JPH1142171A - 調理器 - Google Patents

調理器

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JPH1142171A
JPH1142171A JP21419197A JP21419197A JPH1142171A JP H1142171 A JPH1142171 A JP H1142171A JP 21419197 A JP21419197 A JP 21419197A JP 21419197 A JP21419197 A JP 21419197A JP H1142171 A JPH1142171 A JP H1142171A
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cooking device
grated
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blade
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Teruyuki Kaneshiro
輝幸 金城
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SANROOLA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】野菜や果物の被加工物が長い場合でも容易に調
理加工し得る調理器を提供することを目的とする。 【解決手段】野菜や果物の被加工物をすりおろし加工す
るおろし調理器10から構成されている。このおろし調
理器は、調理器本体1と、調理器本体1の上面に設けら
れたおろし用刃2と、おろし用刃2の左右両側方側に設
けられた枠部3と、おろし用刃2の前方側に形成された
開放部4とを備えている。おろし用刃2は、大おろし刃
61a…61bと小おろし刃71a…71bとの大きさ
の異なる大小2種類の刃を備えている。枠部3、3は、
調理器本体1の上面における左右の両端側の各々に、大
おろし刃61a…61bより高い高さで突設されてい
る。開放部4は、調理器本体1の上面における前端側を
開放することにより形成され、この開放部4によって、
被加工物の長さが長い場合でも、加速度を有する状態で
粗おろし部6の大おろし刃61a…61bに当接させる
ことができるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、調理器、詳しく
は野菜や果物を、すりおろし加工、スライス加工、或い
は千切り加工等の調理加工をする調理器の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、野菜や果物を、すりおろした
り、スライス加工したり、或いは千切り加工等の調理加
工をする調理器は、広く知られている。例えばすりおろ
し加工し得るおろし調理器として、図10、図11に示
すようなものが知られている。このおろし調理器は、板
状の調理器本体aの上面の中央部から後方にかけて上方
に突設された複数の突起状のおろし刃b…bと、調理器
本体aの上面における前端から左右両端に渡って上面か
ら上方側に所定高さで突設された枠部cとを備えたもの
である。そして、例えば被加工物としての大根を、調理
器本体aの上面に沿って前後方向に滑り動かせることに
より、大根Sをすりおろすことができる。又、その際、
枠部cによって、大根Sが調理器本体aの上面の端部か
らはみ出すことがなく、効率良くすりおろすことができ
るとともに、すりおろした後の大根Sを、調理器本体a
の上面の端部から落ちることなく、調理器本体aの上面
における後端側まで案内し、開放した後端から落とすこ
とができる。しかしながら、枠部cを、調理器本体aの
上面における前端から左右両端に渡って設けているた
め、例えば大根Sの長さが長いような場合には、大根S
を、調理器本体aの上面における最も前端位置にもって
きても、大根Sの後端は上面における前端からその長さ
の分だけ前方側に位置し、大根Sの後端がおろし刃b…
bに当たった状態か、又は、極接近した状態になって、
大根Sとおろし刃bとの間隔Lが殆どなくなってしまう
場合がある。このような場合に、その状態から大根Sを
すり動かせ始めると、すりおろす際のおろし用刃bから
の抵抗が大きくなって、大根Sを滑り動かせる押圧操作
がし難くなる。又、この場合において、例えばおろし用
刃bを、調理器本体aの上面における後方側にのみ設け
