JPH1138296A - 通信用多条布設光ファイバケーブル引上管端部用キャップ装置 - Google Patents

通信用多条布設光ファイバケーブル引上管端部用キャップ装置

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JPH1138296A
JPH1138296A JP19699797A JP19699797A JPH1138296A JP H1138296 A JPH1138296 A JP H1138296A JP 19699797 A JP19699797 A JP 19699797A JP 19699797 A JP19699797 A JP 19699797A JP H1138296 A JPH1138296 A JP H1138296A
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fiber cable
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Tadashi Katsuyama
忠 勝山
Hideaki Murayama
秀明 村山
Mitsuo Taya
三雄 田谷
Zenjiro Hoshino
善次郎 星野
Hiroshi Tanabe
宏 田部
Hideki Suda
秀樹 須田
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Asaba Manufacturing Co Ltd
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ASABA SEISAKUSHO KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Asaba Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、通信用光ファイバケーブルの
多条布設を可能とし得、かつ光ファイバケーブルの引き
込みに際してケーブル保護管が移動しないようにして光
ファイバケーブルに支障が生じないようにした通信用多
条布設光ファイバケーブル引上管端部用キャップ装置を
提供することにある。 【解決手段】本発明は、円形胴部2上にケーブル保護管
7挿通用の円筒部4と光ファイバケーブルC1 引出用の
円錐筒部5を突設した引上管端用キャップ1と、前記円
筒部4に通したケーブル保護管7の上端に嵌着する光フ
ァイバケーブルC2 引出用の円錐筒形キャップ6と、ケ
ーブル保護管7を把持しバンド89で電柱側面に固定す
る電柱側面固定具8とにより、引上管端部のキャップ装
置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用ケーブル設
備の多条布設において、光ファイバケーブル等の地下ケ
ーブル管が電柱に沿って引上げられる引上管の管端部の
キャップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の通信用光ファイバケーブ
ルの布設設備を示す構成図である。すなわち、マンホー
ルFには地下ケーブル管Dが連通して設けられ、この地
下ケーブル管Dは電柱Bの下部外周面に沿って立ち上げ
られている。前記地下ケーブル管D上部の引上管端部A
の開口部には円錐筒状の引上管端用キャップEが装着さ
れ、この引上管端用キャップEには光ファイバケーブル
挿通用の透孔が設けられる。すなわち、光ファイバケー
ブルCは電柱Bの上部から引上管端用キャップE及び地
下ケーブル管Dを挿通してマンホールFへ引き込まれて
布設される。このように従来は1本の地下ケーブル管D
に1本の光ファイバケーブルCが布設され、引上管端用
キャップEも1本の光ファイバケーブルCを挿通させる
ものであった。
【0003】なお、従来は1本の地下ケーブル管に複数
本の光ファイバケーブルが布設される通信用光ファイバ
ケーブルの多条布設は行われていなかった。したがっ
て、光ファイバケーブルが多条布設された地下ケーブル
