JPH1139974A - スイッチ用電気接点 - Google Patents

スイッチ用電気接点

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JPH1139974A
JPH1139974A JP19876397A JP19876397A JPH1139974A JP H1139974 A JPH1139974 A JP H1139974A JP 19876397 A JP19876397 A JP 19876397A JP 19876397 A JP19876397 A JP 19876397A JP H1139974 A JPH1139974 A JP H1139974A
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JP
Japan
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contact
switch
insulator
layer
arc
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JP19876397A
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English (en)
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Keiichi Shimizu
敬一 清水
Yasuhide Tanaka
康英 田中
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ用電気接点において、設計者が意図
した耐久回数で積極的にスイッチを導通不能にすること
によって、スイッチの焼損等のNGモードを回避し、し
かも、ワイブル曲線による保証耐久回数を増加すること
ができるため、安価に製造することができるようにす
る。 【解決手段】 接点材21と母材22との間に、絶縁物
24aが混入された導通材の層24を設ける。可動接点
5と接点材21との接離時にアークが発生し、接点材2
1が消耗して導通材の層24が露出し、絶縁物24aが
接点面に析出すると絶縁層が形成され、可動接点5と母
材22との導通が不能になる。これにより、導通材の層
24を設定する位置を調整することによって、設計者が
意図する耐久回数でもって積極的に、接点開閉機構を寿
命に至らせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ用電気接
点に関し、特に、電気接点の耐久性能を安定化させるた
めの技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、アークの発生を伴って電気回
路の開閉を行うスイッチ用電気接点においては、接点が
接離する時、アークの発生によって接点が消耗されるた
め、耐アーク性に優れた材料(例えば、AgNiクラッ
ド)を接点材に使用したり、通常の材料をボリュームア
ップして接点材に使用することによって、接点自体の寿
命が、この接点が備えられているスイッチ装置の寿命よ
りも先に来ることがないように、接点自体の耐久性に余
裕を持たせた設計としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のスイッチ用電気接点によれば、接点の劣化
に伴って、接触抵抗の増加や、ボリューム減少による放
熱性の低下等を原因とした、接点で発生する熱量が増加
する問題が挙げられる。そのため、スイッチを構成して
いる樹脂が溶解し、最悪の場合には、接点の短絡等によ
るスイッチの焼損等のNGモードに至る可能性がある。
特に、車載搭載用のスイッチ等においては、このような
最悪のNGモードが発生しないようにフェールセーフ等
の機構を余分に付け加えることが必要とされた。
【0004】また、同等の構成でなる複数のスイッチの
耐久性を比較した場合、接点開閉数が増すに連れて、サ
ンプル毎の接点面の状態がばらつき、サンプル毎の接点
劣化スピードに違いが生じる。その結果、スイッチ全体
として寿命に至るまでの耐久回数のバラツキが大きくな
るため、品質保証の観点で重要視されているワイブル曲
線の考え方によれば、スイッチが満足しなければならな
いMIN耐久回数が保証耐久回数の2〜3倍も必要とな
