JPH1139269A - データ処理システム及びデータ処理方法 - Google Patents

データ処理システム及びデータ処理方法

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JPH1139269A
JPH1139269A JP9189444A JP18944497A JPH1139269A JP H1139269 A JPH1139269 A JP H1139269A JP 9189444 A JP9189444 A JP 9189444A JP 18944497 A JP18944497 A JP 18944497A JP H1139269 A JPH1139269 A JP H1139269A
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JP9189444A
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Masashi Oguchi
正史 小口
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各データ処理装置を有効に活用して効率的な
データ処理を実現する。また、ネットワーク上のデータ
の改変を検出する。 【解決手段】 各データ処理装置1に装置の種類を表す
装置種別と各装置を個々に装置を識別する装置識別子と
を割り当てる。データを付して一連のデータ処理を発信
するデータ処理装置1は、一連のデータ処理を細分化
し、その細分化した処理毎に対応させた個別処理情報を
複数含む処理シーケンス情報を処理対象データに付加し
てフレームを形成し送出する。個別処理情報には、処理
順序を意味するシーケンス番号と、実行する命令コード
を指定する処理コマンドと、処理するデータ処理装置を
指定する装置識別情報と、次の処理対象となる個別処理
情報に含まれるシーケンス番号とが含まれており、各デ
ータ処理装置は、データ処理後、フレームを次に向けて
送出することによって一連のデータ処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理システム
及びその方法、特に、複数のデータ処理装置により一連
のデータ処理を分散させて実行する際の効率化並びにデ
ータの転用の防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるデータ処理システムは、あ
る目的に応じた(一連の)データ処理を実行するため
に、1台のデータ処理装置を構築し、その装置内に設け
たCPUにより一連のデータ処理全体を実行させてい
た。近年においては、ディジタルインタフェースの発達
により装置間の相互結合が可能になり、ネットワーク内
において種々のデータを共通フォーマットとして共有化
することでデータ処理を各装置において分散させて行う
ことができるようになった。このシステム形態において
は、複数のデータ処理装置全体において行われるデータ
処理を集中管理するための装置を設けて、その集中管理
をする装置が一連のデータ処理を細分化し、その細分化
したデータ処理を所定のデータ処理装置に割り当て、そ
の集中管理をする装置が必要なデータ及び命令を各装置
に対して個々に送信するようにしている。
【0003】このように、1台の装置内において閉じた
範囲で目的とするデータ処理を実行しなくても、ネット
ワークを構築することでも一連のデータ処理を実現でき
るようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいて複数のデータ処理装置を用いてシステムを構成で
きるようになったとはいうものの、集中管理をする装置
が一連のデータ処理を集中管理しており、1台で実現し
ていた一連のデータ処理を単に細分化し分散したに留ま
っている。つまり、細分化された各データ処理を実行さ
せるためのデータ処理装置は、固定的であり、各データ
処理装置に割り当てる処理内容を状況に応じて変更でき
るように構成されていない。データ処理装置の種類によ
っては、個々に独立して様々なデータ処理を実行する能
力を有してるものもありながら、従来においてはその能
力を充分に活用しておらず、必ずしも効率的なデータ処
理が実現されているとは言えない。
【0005】また、複数のデータ処理装置においてデー
タの共有化が図れた一方で、本来の目的のデータ処理を
する以外の装置においても他の装置で扱うデータを参
照、変更できるようになったため、分散システムの運用