るようにすれば、長さの長い大根Sの場合にも十分に滑
り動かせることができるが、その場合は、おろし用刃b
の数が少なくなってしまい、すりおろす効率が悪くなっ
てしまう。その一方、おろし用刃bを有しない調理器本
体aの前端側を前方側に伸ばすことも考えられるが、そ
の場合は、調理器本体aの全長が長くなってしまい、保
管や取扱いの不便なものになってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、以上の実
情に鑑み提案されたもので、野菜や果物の被加工物の長
さが長い場合でも容易に調理加工し得る調理器を提供す
ることを第1の目的とする。本願発明は、被加工物の長
さが長い場合でも効率良く調理加工し得る調理器を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】調理器本体の上面側に加
工用刃を備え、被加工物を調理器本体の上面に沿って前
後方向にすり動かすことにより、被加工物を加工用刃に
よってすりおろし加工、スライス加工、或いは千切り加
工等の調理加工をし得るようにした調理器において本願
発明は、次の特徴を有する調理器を提供することにより
上記課題を解決する。本願第1の発明は、調理器本体
1、101、201の上面側に、加工用刃2、102、
202と、枠部3、103、203と、開放部4、10
4、204とが備えられている。枠部3、103、20
3各々は、加工用刃2、102、202の左右両側方側
に、前後方向に沿って所定長さ範囲に渡って調理器本体
1、101、201の上面から上方に突設されることに
より、調理器本体1、101、201の上面における左
右両側からの被加工物のはみ出しが防止される。開放部
4、104、204は、調理器本体1、101、201
の上面における前端側を開放することにより形成された
ものである。そして、この開放部4、104、204に
よって、被加工物を調理器本体1、101、201の上
面の前端から前方側にはみ出させることができるように
なされたものである。
【0005】本願第2の発明は、本願第1の発明に係る
加工用刃が、複数のおろし用刃2を備えたものである。
又、これらのおろし用刃2各々が、調理器本体1の上面
から上方に突設された突起状のものから構成されること
により、被加工物をすりおろし加工し得るようになされ
たものである。
【0006】以上のように構成された本願第1の発明に
おいては、調理器本体1、101、201の上面におけ
る前端側を開放することにより形成した開放部4、10
4、204を備え、被加工物を調理器本体1、101、
201の上面の前端から前方側にはみ出させることがで
きるものとする。こうすることにより、調理器本体1、
101、201の上面の前端から前方側にはみ出させた
状態から被加工物を後方にすり動かすようにすれば、長
さの長い被加工物の場合においても被加工物と加工用刃
2、102、202との間に、十分な間隔を確保でき、
被加工物を、加速度をつけながら加工用刃2、102、
202に当てることができ、加工用刃2、102、20
2ですりおろし等の加工をする際の抵抗を少なくでき
る。これにより、長さの長い被加工物の場合でも、加工
操作を容易なものにできるとともに、効率良く行うこと
ができる。
【0007】本願第2の発明においては、加工用刃を、
調理器本体1の上面から上方に突設された突起状の複数
のおろし用刃2を備えたものとし、被加工物をすりおろ
し加工し得るものとする。こうすることにより、おろし
用刃2を、調理器本体1の上面の前部側に配しておいて
も、調理器本体1、101、201の上面の前端から前
方側にはみ出させた状態から被加工物を後方にすり動か
すようにすれば、長さの長い被加工物の場合でも被加工
物と最前方側のおろし用刃2との間に、十分な間隔を確
保でき、被加工物を、加速度をつけながらおろし用刃2
に当てることができる。これにより、従来のようにすり
おろす際のおろし用刃からの抵抗が大きくなって、被加
工物をすり動かせる押圧操作がし難くなるようなことを
防止できる。従って、おろし用刃2を、調理器本体1の
上面の中央部、或いは中央から前部側寄りに配設した場
合でも、従来のようにすりおろし操作が困難になること
がなく、おろし用刃2を、調理器本体1の上面に長範囲
に渡って形成でき、被加工物を容易に効率良くすりおろ
すことができるとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の調
理器の一実施形態を説明する。図1は、本願発明の一実
