JPH1140268A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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Publication number
JPH1140268A
JPH1140268A JP19211397A JP19211397A JPH1140268A JP H1140268 A JPH1140268 A JP H1140268A JP 19211397 A JP19211397 A JP 19211397A JP 19211397 A JP19211397 A JP 19211397A JP H1140268 A JPH1140268 A JP H1140268A
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JP
Japan
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light
connector
plug
receptacle
side housing
Prior art date
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JP19211397A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Totani
友之 戸谷
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラグコネクタとレセプタクルコネクタとの
嵌合状態を検出でき、またコンタクトの抜けも検出でき
るコネクタを提供すること。 【解決手段】 レセプタクルコネクタ1、レセプタクル
コネクタ1と嵌合するプラグコネクタ2とから構成され
る。レセプタクル側ハウジング11は第1の光通過部1
1bを有する。プラグ側ハウジング21は、レセプタク
ルコネクタ1とプラグコネクタ2とが正しく嵌合したと
きに第1の光通過部11bに連通する第2の光通過部2
1aを有する。プラグ側コンタクト22は、プラグ側ハ
ウジング21内に正しく配置されると共に、プラグ側ハ
ウジング21が受容部11a内に正しく嵌入した時に第
1及び第2の光通過部11b,21aに連通する第3の
光通過部22aを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコネクタに関し、
特に、レセプタクルコネクタとこれに嵌合されるプラグ
コネクタとを有するコネクタにおいて嵌合が正しく行わ
れていることの検出機能を備えたコネクタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子機器等において基板間、或いは基板
とケーブルとを接続するため等に使用されるコネクタ
は、例えば、レセプタクルコネクタと、これに嵌合され
るプラグコネクタとから構成される。この種のコネクタ
では、製造時における各部品の製造誤差や組み立ての際
の組立誤差等によって、レセプタクルコネクタとプラグ
コネクタとの嵌合が正しく行われない不良品が生じる。
このような不良なコネクタでは、製造後の初期状態にお
いては、レセプタクルコネクタとプラグコネクタとの嵌
合が不完全である場合や、コンタクトが完全に挿入され
ない場合でも、両コネクタ間での通電があることがあ
る。このため、嵌合が正しく行われないコネクタや、コ
ンタクトの装着が不完全であるコネクタであっても、良
品として出荷されてしまうことがある。この種の不良な
コネクタは、当然のことであるが、出荷後に通電不良を
生じることが多い。
【0003】そこで、上述のような嵌合の良否を検知す
るための機能を備えた嵌合検知機能付きのコネクタが従
来より提案されている。この種のコネクタの従来例を図
15に示した。この従来例では、バネ部102を有する
弾性導電部材101をプラグコネクタ100に設けてあ
る。また、このコネクタ100と嵌合するレセプタクル
コネクタ110には、正しい位置まで嵌合された場合に
上述のバネ部102と接触して導通される一対のコンタ
クト111,112を設ける構成としている。そして、
プラグコネクタ100とレセプタクルコネクタ110と
を嵌合した場合において、一対のコンタクト111,1
12の導通状態を確認することで、嵌合の良否を検知す
るようにしている。
【0004】また、図16に示した構造の従来例もあ
る。この従来例では、プラグコネクタ120において、
レセプタクルコネクタ130との嵌合の際の係止用のロ
ックアーム121に連動する金属片122を設けてあ
る。そして、レセプタクルコネクタ130には、正しく
嵌合された場合に金属片122と接触するコンタクト1
31を設けてある。そして、プラグコネクタ120とレ
セプタクルコネクタ130とを嵌合した場合において、
金属片122とコンタクト131との間の導通状態を確
