JPH1141882A - コンデンサ電動機 - Google Patents
コンデンサ電動機Info
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- JPH1141882A JPH1141882A JP19455697A JP19455697A JPH1141882A JP H1141882 A JPH1141882 A JP H1141882A JP 19455697 A JP19455697 A JP 19455697A JP 19455697 A JP19455697 A JP 19455697A JP H1141882 A JPH1141882 A JP H1141882A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 12スロット12極のコンデンサ電動機の固
定子鉄心を共用し4極のコンデンサ電動機を提供する。 【解決手段】 固定子鉄心1の内周に沿って継鉄部2か
ら略I字型の歯部3を等間隔に12個設け、同略I字型
の歯部3の間に12個の溝部を形成し、前記略I字型の
歯部3の外周に近い溝部間に外側巻線部7b、7c、7
e、7f、7h、7i、7k、7lと内周に近い溝部間
に内側巻線部8a、8c、8d、8f,8g、8i、8
j、8lを同一方向に巻装し、外側巻線部7e、7f、
7k、7lと、7b、7c、7h、7iの電流、また
は、内側巻線部8f、8g、8l、8aと、8c、8
d、8i、8jの電流が互いに逆方向になるように一対
を除き順次接続して主巻線または、補助巻線を形成す
る。
定子鉄心を共用し4極のコンデンサ電動機を提供する。 【解決手段】 固定子鉄心1の内周に沿って継鉄部2か
ら略I字型の歯部3を等間隔に12個設け、同略I字型
の歯部3の間に12個の溝部を形成し、前記略I字型の
歯部3の外周に近い溝部間に外側巻線部7b、7c、7
e、7f、7h、7i、7k、7lと内周に近い溝部間
に内側巻線部8a、8c、8d、8f,8g、8i、8
j、8lを同一方向に巻装し、外側巻線部7e、7f、
7k、7lと、7b、7c、7h、7iの電流、また
は、内側巻線部8f、8g、8l、8aと、8c、8
d、8i、8jの電流が互いに逆方向になるように一対
を除き順次接続して主巻線または、補助巻線を形成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサ電動機
に係り、詳しくは固定子鉄心の共用と固定子巻線の巻装
及び接続方法に関する。
に係り、詳しくは固定子鉄心の共用と固定子巻線の巻装
及び接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の固定子鉄心の平面図、図
8は、従来の固定子鉄心に巻線を巻装した状態を示す1
2極のコンデンサ電動機の固定子の平面図、図9は、従
来の固定子鉄心に巻線部を巻装し、同巻線部の接続状態
を示す一例の説明図、図10は、従来のコンデンサ電動
機の回路図である。
8は、従来の固定子鉄心に巻線を巻装した状態を示す1
2極のコンデンサ電動機の固定子の平面図、図9は、従
来の固定子鉄心に巻線部を巻装し、同巻線部の接続状態
を示す一例の説明図、図10は、従来のコンデンサ電動
機の回路図である。
【0003】従来、例えば12スロット12極のコンデ
ンサ電動機の固定子は、固定子鉄心1の内周に沿って継
鉄部2から略I字型の歯部3を等間隔に12個設け、同
略I字型の歯部3の間の前記固定子鉄心1の内側に、1
2個の溝部を形成し、前記略I字型の歯部3の外周に近
い溝部間に外側巻線部7a、7b、7c、7d、7e、
7f、7g、7h、7i、7j、7k、7lを巻装し、
次いで略I字型の歯部3の内周に近い溝部間に内側巻線
部8a、8b、8c、8d、8e、8f,8g、8h、
8i、8j、8k、8lを巻装して構成していた。
ンサ電動機の固定子は、固定子鉄心1の内周に沿って継
鉄部2から略I字型の歯部3を等間隔に12個設け、同
略I字型の歯部3の間の前記固定子鉄心1の内側に、1
2個の溝部を形成し、前記略I字型の歯部3の外周に近
い溝部間に外側巻線部7a、7b、7c、7d、7e、
7f、7g、7h、7i、7j、7k、7lを巻装し、
次いで略I字型の歯部3の内周に近い溝部間に内側巻線
部8a、8b、8c、8d、8e、8f,8g、8h、
8i、8j、8k、8lを巻装して構成していた。
【0004】ここで、前記内側巻線を構成する内側巻線
部8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g、8h、
8i、8j、8k、8lの口出線を、各々時計方向にa
a’、bb’、cc’、dd’、ee’、ff’,g
g’、hh’、ii’、jj’、kk’、ll’とし、
前記外側巻線を構成する外側巻線部7a、7b、7c、
7d、7e、7f、7g、7h、7i、7j、7k、7
lの口出線を、各々時計方向にAA’、BB’、C
C’、DD’、EE’、FF’,GG’、HH’、I
I’、JJ’、KK’、LL’とする。
部8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g、8h、
8i、8j、8k、8lの口出線を、各々時計方向にa
a’、bb’、cc’、dd’、ee’、ff’,g
g’、hh’、ii’、jj’、kk’、ll’とし、
前記外側巻線を構成する外側巻線部7a、7b、7c、
7d、7e、7f、7g、7h、7i、7j、7k、7
lの口出線を、各々時計方向にAA’、BB’、C
C’、DD’、EE’、FF’,GG’、HH’、I
I’、JJ’、KK’、LL’とする。
【0005】また、隣り合った前記内側巻線部8aと8
b、8cと8d、8eと8f、8gと8h、8iと8
j、8kと8l及び外側巻線部7aと7b、7cと7
d、7eと7f、7gと7h、7iと7j、7kと7l
は、互いに逆方向に巻線機により巻装される。
b、8cと8d、8eと8f、8gと8h、8iと8
j、8kと8l及び外側巻線部7aと7b、7cと7
d、7eと7f、7gと7h、7iと7j、7kと7l
は、互いに逆方向に巻線機により巻装される。
【0006】そして、前記隣り合った口出線a’とb、
b’とc、c’とd、d’とe、e’とf、f’とg、
g’とh、hとi’、i’とj、j’とk、k’とl
は、一対(l’とa)を除き互いに接続され、前記隣り
合った口出線L’とA、A’とB、B’とC、C’と
D、D’とE、E’とF、F’とG、G’とH、H’と
I、I’とJ、J’とKは、一対(K’とL)を除き互
いに接続され、12極の固定子となる。
b’とc、c’とd、d’とe、e’とf、f’とg、
g’とh、hとi’、i’とj、j’とk、k’とl
は、一対(l’とa)を除き互いに接続され、前記隣り
