JPH1142093A - シアロアドヘシンファミリーメンバー−3 - Google Patents
シアロアドヘシンファミリーメンバー−3Info
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- JPH1142093A JPH1142093A JP10090417A JP9041798A JPH1142093A JP H1142093 A JPH1142093 A JP H1142093A JP 10090417 A JP10090417 A JP 10090417A JP 9041798 A JP9041798 A JP 9041798A JP H1142093 A JPH1142093 A JP H1142093A
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- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
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- A61P13/12—Drugs for disorders of the urinary system of the kidneys
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- A61P31/04—Antibacterial agents
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- A61P31/12—Antivirals
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- A61P35/00—Antineoplastic agents
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- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シアロアドヘシンファミリーメンバー−3
(SAF−3)ポリペプチドおよびポリヌクレオチドを
提供する。 【解決手段】 配列番号2のアミノ酸配列に対して少な
くとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでな
るSAF−3ポリペプチド、および配列番号1のヌクレ
オチド配列に対して少なくとも70%の同一性を有する
ヌクレオチド配列を含んでなるSAF−3ポリヌクレオ
チドを得る。 【効果】 SAF−3ポリペプチドおよびポリヌクレオ
チドは癌、炎症、自己免疫、アレルギーを含む機能障害
または疾病の治療と、このような疾病の診断アッセイに
有用である。
(SAF−3)ポリペプチドおよびポリヌクレオチドを
提供する。 【解決手段】 配列番号2のアミノ酸配列に対して少な
くとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでな
るSAF−3ポリペプチド、および配列番号1のヌクレ
オチド配列に対して少なくとも70%の同一性を有する
ヌクレオチド配列を含んでなるSAF−3ポリヌクレオ
チドを得る。 【効果】 SAF−3ポリペプチドおよびポリヌクレオ
チドは癌、炎症、自己免疫、アレルギーを含む機能障害
または疾病の治療と、このような疾病の診断アッセイに
有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新たに同定された
ポリペプチド、該ポリペプチドをコードするポリヌクレ
オチド、前記ポリペプチドおよびポリヌクレオチドの治
療の際のまたは治療に有効でありうるアゴニスト、アン
タゴニストおよび/またはインヒビターである化合物を
同定する際の使用、並びに前記ポリペプチドおよびポリ
ヌクレオチドの産生方法に関する。
ポリペプチド、該ポリペプチドをコードするポリヌクレ
オチド、前記ポリペプチドおよびポリヌクレオチドの治
療の際のまたは治療に有効でありうるアゴニスト、アン
タゴニストおよび/またはインヒビターである化合物を
同定する際の使用、並びに前記ポリペプチドおよびポリ
ヌクレオチドの産生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薬物探索プロセスには目下根本的な大変
化が生じている。というのは、それが「機能的ゲノム
学」(functional genomics) 、すなわち高処理量のゲノ
ムまたは遺伝子ベースの生物学に及んでいるからであ
る。このアプローチは「ポジショナルクローニング」に
基づいた比較的初期のアプローチに急速に取って代わり
つつある。表現型、つまり生物学的機能または遺伝病、
が同定され、続いてその遺伝子地図の位置を手がかりと
して病因遺伝子が突き止められるだろう。機能的ゲノム
学は、現在入手できる多くの分子生物学データベースか
ら興味のもてそうな遺伝子配列を同定するための生物情
報科学(bioinformatics)の様々なツールに大きく依存し
ている。
化が生じている。というのは、それが「機能的ゲノム
学」(functional genomics) 、すなわち高処理量のゲノ
ムまたは遺伝子ベースの生物学に及んでいるからであ
る。このアプローチは「ポジショナルクローニング」に
基づいた比較的初期のアプローチに急速に取って代わり
つつある。表現型、つまり生物学的機能または遺伝病、
が同定され、続いてその遺伝子地図の位置を手がかりと
して病因遺伝子が突き止められるだろう。機能的ゲノム
学は、現在入手できる多くの分子生物学データベースか
ら興味のもてそうな遺伝子配列を同定するための生物情
報科学(bioinformatics)の様々なツールに大きく依存し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】依然として、まだ未解
明の遺伝子およびその関連ポリペプチド/タンパク質を
薬物探索の標的として同定し特性づける必要性が存在し
ている。
明の遺伝子およびその関連ポリペプチド/タンパク質を
薬物探索の標的として同定し特性づける必要性が存在し
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、シアロアドヘ
シンファミリーメンバー−3(以後SAF−3と記
す)、特にSAF−3ポリペプチドおよびSAF−3ポ
リヌクレオチド、組換え物質、並びにその産生方法に関
する。もう一つの態様において、本発明は、癌、炎症、
自己免疫、アレルギー、喘息、慢性関節リウマチ、CN
S炎症、小脳変性、アルツハイマー病、パーキンソン
病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、頭部損傷とそ
の他の神経系の異常、敗血症性ショック、敗血症、卒
中、骨粗しょう症、骨関節炎、虚血再灌流損傷、心臓血
管疾患、腎臓病、肝臓病、虚血性損傷、心筋梗塞、低血
圧、高血圧、エイズ、骨髄形成異常症候群とその他の血
液異常、再生不良性貧血、男性型禿頭症、および細菌、
真菌、原生動物、ウイルスによる感染症(以後まとめて
「前記疾患」という)の治療をはじめとする、前記ポリ
ペプチドおよびポリヌクレオチドの使用方法に関する。
他の態様では、本発明は、本発明により提供される物質
を用いてアゴニストおよびアンタゴニスト/インヒビタ
ーを同定する方法、並びに同定された化合物を用いてS
AF−3平衡異常と関連した症状を治療することに関す
る。さらに他の態様において、本発明は不適当なSAF
−3活性またはSAF−3レベルと関連した疾病を検出
するための診断アッセイに関する。
シンファミリーメンバー−3(以後SAF−3と記
す)、特にSAF−3ポリペプチドおよびSAF−3ポ
リヌクレオチド、組換え物質、並びにその産生方法に関
する。もう一つの態様において、本発明は、癌、炎症、
自己免疫、アレルギー、喘息、慢性関節リウマチ、CN
S炎症、小脳変性、アルツハイマー病、パーキンソン
病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、頭部損傷とそ
の他の神経系の異常、敗血症性ショック、敗血症、卒
中、骨粗しょう症、骨関節炎、虚血再灌流損傷、心臓血
管疾患、腎臓病、肝臓病、虚血性損傷、心筋梗塞、低血
圧、高血圧、エイズ、骨髄形成異常症候群とその他の血
液異常、再生不良性貧血、男性型禿頭症、および細菌、
真菌、原生動物、ウイルスによる感染症(以後まとめて
「前記疾患」という)の治療をはじめとする、前記ポリ
ペプチドおよびポリヌクレオチドの使用方法に関する。
他の態様では、本発明は、本発明により提供される物質
を用いてアゴニストおよびアンタゴニスト/インヒビタ
ーを同定する方法、並びに同定された化合物を用いてS
AF−3平衡異常と関連した症状を治療することに関す
る。さらに他の態様において、本発明は不適当なSAF
−3活性またはSAF−3レベルと関連した疾病を検出
するための診断アッセイに関する。
【0005】一つの態様において、本発明はSAF−3
ポリペプチドに関する。この種のペプチドには、配列番
号2の全長にわたる配列番号2のアミノ酸配列に対して
少なくとも70%の同一性、好ましくは少なくとも80
%の同一性、より好ましくは少なくとも90%の同一
性、さらに好ましくは少なくとも95%の同一性、最も
好ましくは少なくとも97〜99%の同一性を有するア
ミノ酸配列を含んでなる単離されたポリペプチドが含ま
れる。こうしたポリペプチドとしては配列番号2のアミ
ノ酸配列を含むものがある。
ポリペプチドに関する。この種のペプチドには、配列番
号2の全長にわたる配列番号2のアミノ酸配列に対して
少なくとも70%の同一性、好ましくは少なくとも80
%の同一性、より好ましくは少なくとも90%の同一
性、さらに好ましくは少なくとも95%の同一性、最も
好ましくは少なくとも97〜99%の同一性を有するア
ミノ酸配列を含んでなる単離されたポリペプチドが含ま
れる。こうしたポリペプチドとしては配列番号2のアミ
ノ酸配列を含むものがある。
【0006】本発明の他のペプチドには、そのアミノ酸
配列が配列番号2の全長にわたる配列番号2のアミノ酸
配列に対して少なくとも70%の同一性、好ましくは少
なくとも80%の同一性、より好ましくは少なくとも9
0%の同一性、さらに好ましくは少なくとも95%の同
一性、最も好ましくは少なくとも97〜99%の同一性
を有する単離されたポリペプチドが含まれる。こうした
ポリペプチドとしては配列番号2のアミノ酸配列からな
るポリペプチドがある。本発明の更なるペプチドには、
配列番号1に含まれるヌクレオチド配列を含んでなるポ
リヌクレオチドによりコードされる単離されたポリペプ
チドが含まれる。
配列が配列番号2の全長にわたる配列番号2のアミノ酸
配列に対して少なくとも70%の同一性、好ましくは少
なくとも80%の同一性、より好ましくは少なくとも9
0%の同一性、さらに好ましくは少なくとも95%の同
一性、最も好ましくは少なくとも97〜99%の同一性
を有する単離されたポリペプチドが含まれる。こうした
ポリペプチドとしては配列番号2のアミノ酸配列からな
るポリペプチドがある。本発明の更なるペプチドには、
配列番号1に含まれるヌクレオチド配列を含んでなるポ
リヌクレオチドによりコードされる単離されたポリペプ
チドが含まれる。
【0007】本発明のポリペプチドはシアロアドヘシン
ファミリーのメンバーであると考えられる。それゆえ、
それらには興味がもてる。なぜなら、シアロアドヘシ
ン、CD33、CD22およびミエリン結合糖タンパク
質(MAG)を含めたシアロアドヘシンファミリーのタ
ンパク質は細胞相互作用分子として利用されているから
である。これらのタンパク質はシアル酸に依存した様式
で標的細胞上の特定の炭水化物と結合する。その細胞外
ドメインはV様およびC2様サブタイプの免疫グロブリ
ン様ドメインの様々な数から成り、その細胞内ドメイン
は既知のどのようなシグナル伝達モチーフに対しても相
同性を持ち合わせていない。シアロアドヘシンの発現は
マクロファージに制限されていて、それは17個のIg
様ドメインを有し、その標的細胞上の特定の認識配列は
Neu5Acα2,3Galβ13GalNAcである。既知の標的細胞とし
ては、骨髄中の発生・分化しつつある骨髄細胞および脾
臓とリンパ節中のリンパ球がある(Crocker, P.R.ら, EM
BO J., 1994, 13:4490-4503)。CD22はB細胞上での
み発現されており、それぞれ5個と7個のIg様ドメイ
ンを有するαおよびβイソフォームがある。CD22は
N結合グリカン中のNeu5Acα2,6Galβ1,4Glc(NAc)を認
識することによりT細胞、B細胞、単球、顆粒球および
赤血球と結合することが知られている(Crocker, P.R.
ら, EMBO J., 1994, 13:4490-4503; Stamenkovic, I. a
nd Seed, B., Nature, 1990, 345:74-77;Wilson, G.L.
ら, J. Exp. Med.., 1991, 173:137-146) 。ミエリン結
合糖タンパク質(MAG)は末梢神経系のシュヴァン(S
chwann)細胞および中枢神経系の乏突起膠細胞により発
現されており、軸索への細胞接着に関与していると考え
られる。MAGには異なるスプライシングを受けた2つ
の変異型、すなわち大型MAG(L−MAG)と小型M
AG(S−MAG)があり、これらはそれぞれ胚発育中
または成体内で発現されている。異なるスプライシング
により、細胞外ドメインが同じであるが細胞内ドメイン
を異にするMAGが発現される(Pedraza, L.ら, JCB, 1
990, 111:2651-2661) 。
ファミリーのメンバーであると考えられる。それゆえ、
それらには興味がもてる。なぜなら、シアロアドヘシ
ン、CD33、CD22およびミエリン結合糖タンパク
質(MAG)を含めたシアロアドヘシンファミリーのタ
ンパク質は細胞相互作用分子として利用されているから
である。これらのタンパク質はシアル酸に依存した様式
で標的細胞上の特定の炭水化物と結合する。その細胞外
ドメインはV様およびC2様サブタイプの免疫グロブリ
ン様ドメインの様々な数から成り、その細胞内ドメイン
は既知のどのようなシグナル伝達モチーフに対しても相
同性を持ち合わせていない。シアロアドヘシンの発現は
マクロファージに制限されていて、それは17個のIg
様ドメインを有し、その標的細胞上の特定の認識配列は
Neu5Acα2,3Galβ13GalNAcである。既知の標的細胞とし
ては、骨髄中の発生・分化しつつある骨髄細胞および脾
臓とリンパ節中のリンパ球がある(Crocker, P.R.ら, EM
BO J., 1994, 13:4490-4503)。CD22はB細胞上での
み発現されており、それぞれ5個と7個のIg様ドメイ
ンを有するαおよびβイソフォームがある。CD22は
N結合グリカン中のNeu5Acα2,6Galβ1,4Glc(NAc)を認
識することによりT細胞、B細胞、単球、顆粒球および
赤血球と結合することが知られている(Crocker, P.R.
ら, EMBO J., 1994, 13:4490-4503; Stamenkovic, I. a
nd Seed, B., Nature, 1990, 345:74-77;Wilson, G.L.
ら, J. Exp. Med.., 1991, 173:137-146) 。ミエリン結
合糖タンパク質(MAG)は末梢神経系のシュヴァン(S
chwann)細胞および中枢神経系の乏突起膠細胞により発
現されており、軸索への細胞接着に関与していると考え
られる。MAGには異なるスプライシングを受けた2つ
の変異型、すなわち大型MAG(L−MAG)と小型M
AG(S−MAG)があり、これらはそれぞれ胚発育中
または成体内で発現されている。異なるスプライシング
により、細胞外ドメインが同じであるが細胞内ドメイン
を異にするMAGが発現される(Pedraza, L.ら, JCB, 1
990, 111:2651-2661) 。
【0008】CD33はSAF−3と最も関係が深い。
というのは、それらがこのファミリーの全メンバーと最
も密接な関係をもつからである。通常、CD33は発生
・分化しつつある骨髄単球系統の細胞上に発現されてい
る。これは初期の幹細胞上には存在しないが、顆粒球、
赤血球、単球および巨核球のコロニー形成単位(CFU
−GEMM)並びに顆粒球の前駆細胞および単核食細胞
のコロニー形成単位(CFU−GM)上に存在する。C
D33は成熟顆粒球によりダウンレギュレーションされ
るが、成熟単球およびマクロファージにより保持される
(Andrews, R.G.ら, Blood, 1983, 62:124; Griffin, J.
D.ら, Leuk. Res., 1984, 8:521)。CD33は2つのI
g様ドメインを有し、NおよびO結合グリカン中にNeuA
cα2,3Galを発現する標的と結合することを好む。CD
33は染色体19q13.1-13.3にマップされ、それゆえ、こ
のゲノム上でMAGおよびCD22と密接に連鎖してい
る(Freeman, S.D.ら, Blood, 1995, 85:2005-2012)。
というのは、それらがこのファミリーの全メンバーと最
も密接な関係をもつからである。通常、CD33は発生
・分化しつつある骨髄単球系統の細胞上に発現されてい
る。これは初期の幹細胞上には存在しないが、顆粒球、
赤血球、単球および巨核球のコロニー形成単位(CFU
−GEMM)並びに顆粒球の前駆細胞および単核食細胞
のコロニー形成単位(CFU−GM)上に存在する。C
D33は成熟顆粒球によりダウンレギュレーションされ
るが、成熟単球およびマクロファージにより保持される
(Andrews, R.G.ら, Blood, 1983, 62:124; Griffin, J.
D.ら, Leuk. Res., 1984, 8:521)。CD33は2つのI
g様ドメインを有し、NおよびO結合グリカン中にNeuA
cα2,3Galを発現する標的と結合することを好む。CD
33は染色体19q13.1-13.3にマップされ、それゆえ、こ
のゲノム上でMAGおよびCD22と密接に連鎖してい
る(Freeman, S.D.ら, Blood, 1995, 85:2005-2012)。
【0009】また、CD33は急性骨髄性白血病(AM
L)患者の約85%の白血性骨髄芽球上に発現されるこ
とが見いだされ、しばしばAMLと急性リンパ芽球性白
血病(ALL)とを区別するために用いられている。C
D33に対するモノクローナル抗体が治療に供され、A
MLの治療のためにex vivoで自己骨髄移植物から残留
骨髄芽球をパージする目的で用いられた(Robertson, M.
J.ら, Blood, 1992, 79:2229-2236)。比較的最近になっ
て、CD33に対するヒト化モノクローナル抗体がAM
Lの治療のためにin vivo評価を受けている(Caron, P.
C.ら, Blood, 1994, 83:1760-1768)。これらの特性を以
後「SAF−3活性」または「SAF−3ポリペプチド
活性」または「SAF−3の生物学的活性」という。こ
れらの活性の中には、前記SAF−3ポリペプチドの抗
原性および免疫原性、特に配列番号2のポリペプチドの
抗原性および免疫原性も含まれる。本発明のポリペプチ
ドはSAF−3の少なくとも1つの生物学的活性を示す
ことが好ましい。
L)患者の約85%の白血性骨髄芽球上に発現されるこ
とが見いだされ、しばしばAMLと急性リンパ芽球性白
血病(ALL)とを区別するために用いられている。C
D33に対するモノクローナル抗体が治療に供され、A
MLの治療のためにex vivoで自己骨髄移植物から残留
骨髄芽球をパージする目的で用いられた(Robertson, M.
J.ら, Blood, 1992, 79:2229-2236)。比較的最近になっ
て、CD33に対するヒト化モノクローナル抗体がAM
Lの治療のためにin vivo評価を受けている(Caron, P.