認することで、プラグコネクタ120がレセプタクルコ
ネクタ130と正しく嵌合しているかどうかを検出し、
嵌合の良否を判定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のコネクタの場合、本来のコネクタ機能以外のため
の大きな部品ないし構造を組み込む必要があることか
ら、コネクタが大型化するという問題がある。また、こ
のような部品ないし構造とすることで、コネクタの操作
性、例えばロックレバーの操作性が悪くなってしまう。
【0006】更に、上述の従来のコネクタは、製造ない
し出荷後の実装状態において、レセプタクルコネクタと
プラグコネクタとが外れたり、或いはコンタクトがずれ
て接触不良が生じた場合でもこれを検出できないもので
あった。
【0007】本発明は、上述のような問題がなく、レセ
プタクルコネクタとプラグコネクタとの嵌合状態を検出
できると共に、コンタクトが抜けた場合でもこれを容易
に検出できるコネクタを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタは、レ
セプタクルコネクタと、該レセプタクルコネクタと嵌合
するプラグコネクタとの組み合わせから成るコネクタで
あって、前記レセプタクルコネクタは、前記プラグコネ
クタを受け入れる受容部を有するレセプタクル側ハウジ
ングと、該レセプタクル側ハウジングに設けられたレセ
プタクル側コンタクトとを含み、前記プラグコネクタ
は、前記受容部内に嵌入するプラグ側ハウジングと、該
プラグ側ハウジングに設けられ、前記レセプタクル側コ
ンタクトに接触するプラグ側コンタクトとを含んでいる
コネクタにおいて、前記レセプタクル側ハウジングは、
第1の光通過部を有し、該第1の光通過部のみで、発光
素子から発光された光を受光素子に通すように成ってお
り、前記プラグ側ハウジングは、該プラグ側ハウジング
が前記受容部内に正しく嵌入した時のみに、前記第1の
光通過部に連通して、前記光を通過させる第2の光通過
部を有し、前記プラグ側コンタクトは、該プラグ側コン
タクトが前記プラグ側ハウジング内に正しく配置され、
且つ前記プラグ側ハウジングが前記受容部内に正しく嵌
入した時のみに、前記第1及び第2の光通過部に連通し
て、前記光を通過させる第3の光通過部を有しているこ
とを特徴とする。
【0009】上記の第1乃至第3の光通過部は、例え
ば、穴や溝である。
【0010】また、本発明において、前記レセプタクル
側ハウジングに、前記発光素子或いは前記受光素子を設
ける構成としても良い。
【0011】更に、本発明において、前記レセプタクル
側ハウジングに、前記発光素子用の導光部品が設けら
れ、該導光部品により、前記発光素子から発光された光
の向きを変えて該光を前記第1の光通過部に通すように
構成することもできる。
【0012】また、本発明において、前記レセプクタル
側ハウジングに、前記受光素子用の導光部品が設けら
れ、該導光部品により、前記第1の光通過部を通過した
前記光の向きを変えて該光を前記受光素子に通すように
構成することもできる。
【0013】更に、本発明によれば、プラグコネクタと
嵌合するレセプタクルコネクタであって、前記プラグコ
ネクタを受け入れる受容部を有するレセプクタル側ハウ
ジングと、該レセプクタル側ハウジングに設けられたレ
セプタクル側コンタクトとを含むレセプタクルコネクタ
において、前記レセプタクル側ハウジングは、第1の光
通過部を有し、該第1の光通過部のみで、発光素子から
発光された光を受光素子に通すように成っていることを
特徴とするレセプタクルコネクタが得られる。
【0014】また、本発明によれば、上記のレセプタク
ルコネクタと嵌合するプラグコネクタであって、前記受
容部内に嵌入するプラグ側ハウジングと、該プラグ側ハ
ウジングに設けられ、前記レセプタクル側コンタクトに
接触するプラグ側コンタクトとを含むプラグコネクタに
おいて、前記プラグ側ハウジングは、該プラグ側ハウジ
ングが前記受容部内に正しく嵌入した時のみに、前記第
1の光通過部に連通して、前記光を通過させる第2の光
通過部を有し、前記プラグ側コンタクトは、該プラグ側
コンタクトが前記プラグ側ハウジング内に正しく配置さ
れ、且つ前記プラグ側ハウジングが前記受容部内に正し
く嵌入した時のみに、前記第1及び第2の光通過部に連
通して、前記光を通過させる第3の光通過部を有してい
ることを特徴とするプラグコネクタが得られる。
【0015】即ち、本発明のコネクタでは、レセプタク
ルコネクタのレセプタクル側ハウジングに第1の光通過
部を、またプラグコネクタのプラグ側ハウジングに第2
の光通過部を、更にプラグ側コンタクトに第3の光通過
部をそれぞれ設ける。そして、レセプタクルコネクタと
プラグコネクタとを嵌合した状態において、第1乃至第
3の光通過部を介して発光素子から受光素子に光を通過
させ、受光素子において発光素子からの光を検知するこ
とで、レセプタクルコネクタとプラグコネクタとの嵌合