合った口出線L’とA、A’とB、B’とC、C’と
D、D’とE、E’とF、F’とG、G’とH、H’と
I、I’とJ、J’とKは、一対(K’とL)を除き互
いに接続され、12極の固定子となる。
【0007】この結果、A’とB間を主巻線13、c’
とd間を補助巻線12とし、同補助巻線12と直列にコ
ンデンサ14を接続し、これを前記主巻線13と並列に
接続し、この固定子に籠型回転子を組み合わせ、図10
に示すコンデンサ電動機11を構成していた。ここで、
15は交流電源を示す。
とd間を補助巻線12とし、同補助巻線12と直列にコ
ンデンサ14を接続し、これを前記主巻線13と並列に
接続し、この固定子に籠型回転子を組み合わせ、図10
に示すコンデンサ電動機11を構成していた。ここで、
15は交流電源を示す。
【0008】この場合、コンデンサ電動機の固定子鉄心
1は、12極のコンデンサ電動機の鉄心専用となり、例
えば4極のコンデンサ電動機の鉄心は別途に設計製造さ
れていた。このため、鉄心、絶縁材料などの金型が各々
必要となり、巻線機も異なる機種が必要であった。
1は、12極のコンデンサ電動機の鉄心専用となり、例
えば4極のコンデンサ電動機の鉄心は別途に設計製造さ
れていた。このため、鉄心、絶縁材料などの金型が各々
必要となり、巻線機も異なる機種が必要であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点に鑑みなされたもので、同一の固定子鉄心
を共用して異なる種類のコンデンサ電動機を提供するこ
とにある。
従来の問題点に鑑みなされたもので、同一の固定子鉄心
を共用して異なる種類のコンデンサ電動機を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、固定子鉄心の内周に沿って継鉄部から略I字型の歯
部を等間隔に12個設け、同略I字型の歯部の間の前記
固定子鉄心の内側に12個の溝部を形成し、互いに対向
した一対と、同一対と直交した一対を除き、前記略I字
型の歯部の外周に近い溝部間に外側巻線部を巻装し、次
いで、前記外側巻線の巻装を除いた一対と隣接し、互い
に対向した一対と、同一対と直交した一対を除き、略I
字型の歯部の内周に近い溝部間に内側巻線部を巻装し、
互いに対向した一対の前記外側巻線部、または前記内側
巻線部とそれに隣接する一対の前記外側巻線部、または
前記内側巻線部を、各々一対のみ選択し、選択された外
側巻線部、または内側巻線部の電流が互いに同方向にな
るように順次接続し、同外側巻線部、または内側巻線部
の間に残された外側巻線部、または内側巻線部の電流が
互いに同方向になるように順次接続し、かつ、前記選択
された外側巻線部、または内側巻線部の電流と、同外側
巻線部、または内側巻線部の間に残された外側巻線部、
または内側巻線部の電流が逆方向になるように順次接続
して主巻線、または補助巻線を形成し、前記補助巻線と
コンデンサを直列に接続したものを、前記主巻線と並列
に接続することにより、4極のコンデンサ電動機として
なるようにする。
に、固定子鉄心の内周に沿って継鉄部から略I字型の歯
部を等間隔に12個設け、同略I字型の歯部の間の前記
固定子鉄心の内側に12個の溝部を形成し、互いに対向
した一対と、同一対と直交した一対を除き、前記略I字
型の歯部の外周に近い溝部間に外側巻線部を巻装し、次
いで、前記外側巻線の巻装を除いた一対と隣接し、互い
に対向した一対と、同一対と直交した一対を除き、略I
字型の歯部の内周に近い溝部間に内側巻線部を巻装し、
互いに対向した一対の前記外側巻線部、または前記内側
巻線部とそれに隣接する一対の前記外側巻線部、または
前記内側巻線部を、各々一対のみ選択し、選択された外
側巻線部、または内側巻線部の電流が互いに同方向にな
るように順次接続し、同外側巻線部、または内側巻線部
の間に残された外側巻線部、または内側巻線部の電流が
互いに同方向になるように順次接続し、かつ、前記選択
された外側巻線部、または内側巻線部の電流と、同外側
巻線部、または内側巻線部の間に残された外側巻線部、
または内側巻線部の電流が逆方向になるように順次接続
して主巻線、または補助巻線を形成し、前記補助巻線と
コンデンサを直列に接続したものを、前記主巻線と並列
に接続することにより、4極のコンデンサ電動機として
なるようにする。
【0011】そして、前記主巻線における外側巻線部、
または前記補助巻線における内側巻線部を同一方向に巻
装してなるようにする。
または前記補助巻線における内側巻線部を同一方向に巻
装してなるようにする。
【0012】また、前記選択された外側巻線部、または
内側巻線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接す
る2個の前記残された外側巻線部、または内側巻線部の
隣り合わない口出線を互いに接続するとともに、両端の
前記残された外側巻線部、または内側巻線部の口出線の
残りの一方を、各々それと隣接する前記選択された外側
巻線部、または内側巻線部の口出線の残りの一方と、一
対を除き接続してなるようにする。
内側巻線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接す
る2個の前記残された外側巻線部、または内側巻線部の
隣り合わない口出線を互いに接続するとともに、両端の
前記残された外側巻線部、または内側巻線部の口出線の
残りの一方を、各々それと隣接する前記選択された外側
巻線部、または内側巻線部の口出線の残りの一方と、一
対を除き接続してなるようにする。
【0013】または、前記選択された外側巻線部、また
は内側巻線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接
する2個の前記残された外側巻線部、または内側巻線部
の隣り合った口出線を互いに接続するとともに、両端の
前記残された外側巻線部、または内側巻線部の口出線の
残りの一方を、各々それと隣接しない前記選択された外
側巻線部、または内側巻線部の口出線の残りの一方と、
一対を除き接続してなるようにする。
は内側巻線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接
する2個の前記残された外側巻線部、または内側巻線部
の隣り合った口出線を互いに接続するとともに、両端の
前記残された外側巻線部、または内側巻線部の口出線の
残りの一方を、各々それと隣接しない前記選択された外
側巻線部、または内側巻線部の口出線の残りの一方と、
一対を除き接続してなるようにする。
【0014】あるいは、前記残された外側巻線部、また
は内側巻線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接