面から、また著作権の保護等の立場から不都合な点が発
生し得るようになってきている。すなわち、送受信され
るネットワーク上のデータに対して不当に改変を加える
ことが可能であるものの、従来においては、その改変の
検出ができるような手段が設けられていなかった。
【0006】従来においても、ケーブルTV放送などデ
ィジタル化した映像データを所定のモニタのみに出力さ
せたい場合は、送出する映像データにスクランブルをか
けることでデータの保護を図り、デコーダ(データ処理
装置)により特別に許可されたモニタ側においてスクラ
ンブルされた受信映像データをデコードして視聴できる
ようにしている。しかしながら、保護されたデータを処
理する装置が最終データ処理装置ではなく受信したデー
タを後段の装置に送出する場合、装置内で処理するため
にいったんデコードしてしまうと、そのデコードしたデ
ータは、もはや保護されていないことになり、目的に応
じたデータ制御ができなくなってしまうことになる。
【0007】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その第1の目的は、各データ処
理装置を有効に活用して効率的なデータ処理を実現する
ことができるデータ処理システム及びその方法を提供す
ることにある。
【0008】また、第2の目的は、ネットワーク上のデ
ータの改変を検出できるデータ処理システムを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係るデータ処理システムは、
画像や音声などのデータの蓄積、変換、表示、出力など
予め決められた処理を行う装置であってネットワークに
おける装置識別情報がそれぞれに割り当てられている複
数のデータ処理装置を有するデータ処理システムにおい
て、処理順序番号とデータ処理の内容と当該データ処理
を実行するデータ処理装置の装置識別情報と必要に応じ
て次に処理対象データを渡すデータ処理装置の装置識別
情報とを含む個別処理情報を1乃至複数設定した処理シ
ーケンス情報を処理対象データ毎に付加して発信する第
1のデータ処理装置と、受信した前記処理シーケンス情
報の先頭にある自装置宛の個別処理情報に基づきデータ
処理を行うとともに当該先頭にある個別処理情報を前記
処理シーケンス情報から消去した後前記処理対象データ
を送出する複数の第2のデータ処理装置とを有し、前記
処理シーケンス情報に指定した複数の前記第2のデータ
処理装置で一連のデータ処理を行うものである。
【0010】第2の発明に係るデータ処理システムは、
第1の発明において、前記第2のデータ処理装置は、少
なくとも1つの命令コードを保持しており、受信した自
装置宛の個別処理情報に指定された処理の内容に従いデ
ータ処理を行うデータ処理手段と、受信した前記処理シ
ーケンス情報の内容を解析する機能を有し、受信した処
理対象データが自装置宛であれば前記データ処理手段に
フレームを渡すとともに、必要に応じて受信した前記処
理対象データを前記データ処理手段によるデータ処理結
果で置換した後に送出する通信データ制御処理手段とを
有するものである。
【0011】第3の発明に係るデータ処理システムは、
第1の発明において、前記第1のデータ処理装置は、前
記個別処理情報にデータ処理を実行するデータ処理装置
の装置識別情報を複数指定するものである。
【0012】第4の発明に係るデータ処理方法は、画像
や音声などのデータの蓄積、変換、表示、出力など予め
決められた処理を行う装置であってネットワークにおけ
る装置識別情報がそれぞれに割り当てられている複数の
データ処理装置を有するデータ処理システムにおいて、
処理順序番号とデータ処理の内容と当該データ処理を実
行するデータ処理装置の装置識別情報と必要に応じて次
に処理対象データを渡すデータ処理装置の装置識別情報
とを含む個別処理情報を1乃至複数設定した処理シーケ
ンス情報が付加された自装置宛のデータを受信するステ
ップと、受信した前記処理シーケンス情報の先頭にある
自装置宛の個別処理情報に基づきデータ処理を行うステ
ップと、当該先頭にある個別処理情報を前記処理シーケ
ンス情報から消去した後前記処理対象データを送出する
ステップとを含み、前記処理シーケンス情報に指定した
複数のデータ処理装置で一連のデータ処理を行うもので
ある。
【0013】第5の発明に係るデータ処理システムは、
第1の発明において、前記第1のデータ処理装置は、前
記処理シーケンス情報が付加された前記処理対象データ
を記録した記録媒体から読み出すデータ処理手段を有す
るものである。
【0014】第6の発明に係るデータ処理システムは、