状態、及びプラグコネクタにおけるプラグ側コンタクト
のプラグ側ハウジングへの嵌合状態を判定するようにし
たものである。
【0016】そして、このような構成の本発明のコネク
タでは、レセプタクルコネクタとプラグコネクタとの嵌
合状態等を光学的に判定できることから、レセプタクル
コネクタがプラグコネクタから外れたり、或いはレセプ
タクルコネクタないしプラグコネクタからコンタクトが
抜けた場合でも、これらの状態を検知できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のコネクタの実施
の形態を説明する。
【0018】(第1の実施形態)図1〜図3に、本発明
の第1の実施形態によるコネクタ3を示した。このコネ
クタ3は、レセプタクルコネクタ1と、このレセプタク
ルコネクタ1と嵌合するプラグコネクタ2とを組み合わ
せて構成される。
【0019】レセプタクルコネクタ1は、絶縁性のレセ
プタクル側ハウジング11と、このレセプタクル側ハウ
ジング11に設けられた導電性のレセプタクル側コンタ
クト12とから構成される。また、レセプタクル側ハウ
ジング11は、プラグコネクタ2を受け入れる受容部1
1a、及び第1の光通過部11bを有している。本実施
形態では、光通過部11bは、図3から明らかなよう
に、略正方形の穴から構成されているが、その他、溝で
構成することもできる。
【0020】更に、レセプタクル側ハウジング11に
は、発光素子4と受光素子5が設けられている。これら
発光素子4と受光素子5は、プラグコネクタ2が嵌合さ
れていない状態において、第1の光透過部11bを通じ
て発光素子4からの光が受光素子5に到達するようにそ
れぞれ配置されている。発光素子4は、具体的には、L
ED(発光ダイオード)やランプ等が使用される。ま
た、受光素子5は、これら発光ダイオードやランプ等か
らの光を感知する素子、具体的には、フォトダイオード
等から構成されている。
【0021】プラグコネクタ2は、絶縁性のプラグ側ハ
ウジング21と、レセプタクル側ハウジング21に設け
られる導電性のプラグ側コンタクト22とから構成され
る。プラグ側ハウジング21は、レセプタクル側ハウジ
ング11の受容部11a内に嵌入されるものである。ま
た、プラグ側ハウジング21は、第2の光通過部21a
を有している。本実施形態では、図3から明らかなよう
に、第2の光通過部21bは略正方形の穴であるが、そ
の他、溝で構成することもできる。この第2の光通過部
21aは、プラグ側ハウジング21がレセプタクルコネ
クタ1の受容部11a内に正しく嵌入した時のみに、第
1の光通過部11bに連通する位置に形成されている。
【0022】プラグ側コンタクト22は、第3の光通過
部22aを有している。この第3の光通過部22aは、
図3から明らかなように、略正方形状の空隙を規定する
溝で構成されているが、その他、図4に示すように、同
様な大きさの空隙を規定する穴22aで構成しても良
い。第3の光通過部22aは、プラグ側コンタクト22
がプラグ側ハウジング21内に正しく配置されると共
に、プラグ側ハウジング21が受容部11a内に正しく
嵌入した時のみに、第1及び第2の光通過部11b,2
1aと連通する位置に形成されている。また、プラグ側
コンタクト22は、レセプタクルコネクタ1とプラグコ
ネクタ2が正規に嵌合した状態では、レセプタクル側コ
ンタクト12に接触する。
【0023】次に、図5と図6を更に参照して、第1の
実施形態のコネクタ3の動作を説明する。まず、プラグ
側ハウジング21にプラグ側コンタクト22が正しく装
着されると共にレセプタクルコネクタ1とプラグコネク
タ2が正しく嵌合された状態では、図1及び図2に示し
たように、レセプタクル側ハウジング11の第1の光通
過部11b、プラグ側ハウジング21の第2の光通過部
21a、プラグ側コンタクト22の第3の光通過部22
aは、互いに連通した状態となる。従って、発光素子4
から発光された光Lは第1の光通過部11b、第2の光
通過部21a、及び第3の光通過部22aを通って、受
光素子5に到達する。このため、コネクタ3の正規嵌合
時には、受光素子5は発光素子4からの光Lを受光し、
発光素子4における光Lの検出の有無によってコネクタ
3が正規嵌合状態であるかどうか、また、プラグ側コン
タクト22の装着が完全であるかどうかを検知できる。
【0024】一方、図5に示したように、レセプタクル
コネクタ1にプラグコネクタ2が半嵌合状態であり、プ
ラグ側ハウジング21がレセプタクル側ハウジング11
の受容部11aに完全に嵌合されていない状態では、第
1の光通過部11aと第2の光通過部21aおよび第3
の光通過部22aとが連通していない。このため、発光
素子4からの光Lは第2の光通過部21aおよび第3の
光通過部22aを通過することができない。よって、受
光素子5は光Lを受光せず、これによりコネクタ3が正
規の嵌合状態でないことが検知される。
【0025】更に、図6に示したように、プラグ側ハウ