する2個の前記選択された外側巻線部、または内側巻線
部の隣り合わない口出線を互いに接続するとともに、両
端の前記選択された外側巻線部、または内側巻線部の口
出線の残りの一方を、各々それと隣接する前記残された
外側巻線部、または内側巻線部の口出線の残りの一方
と、一対を除き接続してなるようにする。
は内側巻線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接
する2個の前記選択された外側巻線部、または内側巻線
部の隣り合わない口出線を互いに接続するとともに、両
端の前記選択された外側巻線部、または内側巻線部の口
出線の残りの一方を、各々それと隣接する前記残された
外側巻線部、または内側巻線部の口出線の残りの一方
と、一対を除き接続してなるようにする。
【0015】もしくは、前記残された外側巻線部、また
は内側巻線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接
する2個の前記選択された外側巻線部、または内側巻線
部の隣り合った口出線を互いに接続するとともに、両端
の前記選択された外側巻線部、または内側巻線部の口出
線の残りの一方を、各々それと隣接しない前記残された
外側巻線部、または内側巻線部の口出線の残りの一方
と、一対を除き接続してなるようにする。
は内側巻線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接
する2個の前記選択された外側巻線部、または内側巻線
部の隣り合った口出線を互いに接続するとともに、両端
の前記選択された外側巻線部、または内側巻線部の口出
線の残りの一方を、各々それと隣接しない前記残された
外側巻線部、または内側巻線部の口出線の残りの一方
と、一対を除き接続してなるようにする。
【0016】一方、前記主巻線、または補助巻線におけ
る前記残された外側巻線部、または内側巻線部と、同残
された外側巻線部、または内側巻線部と隣接する選択さ
れた外側巻線部、または内側巻線部とを互いに逆方向に
巻装し、隣り合った口出線を、一対を除き互いに接続し
てなるようにする。
る前記残された外側巻線部、または内側巻線部と、同残
された外側巻線部、または内側巻線部と隣接する選択さ
れた外側巻線部、または内側巻線部とを互いに逆方向に
巻装し、隣り合った口出線を、一対を除き互いに接続し
てなるようにする。
【0017】さらに、前記主巻線、または補助巻線にお
ける隣り合った外側巻線部、または内側巻線部を、前記
固定子鉄心の渡り線側で巻線機により直接継続し巻装し
てなるようにする。
ける隣り合った外側巻線部、または内側巻線部を、前記
固定子鉄心の渡り線側で巻線機により直接継続し巻装し
てなるようにする。
【0018】そして、前記補助巻線と主巻線の位相角を
所定の角度にしてなるようにする。
所定の角度にしてなるようにする。
【0019】他方、前記内側、外側巻線部の隣り合った
口出線を、前記固定子鉄心の端部に配設したプリント基
板により接続してなるようにする。
口出線を、前記固定子鉄心の端部に配設したプリント基
板により接続してなるようにする。
【0020】
【発明の実施の形態】固定子鉄心の内周に沿って継鉄部
から略I字型の歯部を等間隔に12個設け、同略I字型
の歯部の間の前記固定子鉄心の内側に12個の溝部を形
成し、互いに対向した一対と、同一対と直交した一対を
除き、前記略I字型の歯部の外周に近い溝部間に外側巻
線部を巻装し、次いで、前記外側巻線の巻装を除いた一
対と隣接し、互いに対向した一対と、同一対と直交した
一対を除き、略I字型の歯部の内周に近い溝部間に内側
巻線部を巻装し、互いに対向した一対の前記外側巻線
部、または前記内側巻線部とそれに隣接する一対の前記
外側巻線部、または前記内側巻線部を、各々一対のみ選
択し、選択された外側巻線部、または内側巻線部の電流
が互いに同方向になるように順次接続し、同外側巻線
部、または内側巻線部の間に残された外側巻線部、また
は内側巻線部の電流が互いに同方向になるように順次接
続し、かつ、前記選択された外側巻線部、または内側巻
線部の電流と、同外側巻線部、または内側巻線部の間に
残された外側巻線部、または内側巻線部の電流が逆方向
になるように順次接続して主巻線、または補助巻線を形
成し、前記補助巻線とコンデンサを直列に接続したもの
を、前記主巻線と並列に接続することにより、4極のコ
ンデンサ電動機としてなるようにする。
から略I字型の歯部を等間隔に12個設け、同略I字型
の歯部の間の前記固定子鉄心の内側に12個の溝部を形
成し、互いに対向した一対と、同一対と直交した一対を
除き、前記略I字型の歯部の外周に近い溝部間に外側巻
線部を巻装し、次いで、前記外側巻線の巻装を除いた一
対と隣接し、互いに対向した一対と、同一対と直交した
一対を除き、略I字型の歯部の内周に近い溝部間に内側
巻線部を巻装し、互いに対向した一対の前記外側巻線
部、または前記内側巻線部とそれに隣接する一対の前記
外側巻線部、または前記内側巻線部を、各々一対のみ選
択し、選択された外側巻線部、または内側巻線部の電流
が互いに同方向になるように順次接続し、同外側巻線
部、または内側巻線部の間に残された外側巻線部、また
は内側巻線部の電流が互いに同方向になるように順次接
続し、かつ、前記選択された外側巻線部、または内側巻
線部の電流と、同外側巻線部、または内側巻線部の間に
残された外側巻線部、または内側巻線部の電流が逆方向
になるように順次接続して主巻線、または補助巻線を形
成し、前記補助巻線とコンデンサを直列に接続したもの
を、前記主巻線と並列に接続することにより、4極のコ
ンデンサ電動機としてなるようにする。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を12スロット4極のコンデ
ンサ電動機について添付図面を参照して詳細に説明す
る。なお、従来と同じ部分の符号は同一とする。図1
は、本発明の固定子鉄心の平面図、図2は、本発明の固
定子鉄心に巻線部を巻装した状態を示す4極のコンデン
サ電動機の固定子の平面図、図3は、図2における巻線
部の接続状態を示す説明図であり、(a)、(b)、
(c)、(d)の4種類を示す。図4は、本発明の固定
子鉄心に巻線部を巻装し、同巻線部の接続状態を示す第
一の実施例の説明図、図7は、本発明のコンデンサ電動
機の回路図である。
ンサ電動機について添付図面を参照して詳細に説明す
る。なお、従来と同じ部分の符号は同一とする。図1
は、本発明の固定子鉄心の平面図、図2は、本発明の固
定子鉄心に巻線部を巻装した状態を示す4極のコンデン
サ電動機の固定子の平面図、図3は、図2における巻線
部の接続状態を示す説明図であり、(a)、(b)、