施形態のおろし調理器の平面図、図2は、同正面図、図
3は、図1のIII −III 線断面図である。
【0009】本実施形態の調理器は、野菜や果物の被加
工物をすりおろし加工するおろし調理器10から構成さ
れている。このおろし調理器は、調理器本体1と、調理
器本体1の上面に設けられたおろし用刃2と、おろし用
刃2の左右両側方側に設けられた枠部3、3と、おろし
用刃2の前方側に形成された開放部4とを備えている。
調理器本体1は、合成樹脂製の略長方形の板状を呈し、
前部側に把持用孔11が穿設されている。尚、把持用孔
11は、被加工物をすりおろし加工する際に調理器本体
1を把持するためのものであるが、設けなくても良い。
【0010】おろし用刃2は、野菜や果物等の被加工物
をすりおろし加工するための刃をなすもので、本実施形
態では、大おろし刃61a…61bと小おろし刃71a
…71bとの大きさの異なる大小2種類の刃を備えてい
る。
【0011】大おろし刃61a…61bは、調理器本体
1の上面から上方に1mm程度の高さで突設されて略三
角錐形状をなす複数のものから構成されている。又、こ
れらの大おろし刃61a…61bは、一側面が前方側を
向いた前刃61a…61aと、一側面が後方側を向いた
後刃61b…61bとの向きの異なる2種類のものから
構成されている。そして、これらの前刃61aと後刃6
1bとが、前後方向に交互に配位されることにより複数
の列をなし、調理器本体1の上面における前部側から中
央部にかけての部分に粗おろし部6が形成されている。
詳しくは、前刃61a…61aは、調理器本体1の幅方
向に沿って所定間隔毎に並設されるとともに、前後に所
定間隔だけ隔てて並設されている。後刃61b…61b
は、前刃61a…61aの前後間に、前刃61a…61
aから所定間隔だけ隔てた位置に調理器本体1の幅方向
に沿って所定間隔毎に並設されている。そして、このよ
うにして前刃61a…61aと後刃61b…61bとが
前後に交互に配位されることにより前後方向に複数列に
並設され、これらの並設された前刃61a…61aと後
刃61b…61bとによって調理器本体1の上面におけ
る略中央部に、幅全体に粗おろし部6が形成されてい
る。
【0012】小おろし刃71a…71bは、大おろし刃
61a…61bと同様に、調理器本体1の上面から上方
に突設されて略三角錐形状をなす複数のものから構成さ
れているが、小おろし刃71a…71bの調理器本体3
の上面からの突出高さが大おろし刃61a…61bの突
出高さに比して小さく設定されている。本実施形態で
は、大おろし刃の突出高さに対して小おろし刃71a…
71bの突出高さが1/2程度とされている。尚、これ
らの小おろし刃71a…71bは、大おろし刃と同様に
配位されている。詳しくは、一側面が前方側を向いた前
刃71a…71aと、一側面が後方側を向いた後刃71
b…71bとの2種類のものから構成され、これらの前
刃71a…71aと後刃71b…71bとで複数の列を
なすことにより、調理器本体1の上面の後方側に、幅全
体に前後方向に所定の長さに渡って細おろし部7が形成
されている。
【0013】又、本実施形態では、粗おろし部6におけ
る前刃61aと後刃61bとの間、最前列の前刃61a
の前部側、及び最後列の後刃61bの後部側に、落とし
用孔63…63が設けられている。これらの落とし用孔
63…63は、大おろし刃61a…61bですりおろさ
れた被加工物を下方に落とすためのもので、調理器本体
3の上面から下面に貫通するようにして穿設されてい
る。尚、この落とし用孔63…63の形状や数量等は、
図示した形態のものに限らず、例えば一つだけ設け、或
いは、全く設けないようにしても良く、適宜変更し得
る。
【0014】尚、本実施形態では、調理器本体1の上面
における粗おろし部6の前方側は、幅全体に前後方向に
所定の長さ範囲に渡って平滑状に形成されることによ
り、野菜や果物等の被加工物の助走部8とされており、
被加工物を助走部8に沿って粗おろし部6まで滑らすこ
とができるようになされている。
【0015】枠部3、3は、調理器本体1の上面上に配
位させた被加工物を、調理器本体1の上面における左端
から左方側に、及び右端から右方側にはみ出さないよう
にする等のためのもので、調理器本体1の上面における
左右の両端側の各々に互いに対向するように設けられて
いる。各枠部3、3は、調理器本体1の上面から上方側
に、対向する内側面各々を調理器本体1の上面と略直角
をなすようにして大おろし刃61a…61bより高い高
さで突出され、調理器本体1の前端から後端に至る略全