第1の発明において、前記第1のデータ処理装置は、送
出するデータを暗号化をする暗号化手段を有し、前記第
2のデータ処理装置は、暗号化された受信データの復号
化を行う復号化手段と、送出するデータを暗号化をする
暗号化手段と、前記復号化手段による復号化後のデータ
を検証することによってネットワーク上におけるデータ
改変の有無を検証するデータ検証手段とを有するもので
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0016】実施の形態1.図1は、本発明に係るデー
タ処理システムの実施の形態1を示したシステム構成図
である。データ処理システムは、複数のデータ処理装置
をネットワーク接続することで構築されている。各デー
タ処理装置1は、データの発生源であったり、演算、変
換等の各データ処理、データの蓄積、出力、表示等のデ
ータ処理の少なくとも1つの処理を行うことができる専
用のあるいは汎用的な装置である。例えば、モニタ、ビ
デオデッキなどは、それぞれデータの表示、記録専用の
装置であり、コンピュータは、汎用的な装置である。図
1に示したように、各データ処理装置1には、それぞれ
装置の種類を表す装置種別(DT)と各装置を個々に装
置を識別するための装置識別子(ID)とが割り当てら
れており、その装置種別と装置識別子は、各装置から相
互に認識できるように設定されている。各データ処理装
置1は、少なくともデータ処理部2と通信データ制御処
理部3とを有している。データ処理部2は、少なくとも
1つの命令コードを保持しており、受信した自装置宛の
個別処理情報に指定された処理の内容に従いデータ処理
を行うデータ処理手段である。また、データ処理の発生
源となるデータ処理装置におけるデータ処理部2におい
ては、後述するフォーマットのフレームデータを作成す
るというデータ処理を行う。通信データ制御処理部3
は、受信したデータ処理シーケンス情報の内容を解析す
る機能を有しており、ネットワーク4を介して受信した
処理対象データが自装置宛であれば前記データ処理手段
にフレームを渡すとともに、必要に応じて受信した処理
対象データをデータ処理部2によるデータ処理結果で置
換した後に送出する通信データ制御処理手段である。ま
た、データ処理の発生源となるデータ処理装置における
通信データ制御処理部3においては、データ処理部2が
作成したフレームデータを送信する。また、各データ処
理装置1において、特に図示しないが、データ蓄積処理
を行う処理能力を有しているのであればデータ格納手段
を有し、データ表示処理を行う処理能力を有しているの
であればデータ表示手段を有するなど、各データ処理装
置は、上記図示した構成以外に個々に特有な構成要素を
有することになる。
【0017】図2は、本実施の形態において使用する通
信データのフォーマット例を示した図である。本実施の
形態では、データ単位又は処理単位のフレームを転送す
ることでデータの送受信を行う。各フレームは、処理さ
れる処理対象データ(実データ)毎すなわちデータ単位
又は処理単位に処理シーケンス情報が付加されて形成さ
れる。処理シーケンス情報には、付加した処理対象デー
タ(実データ)に基づいて実行される一連のデータ処理
を細分化して、その細分化した各データ処理の実行命令
が記述されている。この実行命令は、個別処理情報とし
て処理シーケンス情報に少なくとも1つ含まれることに
なるが、各個別処理情報は、一連のデータ処理において
実行される順番に並べられる。
【0018】図2において「処理1」〜「処理X」で表
されている個別処理情報は、シーケンス番号、処理コマ
ンド、装置識別情報及び次シーケンス番号を含んでい
る。シーケンス番号は、処理シーケンス情報に含まれて
いる個別処理情報の通し番号であるが、一連のデータ処
理における処理順序を表す番号でもある。処理コマンド
は、自装置において実行すべき命令を示すコマンドであ
り、装置が複数の命令コードを持つ場合には、ここに指
定された処理コマンドに対応する命令コードを実行する
ことになる。装置識別情報は、個別処理情報を実行する
データ処理装置を特定するための識別情報であり、本実
施の形態では、装置種別(DT)又は装置識別子(I
D)の少なくともいずれか一方が指定される。そして、
次シーケンス番号は、次に処理対象となる個別処理情報
のシーケンス番号である。通常は、シーケンス番号は、
通し番号なので、直後のシーケンス番号が指定される
が、最後の個別処理情報であれば、その次シーケンス番
号には最終を示す“end”などが設定される。