ってしまうことがある。このMIN耐久回数を保証する
ために、接点材に非常に高価な材料を使用したり、接点
材のボリュームをアップさせたりする必要が生じてお
り、これによってスイッチの製造コストが高くなってし
まうという問題がある。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、接点寿命まで余裕があるうち
に、設計者が意図した耐久回数で積極的にスイッチを導
通不能とすることができるようにすることによって、ス
イッチの焼損等のNGモードを回避し、さらに、耐久寿
命のバラツキを抑えることによってワイブル曲線による
保証耐久回数が増加するため、接点材を安価なものにす
ることができるスイッチ用電気接点を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明に係るスイッチ用電気接点は、
アークの発生を伴う電気回路の開閉を行うスイッチ用電
気接点であって、可動片が接離される接点材とその下側
の接点母材との間に、絶縁物が混入された導通材の層が
設けられ、アークの発生による接点材の消耗によって導
通材の層が露出したとき、絶縁物が接点面に析出して絶
縁層が形成されるようにしたものである。
【0007】上記構成においては、導通材の層を設定す
る位置を調整することによって、接点が導通不能になる
時期を調整することができるので、設計者が意図する所
望の耐久回数でもって積極的に、接点及びこの接点が備
えられるスイッチを寿命に至らせることができる。その
ため、接点の短絡等によるスイッチの焼損等のNGモー
ドを回避することができ、また、ワイブル曲線の考え方
による保証耐久回数が増加し、製造コストを低減するこ
とが可能になる。
【0008】また、請求項2に記載の発明に係るスイッ
チ用電気接点は、アークの発生を伴う電気回路の開閉を
行うスイッチ用電気接点であって、可動片が接離される
接点材の下側に位置する接点母材に凹部が設けられ、こ
の凹部内に絶縁材料が充填され、アークの発生による接
点材の消耗によって絶縁材料が露出したとき、可動片と
接点材との間が導通不能となるようにしたものである。
【0009】上記構成においては、耐久回数が進むに連
れて接点が消耗され、凹部内の絶縁材料が露出した場
合、その後に電気回路の開閉が繰り返されると、可動接
点が絶縁材料と干渉して接点と接触することができなく
なるか、又は、アーク熱によって溶解した絶縁材料が接
点面に皮膜を形成して接点と接触することができなくな
る。これによって、設計者が意図する耐久回数でもって
積極的に、接点及びこの接点が備えられるスイッチを寿
命に至らせることができ、上記と同等の作用が得られ
る。
【0010】また、請求項3に記載の発明に係るスイッ
チ用電気接点は、請求項2に記載のスイッチ用電気接点
であって凹部の代わりに、接点材及び接点母材に穴部が
設けられ、穴部には、接点母材の底部から任意の高さ位
置まで、絶縁材料が充填され、アークの発生による接点
材の消耗によって絶縁材料が露出したとき、可動片との
接点母材との間が導通不能となるようにしたものであ
る。
【0011】上記構成においては、穴部内において絶縁
材料が充填される接点母材の底部からの高さ位置を調整
することによって、設計者が意図する耐久回数を簡単に
変更することができ、上記と同等の作用が得られる。
【0012】また、請求項4に記載の発明に係るスイッ
チ用電気接点は、固定片と可動片とが機械的摺動もしく
はアークの発生を伴わない電気回路の開閉を行うスイッ
チ用電気接点であって、耐摩耗用の接点材とその下側に
位置する接点母材との間に、絶縁物が混入された導通材
の層が設けられ、接点材の消耗によって導通材の層が露
出したとき、絶縁物が接点面に析出して、絶縁層が形成
されるようにしたものである。
【0013】上記構成においては、接点材が摩耗して導
通材の層が露出したとき、絶縁物が接点面に析出して導
通不能となるので、請求項1に記載の記載したものと同
等の作用が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
スイッチ用電気接点について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る電気接点が備えられた
接点開閉機構の一例を示す斜視図である。接点開閉機構