C.ら, Blood, 1994, 83:1760-1768)。これらの特性を以
後「SAF−3活性」または「SAF−3ポリペプチド
活性」または「SAF−3の生物学的活性」という。こ
れらの活性の中には、前記SAF−3ポリペプチドの抗
原性および免疫原性、特に配列番号2のポリペプチドの
抗原性および免疫原性も含まれる。本発明のポリペプチ
ドはSAF−3の少なくとも1つの生物学的活性を示す
ことが好ましい。
【0010】本発明のポリペプチドは「成熟」タンパク
質の形であっても、融合タンパク質のような、より大き
いタンパク質の一部であってもよい。しばしば、追加の
アミノ酸配列を含めることが有利であり、このようなア
ミノ酸配列としては、分泌すなわちリーダー配列、プロ
配列、多重ヒスチジン残基のような精製に役立つ配列、
または組換え生産の間の安定性を確保する付加的配列な
どがある。
質の形であっても、融合タンパク質のような、より大き
いタンパク質の一部であってもよい。しばしば、追加の
アミノ酸配列を含めることが有利であり、このようなア
ミノ酸配列としては、分泌すなわちリーダー配列、プロ
配列、多重ヒスチジン残基のような精製に役立つ配列、
または組換え生産の間の安定性を確保する付加的配列な
どがある。
【0011】また、前記ポリペプチドの変異体、すなわ
ち同類アミノ酸置換(ある残基が性質の似ている他の残
基により置換される)により基準ポリペプチドと相違し
ているポリペプチドも本発明に含まれる。典型的なこう
した置換は、Ala, Val, Leuおよび Ileの間;Ser とThr
の間;酸性残基 AspとGlu の間;Asn とGln の間;塩
基性残基 LysとArg の間;または芳香族残基 PheとTyr
の間で起こる。特に、数個、5〜10個、1〜5個、1
〜3個、1〜2個または1個のアミノ酸が任意の組合せ
で置換、欠失または付加されている変異体が好適であ
る。
ち同類アミノ酸置換(ある残基が性質の似ている他の残
基により置換される)により基準ポリペプチドと相違し
ているポリペプチドも本発明に含まれる。典型的なこう
した置換は、Ala, Val, Leuおよび Ileの間;Ser とThr
の間;酸性残基 AspとGlu の間;Asn とGln の間;塩
基性残基 LysとArg の間;または芳香族残基 PheとTyr
の間で起こる。特に、数個、5〜10個、1〜5個、1
〜3個、1〜2個または1個のアミノ酸が任意の組合せ
で置換、欠失または付加されている変異体が好適であ
る。
【0012】本発明のポリペプチドは任意の適当な方法
で製造することができる。このようなポリペプチドに
は、単離された天然のポリペプチド、組換え的に生産さ
れたポリペプチド、合成的に製造されたポリペプチド、
またはこれらの方法の組合せにより製造されたポリペプ
チドが含まれる。こうしたポリペプチドを製造するため
の手段は当業界でよく理解されている。
で製造することができる。このようなポリペプチドに
は、単離された天然のポリペプチド、組換え的に生産さ
れたポリペプチド、合成的に製造されたポリペプチド、
またはこれらの方法の組合せにより製造されたポリペプ
チドが含まれる。こうしたポリペプチドを製造するため
の手段は当業界でよく理解されている。
【0013】本発明の更なる態様において、本発明は、
SAF−3ポリヌクレオチドに関する。このようなポリ
ヌクレオチドには、配列番号2の全長にわたる配列番号
2のアミノ酸配列に対して少なくとも70%の同一性、
好ましくは少なくとも80%の同一性、より好ましくは
少なくとも90%の同一性、さらに好ましくは少なくと
も95%の同一性を有するポリペプチドをコードするヌ
クレオチド配列を含んでなる単離されたポリヌクレオチ
ドが含まれる。これに関して、少なくとも97%の同一
性を有するポリペプチドが一層好ましいが、少なくとも
98〜99%の同一性を有するものがより一層好まし
く、少なくとも99%の同一性を有するポリペプチドが
最も好ましいものである。かかるポリヌクレオチドとし
て、配列番号2のポリペプチドをコードする配列番号1
に含まれるヌクレオチド配列を含んでなるポリヌクレオ
チドが挙げられる。
SAF−3ポリヌクレオチドに関する。このようなポリ
ヌクレオチドには、配列番号2の全長にわたる配列番号
2のアミノ酸配列に対して少なくとも70%の同一性、
好ましくは少なくとも80%の同一性、より好ましくは
少なくとも90%の同一性、さらに好ましくは少なくと
も95%の同一性を有するポリペプチドをコードするヌ
クレオチド配列を含んでなる単離されたポリヌクレオチ
ドが含まれる。これに関して、少なくとも97%の同一
性を有するポリペプチドが一層好ましいが、少なくとも
98〜99%の同一性を有するものがより一層好まし
く、少なくとも99%の同一性を有するポリペプチドが
最も好ましいものである。かかるポリヌクレオチドとし
て、配列番号2のポリペプチドをコードする配列番号1
に含まれるヌクレオチド配列を含んでなるポリヌクレオ
チドが挙げられる。
【0014】本発明の更なるポリヌクレオチドには、配
列番号2のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
に対して、その全コード領域にわたって、少なくとも7
0%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一性、
より好ましくは少なくとも90%の同一性、さらに好ま
しくは少なくとも95%の同一性を有するヌクレオチド
配列を含んでなる単離されたポリヌクレオチドが含まれ
る。これに関して、少なくとも97%の同一性を有する
ポリヌクレオチドが一層好ましいが、少なくとも98〜
99%の同一性を有するものがより一層好ましく、少な
くとも99%の同一性を有するポリヌクレオチドが最も
好ましいものである。
列番号2のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列
に対して、その全コード領域にわたって、少なくとも7
0%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一性、
より好ましくは少なくとも90%の同一性、さらに好ま
しくは少なくとも95%の同一性を有するヌクレオチド
配列を含んでなる単離されたポリヌクレオチドが含まれ
る。これに関して、少なくとも97%の同一性を有する
ポリヌクレオチドが一層好ましいが、少なくとも98〜
99%の同一性を有するものがより一層好ましく、少な
くとも99%の同一性を有するポリヌクレオチドが最も
好ましいものである。
【0015】本発明の更なるポリヌクレオチドには、配
列番号1の全長にわたる配列番号1のポリヌクレオチド
に対して少なくとも70%の同一性、好ましくは少なく
とも80%の同一性、より好ましくは少なくとも90%
の同一性、さらに好ましくは少なくとも95%の同一性
を有するヌクレオチド配列を含んでなる単離されたポリ
ヌクレオチドが含まれる。これに関して、少なくとも9
7%の同一性を有するポリヌクレオチドが一層好ましい
が、少なくとも98〜99%の同一性を有するものがよ
り一層好ましく、少なくとも99%の同一性を有するポ
リヌクレオチドが最も好ましいものである。かかるポリ
ヌクレオチドとして、配列番号1のポリヌクレオチドを
含んでなるポリヌクレオチドおよび配列番号1のポリヌ
クレオチドが挙げられる。本発明はまた、上記の全ての
ポリヌクレオチドに対して相補的なポリヌクレオチドを
提供する。
列番号1の全長にわたる配列番号1のポリヌクレオチド
に対して少なくとも70%の同一性、好ましくは少なく
とも80%の同一性、より好ましくは少なくとも90%
の同一性、さらに好ましくは少なくとも95%の同一性
を有するヌクレオチド配列を含んでなる単離されたポリ
ヌクレオチドが含まれる。これに関して、少なくとも9
7%の同一性を有するポリヌクレオチドが一層好ましい
が、少なくとも98〜99%の同一性を有するものがよ
り一層好ましく、少なくとも99%の同一性を有するポ
リヌクレオチドが最も好ましいものである。かかるポリ
ヌクレオチドとして、配列番号1のポリヌクレオチドを
含んでなるポリヌクレオチドおよび配列番号1のポリヌ
クレオチドが挙げられる。本発明はまた、上記の全ての
ポリヌクレオチドに対して相補的なポリヌクレオチドを
提供する。
【0016】配列番号1のヌクレオチド配列はCD33
との相同性を示す(Simmons, D. andSeed, B., JI 141:2
797-2800, 1988)。配列番号1のヌクレオチド配列はc
DNA配列であり、467個のアミノ酸からなる配列番
号2のポリペプチドをコードするポリペプチドコード配
列(ヌクレオチド23〜1426)を含む。配列番号2
のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、配列
番号1に含まれるポリペプチドコード配列と同一であっ
ても、遺伝子コードの重複性(縮重)のため、やはり配
列番号2のポリペプチドをコードする、配列番号1に含
まれる配列以外の配列であってもよい。配列番号2のポ
リペプチドはシアロアドヘシンファミリーの他のタンパ
ク質と構造的に関連しており、CD33との相同性およ
び/または構造類似性を有する(Simmons, D. and Seed,
B., JI 141:2797-2800, 1988)。
との相同性を示す(Simmons, D. andSeed, B., JI 141:2
797-2800, 1988)。配列番号1のヌクレオチド配列はc
DNA配列であり、467個のアミノ酸からなる配列番
号2のポリペプチドをコードするポリペプチドコード配
列(ヌクレオチド23〜1426)を含む。配列番号2
のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、配列
番号1に含まれるポリペプチドコード配列と同一であっ
ても、遺伝子コードの重複性(縮重)のため、やはり配
列番号2のポリペプチドをコードする、配列番号1に含
まれる配列以外の配列であってもよい。配列番号2のポ
リペプチドはシアロアドヘシンファミリーの他のタンパ
ク質と構造的に関連しており、CD33との相同性およ
び/または構造類似性を有する(Simmons, D. and Seed,
B., JI 141:2797-2800, 1988)。
【0017】本発明の好適なポリペプチドおよびポリヌ
クレオチドは、とりわけ、それと相同なポリペプチドお
よびポリヌクレオチドと同様の生物学的機能/性質をも
つことが期待される。さらに、本発明の好ましいポリペ
プチドおよびポリヌクレオチドは少なくとも1つのSA
F−3活性を有する。
クレオチドは、とりわけ、それと相同なポリペプチドお
よびポリヌクレオチドと同様の生物学的機能/性質をも
つことが期待される。さらに、本発明の好ましいポリペ
プチドおよびポリヌクレオチドは少なくとも1つのSA
F−3活性を有する。
【0018】また、本発明は、配列番号1および配列番
号2の対応する全長配列の決定に先立って最初に同定さ
れた部分的なまたは他のポリヌクレオチドおよびポリペ
プチドに関する。したがって、更なる態様において、本
発明は、(a) 配列番号3の全長にわたる配列番号3のヌ
クレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性、好
ましくは少なくとも80%の同一性、より好ましくは少
なくとも90%の同一性、さらに好ましくは少なくとも
95%の同一性、最も好ましくは97〜99%の同一性
を有するヌクレオチド配列を含んでなるポリヌクレオチ
ド、(b) 配列番号3のヌクレオチド配列を含んでなるポ
リヌクレオチド、(c) 配列番号3のヌクレオチド配列か
らなるポリヌクレオチド、または(d) 配列番号4の全長
にわたる配列番号4のアミノ酸配列に対して少なくとも
70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一
性、より好ましくは少なくとも90%の同一性、さらに
好ましくは少なくとも95%の同一性、最も好ましくは
97〜99%の同一性を有するアミノ酸配列からなるポ
リペプチドをコードするヌクレオチド配列を含んでなる
ポリヌクレオチド、を提供する。
号2の対応する全長配列の決定に先立って最初に同定さ
れた部分的なまたは他のポリヌクレオチドおよびポリペ
プチドに関する。したがって、更なる態様において、本
発明は、(a) 配列番号3の全長にわたる配列番号3のヌ
クレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性、好
ましくは少なくとも80%の同一性、より好ましくは少
なくとも90%の同一性、さらに好ましくは少なくとも
95%の同一性、最も好ましくは97〜99%の同一性
を有するヌクレオチド配列を含んでなるポリヌクレオチ
ド、(b) 配列番号3のヌクレオチド配列を含んでなるポ
リヌクレオチド、(c) 配列番号3のヌクレオチド配列か
らなるポリヌクレオチド、または(d) 配列番号4の全長
にわたる配列番号4のアミノ酸配列に対して少なくとも
70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一
性、より好ましくは少なくとも90%の同一性、さらに
好ましくは少なくとも95%の同一性、最も好ましくは
97〜99%の同一性を有するアミノ酸配列からなるポ
リペプチドをコードするヌクレオチド配列を含んでなる
ポリヌクレオチド、を提供する。
【0019】さらに、本発明は、(a) 配列番号4の全長
にわたる配列番号4のアミノ酸配列に対して少なくとも
70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一
性、より好ましくは少なくとも90%の同一性、さらに
好ましくは少なくとも95%の同一性、最も好ましくは
97〜99%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでな
るポリペプチド、(b) 配列番号4のアミノ酸配列を含ん
でなるポリペプチド、(c) 配列番号4のアミノ酸配列か
らなるポリペプチド、または(d) 配列番号3に含まれる
ヌクレオチド配列を含んでなるポリヌクレオチドにより
コードされるポリペプチド、を提供する。
にわたる配列番号4のアミノ酸配列に対して少なくとも
70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一
性、より好ましくは少なくとも90%の同一性、さらに
好ましくは少なくとも95%の同一性、最も好ましくは
97〜99%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでな
るポリペプチド、(b) 配列番号4のアミノ酸配列を含ん
でなるポリペプチド、(c) 配列番号4のアミノ酸配列か
らなるポリペプチド、または(d) 配列番号3に含まれる
ヌクレオチド配列を含んでなるポリヌクレオチドにより
コードされるポリペプチド、を提供する。
【0020】配列番号3のヌクレオチド配列およびそれ
によりコードされるペプチド配列はEST(Expressed
Sequence Tag) 配列から誘導される。当業者であれば、
EST配列中に若干のヌクレオチド配列読み取り誤差が
必然的に存在することを理解するであろう(Adams, M.
D.ら, Nature 377 (supp)3, 1995を参照のこと)。した
がって、配列番号3のヌクレオチド配列およびそれによ
りコードされるペプチド配列は配列精度において同一の
固有限界を受ける。さらに、配列番号3によりコードさ
れるペプチド配列は、相同性または構造類似性が最も高
いタンパク質と同一の領域、または相同性および/また
は構造類似性(例えば、同類アミノ酸の差異)が高い領
域を含んでいる。
によりコードされるペプチド配列はEST(Expressed
Sequence Tag) 配列から誘導される。当業者であれば、
EST配列中に若干のヌクレオチド配列読み取り誤差が
必然的に存在することを理解するであろう(Adams, M.
D.ら, Nature 377 (supp)3, 1995を参照のこと)。した
がって、配列番号3のヌクレオチド配列およびそれによ
りコードされるペプチド配列は配列精度において同一の
固有限界を受ける。さらに、配列番号3によりコードさ
れるペプチド配列は、相同性または構造類似性が最も高
いタンパク質と同一の領域、または相同性および/また
は構造類似性(例えば、同類アミノ酸の差異)が高い領
域を含んでいる。
【0021】本発明のポリヌクレオチドは、標準的なク
ローニングおよびスクリーニングにより、ヒト単球の細
胞中のmRNAから誘導されたcDNAライブラリーか
ら、EST分析を用いて得ることができる(Adams, M.
D.ら, Science (1991) 252:1651-1656; Adams, M.D.ら,
Nature (1992) 355:632-634; Adams, M.D.ら, Nature
(1995) 377 Supp:3-174)。また、本発明のポリヌクレ
オチドはゲノムDNAライブラリーのような天然源から
得ることができ、商業的に入手可能な公知の技法を用い
て合成することもできる。
ローニングおよびスクリーニングにより、ヒト単球の細
胞中のmRNAから誘導されたcDNAライブラリーか
ら、EST分析を用いて得ることができる(Adams, M.
