JPH1139416A - コード読取装置及びカード媒体 - Google Patents

コード読取装置及びカード媒体

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JPH1139416A
JPH1139416A JP9191310A JP19131097A JPH1139416A JP H1139416 A JPH1139416 A JP H1139416A JP 9191310 A JP9191310 A JP 9191310A JP 19131097 A JP19131097 A JP 19131097A JP H1139416 A JPH1139416 A JP H1139416A
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JP
Japan
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card medium
code pattern
data
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JP9191310A
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English (en)
Inventor
Akira Watabe
晃 渡部
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1139416A publication Critical patent/JPH1139416A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】音声情報等を光学的に読み取り可能なコードパ
ターンとして単一又は複数個平行に記録したカード媒体
から、これらのコードパターンの種別を自動的に判別認
識して、この結果をユーザに音声として出力できるよう
にすること。 【解決手段】カード媒体100に印刷記録されているコ
ードパターン102が、1段であるのか、2段のそれが
連続的に読み取られることで元の情報データを再生可能
となるものであるのか、2段のそれがそれぞれ独立なの
かを識別するための判別情報104をカード媒体100
に印刷記録しておく。判別情報検出手段14により、こ
の判別情報104を認識し、制御手段16は、この判別
情報に応じて、再生出力手段12を制御してコードの読
み取り、認識結果の音声及びコード再生音声の音声出力
手段18への出力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ情報、
映像情報又はディジタルコードデータを含む情報データ
が光学的に読み取り可能なコードパターンとして印刷記
録されたカード媒体と、このようなカード媒体から上記
コードパターンを手動で、しかも安定的に光学的に読み
取るようにしたコード読取装置とに関し、特に、視覚障
害者向けの情報提供の際のバリアフリー用品として好適
に利用できるコード読取装置及びカード媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、視覚的に障害を持った視覚障害者
に対しては、そのより便利で快適な生活が送れるように
様々な工夫や提案がなされてきており、本出願人も、各
種の視覚障害者向けの情報提供の際に利用される、バリ
アフリー用品の開発検討を行っている。
【0003】視覚障害者に対して所定の情報を提供しよ
うとする場合、音声による情報提供が先ず第1に考えら
れる。そのためのツールとしては、音声を記録した、従
来から良く知られているコンパクトカセットテープが挙
げられるが、このカセットテープでは、離れたところに
居る者へ渡すときの郵送のことを考えると決して簡便な
ものとは言えず、改善すべき点を多く残している。この
ことは、ごく近年、汎用性の増してきたICメモリカー
ドについても同様である。
【0004】一方、このような郵送時における不都合を
解決すべく、ハガキの例えば裏面の所定の一の辺に沿っ
て、音声を記録した磁気片を直接貼り付けてこれを郵送
し、受け取った者はこのハガキの前記所定の一の辺をス
リット状の案内用溝部に当接させ、このハガキを溝部内
で前記辺方向に手動で移動させることにより、磁気片に
記録された音声信号を当該溝部内に配設された磁気ヘッ
ドが読み取ることによって音声を再生するようにした音
声再生装置も考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のは基本的に、前記磁気片に記録できる音声の情報量に
ほぼ一定の限界があるため、利用可能な用途がごく限ら
れてしまうといった問題を有している他、磁気片に相応
の量の音声を記録しようとするとその磁気片の長さが非
常に長くなり、磁気片を分割して貼付することもできな
いことからハガキを利用することがもはや不可能となっ
て、ハガキに直接音声を記録して郵送し、これを受け手
が手動で読み取って音声を再生するという本来の目的が
達成し得ないという欠点を有していた。
【0006】加えて、このものは、所定の情報を、例え
ばハガキによって一度に多くの人に提供する場合、磁気
片へのダビング作業やこの磁気片を各ハガキに貼付する
という手間が掛かることによって、その準備に時間が掛
かり、結果的にコスト高も招来するため、決して満足の
いくツールとは言えなかった。
【0007】ところで、本出願人は、特開平6−231
466号公報において、音声情報等の情報データを光学
的に読み取り可能なドットコードパターンとして紙等の
情報記録媒体に記録する記録装置、及びこの情報記録媒
体に記録されたドットコードパターンを手動で走査して
光学的に読み取り、元の音声情報等の情報を再生出力す
るようにした再生装置を提案している。
【0008】本発明者はそこで、前記特開平6−231
466号公報に開示されたドットコードパターン及びそ
の再生装置の如き、音声情報が光学的に読み取り可能な
コードパターンとして記録された紙等の情報記録媒体を
利用するタイプのものの方が、前記コンパクトカセット
テープやICメモリカード、そして、磁気片を利用した
ものよりも、情報の記録容量の大きさや多量のコードパ
ターン印刷時における簡便さとそのコスト上のメリット
を勘案すれば、とりわけ視覚障害者向けの情報提供の際
に利用されるツールとしては最適であるとの一つの知見
を得た。
【0009】しかしながら、ここで、そのコードパター
ンのための読取装置については、ハガキ等のカード媒体
に印刷記録されたコードパターンを視覚障害者の人達が
難なく手動で簡便に読み取れるようにするためには、上
記磁気片を利用した音声再生装置をそのまま単に適用す
るだけでは済まず、更なる別の改善工夫すべき点を残し
ていた。
【0010】即ち、例えば、ハガキ等のカード媒体に印
刷記録されたコードパターンが、単一のコードパターン
なのかもしくは複数個のコードパターンなのかを自動的
に認識してこれをユーザに音声として出力しなければな
らないという問題や、或いは、その印刷記録されたコー
ドパターンが複数個のコードパターンであっても、それ
が各コードパターン単独で元の情報データを再生出力し
得るものなのかもしくは読取手段が各コードパターンを
順次読み取って合成した結果に基づいて元の情報データ
を再生出力し得るものなのかを認識してこれをユーザに
音声として出力しなければならないという問題等であ
る。
【0011】換言すれば、このような点が満足に解決さ
れない限り、折角の上記したようなコードパターンの真
価は十分には発揮されない。本発明は、このような事情
に鑑みなされたものであって、上記磁気片を利用した音
声再生装置における手動走査法を基本的には踏襲しなが
らも、音声情報等を光学的に読み取り可能なコードパタ
ーンとして単一又は複数個平行に記録したハガキ等のカ
ード媒体から、これらのコードパターンの種別を自動的
に判別認識して、この結果をユーザに音声として出力す
るようにした、視覚障害者向け情報提供の際のバリアフ
リー用品として好適に利用し得るコード読取装置及びカ
ード媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明によるコード読取装置は、
少なくとも何れか一方の面の所定の一の辺に沿って、オ
ーディオ情報、映像情報又はディジタルコードデータを
含む情報データが光学的に読み取り可能なコードパター
ンとして直線的に印刷記録されたカード媒体の上記所定
の一の辺が当接して、該カード媒体を上記辺方向に手動
で移動させるときの案内となるスリット状の案内用溝部
と、上記案内用溝部内を移動するカード媒体上の上記コ
ードパターンを光学的に読み取るべく、当該移動するカ
ード媒体の面と直交する方向に光軸を持った光学系を含
む読取手段と、上記読取手段で読み取られたコードパタ
ーンをデコード処理して元の情報データを再生しこれを
出力する再生出力手段とを具備したコード読取装置であ
って、上記カード媒体は、当該媒体の所定の一の辺に沿