長に渡って前後方向に伸ばされている。
【0016】開放部4は、調理器本体1の上面上に配位
させた被加工物を、調理器本体1の上面の前端から前方
側にはみ出させ得るようにするためのもので、調理器本
体1の上面における前端側を開放することにより形成さ
れている。
【0017】尚、調理器本体1の上面における後端側
は、従来と同様に開放されており、すりおろした後の被
加工物を後端側から落とすことができるようになされて
いる。
【0018】以上のように構成した本実施形態のおろし
調理器で、例えば被加工物として大根をすりおろすに
は、大根を助走部8から粗おろし部6に向かってすり動
かせば、助走部8が平滑面に形成されているため、助走
部8をすり動かす際には被おろし部材にほとんど抵抗を
受けることがなく、助走部8を滑らせながら粗おろし部
6に搬入させることができる。これにより、大根を、加
速度を有する状態で粗おろし部6の大おろし刃61a…
61bに当接させることができ、大おろし刃61a…6
1bから受ける抵抗を小さくできる。従って、粗おろし
部6を容易に通過させて大根をすりおろすことができ、
大おろし刃61a…61bの抵抗によって大根をすり動
かし難くなるようなことを防止できる。よって、大おろ
し刃61a…61bの抵抗によって大根がおろされずに
粗おろし部6を転がってしまい、大根を押圧している手
が大おろし刃61a…61bに当たって手にけがをする
ようなことを防止でき、安全におろし操作できるものと
なる。又、その助走部8を滑らせる際、枠部3、3によ
って、大根が調理器本体1の上面における左端から左方
側に、或いは右端から右方側にはみ出すことがなく、大
根全体を大おろし刃61a…61bに当てながら行うこ
とができ、効率良くすりおろすことができる。一方、例
えば大根の長さが長く、大根を助走部8に置くと大根の
後端が大おろし刃61aに接近し、大根と大おろし刃6
1aとの間隔がなくなってしうような場合には、図1、
図3に示すように大根の前端部を調理器本体1の上面の
前端側から前方側にはみ出させる。こうすることによ
り、長さの長い大根の場合でも、大根と大おろし刃61
aとの間隔Lを十分確保でき、加速度をつけた状態で粗
おろし部6に搬入させることができ、容易にすりおろす
ことができる。尚、大根を、調理器本体1の上面の前端
側から前方側にはみ出させながら使用する場合、調理器
本体1を下方側から受けるようにして行えば良い。尚、
本実施形態のように調理器本体1に把持用孔11を設け
た場合において、把持用孔11より長さの短い大根のよ
うな場合には、調理器本体1の上面の前端側から前方側
にはみ出させた状態から後方にすり動かすと把持用孔1
1に入り込んでしまうので、その場合は、把持用孔11
の後方部から後方にすり動かすようにする。その場合で
も、大根の長さが短かければ把持用孔11の後方部から
十分滑らせた状態で大おろし刃61a…61bに当てる
とができる。
【0019】そして、大おろし刃61a…61bですり
おろされた大根は、落とし用孔63…63から落ちる
が、その際、すりおろされた大根は、枠部3、3によっ
て、調理器本体1の上面における左端から左方側に、或
いは右端から右方側に出ることが防止される。
【0020】粗おろし部6を通過して細おろし部7に入
ると小おろし刃71a…71bによって細かくおろされ
る。そして、大根を細おろし部7の後端側まですり動か
した後は、大根を、上記とは逆方向に細おろし部7から
粗おろし部6に向かってすり動かせば良い。その際、細
おろし部7の小おろし刃71a…71bによって大根に
抵抗がかかるが、小おろし刃71a…71bの高さを小
さくして、大根をすり動かす際の抵抗を粗おろし部6に
おける抵抗より小さくなるようにしているため、助走部
4から粗おろし部6に向かってすり動かす場合と同様
に、被おろし部材を、細おろし部7を滑らせながら粗お
ろし部6に搬入させることができ、大根を、加速度を有
する状態で粗おろし部6の大おろし刃61a…61bに
当接させることができる。従って、粗おろし部6を容易
に通過させて大根をおろすことができ、大おろし刃61
a…61bの抵抗によって被おろし部材をすり動かし難
くなってしまったり、粗おろし部6を転がってしまうよ
うなことを防止でき、安全におろし操作できるものとな
る。又、細おろし部7を設けておくことで、細かくおろ
して使用する被加工物の場合は、細おろし部7だけを使
用しておろすことができ、使用便利なものにできる。
【0021】以上のように、調理器本体1の上面の前端