(スイッチ)1は、NO(常開)接点2、NC(常閉)
接点3、及びCOM(共通)接点4の固定接点(固定
片)と、これら固定接点と接離して電気回路を開閉する
可動接点(可動片)5とからなる。NO接点2は、耐ア
ーク用の接点材21と、接点材21の下側に設けられた
母材(接点母材)22と、母材22を接続するターミナ
ル23とで構成され、更に、接点材21と母材22との
間には、絶縁物24a(図2参照)が混入された導通材
の層24が設けられている。NO接点2の接点材21
は、AgNiクラッド200μmが用いられ、NC接点
3及びCOM接点4は、銅板にAgメッキ5μmが施さ
れたものが用いられている。NC接点3は上面が平面と
された凸状に形成され、COM接点4は可動接点5の支
点となるように山形状に形成されている。可動片5は、
銅板にAgメッキ5μmが施されており、その上部には
U字状の2つの突起51が形成されている。この突起5
1は、可動接点5を固定接点に押圧付勢するU字状接圧
バネ及び接圧バネ・可動片を摺動させるスライダ(図示
なし)を掛止するためのものである。
【0015】次に、上記構成でなる接点開閉機構1の動
作について説明する。接点開閉機構1の可動接点5が図
1に示すような位置で傾いた姿勢となっていて、NC接
点3に接触した状態では、NO接点2がオフ(開)状態
にある。この状態から、接点開閉機構1をオン動作させ
るために、可動接点5の上部に取り付けられているスラ
イダを図1で右方にスライド操作すると、それと共に可
動接点5も右方へ移動する。この時、可動接点5はCO
M接点4の山形状部上を摺動する。そして、可動接点5
の中心部がCOM接点5の山形状部を通過すると、可動
接点5はNO接点2側へ傾いて接点材21と接触し、N
O接点2がオン状態となる。
【0016】NO接点2をオン状態からオフ状態に戻す
時は、スライダを左方にスライド操作する。この操作に
より、可動接点5が接点材21から開離し、可動接点5
の中心部がCOM接点4の山形状部上を上記とは逆に乗
り越えると、可動接点5はNC接点3側へ傾き、図1に
示した元の状態(オフ状態)に戻る。可動接点5が接点
材21から開離する時にはアークが発生する。
【0017】次に、NO接点2の構成について図2を参
照して詳細に説明する。図2はNO接点2の断面図であ
る。上述したように、NO接点2は、接点材21、母材
22,23及び絶縁物24aが混入された導通材の層2
4で構成されている。接点材21はAgNiクラッドで
形成され、母材22,23は銅によって形成されてい
る。ターミナル23は母材22の両側にかしめた状態で
接続されている。絶縁物24aが混入された導通材の層
24には、高温下でも消失しない絶縁物、例えば、セラ
ミック、ガラス等からなる粉末状の絶縁物24aが混入
されており、接点材21がアークによって消耗されて、
層24が露出し、絶縁物24aが析出してくると、この
絶縁物24aによって絶縁層が形成されるようになって
いる。
【0018】次に、可動接点5との接触によってNO接
点2が導通不能に至るプロセスについて図3を参照して
説明する。図3(a)(b)(c)はこのプロセスを示
す図である。上述したような接点開閉動作が行われ、N
O接点2と可動接点5との開離時にアークが発生する
と、それに伴って接点材21のAgNiクラッドが蒸発
し、消耗される。接点の開閉動作が繰り返されると、接
点材21は更に消耗され、ついには絶縁物24aが混入
された導通材の層24が露出した状態になる。このと
き、導通材中の絶縁物24aが析出した状態になると、
図3(c)に示すように、絶縁物24aによって絶縁層
が形成され、可動接点5と母材22との導通が不能にな
る。
【0019】上記のNO接点の第2実施形態について図
4及び図5を参照して説明する。図4はNO接点の第2
実施形態を示す断面図、図5はNO接点の接点面に樹脂
膜が形成された状態を示す断面図である。上述した図
1,図2のNO接点2では、接点材21と母材22との
間に、絶縁物24aが混入された導通材の層24が設け
られた構成とされているが、第2実施形態では、絶縁物
24aが混入された導通材の層24を設ける代わりに、
母材22に凹部22aを設け、この凹部22a内にイン
サート成形等によって、高温下で溶解する樹脂等からな
る絶縁材料25を充填したNO接点6としている。この
構成によれば、可動接点5のNO接点6からの開離時に