(c)、(d)の4種類を示す。図4は、本発明の固定
子鉄心に巻線部を巻装し、同巻線部の接続状態を示す第
一の実施例の説明図、図7は、本発明のコンデンサ電動
機の回路図である。
【0022】固定子鉄心1の内周に沿って継鉄部2から
略I字型の歯部3を等間隔に12個設け、同略I字型の
歯部3の間の前記固定子鉄心1の内側に、12個の溝部
6を形成する。
略I字型の歯部3を等間隔に12個設け、同略I字型の
歯部3の間の前記固定子鉄心1の内側に、12個の溝部
6を形成する。
【0023】そして、互いに対向した一対と、同一対と
直交した一対を除き、前記略I字型の歯部3の外周に近
い溝部6間に外側巻線部7b、7c、7e、7f、7
h、7i、7k、7lを同一方向に巻装する。次いで、
前記外側巻線の巻装を除いた一対と隣接し、互いに対向
した一対と、同一対と直交した一対を除き、略I字型の
歯部3の内周に近い溝部6間に内側巻線部8a、8c、
8d、8f、8g、8i、8j、8lを同一方向に巻装
する。この巻装方向を図4の各巻線部の矢印で示す。
直交した一対を除き、前記略I字型の歯部3の外周に近
い溝部6間に外側巻線部7b、7c、7e、7f、7
h、7i、7k、7lを同一方向に巻装する。次いで、
前記外側巻線の巻装を除いた一対と隣接し、互いに対向
した一対と、同一対と直交した一対を除き、略I字型の
歯部3の内周に近い溝部6間に内側巻線部8a、8c、
8d、8f、8g、8i、8j、8lを同一方向に巻装
する。この巻装方向を図4の各巻線部の矢印で示す。
【0024】なお、前記溝部6を形成する各歯部3に絶
縁処理を施し、前記溝部6の開口部を通して、巻線部を
所定の順に巻装するようにする。
縁処理を施し、前記溝部6の開口部を通して、巻線部を
所定の順に巻装するようにする。
【0025】ここで、まず互いに対向した一対の外側巻
線部7e、7kと同外側巻線部7e、7kに隣接する外
側巻線部7f、7lを、各々一対のみ選択し、選択され
た外側巻線部7e、7k、7f、7lの電流が互いに同
方向になるように順次接続する。
線部7e、7kと同外側巻線部7e、7kに隣接する外
側巻線部7f、7lを、各々一対のみ選択し、選択され
た外側巻線部7e、7k、7f、7lの電流が互いに同
方向になるように順次接続する。
【0026】そして、同外側巻線部7e、7k、7f、
7lの間に残された外側巻線部7b、7h、7c、7i
の電流が互いに同方向になるように順次接続し、かつ、
前記選択された外側巻線部7e、7k、7f、7lの電
流と、同外側巻線部7e、7k、7f、7lの間に残さ
れた外側巻線部7b、7h、7c、7iの電流が逆方向
になるように一対を除き順次接続して主巻線13を形成
する。
7lの間に残された外側巻線部7b、7h、7c、7i
の電流が互いに同方向になるように順次接続し、かつ、
前記選択された外側巻線部7e、7k、7f、7lの電
流と、同外側巻線部7e、7k、7f、7lの間に残さ
れた外側巻線部7b、7h、7c、7iの電流が逆方向
になるように一対を除き順次接続して主巻線13を形成
する。
【0027】次いで、互いに対向した一対の内側巻線部
8f、8lと同内側巻線部8f、8lに隣接する内側巻
線部8g、8aを、各々一対のみ選択し、選択された内
側巻線部8f、8l、8g、8aの電流が互いに同方向
になるように順次接続する。
8f、8lと同内側巻線部8f、8lに隣接する内側巻
線部8g、8aを、各々一対のみ選択し、選択された内
側巻線部8f、8l、8g、8aの電流が互いに同方向
になるように順次接続する。
【0028】そして、同内側巻線部8f、8l、8g、
8aの間に残された内側巻線部8b、8h、8d、8j
の電流が互いに同方向になるように順次接続し、かつ、
前記選択された内側巻線部8f、8l、8g、8aの電
流と、同内側巻線部8f、8l、8g、8aの間に残さ
れた内側巻線部8b、8h、8d、8jの電流が逆方向
になるように一対を除き順次接続して補助巻線12を形
成する。
8aの間に残された内側巻線部8b、8h、8d、8j
の電流が互いに同方向になるように順次接続し、かつ、
前記選択された内側巻線部8f、8l、8g、8aの電
流と、同内側巻線部8f、8l、8g、8aの間に残さ
れた内側巻線部8b、8h、8d、8jの電流が逆方向
になるように一対を除き順次接続して補助巻線12を形
成する。
【0029】この結果、図7に示すように、主巻線1
3、補助巻線12と、同補助巻線12と直列にコンデン
サ14を接続し、これを前記主巻線13と並列に接続
し、コンデンサ電動機11の固定子を構成する。この固
定子に籠型回転子を組み合わせ、4極のコンデンサ電動
機11を構成する。ここで、15は交流電源を示す。
3、補助巻線12と、同補助巻線12と直列にコンデン
サ14を接続し、これを前記主巻線13と並列に接続
し、コンデンサ電動機11の固定子を構成する。この固
定子に籠型回転子を組み合わせ、4極のコンデンサ電動
機11を構成する。ここで、15は交流電源を示す。
【0030】次いで、各々の巻線部の接続状態の詳細に
ついて説明する。前記主巻線13の実施例は、図3
(b)、前記補助巻線12の実施例も、図3(b)に示
す接続状態となる。まず、前記外側巻線を構成する外側
巻線部7b、7c、7e、7f、7h、7i、7k、7
lの口出線を、各々時計方向にBB’、CC’、E
E’、FF’、HH’、II’、KK’、LL’とし、
前記内側巻線を構成する内側巻線部8a、8c、8d、
8f、8g、8i、8j、8lの口出線を、各々時計方
向にaa’、cc’、dd’、ff’、gg’、i
i’、jj’、ll’とする。
ついて説明する。前記主巻線13の実施例は、図3
(b)、前記補助巻線12の実施例も、図3(b)に示
す接続状態となる。まず、前記外側巻線を構成する外側
巻線部7b、7c、7e、7f、7h、7i、7k、7
lの口出線を、各々時計方向にBB’、CC’、E
E’、FF’、HH’、II’、KK’、LL’とし、
前記内側巻線を構成する内側巻線部8a、8c、8d、
8f、8g、8i、8j、8lの口出線を、各々時計方
向にaa’、cc’、dd’、ff’、gg’、i
i’、jj’、ll’とする。
【0031】そして、前記選択された外側巻線部7e、
7f、および7k、7lの電流が互いに同方向になるよ
うに、隣り合った口出線E’とF、K’とLを互いに接
続する。また、隣接する2個の前記残された外側巻線部
7b、7c、および7h、7iの電流が互いに同方向に
なるように、隣り合った口出線B’とC、およびH’と
Iを互いに接続する。
7f、および7k、7lの電流が互いに同方向になるよ
うに、隣り合った口出線E’とF、K’とLを互いに接
続する。また、隣接する2個の前記残された外側巻線部
7b、7c、および7h、7iの電流が互いに同方向に