管の引上管端部に用いられるキャップ装置については存
在しなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、通信用光ファイバケーブルの多
条布設を可能とし得、かつケーブル保護管を電柱側面に
固定することにより光ファイバケーブルの引き込みに際
してケーブル保護管が移動しないようにして光ファイバ
ケーブルに支障が生じないようにした通信用多条布設光
ファイバケーブル引上管端部用キャップ装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の通信用多条布設光ファイバケーブル引上管端
部用キャップ装置は、通信用ケーブル設備の多条布設に
おいて、引上管端部内嵌合用円形胴部上にケーブル保護
管挿通用円筒部と光ファイバケーブル引出用円錐筒部を
突設して前記各筒部の内側の各中空孔を前記円形胴部に
貫通させた引上管端用キャップと、前記ケーブル保護管
挿通用円筒部に挿通したケーブル保護管の上端に嵌着す
るケーブル保護管端用光ファイバケーブル引出円錐筒形
キャップと、前記ケーブル保護管をC形湾曲把持板部で
把持して電柱取付バンドで電柱側面に固定する電柱側面
固定具とを備えることを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の通信用多条布設光ファイバ
ケーブル引上管端部用キャップ装置は、前記光ファイバ
ケーブル引出用円錐筒部と前記ケーブル保護管端用光フ
ァイバケーブル引出円錐筒形キャップの各々の円錐筒外
周面に複数の引出口径選定用切断指標溝輪を設けたこと
を特徴とするものである。
【0007】また、本発明の通信用多条布設光ファイバ
ケーブル引上管端部用キャップ装置は、前記電柱側面固
定具のC形湾曲把持板部の内側に、短筒部内周面に多数
の凹凸条を形成したC形短筒状スリーブを嵌挿したこと
を特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態例を詳細に説明する。本発明の通信用多条布設光
ファイバケーブル引上管端部用キャップ装置は、その使
用状態を示した図1のように、ケーブル保護管挿通用円
筒部4と光ファイバケーブル引出用円錐筒部5を備えて
引上管端部Aに嵌着される引上管端用キャップ1と、前
記円筒部4に挿通したケーブル保護管7の管上端に嵌着
するケーブル保護管端用光ファイバケーブル引出円錐筒
形キャップ6と、電柱側面固定具8とにより構成され、
この引上管端用キャップ1を、通信用ケーブル設備の多
条布設における地下に布設された光ファイバケーブル管
が電柱に沿って地上に引出される地下ケーブル引上管の
管端部Aの開口に嵌着して、電柱側面固定具8によりケ
ーブル保護管7を電柱Bの側面に固定し、地下ケーブル
引上管内の光ファイバケーブルC1 を前記円錐筒部5の
上端開口から引出し、地下ケーブル引上管内及びケーブ
ル保護管7内に挿通されている光ファイバケーブルC2
を前記円錐筒形キャップ6の上端開口から引出すように
構成したものである。
【0009】前記引上管端用キャップ1は、図2の斜視
図、図3の1部縦断面図、図4の上面図、図5の下面
図、および図3のX−X線断面図の図6に示したよう
に、エチレンプロピレンゴム等の耐候性合成ゴムで成型
したものであり、下部に充実円形胴の引上管端部内嵌合
用円形胴部2を設けて、その円形胴部2の上縁外周に円
盤鍔部3を設け、この円形胴部2の径を引上管端部A
(図2に1点鎖線で図示)の内径に嵌合する径に形成
し、引上管端部A内に嵌合しやすいように円形胴部2の
下端外周を図3のように下端先細になるテーパー外周面
2aに形成する。
【0010】前記引上管端用キャップ1の円形胴部2の
上面に、ケーブル保護管挿通用円筒部4と光ファイバケ
ーブル引出用円錐筒部5を突出して設け、その円筒部4
の内側の中空孔4aと円錐筒部5の内側の中空孔5aを
円形胴部2に貫通させ下面に開口させる。図5の下面図
と図6の円形胴部2の断面図は前記の両中空孔4a,5
aが円形胴部2を貫通して下面に開口している状態を示
