルリンク式のセット金具35を図12のよ
うに用意して使用するのが好ましい。底板5の上面端部
にフック31を設け、これに引掛けた引張り材32をレ
バー33で強く引き止める構成である。また、正・背面
枠の間をつなぐ側面方向の支持手段としては、上述した
側面枠4が台車の折畳み手順を面倒にし、折畳み状態に
じゃまな存在となること、及びステー14はこれを外し
た際に台車とは別々の存在になって見失い易いことをそ
れぞれ考慮すると、図10及び図11に示した中折れ機
構のつなぎ材で実施するのが好ましい。これは正面枠2
の上端部中央へヒンジ28で一端を回動自在に連結され
たリンクメンバ26、及び背面枠3の上端部中央へヒン
ジ29で一端を回動自在に連結したリンクメンバ27そ
れぞれの内端部同士をピン30により中折れ自在に連結
した構成とされている。図10のように水平に展開した
台車使用時には2個のリンクメンバ26と27が一直線
状となってピン30のデッドポイントを形成し、正・背
面枠2、3の支持手段として機能する。この直線状態を
一時的に拘束する手段を設けるとより好都合である。台
車の折畳み時には、図11Aのように中央のピン30が
若干下がる程度の中折れに誘導しておくと、後は底板5
の起立動作に追従して中折れ動作が進み、最終的には図
11Bに示した状態にまで正・背面枠2、3の折畳みを
可能ならしめる。
【0019】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
正・背面枠2、3及び底板5などの各構成部材はアルミ
合金材料により製作されている。図1及び図2に示した
正面枠2は、左右両側の支柱2a、2aとその他の縦桟
及び横桟により枠状に組み立てられ、全体の寸法が幅寸
1050mm、高さ2000mmぐらいに構成されてい
る。図3、図4の支柱2aは、後述する底板5の回転体
6のスライド移動が可能なC形鋼(60×50×15m
m)が好適に採用される。背面枠3も前記正面枠2と略
同様の仕様で枠状に構成されている。なお、この背面枠
3の上部に、建物の出入口または箱形トラックの箱開口
の間口高さよりもはるかに背の高い盗難防止用のアンテ
ナ(図示は省略)を垂直に、且つ伸縮自在に設けて実施
することも行われる。
正・背面枠2、3及び底板5などの各構成部材はアルミ
合金材料により製作されている。図1及び図2に示した
正面枠2は、左右両側の支柱2a、2aとその他の縦桟
及び横桟により枠状に組み立てられ、全体の寸法が幅寸
1050mm、高さ2000mmぐらいに構成されてい
る。図3、図4の支柱2aは、後述する底板5の回転体
6のスライド移動が可能なC形鋼(60×50×15m
m)が好適に採用される。背面枠3も前記正面枠2と略
同様の仕様で枠状に構成されている。なお、この背面枠
3の上部に、建物の出入口または箱形トラックの箱開口
の間口高さよりもはるかに背の高い盗難防止用のアンテ
ナ(図示は省略)を垂直に、且つ伸縮自在に設けて実施
することも行われる。
【0020】底板5は、上記正面枠2と背面枠3の間に
架け渡す大きさ・形状として、たて×よこが1200×
950mmぐらいの長方形に形成されている。側面方向
の支持手段である側面枠4は、図1の右側に開いて示し
たように、背面枠3の一側の支柱3aに固定されたブラ
ケット4aを介して回動可能(開閉可能)に取付けられ
ている。本実施例では、側面枠4を背面枠3の一側にの
み取付けた構成を示しているが、背面枠3の反対側の支
柱3aにも同様に側面枠4を取付けること、又は側面枠
を全てステー14に置換してすること、又は側面枠4と
ステー14を併用する構成で実施することもできる。ス
テー14は、通常の使用状態では、一端部を背面枠3の
一側の上端に回動自在に取付け、他端側を対向する正面
枠2の上端へ掛け留める構成とされる。
架け渡す大きさ・形状として、たて×よこが1200×
950mmぐらいの長方形に形成されている。側面方向
の支持手段である側面枠4は、図1の右側に開いて示し
たように、背面枠3の一側の支柱3aに固定されたブラ
ケット4aを介して回動可能(開閉可能)に取付けられ
ている。本実施例では、側面枠4を背面枠3の一側にの
み取付けた構成を示しているが、背面枠3の反対側の支
柱3aにも同様に側面枠4を取付けること、又は側面枠
を全てステー14に置換してすること、又は側面枠4と
ステー14を併用する構成で実施することもできる。ス
テー14は、通常の使用状態では、一端部を背面枠3の
一側の上端に回動自在に取付け、他端側を対向する正面
枠2の上端へ掛け留める構成とされる。
【0021】本実施例の運搬台車を折畳むには、まず図
3Aに示した2枚の棚板8、8を取り外す。正面枠2に
掛け留めているステー14も持ち上げて外し(図3A、
図4参照)、内側方向へ回転させて背面枠3と平行に揃