なるように、隣り合った口出線B’とC、およびH’と
Iを互いに接続する。
【0032】それとともに、前記選択された外側巻線部
7e、7f、および7k、7lと前記残された外側巻線
部7b、7c、および7h、7iの電流が逆方向になる
ように一対L’とC’を除き、両端の前記残された外側
巻線部7b、7c、および7h、7iの口出線の残りの
一方を、各々それと隣接しない前記選択された外側巻線
部7e、7f、および7k、7lの口出線の残りの一方
と、すなわちBとE、F’とI’、HとKを接続して主
巻線13を形成する。
7e、7f、および7k、7lと前記残された外側巻線
部7b、7c、および7h、7iの電流が逆方向になる
ように一対L’とC’を除き、両端の前記残された外側
巻線部7b、7c、および7h、7iの口出線の残りの
一方を、各々それと隣接しない前記選択された外側巻線
部7e、7f、および7k、7lの口出線の残りの一方
と、すなわちBとE、F’とI’、HとKを接続して主
巻線13を形成する。
【0033】次いで、前記選択された内側巻線部8f、
8g、および8l、8aの電流が互いに同方向になるよ
うに、隣り合った口出線f’とg、l’とaを互いに接
続する。また、隣接する2個の前記残された内側巻線部
8b、8c、および8h、8iの電流が互いに同方向に
なるように、隣り合った口出線b’とc、h’とiを互
いに接続する。
8g、および8l、8aの電流が互いに同方向になるよ
うに、隣り合った口出線f’とg、l’とaを互いに接
続する。また、隣接する2個の前記残された内側巻線部
8b、8c、および8h、8iの電流が互いに同方向に
なるように、隣り合った口出線b’とc、h’とiを互
いに接続する。
【0034】それとともに、両端の前記選択された内側
巻線部8f、8g、および8l、8aの口出線の残りの
一方を、各々それと隣接しない前記残された内側巻線部
8b、8c、および8h、8iの電流が逆方向になるよ
うに、口出線の残りの一方と、一対a’とd’を除き、
cとf、g’とj’、iとlを接続して補助巻線12を
形成する。そして、前記補助巻線12と主巻線13の位
相角を所定の角度にしてなるようにする。これは、上述
の4極のコンデンサ電動機は、前記主巻線13の巻線部
の巻数を各々Nm1、Nm2、補助巻線12の巻線部の
巻数をNa1、Na2とすると、各々の毎極有効巻数
は、下記の数1に示される値となる。(但し、Nm1<
Nm2、Na1<Na2とし、交互に巻数を変える。)
巻線部8f、8g、および8l、8aの口出線の残りの
一方を、各々それと隣接しない前記残された内側巻線部
8b、8c、および8h、8iの電流が逆方向になるよ
うに、口出線の残りの一方と、一対a’とd’を除き、
cとf、g’とj’、iとlを接続して補助巻線12を
形成する。そして、前記補助巻線12と主巻線13の位
相角を所定の角度にしてなるようにする。これは、上述
の4極のコンデンサ電動機は、前記主巻線13の巻線部
の巻数を各々Nm1、Nm2、補助巻線12の巻線部の
巻数をNa1、Na2とすると、各々の毎極有効巻数
は、下記の数1に示される値となる。(但し、Nm1<
Nm2、Na1<Na2とし、交互に巻数を変える。)
【0035】
【数1】 そして、位相角は、数2に示す所定の角度θとなる。
【0036】
【数2】
【0037】さらに、前記内側、外側巻線部の隣り合っ
た口出線を、前記固定子鉄心の端部に配設したプリント
基板により接続してなるようにしてもよい。これは、図
4における鎖線で示した接続線を、プリント基板上で、
パターンにより実際に接続し、前記基板を前記固定子鉄
心1の端部に取り付けることで可能である。なお、上述
の第一の実施例では、図3(b)の接続状態を採用した
が、図3(a)、(c)または(d)の接続状態にして
もよい。
た口出線を、前記固定子鉄心の端部に配設したプリント
基板により接続してなるようにしてもよい。これは、図
4における鎖線で示した接続線を、プリント基板上で、
パターンにより実際に接続し、前記基板を前記固定子鉄
心1の端部に取り付けることで可能である。なお、上述
の第一の実施例では、図3(b)の接続状態を採用した
が、図3(a)、(c)または(d)の接続状態にして
もよい。
【0038】図3(a)の接続状態により主巻線13を
形成する場合は、以下のようになる。前記選択された外
側巻線部7e、7f、および7k、7lの電流が互いに
同方向になるように、隣り合った口出線E’とF、K’
とLを互いに接続する。また、隣接する2個の前記残さ
れた外側巻線部7b、7c、および7h、7iの電流が
互いに同方向になるように、隣り合わない口出線Bと
C’、およびHとI’を互いに接続する。
形成する場合は、以下のようになる。前記選択された外
側巻線部7e、7f、および7k、7lの電流が互いに
同方向になるように、隣り合った口出線E’とF、K’
とLを互いに接続する。また、隣接する2個の前記残さ
れた外側巻線部7b、7c、および7h、7iの電流が
互いに同方向になるように、隣り合わない口出線Bと
C’、およびHとI’を互いに接続する。
【0039】それとともに、前記選択された外側巻線部
7e、7f、および7k、7lと前記残された外側巻線
部7b、7c、および7h、7iの電流が逆方向になる
ように一対L’とB’を除き、両端の前記残された外側
巻線部7b、7c、および7h、7iの口出線の残りの
一方を、各々それと隣接しない前記選択された外側巻線
部7e、7f、および7k、7lの口出線の残りの一方
と、すなわちCとE、F’とH’、IとKを接続して主
巻線13を形成する。
7e、7f、および7k、7lと前記残された外側巻線
部7b、7c、および7h、7iの電流が逆方向になる
ように一対L’とB’を除き、両端の前記残された外側
巻線部7b、7c、および7h、7iの口出線の残りの
一方を、各々それと隣接しない前記選択された外側巻線
部7e、7f、および7k、7lの口出線の残りの一方
と、すなわちCとE、F’とH’、IとKを接続して主
巻線13を形成する。
【0040】図3(c)の接続状態により補助主巻線1
2を形成する場合も同様である。但し、プリント基板の
パターン接続は異なる。
2を形成する場合も同様である。但し、プリント基板の
パターン接続は異なる。
【0041】また、図3(d)の接続状態により補助主
巻線12を形成する場合も同様である。但し、プリント
基板のパターン接続は異なる。
巻線12を形成する場合も同様である。但し、プリント
基板のパターン接続は異なる。
【0042】ここで、本発明の作用、効果について説明
する。前記選択された外側巻線部7e、7f、および7
k、7lの電流が互いに同方向になるように、前記残さ
れた外側巻線部7b、7c、および7h、7iの電流が