す。このケーブル保護管挿通用円筒部4内の中空孔4a
の径はケーブル保護管7(図2に2点鎖線で図示)が挿
通される径に形成し、光ファイバケーブル引出用円錐筒
部5内の中空孔5aの径は種々の径の光ファイバケーブ
ルを通し得る充分な径に形成する。
【0011】前記の光ファイバケーブル引出用円錐筒部
5は、図3に左半部を縦断面で図示し右半部は外観図で
示したように、前記円形胴部2の上面に突設した短円筒
基部51上に円錐筒52を一体に連設して円錐筒上端に
光ファイバケーブル引出開口53を形成し、円錐筒52
の外周面に複数の引出口径選定用切断指標溝輪54を設
ける。この引出口径選定用切断指標溝輪54は、光ファ
イバケーブル引出用円錐筒部5内を通して上端開口53
から引出す光ファイバケーブルC1 の径が上端の前記引
出開口53の径よりも大なる場合に、光ファイバケーブ
ルC1 の径に対して引出開口53の径が適合するよう
に、複数の切断指標溝輪54のうち適合する径たとえば
切断指標溝輪54′を選定しこの溝輪に沿って円錐筒5
2の筒壁を切断することにより引出開口径を適合させる
ためのものである。
【0012】前記の図1に示したケーブル保護管端用光
ファイバケーブル引出円錐筒形キャップ6は、その左半
部を縦断面で示し右半部を外観図で示した図7および上
面図の図8のように、下端部にケーブル保護管端嵌着用
短円筒部61を形成し、この短円筒部61上に円錐筒6
2を一体に連設し、この円錐筒62の上端に光ファイバ
ケーブル引出口部63を設け、円錐筒62の外周面に複
数の引出口径選定用切断指標溝輪64を設ける。前記光
ファイバケーブル引出口部63には薄板蓋部65を設
け、引出口部63の不使用時にはその開口を薄板蓋部6
5で閉塞しておき、引出口部63の使用時にはこの薄板
蓋部65を切除して引出口部63を開口させる。前記円
錐筒62の外周面に設けた複数の引出口径選定用切断指
標溝輪64は、前記光ファイバケーブル引出用円錐筒部
5の引出口径選定用切断指標溝輪54と同様に、この円
錐筒形キャップ6内を通して上端の光ファイバケーブル
引出口部63から引出す光ファイバケーブルC2 の径に
引出口部63の径が適合するように、複数の切断指標溝
輪64のうちの適合する径の切断指標溝輪を選定してそ
の溝輪に沿って円錐筒壁を切断するためのものである。
このケーブル保護管端用光ファイバケーブル引出円錐筒
形キャップ6をケーブル保護管7(図7に2点鎖線で図
示)の上端開口に嵌着する。
【0013】前記の図1に示した電柱側面固定具8は、
図9の側面図、図10の平面図に示したように、ステン
レス製円筒板の1側がC字形に開口した形状のC形湾曲
把持板部81の開口板端に相対して締付片部82を設
け、C字形湾曲板の中央部に取付部83を設け、この取
付部83に平リベット84で電柱側面固定用鞍形折曲板
部85を取付け、この鞍形折曲板部85の両端に電柱側
面添接座板部86を設け、鞍形折曲板部85の両脚板部
にバンド挿通孔87を設け、前記の締付片部82に、四
角ナットと六角穴付きボルトからなる締付ボルト88を
挿通して取付け、このC形湾曲把持板部81の内側にC
形短筒状スリーブ9を嵌挿し、バンド挿通孔87にステ
ンレス製自在バンドを用いた電柱取付バンド89を挿通
したものである。前記のC形短筒状スリーブ9は、図1
1に示したように、黄銅製で円筒の1側が開口92でC
字形に開口した形状のC形開口短筒部91の外径を前記
C形湾曲把持板部81の内周に嵌合する径に形成し、短
筒部91の内周面に多数の平行または螺旋状の凹凸条9
3を形成し、短筒部91の両端縁に鍔縁部94を設け、
このC形開口短筒部91を前記C形湾曲把持板部81の
内周に嵌挿して両鍔縁部94をC形湾曲把持板部81の
両端縁に係止させたものである。
【0014】前記のように電柱側面固定具8のC形湾曲
把持板部81に嵌挿したC形短筒状スリーブ9の内側
に、図9、図10に2点鎖線で図示したケーブル保護管
7を挟み、C形湾曲把持板部81の締付片部82を締付
ボルト88で締め付けると、C形短筒状スリーブ9の内