って印刷記録された上記コードパターンが、単一のコー
ドパターンであるか、又は平行に分離して印刷記録され
た複数個のコードパターンであるかを判別し得る判別情
報を具備しており、該コード読取装置は、上記判別情報
を検出する判別情報検出手段と、音声を出力するための
音声出力手段と、上記判別情報検出手段で検出された判
別情報に基づいて、カード媒体に印刷記録されたコード
パターンが単一又は複数個の何れであるかを認識し、該
認識結果を上記音声出力手段が音声として出力するよう
に制御する制御手段と、をさらに具備することを特徴と
する。
【0013】また、請求項7に記載の発明によるカード
媒体は、少なくとも何れか一方の面の所定の一の辺に沿
って、オーディオ情報、映像情報又はディジタルコード
データを含む情報データが光学的に読み取り可能なコー
ドパターンとして直線的に印刷記録されたカード媒体の
上記所定の一の辺が当接して、該カード媒体を上記辺方
向に手動で移動させるときの案内となるスリット状の案
内用溝部と、上記案内用溝部内を移動するカード媒体上
の上記コードパターンを光学的に読み取るべく、当該移
動するカード媒体の面と直交する方向に光軸を持った光
学系を含む読取手段と、上記読取手段で読み取られたコ
ードパターンをデコード処理して元の情報データを再生
しこれを出力する再生出力手段とを具備したコード読取
装置に適用される上記カード媒体であって、該カード媒
体は、当該媒体の所定の一の辺に沿って印刷記録された
上記コードパターンが、単一のコードパターンである
か、又は平行に分離して印刷記録された複数個のコード
パターンであるかを判別し得る判別情報を具備してお
り、上記コード読取装置は、該判別情報を検出してカー
ド媒体に印刷記録されたコードパターンが単一又は複数
個の何れであるかを認識し、更に該認識結果を音声とし
て出力するように構成されたものであることを特徴とす
る。
【0014】即ち、請求項1に記載の発明のコード読取
装置又は請求項7に記載の発明のカード媒体によれば、
当該カード媒体に記録されたコードパターンが単一かま
たは複数かを検出できるような判別情報をカード媒体に
備えておき、コード読取装置では、この判別情報を検出
して、それに基づいて、カード媒体に印刷記録されたコ
ードパターンが単一又は複数個の何れであるかを認識
し、該認識結果を音声として出力する。
【0015】あるいは、請求項2に記載の発明によるコ
ード読取装置は、少なくとも何れか一方の面の所定の一
の辺に沿って、オーディオ情報、映像情報又はディジタ
ルコードデータを含む情報データが光学的に読み取り可
能なコードパターンとして直線的に印刷記録されたカー
ド媒体の上記所定の一の辺が当接して、該カード媒体を
上記辺方向に手動で移動させるときの案内となるスリッ
ト状の案内用溝部と、上記案内用溝部内を移動するカー
ド媒体上の上記コードパターンを光学的に読み取るべ
く、当該移動するカード媒体の面と直交する方向に光軸
を持った光学系を含む読取手段と上記読取手段で読み取
られたコードパターンをデコード処理して元の情報デー
タを再生しこれを出力する再生出力手段とを具備したコ
ード読取装置であって、上記カード媒体は、上記所定の
一の辺に沿ったコードパターンとして、第1のコードパ
ターンと第2のコードパターンとをそれぞれ平行に分離
して配置し、更に、該第1及び第2の各コードパターン
がそれぞれ単独で元の情報データを再生出力し得るもの
か、又は上記読取手段が該第1及び第2の各コードパタ
ーンを順次読み取って合成した結果に基づいて元の情報
データを再生出力し得るものかを判別し得る判別情報を
具備しており、該コード読取装置は、上記判別情報を検
出する判別情報検出手段と、音声を出力するための音声
出力手段と、上記判別情報検出手段で検出された判別情
報に基づいて、カード媒体に印刷記録されたコードパタ
ーンが各単独で元の情報データを再生出力し得るもの又
は上記読取手段が各コードパターンを順次読み取って合
成した結果に基づいて元の情報データを再生出力し得る
ものの何れであるかを認識し、該認識結果を上記音声出
力手段が音声として出力するように制御する制御手段
と、を具備することを特徴とする。
【0016】また、請求項8に記載の発明によるカード
媒体は、少なくとも何れか一方の面の所定の一の辺に沿
って、オーディオ情報、映像情報又はディジタルコード
データを含む情報データが光学的に読み取り可能なコー
ドパターンとして直線的に印刷記録されたカード媒体の
上記所定の一の辺が当接して、該カード媒体を上記辺方
向に手動で移動させるときの案内となるスリット状の案
内用溝部と、上記案内用溝部内を移動するカード媒体上
の上記コードパターンを光学的に読み取るべく、当該移
動するカード媒体の面と直交する方向に光軸を持った光
学系を含む読取手段と、上記読取手段で読み取られたコ
ードパターンをデコード処理して元の情報データを再生
しこれを出力する再生出力手段とを具備したコード読取
装置に適用すべき前記カード媒体であって、該カード媒
体は、上記所定の一の辺に沿ったコードパターンとし
て、第1のコードパターンと第2のコードパターンとを
それぞれ平行に分離して配置し、更に該第1及び第2の
各コードパターンがそれぞれ単独で元の情報データを再
生出力し得るものか、又は上記読取手段が該第1及び第
2の各コードパターンを順次読み取って合成した結果に
基づいて元の情報データを再生出力し得るものかを判別
し得る判別情報を具備しており、上記コード読取装置
は、該判別情報を検出してカード媒体に印刷記録された
コードパターンが各単独で元の情報データを再生出力し
得るもの又は上記読取手段が各コードパターンを順次読
み取って合成した結果に基づいて元の情報データを再生
出力し得るものの何れであるかを認識し、更に該認識結
果を音声として出力するように構成されたものであるこ
とを特徴とする。
【0017】即ち、請求項2に記載の発明のコード読取
装置又は請求項8に記載の発明のカード媒体によれば、
当該カード媒体に記録された第1のコードパターンと第
2のコードパターンのコードが単独で再生できるものか
または順次読み取り合成して再生するものなのかを判別
し得る判別情報をカード媒体に備えておき、コード読取
装置では、この判別情報を検出し、それに基づいて、カ
ード媒体に印刷記録されたコードパターンが各単独で元
の情報データを再生出力し得るもの又は上記読取手段が
各コードパターンを順次読み取って合成した結果に基づ
いて元の情報データを再生出力し得るものの何れである
かを認識し、該認識結果を音声として操作者に知らせ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する前
に、本発明の理解を助けるために、まず、本発明の概要
を説明しておく。図1の(A)は、本発明のコード読取
装置の基本構成を示す図であり、図1の(B)乃至
(D)は、カード媒体の一例を示す図である。
【0019】コード読取装置は、読み取り手段10、再
生出力手段12、判別情報検出手段14、制御手段1
6、及び音声出力手段18よりなる。読み取り手段10
は、カード媒体100をスリット状の案内用溝部に沿っ
て手動で移動させコードパターンを読み取る。そして、
再生出力手段12は、上記読み取り手段10で読み取っ
たコードパターンをデコードし、再生処理を行うことに
より、手動で移動させて読ませても安定な音声を得るこ
とができる。
【0020】ここで、カード媒体100に印刷記録され
ているコードパターン102は、オーディオ情報、映像
情報又はディジタルコードデータを含む情報データが光
学的に読み取り可能なパターンイメージとして直線的に
記録されたものであり、図1の(B)及び(C)に示す
ように2つのコードパターン102が記録されている場
合と、図1の(D)に示すように1つのコードパターン
102が記録されている場合とがある。そして、前者の
2つのコードパターン102が記録されている場合は、
図1の(B)に示すように2つのコードパターンが連続
的に読み取られることで元の情報データを再生可能とな
る場合と、図1の(C)に示すように2つのコードパタ
ーンがそれぞれ独立しており、何れか一方を読み取るこ
とでそのコードパターンの元の情報データを再生可能な
場合とがある。そこで、各場合を識別できるように、カ
ード媒体100には、判別情報104が印刷記録されて
いる。
【0021】而して、判別情報検出手段14は、この判
別情報104を認識し、制御手段16に供給する。制御
手段16は、この判別情報に応じて、再生出力手段12
を制御してコードの読み取り、認識結果の音声及びコー
ド再生音声の音声出力手段18への出力を制御する。
【0022】このようにすることにより、手動で読み取
らせても安定な音声が得られ、またコードパターン10
2がどのようなものであるのかを操作者に知らせること
ができる。
【0023】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。 (第1実施例)図2は、本実施の形態のコード読取装置