ジング21へのプラグ側コンタクト22の装着が不十分
である場合、第1の光通過部11aおよび第2の光通過
部21aと第3の光通過部22aとが連通していない。
このため、発光素子4からの光Lは第3の光通過部22
aを通過することができない。よって、受光素子5は光
Lを受光せず、これによりプラグ側ハウジング21への
プラグ側コンタクト22の挿入が不十分であることが検
知される。
【0026】(第2の実施形態)図7に、本発明の第2
の実施形態によるコネクタ3を示した。このコネクタ3
では、レセプタクルコネクタ1内に3つのプラグコネク
タ2を嵌合するように構成される。即ち、レセプタクル
側ハウジング11は、3つの受容部11aを有してい
る。そして、レセプタクル側ハウジング11には、発光
素子4と受光素子5が一対だけ設けられている。尚、そ
の他の構成は、第1の実施形態と同様なので、説明は省
略する。
【0027】このコネクタ3では、3つのプラグコネク
タ2においてプラグ側ハウジング21へのプラグ側コン
タクト22の装着が正しくなされると共に、各プラグコ
ネクタ2が全てレセプタクル側ハウジング11の受容部
11aに正しく嵌合した状態にあるときに、発光素子4
からの光は受光素子5により受光される。よって、受光
素子5における発光素子4からの光の受光の有無によっ
て、プラグコネクタ2が正しく嵌合されているかどう
か、また、プラグ側コンタクト22が正しく装着されて
いるかどうかを検知できる。
【0028】(第3の実施形態)図8〜図10に、本発
明の第3の実施形態によるコネクタ3を示した。このコ
ネクタ3では、レセプタクル側ハウジング11に発光素
子4と受光素子5の導光部品6,7を設けた点が、前述
した実施形態と異なる。導光部品6,7は、具体的には
例えば、アクリル等の材料で作られたプリズムが使用さ
れる。
【0029】この第3の実施形態のコネクタ3では、導
光部品6により発光素子4から発光された光の向き、ま
た、導光部品7によって第1乃至第3の光通過部11
b,21a,22aを通った光の向きをそれぞれ変える
ようにしてある。本実施形態では、光の向きを導光部品
6,7によりそれぞれ直角に変えるようにしてある。
【0030】このような導光部品6,7を用いること
で、光の向きを所望の方向に変えることができて、発光
素子4や受光素子5の位置の制限を無くすことができ
る。即ち、発光素子4や受光素子5を第1乃至第3の光
通過部11b,21a,22aの延長軸上に設ける必要
がなくなる。
【0031】これにより、発光素子4や受光素子5の配
置の自由度が高まり、例えば図8に示したように、発光
素子4と受光素子5をコネクタ3の下部においてそれぞ
れ上向きに配置することができる。この結果、図9に示
したように、コネクタ3を基板8上に実装した状態にお
いて、発光素子4と受光素子5の端子4a,5aを基板
8に容易に接続できるようになる。因みに、基板8に
は、図示しない発光素子4及び受光素子5を動作させる
ための回路が設けられている。
【0032】尚、発光素子4及び受光素子5は、コネク
タ3の導光部品6,7等に予め取り付けておく構成とし
ても良い。或いは、図10に示したように、発光素子4
と受光素子5のいずれか一方、或いは両方を基板8上に
予め実装しておき、コネクタ3をこれらの発光素子4及
び受光素子5に位置合わせしながら基板6に実装する構
成とすることもできる。また、導光部品6,7として
は、上述したようにプリズムで構成されるものの他、図
11に示したように、反射鏡から構成される導光部品6
´,7´を用いることもできる。
【0033】(第4の実施形態)図12に本発明の第4
の実施形態にコネクタ3を示した。このコネクタ3は、
それぞれ一側に受光素子5を備えた2つのレセプタクル
側ハウジング11が並設され、この2つのレセプタクル
側ハウジング11にそれぞれ2本のプラグ側コンタクト
22を備えたプラグコネクタ2が嵌合するように成って
いるが、発光素子4は1つしか設けられていない。この
1つの発光素子4で、2つの受光素子5に投光するため
に、断面形状が略M型の導光部品6が設けられており、
この導光部品6で発光素子4からの光を2方向に分配
し、この光を各受光素子5に設けられた導光部品7で受
け、ここで向きを変えて各受光素子5に導くように成っ
ている。この場合、図7の形態を取った場合よりも、受
光素子の数は多く必要となるが、嵌合不良のコネクタを
特定して検出することができる。
【0034】(第5の実施形態)図13に本発明の第5
の実施形態によるコネクタ3を示した。このコネクタ3
では、上下2段にコンタクト12,22が設けられてお
り、しかも1組の発光素子4及び受光素子5で合計4本
のプラグ側コンタクト22がプラグ側ハウジング21に
正しく装着されているかどうか等を検知できるように構
成してある。このために、光を略コ字状に導く導光部品
9を1つ用いている。
【0035】(第6の実施形態)図14に本発明の第6
の実施形態によるコネクタ3を示した。このコネクタ3