アークが発生し、接点材21が消耗して絶縁材料25が
露出すると、オン動作が行われても可動接点5は絶縁材
料25に干渉してNO接点2と接触することができず、
導通不能になる。または、図5に示すように、可動接点
5の開離時のアーク熱によって絶縁材料25が溶解し、
接点面に樹脂膜25aが形成されることで導通不能に至
る。
【0020】上記のNO接点の第3実施形態について図
6を参照して説明する。図6はNO接点の第3実施形態
を示す断面図である。上記の第2実施形態では、母材2
2に凹部22aが設けられた構成とされているが、第3
実施形態では、接点材21にも凹部21aを設け、この
凹部21aと母材22の凹部22aとによって、接点材
21及び母材22を貫通する穴部26が形成されたNO
接点7としている。この構成によれば、穴部26内にお
いて絶縁材料25が充填される母材22底部からの高さ
位置を調整することにより、接点材21が消耗された
後、可動接点5と母材22とが導通不能となる時期を簡
単に調整することができる。
【0021】このように、いずれの実施形態の接点開閉
機構1においても、可動接点5とNO接点2又は6又は
7とが開閉して、それにより電流が流れている回路が開
閉されると、アークが発生し、このアークによってNO
接点2の接点材21が消耗していく。そして、遂には、
絶縁物24aが析出または絶縁材料25が露出すると、
可動接点5とNO接点2とが導通不能となる。従って、
絶縁物24aが混入された導通材の層24や絶縁材料2
5を設ける位置を調整することによって、接点開閉機構
1の寿命を適宜に調整することができる。即ち、接点の
状態が比較的安定している時にいきなり絶縁状態とする
ことができるので、設計者が意図する耐久回数でもって
積極的に接点開閉機構1を寿命に至らせることができ
る。このため接点開閉機構1の耐久回数にバラツキが少
なくなり、結果としてワイブル曲線による保証耐久回数
が増加し、接点開閉機構1の製造コストを低減すること
ができる。また、NO接点2が劣化することで発生熱量
が増加し、接点開閉機構1を構成している樹脂を溶解さ
せてしまったり、機械的摩耗によってCOM接点4が消
耗したりする前に、接点開閉機構1が寿命となるよう
に、絶縁物24aが混入された導通材の層24または絶
縁材料25の位置を設定しておけば、NO接点2とNC
接点3が可動接点5により短絡して、接点開閉機構1が
焼損するなどのNGモードを回避することができる。
【0022】接点開閉機構1の適用例について図7を参
照して説明する。図7は接点開閉機構1が適用されたス
イッチ回路の一例を示す図である。例えば、接点開閉機
構1を2つ使用し、各接点開閉機構1のNO接点2を電
源+Bに、NC接点3をグランドに、COM接点4をモ
ータMに接続して、図7に示すようなスイッチ回路10
を構成する。このように構成されたスイッチ回路10で
は、一方のNO接点2をオンとした場合と、他方のNO
接点2をオンとした場合とでは、電流の流れる方向が逆
になるので、どちらのNO接点2をオンとするかによっ
て、モータMの回転方向を切り替えることができる。こ
のスイッチ回路10は、自動車のパワーウインドウの上
下動やパワーシートの移動を制御するためのスイッチ回
路等として適用される。
【0023】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、NO接点2をかしめ接点としているが、クラッ
ド材やメッキ材を曲げて接点形状としたものであっても
よい。また、上記実施の形態では、NO接点2について
絶縁物24aが混入された導通材の層24等が設けられ
た構成とされているが、NC接点3又はCOM接点4を
上記NO接点2と同様に接点材21、母材22及び絶縁
物24aが混入された導通材の層24等で構成し、可動
接点5との摺動により接点材21が摩耗した場合に、可
動接点5との導通が不能になるようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように請求項1から請求項4に記
載の発明に係るスイッチ用電気接点によれば、接点材が
消耗又は摩耗したときに、接点間を導通不能にすること
ができるので、導通材の層(24)または絶縁材料(2
5)を設定する位置を調整することによって、接点寿命
まで余裕があるうちに、設計者が意図する耐久回数でも