えて仮置きする(図1)。次に、側面枠4を若干持ち上
げつつ正面枠2から離脱させて外し、図1のように外側
へ開いて仮置きする。しかる後に、底板5の前端部(回
転体6)を支柱2aに沿って上方へ押し上げる。底板5
の回転体6は正面枠2の支柱2aに沿って上方へスライ
ド移動し、図3A中に1/4円弧で示した軌跡Pを描い
て背面枠3の方へ近付いていく。必然的に、底板5とは
回転体6を介して連結された正面枠2も連動して平行移
動し、背面枠3の方へ近付いていく。背面枠3に接近し
た底板5は、略垂直な起立状態に折畳まれ、正面枠2は
垂直姿勢を維持して背面枠3の近傍位置に並立する。し
かる後に図1のように外側へ開いて仮置きしておいた側
面枠4を図6のように背面へ回動させて正面枠2に密着
させる。最後に、図11Bに示した掛金25を用いて、
正・背面枠2、3及び側面枠4相互の折畳み状態を固定
する。
3Aに示した2枚の棚板8、8を取り外す。正面枠2に
掛け留めているステー14も持ち上げて外し(図3A、
図4参照)、内側方向へ回転させて背面枠3と平行に揃
えて仮置きする(図1)。次に、側面枠4を若干持ち上
げつつ正面枠2から離脱させて外し、図1のように外側
へ開いて仮置きする。しかる後に、底板5の前端部(回
転体6)を支柱2aに沿って上方へ押し上げる。底板5
の回転体6は正面枠2の支柱2aに沿って上方へスライ
ド移動し、図3A中に1/4円弧で示した軌跡Pを描い
て背面枠3の方へ近付いていく。必然的に、底板5とは
回転体6を介して連結された正面枠2も連動して平行移
動し、背面枠3の方へ近付いていく。背面枠3に接近し
た底板5は、略垂直な起立状態に折畳まれ、正面枠2は
垂直姿勢を維持して背面枠3の近傍位置に並立する。し
かる後に図1のように外側へ開いて仮置きしておいた側
面枠4を図6のように背面へ回動させて正面枠2に密着
させる。最後に、図11Bに示した掛金25を用いて、
正・背面枠2、3及び側面枠4相互の折畳み状態を固定
する。
【0022】
【発明の奏する効果】請求項1記載の発明に係る折畳み
自在な運搬台車によれば、起伏自在な底板が剛な1枚板
構造であり、中折れ式に比して使用時の安定感に優れ
る。底板は単純に起伏動作(回動動作)をするので折畳
み動作が簡単である。しかも底板は回転体を介して正・
背面枠の一方の枠を構成する支柱と連結され、回転体が
同支柱に沿って上下方向へスライド移動する動作に連動
して正・背面枠が接近するように平行移動し、リンク機
構の動作で折畳まれるので、極めてスムーズに楽な折畳
みができ、実用性の高いものとなる。折畳まれ嵩が小さ
くなった運搬台車は、他の同様に折畳まれた運搬台車と
縦列方向に入れ子式に整列して格納され、格納スペース
の有効利用に貢献する。
自在な運搬台車によれば、起伏自在な底板が剛な1枚板
構造であり、中折れ式に比して使用時の安定感に優れ
る。底板は単純に起伏動作(回動動作)をするので折畳
み動作が簡単である。しかも底板は回転体を介して正・
背面枠の一方の枠を構成する支柱と連結され、回転体が
同支柱に沿って上下方向へスライド移動する動作に連動
して正・背面枠が接近するように平行移動し、リンク機
構の動作で折畳まれるので、極めてスムーズに楽な折畳
みができ、実用性の高いものとなる。折畳まれ嵩が小さ
くなった運搬台車は、他の同様に折畳まれた運搬台車と
縦列方向に入れ子式に整列して格納され、格納スペース
の有効利用に貢献する。
【0023】請求項2記載の発明のように底板の一端を
ピン連結した枠(正面枠又は背面枠)の下部に案内枠が
水平方向に突設されているため、前述した運搬台車同士
の格納作業を容易ならしめ、格納状態を安定化できる。
ピン連結した枠(正面枠又は背面枠)の下部に案内枠が
水平方向に突設されているため、前述した運搬台車同士
の格納作業を容易ならしめ、格納状態を安定化できる。
【図1】本発明に係る運搬台車の実施例とその折畳み要
領を示した斜視図である。
領を示した斜視図である。
【図2】Aは台車の正面図、BはAの円X部分の拡大図
である。
である。
【図3】Aは運搬台車の使用状態を示した側面図、Bは
折畳み状態を示した側面図である。
折畳み状態を示した側面図である。
【図4】図3AのIV−IV矢視図である。
【図5】折畳んだ運搬台車同士の格納要領を示した側面
図である。
図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】底板と枠との連結構造を示した斜視図である。
【図8】A、Bはバネ機構の働きを示す説明図である。
【図9】底板と支柱を回転体で連結する構成の他の例を
示した斜視図である。
示した斜視図である。
【図10】正・背面枠の間をつなぐ側面方向の支持手段
の異なる例を示した側面図である。
の異なる例を示した側面図である。
【図11】A、Bは支持手段の中折れ動作を示す説明図