では、上中下3段にコンタクト12,22が設けられて
おり、しかも1組の発光素子4及び受光素子5で合計6
本のプラグ側コンタクト22がプラグ側ハウジング21
に正しく装着されているかどうか等を検知できるように
構成してある。このために、光を略コ字状に導く導光部
品9を2つ用いている。
【0036】
【発明の効果】以上のように構成される本発明のコネク
タでは、レセプタクルコネクタやプラグコネクタに第1
乃至第3の光通過部を設け、レセプタクルコネクタとプ
ラグコネクタとの嵌合状態において、第1乃至第3の光
通過部を介して発光素子から受光素子に光を通過させ、
受光素子において発光素子からの光を検知する構成とし
た。このため、レセプタクルコネクタとプラグコネクタ
との嵌合状態を光学的に判定でき、製造時における嵌合
不良の他、製造後の基板実装状態等においてレセプタク
ルコネクタがプラグコネクタから外れたり、或いはレセ
プタクルコネクタないしプラグコネクタからコンタクト
が抜けたりしても、これらの状態を検知できる。そし
て、従来のように、コネクタにおける嵌合の検出に検知
に関する大きな部品を特に必要としないことから小型化
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるコネクタにおけ
るレセプタクルコネクタとプラグコネクタとの嵌合状態
での水平方向の断面図である。
【図2】図1のコネクタにおけるレセプタクルコネクタ
とプラグコネクタとの嵌合状態での縦断面図である。
【図3】図1のコネクタを構成するプラグコンタクト、
プラグ側ハウジング、及びレセプタクルコネクタを分離
した状態の側面図である。
【図4】プラグ側コンタクトの他の例の側面図である。
【図5】図1のコネクタにおいて、レセプタクルコネク
タへのプラグコネクタの嵌合が不完全な状態を示す説明
図である。
【図6】図1のコネクタにおいてプラグ側コンタクトが
プラグ側ハウジングに完全に装着されていない状態を示
す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態によるコネクタの水平
方向の断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態によるコネクタの横断
面図である。
【図9】図8のコネクタを構成するレセプタクルコネク
タを基板に実装した状態の横断面図である。
【図10】図8のコネクタを構成するレセプタクルコネ
クタを基板に実装する別の方法を示す横断面図である。
【図11】図8のコネクタにおいて導光部品として反射
鏡を使用した例の横断面図である。
【図12】本発明の第4の実施形態によるコネクタの横
断面図である。
【図13】本発明の第5の実施形態によるコネクタの横
断面図である。
【図14】本発明の第6の実施形態によるコネクタの横
断面図である。
【図15】従来のコネクタの一例の斜視図である。
【図16】(a)〜(c)は従来のコネクタの他の例の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 レセプタクルコネクタ 2 プラグコネクタ 3 コネクタ 4 発光素子 5 受光素子 6 導光部品 7 導光部品 8 プリント基板 9 導光部品 11 レセプタクル側ハウジング 11a 受容部 11b 第1の光通過部 12 レセプタクル側コンタクト 21 プラグ側ハウジング 21a 第2の光通過部 22 プラグ側コンタクト 22a 第3の光通過部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レセプタクルコネクタ(1)と、該レセ
    プタクルコネクタ(1)と嵌合するプラグコネクタ
    (2)との組み合わせから成るコネクタ(3)であっ
    て、 前記レセプタクルコネクタ(1)は、前記プラグコネク
    タ(2)を受け入れる受容部(11a)を有するレセプ
    タクル側ハウジング(11)と、該レセプタクル側ハウ
    ジング(11)に設けられたレセプタクル側コンタクト
    (12)とを含み、 前記プラグコネクタ(2)は、前記受容部(11a)内
    に嵌入するプラグ側ハウジング(21)と、該プラグ側
    ハウジング(21)に設けられ、前記レセプタクル側コ
    ンタクト(12)に接触するプラグ側コンタクト(2
    2)とを含んでいるコネクタ(3)において、 前記レセプタクル側ハウジング(11)は、第1の光通
    過部(11b)を有し、該第1の光通過部(11b)の
    みで、発光素子(4)から発光された光を受光素子
    (5)に通すように成っており、 前記プラグ側ハウジング(21)は、該プラグ側ハウジ
    ング(21)が前記受容部(11a)内に正しく嵌入し
    た時のみに、前記第1の光通過部(11b)に連通し
    て、前記光を通過させる第2の光通過部(21a)を有