D.ら, Science (1991) 252:1651-1656; Adams, M.D.ら,
Nature (1992) 355:632-634; Adams, M.D.ら, Nature
(1995) 377 Supp:3-174)。また、本発明のポリヌクレ
オチドはゲノムDNAライブラリーのような天然源から
得ることができ、商業的に入手可能な公知の技法を用い
て合成することもできる。
【0022】本発明のポリヌクレオチドを本発明のポリ
ペプチドの組換え生産のために用いる場合、そのポリヌ
クレオチドには、成熟ポリペプチドのコード配列単独、
または他のコード配列(例えば、リーダーもしくは分泌
配列、プレ−、プロ−もしくはプレプロ−タンパク質配
列、または他の融合ペプチド部分をコードするもの)と
同じリーディングフレーム内にある成熟ポリペプチドの
コード配列が含まれる。例えば、融合ポリペプチドの精
製を容易にするマーカー配列がコードされ得る。本発明
のこの態様の好ましい具体例として、マーカー配列は、
pQEベクター(Qiagen, Inc.)により提供されかつGent
zら, Proc. Natl. Acad. Sci. USA (1989) 86:821-824
に記載されるようなヘキサ−ヒスチジンペプチド、また
はHAタグである。また、このポリヌクレオチドは5'お
よび3'非コード配列、例えば、転写されるが翻訳されな
い配列、スプライシングおよびポリアデニル化シグナ
ル、リボソーム結合部位、およびmRNA安定化配列を
含んでいてもよい。
ペプチドの組換え生産のために用いる場合、そのポリヌ
クレオチドには、成熟ポリペプチドのコード配列単独、
または他のコード配列(例えば、リーダーもしくは分泌
配列、プレ−、プロ−もしくはプレプロ−タンパク質配
列、または他の融合ペプチド部分をコードするもの)と
同じリーディングフレーム内にある成熟ポリペプチドの
コード配列が含まれる。例えば、融合ポリペプチドの精
製を容易にするマーカー配列がコードされ得る。本発明
のこの態様の好ましい具体例として、マーカー配列は、
pQEベクター(Qiagen, Inc.)により提供されかつGent
zら, Proc. Natl. Acad. Sci. USA (1989) 86:821-824
に記載されるようなヘキサ−ヒスチジンペプチド、また
はHAタグである。また、このポリヌクレオチドは5'お
よび3'非コード配列、例えば、転写されるが翻訳されな
い配列、スプライシングおよびポリアデニル化シグナ
ル、リボソーム結合部位、およびmRNA安定化配列を
含んでいてもよい。
【0023】本発明の更なる具体例としては、数個、例
えば5〜10個、1〜5個、1〜3個、1〜2個、また
は1個のアミノ酸残基が任意の組合せで置換、欠失また
は付加されている、配列番号2のアミノ酸配列を含んで
なるポリペプチド変異体をコードするポリヌクレオチド
がある。
えば5〜10個、1〜5個、1〜3個、1〜2個、また
は1個のアミノ酸残基が任意の組合せで置換、欠失また
は付加されている、配列番号2のアミノ酸配列を含んで
なるポリペプチド変異体をコードするポリヌクレオチド
がある。
【0024】配列番号1に含まれるヌクレオチド配列と
同一であるか実質的に同一であるポリヌクレオチドは、
本発明のポリペプチドをコードする全長cDNAおよび
ゲノムクローンを単離するために、また、配列番号1に
対して高い配列類似性を有する他の遺伝子(ヒト以外の
種に由来する相同体およびオーソログ体(ortholog)をコ
ードする遺伝子を含む)のcDNAおよびゲノムクロー
ンを単離するために、cDNAおよびゲノムDNA用の
ハイブリダイゼーションプローブとして、または核酸増
幅(PCR)反応用のプライマーとして用いることがで
きる。一般的に、これらのヌクレオチド配列は基準のヌ
クレオチド配列と好ましくは80%、より好ましくは9
0%、最も好ましくは95%同一である。プローブまた
はプライマーはたいてい15個以上のヌクレオチドを含
み、好ましくは30個以上を含み、50個以上のヌクレ
オチドを有していてもよい。特に好ましいプローブは3
0〜50個の範囲のヌクレオチドを有するものである。
同一であるか実質的に同一であるポリヌクレオチドは、
本発明のポリペプチドをコードする全長cDNAおよび
ゲノムクローンを単離するために、また、配列番号1に
対して高い配列類似性を有する他の遺伝子(ヒト以外の
種に由来する相同体およびオーソログ体(ortholog)をコ
ードする遺伝子を含む)のcDNAおよびゲノムクロー
ンを単離するために、cDNAおよびゲノムDNA用の
ハイブリダイゼーションプローブとして、または核酸増
幅(PCR)反応用のプライマーとして用いることがで
きる。一般的に、これらのヌクレオチド配列は基準のヌ
クレオチド配列と好ましくは80%、より好ましくは9
0%、最も好ましくは95%同一である。プローブまた
はプライマーはたいてい15個以上のヌクレオチドを含
み、好ましくは30個以上を含み、50個以上のヌクレ
オチドを有していてもよい。特に好ましいプローブは3
0〜50個の範囲のヌクレオチドを有するものである。
【0025】本発明のポリペプチド(ヒト以外の種に由
来する相同体およびオーソログ体を含む)をコードする
ポリヌクレオチドは、配列番号1のヌクレオチド配列ま
たはその断片を有する標識プローブを用いて、ストリン
ジェントなハイブリダイゼーション条件下で適当なライ
ブラリーをスクリーニングし、該ポリヌクレオチド配列
を含む全長cDNAおよびゲノムクローンを単離する各
工程を含んでなる方法により得られる。このようなハイ
ブリダイゼーション技法は当業者に公知である。好まし
いストリンジェントなハイブリダイゼーション条件は、
50% ホルムアミド、5×SSC (150mM NaCl, 15mM クエン
酸三ナトリウム) 、50mMリン酸ナトリウム (pH7.6)、5
×Denhardt溶液、10% デキストラン硫酸および20μg/ml
の変性し剪断したサケ精子DNAを含有する溶液中42
℃で一夜インキュベートし、次いでフィルターを 0.1×
SSC 中約65℃で洗浄することを含む。かくして、本発
明は、配列番号1のヌクレオチド配列またはその断片を
有する標識プローブを用いて、ストリンジェントなハイ
ブリダイゼーション条件下で適当なライブラリーをスク
リーニングすることにより得られるポリヌクレオチドを
も包含する。
来する相同体およびオーソログ体を含む)をコードする
ポリヌクレオチドは、配列番号1のヌクレオチド配列ま
たはその断片を有する標識プローブを用いて、ストリン
ジェントなハイブリダイゼーション条件下で適当なライ
ブラリーをスクリーニングし、該ポリヌクレオチド配列
を含む全長cDNAおよびゲノムクローンを単離する各
工程を含んでなる方法により得られる。このようなハイ
ブリダイゼーション技法は当業者に公知である。好まし
いストリンジェントなハイブリダイゼーション条件は、
50% ホルムアミド、5×SSC (150mM NaCl, 15mM クエン
酸三ナトリウム) 、50mMリン酸ナトリウム (pH7.6)、5
×Denhardt溶液、10% デキストラン硫酸および20μg/ml
の変性し剪断したサケ精子DNAを含有する溶液中42
℃で一夜インキュベートし、次いでフィルターを 0.1×
SSC 中約65℃で洗浄することを含む。かくして、本発
明は、配列番号1のヌクレオチド配列またはその断片を
有する標識プローブを用いて、ストリンジェントなハイ
ブリダイゼーション条件下で適当なライブラリーをスク
リーニングすることにより得られるポリヌクレオチドを
も包含する。
【0026】当業者には理解されるように、多くの場
合、ポリペプチドをコードする領域がそのcDNAの5'
末端で短く切断されることから、単離されたcDNA配
列は不完全であるだろう。それは逆転写酵素のためであ
り、この酵素はもともと「プロセシビティ」(processi
vity:重合中に鋳型に結合した状態のままでいる酵素の
能力の尺度)が低く、第一鎖cDNA合成の間にmRN
A鋳型のDNAコピーを完成させることができない。
合、ポリペプチドをコードする領域がそのcDNAの5'
末端で短く切断されることから、単離されたcDNA配
列は不完全であるだろう。それは逆転写酵素のためであ
り、この酵素はもともと「プロセシビティ」(processi
vity:重合中に鋳型に結合した状態のままでいる酵素の
能力の尺度)が低く、第一鎖cDNA合成の間にmRN
A鋳型のDNAコピーを完成させることができない。
【0027】全長cDNAを得るための、または短鎖c
DNAを伸長させるための、当業者に公知で利用可能な
方法がいくつかあり、例を挙げると、cDNA末端迅速
増幅法(RACE)に基づいた方法がある(例えば、Fr
ohmanら, PNAS USA 85, 8998-9002, 1988を参照のこ
と)。例えばMarathonTM技術(Clontech Laboratories I
nc.)により示されるような、この技法の最近の改良によ
り、より長いcDNAの検索が大いに簡便化された。Ma
rathonTM技術では、所定の組織より抽出されたmRNA
からcDNAを作製し、各末端に「アダプター」配列を
連結する。続いて核酸増幅(PCR)を行うために遺伝
子特異的およびアダプター特異的なオリゴヌクレオチド
プライマーの組合せを用いてcDNAの「欠失」5'末端
を増幅する。次に、「nested」プライマー、すなわち増
幅産物の内部にアニールするように設計されたプライマ
ー(典型的には、アダプター配列のさらに3'側にアニー
ルするアダプター特異的プライマーと既知遺伝子配列の
さらに5'側にアニールする遺伝子特異的プライマー)を
用いてPCR反応を繰り返す。その後、この反応の産物
をDNA塩基配列決定により解析し、この産物を既存の
cDNAに直接結合するか、または5'プライマー設計用
の新たな配列情報を用いて別の全長PCRを行うことに
より、全長cDNAを構築することができる。
DNAを伸長させるための、当業者に公知で利用可能な
方法がいくつかあり、例を挙げると、cDNA末端迅速
増幅法(RACE)に基づいた方法がある(例えば、Fr
ohmanら, PNAS USA 85, 8998-9002, 1988を参照のこ
と)。例えばMarathonTM技術(Clontech Laboratories I
nc.)により示されるような、この技法の最近の改良によ
り、より長いcDNAの検索が大いに簡便化された。Ma
rathonTM技術では、所定の組織より抽出されたmRNA
からcDNAを作製し、各末端に「アダプター」配列を
連結する。続いて核酸増幅(PCR)を行うために遺伝
子特異的およびアダプター特異的なオリゴヌクレオチド
プライマーの組合せを用いてcDNAの「欠失」5'末端
を増幅する。次に、「nested」プライマー、すなわち増
幅産物の内部にアニールするように設計されたプライマ
ー(典型的には、アダプター配列のさらに3'側にアニー
ルするアダプター特異的プライマーと既知遺伝子配列の
さらに5'側にアニールする遺伝子特異的プライマー)を
用いてPCR反応を繰り返す。その後、この反応の産物
をDNA塩基配列決定により解析し、この産物を既存の
cDNAに直接結合するか、または5'プライマー設計用
の新たな配列情報を用いて別の全長PCRを行うことに
より、全長cDNAを構築することができる。
【0028】本発明の組換え体ポリペプチドは、当業界
で公知の方法を用いて、発現系を含有する遺伝子操作宿
主細胞から生産することができる。したがって、更なる
態様において、本発明は、本発明の1以上のポリヌクレ
オチドを含有する発現系、該発現系により遺伝子操作さ
れた宿主細胞、および組換え技法による本発明ポリペプ
チドの生産に関する。本発明のDNA構築物から誘導さ
れたRNAを用いてこの種のタンパク質を生産するため
に、無細胞翻訳系を使用することもできる。
で公知の方法を用いて、発現系を含有する遺伝子操作宿
主細胞から生産することができる。したがって、更なる
態様において、本発明は、本発明の1以上のポリヌクレ
オチドを含有する発現系、該発現系により遺伝子操作さ
れた宿主細胞、および組換え技法による本発明ポリペプ
チドの生産に関する。本発明のDNA構築物から誘導さ
れたRNAを用いてこの種のタンパク質を生産するため
に、無細胞翻訳系を使用することもできる。
【0029】組換え体生産に関しては、宿主細胞を遺伝
子操作して本発明のポリヌクレオチド用の発現系または
その一部を組み入れる。宿主細胞へのポリヌクレオチド
の導入は、Davisら, Basic Methods in Molecular Biol
ogy (1986) および Sambrookら, Molecular Cloning: A
Laboratory Manual, 2nd Ed., Cold Spring HarborLab
oratory Press, Cold Spring Harbor, N.Y. (1989) な
どの多くの標準的な実験室マニュアルに記載された方法
により行うことができる。好適なこうした方法として、
例えば、リン酸カルシウムトランスフェクション、DE
AE−デキストラン媒介トランスフェクション、トラン
スベクション(transvection)、マイクロインジェクショ
ン、カチオン性脂質媒介トランスフェクション、エレク
トロポレーション、形質導入、スクレープローディング
(scrape loading)、弾丸導入(ballistic introduction)
または感染などがある。
子操作して本発明のポリヌクレオチド用の発現系または
その一部を組み入れる。宿主細胞へのポリヌクレオチド
の導入は、Davisら, Basic Methods in Molecular Biol
ogy (1986) および Sambrookら, Molecular Cloning: A
Laboratory Manual, 2nd Ed., Cold Spring HarborLab
oratory Press, Cold Spring Harbor, N.Y. (1989) な
どの多くの標準的な実験室マニュアルに記載された方法
により行うことができる。好適なこうした方法として、
例えば、リン酸カルシウムトランスフェクション、DE
AE−デキストラン媒介トランスフェクション、トラン
スベクション(transvection)、マイクロインジェクショ
ン、カチオン性脂質媒介トランスフェクション、エレク
トロポレーション、形質導入、スクレープローディング
(scrape loading)、弾丸導入(ballistic introduction)
または感染などがある。
【0030】適当な宿主の代表的な例として、細菌細胞
(例:ストレプトコッカス、スタフィロコッカス、大腸
菌、ストレプトミセス、枯草菌)、真菌細胞(例:酵
母、アスペルギルス)、昆虫細胞(例:ドロソフィラS
2、スポドプテラSf9)、動物細胞(例:CHO、C
OS、HeLa、C 127、3T3、BHK、HEK 29
3、Bowes メラノーマ細胞)および植物細胞が挙げられ
る。
(例:ストレプトコッカス、スタフィロコッカス、大腸
菌、ストレプトミセス、枯草菌)、真菌細胞(例:酵
母、アスペルギルス)、昆虫細胞(例:ドロソフィラS
2、スポドプテラSf9)、動物細胞(例:CHO、C
OS、HeLa、C 127、3T3、BHK、HEK 29
3、Bowes メラノーマ細胞)および植物細胞が挙げられ
る。
【0031】多種多様な発現系を使用することができ
る。こうした発現系として、特に、染色体、エピソーム
およびウイルス由来の系、例えば、細菌プラスミド由
来、バクテリオファージ由来、トランスポゾン由来、酵
母エピソーム由来、挿入因子由来、酵母染色体要素由
来、ウイルス(例:バキュロウイルス、SV40のよう
なパポバウイルス、ワクシニアウイルス、アデノウイル
ス、鶏痘ウイルス、仮性狂犬病ウイルス、レトロウイル
ス)由来のベクター、およびこれらの組合せに由来する
ベクター、例えば、コスミドやファージミドのようなプ
ラスミドとバクテリオファージの遺伝的要素に由来する
ものがある。この発現系は発現を起こさせるだけでなく
発現を調節する制御配列を含んでいてもよい。一般的
に、宿主内でのポリペプチドの産生のためにポリヌクレ
オチドを維持し、増やし、発現することができる系また
はベクターはどれも使用しうる。Sambrookら, Molecula
r Cloning:A Laboratory Manual (前掲) に記載される
ような、日常的に用いられる公知の技法のいずれかによ
り、適当なヌクレオチド配列を発現系に挿入することが
できる。翻訳されたタンパク質を小胞体の内腔に、細胞
周辺腔に、または細胞外の環境に分泌させるために、適
当な分泌シグナルを目的のポリペプチドに組み込むこと
ができる。これらのシグナルは目的のポリペプチドに対
して内因性であっても、異種シグナルであってもよい。
る。こうした発現系として、特に、染色体、エピソーム
およびウイルス由来の系、例えば、細菌プラスミド由
来、バクテリオファージ由来、トランスポゾン由来、酵
母エピソーム由来、挿入因子由来、酵母染色体要素由
来、ウイルス(例:バキュロウイルス、SV40のよう
なパポバウイルス、ワクシニアウイルス、アデノウイル
ス、鶏痘ウイルス、仮性狂犬病ウイルス、レトロウイル
ス)由来のベクター、およびこれらの組合せに由来する
ベクター、例えば、コスミドやファージミドのようなプ
ラスミドとバクテリオファージの遺伝的要素に由来する
ものがある。この発現系は発現を起こさせるだけでなく
発現を調節する制御配列を含んでいてもよい。一般的
に、宿主内でのポリペプチドの産生のためにポリヌクレ
オチドを維持し、増やし、発現することができる系また
はベクターはどれも使用しうる。Sambrookら, Molecula
r Cloning:A Laboratory Manual (前掲) に記載される
ような、日常的に用いられる公知の技法のいずれかによ
り、適当なヌクレオチド配列を発現系に挿入することが
できる。翻訳されたタンパク質を小胞体の内腔に、細胞
周辺腔に、または細胞外の環境に分泌させるために、適
当な分泌シグナルを目的のポリペプチドに組み込むこと
ができる。これらのシグナルは目的のポリペプチドに対
して内因性であっても、異種シグナルであってもよい。
【0032】スクリーニングアッセイで使用するため本
発明のポリペプチドを発現させようとする場合、一般に
そのポリペプチドを細胞の表面に産生させることが好適
である。その場合は、スクリーニングアッセイでの使用
に先立って細胞を回収する。該ポリペプチドが培地に分
泌される場合は、そのポリペプチドを回収し精製するた
めに培地を回収する。細胞内に産生される場合は、その
細胞をまず溶解し、その後にポリペプチドを回収する必
要がある。
発明のポリペプチドを発現させようとする場合、一般に
そのポリペプチドを細胞の表面に産生させることが好適
である。その場合は、スクリーニングアッセイでの使用
に先立って細胞を回収する。該ポリペプチドが培地に分
泌される場合は、そのポリペプチドを回収し精製するた
めに培地を回収する。細胞内に産生される場合は、その
細胞をまず溶解し、その後にポリペプチドを回収する必
要がある。
【0033】組換え細胞培養物から本発明のポリペプチ
ドを回収し精製するには、硫酸アンモニウムまたはエタ
ノール沈殿、酸抽出、アニオンまたはカチオン交換クロ
マトグラフィー、ホスホセルロースクロマトグラフィ
ー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、アフィニティ
ークロマトグラフィー、ヒドロキシルアパタイトクロマ
トグラフィーおよびレクチンクロマトグラフィーを含め
た公知の方法を用いることができる。最も好ましくは、
高性能液体クロマトグラフィーが精製に用いられる。ポ
リペプチドが単離および/または精製中に変性されると
きは、タンパク質を再生させるための公知の技法を用い
て、活性のあるコンフォメーションを復元することが可
能である。
ドを回収し精製するには、硫酸アンモニウムまたはエタ
ノール沈殿、酸抽出、アニオンまたはカチオン交換クロ
マトグラフィー、ホスホセルロースクロマトグラフィ
ー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、アフィニティ
ークロマトグラフィー、ヒドロキシルアパタイトクロマ
トグラフィーおよびレクチンクロマトグラフィーを含め
た公知の方法を用いることができる。最も好ましくは、
高性能液体クロマトグラフィーが精製に用いられる。ポ
リペプチドが単離および/または精製中に変性されると
きは、タンパク質を再生させるための公知の技法を用い
て、活性のあるコンフォメーションを復元することが可
能である。
【0034】本発明はまた、診断薬としての本発明のポ
リヌクレオチドの使用に関する。機能障害と関連した、
配列番号1のポリヌクレオチドにより特徴づけられる遺
伝子の変異型の検出は、該遺伝子の過少発現、過剰発現
または変化した発現により生ずる疾病またはその疾病へ
の罹りやすさの診断に追加しうる、またはその診断を下
しうる診断用ツールを提供するだろう。該遺伝子に突然
変異がある個体を、さまざまな技法によりDNAレベル
で見つけ出すことができる。
リヌクレオチドの使用に関する。機能障害と関連した、
配列番号1のポリヌクレオチドにより特徴づけられる遺
伝子の変異型の検出は、該遺伝子の過少発現、過剰発現
または変化した発現により生ずる疾病またはその疾病へ
の罹りやすさの診断に追加しうる、またはその診断を下
しうる診断用ツールを提供するだろう。該遺伝子に突然
変異がある個体を、さまざまな技法によりDNAレベル
で見つけ出すことができる。
【0035】診断用の核酸は、被験者の細胞、例えば血
液、尿、唾液、組織の生検または剖検材料から得ること
ができる。検出のためにゲノムDNAを直接使用しても
よいし、分析前にPCRまたは他の増幅法を使ってゲノ
ムDNAを酵素的に増幅してもよい。同様の方法でRN
AまたはcDNAを使用することもできる。欠失および
挿入突然変異は、正常な遺伝子型と比較したときの増幅
産物のサイズの変化により検出できる。点突然変異は増
幅DNAを標識SAF−3ヌクレオチド配列とハイブリ
ダイズさせることで同定できる。完全にマッチした配列
とミスマッチの二重鎖とはRNアーゼ消化により、また
は融解温度の差異により区別できる。また、DNA配列
の差異は、変性剤を含むもしくは含まないゲルでのDN
A断片の電気泳動の移動度の変化により、または直接D
NA塩基配列決定によっても検出できる(例えば、Myer
sら, Science (1985) 230:1242 を参照のこと)。特定
位置での配列変化はヌクレアーゼプロテクションアッセ
イ(例えば、RNアーゼおよびS1プロテクション)ま
たは化学的開裂法によっても確認できる(Cottonら, Pr
oc. Natl. Acad. Sci. USA (1985) 85:4397-4401を参照
のこと)。別の実施態様では、例えば、遺伝子変異の効
率のよいスクリーニングを行うため、SAF−3ヌクレ
オチド配列またはその断片を含むオリゴヌクレオチドプ
ローブのアレイ(array)を構築することができる。アレ
イ技法は公知で、一般的な適用可能性を有し、遺伝子発
現、遺伝的連鎖および遺伝的変異性を含めた分子遺伝学
のさまざまな問題を解きあかすために用いられている
(例えば、M. Cheeら, Science,Vol.274, pp.610-613
(1996) を参照のこと)。
液、尿、唾液、組織の生検または剖検材料から得ること
