JPH1137995A - 土壌中のガス採集装置およびガス採集方法 - Google Patents

土壌中のガス採集装置およびガス採集方法

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JPH1137995A
JPH1137995A JP19549797A JP19549797A JPH1137995A JP H1137995 A JPH1137995 A JP H1137995A JP 19549797 A JP19549797 A JP 19549797A JP 19549797 A JP19549797 A JP 19549797A JP H1137995 A JPH1137995 A JP H1137995A
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JP
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gas
soil
hose
adapter
drill
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JP19549797A
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English (en)
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Sei Ishida
聖 石田
Tsugio Noda
次雄 野田
Yoshio Asakawa
良男 浅川
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SEKIYU KODAN
SEKYU KODAN
Original Assignee
SEKIYU KODAN
SEKYU KODAN
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 持ち運びが容易で、現地で簡単にガス分析を
行うことができ、地下水や土壌をガスと一緒に吸い込ん
でしまうことがない土壌中のガス採集装置およびガス採
集方法を提供する。 【解決手段】 土壌中のガス採集装置は、先端にドリル
カッタ13が取り付けられ、側部に開けられた孔21が
中空部23と連通した剛性な管1の末端にアダプタ4・
12を有し、アダプタ4に着脱可能なホースがガス採集
器と、アダプタ12に着脱可能なハンマードリル14と
を備えている。ガス採集方法は、先端にドリルカッタ1
3が取り付けられ、側部に開けられた孔21が中空部2
3と連通した剛性な管1の末端にハンマードリル14を
連結して管1を土壌中に打ち込んだ後、中空部23にホ
ースを接続しガス採集器で土壌中のガスを吸い上げて採
集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば地下資源の
探査をする際に土壌中のガスを採集する装置および方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油や天然ガスの鉱床、地下熱水地帯、
土壌汚染度などの探査をする際、土壌中のガスを採集
し、そのガスを分析することによって行われる。
【0003】土壌中のガスの採集装置として、例えば特
開平5−10935号公報には土壌に予め穿孔された穴
に挿入するための先端に吸着管を有するプローブと、吸
着管にガスを吸着させる吸引ポンプとを有する装置が開
示され、特開昭52−82288号公報には先端がらせ
ん状で側面に孔を有する掘進棒と、掘進棒を地中に打ち
込む面転力を伝える装置と、吸引ポンプで吸引したガス
の水銀濃度を調べる水銀検出装置とを有する地下資源探
査装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
装置では吸着管を交換する度にプローブを引き上げなけ
ればならないため効率が悪く、地下水や土壌が吸着管の
中に入ってしまうことがあり、後者の装置では掘進棒を
地中に打ち込む装置を地面に固定しなければならず、装
置も大型なものとなるため持ち運びが困難であり、地下
水や土壌をガスと一緒に吸い込んでしまうことがあっ
た。
【0005】本発明は前記の課題を解決するためなされ
たもので、持ち運びが容易で、現地で簡単にガス分析を
行うことができ、地下水や土壌をガスと一緒に吸い込ん
でしまうことがない土壌中のガス採集装置およびガス採
集方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の土壌中のガス採集装置は、図1に
示すように、先端にドリルカッタ13(図2参照)が取
り付けられ、側部に開けられた孔21が中空部23と連
通した剛性な管1の末端にアダプタ4・12を有し、ア
ダプタ4に着脱可能なホースがガス採集器と、アダプタ
12に着脱可能なハンマードリル14とを備えている。
【0007】前記ガス採集器が、アダプタ4に接続され
た吸気用ホース31と真空ポンプ5に接続された排気用
ホース32との間に、気密容器6に収納されたガス吸着
管30またはガス採集袋40(図4参照)を有すること
が好ましい。吸気用ホース31および排気用ホース32
に流量調節バルブ7・8が設けられていると好ましい。
アダプタ4と前記ガス採集器との間にミストトラップ2
が設けられていると、水の流入を防止できる。孔21が
金属板20(図3参照)で非接触に覆われ、孔21内に
金網フィルタ22が設けられていると土壌の流入を防止
できる。
【0008】前記の目的を達成するためになされた本発
明の土壌中のガス採集方法は、図1に示すように、先端
にドリルカッタ13が取り付けられ、側部に開けられた
孔21が中空部23と連通した剛性な管1の末端にハン
マードリル14を連結して管1を土壌中に打ち込んだ
後、中空部23にホースを接続しガス採集器で土壌中の
ガスを吸い上げて採集する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0010】図1は、本発明を適用する土壌中のガス採
集装置の実施例を示す斜視図、図2はガス採集装置の一
部品であるドリルロッド1の正面図である。
【0011】図1に示すように、地中に打ち込まれたド
リルロッド1にはホース接続用アダプタ4およびハンマ
ードリル14を接続するためのドリル接続用アダプタ1
2を交換して取り付け可能である。ハンマードリル14