    し、 前記プラグ側コンタクト(22)は、該プラグ側コンタ
    クト(22)が前記プラグ側ハウジング(21)内に正
    しく配置され、且つ前記プラグ側ハウジング(21)が
    前記受容部(11a)内に正しく嵌入した時のみに、前
    記第1及び第2の光通過部(11b,21a)に連通し
    て、前記光を通過させる第3の光通過部(22a)を有
    していることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記レセプタクル側ハウジング(11)
    に、前記発光素子(4)が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記レセプタクル側ハウジング(11)
    に、前記受光素子(5)が設けられていることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記レセプタクル側ハウジング(11)
    に、前記発光素子用の導光部品(6)が設けられ、該導
    光部品(6)により、前記発光素子から発光された光の
    向きを変えて該光を前記第1の光通過部(11b)に通
    すようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か一つの請求項に記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記レセプタクル側ハウジング(11)
    に、前記受光素子用の導光部品(7)が設けられ、該導
    光部品(7)により、前記第1の光通過部(11b)を
    通過した前記光の向きを変えて該光を前記受光素子
    (5)に通すようにしたことを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれか一つの請求項に記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 プラグコネクタ(2)と嵌合するレセプ
    タクルコネクタ(1)であって、 前記プラグコネクタ(2)を受け入れる受容部(11
    a)を有するレセプタクル側ハウジング(11)と、該
    レセプタクル側ハウジング(11)に設けられたレセプ
    タクル側コンタクト(12)とを含むレセプタクルコネ
    クタにおいて、 前記レセプタクル側ハウジング(11)は、第1の光通
    過部(11b)を有し、該第1の光通過部(11b)の
    みで、発光素子(4)から発光された光を受光素子
    (5)に通すように成っていることを特徴とするレセプ
    タクルコネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のレセプタクルコネクタ
    (1)と嵌合するプラグコネクタ(2)であって、 前記受容部(11a)内に嵌入するプラグ側ハウジング
    (21)と、該プラグ側ハウジング(21)に設けら
    れ、前記レセプタクル側コンタクト(12)に接触する
    プラグ側コンタクト(22)とを含むプラグコネクタ
    (2)において、 前記プラグ側ハウジング(21)は、該プラグ側ハウジ
    ング(21)が前記受容部(11a)内に正しく嵌入し
    た時のみに、前記第1の光通過部(11b)に連通し
    て、前記光を通過させる第2の光通過部(21a)を有
    し、 前記プラグ側コンタクト(22)は、該プラグ側コンタ
    クト(22)が前記プラグ側ハウジング(21)内に正
    しく配置され、且つ前記プラグ側ハウジング(21)が
    前記受容部(11a)内に正しく嵌入した時のみに、前
    記第1及び第2の光通過部(11b,21a)に連通し
    て、前記光を通過させる第3の光通過部(22a)を有
    していることを特徴とするプラグコネクタ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002164139A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタの検査装置
JP2007075160A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Olympia:Kk 遊技機
JP2008147077A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載電子装置
CN107689502A (zh) * 2017-08-23 2018-02-13 宁波鄞州国康机械科技有限公司 一种除尘器装置
CN107706640A (zh) * 2017-08-23 2018-02-16 益福光(天津)电子科技有限公司 一种大数据设备

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