って積極的に、接点及びこの接点が備えられるスイッチ
を寿命に至らせることができる。つまり、接点の状態が
比較的安定している時にいきなり絶縁状態とすることが
できるので、各製品毎の耐久回数のバラツキを小さくす
ることができ、結果としてワイブル曲線による保証耐久
回数が増加する。従って、保証耐久回数を増加させるた
めに、接点材に高価な材料を使用したり、接点材をボリ
ュームアップしたりする必要がなくなるので、製造コス
トを低減することができる。また、劣化した接点は、接
触抵抗の増加、接点材のボリューム減少による放熱性の
低下等が原因で、初期品と比較すると発熱量が増加する
が、この発熱量が小さいうちに、スイッチが寿命となる
ように設定しておけば、スイッチを構成している樹脂が
熱量の増加によって溶解される事態を防止し、接点の短
絡等によるスイッチの焼損等のNGモードを回避するこ
とができる。これによって、フェールセーフ等の安全性
確保のための機構を余分に付け加える必要がなくなり、
その分、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電気接点が備えら
れた接点開閉機構の一例を示す斜視図である。
【図2】NO接点の第1実施形態を示す断面図である。
【図3】(a)(b)(c)は第1実施形態のNO接点
が可動接点との接触によって導通不能に至るプロセスを
示す図である。
【図4】NO接点の第2実施形態を示す断面図である。
【図5】第2実施形態においてNO接点の接点面に樹脂
膜が形成された状態を示す断面図である。
【図6】NO接点の第3実施形態を示す断面図である。
【図7】接点開閉機構が適用されたスイッチ回路の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 接点開閉機構 2,6,7 NO接点 3 NC接点 4 COM接点 5 可動接点(可動片) 21 接点材 21a 凹部 22 母材(接点母材) 22a 凹部 23 母材22を接続するターミナル 24 絶縁物24aが混入された導通材の層 24a 絶縁物 25 絶縁材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アークの発生を伴う電気回路の開閉を行
    うスイッチ用電気接点において、 可動片が接離される接点材とその下側の接点母材との間
    に、絶縁物が混入された導通材の層が設けられ、 アークの発生による前記接点材の消耗によって前記絶縁
    物が混入された導通材の層が露出したとき、前記絶縁物
    が接点面に析出して絶縁層が形成されるようにしたこと
    を特徴とするスイッチ用電気接点。
  2. 【請求項2】 アークの発生を伴う電気回路の開閉を行
    うスイッチ用電気接点において、 可動片が接離される接点材の下側に位置する接点母材に
    凹部が設けられ、この凹部内に絶縁材料が充填され、ア
    ークの発生による前記接点材の消耗によって前記絶縁材
    料が露出したとき、前記可動片と接点材との間が導通不
    能となるようにしたことを特徴とするスイッチ用電気接
    点。
  3. 【請求項3】 前記凹部の代わりに、接点材及び接点母
    材に穴部が設けられ、 前記穴部には、前記接点母材の底部から任意の高さ位置
    まで、絶縁材料が充填され、アークの発生による前記接
    点材の消耗によって前記絶縁材料が露出したとき、前記
    可動片との接点母材との間が導通不能となるようにした
    ことを特徴とする請求項2に記載のスイッチ用電気接
    点。
  4. 【請求項4】 固定片と可動片とが機械的摺動もしくは
    アークの発生を伴わない電気回路の開閉を行うスイッチ
    用電気接点において、 耐摩耗用の接点材とその下側に位置する接点母材との間
    に、絶縁物が混入された導通材の層が設けられ、 前記接点材の消耗によって前記導通材の層が露出したと
    き、前記絶縁物が接点面に析出して、絶縁層が形成され
    るようにしたことを特徴とするスイッチ用電気接点。
JP19876397A 1997-07-24 1997-07-24 スイッチ用電気接点 Withdrawn JPH1139974A (ja)

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