互いに同方向になるように、前記選択された外側巻線部
7e、7f、および7k、7lと前記残された外側巻線
部7b、7c、および7h、7iの電流が逆方向になる
ように接続されて前記主巻線13が形成されるので、各
々P極が2極、N極が2極となり4極となる。また、前
記補助巻線についても同様である。
する。前記選択された外側巻線部7e、7f、および7
k、7lの電流が互いに同方向になるように、前記残さ
れた外側巻線部7b、7c、および7h、7iの電流が
互いに同方向になるように、前記選択された外側巻線部
7e、7f、および7k、7lと前記残された外側巻線
部7b、7c、および7h、7iの電流が逆方向になる
ように接続されて前記主巻線13が形成されるので、各
々P極が2極、N極が2極となり4極となる。また、前
記補助巻線についても同様である。
【0043】この結果、従来の12極の固定子鉄心1を
用いて、4極のコンデンサ電動機を構成することができ
る。
用いて、4極のコンデンサ電動機を構成することができ
る。
【0044】一方、図5は、本発明の固定子鉄心に巻線
部を巻装し、同巻線部の接続状態を示す第二の実施例の
説明図である。この実施例では、前記選択された外側巻
線部7e、7f、および7k、7lと前記残された外側
巻線部7b、7c、および7h、7iを互いに逆方向に
巻装する。
部を巻装し、同巻線部の接続状態を示す第二の実施例の
説明図である。この実施例では、前記選択された外側巻
線部7e、7f、および7k、7lと前記残された外側
巻線部7b、7c、および7h、7iを互いに逆方向に
巻装する。
【0045】そして、前記選択された外側巻線部7e、
7f、および7k、7lの電流が互いに同方向になるよ
うに、各々隣り合った口出線E’とF、K’とLを接続
する。また、前記残された外側巻線部7b、7c、およ
び7h、7iの電流が互いに同方向になるように、各々
隣り合った口出線と接続するため、B’とC、および
H’とIを接続する。
7f、および7k、7lの電流が互いに同方向になるよ
うに、各々隣り合った口出線E’とF、K’とLを接続
する。また、前記残された外側巻線部7b、7c、およ
び7h、7iの電流が互いに同方向になるように、各々
隣り合った口出線と接続するため、B’とC、および
H’とIを接続する。
【0046】さらに、前記選択された外側巻線部7e、
7f、7k、7lと前記残された外側巻線部7b、7
c、7h、7iの電流が逆方向になるように一対L’と
Bを除き、C’とE、F’とH、I’とKを接続して主
巻線13を形成する。
7f、7k、7lと前記残された外側巻線部7b、7
c、7h、7iの電流が逆方向になるように一対L’と
Bを除き、C’とE、F’とH、I’とKを接続して主
巻線13を形成する。
【0047】次いで、選択された内側巻線部8f、8
g、および8l、8aの電流が互いに同方向になるよう
に、f’とg、l’とaを接続する。また、前記残され
た内側巻線部8b、8c、および8i、8jの電流が互
いに同方向になるように、b’とc、i’とjを接続す
る。
g、および8l、8aの電流が互いに同方向になるよう
に、f’とg、l’とaを接続する。また、前記残され
た内側巻線部8b、8c、および8i、8jの電流が互
いに同方向になるように、b’とc、i’とjを接続す
る。
【0048】さらに、前記選択された内側巻線部8f、
8g、および8l、8aの電流と、前記残された内側巻
線部8b、8c、および8i、8jの電流が逆方向にな
るように、一対a’とcを除き、d’とf、g’とi、
j’とlを接続して補助巻線12を形成する。
8g、および8l、8aの電流と、前記残された内側巻
線部8b、8c、および8i、8jの電流が逆方向にな
るように、一対a’とcを除き、d’とf、g’とi、
j’とlを接続して補助巻線12を形成する。
【0049】この場合の作用、効果は、上述の第一の実
施例よりも、巻線の接続が容易となり、従来の12極の
固定子鉄心1を用いて、4極のコンデンサ電動機を構成
することができる。
施例よりも、巻線の接続が容易となり、従来の12極の
固定子鉄心1を用いて、4極のコンデンサ電動機を構成
することができる。
【0050】他方、図6は、本発明の固定子鉄心に巻線
部を巻装し、同巻線部の接続状態を示す第三の実施例の
説明図である。この実施例では、前記第二の実施例にお
ける主巻線13の口出線のL’とA以外の接続を、前記
固定子鉄心1の渡り線側で巻線機により直接継続し巻装
してなるようにする。従って、口出線のL’とA以外
は、不要となる。
部を巻装し、同巻線部の接続状態を示す第三の実施例の
説明図である。この実施例では、前記第二の実施例にお
ける主巻線13の口出線のL’とA以外の接続を、前記
固定子鉄心1の渡り線側で巻線機により直接継続し巻装
してなるようにする。従って、口出線のL’とA以外
は、不要となる。
【0051】また、前記第二の実施例における補助巻線
12の口出線のa’とb以外の接続を、前記固定子鉄心
1の渡り線側で巻線機により直接継続し巻装してなるよ
うにする。従って、口出線のa’とb以外は、不要とな
る。
12の口出線のa’とb以外の接続を、前記固定子鉄心
1の渡り線側で巻線機により直接継続し巻装してなるよ
うにする。従って、口出線のa’とb以外は、不要とな
る。
【0052】この場合の作用、効果は、上述の第二の実
施例よりも、巻線の接続がさらに容易となり、従来の1
2極の固定子鉄心1を用いて、4極のコンデンサ電動機
を構成することができる。
施例よりも、巻線の接続がさらに容易となり、従来の1
2極の固定子鉄心1を用いて、4極のコンデンサ電動機
を構成することができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明においては、固定子
鉄心の内周に沿って継鉄部から略I字型の歯部を等間隔
に12個設け、同略I字型の歯部の間の前記固定子鉄心
の内側に12個の溝部を形成し、互いに対向した一対
と、同一対と直交した一対を除き、前記略I字型の歯部
の外周に近い溝部間に外側巻線部を巻装し、次いで、前
記外側巻線の巻装を除いた一対と隣接し、互いに対向し
た一対と、同一対と直交した一対を除き、略I字型の歯
部の内周に近い溝部間に内側巻線部を巻装し、互いに対
向した一対の前記外側巻線部、または前記内側巻線部と
それに隣接する一対の前記外側巻線部、または前記内側
巻線部を、各々一対のみ選択し、選択された外側巻線
部、または内側巻線部の電流が互いに同方向になるよう
に順次接続し、同外側巻線部、または内側巻線部の間に
残された外側巻線部、または内側巻線部の電流が互いに
同方向になるように順次接続し、かつ、前記選択された
外側巻線部、または内側巻線部の電流と、同外側巻線
部、または内側巻線部の間に残された外側巻線部、また