側に開放部4を備えたものとすることにより、被加工物
を調理器本体1の上面の前端側から前方側にはみ出させ
た状態から粗おろし部6に搬入させてすりおろすことが
でき、長さの長い大根のような場合でも、加速度を有す
る状態で粗おろし部6の大おろし刃61a…61bに当
接させることができる。従って、調理器本体1の中央、
或いは中央から前端側にまで大おろし刃61a…61b
を設けておいても円滑にすりおろし操作ができ、大おろ
し刃61a…61bを数多く設けることが可能となり、
数多くの大おろし刃61a…61bで効率良くすりおろ
すことができる。又、調理器本体1の前端側にまで大お
ろし刃61a…61bを設けるようにすれば、調理器本
体1の後部側に細かくおろすことのできる細おろし部7
を設けても、粗おろし部6の前後長さを十分に確保でき
る。
【0022】尚、本実施形態では、大おろし刃61a…
61bによる粗おろし部6と、小おろし刃71a…71
bによる細おろし部7との2種類のおろし部から構成し
ているが、この形態のものに限らず、例えば調理器本体
1の上面の略全体に大おろし刃61a…61bを配して
粗おろし部6のみから構成する等適宜変更しうる。
【0023】又、大おろし刃61a…61bや小おろし
刃71a…71bの向きは、本実施形態では、前方側を
向いたものと、後方側を向いたものから構成している
が、一方側を向いたものだけで構成しても良く、適宜変
更しうる。
【0024】次に、他の実施形態について、図4〜図9
に基づいて説明する。図4、図5に示す調理器は、スラ
イス用調理器100とされた実施形態に係るものであ
る。このスライス用調理器100は、板状の調理器本体
101と、調理器本体101の上面に設けられたスライ
ス用の板状のスライス用刃102と、スライス用刃10
2の左右両側方側各々に設けられた枠部103、103
と、調理器本体101の上面の前端側を開放した開放部
104とを備えている。
【0025】この実施形態の調理器本体101は、上面
に前後方向に伸ばされて左右の幅方向に並設された複数
の突条105…105を備えている。これらの突条10
5…105は、被加工物が調理器本体101の上面を前
後方向に滑り易いように設けられたものであるが、設け
なくても良く、適宜変更し得る。
【0026】スライス用刃102は、調理器本体101
の上面から所定高さで上面を横切るようにして左右の両
枠部103、103に支持されている。
【0027】枠部103、103は、先のおろし調理器
10の枠部3、3と同様に、調理器本体101の上面か
ら上方側に、対向する内側面各々を調理器本体101の
上面と略直角をなすようにしてスライス用刃102より
高い高さで突出され、調理器本体1の前端から後端に至
る略全長に渡って前後方向に伸ばされている。
【0028】開放部104は、調理器本体1の上面にお
ける前端側を開放することにより形成されている。
【0029】このスライス用調理器100により被加工
物をスライス加工するには、被加工物を、調理器本体1
01の上面における前端側から後方側にすり動かせば良
く、これにより、被加工物を、スライス用刃102によ
って、調理器本体101の上面101aからのスライス
用刃102の高さに相当する厚さにスライス加工でき
る。又、この場合においても、先のおろし調理器10と
同様に、調理器本体1の上面における前端を開放した開
放部104を設けているため、被加工物を、調理器本体
1の上面における前端から前方側にはみ出した状態から
上面に沿って後方側にすり動かせることができ、被加工
物からスライス用刃102までの距離を長くできる。従
って、被加工物Sの長さが長いような場合でも、十分に
すり動かせることができ、加速度をつけた状態でスライ
ス用刃102に当てることができ、操作容易なものにで
きる。又、この開放部104を有するスライス用調理器
100を用いることにより、長さの長い被加工物を使用
して長さの長いスライス片を得ることも可能となる。
【0030】図6、図7に示す調理器は、千切り用調理
器200とされた実施形態に係るものである。この千切
り用調理器200は、調理器本体201と、調理器本体
201の上面側に設けられた千切り用加工刃202と、
千切り用加工刃202の左右両側方側各々に設けられた
枠部203、203と、加工刃202の前方側を開放し
た開放部204とを備えている。
【0031】千切り用加工刃202は、複数の縦刃20
2a…202aと、横刃202bとを備えている。縦刃
202a…202a各々は、調理器本体101の上面か