には不図示の簡易発電機に接続されている。ホース接続
用アダプタ4には、ドリルロッド1から吸い上げられて
しまった水を遮断するミストトラップ2が接続されてい
る。ミストトラップ2は気体流量計3を介して吸気用ホ
ース31に接続され、ホース31の一端は透明の気密容
器6に接続されている。気密容器6内には真空ポンプ5
に接続された排気用ホース32の一端も接続されてい
る。気密容器6内でホース31およびホース32の間
に、吸着剤が充填されたガス吸着管30が接続されてい
る。ホース31には気体流量を調節するバルブ7が設け
られ、ホース32には同様のバルブ8が設けられてい
る。ホース31およびホース32にはバイパス管11が
連結され、バイパス管11には同様のバルブ9が設けら
れている。気密容器6には容器内の圧力を表示する圧力
ゲージ10が取り付けられている。
【0012】ドリルロッド1は、末端近辺の中空部23
にねじ溝が設けられ、先端にドリルカッタ13(図2参
照)が取り付けられている。ドリルロッド1の側部に
は、図3に示すように、中空部23に連通し土壌中のガ
スを吸い込むガス吸引孔21が開けられている。ガス吸
引孔21は、ボルトで固定された金属板20で隙間を有
して覆われ、ガス吸引孔21内には金網フィルタ22が
設けられ、土壌の進入を防止している。
【0013】本発明の土壌中のガス採集方法は以下のよ
うにして実施する。
【0014】図1に示すように、ドリルロッド1の中空
部23にドリル接続用アダプタ12をねじ込み、ハンマ
ードリル14を連結し作動して、ドリルロッド1を土壌
中に打ち込む。その後、ドリル接続用アダプタ12をホ
ース接続用アダプタ4に付け換えて、上記したガス採集
装置を組み立てる。バルブ7・8を閉じバルブ9を開い
てドリルロッド1の中空部23の空気を抜き、安定して
からバルブ9を閉じバルブ7・8を開いてガス吸着管3
0内の吸着剤に土壌中のガスを吸着させ、採集する。必
要により土壌中のガスに大気中の空気が混合するのを防
止するため、ドリルロッド1周囲の地面に溶かした寒天
35を散布する。
【0015】図4は、図1のガス採集装置においてガス
吸着管30の代わりにガス採集袋40を使用した例を示
す正面図である。同図に示すように、気密容器6内でホ
ース31にガス採集袋40がピンチコックで止めて取り
付けられ、ホース32は開放されている。ガス採集袋4
0で土壌中のガスを採集する場合には、バルブ7・8を
閉じバルブ9を開いてドリルロッド1の中空部23の空
気を抜き、安定してからバルブ9を閉じバルブ7・8を
開くと、気密容器6内の圧力が下がってガス採集袋40
に土壌中のガスが採集される。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明のガ
ス採集装置および方法で土壌中のガス採集を行うと、装
置が小型軽量で持ち運びが容易であるため、簡易発電機
およびガス分析器を一緒に持参すれば現地で簡単にガス
分析を行うことができる。吸着剤の異なるガス吸着管を
容易に交換でき、吸着剤に吸着され難いガスはガス採集
袋に採集することができ採集作業が簡単である。土壌中
に打ち込むドリルロッドを金属板で覆い、ガス吸引孔に
金網を設けることにより泥等の進入を防止でき、ミスト
トラップを使用することによりガス吸着管への水の進入
を防止できる。このガス採集装置は、市販された部品の
一部を加工するのみで得られるため安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する土壌中のガス採集装置の実施
例を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用する土壌中のガス採集装置の実施
例の一部品を示す正面図である。
【図3】本発明を適用する土壌中のガス採集装置の実施
例の一部品を示す断面図である。
【図4】本発明を適用する土壌中のガス採集装置の別の
実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1はドリルロッド、2はミストトラップ、3は気体流量
計、4はホース接続用アダプタ、5は真空ポンプ、6は
気密容器、7・8・9はバルブ、10は圧力ゲージ、1
1はバイパス管、12はドリル接続用アダプタ、13は
ドリルカッタ、14はハンマードリル、20は金属板、
21はガス吸引孔、22は金網フィルタ、23は中空
部、30はガス吸着管、31は吸気用ホース、32は排
気用ホース、35は寒天、40はガス採集袋である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にドリルカッタが取り付けられ、側
    部に開けられた孔が中空部と連通した剛性な管の末端に
    アダプタを有し、該アダプタに着脱可能なホースがガス
    採集器と、該アダプタに着脱可能なハンマードリルとを
    備えていることを特徴とする土壌中のガス採集装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス採集器が、前記アダプタに接続
    された吸気用ホースと真空ポンプに接続された排気用ホ
    ースとの間に、気密容器に収納されたガス吸着管または
    ガス採集袋を有することを特徴とする請求項1に記載の
    ガス採集装置。
  3. 【請求項3】 前記吸気用ホースおよび前記排気用ホー
    スに流量調節バルブが設けられていることを特徴とする
    請求項2に記載のガス採集装置。
  4. 【請求項4】 前記アダプタと前記ガス採集器との間に
    ミストトラップが設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のガス採集装置。
  5. 【請求項5】 前記孔が金属板で非接触に覆われ、前記
    孔内に金網フィルタが設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載のガス採集装置。
  6. 【請求項6】 先端にドリルカッタが取り付けられ、側
    部に開けられた孔が中空部と連通した剛性な管の末端に
    ハンマードリルを連結して該管を土壌中に打ち込んだ
    後、該中空部にホースを接続しガス採集器で土壌中のガ
    スを吸い上げて採集することを特徴とする土壌中のガス
    採集方法。
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