である。
である。
【図12】セット金具の説明図である。
【図13】A、Bは従来の中折れ式運搬台車を示した側
面図と平面図である。
面図と平面図である。
【図14】Aは従来の立ち上がり式運搬台車を示した斜
視図、BはAにおける底板の立ち上げ状態を示した斜視
図である。
視図、BはAにおける底板の立ち上げ状態を示した斜視
図である。
1 キャスター 2 正面枠 2a 支柱 3 背面枠 4 側面枠(支持手段) 5 底板 6 回転体 7 案内枠 9 ピン 21 板バネ(バネ機構) 25 掛金(拘束手段) 26、27 リンクメンバ
Claims (6)
- 【請求項1】独立に構成された正面枠及び背面枠と、正
・背面枠の間に取付けられた底板と、前記正・背面枠の
間をつなぐ側面方向の支持手段と、正・背面枠それぞれ
の下部に取付けられたキャスターとから成る折畳み自在
な運搬台車において、 底板の一端部は正・背面枠のいずれか一方の枠の下端部
と回動自在にピン連結され、該底板の他端部に回転体が
取付けられ、前記回転体は正・背面枠の他方の枠を構成
する支柱に沿って上下方向にスライド可能に連結されて
おり、前記底板の回転体を支柱に沿って上昇させる底板
の起立動作に連動して正・背面枠の一方が他方の枠に近
寄る移動をして折畳まれることを特徴とする、正・背面
枠を並立状態に折畳み自在な運搬台車。 - 【請求項2】底板の一端部をピン連結した枠の下部であ
って底板よりも下方の位置に案内枠が水平方向に突設さ
れていることを特徴とする、請求項1に記載した正・背
面枠を並立状態に折畳み自在な運搬台車。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載した底板の一端部は
正・背面枠のいずれか一方の枠と回動自在にピン連結さ
れていると共に、同端部と同枠とは底板が水平方向と一
定の角度をなす傾斜姿勢に中立点を有するバネ機構によ
っても連結されていることを特徴とする、正・背面枠を
並立状態に折畳み自在な運搬台車。 - 【請求項4】請求項1に記載した底板の他端部に取付け
られた回転体は、正・背面枠の他方の枠を構成する溝形
材から成る支柱の中空部内に位置し、又は角材から成る
支柱の平行な2側面を両外側から挟む配置とされ、それ
ぞれ同支柱に沿って上下方向にスライド可能に構成され
ていることを特徴とする、正・背面枠を並立状態に折畳
み自在な運搬台車。 - 【請求項5】請求項1に記載した正・背面枠が底板の起
立動作に連動して近寄る移動をして折畳まれた状態を一
時的に拘束する、拘束、解除が自在な拘束手段が設けら
れていることを特徴とする、正・背面枠を並立状態に折
畳み自在な運搬台車。 - 【請求項6】請求項1に記載した正・背面枠の間をつな
ぐ側面方向の支持手段は、正面枠及び背面枠それぞれの
上端部中央に連結されたリンクメンバの内端部同士を中
折れ自在にピン連結した中折れ機構により構成されてい
ることを特徴とする、正・背面枠を並立状態に折畳み自
在な運搬台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9204006A JPH1143047A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 正・背面枠を並立状態に折畳み自在な運搬台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9204006A JPH1143047A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 正・背面枠を並立状態に折畳み自在な運搬台車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1143047A true JPH1143047A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16483217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9204006A Pending JPH1143047A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 正・背面枠を並立状態に折畳み自在な運搬台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1143047A (ja) |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP9204006A patent/JPH1143047A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040629 |