面の凹凸条93がケーブル保護管7の周面に滑らないよ
うに係合してC形湾曲把持板部81がケーブル保護管7
を把持する。この電柱側面固定具8の電柱側面固定用鞍
形折曲板部85を電柱Bの側面に当てて電柱取付バンド
89を電柱周面に巻きバンド巻締具(図示省略)で巻き
締めると、電柱側面添接座板部86が電柱側面に添接し
て安定して固定され、ケーブル保護管7が電柱側面に沿
って固定支持される。
【0015】前記のように構成した引上管端用キャップ
1とケーブル保護管端用光ファイバケーブル引出円錐筒
形キャップ6と電柱側面固定具8は、図1に示したよう
に、光ファイバケーブル等を内部に収納した地下ケーブ
ル管が電柱Bに沿って地上に引上げられる引上管の管端
部Aにおいて、引上管端用キャップ1の下部の円形胴部
2を引上管端部Aの開口内に嵌合し、この円形胴部2上
に突出する光ファイバケーブル引出用円錐筒部5内に、
引上管内を通る光ファイバケーブルC1 を通して該円錐
筒部5上端の光ファイバケーブル引出開口53から光フ
ァイバケーブルC1 を引き出す。この光ファイバケーブ
ルC1 の径が引出開口53の径よりも大なる場合は、光
ファイバケーブルC1 の径に適合する円錐筒周面の引出
口径選定用切断指標溝輪54に沿って円錐筒壁を切断し
て円錐筒部5上端の引出開口径を適合させる。前記光フ
ァイバケーブルC1 を引出した円錐筒部5上端の引出開
口端部と光ファイバケーブル部分には必要に応じて図示
点線のようにテーピングTをする。
【0016】また、図1に示したように、地下ケーブル
管内に挿通された光ファイバケーブルC2 を収納してい
る可撓性のケーブル保護管7を、前記引上管端用キャッ
プ1の円形胴部2上に突出するケーブル保護管挿通用円
筒部4内に挿通し、このケーブル保護管7の上端にケー
ブル保護管端用光ファイバケーブル引出円錐筒形キャッ
プ6を嵌着し、ケーブル保護管7に収納されている光フ
ァイバケーブルC2 をキャップ6の上端の光ファイバケ
ーブル引出口部63から引き出す。この光ファイバケー
ブルC2 の径が上端の引出口部63の開口径よりも大な
る場合は、前記光ファイバケーブル引出用円錐筒部5と
同様に光ファイバケーブル径に適合する引出口径選定用
切断指標溝輪64に沿って円錐筒壁を切断してケーブル
径に適合する引出開口径を形成する。前記光ファイバケ
ーブルC2 を引出した引出口部63には必要に応じて図
示点線のようにテーピングTをする。
【0017】前記円筒部4上のケーブル保護管7に電柱
側面固定具8のC形湾曲把持板部81を把持させて取付
け、この電柱側面固定具8の電柱側面固定用鞍形折曲板
部85を電柱Bの側面に当て電柱取付バンド89で電柱
側面に固定する。前記のように引上管端部Aにおいてケ
ーブル保護管7が電柱側面に固定されることにより、光
ファイバケーブルの布設の際、可撓性ケーブル保護管7
が固定されて安全である。
【0018】以上のように本発明の通信用多条布設光フ
ァイバケーブル引上管端部用キャップ装置は、 (1) 通信用ケーブル設備の多条布設において、引上
管端部内嵌合用円形胴部2上にケーブル保護管挿通用円
筒部4と光ファイバケーブル引出用円錐筒部5を突設し
て前記各筒部4,5の内側の各中空孔4a,5aを前記
円形胴部2に貫通させた引上管端用キャップ1と、前記
ケーブル保護管挿通用円筒部4に挿通したケーブル保護
管7の上端に嵌着するケーブル保護管端用光ファイバケ
ーブル引出円錐筒形キャップ6と、前記ケーブル保護管
7をC形湾曲把持板部81で把持して電柱取付バンド8
9で電柱側面に固定する電柱側面固定具8とを備えるこ
とを特徴とするものである。
【0019】(2) また、前記(1)の装置におい
て、光ファイバケーブル引出用円錐筒部5とケーブル保
護管端用光ファイバケーブル引出円錐筒形キャップ6の
各々の円錐筒外周面に複数の引出口径選定用切断指標溝
輪54,64を設けたことを特徴とするものである。
【0020】(3) また、前記(1)の装置におい
て、電柱側面固定具8のC形湾曲把持板部81の内側
に、短筒部内周面に多数の凹凸条93を形成したC形短