【0019】本実施の形態において特徴的なことは、一
連のデータ処理を細分化した各データ処理を実行するデ
ータ処理装置を指定できるようにしたことで、より細か
なデータ処理の制御管理をできるようにしたことであ
る。また、各データ処理装置は、データ処理を終了した
後に後工程となる次のデータ処理装置に対してデータを
送出するようにしたので、データ処理を一括管理するた
めの装置を設けなくても一連のデータ処理を実行するこ
とができる。
【0020】次に、本実施の形態における動作について
図3に示したフローチャートに基づいて説明する。本実
施の形態では、データ処理装置1−1が、一連のデータ
処理を発生する装置とした場合を例にして説明する。
【0021】データ処理装置1−1におけるデータ処理
部2は、実行する一連のデータ処理に基づき図2に示し
たフォーマットのフレームを形成する(ステップ10
1)。そのためには、まず、一連のデータ処理を細分化
し、その細分化した数だけ用意した個別処理情報のシー
ケンス番号のフィールドに順次通し番号を設定し、処理
コマンドのフィールドに当該細分化した処理コマンドの
実行命令となる処理コマンドをそれぞれ設定する。ま
た、各命令を実行させる装置を決定して、その装置の識
別情報を装置識別情報のフィールドに設定する。そし
て、次シーケンス番号に次の処理対象となる個別識別情
報のシーケンス番号を順次設定し、最後の個別識別情報
の次シーケンス番号に“end”を設定する。このよう
にして、データ処理装置1−1におけるデータ処理部2
は、生成した処理シーケンス情報を処理対象データに付
加することでフレームを生成する。データ処理装置1−
1における通信データ制御処理部3は、その生成された
フレームをネットワークを介して次のデータ処理装置、
具体的には処理シーケンス情報の先頭の個別処理情報の
装置識別情報に指定した装置に送出する(ステップ10
2)。
【0022】後段のデータ処理装置1−Nにおける通信
データ制御処理部3は、ネットワークを介して受信した
フレームの処理シーケンス情報の先頭にある個別処理情
報に含まれている装置識別情報を参照することによって
当該フレームが自装置宛であることを認識すると(ステ
ップ103)、個別識別情報及び実データを自装置1−
N内のデータ処理部2に渡す。データ処理部2は、個別
処理情報に含まれている処理コマンドに対応した命令コ
ードを実行する(ステップ104)。実行することによ
って受け取った実データに基づき演算、データ変換等を
行い、その処理結果を通信データ制御処理部3に返す。
通信データ制御処理部3は、データ処理部2から処理結
果を受け取ると、所定の手順に従い送出コマンドを自ら
生成する(ステップ105,106)。但し、データ記
録用などデータを送出する必要はないような装置におい
ては、また、最後のデータ処理であってデータを送出す
る必要がない場合は、送出コマンドを生成処理は不要で
ある。通信データ制御処理部3は、フレームを次に送出
するために必要に応じてデータ処理部2からのデータ処
理結果で受信したフレーム内の実データを置換する。必
要に応じてというのは、例えば実行した命令がデータ表
示の場合は、データを置換する必要がないため、このよ
うな場合を考慮したためである。通信データ制御処理部
3は、更に受信した処理シーケンス情報の先頭にある個
別処理情報、すなわち自装置内で処理をした個別処理情
報を処理シーケンス情報から消去する。このようにし
て、通信データ制御処理部3は、次に渡すフレームの生
成が終了すると、先ほど生成した送出コマンドを実行す
ることで、フレームを送出し(ステップ107)、次の
データ処理装置にデータ処理を実行させる。
【0023】ところで、本実施の形態において、個別識
別情報の装置識別情報には複数の識別情報を指定するこ
とができることについては前述したとおりである。これ
は、次のような場合に有効である。例えば、実行させた
いデータ処理がデータ表示やデータ記録である場合、そ
れらのデータ処理を複数の装置に同時並行して行わせた
い場合、装置識別情報に複数の識別子(ID)を指定す
ることで同時並行して同じデータ処理をさせることがで
きる。このように、1つの個別処理情報で複数のデータ
処理装置に対して命令を実行させることができるので効
率的である。また、識別情報として装置種別(DT)を
指定することにより単一の設定で複数の装置に命令を出
すことも可能である。なお、このように、1つの個別処
理情報で複数の装置に命令を出すような場合、次シーケ
ンス番号には、個々の装置に対応させて次シーケンス番