200のブロック構成図である。このコード読取装置2
00は、上記読取手段10としての照明202及びCC
D204と、上記再生出力手段12としてのデコード処
理部206,再生処理部208,切り替え部210,及
び告知信号発生部212と、上記判別情報検出手段14
としてのコードパターン情報検出センサ214と、上記
制御手段16としての制御部216と、上記音声出力手
段18としてのスピーカ218とを含む。さらに、この
コード読取装置200は、カード挿入検出センサ22
0、読み取り位置切り替えスイッチ222、及び読み取
り位置変更部224を含む。
【0024】図3の(A)は本実施の形態のコード読取
装置200の外観を示す斜視図である。同図に示すよう
に、このコード読取装置200は、カード媒体100を
通すスリット状の案内用溝部226が設けられている。
そして、この案内用溝部226近傍の装置上面に上記読
み取り位置切り替えスイッチ222が配されている。
【0025】ここで、カード媒体100には、図1の
(B)乃至(D)に示すように、オーディオ情報、映像
情報又はディジタルコードデータを含む情報データが光
学的に読み取り可能なパターンイメージとしてのコード
パターン102が印刷記録されたハガキ等の媒体であ
る。このコードパターン102は、特開平6−2314
66号公報に開示されているような、左右どちらの方向
に走査しても読み取ることができるドットコードパター
ンである。
【0026】図1の(B)及び(C)は2つのコードパ
ターン102が記録されたカード媒体100を示し、図
1の(D)は1つのコードパターン102が記録された
カード媒体を示している。そして、前者の2つのコード
パターン102が記録されている場合は、図1の(B)
に示すように2つのコードパターンが連続的に読み取ら
れることで元の情報データを再生可能となる場合と、図
1の(C)に示すように2つのコードパターンがそれぞ
れ独立しており、何れか一方を読み取ることでそのコー
ドパターンの元の情報データを再生可能な場合とがあ
る。そこで、各場合を識別できるように、カード媒体1
00には、判別情報104が印刷記録されている。この
判別情報104は、印刷記録されたコードパターン10
2の種別に対応した所定の反射率もしくは色を有する指
標体であり、例えば、四角形を黒インクで印刷すること
でなる。そして、上記各場合において、その個数によ
り、当該カード媒体100にどのようなコードパターン
102が印刷記録されているのかを表すようにしてい
る。
【0027】そして、上記案内用溝部226には、図3
の(B)に示すように、上記カード挿入検出センサ22
0としての2つのカードセンサCS1及びCS2と、上
記コードパターン情報検出センサ214としてのマーク
センサMSとを配している。ここで、各センサは、フォ
トリフレクタなどの光学的なセンサである。カードセン
サCS1,CS2は、カード媒体100が挿入されたこ
とを検出するためのもので、カード媒体100のエッヂ
を検出するのに用いられる。一方、マークセンサMS
は、カード媒体100に記録されている上記判別情報1
04を検出するのに用いられる。
【0028】また、案内用溝部226のカード走査方向
中央部には、上記照明202及びCCD204が収容さ
れた読み取り部228が配されている。この読み取り部
228と上記カードセンサCS1,CS2は固定されて
いるが、上記マークセンサMSは、図3の(B)中に矢
印により示すように、可動するようになっている。即
ち、このマークセンサMSは、案内用溝部226の底板
である案内用溝底部230と共に上下動する。これは、
図1の(B)及び(C)に示すようにカード媒体100
に2段にコードパターン102が記録されている場合
に、上段のコードパターン102を読み取るときには下
方の位置とし、下段のコードパターン102を読み取る
ときには上方の位置とすることで、両コードパターン1
02を固定位置の読み取り部228で読み取ることがで
きるようにすると共に、カード媒体100の下辺に沿っ
て配された上記判別情報104をマークセンサMSで確
実に検出できるようにするためである。このマークセン
サMSと案内用溝底部230の上下動は、図3の(C)
に示すように、上記読み取り位置変更部224に相当す
るプランジャ232により行われるもので、このプラン
ジャ232の制御は、上記制御部16や再生出力手段1
2等を含む処理部234が、操作者の読み取り位置切り
替えスイッチ222の操作に応じて行う。
【0029】次に、このような構成のカード読取装置2
00の動作を、図4乃至図6の(A)に示す一連のフロ
ーチャートを参照して説明する。即ち、図示しない電源
スイッチがオンされると、まず当該装置200内の各部
の設定を初期化した後(ステップS10)、カード媒体
100の案内用溝部226への挿入待ちとなる。そし
て、操作者がカード媒体100を案内用溝部226に挿
入して手動走査すると、まずカード媒体100の挿入が
カード挿入検出センサ220(カードセンサCS1又は
CS2)により検出され(ステップS12)、このカー
ド挿入検出に応じて、制御部216は、再生部制御信号
SHWを有効にして、再生処理部208に読み取り動作
開始を知らせる(ステップS14)。再生処理部208
では、この再生部制御信号SHWが有効にされると、読
み取り部228のLEDなどで構成された照明202を
点灯し、カード媒体100上のコードパターン102を
CCD204で撮像する。CCD204からの撮像信号
は、デコード処理部206に供給され、ディジタルデー
タに変換され、デコード処理部206内のデータメモリ
(図示せず)に一時的に格納される。
【0030】また、これと同時に、制御部216は、カ
ード挿入検出センサ220(カードセンサCS1又はC
S2)及びコードパターン情報検出センサ214(マー
クセンサMS)の検出結果をモニタしている。即ち、カ
ードセンサCS1及びCS2とマークセンサMSとが全
てオンになった後(ステップS16)、マークセンサM
Sのみがオフになると(ステップS18)、上記判別情
報104を新たに一つ検出したとして、内部の不図示マ
ークカウンタCNTMSをカウントアップする(ステッ
プS20)。カードセンサCS1とCS2の両方がオフ
になるまで、即ちカード媒体100が取り除かれるまで
(ステップS22)、このステップS16乃至S20の
処理を繰り返すことで、マークカウンタCNTMSに
は、判別情報104の個数に応じた値が格納されること
になる。
【0031】而して、図1の(B)に示したような2段
連続したコードの判別情報104が記録されたカード媒
体100を読み込んだ場合には、マークカウンタCNT
MSのカウント値は「3」となるので、上記ステップS
22でカード挿入検出センサ220でカード媒体100
が読み終わったことが検出されたならば、制御部216
は、告知信号発生部212を制御して例えば「コードは
2段連続です。」というような連続したコードパターン
102が有ることを知らせる告知音声1を発生させ、こ
の告知音声1を切り替え部210を介してスピーカ21
8から出力させる(ステップS24)。
【0032】操作者は、この告知音声1を聞くことで、
2段目のコードパターンの存在と、元の情報を得るため
にはその2段目のコードパターンの走査が必要であるこ
とを知り、読み取り位置切り替えスイッチ222を操作
して読み取り位置を切り替える(ステップS26)。即
ち、制御部216は、この読み取り位置切り替えスイッ
チ222の操作に応じて、読み取り位置変更部224を
制御して、図3の(C)に示したような案内用溝底部2
30を移動可能にしプランジャ232で位置を変更して
読み取り部228に対するカードの高さを変え、2段目
のコードパターン102を読み取る位置に、読み取り位
置を変更する。
【0033】なお、このステップS26の読み取り位置
切り替え処理は、操作者の読み取り位置切り替えスイッ
チ222の操作によらないで、自動的に行うようにして
も良いことは勿論である。
【0034】そして、このような読み取り位置の変更
後、操作者が2段目のコードパターン102を読み取る
ためにカード媒体100を案内用溝部226に挿入して
走査することで、その2段目のコードパターンが1段目
のコードパターンと同様にして読み取られる。
【0035】このとき、制御部216は、カード挿入検
出センサ220(カードセンサCS1又はCS2)の検
出結果をモニタしており、カードセンサCS1とCS2
の両方がオンになった即ちカード媒体100が挿入され
た後(ステップS28)、両センサともオフになった即
ちカード媒体100が取り除かれたならば(ステップS
30)、再生部制御信号SHWを無効にして、読み取り
を終了させる(ステップS32)。そして、デコード処
理部206内のデータメモリに一時的に格納された、既
に読み取った1段目のコードパターンに基づくディジタ
ルデータと、今回読み取った2段目のコードパターンに
基づくディジタルデータとを合成して、この後、再生処
理部208にて処理し、得られた音声を、切り替え部2