ら上方に所定高さで突出され、これらの縦刃202a…
202aが複数、調理器本体101の幅方向に所定間隔
ごとに並設されている。横刃202bは、板状を呈し、
縦刃202a…202aの後方側に調理器本体201の
上面から所定高さで上面を横切るようにして左右の両枠
部203、203に支持されている。
【0032】枠部203、203と開放部204とは、
先のおろし調理器10やスライス用調理器100のもの
と同構成を採る。尚、この実施形態における調理器本体
101の上面にも、先のスライス用調理器100の調理
器本体101の突条105…105と同様な突条205
…205が設けられている。
【0033】この千切り用調理器200により被加工物
を千切り加工するには、被加工物を、調理器本体201
の上面における前端側から後方側にすり動かす。これに
より、被加工物を、縦刃202a…202aにより所定
幅で所定深さの複数の切り込みを入れて細片に分割し、
横刃202bでその分割した細片を切り離し、複数の千
切り片を得ることができる。又、この場合においても、
開放部204によって被加工物を、調理器本体201の
上面における前端から前方側にはみ出した状態から上面
に沿って後方側にすり動かせることができ、被加工物か
ら千切り用加工刃202までの距離を長くできる。従っ
て、被加工物の長さが長いような場合でも、十分にすり
動かせることができ、加速度をつけた状態で千切り用加
工刃202に当てることができ、操作容易なものにでき
る。よって、この開放部204を有する千切り用調理器
200を用いることにより、長さの長い被加工物を使用
して長さの長い千切り片を得ることも可能となる。
【0034】尚、上述のおろし調理器10、スライス用
調理器100、或いは千切り用調理器200は、調理器
本体のみ単独で使用することもできるが、その形態のも
のに限らず、例えば図8に示すような受け部材300を
付設して使用するようにしても良い。詳しくは、この図
8及び図9に示すように、例えばおろし調理器10とし
て使用する場合、おろし調理器10を、板状の調理器本
体1と、調理器本体1の下方側に配位された受け部材3
00とを備えたものする。調理器本体1は、図1に示し
た実施形態のものと同構成を採り、板状をなす調理器本
体1の上面には、大おろし刃61a…61b、落とし用
孔63…63、及び小おろし刃71a…71bを備えて
いるとともに、左右両端各々に枠部3、3を備え、更
に、前端に開放部4を備えている。
【0035】受け部材300は、上面の開口された箱体
状をなし、内部に大おろし刃61a…61bですりおろ
された被加工物を収納し得るようになされている。又、
受け部材300の上端における内周部には、本体載置部
301が形成されており、この本体載置部301に調理
器本体1を載置し得るようになされ、又、その載置した
状態の調理器本体1上で被加工物をすりおろすことがで
きるようになされている。また、この本体載置部301
の深さは、調理器本体1の板厚と同じかそれより浅く設
定されることにより、調理器本体1を載置した際、調理
器本体1の開放部4に受け部材300が突出しないよう
になされている。一方、受け部材300の前端には、受
け部材把持用孔302が、載置した調理器本体1の本体
把持用孔11と合致し得るように穿設されており、合致
した調理器本体1の本体把持用孔11と受け部材300
の受け部材把持用孔22とに手を通すことにより、全体
を把持し得るようになされている。
【0036】そして、本体載置部301に調理器本体1
を載置した状態で、被加工物を調理器本体1の上面上を
すり動かせれば、大おろし刃61a…61bですりおろ
した被加工物を落とし用孔63…63から受け部材2内
に落としながら行うことができる。又、この場合におい
ても、長さの長いものをすりおろす場合には、調理器本
体1の上面における前端から前方側にはみ出した状態か
ら上面に沿って後方側にすり動かすことができ、加速度
をつけた状態で大おろし刃61a…61bに当てること
ができる。これにより、長さの長いものでも、容易にす
りおろし操作できる。
【0037】
【発明の効果】以上、本願の第1の発明は、調理器本体
1、101、201の上面の前端から前方側にはみ出さ
せた状態から被加工物を後方にすり動かすようにすれ
ば、長さの長い被加工物の場合においても被加工物と加
工用刃2、102、202との間に、被加工物をすり動
かすための距離を確保でき、被加工物を、加速度をつけ
ながら加工用刃2、102、202に当てることがで
き、加工用刃2、102、202ですりおろし等の加工