ができる。検出のためにゲノムDNAを直接使用しても
よいし、分析前にPCRまたは他の増幅法を使ってゲノ
ムDNAを酵素的に増幅してもよい。同様の方法でRN
AまたはcDNAを使用することもできる。欠失および
挿入突然変異は、正常な遺伝子型と比較したときの増幅
産物のサイズの変化により検出できる。点突然変異は増
幅DNAを標識SAF−3ヌクレオチド配列とハイブリ
ダイズさせることで同定できる。完全にマッチした配列
とミスマッチの二重鎖とはRNアーゼ消化により、また
は融解温度の差異により区別できる。また、DNA配列
の差異は、変性剤を含むもしくは含まないゲルでのDN
A断片の電気泳動の移動度の変化により、または直接D
NA塩基配列決定によっても検出できる(例えば、Myer
sら, Science (1985) 230:1242 を参照のこと)。特定
位置での配列変化はヌクレアーゼプロテクションアッセ
イ(例えば、RNアーゼおよびS1プロテクション)ま
たは化学的開裂法によっても確認できる(Cottonら, Pr
oc. Natl. Acad. Sci. USA (1985) 85:4397-4401を参照
のこと)。別の実施態様では、例えば、遺伝子変異の効
率のよいスクリーニングを行うため、SAF−3ヌクレ
オチド配列またはその断片を含むオリゴヌクレオチドプ
ローブのアレイ(array)を構築することができる。アレ
イ技法は公知で、一般的な適用可能性を有し、遺伝子発
現、遺伝的連鎖および遺伝的変異性を含めた分子遺伝学
のさまざまな問題を解きあかすために用いられている
(例えば、M. Cheeら, Science,Vol.274, pp.610-613
(1996) を参照のこと)。
【0036】診断アッセイは、前記の方法によりSAF
−3遺伝子の変異を検出することで、前記疾患への罹り
やすさを診断または判定する方法を提供する。さらに、
被験者から得られたサンプルからポリペプチドまたはm
RNAのレベルの異常な低下または増加を測定する方法
により、前記疾患の診断を下すことができる。発現の低
下または増加は、当業界で公知のポリヌクレオチドの定
量法、例えば核酸増幅(例:PCR、RT−PCR)、
RNアーゼプロテクション、ノーザンブロッティング、
その他のハイブリダイゼーション法のいずれかによりR
NAレベルで測定することができる。宿主から得られた
サンプル中の本発明ポリペプチドのようなタンパク質の
レベルを測定するアッセイ法は当業者によく知られてい
る。こうしたアッセイ法として、ラジオイムノアッセ
イ、競合結合アッセイ、ウエスタンブロット分析、EL
ISAアッセイ、フローサイトメトリー分析などがあ
る。
−3遺伝子の変異を検出することで、前記疾患への罹り
やすさを診断または判定する方法を提供する。さらに、
被験者から得られたサンプルからポリペプチドまたはm
RNAのレベルの異常な低下または増加を測定する方法
により、前記疾患の診断を下すことができる。発現の低
下または増加は、当業界で公知のポリヌクレオチドの定
量法、例えば核酸増幅(例:PCR、RT−PCR)、
RNアーゼプロテクション、ノーザンブロッティング、
その他のハイブリダイゼーション法のいずれかによりR
NAレベルで測定することができる。宿主から得られた
サンプル中の本発明ポリペプチドのようなタンパク質の
レベルを測定するアッセイ法は当業者によく知られてい
る。こうしたアッセイ法として、ラジオイムノアッセ
イ、競合結合アッセイ、ウエスタンブロット分析、EL
ISAアッセイ、フローサイトメトリー分析などがあ
る。
【0037】かくして、もう一つの態様において、本発
明は、(a) 本発明のポリヌクレオチド(好ましくは、配
列番号1のヌクレオチド配列)もしくはその断片、(b)
(a) のヌクレオチド配列に相補的なヌクレオチド配列、
(c) 本発明のポリペプチド(好ましくは、配列番号2の
ポリペプチド)もしくはその断片、または(d) 本発明の
ポリペプチド(好ましくは、配列番号2のポリペプチ
ド)に対する抗体、を含んでなる診断用キットに関す
る。このようなキットにおいて、(a) 、(b) 、(c) また
は (d)が実質的な構成成分であることが理解されよう。
かかるキットは疾患または疾患への罹りやすさ、特に
癌、炎症、自己免疫、アレルギー、喘息、慢性関節リウ
マチ、CNS炎症、小脳変性、アルツハイマー病、パー
キンソン病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、頭部
損傷とその他の神経系の異常、敗血症性ショック、敗血
症、卒中、骨粗しょう症、骨関節炎、虚血再灌流損傷、
心臓血管疾患、腎臓病、肝臓病、虚血性損傷、心筋梗
塞、低血圧、高血圧、エイズ、骨髄形成異常症候群とそ
の他の血液異常、再生不良性貧血、男性型禿頭症、およ
び細菌、真菌、原生動物、ウイルスによる感染症を診断
するうえで有用である。
明は、(a) 本発明のポリヌクレオチド(好ましくは、配
列番号1のヌクレオチド配列)もしくはその断片、(b)
(a) のヌクレオチド配列に相補的なヌクレオチド配列、
(c) 本発明のポリペプチド(好ましくは、配列番号2の
ポリペプチド)もしくはその断片、または(d) 本発明の
ポリペプチド(好ましくは、配列番号2のポリペプチ
ド)に対する抗体、を含んでなる診断用キットに関す
る。このようなキットにおいて、(a) 、(b) 、(c) また
は (d)が実質的な構成成分であることが理解されよう。
かかるキットは疾患または疾患への罹りやすさ、特に
癌、炎症、自己免疫、アレルギー、喘息、慢性関節リウ
マチ、CNS炎症、小脳変性、アルツハイマー病、パー
キンソン病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、頭部
損傷とその他の神経系の異常、敗血症性ショック、敗血
症、卒中、骨粗しょう症、骨関節炎、虚血再灌流損傷、
心臓血管疾患、腎臓病、肝臓病、虚血性損傷、心筋梗
塞、低血圧、高血圧、エイズ、骨髄形成異常症候群とそ
の他の血液異常、再生不良性貧血、男性型禿頭症、およ
び細菌、真菌、原生動物、ウイルスによる感染症を診断
するうえで有用である。
【0038】また、本発明のヌクレオチド配列は染色体
の同定にも有用である。この配列は個々のヒト染色体上
の特定の位置をターゲッティングし、その特定位置とハ
イブリダイズすることができる。本発明に従って関連配
列の染色体地図を作成することは、これらの配列と遺伝
子関連疾患とを相関させるうえで重要な第一段階であ
る。ひとたび配列が正確な染色体位置にマップされた
ら、その染色体上のその配列の物理的位置を遺伝地図デ
ータと相関させることができる。この種のデータは、例
えば、V. McKusick, Mendelian Inheritance in Man (J
ohns Hopkins University Welch Medical Library から
オンラインで入手可能) 中に見いだせる。その後、同一
の染色体領域にマップされた遺伝子と疾患との関係を連
鎖分析(物理的に隣接した遺伝子の共遺伝)により確認
する。
の同定にも有用である。この配列は個々のヒト染色体上
の特定の位置をターゲッティングし、その特定位置とハ
イブリダイズすることができる。本発明に従って関連配
列の染色体地図を作成することは、これらの配列と遺伝
子関連疾患とを相関させるうえで重要な第一段階であ
る。ひとたび配列が正確な染色体位置にマップされた
ら、その染色体上のその配列の物理的位置を遺伝地図デ
ータと相関させることができる。この種のデータは、例
えば、V. McKusick, Mendelian Inheritance in Man (J
ohns Hopkins University Welch Medical Library から
オンラインで入手可能) 中に見いだせる。その後、同一
の染色体領域にマップされた遺伝子と疾患との関係を連
鎖分析(物理的に隣接した遺伝子の共遺伝)により確認
する。
【0039】罹患個体と非罹患個体とのcDNAまたは
ゲノム配列の差異も調べることができる。罹患個体の一
部または全部に突然変異が観察されるが、どの正常個体
にも観察されない場合は、その突然変異が疾患の原因で
ある可能性がある。
ゲノム配列の差異も調べることができる。罹患個体の一
部または全部に突然変異が観察されるが、どの正常個体
にも観察されない場合は、その突然変異が疾患の原因で
ある可能性がある。
【0040】本発明のポリペプチドまたはその断片もし
くは類似体、またはそれらを発現する細胞は、本発明の
ポリペプチドに免疫特異的な抗体を生産するための免疫
原としても使用することができる。「免疫特異的」と
は、その抗体が従来技術における他の関連ポリペプチド
に対するその親和性よりも本発明のポリペプチドに対し
て実質的に高い親和性を示すことを意味する。
くは類似体、またはそれらを発現する細胞は、本発明の
ポリペプチドに免疫特異的な抗体を生産するための免疫
原としても使用することができる。「免疫特異的」と
は、その抗体が従来技術における他の関連ポリペプチド
に対するその親和性よりも本発明のポリペプチドに対し
て実質的に高い親和性を示すことを意味する。
【0041】本発明のポリペプチドに対する抗体は、慣
用のプロトコールを用いて、動物(好ましくはヒト以外
の動物)に該ポリペプチドまたはエピトープを含む断
片、類似体もしくは細胞を投与することにより得られ
る。モノクローナル抗体の調製には、連続細胞系の培養
物から抗体を産生させる任意の技法を用いることができ
る。例を挙げると、ハイブリドーマ技法 (Kohler, G.お
よびMilstein, C., Nature(1975) 256:495-497)、トリ
オーマ技法、ヒトB細胞ハイブリドーマ技法 (Kozbor
ら, Immunology Today (1983) 4:72) およびEBV−ハ
イブリドーマ技法 (Coleら, Monoclonal Antibodies an
d Cancer Therapy, pp.77-96, Alan R. Liss,Inc., 198
5) などがある。
用のプロトコールを用いて、動物(好ましくはヒト以外
の動物)に該ポリペプチドまたはエピトープを含む断
片、類似体もしくは細胞を投与することにより得られ
る。モノクローナル抗体の調製には、連続細胞系の培養
物から抗体を産生させる任意の技法を用いることができ
る。例を挙げると、ハイブリドーマ技法 (Kohler, G.お
よびMilstein, C., Nature(1975) 256:495-497)、トリ
オーマ技法、ヒトB細胞ハイブリドーマ技法 (Kozbor
ら, Immunology Today (1983) 4:72) およびEBV−ハ
イブリドーマ技法 (Coleら, Monoclonal Antibodies an
d Cancer Therapy, pp.77-96, Alan R. Liss,Inc., 198
5) などがある。
【0042】本発明のポリペプチドに対する一本鎖抗体
をつくるために、米国特許第4,946,778 号に記載される
ような一本鎖抗体の調製法を適応させることができる。
また、ヒト化抗体を発現させるために、トランスジェニ
ックマウスまたは他の哺乳動物を含む他の生物を利用す
ることができる。前記の抗体を用いて、そのポリペプチ
ドを発現するクローンを単離・同定したり、アフィニテ
ィークロマトグラフィーでそのポリペプチドを精製する
こともできる。
をつくるために、米国特許第4,946,778 号に記載される
ような一本鎖抗体の調製法を適応させることができる。
また、ヒト化抗体を発現させるために、トランスジェニ
ックマウスまたは他の哺乳動物を含む他の生物を利用す
ることができる。前記の抗体を用いて、そのポリペプチ
ドを発現するクローンを単離・同定したり、アフィニテ
ィークロマトグラフィーでそのポリペプチドを精製する
こともできる。
【0043】本発明のポリペプチドに対する抗体は、と
りわけ、前記疾患の治療に使用できる可能性がある。ま
た、SAF−3ポリペプチドに対する抗体は、造血系の
発生・分化中の細胞集団を特性づけるために、異なる形
態の癌を識別する診断マーカーとして、SAF−3を発
現している癌細胞をex vivoで骨髄からパージするため
に、SAF−3を発現している造血前駆細胞のex vivo
増殖および/または分化を助けるツールとして、幹細胞
を末梢に動員するためのin vivo刺激剤として、並びにi
n vivo化学保護剤として、使用することもできる。
りわけ、前記疾患の治療に使用できる可能性がある。ま
た、SAF−3ポリペプチドに対する抗体は、造血系の
発生・分化中の細胞集団を特性づけるために、異なる形
態の癌を識別する診断マーカーとして、SAF−3を発
現している癌細胞をex vivoで骨髄からパージするため
に、SAF−3を発現している造血前駆細胞のex vivo
増殖および/または分化を助けるツールとして、幹細胞
を末梢に動員するためのin vivo刺激剤として、並びにi
n vivo化学保護剤として、使用することもできる。
【0044】本発明の更なる態様において、本発明は、
本発明のポリペプチドまたはその断片と、各種サブクラ
ス(IgG、IgM、IgA、IgE)の免疫グロブリ
ンのH鎖またはL鎖の定常領域の様々な部分と、を含ん
でなる遺伝子工学的に作製された可溶性融合タンパク質
に関する。免疫グロブリンとしてはヒトIgG、特にI
gG1のH鎖の定常部が好ましく、その場合は融合がヒ
ンジ領域で起こる。特定例では、血液凝固因子Xaで開
裂され得る開裂配列を組み込むことで、Fc部分を簡単
に除去できる。さらに、本発明は、これら融合タンパク
質の遺伝子工学的作製方法、並びに薬物スクリーニン
グ、診断および治療におけるそれらの使用に関する。も
う一つのアプローチでは、内因性SAF−3と競合して
リガンドとなお結合できる可溶性形態のSAF−3ポリ
ペプチドを投与してもよい。このような競合物質の典型
的な例としてはSAF−3ポリペプチドの断片がある。
一つの例は、特に癌、炎症、自己免疫およびアレルギー
の治療に使用しうる、ヒト免疫グロブリンFc領域に融
合されたSAF−3の細胞外ドメインを使用するもので
ある。また、SAF−3/Fcポリペプチドは、SAF
−3リガンドを発現している癌細胞をex vivoで骨髄か
らパージするために、SAF−3リガンドを発現してい
る造血前駆細胞のex vivo増殖および/または分化を助
けるツールとして、幹細胞を末梢に動員するためのin v
ivo刺激剤として、並びにin vivo化学保護剤として、使
用することもできる。また、本発明の更なる態様はこの
ような融合タンパク質をコードするポリヌクレオチドに
関する。融合タンパク質技術の例は国際特許出願 WO94/
29458 およびWO94/22914に見いだせる。
本発明のポリペプチドまたはその断片と、各種サブクラ
ス(IgG、IgM、IgA、IgE)の免疫グロブリ
ンのH鎖またはL鎖の定常領域の様々な部分と、を含ん
でなる遺伝子工学的に作製された可溶性融合タンパク質
に関する。免疫グロブリンとしてはヒトIgG、特にI
gG1のH鎖の定常部が好ましく、その場合は融合がヒ
ンジ領域で起こる。特定例では、血液凝固因子Xaで開
裂され得る開裂配列を組み込むことで、Fc部分を簡単
に除去できる。さらに、本発明は、これら融合タンパク
質の遺伝子工学的作製方法、並びに薬物スクリーニン
グ、診断および治療におけるそれらの使用に関する。も
う一つのアプローチでは、内因性SAF−3と競合して
リガンドとなお結合できる可溶性形態のSAF−3ポリ
ペプチドを投与してもよい。このような競合物質の典型
的な例としてはSAF−3ポリペプチドの断片がある。
一つの例は、特に癌、炎症、自己免疫およびアレルギー
の治療に使用しうる、ヒト免疫グロブリンFc領域に融
合されたSAF−3の細胞外ドメインを使用するもので
ある。また、SAF−3/Fcポリペプチドは、SAF
−3リガンドを発現している癌細胞をex vivoで骨髄か
らパージするために、SAF−3リガンドを発現してい
る造血前駆細胞のex vivo増殖および/または分化を助
けるツールとして、幹細胞を末梢に動員するためのin v
ivo刺激剤として、並びにin vivo化学保護剤として、使
用することもできる。また、本発明の更なる態様はこの
ような融合タンパク質をコードするポリヌクレオチドに
関する。融合タンパク質技術の例は国際特許出願 WO94/
29458 およびWO94/22914に見いだせる。
【0045】本発明の更なる態様は哺乳動物において免
疫学的応答を引き出す方法に関し、この方法は、特に前
記疾患から該動物を防御するための抗体および/または
T細胞免疫応答を生ずるのに十分な本発明のポリペプチ
ドを哺乳動物に接種することを含んでなる。本発明のさ
らに別の態様は、哺乳動物を前記疾患から防御する抗体
を産生させるような免疫学的応答を引き出すために、in
vivo で本発明のポリペプチドをコードするポリヌクレ
オチドの発現を指令するベクターを介して該ポリペプチ
ドを供給することを含んでなる、哺乳動物において免疫
学的応答を引き出す方法に関する。
疫学的応答を引き出す方法に関し、この方法は、特に前
記疾患から該動物を防御するための抗体および/または
T細胞免疫応答を生ずるのに十分な本発明のポリペプチ
ドを哺乳動物に接種することを含んでなる。本発明のさ
らに別の態様は、哺乳動物を前記疾患から防御する抗体
を産生させるような免疫学的応答を引き出すために、in
vivo で本発明のポリペプチドをコードするポリヌクレ
オチドの発現を指令するベクターを介して該ポリペプチ
ドを供給することを含んでなる、哺乳動物において免疫
学的応答を引き出す方法に関する。
【0046】本発明の更なる態様は、哺乳動物宿主に導
入したとき、その哺乳動物において本発明のポリペプチ
ドに対する免疫学的応答を引き出す免疫学的/ワクチン
製剤(組成物)に関し、この組成物は本発明のポリペプ
チドまたはポリヌクレオチドを含有する。ワクチン製剤
は適当な担体をさらに含んでいてもよい。ポリペプチド
は胃の中で分解される可能性があるので、非経口的(例
えば、皮下、筋肉内、静脈内または皮内注射)に投与す
ることが好ましい。非経口投与に適した製剤としては、
酸化防止剤、緩衝剤、静菌剤およびこの製剤を受容者の
血液と等張にする溶質を含みうる水性および非水性の無
菌注射液、並びに懸濁化剤または増粘剤を含みうる水性
および非水性の無菌懸濁液がある。こうした製剤は1回
量容器または数回量容器(例えば、密閉アンプルおよび
バイアル)で提供することができ、また、使用直前に無
菌の液状担体を添加するだけでよい凍結乾燥状態で保管
することもできる。ワクチン製剤はこの製剤の免疫原性
を増強するためのアジュバント系、例えば水中油型のア
ジュバント系や当業界で公知の他のアジュバント系を含
んでいてもよい。投与量はワクチンの比活性で変化する
が、ルーチンな実験操作により簡単に決定できる。
入したとき、その哺乳動物において本発明のポリペプチ
ドに対する免疫学的応答を引き出す免疫学的/ワクチン
製剤(組成物)に関し、この組成物は本発明のポリペプ
チドまたはポリヌクレオチドを含有する。ワクチン製剤
は適当な担体をさらに含んでいてもよい。ポリペプチド
は胃の中で分解される可能性があるので、非経口的(例
えば、皮下、筋肉内、静脈内または皮内注射)に投与す
ることが好ましい。非経口投与に適した製剤としては、
酸化防止剤、緩衝剤、静菌剤およびこの製剤を受容者の
血液と等張にする溶質を含みうる水性および非水性の無
菌注射液、並びに懸濁化剤または増粘剤を含みうる水性
および非水性の無菌懸濁液がある。こうした製剤は1回
量容器または数回量容器(例えば、密閉アンプルおよび
バイアル)で提供することができ、また、使用直前に無
菌の液状担体を添加するだけでよい凍結乾燥状態で保管
することもできる。ワクチン製剤はこの製剤の免疫原性
を増強するためのアジュバント系、例えば水中油型のア
ジュバント系や当業界で公知の他のアジュバント系を含
んでいてもよい。投与量はワクチンの比活性で変化する
が、ルーチンな実験操作により簡単に決定できる。
【0047】本発明のポリペプチドは、多くの病的状
態、特に前記疾患を含めて、さまざまな生物学的機能に
関与している。それゆえ、このポリペプチドの機能を刺
激または抑制する化合物を同定するスクリーニング法を
開発することが望ましい。したがって、更なる態様にお
いて、本発明は、このポリペプチドを刺激または抑制す
る化合物を同定するための化合物のスクリーニング法を
提供する。一般的には、前記疾患の治療および予防目的
のためにアゴニストまたはアンタゴニストが使用され
る。種々の供給源、例えば、細胞、無細胞調製物、化学
物質ライブラリーおよび天然産物の混合物から化合物を
同定することができる。このように同定されたアゴニス
ト、アンタゴニストまたはインヒビターは、場合によ
り、該ポリペプチドの天然のまたは修飾された基質、リ
ガンド、受容体、酵素などであってよく、また、その構
造的または機能的なミメティックであってもよい(Coli
ganら, Current Protocols in Immunology 1(2): Chapt
er 5 (1991)を参照のこと)。
態、特に前記疾患を含めて、さまざまな生物学的機能に
関与している。それゆえ、このポリペプチドの機能を刺
激または抑制する化合物を同定するスクリーニング法を
開発することが望ましい。したがって、更なる態様にお
いて、本発明は、このポリペプチドを刺激または抑制す
る化合物を同定するための化合物のスクリーニング法を
提供する。一般的には、前記疾患の治療および予防目的
のためにアゴニストまたはアンタゴニストが使用され
る。種々の供給源、例えば、細胞、無細胞調製物、化学
物質ライブラリーおよび天然産物の混合物から化合物を
同定することができる。このように同定されたアゴニス
ト、アンタゴニストまたはインヒビターは、場合によ
り、該ポリペプチドの天然のまたは修飾された基質、リ
ガンド、受容体、酵素などであってよく、また、その構
造的または機能的なミメティックであってもよい(Coli
ganら, Current Protocols in Immunology 1(2): Chapt
er 5 (1991)を参照のこと)。
【0048】スクリーニング法では、本発明のポリペプ
チド、または該ポリペプチドを担持する細胞もしくは
膜、またはその融合タンパク質への候補化合物の結合
を、候補化合物に直接または間接的に結合させた標識を
用いて簡単に測定できる。あるいはまた、スクリーニン
グ法では標識した競合物質との競合を用いることもあ
る。さらに、こうしたスクリーニング法では、候補化合
物がポリペプチドの活性化または抑制により生ずるシグ
ナルを結果的にもたらすか否かを、該ポリペプチドを担
持する細胞に適した検出系を用いて試験することができ
る。一般的には、既知のアゴニストの存在下で活性化イ
ンヒビターをアッセイして、アゴニストによる活性化に
候補化合物の存在が与える影響を調べる。アゴニストま
たはインヒビターの不在下で、候補化合物がポリペプチ
ドの活性化を抑制するか否かを調べることによる逆アゴ
ニストまたはインヒビターのスクリーニング法では、構
成的に活性のあるポリペプチドが用いられる。さらに、
これらのスクリーニング法は、候補化合物と本発明のポ
リペプチドを含む溶液とを混ぜ合わせて混合物をつく
り、この混合物中のSAF−3活性を測定し、そしてこ
の混合物のSAF−3活性をスタンダードと比較する各
ステップを単に含むだけでよい。本発明のポリペプチド
のアンタゴニストを同定する高処理量スクリーニングア
ッセイでは、上記のようなFc部分とSAF−3ポリペ
プチドから作製されるような融合タンパク質も使用する
ことができる(D. Bennettら, J. Mol. Recognition, 8:
52-58 (1995)およびK. Johansonら, J. Biol. Chem., 2
70(16):9459-9471 (1995)を参照のこと)。
チド、または該ポリペプチドを担持する細胞もしくは
膜、またはその融合タンパク質への候補化合物の結合
を、候補化合物に直接または間接的に結合させた標識を
用いて簡単に測定できる。あるいはまた、スクリーニン
グ法では標識した競合物質との競合を用いることもあ
る。さらに、こうしたスクリーニング法では、候補化合
物がポリペプチドの活性化または抑制により生ずるシグ
ナルを結果的にもたらすか否かを、該ポリペプチドを担
持する細胞に適した検出系を用いて試験することができ
る。一般的には、既知のアゴニストの存在下で活性化イ
ンヒビターをアッセイして、アゴニストによる活性化に
候補化合物の存在が与える影響を調べる。アゴニストま
たはインヒビターの不在下で、候補化合物がポリペプチ
ドの活性化を抑制するか否かを調べることによる逆アゴ
ニストまたはインヒビターのスクリーニング法では、構
成的に活性のあるポリペプチドが用いられる。さらに、
これらのスクリーニング法は、候補化合物と本発明のポ
リペプチドを含む溶液とを混ぜ合わせて混合物をつく
り、この混合物中のSAF−3活性を測定し、そしてこ
の混合物のSAF−3活性をスタンダードと比較する各
ステップを単に含むだけでよい。本発明のポリペプチド
のアンタゴニストを同定する高処理量スクリーニングア
ッセイでは、上記のようなFc部分とSAF−3ポリペ
プチドから作製されるような融合タンパク質も使用する
ことができる(D. Bennettら, J. Mol. Recognition, 8:
52-58 (1995)およびK. Johansonら, J. Biol. Chem., 2
70(16):9459-9471 (1995)を参照のこと)。
【0049】また、本発明のポリヌクレオチド、ポリペ
プチドまたは該ポリペプチドに対する抗体を用いて、細
胞内でのmRNAまたはポリペプチドの生産に及ぼす添
加化合物の作用を検出するためのスクリーニング法を組
み立てることができる。例えば、当業界で公知の標準方
法によりモノクローナルまたはポリクローナル抗体を用
いて、ポリペプチドの分泌レベルまたは細胞結合レベル
を測定するためのELISAアッセイを構築することが
でき、これは適切に操作された細胞または組織からのポ
リペプチドの生産を抑制または増強する物質(それぞれ
アンタゴニストまたはアゴニストともいう)の探索に用
いることができる。
プチドまたは該ポリペプチドに対する抗体を用いて、細
胞内でのmRNAまたはポリペプチドの生産に及ぼす添
加化合物の作用を検出するためのスクリーニング法を組
み立てることができる。例えば、当業界で公知の標準方
法によりモノクローナルまたはポリクローナル抗体を用
いて、ポリペプチドの分泌レベルまたは細胞結合レベル
を測定するためのELISAアッセイを構築することが
でき、これは適切に操作された細胞または組織からのポ
リペプチドの生産を抑制または増強する物質(それぞれ
アンタゴニストまたはアゴニストともいう)の探索に用
いることができる。
【0050】膜に結合した受容体または可溶性の受容体
が存在するのであれば、当業界で公知の標準的な受容体
結合法によりこの種の受容体を同定するために本発明の
ポリペプチドを用いることができる。こうした受容体結
合法には、限定するものではないが、リガンド結合アッ
セイおよび架橋アッセイがあり、これらのアッセイで
は、ポリペプチドを放射性アイソトープ(例:125I)で
標識するか、化学的に修飾(例:ビオチン化)するか、
または検出や精製に適したペプチド配列に融合させ、そ
して推定上の受容体源(細胞、細胞膜、細胞上清、組織
抽出物、体液など)とインキュベートする。その他の方
法としては、表面プラズモン共鳴および分光学のような
生物物理的方法がある。これらのスクリーニング法は、
該ポリペプチドまたは(存在するのであれば)その受容
体への結合と競合する該ポリペプチドのアゴニストまた
はアンタゴニストを同定するために用いることもでき
る。スクリーニングアッセイを行うための標準的な方法
は当業界でよく理解されている。
が存在するのであれば、当業界で公知の標準的な受容体
結合法によりこの種の受容体を同定するために本発明の
ポリペプチドを用いることができる。こうした受容体結
合法には、限定するものではないが、リガンド結合アッ
セイおよび架橋アッセイがあり、これらのアッセイで
は、ポリペプチドを放射性アイソトープ(例:125I)で
標識するか、化学的に修飾(例:ビオチン化)するか、
または検出や精製に適したペプチド配列に融合させ、そ
して推定上の受容体源(細胞、細胞膜、細胞上清、組織
抽出物、体液など)とインキュベートする。その他の方
法としては、表面プラズモン共鳴および分光学のような
生物物理的方法がある。これらのスクリーニング法は、
該ポリペプチドまたは(存在するのであれば)その受容
体への結合と競合する該ポリペプチドのアゴニストまた
はアンタゴニストを同定するために用いることもでき
る。スクリーニングアッセイを行うための標準的な方法
は当業界でよく理解されている。
【0051】本発明のポリペプチドの潜在的なアンタゴ
ニストの例としては、抗体、ある場合には、該ポリペプ
チドのリガンド、基質、受容体、酵素などと密接な関係
があるオリゴヌクレオチドもしくはタンパク質(例え
ば、リガンド、基質、受容体、酵素などの断片)、また
は本発明のポリペプチドと結合するが応答を誘導しない
(それゆえ該ポリペプチドの活性を妨げる)小分子など
がある。
ニストの例としては、抗体、ある場合には、該ポリペプ
チドのリガンド、基質、受容体、酵素などと密接な関係
があるオリゴヌクレオチドもしくはタンパク質(例え
ば、リガンド、基質、受容体、酵素などの断片)、また
は本発明のポリペプチドと結合するが応答を誘導しない
(それゆえ該ポリペプチドの活性を妨げる)小分子など
がある。
【0052】かくして、他の態様において、本発明は、
本発明のポリペプチドのアゴニスト、アンタゴニスト、
リガンド、受容体、基質、酵素など、またはこの種のポ
リペプチドの生産を低下または増加させる化合物を同定
するためのスクリーニングキットに関し、このキット
は、(a) 本発明のポリペプチド、(b) 本発明のポリペプ
チドを発現している組換え細胞、(c) 本発明のポリペプ
チドを発現している細胞膜、または(d) 本発明のポリペ
プチドに対する抗体、を含んでなり、前記ポリペプチド
は好ましくは配列番号2のポリペプチドである。このよ
うなキットにおいて、(a) 、(b) 、(c) または (d)が実
質的な構成成分であることが理解されよう。
本発明のポリペプチドのアゴニスト、アンタゴニスト、
リガンド、受容体、基質、酵素など、またはこの種のポ
リペプチドの生産を低下または増加させる化合物を同定
するためのスクリーニングキットに関し、このキット
は、(a) 本発明のポリペプチド、(b) 本発明のポリペプ
チドを発現している組換え細胞、(c) 本発明のポリペプ
チドを発現している細胞膜、または(d) 本発明のポリペ
プチドに対する抗体、を含んでなり、前記ポリペプチド
は好ましくは配列番号2のポリペプチドである。このよ
うなキットにおいて、(a) 、(b) 、(c) または (d)が実
質的な構成成分であることが理解されよう。
【0053】当業者であれば、本発明のポリペプチド
は、該ポリペプチドのアゴニスト、アンタゴニストまた
はインヒビターを構造に基づいて設計する方法にも使用
できることが容易に理解されよう。この方法は、(a) 最
初に該ポリペプチドの三次元構造を解析し、(b) アゴニ
スト、アンタゴニストまたはインヒビターの確実と思わ
れる反応部位または結合部位の三次元構造を想定し、
(c) 想定された反応部位または結合部位と結合または反
応すると予想される候補化合物を合成し、そして(d) そ
の候補化合物が実際にアゴニスト、アンタゴニストまた
はインヒビターであるか否かを調べる、ことを含んでな
る。これは通常相互作用プロセスであることがさらに理
解されよう。
は、該ポリペプチドのアゴニスト、アンタゴニストまた
はインヒビターを構造に基づいて設計する方法にも使用
できることが容易に理解されよう。この方法は、(a) 最
初に該ポリペプチドの三次元構造を解析し、(b) アゴニ
スト、アンタゴニストまたはインヒビターの確実と思わ
れる反応部位または結合部位の三次元構造を想定し、
(c) 想定された反応部位または結合部位と結合または反
応すると予想される候補化合物を合成し、そして(d) そ
の候補化合物が実際にアゴニスト、アンタゴニストまた
はインヒビターであるか否かを調べる、ことを含んでな
る。これは通常相互作用プロセスであることがさらに理
解されよう。
【0054】更なる態様において、本発明は、SAF−
3ポリペプチド活性の過剰量と不足量のいずれかに関係
した癌、炎症、自己免疫、アレルギー、喘息、慢性関節
リウマチ、CNS炎症、小脳変性、アルツハイマー病、
パーキンソン病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、
頭部損傷とその他の神経系の異常、敗血症性ショック、
敗血症、卒中、骨粗しょう症、骨関節炎、虚血再灌流損
傷、心臓血管疾患、腎臓病、肝臓病、虚血性損傷、心筋
梗塞、低血圧、高血圧、エイズ、骨髄形成異常症候群と
その他の血液異常、再生不良性貧血、男性型禿頭症、お
よび細菌、真菌、原生動物、ウイルスによる感染症など
の異常な状態の治療法を提供する。
3ポリペプチド活性の過剰量と不足量のいずれかに関係
した癌、炎症、自己免疫、アレルギー、喘息、慢性関節
リウマチ、CNS炎症、小脳変性、アルツハイマー病、
パーキンソン病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、
頭部損傷とその他の神経系の異常、敗血症性ショック、
敗血症、卒中、骨粗しょう症、骨関節炎、虚血再灌流損
傷、心臓血管疾患、腎臓病、肝臓病、虚血性損傷、心筋
梗塞、低血圧、高血圧、エイズ、骨髄形成異常症候群と
その他の血液異常、再生不良性貧血、男性型禿頭症、お
よび細菌、真菌、原生動物、ウイルスによる感染症など
の異常な状態の治療法を提供する。
【0055】該ポリペプチドの活性が過剰である場合
は、いくつかのアプローチが利用可能である。一つのア
プローチは、例えば、リガンド、基質、受容体、酵素な
どの結合をブロックすることにより、または第2のシグ
ナルを抑制することで異常な状態を軽減することによ
り、該ポリペプチドの機能を抑制するのに有効な量で、
上記のインヒビター化合物(アンタゴニスト)を製剤学
上許容される担体とともに患者に投与することを含んで
なる。もう一つのアプローチでは、内因性のポリペプチ
ドとの競合状態でリガンド、基質、酵素、受容体などと
結合する能力がまだある可溶性形態のポリペプチドを投
与することができる。このような競合物質の典型的な例
はSAF−3ポリペプチドの断片である。
は、いくつかのアプローチが利用可能である。一つのア
プローチは、例えば、リガンド、基質、受容体、酵素な
どの結合をブロックすることにより、または第2のシグ
ナルを抑制することで異常な状態を軽減することによ
り、該ポリペプチドの機能を抑制するのに有効な量で、
上記のインヒビター化合物(アンタゴニスト)を製剤学
上許容される担体とともに患者に投与することを含んで
なる。もう一つのアプローチでは、内因性のポリペプチ
ドとの競合状態でリガンド、基質、酵素、受容体などと
結合する能力がまだある可溶性形態のポリペプチドを投
与することができる。このような競合物質の典型的な例
はSAF−3ポリペプチドの断片である。
【0056】さらに別のアプローチでは、発現阻止法を
使って内因性SAF−3ポリペプチドをコードする遺伝
子の発現を抑制することができる。こうした公知技術
は、体内で産生されるか別個に投与されるアンチセンス
配列の使用を必要とする(例えば、Oligodeoxynucleoti
des as Antisense Inhibitors of Gene Expression (遺
伝子発現のアンチセンスインヒビターとしてのオリゴデ
オキシヌクレオチド), CRC Press, Boca Raton, FL (19
88) 中のO'Connor, J. Neurochem (1991) 56:560を参照
のこと)。あるいはまた、この遺伝子と共に三重らせん
を形成するオリゴヌクレオチドを供給することもできる
(例えば、Leeら, Nucleic Acids Res (1979) 6:3073;
Cooneyら, Science (1988) 241:456; Dervanら, Scienc
e (1991) 251:1360 を参照のこと)。これらのオリゴマ
ーはそれ自体を投与することもできるし、関連オリゴマ
ーをin vivo で発現させることもできる。
使って内因性SAF−3ポリペプチドをコードする遺伝
子の発現を抑制することができる。こうした公知技術
は、体内で産生されるか別個に投与されるアンチセンス
配列の使用を必要とする(例えば、Oligodeoxynucleoti
des as Antisense Inhibitors of Gene Expression (遺
伝子発現のアンチセンスインヒビターとしてのオリゴデ
オキシヌクレオチド), CRC Press, Boca Raton, FL (19
88) 中のO'Connor, J. Neurochem (1991) 56:560を参照
のこと)。あるいはまた、この遺伝子と共に三重らせん
を形成するオリゴヌクレオチドを供給することもできる
(例えば、Leeら, Nucleic Acids Res (1979) 6:3073;
Cooneyら, Science (1988) 241:456; Dervanら, Scienc
e (1991) 251:1360 を参照のこと)。これらのオリゴマ
ーはそれ自体を投与することもできるし、関連オリゴマ
ーをin vivo で発現させることもできる。
【0057】SAF−3およびその活性の過少発現に関
係した異常な状態を治療する場合も、いくつかのアプロ
ーチを取ることができる。一つのアプローチは、治療に
有効な量の本発明ポリペプチドを活性化する化合物(す
なわち、前記アゴニスト)を製剤学上許容される担体と
ともに患者に投与して、異常な状態を緩和することを含
んでなる。別法として、患者の関連細胞においてSAF
−3を内因的に産生させるために遺伝子治療を用いるこ
とができる。例えば、上で述べたような複製欠損レトロ
ウイルスベクターによる発現のために本発明のポリヌク
レオチドを遺伝子操作する。次にレトロウイルス発現構
築物を単離し、本発明のポリペプチドをコードするRN
Aを含有するレトロウイルスプラスミドベクターで形質
導入されたパッケージング細胞に導入する。その結果、
パッケージング細胞は対象の遺伝子を含有する感染性の
ウイルス粒子を産生するようになる。in vivo 細胞操作
およびin vivo ポリペプチド発現のために、これらの産
生細胞を患者に投与する。遺伝子治療の概論に関して
は、Human Molecular Genetics, T Strachan and A PRe
ad, BIOS Scientific Publishers Ltd (1996)中のChapt
er 20, Gene Therapyand other Molecular Genetic-bas
ed Therapeutic Approaches(およびその中の引用文献)
を参照のこと。もう一つのアプローチは治療量の本発明
のポリペプチドを適当な製剤学上の担体とともに投与す
ることである。
係した異常な状態を治療する場合も、いくつかのアプロ
ーチを取ることができる。一つのアプローチは、治療に
有効な量の本発明ポリペプチドを活性化する化合物(す
なわち、前記アゴニスト)を製剤学上許容される担体と
ともに患者に投与して、異常な状態を緩和することを含
んでなる。別法として、患者の関連細胞においてSAF
−3を内因的に産生させるために遺伝子治療を用いるこ
とができる。例えば、上で述べたような複製欠損レトロ
ウイルスベクターによる発現のために本発明のポリヌク
レオチドを遺伝子操作する。次にレトロウイルス発現構
築物を単離し、本発明のポリペプチドをコードするRN
Aを含有するレトロウイルスプラスミドベクターで形質
導入されたパッケージング細胞に導入する。その結果、
パッケージング細胞は対象の遺伝子を含有する感染性の
ウイルス粒子を産生するようになる。in vivo 細胞操作
およびin vivo ポリペプチド発現のために、これらの産
生細胞を患者に投与する。遺伝子治療の概論に関して
は、Human Molecular Genetics, T Strachan and A PRe
ad, BIOS Scientific Publishers Ltd (1996)中のChapt
er 20, Gene Therapyand other Molecular Genetic-bas
ed Therapeutic Approaches(およびその中の引用文献)
を参照のこと。もう一つのアプローチは治療量の本発明
のポリペプチドを適当な製剤学上の担体とともに投与す
ることである。
【0058】更なる態様において、本発明は、治療に有
効な量のポリペプチド(例えば、可溶性形態の本発明ポ
リペプチド)、アゴニストもしくはアンタゴニストペプ
チド、または小分子化合物を製剤学上許容される担体ま
たは賦形剤と共に含有する医薬組成物を提供する。この
種の担体としては、食塩水、生理食塩水、デキストロー
ス、水、グリセロール、エタノール、およびこれらの組
合せがあるが、これらに限らない。本発明はさらに、上
記の本発明組成物の1以上の成分を充填した1以上の容
器を含んでなる医薬パックおよびキットに関する。本発
明のポリペプチドおよび他の化合物は単独で使用して
も、他の化合物、例えば治療用化合物と一緒に使用して
もよい。
効な量のポリペプチド(例えば、可溶性形態の本発明ポ
リペプチド)、アゴニストもしくはアンタゴニストペプ
チド、または小分子化合物を製剤学上許容される担体ま
たは賦形剤と共に含有する医薬組成物を提供する。この
種の担体としては、食塩水、生理食塩水、デキストロー
ス、水、グリセロール、エタノール、およびこれらの組
合せがあるが、これらに限らない。本発明はさらに、上
記の本発明組成物の1以上の成分を充填した1以上の容
器を含んでなる医薬パックおよびキットに関する。本発
明のポリペプチドおよび他の化合物は単独で使用して
も、他の化合物、例えば治療用化合物と一緒に使用して
もよい。
【0059】医薬組成物は投与経路、例えば全身または
経口による投与経路に適合させることができる。全身投
与に適した形態は、注入(注射)、典型的には静注であ
る。皮下、筋肉内または腹腔内のような他の注入経路も
使用できる。全身投与の別の手段には、胆汁酸塩、フシ
ジン酸、その他の界面活性剤などの浸透剤を用いた経粘
膜および経皮投与がある。さらに、本発明のポリペプチ
ドまたは他の化合物を腸溶剤またはカプセル剤として製
剤化し得るのであれば、経口投与も可能である。これら
の化合物を軟膏、ペースト、ゲルなどの剤形で局所に投
与しても、かつ/または局在化させてもよい。
経口による投与経路に適合させることができる。全身投
与に適した形態は、注入(注射)、典型的には静注であ
る。皮下、筋肉内または腹腔内のような他の注入経路も
使用できる。全身投与の別の手段には、胆汁酸塩、フシ
ジン酸、その他の界面活性剤などの浸透剤を用いた経粘
膜および経皮投与がある。さらに、本発明のポリペプチ
ドまたは他の化合物を腸溶剤またはカプセル剤として製
剤化し得るのであれば、経口投与も可能である。これら
の化合物を軟膏、ペースト、ゲルなどの剤形で局所に投
与しても、かつ/または局在化させてもよい。
【0060】必要な投与量範囲は、本発明のペプチドま
たは他の化合物の選択、投与経路、製剤の性質、患者の
状態、そして医師の判断に左右される。しかし、適当な
投与量は患者の体重1kgあたり0.1〜100μgの範囲であ
る。入手可能な化合物が多様であること、投与経路の効
率が異なることを考慮すれば、必要とされる投与量は広
範に変動することが予測される。例えば、経口投与は静
注による投与よりも高い投与量を必要とすると予想され
よう。こうした投与量レベルの変動は、当業界でよく理
解されているような、標準的経験的な最適化手順を用い
て調整することができる。
たは他の化合物の選択、投与経路、製剤の性質、患者の
状態、そして医師の判断に左右される。しかし、適当な
投与量は患者の体重1kgあたり0.1〜100μgの範囲であ
る。入手可能な化合物が多様であること、投与経路の効
率が異なることを考慮すれば、必要とされる投与量は広
範に変動することが予測される。例えば、経口投与は静
注による投与よりも高い投与量を必要とすると予想され
よう。こうした投与量レベルの変動は、当業界でよく理
解されているような、標準的経験的な最適化手順を用い
て調整することができる。
【0061】治療に用いるポリペプチドは、上述したよ
うな「遺伝子治療」と称する治療法において、患者の体
内で産生させることもできる。例えば、患者由来の細胞
を、ポリペプチドをコードするDNAまたはRNAのよ
うなポリヌクレオチドにより、例えばレトロウイルスプ
ラスミドベクターを用いて、ex vivo で遺伝子工学的に
操作する。その後、これらの細胞を患者に導入する。
うな「遺伝子治療」と称する治療法において、患者の体
内で産生させることもできる。例えば、患者由来の細胞
を、ポリペプチドをコードするDNAまたはRNAのよ
うなポリヌクレオチドにより、例えばレトロウイルスプ
ラスミドベクターを用いて、ex vivo で遺伝子工学的に
操作する。その後、これらの細胞を患者に導入する。
【0062】ポリヌクレオチドおよびポリペプチドの配
列は、類似の相同性を有する別の配列を同定する際の価
値ある情報源を提供する。これは、こうした配列をコン
ピュータ読み取り可能媒体中に保存し、次に保存したデ
ータを用いてGCCのような公知の検索ツールにより配
列データベースを検索することで最大限促進される。し
たがって、更なる態様において、本発明は、配列番号1
の配列を含んでなるポリヌクレオチドおよび/またはそ
れによりコードされるポリペプチドを保存したコンピュ
ータ読み取り可能媒体を提供する。
列は、類似の相同性を有する別の配列を同定する際の価
値ある情報源を提供する。これは、こうした配列をコン
ピュータ読み取り可能媒体中に保存し、次に保存したデ
ータを用いてGCCのような公知の検索ツールにより配
列データベースを検索することで最大限促進される。し
たがって、更なる態様において、本発明は、配列番号1
の配列を含んでなるポリヌクレオチドおよび/またはそ
れによりコードされるポリペプチドを保存したコンピュ
ータ読み取り可能媒体を提供する。
【0063】以下の定義は上記の説明中でしばしば用い
られた用語を理解しやすくするためのものである。本明
細書中で用いる「抗体」には、ポリクローナルおよびモ
ノクローナル抗体、キメラ抗体、一本鎖抗体、ヒト化抗
体、さらにFabまたは他の免疫グロブリン発現ライブ
ラリーの産物を含むFabフラグメントが含まれる。
「単離された」とは、天然の状態から「人間の手によっ
て」改変されたことを意味する。「単離された」組成物
または物質が天然に存在するのであれば、それはそのも
との環境から変化しているか分離されており、またはそ
の両方である。例えば、生存している動物の体内に自然
界で存在するポリヌクレオチドまたはポリペプチドは
「単離された」ものではないが、その天然状態の共存物
質から分離されたポリヌクレオチドまたはポリペプチド
は、本明細書中で用いられるように、「単離された」も
のである。
られた用語を理解しやすくするためのものである。本明
細書中で用いる「抗体」には、ポリクローナルおよびモ
ノクローナル抗体、キメラ抗体、一本鎖抗体、ヒト化抗
体、さらにFabまたは他の免疫グロブリン発現ライブ
ラリーの産物を含むFabフラグメントが含まれる。
「単離された」とは、天然の状態から「人間の手によっ
て」改変されたことを意味する。「単離された」組成物
または物質が天然に存在するのであれば、それはそのも
との環境から変化しているか分離されており、またはそ
の両方である。例えば、生存している動物の体内に自然
界で存在するポリヌクレオチドまたはポリペプチドは
「単離された」ものではないが、その天然状態の共存物
質から分離されたポリヌクレオチドまたはポリペプチド
は、本明細書中で用いられるように、「単離された」も
のである。
【0064】「ポリヌクレオチド」とは、一般に任意の
ポリリボヌクレオチドまたはポリデオキシリボヌクレオ
チドをさし、これは修飾されていないRNAもしくはD
NA、または修飾されたRNAもしくはDNAであり得
る。「ポリヌクレオチド」には、制限するものではない
が、一本鎖および二本鎖DNA、一本鎖領域と二本鎖領
域が混じり合ったDNA、一本鎖および二本鎖RNA、
一本鎖領域と二本鎖領域が混じり合ったRNA、DNA
とRNAを含むハイブリッド分子(一本鎖でも、または
より典型的には二本鎖でもよく、一本鎖領域と二本鎖領
域が混じり合ったものでもよい)が含まれる。加えて、
「ポリヌクレオチド」はRNAまたはDNAまたはRN
AとDNAの両方からなる三重鎖領域を意味する。「ポ
リヌクレオチド」という用語はまた、1個以上の修飾塩
基を含有するDNAまたはRNA、および安定性または
他の理由のために修飾された骨格を有するDNAまたは
RNAも含む。「修飾」塩基としては、例えば、トリチ
ル化された塩基およびイノシンのような特殊な塩基があ
る。DNAおよびRNAに対してさまざまな修飾を行う
ことができる。こうして、「ポリヌクレオチド」は、自
然界に一般的に存在するポリヌクレオチドの化学的、酵
素的または代謝的に修飾された形態、並びにウイルスお
よび細胞に特徴的なDNAおよびRNAの化学的形態を
包含する。また、「ポリヌクレオチド」は、しばしばオ
リゴヌクレオチドと称される比較的短いポリヌクレオチ
ドも包含する。
ポリリボヌクレオチドまたはポリデオキシリボヌクレオ
チドをさし、これは修飾されていないRNAもしくはD
NA、または修飾されたRNAもしくはDNAであり得
る。「ポリヌクレオチド」には、制限するものではない
が、一本鎖および二本鎖DNA、一本鎖領域と二本鎖領
域が混じり合ったDNA、一本鎖および二本鎖RNA、
一本鎖領域と二本鎖領域が混じり合ったRNA、DNA
とRNAを含むハイブリッド分子(一本鎖でも、または
より典型的には二本鎖でもよく、一本鎖領域と二本鎖領
域が混じり合ったものでもよい)が含まれる。加えて、
「ポリヌクレオチド」はRNAまたはDNAまたはRN
AとDNAの両方からなる三重鎖領域を意味する。「ポ
リヌクレオチド」という用語はまた、1個以上の修飾塩
基を含有するDNAまたはRNA、および安定性または
他の理由のために修飾された骨格を有するDNAまたは
RNAも含む。「修飾」塩基としては、例えば、トリチ
ル化された塩基およびイノシンのような特殊な塩基があ
る。DNAおよびRNAに対してさまざまな修飾を行う
ことができる。こうして、「ポリヌクレオチド」は、自
然界に一般的に存在するポリヌクレオチドの化学的、酵
素的または代謝的に修飾された形態、並びにウイルスお
よび細胞に特徴的なDNAおよびRNAの化学的形態を
包含する。また、「ポリヌクレオチド」は、しばしばオ
リゴヌクレオチドと称される比較的短いポリヌクレオチ
ドも包含する。
【0065】「ポリペプチド」とは、ペプチド結合また
は修飾されたペプチド結合(すなわち、ペプチドアイソ
スター)により連結された2個以上のアミノ酸を含むペ
プチドまたはタンパク質を意味する。「ポリペプチド」
は短鎖(通常はペプチド、オリゴペプチドまたはオリゴ
マーという)と長鎖(一般的にはタンパク質という)の
両方をさす。ポリペプチドは20種類の遺伝子コード化
アミノ酸以外のアミノ酸を含んでもよい。「ポリペプチ
ド」は、翻訳後プロセシングのような天然のプロセス
で、または当業界で公知の化学的修飾法のいずれかで修
飾されたアミノ酸配列を含む。このような修飾は基本的
な教科書、より詳細な学術論文および研究文献に詳述さ
れている。修飾はペプチド骨格、アミノ酸側鎖、アミノ
またはカルボキシル末端を含めてポリペプチドのどこで
も行うことができる。同じタイプの修飾が所定のポリペ
プチドのいくつかの部位に同程度でまたはさまざまに異
なる程度で存在してもよい。また、所定のポリペプチド
が多くのタイプの修飾を含んでいてもよい。ポリペプチ
ドはユビキチン化のために分枝していても、分枝のある
又はない環状であってもよい。環状の、分枝した、また
は分枝した環状のポリペプチドは翻訳後の天然プロセス
から生じることがあり、また、合成法によって製造する
こともできる。修飾としては、アセチル化、アシル化、
ADP−リボシル化、アミド化、フラビンの共有結合、
ヘム部分の共有結合、ヌクレオチドまたはヌクレオチド
誘導体の共有結合、脂質または脂質誘導体の共有結合、
ホスファチジルイノシトールの共有結合、架橋、環化、
ジスルフィド結合の形成、脱メチル化、共有結合架橋の
形成、シスチンの形成、ピログルタメートの形成、ホル
ミル化、γ−カルボキシル化、グリコシル化、GPIア
ンカー形成、ヒドロキシル化、ヨウ素化、メチル化、ミ
リストイル化、酸化、タンパク質分解プロセシング、リ
ン酸化、プレニル化、ラセミ化、セレノイル化、硫酸
化、アルギニル化のようなタンパク質へのアミノ酸の転
移RNA媒介付加、ユビキチン化などがある(例えば、
Proteins - Structure and Molecular Properties 2nd
Ed., T.E. Creighton, W.H. Freeman and Company, Ne
w York, 1993; Posttranslational Covalent Modificat
ion of Proteins, B.C. Johnson編, Academic Press, N
ew York,1983中のWold, F., Post-translational Prote
in Modifications: Perspectives and Prospects, pgs.
1-12; Seifterら, "Analysis for protein modificati
ons and nonprotein cofactors", Meth Enzymol (1990)
182:626-646; および Rattanら, "Protein Synthesis:
Post-translational Modifications and Aging",Ann N
Y Acad Sci (1992) 663:48-62 を参照のこと)。
は修飾されたペプチド結合(すなわち、ペプチドアイソ
スター)により連結された2個以上のアミノ酸を含むペ
プチドまたはタンパク質を意味する。「ポリペプチド」
は短鎖(通常はペプチド、オリゴペプチドまたはオリゴ
マーという)と長鎖(一般的にはタンパク質という)の
両方をさす。ポリペプチドは20種類の遺伝子コード化
アミノ酸以外のアミノ酸を含んでもよい。「ポリペプチ
ド」は、翻訳後プロセシングのような天然のプロセス
で、または当業界で公知の化学的修飾法のいずれかで修
飾されたアミノ酸配列を含む。このような修飾は基本的
な教科書、より詳細な学術論文および研究文献に詳述さ
れている。修飾はペプチド骨格、アミノ酸側鎖、アミノ
またはカルボキシル末端を含めてポリペプチドのどこで
も行うことができる。同じタイプの修飾が所定のポリペ
プチドのいくつかの部位に同程度でまたはさまざまに異
なる程度で存在してもよい。また、所定のポリペプチド
が多くのタイプの修飾を含んでいてもよい。ポリペプチ
ドはユビキチン化のために分枝していても、分枝のある
又はない環状であってもよい。環状の、分枝した、また
は分枝した環状のポリペプチドは翻訳後の天然プロセス
から生じることがあり、また、合成法によって製造する
こともできる。修飾としては、アセチル化、アシル化、
ADP−リボシル化、アミド化、フラビンの共有結合、
ヘム部分の共有結合、ヌクレオチドまたはヌクレオチド
誘導体の共有結合、脂質または脂質誘導体の共有結合、
ホスファチジルイノシトールの共有結合、架橋、環化、
ジスルフィド結合の形成、脱メチル化、共有結合架橋の
形成、シスチンの形成、ピログルタメートの形成、ホル
ミル化、γ−カルボキシル化、グリコシル化、GPIア
ンカー形成、ヒドロキシル化、ヨウ素化、メチル化、ミ
リストイル化、酸化、タンパク質分解プロセシング、リ
ン酸化、プレニル化、ラセミ化、セレノイル化、硫酸
化、アルギニル化のようなタンパク質へのアミノ酸の転
移RNA媒介付加、ユビキチン化などがある(例えば、
Proteins - Structure and Molecular Properties 2nd
Ed., T.E. Creighton, W.H. Freeman and Company, Ne
w York, 1993; Posttranslational Covalent Modificat
ion of Proteins, B.C. Johnson編, Academic Press, N
ew York,1983中のWold, F., Post-translational Prote
in Modifications: Perspectives and Prospects, pgs.
1-12; Seifterら, "Analysis for protein modificati
ons and nonprotein cofactors", Meth Enzymol (1990)
182:626-646; および Rattanら, "Protein Synthesis:
Post-translational Modifications and Aging",Ann N
Y Acad Sci (1992) 663:48-62 を参照のこと)。
【0066】本明細書中で用いる「変異体」とは、基準
のポリヌクレオチドまたはポリペプチドと異なるが、不
可欠な性質を保持しているポリヌクレオチドまたはポリ
ペプチドのことである。典型的なポリヌクレオチドの変
異体は基準ポリヌクレオチドとヌクレオチド配列の点で
相違する。この変異体のヌクレオチド配列の変化は、基
準ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド
のアミノ酸配列を変更しても、しなくてもよい。ヌクレ
オチドの変化は、以下で述べるように、基準配列により
コードされるポリペプチドのアミノ酸の置換、付加、欠
失、融合および末端切断(トランケーション)をもたら
しうる。典型的なポリペプチドの変異体は基準ポリペプ
チドとアミノ酸配列の点で相違する。一般的には、基準
ポリペプチドの配列と変異体の配列が全般的によく類似
しており、多くの領域で同一となるような相違に限られ
る。変異体と基準ポリペプチドは任意に組み合わせた1
以上の置換、付加、欠失によりアミノ酸配列が相違して
いてよい。置換または付加されるアミノ酸残基は遺伝子
コードによりコードされるものであっても、なくてもよ
い。ポリヌクレオチドまたはポリペプチドの変異体はア
レリック変異体のように天然に存在するものでも、天然
に存在することが知られていない変異体であってもよ
い。ポリヌクレオチドおよびポリペプチドの天然に存在
しない変異体は、突然変異誘発法または直接合成により
作製することができる。
のポリヌクレオチドまたはポリペプチドと異なるが、不
可欠な性質を保持しているポリヌクレオチドまたはポリ
ペプチドのことである。典型的なポリヌクレオチドの変
異体は基準ポリヌクレオチドとヌクレオチド配列の点で
相違する。この変異体のヌクレオチド配列の変化は、基
準ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド
のアミノ酸配列を変更しても、しなくてもよい。ヌクレ
オチドの変化は、以下で述べるように、基準配列により
コードされるポリペプチドのアミノ酸の置換、付加、欠
失、融合および末端切断(トランケーション)をもたら
しうる。典型的なポリペプチドの変異体は基準ポリペプ
チドとアミノ酸配列の点で相違する。一般的には、基準
ポリペプチドの配列と変異体の配列が全般的によく類似
しており、多くの領域で同一となるような相違に限られ
る。変異体と基準ポリペプチドは任意に組み合わせた1
以上の置換、付加、欠失によりアミノ酸配列が相違して
いてよい。置換または付加されるアミノ酸残基は遺伝子
コードによりコードされるものであっても、なくてもよ
い。ポリヌクレオチドまたはポリペプチドの変異体はア
レリック変異体のように天然に存在するものでも、天然
に存在することが知られていない変異体であってもよ
い。ポリヌクレオチドおよびポリペプチドの天然に存在
しない変異体は、突然変異誘発法または直接合成により
作製することができる。
【0067】当業界で知られた「同一性」とは、ポリペ
プチド配列またはポリヌクレオチド配列の比較により決
定された、2以上のかかる配列間の関係のことである。
当業界ではまた、「同一性」はポリペプチド配列または
ポリヌクレオチド配列の鎖間のマッチ(match)により決
定された、このような配列間の配列関係の程度を意味す
る。「同一性」は公知の方法により難なく算出すること
ができ、こうした方法として、例えば Computational M
olecular Biology, Lesk, A.M.編, Oxford University
Press, New York, 1988; Biocomputing: Informatics a
nd Genome Projects, Smith, D.W. 編, Academic Pres
s, New York, 1993; Computer Analysisof Sequence Da
ta, Part I, Griffin, A.M. and Griffin, H.G. 編, Hu
mana Press, New Jersey, 1994; Sequence Analysis in
Molecular Biology, von Heinje, G., Academic Pres
s, 1987; Sequence Analysis Primer, Gribskov, M. an
d Devereux, J. 編, M Stockton Press, New York, 199
1; および Carillo, H. andLipman, D., SIAM J. Appli
ed Math., 48: 1073 (1988) に記載された方法がある
が、これらに限らない。「同一性」を決定する方法は、
検討する配列間で最大級のマッチが得られるように設計
される。さらに、「同一性」を決定する方法は一般に利
用可能なコンピュータプログラムに編集されている。2
配列間の「同一性」を決定するコンピュータプログラム
法としては、GCGプログラムパッケージ (Devereux,
J.ら, Nucleic Acids Research 12(1):387 (1984))、B
LASTP、BLASTNおよびFASTA (Atschul,
S.F.ら, J. Molec. Biol. 215:403-410 (1990)) があ
るが、これらに限らない。BLAST Xプログラムは
NCBIおよび他のソース (BLAST Manual, Altschul,
S.ら, NCBI NLM NIH Bethesda, MD 20894; Altschul,
S.ら, J. Mol. Biol. 215: 403-410 (1990))から一般に
入手可能である。公知のSmith Watermanアルゴリズムも
同一性の決定に使用することができる。
プチド配列またはポリヌクレオチド配列の比較により決
定された、2以上のかかる配列間の関係のことである。
当業界ではまた、「同一性」はポリペプチド配列または
ポリヌクレオチド配列の鎖間のマッチ(match)により決
定された、このような配列間の配列関係の程度を意味す
る。「同一性」は公知の方法により難なく算出すること
ができ、こうした方法として、例えば Computational M
olecular Biology, Lesk, A.M.編, Oxford University
Press, New York, 1988; Biocomputing: Informatics a
nd Genome Projects, Smith, D.W. 編, Academic Pres
s, New York, 1993; Computer Analysisof Sequence Da
ta, Part I, Griffin, A.M. and Griffin, H.G. 編, Hu
mana Press, New Jersey, 1994; Sequence Analysis in
Molecular Biology, von Heinje, G., Academic Pres
s, 1987; Sequence Analysis Primer, Gribskov, M. an
d Devereux, J. 編, M Stockton Press, New York, 199
1; および Carillo, H. andLipman, D., SIAM J. Appli
ed Math., 48: 1073 (1988) に記載された方法がある
が、これらに限らない。「同一性」を決定する方法は、
検討する配列間で最大級のマッチが得られるように設計
される。さらに、「同一性」を決定する方法は一般に利
用可能なコンピュータプログラムに編集されている。2
配列間の「同一性」を決定するコンピュータプログラム
法としては、GCGプログラムパッケージ (Devereux,
J.ら, Nucleic Acids Research 12(1):387 (1984))、B
LASTP、BLASTNおよびFASTA (Atschul,
S.F.ら, J. Molec. Biol. 215:403-410 (1990)) があ
るが、これらに限らない。BLAST Xプログラムは
NCBIおよび他のソース (BLAST Manual, Altschul,
S.ら, NCBI NLM NIH Bethesda, MD 20894; Altschul,
S.ら, J. Mol. Biol. 215: 403-410 (1990))から一般に
入手可能である。公知のSmith Watermanアルゴリズムも
同一性の決定に使用することができる。
【0068】ポリペプチド配列を比較するためのパラメ
ーターは次のものを含む: 1)アルゴリズム:Needleman and Wunsch, J. Mol. Bi
ol. 48: 443-453 (1970) 比較マトリックス:Hentikoff and Hentikoff, Proc. N
atl. Acad. Sci. USA,89: 10915-10919 (1992) からのB
LOSSUM62 ギャップペナルティー:12 ギャップ長ペナルティー:4 これらのパラメーターと共に有用なプログラムは Genet
ics Computer Group (Madison WI) から「gap」プロ
グラムとして一般に入手可能である。前記のパラメータ
ーはペプチド比較のためのデフォルトパラメーター(def
ault parameter) である(末端ギャップのペナルティー
は無し)。
ーターは次のものを含む: 1)アルゴリズム:Needleman and Wunsch, J. Mol. Bi
ol. 48: 443-453 (1970) 比較マトリックス:Hentikoff and Hentikoff, Proc. N
atl. Acad. Sci. USA,89: 10915-10919 (1992) からのB
LOSSUM62 ギャップペナルティー:12 ギャップ長ペナルティー:4 これらのパラメーターと共に有用なプログラムは Genet
ics Computer Group (Madison WI) から「gap」プロ
グラムとして一般に入手可能である。前記のパラメータ
ーはペプチド比較のためのデフォルトパラメーター(def
ault parameter) である(末端ギャップのペナルティー
は無し)。
【0069】ポリヌクレオチド配列を比較するためのパ
ラメーターは次のものを含む: 1)アルゴリズム:Needleman and Wunsch, J. Mol. Bi
ol. 48: 443-453 (1970) 比較マトリックス:マッチ=+10、ミスマッチ=0 ギャップペナルティー:50 ギャップ長ペナルティー:3 Genetics Computer Group (Madison WI)から「gap」
プログラムとして入手可能である。前記のパラメーター
は核酸比較のためのデフォルトパラメーターである。
ラメーターは次のものを含む: 1)アルゴリズム:Needleman and Wunsch, J. Mol. Bi
ol. 48: 443-453 (1970) 比較マトリックス:マッチ=+10、ミスマッチ=0 ギャップペナルティー:50 ギャップ長ペナルティー:3 Genetics Computer Group (Madison WI)から「gap」
プログラムとして入手可能である。前記のパラメーター
は核酸比較のためのデフォルトパラメーターである。
【0070】ポリヌクレオチドおよびポリペプチドの
「同一性」に関する好適な意味は以下の(1) および(2)
に示される。 (1) ポリヌクレオチドの具体例としてはさらに、配列番
号1の基準配列に対して少なくとも50、60、70、80、8
5、90、95、97または100%の同一性を有するポリヌクレ
オチドを含んでなる単離されたポリヌクレオチドがあ
る。このポリヌクレオチド配列は配列番号1の基準配列
と同一であっても、該基準配列に対して、ある整数個ま
でのヌクレオチド変異を含んでいてもよい。前記変異は
少なくとも1個のヌクレオチドの欠失、置換(トランジ
ションおよびトランスバージョンを含む)または付加よ
りなる群から選択され、こうした変異は基準ヌクレオチ
ド配列の5'もしくは3'末端位置、またはこれらの末端位
置の間のどこに存在してもよく、基準配列中のヌクレオ
チドの間に個々に、または基準配列内に1以上の連続す
るグループとして点在することができる。ヌクレオチド
変異の前記の数は、配列番号1のヌクレオチドの総数
に、同一性%を規定する整数を100で割った値を掛け、
その積を配列番号1のヌクレオチドの総数から差し引く
ことにより、すなわち、次式: nn ≦xn −(xn ×y) により求めることができる。式中、nnはヌクレオチド
変異の数であり、xnは配列番号1のヌクレオチドの総
数であり、yは50%については0.50、60%については0.