号を指定するなどして対応すればよい。例えば、1台の
データ処理装置に対応した次シーケンス番号のみにシー
ケンス番号を指定することでその装置のみにフレーム送
出をさせる。そして、他の装置に対応する次シーケンス
番号に“end”を指定する。若しくは、予め送出コマ
ンドを生成するか否か等の設定を予めデータ処理装置に
するなどして対応することも可能である。
【0024】データ処理装置1−Nの次にデータ処理を
行うデータ処理装置1−(N+1)における処理手順
は、前述したデータ処理装置1−Nと同様なので説明を
省略する。図4は、各データ処理装置が個別処理情報に
対応した処理単位で指定の順番に処理をしていく本実施
の形態における処理過程を示した概念図である。ID=
N−1のデータ処理装置は、「処理N−1」の個別処理
情報に従いデータ(n−2)に基づき処理を行った後、
「処理N−1」の個別処理情報を消去し、処理対象デー
タを処理結果データ(n−1)で置換した後にフレーム
を送出する。同様に、ID=Nのデータ処理装置は、
「処理N」の個別処理情報に従いデータ(n−1)に基
づき処理を行った後、「処理N」の個別処理情報を消去
し、処理対象データを処理結果データ(n)で置換した
後にフレームを送出する。この処理を繰り返し行い、最
終的に個別処理情報が全て消去されたときに一連のデー
タ処理が終了することになる。
【0025】本実施の形態によれば、処理シーケンス情
報に細分化した処理の内容、順番を記述するだけで一連
のデータ処理を効果的に行うことができるが、特に細分
化した処理内容にその処理を実行させる装置を指定でき
るようにしたので、細かな処理制御の設定ができる。ま
た、本実施の形態では、各データ処理装置が持っている
処理能力を有効に活用して、データ処理を実行した装置
に次に処理をする装置に対してデータを送出させるよう
にした。これにより、一連のデータ処理を一括管理する
装置を特に設けなくても効果的に行うことができる。ま
た、各データ処理装置における処理結果で受信したデー
タを置換していくことで、他のデータ処理装置における
処理に必要なデータのみを渡し他の装置で必要なデータ
を渡さずに済むのでデータの転用をさせずにすむ。
【0026】なお、本実施の形態では、データ処理装置
1−1をデータの発生源である第1のデータ処理装置と
特定し、その他を実際に細分化した個々のデータ処理を
行う第2のデータ処理装置と特定して説明したが、コン
ピュータなど汎用的なデータ処理装置であれば、各装置
が処理の内容によってはデータの発生源の装置となった
り個々のデータ処理を行う装置となる。
【0027】実施の形態2.図5は、本実施の形態にお
いてデータの発信源となる第1のデータ処理装置1−1
を示したブロック構成図である。上記実施の形態1で
は、データ処理部2において処理シーケンス情報を処理
対象データに付加して送出するフレームを生成するよう
にしたが、本実施の形態では、処理シーケンス情報が付
加された処理対象データを記録した記録媒体5からその
データを読み出してフレームを生成するようにした。
【0028】例えば、記録媒体5に記録されて処理対象
データが画像データであるとすると、データ処理装置1
−1は、画像媒体読取り装置に相当することになる。そ
して、画像データを含むフレームを送出することにな
る。本実施の形態における動作は、扱うデータが画像デ
ータであること以外は、上記実施の形態1と同じとな
る。
【0029】このように、処理シーケンス情報が付加さ
れた処理対象データを記録媒体5から読み出せる手段を
設けたことで、データを装置内で生成しなくてもよくな
るため、ネットワークにおけるデータの透過性を向上さ
せることができる。
【0030】なお、記録媒体5としては、磁気テープ、
CD、MD、FD等があるが、単にこれに限られたもの
ではなく、データを記録できる手段であれば全てを含
む。
【0031】実施の形態3.図6は、本実施の形態にお
ける細分化した個々のデータ処理を行う第2のデータ処
理装置1−Nを示したブロック構成図である。本実施の
形態におけるデータ処理装置1−Nは、暗号化された受
信データの復号化を行う復号化手段としての復号化部6
と、送出するデータを暗号化をする暗号化手段としての
暗号化部7と、復号化部6による復号化後のデータを検
証することによってネットワーク上におけるデータ改変
の有無を検証するデータ検証手段としてのデータ検証部
8とを更に加えた構成を有している。一方、データの発
信源となる第1のデータ処理装置においては、特に図示
しないが、送出するデータを暗号化をする暗号化手段を
有している。復号化部6、暗号化部7及びデータ検証部
8は、ハードウェア若しくはソフトウェアにより実現す
ることができ、この手段を有することによって特定のデ
ータ処理装置のみがフレームデータを受けることができ
るいわゆる鍵を持つことになる。本実施の形態において
は、このような構成とすることで、送受信されるデータ
がネットワークで改変されたことを検出できるようにし
たことを特徴としている。
【0032】次に、本実施の形態における動作について
説明すると、データの発信源となるいずれかのデータ処
理装置が、実施の形態1に示した処理手順に従いフレー
ムを生成すると、暗号化部によってそのフレームに暗号
化を施す。
【0033】フレームを受け取り細分化されたデータ処
理を行うデータ処理装置1−Nは、復号化部6によって
送られてきたフレームデータを復号化する。そして、デ
ータ検証部8は、復号化後の内容を検査することによっ
て受信したデータが改変されていないかのチェックを行
う。簡単な手法例として、暗号化時に送信データに含ま
れる0ビットの総数が偶数になるようにした後にフレー
ムデータを送出するようにする。そして、データ検証部
8では、復号化後の受信データに含まれる0ビットの総
数が偶数であるかをチェックする。もし、検証の結果、
0のビット数が偶数でなければ、ネットワーク上におい
てデータが改変されたと判断する。
【0034】データの正当性が保証されると、そのフレ
ームデータは、通信データ制御処理部3を介してデータ
処理部2に渡され、実施の形態1と同様な手順で個別処
理情報に基づきデータ処理が行われる。暗号化部7は、
通信データ制御処理部3から次のデータ処理装置に向け
て送出するフレームを受け取ると、そのフレームに対し
て次のデータ処理装置だけが受け取れるような暗号化を
施す。次のデータ処理装置は、処理シーケンス情報から
特定できるので、所定の暗号化を施すことができる。も
ちろん、暗号/復号に使用する規則は、システム内にお
いて統一してもよい。
【0035】本実施の形態によれば、送受信するデータ
を暗号化することによってネットワーク上においてデー
タが不正に改変されたことを検出することができる。な
お、この検証処理は、通信障害などによるデータの正当
性が保証された後に行うことは、いうまでもない。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、細分化した処理内容に
その処理を実行させる装置を指定できるようにしたの
で、細かな処理制御の設定ができる。
【0037】また、各データ処理装置が持っている処理
能力を有効に活用して、データ処理を実行した装置に次
に処理をする装置に対してデータを送出させるようにし
たので、一連のデータ処理を一括管理する装置を特に設
けなくても効果的に行うことができる。
【0038】また、個別処理情報に指定の処理の内容を
実行させる装置を複数指定できるようにしたので、1つ
の個別処理情報で複数のデータ処理装置に同時並行して
同じ処理を実行させることができるので効率的である。
【0039】また、処理シーケンス情報が付加された処
理対象データを記録媒体5から読み出せる手段を設けた
ことで、データを装置内で生成しなくてもよくなるた
め、ネットワークにおけるデータの透過性を向上させる
ことができる。
【0040】また、送信するデータに暗号化を施し、デ
ータを受信したときに復号化を施してデータ検証を行う
ようにしたので、ネットワーク上においてデータが不正
に改変されたことを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデータ処理システムの実施の形
態1を示したシステム構成図である。
【図2】 実施の形態1において使用する通信データの
フォーマット例を示した図である。
【図3】 実施の形態1における基本的な処理の流れを
示したフローチャートである。
【図4】 実施の形態1において各データ処理装置が個
別処理情報に対応した処理単位で指定の順番に処理をし
ていく処理過程を示した概念図である。
【図5】 実施の形態2におけるデータの発信源となる
データ処理装置のブロック構成図である。
【図6】 実施の形態3における細分化した個々のデー
タ処理を行うデータ処理装置を示したブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
1 データ処理装置、2 データ処理部、3 通信デー
タ制御処理部、4 ネットワーク、5 記録媒体、6