は内側巻線部の電流が逆方向になるように順次接続して
主巻線、または補助巻線を形成し、前記補助巻線とコン
デンサを直列に接続したものを、前記主巻線と並列に接
続することにより、4極のコンデンサ電動機としてなる
ようにした。
鉄心の内周に沿って継鉄部から略I字型の歯部を等間隔
に12個設け、同略I字型の歯部の間の前記固定子鉄心
の内側に12個の溝部を形成し、互いに対向した一対
と、同一対と直交した一対を除き、前記略I字型の歯部
の外周に近い溝部間に外側巻線部を巻装し、次いで、前
記外側巻線の巻装を除いた一対と隣接し、互いに対向し
た一対と、同一対と直交した一対を除き、略I字型の歯
部の内周に近い溝部間に内側巻線部を巻装し、互いに対
向した一対の前記外側巻線部、または前記内側巻線部と
それに隣接する一対の前記外側巻線部、または前記内側
巻線部を、各々一対のみ選択し、選択された外側巻線
部、または内側巻線部の電流が互いに同方向になるよう
に順次接続し、同外側巻線部、または内側巻線部の間に
残された外側巻線部、または内側巻線部の電流が互いに
同方向になるように順次接続し、かつ、前記選択された
外側巻線部、または内側巻線部の電流と、同外側巻線
部、または内側巻線部の間に残された外側巻線部、また
は内側巻線部の電流が逆方向になるように順次接続して
主巻線、または補助巻線を形成し、前記補助巻線とコン
デンサを直列に接続したものを、前記主巻線と並列に接
続することにより、4極のコンデンサ電動機としてなる
ようにした。
【0054】この結果、前記12極のコンデンサ誘導コ
ンデンサ電動機の固定子鉄心を兼用して、4極のコンデ
ンサ誘導コンデンサ電動機の固定子を構成することによ
り、固定子鉄心、絶縁物などの金型の共通化と巻線機の
共用が可能となるため、固定子巻線の巻装加工工数、設
備投資と切り換え工数の削減ができる。
ンデンサ電動機の固定子鉄心を兼用して、4極のコンデ
ンサ誘導コンデンサ電動機の固定子を構成することによ
り、固定子鉄心、絶縁物などの金型の共通化と巻線機の
共用が可能となるため、固定子巻線の巻装加工工数、設
備投資と切り換え工数の削減ができる。
【図1】本発明及び従来の固定子鉄心の平面図である。
【図2】本発明の固定子鉄心に巻線部を巻装した状態を
示す4極のコンデンサ電動機の固定子の平面図である。
示す4極のコンデンサ電動機の固定子の平面図である。
【図3】図2における巻線部の接続状態を示す説明図で
あり、(a)、(b)、(c)、(d)の4種類を示
す。
あり、(a)、(b)、(c)、(d)の4種類を示
す。
【図4】本発明の固定子鉄心に巻線部を巻装し、同巻線
部の接続状態を示す第一の実施例の説明図である。
部の接続状態を示す第一の実施例の説明図である。
【図5】本発明の固定子鉄心に巻線部を巻装し、同巻線
部の接続状態を示す第二の実施例の説明図である。
部の接続状態を示す第二の実施例の説明図である。
【図6】本発明の固定子鉄心に巻線部を巻装し、同巻線
部の接続状態を示す第三の実施例の説明図である。
部の接続状態を示す第三の実施例の説明図である。
【図7】本発明のコンデンサ電動機の回路図である。
【図8】従来の固定子鉄心に巻線を巻装した状態を示す
一例で12極のコンデンサ電動機の固定子の平面図であ
る。
一例で12極のコンデンサ電動機の固定子の平面図であ
る。
【図9】従来の固定子鉄心に巻線部を巻装し、同巻線部
の接続状態を示す一例の説明図である。
の接続状態を示す一例の説明図である。
【図10】従来のコンデンサ電動機の回路図である。
1 固定子鉄心 2 継鉄部 3 略I字型の歯部 6 溝部 7b、7c、7e、7f、7h、7i、7k、7l 外
側巻線部 8a、8c、8d、8f、8g、8i、8j、8l 内
側巻線部 BB’ 外側巻線部7bの口出線 CC’ 外側巻線部7cの口出線 EE’ 外側巻線部7eの口出線 FF’ 外側巻線部7fの口出線 HH’ 外側巻線部7hの口出線 II’ 外側巻線部7iの口出線 KK’ 外側巻線部7kの口出線 LL’ 外側巻線部7lの口出線 aa’ 内側巻線部8aの口出線 cc’ 内側巻線部8cの口出線 dd’ 内側巻線部8dの口出線 ff’ 内側巻線部8fの口出線 gg’ 内側巻線部8gの口出線 ii’ 内側巻線部8iの口出線 jj’ 内側巻線部8jの口出線 ll’ 内側巻線部8lの口出線 11 コンデンサ電動機 12 補助巻線 13 主巻線 14 コンデンサ
側巻線部 8a、8c、8d、8f、8g、8i、8j、8l 内
側巻線部 BB’ 外側巻線部7bの口出線 CC’ 外側巻線部7cの口出線 EE’ 外側巻線部7eの口出線 FF’ 外側巻線部7fの口出線 HH’ 外側巻線部7hの口出線 II’ 外側巻線部7iの口出線 KK’ 外側巻線部7kの口出線 LL’ 外側巻線部7lの口出線 aa’ 内側巻線部8aの口出線 cc’ 内側巻線部8cの口出線 dd’ 内側巻線部8dの口出線 ff’ 内側巻線部8fの口出線 gg’ 内側巻線部8gの口出線 ii’ 内側巻線部8iの口出線 jj’ 内側巻線部8jの口出線 ll’ 内側巻線部8lの口出線 11 コンデンサ電動機 12 補助巻線 13 主巻線 14 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 裕司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 相馬 裕治 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内
Claims (10)
- 【請求項1】 固定子鉄心の内周に沿って継鉄部から略
I字型の歯部を等間隔に12個設け、同略I字型の歯部
の間の前記固定子鉄心の内側に12個の溝部を形成し、 互いに対向した一対と、同一対と直交した一対を除き、
前記略I字型の歯部の外周に近い溝部間に外側巻線部を
巻装し、 次いで、前記外側巻線の巻装を除いた一対と隣接し、互
いに対向した一対と、同一対と直交した一対を除き、略
I字型の歯部の内周に近い溝部間に内側巻線部を巻装
し、 互いに対向した一対の前記外側巻線部、または前記内側
巻線部とそれに隣接する一対の前記外側巻線部、または
前記内側巻線部を、各々一対のみ選択し、 選択された外側巻線部、または内側巻線部の電流が互い
に同方向になるように順次接続し、同外側巻線部、また
は内側巻線部の間に残された外側巻線部、または内側巻
線部の電流が互いに同方向になるように順次接続し、か
つ、前記選択された外側巻線部、または内側巻線部の電
流と、同外側巻線部、または内側巻線部の間に残された
外側巻線部、または内側巻線部の電流が逆方向になるよ
うに順次接続して主巻線、または補助巻線を形成し、 前記補助巻線とコンデンサを直列に接続したものを、前