60、70%については0.70、80%については0.80、85%に
ついては0.85、90%については0.90、95%については0.
95、97%については0.97または100%については1.00で
あり、ここでxnとyの非整数の積は、その積をxnから
引く前に、最も近似する整数に切り下げる。配列番号2
のポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を改
変すると、そのコード配列にナンセンス、ミスセンスま
たはフレームシフト突然変異が生じ、こうした変異後に
該ポリヌクレオチドによりコードされたポリペプチドを
改変させることもできる。
「同一性」に関する好適な意味は以下の(1) および(2)
に示される。 (1) ポリヌクレオチドの具体例としてはさらに、配列番
号1の基準配列に対して少なくとも50、60、70、80、8
5、90、95、97または100%の同一性を有するポリヌクレ
オチドを含んでなる単離されたポリヌクレオチドがあ
る。このポリヌクレオチド配列は配列番号1の基準配列
と同一であっても、該基準配列に対して、ある整数個ま
でのヌクレオチド変異を含んでいてもよい。前記変異は
少なくとも1個のヌクレオチドの欠失、置換(トランジ
ションおよびトランスバージョンを含む)または付加よ
りなる群から選択され、こうした変異は基準ヌクレオチ
ド配列の5'もしくは3'末端位置、またはこれらの末端位
置の間のどこに存在してもよく、基準配列中のヌクレオ
チドの間に個々に、または基準配列内に1以上の連続す
るグループとして点在することができる。ヌクレオチド
変異の前記の数は、配列番号1のヌクレオチドの総数
に、同一性%を規定する整数を100で割った値を掛け、
その積を配列番号1のヌクレオチドの総数から差し引く
ことにより、すなわち、次式: nn ≦xn −(xn ×y) により求めることができる。式中、nnはヌクレオチド
変異の数であり、xnは配列番号1のヌクレオチドの総
数であり、yは50%については0.50、60%については0.
60、70%については0.70、80%については0.80、85%に
ついては0.85、90%については0.90、95%については0.
95、97%については0.97または100%については1.00で
あり、ここでxnとyの非整数の積は、その積をxnから
引く前に、最も近似する整数に切り下げる。配列番号2
のポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を改
変すると、そのコード配列にナンセンス、ミスセンスま
たはフレームシフト突然変異が生じ、こうした変異後に
該ポリヌクレオチドによりコードされたポリペプチドを
改変させることもできる。
【0071】例えば、本発明のポリヌクレオチド配列
は、配列番号1の基準ヌクレオチド配列と同一である、
すなわち基準ヌクレオチド配列に対して100%の同一性
を有するか、または同一性%が100%未満となるように
該基準配列に対してある整数個までのヌクレオチド変異
を含むことができる。このような変異は少なくとも1個
の核酸の欠失、置換(トランジションおよびトランスバ
ージョンを含む)および付加よりなる群から選択され、
これらの変異は基準ヌクレオチド配列の5'もしくは3'末
端位置、またはこれらの末端位置の間のどこかに存在
し、基準配列中のヌクレオチドの間に個々に、または基
準配列内に1以上の連続したグループとして点在するこ
とができる。核酸変異の数は、配列番号1中のヌクレオ
チドの総数に、同一性%を規定する整数を100で割った
値を掛け、その積を配列番号1中のヌクレオチドの総数
から差し引くことにより、すなわち次式: nn ≦xn −(xn ×y) により求めることができる。式中、nnはヌクレオチド
変異の数であり、xnは配列番号1中のヌクレオチドの
総数であり、yは例えば70%については0.70、80%につ
いては0.80、85%については0.85などであり、ここでx
nとyの非整数の積は、その積をxnから引く前に、最も
近似する整数に切り下げる。
は、配列番号1の基準ヌクレオチド配列と同一である、
すなわち基準ヌクレオチド配列に対して100%の同一性
を有するか、または同一性%が100%未満となるように
該基準配列に対してある整数個までのヌクレオチド変異
を含むことができる。このような変異は少なくとも1個
の核酸の欠失、置換(トランジションおよびトランスバ
ージョンを含む)および付加よりなる群から選択され、
これらの変異は基準ヌクレオチド配列の5'もしくは3'末
端位置、またはこれらの末端位置の間のどこかに存在
し、基準配列中のヌクレオチドの間に個々に、または基
準配列内に1以上の連続したグループとして点在するこ
とができる。核酸変異の数は、配列番号1中のヌクレオ
チドの総数に、同一性%を規定する整数を100で割った
値を掛け、その積を配列番号1中のヌクレオチドの総数
から差し引くことにより、すなわち次式: nn ≦xn −(xn ×y) により求めることができる。式中、nnはヌクレオチド
変異の数であり、xnは配列番号1中のヌクレオチドの
総数であり、yは例えば70%については0.70、80%につ
いては0.80、85%については0.85などであり、ここでx
nとyの非整数の積は、その積をxnから引く前に、最も
近似する整数に切り下げる。
【0072】(2) ポリペプチドの具体例としてはさら
に、配列番号2のポリペプチド基準配列に対して少なく
とも50、60、70、80、85、90、95、97または100%の同
一性を有するポリペプチドを含んでなる単離されたポリ
ペプチドがある。このポリペプチド配列は配列番号2の
基準配列と同一であっても、該基準配列に対して、ある
整数個までのアミノ酸変異を含んでいてもよい。前記変
異は少なくとも1個のアミノ酸の欠失、置換(同類およ
び非同類アミノ酸置換を含む)または付加よりなる群か
ら選択され、こうした変異は基準ポリペプチド配列のア
ミノもしくはカルボキシ末端位置、またはこれらの末端
位置の間のいずれに存在してもよく、基準配列中のアミ
ノ酸の間に個々に、または基準配列内に1以上の連続す
るグループとして点在することができる。アミノ酸変異
の前記の数は、配列番号2のアミノ酸の総数に、同一性
%を規定する整数を100で割った値を掛け、その積を配
列番号2のアミノ酸の総数から差し引くことにより、す
なわち、次式: na ≦xa −(xa ×y) により求めることができる。式中、naはアミノ酸変異
の数であり、xaは配列番号2中のアミノ酸の総数であ
り、yは50%については0.50、60%については0.60、70
%については0.70、80%については0.80、85%について
は0.85、90%については0.90、95%については0.95、97
%については0.97または100%については1.00であり、
ここでxaとyの非整数の積は、その積をxaから引く前
に、最も近似する整数に切り下げる。
に、配列番号2のポリペプチド基準配列に対して少なく
とも50、60、70、80、85、90、95、97または100%の同
一性を有するポリペプチドを含んでなる単離されたポリ
ペプチドがある。このポリペプチド配列は配列番号2の
基準配列と同一であっても、該基準配列に対して、ある
整数個までのアミノ酸変異を含んでいてもよい。前記変
異は少なくとも1個のアミノ酸の欠失、置換(同類およ
び非同類アミノ酸置換を含む)または付加よりなる群か
ら選択され、こうした変異は基準ポリペプチド配列のア
ミノもしくはカルボキシ末端位置、またはこれらの末端
位置の間のいずれに存在してもよく、基準配列中のアミ
ノ酸の間に個々に、または基準配列内に1以上の連続す
るグループとして点在することができる。アミノ酸変異
の前記の数は、配列番号2のアミノ酸の総数に、同一性
%を規定する整数を100で割った値を掛け、その積を配
列番号2のアミノ酸の総数から差し引くことにより、す
なわち、次式: na ≦xa −(xa ×y) により求めることができる。式中、naはアミノ酸変異
の数であり、xaは配列番号2中のアミノ酸の総数であ
り、yは50%については0.50、60%については0.60、70
%については0.70、80%については0.80、85%について
は0.85、90%については0.90、95%については0.95、97
%については0.97または100%については1.00であり、
ここでxaとyの非整数の積は、その積をxaから引く前
に、最も近似する整数に切り下げる。
【0073】例えば、本発明のポリペプチド配列は、配
列番号2の基準配列と同一である、すなわち基準配列に
対して100%の同一性を有するか、または同一性%が100
%未満となるように基準配列に対してある整数個までの
アミノ酸変異を含むことができる。このような変異は少
なくとも1個のアミノ酸の欠失、置換(同類および非同
類アミノ酸置換を含む)および付加よりなる群から選択
され、これらの変異は基準ポリペプチド配列のアミノも
しくはカルボキシ末端位置、またはこれらの末端位置の
間のどこかに存在し、基準配列中のアミノ酸の間に個々
に、または基準配列内に1以上の連続したグループとし
て点在することができる。所定の同一性%に関するアミ
ノ酸変異の数は、配列番号2中のアミノ酸の総数に、10
0で割った同一性%を規定する整数を100で割った値を掛
け、その積を配列番号2中のアミノ酸の総数から差し引
くことにより、すなわち次式: na ≦xa −(xa×y) により求めることができる。式中、naはアミノ酸変異
の数であり、xaは配列番号2中のアミノ酸の総数であ
り、yは例えば70%については0.70、80%については0.
80、85%については0.85などであり、ここでxaとyの
非整数の積は、その積をxaから差し引く前に、最も近
似する整数に切り下げる。
列番号2の基準配列と同一である、すなわち基準配列に
対して100%の同一性を有するか、または同一性%が100
%未満となるように基準配列に対してある整数個までの
アミノ酸変異を含むことができる。このような変異は少
なくとも1個のアミノ酸の欠失、置換(同類および非同
類アミノ酸置換を含む)および付加よりなる群から選択
され、これらの変異は基準ポリペプチド配列のアミノも
しくはカルボキシ末端位置、またはこれらの末端位置の
間のどこかに存在し、基準配列中のアミノ酸の間に個々
に、または基準配列内に1以上の連続したグループとし
て点在することができる。所定の同一性%に関するアミ
ノ酸変異の数は、配列番号2中のアミノ酸の総数に、10
0で割った同一性%を規定する整数を100で割った値を掛
け、その積を配列番号2中のアミノ酸の総数から差し引
くことにより、すなわち次式: na ≦xa −(xa×y) により求めることができる。式中、naはアミノ酸変異
の数であり、xaは配列番号2中のアミノ酸の総数であ
り、yは例えば70%については0.70、80%については0.