復号化部、7 暗号化部、8 データ検証部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像や音声などのデータの蓄積、変換、
    表示、出力など予め決められた処理を行う装置であって
    ネットワークにおける装置識別情報がそれぞれに割り当
    てられている複数のデータ処理装置を有するデータ処理
    システムにおいて、 処理順序番号とデータ処理の内容と当該データ処理を実
    行するデータ処理装置の装置識別情報と必要に応じて次
    に処理対象データを渡すデータ処理装置の装置識別情報
    とを含む個別処理情報を1乃至複数設定した処理シーケ
    ンス情報を処理対象データ毎に付加して発信する第1の
    データ処理装置と、 受信した前記処理シーケンス情報の先頭にある自装置宛
    の個別処理情報に基づきデータ処理を行うとともに当該
    先頭にある個別処理情報を前記処理シーケンス情報から
    消去した後前記処理対象データを送出する複数の第2の
    データ処理装置と、 を有し、前記処理シーケンス情報に指定した複数の前記
    第2のデータ処理装置で一連のデータ処理を行うことを
    特徴とするデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 前記第2のデータ処理装置は、 少なくとも1つの命令コードを保持しており、受信した
    自装置宛の個別処理情報に指定された処理の内容に従い
    データ処理を行うデータ処理手段と、 受信した前記処理シーケンス情報の内容を解析する機能
    を有し、受信した処理対象データが自装置宛であれば前
    記データ処理手段にフレームを渡すとともに、必要に応
    じて受信した前記処理対象データを前記データ処理手段
    によるデータ処理結果で置換した後に送出する通信デー
    タ制御処理手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載のデータ処理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記第1のデータ処理装置は、前記個別
    処理情報にデータ処理を実行するデータ処理装置の装置
    識別情報を複数指定することを特徴とする請求項1記載
    のデータ処理システム。
  4. 【請求項4】 画像や音声などのデータの蓄積、変換、
    表示、出力など予め決められた処理を行う装置であって
    ネットワークにおける装置識別情報がそれぞれに割り当
    てられている複数のデータ処理装置を有するデータ処理
    システムにおいて、 処理順序番号とデータ処理の内容と当該データ処理を実
    行するデータ処理装置の装置識別情報と必要に応じて次
    に処理対象データを渡すデータ処理装置の装置識別情報
    とを含む個別処理情報を1乃至複数設定した処理シーケ
    ンス情報が付加された自装置宛のデータを受信するステ
    ップと、 受信した前記処理シーケンス情報の先頭にある自装置宛
    の個別処理情報に基づきデータ処理を行うステップと、 当該先頭にある個別処理情報を前記処理シーケンス情報
    から消去した後前記処理対象データを送出するステップ
    と、 を含み、前記処理シーケンス情報に指定した複数のデー
    タ処理装置で一連のデータ処理を行うことを特徴とする
    データ処理方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のデータ処理装置は、前記処理
    シーケンス情報が付加された前記処理対象データを記録
    した記録媒体から読み出すデータ処理手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載のデータ処理システム。
  6. 【請求項6】 前記第1のデータ処理装置は、送出する
    データを暗号化をする暗号化手段を有し、 前記第2のデータ処理装置は、 暗号化された受信データの復号化を行う復号化手段と、 送出するデータを暗号化をする暗号化手段と、 前記復号化手段による復号化後のデータを検証すること
    によってネットワーク上におけるデータ改変の有無を検
    証するデータ検証手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載のデータ処理シ
    ステム。
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