10を介してスピーカ218に供給することで音声を再
生出力する(ステップS34)。その後、再び読み取り
位置を元の読み取り位置に戻して(ステップS36)、
上記ステップS12に戻る。
【0036】なお、制御部216は、1段目のコードパ
ターンの読み取りを終了してから2段目のコードパター
ン読み取りにはいるまでの時間を計測し、一定時間経過
しても2段目のコードパターン読み取りが行われない場
合には、時間切れを告知する告知音声(例えば、「スキ
ャンして下さい。」)を発生して、読み取り動作を終了
させるようにすることで、消費電力を抑えるようにして
もよい。
【0037】一方、図1の(C)に示すような独立した
コードパターン102が2つあることを示す判別情報1
04が記録されたカード媒体100を読み込んだ場合に
は、コードパターン情報検出センサ214からの検出結
果を制御部216でカウントした結果が「CNTMS=
2」となる。この場合には、上記ステップS22でカー
ド挿入検出センサ220でカード媒体100が読み終わ
ったことが検出されたならば、制御部216は、告知信
号発生部212を制御して例えば「コードは2段独立で
す。」というような独立したコードパターンが2つ有る
ことを知らせる告知音声2を発生させ、この告知音声2
を切り替え部210を介してスピーカ218から出力さ
せる(ステップS38)。
【0038】その後、再生部制御信号SHWを「1」即
ち無効にして、読み取りを終了させる(ステップS4
0)。そして、読み込んだコードをデコード処理部20
6並びに再生処理部208にて処理して得られた音声
を、切り替え部210を介してスピーカ218に供給す
ることで音声を再生出力する(ステップS42)。その
後、上記ステップS12に戻る。
【0039】操作者は、上記告知音声2を聞くことで、
2段目のコードパターンの存在と、1段目2段目それぞ
れのコードパターンが独立であることを知ることができ
る。そして、1段目のコードパターンに対応する音声を
聞いた後、もう一度同じ1段目のコードパターンに対応
する音声を聞きたければ、上記操作を繰り返すし、2段
目の音声を聞きたい場合には、読み取り位置切り替えス
イッチ222を操作して読み取り位置を切り替えた後、
上記操作を繰り返すことになる。
【0040】また、図1の(D)に示すような、コード
パターン102が1つだけであることを示す判別情報1
04が記録されたカード媒体100を読み込んだ場合に
は、コードパターン情報検出センサ214からの検出結
果を制御部216でカウントした結果が「CNTMS=
1」となる。この場合には、上記ステップS22でカー
ド挿入検出センサ220でカード媒体100が読み終わ
ったことが検出されたならば、制御部216は、告知信
号発生部212を制御して例えば「コードは1段だけで
す。」というようなコードパターンが1つしかないこと
を知らせる告知音声3を発生させ、この告知音声3を切
り替え部210を介してスピーカ218から出力させる
(ステップS44)。
【0041】その後、再生部制御信号SHWを「1」即
ち無効にして、読み取りを終了させる(ステップS4
6)。そして、読み込んだコードをデコード処理部20
6並びに再生処理部208にて処理して得られた音声
を、切り替え部210を介してスピーカ218に供給す
ることで音声を再生出力する(ステップS48)。その
後、上記ステップS12に戻る。
【0042】このように、記録されたコードパターンに
応じた判別情報104を記録し、それに応じた告知音声
を出力するようにしたので、特に目が不自由な操作者に
は使いやすいコード読取装置を提供できる。
【0043】なお、読み取り位置変更部224は、図3
の(D)に示すように、案内用溝部底部230の高さは
固定にし、読み取り部228の位置をプランジャ232
で変更するように構成してもよい。また、読み取り部と
して特開平6−231466号公報に開示されているよ
うなペン型の読み取り装置を利用することで、ペン型読
み取り装置の先端をコードパターンの位置に合うように
上下に振る機構を設けることで、プランジャ232の代
わりとしてもよい。あるいは、本発明と同日出願の本出
願人による「コード読取装置」と題された整理番号A9
704164号(発明者:西下英樹、熊井克範)に示す
ように、案内用溝部として高さの違う2段の案内用溝を
設け、それぞれの案内用溝にマークセンサMSを設けて
読み取り部を固定としてもよい。
【0044】また、判別情報104は、図1の(B)乃
至(D)に示したような光の反射率または色が異なる物
でもいいし、図6の(B)乃至(D)の判別情報106
のような切り欠きをカード媒体100に設けてもよい。
【0045】さらに、各センサは光学的なセンサである
と述べたが、カード挿入検出センサ220(カードセン
サCS1,CS2)はメカニカルスイッチでも構成可能
であり、またコードパターン情報検出センサ214(マ
ークセンサMS)も図6の(B)乃至(D)に示したよ
うな切り欠きによる判別情報602の場合はメカニカル
スイッチで構成してもよい。なお、カード挿入検出セン
サ220をメカニカルスイッチとする場合、上述した本
発明と同日出願の本出願人による「コード読取装置」と
題された整理番号A9704164号(発明者:西下英
樹、熊井克範)に示すような制御棒を利用することで、
誤挿入防止機能を兼ね備えることもできる。
【0046】また、告知音声についても、上記のような
文章表現の音声に限らず、ビープ音の種類や数で各場合
を特定できるものであれば、どのようなものでもよい。
さらに、本実施の形態では、コードパターン102が2
段の例を述べたが、判別情報104,106の数を増や
すことによって、同様の方法で、さらに多段のコードパ
ターン102が記録されたカード媒体100にも対応で
きることは明らかである。
【0047】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。図7は、本実施の形態のコー
ド読取装置300の構成を示すブロック図であり、上記
第1の実施の形態と同様のものには図2と同じ参照番号
を付してある。即ち、本実施の形態のコード読取装置3
00は、第1の実施の形態のコード読取装置200にお
ける判別情報検出手段14に、コードパターン情報検出
センサ214の他に、ブロックアドレス検出部302を
さらに追加したものである。
【0048】そして、上記のような判別情報104,1
06がカード媒体100に存在する場合は、上記第1実
施例と同様の動作を行うが、図8の(A)乃至(C)に
示すように、コードパターン102以外の部分ではなく
コードパターン102内のブロックアドレスに判別情報
を持たせた場合には、ブロックアドレス検出部302を
用いてコードパターン102がどのようなものであるの
かを判断するものである。
【0049】ここで、ブロックアドレスについて説明す
る。カード媒体100に記録されたコードパターン10
2は、図9の(A)に示すように、4隅にマーカ108
を配したブロック110を2次元に連続的に配列してな
り、各ブロック110は2次元に配置されたドットによ
り構成される。そして、1つ1つのブロック110に
は、ブロックアドレス112が付けられており、図9の
(B)に示すように、白と黒のドットが「1」と「0」
に対応したコードとして記録されている。
【0050】そして、本実施の形態では、1段のコード
パターン102が、図10の(A)に示すように、2×
64個のブロック110からなり、最大ブロック数が
「128」に制限されているとする。
【0051】こうした場合に、判別情報をコードパター
ン102のブロックアドレス112の割り付け方で表す
ことができる。即ち、図8の(A)のように2段連続し
たコードパターン102が記録されたカード媒体の場合
は、ブロックアドレス112として、1段目のコードパ
ターン102は「129」から「256」、2段目のコ
ードパターン102は「257」から「384」までと
割り付け、図8の(B)に示すように2段独立したコー
ドパターン102が記録されたカード媒体100の場合
は、ブロックアドレス112として、1段目のコードパ
ターン102は「385」から「512」、2段目のコ
ードパターン102は「513」から「640」までと
割り付け、図8の(C)のような1段しかないコードパ
ターン102が記録されたカード媒体100の場合は、
図10の(A)に示すような「1」から「128」まで
のブロックアドレス112を割り付ける。
【0052】そして、1つのブロック100がデコード
処理部206でデコードされディジタルデータに変換さ
れた後のデータは、図10の(B)に示すように、ブロ
ックアドレスbladr,ヘッダデータheader,
及びユーザデータuserdataで構成されるので、
この内のブロックアドレスbladrをブロックアドレ
ス検出部302で検出することで、上記のようなブロッ
クアドレス112の割り付け方が判っていれば、当該カ
ード媒体100に記録されているコードパターン102
がどのようなものであるのか容易に検出することができ