をする際の抵抗を少なくできる。これにより、長さの長
い被加工物の場合でも、加工操作を容易なものにできる
とともに、効率良く行うことができる。
【0038】本願第2の発明は、おろし用刃2を、調理
器本体1の上面の前部側に配しておいても、調理器本体
1、101、201の上面の前端から前方側にはみ出さ
せた状態から被加工物を後方にすり動かすようにすれ
ば、長さの長い被加工物の場合でも被加工物と最前方側
のおろし用刃2との間に、被加工物をすり動かすための
距離を確保でき、被加工物を、加速度をつけながらおろ
し用刃2に当てることができる。これにより、従来のよ
うにすりおろす際のおろし用刃からの抵抗が大きくなっ
て、大根をすり動かせる押圧操作がし難くなるようなこ
とを防止できる。従って、おろし用刃2を、調理器本体
1の上面の前部位置から配設した場合でも、従来のよう
に操作が困難になることがなく、おろし用刃2を、調理
器本体1の上面に長範囲に渡って形成でき、被加工物を
効率良くすりおろすことができるものとなり、突起状の
おろし用刃2を備えたすりおろし用の調理器として特に
適したものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態のおろし調理器の平面図
である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】本願発明の一実施形態のスライス用調理器の平
面図である。
【図5】図4のV −V 線断面図である。
【図6】本願発明の一実施形態の千切り用調理器の平面
図である。
【図7】図6のVII −VII 線断面図である。
【図8】おろし調理器の他の実施形態の分解斜視図であ
る。
【図9】おろし調理器の他の実施形態の断面図である。
【図10】従来のおろし調理器の平面図である。
【図11】図10のI −I 線断面図である。
【符号の説明】 1、101、201 調理器本体 2 おろし用刃 3、103、203 枠部 4、104、204 開放部 10 おろし調理器 102 スライス用刃 202 千切り用刃 100 スライス用調理器 200 千切り用調理器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理器本体の上面側に加工用刃を備え、被
    加工物を調理器本体の上面に沿って前後方向にすり動か
    すことにより、被加工物を加工用刃によってすりおろし
    加工、スライス加工、或いは千切り加工等の調理加工を
    し得るようにした調理器において、 上記調理器本体(1)(101)(201) の上面側には、加工用刃
    (2)(102)(202) と、枠部(3)(103)(203) と、開放部(4)
    (104)(204) とが備えられ、 枠部(3)(103)(203) 各々が、加工用刃(2)(102)(202) の
    左右両側方側に、前後方向に沿って所定長さ範囲に渡っ
    て調理器本体(1)(101)(201) の上面から上方に突設され
    ることにより、調理器本体(1)(101)(201) の上面におけ
    る左右両側からの被加工物のはみ出しが防止され、 開放部(4)(104)(204) が、調理器本体(1)(101)(201) の
    上面における前端側を開放することにより形成されたも
    のであり、この開放部(4)(104)(204) によって、被加工
    物を調理器本体(1)(101)(201) の上面の前端から前方側
    にはみ出させることができるようになされたものである
    ことを特徴とする調理器。
  2. 【請求項2】上記加工用刃が、複数のおろし用刃(2) を
    備えたものであり、これらのおろし用刃(2) 各々が、調
    理器本体(1) の上面から上方に突設された突起状のもの
    から構成されることにより、被加工物をすりおろし加工
    し得るようになされたものであることを特徴とする請求
    項1記載の調理器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002166009A (ja) * 2000-12-04 2002-06-11 Kyoraku Sangyo パチンコ遊技機
JP2020081038A (ja) * 2018-11-19 2020-06-04 株式会社レーベン おろし器

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