筒状スリーブ9を嵌挿したことを特徴とするものであ
る。
【0021】前記のように構成した本発明の装置は、引
上管端用キャップ1の引上管端部内嵌合用円形胴部2
が、通信用ケーブル設備の多条布設における地下ケーブ
ル管が電柱に沿って引上げられる引上管端部Aの上端開
口に嵌合することにより、引上管端用キャップ1が引上
管端部Aに離脱することなく安定して装着される。
【0022】光ファイバケーブルC2 はケーブル保護管
端用光ファイバケーブル引出円錐筒形キャップ6、ケー
ブル保護管7、ケーブル保護管挿通用円筒部4、地下ケ
ーブル管を通ってマンホールに引き込まれる。
【0023】前記円形胴部2上に突出する光ファイバケ
ーブル引出用円錐筒部5は、引上管内に挿通されて引上
管端用キャップ1上に引き出されている光ファイバケー
ブルC1 を、該円錐筒部5に通してその上端開口から引
き出す。この円錐筒部5の円錐形の筒壁は、光ファイバ
ケーブルC1 の径に適合する径の円錐筒壁位置で円錐筒
壁を切断するものであり、これにより光ファイバケーブ
ルC1 の径に上端の引出開口53の径が適合する。
【0024】ケーブル保護管端用光ファイバケーブル引
出円錐筒形キャップ6は、前記ケーブル保護管挿通用円
筒部4の上方に引き出されたケーブル保護管7の上端開
口に嵌着し、ケーブル保護管7内に収納されている光フ
ァイバケーブルC2 をこの円錐筒形キャップ6内に通し
てその上端開口から引き出す。この円錐筒形キャップ6
の円錐筒壁も、前記光ファイバケーブル引出用円錐筒部
5の円錐筒壁と同様に、光ファイバケーブルC2 の径に
適合する円錐筒壁位置で切断して適合した引出開口径を
形成する。
【0025】電柱側面固定具8で前記ケーブル保護管7
を把持して電柱側面に固定することにより、可撓性ケー
ブル保護管7が引上管端部Aにおいては固定されるの
で、ケーブル保護管7内の光ファイバケーブルC2 が支
障なく安全に引き込められる。他方の光ファイバケーブ
ルC1 も引上管端用キャップ1が引上管端部Aに固定さ
れるので安定して引き込められる。
【0026】また、前記(2)の、光ファイバケーブル
引出用円錐筒部5とケーブル保護管端用光ファイバケー
ブル引出円錐筒形キャップ6の各々の円錐筒外周面に設
けた複数の引出口径選定用切断指標溝輪54,64は、
円錐筒上端の開口から引出す光ファイバケーブルC1
2 の径が上端開口の口径よりも大なる場合に、光ファ
イバケーブルC1 ,C2 の径に適合する切断指標溝輪5
4,64に沿って円錐筒壁を切断して引出開口径を光フ
ァイバケーブル径に適合させる。
【0027】また、前記(3)の、電柱側面固定具8の
C形湾曲把持板部81の内側に嵌挿したC形短筒状スリ
ーブ9は、ケーブル保護管7を把持したときに、スリー
ブ内周面の多数の凹凸条93がケーブル保護管周面に滑
らないように係合して電柱側面の固定を確実にする。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明の通信用多条布
設光ファイバケーブル引上管端部用キャップ装置は、複
数の光ファイバケーブルが布設される引上管の端部に引
上管端用キャップを装着して、ケーブル保護管挿通用円
筒部に挿通したケーブル保護管を、電柱側面固定具で電
柱側面に固定するように構成したので、光ファイバケー
ブルを布設する際、ケーブル保護管が固定され、光ファ
イバケーブルの引き込みを支障なく安全に行うことがで
き、同時に他方の光ファイバケーブルも、引上管端用キ
ャップが引上管端部に固定されるので安定して引き込む
ことができる。したがって、1本の地下ケーブル管に複
数本の光ファイバケーブルが布設される通信用光ファイ
バケーブルの多条布設を安定して行うことができる。
【0029】また、光ファイバケーブル引出用円錐筒部
とケーブル保護管端用光ファイバケーブル引出円錐筒形
キャップの各々の円錐筒外周面に複数の引出口径選定用
切断指標溝輪を設けたことにより、円錐筒の引出開口径
を種々の光ファイバケーブル径に容易に適合させること
ができる。