80、85%については0.85などであり、ここでxaとyの
非整数の積は、その積をxaから差し引く前に、最も近
似する整数に切り下げる。
【0074】「融合タンパク質」とは、2つの、しばし
ば無関係の、融合された遺伝子またはその断片によりコ
ードされるタンパク質のことである。一例として、EP-A
-0 464には、免疫グロブリン分子の定常領域の様々な部
分と他のヒトタンパク質またはその一部とを含んでなる
融合タンパク質が記載されている。多くの場合、治療お
よび診断における使用には、融合タンパク質の一部とし
て免疫グロブリンFc領域を使用することが有利であ
り、これにより例えば薬物速度論的性質が向上する(例
えば、EP-A- 0232 262を参照のこと)。一方、いくつか
の使用にとっては、その融合タンパク質を発現させ、検
出し、精製した後でFc部分を除去することが望ましい
だろう。
ば無関係の、融合された遺伝子またはその断片によりコ
ードされるタンパク質のことである。一例として、EP-A
-0 464には、免疫グロブリン分子の定常領域の様々な部
分と他のヒトタンパク質またはその一部とを含んでなる
融合タンパク質が記載されている。多くの場合、治療お
よび診断における使用には、融合タンパク質の一部とし
て免疫グロブリンFc領域を使用することが有利であ
り、これにより例えば薬物速度論的性質が向上する(例
えば、EP-A- 0232 262を参照のこと)。一方、いくつか
の使用にとっては、その融合タンパク質を発現させ、検
出し、精製した後でFc部分を除去することが望ましい
だろう。
【0075】本明細書中に引用された、特許および特許
出願明細書を含めた全ての刊行物は、あたかも各刊行物
が明確にかつ個々に示されているかのように、その全体
を参考としてここに組み入れるものとする。
出願明細書を含めた全ての刊行物は、あたかも各刊行物
が明確にかつ個々に示されているかのように、その全体
を参考としてここに組み入れるものとする。
【0076】配列情報 配列番号1:
【0077】配列番号2:
【0078】配列番号3:
【0079】配列番号4:
【0080】
配列番号:1 配列の長さ:1501 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 CCTGGCACCT CCAACCCCAG ATATGCTGCT GCTGCTGCTG CTGCCCCTGC TCTGGGGGAG 60 GGAGAGGGTG GAAGGACAGA AGAGTAACCG GAAGGATTAC TCGCTGACGA TGCAGAGTTC 120 CGTGACCGTG CAAGAGGGCA TGTGTGTCCA TGTGCGCTGC TCCTTCTCCT ACCCAGTGGA 180 CAGCCAGACT GACTCTGACC CAGTTCATGG CTACTGGTTC CGGGCAGGGA ATGATATAAG 240 CTGGAAGGCT CCAGTGGCCA CAAACAACCC AGCTTGGGCA GTGCAGGAGG AAACTCGGGA 300 CCGATTCCAC CTCCTTGGGG ACCCACAGAC CAAAAATTGC ACCCTGAGCA TCAGAGATGC 360 CAGAATGAGT GATGCGGGGA GATACTTCTT TCGTATGGAG AAAGGAAATA TAAAATGGAA 420 TTATAAATAT GACCAGCTCT CTGTGAACGT GACAGCCTTG ACCCACAGGC CCAACATCCT 480 TATCCCCGGT ACCCTGGAGT CTGGCTGCTT CCAGAATCTG ACCTGCTCTG TGCCCTGGGC 540 CTGTGAGCAG GGGACGCCCC CTATGATCTC CTGGATGGGG ACCTCTGTGT CCCCCCCGCA 600 CCCCTCCACC ACCCGCTCCT CGGTGCTCAC CCTCATCCCA CAGCCCCAGC ACCACGGCAC 660 CAGCCTCACC TGTCAGGTGA CCTTGCCTGG GGCCGGCGTG ACCACGAACA GGACCATCCA 720 ACTCAATGTG TCCTACCCTC CTCAGAACTT GACTGTGACT GTCTTCCAAG GAGAAGGCAC 780 AGCATCCACA GCTCTGGGGA ACAGCTCATC TCTTTCAGTC CTAGAGGGCC AGTCTCTGCG 840 CTTGGTCTGT GCTGTTGACA GCAATCCCCC TGCCAGGCTG AGCTGGACCT GGAGGAGTCT 900 GACCCTGTAC CCCTCACAGC CCTCAAACCC TCTGGTACTG GAGCTGCAAG TGCACCTGGG 960 GGATGAAGGG GAATTCACCT GTCGAGCTCA GAACTCTCTG GGTTCCCAGC ACGTTTCCCT 1020 GAACCTCTCC CTGCAACAGG AGTACACAGG CAAAATGAGG CCTGTATCAG GAGTGTTGCT 1080 GGGGGCGGTC GGGGGAGCTG GAGCCACAGC CCTGGTCTTC CTCTCCTTCT GTGTCATCTT 1140 CATTGTAGTG AGGTCCTGCA GGAAGAAATC GGCAAGGCCA GCAGCGGACG TGGGAGACGT 1200 AGGCATGAAG GATGCAAACA CCATCAGGGG CTCAGCCTCT CAGGGTAACC TGACTGAGTC 1260 CTGGGCAGAT GATAACCCCC GACACCATGG CCTGGCTGCC CACTCCTCAG GGGAGGAAAG 1320 AGAGATCCAG TATGCACCCC TCAGCTTTCA TAAGGGGGAG CCTCAGGACC TATCAGGTCA 1380 AGAAGCCACC AACAATGAGT ACTCAGAGAT CAAGATCCCC AAGTAAGAAA ATGCAGAGGC 1440 TCGGGCTTGT TTGAGGGTTC ACGACCCCTC CAGCAAAGGA GTCTGAGGCT GATTCCAGTA 1500 G 1501
【0081】配列番号:2 配列の長さ:467 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Leu Leu Leu Leu Leu Leu Pro Leu Leu Trp Gly Arg Glu Arg Val 1 5 10 15 Glu Gly Gln Lys Ser Asn Arg Lys Asp Tyr Ser Leu Thr Met Gln Ser 20 25 30 Ser Val Thr Val Gln Glu Gly Met Cys Val His Val Arg Cys Ser Phe 35 40 45 Ser Tyr Pro Val Asp Ser Gln Thr Asp Ser Asp Pro Val His Gly Tyr 50 55 60 Trp Phe Arg Ala Gly Asn Asp Ile Ser Trp Lys Ala Pro Val Ala Thr 65 70 75 80 Asn Asn Pro Ala Trp Ala Val Gln Glu Glu Thr Arg Asp Arg Phe His 85 90 95 Leu Leu Gly Asp Pro Gln Thr Lys Asn Cys Thr Leu Ser Ile Arg Asp 100 105 110 Ala Arg Met Ser Asp Ala Gly Arg Tyr Phe Phe Arg Met Glu Lys Gly 115 120 125 Asn Ile Lys Trp Asn Tyr Lys Tyr Asp Gln Leu Ser Val Asn Val Thr 130 135 140 Ala Leu Thr His Arg Pro Asn Ile Leu Ile Pro Gly Thr Leu Glu Ser 145 150 155 160 Gly Cys Phe Gln Asn Leu Thr Cys Ser Val Pro Trp Ala Cys Glu Gln 165 170 175 Gly Thr Pro Pro Met Ile Ser Trp Met Gly Thr Ser Val Ser Pro Pro 180 185 190 His Pro Ser Thr Thr Arg Ser Ser Val Leu Thr Leu Ile Pro Gln Pro 195 200 205 Gln His His Gly Thr Ser Leu Thr Cys Gln Val Thr Leu Pro Gly Ala 210 215 220 Gly Val Thr Thr Asn Arg Thr Ile Gln Leu Asn Val Ser Tyr Pro Pro 225 230 235 240 Gln Asn Leu Thr Val Thr Val Phe Gln Gly Glu Gly Thr Ala Ser Thr 245 250 255 Ala Leu Gly Asn Ser Ser Ser Leu Ser Val Leu Glu Gly Gln Ser Leu 260 265 270 Arg Leu Val Cys Ala Val Asp Ser Asn Pro Pro Ala Arg Leu Ser Trp 275 280 285 Thr Trp Arg Ser Leu Thr Leu Tyr Pro Ser Gln Pro Ser Asn Pro Leu 290 295 300 Val Leu Glu Leu Gln Val His Leu Gly Asp Glu Gly Glu Phe Thr Cys 305 310 315 320 Arg Ala Gln Asn Ser Leu Gly Ser Gln His Val Ser Leu Asn Leu Ser 325 330 335 Leu Gln Gln Glu Tyr Thr Gly Lys Met Arg Pro Val Ser Gly Val Leu 340 345 350 Leu Gly Ala Val Gly Gly Ala Gly Ala Thr Ala Leu Val Phe Leu Ser 355 360 365 Phe Cys Val Ile Phe Ile Val Val Arg Ser Cys Arg Lys Lys Ser Ala 370 375 380 Arg Pro Ala Ala Asp Val Gly Asp Val Gly Met Lys Asp Ala Asn Thr 385 390 395 400 Ile Arg Gly Ser Ala Ser Gln Gly Asn Leu Thr Glu Ser Trp Ala Asp 405 410 415 Asp Asn Pro Arg His His Gly Leu Ala Ala His Ser Ser Gly Glu Glu 420 425 430 Arg Glu Ile Gln Tyr Ala Pro Leu Ser Phe His Lys Gly Glu Pro Gln 435 440 445 Asp Leu Ser Gly Gln Glu Ala Thr Asn Asn Glu Tyr Ser Glu Ile Lys 450 455 460 Ile Pro Lys 465
【0082】配列番号:3 配列の長さ:1502 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 GGCACGAGGC AGTTCCTGAG AGAAGAACCC TGAGGAACAG ACGTTCCCTC GCGGCCCTGG 60 CACCTCCAAC CCCAGATATG CTGCTGCTGC TGCTGCTGCC CCTGCTCTGG GGGAGGGAGA 120 GGGTGGAATG GCAGAAGAGT AACCGGAAGG ATTACTCGCT GACGATGCAG AGTTCCGTGA 180 CCGTGCAAGA GGGCATGTGT GTCCATGTGC GCTGCTCCTT CTCCTACCCA GTGGACAGCC 240 AGACTGACTC TGACCCAGTT CATGGCTACT GGTTCCGGGC AGGGAATGAT ATAAGCTGGA 300 AGGCTCCAGT GGCCACAAAC AACCCAGCTT GGGCAGTGCA GGAGGAAACT CGGGACCGAT 360 TCCACCTCCT TGGGGACCCA CAGACCAAAA ATTGCACCCT GAGCATCAGA GATGCCAGAA 420 TGAGTGATGC GGGGAGATAC TTCTTTCGTA TGGAGAAAGG AAATATAAAA TGGAATTATA 480 AATATGACCA GCTCTCTGTG AACGTGACAT ACCCTCCTCA GAACTTGACT GTGACTGTCT 540 TCCAAGGAGA AGGCACAGCA TCCACAGCTC TGGGGAACAG CTCATCTCTT TCAGTCCTAG 600 AGGGCCAGTC TCTGCGCTTG GTCTGTGCTG TTGACAGCAA TCCCCCTGCC AGGCTGAGCT 660 GGACCTGGAG GAGTCTGACC CTGTACCCCT CACAGCCCTC AAACCCTCTG GTACTGGAGC 720 TGCAAGTGCA CCTGGGGGAT GAAGGGGAAT TCACCTGTCG AGCTCAGAAC TCTCTGGGTT 780 CCCAGCACGT TTCCCTGAAC CTCTCCCTGC AACAGGAGTA CACAGGCAAA ATGAGGCCTG 840 TATCAGGAGT GTTGCTGGGG GCGGTCGGGG GAGCTGGAGC CACAGCCCTG GTCTTCCTCT 900 CCTTCTGTGT CATCTTCATT GTAGTGAGGT CCTGCAGGAA GAAATCGGCA AGGCCAGCAG 960 CGGACGTGGG AGACATAGGC ATGAAGGATG CAAACACCAT CAGGGGCTCA GCCTCTCAGG 1020 GTAACCTGAC TGAGTCCTGG GCAGATGATA ACCCCCGACA CCATGGCCTG GCTGCCCACT 1080 CCTCAGGGGA GGAAAGAGAG ATCCAGTATG CACCCCTCAG CTTTCATAAG GGGGAGCCTC 1140 AGGACCTATC AGGTCAAGAA GCCACCAACA ATGAGTACTC AGAGATCAAG ATCCCCAAGT 1200 AAGAAAATGC AGAGGCTCGG GCTTGTTTGA GGGTTCACGA CCCCTCCAGC AAAGGAGTCT 1260 GAGGCTGATT CCAGTAGAAT TAGCAGCCCT CAATGCTGTG CAACAAGACA TCAGAACTTA 1320 TTCCTCTTGT CTAACTGAAA ATGCATGCCT GATGACCAAA CTCTCCCTTT CCCCATCCAA 1380 TCGGTCCACA CTCCCCGCCC TGGCCTTTGG TACCCACCAT TCTCCTCTGT ACTTCTCTAA 1440 GGATGACTAC TTTAGATTCC GAATATAGTG AGATTGTAAC GTGAAAAAAA AAAAAAAAAA 1500 AA 1502
【0083】配列番号:4 配列の長さ:374 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Leu Leu Leu Leu Leu Leu Pro Leu Leu Trp Gly Arg Glu Arg Val 1 5 10 15 Glu Trp Gln Lys Ser Asn Arg Lys Asp Tyr Ser Leu Thr Met Gln Ser 20 25 30 Ser Val Thr Val Gln Glu Gly Met Cys Val His Val Arg Cys Ser Phe 35 40 45 Ser Tyr Pro Val Asp Ser Gln Thr Asp Ser Asp Pro Val His Gly Tyr 50 55 60 Trp Phe Arg Ala Gly Asn Asp Ile Ser Trp Lys Ala Pro Val Ala Thr 65 70 75 80 Asn Asn Pro Ala Trp Ala Val Gln Glu Glu Thr Arg Asp Arg Phe His 85 90 95 Leu Leu Gly Asp Pro Gln Thr Lys Asn Cys Thr Leu Ser Ile Arg Asp 100 105 110 Ala Arg Met Ser Asp Ala Gly Arg Tyr Phe Phe Arg Met Glu Lys Gly 115 120 125 Asn Ile Lys Trp Asn Tyr Lys Tyr Asp Gln Leu Ser Val Asn Val Thr 130 135 140 Tyr Pro Pro Gln Asn Leu Thr Val Thr Val Phe Gln Gly Glu Gly Thr 145 150 155 160 Ala Ser Thr Ala Leu Gly Asn Ser Ser Ser Leu Ser Val Leu Glu Gly 165 170 175 Gln Ser Leu Arg Leu Val Cys Ala Val Asp Ser Asn Pro Pro Ala Arg 180 185 190 Leu Ser Trp Thr Trp Arg Ser Leu Thr Leu Tyr Pro Ser Gln Pro Ser 195 200 205 Asn Pro Leu Val Leu Glu Leu Gln Val His Leu Gly Asp Glu Gly Glu 210 215 220 Phe Thr Cys Arg Ala Gln Asn Ser Leu Gly Ser Gln His Val Ser Leu 225 230 235 240 Asn Leu Ser Leu Gln Gln Glu Tyr Thr Gly Lys Met Arg Pro Val Ser 245 250 255 Gly Val Leu Leu Gly Ala Val Gly Gly Ala Gly Ala Thr Ala Leu Val 260 265 270 Phe Leu Ser Phe Cys Val Ile Phe Ile Val Val Arg Ser Cys Arg Lys 275 280 285 Lys Ser Ala Arg Pro Ala Ala Asp Val Gly Asp Ile Gly Met Lys Asp 290 295 300 Ala Asn Thr Ile Arg Gly Ser Ala Ser Gln Gly Asn Leu Thr Glu Ser 305 310 315 320 Trp Ala Asp Asp Asn Pro Arg His His Gly Leu Ala Ala His Ser Ser 325 330 335 Gly Glu Glu Arg Glu Ile Gln Tyr Ala Pro Leu Ser Phe His Lys Gly 340 345 350 Glu Pro Gln Asp Leu Ser Gly Gln Glu Ala Thr Asn Asn Glu Tyr Ser 355 360 365 Glu Ile Lys Ile Pro Lys 370
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/70 AEB A61K 31/70 AEB 38/00 ADU 48/00 ABA 48/00 ABA C07K 14/705 C07K 14/705 C12N 1/15 C12N 1/15 1/19 1/19 1/21 1/21 C12P 21/02 C 5/10 C12Q 1/68 A C12P 21/02 G01N 33/53 D C12Q 1/68 M G01N 33/53 33/531 A 33/566 33/531 A61K 37/02 ADU 33/566 C12N 5/00 B C (72)発明者 コニー リン エリクソン−ミラー アメリカ合衆国 19341 ペンシルバニア 州, エクストン,ブレイナード プレイ ス 608
Claims (17)
- 【請求項1】 以下の(i)〜(iii) から選択される単離
されたポリペプチド: (i) 配列番号2の全長にわたる配列番号2のアミノ酸配
列に対して少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸
配列を含んでなるポリペプチド、(ii) 配列番号2のア
ミノ酸配列を含んでなるポリペプチド、および(iii) 配
列番号2のアミノ酸配列からなるポリペプチド。 - 【請求項2】 以下の(i)〜(vi)から選択される単離さ
れたポリヌクレオチド、またはそのヌクレオチド配列に
相補的なヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド: (i) 配列番号2の全長にわたる配列番号2のアミノ酸配
列に対して少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸
配列を含んでなるポリペプチドをコードするヌクレオチ
ド配列を含んでなるポリヌクレオチド、(ii) 配列番号
2のアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードするヌ
クレオチド配列に対して、その全長にわたって、少なく
とも70%の同一性を有するヌクレオチド配列を含んで
なるポリヌクレオチド、(iii) 配列番号1の全長にわた
る配列番号1のヌクレオチド配列に対して少なくとも7
0%の同一性を有するヌクレオチド配列を含んでなるポ
リヌクレオチド、(iv) 配列番号2のアミノ酸配列から
なるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含ん
でなるポリヌクレオチド、(v) 配列番号1のヌクレオチ
ド配列からなるポリヌクレオチド、および(vi) 適当な
ライブラリーを、ストリンジェントなハイブリダイゼー
ション条件下で、配列番号1のヌクレオチド配列または
その断片をもつ標識プローブでスクリーニングすること
により得られるポリヌクレオチド。 - 【請求項3】 請求項1に記載のポリペプチドに対して
免疫特異的な抗体。 - 【請求項4】 以下の(i)または(ii)の医薬組成物: (i) 請求項1に記載のポリペプチドの活性または発現を
増強する必要がある被験者を治療するための医薬組成物
であって、治療に有効な量の、 (a) 該ポリペプチドに対するアゴニスト、および/また
は (b) 該ポリペプチド活性のin vivo産生をもたらす形態
の、該ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含
んでなるポリヌクレオチド、を含有する医薬組成物;ま
たは (ii) 請求項1に記載のポリペプチドの活性または発現
を抑制する必要がある被験者を治療するための医薬組成
物であって、治療に有効な量の、 (a) 該ポリペプチドに対するアンタゴニスト、および/
または (b) 該ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の発
現を抑制する核酸分子、および/または (c) 該ポリペプチドのリガンド、基質または受容体に関
して該ポリペプチドと競合するポリペプチド、を含有す
る医薬組成物。 - 【請求項5】 被験者における請求項1に記載のポリペ
プチドの発現または活性に関連した疾病または該疾病へ
の罹りやすさを検査する方法であって、 (a) 該被験者のゲノム内の該ポリペプチドをコードする
ヌクレオチド配列に突然変異があるか否かを調べるこ
と、および/または(b) 該被験者から得られたサンプル
中の該ポリペプチド発現の存在または量を分析するこ
と、を含んでなる方法。 - 【請求項6】 請求項1に記載のポリペプチドの機能を
刺激または抑制する化合物を同定するためのスクリーニ
ング法であって、 (a) 候補化合物と、該ポリペプチド(または該ポリペプ
チドを担持している細胞もしくはその膜)またはその融
合タンパク質と、の結合を、該候補化合物に直接または
間接的に結合させた標識により測定すること、 (b) 候補化合物と、該ポリペプチド(または該ポリペプ
チドを担持している細胞もしくはその膜)またはその融
合タンパク質と、の結合を、標識競合物質の存在下で測
定すること、 (c) 候補化合物が該ポリペプチドの活性化または抑制に
より生ずるシグナルをもたらすか否かを、該ポリペプチ
ドを担持している細胞または細胞膜に適した検出系を用
いて調べること、 (d) 候補化合物と、該ポリペプチドを含有する溶液と、
を一緒にして混合物を調製し、該混合物中の該ポリペプ
チドの活性を測定して、該混合物の活性をスタンダード
と比較すること、および (e) 候補化合物が細胞における該ポリペプチドをコード
するmRNAおよび該ポリペプチドの産生に及ぼす効果
を検出すること、よりなる群から選択される方法を含ん
でなるスクリーニング法。 - 【請求項7】 請求項1に記載のポリペプチドのアゴニ
ストまたはアンタゴニスト。 - 【請求項8】 下記発現系が適合性の宿主細胞内に存在
するとき請求項1に記載のポリペプチドを産生し得るポ
リヌクレオチドを含有する発現系。 - 【請求項9】 宿主細胞が適当な培養条件下で配列番号
2の全長にわたる配列番号2のアミノ酸配列に対して少
なくとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を含んで
なるポリペプチドを産生するように、請求項8に記載の
発現系を用いて細胞を形質転換またはトランスフェクシ
ョンすることを含んでなる、組換え宿主細胞の作製方
法。 - 【請求項10】 請求項9に記載の方法により得られる
組換え宿主細胞。 - 【請求項11】 配列番号2の全長にわたる配列番号2
のアミノ酸配列に対して少なくとも70%の同一性を有
するアミノ酸配列を含んでなるポリペプチドを発現して
いる請求項10に記載の組換え宿主細胞の膜。 - 【請求項12】 請求項10に記載の宿主細胞を前記ポ
リペプチドを産生させるのに十分な条件下で培養し、培
養培地から該ポリペプチドを回収することを含んでな
る、前記ポリペプチドの生産方法。 - 【請求項13】 以下の(a) 〜(d) から選択される単離
されたポリヌクレオチド: (a) 配列番号3の全長にわたる配列番号3のヌクレオチ
ド配列に対して少なくとも70%の同一性を有するヌク
レオチド配列を含んでなるポリヌクレオチド、 (b) 配列番号3のヌクレオチド配列を含んでなるポリヌ
クレオチド、 (c) 配列番号3のヌクレオチド配列からなるポリヌクレ
オチド、および (d) 配列番号4の全長にわたる配列番号4のアミノ酸配
列に対して少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸
配列からなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配
列を含んでなるポリヌクレオチド。 - 【請求項14】 以下の(a) 〜(d) から選択される単離
されたポリペプチド: (a) 配列番号4の全長にわたる配列番号4のアミノ酸配
列に対して少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸
配列を含んでなるポリペプチド、 (b) 配列番号4のアミノ酸配列を含んでなるポリペプチ
ド、 (c) 配列番号4のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
および (d) 配列番号3に含まれるヌクレオチド配列を含んでな
るポリヌクレオチドによりコードされるポリペプチド。 - 【請求項15】 以下の(a) または(b) のポリペプチ
ド: (a) 配列番号2のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
または (b) 配列番号2のアミノ酸配列において、少なくとも1
個のアミノ酸が欠失、 置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつシ
アロアドヘシンファミリーメンバー−2の活性を有する
ポリペプチド。 - 【請求項16】 請求項15に記載のポリペプチドをコ
ードするポリヌクレオチド。 - 【請求項17】 以下の(a) または(b) のポリヌクレオ
チド: (a) 配列番号1のヌクレオチド配列からなるポリヌクレ
オチド、または (b) (a) のポリヌクレオチドとストリンジェントな条件
下でハイブリダイズしかつシアロアドヘシンファミリー
メンバー−2の活性を有するポリペプチドをコードする
ポリヌクレオチド。
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