記主巻線と並列に接続することにより、4極のコンデン
サ電動機としてなることを特徴とするコンデンサ電動
機。 - 【請求項2】 前記主巻線における外側巻線部、または
前記補助巻線における内側巻線部を同一方向に巻装して
なることを特徴とする請求項1記載のコンデンサ電動
機。 - 【請求項3】 前記選択された外側巻線部、または内側
巻線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接する2
個の前記残された外側巻線部、または内側巻線部の隣り
合わない口出線を互いに接続するとともに、両端の前記
残された外側巻線部、または内側巻線部の口出線の残り
の一方を、各々それと隣接する前記選択された外側巻線
部、または内側巻線部の口出線の残りの一方と、一対を
除き接続してなることを特徴とする請求項1または請求
項2記載のコンデンサ電動機。 - 【請求項4】 前記選択された外側巻線部、または内側
巻線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接する2
個の前記残された外側巻線部、または内側巻線部の隣り
合った口出線を互いに接続するとともに、両端の前記残
された外側巻線部、または内側巻線部の口出線の残りの
一方を、各々それと隣接しない前記選択された外側巻線
部、または内側巻線部の口出線の残りの一方と、一対を
除き接続してなることを特徴とする請求項1または請求
項2記載のコンデンサ電動機。 - 【請求項5】 前記残された外側巻線部、または内側巻
線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接する2個
の前記選択された外側巻線部、または内側巻線部の隣り
合わない口出線を互いに接続するとともに、両端の前記
選択された外側巻線部、または内側巻線部の口出線の残
りの一方を、各々それと隣接する前記残された外側巻線
部、または内側巻線部の口出線の残りの一方と、一対を
除き接続してなることを特徴とする請求項1または請求
項2記載のコンデンサ電動機。 - 【請求項6】 前記残された外側巻線部、または内側巻
線部の隣り合った口出線を互いに接続し、隣接する2個
の前記選択された外側巻線部、または内側巻線部の隣り
合った口出線を互いに接続するとともに、両端の前記選
択された外側巻線部、または内側巻線部の口出線の残り
の一方を、各々それと隣接しない前記残された外側巻線
部、または内側巻線部の口出線の残りの一方と、一対を
除き接続してなることを特徴とする請求項1または請求
項2記載のコンデンサ電動機。 - 【請求項7】 前記主巻線、または補助巻線における前
記残された外側巻線部、または内側巻線部と、同残され
た外側巻線部、または内側巻線部と隣接する選択された
外側巻線部、または内側巻線部とを互いに逆方向に巻装
し、隣り合った口出線を、一対を除き互いに接続してな
ることを特徴とする請求項1記載のコンデンサ電動機。 - 【請求項8】 前記主巻線、または補助巻線における隣
り合った外側巻線部、または内側巻線部を、前記固定子
鉄心の渡り線側で巻線機により直接継続し巻装してなる
ことを特徴とする請求項7記載のコンデンサ電動機。 - 【請求項9】 前記補助巻線と主巻線の位相角を所定の
角度にしてなることを特徴とする請求項1乃至請求項8
記載のコンデンサ電動機。 - 【請求項10】 前記内側、外側巻線部の隣り合った口
出線を、前記固定子鉄心の端部に配設したプリント基板
により接続してなることを特徴とする請求項1乃至請求
項9記載のコンデンサ電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19455697A JPH1141882A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | コンデンサ電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19455697A JPH1141882A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | コンデンサ電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1141882A true JPH1141882A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16326503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19455697A Pending JPH1141882A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | コンデンサ電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1141882A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100444326B1 (ko) * | 2002-02-06 | 2004-08-16 | 삼성광주전자 주식회사 | 단상 유도 전동기 및 이를 구비하는 밀폐형 왕복동식 압축기 |
KR100448546B1 (ko) * | 2002-09-24 | 2004-09-13 | 삼성광주전자 주식회사 | 압축기용 유도 전동기의 고정자 권선방법 |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP19455697A patent/JPH1141882A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100444326B1 (ko) * | 2002-02-06 | 2004-08-16 | 삼성광주전자 주식회사 | 단상 유도 전동기 및 이를 구비하는 밀폐형 왕복동식 압축기 |
KR100448546B1 (ko) * | 2002-09-24 | 2004-09-13 | 삼성광주전자 주식회사 | 압축기용 유도 전동기의 고정자 권선방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040629 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20040827 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040928 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |