JPH1138095A - Icテスタのタイミングデータ転送回路、及びタイミングデータ転送方法 - Google Patents

Icテスタのタイミングデータ転送回路、及びタイミングデータ転送方法

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JPH1138095A
JPH1138095A JP9197308A JP19730897A JPH1138095A JP H1138095 A JPH1138095 A JP H1138095A JP 9197308 A JP9197308 A JP 9197308A JP 19730897 A JP19730897 A JP 19730897A JP H1138095 A JPH1138095 A JP H1138095A
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timing
data
tester
timing data
memory
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JP9197308A
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Toshihiko Matsumoto
利彦 松本
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、テスタチャンネル毎のタイ
ミングデータ転送処理を並列して行い、転送回数を減少
させて全体の転送時間を短縮するタイミングデータ転送
回路、及びタイミングデータ転送方法を提供することで
ある。 【解決手段】 チップセレクタ回路4は、CPUメモリ
2aから入力されるアダプターボードデータに基づい
て、各ピングループに含まれるテスタチャンネルを特定
するピングループデータを生成して格納し、選択された
ピングループに含まれるテスタチャンネルに対応するタ
イミングスキューメモリ3、加算回路5、及びタイミン
グメモリ6のチップセレクタ信号を並列に制御し、各テ
スタチャンネルに対応する加算回路5は、CPUメモリ
2bから入力されるタイミングデータと、タイミングス
キューメモリ3から各テスタチャンネルに応じて入力さ
れるタイミングスキューデータと、を加算して補正され
たタイミングデータを、各テスタチャンネルに応じてタ
イミングメモリ6に対して出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICテスタに係
り、詳細には、ICテスタ内部のタイミングデータ転送
回路、及びICテスタにおけるタイミングデータ転送方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な電子機器に用いられる回路
のIC(Integrated Circuit:集積回路)化が急速に進
められてきた。IC、LSI(Large Scale Integrated
circuit)等は、抵抗や、コンデンサ、トランジスタ等
の各素子の働きを、印刷、蒸着等の方法により形成した
回路によって実現するが、大量生産されるそれぞれの製
品間には多少の特性のばらつきが生じる。このようなI
CやLSIの特性が、規格を満たしているか否かをテス
トする装置がICテスタである。
【0003】以下、図4〜図9を参照して、従来の、テ
スタチャンネル毎にタイミング発生回路を有するICテ
スタの内部で利用されている、タイミングデータ転送回
路11について説明する。
【0004】まず、構成を説明する。図4は、従来技術
の一例としてのタイミングデータ転送回路11と該タイ
ミングデータ転送回路11と接続される各回路の構成を
示すブロック図である。
【0005】この図4において、タイミングデータ転送
回路11は、CPU12、タイミングメモリ13と、各
テスタチャンネル毎の複数のタイミング発生回路14に
よって構成されており、更に、各テスタチャンネル毎の
複数の波形整形回路15、及びピンエレクトロニクス1
6と接続されることによりDUT17の動作をテストす
る。
【0006】DUT(Device Under Test :被測定デバ
イス)17は、IC、LSI等の被測定用デバイスであ
り、各入出力ピンが、タイミングデータ転送回路11を
備えるICテスタの各テスタチャネルに対応した各ピン
エレクトロニクス16と接続され、当該ICテスタによ
って動作チェックがなされる。
【0007】CPU(Central Processing Unit )12
は、図示しない記憶装置内の記憶媒体に記憶されている
様々なDUTに対応する各種デバイスプログラムの中か
ら、指定されたDUT17に対応するデバイスプログラ
ムを、図示しないRAM(Random Access Memory )内
のワークメモリに格納し、該デバイスプログラムに従っ
て当該ICテスタの各ハードウェアを制御する。また、
CPU12は、前記記憶装置内の記憶媒体から入力され
るアダプターボードデータ、タイミングデータ、タイミ
ングスキューデータを、それぞれCPUメモリ12a、
CPUメモリ12b、CPUメモリ12cに一時格納し
て、内部で後述する所定の演算(図9参照)を行い、補
正されたタイミングデータをタイミングメモリ13に対
して出力する。
【0008】図5、図6、及び図7は、それぞれアダプ
ターボードデータ、タイミングデータ、タイミングスキ
ューデータの例を示す図である。
【0009】図5に示すアダプターボードデータは、前
記デバイスプログラム内でプログラムされたデータであ
り、DUT17の各入出力ピンの属性(アドレス、デー
タ、モード、クロック等)を示してグループ分けをする
ための「Pin Group」、DUT17の各入出力
ピンを識別するための符号である「Pin Nam
e」、及び、DUT17の各入出力ピンに接続される各
ピンエレクトロニクス16の、当該ICテスタにおける
テスタチャンネルを識別するための「TesterCh
annel」の各データがそれぞれ対応づけられて複数
存在することにより構成されている。このアダプターボ
ードデータは、DUT17の各入出力ピンに接続するテ
スタチャンネルを指定するためのデータである。
【0010】図5に示す例では、「Pin Grou
p」“ADDRESS”の「PinName」“A0”
に、「Tester Channel」“1”が対応づ
けられ、以下同様に、「Pin Group」“ADD
RESS”の「Pin Name」“A1”〜“A7”
に、それぞれ「Tester Channel」
“1”,“4”,“10”,“15”,“31”,“4
0”,“60”,“61”が対応づけられている。更
に、「Pin Group」“DATA”の「PinN
ame」“D0”以降のデータは図示しないが、同様
に、DUT17の様々な「Pin Group」の各入
出力ピンが、それぞれに各「Tester Chann
el」と対応づけられている。
【0011】図6に示すタイミングデータは、前記デバ
イスプログラム内でプログラムされたデータであり、D
UT17の各入出力ピンの属性(アドレス、データ、モ
ード、クロック等)を示してグループ分けをするための
「Pin Group」、及び複数のタイミングデータ
「T1」,「T2」,「T3」の各データがそれぞれ対
応づけられて複数存在することにより構成されている。
このタイミングデータは、DUT17の各入出力ピンに
対して印加する波形のタイミングを指定するために、タ
イミング発生回路14から出力されるタイミングエッジ
の出力タイミングに関するデータである。
【0012】図6に示す例では、DUT17の各入出力
ピンの内「Pin Group」“ADDRESS”に
含まれる全ての入出力ピンに対して、タイミングデータ
「T1」として“10nS(ナノ秒)”が、「T2」と
して“15nS”が、「T3」として“0nS”が、そ
れぞれ対応づけられ、「Pin Group」“DAT
A”に含まれる全ての入出力ピンに対して、タイミング
データ「T1」として“20nS”が、「T2」として
“30nS”が、「T3」として“5nS”が、それぞ
れ対応づけられ、以下同様に、「Pin Group」
“MODE”、及び“CLK”に含まれる全ての入出力
ピンに対しても固有のタイミングデータが対応づけられ
ている。
【0013】図7に示すタイミングスキューデータは、
当該ICテスタ自身の、図示しないROM(Read Only
Memory)等に格納されているデータであり、DUT17
の各入出力ピンに接続される各ピンエレクトロニクス1
6の、当該ICテスタにおけるテスタチャンネルを識別
するための「Tester Channel」、及び複
数のタイミングスキューデータ「T1」,「T2」,
「T3」の各データがそれぞれ対応づけられて複数存在
することにより構成されている。このタイミングスキュ
ーデータは、前記デバイスプログラム内のタイミングデ
ータに補正を加えるためのデータである。すなわち、C
PU12は、各テスタチャネルのタイミング発生回路1
4からDUT17の各入出力ピンまでの各信号伝送経路
を伝送される信号間に発生する時間のずれ(スキュー)
を補正するために、タイミングスキューデータを参照し
て、DUT17の各入出力ピンでの各種波形の発生タイ
ミング、出力比較用ストローブ(良否を判定する際の時
間位置を規定する値)の発生時間のずれを補正する。
【0014】図7に示す例では、当該ICテスタの「T
ester Channel」“1”を補正するための
タイミングスキューデータ「T1」として“100p
S”が、「T2」として“40pS”が、「T3」とし
て“30pS”が、それぞれ対応づけられ、以下同様
に、当該ICテスタの各「Tester Channe
l」を補正するための固有のタイミングスキューデータ
が、それぞれ対応づけられている。また、図示しない
「Tester Channel」“80”以降にも同
様に、タイミングスキューデータが、各「Tester
Channel」毎に対応づけられており、その中に
は、例えば“5”〜“9”等の、図7においては示され
ていない「Tester Channel」に対応する
タイミングスキューデータも含まれている。
【0015】タイミングメモリ13は、CPU12から
入力される補正されたタイミングデータを格納し、該タ
イミングデータ内の、各テスタチャンネルに対応するタ
イミングデータに基づいて、当該ICテスタの各テスタ
チャンネルに対応して複数備えられている各タイミング
発生回路14によって発生されるタイミングエッジの出
力タイミングを制御する。
【0016】タイミング発生回路14は、図4に示すよ
うに、当該ICテスタの各テスタチャンネルに対応して
複数備えられている。各テスタチャンネルに対応するタ
イミング発生回路14は、タイミングメモリ13に格納
された補正されたタイミングデータ内の、該当するテス
タチャンネルに対応するタイミングデータに基づいて、
タイミングメモリ13によってタイミング制御され、各
種波形発生のタイミングを指定するタイミングエッジ、
及び出力比較用のストローブを発生し、波形整形回路1
5に対して出力する。
【0017】波形整形回路15は、図4に示すように、
タイミング発生回路14と同様に、当該ICテスタの各
テスタチャンネルに対応して複数備えられている。各テ
スタチャンネルに対応する波形整形回路15は、タイミ
ング発生回路14から入力されるタイミングエッジと波
形データを合成し、ICテストに必要なドライバ波形を
成形し、ピンエレクトロニクス16に対して出力する。
【0018】ピンエレクトロニクス16は、DUT17
の各入出力ピンに対するインターフェースとして使用さ
れる当該ICテスタ側の回路であり、図4に示すよう
に、タイミング発生回路14と同様に、当該ICテスタ
の各テスタチャンネルに対応して複数備えられている。
各テスタチャンネルに対応するピンエレクトロニクス1
6は、DUT17の各入出力ピンと接続され、波形整形
回路15から入力されるドライバ波形をDUT17の各
入出力ピンに対して出力し、また、DUT17から出力
される波形の取り込みを行なう。
【0019】次に、図8に示すフローチャートに従っ
て、図5に示す前記アダプターボードデータの「Pin
Group」が“ADDRESS”である、「Pin
Name」“A0”〜“A7”の各入出力ピンに対し
て、図6に示す前記タイミングデータの「T1」のタイ
ミングデータを転送してDUT17をテストする場合を
例として、タイミングデータ転送回路11のタイミング
データ転送動作を説明する。
【0020】まず、CPU12は、図示しない記憶装置
内の記憶媒体に記憶されているDUT17に対応するデ
バイスプログラムを、図示しないRAM内のワークメモ
リに格納し、また、前記DUT17に対応するデバイス
プログラムに従って入力されるアダプターボードデー
タ、タイミングデータ、タイミングスキューデータを、
それぞれCPUメモリ12a、CPUメモリ12b、C
PUメモリ12cに一時格納する。
【0021】CPU12は、前記CPUメモリ12aに
格納したアダプターボードデータを参照して、「Pin
Name」“A0”に対応する、「Tester C
hannel」が“1”であることを読み出し、当該I
Cテスタのテスタチャンネル1を選択する(ステップS
11)。
【0022】次いで、CPU12は、前記CPUメモリ
12bに格納したタイミングデータを参照して、「Pi
n Group」“ADDRESS”に対応する、「T
1」のタイミングデータ“10nS(ナノ秒)”を読み
出す(ステップS12)。
【0023】更に、CPU12は、前記CPUメモリ1
2cに格納したタイミングスキューデータを参照して、
ステップS1で読み出した情報を元に、「Tester
Channel」“1”に対応する「T1」のタイミ
ングスキューデータ“100pS(ピコ秒)”を読み出
す(ステップS13)。
【0024】そして、CPU12は、ステップS12に
おいて読み出したタイミングデータ“10nS”と、ス
テップS13において読み出しタイミングスキューデー
タ“100pS”と、を加算して(ステップS14)、
補正されたタイミングデータとして“10.10nS”
をタイミングメモリ13に対して転送する(ステップS
15)。
【0025】次いで、CPU12は、未転送の入出力ピ
ンがあるか否か判別し(ステップS16)、ここでは、
まだ“A1”〜“A7”の各入出力ピンが残されている
ので、ステップS11に戻り、“A1”〜“A7”の各
入出力ピンに関しても同様のタイミングデータ転送動作
を行う。
【0026】そして、“A7”の入出力ピンに関するタ
イミングデータ転送が終了すると、ステップS16の判
別の結果によって、未転送の入出力ピンは存在しないた
め、一連のタイミングデータ転送動作を終了する。
【0027】以上の動作によりタイミングメモリ13内
に格納される補正されたタイミングデータの例を図9に
示す。すなわち、図6に示すタイミングデータの「Pi
n Group」“ADDRESS”、「T1」に対応
する“10nS”と、図7に示すタイミングスキューデ
ータの各「Tester Channel」“1”,
“4”,“10”,“15”,“31”,“40”,
“60”,“61”毎の「T1」に対応する“100p
S”,“20pS”,“−10pS”,“−20p
S”,“−30pS”,“10pS”,“20pS”,
“30pS”と、が加算される。
【0028】その結果、図9に示すように補正されたタ
イミングデータとして、タイミングスキューデータの各
「Tester Channel」“1”,“4”,
“10”,“15”,“31”,“40”,“60”,
“61”毎の「T1」に対応する“10.10nS”,
“10.02nS”,“9.99nS”,“9.98n
S”,“9.97nS”,“10.01nS”,“1
0.02nS”,“10.03nS”が順次タイミング
メモリ13に格納される。
【0029】なお、図9においては、「T2」、及び
「T3」に関するデータも同時に示している。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タイミングデータ転送回路11においては、前述のよう
に、図8のステップS11において選択した当該ICテ
スタのテスタチャンネル毎に、ステップS12〜S15
までの、タイミングデータの読み出し、タイミングスキ
ューデータの読み出し、タイミングデータとタイミング
スキューデータの加算、及び補正されたタイミングデー
タの転送が行われるため、転送回数が多くなり、その結
果転送時間が長くなってしまっていた。
【0031】そこで本発明の課題は、テスタチャンネル
毎のタイミングデータ転送処理を並列して行うことによ
り、転送回数を減少させて全体の転送時間を短縮するタ
イミングデータ転送回路、及びタイミングデータ転送方
法を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被測定デバイス試験用の各種波形信号の出力タイミング
を決定するためのタイミングエッジを生成するタイミン
グ発生手段を、各テスタチャンネル毎に備えるICテス
タに利用されるタイミングデータ転送回路であって、前
記ICテスタの各テスタチャンネルと前記被測定デバイ
スの各端子との接続関係に関する接続データ、及び前記
被測定デバイスの試験のための基本タイミングデータ、
を格納する基本データ記憶手段と、前記基本タイミング
データを前記各テスタチャンネル毎に補正するための補
正用タイミングデータを格納する補正用データ記憶手段
と、前記基本データ記憶手段に格納された基本タイミン
グデータと、前記補正用データ記憶手段に格納された前
記各テスタチャンネル毎の補正用タイミングデータと、
を前記各テスタチャンネル毎に加算する複数の加算手段
と、この複数の加算手段によって算出された前記各テス
タチャンネル毎の補正済タイミングデータを格納し、前
記各テスタチャンネル毎のタイミング発生手段に対して
出力する補正済データ記憶手段と、前記基本データ記憶
手段に格納された接続データに基づいて、前記被測定デ
バイスの複数の被測定端子と接続された複数の前記IC
テスタのテスタチャンネルを特定し、該特定された複数
のテスタチャンネルに対応する前記補正用データ記憶手
段の複数の格納領域、前記補正済データ記憶手段の複数
の格納領域、及び複数の前記加算手段、を前記特定され
た複数のテスタチャンネルに対して並列的に同時に制御
する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0033】請求項1記載の発明のタイミングデータ転
送回路によれば、被測定デバイス試験用の各種波形信号
の出力タイミングを決定するためのタイミングエッジを
生成するタイミング発生手段を、各テスタチャンネル毎
に備えるICテスタに利用されるタイミングデータ転送
回路であって、基本データ記憶手段は、前記ICテスタ
の各テスタチャンネルと前記被測定デバイスの各端子と
の接続関係に関する接続データ、及び前記被測定デバイ
スの試験のための基本タイミングデータ、を格納し、補
正用データ記憶手段は、前記基本タイミングデータを前
記各テスタチャンネル毎に補正するための補正用タイミ
ングデータを格納し、前記各テスタチャンネル毎の複数
の加算手段は、前記基本データ記憶手段に格納された基
本タイミングデータと、前記補正用データ記憶手段に格
納された前記各テスタチャンネル毎の補正用タイミング
データと、を前記各テスタチャンネル毎に加算し、補正
済データ記憶手段は、前記複数の加算手段によって算出
された前記各テスタチャンネル毎の補正済タイミングデ
ータを格納し、前記各テスタチャンネル毎のタイミング
発生手段に対して出力し、制御手段は、前記基本データ
記憶手段に格納された接続データに基づいて、前記被測
定デバイスの複数の被測定端子と接続された複数の前記
ICテスタのテスタチャンネルを特定し、該特定された
複数のテスタチャンネルに対応する前記補正用データ記
憶手段の複数の格納領域、前記補正済データ記憶手段の
複数の格納領域、及び複数の前記加算手段、を前記特定
された複数のテスタチャンネルに対して並列的に同時に
制御する。
【0034】請求項2記載の発明は、被測定デバイス試
験用の各種波形信号の出力タイミングを決定するための
タイミングエッジを生成するタイミング発生手段を、各
テスタチャンネル毎に備えるICテスタに利用されるタ
イミングデータ転送方法であって、前記ICテスタの各
テスタチャンネルと前記被測定デバイスの各端子との接
続関係に関する接続データ、及び前記被測定デバイスの
試験のための基本タイミングデータ、を基本データ記憶
手段に格納し、前記基本タイミングデータを前記各テス
タチャンネル毎に補正するための補正用タイミングデー
タを補正用データ記憶手段に格納し、前記基本データ記
憶手段に格納された接続データに基づいて、前記被測定
デバイスの複数の被測定端子と接続された複数の前記I
Cテスタのテスタチャンネルを特定し、該特定された複
数のテスタチャンネルに対応する前記補正用データ記憶
手段の複数の格納領域を並列的に同時に制御して、前記
基本タイミングデータと、前記特定された複数のテスタ
チャンネルに対応する前記補正用タイミングデータと、
を各テスタチャンネルに対して並列的に同時に加算し、
前記加算によって算出された前記各テスタチャンネル毎
の補正済タイミングデータを補正済データ記憶手段に格
納し、前記補正済データ記憶手段に格納された前記各テ
スタチャンネル毎の補正済タイミングデータを前記各テ
スタチャンネル毎のタイミング発生手段に並列的に同時
に転送することを特徴としている。
【0035】請求項2記載の発明のタイミングデータ転
送方法によれば、被測定デバイス試験用の各種波形信号
の出力タイミングを決定するためのタイミングエッジを
生成するタイミング発生手段を、各テスタチャンネル毎
に備えるICテスタに利用されるタイミングデータ転送
方法であって、前記ICテスタの各テスタチャンネルと
前記被測定デバイスの各端子との接続関係に関する接続
データ、及び前記被測定デバイスの試験のための基本タ
イミングデータ、を基本データ記憶手段に格納し、前記
基本タイミングデータを前記各テスタチャンネル毎に補
正するための補正用タイミングデータを補正用データ記
憶手段に格納し、前記基本データ記憶手段に格納された
接続データに基づいて、前記被測定デバイスの複数の被
測定端子と接続された複数の前記ICテスタのテスタチ
ャンネルを特定し、該特定された複数のテスタチャンネ
ルに対応する前記補正用データ記憶手段の複数の格納領
域を並列的に同時に制御して、前記基本タイミングデー
タと、前記特定された複数のテスタチャンネルに対応す
る前記補正用タイミングデータと、を各テスタチャンネ
ルに対して並列的に同時に加算し、前記加算によって算
出された前記各テスタチャンネル毎の補正済タイミング
データを補正済データ記憶手段に格納し、前記補正済デ
ータ記憶手段に格納された前記各テスタチャンネル毎の
補正済タイミングデータを前記各テスタチャンネル毎の
タイミング発生手段に並列的に同時に転送する。
【0036】したがって、接続データに基づいて、被測
定デバイスの複数の被測定端子と接続されているとして
特定された複数のテスタチャンネル毎の補正済タイミン
グデータ転送処理を、並列して同時に行うことが可能で
あるため、転送回数を減少させて全体の転送時間を短縮
することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して本発
明に係るタイミングデータ転送回路の実施の形態を詳細
に説明する。
【0038】まず構成を説明する。図1は、本実施の形
態のタイミングデータ転送回路1の回路構成を示すブロ
ック図である。
【0039】この図1において、タイミングデータ転送
回路1は、ICテスタを構成する回路の内、タイミング
データ生成から転送までを担う回路であり、CPU2、
タイミングスキューメモリ3、チップセレクタ回路4、
タイミングメモリ6、と当該ICテスタの複数のテスタ
チャンネル毎の加算回路5、及びタイミング発生回路7
によって構成されている。また、図示はしないが、当該
タイミングデータ転送回路1は、ICテスタを構成する
各テスタチャンネル毎の波形整形回路、及びピンエレク
トロニクスと接続されており、更にピンエレクトロニク
スがDUTと接続されている。
【0040】図示しないDUT、波形整形回路、及びピ
ンエレクトロニクスについての説明は、図4を参照して
行ったそれぞれの説明と同様であるので省略するが、本
実施の形態のタイミングデータ転送回路1は、DUTに
対するテスト用信号の出力タイミングを設定するタイミ
ングデータを、効率よく転送することを目的としてい
る。
【0041】図1において、CPU2は、図示しない記
憶装置内の記憶媒体に記憶されている様々なDUTに対
応する各種デバイスプログラムの中から、指定されたD
UTに対応するデバイスプログラムを、図示しないRA
M(Random Access Memory)内のワークメモリに格納
し、該デバイスプログラムに従って当該ICテスタの各
ハードウェアを制御する。また、CPU2は、前記記憶
装置内の記憶媒体から入力される、前記図5に示すよう
な構成のアダプターボードデータを、CPUメモリ2a
に一時格納してチップセレクタ回路4に対して出力す
る。同様に、CPU2は、前記記憶装置内の記憶媒体か
ら入力される、前記図6に示すような構成のタイミング
データを、CPUメモリ12bに一時格納して、各テス
タチャンネルに対応する加算回路5に対して出力する。
【0042】タイミングスキューメモリ3は、前記記憶
装置内の記憶媒体から入力される、前記図7に示すよう
な構成のタイミングスキューデータを格納し、各テスタ
チャンネルに対応する加算回路5に対して出力する。図
1においては、タイミングスキューメモリ3内部に、タ
イミングスキューデータが格納されている様子を模式的
に表している。このタイミングスキューデータは、前記
デバイスプログラム内のタイミングデータに補正を加え
るためのデータである。すなわち、タイミングスキュー
データは、各テスタチャネルのタイミング発生回路7か
らDUT(図示外)の各入出力ピンまでの各信号伝送経
路を伝送される信号間に発生する時間のずれ(スキュ
ー)を補正するために、DUT17の各入出力ピンでの
各種波形の発生タイミング、出力比較用ストローブ(良
否を判定する際の時間位置を規定する値)の発生時間の
ずれを補正するためのデータである。
【0043】チップセレクタ回路4は、CPU2内のC
PUメモリ2aから入力されるアダプターボードデータ
に基づいて、各ピングループに含まれるテスタチャンネ
ルを特定するピングループデータを生成して格納し、選
択されたピングループに含まれるテスタチャンネルに対
応するタイミングスキューメモリ3、加算回路5、及び
タイミングメモリ6のチップセレクタ信号を並列に制御
する。図1においては、チップセレクタ回路4内部に、
ピングループデータが格納されている様子を、模式的に
表している。
【0044】この図1に示すピングループデータは、概
念的に示したものであるが、「Pin Group」
“ADDRESS”に対応する複数の「Tester
Channel」が“1”,“4”,“10”,“1
5”,“31”,“40”,“60”,“61”であ
り、「Pin Group」“DATA”に対応する複
数の「Tester Channel」が“80”,…
であることを示している。このピングループデータの構
成についての詳細な説明を含め、図2を参照して、チッ
プセレクタ回路4の内部回路の構成について詳細に説明
する。
【0045】図2は、本実施の形態のタイミングデータ
転送回路1を構成するチップセレクタ回路4の回路構成
を示すブロック図である。この図2において、チップセ
レクタ回路4は、アドレス発生回路41、メモリ制御回
路42、及びピングループメモリ43によって構成され
ている。
【0046】アドレス発生回路41は、前記CPUメモ
リ2aに格納されたアダプターボードデータに基づいて
CPU2によって制御され、該アダプターボードデータ
内の各「Pin Group」毎に、対応するピングル
ープメモリ43の各アドレスを生成して、該アドレス値
をピングループメモリ43のアドレス端子ADDに対し
て出力することにより、ピングループメモリ43のアド
レス選択を制御する。
【0047】メモリ制御回路42は、前記RAM内のワ
ークメモリ(図示外)に格納されたデバイスプログラム
に従ってCPU2によって制御され、ピングループメモ
リ43のリード/ライトを制御する。
【0048】ピングループメモリ43は、アドレス発生
回路41からアドレス端子ADDに入力されるアドレス
値で示されるアドレスに、CPU2内のCPUメモリ2
aに格納されるアダプターボードデータに基づくピング
ループデータを、メモリ制御回路42からリードライト
端子R/Wに入力されるライト信号によって書き込む。
このピングループメモリ43に書き込まれるピングルー
プデータの例を、該ピングループデータがピングループ
メモリ43内に格納されていることを示す模式図とし
て、図2中に示す。
【0049】図2に示すピングループデータは、DUT
の各入出力ピンの属性(アドレス、データ、モード、ク
ロック等)を示してグループ分けをするための「Pin
Group」、及び当該ICテスタにおけるテスタチ
ャンネルを識別するための「Tester Chann
el」の「0,1,2,…,80,…」の各テスタチャ
ンネルがそれぞれの「Pin Group」に含まれる
か、否かの各データ(含まれる場合に“1”、含まれな
い場合に“0”)がそれぞれ対応づけられて複数存在す
ることにより構成されている。このピングループデータ
は、各「PinGroup」に含まれる「Tester
Channel」を特定するためのデータである。
【0050】図2に示す例では、「Pin Grou
p」“ADDRESS”の、「Tester Chan
nel」“0”に対して、“0”が対応づけられ、テス
タチャネル“0”は、“ADDRESS”ピングループ
に含まれないことを示しており、「Tester Ch
annel」“1”に対して、“1”が対応づけられ、
テスタチャネル“1”は、“ADDRESS”ピングル
ープに含まれることを示している。以下同様に、「Pi
n Group」“ADDRESS”の「Tester
Channel」“4”,“10”,“15”,“3
1”,“40”,“60”,“61”に対しては、それ
ぞれ“1”が対応づけられて、それぞれのテスタチャン
ネルが“ADDRESS”ピングループに含まれること
を示し、それ以外の全ての「Tester Chann
el」に対しては、それぞれ“0”が対応づけられて、
それぞれのテスタチャンネルが“ADDRESS”ピン
グループに含まれないことを示している。更に、「Pi
n Group」“DATA”のそれぞれの「Test
er Channel」に対しても同様であり、図示し
ない“MODE”,“CLK”等のその他の「Pin
Group」についても同様である。
【0051】また、ピングループメモリ43は、アドレ
ス発生回路41からアドレス端子ADDに入力されるア
ドレス値で示されるアドレスに格納された、前記ピング
ループデータ内の「Pin Group」に対応する
「Tester Channel」のデータを、メモリ
制御回路42からリードライト端子R/Wに入力される
リード信号によって読み出し、データ端子DATからタ
イミングスキューメモリ3、タイミングメモリ6、及び
各テスタチャンネル毎の複数の加算回路5に対して出力
する。
【0052】すなわち、図2の例に従えば、アドレス発
生回路41によって、「Pin Group」“ADD
RESS”を示すアドレス値がアドレス端子ADDに入
力された場合には、ピングループデータの値が“1”で
ある、テスタチャンネル1,4,10,15,31,4
0,60,61に対応する、タイミングスキューメモリ
3内のタイミングスキューデータが、それぞれのテスタ
チャンネルの加算回路5に対して出力される。そして、
前記ピングループデータ“1”によって選択されてい
る、テスタチャンネル1,4,10,15,31,4
0,60,61に対応する、それぞれの加算回路5は、
前記タイミングデータと前記タイミングスキューデータ
の加算を行い、それぞれの結果をそれぞれのテスタチャ
ンネル毎にタイミングメモリ6に対して出力する。
【0053】加算回路5は、図1に示すように、当該I
Cテスタの各テスタチャンネルに対応して複数備えられ
ている。各テスタチャンネルに対応する加算回路5は、
CPU2内のCPUメモリ2bから入力される、前記図
6のような構成のタイミングデータと、タイミングスキ
ューメモリ3から各テスタチャンネルに応じて入力され
るタイミングスキューデータと、を加算して補正された
タイミングデータを、各テスタチャンネルに応じてタイ
ミングメモリ6に対して出力する。
【0054】タイミングメモリ6は、加算回路5から入
力される補正されたタイミングデータを格納し、該タイ
ミングデータ内の、各テスタチャンネルに対応するタイ
ミングデータに基づいて、当該ICテスタの各テスタチ
ャンネルに対応して複数備えられている各タイミング発
生回路7によって発生されるタイミングエッジの出力タ
イミングを制御する。図1においては、タイミングメモ
リ6に、前記図9に示すタイミングデータと同様の構成
のタイミングデータが格納されていることを模式的に示
している。
【0055】タイミング発生回路7は、図1に示すよう
に、当該ICテスタの各テスタチャンネルに対応して複
数備えられている。各テスタチャンネルに対応するタイ
ミング発生回路7は、タイミングメモリ6に格納された
補正されたタイミングデータ内の、該当するテスタチャ
ンネルに対応するタイミングデータに基づいて、タイミ
ングメモリ6によってタイミング制御され、各種波形発
生のタイミングを指定するタイミングエッジ、及び出力
比較用のストローブを発生し、図示しない波形整形回路
に対して出力する。
【0056】次に動作を説明する。図3に示すフローチ
ャートに従って、図5に示す前記アダプターボードデー
タの「Pin Group」が“ADDRESS”であ
る、「Pin Name」“A0”〜“A7”の各入出
力ピンに対して、図6に示す前記タイミングデータの
「T1」のタイミングデータを転送してDUT(図示
外)をテストする場合を例として、タイミングデータ転
送回路1のタイミングデータ転送動作を説明する。
【0057】まず、CPU2は、図示しない記憶装置内
の記憶媒体に記憶されているDUTに対応するデバイス
プログラムを、図示しないRAM内のワークメモリに格
納し、また、前記DUTに対応するデバイスプログラム
に従って入力されるアダプターボードデータ、及びタイ
ミングデータを、それぞれCPUメモリ12a、CPU
メモリ12bに一時格納する。
【0058】また、タイミングスキューメモリ3には、
タイミングスキューデータが格納される。更に、CPU
2は、CPUメモリ2aに格納されたアダプターボード
データに基づいてアドレス発生回路41を制御し、該ア
ダプターボードデータ内の各「Pin Group」毎
に、対応するピングループメモリ43の各アドレスを生
成させて、該アドレス値をピングループメモリ43のア
ドレス端子ADDに対して出力させることにより、ピン
グループメモリ43のアドレス選択を制御すると同時
に、前記RAM内のワークメモリ(図示外)に格納され
たデバイスプログラムに従ってメモリ制御回路42を制
御し、ピングループメモリ43のリード/ライトを制御
する。
【0059】そして、CPU2によって間接的に制御さ
れるピングループメモリ43は、アドレス発生回路41
からアドレス端子ADDに入力されるアドレス値で示さ
れるアドレスに、CPUメモリ2aに格納されるアダプ
ターボードデータに基づくピングループデータを、メモ
リ制御回路42からリードライト端子R/Wに入力され
るライト信号によって書き込む。
【0060】以上の動作により、タイミングスキューメ
モリ3にタイミングスキューデータが格納され、チップ
セレクタ回路4内のピングループメモリ43にピングル
ープデータが格納されると、まずCPU2は、アドレス
発生回路41のアドレス値、及びメモリ制御回路42の
読み込みタイミングを制御して、ピングループメモリ4
3に格納したピングループデータを参照し、「Pin
Group」“ADDRESS”に対応する、「Tes
ter Channel」の、「1,2,3,…,8
0,…」の各ピングループデータが、“0”であるか
“1”であるかを読み出し、該ピングループデータが
“1”である当該ICテスタのテスタチャンネル1,
4,10,15,31,40,60,61を選択する
(ステップS1)。
【0061】次いで、CPU2は、前記CPUメモリ2
bに格納したタイミングデータを参照して、「Pin
Group」“ADDRESS”に対応する、「T1」
のタイミングデータ“10nS”を読み出し(ステップ
S2)、チップセレクタ回路4からのチップセレクト信
号によって選択されている、各テスタチャンネルの加算
回路5に対して出力する。
【0062】チップセレクタ回路4は、内部に格納した
ピングループデータに基づいて、データ端子DATから
チップセレクト信号を出力して、タイミングスキューメ
モリ3に格納したタイミングスキューデータを参照し、
タイミングスキューメモリ3は、ステップS1で読み出
した情報を元に、「Tester Channel」
“1”,“4”,“10”,“15”,“31”,“4
0”,“60”,“61”毎の「T1」に対応する“1
00pS”,“20pS”,“−10pS”,“−20
pS”,“−30pS”,“10pS”,“20p
S”,“30pS”を読み出し(ステップS3)、チッ
プセレクタ回路4からのチップセレクト信号によって選
択されている、各テスタチャンネルの加算回路5に対し
て出力する。
【0063】そして、チップセレクタ回路4からのチッ
プセレクト信号によって選択されている、各テスタチャ
ンネルの加算回路5は、ステップS2において読み出し
たタイミングデータ“10nS”と、ステップS3にお
いて読み出した各テスタチャンネル毎のタイミングスキ
ューデータ“100pS”,“20pS”,“−10p
S”,“−20pS”,“−30pS”,“10p
S”,“20pS”,“30pS”と、を加算して(ス
テップS4)、補正されたタイミングデータとして“1
0.10nS”,“10.02nS”,“9.99n
S”,“9.98nS”,“9.97nS”,“10.
01nS”,“10.02nS”,“10.03nS”
を、各テスタチャンネル毎に並列して、タイミングメモ
リ6に対して転送し(ステップS5)、一連のタイミン
グデータ転送動作を終了する。
【0064】以上説明した図3のフローチャートを、従
来のタイミングデータ転送回路11について説明した図
8のフローチャートと比較すれば、各テスタチャンネル
毎にタイミングデータを転送するためのループを必要と
せず、ピングループに含まれる複数のテスタチャンネル
を並列して転送可能であるため、転送時間が短縮される
ことは明らかである。
【0065】以上の動作によりタイミングメモリ6に格
納される補正されたタイミングデータの例を図1中に模
式的に示している。なお、このタイミングデータの例に
おいて、太線で囲まれた部分が、前述した動作によって
加算回路5から入力されて、格納されたデータであり、
その他のデータは参考のために表示したものであって、
前述の動作によって入力されたものではない。
【0066】以上説明したように、本実施の形態のタイ
ミングデータ転送回路1においては、CPU2は、前記
記憶装置内の記憶媒体から入力されるアダプターボード
データを、CPUメモリ2aに一時格納してチップセレ
クタ回路4に対して出力し、同様に、前記記憶装置内の
記憶媒体から入力されるタイミングデータを、CPUメ
モリ12bに一時格納して、各テスタチャンネルに対応
する加算回路5に対して出力し、タイミングスキューメ
モリ3は、前記記憶装置内の記憶媒体から入力されるタ
イミングスキューデータを格納し、各テスタチャンネル
に対応する加算回路5に対して出力し、チップセレクタ
回路4は、CPU2内のCPUメモリ2aから入力され
るアダプターボードデータに基づいて、各ピングループ
に含まれるテスタチャンネルを特定するピングループデ
ータを生成して格納し、選択されたピングループに含ま
れるテスタチャンネルに対応するタイミングスキューメ
モリ3、加算回路5、及びタイミングメモリ6のチップ
セレクタ信号を並列に制御し、各テスタチャンネルに対
応する加算回路5は、CPU2内のCPUメモリ2bか
ら入力されるタイミングデータと、タイミングスキュー
メモリ3から各テスタチャンネルに応じて入力されるタ
イミングスキューデータと、を加算して補正されたタイ
ミングデータを、各テスタチャンネルに応じてタイミン
グメモリ6に対して出力するようにした。
【0067】したがって、特定のピングループに含まれ
る、複数のテスタチャンネル毎のタイミングデータ転送
処理を、並列して行うことが可能であるため、従来のタ
イミングデータ転送回路における、選択された複数のテ
スタチャンネル毎に、補正されたタイミングデータの転
送を行うために転送回数が多くなり、その結果転送時間
が長くなってしまうという問題を解消し、転送回数を減
少させて全体の転送時間を短縮することができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1または2記載の発明によれば、
接続データに基づいて、被測定デバイスの複数の被測定
端子と接続されているとして特定された複数のテスタチ
ャンネル毎の補正済タイミングデータ転送処理を、並列
して同時に行うことが可能であるため、転送回数を減少
させて全体の転送時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のタイミングデータ転送
回路1の回路構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すタイミングデータ転送回路1を構成
するチップセレクタ回路4の回路構成を示すブロック
図。
【図3】図1に示すタイミングデータ転送回路1のタイ
ミングデータ転送動作の一例を説明するフローチャー
ト。
【図4】従来技術の一例としてのタイミングデータ転送
回路11と該タイミングデータ転送回路11と接続され
る各回路の構成を示すブロック図。
【図5】アダプターボードデータの例を示す図。
【図6】タイミングデータの例を示す図。
【図7】タイミングスキューデータの例を示す図。
【図8】図4に示すタイミングデータ転送回路11のタ
イミングデータ転送動作の一例を説明するフローチャー
ト。
【図9】補正されたタイミングデータの例を示す図。
【符号の説明】
1 タイミングデータ転送回路 2 CPU 2a CPUメモリ 2b CPUメモリ 3 タイミングスキューメモリ 4 チップセレクタ回路 41 アドレス発生回路 42 メモリ制御回路 43 ピングループメモリ 5 加算回路 6 タイミングメモリ 7 タイミング発生回路 11 タイミングデータ転送回路 12 CPU 12a CPUメモリ 12b CPUメモリ 12c CPUメモリ 13 タイミングメモリ 14 タイミング発生回路 15 波形整形回路 16 ピンエレクトロニクス 17 DUT

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定デバイス試験用の各種波形信号の出
    力タイミングを決定するためのタイミングエッジを生成
    するタイミング発生手段を、各テスタチャンネル毎に備
    えるICテスタに利用されるタイミングデータ転送回路
    であって、 前記ICテスタの各テスタチャンネルと前記被測定デバ
    イスの各端子との接続関係に関する接続データ、及び前
    記被測定デバイスの試験のための基本タイミングデー
    タ、を格納する基本データ記憶手段と、 前記基本タイミングデータを前記各テスタチャンネル毎
    に補正するための補正用タイミングデータを格納する補
    正用データ記憶手段と、 前記基本データ記憶手段に格納された基本タイミングデ
    ータと、前記補正用データ記憶手段に格納された前記各
    テスタチャンネル毎の補正用タイミングデータと、を前
    記各テスタチャンネル毎に加算する複数の加算手段と、 この複数の加算手段によって算出された前記各テスタチ
    ャンネル毎の補正済タイミングデータを格納し、前記各
    テスタチャンネル毎のタイミング発生手段に対して出力
    する補正済データ記憶手段と、 前記基本データ記憶手段に格納された接続データに基づ
    いて、前記被測定デバイスの複数の被測定端子と接続さ
    れた複数の前記ICテスタのテスタチャンネルを特定
    し、該特定された複数のテスタチャンネルに対応する前
    記補正用データ記憶手段の複数の格納領域、前記補正済
    データ記憶手段の複数の格納領域、及び複数の前記加算
    手段、を前記特定された複数のテスタチャンネルに対し
    て並列的に同時に制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするタイミングデータ転送回路。
  2. 【請求項2】被測定デバイス試験用の各種波形信号の出
    力タイミングを決定するためのタイミングエッジを生成
    するタイミング発生手段を、各テスタチャンネル毎に備
    えるICテスタに利用されるタイミングデータ転送方法
    であって、 前記ICテスタの各テスタチャンネルと前記被測定デバ
    イスの各端子との接続関係に関する接続データ、及び前
    記被測定デバイスの試験のための基本タイミングデー
    タ、を基本データ記憶手段に格納し、 前記基本タイミングデータを前記各テスタチャンネル毎
    に補正するための補正用タイミングデータを補正用デー
    タ記憶手段に格納し、 前記基本データ記憶手段に格納された接続データに基づ
    いて、前記被測定デバイスの複数の被測定端子と接続さ
    れた複数の前記ICテスタのテスタチャンネルを特定
    し、該特定された複数のテスタチャンネルに対応する前
    記補正用データ記憶手段の複数の格納領域を並列的に同
    時に制御して、前記基本タイミングデータと、前記特定
    された複数のテスタチャンネルに対応する前記補正用タ
    イミングデータと、を各テスタチャンネルに対して並列
    的に同時に加算し、 前記加算によって算出された前記各テスタチャンネル毎
    の補正済タイミングデータを補正済データ記憶手段に格
    納し、 前記補正済データ記憶手段に格納された前記各テスタチ
    ャンネル毎の補正済タイミングデータを前記各テスタチ
    ャンネル毎のタイミング発生手段に並列的に同時に転送
    することを特徴とするタイミングデータ転送方法。
JP9197308A 1997-07-23 1997-07-23 Icテスタのタイミングデータ転送回路、及びタイミングデータ転送方法 Pending JPH1138095A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005008264A1 (ja) * 2003-07-16 2005-01-27 Advantest Corporation シフトクロック発生装置、タイミング発生器、及び試験装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005008264A1 (ja) * 2003-07-16 2005-01-27 Advantest Corporation シフトクロック発生装置、タイミング発生器、及び試験装置
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