【0030】また、電柱側面固定具のC形湾曲把持板部
の内側に、短筒部内周面に多数の凹凸条を形成したC形
短筒状スリーブを嵌挿したことにより、ケーブル保護管
を滑らないように把持して電柱側面に確実に固定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示す正面図である。
【図2】本発明に係る引上管端用キャップの一例を示す
斜視図である。
【図3】本発明に係る引上管端用キャップの一例を示す
1部縦断面図である。
【図4】本発明に係る引上管端用キャップの一例を示す
上面図である。
【図5】本発明に係る引上管端用キャップの一例を示す
下面図である。
【図6】図3のX−X線断面図である。
【図7】本発明に係るケーブル保護管端用円錐筒形光ケ
ーブル引出キャップの一例を示す1部縦断面図である。
【図8】本発明に係るケーブル保護管端用円錐筒形光ケ
ーブル引出キャップの一例を示す上面図である。
【図9】本発明に係る電柱側面固定具の一例を示す側面
図である。
【図10】本発明に係る電柱側面固定具の一例を示す平
面図である。
【図11】本発明に係る電柱側面固定具のC形短筒状ス
リーブの一例を示す斜視図である。
【図12】従来の地下ケーブル管の引上管部を示す構成
図である。
【符号の説明】
1…引上管端用キャップ、2…引上管端部内嵌合用円形
胴部、4…ケーブル保護管挿通用円筒部、5…光ファイ
バケーブル引出用円錐筒部、4a,5a…中空孔、5
2,62…円錐筒、53…光ファイバケーブル引出開
口、54,64…引出口径選定用切断指標溝輪、6…ケ
ーブル保護管端用光ファイバケーブル引出円錐筒形キャ
ップ、63…光ファイバケーブル引出口部、7…ケーブ
ル保護管、8…電柱側面固定具、81…C形湾曲把持板
部、89…電柱取付バンド、9…C形短筒状スリーブ、
93…凹凸条、A…引上管端部、B…電柱、C1 ,C2
…光ファイバケーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田谷 三雄 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 星野 善次郎 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 田部 宏 東京都港区浜松町1丁目22番6号 株式会 社浅羽製作所内 (72)発明者 須田 秀樹 東京都港区浜松町1丁目22番6号 株式会 社浅羽製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信用ケーブル設備の多条布設におい
    て、引上管端部内嵌合用円形胴部上にケーブル保護管挿
    通用円筒部と光ファイバケーブル引出用円錐筒部を突設
    して前記各筒部の内側の各中空孔を前記円形胴部に貫通
    させた引上管端用キャップと、前記ケーブル保護管挿通
    用円筒部に挿通したケーブル保護管の上端に嵌着するケ
    ーブル保護管端用光ファイバケーブル引出円錐筒形キャ
    ップと、前記ケーブル保護管をC形湾曲把持板部で把持
    して電柱取付バンドで電柱側面に固定する電柱側面固定
    具とを備えることを特徴とする通信用多条布設光ファイ
    バケーブル引上管端部用キャップ装置。
  2. 【請求項2】 光ファイバケーブル引出用円錐筒部とケ
    ーブル保護管端用光ファイバケーブル引出円錐筒形キャ
    ップの各々の円錐筒外周面に複数の引出口径選定用切断
    指標溝輪を設けたことを特徴とする請求項1記載の通信
    用多条布設光ファイバケーブル引上管端部用キャップ装
    置。
  3. 【請求項3】 電柱側面固定具のC形湾曲把持板部の内
    側に、短筒部内周面に多数の凹凸条を形成したC形短筒
    状スリーブを嵌挿したことを特徴とする請求項1記載の
    通信用多条布設光ファイバケーブル引上管端部用キャッ
    プ装置。
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