る。
【0053】この場合のコード読取装置300の動作
は、図8の(D)のフローチャートに示すようになる。
これは、上記第1の実施の形態におけるステップS16
乃至S22の処理を置き換えるものである。
【0054】即ち、図8の(A)のような2段連続した
コードパターン102が記録されたカード媒体100を
読み込んだ場合は、ブロックアドレス検出部302によ
り、デコード処理部206でデコードされた図10の
(B)に示した構成のディジタルデータからブロックア
ドレス112を取り出し、制御部216に与える(ステ
ップS50)。制御部216では、カード挿入検出セン
サ220(カードセンサCS1又はCS2)の検出結果
をモニタしており、カードセンサCS1とCS2の両方
がオフになった即ちカード媒体100が取り除かれるの
を待って(ステップS52)、ブロックアドレス検出部
302から与えられたブロックアドレス112を判別す
る。そして、この場合は、ブロックアドレス112を判
別した結果が、128<bladr<385となるの
で、上記ステップS24に進んで、前述したような処理
を行う。
【0055】また、図8の(B)のような2段独立した
コードパターン102の判別情報が記録されたカード媒
体100を読み込んだ場合には、制御部216でブロッ
クアドレス112を判別した結果が384<bladr
<641となる。このときには、上記ステップ38に進
んで、前述したような処理を行う。
【0056】そして、図8の(C)に示すような1段し
かないコードパターン102の判別情報が記録されたカ
ード媒体100を読み込んだ場合には、制御部216で
ブロックアドレス112を判別した結果がbladr<
129となる。従って、このようなときには、上記ステ
ップS44に進んで、前述したような処理を行う。
【0057】このように、コードパターン102のブロ
ックアドレス112を、当該コードパターン102の種
別に応じたブロックアドレス内容となるように記録して
おくことで、それに応じた告知音声を出力することがで
きる。
【0058】なお、本実施の形態では、コードパターン
が2段の例を述べたが、判別するブロックアドレスを替
えることによって同様の方法でさらに多段のコードパタ
ーンにも対応できることは明らかである。
【0059】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。図11は、本実施の形態のコ
ード読取装置400の構成を示すブロック図であり、上
記第1の実施の形態と同様のものには図2と同じ参照番
号を付してある。即ち、本実施の形態のコード読取装置
400は、第1の実施の形態のコード読取装置200に
おける判別情報検出手段14に、コードパターン情報検
出センサ214の他に、ヘッダデータ検出部402をさ
らに追加したものである。
【0060】そして、上記のようなコードパターン10
2以外の部分に設けた判別情報104,106がカード
媒体100に存在する場合は、上記第1実施例と同様の
動作を行うが、そうでない場合には、コードパターン1
02内のヘッダデータに判別情報を持たせてコードパタ
ーン102がどのようなものであるのかを判断するもの
である。
【0061】即ち、カード媒体100として、上記第2
の実施の形態と同様に、図8の(A)乃至(C)に示す
ようなものを使用するが、本実施の形態では、ブロック
アドレス112ではなくて、ヘッダデータによりコード
パターン102の種別を検出する。例えば、図8の
(A)のように2段連続したコードパターン102が記
録されたカード媒体100の場合は、ヘッダデータとし
て「1」を記録しておくものとする。同様に、図8の
(B)に示すような2段独立したコードパターン102
が記録されたカード媒体100の場合は「2」を、図8
の(C)に示すような1段しかないコードパターン10
2が記録されたカード媒体の場合は「3」をそれぞれヘ
ッダデータとして記録しておくものとする。
【0062】ここで、1つのブロック100がデコード
処理部206でデコードされディジタルデータに変換さ
れた後のデータは、図10の(B)に示すように、ブロ
ックアドレスbladr,ヘッダデータheader,
及びユーザデータuserdataで構成されるので、
この内のヘッダデータheaderをヘッダデータ検出
部402で検出することで、上記のようなヘッダデータ
の割り付け方が判っていれば、当該カード媒体100に
記録されているコードパターン102がどのようなもの
であるのか容易に検出することができる。
【0063】この場合のコード読取装置400の動作
は、図10の(C)のフローチャートに示すようにな
る。これは、上記第1の実施の形態におけるステップS
16乃至S22の処理を置き換えるものである。
【0064】即ち、図8の(A)のような2段連続した
コードパターン102が記録されたカード媒体100を
読み込んだ場合は、ヘッダデータ検出部402により、
デコード処理部206でデコードされた図10の(B)
に示した構成のディジタルデータからヘッダデータを取
り出し、制御部216に与える(ステップS54)。制
御部216では、カード挿入検出センサ220(カード
センサCS1又はCS2)の検出結果をモニタしてお
り、カードセンサCS1とCS2の両方がオフになった
即ちカード媒体100が取り除かれるのを待って(ステ
ップS56)、ヘッダデータ検出部402から与えられ
たヘッダデータを判別する。そして、この場合は、ヘッ
ダデータを判別した結果が、header=1となるの
で、上記ステップS24に進んで、前述したような処理
を行う。
【0065】また、図8の(B)のような2段独立した
コードパターン102の判別情報が記録されたカード媒
体100を読み込んだ場合には、制御部216でヘッダ
データを判別した結果がheader=2となる。よっ
て、このときには、上記ステップ38に進んで、前述し
たような処理を行う。
【0066】そして、図8の(C)に示すような1段し
かないコードパターン102の判別情報が記録されたカ
ード媒体100を読み込んだ場合には、制御部216で
ヘッダデータを判別した結果がheader=3とな
る。従って、このようなときには、上記ステップS44
に進んで、前述したような処理を行う。
【0067】このように、コードパターン102のヘッ
ダデータを、当該コードパターン102の種別に応じた
ヘッダデータ内容とするように記録しておくことで、そ
れに応じた告知音声を出力することができる。
【0068】なお、本実施の形態では、コードパターン
が2段の例を述べたが、判別するヘッダデータを増やす
ことによって同様の方法でさらに多段のコードパターン
にも対応できることは明らかである。
【0069】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。
【0070】(1) 少なくとも何れか一方の面の所定
の一の辺に沿って、オーディオ情報、映像情報又はディ
ジタルコードデータを含む情報データが光学的に読み取
り可能なコードパターンとして直線的に印刷記録された
カード媒体の上記所定の一の辺が当接して、該カード媒
体を上記辺方向に手動で移動させるときの案内となるス
リット状の案内用溝部と、上記案内用溝部内を移動する
カード媒体上の上記コードパターンを光学的に読み取る
べく、当該移動するカード媒体の面と直交する方向に光
軸を持った光学系を含む読取手段と、上記読取手段で読
み取られたコードパターンをデコード処理して元の情報
データを再生しこれを出力する再生出力手段と、を具備
したコード読取装置であって、上記カード媒体は、当該
媒体の所定の一の辺に沿って印刷記録された上記コード
パターンが、単一のコードパターンであるか、又は平行
に分離して印刷記録された複数個のコードパターンであ
るかを判別し得る判別情報を具備しており、該コード読
取装置は、上記判別情報を検出する判別情報検出手段
と、音声を出力するための音声出力手段と、上記判別情
報検出手段で検出された判別情報に基づいて、カード媒
体に印刷記録されたコードパターンが単一又は複数個の
何れであるかを認識し、該認識結果を上記音声出力手段
が音声として出力するように制御する制御手段と、をさ
らに具備することを特徴とするコード読取装置。
【0071】即ち、カード媒体に記録されたコードパタ
ーンが単一かまたは複数かを検出認識し、その認識した
結果に応じた音声を出力することで操作者に知らせるよ
うにしたので、視覚障害者でもコードパターンが複数有
るのかどうかを簡単に知ることができ、コードパターン
のもつメリットを活かしたコミュニケーションツールを
提供することができる。
【0072】(2) 少なくとも何れか一方の面の所定
の一の辺に沿って、オーディオ情報、映像情報又はディ
ジタルコードデータを含む情報データが光学的に読み取
り可能なコードパターンとして直線的に印刷記録された
カード媒体の上記所定の一の辺が当接して、該カード媒
体を上記辺方向に手動で移動させるときの案内となるス
リット状の案内用溝部と、上記案内用溝部内を移動する
カード媒体上の上記コードパターンを光学的に読み取る
べく、当該移動するカード媒体の面と直交する方向に光
軸を持った光学系を含む読取手段と、上記読取手段で読
み取られたコードパターンをデコード処理して元の情報
データを再生しこれを出力する再生出力手段と、を具備
したコード読取装置であって、上記カード媒体は、上記
所定の一の辺に沿ったコードパターンとして、第1のコ
ードパターンと第2のコードパターンとをそれぞれ平行
に分離して配置し、更に、該第1及び第2の各コードパ
ターンがそれぞれ単独で元の情報データを再生出力し得
るものか、又は上記読取手段が該第1及び第2の各コー
ドパターンを順次読み取って合成した結果に基づいて元
の情報データを再生出力し得るものかを判別し得る判別
情報を具備しており、該コード読取装置は、上記判別情
報を検出する判別情報検出手段と、音声を出力するため
の音声出力手段と、上記判別情報検出手段で検出された
判別情報に基づいて、カード媒体に印刷記録されたコー
ドパターンが各単独で元の情報データを再生出力し得る
もの又は上記読取手段が各コードパターンを順次読み取
って合成した結果に基づいて元の情報データを再生出力
し得るものの何れであるかを認識し、該認識結果を上記
音声出力手段が音声として出力するように制御する制御
手段と、を具備することを特徴とするコード読取装置。
【0073】即ち、記録された第1のコードパターンと
第2のコードパターンのコードが単独で再生できるもの
かまたは順次読み取り合成して再生するものなのか検出
し、その認識した結果に応じた音声を出力し操作者に知
らせるようにしたので、視覚障害者でもコードの再生の
方法を簡単に知ることができる。
【0074】(3) 上記制御手段は、更に、上記再生
出力手段が上記判別情報検出手段で検出された判別情報
に対応した再生出力動作を行うように、上記再生出力手
段を制御することを特徴とする上記(1)又は(2)の
何れか一に記載のコード読取装置。
【0075】即ち、判別情報を認識した結果により再生
出力を制御するようにしたので、順次読み取り合成して
再生するコードの場合に1回目の読み取り後再生してし
まうことを防ぐことができ、また、自動的に読み取り動
作を継続することができるので使いやすい装置を提供で
きる。また、自動的に再生の仕方も変わるので、ユーザ
負担が軽減される。
【0076】(4) 上記判別情報が、印刷記録された
上記コードパターンの種別に対応して設けられた穿孔
部、又は印刷記録された上記コードパターンの種別に対
応した所定の反射率もしくは色を有する指標体であっ
て、上記判別情報検出手段は、該穿孔部又は指標体を光
学的に検出してこれを電気信号に変換する光電変換部を
含み、該光電変換部が上記案内用溝部内の所定の位置に
配設されたものであることを特徴とする上記(1)又は
(2)の何れか一に記載のコード読取装置。
【0077】即ち、判別情報を反射率または色の異なる
物にして、それを光学的に読み取り検出するようにした
ので、カード媒体とスイッチが、直接接触することが無
いので、本発明の非接触式読取方法の長所を損なうこと
なく、発揮でき、カード媒体を傷めるようなことが無
い。そして、走査も不要な負荷が掛かることなく、スム
ーズな読み取りが期待できる。また、カード媒体の形状
などをカード媒体毎に変更する必要がない。カード媒体
の形を同じくできるので、カード媒体にコードパターン
を記録するときにコードによってカード形状のちがうカ
ード媒体に替えるなどの煩わしさをなくすことができ
る。
【0078】(5) 上記コードパターンが、上記情報
データを所定の情報量毎に分割したブロックデータの内
容に応じてイメージ化されたデータパターンと、該ブロ
ック毎に割り付けられたアドレスを表すアドレスデータ
の内容に応じてイメージ化されたアドレスデータパター
ンとから少なくとも構成されたブロックが、所定のブロ
ック配列フォーマットに従って複数個配列されたもので
あって、上記判別情報が、上記コードパターンに対する
ブロックアドレスの割り付け方に係る情報であり、上記
判別情報検出手段は、上記読取手段で読み取ったコード
パターンにおける各ブロックのアドレスを検出するため
のブロックアドレス検出手段であることを特徴とする上
記(1)又は(2)の何れか一に記載のコード読取装
置。
【0079】即ち、判別情報をコードパターンのブロッ
クアドレスの割り付け方で検出するようにしたので、コ
ードパターン以外にカード媒体に記録する必要がない。
コードパターンの記録方法を簡素化できる。さらに、元
々必要な情報であるブロックアドレスを利用しているの
で、情報データ領域を判別情報のために一部削ってしま
うようなことも無い。
【0080】(6) 上記コードパターンが、上記情報
データの他にヘッダ情報として上記判別情報を含むもの
であって、上記判別情報検出手段は、上記読取手段で読
み取ったコードパターンを上記再生出力手段がデコード
処理して得られた該ヘッダ情報を検出するヘッダ情報検
出手段であることを特徴とする上記(1)又は(2)の
何れか一に記載のコード読取装置。
【0081】即ち、判別情報をコードパターンに含まれ
るヘッダ情報として記録するようにしたので、コードパ
ターン以外にカード媒体に記録する必要がない。コード
パターンの記録方法を簡素化できる。
【0082】(7) 少なくとも何れか一方の面の所定
の一の辺に沿って、オーディオ情報、映像情報又はディ
ジタルコードデータを含む情報データが光学的に読み取
り可能なコードパターンとして直線的に印刷記録された
カード媒体の上記所定の一の辺が当接して、該カード媒
体を上記辺方向に手動で移動させるときの案内となるス
リット状の案内用溝部と、上記案内用溝部内を移動する
カード媒体上の上記コードパターンを光学的に読み取る
べく、当該移動するカード媒体の面と直交する方向に光
軸を持った光学系を含む読取手段と、上記読取手段で読
み取られたコードパターンをデコード処理して元の情報
データを再生しこれを出力する再生出力手段とを具備し
たコード読取装置に適用される上記カード媒体であっ
て、該カード媒体は、当該媒体の所定の一の辺に沿って
印刷記録された上記コードパターンが、単一のコードパ
ターンであるか、又は平行に分離して印刷記録された複
数個のコードパターンであるかを判別し得る判別情報を
具備しており、上記コード読取装置は、該判別情報を検
出してカード媒体に印刷記録されたコードパターンが単
一又は複数個の何れであるかを認識し、更に該認識結果
を音声として出力するように構成されたものであること
を特徴とするカード媒体。
【0083】即ち、カード媒体に記録されたコードパタ
ーンが単一かまたは複数かを検出できるような判別情報
を具備することで、コード読取装置ではこの判別情報に
よる認識結果に応じた音声で操作者に知らせることがで
きるようになる。したがって、視覚障害者でもコードパ
ターンが複数有るのかどうかを簡単に知ることができ、
コードパターンのもつメリットを活かしたコミュニケー
ションツールを提供することができる。
【0084】(8) 少なくとも何れか一方の面の所定
の一の辺に沿って、オーディオ情報、映像情報又はディ
ジタルコードデータを含む情報データが光学的に読み取
り可能なコードパターンとして直線的に印刷記録された
カード媒体の上記所定の一の辺が当接して、該カード媒
体を上記辺方向に手動で移動させるときの案内となるス
リット状の案内用溝部と、上記案内用溝部内を移動する
カード媒体上の上記コードパターンを光学的に読み取る
べく、当該移動するカード媒体の面と直交する方向に光
軸を持った光学系を含む読取手段と、上記読取手段で読
み取られたコードパターンをデコード処理して元の情報
データを再生しこれを出力する再生出力手段とを具備し
たコード読取装置に適用すべき前記カード媒体であっ
て、該カード媒体は、上記所定の一の辺に沿ったコード
パターンとして、第1のコードパターンと第2のコード
パターンとをそれぞれ平行に分離して配置し、更に該第
1及び第2の各コードパターンがそれぞれ単独で元の情
報データを再生出力し得るものか、又は上記読取手段が
該第1及び第2の各コードパターンを順次読み取って合
成した結果に基づいて元の情報データを再生出力し得る
ものかを判別し得る判別情報を具備しており、上記コー
ド読取装置は、該判別情報を検出してカード媒体に印刷
記録されたコードパターンが各単独で元の情報データを
再生出力し得るもの又は上記読取手段が各コードパター
ンを順次読み取って合成した結果に基づいて元の情報デ
ータを再生出力し得るものの何れであるかを認識し、更
に該認識結果を音声として出力するように構成されたも
のであることを特徴とするカード媒体。
【0085】即ち、記録された第1のコードパターンと
第2のコードパターンのコードが単独で再生できるもの
かまたは順次読み取り合成して再生するものなのかを判
別し得る判別情報を備えておくようにしたので、コード
読取装置ではこの判別情報により、記録されたコードパ
ターンがどのようなものであるのかを検出し、その認識
した結果に応じた音声として操作者に知らせることがで
きるようになる。したがって、視覚障害者でもコードの
再生の方法を簡単に知ることができる。
【0086】(9) 上記判別情報が、印刷記録された
上記コードパターンの種別に対応して設けられた穿孔
部、又は印刷記録された前記コードパターンの種別に対
応した所定の反射率もしくは色を有する指標体であるこ
とを特徴とする上記(7)又は(8)の何れか一に記載
のカード媒体。
【0087】即ち、判別情報を反射率または色の異なる
物にしたので、コード読取装置では、それを光学的に読
み取り検出することで簡単に判別できる。したがって、
カード媒体とスイッチが、直接接触することが無いの
で、本発明の非接触式読取方法の長所を損なうことな
く、発揮でき、カード媒体を傷めるようなことが無い。
そして、走査も不要な負荷が掛かることなく、スムーズ
な読み取りが期待できる。また、カード媒体の形状など
をカード媒体毎に変更する必要がない。カード媒体の形
を同じくできるので、カード媒体にコードパターンを記
録するときにコードによってカード形状のちがうカード
媒体に替えるなどの煩わしさをなくすことができる。
【0088】(10) 上記コードパターンが、上記情
報データを所定の情報量毎に分割したブロックデータの
内容に応じてイメージ化されたデータパターンと、該ブ
ロック毎に割り付けられたアドレスを表すアドレスデー
タの内容に応じてイメージ化されたアドレスデータパタ
ーンとから少なくとも構成されたブロックが、所定のブ
ロック配列フォーマットに従って複数個配列されたもの
であって、上記判別情報が、上記コードパターンに対す
るブロックアドレスの割り付け方に係る情報であること
を特徴とする上記(7)又は(8)の何れか一に記載の
カード媒体。
【0089】即ち、判別情報をコードパターンのブロッ
クアドレスの割り付け方で表すようにしたので、コード
読取装置ではブロックアドレスを検出するだけで簡単に
判別できる。したがって、コードパターン以外にカード
媒体に記録する必要がなく、コードパターンの記録方法
を簡素化できる。さらに、元々必要な情報であるブロッ
クアドレスを利用しているので、情報データ領域を判別
情報のために一部削ってしまうようなことも無い。
【0090】(11) 上記判別情報が、上記コードパ
ターンが上記情報データの他に含むヘッダ情報であるこ
とを特徴とする上記(7)又は(8)の何れか一に記載
のカード媒体。
【0091】即ち、判別情報をコードパターンに含まれ
るヘッダ情報として記録するようにしたので、コード読
取装置ではコードパターンのヘッダ内容から簡単に判別
できる。したがって、コードパターン以外にカード媒体
に記録する必要がなく、コードパターンの記録方法を簡
素化できる。
【0092】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
磁気片を利用した音声再生装置における手動走査法を基
本的には踏襲しながらも、音声情報等を光学的に読み取
り可能なコードパターンとして単一又は複数個平行に記
録したハガキ等のカード媒体から、これらのコードパタ
ーンの種別を自動的に判別認識して、この結果をユーザ
に音声として出力するようにした、視覚障害者向け情報
提供の際のバリアフリー用品として好適に利用し得るコ
ード読取装置及びカード媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のコード読取装置の基本構成を
示す図であり、(B)乃至(D)はそれぞれカード媒体
の一例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかるコード読取
装置のブロック構成図である。
【図3】(A)は第1の実施の形態にかかるコード読取
装置の外観を示す斜視図、(B)は各センサ及び読み取
り部の配置を示す図であり、(C)及び(D)はそれぞ
れ読み取る位置を変更する機構の例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態にかかるコード読取
装置の動作フローチャートの第1の部分を示す図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかるコード読取
装置の動作フローチャートの第2の部分を示す図であ
る。
【図6】(A)は本発明の第1の実施の形態にかかるコ
ード読取装置の動作フローチャートの第3の部分を示す
図であり、(B)乃至(D)はそれぞれ第1の実施の形
態にかかるカード媒体の別の例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態にかかるコード読取
装置のブロック構成図である。
【図8】(A)乃至(C)はそれぞれ第2の実施の形態
にかかるカード媒体の例を示す図であり、(D)は本発
明の第2の実施の形態にかかるコード読取装置の動作フ
ローチャートの特徴部分を示す図である。
【図9】(A)はコードパターンの構成を説明するため
の図であり、(B)はブロックアドレスを説明するため
の図である。
【図10】(A)は第2の実施の形態におけるコードパ
ターンのブロックアドレスの構成を示す図、(B)は1
ブロック分のデータの構成を説明する図ための図であ
り、(C)は本発明の第3の実施の形態にかかるコード
読取装置の動作フローチャートの特徴部分を示す図であ
る。
【図11】本発明の第3の実施の形態にかかるコード読
取装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
10 読み取り手段 12 再生出力手段 14 判別情報検出手段 16 制御手段 18 音声出力手段 100 カード媒体 102 コードパターン 104,106 判別情報 112 ブロックアドレス 200,300,400 コード読取装置 206 デコード処理部 212 告知信号発生部 214 コードパターン情報検出センサ 216 制御部 220 カード挿入検出センサ 222 読み取り位置切り替えスイッチ 224 読み取り位置変更部 226 案内用溝部 230 案内用溝底部 232 プランジャ 302 ブロックアドレス検出部 402 ヘッダデータ検出部 CS1,CS2 カードセンサ MS マークセンサ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも何れか一方の面の所定の一の
    辺に沿って、オーディオ情報、映像情報又はディジタル
    コードデータを含む情報データが光学的に読み取り可能
    なコードパターンとして直線的に印刷記録されたカード
    媒体の前記所定の一の辺が当接して、該カード媒体を前
    記辺方向に手動で移動させるときの案内となるスリット
    状の案内用溝部と、 前記案内用溝部内を移動するカード媒体上の前記コード
    パターンを光学的に読み取るべく、当該移動するカード
    媒体の面と直交する方向に光軸を持った光学系を含む読
    取手段と、 前記読取手段で読み取られたコードパターンをデコード
    処理して元の情報データを再生しこれを出力する再生出
    力手段と、 を具備したコード読取装置であって、 前記カード媒体は、当該媒体の所定の一の辺に沿って印
    刷記録された前記コードパターンが、単一のコードパタ
    ーンであるか、又は平行に分離して印刷記録された複数
    個のコードパターンであるかを判別し得る判別情報を具
    備しており、 該コード読取装置は、 前記判別情報を検出する判別情報検出手段と、 音声を出力するための音声出力手段と、 前記判別情報検出手段で検出された判別情報に基づい
    て、カード媒体に印刷記録されたコードパターンが単一
    又は複数個の何れであるかを認識し、該認識結果を前記
    音声出力手段が音声として出力するように制御する制御
    手段と、 をさらに具備することを特徴とするコード読取装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも何れか一方の面の所定の一の
    辺に沿って、オーディオ情報、映像情報又はディジタル
    コードデータを含む情報データが光学的に読み取り可能
    なコードパターンとして直線的に印刷記録されたカード
    媒体の前記所定の一の辺が当接して、該カード媒体を前
    記辺方向に手動で移動させるときの案内となるスリット
    状の案内用溝部と、 前記案内用溝部内を移動するカード媒体上の前記コード
    パターンを光学的に読み取るべく、当該移動するカード
    媒体の面と直交する方向に光軸を持った光学系を含む読
    取手段と、 前記読取手段で読み取られたコードパターンをデコード
    処理して元の情報データを再生しこれを出力する再生出
    力手段と、 を具備したコード読取装置であって、 前記カード媒体は、前記所定の一の辺に沿ったコードパ
    ターンとして、第1のコードパターンと第2のコードパ
    ターンとをそれぞれ平行に分離して配置し、更に、該第
    1及び第2の各コードパターンがそれぞれ単独で元の情
    報データを再生出力し得るものか、又は前記読取手段が
    該第1及び第2の各コードパターンを順次読み取って合
    成した結果に基づいて元の情報データを再生出力し得る
    ものかを判別し得る判別情報を具備しており、 該コード読取装置は、 前記判別情報を検出する判別情報検出手段と、 音声を出力するための音声出力手段と、 前記判別情報検出手段で検出された判別情報に基づい
    て、カード媒体に印刷記録されたコードパターンが各単
    独で元の情報データを再生出力し得るもの又は前記読取
    手段が各コードパターンを順次読み取って合成した結果
    に基づいて元の情報データを再生出力し得るものの何れ
    であるかを認識し、該認識結果を前記音声出力手段が音
    声として出力するように制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするコード読取装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、更に、前記再生出力手
    段が前記判別情報検出手段で検出された判別情報に対応
    した再生出力動作を行うように、前記再生出力手段を制
    御することを特徴とする請求項1又は2の何れか一に記
    載のコード読取装置。
  4. 【請求項4】 前記判別情報が、印刷記録された前記コ
    ードパターンの種別に対応して設けられた穿孔部、又は
    印刷記録された前記コードパターンの種別に対応した所
    定の反射率もしくは色を有する指標体であって、 前記判別情報検出手段は、該穿孔部又は指標体を光学的
    に検出してこれを電気信号に変換する光電変換部を含
    み、該光電変換部が前記案内用溝部内の所定の位置に配
    設されたものであることを特徴とする請求項1又は2の
    何れか一に記載のコード読取装置。
  5. 【請求項5】 前記コードパターンが、前記情報データ
    を所定の情報量毎に分割したブロックデータの内容に応
    じてイメージ化されたデータパターンと、該ブロック毎
    に割り付けられたアドレスを表すアドレスデータの内容
    に応じてイメージ化されたアドレスデータパターンとか
    ら少なくとも構成されたブロックが、所定のブロック配
    列フォーマットに従って複数個配列されたものであっ
    て、 前記判別情報が、前記コードパターンに対するブロック
    アドレスの割り付け方に係る情報であり、 前記判別情報検出手段は、前記読取手段で読み取ったコ
    ードパターンにおける各ブロックのアドレスを検出する
    ためのブロックアドレス検出手段であることを特徴とす
    る請求項1又は2の何れか一に記載のコード読取装置。
  6. 【請求項6】 前記コードパターンが、前記情報データ
    の他にヘッダ情報として前記判別情報を含むものであっ
    て、 前記判別情報検出手段は、前記読取手段で読み取ったコ
    ードパターンを前記再生出力手段がデコード処理して得
    られた該ヘッダ情報を検出するヘッダ情報検出手段であ
    ることを特徴とする請求項1又は2の何れか一に記載の
    コード読取装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも何れか一方の面の所定の一の
    辺に沿って、オーディオ情報、映像情報又はディジタル
    コードデータを含む情報データが光学的に読み取り可能
    なコードパターンとして直線的に印刷記録されたカード
    媒体の前記所定の一の辺が当接して、該カード媒体を前
    記辺方向に手動で移動させるときの案内となるスリット
    状の案内用溝部と、前記案内用溝部内を移動するカード
    媒体上の前記コードパターンを光学的に読み取るべく、
    当該移動するカード媒体の面と直交する方向に光軸を持
    った光学系を含む読取手段と、前記読取手段で読み取ら
    れたコードパターンをデコード処理して元の情報データ
    を再生しこれを出力する再生出力手段とを具備したコー
    ド読取装置に適用される前記カード媒体であって、 該カード媒体は、当該媒体の所定の一の辺に沿って印刷
    記録された前記コードパターンが、単一のコードパター
    ンであるか、又は平行に分離して印刷記録された複数個
    のコードパターンであるかを判別し得る判別情報を具備
    しており、 前記コード読取装置は、該判別情報を検出してカード媒
    体に印刷記録されたコードパターンが単一又は複数個の
    何れであるかを認識し、更に該認識結果を音声として出
    力するように構成されたものであることを特徴とするカ
    ード媒体。
  8. 【請求項8】 少なくとも何れか一方の面の所定の一の
    辺に沿って、オーディオ情報、映像情報又はディジタル
    コードデータを含む情報データが光学的に読み取り可能
    なコードパターンとして直線的に印刷記録されたカード
    媒体の前記所定の一の辺が当接して、該カード媒体を前
    記辺方向に手動で移動させるときの案内となるスリット
    状の案内用溝部と、前記案内用溝部内を移動するカード
    媒体上の前記コードパターンを光学的に読み取るべく、
    当該移動するカード媒体の面と直交する方向に光軸を持
    った光学系を含む読取手段と、前記読取手段で読み取ら
    れたコードパターンをデコード処理して元の情報データ
    を再生しこれを出力する再生出力手段とを具備したコー
    ド読取装置に適用すべき前記カード媒体であって、 該カード媒体は、前記所定の一の辺に沿ったコードパタ
    ーンとして、第1のコードパターンと第2のコードパタ
    ーンとをそれぞれ平行に分離して配置し、更に該第1及
    び第2の各コードパターンがそれぞれ単独で元の情報デ
    ータを再生出力し得るものか、又は前記読取手段が該第
    1及び第2の各コードパターンを順次読み取って合成し
    た結果に基づいて元の情報データを再生出力し得るもの
    かを判別し得る判別情報を具備しており、 前記コード読取装置は、該判別情報を検出してカード媒
    体に印刷記録されたコードパターンが各単独で元の情報
    データを再生出力し得るもの又は前記読取手段が各コー
    ドパターンを順次読み取って合成した結果に基づいて元
    の情報データを再生出力し得るものの何れであるかを認
    識し、更に該認識結果を音声として出力するように構成
    されたものであることを特徴とするカード媒体。
  9. 【請求項9】 前記判別情報が、印刷記録された前記コ
    ードパターンの種別に対応して設けられた穿孔部、又は
    印刷記録された前記コードパターンの種別に対応した所
    定の反射率もしくは色を有する指標体であることを特徴
    とする請求項7又は8の何れか一に記載のカード媒体。
  10. 【請求項10】 前記コードパターンが、前記情報デー
    タを所定の情報量毎に分割したブロックデータの内容に
    応じてイメージ化されたデータパターンと、該ブロック
    毎に割り付けられたアドレスを表すアドレスデータの内
    容に応じてイメージ化されたアドレスデータパターンと
    から少なくとも構成されたブロックが、所定のブロック
    配列フォーマットに従って複数個配列されたものであっ
    て、 前記判別情報が、前記コードパターンに対するブロック
    アドレスの割り付け方に係る情報であることを特徴とす
    る請求項7又は8の何れか一に記載のカード媒体。
  11. 【請求項11】 前記判別情報が、前記コードパターン
    が前記情報データの他に含むヘッダ情報であることを特
    徴とする請求項7又は8の何れか一に記載のカード媒
    体。
JP9191310A 1997-07-16 1997-07-16 コード読取装置及びカード媒体 Withdrawn JPH1139416A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007136846A3 (en) * 2006-05-19 2008-01-24 Leapfrog Entpr Inc Recording and playback of voice messages associated with a surface

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WO2007136846A3 (en) * 2006-05-19 2008-01-24 Leapfrog Entpr Inc Recording and playback of voice messages associated with a surface

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